JP2001071930A - 車体のクロスメンバ - Google Patents
車体のクロスメンバInfo
- Publication number
- JP2001071930A JP2001071930A JP25034599A JP25034599A JP2001071930A JP 2001071930 A JP2001071930 A JP 2001071930A JP 25034599 A JP25034599 A JP 25034599A JP 25034599 A JP25034599 A JP 25034599A JP 2001071930 A JP2001071930 A JP 2001071930A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cross member
- cross
- rigidity
- floor
- structured
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
率を高め得るように構成された車体のクロスメンバを提
供する。 【解決手段】 中空の押出成型材によって形成された車
体のクロスメンバ(実施の形態中のリアクロスメンバ
3)を、前後寸法が高さ方向について不均一であり、か
つ該寸法が小さくなるのに応じて前後の壁(FW・R
W)の厚さ寸法が大きくなる(t1>t2)ものとす
る。これにより、車室寸法を拡大するべくクロスメンバ
の中空閉断面部の断面積を小さくしても、所期の強度・
剛性を確保し得る。
Description
在するクロスメンバに関するものである。
時の車室変形の抑制のために、幅方向に延在するクロス
メンバが車体の適所に設けられている。このクロスメン
バは、一般にプレス成型した板材を組み合わせて形成さ
れた閉断面部からなり、厚さ寸法が互いに異なる複数の
板材を組み合わせたり、別の補強用板材を要所に当てる
などして所期の強度・剛性を確保するようにされてい
る。
構成によると、特に座席周りに設けるクロスメンバは、
十分な強度・剛性を得るための所期の断面積を車室空間
に影響を及ぼさずに確保することが困難であり、クロス
メンバの強度・剛性と車室空間とを共に増大しようとす
ると、クロスメンバの構成が複雑化し、いきおい製造工
程が繁雑化するという不都合があった。
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
十分な強度・剛性を確保した上でスペース効率を高め得
るように構成された車体のクロスメンバを提供すること
にある。
ために、本発明においては、中空の押出成型材によって
形成された車体のクロスメンバ(実施の形態中のリアク
ロスメンバ3)を、前後寸法が高さ方向について不均一
であり、かつ該寸法が小さくなるのに応じて前後の壁
(FW・RW)の厚さ寸法が大きくなる(t1>t2)
ものとした。
くクロスメンバの中空閉断面部の断面積を小さくして
も、所期の強度・剛性を確保し得る。
施の形態を参照して本発明を詳細に説明する。
ームの全体を示している。このフレームは、アルミニウ
ム合金で形成された種々の部材を互いに溶接結合して構
成されており、フロントクロスメンバ1にその後端を結
合して前方へ延出された左右一対のフロントサイドフレ
ーム2と、リアクロスメンバ3にその前端を結合されて
後方へ延出された左右一対のリアサイドフレーム4と、
フロントクロスメンバ1とリアクロスメンバ3との両側
端間を連結するべく前後方向に延設された左右一対のサ
イドシル5と、居室の前後方向中間部にて左右のサイド
シル5同士間を連結するミドルクロスメンバ7と、フロ
ントクロスメンバ1に於けるフロントサイドフレーム2
の接続部とリアクロスメンバ3の側端との間を連結する
べく後側が開いたハ字形に配設された一対のフロアビー
ム8と、サイドシル5とフロアビーム8との間を連結す
るべくミドルクロスメンバ7の後方に設けられたシート
レールブラケット9と、リアクロスメンバ3とリアサイ
ドフレーム4とサイドシル5とフロアビーム8との連結
部に設けられたアウトリガー10とを備えている。ま
た、フロントクロスメンバ1とリアクロスメンバ3との
間には、前後方向に延在するフロアトンネル6が一体成
型されたフロアパネル11が張られている。
1、シートレールブラケット9、並びにアウトリガー1
0がダイキャスト成型されたものであり、フロントサイ
ドフレーム2、リアクロスメンバ3、リアサイドフレー
ム4、サイドシル5、ミドルクロスメンバ7、並びにフ
ロアビーム8が押出成型された中空材によって構成され
たものであり、フロアトンネル6及びフロアパネル11
が薄板材でプレス成型されたものである。
が、リアクロスメンバ3以後の荷室部分にも薄板材から
なる床板が張られる。
たリアクロスメンバ3は、図2並びに図3に示すよう
に、長手方向に直行する断面の形状が、2つの閉断面部
C1・C2を上下に重ね合わせた日の字形をなす部分を
有している。そしてその前壁下端に形成された下向延出
部3aには、薄板材でプレス成型され、その下縁部に前
向フランジ12aが形成されたロワプレート12が接合
されている。このロワプレート12の前向フランジ12
aは、フロアパネル11の後端縁の上面に接合される。
断面の形状が概ね台形をなし、その後端部には、ハンド
ブレーキの支持部を構成するべく厚板で上向きに凸とな
るように折り曲げ形成されたハンドブレーキスティフナ
13が、下面側から接合されている。
3aは、フロアトンネル6の後端からはみ出している。
他方、リアクロスメンバ3の長手方向の中央部には、ハ
ンドブレーキスティフナ13の後端部13aの上面の輪
郭に合わせて下向延出部3aを切除した切欠部3bが形
成されている。
下面から接合されたハンドブレーキスティフナ13の後
端部13aの上面に、リアクロスメンバ3の下側閉断面
部C2の底壁3cが直接当接するようにされている。そ
してこの互いの当接部を隅肉溶接することにより、リア
クロスメンバ3の中央部は、フロアトンネル6の後端部
にハンドブレーキスティフナ13を介して結合されてい
る。
フランジ12bが、フロアトンネル6の側壁後端部に結
合している。
バック(図示せず)の傾斜に対応して後傾している。こ
れに対し、後壁RWは概ね直立している。従って、上下
に重ね合わされた2つの閉断面部C1・C2は、その前
後寸法が上方へ行くに従って小さくなるようにされてい
る。そして2つの閉断面部C1・C2の前後壁FW・R
Wの厚さ寸法t1・t2は、上側の閉断面部C1の方が
より大きくされている(t1>t2)。
厚さ寸法が高さ方向について均一であると、閉断面部の
前後寸法が小さい側の断面二次モーメントが小さくなる
ので集中応力が発生し易くなり、全体としての降伏点も
低下してしまう。それが前後寸法が高さ方向について不
均一な閉断面部の壁の厚さ寸法を、前後寸法が小さくな
るのに応じて大きくすることにより、例えば上記の如き
断面積が互いに異なる2つの閉断面部C1・C2の断面
二次モーメントを概ね等しくすることができる。つま
り、上記構成を採ることにより、負荷に対する高さ方向
についての応力分布を概ね均等化することができるの
で、例えば側面衝突時のリアクロスメンバ3の座屈強度
を実質的に高めることができる。
均一にするのみならず、図4並びに図5に示すように、
面積の小さな閉断面部C1側の壁の内面を凹凸形状とす
ることでも高い強度・剛性を与えることができる。
バックの傾斜に合わせるために上側の前後方向寸法をよ
り小さくしたい要望のあるリアクロスメンバに適用する
と、閉断面部の面積を小さくしても断面二次モーメント
を低下させずに済むので、所期の強度・剛性を確保する
ことができる。従って本発明により、十分な強度・剛性
を確保した上でスペース効率を高める上に大きな効果を
奏することができる。
の斜視図
の縦断面図
面図
す端面図
Claims (1)
- 【請求項1】 中空の押出成型材によって形成された車
体のクロスメンバであって、前後寸法が高さ方向につい
て不均一であり、かつ該寸法が小さくなるのに応じて前
後の壁の厚さ寸法が大きくなるものとしたことを特徴と
する車体のクロスメンバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25034599A JP4268282B2 (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 車体のクロスメンバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25034599A JP4268282B2 (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 車体のクロスメンバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001071930A true JP2001071930A (ja) | 2001-03-21 |
JP4268282B2 JP4268282B2 (ja) | 2009-05-27 |
Family
ID=17206544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25034599A Expired - Fee Related JP4268282B2 (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 車体のクロスメンバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4268282B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009298191A (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-24 | Aisin Seiki Co Ltd | フロアトンネルボックス |
JP2010247795A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Mazda Motor Corp | 車両の下部車体構造 |
US8287032B2 (en) | 2008-12-08 | 2012-10-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle lower body structure |
-
1999
- 1999-09-03 JP JP25034599A patent/JP4268282B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009298191A (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-24 | Aisin Seiki Co Ltd | フロアトンネルボックス |
US8287032B2 (en) | 2008-12-08 | 2012-10-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle lower body structure |
JP2010247795A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Mazda Motor Corp | 車両の下部車体構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4268282B2 (ja) | 2009-05-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3470050B2 (ja) | 自動車の車体フレーム構造 | |
EP0937631B1 (en) | Automobile body frame | |
JP3688526B2 (ja) | 車両の前部構造 | |
CN101654119B (zh) | 汽车的车架结构 | |
CA2355516C (en) | Cross car support structure | |
JPH07315247A (ja) | 車両の構造部材 | |
EP0937630A2 (en) | Cross member of an automobile body | |
JP6397534B1 (ja) | 車体フロア構造 | |
JP5346799B2 (ja) | 車体上部構造 | |
US11345404B2 (en) | Front vehicle-body structure of vehicle | |
JPS63247174A (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
JP6489152B2 (ja) | 車両用フレーム部材 | |
JP5764399B2 (ja) | 車体上部構造 | |
US11472482B2 (en) | Front vehicle-body structure of vehicle | |
JPH06144299A (ja) | 自動車の下部車体構造 | |
JP2001071930A (ja) | 車体のクロスメンバ | |
JP4410565B2 (ja) | 自動車構造体の製造方法 | |
JPH11192977A (ja) | 自動車の車体フレーム補強構造 | |
JP4060426B2 (ja) | 自動車の車体フレーム構造 | |
JP3091188B1 (ja) | フロアトンネルとクロスメンバとの接合部の構造 | |
JP2000128026A (ja) | 車体フロアトンネル構成用フレーム部材 | |
JPH1045027A (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP3381680B2 (ja) | 車体フロア構造 | |
JP3554204B2 (ja) | 自動車の車体フレーム構造 | |
JP2019123458A (ja) | 車両の後部車体構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090217 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |