JPH038840A - 編地の製造方法およびこれに使用するダブルニット丸編機 - Google Patents
編地の製造方法およびこれに使用するダブルニット丸編機Info
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- JPH038840A JPH038840A JP1138017A JP13801789A JPH038840A JP H038840 A JPH038840 A JP H038840A JP 1138017 A JP1138017 A JP 1138017A JP 13801789 A JP13801789 A JP 13801789A JP H038840 A JPH038840 A JP H038840A
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- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 9
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 abstract 1
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- 208000014674 injury Diseases 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B9/00—Circular knitting machines with independently-movable needles
- D04B9/06—Circular knitting machines with independently-movable needles with needle cylinder and dial for ribbed goods
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B15/00—Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
- D04B15/06—Sinkers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Knitting Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、編地を製造する方法およびこの方法を実施す
るためのダブルニット丸編機に関する。
るためのダブルニット丸編機に関する。
[従来の技術]
一般的なダブルニット丸編機では、編地を製造するとき
にシリンダー針およびダイアル針が運動している間、新
しいループが、滑り降りて針幹へ移動し、種々の組織柄
を編成するようになっている。
にシリンダー針およびダイアル針が運動している間、新
しいループが、滑り降りて針幹へ移動し、種々の組織柄
を編成するようになっている。
これらのダブルニット丸編機で編成される組織柄におい
て、特に、リブ組織を編成している場合には糸がなんら
かの事故によって切れると、必ず編地が落下してしまう
。これ等のトラブルによって編地が落下したとき、元の
稼働状態に戻すには、落下した編地の切断端部を少なく
とも2本ないし3本間隔に編針に引っかけて編機を徐々
に回しながら修復するという煩わしい作業を行なわなけ
ればならない。
て、特に、リブ組織を編成している場合には糸がなんら
かの事故によって切れると、必ず編地が落下してしまう
。これ等のトラブルによって編地が落下したとき、元の
稼働状態に戻すには、落下した編地の切断端部を少なく
とも2本ないし3本間隔に編針に引っかけて編機を徐々
に回しながら修復するという煩わしい作業を行なわなけ
ればならない。
実開昭63−42186号には、シンカーを用いたダブ
ルニット丸編機が提案されており、上述した課題をシン
カーを使用することによって解決している。
ルニット丸編機が提案されており、上述した課題をシン
カーを使用することによって解決している。
[発明が解決しようとする課題]
しかし、この考案においては、シンカーが編機の内方へ
前進したとき、シンカー前端部分とダイアルの間隔が著
しく狭くなり、この間隔を広げるためにダイアルを上方
へ移動させないと厚みのある編地を編成することができ
なかった。
前進したとき、シンカー前端部分とダイアルの間隔が著
しく狭くなり、この間隔を広げるためにダイアルを上方
へ移動させないと厚みのある編地を編成することができ
なかった。
また、シンカーは編針に対して直角に配されているので
、シンカー前端部分を案内するためのシリンダー上のシ
ンカー・レストリングの側壁が、僅かしかない。そのた
めシンカーの動きが非常に不安定になっていた。
、シンカー前端部分を案内するためのシリンダー上のシ
ンカー・レストリングの側壁が、僅かしかない。そのた
めシンカーの動きが非常に不安定になっていた。
本発明の第1の目的は、編地を編成する過程において、
シリンダー針に対して斜め内方へ10度ないし45度傾
斜して運動するシンカーが、ダイアル針のフックからク
リアーしようとしているループを斜め内方の下方へ押す
ことによって、ループの脱出を助け、これによってダイ
アル側のカブリ傷を防止すると共に、しかも編地が落下
した際、元の稼働状態に戻す操作が容易かつ簡単に行な
わせるようにすることである。
シリンダー針に対して斜め内方へ10度ないし45度傾
斜して運動するシンカーが、ダイアル針のフックからク
リアーしようとしているループを斜め内方の下方へ押す
ことによって、ループの脱出を助け、これによってダイ
アル側のカブリ傷を防止すると共に、しかも編地が落下
した際、元の稼働状態に戻す操作が容易かつ簡単に行な
わせるようにすることである。
本発明の第2の目的は、この方法に使用するダブルニッ
ト丸編機を提供することである。
ト丸編機を提供することである。
[課題を解決するための手段]
本発明の編地の製造方法は、シリンダー針とダイアル針
とシンカーを使用して行う丸編機における編地の製造方
法であって、一編成サイクル中、シリンダー針の下降、
ダイアル針の前進に伴なってフック部で糸を捕捉した後
、オールドループをクリアし新しいループが形成される
際、シンカーを外方斜め上方へ後退させることによりシ
ンカートップをシリンダー針よりも上方へ位置させ、ま
た、シリンダー針が上昇するのに伴ないループがステム
に移行されて所望の安全高さまで上昇した際、シンカー
を内方斜め下方へ前進させることによりシンカーをシリ
ンダー針よりも下方へ位置させることを特徴とする。
とシンカーを使用して行う丸編機における編地の製造方
法であって、一編成サイクル中、シリンダー針の下降、
ダイアル針の前進に伴なってフック部で糸を捕捉した後
、オールドループをクリアし新しいループが形成される
際、シンカーを外方斜め上方へ後退させることによりシ
ンカートップをシリンダー針よりも上方へ位置させ、ま
た、シリンダー針が上昇するのに伴ないループがステム
に移行されて所望の安全高さまで上昇した際、シンカー
を内方斜め下方へ前進させることによりシンカーをシリ
ンダー針よりも下方へ位置させることを特徴とする。
好ましくは、シンカーのシンカートップのレベルが、シ
リンダー針に刻して常に直角に交差すると共に内方もし
くは外方の運動により漸次上方もしくは下方へ移動する
ようなものである。
リンダー針に刻して常に直角に交差すると共に内方もし
くは外方の運動により漸次上方もしくは下方へ移動する
ようなものである。
本発明のダブルニット丸編機は、シリンダー針を収容す
るシリンダーと、ダイアル針を収容するダイアルと、シ
リンダー上端部およびシンカーダイアル上の半径方向に
摺動可能に収容されシリンダー針と協働するシンカーと
、シンカーを作動もしくは制御するシンカーカムとを有
し、前記シリンダー針がヤーンキャリアを経て供給され
た糸を編成する丸編機であって、前記シンカーを作動も
しくは制御するシンカーカムの保持手段およびシンカー
の案内・摺動手段が、逆せっ頭内錐台状に形成されてい
ることを特徴とする。
るシリンダーと、ダイアル針を収容するダイアルと、シ
リンダー上端部およびシンカーダイアル上の半径方向に
摺動可能に収容されシリンダー針と協働するシンカーと
、シンカーを作動もしくは制御するシンカーカムとを有
し、前記シリンダー針がヤーンキャリアを経て供給され
た糸を編成する丸編機であって、前記シンカーを作動も
しくは制御するシンカーカムの保持手段およびシンカー
の案内・摺動手段が、逆せっ頭内錐台状に形成されてい
ることを特徴とする。
好ましくは、シンカーカムの保持手段およびシンカーの
案内・摺動手段が、10度ないし45度の傾斜角度を有
するようなものである。
案内・摺動手段が、10度ないし45度の傾斜角度を有
するようなものである。
[作用]
本発明によれば、編針のフック部が糸を捕捉して編目を
形成する過程では、シンカーを外方へ後退させることに
よってシンカートップが上方へ移動する。そして形成さ
れた編目がシリンダー針のステムへ移行させて所望の安
全位置までシリンダー針が移行する過程では、シンカー
を内方へ前進させることによりシンカートップが下方へ
移動する。
形成する過程では、シンカーを外方へ後退させることに
よってシンカートップが上方へ移動する。そして形成さ
れた編目がシリンダー針のステムへ移行させて所望の安
全位置までシリンダー針が移行する過程では、シンカー
を内方へ前進させることによりシンカートップが下方へ
移動する。
このようにシンカーが漸次上方もしくは下方へ移動する
ことにより、ループの脱出を助け、ダイアル側のカブリ
傷を防止すると共に、編地が落下した際、元の稼働状態
に戻す操作が容易かつ簡単になる。
ことにより、ループの脱出を助け、ダイアル側のカブリ
傷を防止すると共に、編地が落下した際、元の稼働状態
に戻す操作が容易かつ簡単になる。
[実施例]
以下、添付の図面に基づき本発明の詳細な説明する。
第1図は編成部の要部を示した縦断面図であり、図にお
いて符号lはシリンダーを示す。
いて符号lはシリンダーを示す。
シリンダー1の外周には、円形に並んだ軸線方向に延び
る多数の針溝1aが形成されている。各針溝1aには垂
直方向に滑動自在なシリンダー針2が収容されている。
る多数の針溝1aが形成されている。各針溝1aには垂
直方向に滑動自在なシリンダー針2が収容されている。
各シリンダー針2は少なくとも一個の作動用バット2a
を有する。
を有する。
編成時にシリンダー針2と協動するダイアル針3は水平
方向に配設され、ダイアル4において半径方向に摺動自
在である。
方向に配設され、ダイアル4において半径方向に摺動自
在である。
上記回転シリンダー1はベツド5内に回転可能に収容さ
れている駆動ギヤー6に固定されており、一方ダイアル
4はニードルダイアルハブ7に連結されている。これら
のシリンダー1およびダイアル4は機械に配置されてい
る駆動源から駆動されるとき通常同速的に回転する。
れている駆動ギヤー6に固定されており、一方ダイアル
4はニードルダイアルハブ7に連結されている。これら
のシリンダー1およびダイアル4は機械に配置されてい
る駆動源から駆動されるとき通常同速的に回転する。
上記回転シリンダー1の上端部には、内方への下向き傾
斜部1bが形成されており、かつ下向き傾斜部と平行な
シンカー溝ICが刻設されている。
斜部1bが形成されており、かつ下向き傾斜部と平行な
シンカー溝ICが刻設されている。
シリンダー1の上端部の外側には、シリンダー1に固定
されているシンカーダイアル14が設けられている。こ
のシンカーダイアル14は、シリンダー1の上端部シン
カー溝1cと同様に内方への下向き傾斜部を有し、かつ
、その下向き傾斜部と平行にシンカー溝14aが同じ傾
きで刻設されている。これらシリンダー1の上端部シン
カー溝ICおよびシンカーダイアル14の下向き傾斜部
シンカー溝14aはシンカー15の案内・摺動手段を構
成する。
されているシンカーダイアル14が設けられている。こ
のシンカーダイアル14は、シリンダー1の上端部シン
カー溝1cと同様に内方への下向き傾斜部を有し、かつ
、その下向き傾斜部と平行にシンカー溝14aが同じ傾
きで刻設されている。これらシリンダー1の上端部シン
カー溝ICおよびシンカーダイアル14の下向き傾斜部
シンカー溝14aはシンカー15の案内・摺動手段を構
成する。
シリンダー1と対向するカムホルダー8には、シリンダ
ー針2を作動または制御させる少なくとも1個の制御カ
ム9が設けられている。カムホルダー8はカムリング1
0上に取り付けられている。
ー針2を作動または制御させる少なくとも1個の制御カ
ム9が設けられている。カムホルダー8はカムリング1
0上に取り付けられている。
また、ダイアル4と対向するダイアルカムホルダー11
には、ダイアル針3を作動または制御させろ少なくとも
1個の制御カム12が設けられている。ダイアルカムホ
ルダー11はニードルダイアルキャップ13に取り付け
られている。
には、ダイアル針3を作動または制御させろ少なくとも
1個の制御カム12が設けられている。ダイアルカムホ
ルダー11はニードルダイアルキャップ13に取り付け
られている。
編成時にシリンダー針2およびダイアル針3と協働する
シンカー15は、シリンダー1の上端部とシンカーダイ
アル14上において半径方向に摺動自在である。
シンカー15は、シリンダー1の上端部とシンカーダイ
アル14上において半径方向に摺動自在である。
シンカー16はシンカーキャップ・16に装着されてい
るシンカーカム17によって制御される。
るシンカーカム17によって制御される。
シンカーキャップ16はキャップリング18内に収容さ
れ、シンカーカム17の保持手段を構成する。このシン
カーキャップ16は、その内径部分が前記シリンダー1
の上端部1cおよびシンカーダイアル14の下向き傾斜
部14 aと同様に内方への下向き傾斜部を有する。
れ、シンカーカム17の保持手段を構成する。このシン
カーキャップ16は、その内径部分が前記シリンダー1
の上端部1cおよびシンカーダイアル14の下向き傾斜
部14 aと同様に内方への下向き傾斜部を有する。
上記シリンダー1の上端部、シンカー15.シンカーダ
イアル14.シンカーカム17およびシンカーキャップ
16の内径部の傾斜角度は10度ないし45度であり、
好ましくは、15度ないし30度であり、より好ましく
は約20度の下向き傾斜であることである。
イアル14.シンカーカム17およびシンカーキャップ
16の内径部の傾斜角度は10度ないし45度であり、
好ましくは、15度ないし30度であり、より好ましく
は約20度の下向き傾斜であることである。
上記カムリング10上には等間隔に配されたサポート1
9があり、前記キャップリング18を固定している。
9があり、前記キャップリング18を固定している。
第2図に示すように、本発明に係わるシンカー15の前
端部分には、水平方向にニッティングフェイスもしくは
シンカートップ15aと、シリンダー1の上端部のシン
カー溝ICに案内される下面傾斜部15bと、スロート
15cおよびノーズ15dとが設けられている。
端部分には、水平方向にニッティングフェイスもしくは
シンカートップ15aと、シリンダー1の上端部のシン
カー溝ICに案内される下面傾斜部15bと、スロート
15cおよびノーズ15dとが設けられている。
また、シンカー15の制御後端部分には、シンカーダイ
アル14のシンカー溝14aに案内される下面傾斜部1
5eおよびそれと平行している制御バラ)15fとが設
けられている。
アル14のシンカー溝14aに案内される下面傾斜部1
5eおよびそれと平行している制御バラ)15fとが設
けられている。
第3図は本願発明に係わる編成過程の一部を展開して概
略的に示したシリンダー針、ダイアル針およびシンカー
の動作軌跡図であり、第4図ないし第10図は第3図に
おける4−4断面ないし10−10断面を示した編成説
明図である。
略的に示したシリンダー針、ダイアル針およびシンカー
の動作軌跡図であり、第4図ないし第10図は第3図に
おける4−4断面ないし10−10断面を示した編成説
明図である。
第3図において、実線50はシリンダー針2のフック先
端部を示し、点線51はダイアル針3のフック先端部の
動作軌跡を示す。−点鎖線52はシンカートップ15a
の上下運動の動作軌跡を示し、二点鎖線53はシリンダ
ー針の背面を基準としてシンカースロート15cの動作
軌跡を示している。54は供給系であり、これ等の糸条
は各給糸口に設けられたそれぞれのヤーンキャリア20
(第1図参照)によりシリンダー針2およびダイアル針
3に供給されるようになっている。
端部を示し、点線51はダイアル針3のフック先端部の
動作軌跡を示す。−点鎖線52はシンカートップ15a
の上下運動の動作軌跡を示し、二点鎖線53はシリンダ
ー針の背面を基準としてシンカースロート15cの動作
軌跡を示している。54は供給系であり、これ等の糸条
は各給糸口に設けられたそれぞれのヤーンキャリア20
(第1図参照)によりシリンダー針2およびダイアル針
3に供給されるようになっている。
上述の編成動作を説明すると、第4図(4−4断面)に
示すように、シリンダー針2が上昇し、ダイアル針3が
外方へ前進する。この時、シンカー15はスロート15
cがシリンダー針2の背部とほぼ一致した位置にある。
示すように、シリンダー針2が上昇し、ダイアル針3が
外方へ前進する。この時、シンカー15はスロート15
cがシリンダー針2の背部とほぼ一致した位置にある。
第5図(5−5断面)に示すように、更にシリンダー針
2が上昇すると共にダイアル針3も更に外方へ前進し、
これに伴フてそれぞれ針フック2a、3a内のオールド
ループによりラッチ2b。
2が上昇すると共にダイアル針3も更に外方へ前進し、
これに伴フてそれぞれ針フック2a、3a内のオールド
ループによりラッチ2b。
3bが開放される。この時、シンカー15は第4図(4
−4断面)と同様な状態を持続しながら横方向へ移行す
る。
−4断面)と同様な状態を持続しながら横方向へ移行す
る。
次に、第6図(6−6断面)に示すように、シリンダー
針2が上昇し続けて最高位置に達し、ダイアル針3もほ
ぼ外方へ最も前進し、これに伴ってそれぞれ編針のラッ
チ2b、3bを開放したオールドループがラッチ先端か
ら滑り降りてステム2c、3cへ移行する。この時、シ
ンカー15は第5図(5−5断面)と同様な状態を持続
しながら横方向へ移行する。
針2が上昇し続けて最高位置に達し、ダイアル針3もほ
ぼ外方へ最も前進し、これに伴ってそれぞれ編針のラッ
チ2b、3bを開放したオールドループがラッチ先端か
ら滑り降りてステム2c、3cへ移行する。この時、シ
ンカー15は第5図(5−5断面)と同様な状態を持続
しながら横方向へ移行する。
次に、第7図(7−7断面)に示すように、シリンダー
針2の下降に伴って針フツク部2aで糸条54を捕捉し
、ラッチ2bがオールドループにより持ち上げられて閉
鎖し始める。ダイアル針3も内方へ後退するのに伴って
糸条54を針フツク3a内に捕捉し、オールドループに
よりラッチ3bが閉鎖し始める。この時、シンカー15
は外方斜め上方へ後退するので、シンカートップ15a
も上方へ移動する。
針2の下降に伴って針フツク部2aで糸条54を捕捉し
、ラッチ2bがオールドループにより持ち上げられて閉
鎖し始める。ダイアル針3も内方へ後退するのに伴って
糸条54を針フツク3a内に捕捉し、オールドループに
よりラッチ3bが閉鎖し始める。この時、シンカー15
は外方斜め上方へ後退するので、シンカートップ15a
も上方へ移動する。
次に、第8図(8−8断面)に示すように、シリンダー
針2が下降してオールドループによりラッチ2bが完全
に閉じられ、針フツク2a内に糸条54を収容する。ダ
イアル針3には、ラッチ3bが開放された針の胸部に糸
条54が供給される。
針2が下降してオールドループによりラッチ2bが完全
に閉じられ、針フツク2a内に糸条54を収容する。ダ
イアル針3には、ラッチ3bが開放された針の胸部に糸
条54が供給される。
この時、シンカー8は更に外方斜め上方へ後退するので
、シンカートップ15aも上方へ移動する。
、シンカートップ15aも上方へ移動する。
次に、第9図(9−9断面)に示すように、シリンダー
針2が下降するのに伴って針フツク2a内の糸条54が
引き下げられ、オールドループをクリアし、最低位置く
ステッチ最下点)へ導かれる。更にダイアル針3は内方
へ後退し続ける。この時、シンカー16は最も外方斜め
上方へ後退するので、シンカートップ15aも最も高い
位置に達する。
針2が下降するのに伴って針フツク2a内の糸条54が
引き下げられ、オールドループをクリアし、最低位置く
ステッチ最下点)へ導かれる。更にダイアル針3は内方
へ後退し続ける。この時、シンカー16は最も外方斜め
上方へ後退するので、シンカートップ15aも最も高い
位置に達する。
次に、第10図(10−10断面)に示すように、シリ
ンダー針2が上昇し、ダイアル針3が最も内方へ後退す
る。この時、シンカー15が内方斜め下方へ前進するこ
とによって編地をスロート15cで内方へ押し込み、キ
ャスト・オフするダイアル針3上のループの脱出を助け
る。
ンダー針2が上昇し、ダイアル針3が最も内方へ後退す
る。この時、シンカー15が内方斜め下方へ前進するこ
とによって編地をスロート15cで内方へ押し込み、キ
ャスト・オフするダイアル針3上のループの脱出を助け
る。
更にシリンダー針2が上昇し、ダイアル針3が前進し始
めると、第4図(4−4断面)に示す状態に戻り、1サ
イクルの編成動作が終了する。
めると、第4図(4−4断面)に示す状態に戻り、1サ
イクルの編成動作が終了する。
上述した1編成サイクルの編成動作を繰り返しながら編
地が形成される。
地が形成される。
上記実施例は本発明の例示に過ぎず、特許請求の範囲の
範囲内で様々な改良、変更、修正が可能である。
範囲内で様々な改良、変更、修正が可能である。
例えば、編針としてラッチ釘だけでなく、制御カムに必
要な変更を加えた上で複合針を使用することができる。
要な変更を加えた上で複合針を使用することができる。
また、ジャカード装置を併設することが出来る。
柄出しのためには、それ自体公知のパターンホイール、
パターンドラム、電子柄出し装置などを使用することが
できる。
パターンドラム、電子柄出し装置などを使用することが
できる。
また、シンカーの形状も第2図に示すものに限定されな
い。例えば、シンカー溝に必要な変更を加えた上で第1
1図に示すような形状とすることもできる。
い。例えば、シンカー溝に必要な変更を加えた上で第1
1図に示すような形状とすることもできる。
このシンカ−1500前端部分には、水平方向にニッテ
ィングフェイスもしくはシンカートップ150aと、シ
リンダー1の上端部のシンカー溝ICに案内される下面
傾斜部150bと、スロート150cおよびノーズ15
0dとが設けられている。
ィングフェイスもしくはシンカートップ150aと、シ
リンダー1の上端部のシンカー溝ICに案内される下面
傾斜部150bと、スロート150cおよびノーズ15
0dとが設けられている。
また、シンカー150の制御後端部分には、シンカーダ
イアル14のシンカー溝14aに案内される下面傾斜部
150eおよびそれと平行している制御バラ)150f
とが設けられている。
イアル14のシンカー溝14aに案内される下面傾斜部
150eおよびそれと平行している制御バラ)150f
とが設けられている。
このシンカー150が第2図のシンカー15と異なるの
は、前端下面傾斜部と後端傾斜部が一直線になっている
ことである。
は、前端下面傾斜部と後端傾斜部が一直線になっている
ことである。
[効果コ
本発明によれば、ダブルニット九編機に傾斜運動させる
シンカーを使用することによって、特に、リブ組織の編
成中に糸切れによって編地が落ちてもシングルニット丸
編機と同様に、糸を通した後、編機をスタートさせるだ
けで編み下げることが可能となった。
シンカーを使用することによって、特に、リブ組織の編
成中に糸切れによって編地が落ちてもシングルニット丸
編機と同様に、糸を通した後、編機をスタートさせるだ
けで編み下げることが可能となった。
また、シンカーが内方斜め下方へ傾斜運動するのでシン
カートップの先端部とニードルダイアルの隙間を広くす
ることができ、これによって編成された編地が通過し易
くなるので、巻取り張力も掛けやすくなり、高品質の編
地の生産が可能となると共に厚みのある編地が得られる
ようになった。
カートップの先端部とニードルダイアルの隙間を広くす
ることができ、これによって編成された編地が通過し易
くなるので、巻取り張力も掛けやすくなり、高品質の編
地の生産が可能となると共に厚みのある編地が得られる
ようになった。
このように、本発明はダブルット九編機にシングルニッ
ト機のシンカー機能を装置し、しかもそのシンカーを傾
斜運動させることにより従来技術のダブルニット機と同
等もしくはそれ以上の機能を備えている。
ト機のシンカー機能を装置し、しかもそのシンカーを傾
斜運動させることにより従来技術のダブルニット機と同
等もしくはそれ以上の機能を備えている。
附図は本発明の実施例を示したものである。
第1図は編成部の要部を示した縦断面図であり、第2図
は第1図のシンカ一部を抜粋して示したシンカーの立面
図であり、第3図は編成過程の一部を展開して概略的に
示したシリンダー針とダイアル針とシンカーの動作軌跡
図であり、第4図ないし第10図は第3図における4−
4断面ないし10−10断面を示した編成説明図である
。 第11図はシンカーの別の実施例に係る立面図である。 15゜ (15a。 15b。 15c。 15 d 。 15 e 。 15 f 。 17゜ シンカー 、シンカートップ1 、前端の下面傾斜部、 スロート、 ノーズ1 、後端の下面傾斜部1 、制御バット) シンカーカム 290.シリンダー針 (2a、、、フック、 2c、、、ステム) 301.ダイアル針 (3a、、、フック、 3c、、、ステム) 2b、、、ラッチ、 3b。 ラッチ、 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 0 第 0 図
は第1図のシンカ一部を抜粋して示したシンカーの立面
図であり、第3図は編成過程の一部を展開して概略的に
示したシリンダー針とダイアル針とシンカーの動作軌跡
図であり、第4図ないし第10図は第3図における4−
4断面ないし10−10断面を示した編成説明図である
。 第11図はシンカーの別の実施例に係る立面図である。 15゜ (15a。 15b。 15c。 15 d 。 15 e 。 15 f 。 17゜ シンカー 、シンカートップ1 、前端の下面傾斜部、 スロート、 ノーズ1 、後端の下面傾斜部1 、制御バット) シンカーカム 290.シリンダー針 (2a、、、フック、 2c、、、ステム) 301.ダイアル針 (3a、、、フック、 3c、、、ステム) 2b、、、ラッチ、 3b。 ラッチ、 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 0 第 0 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、シリンダー針(2)とダイアル針(3)とシンカー
(15)を使用して行う丸編機による編地の製造方法で
あって、一編成サイクル中、シリンダー針(2)の下降
、ダイアル針(3)の前進に伴なってフック部(2b、
3b)で糸を捕捉した後、オールドループをクリアし新
しいループが形成される際、シンカー(15)を外方斜
め上方へ後退させることによりシンカートップ(15a
)をシリンダー針(2)よりも上方へ位置させ、また、
シリンダー針(2)が上昇するのに伴なってループがス
テムに移行されて所望の安全高さまで上昇した際、シン
カー(15)を内方斜め下方へ前進させることによりシ
ンカー(15)をシリンダー針(2)よりも下方へ位置
させることを特徴とする丸編機による編地の製造方法。 2、前記シンカーのシンカートップ(15a)のレベル
が、シリンダー針(2)に対して常に直角に交差すると
共に内方もしくは外方の運動により漸次上方もしくは下
方へ移動する請求項第1項記載の編地の製造方法。 3、シリンダー針(2)を収容するシリンダー(1)と
、ダイアル針(3)を収容するダイアル(4)と、シリ
ンダー上端部およびシンカーダイアル(7)上の半径方
向に摺動可能に収容されシリンダー針(2)と協働する
シンカー(15)と、シンカー(15)を作動もしくは
制御するシンカーカム(17)とを有し、前記シリンダ
ー針(2)がヤーンキャリアを経て供給された糸を編成
する丸編機であって、 前記シンカー(15)を作動もしくは制御するシンカー
カム(17)の保持手段(16)およびシンカーの案内
・摺動手段(1c、14a)が、逆せっ頭円錐台状に形
成されていることを特徴とするダブルニット丸編機。 4、シンカーカム(17)の保持手段(16)およびシ
ンカーの案内・摺動手段(1c、14a)が、10度な
いし45度の傾斜角度を有する請求項第3項記載の丸編
機。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1138017A JPH038840A (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 編地の製造方法およびこれに使用するダブルニット丸編機 |
KR1019900003891A KR970005846B1 (ko) | 1989-05-31 | 1990-03-22 | 직물의 제조방법 및 이에 사용되는 더블니트환편기 |
DE69008239T DE69008239T2 (de) | 1989-05-31 | 1990-05-31 | Doppelgestrick-Rundstrickmaschine. |
ES90305898T ES2053110T3 (es) | 1989-05-31 | 1990-05-31 | Telar circular para tejidos de punto de doble urdimbre. |
EP90305898A EP0402034B1 (en) | 1989-05-31 | 1990-05-31 | Double-knit circular knitting machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1138017A JPH038840A (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 編地の製造方法およびこれに使用するダブルニット丸編機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH038840A true JPH038840A (ja) | 1991-01-16 |
Family
ID=15212110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1138017A Pending JPH038840A (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 編地の製造方法およびこれに使用するダブルニット丸編機 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0402034B1 (ja) |
JP (1) | JPH038840A (ja) |
KR (1) | KR970005846B1 (ja) |
DE (1) | DE69008239T2 (ja) |
ES (1) | ES2053110T3 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Families Citing this family (10)
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KR100777604B1 (ko) * | 2004-02-10 | 2007-11-27 | 파이 룽 머시너리 밀 코포레이션 리미티드 | 원형 편물기 |
CN102425029B (zh) * | 2011-09-30 | 2014-01-08 | 洪荣豪 | 编织机的生克片耐磨装置 |
CN110714252B (zh) * | 2019-11-22 | 2024-05-14 | 浙江慧林智能设备有限公司 | 一种高集成电子提花选针电磁铁 |
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FR671288A (fr) * | 1928-04-17 | 1929-12-31 | Perfectionnements aux métiers circulaires à tricotage côtelé | |
US3986371A (en) * | 1970-01-16 | 1976-10-19 | Elitex, Zavody Textilniho Strojirenstvi Generalni Reditalstvi | Method for forming loops in circular knitting machines |
CS156325B1 (ja) * | 1972-03-17 | 1974-07-24 | ||
IT1072299B (it) * | 1977-01-13 | 1985-04-10 | Zini Roberto | Metodo di formazione di tessuto a maglia con platine erettili in telaio ad immagliatrici e platina formatrice per deto telaio |
EP0351935B1 (en) * | 1988-07-20 | 1994-06-29 | Precision Fukuhara Works, Ltd | Circular knitting machine for knitting fabric |
-
1989
- 1989-05-31 JP JP1138017A patent/JPH038840A/ja active Pending
-
1990
- 1990-03-22 KR KR1019900003891A patent/KR970005846B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1990-05-31 DE DE69008239T patent/DE69008239T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-05-31 ES ES90305898T patent/ES2053110T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1990-05-31 EP EP90305898A patent/EP0402034B1/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0625387U (ja) * | 1992-09-01 | 1994-04-05 | 太志 庄司 | パイル・ジャック |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES2053110T3 (es) | 1994-07-16 |
DE69008239T2 (de) | 1994-11-10 |
DE69008239D1 (de) | 1994-05-26 |
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KR970005846B1 (ko) | 1997-04-21 |
EP0402034A1 (en) | 1990-12-12 |
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