JP2000137883A - 火災報知設備の表示装置 - Google Patents

火災報知設備の表示装置

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JP2000137883A
JP2000137883A JP31080898A JP31080898A JP2000137883A JP 2000137883 A JP2000137883 A JP 2000137883A JP 31080898 A JP31080898 A JP 31080898A JP 31080898 A JP31080898 A JP 31080898A JP 2000137883 A JP2000137883 A JP 2000137883A
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Tatsumi Asano
辰己 浅野
Takashi Kobayashi
敬 小林
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連携する各種設備の操作および動作確認をメ
ッセージ表示してその確認を行い、また、火災発報など
の内容は発報表示領域に常時表示して、警報の内容を簡
便に確認し、しかも、総合操作盤の起動状態が簡単に確
認できる火災報知設備の表示装置を得る。 【解決手段】 制御部11の制御の基に各種情報に必要
なメッセージを記憶部17に予め設定し、各種情報を表
示するCRT表示部14の画面の一部に各種情報を受け
たときに、上記メッセージを表示する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、火災報知設備の
表示装置に関し、特に、火災報知設備におけるいわゆる
総合操作盤(CRTによる表示装置)において、火災
時、ガス漏れ時、故障時など、状況に応じたガイダンス
表示を効率的に区画して自動映出することができ、ま
た、過去の履歴を取り出して保存したり、平常時画面が
消去していても監視状態であることを確認できる火災報
知設備の表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような火災報知設備の表示装
置においては、監視区域の平面図等と各種端末機器の設
置場所や種類を識別するための識別符号等を重ねて表示
し、端末機器による異常検出があると、その情報を文字
情報等により表示装置の表示画面上に表示するようにし
ている。そして、このような従来の火災報知設備の表示
装置としての総合操作盤では、盤の動作や操作の習熟の
ためには、模擬的に感知器発報や防火戸などの被制御機
器の起動などを個別に行っている。また、総合操作盤の
CRT画面は、火災の発生していない正常監視中にはC
RT表示を落としている状態として、火災発生時に画面
立ち上げにより、異常発生の認識を喚起するようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こような従
来の火災報知設備の表示装置の場合、操作ガイドについ
て取り扱い説明書を読むか、盤にガイド機能がある場合
には、操作手順等のガイダンスを呼び出す操作をする必
要があり、操作が面倒で効率的でないという問題点があ
った。従来の総合操作盤では、画面への表示内容は、例
えば警報表示と地図表示とは切り換えによって選択的に
表示させる必要があり、火災報知設備で重要な火災発報
を常時表示できず、また、総合操作盤の起動状態を容易
に確認できないという問題点があった。また、総合操作
盤のCRT画面が、常時落としっぱなしであると、CR
T画面からは総合操作盤が起動しているのか、ダウンし
ているのかが一見してわからないという問題点があっ
た。
【0004】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、端末機器等から各種の情報を受
けたときに、連携する各種設備の操作および動作確認を
メッセージ表示してその確認を行うことができ、また、
CRTの画面自体に何を表示していても、火災発報など
の内容は発報表示領域に常時表示して、警報の内容を簡
便に確認することができ、しかも、画面表示の内容や操
作の実行中などにその内容を状態表示領域に表示して、
総合操作盤の起動状態が簡単に確認できる火災報知設備
の表示装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る火災報知設備の表示装置は、火災受信機、該火災受信
機に信号線を介して接続された複数の端末機器を有する
火災報知設備から各種情報を受けてその情報を表示する
表示装置において、前記各種情報に必要なメッセージが
予め設定されたガイダンス設定手段と、前記各種情報を
表示する主表示部および該各種情報を受けたときに、前
記ガイダンス設定手段に設定されたメッセージを表示す
るガイダンス表示部を有する表示手段とを備えたもので
ある。
【0006】請求項2記載の発明に係る火災報知設備の
表示装置は、請求項1の発明において、前記主表示部の
画面には、地図表示と共に該当する端末機器のシンボル
を警報動作させ、前記ガイダンス表示部におけるメッセ
ージの表示は、前記シンボルを避ける位置であるもので
ある。
【0007】請求項3記載の発明に係る火災報知設備の
表示装置は、請求項1または2の発明において、前記ガ
イダンス表示部におけるメッセージの表示は、前記主表
示部の画面を上下左右に4分割した大きさの枠であっ
て、映出中の画面の内容によって前記枠の位置を選択す
るものである。
【0008】請求項4記載の発明に係る火災報知設備の
表示装置は、請求項1乃至3の発明において、前記主表
示部の画面は、画面表示領域と、発報表示領域と、状態
表示領域とに分割されているものである。
【0009】請求項5記載の発明に係る火災報知設備の
表示装置は、請求項4の発明において、前記画面表示領
域には、メニュー画面、各種地図表示画面または履歴画
面が表示されるものである。
【0010】請求項6記載の発明に係る火災報知設備の
表示装置は、請求項4または5の発明において、前記画
面表示領域には、メッセージが枠の範囲で重ねて表示さ
れるものである。
【0011】請求項7記載の発明に係る火災報知設備の
表示装置は、火災受信機、該火災受信機に信号線を介し
て接続された複数の端末機器を有する火災報知設備から
各種情報を受けてその情報を表示する表示装置におい
て、前記各種情報を表示する主表示部を備え、該主表示
部には、時刻設定画面が用意され、その実行に基づいて
該主表示部の時刻設定を行うと同時に、前記火災受信機
の時刻設定の情報を出力するものである。
【0012】請求項8記載の発明に係る火災報知設備の
表示装置は、請求項7の発明において、前記時刻設定画
面には、現在の時刻データの年、月、日、時および分を
表示してそれぞれアップおよびダウンさせるスイッチを
配置すると共に、新たな時刻データを設定する設定スイ
ッチを配置するものである。
【0013】請求項9記載の発明に係る火災報知設備の
表示装置は、火災受信機、該火災受信機に信号線を介し
て接続された複数の端末機器を有する火災報知設備から
各種情報を受けてその情報を表示する表示装置におい
て、前記各種情報を表示する主表示部を備え、該主表示
部には、常時の監視中にはほぼ画面を消去した状態に近
い正常監視中を表示するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図について説明する。図1はこの発明の実施の形態によ
る火災報知設備の表示装置の全体を示す構成図である。
図において、1は表示装置、2は表示装置1が接続され
た火災受信機である。また、この火災受信機2には、信
号線を介して複数の端末機器が接続されており、ここで
は、例えば煙感知器20や熱感知器21の火災感知器
(自動で火災を検出する装置)、発信機22(火災発見
者が操作する装置)、地区ベル装置23による地区音響
装置(建物の各部で火災の発生を警報する装置)、防火
戸24の防排煙装置(発生した煙を制御排出する装置、
火災に基づき制御される装置一般を指す)、ガス漏れ検
知器25(自動で漏れたガスを検出する装置)等が接続
されている。これらの構成要素によって、実質的に火災
報知設備を構成している。
【0015】3は表示装置1に対して着脱可能な記憶媒
体(フロッピーディスク)、 4は商用電源、5はブレ
ーカ、6は予備電源であって、表示装置1全体に電源を
供給するための電源系統として、商用電源4にブレーカ
5を介して接続された予備電源装置6から電源が供給さ
れるようになされている。
【0016】11は表示装置1全体の動作を制御する制
御部、12は火災受信機2から移報される情報を信号伝
送により受信するインターフェース部である。このイン
ターフェース部12には、表示装置1に対して接続され
る火災受信機2以外の盤との信号伝送も可能とされてよ
く、非常放送設備やビル管理設備等と情報の送受信が行
えるようにしてもよい。
【0017】13は制御部11により映出すべき画像を
出力する画像出力部、14は画像出力部13に接続され
て画像をCRTに表示する表示手段としてのCRT表示
部、15はCRTにポインタを表示させてそれを移動さ
せると共に、入力を判別するマウス16が接続される操
作入力部、17は制御部11の動作をプログラミングし
たデータや映出する画像データなどが記憶される記憶部
(ハードディスクドライバ)、18は記憶媒体3に制御
部11からの制御によりデータの書き込みや読み出しを
行うFD駆動部(フロッピーディスクドライバ)であ
る。なお、構成要素11と17はガイダンス設定手段を
構成する。CRT表示部14の画像は、必ずしもCRT
でなくともよく、LCDやプラズマディスプレイ等であ
ってよく、さらに、表示装置1全体を火災受信機2に組
み込んで、CRT表示部14を火災受信機2自体の図示
しない表示部に使用してもよい。
【0018】図2は、CRT表示部14における画面
(主表示部)の基本構成を示すもので、グラフイックエ
リア(画面表示領域)、メニューバー、時刻表示エリ
ア、共通操作エリア、イベントリストエリア(発報表示
領域)およびシステムメッセージエリア(状態表示領
域)の6つのエリアからなる。勿論、このエリアの数や
種類はこれに限定されものではない。グラフイックエリ
アは、監視対象物の平面図、断面図および系統図等のグ
ラフイックを表示し、時刻表示エリアは、現在の日時を
表示し、イベントリストエリアは、その時点で発生して
いる警報のうち、最新の複数の警報、例えば3報につい
て表示し、システムメッセージエリアは、出火階表示、
シミュレーション中等のモード、プリンタ停止中等のシ
ステム状態を表示する。
【0019】また、メニューバーは、ガイダンス・シン
ボル凡例等のウインドウの呼び出し操作や、保守操作等
の指定を行い、共通操作エリアは、画面の切り換えや、
音響停止等、使用頻度の高い操作スイッチが配置されて
いる。
【0020】グラフイックエリアに表示される画面の一
例としては、消去状態画面、メニュー画面、平面図画
面、断面図・系統図等画面、システム画面、履歴リスト
画面等が挙げられる。消去状態画面は、平常時には画面
を消去状態にしておき、異常状態がないことを示してお
り、この消去中に、図3に示すように、小さい目の「正
常監視中です」を表示して、装置が起動して監視状態に
あることを確認できるようにしている。また、この表示
は、定期的に位置が変わり、画面の焼き付きを防止す
る。消去状態でマウスを操作すると、メニューが映出さ
れる。
【0021】また、メニュー画面は、格納される平面図
・断面図・系統図等の一覧画面であり、各画面に対応す
るスイッチが設けられており、このスイッチを操作する
と当該画面に切り換わる。また、警報のある画面はスイ
ッチが赤色に変わるため、どの画面に警報があるかを一
目で確認できるようになされている。
【0022】また、平面図画面は、建物の平面図上に防
災設備をシンボルで表し、発報・作動・異常等の状態変
化時に点滅・色変えにより表示して、警報の発生場所や
状況をいち早く把握するための画面である。いわゆるG
R型受信機と接続した場合には、画面上の防排煙端末機
器シンボルをマウスで選択することにより遠隔制御を行
なうことができる。また、アナログシステム型受信機と
接続した場合には、アナログ感知器シンボルをマウスで
選択してトレンドグラフ表示を行なうことも可能であ
る。画面消去中に警報が発生した場合には、該当する平
面図が自動映出される。また、何らかの画面を映出中
に、緊急度の高い警報が発生した場合には、第1報に限
り当該画面に自動的に切り換わる。
【0023】また、断面図・系統図等の画面は、自火報
設備の竪穴区画表示や、防排煙・消火設備等の防災動力
表示等、平面図では位置が把握しづらい場合や、発報場
所と位置的に無関係な設備を表示する場合に平面図に変
えて断面図や系統図を用いる。防災設備の表示は平面図
と同様にシンボルを用いて表す。
【0024】また、システム画面は、図4に示すよう
に、防災システムが持つ各種連動機能の連動/遮断、音
響の停止、復旧等の主要な状態表示および操作を行なう
専用画面である(これらは主にGR型受信機が持つ機能
であるが、この装置においても監視・操作を行なえるよ
うにしている)。
【0025】また、履歴リスト画面(図10)は、過去
に発生した警報や操作等の状態変化情報を、リスト表示
し、事後の解析等に役立てるものである。例えば、最大
1024報を確認できる。
【0026】図5は、上述のグラフイックエリアに表示
される画面上にウインドウ(ガイダンス表示部)を示す
ものである。このウインドウを開いて同時に表示される
内容即ちメッセージの表示として、それぞれ後述される
例えばガイダンス、シンボル凡例、取り扱い説明、バー
ジョン情報、時刻設定およびトレンドグラフ等がある。
各ウインドウは任意に映出・消去でき、また、マウスポ
インタをタイトルバーに合わせて、ボタンを押しながら
移動(ドラッグ)させることにより、表示位置を任意に
変えることができる。
【0027】ガイダンスは、図6に示すように、警報発
生時等に防災センター要員が行なうべき処置の概要を箇
条書きにしたリストであり、例えば「火災時」「ガスも
れ時」「非火災報時」の3種類がある。「火災時」「ガ
スもれ時」ガイダンスにあっては、第1報発報時に自動
的に映出されるようになっている。なお、このメッセー
ジの表示は、CRT表示部14の画面を上下左右に4分
割した大きさの枠であって、映出中の画面の内容によっ
てその枠の位置を選択して映出するようにしてもよい。
これにより、下の画面の視認に影響を与えないで表示が
できる。シンボル凡例は、図7に示すように、グラフィ
ック画面に用いる設備シンボルの種別説明であり、取り
扱い説明は、装置の取り扱いについての説明文を表示
し、バージョン情報は、装置のプログラムバージョン、
最終データ更新日等を確認することができるものであ
る。また、時刻設定は、図8に示すように、内蔵する時
計の時刻を設定するものである。また、トレンドグラフ
は、アナログ感知器の感知レベルの推移をグラフに表示
するもので、例えば、過去3分以降3分の表示を行う
「3分トレンド」と、過去1週間の表示を行う「週間ト
レンド」がある。なお、この機能は、アナログシステム
型受信機に接続した場合のみ実施できる。
【0028】次に、画面の切り換え操作について説明す
る。先ず、グラフィック画面の切り換えについて説明す
る。メニュー画面からの切り換えの場合は、図示しない
メニュー画面の画面一覧から目的の画面を選び、当該ス
イッチを操作して切り換える。メニューは消去状態から
はマウスのボタンを押すと映出される。また、他の画面
からメニューを呼び出す場合には、共通操作エリアにあ
る「メニュー」スイッチを操作する。また、共通操作エ
リアのスイッチ操作による切り換えの場合、メニュー画
面に切り換え、次いで、現在映出している画面のメニュ
ー登録上ひとつ前の画面に切り換え、次いで、現在映出
している画面のメニュー登録上ひとつ後の画面に切り換
え、次いで、メニューを除き、現在映出している画面の
ひとつ前に映出していた画面に戻り、そして、システム
画面に切り換え、最後に、画面を消去する(なお、警報
がある場合には消去できない)。
【0029】また、グラフィックエリア内のスイッチ、
キープランによる切り換えの場合は、グラフィックエリ
ア内に「直上階」「直下階」スイッチや同一フロアを2
つに分けて表示する場合には、対応するスイッチを設け
て操作することにより、当該画面に切り換えることがで
きる。例えば、画面中の直上階スイッチをクリックすれ
ば、映出中の画面の直上階に相当する画面に切り換わ
る。
【0030】次に、ウィンドウの映出方法に付いて説明
する。各種ウィンドウは、任意に映出・消去することが
できる。操作はメニューバーからサ一プメニューを開い
て行う。因みに、メニューパー上の項目、例えばガイダ
ンスをマウスで選択するとサブメニューが開き、サブメ
ニュー上の目的のウィンドウに相当する項目を操作する
と当該ウィンドウが映出される。
【0031】次に、動作について説明する。平常時は、
火災受信機2は、各端末機器の状態を把握するととも
に、火災発生時等には必要な機器を作動させる監視およ
び制御を行っていて、その状態変化にオペレータによる
盤面からの操作入力を含めて、監視制御情報を表示装置
1へ移報する。この平常時には、表示装置1のCRT表
示部14の画面は消去しており(警報がある場合には消
去できない)、このCRT表示部14の画面が消去状態
にあると、その画面上に、図3に示すように、正常監視
中である旨が表示される。
【0032】一方、停電により表示装置1に供給される
電源が途絶えた場合には、内蔵する予備電源装置6から
の電源供給により機能を維持するとともに、制御部11
の制御の基に停電灯(LED)を点灯し、CRT表示部
14に画面を映出している場合には、システムメッセー
ジエリアに「停電」を表示し、予備電源装置6がら警告
音を流し、更に、停電を印字記録、履歴リスト登録を行
う。
【0033】予備電源装置6の停電保障時間(約5分
聞)以内に停電が回復した場合、あるいは非常電源より
電源供給が開始された場合には、上記の動作も回復す
る。停電保障時間内に電源供給が行われず、予備電源装
置6のバッテリー容量が限界に達するまでに、装置やデ
ータの破壊を防止するため自動的にシャットダウン処理
を行い、機能を停止する。
【0034】即ち、予備電源装置6と表示装置1の制御
部11との間では、予備電源装置6から制御部11に、
停電および予備電源電圧の低下時に発生する電圧低下信
号を出力し、逆に、制御部11から予備電源装置6に、
電源ダウンを制御する停止出力信号を出力する。これら
の信号は、記憶部17に格納されているデータが、ディ
スクにアクセス中に電源が低下すると、データが破壊さ
れる虞れがあるため、電源がある程度低下するときに、
制御部11が安全に停止できるようにデータヘのアクセ
スを完了した状態で、停止可能とするためで、さらにそ
れ以後に入力を受け付けないように、停止するが、同時
に停止出力信号に基づいて予備電源装置6が停止するよ
うになされている。
【0035】また、ブレーカ5にはスイッチ操作の移報
信号が取り出されていて、それは、予備電源装置6の電
圧低下信号と同様に制御部11に入力されるようになさ
れている。その結果、ブレーカ5のスイッチをオフする
と、その移報信号が表示装置1の制御部11に入り、表
示装置1が終了動作を行い、予備電源装置6に停止出力
を行って停止するので、全体に停止操作をしたことにな
る。
【0036】次に、警報発生時の動作について、図9を
参照して説明する。先ず、自動映出・警報表示・音響鳴
動・プリンタ印字の動作について説明する。GR型受信
機等から防災設備の発報・作動・異常等の信号を受信す
ると、表示装置1は、制御部11の制御の基に次のよう
に警報動作を行う。 音響装置(図示せず)を鳴動する。 警報の発生した地区に相当する平面図等をCRT表示
部14に自動映出する(消去状態の場合)。 平面図等の上に設備の状態をシンボルの色変え・点滅
でCRT表示部14により表示する。 さらに、区域表示対象の場合には区域線を色変え・点
滅でCRT表示部14により表示する。 火災またはガスもれ発報時には、平面図上のシンボル
を避けた位置にウィンドウを開き、該当するガイダンス
を表示する。 イベントリストエリアに発生した警報をリスト表示す
る。 発生した警報を記憶部17に印字記録、履歴リスト登
録する。この情報は、勿論必要に応じてFD駆動部18
を介して外部の記憶媒体3に記憶するようにしてもよ
い。 これらの警報動作は、実質的に物件仕様に合わせて設定
され、個別ソフトウェアとして装置に搭載されている。
【0037】次に、火災優先表示機能の動作について説
明する。画面が消去されている時に警報が発生すると、
表示装置1は第1報に限り当該地区の画面をCRT表示
部14に自動映出する。その後は画面の自動切り換えは
行なわず、手動により切り換えることを原則とする。た
だし、警報のない状態で手動により何らかの画面が映出
されていた場合、防排煙設備(図示せず)の作動等火災
以外の警報があって画面がCRT表示部14に映出され
ていた場合には、火災警報(自火報・消火放出・ガスも
れ・非常電話)の発生により自動的に当該画面へ切り換
えて、火災警報を見落とすことがないようにする。
【0038】次に、消防活動支援機能の動作について説
明する。表示装置1は、最初に火災発報した階を出火階
として記憶部17に記憶し、CRT表示部14の画面の
システムメッセージエリアに表示する。例えば、出火階
の画面を映出している場合には「出火階表示中」、出火
階以外の画面を表示している場合には「出火階○○○○
画面名称○○○○」と表示する。出火階が認識されてい
る場合には、共通操作エリアの「出火階」スイッチが有
効となり、スイッチを操作すると出火階の画面に切り換
えることができる。また、各平面図には「直上階」「直
下階」スイッチが設けてあり、表示中の画面に対して直
上階や直下階の画面に直接切り換えることができる。さ
らに、後述する警報画面選択機能により、警報のある画
面を認識し、容易に切り換えることができる。これらの
機能により、出火階、その直上階・直下階、その他の警
報発生状況等を容易に把握できる。
【0039】次に、警報画面選択機能の動作について説
明する。共通操作エリアには「警報画面選択」スイッチ
が複数個例えば5個用意されており、警報が発生する
と、表示装置1の制御部11は、その画面を最初(上)
のスイッチに割り当てる。さらに別の画面て警報が発生
すると同様に次のスイッチに割り当てる。スイッチ上に
は割り当てられた画面名称を表示する。これらのスイッ
チは当該割り当ての画面呼出し用として機能する。ま
た、当該画面が映出されていると、そのスイッチは赤色
に変わり、映出中であることが確認できる。これによ
り、先着の5画面までについて、どの画面に警報がある
かと、現在そのどれを表示しているかを確認できる他、
画面切り換えも容易に行なうことができる。「自動選
択」スイッチは、操作する度に警報のある画面を順次呼
ぴ出すものである。警報のある画面が5枚を超えた場合
で、警報画面選択の5個のスイッチに相当する画面以外
が映出されている場合には、自動選択スイッチの地が赤
色に変わり、警報画面選択スイッチに割り当てられてい
る画面以外が映出されていることを確認することができ
る。
【0040】+ 次に、音響停止の動作について説明す
る。音響の鳴動中には、CRT表示部14の画面の共通
操作エリアの「音響停止」スイッチ文字が赤色に変わ
る。「音響停止」を操作すると音響が停止し、文字も黒
色に変わる。CRTの画面以外に個別の音響停止スイッ
チが設けられている場合には、このスイッチの操作によ
って、音響を停止することも可能である。音響鳴動中に
はスイッチが点滅し、スイッチを操作すると音響が停止
し、CRT表示部14の画面における点滅表示も消灯す
る。なお、音響は警報の発生によって鳴動し、停止した
場合にあっても、別の警報が発生すると再度鳴動するよ
うにしている(後続再鳴動方式)。
【0041】次に、地区音響・各種連動の操作について
説明する。火災時にGR型受信機が行う地区音響鳴動、
防排煙設備や関連設備の連動状態(遮断/遮断解除)を
装置において監視・操作することができる。これらの監
視・操作は、システム画面(図4)に切り換えて行う。
システム画面内には、各種連動遮断スイッチや火災断
定、地区音響停止、地区音響一斉鳴動、復旧スイッチ等
が設けられており、操作すると状態を切り換えることが
できる。スイッチが操作されている場合、スイッチは赤
色に変わる。また、何れかのスイッチが操作されている
と(定位にない)、共通操作エリアの「システム」画面
呼ぴ出しスイッチの文字が赤に変わり、注意を促す。以
上が警報発生時の動作である。
【0042】次に、履歴機能について説明する。この機
能は、過去に発生した警報や操作、システム異常、等の
状態変化情報をリスト表示や印字して、事後の解析等に
役立てるものである。最大例えば1024報までの情報
を例えば記憶部17や記憶媒体3に記憶することができ
る。また、情報が1024報を超えると古い情報から上
書きする。先ず、履歴リスト画面の映出・確認方法は、
CRT表示部14の画面上のメニューバーにある「画面
選択」を操作してサブメニューを開き、「履歴リスト」
を選択する。すると、図10に示すような履歴リストの
画面に切り換わる。履歴リストは時系列に(上が新しい
情報)表示され、最新情報の前には[最新]と表示され
る。画面内に表示できる情報量を超えると、画面右のス
クロールバーが小さくなり、スクロール可能なことを示
す。履歴リストの続きはスクロールさせて確認する。次
いで、印刷画面内の「画面印刷」スイッチを操作し、画
面内に表示されている範囲の情報を印字する。印字中に
キャンセルする場合には「印刷中止」を操作する。
【0043】次に、シミュレーション機能について、図
11を参照して説明する。このシミュレーション機能
は、あらかじめ設定されたシナリオに応じて装置を模擬
警報動作させ、防災センター要員が火災時等における装
置の取り扱いに習熟するための機能である。
【0044】模擬警報動作する範囲は表示装置1だけで
あり(火災受信機2やこれと関連する装置例えば地区レ
ベル装置23等は動作しない)、また、シミュレーショ
ン中に操作できる範囲は表示装置1だけである(シミュ
レーション中には火災受信機2や非常放送装置(図示せ
ず)の操作を行なうメッセージを表示するが、実機の操
作は行なわず、メッセージ確認のみ行なう方法とす
る)。
【0045】次に、このシミュレーション機能の開始方
法と動作の概略について説明する。先ず、CRT表示部
14の画面のメニューバーの「取り扱い」からサブメニ
ューを開き、「シミュレーション」を選択してシナリオ
選択ウィンドウを表示する。記憶部17に格納されてい
るシナリオに相当するスイッチが表示されるので、起動
したいシナリオを選択する。すると、シミュレーション
が起動し、画面内にガイドメッセージウィンドウが開
く。最初に「シミュレーションについて」の説明が表示
される。内容を確認し、ウィンドウ内の「メッセージ確
認」スイッチを操作して次のステップに進む。
【0046】シミュレーション中には、CRT表示部1
4の画面のシステムメッセージエリアに「シミュレーシ
ョン起動中」と表示される。シミュレーションの開始・
終了・各ガイドメッセージの確認、模擬警報動作は印字
記録、履歴リスト登録され、事後に解析することができ
る。また、模擬警報のリスト表示・印字メッセージには
「シミュレーション」の文字が入り実警報と区別できる
ようになっている。
【0047】次のステップに進み、「注意事項」を表示
する。内容を確認し、同様に「メッセージ確認」を操作
する。次のステップに進み、シナリオに設定された模擬
警報動作を行う。模擬警報動作中、機能警報確認を促す
図11に示すようなメッセージが表示される。メッセー
ジ内容を確認し、当該処置を行ったら「メッセージ確
認」を操作し、次のステップに進む。以下同様に、メッ
セージ確認を操作することにより、記憶部17に格納さ
れているシナリオに設定されたガイドメッセージ表示や
模擬警報動作が行われる。
【0048】シナリオの設定によっては、防排煙設備の
遠隔操作を行う必要が生じる場面が現れるので、ガイド
に従って操作を行う。シナリオが最終ステップに達する
とガイドメッセージに終了の旨が表示される。「メッセ
ージ確認」を操作するとシミュレーションは終了し、模
擬警報も復旧する。
【0049】なお、シミュレーションはガイドメッセー
ジウィンドウにある「途中終了」スイッチを操作するこ
とにより、任意に途中終了することができる。途中終了
すると模擬警報は復旧し、開始前に映出していた画面に
戻る。また、実火災警報が発生した場合には即時強制終
了され、模擬警報が復旧すると共に、実火災警報の画面
に切り換わる。この場合には、CRT表示部14の画面
のシステムメッセージエリアに「シミュレーション強制
終了」のメッセージが表示され、強制終了されたことを
示す。
【0050】次に、このシミュレーション機能の動作を
具体例を挙げて詳細に説明する。シミュレーションシナ
リオの基本パターンとしては、例えば、以下の場合等が
考えられる。 (1)プレ発報→火災発報→防排煙作動→消火栓起動→
防排煙遠隔操作、 (2)火災発報→防排煙作動→消火栓起動→排煙口遠隔
操作、 (3)火災発報→防排煙作動→自動消火放出→消火ポン
プ起動→防火戸遠隔操作、 (4)プレ発報→火災発報→防火戸遠隔操作、 (5)火災発報→防火戸遠隔操作、 (6)火災発報、 (7)火災発報→消火栓起動→火災復旧→消火栓復旧
(非火災報…いたずら)、 (8)火災発報→火災復旧(非火災報…ボヤ)、 (9)ガスもれ発報→ガスもれ復旧(小規模ガスも
れ)、 (lO)ガスもれ発報→緊急遮断弁起動(大規模ガスも
れ)。
【0051】これらの内、ここでは代表的に(1)と
(7)の場合について説明する。なお、メッセージの後
の()内はその表示されるメッセージの画面上の文字の
色を表している。また、画面のバックの色は、白色であ
るとする。先ず、(1)の場合、「プレ発報」で以下の
メッセージが表示される。警報の種類と、発生場所を確
認して下さい(マゼンタ)。ガイダンスを参照して警報
発生時の処置を行って下さい(マゼンタ)。 >要員を現地へ派遣して状況を確認します(マゼン
タ)。 処置を行なったら右の「メッセージ確認」を操作します
(黒)。
【0052】次に、「火災発報」で以下のメッセージが
表示される。警報の種類と、発生場所を確認して下さい
(マゼンタ)。現地確認により火災であることが確認さ
れました(赤)。ガイダンスを参照して火災時の処置を
行って下さい(マゼンタ)。右の「メッセージ確認」を
操作すると次に進みます(黒)。次に、以下のメッセー
ジが表示される。 >消防署へ通報(マゼンタ)。 >火災断定スイッチを操作、連動速断の解除確認((マ
ゼンタ)。 >関係者へ通報(マゼンタ)。 処置を行なったら右の「メッセージ確認」を操作します
(黒)。
【0053】次に、「防排煙作動」で以下のメッセージ
が表示される。警報の種類と、発生場所を確認して下さ
い(マゼンタ)。火災感知器との自動連動により防排煙
設備が作動しました(赤)。右の「メッセージ確認」を
操作すると次に進みます(黒)。次に、以下のメッセー
ジが表示される。 >避難誘導を指示(非常放送の起動確認、必要に応じて
誘導放送、避難路の確保、ELVの管制)(マゼン
タ)。 >初期消火を指示(消火器・消火栓を使用(マゼン
タ)。 処置を行なったら右の「メッセージ確認」を操作します
(黒)。次に、以下のメッセージが表示される。現地の
自衛消防隊より「初期消火活動を行うため、火災地区の
排煙をセンターより起動してほしい」旨の要請がありま
した(マゼンタ)。右の「メッセージ確認」を操作する
と次に進みます(黒)。
【0054】次に、「消火栓起動」で以下のメッセージ
が表示される。警報の種類と、発生場所を確認して下さ
い(マゼンタ)。現地の自衛消防隊の操作により消火栓
ポンプが起動しました(赤)。右の「メッセージ確認」
を操作すると次に進みます(黒)。
【0055】次に、「防排煙遠隔操作」で以下のメッセ
ージが表示される。要請された防排煙設備の遠隔起動操
作を行います(マゼンタ)。 >1.シンボルを選択 2.起動を選択 3.実行を操
作(マゼンタ)。 処置を行なったら右の「メッセージ確認」を操作します
(黒)。
【0056】次に、(7)の場合、「火災発報」で以下
のメッセージが表示される。警報の種類と、発生場所を
確認して下さい(マゼンタ)。ガイダンスを参照して警
報発生時の処置を行って下さい(赤)。 >要員を現地へ派遣して状況を確認します(マゼン
タ)。 処置を行なったら右の「メッセージ確認」を操作します
(黒)。
【0057】次に、「消火栓起動」で以下のメッセージ
が表示される。警報の種類と、発生場所を確認して下さ
い(マゼンタ)。現地の自衛消防隊の操作により消火栓
ポンプが起動しました(赤)。右の「メッセージ確認」
を操作すると次に進みます(黒)。
【0058】次に、「火災復旧」で以下のメッセージが
表示される。非火災であることが確認されました。復旧
処理を行って下さい(マゼンタ)。 >発信機が発報している場合には先に現地で戻します
(マゼンタ)。 >復旧スイッチを操作します 注)模擬操作(マゼン
タ)。 処置を行なったら右の「メッセージ確認」を操作します
(黒)。
【0059】次に、「消火栓復旧」で以下のメッセージ
が表示される。発報により作動した機器を復帰します
(マゼンタ)。 >遠隔復帰可能な機器は本機より、その他は現地にて復
帰します(赤)。 >機器間に連動が設定されている場合には遮断の後復帰
します(赤)。 処置を行なったら右の「メッセージ確認」を操作します
(黒)。
【0060】なお、火災時ガイダンスでは、例えば以下
のメッセージを表示する。 「警報発生時の処置」(マゼンタ)。 >要員を現地へ派遣し、状況を確認して下さい(マゼン
タ)。 ・所定の携行品を携行(マゼンタ)。 ・非常ELVを活用(マゼンタ)。 ・センターとの連絡を絶やさない(マゼンタ)。 >非火災であった場合…非火災時のガイダンス参照
(黒) >火災と確認された場合(赤) 以下の処置を行って下さい(赤)。 1.消防署へ通報・・・・…119(黒) 2.火災断定スイッチを操作(黒) ・連動遮断の解除を確認(黒)。 3.関係者へ通報(黒) 4.避難誘導を指示(黒) ・非常放送の起動を確認(黒)。 ・自衛消防隊と連絡をとり必要に応じて避難誘導放送を
行なう(黒)。 ・避難路の解錠を確認(黒)。 ・ELVの管制を行なう(黒)。 5.初期消火を指示(黒) ・消火器、消火栓を使用(黒)。 ・必要に応じて遠隔起動を行なう(黒)。 6.防排煙・消火設備の作動状況を確認(黒) ・必要に応じて遠隔起動を行なう(黒)。 7.関連設備の作動状況を確認(黒) ・空調停止等(黒)。 8.消防隊への支援の準備を行なう(黒) ・状況の把握(黒)。 ・関係図書の準備(黒)。 ・支援要員の確保。
【0061】また、非火災時ガイダンスでは、例えば以
下のメッセージを表示する。 「非火災報時・鎮火時の処置」(黒) 以下の処置を行なって下さい(黒)。 1.火災が完全に鎮火していることを確認(黒)。 2.火災復旧スイッチを操作し、その後に火災警報が再
度あからないことを確認(黒)。 (火災発信機が発報している場合には、先に発信機を戻
してから復旧スイッチを操作します。)(黒) 3.防排煙・消火設備等が作動している場合には連動遮
断・スイッチを操作してシステム間の連動を遮断
(黒)。その後に再度復旧スイッチを操作(黒)。 4.非常放送が流れた場合には、非火災報または鎮火の
旨を放送(黒)。 5.作動した機器を復帰(黒)。 (遠隔復帰可能な機器は本盤よリ遠隔復帰操作。その他
は現地で復帰。)(黒) 6.操作したスイッチを定位に戻し、平常状態にあるこ
とを確認(黒)。
【0062】このように本実施の形態では、表示手段が
受ける情報の手順を複数用意するシナリオ格納手段を設
け、このシナリオ格納手段に設定された手順を選択して
表示手段の画面にシュミレーション作動中を表示しなが
ら手順に従った情報を画面表示させるので、火災時に必
要な総合操作盤、連携する各種設備の操作および動作確
認をメッセージ表示してその確認を行わせることにより
代替えして、模擬行動を行うことでオペレータの訓練が
できる。また、予め汎用性の高いシナリオを複数用意し
ておき、納入先に応じて使用可能なシナリオを選択する
ことができるので、わざわざ納入先ごとのシナリオを作
成する手間を省くことができる。また、納入先の要望で
特別のシナリオを作成する必要があるときには、これを
追加でき、汎用のシナリオ同様に記憶部17に格納して
おくことができる。更に、シュミレーションに使用され
る火災感知器等の情報を実火災の情報とは別の領域で扱
うことで、模擬的な情報と実火災の情報を明確に区別す
ることができる。
【0063】また、本実施の形態では、総合操作盤が情
報を受けたときに、ガイダンス設定手段に格納されたメ
ッセージを表示するガイダンス表示手投により、連携す
る各種設備の操作および動作確認をメッセージ表示して
その確認を行わせることなどができる。また、メッセー
ジの表示は、表示装置の画面を上下左右に4分割した大
きさの枠であって、映出中の画面の内容によってその枠
の位置を選択して映出することにより、下の画面の視認
に影響を与えないで表示が可能である。
【0064】また、本実施の形態では、CRTの画面
を、画面表示領域と、発報表示領域と、状態表示領域と
にそれぞれ分割し、画面自体に何を表示していても、火
災発報などの内容は発報表示領域に常時表示され、警報
の内容を簡便に確認することができる。また、画面表示
の内容や操作の実行中などにその内容を状態表示領域に
表示できるので、総合操作盤の起動状態が簡単に理解で
きる。また、画面表示領域には、地図表示などの基本的
で確認に重要な画面を表示するものとし、ガイダンス的
な説明の表示をウィンドウ枠内に小さく表示することで
地図表示の邪魔になりにくく、さらに、ウィンドウ枠を
移動させることにより隠れた部分を表示することができ
る。
【0065】また、本実施の形態では、時刻設定画面
は、現在の時刻データの年、月、日、時および分を表示
してそれぞれアップおよびダウンさせるスイッチを配置
するとともに、新たな時刻データを設定する設定スイッ
チを配置しているので、火災報知設備における時刻設定
を簡便に行え、さらに、いわゆる総合操作盤(CRT等
による表示装置)が容易に過去の履歴として時刻と共に
保存することができる。
【0066】また、本実施の形態では、表示装置の画面
には、常時の監視中にはほぼ画面を消去した状態に近い
正常監視中を表示するので、オペレータに一見して起動
状態を認識させることができ、また、その文字表示をラ
ンダムに移動させることにより、画面の焼き付けを防止
することも可能となる。
【0067】また、本実施の形態では、表示装置の画面
には、所定数の選択スイッチが用意されるスイッチ領域
を設定し、警報の発生する画面が自動的に個別に選択ス
イッチに登録されるので、画面を効率的に区画して表示
することができる。
【0068】また、本実施の形態では、状態変化を所定
量格納する履歴格納手段を有し、この所定量の状態変化
を外部記憶媒体に保存する媒体駆動手段を有するので、
過去の履歴を容易に取り出して保存することができる。
【0069】また、本実施の形態では、各機器に対する
操作を示す複数のスイッチを表示してこのスイッチの選
択で入力認識を行う操作入力画面を有し、複数のスイッ
チのうち操作の重要性の高いスイッチの選択時には、そ
の操作実行についての実行または中止を選択できる確認
用表示を行うので、確実に確認表示を行うことができ
る。
【0070】また、本実施の形態では、商用電源からブ
レーカを介して表示装置に電源を供給する予備電源装置
を設け、表示装置は、予備電源装置からの電源電圧低下
信号出力を受けて停止処理動作を実行して停止して予備
電源装置を停止させ、また、予備電源装置は、ブレーカ
のオフ動作を検出するときに電源電圧低下信号出力を行
い、また、表示装置は、ブレーカのオフ動作を検出する
ときに停止処理動作を実行して停止して予備電源装置を
停止するので、次回立ち上げに正常に起動するように、
電源ダウンを安全に且つ自動的に行うことができ、監視
ソフトの停止入力、表示装置のオペレーションソフトの
停止入力(プログラムの停止可能状態)、表示装置のオ
フ操作、非常電源装置のオフ操作という煩雑な手順を省
くことができる。
【0071】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、各種情
報に必要なメッセージが予め設定されたガイダンス設定
格納手段と、各種情報を表示する主表示部および該各種
情報を受けたときに、ガイダンス設定手段に設定された
メッセージを表示するガイダンス表示部を有する表示手
段とを備えたので、端末機器等から各種の情報を受けた
際に、連携する各種設備の操作および動作確認をメッセ
ージ表示してその確認を容易に且つ確実に行うことがで
きるという効果がある。
【0072】また、この発明によれば、主表示部の画面
には、地図表示と共に該当する端末機器のシンボルを警
報動作させ、ガイダンス表示部におけるメッセージの表
示は、シンボルを避ける位置であるので、情報を確実に
表示し伝達することができるという効果がある。
【0073】また、この発明によれば、ガイダンス表示
部におけるメッセージの表示は、主表示部の画面を上下
左右に4分割した大きさの枠であって、映出中の画面の
内容によって枠の位置を選択するので、下の画面の視認
に影響を与えないで表示を確実に行うことができるとい
う効果がある。
【0074】また、この発明によれば、主表示部の画面
は、画面表示領域と、発報表示領域と、状態表示領域と
に分割されているので、画面自体に何を表示していて
も、火災発報などの内容は発報表示領域に常時表示さ
れ、警報の内容を簡便に確認することができ、また、画
面表示の内容や操作の実行中などにその内容を状態表示
領域に表示できるので、総合操作盤の起動状態が簡単に
確認できるという効果がある。
【0075】また、この発明によれば、画面表示領域に
は、メニュー画面、各種地図表示画面または履歴画面が
表示されるので、地図表示などの基本的で確認に重要な
画面を確実に表示でき、ガイダンス的な説明の表示をウ
ィンドウ枠内に小さく表示することで地図表示の邪魔に
なりにくく表示することができるという効果がある。
【0076】また、この発明によれば、画面表示領域に
は、メッセージが枠の範囲で重ねて表示されるので、ウ
ィンドウ枠を移動させることにより隠れた部分を容易に
表示することができるという効果がある。
【0077】また、この発明によれば、主表示部には、
時刻設定画面が用意され、その実行に基づいて該主表示
部の時刻設定を行うと同時に、火災受信機の時刻設定の
情報を出力するので、発生する情報の時刻を確実に把握
できるという効果がある。
【0078】また、この発明によれば、時刻設定画面に
は、現在の時刻データの年、月、日、時および分を表示
してそれぞれアップおよびダウンさせるスイッチを配置
すると共に、新たな時刻データを設定する設定スイッチ
を配置するので、時刻設定が簡便に行え、さらに、容易
に過去の履歴に時刻と共に保存することができるという
効果がある。
【0079】また、この発明によれば、主表示部には、
常時の監視中にはほぼ画面を消去した状態に近い正常監
視中を表示するので、オペレータに一見して起動状態を
認識させることができ、また、その文字表示をランダム
に移動させることにより、画面の焼き付けを防止するこ
とも可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態を概略的に示す構成
図である。
【図2】 この発明の一実施の形態における画面の基本
構成を示す図である。
【図3】 この発明の一実施の形態における消去状態の
表示画面を示す図である。
【図4】 この発明の一実施の形態におけるシステム画
面の一例を示す図である。
【図5】 この発明の一実施の形態におけるウインドウ
表示を示す図である。
【図6】 この発明の一実施の形態におけるガイダンス
画面の一例を示す図である。
【図7】 この発明の一実施の形態におけるシンボル凡
例の一例を示す図である。
【図8】 この発明の一実施の形態における時計時刻表
示の一例を示す図である。
【図9】この発明の一実施の形態における警報発生時の
動作説明に供するための図である。
【図10】この発明の一実施の形態における履歴機能の
説明に供するための図である。
【図11】この発明の一実施の形態におけるシュミレー
ション機能の説明に供するための図である。
【符号の説明】
1 表示装置、 2 火災受信機、 3 記録媒体、
4 商用電源、 5ブレーカ、 6 予備電源装置、
11 制御部、 12 インターフェース部、13 画
像出力部、 14 CRT表示部、 15 操作入力
部、 16 マウス、 17 記憶部、 18 FD駆
動部、 20 煙感知器、 21 熱感知器、 22
発信機、 23 地区ベル装置、 24 防火戸、 2
5 ガス漏れ検知器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 23/00 530 G08B 23/00 530C Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA04 AA05 AA09 AA10 AA12 AA16 AA22 AA24 AA25 AA32 AA43 CC48 DD04 DD07 EE05 EE06 EE16 FF01 FF04 FF05 FF10 FF14 FF19 FF20 GG07 GG18 GG20 GG21 GG24 GG30 GG50 GG51 GG57 GG64 GG66 GG82 GG83 GG85 GG90 5E501 AC05 BA03 CA03 CB03 CB09 EA05 EA07 EA10 EB01 EB05 FA05 FA06 FA13 FA14 FA23 FA24 FA42 FB22 FB28 FB30 5G405 AA08 AD07 BA01 CA22 CA27 CA28 CA29 CA37 CA46 CA51 DA17 DA21 DA22 FA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災受信機、該火災受信機に信号線を介
    して接続された複数の端末機器を有する火災報知設備か
    ら各種情報を受けてその情報を表示する表示装置におい
    て、 前記各種情報に必要なメッセージが予め設定されたガイ
    ダンス設定手段と、 前記各種情報を表示する主表示部および該各種情報を受
    けたときに、前記ガイダンス格納手段に設定されたメッ
    セージを表示するガイダンス表示部を有する表示手段と
    を備えたことを特徴とする火災報知設備の表示装置。
  2. 【請求項2】 前記主表示部の画面には、地図表示と共
    に該当する端末機器のシンボルを警報動作させ、前記ガ
    イダンス表示部におけるメッセージの表示は、前記シン
    ボルを避ける位置であることを特徴とする請求項1記載
    の火災報知設備の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイダンス表示部におけるメッセー
    ジの表示は、前記主表示部の画面を上下左右に4分割し
    た大きさの枠であって、映出中の画面の内容によって前
    記枠の位置を選択することを特徴とする請求項1または
    2記載の火災報知設備の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記主表示部の画面は、画面表示領域
    と、発報表示領域と、状態表示領域とに分割されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の火
    災報知設備の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記画面表示領域には、メニュー画面、
    各種地図表示画面または履歴画面が表示されることを特
    徴とする請求項4記載の火災報知設備の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記画面表示領域には、メッセージが枠
    の範囲で重ねて表示されることを特徴とする請求項4ま
    たは5記載の火災報知設備の表示装置。
  7. 【請求項7】 火災受信機、該火災受信機に信号線を介
    して接続された複数の端末機器を有する火災報知設備か
    ら各種情報を受けてその情報を表示する表示装置におい
    て、 前記各種情報を表示する主表示部を備え、 該主表示部には、時刻設定画面が用意され、その実行に
    基づいて該主表示部の時刻設定を行うと同時に、前記火
    災受信機の時刻設定の情報を出力することを特徴とする
    火災報知設備の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記時刻設定画面には、現在の時刻デー
    タの年、月、日、時および分を表示してそれぞれアップ
    およびダウンさせるスイッチを配置すると共に、新たな
    時刻データを設定する設定スイッチを配置することを特
    徴とする請求項7記載の火災報知設備の表示装置。
  9. 【請求項9】 火災受信機、該火災受信機に信号線を介
    して接続された複数の端末機器を有する火災報知設備か
    ら各種情報を受けてその情報を表示する表示装置におい
    て、 前記各種情報を表示する主表示部を備え、 該主表示部には、常時の監視中にはほぼ画面を消去した
    状態に近い正常監視中を表示することを特徴とする火災
    報知設備の表示装置。
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