JP2000144034A - 印刷インキ用バインダー - Google Patents

印刷インキ用バインダー

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JP2000144034A
JP2000144034A JP32763398A JP32763398A JP2000144034A JP 2000144034 A JP2000144034 A JP 2000144034A JP 32763398 A JP32763398 A JP 32763398A JP 32763398 A JP32763398 A JP 32763398A JP 2000144034 A JP2000144034 A JP 2000144034A
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英夫 谷口
Koichiro Oshima
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Arakawa Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリオレフィンフィルムに対する接着性に優
れた印刷インキ用バインダーを提供すること。 【解決手段】 高分子ポリオール、ジイソシアネート化
合物および鎖伸長剤を反応せしめて得られるポリウレタ
ン樹脂、または高分子ポリオール、ジイソシアネート化
合物、鎖伸長剤及び重合停止剤を反応せしめて得られる
ポリウレタン樹脂を主成分とする印刷インキ用バインダ
ーにおいて、該ポリウレタン樹脂が鎖伸長剤として特定
のピペラジン化合物(1)及び/又は重合停止剤として
特定のピペラジン化合物(2)を使用してなるポリウレ
タン樹脂であることを特徴とする印刷インキ用バインダ
ー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷インキ用バイン
ダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックフイルム用の印刷イ
ンキバインダーとして使用されるポリウレタン樹脂とし
ては、分子末端がアルキル基となっているもの(特公昭
54−36960号公報)、分子末端に水酸基を有する
もの(特公昭61−66769号公報)などが知られて
いる。しかし、これらバインダーを用いた印刷インキは
ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム等のポ
リオレフィンフィルムに対して接着性が十分ではない。
【0003】これらのポリオレフィンフィルムに対する
接着性を向上させるために、特定の3級アミノ基を分子
鎖中に導入したポリウレタン樹脂(例えば特公平1−3
7427号公報)、分子末端にアミノ基を有するポリウ
レタン樹脂(特開昭62−292873号公報)などが
提案されている。しかし、これらのポリウレタン樹脂
も、ポリオレフィンフィルムに対する接着性がまだ十分
改良されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリオレフ
ィンフィルムを含む各種プラスチックに対する接着性に
優れた印刷インキ用バインダーを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記技術的
背景に鑑みて、従来技術の課題を解決すべく鋭意検討を
重ねた結果、鎖伸長剤及び/又は重合停止剤としてそれ
ぞれ特定の化合物を必須構成成分としてなる特定のポリ
ウレタンを使用することにより前記課題を解決しうるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、高分子ポリオール、ジ
イソシアネート化合物および鎖伸長剤を反応せしめて得
られるポリウレタン樹脂、または高分子ポリオール、ジ
イソシアネート化合物、鎖伸長剤及び重合停止剤を反応
せしめて得られるポリウレタン樹脂を主成分とする印刷
インキ用バインダーにおいて、該ポリウレタン樹脂が鎖
伸長剤として一般式(1):
【0007】
【化3】
【0008】(式中、X 及びX は水素原子又は炭
素数1〜3のアミノアルキル基を示す。但し、X
びX のうち少なくとも一方は水素原子でない。)で
表される化合物を使用し、及び/又は重合停止剤として
一般式(2):
【0009】
【化4】
【0010】(式中、Y は水素原子又は炭素数1〜
3のアミノアルキル基を示し、Y は炭素数1〜3の
アルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基を
示す。)で表される化合物を使用してなるポリウレタン
樹脂であることを特徴とする印刷インキ用バインダー、
に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明において、鎖伸長剤として
使用する前記一般式(1)の化合物としては、例えば、
アミノメチルピペラジン、アミノエチルピペラジン、ア
ミノプロピルピペラジン、アミノイソプロピルピペラジ
ン、ビスアミノメチルピペラジン、ビスアミノエチルピ
ペラジン、ビスアミノプロピルピペラジン、ビスアミノ
イソプロピルピペラジン、N−アミノメチル−N′−ア
ミノエチルピペラジン、N−アミノメチル−N′−アミ
ノプロピルピペラジン、N−アミノメチル−N′−アミ
ノイソプロピルピペラジン、N−アミノエチル−N′−
アミノプロピルピペラジン、N−アミノエチル−N′−
アミノイソプロピルピペラジン、N−アミノエチル−
N′−アミノイソプロピルピペラジン、N−アミノプロ
ピル−N′−アミノイソプロピルピペラジン等が挙げら
れる。これら化合物は単独又は2種以上を組み合わせて
使用できる。
【0012】一般式(1)の化合物の使用量は、得られ
るポリウレタン樹脂や印刷インキのポリオレフィンフィ
ルムに対する接着性及び後述する一般式(2)の化合物
の使用量とを考慮して決定される。一般式(2)の化合
物が使用されない場合には、一般式(1)の化合物の使
用量は通常は鎖伸長剤の総量に対し5重量%以上、好ま
しくは10重量%以上とされ、5重量%未満ではポリオ
レフィンフィルムに対する接着性が劣る傾向にある。
【0013】前記から明らかなように、一般式(1)の
化合物は他の鎖伸長剤と所定範囲で併用しうる。併用可
能な鎖伸長剤としては、平均分子量が500未満の各種
ポリアミンなどが該当し、その具体例としてはエチレン
ジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、
ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、2−
ヒドロキシエチルエチレンジアミン等の脂肪族ポリアミ
ン;イソホロンジアミン、ジシクロヘキシルメタン−
4,4’−ジアミン、イソプロピリデンジシクロヘキシ
ル−4,4’−ジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキ
サン等の脂環族ポリアミン;キシリレンジアミン等の芳
香族ポリアミン;ヒドラジン、ジヒドラジド等が挙げら
れる。これらはいずれも単独又は2種以上を組み合わせ
て使用できる。
【0014】本発明において、重合停止剤として使用さ
れる前記一般式(2)の化合物としては、例えば、N−
メチル−N′−ピペラジン、N−メチル−N′−アミノ
メチルピペラジン、N−メチル−N′−アミノエチルピ
ペラジン、N−メチル−N′−アミノプロピルピペラジ
ン、N−メチル−N′−アミノイソプロピルピペラジ
ン、N−エチルピペラジン、N−エチル−N′−アミノ
メチルピペラジン、N−エチル−N′−アミノエチルピ
ペラジン、N−エチル−N′−アミノプロピルピペラジ
ン、N−エチル−N′−アミノイソプロピルピペラジ
ン、N−プロピル−N′−アミノメチルピペラジン、N
−プロピル−N′−アミノエチルピペラジン、N−プロ
ピル−N′−アミノプロピルピペラジン、N−プロピル
−N′−アミノイソプロピルピペラジン、N−イソプロ
ピルピペラジン、N−イソプロピル−N′−アミノメチ
ルピペラジン、N−イソプロピル−N′−アミノエチル
ピペラジン、N−イソプロピル−N′−アミノプロピル
ピペラジン、N−イソプロピル−N′−アミノイソプロ
ピルピペラジン、N−ヒドロキシメチルピペラジン、N
−ヒドロキシメチル−N′−アミノメチルピペラジン、
N−ヒドロキシメチル−N′−アミノエチルピペラジ
ン、N−ヒドロキシメチル−N′−アミノプロピルピペ
ラジン、N−ヒドロキシメチル−N′−アミノイソプロ
ピルピペラジン、N−ヒドロキシエチルピペラジン、N
−ヒドロキシエチル−N′−アミノメチルピペラジン、
N−ヒドロキシエチル−N′−アミノエチルピペラジ
ン、N−ヒドロキシエチル−N′−アミノプロピルピペ
ラジン、N−ヒドロキシエチル−N′−アミノイソプロ
ピルピペラジン、N−ヒドロキシプロピルピペラジン、
N−ヒドロキシプロピル−N′−アミノメチルピペラジ
ン、N−ヒドロキシプロピル−N′−アミノエチルピペ
ラジン、N−ヒドロキシプロピル−N′−アミノプロピ
ルピペラジン、N−ヒドロキシプロピル−N′−アミノ
イソプロピルピペラジン、N−ヒドロキシイソプロピル
ピペラジン、N−ヒドロキシイソプロピル−N′−アミ
ノメチルピペラジン、N−ヒドロキシイソプロピル−
N′−アミノエチルピペラジン、N−ヒドロキシイソプ
ロピル−N′−アミノプロピルピペラジン、N−ヒドロ
キシイソプロピル−N′−アミノイソプロピルピペラジ
ン等が挙げられる。これらはいずれも単独又は2種以上
を組み合わせて使用できる。
【0015】一般式(2)の化合物の使用量は、得られ
るポリウレタン樹脂や印刷インキのポリオレフィンフィ
ルムに対する接着性及び前記一般式(1)の化合物の使
用量とを考慮して決定される。一般式(1)の化合物が
使用されない場合には、一般式(2)の化合物の使用量
は通常は重合停止剤の総量に対し20重量%以上、好ま
しくは40重量%以上とされ、20重量%未満ではポリ
オレフィンフィルムに対する接着性が劣る傾向にある。
【0016】前記から明らかなように、一般式(2)の
化合物は他の重合停止剤と所定範囲で併用しうる。かか
る併用可能な重合停止剤としては、例えば、モノエチル
アミン、n−プロピルアミン、n−ブチルアミン、ジ−
n−プロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン等のモノア
ミン類;モノエタノ−ルアミン、ジエタノ−ルアミン等
のヒドロキシルモノアミン類等が挙げられ、これらはい
ずれも単独又は2種以上を組み合わせて使用できる。
【0017】一般式(1)の化合物と一般式(2)の化
合物を共に使用する場合には、これら化合物の合計量
は、鎖伸長剤と重合停止剤の総量に対し通常は3重量%
以上、好ましくは5重量%以上とされる。該合計量が3
重量%未満ではポリオレフィンフィルムに対する接着性
が劣る傾向がある。
【0018】前記の如く本発明では、ポリウレタン樹脂
中のいわゆるハードセグメント(ジイソシアネート、鎖
伸長剤及び重合停止剤からなる部分)に、一般式(1)
の化合物及び/又は一般式(2)の化合物に由来する特
殊な複素環構造及び/又は3級アミノ基が導入されるこ
とが最大の特徴であり、かかる構造に起因してポリオレ
フィンフィルムに対する接着性が顕著に改良されると考
えられる。
【0019】本発明の主バインダーであるポリウレタン
樹脂の他の構成成分である高分子ポリオール成分として
は、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール
等が挙げられる。ポリエーテルポリオールとしては、酸
化エチレン、酸化プロピレン、テトラヒドロフラン等の
重合体であるポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレ
ンジオール(ブロックおよび/またはランダム)ポリテ
トラメチレンエーテルグリコール等のポリエーテルポリ
オール類;ポリエステルポリオールとしてはエチレング
リコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、3−メチル1,5−ペン
タンジオール、ヘキサンジオール、1,8−オクタメチ
レンジオール等の脂肪族ジオールおよびビス(ヒドロキ
シメチル)シクロヘキサン、m−およびp−キシリレン
グリコール、1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)
ベンゼン、4,4′−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)
−ジフェニルプロパン等の環状基を有するジオール類等
ならびに無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等
の芳香族ジカルボン酸、およびアジピン酸、マレイン
酸、フマル酸、コハク酸、しゅう酸、マロン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸等脂肪族ジカルボン酸等を脱水縮合
せしめてえられるポリエステルポリオール類;環状エス
テル化合物を開環重合してえられるポリエステルポリオ
ール類;その他ポリカーボネートポリオール類、ポリブ
タジエングリコール類、等の各種公知の高分子ポリオー
ルが例示され、これらはいずれも単独又は2種以上を組
み合わせて使用できる。
【0020】上記各種の高分子ポリオールの分子量(水
酸基価測定による数平均分子量)は、通常は500〜5
000、好ましくは700〜4000である。
【0021】本発明の主バインダーであるポリウレタン
樹脂の他の構成成分であるジイソシアネート成分として
は、炭素数(NCO基中の炭素を除く)2〜12の脂肪
族ジイソシアネート、炭素数4〜15の脂環式ジイソシ
アネート、炭素数8〜12の芳香脂肪族ジイソシアネー
ト、炭素数6〜20の芳香族ジイソシアネートおよびこ
れらの変性物(カーボジイミド基、ウレトジオン基、ウ
レトイミン基、ウレア基、ビューレット基および/また
はイソシアヌレート基含有変性物など)が使用できる。
このようなジイソシアネートとしては、1,5−ナフチ
レンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアネート、ポリフェニルメタンポリイソシアネー
ト、カ−ボジイミド変性などの変性MDI、1,3−フ
ェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソ
シアネート、トリレンジイソシアネート等の芳香族ジイ
ソシアネート、ブタン−1,4−ジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチ
ルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイ
ソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシル
メタン−4,4′−ジイソシアネート、1,3−ビス
(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、メチルシク
ロヘキサンジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、m−テトラメチルキ
シリレンジイソシアネート等の芳香脂肪族ジイソシアネ
ートがその代表例としてあげられ、これらはいずれも単
独又は2種以上を組み合わせて使用できる。
【0022】本発明のポリウレタン樹脂を製造する方法
は特に制限はされないが、たとえば高分子ポリオール成
分と過剰の有機ジイソシアネート化合物より、両末端イ
ソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを作成
し、更に前記一般式(1)の化合物を含む鎖伸長剤と必
要により前記一般式(2)の化合物を含む重合停止剤と
を反応させるプレポリマー法、あるいは高分子ポリオー
ル成分、有機ジイソシアネート化合物、前記鎖伸長剤お
よび必要に応じて前記重合停止剤を、一度に反応させる
ワンショット法のいずれの方法をも採用できる。製造の
し易さからプレポリマー法が好ましい。
【0023】プレポリマー法における上記ウレタンプレ
ポリマーの製造に際して、有機ジイソシアネートのイソ
シアネート基と高分子ポリオールの水酸基との当量比は
通常1.1/1〜5/1、好ましくは1.2/1〜3/
1である。また前記鎖伸長剤および前記重合停止剤の1
級及び2級アミノ基の合計と、プレポリマーのイソシア
ネート基との当量比は通常0.5/1〜1.3/1、好
ましくは0.8/1〜1.2/1である。
【0024】また、本発明におけるポリウレタン樹脂の
製造は、溶剤の存在下または不存在下で行われる。使用
される溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系
溶剤;メタノール、エタノール、イソプロパノール、n
−ブタノール等のアルコール系溶剤;アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶
剤;テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤;エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコルモノ
エチルエーテル等の多価アルコール系溶剤;ジメチルフ
ォルムアミド等のアミド系溶剤;ジメチルスルホキサイ
ド等のスルホキサイド系溶剤;およびこれらの2種以上
の混合溶剤が挙げられる。これらの内、好ましいのはア
セトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、テトラヒドロフラン、トルエン、キシレン、メタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、およびこれらの2種以上の混合溶剤
である。
【0025】溶剤の使用量は、該ポリウレタン樹脂と溶
剤の重量比が100/0〜10/90、好ましくは80
/20〜20/80の範囲になる量である。
【0026】また、本発明の印刷インキ用バインダーを
構成する樹脂は、該ポリウレタン樹脂単独でもよく、あ
るいは必要により他の印刷インキ用バインダーとして従
来公知の樹脂を併用してもよい。他の併用樹脂として
は、たとえば本発明以外のポリウレタン、ポリアミド、
ニトロセルロース、ポリアクリル酸エステル、ポリ塩化
ビニル、塩化ビニルと酢酸ビニルのコポリマー、塩素化
ポリプロピレン、スチレンブタジエンゴム、エポキシ樹
脂、ロジン系樹脂、ケトンレジン等があげられる。併用
する場合は、他の樹脂はバインダーの固形分中に通常5
0重量%以下である。
【0027】本発明の印刷インキ用バインダーは、通常
該ポリウレタン樹脂を含有する樹脂成分を上記に例示し
たような溶剤の溶液としたものである。本発明の樹脂濃
度は重量基準で、通常は10〜100%、好ましくは2
0〜80%である。また粘度は通常50〜500000
cP/25℃、好ましくは100〜100000cP/
25℃である。
【0028】本発明のポリウレタン樹脂の数平均分子量
は、5000〜100000、好ましくは8000〜8
0000である。
【0029】本発明の印刷インキ用バインダーは、特に
特殊グラビアインキ用バインダーとして、優れた性能を
有する。適用する対象としてはポリエステルフィルム、
ナイロンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチ
レンフィルムなどが好適である。
【0030】本発明の印刷インキバインダーは、従来の
インキバインダーの場合と同様の方法で使用できる。す
なわち、本発明のバインダーに顔料、必要に応じ顔料分
散剤等の添加剤を加え、ボールミル等の通常のインキ製
造装置を用いて混練することにより印刷インキを製造す
ることができる。
【0031】本発明のインキ用バインダーを使用した印
刷インキの配合処方の例を示すと、下記の通りである
(%は重量%を示す。)
【0032】 本発明のバインダー(固形分の量) 10〜30% 顔料 5〜40% 溶剤(バインダー中の溶剤を含む) 40〜80% 添加剤 適量
【0033】本発明のバインダーを使用する場合、1液
型インキとして使用してもよいがポリイソシアネート系
硬化剤と併用し、2液型印刷インキとして使用すること
もできる。この場合ポリイソシアネート系硬化剤として
は、例えばトリメチロールプロパン1モルと1,6−ヘ
キサメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネ
ートまたはイソホロンジイソシアネート3モルから合成
されるアダクト体;1,6−ヘキサメチレンジイソシア
ネート、またはイソホロンジイソシアネートのイソシア
ヌレート基の環状三量化によって合成されるイソシアヌ
レート基含有の三量体;水1モルと1,6−ヘキサメチ
レンジイソシアネート3モルから合成される部分ビュレ
ット反応物およびこれらの2種以上の混合物が好適であ
る。2液型印刷インキとして使用する場合、ポリイソシ
アネート系硬化剤の添加量はインキに対して、通常0.
5〜10重量%である。
【0034】本発明のバインダーを特殊グラビアインキ
として用いる場合の印刷方法は従来と同様でよい。
【0035】
【実施例】以下、製造例、実施例及び比較例を挙げて本
発明を更に説明するが、本発明はこれら各例に限定され
るものではない。尚、各例中、部及び%はそれぞれ重量
部および重量%を示す。
【0036】製造例1 撹拌機、温度計及び窒素ガス導入管を備えた丸底フラス
コに、分子量2000のポリカプロラクトングリコール1000
部とイソホロンジイソシアネート222 部を仕込み、窒素
気流下に100 ℃で6時間反応させ遊離イソシアネート価
3.36% のプレポリマーとなし、これにメチルエチルケト
ン815 部を加えてウレタンプレポリマーの均一溶液とし
た。次いで、イソホロンジアミン64.6部、アミノエチル
ピペラジン5.6 部、ジブチルアミン16.9部、メチルエチ
ルケトン1221部及びイソプロピルアルコール1018部から
なる混合物の存在下に、上記ウレタンプレポリマー溶液
2037部を添加し、50℃で3時間反応させた。こうしてえ
られたポリウレタン樹脂溶液は、樹脂固形分濃度が30%
、粘度が800 cP /25℃であった。また樹脂固形分1g
当りのアミン価は1.9 であった。
【0037】製造例2 イソホロンジアミン56.0部、ビスアミノプロピルピペラ
ジン18.7部、ジブチルアミン16.9部、メチルエチルケト
ン1229部及びイソプロピルアルコール1022部からなる混
合物の存在下に、製造例1でえたウレタンプレポリマー
溶液2037部を添加し、50℃で3時間反応させた。こうし
てえられたポリウレタン樹脂溶液は、樹脂固形分濃度が
30% 、粘度が750 cP /25℃であり、また樹脂固形分1g
当りのアミン価は8.0 であった。
【0038】製造例3 イソホロンジアミン72.0部、N- ヒドロキシエチルピペ
ラジン4.3 部、ジ-n-ブチルアミン12.7部、メチルエチ
ルケトン1224部及びイソプロピルアルコール1020部から
なる混合物の存在下に、製造例1でえたウレタンプレポ
リマー溶液2037部を添加し、50℃で3時間反応させた。
こうしてえられたポリウレタン樹脂溶液は、樹脂固形分
濃度が30% 、粘度が690 cP /25℃であり、また樹脂固形
分1g 当りのアミン価は1.4 であった。
【0039】製造例4 製造例1と同様の反応装置に、分子量2000のポリテトラ
メチレンエーテルグリコール1000部とイソホロンジイソ
シアネート222 部を仕込み、窒素気流下に100℃で 6時
間反応させ遊離イソシアネート価3.36% のプレポリマー
となし、これにメチルエチルケトン815 部を加えてウレ
タンプレポリマーの均一溶液とした。次いで、イソホロ
ンジアミン71.9部、N-メチル-N'-アミノエチルピペラジ
ン8.0 部、ジブチルアミン9.7 部、メチルエチルケトン
1225部及びイソプロピルアルコール1020部からなる混合
物の存在下に上記ウレタンプレポリマー溶液2037部を添
加し、50℃で3時間反応させた。こうしてえられたポリ
ウレタン樹脂溶液は、樹脂固形分濃度が30% 、粘度が49
0 cP /25℃であり、また樹脂固形分1g 当りのアミン価
は4.8 であった。
【0040】製造例5 イソホロンジアミン69.1部、アミノエチルピペラジン2.
1 部、N-ヒドロキシエチルピペラジン1.7 部、ジブチル
アミン15.2部、メチルエチルケトン1223部及びイソプロ
ピルアルコール1019部からなる混合物の存在下に製造例
4でえたウレタンプレポリマー溶液2037部を添加し、50
℃で3時間反応させた。こうしてえられたポリウレタン
樹脂溶液は、樹脂固形分濃度が30% 、粘度が500 cP /25
℃であり、また樹脂固形分1g 当りのアミン価は1.3 で
あった。
【0041】比較製造例1 イソホロンジアミン72.0部、ジブチルアミン16.9部、メ
チルエチルケトン1224部及びイソプロピルアルコール10
20部からなる混合物の存在下に製造例4でえたウレタン
プレポリマー溶液2037部を添加し、50℃で3時間反応さ
せた。こうしてえられたポリウレタン樹脂溶液は、樹脂
固形分濃度が30% 、粘度が720 cP /25℃であり、また樹
脂固形分1g 当りのアミン価は0 であった。
【0042】比較製造例2 イソホロンジアミン72.0部、ジエタノールアミン13.7
部、メチルエチルケトン1219部及びイソプロピルアルコ
ール1017部からなる混合物の存在下に製造例1でえたウ
レタンプレポリマー溶液2037部を添加し、50℃で3時間
反応させた。こうしてえられたポリウレタン樹脂溶液
は、樹脂固形分濃度が30% 、粘度が890 cP /25℃であ
り、また樹脂固形分1g 当りのアミン価は0 であった。
【0043】比較製造例3 イソホロンジアミン52.2部、メチルイミノビスプロピル
アミン16.9部、ジ-n-ブチルアミン16.9部、メチルエチ
ルケトン1220部及びイソプロピルアルコール1017部から
なる混合物の存在下に製造例1でえられたウレタンプレ
ポリマー溶液2037部を添加し、50℃で3時間反応させ
た。こうしてえられたポリウレタン樹脂溶液は、樹脂固
形分濃度が30% 、粘度が490 cP /25℃であり、また樹脂
固形分1g当りのアミン価は5.0 であった。
【0044】比較製造例4 イソホロンジアミン94.3部、メチルエチルケトン1233部
及びイソプロピルアルコール1024部からなる混合物の存
在下に製造例4でえられたウレタンプレポリマー溶液20
37部を添加し、50℃で3時間反応させた。こうしてえら
れたポリウレタン樹脂溶液は、樹脂固形分濃度が30% 、
粘度が1300 cP /25 ℃であり、また樹脂固形分1g 当り
のアミン価は5.6 であった。
【0045】実施例1〜5及び比較例1〜4 チタン白(ルチル型) 30部 ポリウレタン樹脂各溶液 50部 トルエン 10部 イソプロピルアルコール 10部 上記組成の混合物をそれぞれペイントシェイカーで練肉
し、白色印刷インキを調製した。得られた白色印刷イン
キ100部に対して、さらにトルエン35部およびイソ
プロピルアルコール15部を加えて粘度を調整し、表1
に示す9点の白色インキを作製した。この9点の白色印
刷インキを版深30μmのグラビアプレートを備えた簡
易グラビア印刷機により厚さ20μmのコロナ放電処理
ポリプロピレンフィルム(OPP)、厚さ15μmのコ
ロナ放電処理ナイロンフィルム(NY)の放電処理面、
及び厚さ11μmのポリエチレンテレフタレート(PE
T)の片面に印刷し、40〜50℃で乾燥し、印刷フィ
ルムを得た。
【0046】(接着性の測定)得られた印刷フィルムに
おける印刷インキの接着性を試験した。試験はセロハン
テープを貼り、角度60度で急激に剥離させることにより
行い、印刷インキの剥離の強度を以下の基準により評価
した(%は面積比である)。評価結果を表1に示す。 1:70% を越え100%以下が剥離した。 2:50% を越え70% 以下が剥離した。 3:20% を越え50% 以下が剥離した。 4: 0% を越え20% 以下が剥離した。 5:剥離しなかった。
【0047】
【表1】
【0048】実施例6〜10及び比較例5〜8 実施例1〜5及び比較例1〜4で得られた印刷フィルム
の印刷面上に、ポリエチレンイミンをアンカーコート剤
として塗布し、塗布面上にさらに低密度ポリエチレンを
エクストルージョンラミネートした時の印刷インキのラ
ミネート強度を測定した。評価結果を表2に示す。
【0049】
【表2】
【0050】
【発明の効果】本発明で得られるポリウレタン樹脂を使
用することにより、ポリエステル、ナイロン、ポリオレ
フィンフィルム等に対する接着性やラミネート適性に優
れる1液性印刷インキを提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J034 BA08 CA01 CA02 CA11 CA15 CA17 CB02 CB04 CB05 CB07 CB08 CC11 CC27 CC29 CC32 CC34 CC45 CC52 CC61 CC62 CC65 DA01 DB04 DF02 DG01 DG02 DG03 DG04 DG06 DG08 DG09 DG10 DG12 HA01 HA06 HA07 HA11 HA13 HA14 HB05 HB08 HB09 HC01 HC02 HC11 HC12 HC17 HC61 HC63 HC66 HC67 JA02 JA12 JA41 JA42 QC05 RA07 4J039 AE06 BC51 EA36 FA02 GA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子ポリオール、ジイソシアネート化
    合物および鎖伸長剤を反応せしめて得られるポリウレタ
    ン樹脂、または高分子ポリオール、ジイソシアネート化
    合物、鎖伸長剤及び重合停止剤を反応せしめて得られる
    ポリウレタン樹脂を主成分とする印刷インキ用バインダ
    ーにおいて、該ポリウレタン樹脂が鎖伸長剤として一般
    式(1): 【化1】 (式中、X 及びX は水素原子又は炭素数1〜3の
    アミノアルキル基を示す。但し、X 及びX のうち
    少なくとも一方は水素原子でない。)で表される化合物
    を使用し、及び/又は重合停止剤として一般式(2): 【化2】 (式中、Y は水素原子又は炭素数1〜3のアミノア
    ルキル基を示し、Y は炭素数1〜3のアルキル基又
    は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基を示す。)で表
    される化合物を使用してなるポリウレタン樹脂であるこ
    とを特徴とする印刷インキ用バインダー。
  2. 【請求項2】 一般式(1)の化合物の使用量が鎖伸長
    剤の総量に対し5重量%以上である請求項1記載の印刷
    インキ用バインダー。
  3. 【請求項3】 一般式(2)の化合物の使用量が重合停
    止剤の総量に対し20重量%以上である請求項1または
    2記載の印刷インキ用バインダー。
  4. 【請求項4】 一般式(1)の化合物と一般式(2)の
    化合物の使用合計量が鎖伸長剤と重合停止剤の総量に対
    し3重量%以上である請求項1、2または3記載の印刷
    インキ用バインダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014214246A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 東洋インキScホールディングス株式会社 軟包装用ラミネートインキ組成物

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