JP2000135746A - 折曲筋作成用溝付受材の面取加工機 - Google Patents

折曲筋作成用溝付受材の面取加工機

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JP2000135746A
JP2000135746A JP10325989A JP32598998A JP2000135746A JP 2000135746 A JP2000135746 A JP 2000135746A JP 10325989 A JP10325989 A JP 10325989A JP 32598998 A JP32598998 A JP 32598998A JP 2000135746 A JP2000135746 A JP 2000135746A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溝付受材の互換装着が容易に行え、面取り作
業が能率的に、簡単に、確実に、正確に、迅速に行え、
取扱い容易で、構成簡素で、耐久性に優れ、量産に適
し、低廉で、溝付受材の切削が正確に行え、切削面の角
度を任意に調節でき、溝付受材の左右傾斜部分を綺麗に
面取りできる面取加工機を提供する。 【解決手段】 溝付受材70を保持可能な受材支持装置
Bと、溝付受材70の長手方向端部に接触して、面取り
する回転カッター13を有する受材カット装置Aとを備
え、受材カット装置Aに送り機構と俯仰調節機構を設
け、受材支持装置Bに揺動機構を設け、送り機構によっ
て、回転カッター13が前後方向へ移動可能となるよう
形成し、俯仰調節機構によって、回転カッター13の前
後方向の移動に上下方向の変化が加えられるよう形成
し、揺動機構によって、保持状態の溝付受材70が左右
方向に揺動可能となるよう形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、包装用箱
となるシート状素材に折目線を設ける時に使用される折
曲筋作成用溝付受材の長手方向端部の面取りが簡単に、
確実に、正確に、且つ迅速に行えるようにした折曲筋作
成用溝付受材の面取加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、包装用箱となるシート状素材等に
折目線を設ける場合、例えば、折曲筋作成凸体と折曲筋
作成凹体とでシート状素材を挟んで所定の折曲筋を作成
することが行われている(尚、同時にシート状素材を所
定形状に打ち抜いている)。そして、前記折曲筋作成凹
体としては、例えば、雌板(鋼板やステンレス板等)に
溝付受材を貼着せしめて構成され、溝付受材は、中央の
受溝を挟むように素材支持部が平行に配置され、長手方
向端部は、その開き角度が略90度以下の山形状となる
ように形成されたもの等が利用されている(図12参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の如き
折曲筋作成用溝付受材にあっては、連続的に打ち抜かれ
ながら送給されるシート状素材の切断部分が山形状の端
部に引っ掛かる虞れがあり、効率的な作業の妨げとなる
ことがあった。そこで、溝付受材の山形状の端部に、カ
ッターナイフ等で手作業による適宜面取りを施してから
使用するようになったが、正確な面取り作業が行い難
く、また、以外と作業が面倒であると共に、時間がかか
り、能率的でない等の問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、溝付
受材の端部の面取り作業が簡単に、確実に、正確に、且
つ迅速に行え、しかも、取扱い容易で、構成簡素で、耐
久性に優れ、量産に適し、比較的低廉となる面取加工機
を提供すべく創出されたもので、請求項1記載の面取加
工機Sは、適宜シート状素材等に折目線をつけるための
折曲筋作成用溝付受材70の面取加工機Sであって、溝
付受材70を保持可能な受材支持装置Bと、溝付受材7
0の長手方向端部に接触して、面取りする回転カッター
13を有する受材カット装置Aとを備え、受材カット装
置Aには、送り機構と俯仰調節機構とを設け、受材支持
装置Bには、揺動機構を設け、送り機構によって、回転
カッター13が前後方向へ移動可能となるよう形成し、
俯仰調節機構によって、回転カッター13の前後方向の
移動に上下方向の変化が加えられるよう形成し、揺動機
構によって、保持状態の溝付受材70が左右方向に揺動
可能となるよう形成する手段を採用した。
【0005】また、請求項2記載の面取加工機Sは、適
宜シート状素材等に折目線をつけるための折曲筋作成用
溝付受材70の面取加工機Sであって、溝付受材70を
保持可能な受材支持装置Bと、溝付受材70の長手方向
端部に接触して、面取りする回転カッター13を有する
受材カット装置Aとを備え、受材カット装置Aは、基盤
1の上に立設される固定板2と、この固定板2に固定ネ
ジ4を介して上下方向に揺動自在に装着されるガイド支
持板3と、このガイド支持板3に固定される摺動ガイド
5と、この摺動ガイド5に沿って前後方向に摺動自在と
なるモーター支持台10と、このモーター支持台10に
固定されるモーター11と、モーター11の回転軸に固
定したチャック12に着脱自在に装着される回転カッタ
ー13とを備え、受材支持装置Bは、一対の柱片21
と、この一対の柱片21間に軸ピン22を介して左右方
向に揺動自在となるよう装着される受材支持体23とを
備え、受材支持体23には、受材保持機構を付設して、
受材支持体23にセットされる溝付受材70を保持でき
るように形成し、固定板2に対するガイド支持板3の揺
動によって、モーター支持台10の摺動時に於ける傾斜
状態を変更できるように形成し、柱片21に対する受材
支持体23の左右方向の揺動によって、受材支持体23
に保持される溝付受材70の左右方向に於ける傾斜状態
を変更できるように形成し、摺動ガイド5に沿ったモー
ター支持台10の摺動によって、回転カッター13が受
材支持体23で保持されている溝付受材70の長手方向
端部を面取りできるように構成する手段を採用した。
【0006】更に、請求項3記載の面取加工機Sは、適
宜シート状素材等に折目線をつけるための折曲筋作成用
溝付受材70の面取加工機Sであって、溝付受材70を
保持可能な受材支持装置Bと、溝付受材70の長手方向
端部に接触して、面取りする回転カッター54を有する
受材カット装置Aとを備え、受材支持装置Bには、送り
機構と俯仰調節機構と揺動機構とを設け、送り機構によ
って、保持状態の溝付受材70が前後方向へ移動可能と
なるよう形成し、俯仰調節機構によって、保持状態の溝
付受材70の上下方向に於ける傾斜状態を変更可能とな
るよう形成し、揺動機構によって、保持状態の溝付受材
70が左右方向に揺動可能となるよう形成する手段を採
用した。
【0007】そして、請求項4記載の面取加工機Sは、
適宜シート状素材等に折目線をつけるための折曲筋作成
用溝付受材70の面取加工機Sであって、溝付受材70
を保持可能な受材支持装置Bと、溝付受材70の長手方
向端部に接触して、面取りする回転カッター54を有す
る受材カット装置Aとを備え、受材カット装置Aは、基
盤50の上に立設される支持台51と、この支持台51
に固定されるモーター52と、モーター52の回転軸に
固定したチャック53に着脱自在に装着される回転カッ
ター54とを備え、受材支持装置Bは、基盤50に固定
される摺動ガイド60と、この摺動ガイド60に沿って
前後方向に摺動自在となる摺動基台61と、この摺動基
台61に上下方向に揺動自在に装着される揺動ベースフ
レーム62と、この揺動ベースフレーム62に左右方向
に揺動自在に装着される揺動フレーム63とを備え、揺
動フレーム63上部には、溝付受材70を保持する受材
取付部65を設け、摺動基台61に対する揺動ベースフ
レーム62の上下方向の揺動によって、溝付受材70の
上下方向に於ける傾斜状態を変更できるように形成し、
揺動ベースフレーム62に対する揺動フレーム63の左
右方向の揺動によって、溝付受材70の左右方向に於け
る傾斜状態を変更できるように形成し、摺動ガイド60
に沿った摺動基台61の摺動によって、溝付受材70の
長手方向端部が回転カッター54で面取りされるように
構成する手段を採用した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示例に基づいて
説明する。図中70は、例えば、包装用箱等となるシー
ト状素材に折目線を設ける時に使用される折曲筋作成用
の溝付受材を示し、この溝付受材70は、例えば、中央
の受溝71を挟むように左右の素材支持部72が平行に
配置され、長手方向端部の開き角度が略90度以下の山
形状となるように形成されている(図12参照)。そし
て、この溝付受材70は、鋼板やステンレス板等で構成
される雌板等の上に所定の配置状態に貼着され、その受
溝71に合致する適宜突条等を有する適宜折曲筋作成凸
体(図示せず)とでシート状素材を強制的に挟むことに
より、所定の折曲筋をシート状素材に作成できるように
構成されたものである。
【0009】図中Sは、前述の如き溝付受材70の長手
方向端部に形成される山形状端部を、例えば、図11に
示すように左右傾斜縁に沿って夫々傾斜するような左右
の面取りが行えるようにした本発明の面取加工機を示
し、図1乃至図7に示す面取加工機Sは、溝付受材70
を着脱自在に保持可能な受材支持装置Bと、溝付受材7
0の長手方向端部に接触して、切削する回転カッター1
3を有する受材カット装置Aとを基盤1の上にセットし
て構成されている。そして、受材カット装置Aには、回
転カッター13を前後方向へ移動可能とする送り機構
と、回転カッター13が前後方向に移動する際の傾斜状
態を変更可能とする俯仰調節機構とを設け、受材支持装
置Bには、保持状態の溝付受材70を左右方向に揺動可
能とする揺動機構を設けてある。すなわち、揺動機構に
よって、溝付受材70の任意の左右揺動状態が得られ、
送り機構と俯仰調節機構によって、回転カッター13の
移動軌跡が決定され、回転カッター13が溝付受材70
端部に接触して、これを切削(面取加工)できるように
構成されている。
【0010】前記受材カット装置Aは、適宜基盤1の上
に立設される固定板2と、この固定板2に固定ネジ4を
介して上下方向に揺動自在となるよう装着されるガイド
支持板3と、このガイド支持板3上部に固定される摺動
ガイド5と、この摺動ガイド5に沿って前後方向に摺動
自在となるモーター支持台10と、このモーター支持台
10に固定されるモーター11と、モーター11の回転
軸に固定したチャック12(例えば、コレットチャック
等)に着脱自在に装着される回転カッター13とを備え
ている。そして、固定板2に対するガイド支持板3の揺
動によって、モーター支持台10の摺動時に於ける傾斜
状態を変更できるように形成され、摺動ガイド5に沿っ
たモーター支持台10の摺動によって、回転カッター1
3が受材支持体23で保持されている溝付受材70の長
手方向端部を斜めに面取りできるように構成されてい
る。尚、回転カッター13は、モーター11の駆動回転
力によって任意に回転でき、しかも、チャック12を介
してモーター11の回転軸に互換装着できるように構成
されている。
【0011】基盤1は、例えば、適宜金属材等によって
矩形板状に形成され、面取加工機S自体の座りが良くな
るように形成してある。また、ボルト、ナット等を利用
した脚部を設けて、その座り状態を調節できるようにし
ても良い。尚、基盤1の具体的な構成や、形状や、寸法
や、材質等は図示例のもの等に限定されるものではな
い。
【0012】固定板2は、基盤1上にボルト等を介して
固定され、この固定板2には、ガイド支持板3が上下方
向に揺動可能となるように装着されている。すなわち、
揺動支点となる固定板2の丸孔部分に挿通される固定ネ
ジ4と、固定板2の略円弧状の挿通孔に挿通される固定
ネジ4とによって、ガイド支持板3が上下方向に揺動せ
しめられると共に、この状態に固定できるよう構成され
ている。尚、固定板2の具体的構成、形状、寸法、材
質、基盤1への固定手段、ガイド支持板3の具体的構
成、形状、寸法、材質、固定板2への装着手段、固定ネ
ジ4の具体的構成、形状、寸法、材質等は適宜自由に設
定できるものである。
【0013】摺動ガイド5は、モーター支持台10をス
ムーズに且つ所定方向に摺動せしめるためのレールとな
るものであって、その長手方向を含む鉛直面が、回転カ
ッター13の中心線に対して直交する向きとなるように
(前後方向に合致するような向きとなるように)配置さ
れている。尚、摺動ガイド5の具体的構成、形状、寸
法、材質、ガイド支持板3への固定手段等は適宜自由に
設定できるものである。
【0014】モーター支持台10は、モーター11を安
定的に、且つバランス良く支持できると共に、摺動ガイ
ド5に沿ってスムーズに摺動して、モーター11を容易
に移動できるように構成されている。尚、モーター支持
台10の具体的な構成、形状、寸法、材質等は図示例の
もの等に限定されるものではない。
【0015】モーター11は、例えば、ギャードモータ
ー等が利用され、回転軸を所定の回転速度で安定的に回
転せしめられるものが利用される。尚、モーター11の
具体的な構成、形状、寸法等は適宜自由に設定できるも
のである。
【0016】チャック12は、例えば、コレットチャッ
ク等が利用され、モーター11の回転軸先端部分に固定
でき、回転カッター13の基端部分を確実に且つ安定的
に掴持できるものが利用される。尚、チャック12の具
体的な構成や、形状や、寸法や、材質等は適宜自由に設
定できるものである。
【0017】回転カッター13は、基端部分が略円柱状
で、先端がわ部分に複数の刃が円周方向に沿って配設さ
れており、その回転によって、溝付受材70を切削でき
るように構成されている。尚、回転カッター13の具体
的な構成、形状、寸法、材質等は適宜自由に設定できる
ものである。
【0018】図中14は、モーター支持台10上部に固
定した操作杆で、この操作杆14を手指で掴んで、モー
ター支持台10を摺動ガイド5に沿って容易に移動せし
められるようにしたものである。
【0019】一方、前記受材支持装置Bは、ボルト、ナ
ット等を介して基盤1の上方に高さ調節可能に配されて
いる取付盤20の上に夫々固定される一対の柱片21
と、この一対の柱片21の上部間に軸ピン22を介して
左右方向に揺動自在となるよう装着される受材支持体2
3とを備え、受材支持体23には、受材保持機構を付設
して、受材支持体23にセットされる溝付受材70を保
持できるように形成し、柱片21に対する受材支持体2
3の左右方向の揺動によって、受材支持体23に保持さ
れる溝付受材70の左右方向に於ける傾斜状態を変更で
きるように形成されている。
【0020】受材支持体23は、例えば、略細長矩形厚
板状を呈し、その上面には、溝付受材70の幅に合致す
る比較的浅い溝が長手方向に沿って凹設されている。す
なわち、溝付受材70が幅方向にズレないように形成さ
れている。尚、受材支持体23の具体的構成、形状、寸
法、材質等は適宜自由に設定できるものである。
【0021】図中24は、受材支持体23に付設される
操作ハンドルを示し、この操作ハンドル24は、受材支
持体23を左右方向に揺動せしめる際に利用されるもの
である。尚、操作ハンドル24の具体的構成、形状、寸
法、材質、取付け位置等は適宜自由に設定できるもので
ある。
【0022】図中25は、一方の柱片21に固定される
略溝形状のネジ取付片を示し、このネジ取付片25の先
端部分には、調節ネジ26が夫々螺着されている(図
3、図5参照)。そして、この一対の調節ネジ26は、
その先端が受材支持体23の下部に固定した当接ブロッ
ク27に当接可能となるように配されている。すなわ
ち、受材支持体23を左右方向に揺動せしめたときに、
調節ネジ26先端に当接ブロック27が当接して、それ
以上の揺動を阻止できるように構成されており、調節ネ
ジ26の回転操作によって受材支持体23の左右揺動限
界を設定できるようになっている。ところで、ネジ取付
片25の具体的構成、形状、寸法、材質、調節ネジ26
の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、当接ブロ
ック27の具体的構成、形状、寸法、材質等は適宜自由
に設定できるものである。
【0023】図中30は、適宜取付具を介して他方の柱
片21に固定される弾性を備えたバネ片30を示し、こ
のバネ片30の先端部分には、ローラー支持片31が固
定され、このローラー支持片31上部には、ローラー3
2が回動自在に装着され、このローラー32は、受材支
持体23の下部に固定された係止ブロック33の先端部
分に弾性的に係止されている(図3、図6参照)。そし
て、係止ブロック33の先端部分中央には、ローラー3
2が係止される溝が設けられ、先端部分左右は、略円弧
面状に形成されている。すなわち、係止ブロック33先
端部分中央の溝にローラー32が係止されているときに
は、受材支持体23の水平状態を維持でき、係止ブロッ
ク33先端部分左右の円弧面にローラー32が当接して
いるときには、切欠溝3が弾性的に円弧面部分を圧迫し
て、受材支持体23の左右方向への揺動状態を維持でき
るように構成してある。尚、この時受材支持体23は、
前記当接ブロック27が調節ネジ26に当接するまで揺
動する(傾く)ようになる。ところで、バネ片30の具
体的構成、形状、寸法、材質、ローラー支持片31の具
体的構成、形状、寸法、材質、ローラー32の具体的構
成、形状、寸法、材質、係止ブロック33の具体的構
成、形状、寸法、材質等は適宜自由に設定できるもので
ある。
【0024】受材支持体23に溝付受材70を保持せし
める受材保持機構は、受材支持体23下方に回動自在に
配される回転軸36と、この回転軸36下端部に固定さ
れる操作ハンドル35と、回転軸36の雄ネジ部37に
螺着される昇降ブロック38と、受材支持体23上方に
板バネ40を介して配される押え取付片41と、この押
え取付片41と昇降ブロック38とを連結する連結片3
9と、押え取付片41下部に固定される受材押え42と
を備え、操作ハンドル35の操作によって、回転軸36
を所定向きに回転せしめると、昇降ブロック38が降下
すると共に、連結片39を介して押え取付片41が下方
に移動し、受材支持体23の上面の溝付受材70を受材
押え42が上方から圧迫して、溝付受材70の保持状態
が得られるように構成してある(図3、図7参照)。
尚、溝付受材70の保持状態を解除するには、操作ハン
ドル35の操作によって、回転軸36を逆向きに回転せ
しめることによって行える。ところで、受材保持機構の
具体的構成、操作ハンドル35の具体的構成、形状、寸
法、材質、回転軸36の具体的構成、形状、寸法、材
質、昇降ブロック38の具体的構成、形状、寸法、材
質、連結片39の具体的構成、形状、寸法、材質、板バ
ネ40の具体的構成、形状、寸法、材質、押え取付片4
1の具体的構成、形状、寸法、材質、受材押え42の具
体的構成、形状、寸法、材質等は適宜自由に設定できる
ものである。
【0025】また、図8乃至図10に示す面取加工機S
は、溝付受材70を保持可能な受材支持装置Bと、溝付
受材70の長手方向端部に接触して、面取りする回転カ
ッター54を有する受材カット装置Aとを備えている。
【0026】そして、受材支持装置Bには、保持状態の
溝付受材70が前後方向へ移動可能となるよう形成され
る送り機構と、保持状態の溝付受材70の上下方向に於
ける傾斜状態(及び上下方向での位置)が変更可能とな
るよう形成される俯仰調節機構と、保持状態の溝付受材
70が左右方向に揺動可能となるよう形成される揺動機
構とが設けられている。すなわち、俯仰調節機構と揺動
機構によって、回転カッター54に対する溝付受材70
の姿勢制御が行われ、送り機構によって、溝付受材70
の姿勢を保ったまま回転カッター54に接近して接触せ
しめられるよう構成されている。
【0027】前記受材カット装置Aは、適宜基盤50の
上に立設される支持台51と、この支持台51に装着さ
れるモーター52と、モーター52の回転軸に装着され
るチャック53(例えば、コレットチャック等)と、こ
のチャック53に着脱自在に装着される回転カッター5
4とを備えており、モーター52の駆動回転力によって
回転カッター54が任意に回転でき、しかも、回転カッ
ター54は、チャック53を介してモーター52の回転
軸に互換装着できるよう構成されている。
【0028】基盤50は、適宜金属材等によって矩形板
状に形成され、面取加工機Sの座りが良くなるように形
成してある。尚、基盤50の具体的な構成や、形状や、
寸法や、材質等は図示例のもの等に限定されるものでは
ない。
【0029】支持台51は、モーター52を基盤50上
方に安定的に、固に、且つバランス良く支持できるよう
に構成されており、モーター52の取付け高さを調節で
きるものでも良い。尚、支持台51の具体的な構成や、
形状や、寸法や、材質等は図示例のもの等に限定される
ものではない。
【0030】ところで、モーター52や、チャック53
や、回転カッター54は、前述のモーター11や、チャ
ック12や、回転カッター13と同様なものが利用され
る。
【0031】前記受材支持装置Bは、基盤50上面に固
定される略帯板状の摺動ガイド60と、基盤50に対し
て前後方向での位置を変更可能(前後方向に摺動自在)
となるよう摺動ガイド60に載置せしめるようにして装
着される摺動基台61と、基盤50に対して上下方向で
の傾き(及び高さ)を変更可能となるよう摺動基台61
上部に装着される揺動ベースフレーム62と、基盤50
に対して左右方向での傾きを変更可能となるよう揺動ベ
ースフレーム62上部に一対の軸ピンを介して装着され
る揺動フレーム63とを備えた構成となっている。そし
て、揺動フレーム63上部には、溝付受材70が着脱自
在に装着できると共に、溝付受材70を安定的に支持で
きる受材取付部65を設けてある。すなわち、摺動ガイ
ド60に沿った摺動基台61の摺動によって、受材取付
部15に保持される溝付受材70が回転カッター54に
向う前後方向へ移動するようになり(送り機構)、摺動
基台61に対する揺動ベースフレーム62の上下動等に
よって、受材取付部65に保持される溝付受材70の上
下方向に於ける傾斜状態(或いは、上下位置)等が変化
可能となり(俯仰調節機構)、揺動ベースフレーム62
に対する揺動フレーム63の左右方向の揺動によって、
受材取付部65に保持される溝付受材70の左右方向に
於ける傾斜状態が変化可能となる(揺動機構)ように構
成されている。
【0032】摺動ガイド60は、摺動基台61をスムー
ズに摺動せしめるためのレールとなるものであって、そ
の長手方向が回転カッター54の中心線を含む鉛直面に
対して直交する向きとなるように(前後方向に合致する
ような向きとなるように)基盤50上面に配置されてい
る。尚、摺動ガイド60の具体的構成、形状、寸法、材
質、基盤50への固定手段等は適宜自由に設定できるも
のである。
【0033】摺動基台61は、その下部が摺動基台61
の上面及び左右側面に摺接するような下方が開放されて
いる溝形状に形成され、その上部には立設板が固定され
ており、この立設板の前部と後部とに、上下方向に長い
長孔が穿設されている。尚、摺動基台61の具体的構
成、形状、寸法、材質、摺動ガイド60への装着手段等
は適宜自由に設定できるものである。
【0034】揺動ベースフレーム62は、前後に突片を
備えた略上向き溝形状のフレーム基体の下部に、垂下板
を連設して構成され、垂下板にはボルト挿通孔が穿設さ
れ、このボルト挿通孔に挿通されるボルトとナットによ
って、摺動基台61の長孔部分に装着されている。すな
わち、摺動基台61の長孔部分を利用して、摺動基台6
1に対する揺動ベースフレーム62の高さや、上下方向
に於ける傾き状態を任意に調節できるように構成されて
いる。尚、揺動ベースフレーム62の具体的構成、形
状、寸法、材質、摺動基台61への装着手段等は適宜自
由に設定できるものである。
【0035】揺動フレーム63は、例えば、略細長矩形
厚板状を呈し、揺動ベースフレーム62の前後の突片部
分に固定される一対の軸ピンを介して軸ピン回りに揺動
自在となるように装着されている。尚、揺動フレーム6
3の具体的構成、形状、寸法、材質、揺動ベースフレー
ム62への装着手段等は適宜自由に設定できるものであ
る。
【0036】操作ハンドル64は、揺動フレーム63の
側部に固定されており、操作ハンドル64を掴んで、揺
動フレーム63を左右に揺動せしめたり、揺動ベースフ
レーム62及び揺動フレーム63を前後方向に摺動せし
めたりできるように形成されている。尚、操作ハンドル
64の具体的構成、形状、寸法、材質、揺動フレーム6
3への装着手段等は適宜自由に設定できるものである。
【0037】受材取付部65は、揺動フレーム63上面
に形成されると共に、その上面部分に溝付受材70を前
後方向に摺動できるような浅溝が形成されており、溝付
受材70を安定的にホールドできるように構成されてい
る。尚、受材取付部65の具体的構成、形状、寸法等は
適宜自由に設定できるものである。
【0038】押え具66は、その基端部分が揺動フレー
ム63に固定されており、その先端がわ部分で、受材取
付部65に載置されている溝付受材70を上方から弾性
的に圧迫して、不意の外力等によって溝付受材70が受
材取付部65から簡単に逸脱せず、また、受材取付部6
5への溝付受材70の互換装着が比較的簡単に行えるよ
うに構成されている。尚、押え具66の具体的構成、形
状、寸法、材質、揺動フレーム63への装着手段等は適
宜自由に設定できるものである。
【0039】ところで、送り機構、俯仰調節機構、揺動
機構は、受材カット装置Aに設けても良いし、或いは、
受材支持装置Bに設けても良いし、或いは、受材カット
装置Aと受材支持装置Bに選択的に設けても良い。
【0040】そして、この面取加工機Sは、例えば、溝
付受材70を受材取付部65に載置すると共に、溝付受
材70を押え具66で押さえるようにして、受材支持装
置Bで溝付受材70を保持する。このとき、ボルト、ナ
ットによって摺動基台61に対する揺動ベースフレーム
62の取付け状態(傾き及び高さ)を調節して、溝付受
材70の上下方向に於ける傾き及び端部の高さを決定し
ておく。それから、操作ハンドル64によって揺動フレ
ーム63を左右どちらかに傾けると共に、摺動基台6
1、揺動ベースフレーム62、揺動フレーム63、受材
取付部65、及び溝付受材70を前方に摺動せしめ、溝
付受材70端部の左右どちらかを、モーター52によっ
て回転している回転カッター54によって切削する。次
に、操作ハンドル64によって揺動フレーム63を反対
がわに傾けると共に、摺動基台61、揺動ベースフレー
ム62、揺動フレーム63、受材取付部65、及び溝付
受材70を後方に摺動せしめ、溝付受材70端部の左右
反対がわを、回転カッター54によって切削して、面取
り作業が終了する。尚、前述の作業を繰り返し行うこと
で、多数の溝付受材70の面取り作業が能率的に行われ
る。また、溝付受材70の回転カッター54による切削
は、溝付受材70が前方に摺動するときにのみ行うよう
にしても良い。
【0041】
【発明の効果】従って、請求項1記載の面取加工機S
は、適宜シート状素材等に折目線をつけるための折曲筋
作成用溝付受材70の面取加工機Sであって、溝付受材
70を保持可能な受材支持装置Bと、溝付受材70の長
手方向端部に接触して、面取りする回転カッター13を
有する受材カット装置Aとを備え、受材カット装置Aに
は、送り機構と俯仰調節機構とを設け、受材支持装置B
には、揺動機構を設け、送り機構によって、回転カッタ
ー13が前後方向へ移動可能となるよう形成し、俯仰調
節機構によって、回転カッター13の前後方向の移動に
上下方向の変化が加えられるよう形成し、揺動機構によ
って、保持状態の溝付受材70が左右方向に揺動可能と
なるよう形成したので、溝付受材70の受材支持装置B
への互換装着が容易に行え、多数の溝付受材70端部の
面取り作業が能率的に行えるようになる。加えて、溝付
受材70の端部の面取り作業が簡単に、確実に、正確
に、且つ迅速に行えるようになり、しかも、面取加工機
Sの取扱いが容易で、面取加工機S自身の構成が簡素と
なり、耐久性に優れ、量産に適し、比較的低廉に提供で
きるようになる。
【0042】特に、受材カット装置Aには、送り機構
と、俯仰調節機構とを設け、受材支持装置Bには、揺動
機構を設け、送り機構によって、回転カッター54が前
後方向へ移動可能となるよう形成し、俯仰調節機構によ
って、回転カッター5の前後方向の移動に上下方向の変
化が加えられるよう形成し、揺動機構によって、保持状
態の溝付受材70が左右方向に揺動可能となるよう形成
したので、送り機構により、受材カット装置Aの回転カ
ッター13を、受材支持装置Bで保持されている溝付受
材70に向って一定に移動せしめられ、回転カッター1
3による溝付受材70端部の切削が正確に行え、俯仰調
節機構により、回転カッター13の移動角度を調節でき
て、溝付受材70端部の切削面の角度を任意に調節で
き、揺動機構により、略山形状に形成される溝付受材7
0の端部の左右傾斜に応じて、この部分を綺麗に面取り
できるようになる。すなわち、受材カット装置Aに設け
た送り機構、俯仰調節機構、受材支持装置Bに設けた揺
動機構を操作することで、溝付受材70端部を任意に面
取りできるようになる。
【0043】また、請求項2記載の面取加工機Sは、適
宜シート状素材等に折目線をつけるための折曲筋作成用
溝付受材70の面取加工機Sであって、溝付受材70を
保持可能な受材支持装置Bと、溝付受材70の長手方向
端部に接触して、面取りする回転カッター13を有する
受材カット装置Aとを備え、受材カット装置Aは、基盤
1の上に立設される固定板2と、この固定板2に固定ネ
ジ4を介して上下方向に揺動自在に装着されるガイド支
持板3と、このガイド支持板3に固定される摺動ガイド
5と、この摺動ガイド5に沿って前後方向に摺動自在と
なるモーター支持台10と、このモーター支持台10に
固定されるモーター11と、モーター11の回転軸に固
定したチャック12に着脱自在に装着される回転カッタ
ー13とを備え、受材支持装置Bは、一対の柱片21
と、この一対の柱片21間に軸ピン22を介して左右方
向に揺動自在となるよう装着される受材支持体23とを
備え、受材支持体23には、受材保持機構を付設して、
受材支持体23にセットされる溝付受材70を保持でき
るように形成し、固定板2に対するガイド支持板3の揺
動によって、モーター支持台10の摺動時に於ける傾斜
状態を変更できるように形成し、柱片21に対する受材
支持体23の左右方向の揺動によって、受材支持体23
に保持される溝付受材70の左右方向に於ける傾斜状態
を変更できるように形成し、摺動ガイド5に沿ったモー
ター支持台10の摺動によって、回転カッター13が受
材支持体23で保持されている溝付受材70の長手方向
端部を面取りできるように構成したので、溝付受材70
の受材支持装置Bへの互換装着が容易に行え、多数の溝
付受材70端部の面取り作業が能率的に行えるようにな
る。加えて、溝付受材70の端部の面取り作業が簡単
に、確実に、正確に、且つ迅速に行えるようになり、し
かも、面取加工機Sの取扱いが容易で、面取加工機S自
身の構成が簡素となり、耐久性に優れ、量産に適し、比
較的低廉に提供できるようになる。
【0044】更に、受材カット装置Aは、基盤1の上に
立設される固定板2と、この固定板2に固定ネジ4を介
して上下方向に揺動自在に装着されるガイド支持板3
と、このガイド支持板3に固定される摺動ガイド5と、
この摺動ガイド5に沿って前後方向に摺動自在となるモ
ーター支持台10と、このモーター支持台10に固定さ
れるモーター11と、モーター11の回転軸に固定した
チャック12に着脱自在に装着される回転カッター13
とを備えているので、受材カット装置Aの回転カッター
13を、受材支持装置Bで保持されている溝付受材70
に向って一定に且つスムーズに移動せしめられ、回転カ
ッター13による溝付受材70端部の切削が正確に行
え、しかも、回転カッター13の移動角度を簡単に調節
できて、溝付受材70端部の切削面の角度を任意に調節
できるようになる。加えて、回転カッター13の互換装
着も簡単に行えるようになる。
【0045】特に、受材支持装置Bは、一対の柱片21
と、この一対の柱片21間に軸ピン22を介して左右方
向に揺動自在となるよう装着される受材支持体23とを
備え、受材支持体23には、受材保持機構を付設して、
受材支持体23にセットされる溝付受材70を保持でき
るように形成し、柱片21に対する受材支持体23の左
右方向の揺動によって、受材支持体23に保持される溝
付受材70の左右方向に於ける傾斜状態を変更できるよ
うに形成したので、受材支持装置Bに設けた揺動機構を
操作することで、受材支持体23に保持されている溝付
受材70を左右方向に確実に揺動せしめられるようにな
り、略山形状に形成される溝付受材70の端部の左右傾
斜に応じて、この部分を綺麗に面取りできるようにな
る。
【0046】更に、請求項3記載の面取加工機Sは、適
宜シート状素材等に折目線をつけるための折曲筋作成用
溝付受材70の面取加工機Sであって、溝付受材70を
保持可能な受材支持装置Bと、溝付受材70の長手方向
端部に接触して、面取りする回転カッター54を有する
受材カット装置Aとを備え、受材支持装置Bには、送り
機構と俯仰調節機構と揺動機構とを設け、送り機構によ
って、保持状態の溝付受材70が前後方向へ移動可能と
なるよう形成し、俯仰調節機構によって、保持状態の溝
付受材70の上下方向に於ける傾斜状態を変更可能とな
るよう形成し、揺動機構によって、保持状態の溝付受材
70が左右方向に揺動可能となるよう形成したので、溝
付受材70の受材支持装置Bへの互換装着が容易に行
え、多数の溝付受材70端部の面取り作業が能率的に行
えるようになる。加えて、溝付受材70の端部の面取り
作業が簡単に、確実に、正確に、且つ迅速に行えるよう
になり、しかも、面取加工機Sの取扱いが容易で、面取
加工機S自身の構成が簡素となり、耐久性に優れ、量産
に適し、比較的低廉に提供できるようになる。
【0047】特に、受材支持装置Bには、送り機構と、
俯仰調節機構と、揺動機構とを設け、送り機構によっ
て、保持状態の溝付受材70が前後方向へ移動可能とな
るよう形成し、俯仰調節機構によって、保持状態の溝付
受材70の上下方向に於ける傾斜状態を変更可能となる
よう形成し、揺動機構によって、保持状態の溝付受材7
0が左右方向に揺動可能となるよう形成したので、送り
機構により、受材支持装置Bに保持されている溝付受材
70を回転カッター54に向って一定に移動せしめら
れ、回転カッター54による溝付受材70端部の切削が
正確に行え、俯仰調節機構により、溝付受材70端部に
於ける回転カッター54による切削面の角度を任意に調
節でき、揺動機構により、略山形状に形成される溝付受
材70の端部の左右傾斜に応じて、この部分を綺麗に面
取りできるようになる。すなわち、受材支持装置Bに設
けた送り機構、俯仰調節機構、揺動機構を操作するだけ
で、溝付受材70端部を任意に面取りできるようにな
る。しかも、操作部分が受材支持装置Bに集中している
ので、一層面取り操作が行い易いものとなると共に、そ
のメンテナンスもし易いものとなる。
【0048】そして、請求項4記載の面取加工機Sは、
適宜シート状素材等に折目線をつけるための折曲筋作成
用溝付受材70の面取加工機Sであって、溝付受材70
を保持可能な受材支持装置Bと、溝付受材70の長手方
向端部に接触して、面取りする回転カッター54を有す
る受材カット装置Aとを備え、受材カット装置Aは、基
盤50の上に立設される支持台51と、この支持台51
に固定されるモーター52と、モーター52の回転軸に
固定したチャック53に着脱自在に装着される回転カッ
ター54とを備え、受材支持装置Bは、基盤50に固定
される摺動ガイド60と、この摺動ガイド60に沿って
前後方向に摺動自在となる摺動基台61と、この摺動基
台61に上下方向に揺動自在に装着される揺動ベースフ
レーム62と、この揺動ベースフレーム62に左右方向
に揺動自在に装着される揺動フレーム63とを備え、揺
動フレーム63上部には、溝付受材70を保持する受材
取付部65を設け、摺動基台61に対する揺動ベースフ
レーム62の上下方向の揺動によって、溝付受材70の
上下方向に於ける傾斜状態を変更できるように形成し、
揺動ベースフレーム62に対する揺動フレーム63の左
右方向の揺動によって、溝付受材70の左右方向に於け
る傾斜状態を変更できるように形成し、摺動ガイド60
に沿った摺動基台61の摺動によって、溝付受材70の
長手方向端部が回転カッター54で面取りされるように
構成したので、摺動ガイド60と摺動基台61とによっ
て、溝付受材70を前後方向に移動でき、摺動基台61
と揺動ベースフレーム62とによって、溝付受材70の
上下方向での傾き等を変更でき、揺動ベースフレーム6
2と揺動フレーム63とによって、溝付受材70の左右
方向での傾きを変更でき、受材取付部65によって、溝
付受材70が着脱自在に且つ安定的に装着できるように
なり、溝付受材70の受材支持装置Bへの互換装着が容
易に行え、多数の溝付受材70端部の面取り作業が能率
的に行えるようになる。しかして、溝付受材70の端部
の面取り作業が簡単に、確実に、正確に、且つ迅速に行
えるようになり、しかも、面取加工機Sの取扱いが容易
で、面取加工機S自身の構成が簡素となり、耐久性に優
れ、量産に適し、比較的低廉に提供できるようになる。
【0049】特に、摺動ガイド60に沿った摺動基台6
1の摺動によって、受材支持装置Bの受材取付部65に
保持されている溝付受材70を回転カッター54に向っ
て一定に移動せしめられ、回転カッター54による溝付
受材70端部の切削が正確に行え、摺動基台61に対す
る揺動ベースフレーム62の上下方向の揺動によって、
受材取付部65に保持されている溝付受材70端部に於
ける回転カッター54による切削面の角度を任意に調節
でき、揺動ベースフレーム62に対する揺動フレーム6
3の左右方向の揺動によって、略山形状に形成される溝
付受材70の端部の左右傾斜に応じて、この部分を綺麗
に面取りできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面取加工機を例示する側面図である。
【図2】本発明の面取加工機を例示する正面図である。
【図3】本発明の面取加工機を例示する一部切欠部分側
面図である。
【図4】本発明の面取加工機を例示する部分側面図であ
る。
【図5】本発明の面取加工機を例示する一部切欠部分正
面図である。
【図6】本発明の面取加工機を例示する一部切欠部分正
面図である。
【図7】本発明の面取加工機を例示する一部切欠部分正
面図である。
【図8】本発明の他の面取加工機を例示する斜視図であ
る。
【図9】本発明の他の面取加工機を例示する正面図であ
る。
【図10】本発明の他の面取加工機を例示する側面図で
ある。
【図11】本発明の面取加工機によって面取りされた折
曲筋作成用溝付受材を例示する一部省略斜視図である。
【図12】本発明の面取加工機によって面取りされる前
の折曲筋作成用溝付受材を例示する一部省略斜視図であ
る。
【符号の説明】
S 面取加工機 A 受材カット装置 1 基盤 2 固定
板 3 ガイド支持板 4 固定
ネジ 5 摺動ガイド 10 モーター支持台 11 モー
ター 12 チャック 13 回転
カッター 14 操作杆 B 受材支持装置 20 取付盤 21 柱片 22 軸ピン 23 受材
支持体 24 操作ハンドル 25 ネジ
取付片 26 調節ネジ 27 当接
ブロック 30 バネ片 31 ロー
ラー支持片 32 ローラー 33 係止
ブロック 35 操作ハンドル 36 回転
軸 37 雄ネジ部 38 昇降
ブロック 39 連結片 40 板バ
ネ 41 押え取付片 42 受材
押え 50 基盤 51 支持
台 52 モーター 53 チャ
ック 54 回転カッター 60 摺動ガイド 61 摺動
基台 62 揺動ベースフレーム 63 揺動
フレーム 64 操作ハンドル 65 受材
取付部 66 押え具 70 溝付受材 71 受溝 72 素材支持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜シート状素材等に折目線をつけるた
    めの折曲筋作成用溝付受材の面取加工機であって、溝付
    受材を保持可能な受材支持装置と、溝付受材の長手方向
    端部に接触して、面取りする回転カッターを有する受材
    カット装置とを備え、受材カット装置には、送り機構と
    俯仰調節機構とを設け、受材支持装置には、揺動機構を
    設け、送り機構によって、回転カッターが前後方向へ移
    動可能となるよう形成し、俯仰調節機構によって、回転
    カッターの前後方向の移動に上下方向の変化が加えられ
    るよう形成し、揺動機構によって、保持状態の溝付受材
    が左右方向に揺動可能となるよう形成したことを特徴と
    する折曲筋作成用溝付受材の面取加工機。
  2. 【請求項2】 適宜シート状素材等に折目線をつけるた
    めの折曲筋作成用溝付受材の面取加工機であって、溝付
    受材を保持可能な受材支持装置と、溝付受材の長手方向
    端部に接触して、面取りする回転カッターを有する受材
    カット装置とを備え、受材カット装置は、基盤の上に立
    設される固定板と、この固定板に固定ネジを介して上下
    方向に揺動自在に装着されるガイド支持板と、このガイ
    ド支持板に固定される摺動ガイドと、この摺動ガイドに
    沿って前後方向に摺動自在となるモーター支持台と、こ
    のモーター支持台に固定されるモーターと、モーターの
    回転軸に固定したチャックに着脱自在に装着される回転
    カッターとを備え、受材支持装置は、一対の柱片と、こ
    の一対の柱片間に軸ピンを介して左右方向に揺動自在と
    なるよう装着される受材支持体とを備え、受材支持体に
    は、受材保持機構を付設して、受材支持体にセットされ
    る溝付受材を保持できるように形成し、固定板に対する
    ガイド支持板の揺動によって、モーター支持台の摺動時
    に於ける傾斜状態を変更できるように形成し、柱片に対
    する受材支持体の左右方向の揺動によって、受材支持体
    に保持される溝付受材の左右方向に於ける傾斜状態を変
    更できるように形成し、摺動ガイドに沿ったモーター支
    持台の摺動によって、回転カッターが受材支持体で保持
    されている溝付受材の長手方向端部を面取りできるよう
    に構成したことを特徴とする折曲筋作成用溝付受材の面
    取加工機。
  3. 【請求項3】 適宜シート状素材等に折目線をつけるた
    めの折曲筋作成用溝付受材の面取加工機であって、溝付
    受材を保持可能な受材支持装置と、溝付受材の長手方向
    端部に接触して、面取りする回転カッターを有する受材
    カット装置とを備え、受材支持装置には、送り機構と俯
    仰調節機構と揺動機構とを設け、送り機構によって、保
    持状態の溝付受材が前後方向へ移動可能となるよう形成
    し、俯仰調節機構によって、保持状態の溝付受材の上下
    方向に於ける傾斜状態を変更可能となるよう形成し、揺
    動機構によって、保持状態の溝付受材が左右方向に揺動
    可能となるよう形成したことを特徴とする折曲筋作成用
    溝付受材の面取加工機。
  4. 【請求項4】 適宜シート状素材等に折目線をつけるた
    めの折曲筋作成用溝付受材の面取加工機であって、溝付
    受材を保持可能な受材支持装置と、溝付受材の長手方向
    端部に接触して、面取りする回転カッターを有する受材
    カット装置とを備え、受材カット装置は、基盤の上に立
    設される支持台と、この支持台に固定されるモーター
    と、モーターの回転軸に固定したチャックに着脱自在に
    装着される回転カッターとを備え、受材支持装置は、基
    盤に固定される摺動ガイドと、この摺動ガイドに沿って
    前後方向に摺動自在となる摺動基台と、この摺動基台に
    上下方向に揺動自在に装着される揺動ベースフレーム
    と、この揺動ベースフレームに左右方向に揺動自在に装
    着される揺動フレームとを備え、揺動フレーム上部に
    は、溝付受材を保持する受材取付部を設け、摺動基台に
    対する揺動ベースフレームの上下方向の揺動によって、
    溝付受材の上下方向に於ける傾斜状態を変更できるよう
    に形成し、揺動ベースフレームに対する揺動フレームの
    左右方向の揺動によって、溝付受材の左右方向に於ける
    傾斜状態を変更できるように形成し、摺動ガイドに沿っ
    た摺動基台の摺動によって、溝付受材の長手方向端部が
    回転カッターで面取りされるように構成したことを特徴
    とする折曲筋作成用溝付受材の面取加工機。
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