JPH0895482A - 防災シミュレーションシステム - Google Patents

防災シミュレーションシステム

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Publication number
JPH0895482A
JPH0895482A JP25875994A JP25875994A JPH0895482A JP H0895482 A JPH0895482 A JP H0895482A JP 25875994 A JP25875994 A JP 25875994A JP 25875994 A JP25875994 A JP 25875994A JP H0895482 A JPH0895482 A JP H0895482A
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JP
Japan
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disaster prevention
fire
simulation
smoke
switch
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Pending
Application number
JP25875994A
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English (en)
Inventor
Masanori Kubo
昌敬 久保
Yasuhiro Ogawa
靖洋 小川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防災センター内で防災要員が、各種機器の操
作などの疑似訓練を実際に行うことができ、火災発生時
には、防災要員が的確に各種機器の操作などを行うこと
ができる防災シミュレーションシステムを提供する。 【構成】 火災感知器6Aや防排煙端末器6Bを接続し
た火災受信機2にインターフェース7を介して、シミュ
レーション入力操作器8を接続付加して構成された防災
シミュレーションシステムであって、上記シミュレーシ
ョン入力操作器8は、開始スイッチ9Aと、終了スイッ
チ10Aと、火災受信機2を含んだ防災システムに接続
された火災感知器、発信機、ガス感知器などの防災セン
サーや、排煙口、垂れ壁、防火戸、スプリンクラーなど
の防排煙端末器などを模擬発報させるための種別選択ス
イッチ16Aとを備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災感知器や防排煙端
末器を接続した火災受信機にインターフェースを介し
て、シュミレーション入力操作器を接続付加して構成さ
れた防災シュミレーションシステムに関し、特に、外部
から各種の疑似発報操作を行って、防災システムを疑似
的に稼働させ、その稼働状態を把握できるようにした防
災シュミレーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビルなどの建物における防災シス
テムとして、例えば図9に示す構造のものがある。この
防災システムは、防災センターa内に、ガス受信機を含
む火災受信機bと、火災が発生した階などを平面図など
で表示して排煙口、スプリンクラーなどの各種端末機器
の動作を表示するCTRcと、火災が発生した階や端末
機器などが動作した階を、建物の断面図上にLEDなど
で表示させるグラフイックパネルdと、端末機器の動作
状態などを記録印字するプリンター装置eなどで構成さ
れている。但し、建物によっては、上記CTRc、グラ
フイックパネルd、プリンター装置eを設けない場合も
ある。
【0003】また、上記火災受信機bには、複数の中継
器f、火災感知器f1、防排煙機器f2などが接続され
ている。上記中継器fは防災センターa内に設けること
もある。次に上記のように構成された防災システムの動
作について説明すると、火災などが発生したときに、火
災感知器f1や防排煙機器f2などからの信号を中継器
fで受け、火災受信機bへ出力し、この信号が入力され
ると火災受信機bでは、火災発生場所を表示させるとと
もにアラームなどが鳴動して防災センター内の防災要員
に火災発生などを知らせ、CRTcやグラフィックパネ
ルdに火災発生場所などを表示し、プリンター装置eに
記録印字するようになっている。
【0004】そこで、中継器fあるいは火災受信機bに
予め入力されているプログラムソフトにより、排煙口、
スプリンクラーなどの各種端末機器が動作され、火災受
信機bでは、この動作を受信し、CRTcやグラフィッ
クパネルdに表示するとともにプリンター装置eで記録
印字するようになっている。防災センター内の防災要員
は、表示及び記録印字された各種端末機器の動作状況に
より、火災か非火災かを判断するとともに強制的に動作
させるべき機器があるかどうかを判断し、強制的に動作
させるべき機器がある場合には、火災受信機bやCRT
cなどを操作してその機器を動作させ、火災を鎮火させ
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常、建物
内で火災などが発生することがほとんどないために、火
災受信機bなどが動作することがほとんどなく、火災受
信機bの表示・操作、グラフィックパネルdによる表
示、プリンター装置eでの記録印字などを行わないの
で、防災要員がこれらの操作方法や表示内容の意味を忘
れる場合がある。
【0006】また、実際に火災受信機bなどを操作して
各種端末機器を動作させて訓練することも不可能な状態
である。また、建物全体で火災訓練などを行っても、通
常は、この訓練が一年間で一回もしくは二回ほど行われ
るだけであり、訓練回数が少ないために上記と同様に操
作方法や表示内容の意味を忘れる場合がある。
【0007】しかも、現状での火災訓練では、避難訓練
などが主に行われ、防火シャッターや防火戸などの防排
煙端末機器を動作させるための連動機器の操作などは実
際行われていない。特に、防災センターの防災要員が交
替したときや新人の防災要員である場合には、尚更、操
作方法や表示内容の意味を忘れることが多い。
【0008】したがって、実際に火災などが発生した場
合には、防災要員が的確な判断や操作を行うことが出来
ず、災害が拡大する虞がある。本発明は、上記従来の実
情に鑑みてなされたものであって、防災センター内で防
災要員が、各種機器の操作などの疑似訓練を実際に行う
ことができ、火災発生時には、防災要員が的確に各種機
器の操作などを行うことができる防災シュミレーション
システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、請求項1の防災
シュミレーションシステムは、火災感知器や防排煙端末
器を接続した火災受信機にインターフェースを介して、
シュミレーション入力操作器を接続付加して構成された
防災シュミレーションシステムであって、上記シュミレ
ーション入力操作器は、開始スイッチと、終了スイッチ
と、火災受信機を含んだ防災システムに接続された火災
感知器、発信機、ガス感知器などの防災センサーや、排
煙口、垂れ壁、防火戸、スプリンクラーなどの防排煙端
末器などを模擬発報させるための種別選択スイッチとを
備えた構成となっている。
【0010】請求項2の防災シュミレーションシステム
は、上記シュミレーション入力操作器には、上記防災セ
ンサーや、防排煙端末器が、テンキーを操作するなどし
て、防災システム上の設置された場所を選択指定し、特
定の表示部に選択された上記防災センサーや、防排煙端
末器を表示する設定場所選択指定手段を更に設けている
ものである。
【0011】請求項3の防災シュミレーションシステム
は、上記シュミレーション入力操作器には、予め設定さ
れた防排煙端末器の動作を禁止するための連動停止スイ
ッチを更に設けているものである。請求項4の防災シュ
ミレーションシステムは、上記種別選択スイッチには、
アナログ火災感知器を模擬発報させることができ、この
ため、アナログ火災感知器の種別選択スイッチと、その
動作条件を設定する条件設定システムとを更に備えた構
成となっている。
【0012】請求項5の防災シュミレーションシステム
は、上記シュミレーション入力操作器には、火災受信機
に接続されたモニタ装置に表示されたメニュー画面を操
作することによって、上記種別選択スイッチ、設置場
所、アナログ火災感知器、その動作条件が設定入力でき
る構成となっている。請求項6の防災シュミレーション
システムは、上記シュミレーション入力操作器の開始ス
イッチが操作されたときには、上記火災受信機に付加接
続されたモニタ装置に、モニタ画面の色を変化させ、同
時にシュミレーション開始を表示し、上記種別選択スイ
ッチなどを操作してシュミレーションの動作が進行する
に従って、必要な画面表示が順次行われる構成となって
いる。
【0013】請求項7の防災シュミレーションシステム
は、上記シュミレーション入力操作器の開始スイッチが
操作されたときには、上記火災受信機に付加接続された
プリンタ装置に、シュミレーション開始を印字出力さ
せ、上記動作試験スイッチなどを操作してシュミレーシ
ョンの動作が進行するに従って、順次必要な情報が印字
出力される構成となっている。
【0014】請求項8の防災シュミレーションシステム
は、上記シュミレーション入力操作器には、上記設置場
所の指定された防災センサー、防排煙端末器などの防災
システムへの登録を判別する手段と、指定された防災セ
ンサー、防排煙端末器が未登録である場合に、その状態
を表示する未登録表示ランプを設けた構成となってい
る。
【0015】請求項9の防災シュミレーションシステム
は、上記シュミレーション入力操作器には、自動モード
選択設定スイッチを設けており、この自動モード選択設
定スイッチが操作されると、防災システムに設置した任
意の防災センサー、防排煙端末器なとがランダムに疑似
発報して、防災シュミレーションを実行する構成となっ
ている。
【0016】請求項10の防災シュミレーションシステ
ムは、上記火災受信機には、グラフィックパネルを接続
し、このグラフィックパネルに、管理対称となる建物に
おける火災の発生、進行状況、非難の進行状況が順次表
示される構成となっている。
【0017】
【作用】請求項1の防災シュミレーションシステムによ
れば、シュミレーション入力操作器の開始スイッチを操
作すると、システムがシュミレーション状態となり、こ
の状態で、種別選択スイッチを操作して、火災感知器、
発信機、ガス感知器などの防災センサーや、排煙口、垂
れ壁、防火戸、スプリンクラーなどの防排煙端末器など
を模擬発報させて模擬訓練を行う。そして、模擬訓練が
終了したときには、終了スイッチを操作すると、一連の
模擬訓練は終了となる。
【0018】このようにして、模擬訓練を行うことによ
り、実火災時などの非常時における各種スイッチの操作
を覚えておくことによって、実火災などの非常時に正確
に対処できる。請求項2の防災シュミレーションシステ
ムによれば、シュミレーション入力操作器に設定場所選
択指定手段を更に設けてあるので、この設定場所選択指
定手段のテンキーを操作することによって、防災システ
ム上の設置された場所を選択指定し、この設定場所選択
指定手段における特定の表示部に選択された防災センサ
ーや防排煙端末機を表示することができる。
【0019】請求項3の防災シュミレーションシステム
によれば、シュミレーション入力操作器に、連動停止ス
イッチを更に設けているので、上記したような模擬訓練
時に、この連動停止スイッチを操作することによって、
予め設定された防排煙端末機の連動動作を停止すること
ができる。請求項4の防災シュミレーションシステムに
よれば、アナログ火災感知器の種別選択スイッチと、そ
の動作条件を設定する条件設定システムとが更に備えら
れているので、上記種別選択スイッチを操作することに
よって、一つのアナログ火災感で煙濃度のレベルに応じ
たアナログ信号を出力し、このアナログ信号で注意報、
火災報、連動報などを火災受信機で判別して、これに応
じた表示を行い、所定の防排煙端末器などを連動させる
ことができる。
【0020】請求項5の防災シュミレーションシステム
によれば、シュミレーション入力操作器には、火災受信
機に接続されたモニタ装置に表示されたメニュー画面を
操作することによって、上記種別選択スイッチ、設置場
所、アナログ火災感知器、その動作条件が設定入力でき
る構成となっており、シュミレーション入力操作器がモ
ニタ装置と兼用されているいので、シュミレーション入
力操作器を別設置する必要がなく、機材を少なくするこ
とができて、低コスト化、省スペース化を図ることがで
きる。
【0021】請求項6の防災シュミレーションシステム
によれば、シュミレーション入力操作器の開始スイッチ
を操作すると、火災受信機に付加接続されたモニタ装置
のモニタ画面の色が、実火災時とは別の色に変化する。
これと同時に、シュミレーション開始が表示され、種別
選択スイッチなどを操作することによって、シュミレー
ションの動作が進行するに従って、必要な画面表示が順
次行われるので、シュミレーションの進行状況を正確に
把握することができる。
【0022】請求項7の防災シュミレーションシステム
によれば、火災受信機に付加接続されたプリンタ装置
で、シュミレーションの開始、動作の進行に従って、順
次必要な情報を印字出力するので、これを印字して記録
しておくことができる。これにより、実火災時などに、
この印字して記録された情報を見て、各種機器を操作す
ることができるので、実火災時などに戸惑うことなく、
防排煙端末器などを連動させることができて、火災の鎮
火などをスムーズに行うことができる。
【0023】請求項8の防災シュミレーションシステム
によれば、シュミレーション入力操作器には、上記設置
場所の指定された防災センサー、防排煙端末器などの防
災システムへの登録を判別する手段と、指定された防災
センサー、防排煙端末器が未登録である場合に、その状
態を表示する未登録表示ランプを設けた構成としている
ので、この未登録表示ランプの表示を見ることによっ
て、指定された防災センサー、防排煙端末器が未登録で
あることを知ることができるので、模擬訓練などを正
確、且つスムーズに実行することができる。
【0024】請求項9の防災シュミレーションシステム
によれば、シュミレーション入力操作器には、自動モー
ド選択設定スイッチが設けてあるので、この自動モード
選択設定スイッチを操作して、防災システムに設置した
任意の防災センサー、防排煙端末器などをランダムに疑
似発報して、防災シュミレーションを実行することがで
きる。
【0025】請求項10の防災シュミレーションシステ
ムによれば、火災受信機に接続されたグラフィックパネ
ルに、管理対称となる建物における火災の発生、進行状
況、避難の進行状況が順次表示されるので、この表示に
従って、各種機器を正確、且つスムーズに疑似的操作を
行うことができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明に係る防災シュミレーションシ
ステムの実施例について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、第1実施例の防災シュミレーションシステムの
内部構造を示すものであって、この防災シュミレーショ
ンシステムは、防災センター1内に、ガス受信機を含む
火災受信機2と、火災が発生した階などを平面図などで
表示して排煙口、スプリンクラーなどの各種端末機器の
動作を表示するモニタ装置としてのCTR3と、火災が
発生した階や端末機器などが動作した階を、建物の断面
図D(図4参照)上にLEDなどで表示させるグラフイ
ックパネル4と、端末機器の動作状態などを記録印字す
るプリンター装置5とが設けられ、上記火災受信機2に
は、複数の中継器6、火災感知器6A、防排煙機器6B
などが接続されているとともに、インターフェース7を
介してシュミレーション入力操作器8が接続されてい
る。
【0027】このシュミレーション入力操作器8には、
図2に示すように、第1表示画面8Aに、シュミレーシ
ョンを開始するための開始スイッチ9Aと、終了スイッ
チ10Aと、火災受信機2を含んだ防災システムに接続
された火災感知器11A〜11H、発信機12A,12
B、ガス感知器13A,13Bなどの防災センサーや、
排煙口14A,14B、スプリンクラー15A,15B
などの防排煙端末器などを模擬発報させるための種別選
択スイッチ16Aとが表示されるように構成されてい
る。上記火災感知器11A〜11Hは、アナログ式感知
器で構成され、火災感知器11A〜11Fには火災、予
報、通常、異常、連動のレベル入力スイッチ11aがそ
れぞれ付加表示されている。
【0028】また、図3に示すように、第2表示画面8
aに、開始スイッチ9a、終了スイッチ10a、火災感
知器11とレベル入力スイッチ11a、発信機12a、
ガス感知器13aなどの防災センサーと、スプリンクラ
ー15aなどの防排煙端末器などを模擬発報させるため
の種別選択スイッチ16aと、テンキー19と、火災発
生場所表示欄20、予め設定された防排煙端末器の動作
を禁止するための連動停止スイッチ17と、下述する未
登録表示ランプ18とが表示されるように構成されてい
る。
【0029】上記未登録表示ランプ18は、指定された
防災センサー、防排煙端末器が未登録である場合に、そ
の状態を点灯することによって表示するものである。
尚、シュミレーション入力操作器8には、設置場所の指
定された防災センサー、防排煙端末器などの防災システ
ムへの登録を判別する手段(図示略)が設けられてい
る。
【0030】上記グラフイックパネル4には、図4に示
すように、テンキー19で選択操作された疑似火災発生
場所の建物の断面図Dが表示され、この建物における火
災の発生、進行状況、避難の進行状況が順次表示される
ように構成されている。次に、図5のフローチャートに
基づいて、アナログ感知器からなる火災感知器11の動
作手順を説明する。
【0031】火災などが発生していない通常状態では、
CRT3の画面は消灯状態であり、防災シュミレーショ
ンに入るときに、画面表示(但し、このときのCRT3
の画面色は、通常の画面色と異なる、例えば緑色とな
り、画面にシュミレーション中と表示される。)し、開
始スイッチ9Aあるいは9aを操作して、防災シュミレ
ーションを開始する(ステップ101、102)。
【0032】次に、開始スイッチ9Aを操作した場合に
は、動作させたい火災感知器などの種別選択スイッチ1
6Aを選択操作し、開始スイッチ9aを操作した場合に
は、動作させたい火災感知器などをテンキー19で選択
操作する(ステップ103、104)。このときのCR
T3の画面色は、緑色のままである。次に、火災感知器
のレベル入力スイッチ11aを操作する。このとき、ア
ナログ感知器が予報レベル以上の状態となると、建物の
断面平面図D1が表示され、シンボルSなどが点滅表示
され、シンボルの色が変化し、火災報レベル以上となっ
て実際の火災と同じ状態となると、警戒区域が例えば赤
色の点滅などで表示される(ステップ105)。
【0033】更に、別のレベルのレベル入力スイッチ1
1aが操作されると、そのレベルによって、シンボルS
の色等の表示形態が変化する。例えば色変化では、予報
では黄色の点滅、火災報では赤色の点滅、連動報ではマ
ゼンタ色の点滅が表示される(ステップ106)。更
に、別のレベルのレベル入力スイッチ11aが操作され
ると、そのレベルによって、例えば、アナログ感知器が
連動レベルになると防排煙端末機器のシンボルSなどの
表示形態が変化する。即ち、レベルが通常や予報、火災
報のときには水色の点滅、防排煙端末機器が起動中のと
きには緑色の点滅、起動が完了すると緑色の点灯などで
表示される(ステップ107)。
【0034】そして、終了スイッチ10Aもしくは10
aを操作すると、CRT3の画面が消灯状態となる(ス
テップ108)。尚、発信機、ガス感知器、排煙口、ス
プリンクラーのスイッチやテンキーを選択操作した場合
にも、CRT3の画面表示は基本的には同じである。次
に、図6を参照しつつ本実施例の防災シュミレーション
システムの基本動作手順について説明する。
【0035】シュミレーション入力操作器8の開始スイ
ッチ9Aあるいは9aを操作して、シュミレーションを
開始すると、インターフェイス7を介して火災受信機2
がシュミレーション状態となる。すると、火災受信機2
は、シュミレーション入力操作器8からの信号入力を待
機している状態となり、火災受信機2に「シュミレーシ
ョン中」あるいは「訓練中」などが表示されるととも
に、CRT3の画面に「シュミレーション中」あるいは
「訓練中」などが表示され、CRT3の画面のバックの
色が例えば緑色などに変化し、更に、プリンター装置5
で「シュミレーション開始」あるいは「訓練開始」など
の印字などを行い、実火災時などの信号による表示及び
印字と区別する。
【0036】次に、シュミレーション入力操作器8で、
作動させたい火災感知器や防排煙端末機器などをスイッ
チ操作などによって動作信号として入力する。すると、
インターフェイス7を介して火災受信機2が入力可能な
信号形態に変換される。そして、火災受信機2に入力さ
れると、実火災信号の入力時と同様の動作を行い、火災
受信機2の火災灯(図示略)及び地区表示灯(図示略)
又は地区番号などの7セグメント表示等が点灯する。
【0037】また、火災受信機2からCRT3、グラフ
イックパネル4、プリンター装置5に信号が送られる。
そこで、CRT3の画面には、該当する建物の断面平面
図D1が表示され、火災の地区又は動作される火災感知
器及び火災感知器からの信号によって連動される端末機
器の動作状態などが表示される。但し、CRT3の画面
には、火災受信機2と同様に「シュミレーション中」あ
るいは「訓練中」なとが表示され、実火災時などの信号
による表示と区別されるようになっている。
【0038】また、グラフイックパネル4には、図4に
示すように、該当する建物の断面平面図Dが表示され、
火災感知器や端末機器の動作状態などが表示される。更
に、プリンター装置5では、該当する火災感知器や端末
機器の動作状態が記録印字される。尚、これらの火災感
知器や端末機器は、実際設置されている機器ではなく、
火災受信機2のCPUあるいはインターフェイス7で信
号処理されて疑似表示などをしているだけて、実際に中
継器6などには、信号は送信されない。
【0039】また、火災受信機2に設けられた連動停止
スイッチ(図示略)やアラーム鳴動停止スイッチがオン
の状態であると、端末機器は連動動作せず、アラームは
鳴動しない。最後に、シュミレーション入力操作器8
で、終了スイッチ10Aもしくは10aを操作すると、
インターフェイス7を介して火災受信機2は、シュミレ
ーションを終了し、プリンター装置5で「シュミレーシ
ョン終了」あるいは「訓練終了」などの記録印字が行わ
れ、その後、通常の監視状態となる。
【0040】また、シュミレーション中に、火災感知器
6Aなどで実火災が検知され、中継器6から実火災信号
が火災受信機2に入力された場合には、火災受信機2
は、直ちにシュミレーションを終了し、実火災信号を発
報し、アラームを鳴動したり、端末機器を動作させたり
して実火災体制となる。尚、上記のシュミレーション入
力操作器8に、種々の機器などのスイッチ操作入力部を
設けることによって、多種の機器を模擬的に作動させる
こともできる。
【0041】また、図1に示す防災センター1の他に、
副防災センター(図示略)を設置して、この副防災セン
ターにも防災センター1からシュミレーションの信号を
送ることにより、副防災センターでもシュミレーション
を行うことが可能である。図7は、第2実施例の防災シ
ュミレーションシステムの内部構造を示すものであっ
て、この第2実施例の防災シュミレーションシステム
は、火災受信機2にインターフェイス7を介してCRT
3を接続することによって、シュミレーション入力操作
器を兼ねたCRT3を構成し、このCRT3の画面に表
示されたシュミレーション入力操作器のメニュー画面を
操作して、シュミレーションを実行できるように構成し
たものである。
【0042】図8に、この第2実施例の防災シュミレー
ションシステムの基本動作手順を示し、そのシュミレー
ションの入力操作について、概略説明する。先ず、CR
T3のマウス(図示略)で、CRT3の画面上の「訓練
開始」を選択すると、火災受信機2はシュミレーション
状態となる。疑似的に作動させたい火災感知器や防排煙
端末機器などの入力は、CRT3の画面に作動させたい
火災感知機や防排煙端末機器などがある階の断面平面図
を表示させ、その火災感知機や防排煙端末機器などをマ
ウスで選択する。
【0043】選択が終了すると、CRT3の画面は、一
旦消灯し、一定時間(約10秒程度)後に、画面表示さ
れた「訓練終了」をマウスで選択することによって、シ
ュミレーションを終了させる。尚、マウスの代わりにラ
イトペンなどを用いてもよいことは勿論である。また、
シュミレーション中に、疑似的に動作させたい火災感知
器がアナログ式感知器である場合には、一つの火災感知
器で煙濃度などのレベルに応じたアナログ信号を出力す
る。そして、このアナログ信号で、注意報、火災報、連
動報などを火災受信機2で判断し、注意報、火災報、連
動報などに応じた表示や端末機器などへの疑似的な連動
を行う。したがって、注意報、火災報、連動報などの信
号を入力する必要があるが、この場合は、CRT3の画
面でマウスにより注意報を選択したときには通常、注意
報、火災報、連動報へと一定時間毎にかわって、実火災
が進行したときと同様の動作をする。また、火災報を選
択した場合には、通常、火災報、連動報へと一定時間毎
にかわる。
【0044】尚、CRT3の画面は、実画面としてもよ
く、また、グラフィックパネル4とプリンター装置5を
設けることなく、シュミレーションを行うこともでき
る。また、シュミレーション入力操作器8に自動モード
設定スイッチ21(図3参照)を設けてこれを操作し、
シュミレーション入力として、「シュミレーション開
始」又は「訓練開始」をスイッチ又はマウスなどで操作
すると、火災受信機2に登録されている火災感知器など
がランダムに選択されて動作するように構成してもよ
い。但し、動作させる火災感知器などの数量や同一階か
複数階かなどは、事前に指定しておく。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る防災
シュミレーションシステムでは、次に述べる効果を奏す
る。 1)実際設置されている火災感知器などを加煙試験器な
どで動作させなくとも防災要員などの訓練を行うことが
できる。 2)防災センター内で、防災要員が火災受信機やモニタ
装置の操作、表示やプリンター装置での印字による確認
などの訓練を行うことができ、火災発生時には、的確に
操作や確認をすることができて、火災による被害が拡大
することを防ぐことができる。 3)実火災時と全く同様の心理状態で防災要員などの訓
練を行うことができ、しかも、火災の進行状況もシュミ
レーションすることができる。 4)火災受信機のモニタ装置に表示させる画面を実画面
とすることによって、建物に応じた訓練を行うことがで
きる。 5)本発明によるシュミレーションでは、訓練を受けさ
せる人と受ける人とに別れて訓練することができるの
で、レベルの高い訓練を行うことができ、レベルの高い
防災要員を育てることができる。 6)火災受信機に接続されたCRTなどのモニタ装置が
シュミレーション入力操作器を兼用した構成とすること
ができるので、機器のコスト増大が発生することがな
く、消費者に安価に提供することができ、且つ省スペー
ス化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防災シュミレーションシステムの
第1実施例の内部構造を示すブロック図である。
【図2】シュミレーション入力操作器の表示部に表示さ
れた第1の種別選択スイッチの第1表示画面を示す図で
ある。
【図3】シュミレーション入力操作器の表示部に表示さ
れた第2の種別選択スイッチの第2表示画面を示す図で
ある。
【図4】火災受信機に接続されたグラフィックパネルに
表示された建物内の平面図の画面表示を示す図である。
【図5】種別選択スイッチの操作手順を示すフローチャ
ートと表示画面を示す図である。
【図6】第1実施例の防災シュミレーションシステムの
動作手順を示す説明図である。
【図7】第2実施例の防災シュミレーションシステムの
内部構造を示すブロック図である。
【図8】第2実施例の防災シュミレーションシステムの
動作手順を示す説明図である。
【図9】従来の防災システムの内部構造を示すブロック
図である。
【符号の説明】
2 火災受信機 3 CRT(モニタ装置) 4 グラフィックパネル 5 プリンタ装置 6A 火災感知器 6B 防排煙端末器 7 インターフェース 8 シュミレーション入力操作器 9A,9a 開始スイッチ 10A,10a 終了スイッチ 11a レベル入力スイッチ 16A,16a 種別選択スイッチ 17 連動停止スイッチ 18 未登録表示ランプ 19 テンキー 21 自動モード選択設定スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 防災シミュレーションシステム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災感知器や防排煙端
末器を接続した火災受信機にインターフェースを介し
て、シミュレーション入力操作器を接続付加して構成さ
れた防災シミュレーションシステムに関し、特に、外部
から各種の疑似発報操作を行って、防災システムを疑似
的に稼働させ、その稼働状態を把握できるようにした防
シミュレーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビルなどの建物における防災シス
テムとして、例えば図9に示す構造のものがある。この
防災システムは、防災センターa内に、ガス受信機を含
む火災受信機bと、火災が発生した階などを平面図など
で表示して排煙口、スプリンクラーなどの各種端末機器
の動作を表示するCRTcと、火災が発生した階や端末
機器などが動作した階を、建物の断面図上にLEDなど
で表示させるグラフイックパネルdと、端末機器の動作
状態などを記録印字するプリンター装置eなどで構成さ
れている。但し、建物によっては、上記CRTc、グラ
フイックパネルd、プリンター装置eを設けない場合も
ある。
【0003】また、上記火災受信機bには、複数の中継
器f、火災感知器f1、防排煙機器f2などが接続され
ている。上記中継器fは防災センターa内に設けること
もある。次に上記のように構成された防災システムの動
作について説明すると、火災などが発生したときに、火
災感知器f1や防排煙機器f2などからの信号を中継器
fで受け、火災受信機bへ出力し、この信号が入力され
ると火災受信機bでは、火災発生場所を表示させるとと
もにアラームなどが鳴動して防災センター内の防災要員
に火災発生などを知らせ、CRTcやグラフィックパネ
ルdに火災発生場所などを表示し、プリンター装置eに
記録印字するようになっている。
【0004】そこで、中継器fあるいは火災受信機bに
予め入力されているプログラムソフトにより、排煙口、
スプリンクラーなどの各種端末機器が動作され、火災受
信機bでは、この動作を受信し、CRTcやグラフィッ
クパネルdに表示するとともにプリンター装置eで記録
印字するようになっている。防災センター内の防災要員
は、表示及び記録印字された各種端末機器の動作状況に
より、火災か非火災かを判断するとともに強制的に動作
させるべき機器があるかどうかを判断し、強制的に動作
させるべき機器がある場合には、火災受信機bやCRT
cなどを操作してその機器を動作させ、火災を鎮火させ
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常、建物
内で火災などが発生することがほとんどないために、火
災受信機bなどが動作することがほとんどなく、火災受
信機bの表示・操作、グラフィックパネルdによる表
示、プリンター装置eでの記録印字などを行わないの
で、防災要員がこれらの操作方法や表示内容の意味を忘
れる場合がある。
【0006】また、実際に火災受信機bなどを操作して
各種端末機器を動作させて訓練することも不可能な状態
である。また、建物全体で火災訓練などを行っても、通
常は、この訓練が一年間で一回もしくは二回ほど行われ
るだけであり、訓練回数が少ないために上記と同様に操
作方法や表示内容の意味を忘れる場合がある。
【0007】しかも、現状での火災訓練では、避難訓練
などが主に行われ、防火シャッターや防火戸などの防排
煙端末機器を動作させるための連動機器の操作などは実
際行われていない。特に、防災センターの防災要員が交
替したときや新人の防災要員である場合には、尚更、操
作方法や表示内容の意味を忘れることが多い。
【0008】したがって、実際に火災などが発生した場
合には、防災要員が的確な判断や操作を行うことが出来
ず、災害が拡大する虞がある。本発明は、上記従来の実
情に鑑みてなされたものであって、防災センター内で防
災要員が、各種機器の操作などの疑似訓練を実際に行う
ことができ、火災発生時には、防災要員が的確に各種機
器の操作などを行うことができる防災シミュレーション
システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、請求項1の防災
シミュレーションシステムは、火災感知器や防排煙端末
器を接続した火災受信機にインターフェースを介して、
シミュレーション入力操作器を接続付加して構成された
防災シミュレーションシステムであって、上記シミュレ
ーション入力操作器は、開始スイッチと、終了スイッチ
と、火災受信機を含んだ防災システムに接続された火災
感知器、発信機、ガス感知器などの防災センサーや、排
煙口、垂れ壁、防火戸、スプリンクラーなどの防排煙端
末器などを模擬発報させるための種別選択スイッチとを
備えた構成となっている。
【0010】請求項2の防災シミュレーションシステム
は、上記シミュレーション入力操作器には、上記防災セ
ンサーや、防排煙端末器が、テンキーを操作するなどし
て、防災システム上の設置された場所を選択指定し、特
定の表示部に選択された上記防災センサーや、防排煙端
末器を表示する設定場所選択指定手段を更に設けている
ものである。
【0011】請求項3の防災シミュレーションシステム
は、上記シミュレーション入力操作器には、予め設定さ
れた防排煙端末器の動作を禁止するための連動停止スイ
ッチを更に設けているものである。請求項4の防災シミ
ュレーションシステムは、上記種別選択スイッチには、
アナログ火災感知器を模擬発報させることができ、この
ため、アナログ火災感知器の種別選択スイッチと、その
動作条件を設定する条件設定システムとを更に備えた構
成となっている。
【0012】請求項5の防災シミュレーションシステム
は、上記シミュレーション入力操作器には、火災受信機
に接続されたモニタ装置に表示されたメニュー画面を操
作することによって、上記種別選択スイッチ、設置場
所、アナログ火災感知器、その動作条件が設定入力でき
る構成となっている。請求項6の防災シミュレーション
システムは、上記シミュレーション入力操作器の開始ス
イッチが操作されたときには、上記火災受信機に付加接
続されたモニタ装置に、モニタ画面の色を変化させ、同
時にシミュレーション開始を表示し、上記種別選択スイ
ッチなどを操作してシミュレーションの動作が進行する
に従って、必要な画面表示が順次行われる構成となって
いる。
【0013】請求項7の防災シミュレーションシステム
は、上記シミュレーション入力操作器の開始スイッチが
操作されたときには、上記火災受信機に付加接続された
プリンタ装置に、シミュレーション開始を印字出力さ
せ、上記動作試験スイッチなどを操作してシミュレーシ
ョンの動作が進行するに従って、順次必要な情報が印字
出力される構成となっている。
【0014】請求項8の防災シミュレーションシステム
は、上記シミュレーション入力操作器には、上記設置場
所の指定された防災センサー、防排煙端末器などの防災
システムへの登録を判別する手段と、指定された防災セ
ンサー、防排煙端末器が未登録である場合に、その状態
を表示する未登録表示ランプを設けた構成となってい
る。
【0015】請求項9の防災シミュレーションシステム
は、上記シミュレーション入力操作器には、自動モード
選択設定スイッチを設けており、この自動モード選択設
定スイッチが操作されると、防災システムに設置した任
意の防災センサー、防排煙端末器なとがランダムに疑似
発報して、防災シミュレーションを実行する構成となっ
ている。
【0016】請求項10の防災シミュレーションシステ
ムは、上記火災受信機には、グラフィックパネルを接続
し、このグラフィックパネルに、管理対称となる建物に
おける火災の発生、進行状況、非難の進行状況が順次表
示される構成となっている。
【0017】
【作用】請求項1の防災シミュレーションシステムによ
れば、シミュレーション入力操作器の開始スイッチを操
作すると、システムがシミュレーション状態となり、こ
の状態で、種別選択スイッチを操作して、火災感知器、
発信機、ガス感知器などの防災センサーや、排煙口、垂
れ壁、防火戸、スプリンクラーなどの防排煙端末器など
を模擬発報させて模擬訓練を行う。そして、模擬訓練が
終了したときには、終了スイッチを操作すると、一連の
模擬訓練は終了となる。
【0018】このようにして、模擬訓練を行うことによ
り、実火災時などの非常時における各種スイッチの操作
を覚えておくことによって、実火災などの非常時に正確
に対処できる。請求項2の防災シミュレーションシステ
ムによれば、シミュレーション入力操作器に設定場所選
択指定手段を更に設けてあるので、この設定場所選択指
定手段のテンキーを操作することによって、防災システ
ム上の設置された場所を選択指定し、この設定場所選択
指定手段における特定の表示部に選択された防災センサ
ーや防排煙端末機を表示することができる。
【0019】請求項3の防災シミュレーションシステム
によれば、シミュレーション入力操作器に、連動停止ス
イッチを更に設けているので、上記したような模擬訓練
時に、この連動停止スイッチを操作することによって、
予め設定された防排煙端末機の連動動作を停止すること
ができる。請求項4の防災シミュレーションシステムに
よれば、アナログ火災感知器の種別選択スイッチと、そ
の動作条件を設定する条件設定システムとが更に備えら
れているので、上記種別選択スイッチを操作することに
よって、一つのアナログ火災感で煙濃度のレベルに応じ
たアナログ信号を出力し、このアナログ信号で注意報、
火災報、連動報などを火災受信機で判別して、これに応
じた表示を行い、所定の防排煙端末器などを連動させる
ことができる。
【0020】請求項5の防災シミュレーションシステム
によれば、シミュレーション入力操作器には、火災受信
機に接続されたモニタ装置に表示されたメニュー画面を
操作することによって、上記種別選択スイッチ、設置場
所、アナログ火災感知器、その動作条件が設定入力でき
る構成となっており、シミュレーション入力操作器がモ
ニタ装置と兼用されているいので、シミュレーション
力操作器を別設置する必要がなく、機材を少なくするこ
とができて、低コスト化、省スペース化を図ることがで
きる。
【0021】請求項6の防災シミュレーションシステム
によれば、シミュレーション入力操作器の開始スイッチ
を操作すると、火災受信機に付加接続されたモニタ装置
のモニタ画面の色が、実火災時とは別の色に変化する。
これと同時に、シミュレーション開始が表示され、種別
選択スイッチなどを操作することによって、シミュレー
ションの動作が進行するに従って、必要な画面表示が順
次行われるので、シミュレーションの進行状況を正確に
把握することができる。
【0022】請求項7の防災シミュレーションシステム
によれば、火災受信機に付加接続されたプリンタ装置
で、シミュレーションの開始、動作の進行に従って、順
次必要な情報を印字出力するので、これを印字して記録
しておくことができる。これにより、実火災時などに、
この印字して記録された情報を見て、各種機器を操作す
ることができるので、実火災時などに戸惑うことなく、
防排煙端末器などを連動させることができて、火災の鎮
火などをスムーズに行うことができる。
【0023】請求項8の防災シミュレーションシステム
によれば、シミュレーション入力操作器には、上記設置
場所の指定された防災センサー、防排煙端末器などの防
災システムへの登録を判別する手段と、指定された防災
センサー、防排煙端末器が未登録である場合に、その状
態を表示する未登録表示ランプを設けた構成としている
ので、この未登録表示ランプの表示を見ることによっ
て、指定された防災センサー、防排煙端末器が未登録で
あることを知ることができるので、模擬訓練などを正
確、且つスムーズに実行することができる。
【0024】請求項9の防災シミュレーションシステム
によれば、シミュレーション入力操作器には、自動モー
ド選択設定スイッチが設けてあるので、この自動モード
選択設定スイッチを操作して、防災システムに設置した
任意の防災センサー、防排煙端末器などをランダムに疑
似発報して、防災シミュレーションを実行することがで
きる。
【0025】請求項10の防災シミュレーションシステ
ムによれば、火災受信機に接続されたグラフィックパネ
ルに、管理対称となる建物における火災の発生、進行状
況、避難の進行状況が順次表示されるので、この表示に
従って、各種機器を正確、且つスムーズに疑似的操作を
行うことができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明に係る防災シミュレーション
ステムの実施例について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、第1実施例の防災シミュレーションシステムの
内部構造を示すものであって、この防災シミュレーショ
システムは、防災センター1内に、ガス受信機を含む
火災受信機2と、火災が発生した階などを平面図などで
表示して排煙口、スプリンクラーなどの各種端末機器の
動作を表示するモニタ装置としてのCRT3と、火災が
発生した階や端末機器などが動作した階を、建物の断面
図D(図4参照)上にLEDなどで表示させるグラフイ
ックパネル4と、端末機器の動作状態などを記録印字す
るプリンター装置5とが設けられ、上記火災受信機2に
は、複数の中継器6、火災感知器6A、防排煙機器6B
などが接続されているとともに、インターフェース7を
介してシミュレーション入力操作器8が接続されてい
る。
【0027】このシミュレーション入力操作器8には、
図2に示すように、第1表示画面8Aに、シミュレーシ
ョンを開始するための開始スイッチ9Aと、終了スイッ
チ10Aと、火災受信機2を含んだ防災システムに接続
された火災感知器11A〜11H、発信機12A,12
B、ガス感知器13A,13Bなどの防災センサーや、
排煙口14A,14B、スプリンクラー15A,15B
などの防排煙端末器などを模擬発報させるための種別選
択スイッチ16Aとが表示されるように構成されてい
る。上記火災感知器11A〜11Hは、アナログ式感知
器で構成され、火災感知器11A〜11Fには火災、予
報、通常、異常、連動のレベル入力スイッチ11aがそ
れぞれ付加表示されている。
【0028】また、図3に示すように、第2表示画面8
aに、開始スイッチ9a、終了スイッチ10a、火災感
知器11とレベル入力スイッチ11a、発信機12a、
ガス感知器13aなどの防災センサーと、スプリンクラ
ー15aなどの防排煙端末器などを模擬発報させるため
の種別選択スイッチ16aと、テンキー19と、火災発
生場所表示欄20、予め設定された防排煙端末器の動作
を禁止するための連動停止スイッチ17と、下述する未
登録表示ランプ18とが表示されるように構成されてい
る。
【0029】上記未登録表示ランプ18は、指定された
防災センサー、防排煙端末器が未登録である場合に、そ
の状態を点灯することによって表示するものである。
尚、シミュレーション入力操作器8には、設置場所の指
定された防災センサー、防排煙端末器などの防災システ
ムへの登録を判別する手段(図示略)が設けられてい
る。
【0030】上記グラフイックパネル4には、図4に示
すように、テンキー19で選択操作された疑似火災発生
場所の建物の断面図Dが表示され、この建物における火
災の発生、進行状況、避難の進行状況が順次表示される
ように構成されている。次に、図5のフローチャートに
基づいて、アナログ感知器からなる火災感知器11の動
作手順を説明する。
【0031】火災などが発生していない通常状態では、
CRT3の画面は消灯状態であり、防災シミュレーショ
に入るときに、画面表示(但し、このときのCRT3
の画面色は、通常の画面色と異なる、例えば緑色とな
り、画面にシミュレーション中と表示される。)し、開
始スイッチ9Aあるいは9aを操作して、防災シミュレ
ーションを開始する(ステップ101、102)。
【0032】次に、開始スイッチ9Aを操作した場合に
は、動作させたい火災感知器などの種別選択スイッチ1
6Aを選択操作し、開始スイッチ9aを操作した場合に
は、動作させたい火災感知器などをテンキー19で選択
操作する(ステップ103、104)。このときのCR
T3の画面色は、緑色のままである。次に、火災感知器
のレベル入力スイッチ11aを操作する。このとき、ア
ナログ感知器が予報レベル以上の状態となると、建物の
断面平面図D1が表示され、シンボルSなどが点滅表示
され、シンボルの色が変化し、火災報レベル以上となっ
て実際の火災と同じ状態となると、警戒区域が例えば赤
色の点滅などで表示される(ステップ105)。
【0033】更に、別のレベルのレベル入力スイッチ1
1aが操作されると、そのレベルによって、シンボルS
の色等の表示形態が変化する。例えば色変化では、予報
では黄色の点滅、火災報では赤色の点滅、連動報ではマ
ゼンタ色の点滅が表示される(ステップ106)。更
に、別のレベルのレベル入力スイッチ11aが操作され
ると、そのレベルによって、例えば、アナログ感知器が
連動レベルになると防排煙端末機器のシンボルSなどの
表示形態が変化する。即ち、レベルが通常や予報、火災
報のときには水色の点滅、防排煙端末機器が起動中のと
きには緑色の点滅、起動が完了すると緑色の点灯などで
表示される(ステップ107)。
【0034】そして、終了スイッチ10Aもしくは10
aを操作すると、CRT3の画面が消灯状態となる(ス
テップ108)。尚、発信機、ガス感知器、排煙口、ス
プリンクラーのスイッチやテンキーを選択操作した場合
にも、CRT3の画面表示は基本的には同じである。次
に、図6を参照しつつ本実施例の防災シミュレーション
システムの基本動作手順について説明する。
【0035】シミュレーション入力操作器8の開始スイ
ッチ9Aあるいは9aを操作して、シミュレーション
開始すると、インターフェイス7を介して火災受信機2
シミュレーション状態となる。すると、火災受信機2
は、シミュレーション入力操作器8からの信号入力を待
機している状態となり、火災受信機2に「シミュレーシ
ョン中」あるいは「訓練中」などが表示されるととも
に、CRT3の画面に「シミュレーション中」あるいは
「訓練中」などが表示され、CRT3の画面のバックの
色が例えば緑色などに変化し、更に、プリンター装置5
で「シミュレーション開始」あるいは「訓練開始」など
の印字などを行い、実火災時などの信号による表示及び
印字と区別する。
【0036】次に、シミュレーション入力操作器8で、
作動させたい火災感知器や防排煙端末機器などをスイッ
チ操作などによって動作信号として入力する。すると、
インターフェイス7を介して火災受信機2が入力可能な
信号形態に変換される。そして、火災受信機2に入力さ
れると、実火災信号の入力時と同様の動作を行い、火災
受信機2の火災灯(図示略)及び地区表示灯(図示略)
又は地区番号などの7セグメント表示等が点灯する。
【0037】また、火災受信機2からCRT3、グラフ
イックパネル4、プリンター装置5に信号が送られる。
そこで、CRT3の画面には、該当する建物の断面平面
図D1が表示され、火災の地区又は動作される火災感知
器及び火災感知器からの信号によって連動される端末機
器の動作状態などが表示される。但し、CRT3の画面
には、火災受信機2と同様に「シミュレーション中」あ
るいは「訓練中」なとが表示され、実火災時などの信号
による表示と区別されるようになっている。
【0038】また、グラフイックパネル4には、図4に
示すように、該当する建物の断面平面図Dが表示され、
火災感知器や端末機器の動作状態などが表示される。更
に、プリンター装置5では、該当する火災感知器や端末
機器の動作状態が記録印字される。尚、これらの火災感
知器や端末機器は、実際設置されている機器ではなく、
火災受信機2のCPUあるいはインターフェイス7で信
号処理されて疑似表示などをしているだけて、実際に中
継器6などには、信号は送信されない。
【0039】また、火災受信機2に設けられた連動停止
スイッチ(図示略)やアラーム鳴動停止スイッチがオン
の状態であると、端末機器は連動動作せず、アラームは
鳴動しない。最後に、シミュレーション入力操作器8
で、終了スイッチ10Aもしくは10aを操作すると、
インターフェイス7を介して火災受信機2は、シミュレ
ーションを終了し、プリンター装置5で「シミュレーシ
ョン終了」あるいは「訓練終了」などの記録印字が行わ
れ、その後、通常の監視状態となる。
【0040】また、シミュレーション中に、火災感知器
6Aなどで実火災が検知され、中継器6から実火災信号
が火災受信機2に入力された場合には、火災受信機2
は、直ちにシミュレーションを終了し、実火災信号を発
報し、アラームを鳴動したり、端末機器を動作させたり
して実火災体制となる。尚、上記のシミュレーション
力操作器8に、種々の機器などのスイッチ操作入力部を
設けることによって、多種の機器を模擬的に作動させる
こともできる。
【0041】また、図1に示す防災センター1の他に、
副防災センター(図示略)を設置して、この副防災セン
ターにも防災センター1からシミュレーションの信号を
送ることにより、副防災センターでもシミュレーション
を行うことが可能である。図7は、第2実施例の防災
ミュレーションシステムの内部構造を示すものであっ
て、この第2実施例の防災シミュレーションシステム
は、火災受信機2にインターフェイス7を介してCRT
3を接続することによって、シミュレーション入力操作
器を兼ねたCRT3を構成し、このCRT3の画面に表
示されたシミュレーション入力操作器のメニュー画面を
操作して、シミュレーションを実行できるように構成し
たものである。
【0042】図8に、この第2実施例の防災シミュレー
ションシステムの基本動作手順を示し、そのシミュレー
ションの入力操作について、概略説明する。先ず、CR
T3のマウス(図示略)で、CRT3の画面上の「訓練
開始」を選択すると、火災受信機2はシミュレーション
状態となる。疑似的に作動させたい火災感知器や防排煙
端末機器などの入力は、CRT3の画面に作動させたい
火災感知機や防排煙端末機器などがある階の断面平面図
を表示させ、その火災感知機や防排煙端末機器などをマ
ウスで選択する。
【0043】選択が終了すると、CRT3の画面は、一
旦消灯し、一定時間(約10秒程度)後に、画面表示さ
れた「訓練終了」をマウスで選択することによって、
ミュレーションを終了させる。尚、マウスの代わりにラ
イトペンなどを用いてもよいことは勿論である。また、
シミュレーション中に、疑似的に動作させたい火災感知
器がアナログ式感知器である場合には、一つの火災感知
器で煙濃度などのレベルに応じたアナログ信号を出力す
る。そして、このアナログ信号で、注意報、火災報、連
動報などを火災受信機2で判断し、注意報、火災報、連
動報などに応じた表示や端末機器などへの疑似的な連動
を行う。したがって、注意報、火災報、連動報などの信
号を入力する必要があるが、この場合は、CRT3の画
面でマウスにより注意報を選択したときには通常、注意
報、火災報、連動報へと一定時間毎にかわって、実火災
が進行したときと同様の動作をする。また、火災報を選
択した場合には、通常、火災報、連動報へと一定時間毎
にかわる。
【0044】尚、CRT3の画面は、実画面としてもよ
く、また、グラフィックパネル4とプリンター装置5を
設けることなく、シミュレーションを行うこともでき
る。また、シミュレーション入力操作器8に自動モード
設定スイッチ21(図3参照)を設けてこれを操作し、
シミュレーション入力として、「シミュレーション
始」又は「訓練開始」をスイッチ又はマウスなどで操作
すると、火災受信機2に登録されている火災感知器など
がランダムに選択されて動作するように構成してもよ
い。但し、動作させる火災感知器などの数量や同一階か
複数階かなどは、事前に指定しておく。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る防災
シミュレーションシステムでは、次に述べる効果を奏す
る。 1)実際設置されている火災感知器などを加煙試験器な
どで動作させなくとも防災要員などの訓練を行うことが
できる。 2)防災センター内で、防災要員が火災受信機やモニタ
装置の操作、表示やプリンター装置での印字による確認
などの訓練を行うことができ、火災発生時には、的確に
操作や確認をすることができて、火災による被害が拡大
することを防ぐことができる。 3)実火災時と全く同様の心理状態で防災要員などの訓
練を行うことができ、しかも、火災の進行状況もシミュ
レーションすることができる。 4)火災受信機のモニタ装置に表示させる画面を実画面
とすることによって、建物に応じた訓練を行うことがで
きる。 5)本発明によるシミュレーションでは、訓練を受けさ
せる人と受ける人とに別れて訓練することができるの
で、レベルの高い訓練を行うことができ、レベルの高い
防災要員を育てることができる。 6)火災受信機に接続されたCRTなどのモニタ装置が
シミュレーション入力操作器を兼用した構成とすること
ができるので、機器のコスト増大が発生することがな
く、消費者に安価に提供することができ、且つ省スペー
ス化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防災シミュレーションシステムの
第1実施例の内部構造を示すブロック図である。
【図2】シミュレーション入力操作器の表示部に表示さ
れた第1の種別選択スイッチの第1表示画面を示す図で
ある。
【図3】シミュレーション入力操作器の表示部に表示さ
れた第2の種別選択スイッチの第2表示画面を示す図で
ある。
【図4】火災受信機に接続されたグラフィックパネルに
表示された建物内の平面図の画面表示を示す図である。
【図5】種別選択スイッチの操作手順を示すフローチャ
ートと表示画面を示す図である。
【図6】第1実施例の防災シミュレーションシステムの
動作手順を示す説明図である。
【図7】第2実施例の防災シミュレーションシステムの
内部構造を示すブロック図である。
【図8】第2実施例の防災シミュレーションシステムの
動作手順を示す説明図である。
【図9】従来の防災システムの内部構造を示すブロック
図である。
【符号の説明】 2 火災受信機 3 CRT(モニタ装置) 4 グラフィックパネル 5 プリンタ装置 6A 火災感知器 6B 防排煙端末器 7 インターフェース 8 シミュレーション入力操作器 9A,9a 開始スイッチ 10A,10a 終了スイッチ 11a レベル入力スイッチ 16A,16a 種別選択スイッチ 17 連動停止スイッチ 18 未登録表示ランプ 19 テンキー 21 自動モード選択設定スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災感知器や防排煙端末器を接続した火災
    受信機にインターフェースを介して、シュミレーション
    入力操作器を接続付加して構成された防災シュミレーシ
    ョンシステムであって、 上記シュミレーション入力操作器は、 開始スイッチと、 終了スイッチと、 火災受信機を含んだ防災システムに接続された火災感知
    器、発信機、ガス感知器などの防災センサーや、排煙
    口、垂れ壁、防火戸、スプリンクラーなどの防排煙端末
    器などを模擬発報させるための種別選択スイッチとを備
    えた構成とした防災シュミレーションシステム。
  2. 【請求項2】上記シュミレーション入力操作器は、 上記防災センサーや、防排煙端末器が、テンキーを操作
    するなどして、防災システム上の設置された場所を選択
    指定し、特定の表示部に選択された上記防災センサー
    や、防排煙端末器を表示する設定場所選択指定手段を更
    に設けている請求項1に記載の防災シュミレーションシ
    ステム。
  3. 【請求項3】上記シュミレーション入力操作器は、 予め設定された防排煙端末器の動作を禁止するための連
    動停止スイッチを更に設けている請求項1又は2のいず
    れかに記載の防災シュミレーションシステム。
  4. 【請求項4】上記種別選択スイッチは、アナログ火災感
    知器を模擬発報させることができ、 このため、アナログ火災感知器の種別選択スイッチと、
    その動作条件を設定する条件設定システムとを更に備え
    た構成とした請求項1〜3のいずれかに記載の防災シュ
    ミレーションシステム。
  5. 【請求項5】上記シュミレーション入力操作器は、 火災受信機に接続されたモニタ装置に表示されたメニュ
    ー画面を操作することによって、上記種別選択スイッ
    チ、設置場所、アナログ火災感知器、その動作条件が設
    定入力できる構成とされた請求項1に記載の防災シュミ
    レーションシステム。
  6. 【請求項6】上記シュミレーション入力操作器の開始ス
    イッチが操作されたときには、上記火災受信機に付加接
    続されたモニタ装置に、モニタ画面の色を変化させ、同
    時にシュミレーション開始を表示し、上記種別選択スイ
    ッチなどを操作してシュミレーションの動作が進行する
    に従って、必要な画面表示が順次行われる構成とした請
    求項1〜5のいずれかに記載の防災シュミレーションシ
    ステム。
  7. 【請求項7】上記シュミレーション入力操作器の開始ス
    イッチが操作されたときには、上記火災受信機に付加接
    続されたプリンタ装置に、シュミレーション開始を印字
    出力させ、上記種別選択スイッチなどを操作してシュミ
    レーションの動作が進行するに従って、順次必要な情報
    が印字出力される構成とした請求項1〜6のいずれかに
    記載の防災シュミレーションシステム。
  8. 【請求項8】上記シュミレーション入力操作器には、 上記設置場所の指定された防災センサー、防排煙端末器
    などの防災システムへの登録を判別する手段と、指定さ
    れた防災センサー、防排煙端末器が未登録である場合
    に、その状態を表示する未登録表示ランプを設けた構成
    とした請求項1〜7のいずれかに記載の防災シュミレー
    ションシステム。
  9. 【請求項9】上記シュミレーション入力操作器には、 自動モード選択設定スイッチを設けており、 この自動モード選択設定スイッチが操作されると、防災
    システムに設置した任意の防災センサー、防排煙端末器
    なとがランダムに疑似発報して、防災シュミレーション
    を実行する構成とした請求項1〜8のいずれかに記載の
    防災シュミレーションシステム。
  10. 【請求項10】上記火災受信機には、グラフィックパネ
    ルを接続し、このグラフィックパネルに、管理対称とな
    る建物における火災の発生、進行状況、非難の進行状況
    が順次表示される構成とした請求項1〜9のいずれかに
    記載の防災シュミレーションシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008250850A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nohmi Bosai Ltd 防災システム
CN104133804A (zh) * 2013-05-03 2014-11-05 中国建筑科学研究院 建筑综合防灾数据处理方法和装置
WO2019059439A1 (ko) * 2017-09-21 2019-03-28 강해일 재난경보 및 재난훈련 기능을 구비한 엘이디 조명등 시스템

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