JP2000125911A - 止め具及びその止め具を含む身飾り品 - Google Patents

止め具及びその止め具を含む身飾り品

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JP2000125911A JP10303539A JP30353998A JP2000125911A JP 2000125911 A JP2000125911 A JP 2000125911A JP 10303539 A JP10303539 A JP 10303539A JP 30353998 A JP30353998 A JP 30353998A JP 2000125911 A JP2000125911 A JP 2000125911A
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    • A44CPERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
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    • A44C7/003Ear-studs or their catch devices

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 身飾り品の止め具で、繰り返し外部から力を
加えられる部分の塑性変形が起こりにくく、使用中に不
用意に外れにくい止め具を提供する。 【解決手段】 止め具1は、3個(複数)の球体2aを
環状に配置し、それらを、弾性体で形成されるホルダ3
により所定に位置に保持することで形成される。身飾り
品は、ホルダ3に設けられる貫通孔3aに挿入され、球
体2aを拡開方向へ移動させてホルダ3を押し拡げ、ホ
ルダ3の弾性復帰力により把持されるので、長期間にわ
たる繰返し使用においても、ホルダ3の弾性は保たれて
変形を起こしにくく、保持機能が高く、且つ耐久性に優
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身飾り品に使用さ
れる止め具及びこれを含む身飾り品に関する。
【0002】
【従来の技術】身飾り品に用いられる止め具として、ゴ
ム弾性を有するシリコーンゴムにより形成される止め具
がある。例えば、円柱状,球状や半球状に形成され、そ
の中心軸を通る貫通孔を有し、さらに、止め具の種類に
よっては、貴金属等のケースに収容されるものもある
が、ケースの無いものが普通である。なお、このような
止め具は、身飾り品の中でも特にピアスやネックレスに
使用され、その使用状態は、ピアスの場合では、軸状の
ピンを耳たぶに挿通させた後に、ピンの先端付近に止め
具を装着して、ピアスが耳たぶから脱落しないように抜
け止めとして使用する。また、ネックレスの場合には、
紐状の鎖を半分に折り、その両端を止め具に挿通させて
環を形成し、さらに、止め具の位置をスライド移動させ
て、環の大きさを調節できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
身飾り品の止め具は、ピアスのピンの着脱及びネックレ
スの鎖の長さ調節を繰り返すことで、頻繁に金属と擦り
合わされるが、止め具を形成するシリコーンゴムが軟質
であるために、金属と擦れる貫通孔の内壁面が、徐々に
削られて大きくなる、あるいは、ピンや鎖の表面に、化
粧用の油脂・乳液等の油分が付着することで、止め具を
形成するシリコーンゴムとピンや鎖との摺動抵抗が著し
く低下し、止め具の把持力が失われ、正常に使用できな
くなるといった不具合が頻繁に起きてしまう。また、ネ
ックレスの鎖を、止め具に設けた貫通孔に挿通させるこ
とは、たいへん面倒な作業であるが、作業性の向上のた
めに、挿通孔を大きく形成すると、さらに、把持力の低
下が早められてしまう。このような止め具では、身飾り
品を構成する他の部分に比べて寿命が短く、止め具のみ
の更新が必要になってしまうことがある。
【0004】なお、ネックレスの止め具の場合には、止
め具の表面全体を、貴金属等で形成されるケースで覆う
ことが多いが、ピアスの止め具(ピアスキャッチ)の場
合には、極めて小さい部品であるため、シリコーンゴム
の塊に、単に貫通孔を設けただけの形態又は耳たぶと接
する部分(ピアス装着時に隠れる部分)のみに貴金属の
板を有する形態であり、ピアスキャッチの装飾性は殆ど
認められない。そればかりか、高価な宝石を配し、貴金
属で形成されるような装飾部を有するピアスと組み合わ
せる場合、不釣り合いな印象を与え、体裁があまりよく
ない。また、ピアスキャッチは非常に小さい部品である
にも拘らず、ピンを挿入できる向きが一方向に限定され
ているために表裏の確認が必要になり、取扱いが困難で
あったり、装着したピアスのピンの先端がキャッチから
突出したまま保護されないため、ピンの先端が首筋付近
の皮膚に容易に接触するといった不都合も生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上述の課
題を解決するために、本発明の止め具は、ゴム又は軟質
合成樹脂を主体として形成され、弾性変形が可能なゴム
状弾性部材と、該ゴム状弾性部材に少なくとも一部が埋
設された状態で、そのゴム状弾性部材によって包み込ま
れるように所定の位置に保持されるとともに、前記ゴム
状弾性部材の弾性変形を伴って拡開方向への移動が可能
な、前記ゴム弾性部材より硬い把持部材とを含み、該把
持部材により身飾り品の一部を挟み込み、前記ゴム状弾
性部材の弾性復帰力により前記身飾り品を拘束すること
を特徴とする。
【0006】ここで、把持部材は、各要素同士の間に身
飾り品の一部を挟み込んで把持する部材で、例えば、球
体、球体の一部に平面を設けた変形球体及び円柱その他
種々の形態の要素を、互いに近接するように集合させて
形成される。また、ゴム状弾性部材は、把持部材を所定
の位置に保持し、かつ身飾り品の一部を拘束するための
弾性力を把持部材を介して間接的に付与する部材であ
り、身飾り品の一部の挿入を許容する貫通孔又は有底孔
を有し、例えば、シリコーンゴム等のゴム弾性を有する
材料により形成される。そして、身飾り品の一部、例え
ば、ピアスのピン(軸)が把持部材の位置をずらしなが
ら(拡開しながら)挿入されるときには、把持部材を所
定の位置に戻そうとする向きに弾性復帰力を加え、把持
部材を介して間接的にピンを把持する。このとき、ピン
を挿入するための孔の端部に導入部としての拡径部を設
けてもよく、さらに、その孔を有底孔に形成すれば、ピ
ンの先端がゴム状弾性部材に保護され、ピンのの先端が
突出しないため見栄えがよくまた身体に触れることもな
い。また、この孔が貫通孔の場合、止め具の表裏の区別
がなくなり、装着時に表裏の確認が不要となるため、容
易に使用できるようになるばかりでなく、止め具を大き
めに形成して、ネックレス等の止め具として鎖を挿通さ
せて使用することも可能になる。
【0007】なお、把持部材を、複数の要素を集合させ
て形成するものに替えて、例えば狭長な環状の部材(閉
じたループ)又は開いたループ状の部材で形成し、ゴム
状弾性部材に覆われて部分的に露出する又は露出しない
状態で、ゴム状弾性部材の弾性変形を伴って拡開可能に
保持されるものとし、把持部材が形成するループ内に身
飾り品の一部を挟み込み、ゴム状弾性部材の弾性復帰力
により身飾り品を拘束するようにすることもできる。
【0008】さらに、ゴム状弾性部材を透視性のある例
えば透明又は半透明の材料で形成し、その内部に少なく
とも一部を埋設した把持部材を外部から積極的に透視で
きるようにし、それにより装飾性を高めることもでき
る。あるいは、ゴム状弾性部材の表面の少なくとも一部
を覆って装飾する外装部材を設けることで、止め具の外
観形状・素材・色等の種類の幅を容易に広げることがで
きる。なお、外装部材が、少なくとも2個の外装要素に
より形成され、これらを集合させるとともに、ゴム状弾
性部材をそれらの内部に収容すれば、、外装部材の形態
を、ゴム状弾性部材の表面全体を覆う形状や、より複雑
なものにすることができ、装飾性に富む、多彩な形態の
止め具を形成することができる。
【0009】また、身飾り品の中でもネックレス等の鎖
は、軸状のピアスのピンとは異なり、ゴム状弾性部材に
形成される孔に挿入することは困難である。そこで、止
め具の外装部材を、少なくとも2個の外装要素と、該外
装要素同士を互いに回動可能に連結する連結部と、外装
要素同士を閉じ合わせた状態に保持することができる閉
止部とを含むように形成し、前記ゴム状弾性部材も少な
くとも2個以上に分割されて開閉可能に保持されるとと
もに、前記外装部材及びゴム状弾性部材を開いた状態で
前記身飾り品の一部を収容し、閉じることでそれを把持
するようにすることができる。これにより、ネックレス
等の鎖の挿通を非常に容易に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示すいくつかの実施例を参照しつつ説明する。図1
に示す第一実施例である止め具1は、3個(複数)の球
体(ボール)2a,2a,2aが、把持部材2を形成す
る要素として環状に配置され、ゴム状弾性部材であるボ
ールホルダ(ホルダ)3により、所定の位置に保持され
る。ホルダ3は、例えば、シリコーンゴムのようなゴム
弾性を有する材料で円柱状に形成され、3個のボール2
aが形成する環状の把持部材2を完全に包囲し、両端面
3c,3cの中心を貫通する貫通孔3aが、内部に閉じ
こめた把持部材2が作る環の中央に形成される隙間2b
を経由して形成される。なお、貫通孔3aの端部付近
に、それぞれ端面3cに向かってテーパー状に拡径する
導入部3bを形成することで、ピアスやブローチのピン
といったような身飾り品に含まれる軸状の部材の挿入を
誘導するようにしてもよい。
【0011】ここで、図2,3に、止め具1をピアスの
止め具(ピアスキャッチ)として使用する例を示す。図
2(a)に示す、図1のA−A断面図のように、ピアス
キャッチ(止め具)1は、複数(3個)のボール2aが
互いに接触するように環状に配置され、その中央部には
隙間2bが形成される。そして、図3(a)に示す図2
(a)のB−O−B’断面図のように、ホルダ3の両端
面3c,3cの中心には、隙間2bを経由する貫通孔3
aを設け、その両端をピン4の導入部3bとしてテーパ
ー状に拡径させて形成する。
【0012】続いて、図3(b)に示すように、軸状の
ピン4が、導入部3bを経て貫通孔3aに挿入され、隙
間2bを拡げるためにボール2aを拡開方向へ移動させ
ながら貫通孔3a内を直進するのに伴い、ホルダ3も押
し拡げられて側面3dが外側へ張り出す。同図(c)に
示すように、そのときホルダ3に生じる弾性復帰力によ
り、各ボール2aを介してピン4を包囲する状態で把持
するが、ピン4には、その把持される部分に小径部(周
溝)4aが形成され、この各ボール2aがこの周溝4a
に嵌り込んだ状態でピン4を把持する。つまり、ピン4
の先端が3個のボール2aを拡開方向に押し退けて進入
した後、その周溝4aが3個のボール2aの把持部分に
来ると、3個のボール2aが縮径方向に若干戻って周溝
4aに着座し、これによってピン4が位置決めされると
ともに把持される。ここで、周溝4aの両側の段部4
b,4cがピン4の位置決めの機能を果たすが、特に4
bは、ピン4の3個のボール2aからの抜け止め作用を
なす。
【0013】また、ホルダ3に形成される貫通孔3aの
両端に設ける導入部3bは、テーパー状に拡径して形成
する以外に、アール状(同図(d))に形成してもよい
し、貫通孔3aの片方あるいは両方の端部を同図(e)
のように拡径せずに形成することもできる。なお、この
ような貫通孔3aの端部の形状は、これから説明する全
ての実施例にあてはまることである。ただし、同図
(a)に示すように、ピアスの止め具として使用される
ピアスキャッチ1の場合には、表裏の区別なく両面どち
ら側からでも容易にピン4を挿入することができるよう
に、ピン4を誘導するための導入部3bを貫通孔3aの
両端に設けることが望ましい。
【0014】また、図4には、止め具1をネックレス9
等(その他、ブレスレット及びアンクレット等、鎖9a
で環を形成する身飾り品全般を含む)の止め具として使
用する例を示し、図5に、そのD−O−D’断面図を示
す。なお、ピアスキャッチ(図2,3)の場合と同様に
形成される止め具1において、ホルダ3の端面3cに設
けられる貫通孔3aにネックレス9の鎖9aを挿通させ
ることで隙間2bが拡げられ、環状に配置するボール2
aが拡開方向へ移動し、ホルダ3が押し拡げられて側面
3dが外側に張り出す。このときホルダ3に生じる弾性
復帰力により、各ボール2aを介して鎖9を包囲する状
態で把持する。
【0015】なお、上述のホルダ3は、いずれも円柱状
に形成される例を示すが、その形態は円柱に限るもので
はなく、把持部材2を所定の位置に保持して包囲できる
ものであれば、球体(図6)又は三角柱(図7)をはじ
めとする多角柱等いかなる形状としてもよい。また、ホ
ルダ3を形成する材料も、シリコーンゴム等のゴム弾性
を有するもの以外でも、把持部材2を所定の位置に保持
するとともに、把持部材2の要素(ボール)2aの拡開
方向への移動に抗して弾性復帰力を生じ、把持部材2を
拘束することが可能な弾性体であればよい。このこと
は、これまで説明した実施例並びにこれから説明する実
施例に全てあてはまることである。
【0016】図6に本発明の第二実施例を示す。第一実
施例の止め具1と重複する部分については同一の符号と
し、詳細な説明を省略する。止め具11は、止め具1
(図1)と同様の把持部材2が、例えば、球状のホルダ
3で完全に包囲されるものであり、さらに、ホルダ3の
内部に閉じこめられた把持部材2に形成される隙間2b
を経由して、ホルダ3を形成する球の中心Oを通過する
有底孔孔3a’が形成される。なお、有底孔3a’の端
部の形態は、第一実施例の止め具1で示す例(図3
(a),(d),(e))と同様に様々に形成可能であ
るが、導入部3bを設けることが望ましい。また、止め
具11をピアスやブローチの止め具として使用する場
合、図示しない軸状のピンの先端は、有底孔3a’の底
部3eに収容された状態であり、外部に突出することが
ないので、装着中に誤って身体(皮膚)及び衣服を傷つ
けてしまうという危険も回避できる。
【0017】図7に本発明の第三実施例を示す。第一又
は第二実施例の止め具1,11と重複する部分について
は同一の符号とし、詳細な説明を省略する。止め具21
は、止め具1(図1)と同様の把持部材2を、例えば、
三角柱状のホルダ3で所定の位置に保持するものであ
り、ホルダ3の一方の端面3c’からは、把持部材2を
部分的に露出させて、完全には包囲しない状態のもので
ある。そして、他方の端面3cの中央から、把持部材2
に形成される隙間2bを経由して貫通孔3aが設けられ
る。なお、貫通孔3aの端部の形態は、第一実施例の止
め具1で示す例(図3(a),(d),(e))と同様
に様々に形成可能である。また、把持部材2が、ホルダ
3の両端面3c及び/又は側面3dから部分的に露出す
るようにしてもよい。
【0018】図8〜13に把持部材2及びその要素2a
の具体例1〜6を示す。図8(a)の具体例1は、上述
の第一〜第三の実施例(図1,5,6)にも示す把持部
材2の例であり、その要素である3個(複数)の球体
(ボール)2a,2a,2a(同図(b))を互いに接
触させて環状に配置し、中央に隙間2bを形成すること
で図示しない身飾り品の一部を挟持できるようにしたも
のである。
【0019】また、図8(c)のような円板2a又は同
図(d)のような変形円板2aを、把持部材2の要素と
して環状に配置してもよい。なお、変形円板2aは、軸
線方向に垂直な面を対象面とする2つの傾斜面を端面と
し、直径方向の一端から他端に向かって板の厚さが薄く
なる円板である。つまり、その直径を含む断面の形状
が、台形又は三角形となるように形成される円板であ
る。なお、この要素の変形例は、以下に示す具体例2,
3(図9,10)についてもあてはまるもので、同様の
要素2aを、変形球体の代わりに用いることができる。
【0020】図9(a)に示す具体例2は、把持部材2
の要素である3個(複数)の変形球体2a,2a,2a
を環状に配置して形成するものであり、各変形球体2a
は、隣接するもの同士が互いに接触する部分に相互の密
接のための平面2cを設けるものであり、環の中央に形
成される隙間2bが残るように平面2cを形成してもよ
いし、環の中央に相当する部分まで平面2cが形成され
るようにして、新たに隙間2bを形成するための平面又
は溝を設けるようにしてもよい。また、把持部材2の要
素が、平面図で六角形となるように(同図(b))、隣
接する要素2a同士が互いに接触する平面2c以外にも
平面を設けてもよい。なお、これらの例でも具体例1の
場合と同様に、変形球体の代わりに平板(図8(c))
又は傾斜面を端面とする板状(図8(d))の要素を用
いることも可能である。
【0021】図10に示す具体例3は、把持部材2の要
素である2個の変形球体2a,2aが並列し、互いに接
触する部分に相互の密接のための平面2cを形成するも
のである。なお、平面2cには身飾り品を把持するため
の隙間2bとなる溝を設けることも可能である。また、
具体例1の場合と同様に、変形球体の代わりに平板(図
8(c))又は傾斜面を端面とする板状(図8(d))
の要素を用いることも可能である。
【0022】図11(a)に示す具体例4は、把持部材
2の要素である2個の円柱2a,2aを並列させるもの
で、互いに接触する部分に隙間2bとなる溝を形成して
もよい。なお、要素の形状としては、円柱に限らず、楕
円柱あるいは四角柱や六角柱というような多角柱でもよ
い。さらには、同図(b)に示すように、把持部材2a
の要素を、2個の板2a,2aで形成し、互いに接触す
る部分に隙間2bとなる溝を設けたものにしてもよい。
【0023】図12に示す具体例5は、狭長な環状に形
成される把持部材2であり、環の内側に形成される貫通
部2dに身飾り品を挟み込んで把持する。図13に示す
具体例6の把持部材2は、狭長な環の長手方向の略中央
部を内側方向に湾曲させ、環の内側に8の字形の貫通部
2dを形成し、貫通部2dの長手方向略中央部に位置す
る狭幅部2eで身飾り品を挟持するものである。なお、
把持部材2は、以上に示す具体例に限るものではなく、
身飾り品を挟持した状態でホルダ3により拘束され、身
飾り品を把持することが可能となる部材全てを含む。こ
のことは、これまで説明した実施例並びにこれから説明
する実施例の把持部材2に全て当てはまることである。
【0024】図14に本発明の第四実施例を示す。第一
〜第三実施例の止め具1,11,21と重複する部分に
ついては同一の符号とし、詳細な説明を省略する。止め
具31は、第一〜第三実施例に示す止め具1,11,2
1を止め具主体部10として、さらにその外側に、外装
部材5(同図(b))を勘合可能に設けるものである。
外装部材5は止め具31の装飾性を向上させるための部
材であり、外装本体5aが、例えば貴金属で、装飾性を
有してデザイン的にも美しい形状に形成され、これに貫
通孔5bを設けて、止め具主体部10を勘合により一体
に組み込むことができるようにする。このとき、貫通孔
5bの開口部分を加締めることで止め具主体部10と外
装本体5aとを固定してもよい。また、外装本体5aを
貴金属以外の、例えば、樹脂で形成して、止め具主体部
10の側面3dと外装部材5に設けられる貫通孔5bの
壁面5cを、接着剤を用いる又は溶着その他の適当な方
法により固定してもよい。なお、止め具主体部10と外
装部材5の厚さは、同程度又は外装部材5が若干厚くな
るように形成されるのが好ましい。
【0025】同図(c)に、別の外装部材6と止め具主
体部10との組合せの例を示す。外装本体6aを、デザ
イン的にも美しい形状に形成し、止め具主体部10を組
み込んで一体化することができる有底孔6bを設ける。
このとき、有底孔6bの壁面6c及び底面6dと、止め
具本体10とを上述のように、接着剤を用いる又は溶着
その他の適当な方法で固定してもよいし、有底孔6bの
開口部分を加締めることで止め具主体部10と外装本体
6aとを固定してもよい。なお、この有底孔6bの深さ
は、止め具主体部10の厚さと同程度又は若干深くなる
ように形成されるのが好ましい。
【0026】同図(d)に、さらに別の外装部材7と、
止め具主体部10との組合せの例を示す。外装部材7を
形成する2個(複数)の外装本体(外装要素)7a,7
aが、お互いを組み合わせて一体としたときに、止め具
主体部10を完全に包囲することができ、デザイン的に
も美しい形状に形成され、各外装本体7aの内部には、
止め具主体部10の収容が可能な空間7c及び、身飾り
品を挿通させるための貫通孔7bを設ける。内部に止め
具主体部10を収容した状態で、外装本体7a,7aを
一体に組み合わせるにあたり、繰り返して着脱可能なよ
うにネジ込みや、勘合により一体に組み立てるようにし
てもよいし、容易には分離不可能に、加締め,接着剤を
用いる又は溶着その他、適当な方法で固定してもよい。
【0027】図15に、第四実施例の変形例を示す。止
め具31は、外装部材5,6,7に組み込まれる止め具
主体部10が、分割面3gで複数(3個)の止め具要素
10aに分割されるものであり、分割面3gは、身飾り
品の挟持部(貫通孔)3aの一部3a”を含むように形
成される。各止め具要素10aは、分割されたホルダ3
fに、把持部材2の要素(ボール)2aが埋め込まれた
状態で形成され、各止め具要素10aを集合させて形成
する止め具主体部10は、身飾り品の挟持部(貫通孔)
3aを残して、分割されたホルダ3f同士を分割面3g
で接着し、不可分な状態にしてもよいが、単に各止め具
要素10aを集合させただけで、それぞれの外装部材
5,6,7に形成される収容部(孔,空間)5b,6
b,7cに組み込むことで一体に保持されるようにすれ
ば、より容易に製造することができる。
【0028】図16に本発明の第五実施例を示す。第一
〜第四実施例の止め具1,11,21,31と重複する
部分については同一の符号とし、詳細な説明を省略す
る。止め具41は、図16(a),(b)及び図17
(a),(b)に示すように、円柱状の止め具主体部1
0が、分割面3gにより2個の止め具要素10a,10
aに分割され、それぞれには把持部材2の要素である板
2aが埋め込まれる。板2aは、コの字形の両端部がや
や拡がった形状の板で、中央の面(接合面)2fには鎖
9aを挟持するための溝2b’,2b’を有し、この接
合面2fが分割面3gから露出するようにホルダ3fに
埋め込まれる。なお、円筒状の外装部材8も、2個の外
装本体(外装要素)8a,8aに分割され、互いに回動
可能となるように連結部8bで連結され、さらに、各外
装本体8aには止め具要素10aが一体に組み込まれ
る。
【0029】また、図16(c),図17(c)のよう
に各外装本体8aを閉じ合わせるとともに、分割面3g
から露出する板2aの溝2b’に、ネックレス9等の鎖
9aを二つ折りにして挟み込み、閉止部8cで各外装本
体8aを互いに閉じ合わせた状態に保てば、ネックレス
9は、止め具41に鎖9aを挿通させた状態で、閉じた
環を形成する。つまり、ホルダ3の貫通孔3a(図4,
5)に挿し込みにくい鎖9aでも、分割されたホルダ3
fに挟み込むことで、容易に鎖9aを挿通させることが
できる。そして、この止め具41をスライド移動させる
ことで、ネックレス9に形成される環の大きさを任意に
変化させることが可能である。
【0030】なお、止め具要素10aに組み込まれる把
持部材2の要素(板)2aの接合面2fが分割面3gか
ら露出しないように、表面に非常に薄いシリコーンゴム
の層を形成して、分割されたホルダ3f内部に閉じこめ
れば、鎖9aと直接接触するのは、ホルダ3fを形成す
るシリコーンゴムとなり、止め具41を摺動させること
により鎖9aに傷がつくことを防止できる。また、把持
部材2の要素(板)2aが、鎖9aを形成する材料(例
えば、貴金属)よりも軟質な、樹脂等の素材で形成され
れば、板2aの接合面2fを分割面3gから露出させて
形成しても、鎖9aに傷がつく心配はほとんどない。な
お、鎖9aの両端9c,9cにストッパー9b,9bを
設け、止め具41のスライド移動中に、鎖9aの抜け防
止として作用させるようにすることが望ましい。
【0031】図18〜22に、第一〜第五実施例の止め
具を含む身飾り品の具体例を示す。図18(a)は、第
四実施例の止め具31(図14)を含むネックレス9の
第1例を示す図であり、1本の紐状の鎖9aを半分に折
り、その両端9c,9cを止め具31に挿通させて環を
形成し、止め具31の位置をスライド移動させること
で、環の大きさを変化させることができる。さらに、鎖
9aの各端部9cに、抜け止めとしてストッパー9bを
取り付ければ、ネックレス9の環の大きさを調節すると
きに、誤って鎖9aから止め具31が外れるようなこと
を防止できる。止め具31は、貴金属等で形成される筒
状の外装部材5の内部に止め具主体部10を組み込み、
外装部材5の開口部(貫通孔)5bを加締めることで、
一体になるように固定する。つまり、鎖9aを挿通させ
る貫通孔3aの周囲では、止め具主体部10が外装部材
5に覆われない状態である。そして、同図(b)のよう
に、貫通孔3aを2個設け、鎖9aの両端9c,9cを
それぞれ別の貫通孔9aに挿通させることも可能であ
る。
【0032】さらに、同図(c)に示すように、止め具
31を、貴金属等で形成される有蓋筒状の外装部材7の
内部に、止め具主体部10が組み込まれたものとするこ
ともでき、鎖9aは、外装部材7の蓋面7eに形成され
る孔7bから挿入され、内部に収容される止め具主体部
10を経て、他方の蓋面(底面)7eに設けられる図示
しない孔から出る。なお、止め具主体部10は、外装部
材7で全体を覆われる状態であるので、外装部材7の蓋
面7eの一方を、止め具主体部10を収容した後に一体
に閉じ付け、固定するようにしてもよいし、予め蓋面7
e,7eを有する外装部材7を形成し、そこにシリコー
ンゴムを充填することで止め具主体部10を形成しても
よい。また、同図(d)のように外装部材7の蓋面7e
に、2個の孔7b,7bを設け、鎖9aの両端9c,9
cをそれぞれ別の孔7bに通すようにすることもでき
る。
【0033】さらに、図19に、止め具31(図14)
を含むネックレスの第2例を示す。この例は、第1例で
図18(d)に示す止め具31の外装部材7において蓋
面7eに形成される孔7b,7bの一方を鎖固定部7d
に置き換え、鎖9aの片方の端部9c’を外装部材7に
固定するもので、環の大きさの調節は、他方の端部9c
付近で止め具31を摺動させることによりおこなう。
【0034】図20に、止め具31(図14)を含むネ
ックレス9の第3例を示す。この例は、第2例と同様の
止め具31が2個、鎖9aの両端9c,9cにそれぞれ
固定され、環を形成する。つまり、鎖9aの一端9cを
1個目の止め具31の鎖固定部7dに固定した状態で、
他端9cを2個目の止め具31に挿通させ、さらに、1
個目の止め具31に戻って、鎖固定部7dとは反対側か
ら挿通させて、2個目の鎖固定部7dに固定するもの
で、2個の止め具31,31を互いに近づけるように移
動させれば、環は大きくなり、反対にそれぞれを遠ざけ
れば、環は小さくできる。なお、上述の第1〜3例は、
鎖9aの長さを短くすることで、ブレスレットやアンク
レットに応用することも可能である。
【0035】図21(a)に、止め具31(図14)を
含むブレスレット9’の例を示す。鎖固定部7dを有す
る止め具31に、鎖9aの一方の端9c’が固定され、
他方の端部9cは鎖固定部7dとは反対の側から止め具
31に挿通され、ストッパー9bが固定される。そし
て、止め具31を摺動させることで環の大きさを自在に
調節できるので、ブレスレット9’の着脱は、同図
(b)のように、手Hの抜き差しが自由にできる程度に
環を大きくして、容易におこなうことができる。さら
に、消費者の腕H’の太さにも、それぞれ対応して、環
の大きさを決めることができるので、ブレスレット9’
は、腕H’の太さを問わないフリーサイズブレスレット
として使用できる。なお、上述のネックレス9及びブレ
スレット9’の具体例で、止め具31の代わりに、第五
実施例の止め具41(図16)を同様に用いることもで
きる。
【0036】図22(a)に、止め具1(図1)を含む
ピアス19の例を示す。軸状のピン4の基端部4dに一
体となるように装飾部19aが形成され、ピアスキャッ
チ(止め具)1は、ピン4の先端側から挿入され、先端
付近に形成される周溝4aに嵌まり込んだ状態でピン4
を把持する。なお、止め具1において、把持部材2を覆
う状態で拘束するホルダ3が、適当な色に彩色されてい
てもよいが、透明又は半透明であれば、内部に埋め込ま
れた把持部材2を透視できるので、把持部材2の要素2
aの形状及びその集合形態のデザイン的な美しさによっ
て、止め具1に装飾的な価値を付加することもできる。
また、このことは、止め具11,21(図6,7)につ
いても同様にあてはまる。
【0037】そして、図22(c)のように、外装部材
6を有するピアスキャッチ(止め具)31を用いて、ピ
ン4の先端がピアスキャッチ31から突出しないように
することもできる。このとき、外装部材6を貴金属で形
成すれば、ピアスキャッチ31の装飾性及び高級感が高
められ、例えば、宝石や貴金属により形成される装飾部
19a等との調和がとれる。なお、同図(b)のよう
に、ピン4の先端がピアスキャッチ31から突出するよ
うにすることもできるが、ピアス装着中に誤って首筋付
近の皮膚を傷つけたりしないためにも、ピン4の先端を
突出させないようにすることが望ましい。また、上述の
ピアスキャッチの例を応用して、ブローチの止め具を形
成することもできる。
【0038】図23に本発明の第六実施例を示す。第一
〜第五実施例の止め具1,11,21,31,41と重
複する部分については同一の符号とし、詳細な説明を省
略する。止め具51は、ホルダ3を例えば、円柱状に形
成し、その内部に把持部材2の要素である多数の小球2
aを散在させたもので、ホルダ3の両端面3c,3cの
中心を貫通する貫通孔3aを有する。なお、貫通孔3a
の両端付近に、それぞれ端面3cに向かってテーパー状
に拡径する導入部3bを形成して、貫通孔3aに挿入さ
れる身飾り品を誘導するようにしてもよい。また、同図
のD−D断面を図24に示す。ホルダ3の内部に散在す
る小球2aは、金属又は樹脂等で形成されていて、シリ
コーンゴムよりも硬質であるので、図示しない身飾り品
の挿入に伴って弾性変形を起こすホルダ3に比べて殆ど
変形せず、むしろ、ホルダ3の弾性変形を制限するよう
に作用するので、貫通孔3aに挿入される身飾り品に加
わる把持力が高められる。
【0039】また、図25に示すように、第四実施例
(図14)の別の例として、止め具主体部10に、第六
実施例の止め具51を用いることもできる。なお、止め
具主体部10を覆う外装部材5,6,7は、貫通孔5b
を有する筒状(同図(a))であってもよいし、有底孔
b(底面6d)を有する筒状(同図(b))であっても
よく、さらには、止め具主体部10の全体を覆うように
してもよい(同図(c))。
【0040】ところで、第一〜第六実施例の止め具1,
11,21,31,41,51を含む身飾り品9,19
を示す図(図16〜22)において、各止め具は、説明
のために実際よりも大きく、誇張して描いている。
【0041】なお、図26(a)に示すように、球状の
把持部材2の周囲に環状(鍔状)の突起2a等の回転防
止部を形成し、これらの環状の突起2aの一部が、ピア
スピン4に形成された、例えば環状の溝4aに嵌まり込
むようにすることもできる(把持部材2を包み込むゴム
状弾性部材(ホルダ)は図示を省略してある)。このよ
うにすれば、ゴム状弾性部材内で球状の把持部材2が回
転することが防止され、球状の把持部材2の特定部分に
外部から透視できる(又は外部に露出した)模様その他
の意匠部を付与した場合に、その意匠部の位置を一定に
維持することができる。また、ピアスピン4の溝4aと
環状の突起2aとの係合によりピアスピン4に対する把
持力も高められる。ここで、ピアスピン4の溝4aに対
応する側にのみ突起2aを形成することできるし、図2
6(b)のように、突起2aを取り出した形態の板状そ
の他の部材(2a)を把持部材とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例たる止め具を示す斜視図。
【図2】図1のA−A断面を示す断面図。
【図3】図2のB−O−B’断面及びC−O−C’断面
を示す断面図。
【図4】本発明の第一実施例の使用例を示す平面図。
【図5】図4のD−O−D’断面を示す断面図。
【図6】本発明の第二実施例たる止め具を示す斜視図。
【図7】同じく第三実施例たる止め具を示す斜視図。
【図8】把持部材の具体例1を示す図。
【図9】同じく具体例2を示す平面図。
【図10】同じく具体例3を示す平面図。
【図11】同じく具体例4を示す斜視図。
【図12】同じく具体例5を示す斜視図。
【図13】同じく具体例6を示す斜視図。
【図14】本発明の第四実施例たる止め具を示す図。
【図15】その変形例を示す図。
【図16】本発明の第五実施例たる止め具を示す図。
【図17】その断面を示す断面図。
【図18】本発明の第四実施例の止め具を含むネックレ
スの第1例を示す図。
【図19】同じく第2例を示す図。
【図20】同じく第3例を示す図。
【図21】本発明の第四実施例の止め具を含むブレスレ
ットの例を示す図。
【図22】同じくピアスの例を示す図。
【図23】本発明の第六実施例たる止め具を示す斜視
図。
【図24】図23のE−E断面を示す断面図。
【図25】本発明の第四実施例の別の例を示す図。
【図26】本発明のさらに別の例を示す図。
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51 止め具 2 把持部材 2a 要素 3 ホルダ(ゴム状弾性部材) 3a 孔 3b 導入部 4 ピン(ピアスピン) 4a 縮径部(周溝) 5,6,7,8 外装部材 5a,6a,7a,8a 外装本体 5b 貫通孔(収容部) 6b 有底孔(収容部) 7b 孔 7c 空間(収容部) 7d 鎖固定部 7e 蓋面 8b 連結部 8c 閉止部 9 身飾り品(ネックレス) 9’身飾り品(ブレスレット) 9a 鎖 9b ストッパー 9c,9c’ 端部 10 止め具主体部 10a 止め具要素 19 身飾り品(ピアス)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム又は軟質合成樹脂を主体として形成
    され、弾性変形が可能なゴム状弾性部材と、 該ゴム状弾性部材に少なくとも一部が埋設された状態
    で、そのゴム状弾性部材によって包み込まれるように所
    定の位置に保持されるとともに、前記ゴム状弾性部材の
    弾性変形を伴って拡開方向への移動が可能な、前記ゴム
    弾性部材より硬い把持部材とを含み、 該把持部材により身飾り品の一部を挟み込み、前記ゴム
    状弾性部材の弾性復帰力により前記身飾り品を拘束する
    ことを特徴とする止め具。
  2. 【請求項2】 ゴム又は軟質合成樹脂を主体として形成
    され、弾性変形が可能なゴム状弾性部材と、 該ゴム状弾性部材に少なくとも一部が埋設された状態
    で、そのゴム状弾性部材によって包み込まれるように所
    定の位置に保持されるとともに、前記ゴム状弾性部材の
    弾性変形を伴って拡開方向への移動が可能な、前記ゴム
    弾性部材より硬い少なくとも2以上の要素より構成され
    る把持部材とを含み、 該把持部材の各要素同士の間に直接又は他部材を介して
    間接的に身飾り品の一部を挟み込み、前記ゴム状弾性部
    材の弾性復帰力により前記身飾り品を拘束することを特
    徴とする止め具。
  3. 【請求項3】 ゴム又は軟質合成樹脂を主体として形成
    され、弾性変形が可能なゴム状弾性部材と、 該ゴム状弾性部材に少なくとも一部が埋設された状態
    で、そのゴム状弾性部材によって包み込まれるように所
    定の位置に保持されるとともに、前記ゴム状弾性部材の
    弾性変形を伴って拡開方向への移動が可能な、前記ゴム
    弾性部材より硬い閉じた又は開いたループ状の把持部材
    とを含み、 該把持部材のループの中に前記身飾り品の一部を挟み込
    み、前記ゴム状弾性部材の弾性復帰力により前記身飾り
    品を拘束することを特徴とする止め具。
  4. 【請求項4】 前記ゴム状弾性部材が、前記身飾り品の
    一部の挿通を許容する貫通孔を有するものである請求項
    1ないし3のいずれかに記載の止め具。
  5. 【請求項5】 前記ゴム状弾性部材が、前記身飾り品の
    一部の挿入を許容する有底孔を有するものである請求項
    1ないし3のいずれかに記載の止め具。
  6. 【請求項6】 前記ゴム状弾性部材に形成される孔の端
    部が前記身飾り品の導入部を形成するために拡径されて
    いる請求項4又は5に記載の止め具。
  7. 【請求項7】 前記ゴム状弾性部材の少なくとも一部を
    外側から覆う外装部材を含む請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の止め具。
  8. 【請求項8】 前記外装部材が、少なくとも2個の外装
    要素により形成され、該外装要素を集合させるととも
    に、それらの内部に前記ゴム状弾性部材を収容して一体
    とすることが可能なものである請求項7に記載の止め
    具。
  9. 【請求項9】 前記ゴム状弾性部材及び把持部材が、前
    記身飾り品の一部を収容して把持するために少なくとも
    2個に分割されるものである請求項1ないし8のいずれ
    かに記載の止め具。
  10. 【請求項10】 前記外装部材が、少なくとも2個の外
    装要素と、該外装要素同士を互いに回動可能に連結する
    連結部と、前記外装要素同士を閉じ合わせた状態に保持
    することができる閉止部とを含んで形成され、 前記ゴム状弾性部材も少なくとも2個以上に分割されて
    開閉可能に保持されるとともに、前記外装部材及びゴム
    状弾性部材を開いた状態で前記身飾り品の一部を収容
    し、閉じることでそれを把持することが可能な請求項9
    に記載の止め具。
  11. 【請求項11】 前記把持部材が前記ゴム状弾性部材の
    内部に埋め込まれ、分割面に露出しないものである請求
    項9又は10に記載の止め具。
  12. 【請求項12】請求項1ないし11のいずれかに記載の
    止め具と、 本体と、 その本体側において前記止め具に把持される被把持部
    と、を含むことを特徴とする身飾り品。
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