JP3554204B2 - 自動車の車体フレーム構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルミニウム合金などの軽金属材で形成した自動車の車体フレーム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
中空材の溶接構造からなるスペースフレーム形式の車体フレームの場合、一般に、フロントサイドフレームが前輪の内側に延設され、居室の床の側端にサイドシルが延設される。そしてフロントサイドフレームの後端とサイドシルの前端とは、共にダッシュボードロワクロスメンバに接続される。この形式によると、ダッシュボードロワクロスメンバに対するフロントサイドフレームとサイドシルとの連結端は、車幅方向について互いにオフセットした位置となる。そのため、車両が正面衝突した際に、フロントサイドフレームからの衝突荷重とサイドシルからの反力荷重とのダッシュボードロワクロスメンバへの入力位置がずれることとなり、フロントサイドフレームとダッシュボードロワクロスメンバとの連結部が居室内へ向けて曲折し易くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような車体変形が居室にまで及ぶことは好ましいことではないので、一般にダッシュボードロワクロスメンバやサイドシルの断面積を大きくして居室のフロア部の剛性を高めるようにしているが、ダッシュボードロワクロスメンバやサイドシルの大型化は、居住性や乗降性の低下を招くという不都合がある。
【0004】
本発明は、このような従来技術の不都合な点を改善するべく案出されたものであり、その主な目的は、居住性や乗降性の低下を招かずにフロントサイドフレームとダッシュボードロワクロスメンバとの連結部の変形が居室にまで及ぶことを低減することができるように構成された自動車の車体フレーム構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を果たすために、本発明においては、フロントサイドフレーム2の後端とリアクロスメンバ3の側端との間を、軽金属材で押出成型された中空ビーム(フロアビーム8)で直線的に連結すると共に、前記中空ビームの後端が結合された前記リアクロスメンバの側端とリアサイドフレーム4の前端との間を、リアトレーリングアームの連結部(アームブラケット部22)をダイキャスト成型で一体形成してなるアウトリガー10を介して連結するものとした。これによれば、正面衝突時にフロントサイドフレームに加わった荷重は、居室部分の前後方向に延在する中空ビームを経てリアクロスメンバにて受けられることになる。しかも車体後部及び後輪懸架装置の慣性重量がアウトリガー10を介して中空ビームに伝わるので、この反力と相俟ってダッシュボードロワクロスメンバが局部的に居室内に突入するような変形が避けられる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面に示された一実施の形態を参照して本発明について詳細に説明する。
【0007】
図1は、本発明が適用された車体下部フレームの全体を示している。このフレームは、アルミニウム合金で形成された種々の部材を互いに溶接結合して構成されており、ダッシュボードロワクロスメンバ1にその後端を結合して前方へ延出された左右一対のフロントサイドフレーム2と、リアクロスメンバ3にその前端を結合されて後方へ延出された左右一対のリアサイドフレーム4と、ダッシュボードロワクロスメンバ1とリアクロスメンバ3との両側端間を連結するべく前後方向に延設された左右一対のサイドシル5と、ダッシュボードロワクロスメンバ1とリアクロスメンバ3との中央部同士間を連結するべく前後方向に延設されたフロアトンネル6と、居室の前後方向中間部にて左右のサイドシル5同士間を連結するミドルクロスメンバ7と、ダッシュボードロワクロスメンバ1に於けるフロントサイドフレーム2の接続部とリアクロスメンバ3の側端との間を連結するべく後側が開いたハ字形に配設された一対のフロアビーム8(中空ビーム)と、サイドシル5とフロアビーム8との間を連結するべくミドルクロスメンバ7の後方に設けられたシートレールブラケット9と、リアクロスメンバ3とリアサイドフレーム4とサイドシル5とフロアビーム8との連結部に設けられたアウトリガー10とを備えている。
【0008】
これらの各部材は、ダッシュボードロワクロスメンバ1、シートレールブラケット9、並びにアウトリガー10がダイキャスト成型されたものであることを除き、他は押出成型された中空材によって構成されている。
【0009】
なお、図1においては図示省略しているが、居室並びに荷室部分にはアルミニウム合金板をプレス成型してなる床板が張られる。
【0010】
フロアトンネル6の後端に接続されるリアクロスメンバ3は、長手方向に直行する断面の形状が、図2に示すように、2つの閉断面部C1・C2を上下に重ね合わせた日の字形をなす第1の部分3aと、第1の部分3aの前壁から下向きに延出されかつその下縁部が前方へ延出されたエプロン状をなす第2の部分3bと、第1の部分3aの頂部から後方へ延出された庇状部分3cとを有するように、アルミニウム合金の押出成型材で形成されている。
【0011】
リアクロスメンバ3の両側端部は、後方へ向けて湾曲させられると共に、第1の部分3aの2つの閉断面部C1・C2の中間隔壁13から上側の部分が切除されており、下側の閉断面部C2と第2の部分3bとの端末が、サイドシル5の内側面に隅肉溶接されている。これにより、左右のサイドシル5同士間は、車幅方向の全長に渡って中空閉断面部C2が連続するリアクロスメンバ3で連結されることとなる。
【0012】
フロアビーム8は、その断面形状が図3に示すように、幅寸法よりも高さ寸法が小さく、かつ上辺よりも下辺が狭い逆台形をなし、その上下壁の対向内面間が縦リブ17で結ばれている。これにより、必要にして十分な座屈強度を、その断面積を増大せずに確保し得る。
【0013】
リアクロスメンバ3とリアサイドフレーム4とサイドシル5とフロアビーム8との連結部に介設されたアウトリガー10は、前述の通りダイキャスト成型されており、図4に示したように、適宜にリブを設けて補強され、リアクロスメンバ3の側端部における第1の部分3aの背面及び底面、並びに第2の部分3bの背面を当接させるための階段状をなすリアクロスメンバ接続部18と、リアサイドフレーム4の前端部の両側面を接合させるべく三角形のリブRで補強された側壁19a並びにリアサイドフレーム4の前端部の底面を接合させるべく緩い円弧を描く底壁19bからなるリアサイドフレーム接続部19と、サイドシル5の後端部内側面を接合させるためのサイドシル接続部20と、フロアビーム8の後端部上面を接合させるためのフロアビーム接続部21と、リアトレーリングアームを枢着させるためのアームブラケット部22と、サイドジャッキアップポイント23とが一体形成されている。
【0014】
このアウトリガー10に対し、図2に示したように、リアクロスメンバ3、リアサイドフレーム4、サイドシル5、並びにフロアビーム8の各押出材の端部が溶接付けされると共に、図5に示したように、アームブラケット部22にリアトレーリングアーム24が枢着される。
【0015】
【発明の効果】
このように本発明によれば、フロントサイドフレームの後端とリアクロスメンバの側端との間を、軽金属材で押出成型された中空のフロアビームで直線的に連結するものとしたので、サイドシルの断面積を大きくせずに居室フロアの曲げ剛性を高めることが可能となり、衝突荷重による車体変形が居室に及ぶことの抑制効果を居住性や乗降性を犠牲にせずに高めることができる。また、中空のフロアビームの後端とリアサイドフレームの前端との間を、リアトレーリングアームの連結部を一体形成したダイキャスト製のアウトリガーを介して連結するものとしたので、車体後部及び後輪懸架装置の慣性重量がアウトリガーを介してフロアビームに伝わることとなり、この反力によってもダッシュボードロワクロスメンバが局部的に居室内に突入するような変形が避けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体下部フレームの全体斜視図
【図2】アウトリガーに対する各部材の接続状態を示す要部斜視図
【図3】フロアビームの長手方向に直行する面の断面図
【図4】アウトリガー単体の斜視図
【図5】アウトリガーに対するリアトレーリングアームの取付状態を示す要部斜視図
【符号の説明】
1 ダッシュボードロワクロスメンバ
2 フロントサイドフレーム
3 リアクロスメンバ
8 フロアビーム
10 アウトリガー
17 縦リブ

Claims (1)

  1. フロントサイドフレームの後端とリアクロスメンバの側端との間を、軽金属材で押出成型された中空ビームを介して連結すると共に、
    前記中空ビームの後端が結合された前記リアクロスメンバの側端とリアサイドフレームの前端との間を、リアトレーリングアームの連結部をダイキャスト成型で一体形成してなるアウトリガーを介して連結したことを特徴とする自動車の車体フレーム構造。
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