JPH11345613A - アルカリ蓄電池用正極活物質、それを用いたアルカリ蓄電池用正極及びアルカリ蓄電池 - Google Patents

アルカリ蓄電池用正極活物質、それを用いたアルカリ蓄電池用正極及びアルカリ蓄電池

Info

Publication number
JPH11345613A
JPH11345613A JP10152882A JP15288298A JPH11345613A JP H11345613 A JPH11345613 A JP H11345613A JP 10152882 A JP10152882 A JP 10152882A JP 15288298 A JP15288298 A JP 15288298A JP H11345613 A JPH11345613 A JP H11345613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive electrode
storage battery
alkaline storage
nickel hydroxide
active material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10152882A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Tokuda
光紀 徳田
Mutsumi Yano
睦 矢野
Mamoru Kimoto
衛 木本
Shin Fujitani
伸 藤谷
Koji Nishio
晃治 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP10152882A priority Critical patent/JPH11345613A/ja
Publication of JPH11345613A publication Critical patent/JPH11345613A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期の充放電サイクルにわたり、電解液が電
池外部に漏出しにくく、且つ放電容量も維持される、信
頼性の高いアルカリ蓄電池を提供する。 【解決手段】 Mn、Al、Co、Yから選ばれた1種以上を
ニッケル元素に対して5重量%〜50重量%含有してお
り、且つ硫酸イオン、リン酸イオンまたは炭酸イオンか
ら選ばれた1種以上をニッケル水酸化物に対して2重量%
〜15重量%含有するニッケル水酸化物を正極活物質と
し、正極を構成する。この正極と、亜鉛、カドミウムも
しくは水素化した水素吸蔵合金を負極活物質とする負極
とを、電池缶内総体積に対して75%以上充填して、密閉
型アルカリ蓄電池が構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリ蓄電池用
の正極活物質及びこの活物質を用いた正極、及びこの正
極を用いたアルカリ蓄電池に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、亜鉛を負極活物質とする密閉型ア
ルカリ蓄電池用の正極活物質としては、二酸化マンガン
が提案されている(例えば、特公昭45-3570号公報参
照)。また、亜鉛を負極活物質とするアルカリ一次電池
の正極活物質としてニッケル水酸化物と二酸化マンガン
を混合したものが提案されている(例えば、特公昭49-1
14741号公報参照)。
【0003】しかしながら、二酸化マンガンは、充放電
サイクルにおける可逆性が悪く、初回の放電を行った後
充電しても当初の二酸化マンガンに戻らない。このた
め、充放電サイクルを行うことで放電容量が急激に低下
する。
【0004】また、二酸化マンガンは酸素過電圧が低い
ために、充電時に正極側で酸素ガス(電解液中の水の電
気分解による)が発生して電池内圧が上昇し易い。これ
に伴い、電池外装部材の接合部の密着性が低下して、電
解液が外部に漏出しやすくなる。また、二酸化マンガン
の問題点を解決するべく、ニッケル水酸化物と二酸化マ
ンガンとを混合物とし、これを蓄電池に用いることが考
えられる。しかしながら、その酸素過電圧が低いため
に、二酸化マンガンを使用した場合と同様に、電池内圧
が上昇しやすく漏液が起こりやすい。
【0005】このように、上述の正極活物質を密閉型ア
ルカリ蓄電池用の正極活物質とした場合、様々な問題が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、新規な正極
活物質を使用することにより、充放電サイクルの長期に
亘って電解液が外部に漏出しにくい、アルカリ蓄電池用
正極活物質及びアルカリ蓄電池用正極を提供するもので
ある。また、係る正極活物質を用いることによって、信
頼性の高い密閉型アルカリ蓄電池を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のアルカリ蓄電池
用正極活物質は、マンガン(Mn)、アルミニウム(A
l)、コバルト(Co)、イットリウム(Y)から選ばれ
た1種以上の固溶元素が、ニッケル水酸化物内に固溶さ
れており、且つ硫酸イオン、リン酸イオンまたは炭酸イ
オンから選ばれた1種以上のアニオンが前記ニッケル水
酸化物に取込まれていることを特徴とする。
【0008】また、本発明のアルカリ蓄電池用活物質
は、マンガン、アルミニウム、コバルト、イットリウム
から選ばれた1種以上の固溶元素が、ニッケル水酸化物
内に固溶され、且つ前記ニッケル水酸化物を構成するニ
ッケル元素の重量に対して、5重量%〜50重量%含有さ
れており、更に硫酸イオン、リン酸イオンまたは炭酸イ
オンから選ばれた1種以上のアニオンが前記ニッケル水
酸化物の重量に対して2重量%〜15重量%取込まれてお
り、前記ニッケル水酸化物において、ニッケル元素の価
数が3.0〜3.8価であることを特徴とするものである。
【0009】これらの硫酸イオン(SO4 2-)、リン酸
イオン(PO4 2-)または炭酸イオン(CO3 2-)から選
ばれた1種以上のアニオンは、水酸化ニッケルを若干含
んでいてもよいオキシ水酸化ニッケルを主体とするニッ
ケル水酸化物内に含有されることで、アルカリ溶液中で
の結晶構造の変化が抑制され、正極の酸素発生電位を高
める。この正極活物質を用いて電池を組み立てた場合、
充電時の酸素発生を抑えることが可能となる。このよう
にして、内圧上昇、液漏れが抑制された、アルカリ蓄電
池が提供できる。
【0010】また、本発明では、正極活物質のニッケル
水酸化物に取込まれる前記アニオンが、ニッケル水酸化
物の重量に対して2重量%〜15重量%含有されているこ
とを特徴とする。ニッケル水酸化物内のアニオンの含有
量が2重量%より少ない場合、サイクル経過時にニッケ
ル水酸化物の結晶構造変化が生じ、正極の酸素発生電位
が低くなり酸素ガスが発生しやすくなる。一方、アニオ
ンの含有量が15重量%を越えると活物質であるニッケル
水酸化物の含有量が少なくなるため十分な放電容量が得
られなくなる傾向がある。
【0011】ここで、アニオンの含有量は、次式によ
り、定義される。式中、Aは硫酸イオン、リン酸イオ
ン、炭酸イオンのモル数、Bはニッケル水酸化物のモル
数である。
【0012】 アニオンの含有量(重量%)={A/(A+B)}×100 この各アニオンの含有量は、原料である水酸化ニッケル
を作製する際に、硫酸ニッケル、リン酸ニッケルまたは
炭酸ニッケル水溶液と、水酸化ナトリウム水溶液とを反
応させる際、水素イオン濃度pHの変更により調整可能で
ある。
【0013】ところで、マンガン(Mn)、アルミニウム
(Al)、コバルト(Co)、イットリウム(Y)から選ば
れた1種以上の元素は、水酸化ニッケル内に固溶させる
ことでα型のNi(OH)2が生成する。このα型のNi(OH)
2は、酸素過電圧が高く副反応を伴わずに充電できる特
徴を有する。しかし、α型のNi(OH)2は、アルカリ溶液
中で不安定なために、充放電サイクル時にβ型のNi(OH)
2に変形する。その結果、正極の酸素発生電位が低くな
り酸素ガスが発生しやすくなる。
【0014】また、本発明では、正極活物質のニッケル
水酸化物に固溶させる固溶元素が、前記ニッケル水酸化
物を構成するニッケル元素の重量に対して、5重量%〜
50重量%添加されていることを特徴とする。
【0015】ニッケル水酸化物中での、Mn、Al、Co、Y
から選ばれた1種以上の固溶元素の固溶量は下記の式で
定義される。但し、式中、MはMn、Al、Co、Y原子の個
数、Niはニッケル原子の個数である。
【0016】 固溶量(重量%)={M/(M+Ni)}×100 各元素の固溶量が5重量%未満では、酸素過電圧(酸素
発生電位―充電電位)の増大が不十分なため、正極で酸
素が発生しやすくなる。一方、50重量%を越えた場合、
これらの元素を完全に固溶させることができなくなり、
遊離したMn、Al、Co、Yの水酸化物が放電を阻害する。
固溶量は、Mn、Al、Co、Y原料とNi原料の混合量を調整
することにより所望の量を固溶した水酸化ニッケルを得
ることができる。
【0017】また、上記ニッケル水酸化物は、Mn、Al、
Co、Yから選ばれた1種以上の元素が固溶されており、
且つ硫酸イオン、リン酸または炭酸イオンを含有した水
酸化ニッケルを次亜塩素酸ナトリウム、過硫酸ナトリウ
ムから選ばれた1種で酸化処理して得られる。このよう
にして得られるニッケル水酸化物は、初回の放電前にお
いてニッケル元素の価数が3.0〜3.8価となる。ニッケル
元素の価数が3.0未満のニッケル水酸化物では、十分な
電池容量が得られにくい。尚、ニッケル水酸化物には、
ニッケル元素の価数が3.8価より大きいものは存在しな
い。満充電した後更に充電を続けても、水が分解して酸
素ガスが発生するだけであり、ニッケル元素の価数が3.
8価を越えることはない。即ち、本発明の正極活物質に
おいて、ニッケル水酸化物を構成する、ニッケル元素の
価数は3.0〜3.8価となる。
【0018】ここで、上述した本発明のアルカリ蓄電池
用正極活物質を用い、アルカリ蓄電池用正極とする。こ
の正極と、負極活物質として亜鉛、カドミウムもしくは
水素化した水素吸蔵合金を用いた負極と、電池缶内に正
極及び負極が電池缶内総体積に対して75体積%以上充填
することによって、密閉型のアルカリ蓄電池が提供でき
る。この電池では、放電スタートが可能である。尚、75
%以上というのは、正極活物質及び負極活物質の占有体
積が、電池缶内総体積に対して占めるべき割合であり、
所謂「インサイドアウト型電池」と呼ばれるものである。
このタイプの電池であれば、電池内に活物質が高密度充
填されており、高エネルギー密度のものが提供できる。
【0019】本発明電池は、Mn、Al、Co、Yから選ばれ
た1種以上の元素が固溶され、且つ硫酸イオン(SO4
2-)、リン酸イオン(PO4 2-)、炭酸イオン(C
3 2-)から選ばれた1種以上のアニオンを含有した、
水酸化ニッケルを若干含んでいてもよいオキシ水酸化ニ
ッケルを主体とするニッケル水酸化物を正極活物質とし
て使用しているので、長期の充放電サイクルに亘り、電
解液が外部に漏出しにくく、且つ放電容量が維持され
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
更に詳細に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定
されるものではなく、その要旨を変更しない範囲におい
て適宜変更して実施することが可能なものである。 [実験1]この実験1では、各種の固溶元素及びニッケ
ル水酸化物へ取込ませるイオン種(アニオン)を変化さ
せ、本発明電池A〜H及び比較電池X、比較電池Yを作
製し、各電池について充放電サイクルにおける容量維持
率及び漏液電池数を調べた。
【0021】(実施例1) 〔正極の作製〕 ステップ1:水酸化ニッケルの作製 硫酸ニッケル150g、硫酸マンガン25.1gを溶解した水
溶液を1000ml用意する。この溶液に攪拌しながら1Mの
水酸化ナトリウム水溶液を滴下してpHを11.0に調整し、
その後攪拌しながら所定時間反応させた。反応に伴いア
ルカリが消費され、pHが低下するので、アルカリ水溶液
を適宜滴下してpHの低下を防止した。この生成物をろ
過、水洗、乾燥後してマンガンを固溶させた水酸化ニッ
ケルを作製した。この際の水酸化ニッケル内のマンガン
含有量をICP(発光分析法)により定量分析した結果、水
酸化ニッケル中のNi元素に対して元素換算で10重量%で
あった。また、作製した水酸化ニッケルに含まれる硫酸
イオンの含有量は、ICPによりイオウの定量分析を行
い、硫酸イオンとして換算、算出した結果、水酸化ニッ
ケルの重量に対して5重量%含有されていた。
【0022】ステップ2:酸化剤処理 酸化剤である10重量%の次亜塩素酸ナトリウム500mlと4
0重量%水酸化ナトリウム水溶液500mlとを混合した水溶
液を用意し、この水溶液を75℃に加熱する。この水溶液
中に、上記ステップ1で作製したマンガンを固溶した水
酸化ニッケル粉末を100g撹拌しながら投入し1時間反
応させた。その後、濾過、水洗、60℃で乾燥させ、活物
質であるニッケル水酸化物を作製した。得られた生成物
について、Mnの含有量即ち固溶量をICPにより測定した
結果、ステップ1で作製した水酸化ニッケル中に含有さ
れていた固溶量と同量の10重量%であった。また、硫酸
イオンの含有量もICPによりイオウの定量分析を行い、
水酸化ニッケルと同量でニッケル水酸化物の重量に対し
て5重量%であった。
【0023】尚、上記の例では、酸化剤として、次亜塩
素酸ナトリウム(NaClO)を使用しているが、他に過硫酸
ナトリウム(Na2S2O8)を酸化剤として用いた場合でも、
同様の処理が行えることを確認した。
【0024】ステップ3:電極の作製 前記ステップ2で得られたニッケル水酸化物粉末90gと
黒鉛粉末10gと30重量%水酸化カリウム水溶液10gと
を、らいかい機で30分間混合し、加圧成型して、円筒中
空体状の正極を作製した。 〔負極の作製〕負極活物質としての亜鉛粉末65重量部と
酸化亜鉛(ZnO)を飽和量含む40重量%水酸化カリウム水
溶液34重量部と、ゲル化剤としてのアクリル酸樹脂1重
量部とを混合して、ゲル状の負極を作製した。 〔電池の作製〕上記の正極及び負極を用いて、通称「イ
ンサイドアウト型」と呼ばれている構造(電池缶側が正
極側、電池蓋側が負極側)で、AAサイズの密閉型ニッケ
ル-亜鉛蓄電池(本発明電池)Aを作製した。ここに、
インサイドアウト型電池とは、円筒中空体状の正極の中
空部に、円筒フィルム状のセパレータを介して、ゲル状
の負極が装填された構造の電池をいう。尚、電池容量が
正極容量に規定されるようにするために、正極と負極と
の電気化学的な容量を1:1.2とした。尚、以下の電池
も、全てこれと同じ容量比に設定している。
【0025】また、負極活物質及び正極活物質の電池缶
内への総充填量を、電池缶内体積に対して80体積%とし
た。尚、以下の電池も全てこれと同じ充填率にしてい
る。
【0026】図1は、作製したニッケル・亜鉛蓄電池の
部分断面図である。図示のニッケルー亜鉛蓄電池は、有
底円筒状の正極缶(正極外部端子)1、負極蓋(負極外
部端子)2、絶縁パッキング3、真鍮製の負極集電棒
4、円筒中空状の正極(ニッケル極)5、ビニロンを主
材とする円筒フィルム状のセパレータ6、ゲル状負極
(亜鉛極)7などからなる。
【0027】正極缶1には、円筒中空体の外周面を正極
缶1の円筒部の内周面に当接させて正極5が収納されて
おり、該円筒中空体の内周面には、外周面を当接させて
セパレータ6が圧接されており、セパレータ6の内側に
は、ゲル状の負極7が充填されている。負極7の円形断
面の中央部には、正極缶1と負極蓋2とを電気的に絶縁
する絶縁パッキング3により一端を支持された負極集電
棒4が挿入されている。正極缶1の開口部は、負極蓋2
により閉蓋されている。電池の開閉は、正極缶1の開口
部に絶縁パッキング3をはめこみ、その上に負極蓋2を
載置した後、正極缶の閉口端を内側にかしめることによ
りなされている。
【0028】(実施例2)上記実施例1のステップ1に
おいて、硫酸ニッケル及び硫酸マンガンに変えて、リン
酸ニッケル150g及びリン酸マンガン23.0gを使用した
こと以外は、上記実施例1と同様にして、本発明電池B
を作製した。また、ニッケル水酸化物内のリン酸イオン
の含有量をICPにより求めたところ、ニッケル水酸化物
の重量に対して5重量%含有されていた。
【0029】(実施例3)上記実施例1のステップ1に
おいて、硫酸ニッケル及び硫酸マンガンに変えて、炭酸
ニッケル116g及び炭酸マンガン13.8gを使用したこと
以外は、上記実施例1と同様にして、本発明電池Cを作
製した。また、ニッケル水酸化物内の炭酸イオンの含有
量をICPにより求めたところ、ニッケル水酸化物の重量
に対して5重量%含有されていた。
【0030】(実施例4)上記実施例1のステップ1に
おいて、硫酸マンガンを、硫酸イットリウム19.6gに変
え、反応時のpHを11.2としたこと以外は、上記実施例1
と同様にして、本発明電池Dを作製した。ニッケル水酸
化物内のイットリウムの含有量は、ICPにより定量分析
した結果、ニッケル水酸化物中のNi元素に対して元素換
算で10重量%であった。また、硫酸イオンの含有量をIC
Pにより求めたところ、5重量%であった。
【0031】(実施例5)上記実施例1のステップ1に
おいて、硫酸マンガンを、硫酸コバルト15.0gに変え、
反応時のpHを10.8としたこと以外は、実施例1と同様に
して、本発明電池Eを作製した。ニッケル水酸化物内の
コバルトの含有量は、ICPにより定量分析した結果、ニ
ッケル水酸化物中のNi元素に対して元素換算で10重量%
であった。また、硫酸イオンの含有量をICPにより求め
たところ、5重量%であった。
【0032】(実施例6)上記実施例1のステップ1に
おいて、硫酸マンガンを、硫酸アルミニウム36.1gに変
え、反応時のpHを10.7としたこと以外は、実施例1と同
様にして、本発明電池Fを作製した。ニッケル水酸化物
内のアルミニウムの含有量は、ICPにより定量分析した
結果、ニッケル水酸化物中のNi元素に対して元素換算で
10重量%であった。また、硫酸イオンの含有量をICPに
より求めたところ、5重量%であった。
【0033】(実施例7)上記実施例1のステップ1に
おいて、硫酸マンガンの添加量を12.5gとし、更に硫酸
アルミニウム18.1gを添加し、反応時のpHを10.9とした
こと以外は、実施例1と同様にして、本発明電池Gを作
製した。ニッケル水酸化物内のマンガン及びアルミニウ
ムの含有量は、ICPにより定量分析した結果、ニッケル
水酸化物中のNi元素に対して元素換算で、マンガン5重
量%、アルミニウム5重量%であり、ニッケル水酸化物
中の固溶元素の合計量としては10重量%であった。ま
た、硫酸イオンの含有量をICPにより求めたところ、5
重量%であった。
【0034】(実施例8)上記実施例1のステップ1に
おいて、硫酸マンガンの添加量を10.0gとし、更に硫酸
アルミニウム14.5g、硫酸イットリウム3.9gを添加
し、反応時のpHを11.1としたこと以外は、実施例1と同
様にして、本発明電池Hを作製した。ニッケル水酸化物
内のマンガン、アルミニウム及びイットリウムの含有量
は、ICPにより定量分析した結果、ニッケル水酸化物中
のNi元素に対して元素換算で、マンガン4重量%、アル
ミニウム4重量%、イットリウム2重量%であり、ニッ
ケル水酸化物中の固溶元素の合計量としては10重量%で
あった。また、硫酸イオンの含有量をICPにより求めた
ところ、5重量%であった。
【0035】(比較例1)二酸化マンガン粉末100g
と、黒鉛粉末15gと、ポリエチレン樹脂5gとを混合
し、更にこれに7mol/l濃度の水酸化カリウム水溶液2
0mlを混合し、加圧成型して、正極を作製した。この正
極を使用したこと以外は、上記実施例1と同様にして、
比較電池Xを作製した。この正極活物質には、固溶元素
及びアニオンは含有されていない。
【0036】(比較例2)2mol/lの硝酸ニッケル水
溶液500mlと、10重量%次亜塩素酸ナトリウム水溶液150
0mlとを、14 mol/l濃度の水酸化カリウム水溶液2000m
lに滴下混合した後、1時間徐冷した。次いで、生成せる
沈殿物をろ過、水洗し、90℃で乾燥して、正極活物質と
してのニッケル水酸化物粉末を作製した。
【0037】上記ニッケル水酸化物粉末50gと、二酸化
マンガン粉末30gと、黒鉛15gとポリエチレン樹脂5g
とを混合し、更にこれに7mol/l濃度の水酸化カリウ
ム水溶液20mlを混合し、加圧成型して、正極を作製し
た。この正極を使用したこと以外は上記実施例1と同様
にして、比較電池Yを作製した。この正極活物質には、
固溶元素は含有されていない。
【0038】ここで、上述のとおり作製した電池につい
て、正極活物質の作製に用いた出発材料、正極のニッケ
ル水酸化物に固溶させた固溶元素の種類とその固溶量、
ニッケル水酸化物中に取込まれたイオン種(アニオン)
という観点で整理した。表1に、詳細を示す。
【0039】
【表1】
【0040】[各電池の充放電サイクルにおける容量維
持率及び漏液発生個数]正極活物質のみが異なる上記8
種の本発明電池A〜H、比較電池X、Yについて、100m
Aで電池電圧が1Vになるまで放電した後、100mAで電池
電圧が1.95Vに達するまで充電を行う工程を1サイクル
とする充放電サイクル試験を行った。そして、各電池の
10サイクル目、30サイクル目及び50サイクル目における
容量維持率及び漏液電池数を調べた。各電池それぞれ10
個について、容量維持率及び漏液電池数を調べた。
【0041】この結果を、表2に示す。表2中の各充放
電サイクルにおける容量維持率は、各電池の1サイクル
目の放電容量に対する比率(%)であり、且つ電解液が
漏出しなかった電池の容量維持率の平均値である。ま
た、表2中の漏液電池数の欄に示した値は、電解液が漏
出した漏液電池の個数を表す。
【0042】
【表2】
【0043】表2に示すように、本発明電池A〜本発明
電池Fでは、10、30、50サイクルを経過しても容量維持
率がそれぞれ100〜98と高い値を示しており、50サイク
ルを経過しても漏液電池数が0であった。一方、比較電
池X、比較電池Yにおいては、サイクルを経過するに従
い、容量維持率が低下し、更に漏液電池数も増加した。
【0044】また、本発明電池G、Hの結果から、Mn、
Al、Co、Yから選ばれた元素が2種以上ニッケル水酸化
物に固溶された場合でも、固溶元素が1種の本発明電池
と同様の効果が認められる。 [実験2]この実験2では、正極活物質のアニオン含有
量と初期容量、サイクル経過に伴う放電容量維持率及び
漏液電池数の関係を調べた。
【0045】上記実験1のステップ1で、水酸化ナトリ
ウム水溶液を滴下して一定にするpH値を8、9、10、12、
13、14と変化させ、マンガンを固溶させた水酸化ニッケ
ルを作製した。これらの水酸化ニッケルを酸化剤処理し
た後に、ニッケル水酸化物に含有される硫酸イオン(ア
ニオン)の量をICPにより求めたところ、ニッケル水酸
化物の重量に対してそれぞれ20重量%、15重量%、10重
量%、3重量%、2重量%、1重量%であった。また、
これらのニッケル水酸化物において、マンガンの含有量
は、ICPによりニッケル水酸化物中のNi元素に対して元
素換算で10重量%であった。
【0046】次いで、これらのニッケル水酸化物を用い
て、上記実施例1と同様にして、順に電池J1〜電池J
6を作製した。表3に、各電池の名称と、ステップ1の
pH値、ニッケル水酸化物に取込まれる硫酸イオン(アニ
オン)含有量を示す。
【0047】
【表3】
【0048】上記実験1で作製した電池A、及び電池J
1〜電池J6について、上記実験1と同じ条件で充放電
サイクル試験を行い、その際の1サイクル目の放電容
量、及び30サイクル目の容量維持率、漏液電池数を調べ
た。
【0049】この結果を、表4に示す。1サイクル目の
放電容量は、電池Aの放電容量を100とした指数で示し
ている。30サイクル目の容量維持率は、各電池の1サイ
クル目の放電容量に対する比率(%)であり、且つ電解
液が漏出しなかった電池の容量維持率の平均値である。
また、漏液電池数の欄に示した値は、電解液が漏出した
漏液電池の個数を表す。
【0050】
【表4】
【0051】表4より、電池A、電池J1〜電池J5で
は、初期の放電容量が高く、30サイクルを経過しても容
量維持率がそれぞれ100〜98と高い値を示しており、30
サイクルを経過しても漏液電池数が「0(ゼロ)」であっ
た。
【0052】一方、電池J6においては、初期の放電容
量が高く、サイクルを経過しても容量維持率も98と高い
値を示したが、サイクルを経過すると漏液電池数が増加
した。これは、ニッケル水酸化物内のアニオン含有量が
少ないために、ニッケル水酸化物の結晶構造が変化して
正極の酸素発生電位が低下し、酸素ガス発生したためで
ある。また、電池J1においては、ニッケル水酸化物内
のアニオン量が多いため、初期に十分な放電容量が得ら
れなかった。
【0053】この実験2では、アニオン種として硫酸イ
オンを用いた場合の傾向について言及しているが、添加
量の傾向は、他のリン酸イオン、炭酸イオンであっても
同様である。 [実験3]この実験3では、正極活物質に固溶される元
素の含有量とサイクル経過に伴う放電容量維持率及び漏
液電池数の関係を調べた。
【0054】上記実験1のステップ1で、硫酸ニッケル
と共に溶解させる硫酸マンガン量を2.7g、7.9g、12.9
g、47.4g、67.3g、85.1g、101g、109g、116gと
し、それぞれの反応時のpHも10.6、10.6、10.8、11.2、
11.3、11.3、11.5、11.6、11.8と変化させて、マンガン
を固溶させた水酸化ニッケルを作製した。
【0055】これらの水酸化ニッケルを酸化剤処理した
後に、ニッケル水酸化物内のマンガンの固溶量をICPに
より測定したところ、ニッケル水酸化物中のNi元素に対
して元素換算でそれぞれ1重量%、3重量%、5重量
%、20重量%、30重量%、40重量%、50重量%、55重量
%、60重量%であった。また、これらのニッケル水酸化
物において、硫酸イオンの含有量は、ICPにより求めた
ところ、ニッケル水酸化物の重量に対して5重量%であ
った。
【0056】次いで、これらのニッケル水酸化物を用い
て、上記実施例1と同様にし、順に電池K1〜K10を作
製した。尚、これらの電池の正極活物質を準備するにあ
たり使用した硫酸マンガン量、正極活物質作製時のステ
ップ1のpH値、正極活物質への固溶元素Mnの固溶量を、
表5に示す。
【0057】
【表5】
【0058】上記実験1で作製した電池A、及び電池K
1〜電池K9について、上記実験1と同じ条件で充放電
サイクル試験を行い、その際の1サイクル目の放電容
量、及び30サイクル目の容量維持率、漏液電池数を調べ
た。
【0059】その結果を、表6に示す。1サイクル目の
放電容量は、電池Aの放電容量を100とした指数で示し
ている。30サイクル目の容量維持率は、各電池の1サイ
クル目の放電容量に対する比率(%)であり、且つ電解
液が漏出しなかった電池の容量維持率の平均値である。
また、漏液電池数の欄に示した値は、電解液が漏出した
漏液電池の個数を表す。
【0060】
【表6】表6より、電池A、電池K3〜電池K7におい
て、初期の放電容量が高く、30サイクルを経過しても容
量維持率がそれぞれ100〜98と高い値を示しており、30
サイクルを経過しても漏液電池数が0であった。
【0061】一方、電池K1、電池K2においては、初
期の放電容量が高く、サイクルを経過しても容量維持率
も100と高い値を示したが、サイクルを経過すると漏液
電池数が増加した。これは、ニッケル水酸化物内のマン
ガン固溶量が少ないために、酸素過電圧が十分に増大せ
ずに正極側で酸素ガスが発生したためである。
【0062】また、電池K6、電池K7においては、マ
ンガンの固溶量が多いために、生成する遊離したマンガ
ンの水酸化物が放電を阻害され十分な放電容量が得られ
なかった。
【0063】このことより、ニッケル水酸化物への固溶
元素Mnの固溶量としては、ニッケル水酸化物内のニッケ
ル元素に対して、5重量%〜50重量%が好ましいことが
分かる。
【0064】尚、この固溶元素の固溶量の傾向及び範囲
は、Mnに限ったものではなく、他のアルミニウム(A
l)、コバルト(Co)、イットリウム(Y)であって
も、同様に観察されうる。
【0065】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、長期の
充放電サイクルにわたり、電解液が電池外部に漏出しに
くく、且つ放電容量も維持される、信頼性の高いアルカ
リ蓄電池用正極活物質及びアルカリ蓄電池を提供するこ
とができ、その工業的価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明電池の断面図である。
【符合の説明】
1 正極缶 2 負極蓋 3 絶縁パッキング 4 負極集電棒 5 正極 6 セパレータ 7 ゲル状負極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤谷 伸 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西尾 晃治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンガン(Mn)、アルミニウム(Al)、
    コバルト(Co)、イットリウム(Y)から選ばれた1種
    以上の固溶元素が、ニッケル水酸化物内に固溶されてお
    り、且つ硫酸イオン、リン酸イオンまたは炭酸イオンか
    ら選ばれた1種以上のアニオンが前記ニッケル水酸化物
    に取込まれていることを特徴とするアルカリ蓄電池用正
    極活物質。
  2. 【請求項2】 前記アニオンが、前記ニッケル水酸化物
    の重量に対して2重量%〜15重量%含有されていること
    を特徴とする請求項1記載のアルカリ蓄電池用正極活物
    質。
  3. 【請求項3】 前記固溶元素が、前記ニッケル水酸化物
    を構成するニッケル元素の重量に対して、5重量%〜50
    重量%添加されていることを特徴とする請求項1記載の
    アルカリ蓄電池用正極活物質。
  4. 【請求項4】 前記ニッケル水酸化物において、ニッケ
    ル元素の価数が3.0〜3.8価であることを特徴とする請求
    項1記載のアルカリ蓄電池用正極活物質。
  5. 【請求項5】 前記請求項1記載のアルカリ蓄電池用正
    極活物質からなるアルカリ蓄電池用正極。
  6. 【請求項6】 前記請求項5記載のアルカリ蓄電池用正
    極と、負極活物質として亜鉛、カドミウムもしくは水素
    吸蔵合金を用いた負極と、電池缶内に前記正極及び前記
    負極が電池缶内総体積に対して75体積%以上充填されて
    いることを特徴とするアルカリ蓄電池。
  7. 【請求項7】 マンガン(Mn)、アルミニウム(Al)、
    コバルト(Co)、イットリウム(Y)から選ばれた1種
    以上の固溶元素が、ニッケル水酸化物内に固溶され、且
    つ前記ニッケル水酸化物を構成するニッケル元素の重量
    に対して、5重量%〜50重量%含有されており、 更に硫酸イオン、リン酸イオンまたは炭酸イオンから選
    ばれた1種以上のアニオンが前記ニッケル水酸化物の重
    量に対して2重量%〜15重量%取込まれており、 前記ニッケル水酸化物において、ニッケル元素の価数が
    3.0〜3.8価であることを特徴とするアルカリ蓄電池用正
    極活物質。
  8. 【請求項8】 前記請求項7記載のアルカリ蓄電池用正
    極活物質からなるアルカリ蓄電池用正極。
  9. 【請求項9】 前記請求項8記載のアルカリ蓄電池用正
    極と、負極活物質として亜鉛、カドミウムもしくは水素
    吸蔵合金を用いた負極と、電池缶内に前記正極及び前記
    負極が電池缶内総体積に対して75体積%以上充填されて
    いることを特徴とするアルカリ蓄電池。
JP10152882A 1998-06-02 1998-06-02 アルカリ蓄電池用正極活物質、それを用いたアルカリ蓄電池用正極及びアルカリ蓄電池 Pending JPH11345613A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10152882A JPH11345613A (ja) 1998-06-02 1998-06-02 アルカリ蓄電池用正極活物質、それを用いたアルカリ蓄電池用正極及びアルカリ蓄電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10152882A JPH11345613A (ja) 1998-06-02 1998-06-02 アルカリ蓄電池用正極活物質、それを用いたアルカリ蓄電池用正極及びアルカリ蓄電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11345613A true JPH11345613A (ja) 1999-12-14

Family

ID=15550191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10152882A Pending JPH11345613A (ja) 1998-06-02 1998-06-02 アルカリ蓄電池用正極活物質、それを用いたアルカリ蓄電池用正極及びアルカリ蓄電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11345613A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002052664A2 (en) * 2000-06-23 2002-07-04 Millenium Energy, Llc Novel compositions for use in batteries, capacitors, fuel cells and for hydrogen production
US6790559B2 (en) * 2001-03-15 2004-09-14 Powergenix Systems, Inc. Alkaline cells having positive nickel hydroxide electrodes with fluoride salt additives
JP2014199798A (ja) * 2012-09-28 2014-10-23 株式会社Gsユアサ アルカリ蓄電池及びアルカリ蓄電池用の正極材
JP2015513513A (ja) * 2012-03-16 2015-05-14 エルジー・ケム・リミテッド リチウム複合遷移金属酸化物製造用前駆体及びその製造方法
JP2016530193A (ja) * 2013-08-20 2016-09-29 エルジー・ケム・リミテッド リチウム複合遷移金属酸化物製造用前駆体、その製造方法及びそれを用いたリチウム複合遷移金属酸化物

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002052664A2 (en) * 2000-06-23 2002-07-04 Millenium Energy, Llc Novel compositions for use in batteries, capacitors, fuel cells and for hydrogen production
WO2002052664A3 (en) * 2000-06-23 2004-12-23 Millenium Energy Llc Novel compositions for use in batteries, capacitors, fuel cells and for hydrogen production
US6790559B2 (en) * 2001-03-15 2004-09-14 Powergenix Systems, Inc. Alkaline cells having positive nickel hydroxide electrodes with fluoride salt additives
JP2015513513A (ja) * 2012-03-16 2015-05-14 エルジー・ケム・リミテッド リチウム複合遷移金属酸化物製造用前駆体及びその製造方法
US9431143B2 (en) 2012-03-16 2016-08-30 Lg Chem, Ltd. Precursor for preparing lithium composite transition metal oxide and method for preparing the same
JP2017043540A (ja) * 2012-03-16 2017-03-02 エルジー・ケム・リミテッド リチウム複合遷移金属酸化物製造用前駆体及びその製造方法
US9905325B2 (en) 2012-03-16 2018-02-27 Lg Chem, Ltd. Precursor for preparing lithium composite transition metal oxide and method for preparing the same
JP2014199798A (ja) * 2012-09-28 2014-10-23 株式会社Gsユアサ アルカリ蓄電池及びアルカリ蓄電池用の正極材
JP2016530193A (ja) * 2013-08-20 2016-09-29 エルジー・ケム・リミテッド リチウム複合遷移金属酸化物製造用前駆体、その製造方法及びそれを用いたリチウム複合遷移金属酸化物
US10355275B2 (en) 2013-08-20 2019-07-16 Lg Chem, Ltd. Precursor for preparation of lithium composite transition metal oxide, method for preparing the same and lithium composite transition metal oxide obtained from the same
US10903489B2 (en) 2013-08-20 2021-01-26 Lg Chem, Ltd. Precursor for preparation of lithium composite transition metal oxide, method for preparing the same and lithium composite transition metal oxide obtained from the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900702588A (ko) 개선된 측정용량의 재충전용 알카리성 이산화망간- 아연전지
JP3239076B2 (ja) 密閉型アルカリ蓄電池
JP2001006672A (ja) 活物質、電極、非水電解液二次電池及び活物質の製造方法
JP3590178B2 (ja) 電解二酸化マンガンおよびその製造方法、並びにマンガン乾電池
JPH11345613A (ja) アルカリ蓄電池用正極活物質、それを用いたアルカリ蓄電池用正極及びアルカリ蓄電池
JP3631016B2 (ja) 密閉型アルカリ蓄電池
JPH06243870A (ja) 非水系二次電池
JP3653410B2 (ja) 密閉型アルカリ亜鉛蓄電池
EP0963952A2 (en) Process for producing nickel compound containing lithium
JP2001093525A (ja) 密閉型アルカリ蓄電池
JP2006313678A (ja) アルカリ一次電池とその製造方法
JP3353588B2 (ja) 電池および電池用マンガン酸化物の製造法
JP3663071B2 (ja) 密閉型アルカリ亜鉛蓄電池
JP3433035B2 (ja) 密閉型アルカリ蓄電池
JP2000277104A (ja) 密閉型アルカリ蓄電池
JP2000251925A (ja) 密閉型アルカリ亜鉛蓄電池
JP3663072B2 (ja) 密閉型アルカリ亜鉛蓄電池
JPS5832744B2 (ja) 密閉型アルカリ蓄電池用カドミウム陰極の製法
JP2000251924A (ja) 密閉型アルカリ亜鉛蓄電池
JP3728143B2 (ja) 密閉型アルカリ蓄電池
JPS583974B2 (ja) アンテイナ niooh ノ セイゾウホウ
JPH11144729A (ja) 密閉型アルカリ亜鉛蓄電池
JP2001093569A (ja) 密閉型アルカリ蓄電池
JP2000311703A (ja) 密閉型アルカリ蓄電池
JPH02139857A (ja) アルカリ蓄電池用亜鉛極の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406