JP2000133259A - 密閉型アルカリ蓄電池 - Google Patents

密閉型アルカリ蓄電池

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JP2000133259A JP10326115A JP32611598A JP2000133259A JP 2000133259 A JP2000133259 A JP 2000133259A JP 10326115 A JP10326115 A JP 10326115A JP 32611598 A JP32611598 A JP 32611598A JP 2000133259 A JP2000133259 A JP 2000133259A
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Abstract

(57)【要約】 【課題解決手段】マンガンを固溶したα型水酸化ニッケ
ルと、金属アルミニウム、金属コバルト、金属イットリ
ウム、金属イッテルビウム、金属エルビウム及びこれら
の化合物から選ばれた少なくとも1種の金属及び/又は
金属化合物とを、水酸化ナトリウム水溶液又は水酸化カ
リウム水溶液に酸化剤を添加してなる処理液に浸漬して
酸化処理することにより作製した、マンガンを固溶した
オキシ水酸化ニッケルと、前記金属及び/又は金属化合
物との混合物が正極材料として使用されている。 【効果】充放電サイクル特性が良く、しかも電解液が漏
出しにくい、信頼性の高い密閉型アルカリ蓄電池が提供
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、マンガンを固溶し
たオキシ水酸化ニッケルと、金属アルミニウム、金属コ
バルト、金属イットリウム、金属イッテルビウム、金属
エルビウム及びこれらの化合物から選ばれた少なくとも
1種の金属及び/又は金属化合物とからなる混合物を正
極材料とし、電池缶内に正極活物質及び負極活物質が総
量で電池缶内容積に対して75体積%以上充填された放
電スタートの密閉型アルカリ蓄電池に係わり、詳しくは
充放電サイクル特性が良く、しかも電池内圧が上昇しに
くいために電解液が漏出しにくい、信頼性の高い密閉型
アルカリ蓄電池を提供することを目的とした、正極活物
質の改良に関する。ここに、放電スタートの電池とは、
充電することなく初回の放電を行うことができる電池の
ことである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
密閉型アルカリ蓄電池の正極活物質として、二酸化マン
ガンが提案されており(特公昭45−3570号公報参
照)、またニッケル・亜鉛一次電池の正極活物質とし
て、酸化ニッケルと二酸化マンガンとの混合物が提案さ
れている(特公昭49−114741号公報参照)。し
かしながら、二酸化マンガンは充放電サイクルにおける
可逆性が悪く、充電により放電前の二酸化マンガンに戻
らないので、充放電サイクルにおける放電容量の減少が
著しい。また、二酸化マンガンは、その酸素過電圧が低
いために、充電時に正極側で水の電気分解が起こり酸素
ガスが発生して電池内圧が上昇し、それに伴い電池外装
部材の接合部の密着性が低下して、電解液が外部に漏出
しやすい。
【0003】一方、酸化ニッケルと二酸化マンガンとの
混合物は、これを蓄電池に用いると、その酸素過電圧が
低いために、二酸化マンガンを使用した場合と同様に、
電池内圧が上昇しやすく漏液が起こりやすい。
【0004】このように、いずれの正極活物質も、密閉
型アルカリ蓄電池用の正極活物質としては問題があっ
た。かかる充電時の電池内圧の上昇及びそれに伴う漏液
は、活物質の充填量が多い密閉型アルカリ蓄電池におい
て、特に問題となる。
【0005】したがって、本発明は、充放電サイクル特
性が良く、しかも電解液が漏出しにくい、高活物質充填
密度の密閉型アルカリ蓄電池を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る密閉型アル
カリ蓄電池(本発明電池)は、マンガンを固溶したオキ
シ水酸化ニッケルと、金属アルミニウム、金属コバル
ト、金属イットリウム、金属イッテルビウム、金属エル
ビウム及びこれらの化合物から選ばれた少なくとも1種
の金属及び/又は金属化合物とからなる混合物を正極材
料とし、電池缶内に正極活物質及び負極活物質が総量で
電池缶内容積に対して75体積%以上充填された密閉型
アルカリ蓄電池であって、前記混合物が、マンガンを固
溶したα型水酸化ニッケルと、前記金属及び/又は前記
金属化合物とを、水酸化ナトリウム水溶液又は水酸化カ
リウム水溶液に酸化剤を添加してなる処理液に浸漬して
酸化処理することにより作製されたものである。
【0007】マンガンを固溶したオキシ水酸化ニッケル
としては、γ型オキシ水酸化ニッケルを多く含むニッケ
ルの平均価数が3.4以上のものが好ましい。ニッケル
の平均価数が3.4未満のものは、結晶構造が不安定
で、酸素過電圧が低いβ型オキシ水酸化ニッケルを多く
含むからである。なお、満充電後充電し続けても、水の
電気分解により酸素が発生するだけであり、ニッケルの
平均価数が3.8を越えることはない。
【0008】正極活物質としての、マンガンを固溶した
オキシ水酸化ニッケルに対する、添加剤としての、金属
アルミニウム、金属コバルト、金属イットリウム、金属
イッテルビウム、金属エルビウム及びこれらの化合物か
ら選ばれた少なくとも1種の金属及び/又は金属化合物
の比率(但し、金属化合物は金属換算での比率)は、
0.1〜5重量%が好ましい。この比率が0.1重量%
未満の場合は酸素過電圧を充分に高めることができな
い。一方、この比率が5重量%を超えた場合は、オキシ
水酸化ニッケルの充填量の減少を招き、放電容量が減少
する。
【0009】本発明に係る密閉型アルカリ蓄電池用正極
活物質の製造方法(本発明方法)は、マンガンを固溶し
たオキシ水酸化ニッケルと、金属アルミニウム、金属コ
バルト、金属イットリウム、金属イッテルビウム、金属
エルビウム及びこれらの化合物から選ばれた少なくとも
1種の金属及び/又は金属化合物とからなる混合物から
なる密閉型アルカリ蓄電池用正極材料の製造方法であっ
て、マンガンを固溶したα型水酸化ニッケルと、前記金
属及び/又は前記金属化合物とを、水酸化ナトリウム水
溶液又は水酸化カリウム水溶液に酸化剤を添加してなる
処理液に浸漬して酸化処理する方法である。
【0010】マンガンを固溶したα型水酸化ニッケルと
しては、下式で定義されるマンガン固溶率が5〜50重
量%のα型水酸化ニッケルを使用することが好ましい。
マンガン固溶率が5重量%未満の場合は、充放電を繰り
返すと、α型水酸化ニッケルが酸素過電圧の低いβ型水
酸化ニッケルに変化し、このため充電時に酸素過電圧の
低いβ型オキシ水酸化ニッケルが生成して電池内圧が上
昇し、漏液が発生する。一方、マンガン固溶率が50重
量%を越えた場合は、オキシ水酸化ニッケルの充填量の
減少を招き、放電容量が減少する。
【0011】マンガン固溶率(重量%) ={(マンガン
量)/(ニッケル量+マンガン量)}×100
【0012】マンガンを固溶したα型水酸化ニッケルと
しては、マンガン以外に、アルミニウム、ビスマス、イ
ットリウム、イッテルビウム、エルビウム、ガドリニウ
ム及びジルコニウムよりなる群から選ばれた少なくとも
1種の元素を固溶したα型水酸化ニッケルが、酸素過電
圧が高く、好ましい。これらの元素の好適な固溶率
〔{(固溶元素量)/(ニッケル量+固溶元素量)}×
100〕は、総量で0.5〜5重量%である。
【0013】アルミニウム化合物、コバルト化合物、イ
ットリウム化合物、イッテルビウム化合物及びエルビウ
ム化合物としては、酸化物、水酸化物、フッ化物、炭酸
塩が挙げられる。酸化物としては、Al23 、Co
O、Co23 、Co3 4 、Y2 3 、Yb23
Er2 3 が、水酸化物としては、Al(OH)3,Co
(OH)2 、CoOOH、Y(OH)3 、Yb(OH)
3 、Er(OH)3 が、フッ化物としては、AlF3
CoF2 、YF3 、YbF3 、ErF3 が、炭酸塩とし
ては、Er2 (CO33 が、それぞれ例示される。ア
ルミニウム、コバルト、イットリウム、イッテルビウム
及びエルビウム及びこれらの化合物は、酸化処理時に一
部が活物質粒子の内部に拡散して、活物質粒子の酸素過
電圧を効果的に高める。
【0014】酸化処理に使用する酸化剤としては、次亜
塩素酸ナトリウム(NaClO)、過硫酸ナトリウム
(Na2 2 8 )及び過酸化水素(H2 2 )が例示
される。
【0015】酸化処理に使用する処理液(水酸化ナトリ
ウム水溶液又は水酸化カリウム水溶液)としては、アル
カリ濃度が15重量%以上のものが好ましい。アルカリ
濃度が15重量%未満の処理液を使用した場合は、α型
水酸化ニッケルの酸化が充分に進行せず、酸素過電圧の
低いβ型オキシ水酸化ニッケルが生成するからである。
また、処理液の温度は30°C以上が好ましい。30°
C未満の場合は、酸化反応が進行しにくく、酸素過電圧
の低いβ型オキシ水酸化ニッケルが生成するからであ
る。
【0016】本発明の適用対象が、電池缶内容積に対す
る活物質充填量が75体積%以上である密閉型アルカリ
蓄電池に限定されるのは、本発明が、電池内圧が上昇し
やすい、活物質充填量の多い密閉型アルカリ蓄電池に適
用した場合に、特に有意義だからである。本発明を適用
することが可能な密閉型アルカリ蓄電池としては、ニッ
ケル・亜鉛蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池、ニッ
ケル・水素蓄電池が例示される。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるも
のではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変
更して実施することが可能なものである。
【0018】(実施例1) 〔正極の作製〕硫酸マンガン40.4g及び硫酸ニッケ
ル154.8gを水に溶かした水溶液を5000ml調
製し、この水溶液に、10重量%アンモニア水と10重
量%水酸化ナトリウム水溶液の体積比1:1の混合水溶
液を滴下して、pHを9.5±0.3に調整した。pH
が低下した時点で混合水溶液を適宜滴下してpHを一定
に保持しながら1時間攪拌混合して、反応を終了させ
た。反応終了後、ろ過し、水洗し、80°Cで乾燥し
て、Mnを20重量%固溶したα型水酸化ニッケルを作
製した。
【0019】次いで、30重量%水酸化ナトリウム水溶
液500mlと10重量%次亜塩素酸ナトリウム水溶液
1500mlとの50°Cに保持した混液に、上記のM
nを20重量%固溶したα型水酸化ニッケル100gと
三酸化二エルビウム(Er23 )3.4gとを、攪拌
しながら投入し、1時間攪拌混合して酸化処理した後、
沈殿物をろ過し、水洗し、80°Cで乾燥して、Mnを
固溶したオキシ水酸化ニッケルを作製した。このMnを
固溶したオキシ水酸化ニッケル中のニッケルの平均価数
を酸化還元滴定で測定したところ、3.6であった。ま
た、Mnを固溶したオキシ水酸化ニッケルに対する三酸
化二エルビウムのエルビウム元素換算での比率を、発光
定量分析により求めたところ、3重量%であった。
【0020】次いで、上記のMnを固溶したオキシ水酸
化ニッケル(正極活物質)100重量部と、黒鉛粉末
(導電剤)10重量部と、30重量%水酸化カリウム水
溶液10重量部とを、らいかい機で30分間混合し、加
圧成型して、外径1.3cm、内径0.85cm、高さ
1.15cmの円筒中空体状の成型体を作製した。な
お、電池の作製においては、この円筒中空体状の正極を
3個直列に接合して、全体として1個の円筒中空体状を
なす正極として使用した。
【0021】〔負極の作製〕亜鉛粉末(負極活物質)6
5重量部と、酸化亜鉛(ZnO)を飽和量含む40重量
%水酸化カリウム水溶液34重量部と、ゲル化剤として
のアクリル酸樹脂(日本純薬社製、商品コード「ジュン
ロンPW150」)1重量部とを混合して、ゲル状の負
極を作製した。
【0022】〔電池の作製〕上記の正極及び負極を用い
て、通称「インサイドアウト型」と呼ばれる構造のAA
サイズの密閉型ニッケル・亜鉛蓄電池(本発明電池)A
1を作製した。ここに、「インサイドアウト型」とは、
円筒中空体状の正極の中空部に、円筒フィルム状のセパ
レータを介して、ゲル状の負極が充填された構造をい
い、電池缶側が正極側、電池蓋側が負極側となる。な
お、電池容量が正極容量により規制されるようにするた
めに、正極と負極との電気化学的容量を1:1.2とし
た(以下の電池も全てこれと同じ容量比にした)。ま
た、負極活物質及び正極活物質の電池缶内への総充填量
を、電池缶内容積に対して80体積%とした(以下の電
池も全てこれと同じ充填率にした)。
【0023】図1は、作製した密閉型ニッケル・亜鉛蓄
電池A1を模式的に示す断面図である。図示の密閉型ニ
ッケル・亜鉛蓄電池A1は、有底円筒状の正極缶(正極
外部端子)1、負極蓋(負極外部端子)2、絶縁パッキ
ング3、真鍮製の負極集電棒4、円筒中空状の正極(ニ
ッケル極)5、ビニロンを主材とする円筒フィルム状の
セパレータ6、ゲル状の負極(亜鉛極)7などからな
る。
【0024】正極缶1には、円筒中空体の外周面を正極
缶1の円筒部の内周面に当接させて正極5が収納されて
おり、該円筒中空体の内周面には、外周面を当接させて
セパレータ6が圧接されており、セパレータ6の内側に
は、ゲル状の負極7が充填されている。負極7の円形断
面の中央部には、正極缶1と負極蓋2とを電気的に絶縁
する絶縁パッキング3により一端を支持された負極集電
棒4が挿入されている。正極缶1の開口部は、負極蓋2
により閉蓋されている。電池の封口は、正極缶1の開口
部に絶縁パッキング3をはめこみ、その上に負極蓋2を
載置した後、正極缶1の開口端を内側にかしめることに
よりなされている。
【0025】(実施例2)正極の作製において、三酸化
二エルビウム3.4gに代えて、三酸化二アルミニウム
(Al2 3 )5.6gを使用したこと以外は実施例1
と同様にして、密閉型ニッケル・亜鉛蓄電池(本発明電
池)A2を作製した。Mnを固溶したオキシ水酸化ニッ
ケルに対する三酸化二アルミニウムのアルミニウム元素
換算での比率を、発光定量分析により求めたところ、3
重量%であった。
【0026】(実施例3)正極の作製において、三酸化
二エルビウム3.4gに代えて、酸化コバルト(Co
O)3.8gを使用したこと以外は実施例1と同様にし
て、密閉型ニッケル・亜鉛蓄電池A3を作製した。Mn
を固溶したオキシ水酸化ニッケルに対する酸化コバルト
のコバルト元素換算での比率を、発光定量分析により求
めたところ、3重量%であった。
【0027】(実施例4)正極の作製において、三酸化
二エルビウム3.4gに代えて、三酸化二イットリウム
(Y2 3 )3.0gを使用したこと以外は実施例1と
同様にして、密閉型ニッケル・亜鉛蓄電池(本発明電
池)A4を作製した。Mnを固溶したオキシ水酸化ニッ
ケルに対する三酸化二イットリウムのイットリウム元素
換算での比率を、発光定量分析により求めたところ、3
重量%であった。
【0028】(実施例5)正極の作製において、三酸化
二エルビウム3.4gに代えて、三酸化二イッテルビウ
ム(Yb2 3 )3.4gを使用したこと以外は実施例
1と同様にして、密閉型ニッケル・亜鉛蓄電池(本発明
電池)A5を作製した。Mnを固溶したオキシ水酸化ニ
ッケルに対する三酸化二イッテルビウムのイッテルビウ
ム元素換算での比率を、発光定量分析により求めたとこ
ろ、3重量%であった。
【0029】(実施例6)正極の作製において、三酸化
二エルビウム3.4gに代えて、三酸化二エルビウム
1.7g及び三酸化二イッテルビウム1.7gを使用し
たこと以外は実施例1と同様にして、密閉型ニッケル・
亜鉛蓄電池(本発明電池)A6を作製した。Mnを固溶
したオキシ水酸化ニッケルに対する三酸化二エルビウム
及び三酸化二イッテルビウムのエルビウム原子及びイッ
テルビウム元素換算での比率を、発光定量分析により求
めたところ、3重量%であった。
【0030】(比較例1)正極の作製において、三酸化
二エルビウムを処理液に添加せずに酸化処理したこと以
外は実施例1と同様にして、密閉型ニッケル・亜鉛蓄電
池Wを作製した。
【0031】(比較例2)正極の作製においては、三酸
化二エルビウムを処理液に添加せずに酸化処理を行い、
電池の作製において、三酸化二エルビウム3.4重量部
を、Mnを固溶したオキシ水酸化ニッケル100重量
部、黒鉛粉末(導電剤)10重量部、及び、30重量%
水酸化カリウム水溶液10重量部と混合したこと以外は
実施例1と同様にして、密閉型ニッケル・亜鉛蓄電池X
を作製した。Mnを固溶したオキシ水酸化ニッケルに対
する三酸化二エルビウムのエルビウム元素換算での比率
を、発光定量分析により求めたところ、3重量%であっ
た。
【0032】(比較例3)二酸化マンガン粉末100g
と、黒鉛粉末15gと、ポリエチレン樹脂5gとを混合
し、これに7モル/リットル濃度の水酸化カリウム水溶
液20mlを混合し、加圧成型して、円筒中空体状の正
極を作製した。この正極を使用したこと以外は実施例1
と同様にして、密閉型アルカリ蓄電池Yを作製した。
【0033】(比較例4)2モル/リットル濃度の硝酸
水溶液500mlと、10重量%次亜塩素酸ナトリウム
水溶液1500mlとを、14モル/リットル濃度の水
酸化カリウム水溶液2000mlに滴下して1時間混合
した。次いで、生成せる沈殿物をろ過し、水洗し、90
°Cで乾燥して、正極活物質としての酸化ニッケル粉末
を作製した。
【0034】上記酸化ニッケル粉末50gと、二酸化マ
ンガン粉末30gと、黒鉛15gと粉末、ポリエチレン
樹脂5gとを混合し、これに7モル/リットル濃度の水
酸化カリウム水溶液20mlを混合し、加圧成型して、
円筒中空体状の正極を作製した。この正極を使用したこ
と以外は実施例1と同様にして、密閉型アルカリ蓄電池
Zを作製した。
【0035】〔各電池の種々の充放電サイクルにおける
放電容量及び漏液電池数〕各電池10個について、10
0mAで電池電圧が1Vになるまで放電した後、100
mAで電池電圧が1.95Vに達するまで(但し、比較
例2では1.65Vに達するまで)、充電を行う工程を
1サイクルとする充放電サイクル試験を行って、各電池
の5サイクル目、10サイクル目、25サイクル目及び
50サイクル目における放電容量及び漏液電池数を調べ
た。結果を表1及び表2に示す。表1及び表2中の各充
放電サイクルにおける放電容量は、電池A1の1サイク
ル目の放電容量を100とした指数であり、且つ電解液
が漏出しなかった電池の放電容量の平均値である。ま
た、表1及び表2中の漏液数の割合の欄に示した分数の
分子が電解液が漏出した漏液電池の個数を表す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】表1及び表2より、本発明電池A1〜A6
は、比較電池W、X、Y、Zに比べて、充放電サイクル
特性及び耐漏液性に優れていることが分かる。電池Wの
耐漏液性が悪いのは、正極活物質にアルミニウム等の添
加剤が添加されていないために、充放電サイクルの経過
に伴い、γ型オキシ水酸化ニッケルの結晶構造がβ型オ
キシ水酸化ニッケルに変化し、酸素過電圧が低下するか
らである。電池A1と電池Xの比較から、α型水酸化ニ
ッケルの酸化処理は、三酸化二エルビニウム等の添加剤
を添加した状態で行う必要があることが分かる。添加剤
を添加した状態で酸化処理を行わなければ、正極活物質
粒子の内部に添加剤が拡散しないために、酸素過電圧を
効果的に高めることができないためと考えられる。電池
Yの放電容量が小さいのは、二酸化マンガンの結晶構造
が充放電サイクルの経過に伴い崩壊したからであり、電
池Yの耐漏液性が良くないのは、正極活物質として使用
した二酸化マンガンの酸素過電圧が低いからである。電
池Zの耐漏液性が良くないのは、正極活物質として使用
した酸化ニッケル及び二酸化マンガンの酸素過電圧が低
いからである。
【0039】〈マンガン固溶率と、充放電サイクル特性
及び耐漏液性の関係〉正極の作製において、硫酸マンガ
ン40.4gに代えて、硫酸マンガン3.8g、7.6
g、15.1g、45.3g、75.5g又は90.6
gを使用してMnを固溶したα型水酸化ニッケルを作製
したこと以外は実施例1と同様にして、密閉型ニッケル
・亜鉛蓄電池B1〜B6を作製した。各Mnを固溶した
α型水酸化ニッケルのマンガン固溶率は、順に2.5重
量%、5重量%、10重量%、30重量%、50重量
%、60重量%である。次いで、各電池の5サイクル
目、10サイクル目、25サイクル目及び50サイクル
目における放電容量及び漏液電池数を先と同様の方法で
調べた。結果を表3に示す。表3には、電池A1の結果
も表1より転記して示してある。表3中の放電容量は電
池A1の1サイクル目の放電容量を100とした指数で
ある。
【0040】
【表3】
【0041】表3に示すように、マンガン固溶率が5〜
50重量%の電池B2、B3、B4、B5及びA1は、
充放電サイクル特性が良く、しかも50サイクル目にお
いても漏液がない。マンガン固溶率が2.5重量%の電
池B1の耐漏液性が良くないのは、マンガン固溶率が低
いために、充放電サイクルの経過に伴い、Mnを固溶し
た水酸化ニッケルの結晶構造が酸素過電圧が高いα型か
ら酸素過電圧が低いβ型に変化したからである。一方、
マンガン固溶率が60重量%である電池B6の各サイク
ルにおける放電容量が小さいのは、オキシ水酸化ニッケ
ルの充填量が少なくなったからである。
【0042】〈Mnを固溶したオキシ水酸化ニッケルに
対する、三酸化二エルビウム、金属エルビウム、水酸化
エルビウム、フッ化エルビウム又は炭酸エルビウムの比
率と充放電サイクル特性及び耐漏液性の関係〉正極の作
製において、三酸化二エルビウム3.4gに代えて、三
酸化二エルビウム0.056g、三酸化二エルビウム
0.11g、三酸化二エルビウム1.1g、三酸化二エ
ルビウム5.7g、三酸化二エルビウム8.0g、金属
エルビウム3.0g、水酸化エルビウム3.9g、フッ
化エルビウム4.0g又は炭酸エルビウム6.2gを添
加剤として使用して酸化処理したこと以外は実施例1と
同様にして密閉型ニッケル・亜鉛蓄電池C1〜C9を作
製した。酸化処理により得た、マンガンを固溶したオキ
シ水酸化ニッケルと、金属エルビウム及びエルビウム化
合物との混合物について、Mnを固溶したオキシ水酸化
ニッケルに対するエルビウムの比率を、発光定量分析に
より求めたところ、順に、0.05重量%、0.10重
量%、1重量%、5重量%、7重量%、3重量%、3重
量%、3重量%、3重量%であった。次いで、各電池の
5サイクル目、10サイクル目、25サイクル目及び5
0サイクル目における放電容量及び漏液電池数を先と同
様の方法で調べた。結果を表4及び表5に示す。表4に
は、電池A1の結果も表1より転記して示してある。表
4及び表5中の放電容量は電池A1の1サイクル目の放
電容量を100とした指数である。
【0043】
【表4】
【0044】
【表5】
【0045】表4及び表5に示すように、Mnを固溶し
たオキシ水酸化ニッケルに対するエルビウムの比率が
0.1〜5重量%の電池C2、C3、A1、C4、C
6、C7、C8は、同比率が上記範囲を外れる電池C
1、C9に比べて、充放電サイクル特性が良く、しかも
耐漏液性に優れている。アルミニウム、コバルト、イッ
トリウム及びイッテルビウムについても、上記の比率が
概ね好ましいことを確認した。
【0046】〈Mnを固溶したオキシ水酸化ニッケル中
のニッケルの平均価数と充放電サイクル特性及び耐漏液
性の関係〉正極の作製において、30重量%水酸化ナト
リウム水溶液500mlと10重量%次亜塩素酸ナトリ
ウム水溶液1500mlとの混液に代えて、10重量
%、15重量%若しくは40重量%水酸化ナトリウム水
溶液500ml又は40重量%水酸化カリウム水溶液5
00mlと、10重量%次亜塩素酸ナトリウム水溶液1
500mlとの混液を、処理液に用いて酸化処理したこ
と以外は実施例1と同様にして、電池D1〜D4を作製
した。酸化処理により得たMnを固溶したオキシ水酸化
ニッケル中のニッケルの平均価数は、順に3.3、3.
4、3.8及び3.8であった。次いで、各電池の5サ
イクル目、10サイクル目、25サイクル目及び50サ
イクル目における放電容量及び漏液電池数を先と同様の
方法で調べた。結果を表6に示す。表6には、電池A1
の結果も表1より転記して示してある。表6中の放電容
量は電池A1の1サイクル目の放電容量を100とした
指数である。
【0047】
【表6】
【0048】表6に示すように、ニッケルの平均価数が
3.4以上の電池D2、D3、D4、A1は、ニッケル
の平均価数が3.3の電池D1に比べて、充放電サイク
ル特性が良く、しかも耐漏液性に優れている。この結果
から、正極活物質として使用するMnを固溶したオキシ
水酸化ニッケルとしては、ニッケルの平均価数が3.4
以上のものを使用することが好ましいことが分かる。ま
た、ニッケルの平均価数が3.4以上のMnを固溶した
オキシ水酸化ニッケルを得るためには、アルカリ濃度が
15重量%以上の処理液を使用する必要があることも分
かる。
【0049】〈酸化処理に使用する処理液の温度と充放
電サイクル特性及び耐漏液性の関係〉正極の作製におい
て、30重量%水酸化ナトリウム水溶液500mlと1
0重量%次亜塩素酸ナトリウム水溶液1500mlとの
混液の保持温度を、50°Cに代えて、25°C、30
°C、75°C又は90°Cにして酸化処理したこと以
外は実施例1と同様にして電池E1〜E4を作製した。
酸化処理により得たMnを固溶したオキシ水酸化ニッケ
ル中のニッケルの平均価数は、順に3.3、3.4、
3.7及び3.8であった。次いで、各電池の5サイク
ル目、10サイクル目、25サイクル目及び50サイク
ル目における放電容量及び漏液電池数を先と同様の方法
で調べた。結果を表7に示す。表7には、電池A1の結
果も表1より転記して示してある。表7中の放電容量は
電池A1の1サイクル目の放電容量を100とした指数
である。
【0050】
【表7】
【0051】表7に示すように、30°C以上の処理液
を使用して酸化処理を行った電池E2、E3、E4、A
1は、20°Cの処理液を使用して酸化処理を行った電
池E1に比べて、充放電サイクル特性が良く、しかも耐
漏液性に優れている。この結果から、酸化処理には、3
0°C以上の処理液を使用することが好ましいことが分
かる。電池E1の特性が良くないのは、酸化処理時の反
応温度が低いために、酸化反応が抑制され、酸素過電圧
の低いβ型オキシ水酸化ニッケルが生成したからであ
る。
【0052】上記実施例では、マンガンを固溶したオキ
シ水酸化ニッケルを正極活物質として使用したが、マン
ガンに加えて、さらにアルミニウム、ビスマス、イット
リウム、イッテルビウム、エルビウム、ガドリニウム、
ジルコニウムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の
元素を固溶したオキシ水酸化ニッケルを正極活物質とし
て使用した場合においても同様に、充放電サイクル特性
及び耐漏液性に優れた密閉型アルカリ蓄電池が得られる
ことを確認した。
【0053】
【発明の効果】充放電サイクル特性が良く、しかも電池
内圧の上昇に因り電解液が漏出しにくい、信頼性の高い
密閉型アルカリ蓄電池が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で作製した密閉型ニッケル・亜鉛蓄電池
の断面図である。
【符号の説明】
A1 密閉型ニッケル・亜鉛蓄電池 1 正極缶 2 負極蓋 3 絶縁パッキング 4 負極集電棒 5 正極(ニッケル極) 6 セパレータ 7 負極(亜鉛極)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木本 衛 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 伊藤 靖彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西尾 晃治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H028 AA01 BB03 BB06 BB10 EE01 EE05 HH00 HH01 HH08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンガンを固溶したオキシ水酸化ニッケル
    と、金属アルミニウム、金属コバルト、金属イットリウ
    ム、金属イッテルビウム、金属エルビウム及びこれらの
    化合物から選ばれた少なくとも1種の金属及び/又は金
    属化合物とからなる混合物を正極材料とし、電池缶内に
    正極活物質及び負極活物質が総量で電池缶内容積に対し
    て75体積%以上充填された密閉型アルカリ蓄電池であ
    って、前記混合物が、マンガンを固溶したα型水酸化ニ
    ッケルと、前記金属及び/又は前記金属化合物とを、水
    酸化ナトリウム水溶液又は水酸化カリウム水溶液に酸化
    剤を添加してなる処理液に浸漬して酸化処理することに
    より作製されたものであることを特徴とする密閉型アル
    カリ蓄電池。
  2. 【請求項2】前記マンガンを固溶したオキシ水酸化ニッ
    ケル中のニッケルの平均価数が3.4以上である請求項
    1記載の密閉型アルカリ蓄電池。
  3. 【請求項3】前記マンガンを固溶したオキシ水酸化ニッ
    ケルに対する前記金属及び/又は前記金属化合物の比率
    が、金属として、0.1〜5重量%である請求項1記載
    の密閉型アルカリ蓄電池。
  4. 【請求項4】マンガンを固溶したオキシ水酸化ニッケル
    と、金属アルミニウム、金属コバルト、金属イットリウ
    ム、金属イッテルビウム、金属エルビウム及びこれらの
    化合物から選ばれた少なくとも1種の金属及び/又は金
    属化合物とからなる混合物からなる密閉型アルカリ蓄電
    池用正極材料の製造方法であって、マンガンを固溶した
    α型水酸化ニッケルと、前記金属及び/又は前記金属化
    合物とを、水酸化ナトリウム水溶液又は水酸化カリウム
    水溶液に酸化剤を添加してなる処理液に浸漬して酸化処
    理することを特徴とする密閉型アルカリ蓄電池用正極材
    料の製造方法。
  5. 【請求項5】前記マンガンを固溶したα型水酸化ニッケ
    ルとして、マンガンを、ニッケルとマンガンの総量に基
    づいて、5〜50重量%固溶したα型水酸化ニッケルを
    使用する請求項4記載の密閉型アルカリ畜電池用正極材
    料の製造方法。
  6. 【請求項6】前記マンガンを固溶したα型水酸化ニッケ
    ルとして、マンガンの外に、アルミニウム、ビスマス、
    イットリウム、イッテルビウム、エルビウム、ガドリニ
    ウム及びジルコニウムよりなる群から選ばれた少なくと
    も1種の元素を固溶したα型水酸化ニッケルを使用する
    請求項4記載の密閉型アルカリ畜電池用正極材料の製造
    方法。
  7. 【請求項7】前記水酸化ナトリウム水溶液又は前記水酸
    化カリウム水溶液として、アルカリ濃度15重量%以上
    の水酸化ナトリウム水溶液又は水酸化カリウム水溶液を
    使用する請求項4記載の密閉型アルカリ蓄電池用正極材
    料の製造方法。
  8. 【請求項8】前記処理液を30°C以上に保持して酸化
    処理する請求項4記載の密閉型アルカリ蓄電池用正極材
    料の製造方法。
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