JP2000128026A - 車体フロアトンネル構成用フレーム部材 - Google Patents

車体フロアトンネル構成用フレーム部材

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JP2000128026A
JP2000128026A JP10303431A JP30343198A JP2000128026A JP 2000128026 A JP2000128026 A JP 2000128026A JP 10303431 A JP10303431 A JP 10303431A JP 30343198 A JP30343198 A JP 30343198A JP 2000128026 A JP2000128026 A JP 2000128026A
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JP
Japan
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floor tunnel
section
closed
shape
floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10303431A
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English (en)
Inventor
Shuichiro Iwatsuki
修一郎 岩月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純にして高い曲げ剛性が得られるように改
良された車体フロアトンネル構成用フレーム部材を提供
する。 【解決手段】 頂面が平坦な山形をなして下向きに開か
れた凹面を前後方向に連続させた車体フロアトンネル構
成用フレーム部材を、軽金属材の押出成型によって連続
的な閉断面部が前記頂面の隅部に形成されているものと
した。このように、閉断面部を設けることにより、高さ
寸法を増大せずにフロアトンネルとしての曲げ剛性を高
めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体のフロアトン
ネルを構成するフレーム部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車体フロアの幅方向中央部には、プロペ
ラシャフトや排気管を床下に通すために、下向きに開か
れた凹面を前後方向に連続させた所謂フロアトンネルが
設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このフロアトンネル
は、居住性を高める上にはその突出高さはできる限り小
さいことが好ましい。しかしながらその反面、フロアの
曲げ剛性を高める役割を担うフロアトンネルとしては、
できる限り高い断面二次モーメントを確保したいので、
高さ寸法の低減は困難である。
【0004】居住性を損なわずにフロアトンネルの剛性
を確保するには、フロアトンネルに補強部材を付加する
ことが考えられるが、これには同部分の製造工程の複雑
化を招き、製造コストの増大に繋がるという好ましくな
い面がある。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
単純にして高い曲げ剛性が得られるように改良された車
体フロアトンネル構成用フレーム部材を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、頂面が平坦な山形をなして
下向きに開かれた凹面を前後方向に連続させた車体フロ
アトンネル構成用フレーム部材6を、軽金属材の押出成
型によって連続的な閉断面部C3・C4が前記頂面の隅
部に形成されているものとした。これによれば、閉断面
部を設けることによって高さ寸法を増大せずにフロアト
ンネルとしての曲げ剛性を高めることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された一実
施の形態を参照して本発明について詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明が適用された車体下部フレ
ームの全体を示している。このフレームは、アルミニウ
ム合金で形成された種々の部材を互いに溶接結合して構
成されており、ダッシュボードロワクロスメンバ1にそ
の後端を結合して前方へ延出された左右一対のフロント
サイドフレーム2と、リアクロスメンバ3にその前端を
結合されて後方へ延出された左右一対のリアサイドフレ
ーム4と、ダッシュボードロワクロスメンバ1とリアク
ロスメンバ3との両側端間を連結するべく前後方向に延
設された左右一対のサイドシル5と、ダッシュボードロ
ワクロスメンバ2とリアクロスメンバ3との中央部同士
間を連結するべく前後方向に延設されたフロアトンネル
6と、居室の前後方向中間部にて左右のサイドシル5同
士間を連結するミドルクロスメンバ7と、ダッシュボー
ドロワクロスメンバ1に於けるフロントサイドフレーム
2の接続部とリアクロスメンバ3の側端との間を連結す
るべく後側が開いたハ字形に配設された一対のフロアビ
ーム8と、サイドシル5とフロアビーム8との間を連結
するべくミドルクロスメンバ7の後方に設けられたシー
トレールブラケット9と、リアクロスメンバ3とリアサ
イドフレーム4とサイドシル5とフロアビーム8との連
結部に設けられたアウトリガー10とを備えている。
【0009】これらの各部材は、ダッシュボードロワク
ロスメンバ1、シートレールブラケット9、並びにアウ
トリガー10がダイキャスト成型されたものであること
を除き、他は押出成型された中空材によって構成されて
いる。
【0010】なお、図1においては図示省略している
が、居室並びに荷室部分にはアルミニウム合金板をプレ
ス成型してなる床板が張られる。
【0011】フロアトンネル6の後端に接続されるリア
クロスメンバ3は、長手方向に直行する断面の形状が、
図2に示すように、2つの閉断面部C1・C2を上下に
重ね合わせた日の字形をなす第1の部分3aと、第1の
部分3aの前壁から下向きに延出されかつその下縁部が
前方へ延出されたエプロン状をなす第2の部分3bと、
第1の部分3aの頂部から後方へ延出された庇状部分3
cとを有するように、アルミニウム合金の押出成型材で
形成されている。
【0012】リアクロスメンバ3の第2の部分3bの中
央には、図3に併せて示すように、フロアトンネル6の
輪郭に合わせた切欠部11が形成されており、第1の部
分3aにおける日の字の第4画目に相当する底壁12の
下面が、フロアトンネル6の後端部の頂面6aに当接す
るようにされている。そしてこの互いの当接部を隅肉溶
接することにより、リアクロスメンバ3の中央部とフロ
アトンネル6の後端部とが相互に結合されている。
【0013】リアクロスメンバ3の両側端部は、後方へ
向けて湾曲させられると共に、第1の部分3aの2つの
閉断面部C1・C2の中間隔壁13から上側の部分が切
除されており、下側の閉断面部C2と第2の部分3bと
の端末が、図3に示すように、サイドシル5の内側面に
隅肉溶接されている。これにより、左右のサイドシル5
同士間は、車幅方向の全長に渡って中空閉断面部C2が
連続するリアクロスメンバ3で連結されることとなる。
【0014】フロアトンネル6は、長手方向に直行する
断面の形状が、図4に示すように、その頂面6aが平坦
な山形をなして下向きに開かれた凹面となるように、ア
ルミニウム合金の押出成型材で形成されている。そして
その頂面6aの左右の隅部には、それぞれ閉断面部C3
・C4が一体形成されている。この閉断面部C3・C4
により、高さ寸法を増大せずにフロアトンネル6の曲げ
剛性を好適に高めることができる。またスカート状をな
す左右両側壁6bの下縁部に、床板Fの内縁立上部を重
ね合わせて溶接接合するようになっている。
【0015】なお、上記の如くしてフロアトンネル6の
剛性を高めることにより、フロアトンネル6の前端と接
続されるダッシュボードロワクロスメンバ1の中央部の
剛性も高まるので、図には明示していないが、この部分
にエンジンマウントブラケットを一体的に形成するもの
とすれば、構造の複雑化を招かずにエンジンの支持剛性
を高めることもできる。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、下向きに開
かれて前後に連続する凹面を有するフロアトンネル構成
用フレーム部材の山形をなす頂面の隅部に、押出成型で
比較的容易に閉断面部を形成することができるので、総
合的な製造コストを増大せずに、小さな高さ寸法のフロ
アトンネルに必要にして十分な曲げ剛性を付与すること
ができる。従って、車体のNVH特性を向上し得ること
はもとより、衝突荷重による居室部分の変形を抑制する
上に多大な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された車体下部フレームの全体斜
視図
【図2】フロアトンネルとリアクロスメンバとの接続部
の部分的な斜視図
【図3】図1に示す車体下部フレームをリアクロスメン
バの直前で切断した状態の正面図
【図4】フロアトンネルの縦断面図
【符号の説明】
6 フロアトンネル 6a 頂面 C3・C4 閉断面部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂面が平坦な山形をなして下向きに開か
    れた凹面を前後方向に連続させた車体フロアトンネル構
    成用フレーム部材であって、 軽金属材の押出成型によって連続的な閉断面部が前記頂
    面の隅部に形成されていることを特徴とする車体フロア
    トンネル構成用フレーム部材。
JP10303431A 1998-10-26 1998-10-26 車体フロアトンネル構成用フレーム部材 Pending JP2000128026A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008036339A1 (de) * 2008-08-04 2010-02-18 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Fahrzeugaufbau
CN109895870A (zh) * 2017-12-08 2019-06-18 蔚来汽车有限公司 车辆地板的横梁、车辆地板、铝合金挤出成型件和车辆
JP2019189163A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 マツダ株式会社 車両の車体構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008036339A1 (de) * 2008-08-04 2010-02-18 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Fahrzeugaufbau
CN109895870A (zh) * 2017-12-08 2019-06-18 蔚来汽车有限公司 车辆地板的横梁、车辆地板、铝合金挤出成型件和车辆
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