JP2000142458A - 自動車の車体フレーム構造 - Google Patents

自動車の車体フレーム構造

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JP2000142458A JP10312855A JP31285598A JP2000142458A JP 2000142458 A JP2000142458 A JP 2000142458A JP 10312855 A JP10312855 A JP 10312855A JP 31285598 A JP31285598 A JP 31285598A JP 2000142458 A JP2000142458 A JP 2000142458A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 居住性や乗降性の低下を招かずにフロアの前
後方向の剛性を高めることができるように構成された自
動車の車体フレーム構造を提供する。 【解決手段】 フロントサイドフレーム2の後端とリア
クロスメンバ3の側端との間を、軽金属材で押出成型さ
れた中空ビーム8で直線的に連結するものとした。これ
によれば、正面衝突時にフロントサイドフレームに加わ
った荷重は、居室部分の前後方向に延在する中空ビーム
にて受け止められることになるので、ダッシュボードロ
ワクロスメンバが局部的に居室内に突入するような変形
が避けられる。特に、中空ビームを、幅寸法よりも高さ
寸法が小さい四角形をなし、その上下壁の対向内面間が
リブ17で結ばれているものとすれば、フロアの厚さを
過大にせずに所期の剛性を得ることができ、中空ビーム
の後端とリアクロスメンバの側端とをダイキャスト成型
されたアウトリガー10に接合するものとすれば、中空
ビームとリアクロスメンバとの接続部の剛性をより一層
高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム合金
などの軽金属材で形成した自動車の車体フレーム構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】中空材の溶接構造からなるスペースフレ
ーム形式の車体フレームの場合、一般に、フロントサイ
ドフレームが前輪の内側に延設され、居室の床の側端に
サイドシルが延設される。そしてフロントサイドフレー
ムの後端とサイドシルの前端とは、共にダッシュボード
ロワクロスメンバに接続される。この形式によると、ダ
ッシュボードロワクロスメンバに対するフロントサイド
フレームとサイドシルとの連結端は、車幅方向について
互いにオフセットした位置となる。そのため、車両が正
面衝突した際に、フロントサイドフレームからの衝突荷
重とサイドシルからの反力荷重とのダッシュボードロワ
クロスメンバへの入力位置がずれることとなり、フロン
トサイドフレームとダッシュボードロワクロスメンバと
の連結部が居室内へ向けて曲折し易くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような車体変形が
居室にまで及ぶことは好ましいことではないので、一般
にダッシュボードロワクロスメンバやサイドシルの断面
積を大きくして居室のフロア部の剛性を高めるようにし
ているが、ダッシュボードロワクロスメンバやサイドシ
ルの大型化は、居住性や乗降性の低下を招くという不都
合がある。
【0004】本発明は、このような従来技術の不都合な
点を改善するべく案出されたものであり、その主な目的
は、居住性や乗降性の低下を招かずにフロアの前後方向
の剛性を高めることができるように構成された自動車の
車体フレーム構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、フロントサイドフレーム2
の後端とリアクロスメンバ3の側端との間を、軽金属材
で押出成型された中空ビーム8で直線的に連結するもの
とした。これによれば、正面衝突時にフロントサイドフ
レームに加わった荷重は、居室部分の前後方向に延在す
る中空ビームにて受けられることになるので、ダッシュ
ボードロワクロスメンバが局部的に居室内に突入するよ
うな変形が避けられる。特に、中空ビームの断面形状
を、幅寸法よりも高さ寸法が小さい四角形をなし、その
上下壁の対向内面間がリブ17で結ばれているものとす
れば、フロアの厚さを過大にせずに所期の剛性を得るこ
とができ、中空ビームの後端とリアクロスメンバの側端
とをダイキャスト成型されたアウトリガー10に接合す
るものとすれば、中空ビームとリアクロスメンバとの接
続部の剛性をより一層高めることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された一実
施の形態を参照して本発明について詳細に説明する。
【0007】図1は、本発明が適用された車体下部フレ
ームの全体を示している。このフレームは、アルミニウ
ム合金で形成された種々の部材を互いに溶接結合して構
成されており、ダッシュボードロワクロスメンバ1にそ
の後端を結合して前方へ延出された左右一対のフロント
サイドフレーム2と、リアクロスメンバ3にその前端を
結合されて後方へ延出された左右一対のリアサイドフレ
ーム4と、ダッシュボードロワクロスメンバ1とリアク
ロスメンバ3との両側端間を連結するべく前後方向に延
設された左右一対のサイドシル5と、ダッシュボードロ
ワクロスメンバ1とリアクロスメンバ3との中央部同士
間を連結するべく前後方向に延設されたフロアトンネル
6と、居室の前後方向中間部にて左右のサイドシル5同
士間を連結するミドルクロスメンバ7と、ダッシュボー
ドロワクロスメンバ1に於けるフロントサイドフレーム
2の接続部とリアクロスメンバ3の側端との間を連結す
るべく後側が開いたハ字形に配設された一対のフロアビ
ーム8(中空ビーム)と、サイドシル5とフロアビーム
8との間を連結するべくミドルクロスメンバ7の後方に
設けられたシートレールブラケット9と、リアクロスメ
ンバ3とリアサイドフレーム4とサイドシル5とフロア
ビーム8との連結部に設けられたアウトリガー10とを
備えている。
【0008】これらの各部材は、ダッシュボードロワク
ロスメンバ1、シートレールブラケット9、並びにアウ
トリガー10がダイキャスト成型されたものであること
を除き、他は押出成型された中空材によって構成されて
いる。
【0009】なお、図1においては図示省略している
が、居室並びに荷室部分にはアルミニウム合金板をプレ
ス成型してなる床板が張られる。
【0010】フロアトンネル6の後端に接続されるリア
クロスメンバ3は、長手方向に直行する断面の形状が、
図2に示すように、2つの閉断面部C1・C2を上下に
重ね合わせた日の字形をなす第1の部分3aと、第1の
部分3aの前壁から下向きに延出されかつその下縁部が
前方へ延出されたエプロン状をなす第2の部分3bと、
第1の部分3aの頂部から後方へ延出された庇状部分3
cとを有するように、アルミニウム合金の押出成型材で
形成されている。
【0011】リアクロスメンバ3の両側端部は、後方へ
向けて湾曲させられると共に、第1の部分3aの2つの
閉断面部C1・C2の中間隔壁13から上側の部分が切
除されており、下側の閉断面部C2と第2の部分3bと
の端末が、サイドシル5の内側面に隅肉溶接されてい
る。これにより、左右のサイドシル5同士間は、車幅方
向の全長に渡って中空閉断面部C2が連続するリアクロ
スメンバ3で連結されることとなる。
【0012】フロアビーム8は、その断面形状が図3に
示すように、幅寸法よりも高さ寸法が小さく、かつ上辺
よりも下辺が狭い逆台形をなし、その上下壁の対向内面
間が縦リブ17で結ばれている。これにより、必要にし
て十分な座屈強度を、その断面積を増大せずに確保し得
る。
【0013】リアクロスメンバ3とリアサイドフレーム
4とサイドシル5とフロアビーム8との連結部に介設さ
れたアウトリガー10は、前述の通りダイキャスト成型
されており、図4に示したように、適宜にリブを設けて
補強され、リアクロスメンバ3の側端部における第1の
部分3aの背面及び底面、並びに第2の部分3bの背面
を当接させるための階段状をなすリアクロスメンバ接続
部18と、リアサイドフレーム4の前端部の両側面を接
合させるべく三角形のリブRで補強された側壁19a並
びにリアサイドフレーム4の前端部の底面を接合させる
べく緩い円弧を描く底壁19bからなるリアサイドフレ
ーム接続部19と、サイドシル5の後端部内側面を接合
させるためのサイドシル接続部20と、フロアビーム8
の後端部上面を接合させるためのフロアビーム接続部2
1と、リアトレーリングアームを枢着させるためのアー
ムブラケット部22と、サイドジャッキアップポイント
23とが一体形成されている。
【0014】このアウトリガー10に対し、図2に示し
たように、リアクロスメンバ3、リアサイドフレーム
4、サイドシル5、並びにフロアビーム8の各押出材の
端部が溶接付けされると共に、図5に示したように、ア
ームブラケット部22にリアトレーリングアーム24が
枢着される。
【0015】
【発明の効果】このように本発明によれば、フロントサ
イドフレームの後端とリアクロスメンバの側端との間
を、軽金属材で押出成型された中空のフロアビームで直
線的に連結するものとしたので、サイドシルの断面積を
大きくせずに居室フロアの曲げ剛性を高めることが可能
となり、衝突荷重による車体変形が居室に及ぶことの抑
制効果を居住性や乗降性を犠牲にせずに高めることがで
きる。また、フロアビームの断面形状を、幅寸法よりも
高さ寸法が小さい四角形とし、その上下壁の対向内面間
を結ぶリブを設けることにより、フロアの厚さを過大に
せずに所期の剛性を得ることができる。これに加えて、
フロアビームの後端とリアクロスメンバの側端とをダイ
キャスト成型されたアウトリガーに接合するものとすれ
ば、フロアビームとリアクロスメンバとの接続部の剛性
をより一層高める上に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体下部フレームの全体斜視図
【図2】アウトリガーに対する各部材の接続状態を示す
要部斜視図
【図3】フロアビームの長手方向に直行する面の断面図
【図4】アウトリガー単体の斜視図
【図5】アウトリガーに対するリアトレーリングアーム
の取付状態を示す要部斜視図
【符号の説明】
1 ダッシュボードロワクロスメンバ 2 フロントサイドフレーム 3 リアクロスメンバ 8 フロアビーム 10 アウトリガー 17 縦リブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントサイドフレームの後端とリアク
    ロスメンバの側端との間を、軽金属材で押出成型された
    中空ビームを介して連結したことを特徴とする自動車の
    車体フレーム構造。
  2. 【請求項2】 前記中空ビームは、その断面形状が幅寸
    法よりも高さ寸法が小さい四角形をなし、その上下壁の
    対向内面間がリブで結ばれていることを特徴とする請求
    項1に記載の自動車の車体フレーム構造。
  3. 【請求項3】 前記中空ビームの後端と前記リアクロス
    メンバの側端とが、ダイキャスト成型されたアウトリガ
    ーに接合されることを特徴とする請求項1に記載の自動
    車の車体フレーム構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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