JP2000143172A - 建設機械の運転制御装置 - Google Patents

建設機械の運転制御装置

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JP2000143172A
JP2000143172A JP10322381A JP32238198A JP2000143172A JP 2000143172 A JP2000143172 A JP 2000143172A JP 10322381 A JP10322381 A JP 10322381A JP 32238198 A JP32238198 A JP 32238198A JP 2000143172 A JP2000143172 A JP 2000143172A
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JP
Japan
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machine
prevention device
overload prevention
construction machine
circuit
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Pending
Application number
JP10322381A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Koga
信洋 古賀
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Yutani Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不必要時の冗長回路による操作を排除して安
全性をより高めることができる建設機械の運転制御装置
の提供。 【解決手段】 過負荷の場合に機械を自動停止させる過
負荷防止装置1を含んで構成される通常回路と、過負荷
防止装置1による機械の自動停止を解除しオペレータ操
作による機械の運転を可能とする冗長回路とを切換え可
能に備える建設機械の運転制御装置であり、過負荷防止
装置1が異常状態であることを検知する検知手段4と、
過負荷防止装置1が異常状態であることを検知手段4が
検知したときにのみ作動して前記冗長回路を有効とさせ
る継電手段5とが設けらる。更に冗長回路が有効でこれ
に切換わっていることを示す表示手段6が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーン等の建設
機械の運転制御装置に関し、更に詳しくは、過負荷防止
装置を含んで構成される通常回路と過負荷防止装置によ
る機械の自動停止を解除しオペレータ操作による機械の
運転を可能とする冗長回路とを切換え可能に備える建設
機械の運転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に建設機械の過負荷防止装置等の安
全装置においては、吊り荷が機械に与えるモーメントが
設計値以上に過大となる過負荷等が生じる異常の際に
は、安全側に機械を作動させるためとして自動停止する
ように構成されている。そのため、故障等異常時に安全
姿勢へ退避する処置として、機械の自動停止を解除して
オペレータ操作により自由に動かすことができるように
する冗長機能(redundantfunction、例えば直結ケーブ
ルを使用して過負荷防止装置を短絡する等の方策)を備
えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記冗長機能を持つ冗
長回路は、安全装置が正常な時でもオペレータによって
働かせることができるため、オペレータが冗長側に切換
えた状態を忘れた場合、あるいは故意に冗長機能を働か
せた場合には、作業中に機械が転倒の虞れ等の危険状態
になっても、安全装置は正常に出力処理を行わなく、そ
の結果重大な事故につながる虞れが充分考えられる。
【0004】本発明は、このような問題点の解消を図る
ために成されたものであり、従って、本発明の目的は、
安全装置が本来の機能を失して故障したような時にの
み、安全装置を含む通常回路から冗長回路側への切換え
を有効にするように構成することによって、不必要時の
冗長回路による操作を排除して安全性をより高めること
ができる建設機械の運転制御装置を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため以下に述べる構成としたものである。即
ち、本発明に係る請求項1の発明は、過負荷の場合に機
械を自動停止させる過負荷防止装置1を含んで構成され
る通常回路と、前記過負荷防止装置1による機械の自動
停止を解除しオペレータ操作による機械の運転を可能と
する冗長回路とを切換え可能に備える建設機械の運転制
御装置であって、前記過負荷防止装置1が異常状態であ
ることを検知する検知手段4と、過負荷防止装置1が異
常状態であることを前記検知手段4が検知したときにの
み作動して前記冗長回路を有効とさせる継電手段5とが
設けられてなることを特徴とする。
【0006】また、本発明に係る請求項2の発明は、上
記請求項1の発明に関して、前記冗長回路が有効でこれ
に切換わっていることを示す表示手段6が設けられてな
ることを特徴とする建設機械の運転制御装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、添付図面を参照しながら具体的に説明する。
【0008】図1は、本発明の第1の実施形態に係る建
設機械の運転制御装置の要部電気回路図である。1は過
負荷防止装置であって、クレーンで実現される建設機械
の場合、マイクロコンピュータを中枢とする制御系統に
組み込まれた電子化装置からなり、例えばクレーンのブ
ームについては、その作用時のブーム長さ、俯仰角度及
び吊り上げ荷重の負荷検出要素からブームに加わる重力
モーメントを計算して、これが設計荷重を超える場合に
吊り上げを中断する停止信号を出力するようになってい
る。
【0009】2は過負荷防止装置1により制御される自
動停止用電磁弁であって、ブームの伸縮、俯仰及び吊り
上げ等を制御する油圧回路の導通切換え、遮断を行うも
のであって、通常時、+24Vの直流電源で励磁され、
自動停止時は非励磁で対応する油圧回路を遮断するよう
に制御される。これら自動停止用電磁弁2の電磁コイル
と過負荷防止装置1のスイッチ要素とを含んで通常回路
が構成される。
【0010】3は冗長切換スイッチであり、前記直流電
源と自動停止用電磁弁2の電磁コイルとを接続する配線
の途中に介挿されて、この冗長切換スイッチ3と前記電
磁コイルとを含んで冗長回路が構成される。
【0011】4は故障検知リレーであり、5はそのリレ
ー接点である。故障検知リレー4は、電子化されてなる
過負荷防止装置1に対してその作動状況を例えばその動
作プログラムをモニタリングするなどにより常時監視し
て、故障等の異常状態であることを検知すると非励磁と
なって該接点5を常時開から閉成に切換えるように作動
する。なお、故障検知リレー接点5は、前記冗長回路中
において冗長切換スイッチ3に直列に介設されている。
【0012】このような電気回路が設けられてなる運転
制御装置においては、クレーンの運転中に過負荷防止装
置1が故障すると、安全のため全ての自動停止用電磁弁
2は非励磁となって、クレーンは自動停止する。ところ
が、このままではクレーンの退避動作が行えないことか
ら、冗長切換スイッチ3を投入閉成することで外部から
自動停止用電磁弁2を強制的に励磁し退避動作を可能と
する。この場合、過負荷防止装置1が故障すると、故障
検知リレー4は非励磁となり、継電手段としての故障検
知リレー接点5が閉成に切換わるため、冗長切換スイッ
チ3を投入閉成することで自動停止用電磁弁2は励磁可
能となるのである。
【0013】一方、過負荷防止装置1が正常である場合
は、故障検知リレー4は励磁され続けるため故障検知リ
レー接点5は開放のままとなり、従って、冗長切換スイ
ッチ3を投入閉成したとしても自動停止用電磁弁2は励
磁されることはない。即ち、通常時は冗長切換スイッチ
3は無効とされ、全く機能しない。
【0014】図2には、本発明の第2の実施形態に係る
建設機械の運転制御装置の要部電気回路図が示される。
この実施形態は、前記第1実施形態に類似し、対応する
各部材については同一の参照符号を付して、ここでは重
複を避け説明を省略する。
【0015】上記第2実施形態において、構成上の特徴
とされる点は表示手段6が第1実施形態に追加して設け
られてなることである。即ち、冗長回路が有効であって
これに切換わっていることを表示するための表示手段6
が設けられたことである。
【0016】上記表示手段6は、例えば警報ブザー7及
び液晶ディスプレー8を含んで構成される表示器が使用
され、冗長切換スイッチ3と故障検知リレー接点5の直
列回路を直列に介して直流電源の正負極間に接続され
て、例えば運転室のコックビットに設置される。
【0017】この表示器6が設けられてなることによっ
て、運転制御装置が冗長回路に切換えられると、冗長側
に切換わっているというメッセージを液晶ディスプレー
8に表示すると同時に警報ブザー7を吹鳴させてオペレ
ータに注意を喚起することができる。
【0018】以上説明した両実施形態においては、過負
荷防止装置1で直接自動停止用電磁弁2を制御するもの
が示されているが、本発明は、このような構成に限定さ
れるものではなく、例えば、リレーを介して自動停止用
電磁弁2などの被制御機器を制御するようにしたもので
もよく、また、表示手段6として表示器とブザーを使用
するものの他にランプ表示や音声警報を用いたものであ
ってもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。即ち、
本発明によれば、過負荷防止装置が異常のときのみ冗長
回路を有効とすることにより、通常時に冗長回路が働く
ことがなくなり安全性が高い。また、クレーンの自動停
止が過負荷運転によるものか、また過負荷防止装置の故
障によるものかの区別が明らかとなるため、冗長回路を
働かせる場合、オペレータに的確な判断をもたらすこと
が可能であり、例えば過負荷防止装置の故障の際、運転
操作知識に乏しいユーザーがサービスマンの指示により
冗長回路に切換えてクレーンを安全な姿勢に退避させる
等のこと可能である。
【0020】本発明はまた、冗長回路が有効でこれに切
換わっていることを示す表示手段を設けることにより、
冗長回路に切換わっていることをオペレータに正確に伝
達することができ、注意を促し得る点で安全効果を一層
高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る建設機械の運転
制御装置の電気回路図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る建設機械の運転
制御装置の電気回路図である。
【符号の説明】
1…過負荷防止装置 2…自動停止用電磁弁 3
…冗長切換スイッチ 4…故障検知リレー 5…故障検知リレー接点 6
…表示器 7…警報ブザー 8…液晶ディスプレー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過負荷の場合に機械を自動停止させる過
    負荷防止装置を含んで構成される通常回路と、前記過負
    荷防止装置による機械の自動停止を解除しオペレータ操
    作による機械の運転を可能とする冗長回路とを切換え可
    能に備える建設機械の運転制御装置であって、前記過負
    荷防止装置が異常状態であることを検知する検知手段
    と、過負荷防止装置が異常状態であることを前記検知手
    段が検知したときにのみ作動して前記冗長回路を有効と
    させる継電手段とが設けられてなることを特徴とする建
    設機械の運転制御装置。
  2. 【請求項2】 前記冗長回路が有効でこれに切換わって
    いることを示す表示手段が設けられてなる請求項1に記
    載の建設機械の運転制御装置。
JP10322381A 1998-11-12 1998-11-12 建設機械の運転制御装置 Pending JP2000143172A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10147777A1 (de) * 2001-09-27 2003-04-24 Rheinmetall Landsysteme Gmbh Vorrichtung zur Erhöhung der Standsicherheit bei mobilen Krananlagen
FR2898120A1 (fr) * 2006-03-03 2007-09-07 Manitou Bf Sa "dispositif de commande, notamment pour machine de manutention"

Cited By (4)

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DE10147777A1 (de) * 2001-09-27 2003-04-24 Rheinmetall Landsysteme Gmbh Vorrichtung zur Erhöhung der Standsicherheit bei mobilen Krananlagen
DE10147777B4 (de) * 2001-09-27 2005-06-23 Rheinmetall Landsysteme Gmbh Vorrichtung zur Erhöhung der Standsicherheit bei mobilen Krananlagen
FR2898120A1 (fr) * 2006-03-03 2007-09-07 Manitou Bf Sa "dispositif de commande, notamment pour machine de manutention"
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Effective date: 20030603