JPH11227628A - 車体クロスメンバ構成用フレーム部材 - Google Patents
車体クロスメンバ構成用フレーム部材Info
- Publication number
- JPH11227628A JPH11227628A JP3721798A JP3721798A JPH11227628A JP H11227628 A JPH11227628 A JP H11227628A JP 3721798 A JP3721798 A JP 3721798A JP 3721798 A JP3721798 A JP 3721798A JP H11227628 A JPH11227628 A JP H11227628A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cross member
- floor tunnel
- closed
- section
- sections
- Prior art date
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- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 単純にして強度低下を最低限に抑えられるよ
うに改良された車体クロスメンバ構成用フレーム部材を
提供する。 【解決手段】 フロアトンネル6と交差する車体のクロ
スメンバを構成するフレーム部材7を、軽金属材料の押
し出し成型により、連続する閉断面部7aがその最上段
位置に形成されているものとした。これによれば、連続
する閉断面を押し出し成型によって比較的容易に形成す
ることができる。
うに改良された車体クロスメンバ構成用フレーム部材を
提供する。 【解決手段】 フロアトンネル6と交差する車体のクロ
スメンバを構成するフレーム部材7を、軽金属材料の押
し出し成型により、連続する閉断面部7aがその最上段
位置に形成されているものとした。これによれば、連続
する閉断面を押し出し成型によって比較的容易に形成す
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロアトンネルと
交差する車体のクロスメンバを構成するフレーム部材に
関するものである。
交差する車体のクロスメンバを構成するフレーム部材に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】車体フロアの幅方向中央部には、プロペ
ラシャフトや排気管を床下に延設するために、下向きに
開かれた凹面を前後方向に連続させた所謂フロアトンネ
ルが設けられている。そしてフロアトンネルには、左右
方向に延在するクロスメンバが直交している。このフロ
アトンネルと交差するクロスメンバは、フロアトンネル
が下向きに開かれているためにその閉断面を交差部で分
断せざるを得ない。
ラシャフトや排気管を床下に延設するために、下向きに
開かれた凹面を前後方向に連続させた所謂フロアトンネ
ルが設けられている。そしてフロアトンネルには、左右
方向に延在するクロスメンバが直交している。このフロ
アトンネルと交差するクロスメンバは、フロアトンネル
が下向きに開かれているためにその閉断面を交差部で分
断せざるを得ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】側方衝突に対する強度
部材としての役割を担うクロスメンバとしては、できる
限り高い曲げ強度を確保したいので、強度低下の要因と
なる閉断面の分断は好ましいことではない。
部材としての役割を担うクロスメンバとしては、できる
限り高い曲げ強度を確保したいので、強度低下の要因と
なる閉断面の分断は好ましいことではない。
【0004】クロスメンバのフロアトンネルとの交差部
の剛性を確保するためには、クロスメンバに補強部材を
介設することが考えられるが、これには同部分の製造工
程の複雑化を招き、製造コストの増大に繋がるという不
都合がある。
の剛性を確保するためには、クロスメンバに補強部材を
介設することが考えられるが、これには同部分の製造工
程の複雑化を招き、製造コストの増大に繋がるという不
都合がある。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
単純にして強度低下を最低限に抑えられるように改良さ
れた車体クロスメンバ構成用フレーム部材を提供するこ
とにある。
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
単純にして強度低下を最低限に抑えられるように改良さ
れた車体クロスメンバ構成用フレーム部材を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、フロアトンネル6と交差す
る車体のクロスメンバを構成するフレーム部材7を、軽
金属材料の押し出し成型により、連続する閉断面部7a
がその最上段位置に形成されているものとした。これに
よれば、連続する閉断面を押し出し成型によって比較的
容易に形成することができる。
ために、本発明においては、フロアトンネル6と交差す
る車体のクロスメンバを構成するフレーム部材7を、軽
金属材料の押し出し成型により、連続する閉断面部7a
がその最上段位置に形成されているものとした。これに
よれば、連続する閉断面を押し出し成型によって比較的
容易に形成することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された好適
な実施の形態を参照して本発明の構成について詳細に説
明する。
な実施の形態を参照して本発明の構成について詳細に説
明する。
【0008】図1は、本発明が適用された車体下部フレ
ームの全体を示している。このフレームは、アルミニウ
ム合金で形成された種々の部材を互いに溶接結合するこ
とで組み立てられており、ダッシュボードロワクロスメ
ンバ1にその後端を結合して前方へ延出された一対のフ
ロントサイドフレーム2と、リアクロスメンバ3にその
前端を結合されて後方へ延出された一対のリアサイドフ
レーム4と、ダッシュボードロワクロスメンバ1とリア
クロスメンバ3との両側端間を連結するように前後方向
に延設された一対のサイドシル5と、ダッシュボードロ
ワクロスメンバ2とリアクロスメンバ3との中央部同士
を連結するフロアトンネル6と、居室の前後方向中間部
に左右のサイドシル5間を連結するように設けられたミ
ドルクロスメンバ7と、ダッシュボードロワクロスメン
バ1のフロントサイドフレーム2との接続部とリアクロ
スメンバ3の側端間を連結するように、後側が開いたハ
字形に配設された一対のフロアビーム8とを備えてい
る。
ームの全体を示している。このフレームは、アルミニウ
ム合金で形成された種々の部材を互いに溶接結合するこ
とで組み立てられており、ダッシュボードロワクロスメ
ンバ1にその後端を結合して前方へ延出された一対のフ
ロントサイドフレーム2と、リアクロスメンバ3にその
前端を結合されて後方へ延出された一対のリアサイドフ
レーム4と、ダッシュボードロワクロスメンバ1とリア
クロスメンバ3との両側端間を連結するように前後方向
に延設された一対のサイドシル5と、ダッシュボードロ
ワクロスメンバ2とリアクロスメンバ3との中央部同士
を連結するフロアトンネル6と、居室の前後方向中間部
に左右のサイドシル5間を連結するように設けられたミ
ドルクロスメンバ7と、ダッシュボードロワクロスメン
バ1のフロントサイドフレーム2との接続部とリアクロ
スメンバ3の側端間を連結するように、後側が開いたハ
字形に配設された一対のフロアビーム8とを備えてい
る。
【0009】これらの各部材は、ダッシュボードロワク
ロスメンバ1がダイキャスト成型であることを除き、そ
れぞれ押し出し成型による中空材で構成されている。
ロスメンバ1がダイキャスト成型であることを除き、そ
れぞれ押し出し成型による中空材で構成されている。
【0010】なお、図1においては図示省略している
が、居室並びに荷室部分にはアルミニウム合金板をプレ
ス成型してなる床板Fが張られる(図3参照)。
が、居室並びに荷室部分にはアルミニウム合金板をプレ
ス成型してなる床板Fが張られる(図3参照)。
【0011】ミドルクロスメンバ7の後方には、サイド
シル5とフロアビーム8との間を連結するように、ダイ
キャスト成型されたシートレールブラケット9が固着さ
れている。
シル5とフロアビーム8との間を連結するように、ダイ
キャスト成型されたシートレールブラケット9が固着さ
れている。
【0012】リアクロスメンバ3とサイドシル5とフロ
アビーム8との連結部には、リアサスペンションアーム
を支持するべく、ダイキャスト成型されたアウトリガー
10が固着されている。
アビーム8との連結部には、リアサスペンションアーム
を支持するべく、ダイキャスト成型されたアウトリガー
10が固着されている。
【0013】フロアトンネル6の前後方向中間部に直交
したミドルクロスメンバ7は、図2に示すように、断面
輪郭が概ね台形をなす上下二段の閉断面部7a・7b
と、外向きに開いたフランジ11を下縁に有するハット
形断面部7cとを組み合わせた概ね月字形の一定断面形
状をなすように、アルミニウム合金の押し出し成型で連
続的に形成されている。
したミドルクロスメンバ7は、図2に示すように、断面
輪郭が概ね台形をなす上下二段の閉断面部7a・7b
と、外向きに開いたフランジ11を下縁に有するハット
形断面部7cとを組み合わせた概ね月字形の一定断面形
状をなすように、アルミニウム合金の押し出し成型で連
続的に形成されている。
【0014】他方フロアトンネル6は、図3に示したよ
うに、下向きに開かれた凹面6aを有し、かつ頂面が平
坦な山形の一定断面形状をなすように、アルミニウム合
金の押し出し成型で連続的に形成されている。
うに、下向きに開かれた凹面6aを有し、かつ頂面が平
坦な山形の一定断面形状をなすように、アルミニウム合
金の押し出し成型で連続的に形成されている。
【0015】そしてミドルクロスメンバ7のフロアトン
ネル6との交差部には、フロアトンネル6の外形輪郭に
合わせた切除部Cが形成されているが、この際、最上段
の閉断面部7aは閉じたままで左右に連通させるよう
に、上下二段の閉断面部7a・7bの中間隔壁12は残
されている。
ネル6との交差部には、フロアトンネル6の外形輪郭に
合わせた切除部Cが形成されているが、この際、最上段
の閉断面部7aは閉じたままで左右に連通させるよう
に、上下二段の閉断面部7a・7bの中間隔壁12は残
されている。
【0016】ミドルクロスメンバ7の適所には、ボルト
を螺着する雌ねじが設けられたナット部材13が固着さ
れており、シートレールマウントとしての機能がミドル
クロスメンバ7に与えられいる。
を螺着する雌ねじが設けられたナット部材13が固着さ
れており、シートレールマウントとしての機能がミドル
クロスメンバ7に与えられいる。
【0017】
【発明の効果】このように本発明によれば、左右に連続
した閉断面をクロスメンバに比較的容易に設けることが
できるので、総合的な製造コストを増大せずに必要にし
て十分な曲げ剛性を車体の居室部分に与えることができ
る。従って、車体のNVH特性を向上し得ることはもと
より、衝突荷重による居室部分の変形を抑制する上に多
大な効果を奏することができる。
した閉断面をクロスメンバに比較的容易に設けることが
できるので、総合的な製造コストを増大せずに必要にし
て十分な曲げ剛性を車体の居室部分に与えることができ
る。従って、車体のNVH特性を向上し得ることはもと
より、衝突荷重による居室部分の変形を抑制する上に多
大な効果を奏することができる。
【図1】車体下部フレームの全体斜視図
【図2】ミドルクロスメンバの側面図
【図3】フロアトンネルとミドルクロスメンバとの接続
部の斜視図
部の斜視図
1 ダッシュボードロワクロスメンバ 2 フロントサイドフレーム 3 リアクロスメンバ 4 リアサイドフレーム 5 サイドシル 6 フロアトンネル 6a凹面 7 ミドルクロスメンバ 7a・7b 閉断面部 7c ハット形断面部 8 フロアビーム 9 シートレールブラケット 10 アウトリガー 11 フランジ 12 中間隔壁 13 ナット部材 C 切除部 F 床板
Claims (3)
- 【請求項1】 フロアトンネルと交差する車体のクロス
メンバを構成するフレーム部材であって、 連続する閉断面部がその最上段に位置するように軽金属
材料の押し出し成型によって形成されたことを特徴とす
る車体クロスメンバ構成用フレーム部材。 - 【請求項2】 前記閉断面部がフロアトンネルの上面よ
り上方で左右方向に連続して延在するように前記フロア
トンネルに接合されることを特徴とする請求項1に記載
の車体クロスメンバ構成用フレーム部材。 - 【請求項3】 断面形状が略月字形をなすことを特徴と
する請求項1または2に記載の車体クロスメンバ構成用
フレーム部材。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3721798A JPH11227628A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 車体クロスメンバ構成用フレーム部材 |
US09/252,091 US6227610B1 (en) | 1998-02-19 | 1999-02-18 | Cross member of an automobile body |
DE69924901T DE69924901T2 (de) | 1998-02-19 | 1999-02-19 | Querträger fur Kraftfahrzeugkarrosserien |
EP99301233A EP0937630B1 (en) | 1998-02-19 | 1999-02-19 | Cross member of an automobile body |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3721798A JPH11227628A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 車体クロスメンバ構成用フレーム部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11227628A true JPH11227628A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12491434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3721798A Pending JPH11227628A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 車体クロスメンバ構成用フレーム部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11227628A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001233254A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-08-28 | Mitsubishi Automob Eng Co Ltd | 車体構造 |
-
1998
- 1998-02-19 JP JP3721798A patent/JPH11227628A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001233254A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-08-28 | Mitsubishi Automob Eng Co Ltd | 車体構造 |
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