JP2000143904A - 強化ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents

強化ポリプロピレン系樹脂組成物

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JP2000143904A
JP2000143904A JP31556098A JP31556098A JP2000143904A JP 2000143904 A JP2000143904 A JP 2000143904A JP 31556098 A JP31556098 A JP 31556098A JP 31556098 A JP31556098 A JP 31556098A JP 2000143904 A JP2000143904 A JP 2000143904A
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ethylene
propylene
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JP31556098A
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Masashi Sanada
眞田誠志
Kazuo Kato
加藤一夫
Katsunori Arai
新井勝徳
Naoyoshi Koshimura
越村直好
Shigeji Ichikawa
市川茂治
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Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低光沢塗料で塗装された表面外観に近い優れ
た成形外観を備え、衝撃強度、剛性など機械的性質の優
れ、インストルメントパネル等に好適な樹脂組成物を提
供する。 【解決手段】 (A)固有粘度が6dl/g(デシリッ
トル/グラム)以上、エチレン含有量が15〜35重量
%の範囲のプロピレン・エチレンランダム共重合部を8
重量%以上含有する結晶性プロピレン・エチレンブロッ
ク共重合体と、(B)固有粘度が3〜5dl/g、エチ
レン含有量が35〜50重量%の範囲のプロピレン・エ
チレンランダム共重合部を10〜65重量%含有する結
晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体と、(C)
MFR(メルトフローレイト)が0.1〜0.7g/1
0分の範囲のエチレン・α- オレフィン2元系共重合
体、及び/またはエチレン・プロピレン・エチリデンノ
ルボルネン3元系共重合体と、(D)平均粒径が3〜6
μmのタルクにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固有粘度、エチ
レン含有量の異なるプロピレン・エチレンランダム共重
合部を有する2種の結晶性プロピレン・エチレンブロッ
ク共重合体と、高溶融粘度を持ったエチレン・α−オレ
フィン2元系共重合体、及び/またはエチレン・プロピ
レン・エチリデンノルボルネン3元系共重合体と、タル
クとからなる無塗装で製品化可能な外観を有したパッド
レス・インストルメントパネル用に適した強化ポリプロ
ピレン系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】図1、図2に示すような自動車等の内装
品の一つとして、インストルメントパネル10が知られ
ている。このインストルメントパネル10には計器板1
1を保持する保持部12が設けられている。また、その
両側にサイドデフグリル13a、13bや、サイドベン
トグリル14a、14b等を備えているが、これらの部
材は車種などによりそれぞれ異なっている。このインス
トルメントパネル10は、図2に示すように、運転席1
5、助手席16の前方のフロントウィンド17の直下に
配置され、ボディー18の両側にまで達している大型の
成形品である。このインストルメントパネルとして、パ
ッドを付さないパッドレス・ インストルメントパネル
は、射出成形などにより製造される。
【0003】パッドレス・インストルメントパネルとし
ては、成形品の外観が良好であり、耐熱性、耐衝撃性、
寸法安定性が優れていることが要求され、結晶性ポリプ
ロピレンに各種無機充填材や各種ゴム成分を複合強化し
た樹脂組成物が射出成形材料として用いられている。
【0004】近年の高品質化の要求に応えて、特定の結
晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体、芳香族系
水添ブロック共重合ゴム、エチレン・α−オレフィン共
重合ゴム及びタルクからなる強化された樹脂組成物が、
例えば、特開平7−53828号公報に、あるいはま
た、特定の結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合
体、スチレン系エラストマー、エチレン系エラストマー
及び表面処理されたタルクからなる強化された樹脂組成
物が、例えば、特開平7−53842号公報に提案され
ている。
【0005】また、上記のスチレン系エラストマー等の
芳香族系ブロック共重合ゴムのような高価なゴムの使用
による高コスト化を、経済性の面で改良した、特定の結
晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体、特定のエ
チレン・オクテン共重合ゴム、及びタルクからなる樹脂
組成物が、例えば、特願平9−294012号に提案さ
れている。これらの強化ポリプロピレン系樹脂組成物を
用いることにより、十分な耐熱変形性、耐衝撃性、寸法
安定性を有し、軽量で外観の優れたパッドレス・インス
トルメントパネルが得られる。
【0006】しかしながら、これらのパッドレス・イン
ストルメントパネルの射出成形品の外観は、ウェルド外
観及び光沢が高い点から高級感に乏しく、また金型によ
ってはフローマークの発生も見られることもあり、より
優れた高級外観を付与するため、低光沢塗料によって塗
装されて製品化されており、塗装工程によって大幅なコ
ストアップになっているのが現状である。塗装に伴うコ
ストを削減するため、無塗装でも高級外観を有する強化
プロピレン系樹脂組成物の開発が望まれている。
【0007】そこで、この発明は、良好な成形性を有
し、射出成形により自動車等のパッドレス・インストル
メントパネルに成形した場合、製品外観が従来の低光沢
塗料によって塗装された外観に近い水準にあり、良好な
機械的強度特性、耐熱性をも備えた樹脂組成物を提供す
ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1の発明は、(A)固有粘度(135℃、デカリ
ン)が6dl/g以上、エチレン含有量が15〜35重
量%の範囲のプロピレン・エチレンランダム共重合部
(Ar)を8重量%以上含有する結晶性プロピレン・エ
チレンブロック共重合体と、(B)固有粘度(135
℃、デカリン)が3〜5dl/g、エチレン含有量が3
5〜50重量%の範囲のプロピレン・エチレンランダム
共重合部(Br)を10〜65重量%含有する結晶性プ
ロピレン・エチレンブロック共重合体と、(C)炭素数
3〜8のα−オレフィンの含有量が25〜50重量%の
範囲内のエチレン・α−オレフィン2元系共重合体、及
び/またはプロピレン含有量が20〜30重量%の範囲
内の、エチレン・プロピレン・エチリデンノルボルネン
3元系共重合体と、(D)レーザー光散乱方式粒度分布
計にて測定される平均粒径が3〜6μmのタルクと、か
ら構成され、さらに成分(A)及び(B)の混合物に関
して、230℃、2.16kg荷重でのメルトフローレ
イト(以下単にMFRと略していうことがある)が15
〜45g/10分の範囲にあり、かつプロピレン単独重
合部分の13C−NMRで測定されたアイソタクチック・
ペンタッド分率が96%以上であり、さらに成分(A)
及び(B)の各々のプロピレン・エチレンランダム共重
合部の(Ar)量及び(Br)量各々が、(Ar)量、
(Br)量及び成分(C)量の合計量に対し15重量%
以上の範囲にあり、成分(C)に関して、エチレン・α
―オレフィン2元系共重合体、またはエチレン・プロピ
レン・エチリデンノルボルネン3元系共重合体の単独使
用の場合、あるいは混合使用の場合も、成分(C)とし
て、230℃、2.16kg荷重のメルトフローレイト
が0.1〜0.7g/10分の範囲にあり、成分
(A)、成分(B)、成分(C)及び成分(D)の合計
量を100重量%とするとき、成分(A)及び成分
(B)のプロピレン・エチレンランダム共重合部、(A
r)量、(Br)量及び(C)量の合計量が20〜30
重量%の範囲内にあり、成分(C)は5重量%以上の範
囲にあり、成分(D)は15〜25重量%の範囲内にあ
り、さらに(A)及び(B)の合計量が55〜80重量
%の範囲にあることを特徴とする強化ポリプロピレン系
樹脂組成物である。
【0009】請求項1に記載のように、固有粘度、エチ
レン含有量の異なるプロピレン・エチレンランダム共重
合部を有する特定の範囲内の2種の結晶性プロピレン・
エチレンブロック共重合体と、特定の範囲内のメルトフ
ローレイト、α−オレフィン含有量のエチレン・α−オ
レフィン共重合体、及び/または特定のエチレン含有量
のエチレン・プロピレン・エチリデンノルボルネン3元
系共重合体と、平均粒度に関して特定の範囲内のタルク
を特定の配合割合で配合した樹脂組成物が選択される。
このように選択された樹脂組成物は、成形性が良好であ
り、特に射出成形により成形した成形品は、フローマー
ク、低光沢、及びウエルド外観の点で優れ、従来の低光
沢塗料で塗装された外観に近い特徴を有しており、ま
た、良好な機械的強度特性と、耐熱性を備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、成分(A)とし
てのポリプロピレン系樹脂としては、固有粘度(135
℃、デカリン)が6dl/g以上、エチレン含有量が1
5〜35重量%の範囲内のプロピレン・エチレンランダ
ム共重合部を8重量%以上含有する結晶性プロピレン・
エチレンブロック共重合体が選択される。
【0011】プロピレン・エチレンランダム共重合部分
は、常温P−キシレン可溶成分として分別され定量され
る。このプロピレン・エチレンランダム共重合部が8重
量%未満では射出成形された製品外観のなかでもフロー
マークの点で劣る。
【0012】プロピレン・エチレンランダム共重合部の
固有粘度は、分別された常温P−キシレン可溶成分につ
いて、毛細管方式粘度計を用い、135℃、デカリン溶
液で測定される。このプロピレン・エチレンランダム共
重合部の固有粘度が6dl/g未満ではフローマークが
劣る。
【0013】プロピレン・エチレンランダム共重合部の
エチレン含有量は、常温P−キシレン可溶成分につい
て、赤外吸収スペクトルのメチル基とメチレン基の特性
吸収の吸光度を用いて、検量線法による測定により求め
ることができる。このプロピレン・エチレンランダム共
重合部のエチレン含有量が15重量%未満では、成形品
の衝撃強度が劣り、一方、エチレン含有量が35重量%
を超えるとフローマークが悪くなる。
【0014】成分(B)のポリプロピレン系樹脂として
は、固有粘度(135℃、デカリン)が3〜5dl/
g、エチレン含有量が35〜50重量%の範囲内のプロ
ピレン・エチレンランダム共重合部を10〜65重量%
含有する結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体
である。
【0015】このプロピレン・エチレンランダム共重合
部が10重量%未満であれば、射出成形による成形品の
表面光沢が高く、また衝撃強度が劣る。65重量%を超
えたプロピレン・エチレンランダム共重合部を含有する
結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体は現段階
では重合製造工程での生産が困難となり現存しない。
【0016】また、このプロピレン・エチレンランダム
共重合部の固有粘度が3dl/g未満であれば射出成形
品の光沢が高くなり、5dl/gを超えると衝撃強度が
悪くなり好ましくない。
【0017】さらに、このプロピレン・エチレンランダ
ム共重合部のエチレン含有量が35重量%未満になる
と、成形品の表面光沢が高くなり、衝撃強度も低下す
る。また、50重量%を超えても成形品の衝撃強度が低
下する。
【0018】成分(A)及び(B)の混合物に関して、
230℃、2.16kg荷重でのMFRは15〜45g
/10分の範囲内にあり、かつプロピレン単独重合部の
13C−NMRで測定したアイソタクチック・ペンタッド
分率は96%以上が必要である。
【0019】MFRが15g/10分未満であれば、射
出成形時の流動性の良い樹脂組成物は得られず、45g
/10分を超えると衝撃強度が劣り、アイソタクチック
・ペンタッド分率が96%未満であれば、耐熱変形性が
低下する。
【0020】さらに、(A)及び(B)の各々のプロピ
レン・エチレンランダム共重合部の量に関して、(A
r)量及び(Br)量各々が、(Ar)量、(Br)量
及び成分(C)量の合計量に対し15重量%以上の範囲
にあることが必要である。
【0021】(Ar)量が15重量%未満であればフロ
ーマークが劣り、(Br)量が15重量%未満であれば
光沢が高くなり、衝撃強度が悪くなる。
【0022】成分(C)は炭素数3〜8のα−オレフィ
ン含有量が25〜50重量%のエチレン・α−オレフィ
ン2元系共重合体、及び/またはプロピレン含有量が2
0〜30重量%の範囲のエチレン・プロピレン・エチリ
デンノルボルネン3元系共重合体であり、これらの単独
使用の場合、あるいは混合使用の場合も、成分(C)と
してMFRが0.1〜0.7g/10分の範囲内にある
ことが重要である。
【0023】エチレン・α−オレフィン2元系共重合体
のα−オレフィン含有量が25重量%未満では衝撃強度
が劣り、50重量%を超えると耐熱変形性が低下する。
【0024】エチレン・プロピレン・エチリデンノルボ
ルネン3元系共重合体のプロピレン含有量が20重量%
未満では衝撃強度が低下し、30重量%を超えると耐熱
変形性が劣る。
【0025】成分(C)としてのMFRが0.1g/1
0分未満であれば、溶融粘度が高くなるため、組成物中
で良好なゴム分散状態が得られず、成形品の衝撃強度が
劣り、また、0.7g/10分を超えるとウェルド外観
が悪くなり、さらに表面光沢が高くなる。
【0026】成分(D)は通常市販されているタルクで
あるが、本発明においてはレーザー光散乱方式粒度分布
計によって測定される平均粒径が3〜6μmの範囲のも
のが選択される。平均粒径が6μmを超えると機械的強
度が低下する。一方、この粒径が小さすぎるとタルクの
2次凝集が起こり、衝撃強度が劣る。このタルクは、表
面処理されていないものを用いてもよいし、各種の表面
処理剤により表面処理されたものを用いてもよい。
【0027】本発明においては、上述の成分(A)、
(B)、(C)、(D)は、その合計量を100重量%
とするとき、成分(A)及び成分(B)のプロピレン・
エチレンランダム共重合部、(Ar)量、(Br)量及
び(C)量の合計量が20〜30重量%の範囲内にあ
り、成分(C)は5重量%以上の範囲にあり、成分
(D)は15〜25重量%の範囲内にあり、成分(A)
と(B)の合計量は55〜80重量%の範囲内であるこ
とが必要である。
【0028】(Ar)量、(Br)量及び(C)量の合
計量が20重量%未満であれば、その衝撃強度が低く不
適であり、30重量%を超えると耐熱変形性が悪くな
る。
【0029】また、成分(A)、(B)の配合割合は、
前述のように、(Ar)量及び(Br)量各々が、(A
r)量、(Br)量及び成分(C)量の合計量に対し1
5重量%以上の範囲にあることを満足させる必要があ
る。
【0030】成分(C)量に関して、(A)、(B)、
(C)、(D)の合計量に対し、5重量%より少ない
と、得られた成形品の衝撃強度及びウェルド外観が劣
る。また成分(D)の割合が15重量%未満であれば、
得られた成形品の耐熱変形性が低下し、25重量%を超
えると、得られた組成物の比重が高くなり、成形品の軽
量性が損なわれる。
【0031】このような組成の樹脂組成物は、本発明の
目的を損なわない範囲内でさらに、酸化防止剤、光安定
剤、帯電防止剤などの安定剤、顔料などの着色剤、核剤
(以下これらを成分(E)という)を少量配合すること
ができる。
【0032】本発明の強化ポリプロピレン系樹脂組成物
は、これらの成分(A)〜(D)、及び必要により成分
(E)を特定量配合・混練することにより得られる。こ
れらの配合・混練方法は、特には限定されない。一般に
用いられる単軸、二軸押出機をはじめとして、バンバリ
ーミキサー、ロール、ニーダーなどの混練機を用いて混
練・造粒されることにより得られる。
【0033】各成分の分散性を良好にするためには、混
練法を選択することが好ましく、通常二軸押出機を用い
て混練・造粒する。この場合、各成分を同時に配合して
もよく、また、性能の向上を図るために各成分を分割し
て混練することもできる。
【0034】以上により得られた組成物のMFRは10
〜20g/10分の範囲であり、塗装前提のパッドレス
・インストルメントパネル用に設計された従来型に比し
て、ゲート点数を削減した非塗装パッドレス・インスト
ルメントパネル用に設計された金型に適応しやすいよ
う、従来のMFR値(5〜10g/10分)に比し高流
動性である。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により具体
的に説明する。なお、実施例及び比較例では、次に示す
評価方法により行った。
【0036】[1]配合・混練・造粒によるペレットの
調整 表4に特性を記載した成分(A)〜(D)を用い、表
1、2、3(実施例1〜5、比較例1〜15 )に示し
た配合処方で成分(A)〜(D)を配合し、さらに成分
(E)として酸化防止剤、光安定剤、顔料を加え、高速
ヘンシェルミキサーで1分間攪拌混合した後、株式会社
池貝製の二軸混練機により混練・造粒してペレット状の
樹脂組成物を得た。
【0037】[2]ペレットの流動性評価 ペレットの流動性評価は、JISK7210に準拠して
230℃、2.16kg荷重でペレットのMFRを求め
ることにより評価した。
【0038】[3]試験片の成形と物性評価 日本製鋼所製J150―C5型射出成形機を用い、試験
片金型により測定用試験片を成形し、次の条件で物性を
評価した。
【0039】密度:JISK7112に準拠して密度を
測定し、試験片の軽量性を評価した。
【0040】曲げ弾性率:JISK7203に準拠して
温度23℃にて曲げ弾性率を測定し、試験片の剛性を評
価した。
【0041】アイゾット衝撃強さ:JISK7110に
準拠して切削ノッチ付の衝撃強さを23℃にて測定し、
試験片の耐衝撃性を評価した。
【0042】熱変形温度:JISK7207に準拠して
荷重4.6kg/cm2 にて、熱変形温度を測定し、試
験片の耐熱変形性を評価した。
【0043】[4]インストルメントパネルの成形とそ
の外観及び実性能評価 東芝機械製IS−2500DE型射出成形機を用い、イ
ンストルメントパネル用金型を用いて成形し、得られた
インストルメントパネルを車両のカットモデルに取り付
けた状態で、次の条件で外観及び実性能を評価した。
【0044】表面光沢:ミノルタ(株)製光沢計GM―
060を用い、インストルメントパネル上面10個所の
測定を行い、その平均値が3.0未満を「○」、3.0
以上を「×」と評価した。
【0045】フローマーク:インストルメントパネル表
面を観察し、製品のどの部分にもフローマークが観察さ
れず、無塗装で製品化が充分可能なレベルを「◎」、製
品端末にフローマークがわずかに観察されるが、無塗装
で製品化が可能なレベルを「○」、フローマークが目立
ち、無塗装で製品化が不可能なレベルを「×」と評価し
た。
【0046】ウェルド外観:インストルメントパネルに
発生する全てのウェルド部の目立ち程度を観察し、標準
の成形条件で無塗装で製品化が可能な目立ちにくいレベ
ルを「◎」、成形条件を工夫すれば無塗装で製品化が可
能なレベルを「○」、成形条件の工夫によっても無塗装
で製品化が不可能な目立ちやすいレベルを「×」と評価
した。
【0047】耐熱変形性:インストルメントパネルの表
面温度が110℃になるように赤外線ランプで4時間照
射後、各部位の隙間変化を測定した。なお判定基準は、
最大変化量が3mm未満を「○」と評価し、3mm以上
を「×」と評価した。
【0048】衝撃性能評価:FMVSS201、ECE
21に基づき、直径16.5cm、重さ6.8kgの頭
部模型により相対速度24.1km/時間で衝撃を加
え、頭部模型の減速度の測定と打撃部分の観察を行っ
た。なお、判定基準は、減速度が3m・secの変位よ
り多く持続して666.4m/sec2 を越えなく、か
つ、打撃部分の観察で打撃点にシャープエッジが認めら
れないことにより「○」と評価して、減速度が3m・s
ecの変位より多く持続して666.4m/sec2
上であるか、または、打撃点にシャープエッジが認めら
れることにより「×」と評価した。
【0049】[実施例1]成分(A)としてMFR40
g/10分、プロピレン単独重合部のアイソタクチック
・ペンタッド分率98.3%、プロピレン・エチレンラ
ンダム共重合部(Ar)に関し、含有量11重量%、固
有粘度7.2dl/g、エチレン含有量29重量%の結
晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体(種別記号
A1)を37重量%、成分(B)としてMFR30g/
10分、プロピレン単独重合部のアイソタクチック・ペ
ンタッド分率98.5%、プロピレン・エチレンランダ
ム共重合部(Br)に関し、含有量15重量%、固有粘
度3.9dl/g、エチレン含有量40重量%の結晶性
プロピレン・エチレンブロック共重合体(種別記号B
1)を29重量%、成分(C)としてMFR0.4g/
10分、プロピレン含有量28重量%のエチレン・プロ
ピレン2元系共重合体(種別記号C1)を14重量%、
成分(D)として平均粒径4.7μmのタルク(種別記
号D1)を20重量%、および酸化防止剤、光安定剤と
顔料を前述の[1]に記載の方法でペレット化した。
【0050】このペレットを用い、前述の[2]に記載
の方法に従い組成物の流動性評価を行い、前述の[3]
に記載の方法に従い試験片を成形して物性を測定した。
また、前述の[4]に記載の方法に従いインストルメン
トパネルの成形を行い、実性能評価試験を行った。結果
を樹脂組成、物性評価結果と併せて表1に示した。
【0051】成形は繰り返して行われたが、いずれも良
好な成形性を保持しつつ成形が行われた。また、物性評
価および実性能評価とも良好な結果を得た。
【0052】[実施例2〜5]実施例1の成分(A)と
して、表1に記載の結晶性プロピレン・エチレンブロッ
ク共重合体を表1に記載の配合比で、また成分(B)に
かえて、表1に記載の結晶性プロピレン・エチレンブロ
ック共重合体を表1に記載の配合比で、成分(C)とし
て、表1に記載したエチレン・プロピレン・エチリデン
ノルボルネン3元系共重合体、あるいはエチレン・プロ
ピレン・エチリデンノルボルネン3元系共重合体とエチ
レン・オクテン2元系共重合体の併用、または実施例1
に用いたエチレン・プロピレン2元系共重合体を、表1
に記載した配合比で用いる以外は実施例1と同様にして
実施例2〜5のペレットを得た。
【0053】実施例1と同様にして、試験片とインスト
ルメントパネルの成形を行ったが、いずれの実施例のペ
レットも良好な成形性を示した。また、実施例1と同様
にして行った流動性、物性および実性能の評価結果を表
1に併せて記載したが、いずれの実施例の場合も良好な
結果を得た。
【0054】[比較例1〜3]成分(A)として表2に
記載の、プロピレン・エチレンランダム共重合部(A
r)の固有粘度、エチレン含有量に関して、本発明の範
囲外である結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合
体(種別記号A3,A4,A5)を用いる以外は実施例
1と同様にして比較例1〜3のペレットを得た。
【0055】実施例1と同様にして、試験片とインスト
ルメントパネルの成形を行ない、実施例1と同様に流動
性評価、物性評価及び実性能評価を行い、結果を併せて
表2に記載した。全て流動性は良好であったが、比較例
1では試験片の物性は良好な値を示したが、成形品にフ
ローマークが発生し外観で不合格であった。比較例2で
は試験片の物性ではアイゾット衝撃強度が低く、またイ
ンストルメントパネルの実性能でも衝撃性能が不合格で
あった。比較例3では試験片の物性は良好な値を示した
が、成形品にフローマークが発生し外観で不合格であっ
た。
【0056】[比較例4]成分(A)及び(B)の混合
物に関してのアイソタクチック・ペンタッド分率が本発
明の範囲外になるような、表2に記載の成分(A)(種
別記号A6)を用いる以外は実施例3と同様にして比較
例4のペレットを得た。
【0057】実施例1と同様にして、試験片とインスト
ルメントパネルの成形を行ない、実施例1と同様に流動
性評価、物性評価及び実性能評価を行った。流動性は良
好であったが、試験片の熱変形温度が低く、実性能試験
では耐熱変形性が不合格であった。
【0058】[比較例5]成分(A)としてプロピレン
・エチレンランダム共重合部(Ar)の含有量が7重量
%と、本発明の範囲外である結晶性プロピレン・エチレ
ンブロック共重合体(種別記号A7)を28重量%、成
分(B)として実施例1〜3に用いた種別記号B1の結
晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体を38重量
%用いる以外は実施例1と同様にして比較例5のペレッ
トを得た。
【0059】実施例1と同様にして、試験片とインスト
ルメントパネルの成形を行ない、実施例1と同様に流動
性評価、物性評価及び実性能評価を行ったが、流動性、
試験片の物性は良好であったが、成形品にフローマーク
が発生し外観で不合格であった。
【0060】[比較例6〜8]成分(B)として、プロ
ピレン・エチレンランダム共重合部分(Br)に関し
て、エチレン含有量、固有粘度のいずれかが本発明の範
囲外となる表2に記載の結晶性プロピレン・エチレンブ
ロック共重合体(種別記号B5、B6、B7)を表2に
記載の配合比で用いる以外は実施例1と同様にして比較
例6〜8のペレットを得た。
【0061】実施例1と同様にして、試験片とインスト
ルメントパネルの成形を行ない、実施例1と同様に流動
性評価、物性評価及び実性能評価を行った。全て流動性
は良好であったが、比較例6では試験片の物性は良好だ
が、成形品の光沢が高く、ウェルドが目立つため外観で
不合格であり、比較例7では試験片のアイゾット強度が
低く、成形品の衝撃性能試験においても不合格であり、
さらに光沢が高く外観でも不合格であり、比較例8では
試験片のアイゾット衝撃強度が低く、成形品の衝撃性能
試験で不合格であった。
【0062】[比較例9、10]比較例9では成分
(B)としてプロピレン・エチレンランダム共重合部
(Br)を本発明の範囲外である6重量%含有する表3
に記載の結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体
(種別記号B8)を表3に記載の配合比で用いた以外、
比較例10では成分(B)として、成分(A)及び
(B)混合物に関するMFRが本発明の範囲外になるよ
うな表3に記載の結晶性プロピレン・エチレンブロック
共重合体(種別記号B9)を用いた以外、実施例1と同
様にして比較例9、10のペレットを得た。
【0063】実施例1と同様にして、試験片の成形を行
ない、実施例1と同様に流動性評価及び物性評価を行っ
た。ともに流動性は良好だが、試験片物性のアイゾット
強度が低かった。
【0064】[比較例11〜13]成分(C)として、
MFR、α−オレフィン含有量に関して、本発明の範囲
外の表3に記載のエチレン・α−オレフィン共重合体
(種別記号C3、C4、C5)を用いる以外は、実施例
1と同様にして比較例11〜13のペレットを得た。
【0065】実施例1と同様にして、試験片の成形を行
ない、実施例1と同様に流動性評価及び物性評価を行
い、比較例11のみインストルメントパネルの成形を行
い実性能試験を行った。全て流動性は良好だが、比較例
11では試験片物性は良好だが、成形品の光沢が高くウ
ェルド外観が不合格であった。比較例12では試験片の
アイゾット強度が低く、比較例13では試験片の熱変形
温度が低かった。
【0066】[比較例14〜15]成分(D)としてレ
ーザー光散乱方式の測定による平均粒径が本発明の範囲
外である表3に記載のタルクを用いる以外は、実施例1
と同様にして比較例14〜15のペレットを得た。
【0067】実施例1と同様にして、試験片の成形を行
ない、実施例1と同様に流動性評価及び物性評価をおこ
なった。ともに流動性は良好だが、ともに試験片のアイ
ゾット強度が充分ではなかった。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】
【表3】
【0071】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の車両用インストルメントパネルの形状を
示した斜視図。
【図2】インストルメントパネルを設備した車室内の要
部を示す説明図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井勝徳 埼玉県大宮市日進町2丁目1910番地 株式 会社カンセイ内 (72)発明者 越村直好 埼玉県大宮市日進町2丁目1910番地 株式 会社カンセイ内 (72)発明者 市川茂治 埼玉県大宮市日進町2丁目1910番地 株式 会社カンセイ内 Fターム(参考) 4J002 BB15Y BP02W BP02X DJ046 FD016 GN00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)固有粘度(135℃、デカリン)
    が6dl/g以上、エチレン含有量が15〜35重量%
    の範囲のプロピレン・エチレンランダム共重合部(A
    r)を8重量%以上含有する結晶性プロピレン・エチレ
    ンブロック共重合体と、(B)固有粘度(135℃、デ
    カリン)が3〜5dl/g、エチレン含有量が35〜5
    0重量%の範囲のプロピレン・エチレンランダム共重合
    部(Br)を10〜65重量%含有する結晶性プロピレ
    ン・エチレンブロック共重合体と、(C)炭素数3〜8
    のα−オレフィン含有量が25〜50重量%のエチレン
    ・α−オレフィン2元系共重合体、及び/またはプロピ
    レン含有量が20〜30重量%の範囲のエチレン・プロ
    ピレン・エチリデンノルボルネン3元系共重合体と、
    (D)レーザー光散乱方式粒度分布計にて測定される平
    均粒径が3〜6μmのタルクと、から構成され、成分
    (A)及び(B)の混合物に関して、230℃、2.1
    6kg荷重でのメルトフローレイトが15〜45g/1
    0分の範囲内にあり、かつプロピレン単独重合部の13
    −NMR(カーボンサーティーン−核磁気共鳴)で測定
    したアイソタクチック・ペンタッド分率が96%以上で
    あり、さらに(A)及び(B)の各々のプロピレン・エ
    チレンランダム共重合部の量に関して、(Ar)量及び
    (Br)量各々が、(Ar)量、(Br)量及び成分
    (C)量の合計量に対し15重量%以上の範囲にあり、
    成分(C)に関して、エチレン・ α―オレフィン2元共
    重合体、あるいはエチレン・ プロピレン・ エチリデンノ
    ルボルネン3元系共重合体単独使用の場合、あるいは混
    合使用の場合も、成分(C)として230℃、2.16
    kg荷重のメルトフローレイトが0.1〜0.7g/1
    0分の範囲にあり、また成分(A)、成分(B)、成分
    (C)及び成分(D)の合計を100重量%とすると
    き、成分(A)及び成分(B)のプロピレン・ エチレン
    ランダム共重合部、(Ar)量、(Br)量及び(C)
    量の合計量が20〜30重量%の範囲内にあり、成分
    (C)は5重量%以上の範囲にあり、成分(D)は15
    〜25重量%の範囲にあり、さらに成分(A)及び
    (B)の合計が55〜80重量%であることを特徴とす
    る強化ポリプロピレン系樹脂組成物。
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