JPH03264480A - エレベータの遠隔救出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エレベータの遠隔救出装置に関する・〔従来
の技術〕 エレベータが走行中に、停電或は異常を検知すると、安
全を確保するためにエレベータは直ちに停止する。そし
てこの時、エレベータはドアを開かず停止している場合
が多く、乗客はエレベータのかご内に閉じ込められてし
まう、これを通常缶詰と称し、このようなとき乗客は通
話装置を作動させ救出を求める行動をする。

近年、エレベータと保守の拠点となっている監視センタ
の監視員とで交信できるようにした特公昭５９−１７０
１７号公報に開示されているエレベータの非常通話装置
が実現し上述した乗客の救出活動が迅速にかつ、円滑に
行なえるようになった。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、遠隔地で缶詰が発生した場合。

交通事情により救援者が現地に到着するのが遅れること
もあり、エレベータが乗客により自刃脱出可能な位置に
停止していても、乗客は長時間かご内で救援者の到着を
待っていることとなる。また、長時間の缶詰状態で、乗
客は不安の焦燥感により思わぬ行動に走り、特に、エレ
ベータが正規階床位置に停止していない場合は事故を誘
発する危険があった。

本発明の目的は上記実情に鑑みてなされたものであって
、乗客に適切にかつ安全に自刃脱出の指示を与えること
ができるエレベータの遠隔脱出装置を提供す・ることに
ある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、エレベータに異常状態が発
生すると、異常状態選別回路が前記異常状態を検出して
通信装置を起動させ、Ｖｉ視センタに該異常状態を伝送
する手段を具備したエレベータと、複数台のエレベータ
の異常状態を監視し、該エレベータの動作を遠隔にて制
御する手段を具備した前記監視センタとを通信回線によ
って接続したエレベータの遠隔制御システムにおいて、
エレベータが異常停止したとき、停止状態を検出し乗客
による自刃脱出が安全に行なえるゾーンであることを判
別する判別手段と、この判別手段に基づいて、前記監視
センタの遠隔制御手段の操作によって、前記エレベータ
が起動できない状態に保持させる手段と、自刃脱出を勧
告する旨を表示する表示手段とを有する構成としたもの
である。

〔作用〕

本発明によれば、上記のような構成になっているため、
乗かごが安全に自刃脱出可能ゾーン内にあるとき、この
旨と脱出方法の指示が表示によって行なわれるので、乗
客はこれに従って脱出することができ、異常停止時の救
出時間の短縮と乗客の安全確保が図れる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図、第２図に基づき説明
する。

図中、１は遠隔地に設置され複数台のエレベータを監視
する監視センタ、２は監視センタ１の制御装置、３は遠
隔監視するエレベータの状態を表示する監視装置、４は
遠隔制御装置、５は監視センタに設置された通信装置、
６は通信回線、７はエレベータに取付けられた通信装置
で通信回線６を介し監視センタと接続される。８はエレ
ベータが異常停止したことを検出する異常停止検出回路
。

９は例えば秤装置によりかご内荷重の有無を検知しかご
内に乗客がいるか否かを判別する乗客検出回路、１０は
エレベータが停止した位置を検出する位置検出回路、１
１はエレベータが異常停止した後、かごが動き始めたこ
とを検出する起動検出回路で、例えば、ロータリーエン
コーダで構成され、その出力信号によってかごの動きを
検出するものである。１２は乗客が脱出する際何等かの
原因によりエレベータの起動回路が投入されエレベータ
が起動すると脱出自体が危険となるのでエレベータの起
動回路が投入されないようにするためエレベータの制御
電源を遮断する電源遮断回路で。

例えば、これは主電源回路のブレーカをトリップさせる
ものである。１３は複数のメツセージを記憶し制御回路
１５がらの六方信号によって表示すべきメツセージを選
択する表示選択回路、１４はエレベータかご内に取付け
られた表示装置である。

１５は制御回路で、異常停止検出回路８からの信号が入
力され、かつ、乗客検出回路９からの信号により乗客が
かご内にいる場合１位置検出回路１０からの入力信号に
よりエレベータの停止位置を検知して乗客が安全にかご
内から脱出可能なゾーンであるか判定を行ない１通信装
置７を介して監視センタ１ヘエレベータ異常が発生した
旨の伝送を行なうと同時に、表示選択回路１３に信号を
出力し、また、監視センタｌの遠隔制御装置４の指令に
より、電源遮断口Ｗ＆１３を動作させる指令信号を出力
する。

今、エレベータが異常停止すると（８１）、この状態は
異常停止検出回路８により検出され、同時に１乗客検出
回路９でかご内の乗客の有無を判別しくＳ２）、乗客が
いる場合制御回路１５は位置検出回路１０からの入力に
より、エレベータの停止位置が乗客が自刃で脱出可能な
ゾーン内かを判断しく５３）１次に、通信装置７へ信号
を出力し、通信回線６を介し監視センタｌヘエレベータ
が異常停止し乗客が脱出可能ゾーンを缶詰となっている
旨のデータを伝送する（Ｓ４）。同時に制御回路１５は
、表示選択信号工３へ表示選択信号を出力し、表示選択
回路１３は複数記憶された表示内容から制御回路１５か
ら指令された表示内容を選択し、表示装置１４へ出力す
る。表示装置１４は表示選択回路１３が選択した表示内
容を、例えば「只今、係員を派遣いたしました。そのま
まお待ちください。」等と表示する（Ｓ５）。次に、通
信回線６を介して監視センタ１に伝送されたデータは制
御装置２によってエレベータの異常状態を監視装置３に
表示されると同時に、遠隔制御装置４は自動もしくはセ
ンタ員の操作により、乗客が自刃で脱出するための脱出
制御信号を通信装置７へ送信する。通信装置７は脱出制
御信号を受信しくＳ６）、制御回路１５へ出力する。制
御回路１５は電源遮断回路１２へ信号を出力し、電源遮
断回路１２は、エレベータの主電源回路を遮断しくＳ７
）、同時に表示選択回路１３へ脱出を促す旨の表示内容
、例えば「エレベータは安全確保のため非常停止いたし
ました。お客様御自身で脱出できますので脱出される場
合は、扉を手で開けたうえで足元に十分御注意のうえ外
に出て下さい。」を選択し、表示袋Ｗ１４に表示させる
（Ｓ８）。次に起動検出回路１１はエレベータの停止状
態を検出しくＳ９）、エレベータが停止中の場合は乗客
の脱出を待つ（ＳＩＯ）。また、エレベータが何らかの
原因で動き、起動検出回路１１が動作した場合（Ｓ９）
、制御回路１５は、表示袋Ｗ１４で表示していた表示内
容を、脱出を中止させる表示内容、例えば、「脱出は危
険ですので係員による救出をお待ち下さい。」に変化さ
せ（Ｓ１１）、乗客は救援者の到着を待つ（Ｓ　１２）
。

エレベータが異常停止し、乗客検出回路９でかご内に乗
客がいないと判別した場合（Ｓ２）、制御回路１５はエ
レベータが異常停止した旨の信号を監視センタに伝送さ
せる（Ｓ　１３）。また、エレベータが脱出不可能ゾー
ンで停止していた場合（Ｓ３）、制御回路１５は監視セ
ンタ１へその旨の信号伝送を指令しく５１４）、同時に
表示装置１４へ自刃脱出を行なわない旨の表示、「脱出
は危険ですので係員による救出をお待ち下さい」を表示
させ（Ｓｌｌ）、乗客は救援者の到着を待つこととなる
（８１２）。

〔発明の効果〕

以上、説明したように、本発明によれば、乗客に適切に
、かつ、安全に自刃脱出の指示を表示により与えること
ができ、異常停止時における救出時間の短縮が図れると
共に、乗客の安全を確実に確保できるという優れた効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例になるエレベータの遠隔救出
装置を示すブロック図、第２図は動作を示すフローチャ
ートである。 １・・・・・・監視センタ、７・・・・・・通信装置、
８・・・・・・異常停止検出回路、９・・・・・・乗客
検出回路、１０・・・・・・位置検出回路、１１・・・
・・・起動検出回路、１２・・・・・電源遮断回路、１
４・・・・・・表示装置、１５・・・・・・制御第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）エレベータに異常状態が発生すると、異常状態選
   別回路が前記異常状態を検出して通信装置を起動させ、
   監視センタに該異常状態を伝送する手段を具備したエレ
   ベータと、複数台のエレベータの異常状態を監視し、該
   エレベータの動作を遠隔にて制御する遠隔制御手段を具
   備した前記監視センタとを通信回線によつて接続したエ
   レベータの遠隔救出装置において、エレベータが異常停
   止したとき、乗客の有無を検出し乗客による自刃脱出が
   安全に行なえるゾーンであることを判別する判別手段と
   、この判別手段に基づいて、前記監視センタの遠隔制御
   手段の操作によつて、前記エレベータが起動できない状
   態に保持させる手段と、自刃脱出を勧告する旨を表示す
   る表示手段とを有することを特徴とするエレベータの遠
   隔救出装置。