JP2000141188A - ガラスディスクのチャンファリング加工方法およびこれに用いるガラスディスク積層用治具 - Google Patents

ガラスディスクのチャンファリング加工方法およびこれに用いるガラスディスク積層用治具

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JP2000141188A
JP2000141188A JP10318099A JP31809998A JP2000141188A JP 2000141188 A JP2000141188 A JP 2000141188A JP 10318099 A JP10318099 A JP 10318099A JP 31809998 A JP31809998 A JP 31809998A JP 2000141188 A JP2000141188 A JP 2000141188A
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努 内藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚のガラスディスクを同時にチャンファ
リング加工することができ、加工設備費及び加工時間の
大幅な節減を可能とするガラスディスクのチャンファリ
ング加工方法およびこれに用いるガラスディスク積層用
治具を提供する。 【解決手段】 複数枚のガラスディスクを各々所定間隔
に保持することができ、且つ取り外し可能な治具を用い
て、複数枚のガラスディスクを接着剤で所定の間隔に重
ね合わせ、固着・一体化した後、治具を取り外すことに
より、複数枚のガラスディスクを同時にチャンファリン
グ加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ガラスディスク
のチャンファリング加工方法およびこれに用いるガラス
ディスク積層用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】 近年、コンピュータの普及が急激に進
み、コンピュータの操作性を左右するオペレーションシ
ステム等のOSソフトや、OS上で作動する種々のプロ
グラムソフト等のソフトウエアが高容量化する傾向にあ
り、更に、これらのプログラムを用いて作成されるデー
タも、高容量化する傾向にある。
【0003】 これに伴い、このような大量の情報を高
速に記録/読出することのできる情報記録媒体としての
ハードディスクの開発においては、従来のアルミニウム
金属を用いた基板に変えて、硬度や平滑性に優れるガラ
ス基板、特に結晶化ガラスを用いたガラス基板を用いる
動きが活発になっている。
【0004】 上記のガラス基板の作製方法において、
ガラス基板に用いられるガラスディスクの内外径の周辺
部(エッジ部)は、角のある鋭利な状態のままであると
危険であるだけでなく、欠け等が生じやすく機械的強度
が小さくなるため、エッジ部に所定の勾配をつけて角を
とるチャンファリング(面取り、ベベリング)加工が施
されている。
【0005】 しかしながら、このチャンファリング加
工は、設備費が高い上に、図10に示すように、ワーク
テーブル12に固定されたガラスディスク10の内周側
面および外周側面を加工用砥石13,14の加工溝16
に挟み込んで、ガラスディスク10を1枚ずつチャンフ
ァリング加工しているため、設備償却の効率が悪く、ガ
ラスディスク10の加工コストが高くつく原因の一つと
なっていた。
【0006】 上記のことを解決するために、複数枚の
ガラスディスクを重ね合わせ、固着・一体化したものを
チャンファリング加工する方法が考えられるが、このと
き、チャンファリング加工中にガラスディスク同士が剥
離しない強度でガラスディスク同士を接着させるととも
に、チャンファリング加工用砥石の研削面の間隔に合わ
せて、ガラスディスク同士を数μmの厚さ精度で接着さ
せる必要があるため、今まで有用な方法が見い出されて
いなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、このよう
な従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、チャンファリング加工用砥石
の研削面の間隔に合わせて、複数枚のガラスディスクを
数μmの厚さ精度で固着・一体化することにより、複数
枚のガラスディスクを同時にチャンファリング加工する
ことができるため、加工設備費及び加工時間の大幅な節
減が可能となり、結果として、ガラス基板の製品価格を
低減することに寄与することができるガラスディスクの
チャンファリング加工方法およびこれに用いるガラスデ
ィスク積層用治具を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本発明によ
れば、ガラスディスクと加工用砥石とを同時に高速で回
転させてガラスディスクを内外径加工するチャンファリ
ング加工方法であって、複数枚のガラスディスクを各々
所定間隔に保持することができ、且つ取り外し可能な治
具を用いて、複数枚のガラスディスクを接着剤で所定の
間隔に重ね合わせ、固着・一体化した後、治具を取り外
すことにより、複数枚のガラスディスクを同時にチャン
ファリング加工することを特徴とするガラスディスクの
チャンファリング加工方法が提供される。
【0009】 このとき、ガラスディスクの接着面の形
状は、同心円状、放射状、うず巻状、一筆書き形状、ス
ポット状のいずれかであることが好ましい。また、接着
剤は、有機系、無機系およびこれらの混合系のいずれか
1つであることが好ましい。
【0010】 また、本発明によれば、複数枚のガラス
ディスクを接着剤で所定の間隔に重ね合わせ、固着・一
体化するためのガラスディスク積層用治具であって、縦
軸方向の断面がL字形である半円筒形の割型を2個組み
合わせたものから構成され、各々の割型がその底部の一
端部に凹部および他端部に凸部を設けるとともに、一方
の割型の一端部に設けた凹部と、他方の割型の他端部に
設けた凸部とが嵌合して連接されるように形成されてお
り、形成された治具の四方にガラスディスク同士を所定
の間隔で保持する位置決めピンを挿入する位置決め孔が
複数個配設されていることを特徴とするガラスディスク
積層用治具が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】 本発明のガラスディスクのチャ
ンファリング加工方法は、複数枚のガラスディスクを各
々所定間隔に保持することができ、且つ取り外し可能な
治具を用いて、複数枚のガラスディスクを接着剤で所定
の間隔に重ね合わせ、固着・一体化した後、治具を取り
外すことにより、複数枚のガラスディスクを同時にチャ
ンファリング加工するものである。
【0012】 これにより、複数枚のガラスディスクを
同時にチャンファリング加工することができるため、加
工設備費及び加工時間の大幅な節減が可能となり、結果
として、ガラス基板の製品価格を低減することができ
る。
【0013】 以下、図面に基づき本発明を詳細に説明
する。図1は、本発明で用いるガラスディスク積層用治
具の一例であり、(a)は、概略斜視図、(b)は、
(a)のA−A断面図、(c)は、(a)のB−B断面
図であり、(d)は、位置決めピン、位置決め孔および
その間隔を説明するための説明図である。
【0014】 図1(a)〜(b)に示すように、本発
明で用いるガラスディスク積層用治具1は、縦軸方向の
断面がL字形である半円筒形の割型2,3を2個組み合
わせたものから構成され、各々の割型2,3がその底部
の一端部に凹部4および他端部に凸部5を設けるととも
に、一方の割型2の一端部に設けた凹部4と、他方の割
型3の他端部に設けた凸部5とが嵌合して連接されるよ
うに形成されたものである。これにより、ガラスディス
クの直径方向の位置決めを確実に行うことができるだけ
でなく、積層用治具1の脱着が容易であるため、ガラス
ディスクの積層化処理の作業効率を向上させることがで
きる。
【0015】 また、本発明で用いるガラスディスク積
層用治具は、複数枚のガラスディスクを所定の間隔に重
ね合わせ、固着・一体化させるため、図1(c)〜
(d)に示すように、積層用治具1の四方にガラスディ
スク同士を所定の間隔dで保持する位置決めピン7を挿
入する位置決め孔6が複数個配設されている。
【0016】 このとき、図1(c)に示すように、支
持するガラスディスクの荷重が均一に分散するように、
それぞれの位置決め孔6を配置することが、ガラスディ
スク同士の間隔を確実に保持することができるため好ま
しい。
【0017】 また、図1(d)に示すように、積層用
治具1に用いる位置決めピン7は、ガラスディスク同士
の間隔を確実に保持することができるように、位置決め
ピン7の直径dと位置決め孔6の直径bが近似している
とともに、本発明の縦軸方向の位置決め孔6の間隔cが
ガラスディスクの肉厚にできるだけ近似していること
が、ガラスディスク同士を数μmの厚さ精度で所定の間
隔(0.3〜0.5mm程度)に保持することができる
ため好ましい。
【0018】 次に、上記積層用治具を用いたオブジェ
クト(固着・一体化された複数枚のガラスディスク)の
作製方法について説明する(図2参照)。まず、ガラス
ディスク10の接着剤24が塗布された面(接着面)が
表側になるように積層用治具1の底部に載置した後、積
層用治具1に配設された位置決め孔6aに位置決めピン
7aを挿入する(図2)。次に、予め載置されたガラ
スディスク10aの上にガラスディスク10bの接着面
が表側になるように積層用治具1に載置した後、位置決
め孔6bに位置決めピン7bを挿入する(図2)。更
に、同様の操作を繰り返して、5枚のガラスディスク1
0を積み重ねた後、上端に位置するガラスディスク10
に押圧部材(重り)8を載置し、均等に加圧しながら、
所定の温度と時間をかけてガラスディスク10同士の固
着・一体化を行う(図2)。最終的に、固着・一体化
された5枚のガラスディスク(オブジェクト11)は、
押圧部材8を取り除いた後、積層用治具1をそれぞれの
割型2,3に分割して、取り出される(図2)。
【0019】 上記のように作製されたオブジェクト1
1は、図3に示すように、接着剤24のみでガラスディ
スク10同士の所定の間隔S(0.3〜0.5mm程
度)を数μmの厚さ精度で確実に保持することができ
る。以上のことから、上記積層用治具を用いることによ
り、チャンファリング加工中にガラスディスク同士が剥
離しない強度で、ガラスディスク同士を接着させるとと
もに、チャンファリング加工用砥石の研削面の間隔に合
わせて、ガラスディスク同士を数μmの厚さ精度で接着
させることができる。
【0020】 このとき、ガラスディスク表面への接着
剤の塗布は、チャンファリング加工中に生じる加工用砥
石13,14の目詰まり等のトラブル回避やチャンファ
リング加工後のガラスディスク10の分離を効率的に行
うため、チャンファリング加工を行う部分に接着剤24
がつかないようにするとともに、ガラスディスク10同
士の接着面を必要最小限にすることが好ましい。
【0021】 このため、ガラスディスクの接着面30
の形状は、同心円状、放射状、うず巻状、一筆書き形
状、スポット状のいずれかであることが好ましい(図4
参照)。
【0022】 更に、ガラスディスクの接着面30を接
着剤24を塗布して形成する場合、スクリーン印刷で行
うことが好ましい。これは、ガラスディスクの接着面3
0が微細なパターンであっても、スペーサ入りの接着剤
24を確実に塗布することができ、複数枚のガラスディ
スク10に適用した場合における再現性も良好であるか
らである。
【0023】 尚、本発明で用いる接着剤は、チャンフ
ァリング加工中にガラスディスク同士が剥離しない強度
で接着するとともに、チャンファリング加工終了後に、
ガラスディスク同士を容易に分離でき、ガラスディスク
自身に影響を与えないものであることが好ましい。この
ため、本発明で用いる接着剤は、特に限定されないが、
有機系、無機系およびこれらの混合系である熱可塑性接
着剤やペースト等であることが好ましい。
【0024】 次に、上記により作製されたオブジェク
トのチャンファリング加工方法の一例について説明す
る。チャンファリング加工は、例えば、図5に示すよう
に、オブジェクト11(図1では、固着・一体化された
5枚のガラスディスク)とオブジェクト11を固定する
ワークテーブル12、オブジェクト11をチャンファリ
ング加工する内径加工用砥石13及び外径加工用砥石1
4をそれぞれ所定の位置に配置し、オブジェクト11と
内径加工用砥石13及び外径加工用砥石14を同時に高
速で回転させることにより、オブジェクト11の内外径
加工を行うものである。
【0025】 このとき、内径加工用砥石13及び外径
加工用砥石14の周速をそれぞれ1200〜10000
m/分の範囲内とし、かつ、オブジェクト11の内径加
工部の周速と内径加工用砥石13の周速の比、およびオ
ブジェクト11の外径加工部の周速と外径加工用砥石1
4の周速の比を、いずれも1/10〜1/100の範囲
内に設定することが好ましい。このような加工条件を設
定することにより、内径加工用砥石13及び外径加工用
砥石14にかかる負荷と熱衝撃を小さくして、偏摩耗を
防止することができる。また、オブジェクト11にかか
る負荷も小さくなることから、発生するチッピングの深
さ(図7参照)を、加工速度を遅くすることなく、従来
の1/2〜1/4以下の約25μm以下に抑制すること
ができるため、チャンファリング加工後の両面研磨代を
薄くすることができ、形成したチャンファー形状が一定
する、研磨に要する時間および設備・消耗品コストの低
減が図れる。
【0026】 更に、図6に示すように、オブジェクト
11と内径加工用砥石13をそれぞれ同方向に回転さ
せ、外径加工用砥石14は、オブジェクト11と逆方向
に回転させる、即ち、オブジェクト11の回転方向に対
して、砥石13,14が、それぞれ、いわゆるつれ周り
の関係となるように、チャンファリング加工条件を設定
することが、オブジェクト11のチッピングの発生を防
止する上で好ましい。
【0027】 上記チャンファリング加工終了後、オブ
ジェクト11から接着剤24を除去し、それぞれのガラ
スディスク10に分離する。尚、オブジェクト11のガ
ラスディスク10の枚数は、特に限定されないが、既存
の装置をそのまま用いる場合は、2〜10枚程度である
ことが好ましい。
【0028】
【実施例】 以下、本発明の実施例を示すが、本発明は
これに限定されるものではない。 (実施例)結晶化ガラスからなるガラスディスク(厚
さ:0.830mm,内径19mmφ,外径66mm
φ)を5枚用意し、そのうち4枚のガラスディスクの片
面に、スクリーン印刷(目開き:0.35mm)を用い
て、図4(b)に示すパターンで接着剤24を塗布する
ことにより、ガラスディスクの接着面30を形成した。
続いて、図1に示す治具を用いて、ガラスディスク10
の間に接着剤24を挟み込むように5枚のガラスディス
ク10を重ね合わせた後、その上に押圧部材を載置し、
均等に加圧しながら、120℃、2時間で乾燥させるこ
とにより、厚さ(T):5.35±0.003mm、ガ
ラスディスク10同士の間隔(S):0.3±0.00
3mmの固着・一体化された5枚のガラスディスク10
(オブジェクト11)を作製した(図2〜3参照)。こ
のとき、図8に示すように、作製したオブジェクト11
の最内径および最外径を含む半径方向4点と円周方向4
ヵ所の16点における厚さ(T)をそれぞれ測定した。
その結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】 次に、内径:20.015mmφ、外
径:65.015mmφになるように、前記オブジェク
ト11のチャンファリング加工を行った(図5参照)。
このとき、チャンファリング加工後のオブジェクト11
を、図9(a)に示すように4分割し、オブジェクト1
1の内径部及び外径部のチャンファー寸法を工具顕微鏡
(倍率:100倍)でそれぞれ測定した。その結果を表
2に示す。尚、チャンファリング加工の諸条件は、以下
に示す通りである。 1.加工用砥石13,14:電着総型砥石(#230) 2.内径加工用砥石13の回転数(r.p.m):35000 外径加工用砥石14の回転数(r.p.m):15000 オブジェクト11の回転数(r.p.m): 500 3.チャンファリング加工のチャンファー形状(図9参
照) [内径及び外径共通] t1:0.245mm t2:0.245mm a :0.245mm D :0.830±0.003mm
【0031】
【表2】
【0032】 (考察)表1に示すように、本発明のチ
ャンファリング加工方法は、オブジェクトの厚さ(T)
を均一にすることができるとともに、図5に示す加工用
砥石13,14の研削面の間隔に合わせて、ガラスディ
スク10同士を数μmの厚さ精度で接着できることを確
認した。これにより、今まで実現が困難とされてきた複
数枚のガラスディスクを同時にチャンファリング加工す
る方法が見い出された。また、表2に示すように、チャ
ンファリング加工後におけるオブジェクト中のガラスデ
ィスクの内径部及び外径部のチャンファー形状の精度も
極めて良好であった。更に、実施例のように、ガラスデ
ィスクを5枚同時にチャンファリング加工することによ
り、ガラスディスクを1枚ずつチャンファリング加工す
る従来法と比較して、設備償却の効率を5倍にすること
ができるため、ガラスディスクの加工コストを大幅に低
減できることが判明した。
【0033】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、チャンファリング加工用砥石の研削面の間隔に合わ
せて、複数枚のガラスディスクを数μmの厚さ精度で固
着・一体化することにより、複数枚のガラスディスクを
同時にチャンファリング加工することができるため、加
工設備費及び加工時間の大幅な節減が可能となり、結果
として、ガラス基板の製品価格を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で用いるガラスディスク積層用治具の
一例であり、(a)は、概略斜視図、(b)は、(a)
のA−A断面図、(c)は、(a)のB−B断面図であ
り、(d)は、位置決めピン、位置決め孔およびその間
隔を説明するための説明図である。
【図2】 積層用治具を用いたオブジェクトの作製方法
の一例を示す概要図である。
【図3】 オブジェクトの一例を示す部分断面図であ
る。
【図4】 (a)〜(c)は、ガラスディスクの接着面
の形状の一例をそれぞれ示す平面図である。
【図5】 本発明のチャンファリング加工の一例を示す
模式断面図である。
【図6】 本発明のチャンファリング加工におけるオブ
ジェクトと砥石の回転方向を示す説明図である。
【図7】 ガラスディスクのチャンファリング加工にお
いて発生するチッピングを示す説明図である。
【図8】 本発明のチャンファリング加工方法で作製し
たオブジェクトの厚さを測定するための測定点の配置を
示すものであり、(a)は、正面配置図、(b)は、
(a)のA−A断面図である。
【図9】 チャンファリング加工後におけるオブジェク
トのチャンファー寸法を測定するための測定点の配置を
示すものであり、(a)は、正面配置図、(b)は、オ
ブジェクトの内径部及び外径部における測定点の配置図
である。
【図10】 従来のチャンファリング加工の一例を示す
模式断面図である。
【符号の説明】
1…ガラスディスク積層用治具、2,3…割型、4…凹
部、5…凸部、6…位置決め孔、7…位置決めピン、1
0…ガラスディスク、11…オブジェクト、12…ワー
クテーブル、13…内径加工用砥石、14…外径加工用
砥石、15…スピンドル、16…加工溝、17…チャン
ファー加工部、19…チッピング、24…接着剤、30
…ガラスディスクの接着面。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスディスクと加工用砥石とを同時に
    高速で回転させてガラスディスクを内外径加工するチャ
    ンファリング加工方法であって、 複数枚のガラスディスクを各々所定間隔に保持すること
    ができ、且つ取り外し可能な治具を用いて、複数枚のガ
    ラスディスクを接着剤で所定の間隔に重ね合わせ、固着
    ・一体化した後、治具を取り外すことにより、複数枚の
    ガラスディスクを同時にチャンファリング加工すること
    を特徴とするガラスディスクのチャンファリング加工方
    法。
  2. 【請求項2】 ガラスディスクの接着面の形状が、同心
    円状、放射状、うず巻状、一筆書き形状、スポット状の
    いずれかである請求項1に記載のガラスディスクのチャ
    ンファリング加工方法。
  3. 【請求項3】 前記接着剤が、有機系、無機系およびこ
    れらの混合系のいずれか1つである請求項1又は2に記
    載のガラスディスクのチャンファリング加工方法。
  4. 【請求項4】 複数枚のガラスディスクを接着剤で所定
    の間隔に重ね合わせ、固着・一体化するためのガラスデ
    ィスク積層用治具であって、 縦軸方向の断面がL字形である半円筒形の割型を2個組
    み合わせたものから構成され、各々の割型がその底部の
    一端部に凹部および他端部に凸部を設けるとともに、一
    方の割型の一端部に設けた凹部と、他方の割型の他端部
    に設けた凸部とが嵌合して連接されるように形成されて
    おり、形成された治具の四方にガラスディスク同士を所
    定の間隔で保持する位置決めピンを挿入する位置決め孔
    が複数個配設されていることを特徴とするガラスディス
    ク積層用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012077645A1 (ja) * 2010-12-08 2012-06-14 電気化学工業株式会社 硬質基板積層体の加工方法及び板状製品の製造方法
WO2015046471A1 (ja) * 2013-09-27 2015-04-02 電気化学工業株式会社 積層体およびその製造方法

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