JP2000131152A - 温度管理方法及び温度管理装置 - Google Patents

温度管理方法及び温度管理装置

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JP2000131152A
JP2000131152A JP10301240A JP30124098A JP2000131152A JP 2000131152 A JP2000131152 A JP 2000131152A JP 10301240 A JP10301240 A JP 10301240A JP 30124098 A JP30124098 A JP 30124098A JP 2000131152 A JP2000131152 A JP 2000131152A
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JP10301240A
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Toshiyuki Tamura
敏行 田村
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品が保存された環境の温度と時間とを特定
することである。 【解決手段】 温度により発色の濃度が異なり、環境温
度下では不可逆性で、結晶−非結晶または相分離−非相
分離で色が変化する示温部材を支持体表面に形成した温
度管理部材1により物品の保存環境を読み取るようにし
た温度管理方法において、温度及び時間の特性が異なる
複数の前記示温部材を設け、これらの示温部材の発色濃
度を測定してそれぞれの発色濃度に基づいて演算するこ
とにより前記物品が保存された環境の温度及び時間を特
定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度により色変化
する示温部材を用いて青果物や生鮮品等の温度管理を行
うように形成した温度管理方法及び温度管理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来用いられている示温部材のうち、温
度に反応して色が変化する示温材料としては、例えば、
スピロピラン類、ビアントロンやジキサンチレン等の縮
合芳香環を置換したエチレン誘導体などのサーモクロミ
ック有機色素やCoCl2・2(CH2)6N4・10H2
Oからなる金属錯塩結晶や電子供与性呈色性化合物と電
子受容性化合物と有極性有機化合物の組み合せ等からな
るものがある。これらの示温材料を用いた温度管理用ラ
ベル等は、温度により色が変化する様子を視覚で観察し
てその温度判断が行われている。
【0003】また、示温材料は大別すると可逆式と不可
逆式があり、可逆式は温度が上下するとそれに応じて何
回でも色が変化するタイプであり、不可逆式はある温度
で色が変化すると元に戻らないタイプである。
【0004】可逆式の場合、ビール等の飲み物の飲み頃
サインのため等に使用されたり、視覚的に注意を促す場
合等に使用されている。
【0005】不可逆式の場合は、青果物や生鮮食料品等
の温度管理用として用いられるもので、特公昭58−1
0709号公報等に温度履歴が残るものとして記載され
ている。すなわち、浸透材中を温度により粘性が変化す
るインク(例えば、オレイルアルコールに染料が溶けて
いるインク)が浸透するようになっており、その浸透長
さにより、設定温度以上の温度にどのくらいの時間曝さ
れたかを確認できるものである。また、ラベル上に複数
の層、すなわち、インク層、セパレート層、多孔質層、
表示部を設けたものもある。ここで、セパレート層は、
温度管理を開始する際に除去するものであり、多孔質は
インク層のインクの浸透時間をコントロールする層であ
る。このいずれも室温より設定温度が低い場合、低温不
可逆性を実現するためには、温度管理を開始しない時の
保存方法手段が必要であり、高価で複雑な構造をしてい
た。
【0006】また、特開平8−197853号公報に
は、ガラス転移温度を設定温度とし、そのガラス転移温
度を越えると分子の拡散速度が急激に変化することを利
用して警告する方法が記載されている。
【0007】さらに、これらの温度管理部材を用いて保
存状態等を管理する場合、保存管理を開始する時間を記
録して時間経過等を同時に管理しなければならないが、
これらの温度管理を容易にかつ確実に行う方法は知られ
ていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】温度により発色の濃度
が異なり、環境温度下では不可逆性で、結晶−非結晶ま
たは相分離−非相分離で色が変化する示温部材を支持体
表面に形成して温度管理部材を作成し、これにより、管
理すべき商品等が曝された環境下の温度を検出すること
ができるが、さらに、この示温部材を用いて管理すべき
商品等が保存されていた経過時間をも同時に管理できる
ようにする必要がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
温度により発色の濃度が異なり、環境温度下では不可逆
性で、結晶−非結晶または相分離−非相分離で色が変化
する示温部材を支持体表面に形成した温度管理部材によ
り物品の保存環境を読み取るようにした温度管理方法に
おいて、温度及び時間の特性が異なる複数の前記示温部
材を設け、これらの示温部材の発色濃度を測定してそれ
ぞれの発色濃度に基づいて演算することにより前記物品
が保存された環境の温度及び時間を特定するようにし
た。
【0010】請求項2記載の発明は、温度により発色の
濃度が異なり、環境温度下では不可逆性で、結晶−非結
晶または相分離−非相分離で色が変化する示温部材を支
持体表面に形成して機械読取可能な形態で情報が書き込
まれた温度管理部材により物品の保存環境を読み取るよ
うにした温度管理装置において、温度特性または反応時
間が異なる複数の前記示温部材の発色濃度を機械読み取
りで測定する読取手段と、この読取手段で読み取った複
数の前記示温部材の発色濃度に基づいて演算することに
より前記物品が保存された環境の平均保存温度又は平均
暴露時間もしくはこれらの平均保存温度と平均暴露時間
との両方を特定する演算手段とを備えた温度管理装置で
ある。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2におい
て、読取手段が示温部材の発色時の色に吸収される波長
の光を発する光源とこの光源の波長に感度を有する受光
素子とよりなり、演算手段が前記受光素子の信号と複数
の前記示温部材の特性からこれらの示温部材が設けられ
た物品の平均保存温度又は平均暴露時間もしくはこれら
の平均保存温度と平均暴露時間との両方を特定するもの
であるようにした。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
まず、部分的または全面に設定温度で感応する示温部材
を機械コード読取り可能なコードまたはマーク等の形態
で支持体にあらかじめ印刷または塗布しておくか、サー
マルヘッドによって熱転写印刷方式によりラベルに印刷
するか、ラベル自身に示温部材が印刷されてこれを温度
管理を行う物品に貼付するか、温度管理を行う物品に直
接印刷する。さらに、前記示温部材を時間または発色の
特性が異なる複数のものとしてそれぞれ不可逆性の材料
を用いる。前記複数の特性の異なる示温部材で印刷され
た機械読み取り可能なコードまたはマーク等を読取装置
により読み取り、その発色濃度を検知し、その発色濃度
から演算処理して物品の平均保存温度とその暴露時間を
管理する方法である。
【0013】機械読み取り可能な示温部材で印刷された
コードやマークは読取装置が読み取れる形態であれば何
でもよい。例えば、一般的に使用しているバーコードと
同じような機械読取可能なコードまたは反射濃度が測定
できるマーク等を印刷する。複数の示温部材としては、
発行時に無色または透明に印刷し、設定温度の前後で大
きく発色速度が変化する複数の発色速度が異なる材料を
用いる。
【0014】また、前述した機械コードが読取装置で読
取れるような色(青または黒)に変色するようになって
いるか、逆に、設定温度以下で有色で設定温度以上では
無色または白色のインクを用いる。このような示温部材
を実現する示温材料としては、非結晶−結晶または相分
離−非相分離によるリライタブル系を利用する。例え
ば、その構成として、電子供与性呈色性化合物、電子受
容性化合物、可逆材とバインダー樹脂からなる。 ・電子供与性呈色性化合物 フェニルメタン系化合物(各種フルオラン、フェニルフ
タリド類等)、各種インドリルフタリド、スピロピラ
ン、ロイコオーラミン類、アシルまたはアリールオーラ
ミン類など ・電子受容性化合物 フェノール性水酸基を有する化合物、フェノール性水酸
基を有する化合物の金属塩、各種トリアゾール類、カル
ボン酸類、カルボン酸の金属塩など ・可逆材 ステロイド系 等が使用可能である。
【0015】この系はサーマルヘッドにより融点以上に
加熱され急冷された時に無色に固定され、そのインク系
のガラス転移点以上で徐々に発色する。発色したときの
色が、従来の黒白バーコードが読取可能な色、すなわ
ち、青色または黒色になる電子供与性呈色性化合物を使
用する。
【0016】この系を熱転写インクリボンにする場合、
ベースフィルム上に直接または剥離層上に少なくても上
述した電子供与性呈色性化合物、電子受容性化合物、可
逆材を含有し、その他としてワックスやバインダー樹脂
等からなっているインク層を形成する。その熱転写イン
クリボンを用い、サーマルヘッドにより、例えば,温度
管理部材に機械コード読取り可能なバーコードを印刷す
る。示温部材が印刷された温度管理部材を温度管理をす
る商品等に貼付して温度管理をする。
【0017】さらに具体的に示せば、例えば、電子供与
性呈色性化合物、電子受容性化合物と可逆材、バインダ
ー樹脂から構成される。 電子供与性呈色性化合物:GN−2(山本化成社製) 1重量部 電子受容性化合物 :PG(没食子酸プロピル) 1重量部 可逆材 :PRN(プレグネノロン) 10重量部 バインダー樹脂 :示温材料1 ポリスチレン 5重量部 示温材料2 A−91(大日本インキ社製) スチレンメタクリル酸 5重量部 示温材料3 A−37(大日本インキ社製) スチレンメタクリル酸 5重量部 ワックス :マイクロクリスタリンワックス 3重量部 をトルエンエンとシクロヘキサンノンとの1:1の混合
溶媒に固形分15%で分散させ、分散液1(バインダー
樹脂にPS)と分散液2(バインダー樹脂にA−91を
用いたもの)と分散液3(バインダー樹脂にA−37を
用いる)を得る。このようにして得られた分散液を温度
管理部材の所定位置に膜厚5μmで塗工する(塗工手段
は何でもよい)。
【0018】これらの不可逆性材料は、これらを保存す
る保存環境温度により発色速度が異なり、特に、ガラス
転移温度の前後で発色速度が大きく変化する。しかし、
このガラス転移温度以下の温度においても徐々に発色が
進行し、保存環境温度に応じた発色速度を有する。この
発色速度は、バインダー樹脂を変化させることにより発
色速度が異なる。そのため、発色速度の異なる複数の示
温部材を同一の温度管理部材に塗工して同一の環境下で
保存しておけば、特性の違う材料の発色濃度を検出する
ことにより温度と時間とが算出可能である。
【0019】このような温度管理方法を実現するために
は、読取装置が用いられる。まず、前記示温部材は、ロ
イコ染料(電子供与性呈色性化合物)、顕色剤(電子受
容性化合物)、可逆材とそれを塗工するバインダー樹脂
等から構成されている。ロイコ染料は、顕色剤と会合す
ることにより発色し、可逆材と顕色剤が会合していると
きは消色する。サーマルヘッド等で可逆材の融点以上に
加熱し、急冷すると可逆材が顕色剤を取り込んだままア
モルファス状態で固化され消色する。消色した状態から
再び、温度に応じて顕色剤と可逆材の分離が始まり(可
逆材の結晶化)、顕色剤はロイコ染料と会合し発色する
(従って、発色状態が安定である)。このようにして、
温度に反応し、発色濃度が変化するので、機械読み取り
可能なコードは温度と暴露時間を示していることにな
る。このロイコ染料の発色濃度を測定する読取装置によ
りその保存環境を読取る。複数の特性の異なる示温部材
を読取ることにより、それぞれの示温部材の発色濃度を
測定し、平均保存温度と暴露時間の両方を特定する。
【0020】また、前記ロイコ染料が発色したときの色
が吸収する波長の光を発光する光源とその光源の波長に
感度を有する受光素子とにより読取手段が形成され、そ
の受光した信号をアナログ的またはデジタル的に各複数
の示温部材の特性と比較演算して示温部材が保存された
環境の平均保存温度と平均暴露時間とを特定する演算手
段が設けられる。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、非結晶−結晶または相分離−非相分離による
リライタブル系を利用し、印刷方法においては熱転写方
式を利用した例を示す。 ・電子供与性呈色性化合物(ロイコ染料と呼ぶ) フェニルメタン系化合物(各種フルオラン、フェニルフ
タリド類等)、各種インドリルフタリド、スピロピラ
ン、ロイコオーラミン類、アシルまたはアリールオーラ
ミン類など ・電子受容性化合物(顕色剤と呼ぶ) フェノール性水酸基を有する化合物、フェノール性水酸
基を有する化合物の金属塩、各種トリアゾール類、カル
ボン酸類、カルボン酸の金属塩など ・可逆材 ステロイド系 等が使用可能である。
【0022】図1に示すように、ラベル状の温度管理部
材1の示温部材印刷エリア4には、3種類の示温部材5
が印刷されている。実際の示温部材5は下記のようにな
っている。 ◆示温部材α:5−1 *ロイコ染料:GN−2 1重量部 *顕色剤 :PG 1重量部 *可逆材 :PRN 10重量部 *樹脂 :PS 5重量部 *ワックス:マイクロクリスタリンワックス(FP-100、日本精蝋社製) 3重量部 ◆示温部材β:5−2 *ロイコ染料:GN−2 1重量部 *顕色剤 :PG 1重量部 *可逆材 :PRN 10重量部 *樹脂 :A−91 5重量部 *マイクロクリスタリンワックス(FP-100、日本精蝋社製) 3重量部 ◆示温部材γ:5−3 *ロイコ染料:GN−2 1重量部 *顕色剤 :PG 1重量部 *可逆材 :PRN 10重量部 *樹脂 :A−37 5重量部 *マイクロクリスタリンワックス(FP-100、日本精蝋社製) 3重量部 各示温部材5は、トルエンとシクロヘキサノンの混合溶
液(重量比1:1)82重量部に、樹脂とワックスを6
0℃で完全に溶解し、バインダー溶液を得たものであ
る。計量した各材料を混合し、さらに、液面と同等かそ
れよりもやや少ないぐらいまでにガラスビーズ(Φ3m
m程度)を入れ、ペイントシェイカーで約2時間分散す
る。分散を終了する直前に室温以下の温度に冷却して分
散液を取り出す。
【0023】このようにして得られた分散液を、背面に
シリコン系の耐熱層が0.2μm塗工されている支持体
としてのPET(6μmのポリエチレンテレフタレー
ト)に膜厚が4μmになるようにバーコータで膜厚を調
整して塗工し、この塗工後に70℃で溶媒を揮発させて
熱転写インクリボンを得た。このようにして得られた熱
転写インクリボンを用いて、示温部材印刷エリア4に示
温部材5を印刷する。すなわち、温度及び時間の特性が
異なる熱転写インクリボンにより、それぞれのマークを
示温部材α:5−1、示温部材β:5−2、示温部材
γ:5−3として印刷する。この印刷の際、前記各示温
部材5の各可逆材の融点よりも上昇させて印刷すること
により、溶融した可逆材が顕色剤を取り込み急冷するの
で、ロイコ染料は色を失った状態で固定される。
【0024】無色に固定された示温部材5は、温度によ
り発色時間が異なるが、時間とともに発色を開始する。
その開始温度やある温度における濃度と発色時間は、各
示温部材α:5−1、示温部材β:5−2、示温部材
γ:5−3により異なるようになっている。また、消色
するにはインクの融点以上に加熱しなければ消色するこ
とはないので、一度発色した示温部材5は、保存環境下
では消色することはない(これらインクの系は、その融
点が約180℃であるため)。
【0025】本実施例に用いた示温部材5の各温度にお
ける時間と反射率の関係を図2に示す。本実施例では、
マークを示温部材5で印刷する。示温部材α:5−1
は、樹脂がPSで一番左側に印刷され、示温部材β:5
−2は、樹脂がA−91で真中に印刷され、示温部材
γ:5−3は、樹脂がA−37で一番右端に印刷され
る。その印刷はサーマルヘッドにより行われ、各可逆材
の融点より高い温度まで加熱される。
【0026】例えば、図1(a)に示すものは、温度管理
開始直後であり、どの示温部材5も無色である。図1
(b)に示すものは、示温部材α:5−1と示温部材β:
5−2とが発色を開始しており、例えば、示温部材α:
5−1の反射率が0.22、示温部材β:5−2の反射
率が0.54、示温部材γ:5−3はあまり発色が進行
しておらず反射率が0.61であったとする。この結果
から、図2に示す示温部材5の温度特性に基づいて保存
環境温度と保存時間とを知ることができる。図2におい
ては、示温部材5の樹脂に基づいて温度毎に相違する特
性を示している。例えば、PS−0と表示したものは、
示温部材α:5−1の0℃における温度特性であり、P
S−10と表示したものは、示温部材α:5−1の10
℃における温度特性である。そのため、3種類の示温部
材5に対して、0℃、10℃、25℃、40℃について
その温度特性が示されている。すなわち、示温部材α:
5−1の反射率が0.22であり、その樹脂はPSであ
ることから、図2における反射率0.22に合致するP
Sの合致点は、図中のPS−25線上のαで示すように
5hrである。また、示温部材β:5−2の反射率が
0.54であり、その樹脂はA91であることから、図
2における反射率0.54に合致するA91の合致点
は、図中のA91−25線上のβで示すように5hrで
ある。さらに、示温部材γ:5−3の反射率が0.61
であり、その樹脂はA37であることから、図2におけ
る反射率0.61に合致するA37の合致点は、図中の
A37−25線上のγで示すように5hrである。この
ようにして、前述の例では、保存環境温度および保存時
間は、25℃で300分であることが特定される。
【0027】実際にこの各示温部材5の反射率を読取る
本実施例で用いる読取装置10は、図1(b)に示すよう
に、外見は従来の商品管理コード3を読取る装置と同じ
である。その内部は図3に示すような構成になってい
る。すなわち、予め各示温部材5の示温特性をROM内
に記録し、実際に温度を測定する時の値と比較し、温度
と時間とを特定する。各示温部材5の示温特性で、RO
M内に記録するのは、各温度における反射率をA/D変
換した値に達するのに要する時間である。温度0℃〜6
3℃を6ビットで表し(1℃単位)、示温部材5の番号
とA/D値をアドレスとして決定されるROMに格納さ
れる。ここから読み出される各示温部材5のA/D値に
達する時間の内、温度を0℃〜63℃までをスキャンし
ながらROM内から読み出し、各読み出された時間デー
タが一致した場合、その時の温度と一致した時間データ
が保存環境の温度および時間であると判断する。
【0028】この点をより具体的に説明する。示温部材
5が発色したときの色によって吸収される波長を少なく
ても有する光源として、LED11(GN−2を用いた
場合、660nm付近の赤色のLEDが使用可能であ
る)の光が温度管理部材1に照射される。照射された光
は、温度管理部材1の示温部材5に照射され、その反射
光をレンズ12により受光素子13(ラインセンサ)に
集光するようになっている。その反射強度は、示温部材
1の発色濃度に応じて変化する。受光素子13(例えば
CCD等)の前には、特に図示しないが、LED11の
光以外の外乱光を遮断するフィルターが設けられてい
る。受光素子13からの信号を増幅回路14により適当
な信号の大きさまで増幅する。増幅された信号を受光素
子13の信号のノイズ分やスイッチノイズ等の除去を行
うために信号をつなぎ合わす役割としてサンプルホール
ド回路(S/H回路)15が設けられ、これにより必要な
信号に整形される。
【0029】ここで、整形された信号例を図4に示す。
示温部材5の発色濃度(反射率)の違いで、整形された
信号がそれぞれ異なる。示温部材α:5−1の反射率が
0.22の場合、この整形された信号の出力は約1.4
V、示温部材β:5−2の反射率が0.54の場合、こ
の整形された信号の出力は約3.6V、示温部材γ:5
−3の反射率が0.61の場合、この出力が約4.1Vで
あった。このようにして、反射率の変化が、受光素子の
出力に反映している。
【0030】整形された信号は、5Vと0.9Vの間を
A/D変換回路16で64等分(6ビット)にアナログ
・デジタル変換する。すなわち、下記のようにデジタル
変換がなされる。
【0031】 反射率 アナログ値 デジタル値 示温部材α 0.22 1.4V 08H 示温部材β 0.54 3.6V 2AH 示温部材γ 0.61 4.1V 31H このように変換されたデジタル信号は、演算回路18に
入力される。演算回路18は図5に示すようにCPU
(集中演算回路)22とラッチ回路23とから構成され
ている。ここで、演算回路18に入力されたデジタル値
は、ラッチ回路23に各示温部材5のデータとして格納
される。このラッチ回路23は、各示温部材5の濃度の
デジタル値とその外にデータテーブルから読み出された
データを一時保持できるようになっている。
【0032】示温部材特性テーブル17は、A/D変換
回路16の6ビットの濃度データと示温部材5の材料番
号と6ビットの各温度におけるそのA/D変換値(6ビ
ット)で示される濃度に達する時間のデータとが8ビッ
トで記録されている。この示温部材特性テーブル17の
アドレスは、 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 である。ここで、A0〜A5は濃度データ、A6、A7
は示温部材5の種類を示し、A8〜A13は6ビットの
温度で決定するアドレスである。前述の示温部材5の種
類を示すA6、A7は、「A6=0、A7=0」が示温
部材αであり、「A6=0、A7=1」が示温部材βで
あり、「A6=1、A7=0」が示温部材γである。
【0033】このアドレスで決定される示温部材特性テ
ーブルには、その反射率に達する時間が10分単位で記
録されている。図6にその具体例を示す。示温部材α:
5−1で、A/D変換値が00H、すなわち、出力電圧
が0.9Vの場合、温度0℃では、出力電圧が0.9Vに
達する時間が24時間内にはないので、図7で示される
所定のアドレス(この場合、000H)には、FFHを
格納する。また、A/D変換値が14Hであり、温度が
25℃(19H)では、180分でこのA/D値と一致
する。ここでは、10分単位で考えており、180を1
0で割った18が格納されている(18=12H)。す
なわち、アドレス1914Hには、12Hが格納され
る。
【0034】前述した図5の読取結果例を用いて、具体
的に説明すると 反射率 アナログ値 A/D値 示温部材α 0.22 1.4V 08H 示温部材β 0.54 3.6V 2AH 示温部材γ 0.61 4.1V 31H であったとする。すなわち、示温部材αのA/D値は0
8Hである。同様に、示温部材βのA/D値は2AH、
示温部材γのA/D値は31Hである。
【0035】つぎに、示温部材特性テーブル(ROM)
17のアドレスの意味を説明する。図6で示すように、
A0〜A5はA/D値、A6,A7は複数ある示温部材
5を特定し、A8〜A13は温度を意味している。温度
は0℃〜63℃(0〜3FH)の範囲で決定される。具
体的には、上記示温部材α〜示温部材γのデータを読み
出す場合、下記のようになっている。 <示温部材α:5−1>A/D値が08H ◆温度0℃ A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 (0008H) このアドレスには、A/D値(反射率に相当)が08H
に達するのに、保存温度が0℃の場合に要する時間が格
納されている。 ◆温度1℃ A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 (0108H) 示温部材α:5−1が1℃で保存されている場合にA/
D値08Hになるのに必要な時間が格納されている。 ◆温度25℃ A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 0 1 1 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 (1908H) 示温部材α:5−1が25℃で保存されている場合にA
/D値08Hになるのに必要な時間が格納されている。 ◆温度63℃ A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 1 0 0 0 (3F08H) 示温部材α:5−1が63℃で保存されている場合にA
/D値08Hになるのに必要な時間が格納されている。 <示温部材β:5−2>A/D値が2AH ◆温度0℃ A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 1 0 1 0 (006AH) 示温部材β:5−2が0℃で保存されている場合にA/
D値2AHになるのに必要な時間が格納されている。 ◆温度1℃ A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 0 0 0 0 0 1 0 1 1 0 1 0 1 0 (016AH) 示温部材β:5−2が1℃で保存されている場合にA/
D値2AHになるのに必要な時間が格納されている。 ◆温度25℃ A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 0 1 1 0 0 1 0 1 1 0 1 0 1 0 (196AH) 示温部材β:5−2が25℃で保存されている場合にA
/D値2AHになるのに必要な時間が格納されている。 ◆温度63℃ A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 1 1 1 1 1 1 0 1 1 0 1 0 1 0 (3F6AH) 示温部材β:5−2が63℃で保存されている場合にA
/D値2AHになるのに必要な時間が格納されている。 <示温部材γ:5−3>A/D値が31H ◆温度0℃ A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 1 0 0 0 1 (00B1H) 示温部材γ:5−3が0℃で保存されている場合にA/
D値31Hになるのに必要な時間が格納されている。 ◆温度1℃ A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 0 0 0 0 0 1 1 0 1 1 0 0 0 1 (01B1H) 示温部材γ:5−3が1℃で保存されている場合にA/
D値31Hになるのに必要な時間が格納されている。 ◆温度25℃ A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 0 1 1 0 0 1 1 0 1 1 0 0 0 1 (19B1H) 示温部材γ:5−3が25℃で保存されている場合にA
/D値31Hになるのに必要な時間が格納されている。 ◆温度63℃ A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 0 0 0 1 (3FB1H) 示温部材γ:5−3が63℃で保存されている場合にA
/D値31Hになるのに必要な時間が格納されている。
【0036】なお、温度が0℃で、A/D値が0の場
合、(低温度反射率が極めて小さい場合)所定のFFH
時間(255×10分)ではその反射率に達しない場合
があるが、その場合はFFHが格納され、逆に、高温
で、反射率が大きい場合(温度3FH(63℃)、A/
D値3FH)や初期(消去時)の反射率より大きいA/
D値は00Hを格納する。次に、測定時におけるROM
内に格納されている示温部材5の特性と実際の読取時に
おける比較例を具体的に示す。
【0037】示温部材γ:5−3の濃度から**B1H
(**は変数を示す)のこの濃度に達するまでの時間デ
ータを読み出す。まず、温度管理部材1が0℃に保管さ
れていたと仮定して、00B1Hの時間データを読み出
しその値をT3とする。同様に示温部材β:5−2のチ
ェックすべき示温部材特性温度テーブル17のアドレス
は、**6AHであり、0℃の時間データを006AH
から読み出す。その値をT2とする。同様に示温部材
α:5−1のチェックすべき示温部材特性テーブル17
のアドレスは、**08Hであり、0℃の時間データを
0008Hから読み出す。その値をT1とする。
【0038】このようにして読み出された時間データT
1、T2、T3をCPU22で比較する。もし、T1=
T2=T3とすれば、保存環境温度は0℃であり、保存
時間は、T1*10(分)となるが、もし、この値がす
べて等しくないとすれば、これは矛盾するので、次に同
様にして1℃の場合をチェックする。このような動作を
0℃から63℃まで繰り返し、すべての時間データが等
しくなる点をCPU22は見つけ出すようになってい
る。この実施例では、示温部材γ:5−3の25℃のア
ドレス19B1Hから読み出された時間データT3=1
EH(30)とし、示温部材β:5−2のアドレス19
6AHから読み出された時間データT2=1EH(3
0)とし、示温部材α:5−1のアドレス1908Hか
ら読み出される時間データT1=1EH(30)とし、
CPU22はT1とT2とT3より判断してTが30×
10=300分で温度が25℃の環境で保存されている
と判断する。すなわち、保存環境における適切な示温部
材5を複数設けることにより、従来、温度と時間の管理
は難しかったラベルタイプの不可逆性の温度管理部材1
を提供することが可能となる。
【0039】このようにして特定した平均保存環境と暴
露時間の結果をCPU22は表示回路20に転送し、表
示回路20により表示画面に表示させる。ここでは、1
0分単位で考えたが、より細かく判断するようにすれば
それだけ細かい制御が可能である。
【0040】本実施例による温度管理方法は、機械読取
り可能で、さらに、安価で目視による誤認がない不可逆
性の温度管理を可能にする。本実施例では示温部材5と
して3種類の示温部材5を用いたが、多数の示温部材5
を用いることによりより精度の高い温度管理が可能にな
ることは言うまでもない。また、本実施例で用いた示温
部材5は熱転写インクリボンにより実現したが、これに
限るものではなく、ラベル上に塗布してから用いるよう
にしてもよい。
【0041】ここでは、示温部材5の可逆材として、P
RNを固定し、バインダー樹脂を変化させて、特性の異
なる示温部材5を得たがこれに限ることがない。例え
ば、可逆材を変化させ、樹脂をA−91に固定にしても
示温特性は変化する。これら可逆材として例えば、コレ
ステロールや、スチグマスチロール、△4−Andro
stene−3,17−dione,Epiandro
steron,Pregnenolone Aceta
te,Lanosterol等を使用するといろいろな
示温特性の異なった示温部材5が可能で、この示温部材
5を用いて、温度管理部材を作製することにより、いろ
いろな保存温度や時間に応じた管理が可能になる。ま
た、本実施例では、印刷と同時に無色に固定して温度管
理を開始していたが、これに限るものでなく、印刷と温
度管理を別々に行うことも可能である。さらに、各材料
の配合を固定にして実験したがこれに限るものでない。
【0042】また、示温部材5として、ステロイド系の
可逆材を有したロイコ染料と顕色剤のネガタイプのリラ
イタブル材料を用いたが、これに限るものではなく、ロ
イコ染料と顕減色材を用いたポジタイプのリライタブル
材料を用いても良い。ここではGN−2を用いた例を示
したが、別の色のロイコ染料を用いてもよい。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、温度により発色
の濃度が異なり、環境温度下では不可逆性で、結晶−非
結晶または相分離−非相分離で色が変化する示温部材を
支持体表面に形成した温度管理部材により物品の保存環
境を読み取るようにした温度管理方法において、温度及
び時間の特性が異なる複数の前記示温部材を設け、これ
らの示温部材の発色濃度を測定してそれぞれの発色濃度
に基づいて演算することにより前記物品が保存された環
境の温度及び時間を特定するようにしたので、物品が保
存された環境の温度と暴露時間との両方を正確に管理す
ることができるという効果を有する。
【0044】請求項2記載の発明は、温度により発色の
濃度が異なり、環境温度下では不可逆性で、結晶−非結
晶または相分離−非相分離で色が変化する示温部材を支
持体表面に形成して機械読取可能な形態で情報が書き込
まれた温度管理部材により物品の保存環境を読み取るよ
うにした温度管理装置において、温度特性または反応時
間が異なる複数の前記示温部材の発色濃度を機械読み取
りで測定する読取手段と、この読取手段で読み取った複
数の前記示温部材の発色濃度に基づいて演算することに
より前記物品が保存された環境の平均保存温度又は平均
暴露時間もしくはこれらの平均保存温度と平均暴露時間
との両方を特定する演算手段とにより温度読取装置を形
成したので、個人的な視認による判断等による誤差がな
く、機械読取で物品が保存された環境の温度と暴露時間
の両方を正確に管理することが可能になるという効果を
有する。
【0045】請求項3記載の発明は、請求項2におい
て、読取手段が示温部材の発色時の色に吸収される波長
の光を発する光源とこの光源の波長に感度を有する受光
素子とよりなり、演算手段が前記受光素子の信号と複数
の前記示温部材の特性からこれらの示温部材が設けられ
た物品の平均保存温度又は平均暴露時間もしくはこれら
の平均保存温度と平均暴露時間との両方を特定するもの
であるようにしたので、機械読み取りを正確に行うこと
ができ、個人的な視認による判断等による誤差がない温
度と暴露時間との両方を正確に管理することができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(a)は温度
管理開始直後の温度管理部材の平面図、(b)は保存環
境下で所定時間経過後の温度管理部材及び読取装置の平
面図である。
【図2】各種の環境温度の下における示温部材の時間の
経過に伴って反射率が変化する状態を示す示温部材の温
度特性を示すグラフである。
【図3】読取装置の内部構造を示すブロック図である。
【図4】示温部材の反射率とアナログ出力との関係を示
す説明図である。
【図5】演算手段を示すブロック図である。
【図6】示温部材特性テーブルの内容を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 温度管理部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度により発色の濃度が異なり、環境温
    度下では不可逆性で、結晶−非結晶または相分離−非相
    分離で色が変化する示温部材を支持体表面に形成した温
    度管理部材により物品の保存環境を読み取るようにした
    温度管理方法において、温度及び時間の特性が異なる複
    数の前記示温部材を設け、これらの示温部材の発色濃度
    を測定してそれぞれの発色濃度に基づいて演算すること
    により前記物品が保存された環境の温度及び時間を特定
    するようにしたことを特徴とする温度管理方法。
  2. 【請求項2】 温度により発色の濃度が異なり、環境温
    度下では不可逆性で、結晶−非結晶または相分離−非相
    分離で色が変化する示温部材を支持体表面に形成して機
    械読取可能な形態で情報が書き込まれた温度管理部材に
    より物品の保存環境を読み取るようにした温度管理装置
    において、温度特性または反応時間が異なる複数の前記
    示温部材の発色濃度を機械読み取りで測定する読取手段
    と、この読取手段で読み取った複数の前記示温部材の発
    色濃度に基づいて演算することにより前記物品が保存さ
    れた環境の平均保存温度又は平均暴露時間もしくはこれ
    らの平均保存温度と平均暴露時間との両方を特定する演
    算手段とを備えたことを特徴とする温度管理装置。
  3. 【請求項3】 読取手段が示温部材の発色時の色に吸収
    される波長の光を発する光源とこの光源の波長に感度を
    有する受光素子とよりなり、演算手段が前記受光素子の
    信号と複数の前記示温部材の特性からこれらの示温部材
    が設けられた物品の平均保存温度又は平均暴露時間もし
    くはこれらの平均保存温度と平均暴露時間との両方を特
    定するものであることを特徴とする請求項2記載の温度
    管理装置。
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