JP4520835B2 - 防災受信機 - Google Patents

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本発明は、火災感知器等の端末機器と通信接続され、端末機器に関する情報を表示する表示部を備えた防災受信機に関する。
防災システムを統括する防災受信機は、感知器や発信機等の端末機器から発報信号や火災信号などを受けた場合、正常監視状態から火災警報状態に遷移し、その火災場所を表示部に表示させると共に、必要な防排煙端末機等の連動制御を行う。この構成により、作業者は受信機の表示部に表示された火災場所を認知して現場に直行し、実際に火災が発生しているか否かを確認することができる。そして、実際に火災が発生している場合には、必要な作業、例えば消防署への連絡や火災放送の実施、避難誘導等を行う。他方、火災が発生していない場合は、発報した感知器の復旧操作や、火災発生場所等の表示を行っている表示画面を消去して、防災受信機を正常監視状態に戻す。
ここで、防災受信機には、防災受信機の表示状態、各種連動機能をリセットすると共に、予め設定された端末機器を復旧させるため、端末機器に復旧信号を送信するための復旧スイッチが設けられている。また、防災受信機を正常監視状態に戻すためには、予め設定された以外の端末機器についても個別に復旧操作を行う必要がある。例えば、感知器の発報により防排煙端末機が作動した場合や発信機が押された場合などは、現場まで行って防排煙端末機や発信機の復旧操作を行う必要がある。
この端末機器の復旧操作が確実に行われていない場合に、防災受信機の正常監視状態へのリセットが行われると、作動中の端末機器から作動信号が防災受信機に送信され、リセットしたにも関わらず防災受信機の表示部に火災発生場所の表示が行われたり、防排煙端末機の作動表示などが行われることとなる。しかし、復旧操作に不慣れな作業者は、このような複雑な復旧操作手順を確実に把握することが困難であり、簡単に防災受信機を正常監視状態に戻すことができなかった。
そこで、例えば、図13に示すように、非火災時の復旧操作手順を示した表示画面W200を表示させるものが知られている。しかし、上述した表示画面W200には、復旧操作の作業手順の概要が文字等により示されるのみであり、個々に詳細な作業手順や操作図が示されるものではなかった。このため、依然として復旧操作に不慣れな作業者は、上述した復旧操作全てを確実に行うことが難しかった。
そこで、非火災時に作業者から非火災を確認した旨が操作手段に入力されると、復旧操作を行うまでに必要な作業手順を示す複数の非火災ガイダンスの表示画面を切り替えて表示手段に表示させる火災報知装置が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−96271号公報
しかしながら、上述した従来の火災報知装置(例えば、特許文献1)にあっては、複数の非火災ガイダンスの表示画面を切り替えて詳細な復旧操作手順を表示するが、この作業手順は主に発報した感知器の場所や発報した原因を1つ1つ確認させることを目的とするためのものであり、復旧操作に不慣れな作業者にとっては依然として復旧操作の作業手順はわかり難いままであった。また、発報の原因を追求するために、各端末機器毎にそれぞれ確認・復旧操作を行う必要があり、復旧操作に手間及び時間を要するという問題があった。
本発明の課題は、防災受信機の操作に不慣れな作業者であっても、簡単かつ迅速に作動中の端末機器の復旧操作を行うことができる防災受信機を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
端末機器から発せれる発報信号に連動して所定の機構を作動させる連動機器や火災感知器等の端末機器(例えば、図1(a)の端末機器3)と通信可能に接続され、発報信号を受信した場合に正常監視状態から火災警報状態に遷移して火災警報を行い、前記端末機器のうち作動中の端末機器の状態及び火災が発生したか否かを確認させるガイダンスを表示部(例えば、図1(a)の表示部30)に表示する防災受信機(例えば、図1(a)の防災受信機10)において、
動中の端末機器及び自機を、所定の順序に従って復旧させるための復旧スイッチ(例えば、図3のかんたん復旧スイッチS4)と、
火災警報状態時に前記復旧スイッチが操作された場合に、作動中の端末機器のうち、現場での復旧作業を要せず遠隔での復旧が可能として予め設定されている端末機器(発報信号を送信した端末機器および連動して作動した自動復旧可能な端末機器もしくは排煙口等の遠隔復旧可能端末機器)に復旧信号を送信してこれらの端末機器を一括して復旧させるとともに、作動中の端末機器のうち現場での復旧作業を要する端末機器として予め設定されている端末機器(例えば図7の発信機や防火戸)を前記表示部に一覧表示させて復旧作業を促し、現場での復旧作業を要する端末機器を含む作動していた全ての端末機器から正常信号を受信して作動中の端末機器が無くなったときに、自機の状態を正常監視状態にリセットさせる制御を行う復旧制御手段(例えば、図1(b)のCPU11)と、を備えることを特徴としている。なお、試験作動による作動中の端末機器を復旧させるため復旧スイッチを別個設けるようにしてもよい。
請求項1に記載の発明によれば、発報信号が受信され正常監視状態から火災警報状態に遷移して火災警報が行われた場合に、復旧スイッチを操作して、現場での復旧作業を要せず遠隔での復旧が可能として予め設定された端末機器に復旧信号を送信して、これらの端末機器を一括して復旧させることができる。これにより、容易かつ迅速に復旧処理を行うことができる。また、現場での復旧作業を要する端末機器を含む作動していた全ての端末機器から正常信号を受信して作動中の端末機器が無くなったときに、自機の状態を正常監視状態に遷移させるため、作動中の端末機器から作動中であることを示す信号が入力されることにより、防災受信機が再度火災警報状態に遷移してしまうことを防ぐことができる。これにより、確実に防災受信機を正常監視状態にリセットして、復旧処理を完了することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の防災受信機において、
前記表示部は、タッチパネル方式の表示部であり、
前記復旧スイッチを前記表示部に表示する復旧スイッチ表示制御手段を更に備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、タッチパネル方式の表示部に復旧スイッチを表示部に表示させ、表示部上でタッチ操作可能とすることにより、操作性を向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の防災受信機において、
前記復旧制御手段により現場での復旧作業を要する端末機器の一覧が表示された場合に操作可能な第2のスイッチ(例えば、図5のスイッチS8)を備え、前記復旧制御手段は、前記第2のスイッチが操作された場合、作業者の操作に応じて、作動中の端末機器のうち、現場での復旧作業を要する端末機器を現場で復旧させるための操作手順を前記表示部に表示する制御を行う操作手順表示制御手段を更に備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、表示部に表示された現場での復旧作業を要する端末機器を現場で復旧させるための操作手順を閲覧することにより、現場における復旧処理手順を的確に把握することができ、復旧操作に不慣れな作業者であっても、容易に現場での復旧作業が必要な端末機器の復旧処理を行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の防災受信機において、
前記現場での復旧作業を要せず遠隔での復旧が可能として予め設定されている端末機器には、発報信号を送信した端末機器および発報信号に連動して作動した自動復旧可能な端末機器と、これらの端末機器以外の復旧信号による遠隔での復旧が可能な遠隔復旧可能機器とが含まれ
火災警報状態時に前記復旧スイッチが操作された場合に、作動中の遠隔復旧可能機器を前記表示部に一覧表示する制御を行う遠隔復旧可能機器一覧表示制御手段を更に備えるとともに、
前記復旧制御手段は、火災警報状態時に前記復旧スイッチが操作された場合には先ず前記発報信号を送信した端末機器および発報信号に連動して作動した自動復旧可能な端末機器に復旧信号を送信して復旧させた後、現場での復旧作業を要する端末機器として予め設定されている端末機器を前記表示部に一覧表示させ、現場での復旧作業を要する全ての端末機器から正常信号を受信した後に作動中の遠隔復旧可能機器がある場合には前記遠隔復旧可能機器一覧表示制御手段により作動中の遠隔復旧可能機器を表示させ、表示されている遠隔復旧可能機器に復旧信号を送信して復旧させることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、現場における復旧作業が必要となる作動中の端末機器の他、作動中の遠隔復旧可能機器を容易に把握することができ、確実に復旧処理を行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の防災受信機において、
前記遠隔復旧可能機器一覧表示制御手段により遠隔復旧可能機器の一覧が表示された場合に操作可能な第3のスイッチ(例えば、図8のスイッチS12)を備え、前記復旧制御手段は、前記第3のスイッチが操作された場合に前記遠隔復旧可能機器に復旧信号を送信して一括して復旧させることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、復旧制御手段により遠隔復旧可能機器を一括して復旧させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5の何れか一項に記載の防災受信機において、前記復旧制御手段により火災警報状態から正常監視状態にリセットされた際に、復旧完了の旨を前記表示部に表示する復旧完了表示制御手段(例えば、図1(b)のCPU11)を更に備えることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、防災受信機の表示部を閲覧することにより、端末機器の復旧完了を容易に確認することができる。
本発明によれば、防災受信機の操作に不慣れな作業者であっても、簡単な操作で復旧操作を行うことができると共に、復旧すべき端末機器の復旧操作を容易に把握して速やかに復旧処理を行うことができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
1.機能構成
図1(a)は、本実施の形態の一例としての防災受信機10を含む防災システム1の概略構成を示すものである。防災システム1は、防災受信機10、中継器2、2などからなるR型システムである。防災受信機10には、各中継器2を介して、火災感知器3a、発信機3b、防火戸や排煙口などの防排煙設備機器3c(防排煙端末機)、地区ベル3dなどからなる多数の端末機器3が接続されている。中継器2,2は、接続された端末機器3から発報信号を受信すると、記憶手段(図示せず)に記憶された設定データ(端末機器のアドレス・種類・設置場所等)から対応する端末機器3のアドレスを検索し、発報信号にアドレスを付加して、防災受信機10に送信する。また、符号4は、防災受信機10とは離れた場所に設置される火災表示装置であって、火災発生時などに所定の情報を表示する。なお、図1(a)には、便宜上2つの中継器2のみを図示しているが、3つ以上の中継器2が接続されていてもよい。また、感知器中継器、発信機中継器、防排煙端末中継器として、端末機器一つに対して一つの中継器が対応して接続されることも周知である。
防災受信機10は、防災システム1を統括制御し、例えば、正常監視状態において火災やガス漏れなどのイベントを監視する。また、イベントが発生した時には、火災警報状態に遷移して、表示部(図1(b))30に所定の情報を表示したり、発報信号の受信に連動して防排煙設備機器3cや地区ベル3d等を駆動制御する。
具体的には、防災受信機10は、各中継器2によりアドレスが付加された発報信号を受信すると、自機の状態を正常監視状態から火災警報状態に遷移させ、アドレスに基づいて作動した火災感知器3a又は発信機3bを検知し、火災表示装置4、表示部30に警報画面を表示させると共に、音出力部18から警報音を出力させる。また、防災受信機10は、発報信号を受信すると、発報信号に連動するよう予め定められた防排煙設備機器3c、地区ベル3d等の端末機器3を駆動制御するため、対応する防排煙設備機器3c、地区ベル3d等に制御信号を出力して火災警報を行う。
防災受信機10は、非火災であった場合、防災システム1を統括制御して、自機の状態を火災警報状態から正常監視状態にリセットする。例えば、防災受信機10は、作動中の所定の端末機器3及び自機を一括的に復旧させるための復旧スイッチ(後述する「手動での復旧操作」スイッチS15)を表示部30に表示させ、当該復旧スイッチの操作に応じて、所定の端末機器3への復旧信号の送信及び自機の正常監視状態へのリセット制御を行う。
また、防災受信機10は、火災警報状態時に、作動中の端末機器3及び自機を、所定の順序に従って復旧させるための復旧スイッチ(後述する「かんたん復旧」スイッチS4)を表示部30に表示させ、火災警報状態時に当該復旧スイッチが操作された場合に、作動中の端末機器3のうち、現場での復旧作業を要せず遠隔での復旧が可能として予め設定された端末機器3に復旧信号を送信して復旧させると共に、現場での復旧作業を要する端末機器3を含む作動していた全ての端末機器3から正常信号(正常監視状態時に受信機が受信する信号)を受信して作動中の端末機器3がなくなったときに、自機を正常監視状態にリセットする。
さらに、防災受信機10は、復旧信号による遠隔での復旧が不可能な端末機器3を現場で復旧させるための当該端末機器3の操作図を表示部30に表示させる。また、かんたん復旧スイッチS4が操作された場合に、かんたん復旧スイッチS4による復旧制御の際、作動中の遠隔での復旧が可能な端末機器3が存在する場合に、当該端末機器3の一覧(リスト)を表示部30に表示させるとともに当該端末機器3を復旧させるための復旧スイッチ(後述する「端末を元に戻す」スイッチS12)を表示部30に表示させ、端末を元に戻すスイッチS12が操作された場合に、対応する端末機器3に復旧信号を送信して復旧させる制御を行う。
ここで、上述した端末機器3のうち、かんたん復旧スイッチS4の操作により一括的な復旧制御を許容するとして予め設定された端末機器3を自動復旧端末(一括復旧設定機器)、復旧信号による遠隔での復旧が可能であるが、かんたん復旧スイッチS4の操作による一括的な復旧制御を許容しないとして予め設定された端末機器3を遠隔操作端末(一括復旧設定解除機器)、復旧信号による遠隔での復旧が不可能であり、現場で復旧される端末機器3を現場復旧端末(遠隔復旧不可能機器)と呼ぶ。
図1(b)は、防災受信機10の要部構成を示す制御ブロック図である。防災受信機10は、CPU11、RAM12、ROM13、I/F(インターフェース)14a〜14gがバスにより相互にデータ入出力可能に接続されている。また、I/F14aを介して各中継器2が接続され、I/F14bを介して火災表示装置4が接続されている。さらに、I/F14c〜14gを介して、表示部30、操作部15、表示灯16、印字部17、音出力部18が接続されている。
CPU11は、ROM13内の制御プログラムや制御データにしたがって、RAM12を作業領域として用いながら、防災受信機10における各種処理を制御する。RAM12は検出データや情報などを記憶する。ROM13は、防災受信機10の各種処理に用いられる制御プログラムや制御データを記憶する。例えば、ROM13には、発報信号を受信した場合に、連動して作動させる端末機器3等を連動データとして記憶していると共に、かんたん復旧スイッチS4の操作による一括的な復旧制御を許容するとして予め設定された端末機器3を自動復旧端末データとして記憶している。また、CPU11には、一定時間を計測するためのタイマ回路11aが設けられている。
操作部15は、連動停止や火災復旧などの各種操作を行うためのスイッチやボタン、表示部30を覆うように設けられたタッチパネル等からなる。表示灯16は、点灯表示されることにより火災発生等を報知するものでLED(発光ダイオード)などからなる。印字部17は、発報信号を受信したこと等を印字出力するものである。音出力部18は、アラームや音声メッセージを出力することにより警報音を発するものである。
表示部30は、各種機能を表示したり、表示した機能を選択するためのものである。この表示部30は、タッチパネル方式の液晶ディスプレイ(LCD)から構成され、各種機能及び情報を表示すると共に、所定機能を対応付けたスイッチを表示させ、当該スイッチがタッチ操作されることにより、各種機能を実行させるものである。
2.表示画面例
図2〜図11を参照して、表示部30に表示される各種表示画面について説明する。図2は、正常監視状態における初期画面W101の一例を示す図である。図2に示すように、初期画面W101には、主に機能や情報を表示する主画面101a、主画面101aの右側に設けられ作業者に対するメッセージや各種スイッチ等を表示するサブ画面101b、複数のタブボタンからなるタブ表示部101c、現在表示されている画面のタイトル及び年月日を示すタイトル部101dが設けられている。
主画面101aには、3つの領域に区別され、上段から「火災」、「防排煙/諸表示」、「ガス漏れ」のイベントに分類されて、当該イベントの発報に伴って作動した端末機器3に関する情報がそれぞれ表示されている。また、各領域の右側には、端末機器3に関する情報が4つ以上表示された場合に非表示されている情報を表示させるための送りボタンがそれぞれ設けられている。なお、正常監視状態の初期画面W101においては、イベントが発生していないため、主画面101aには、情報が表示されていない。従って、送りボタンは薄い表示色で表示され、操作できない構成となっている。
サブ画面101bは、作業者に対するメッセージ及び各種スイッチが表示されている。具体的に、「警報メッセージを選択後、下の操作が行えます。」といったメッセージと、スイッチS1〜S6が表示されている。スイッチS1〜S6には、それぞれ「トレンドグラフ」、「対応ガイド」、「全体地図」、「かんたん復旧」、「印字停止」、「画面消去」の各機能が割り当てられ、作業者に操作されることにより対応する機能を実現する。
例えば、「トレンドグラフ」スイッチS1が操作されると、イベントを発報した端末機器3のトレンドグラフが表示される。「対応ガイド」スイッチS2が操作されると、イベントに対してどのような対応をすべきかガイダンスが表示される。「全体地図」スイッチS3が操作されると、イベントを発報した端末機器3が設置されているフロア図が表示される。
なお、「トレンドグラフ」スイッチS1、「対応ガイド」スイッチS2、「全体地図」スイッチS3は、イベントの発報が行われ、主画面101a上に表示された端末機器3に関する情報のうち一の情報が選択された場合に操作可能となるスイッチである。従って、イベントの発生していない初期画面W101においては、薄い表示色により表示され、操作不可能な構成となっている。
また、「かんたん復旧」スイッチS4が操作されると、後述する復旧処理が開始される。なお、「かんたん復旧」スイッチS4は、イベント発生後(すなわち、火災警報状態への遷移後)に操作可能となるスイッチであり、非火災であった場合に操作されるスイッチである。従って、イベントの発生していない初期画面W101においては、「かんたん復旧」スイッチS4は薄い表示色で表示され、操作できない構成となっている。更に、「印字停止」スイッチS5は、イベントの発生に伴って開始される印字処理を停止するためのスイッチであり、「画面消去」スイッチS6は、現在表示されている画面を非表示するためのスイッチである。
タブ表示部101cには、各種タブボタンT1〜T6が設けられ、タブボタンT1〜T6には、それぞれ「1警報」、「2異常/故障」、「3防排煙制御」、「4連動停止」、「5訓練」、「画面一覧」の画面が対応付けられている。つまり、各タブボタンを作業者が操作することにより、対応する画面が切替表示される。また、タイトル部101dには、現在表示されている画面のタイトル及び年月日として、例えば同図においては、「100警報」及び「2000年03月26日(金)09時30分」が表示されている。
図3は、端末機器3から発報信号を受信した場合に表示部30に表示される警報画面W102の一例を示す図である。図3に示すように、主画面102aには、それぞれ「火災」、「防排煙/諸表示」、「ガス漏れ」に対応付けて各端末機器3に関する情報が表示されている。例えば、「火災」の項目には、作動中の端末機器数「1件(総数 1件)」と、イベントの発報に伴って作動された端末機器3に関する情報「001 本館01階0001番…」とが表示される。
「防排煙/諸表示」の項目には、作動中の端末機器数「5件(総数 5件)」と、端末機器3に関する情報「001 本館01階0101番…」が表示されている。また、非表示されている端末機器3に関する情報を表示可能にするため、送りボタンが操作可能な表示態様で表示されている。「ガス漏れ」の項目には、端末機器3に関する情報が表示されず、ガス漏れのイベント発報に伴って作動している端末機器3がない、すなわち、ガス漏れが発生していないことを示している。
サブ画面102bには、スイッチS1〜S6が表示され、「かんたん復旧」スイッチS4及び「印字停止」スイッチS5が操作可能な表示態様にて表示されている。また、「トレンドグラフ」スイッチS1、「対応ガイド」スイッチS2、「全体地図」スイッチS3及び「画面消去」スイッチS6は薄い表示色で表示され、操作できない構成となっている。
ここで、主画面102aにおいて、何れかの端末機器3に関する情報が選択されると、「トレンドグラフ」スイッチS1、「対応ガイド」スイッチS2、「全体地図」スイッチS3が操作可能な表示態様にて表示される。なお、火災やガス漏れ等のイベントが発生している場合、「画面消去」スイッチS6は操作無効になったままである。
タブ表示部102c及びタイトル表示部102dについては、上述した初期画面W101と略同様の構成によってなるため、詳細な説明を省略する。
続いて、警報画面W102において、「かんたん復旧」スイッチS4が操作された場合の画面遷移について説明する。図4は、「かんたん復旧」スイッチS4が操作された場合に表示される復旧中画面W103の一例を示す図である。図4に示すように、復旧中画面W103は、主画面及びサブ画面が非表示され、画面中央に作業者に対するメッセージが表示される。具体的には、「かんたん復旧中!!」、「しばらくお待ち下さい」といったメッセージが表示されると共に、「ベル(地区音響)を停止しました。」、「受信機の音を停止しました。」、「感知器の発報を解除しました。」、「各種連動機能を停止しました。」といったメッセージが表示される。更に、復旧中画面W103の右下には、「操作を中止する」スイッチS7が設けられ、スイッチS7が操作されると、かんたん復旧の処理を中止して、警報画面W102に表示が切り替えられる。
ここで、防災受信機10は、この復旧中画面W103を表示すると共に、発報信号を出力した火災感知器3a、発報信号に連動して駆動制御された地区ベル3c、防災受信機10の音出力部18、その他連動して駆動制御された端末機器3に復旧信号を送信して、各端末機器3及び防災受信機10自身(システム)を一括的に復旧させる。なお、処理の詳細については後述する。
続いて、復旧中画面W103が所定時間(例えば、3秒間)表示されると、現場復旧端末画面W104に画面遷移する。図5は、現場復旧端末画面W104の一例を示す図である。図5に示すように、主画面104aには、作業者に対するメッセージ、対象となる現場復旧端末数及び対象となる現場復旧端末一覧を表示している。
具体的には、主画面104a上段に、「以下の端末は自動的に戻すことはできません。現場で元に戻して下さい。」といったメッセージ、「作動中の対象端末数 3件(総数 5件)」といった現場復旧端末数が表示されている。ここで、「作動中の対象端末数 3件」とは、作動中の現場復旧端末が3件あることを示し、「総数 5件」とは、作動中の現場復旧端末3件を含む作動中の端末機器3が5件あることを示している。すなわち、この5件には、現場復旧端末3件と、遠隔操作端末2件が含まれている。
また、主画面104a下段には、現場復旧端末一覧として、現場復旧端末の設置場所、現場復旧端末の種類、作動状態を含む情報が、例えば、「本館01階0111番 コンベンションルーム 発信機 作動」として表示されている。
サブ画面104bには、作業者に対するメッセージ及び各種スイッチが表示される。具体的には、「警報メッセージを選択後、以下のボタン操作が行えます」といったメッセージと、スイッチS7〜S8とが表示される。スイッチS7〜S8には、「端末の戻し方」、「操作を中止する」の各機能が割り当てられ、作業者に操作されることにより対応する機能を実現する。例えば、「端末の戻し方」スイッチS8が操作されると、主画面104aにおいて選択されている現場復旧端末を現場で復旧させるための詳細な復旧手順を示した操作図をサブ画面104bに表示させる。また、「操作を中止する」スイッチS7が操作されると、かんたん復旧の処理を中止して、現場復旧端末画面W104は、警報画面W102に切り替えられる。
続いて、現場復旧端末画面W104において、「端末の戻し方」スイッチS8が操作された場合の画面遷移について説明する。図6は、現場復旧端末を現場で復旧させるための詳細な復旧手順を示した操作図を表示した復旧手順画面W105の一例を示す図である。図6に示すように、主画面105aには、現場復旧端末画面W104の主画面104aと略同様の情報が表示されており、一覧表示された現場復旧端末のうち「発信機」が選択された状態を示している。
また、サブ画面105bには、選択された「発信機」を現場で復旧させるための詳細な復旧手順を示した操作図が表示されている。具体的に、サブ画面105bには、発信機3bの外観図と、当該外観図に従って操作すべき手順を説明した文が表示されている。更に、サブ画面105bには、スイッチS10〜S11が表示され、スイッチS10〜S11には、「ほかの端末」、「消去」の機能がそれぞれ対応付けられている。
例えば、「ほかの端末」スイッチS10が操作された場合、現在主画面105aにおいて選択されている発信機の下段に表示されている現場復旧端末(例えば、「防火戸」)についての操作図を示す画面へと遷移する。また、「消去」スイッチS11が操作された場合、サブ画面105bが非表示される。
続いて、主画面105aにおいて他の現場復旧端末が選択され、「ほかの端末」スイッチS10が操作された場合の画面遷移について説明する。図7は、他の現場復旧端末として「防火戸」が選択された場合における復旧手順表示画面W106の一例を示す図である。図7に示すように、主画面106aには、現場復旧端末画面W104の主画面104aと略同様の情報が表示されており、一覧表示された現場復旧端末のうち「防火戸」が選択された状態を示している。
サブ画面106bには、選択された現場復旧端末「防火戸」を現場で復旧させるための詳細な復旧手順を示した操作図が表示されている。具体的に、サブ画面106bには、防火戸の外観図と、当該外観図に従って操作すべき手順を説明した文が表示されている。また、サブ画面106bには、「消去」スイッチS11が設けられている。なお、主画面106aにおいて、一覧表示された現場復旧端末のうち最下段に表示された現場復旧端末が選択されているため、「ほかの端末」スイッチS10は、非表示されている。
ここで、作業者による現場での復旧操作により復旧が完了した現場復旧端末から防災受信機10に正常信号が送信された場合、防災受信機10は、現場復旧端末画面W104〜W106に表示された現場復旧端末一覧から対応する現場復旧端末を消去する。そして、作動中の各現場復旧端末について現場で復旧操作が行われ、全ての現場復旧端末から正常信号を受信した場合、防災受信機10は、現場復旧端末画面W104〜W106から、遠隔操作端末表示画面W107へ画面遷移させる。
図8は、遠隔操作端末表示画面W107の一例を示す図である。図8に示すように、主画面107aには、作業者に対するメッセージ、対象となる遠隔操作端末数及び対象となる遠隔操作端末一覧が表示されている。具体的には、主画面107aの上段に、「以下の端末は受信機から遠隔で元に戻すことができます。」といったメッセージ、「作業中の対象端末数 2件」といった遠隔操作端末数が表示されている。
また、主画面107aの下段には、遠隔操作端末一覧として、遠隔操作端末の設置場所、遠隔操作端末の種類、作動状態を含む情報が、例えば、「本館01階0101番 コンベンションルーム 排煙口 作動」として表示されている。
サブ画面107bには、作業者に対するメッセージ及び各種スイッチが表示される。具体的に、「「端末に戻す」ボタンで、端末を元に戻します。」といったメッセージと、スイッチS7,S12とが表示される。スイッチS7には、「操作を中止する」の機能が割り当てられ、スイッチS12には、「端末を元に戻す」の機能が割り当てられている。具体的には、「端末を元に戻す」スイッチS12が操作されると、主画面107aにおいて選択されている2つの遠隔操作端末「排煙口」に復旧信号を送信して、遠隔での復旧が可能な端末機器3の復旧を行う。また、「操作を中止する」スイッチS7が操作されると、かんたん復旧の処理を中止して、警報画面W102に画面遷移させる。
そして、各端末機器3について復旧操作が終了し、作動中の全ての端末機器3から正常信号を受信した場合、終了確認画面W108が表示される。ここで、防災受信機10は、この終了確認画面W108を表示すると共に、自機の状態を火災警報状態から正常監視状態にリセットする。
図9は、終了確認画面W108の一例を示す図である。図9に示すように、終了確認画面W108には、作業者に対するメッセージ及びスイッチS13が表示される。具体的に、「正常監視状態に戻りました。終了確認ボタンを押してください。」といったメッセージと、「終了確認」の機能が割り当てられたスイッチS13が表示される。そして、スイッチS13が操作されると、終了確認画面W108が非表示され、つまり、かんたん復旧処理が終了され、表示画面を消灯する。
なお、図3に示す警報画面W102において、主画面102aで端末機器3に関する情報が選択され、「対応ガイド」スイッチS2が操作された場合、火災発生時の操作手順を示す火災ガイダンス画面W109が表示される。図10は、火災ガイダンス画面W109の一例を示す図である。図10に示すように、主画面109aには、警報画面W102の主画面102aと略同様の情報が表示され、一の端末機器3に関する情報が選択された状態が表示されている。
サブ画面109bには、作業者に対するメッセージ及び各種スイッチが表示される。具体的に、「火災の可能性があります。次の作業を行ってください。」とのメッセージ、作業手順(例えば、「1.現場の確認」→「2.119番通報」→「3.火災放送の実施」→「4.避難誘導」→「5.火災情報の整理(消防隊に報告します。)」)、スイッチS14,S16が表示される。スイッチS16には、「非火災の時」の機能が割り当てられ、スイッチS14には、「ウィンドウ消去」の機能が割り当てられている。
ここで、「非火災の時」スイッチS16が操作されると、火災ガイダンス画面W109から、非火災ガイダンス画面W110に画面遷移される。また、「ウィンドウ消去」スイッチS14が操作されると、サブ画面109bが非表示されて、警報画面W102に画面遷移される。
火災ガイダンス画面W109において、「非火災の時」スイッチS16が操作された場合の画面遷移について説明する。図11は、非火災ガイダンス画面W110の一例を示す図である。図11に示すように、主画面110aには、火災ガイダンス画面109と略同様の情報が表示される。また、サブ画面110bには、作業者に対するメッセージ及び各種スイッチが表示される。具体的には、サブ画面110bの上段に、「非火災の時 「かんたん復旧」か手動操作で、復旧を行います。」とのメッセージが表示される。
また、サブ画面110bの中段には、スイッチS4、スイッチS15が表示される。スイッチS4には、「かんたん復旧」の機能が割り当てられ、スイッチS15には、「手動での復旧操作」の機能が割り当てられている。「かんたん復旧」スイッチS4が操作されると、図4に示す復旧中画面W103が表示される。また、「手動での復旧操作」スイッチS15はいわゆる従来の復旧スイッチに該当するものであり、「手動での復旧操作」スイッチS15が操作されると、防災受信機10は、作動中の端末機器3のうち所定の端末機器3への復旧信号の送信及び自機の正常監視状態へのリセットを行う。更に、サブ画面110bの下段には、スイッチS14が表示され、スイッチS14には、「ウィンドウ消去」の機能が割り当てられている。「ウィンドウ消去」スイッチS14が操作されると、サブ画面110bが非表示されて、警報画面W102に画面遷移される。
3.処理の流れ
次に、本実施の形態における防災受信機10の動作について説明する。図12は、防災受信機10のCPU11により実行される復旧処理を示すフローチャートであり、「かんたん復旧」に関する処理の要部を示したフローチャートである。
図12に示すように、CPU11は、端末機器3などから発報信号を受信したか否かを判断し(ステップST2)、発報信号を受信した場合(ステップST2;YES)、正常監視状態から火災警報状態に状態遷移させ、発報信号に連動して作動するように予め定められた端末機器3や所定の機構を作動させる連動機器、例えば、地区ベル3c、防災受信機10の音出力部18、各種連動機能等に制御信号を送信してこれらの端末装置3等を作動させる(ステップST4)。更に、CPU11は、表示部30に警報画面W102(図3参照)を表示させる(ステップST6)。
続いて、CPU11は、警報画面W102において、「かんたん復旧」スイッチS4が操作されたか否かを判別する(ステップST8)。ここで、「かんたん復旧」スイッチS4が操作されず、他のスイッチが操作された場合(ステップST8;NO)、操作されたスイッチに対応する他の処理へ移行する。一方、「かんたん復旧」スイッチS4が操作された場合(ステップST8;YES)、CPU11は、発報信号を送信した端末機器3と、発報信号に連動して作動された端末機器3等に復旧信号を送信して、これら自動復旧端末の復旧を行う(ステップST10)。
そして、CPU11は、表示部30に復旧中画面W103(図4参照)を表示させて、タイマ回路11aにより復旧中画面W103の表示から所定時間が経過したか否かを判別する(ステップST14)。所定時間が経過した場合(ステップST14;YES)、CPU11は、表示部30に現場復旧端末画面W104(図5参照)を表示させる(ステップST16)。
次いで、現場復旧端末画面W104の主画面104aにおいて、一の現場復旧端末が選択され、端末の戻し方スイッチS8が操作されたか否かを判別する(ステップST16)。端末の戻し方スイッチS8が操作された場合(ステップST16;YES)、CPU11は、選択された現場復旧端末の復旧手順がサブ画面105bに表示された復旧手順画面W105(図6参照)を表示部30に表示させる(ステップST20)。
更に、復旧手順画面W105の主画面105aにおいて、他の現場復旧端末が選択され、ほかの端末スイッチS10が操作された場合(ステップST22;YES)、CPU11は、ステップST20に移行して、選択された現場復旧端末の復旧手順を示した復旧手順画面W106(図7参照)を表示させる。
そして、CPU11は、現場復旧端末から正常信号を受信したか否かを判別し(ステップST24)、現場での復旧操作により復旧した現場復旧端末から正常信号を受信した場合(ステップST24;YES)、作動中の遠隔操作端末が存在するか否かを判別する(ステップST26)。ここで、作動中の遠隔操作端末が存在しない場合(ステップST26;NO)、CPU11は、ステップST34に移行する。一方、作動中の遠隔操作端末が存在する場合(ステップST26;YES)、CPU11は、遠隔操作端末を一覧表示した遠隔操作端末画面W107(図8参照)を表示部30に表示させる。
CPU11は、遠隔操作端末画面W107において、端末を元に戻すスイッチS12が操作されたか否かを判別し(ステップST30)、端末を元に戻すスイッチS12が操作された場合(ステップST30;YES)、CPU11は、遠隔操作端末に復旧信号を送信して、遠隔操作端末を復旧させる(ステップST32)。
そして、CPU11は、接続された全ての端末機器3から正常信号(正常監視状態時に防災受信機が受信する信号)を受信したか否かを判別し、正常信号を受信したことを確認すると火災警報状態から正常監視状態に状態をリセットし、正常監視状態確認画面W108(図9参照)を表示部30に表示させる(ステップST34)。さらに、正常監視状態確認画面W108において、終了確認スイッチS13が操作されたか否かを判別し(ステップST36)、終了確認スイッチS13が操作された場合(ステップST36;YES)、CPU11は、表示部30の画面を消灯して(ステップST38)、本復旧処理を終了する。
4.作用・効果
以上のように、本実施の形態の防災受信機10は、端末機器から発せれる発報信号に連動して所定の機構を作動させる連動機器や火災感知器等の端末機器と通信可能に接続され、発報信号を受信した場合に正常監視状態から火災警報状態に遷移して火災警報を行い、前記端末機器のうち作動中の端末機器の状態及び火災が発生したか否かを確認させるガイダンスを表示部30に表示する防災受信機10において、作動中の端末機器3及び自機を、所定の順序に従って復旧させるためのかんたん復旧スイッチS4を設け、火災警報状態時にかんたん復旧スイッチS4が操作された場合に、作動中の端末機器のうち、現場での復旧作業を要せず遠隔での復旧が可能として予め設定されている端末機器に復旧信号を送信してこれらの端末機器を一括して復旧させるとともに、作動中の端末機器のうち現場での復旧作業を要する端末機器として予め設定されている端末機器を前記表示部に一覧表示させた後、現場での復旧作業を要する端末機器3を含む作動していた全ての端末機器3から正常信号を受信して作動中の端末機器が無くなったときに、自機の状態を正常監視状態にリセットさせる。
従って、発報信号が受信され正常監視状態から火災警報状態に遷移して火災警報が行われた場合に、表示部30に表示されたかんたん復旧スイッチS4を操作するだけで、作動中の所定の端末機器3に復旧信号を送信させて、これらの端末機器3を一括して復旧させることができる。また、現場での復旧作業を要する端末機器3を含む作動していた全ての端末機器3から正常信号を受信して作動中の端末機器3が無くなったときに、自機の状態を正常監視状態にリセットさせるため、作動中の端末機器3から作動中であることを示す信号が送信されることにより、防災受信機10が再度火災警報状態に遷移してしまうことを防ぐことができる。
つまり、発報信号に連動して作動した端末機器3を個々に復旧させる場合、防災受信機10を正常監視状態にリセットした後に、作動中の端末機器3から作動中であることを示す信号が防災受信機に送信されると、再度防災受信機10が火災警報状態に遷移してしまうという問題があった。また、従来の復旧スイッチにより所定の端末機器3を一括的に復旧操作をした場合であっても、現場復旧端末等が作動中であれば、再度防災受信機10が火災警報状態に遷移してしまっていた。このように、防災受信機10を確実に正常監視状態にリセットするためには、作動中の全ての端末機器3を先に復旧させた後に防災受信機10を正常監視状態にリセットする必要があるなど、復旧順序を考慮する必要があった。
しかし、本実施の形態の防災受信機10においては、作動していた全ての端末機器3から正常信号を受信して作動中の端末機器3が無くなったことを確認した後に、防災受信機10の状態を正常監視状態にリセットすることにより、作動中の端末機器3から作動中であることを示す信号が入力されることなく、確実に防災受信機10を正常監視状態にリセットすることができる。これにより、かんたん復旧スイッチS4を操作するだけで、確実に復旧処理を行うことができる。また、予め設定された複数の端末機器3については1度のタッチ操作で同時に復旧させることができるため、作業工程を簡略化することができる。これにより、復旧操作に不慣れな作業者であっても、容易かつ迅速に復旧処理を行うことができる。
また、かんたん復旧スイッチS4を、火災感知器3a等から発報信号を受信するまでは操作不可能状態で、発報信号を受信した後は操作可能状態にて表示部30に表示させることにより、作業者は感覚的にかんたん復旧スイッチS4を利用した復旧処理を行えるか否かを把握することができ、容易に復旧処理を行うことができる。
また、防災受信機10に接続される端末機器3には、復旧信号による遠隔での復旧が可能な自動復旧端末及び遠隔操作端末と、遠隔での復旧が不可能であって現場における復旧処理が必要な現場復旧端末とが有り、防災受信機10は、作動中の現場復旧端末を現場で復旧させるための当該端末の操作図を表示部30に表示する。これにより、表示部30を閲覧することにより、現場における現場復旧端末の復旧手順を容易に把握することができ、復旧操作に不慣れな作業者であっても、容易に現場復旧端末を復旧させることができる。
更に、防災受信機10は、かんたん復旧スイッチS4の操作により自動復旧端末に復旧信号が送信されて復旧された後、作動中の現場復旧端末を表示部30に一覧表示する。これにより、作業者は、現場における復旧操作が必要となる作動中の端末機器3を容易に把握して、的確に復旧処理を行うことができる。
また、防災受信機10は、作動中の現場復旧端末に対する現場での復旧操作により復旧した現場復旧端末から正常信号を受信した場合に、表示されていた現場復旧端末を非表示させることにより、復旧が完了したことを報知する。従って、作業者は、防災受信機10の表示部30を閲覧することにより、各現場復旧端末の復旧を容易に確認することができる。更に、作動中であった端末機器3の復旧を完了し、作動中であった全ての端末機器3から正常信号を受信した場合に、復旧完了の旨を表示部30に表示することにより、全ての端末機器3について復旧処理が完了したことを的確に把握することができる。
また、防災受信機10は、かんたん復旧スイッチS4が操作されることにより、自動復旧端末の復旧が行われた後、動作中の遠隔操作端末が存在する場合に、遠隔操作端末及び遠隔操作端末を復旧するための端末を元に戻すスイッチS12を表示部30に表示させ、端末を元に戻すスイッチS12が操作された場合に、遠隔操作端末に復旧信号を送信して、該遠隔操作端末を復旧させる。
これにより、かんたん復旧スイッチS4の操作に応じて復旧されない遠隔操作端末があることを容易に把握することができると共に、発報信号を出力した端末機器3と同時に一括的に復旧される端末機器3と、発報信号を出力した端末機器3を復旧させた後に復旧される端末機器3とを区別して復旧させることにより、端末機器3の機能や種別等に応じて選択的な復旧処理を行うことができる。
更に、遠隔操作端末が複数ある場合、予め複数の遠隔操作端末が選択された状態を表示部30に表示させ、端末を元に戻すスイッチS12が操作された場合、複数の遠隔操作端末を一括して復旧させることができるため、作業工程を簡略化して迅速に復旧処理を行うことができる。
5.変形例
以上、本発明についての好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記したものに限らず、発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜変更可能である。例えば、本実施の形態において、かんたん復旧スイッチS4の操作により復旧される端末機器3は、地区ベル3c、防災受信機10の音出力部18、感知器3a等である場合について説明したが、上述した例に限らず、他の端末機器3、例えば、遠隔での復旧が可能な発信機3a、防排煙設備機器3c等が含まれていても良い。また、防災受信機10のROM13に、かんたん復旧スイッチS4が操作された場合に復旧信号を送信すべき端末機器3を自動復旧端末データとして書き換え可能に記憶させておくことにより、任意の端末機器3の一括的な復旧を行うことができる。これにより、作業者の利用態様に応じた、汎用性の高い防災受信機10を提供することができる。
また、本実施の形態においては、現場復旧端末の現場で復旧操作により、正常信号を受信した場合、現場復旧端末画面W104において、対応する現場復旧端末を順次消去する場合について説明を行ったがこれに限らず、各現場復旧端末毎に復旧が完了した旨のメッセ−ジを表示部30に表示させる構成であってもよい。これにより、種々の表示形態により、現場復旧端末の復旧を確認することができる。
また、本実施の形態においては、現場復旧端末の復旧が行われた後、作動中の遠隔操作端末がある場合には、遠隔操作端末を一覧表示させ、端末を元に戻すスイッチS12が操作された場合に、全ての遠隔操作端末に復旧信号を送信して、復旧させる場合について説明を行ったが、例えば、遠隔操作端末の復旧を行った後に、現場復旧端末画面W106を表示させて、現場復旧端末を復旧させる構成であっても良く、任意に順番を入れ替え可能な構成であっても良い。これにより、作業手順を臨機応変に変更させて、効率良く復旧操作を行うことができる。
また、作動中の遠隔操作端末が複数ある場合に、端末を元に戻すスイッチS12が操作されると、複数の遠隔操作端末を一括して復旧させる場合について説明を行ったが、遠隔操作端末画面W107の主画面107aにおいて、各遠隔操作端末をそれぞれ選択させて、個々に復旧を行う構成であっても良い。これにより、個々の遠隔操作端末の作動状況等を把握しながら復旧操作を行うことができる。
その他、本実施の形態における防災受信機10の細部構成、及び詳細動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(a)本実施の形態における防災システム1の構成を示すブロック図である(b)防災受信機10の構成を示すブロック図である。 初期画面の一例を示す図である。 警報画面の一例を示す図である。 復旧中画面の一例を示す図である。 現場復旧端末画面の一例を示す図である。 復旧手順画面の一例を示す図である。 復旧手順画面の一例を示す図である。 遠隔操作端末画面の一例を示す図である。 終了確認画面の一例を示す図である。 火災ガイダンス画面の一例を示す図である。 非火災ガイダンス画面の一例を示す図である。 復旧処理を示すフローチャートである。 従来の非火災時のガイダンス画面を示す図である。
符号の説明
1 防災システム
2 中継器
3 端末機器
4 火災表示装置
10 防災受信機
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14a〜g I/F
15 操作部
16 表示灯
17 印字部
18 音出力部
30 表示部

Claims (6)

  1. 端末機器から発せれる発報信号に連動して所定の機構を作動させる連動機器や火災感知器等の端末機器と通信可能に接続され、発報信号を受信した場合に正常監視状態から火災警報状態に遷移して火災警報を行い、前記端末機器のうち作動中の端末機器の状態及び火災が発生したか否かを確認させるガイダンスを表示部に表示する防災受信機において、
    動中の端末機器及び自機を、所定の順序に従って復旧させるための復旧スイッチと、
    火災警報状態時に前記復旧スイッチが操作された場合に、作動中の端末機器のうち、現場での復旧作業を要せず遠隔での復旧が可能として予め設定されている端末機器に復旧信号を送信してこれらの端末機器を一括して復旧させるとともに、作動中の端末機器のうち現場での復旧作業を要する端末機器として予め設定されている端末機器を前記表示部に一覧表示させて復旧作業を促し、現場での復旧作業を要する端末機器を含む作動していた全ての端末機器から正常信号を受信して作動中の端末機器が無くなったときに、自機の状態を正常監視状態にリセットさせる制御を行う復旧制御手段と、
    を備えることを特徴とする防災受信機。
  2. 前記表示部は、タッチパネル方式の表示部であり、
    前記復旧スイッチを前記表示部に表示する復旧スイッチ表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の防災受信機。
  3. 前記復旧制御手段により現場での復旧作業を要する端末機器の一覧が表示された場合に操作可能な第2のスイッチを備え、前記復旧制御手段は、前記第2のスイッチが操作された場合、作業者の操作に応じて、作動中の端末機器のうち、現場での復旧作業を要する端末機器を現場で復旧させるための操作手順を前記表示部に表示する制御を行う操作手順表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の防災受信機。
  4. 前記現場での復旧作業を要せず遠隔での復旧が可能として予め設定されている端末機器には、発報信号を送信した端末機器および発報信号に連動して作動した自動復旧可能な端末機器と、これらの端末機器以外の復旧信号による遠隔での復旧が可能な遠隔復旧可能機器とが含まれ
    火災警報状態時に前記復旧スイッチが操作された場合に、作動中の遠隔復旧可能機器を前記表示部に一覧表示する制御を行う遠隔復旧可能機器一覧表示制御手段を更に備えるとともに、
    前記復旧制御手段は、火災警報状態時に前記復旧スイッチが操作された場合には先ず前記発報信号を送信した端末機器および発報信号に連動して作動した自動復旧可能な端末機器に復旧信号を送信して復旧させた後、現場での復旧作業を要する端末機器として予め設定されている端末機器を前記表示部に一覧表示させ、現場での復旧作業を要する全ての端末機器から正常信号を受信した後に作動中の遠隔復旧可能機器がある場合には前記遠隔復旧可能機器一覧表示制御手段により作動中の遠隔復旧可能機器を表示させ、表示されている遠隔復旧可能機器に復旧信号を送信して復旧させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の防災受信機。
  5. 前記遠隔復旧可能機器一覧表示制御手段により遠隔復旧可能機器の一覧が表示された場合に操作可能な第3のスイッチを備え、前記復旧制御手段は、前記第3のスイッチが操作された場合に前記遠隔復旧可能機器に復旧信号を送信して一括して復旧させることを特徴とする請求項4に記載の防災受信機。
  6. 前記復旧制御手段により火災警報状態から正常監視状態にリセットされた際に、復旧完了の旨を前記表示部に表示する復旧完了表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の防災受信機。
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