JPH1036586A - ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂組成物

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JPH1036586A
JPH1036586A JP18919596A JP18919596A JPH1036586A JP H1036586 A JPH1036586 A JP H1036586A JP 18919596 A JP18919596 A JP 18919596A JP 18919596 A JP18919596 A JP 18919596A JP H1036586 A JPH1036586 A JP H1036586A
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JP
Japan
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ethylene
component
olefin
mfr
copolymer
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JP18919596A
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Kazutaka Watanabe
一孝 渡辺
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Tokuyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】剛性および耐衝撃性が共に優れたポリプロピレ
ン系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】A成分:ポリプロピレン系樹脂100重量
部、B成分:エチレンと1−オクテンの如き炭素数6〜
10のα−オレフィンとの共重合体であって、特定のM
FRと密度とを示すエチレン・α−オレフィン共重合体
10〜30重量部、C成分:レーザー回折散乱法を用い
た粒度分布測定による平均粒子径が0.5〜7μmであ
るタルク5〜50重量部、およびD成分:平均繊維径
0.1〜2μm、アスペクト比が5〜100の繊維状無
機充填剤1〜30重量部よりなり、C成分とD成分との
配合比C/Dが0.5〜10であり、MFRが8g/1
0分以上であるポリプロピレン系樹脂組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ポリプロピレン系
樹脂組成物、詳しくは剛性および耐衝撃性が共に優れ、
表面外観、寸法精度、成形性の良好な、特に耐衝撃性が
必要とされる自動車内外装材等に好適に使用されるポリ
プロピレン系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリプロピレン系樹脂の剛性及び
耐熱性を改良するために、タルク等の板状無機フィラー
を配合することは広く行われており、自動車用材料等を
はじめ、多くの分野でそのような技術が広く使用されて
いる。近年、薄肉軽量化製品を作るために基材樹脂に要
求される特性として、高流動性を有し、しかも耐衝撃性
および剛性に優れていることが挙げられる。しかし、樹
脂の流動性を高めると耐衝撃性が低下するため、エチレ
ン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体等のエラストマ
ーを配合することが一般的に行われている。しかし、こ
れらのエラストマーを配合して、耐衝撃性は改良できる
ものの、剛性、耐熱性が低下し、耐衝撃性と剛性の物性
バランスが高度に良好な組成物を得ることは困難であっ
た。そこで、補強効果の高いガラス繊維等の繊維状フィ
ラーを使用することが考えられるが、ガラス繊維を使用
した場合、表面外観が悪い、ソリが発生する等の新たな
問題を生じる。そのため、特公平1−24815号公
報、特公平6−102744号公報等に開示されている
ように、フィラーとして微細なチタン酸カリウム繊維や
マグネシウムオキシサルフェート等の繊維状無機フィラ
ーとタルクを配合することが提案されている。
【0003】
【発明が解決が解決しようとする課題】しかし、これら
の材料を用いても、優れた剛性を発揮しながらの、耐衝
撃性の改良については改良の余地を残していた。
【0004】従って、本発明の目的は、剛性と耐衝撃性
が共に優れ、しかも、表面外観、寸法精度、成形性の良
好なポリプロピレン系樹脂組成物を提供することにあ
る。
【0005】更に、本発明の他の目的は、特に耐衝撃性
が必要とされる自動車内外装材等に好適に使用されるポ
リプロピレン系樹脂組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記した
課題を鑑み鋭意研究を重ねた結果、ポリプロピレン系樹
脂と、エチレンと炭素数6〜10のα−オレフィンを共
重合させて得られる特定の性状を示すエチレン・α−オ
レフィン共重合体とよりなる樹脂成分に、特定の粒子径
を有するタルクと、特定の繊維径、アスペクト比を有す
る繊維状無機フィラーとを特定の比率で配合することに
より、上記目的を達成し得ることを見い出し、本発明を
完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、A成分:ポリプロピレン
系樹脂100重量部、 B成分:エチレンと炭素数6〜10のα−オレフィンと
の共重合体であって、下記性状を示すエチレン・α−オ
レフィン共重合体10〜30重量部、 メルトフローレイト(MFR)が0.05〜60g/
10分(230℃) 密度が0.890以下 C成分:レーザー回折散乱法を用いた粒度分布測定によ
る平均粒子径が0.5〜7μmであるタルク5〜50重
量部、および D成分:平均繊維径0.1〜2μm、アスペクト比が5
〜100の繊維状無機充填剤1〜30重量部 よりなり、C成分とD成分との配合比C/Dが0.5〜
10であり、MFRが8g/10分以上であることを特
徴とするポリプロピレン系樹脂組成物である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき更に詳しく説
明する。
【0009】本発明において、A成分のポリプロピレン
系樹脂は、プロピレンの単独重合体、プロピレンと少
量、一般には、0.5〜20重量%のα−オレフィンを
共重合して得られるランダム共重合体又はブロック共重
合体等が挙げられる。該α−オレフィンとしては、エチ
レン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−
ヘプテン、1−オクテン等が挙げられるが、特にエチレ
ンが好適である。また、この場合、エチレンとα−オレ
フィンとのブロック共重合体が好ましい。
【0010】上記のポリプロピレン系樹脂は、その物性
を損なわない範囲で、例えば、20重量%以下の範囲で
ポリエチレン等の他のポリオレフィンが混合されていて
も良い。
【0011】また、上記ポリプロピレン系樹脂のMFR
は、特に制限されるものではない。、一般には、0.5
〜150g/10分の範囲のものが使用され、かかる範
囲より後記のエチレン・α−オレフィン共重合体及びそ
の他の添加剤と混合して得られるポリプロピレン系樹脂
組成物のMFRが8g/10分以上となるものを選択し
て使用すればよい。
【0012】尚、本発明において、MFRは、JIS
K 7210に準じ、230℃で測定した値である。
【0013】本発明において、B成分のエチレン・α−
オレフィン共重合体は、エチレンと炭素数6〜10のα
−オレフィンとの共重合体であって、MFRが0.0
5〜60g/10分、密度が0.89以下の性状を有
する。
【0014】また、該エチレン・α−オレフィン共重合
体のMFRは0.05〜60g/10分、好ましくは
0.1〜30g/10分、更に好ましくは0.2〜20
g/10分である。上記エチレン・α−オレフィンのM
FRが低すぎるとポリプロピレン系樹脂への分散不良が
起きる。また、エチレン−αオレフィンのMFRが高す
ぎると得られる組成物において十分な衝撃強度が得られ
ないので好ましくない。
【0015】本発明において用いられるエチレン・α−
オレフィン共重合体の密度は0.89g/cm3以下、
好ましくは0.85〜0.88g/cm3、更に好まし
くは0.85〜0.87g/cm3の値を示すものであ
る。エチレン・α−オレフィンの密度が高すぎると得ら
れる組成物において十分な衝撃強度が得られないので好
ましくない。
【0016】上記エチレン・α−オレフィンの密度は、
エチレンと共重合されるα−オレフィン含量に依存し、
前記のエチレン・α−オレフィンの密度を達成するた
め、一般に、15〜80wt(重量)%のα−オレフィ
ンを含量することが望ましい。
【0017】また、現在の工業的技術では密度0.85
g/cm3未満の材料を製造することは困難であるが、
この値未満のものでも本発明の効果を奏することができ
るものと推定される。
【0018】また、上記エチレン・α−オレフィン共重
合体において、エチレンと共重合される炭素数6〜10
のα−オレフィンとしては、1−ヘキセン、1−ヘプテ
ン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン等を挙げ
ることができる。これらの中で好ましくは炭素数6〜8
の、特に好ましくは炭素数8のα−オレフィンである。
前記α−オレフィンの炭素数が6未満であると、得られ
る組成物において、高い剛性を維持しながら十分な衝撃
強度を達成することができず好ましくない。
【0019】一方、α−オレフィンの炭素数が10を越
える共重合体は、製造が難しく品質の安定したエチレン
・α−オレフィン共重合体が得られない。これらのα−
オレフィンは1種または2種以上を用いてエチレンと共
重合させることができる。上記エチレン・α−オレフィ
ンの中でもエチレン・1−オクテン共重合体が好まし
い。
【0020】上記エチレン・α−オレフィン共重合体の
製造方法については、特に限定されるものでないが、4
価の遷移金属を含み、1個又は2個のシクロペンタジエ
ニル骨格を有する公知のメタロセン化合物とアルモキサ
ンとを組み合わせた触媒、いわゆるメタロセン触媒を使
用てエチレンとα−オレフィンとを共重合する方法が好
ましい。
【0021】前記のB成分であるエチレン・α−オレフ
ィン共重合体の配合量はA成分のポリプロピレン系樹脂
組成物100重量部に対し、10〜30重量部、好まし
くは12〜25重量部、更に好ましくは12〜20重量
部である。エチレン・αオレフィンの配合量が5重量部
未満の場合、耐衝撃性の改良効果が小さく、また、30
重量部を越えると得られる組成物の剛性が低下する。
【0022】本発明で用いられるC成分のタルクは、レ
ーザー回折散乱法を用いた粒度分布測定による平均粒子
径が0.3〜7.0μm、好ましくは0.5〜6.0μ
m、更に好ましくは1.0〜5.0μmのものである。
上記粒子径が0.3μm未満であるとタルクの分散性が
不良となり、得られる組成物の衝撃強度が低下する。ま
た粒子径が7.0μmを越えると得られる組成物の剛
性、衝撃強度が低下する。
【0023】前記タルクの配合量は、前記ポリプロピレ
ン系樹脂100重量部に対して、5〜50重量部であ
り、10〜40重量部であるのが好ましい。タルクの配
合量が50重量部を越えると、得られる組成物の衝撃強
度、流動性が低下する。
【0024】本発明で用いられる繊維状無機フィラー
は、平均繊維径が0.1〜2μm、好ましくは0.5〜
1.0μmであるとともに、アスペクト比が5〜10
0、好ましくは15〜80である。平均繊維径が0.1
μm未満であると嵩比重が小さくなりすぎ、他の成分と
の配合が困難となる。また、2μmを越えると成形品の
外観不良となる。アスペクト比が5未満であると剛性の
向上効果が不十分となり、100を越えると成形品の外
観不良となる。
【0025】D成分の繊維状無機フィラーとしては、上
記条件を満たす限り、どのようなものでも使用できる。
例えば、繊維状マグネシウムオキシサルフェート、チタ
ン酸カリウム繊維、水酸化マグネシウム繊維、ホウ酸ア
ルミニウム繊維、ケイ酸カルシウム繊維、炭酸カルシウ
ム繊維などが挙げられるが、これらの中で繊維状マグネ
シウムオキシサルフェートが好適である。また、D成分
である繊維状無機フィラーの繊維表面は、脂肪酸金属
塩、中でもステアリン酸マグネシウム又はステアリン酸
ナトリウムで表面処理されていることが分散性を向上さ
せる点で好ましい。
【0026】繊維状無機フィラーの配合量は、ポリプロ
ピレン系樹脂100重量部に対して1〜30重量部であ
り、好ましくは3〜20重量部である。繊維状無機フィ
ラーの配合量が1重量部未満では、このポリプロピレン
系樹脂組成物の成形品の剛性が向上せず、また、30重
量部を越えると、このポリプロピレン系樹脂組成物自体
の製造が困難となる。
【0027】また、C成分とD成分との配合比(C/
D)は、重量比で0.5〜10を満足することが必要で
ある。即ち、この値が10を越えると繊維状無機充填剤
による補強効果が小さく、0.5未満では、この組成物
を用いて成形した製品にソリが発生したり、物性に異方
性が生じる等の問題が発生するため好ましくない。
【0028】本発明のプロピレン系樹脂組成物にさら
に、本発明の効果を損なわない範囲で、例えば、炭酸カ
ルシウム、クレー、シリカ、炭酸マグネシウム、硫酸バ
リウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ワ
ラスロナイト等の無機充填剤、木粉、籾殻粉、セルロー
ス粉等の有機充填剤、安定剤、滑剤、帯電防止剤、離型
剤、発泡剤、顔料、核剤、難燃剤、紫外線吸収剤、可塑
剤、分解剤などの添加剤が配合できる。
【0029】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、
MFRが8g/10分以上であることが、成形サイクル
の短縮、得られる成形体へのフローマーク等の外観不良
の発生を防止するため重要である。そのうち、特に、1
0〜60g/10分に調節されたものが好ましい。上記
MFRの調節は、使用するポリプロピレン系樹脂、エチ
レン・α−オレフィン共重合体のMFR、各添加剤の種
類、添加量等を前記範囲内で変えることによって行うこ
とができる。
【0030】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物を調
整するに際し、各成分の配合順序、混合方法などは特に
限定されるものではないが、繊維状無機フィラーの破壊
を防止することが重要である。特に、A、B、C成分を
ホッパーへ定量供給し、A、B、C成分を溶融混練した
後、二軸押出機の下流部にD成分を定量供給し、再度混
練する方法が好ましい。
【0031】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、
通常の射出成形機、押出成形機、圧縮成形機、カレンダ
ー成形機等の公知の成形機を用い、何等制限されること
なく所望の形状に成形することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物
は、従来のポリプロピレン系樹脂組成物と比較して、剛
性、耐衝撃性が共に優れ、しかも、表面外観、寸法精
度、成形性が良好である。
【0033】従って、本発明のポリプロピレン系樹脂組
成物は、特に耐衝撃性が必要とされる自動車部品におい
て従来より、部材に広く適用できる。
【0034】
【実施例】本発明をさらに具体的に説明するために、以
下に実施例及び比較例を挙げて説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例
及び比較例で示した記号はそれぞれ下記のものを表す。
【0035】1.ポリプロピレン A−1:MFRが45g/10分のエチレン−プロピレ
ンブロック共重合体 A−2:MFRが4g/10分のエチレン−プロピレン
ブロック共重合体 A−3:MFRが30g/10分のエチレン−プロピレ
ンブロック共重合体 2.エチレン・α−オレフィン共重合体 B−1:MFR2.0g/10分、密度0.86g/c
3、1−オクテン含 量24wt%のエチ
レン・1−オクテン共重合体 B−2:MFR10g/10分、密度0.86g/cm
3、1−オクテン含量 24wt%のエチレ
ン・1−オクテン共重合体 B−3:MFR2.0g/10分、密度0.86g/c
3、1−ヘキセン含 量45wt%のエチ
レン・1−ヘキセン共重合体 B−4:MFR10g/10分、密度0.86g/cm
3、プロピレン含量25wt%のエチレン・プロピレン
共重合体 B−5:MFRが0.8g/10分、密度0.86g/
cm3、プロピレン含 量40wt%のエチ
レン・プロピレン共重合体 B−6:MFRが3.5g/10分、密度0.88g/
cm3、ブテン含量15wt%のエチレン−ブテン共重
合体 B−7:MFRが0.8g/10分、密度0.86g/
cm3、プロピレン含 量25mol%のエ
チレン−プロピレン−ジエン共重合体 B−8:MFR2.0g/10分、密度0.90g/c
3、オクテン含量12wt%のエチレン・オクテン共
重合体 B−9:MFRが70g/10分、密度0.86g/c
3、オクテン含量2 5wt%のエチレン
・オクテン共重合体 B−10:MFRが0.03g/10分、密度0.86g
/cm3、オクテン含 量24wt%のエチ
レン・オクテン共重合体 3.タルク C−1:平均粒子径4.3μmのタルク C−2:平均粒子径11.0μmのタルク 4.繊維状フィラー D−1:平均繊維径 0.8μm、アスペクト比30の
繊維状マグネシウムオキシサルフェート D−2:平均繊維径 0.5μm、アスペクト比60の
チタン酸カリウムウィスカー D−3:平均繊維系 0.8μm、アスペクト比150
の繊維状マグネシウムオキシサルフェート D−4:平均繊維系 0.8μm、アスペクト比3の繊
維状マグネシウムオキシサルフェート 実施例1〜4 (1)予備混合 表1に示すポリプロピレン、エチレン・α−オレフィン
共重合体、タルク、繊維状フィラーを、表1に示す割合
となるようヘンシェルミキサーで混合した。
【0036】(2)ペレット化 得られた樹脂組成物を石中鉄工社製50mm押出機にお
いて230℃で混練造粒しペレットを製造した。
【0037】(3)試験片の作成 このペレットを用いて、日本製鋼社製インラインスクリ
ュー式射出成形機により、試験片を作成した。樹脂温度
は210℃、金型温度は40℃であった。
【0038】(4)試験方法 1)MFR : JIS K 7210に準拠。
【0039】2)曲げ弾性率 : JIS K 711
3(1号ダンベル試験片)に準拠。
【0040】3)アイゾッド衝撃強度 : JIS K
7110に準拠。
【0041】4)表面外観 :360mm×100
mm×3mm(厚さ)の平板を成形し表面外観(表面あ
れ、分散不良、フローマーク)を目視にて観察した。
【0042】5)ソリ:直径150mm、厚さ2mmの
円板を成形し、48時間放置後その円板の直径方向にお
ける両端のソリの高さh1、h2を測定し、次式に従っ
てソリを測定した。
【0043】 ソリ = (h1+h2)/2/150 × 100 表中のソリに関する記号とソリとの関係は以下の通りで
ある。
【0044】 ソ リ 記 号 0〜3% ○ 3〜6% △ 6%以上 × 上記試験結果を表1に併せて示す。
【0045】
【表1】
【0046】比較例1〜6 実施例1において、表2に示すポリプロピレン、エチレ
ン・α−オレフィン共重合体、タルク、繊維状フィラー
を、表2に示す割合で使用した以外は、実施例1と同様
の方法で、予備混合、ペレット化、試験片の作成及び試
験方法を実施した。
【0047】試験結果を表2に併せて示す。
【0048】
【表2】
【0049】比較例7〜10 実施例1において、表3に示すポリプロピレン、エチレ
ン・α−オレフィン共重合体、タルク、繊維状フィラー
を、表2に示す割合で使用した以外は、実施例1と同様
の方法で、予備混合、ペレット化、試験片の作成及び試
験方法を実施した。
【0050】試験結果を表3に併せて示す。
【0051】
【表3】
【0052】比較例11〜16 実施例1において、表4に示すポリプロピレン、エチレ
ン・α−オレフィン共重合体、タルク、繊維状フィラー
を、表2に示す割合で使用した以外は、実施例1と同様
の方法で、予備混合、ペレット化、試験片の作成及び試
験方法を実施した。
【0053】試験結果を表4に併せて示す。
【0054】
【表4】
【0055】実施例5〜8 実施例1において、表5に示すポリプロピレン、エチレ
ン・α−オレフィン共重合体、タルク、繊維状フィラー
を、表2に示す割合で使用した以外は、実施例1と同様
の方法で、予備混合、ペレット化、試験片の作成及び試
験方法を実施した。
【0056】試験結果を表5に併せて示す。
【0057】
【表5】
【0058】比較例17〜20 実施例1において、表6に示すポリプロピレン、エチレ
ン・α−オレフィン共重合体、タルク、繊維状フィラー
を、表2に示す割合で使用した以外は、実施例1と同様
の方法で、予備混合、ペレット化、試験片の作成及び試
験方法を実施した。
【0059】試験結果を表6に併せて示す。
【0060】
【表6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A成分:ポリプロピレン系樹脂100重量
    部、 B成分:エチレンと炭素数6〜10のα−オレフィンと
    の共重合体であって、下記性状を示すエチレン・α−オ
    レフィン共重合体10〜30重量部、 メルトフローレイト(MFR)が0.05〜60g/
    10分(230℃) 密度が0.890以下 C成分:レーザー回折散乱法を用いた粒度分布測定によ
    る平均粒子径が0.5〜7μmであるタルク5〜50重
    量部、および D成分:平均繊維径0.1〜2μm、アスペクト比が5
    〜100の繊維状無機充填剤1〜30重量部 よりなり、C成分とD成分との配合比C/Dが0.5〜
    10であり、MFRが8g/10分以上であることを特
    徴とするポリプロピレン系樹脂組成物。
JP18919596A 1996-07-18 1996-07-18 ポリプロピレン系樹脂組成物 Pending JPH1036586A (ja)

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