JP2020162639A - 耳飾り - Google Patents

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Abstract

【課題】 耳にピアスホールを開けていない人でも、ピアス感を楽しむことができる耳飾りを提供すること。【解決手段】 一対の挟持部2,3で耳を挟持するイヤカフ本体1が備えられ、上記一対の挟持部2,3の対向間隔Sと対向するイヤカフ本体1の底部4に挿入孔形成部6が形成され、この挿入孔形成部6には上記挟持部に挟持された耳の厚み方向に貫通した挿入孔6aが形成され、この挿入孔6aは、挿入されたピアスポストAに対して挿入孔6aの内周面の全部または一部がピアスポストAに密着可能な形状及び寸法を維持し、上記挿入孔6aとその挿入孔6aに挿入されたピアスポストAとの密着部分の摩擦力がピアスポストAの抜け防止機能を発揮する。【選択図】 図2

Description

本発明は、耳にピアスホールを開けていない人でも、ピアスに近い状態で装飾を楽しむことができる耳飾りに関する。
耳にピアスホールを開けられない人でも、ピアス感を楽しむことができるようにするために、特許文献1に示す耳飾りが知られている。
この耳飾りは、耳たぶを挟む一対の挟持部を備えたリング状の本体において、挟持部と180度対称となる位置の外側に突出してピアス固定部を取り付けたものである。このピアス固定部にはピアスポストを挿入するための挿入孔が形成されている。この挿入孔に貫通させた、ピアスポストの先端にピアスキャッチを取り付けてピアスを固定するようにしている。
また、挿入孔にシリコーンゴムなどを埋め込んで、その弾性力でピアスポストを挟持し、ピアスキャッチを不要にしたものもあった。
実用新案登録第3214012号公報
上記した従来の耳飾りは、リング状の本体の外側に、その本体とは別部材のピアス固定部が取り付けられている。
このような耳飾りでは、ピアスを固定した本体を耳に装着したとき、装飾体が耳から離れた位置にぶら下がったようになってしまう。
ピアスは、耳に直接装飾体を付けているのに対し、耳の下方に装飾体がぶら下がる従来の耳飾りでは、ピアス感が薄れてしまう。つまり、従来の耳飾りではピアスと同じおしゃれ感を得ることはできなかった。
この発明の目的は、ピアスホールを開けていない人でも、ピアスと同じようなおしゃれ感を楽しむことができる耳飾りを提供することである。
第1の発明は、一対の挟持部で耳を挟持するイヤカフ本体が備えられ、上記一対の挟持部の対向間隔と対向するイヤカフ本体の底部に挿入孔形成部が形成され、この挿入孔形成部には上記挟持部に挟持された耳の厚み方向に貫通した挿入孔が形成されている。そして、この挿入孔は、挿入されたピアスポストに対して挿入孔の内周面の全部または一部が密着可能な形状及び寸法を維持し、上記挿入孔とその挿入孔に挿入されたピアスポストとの密着部分の摩擦力がピアスポストの抜け防止機能を発揮する。
なお、上記挟持部と対向するイヤカフ本体の底部とは、挟持部で耳を挟持したとき、耳の厚み部分に対向する部分である。
第2の発明は、少なくとも挿入孔形成部が弾性変形可能な材質で構成され、この挿入孔形成部に挿入孔を形成している。
上記挿入孔形成部を構成する弾性変形可能な材質とは、ピアスポストの外径よりも小さい内径の挿入孔が、ピアスポストが押し込まれる過程で拡径方向に変形し、貫通したピアスポストに対して密着して締め付け方向の弾性力を発揮する材質で、ゴムなどである。
第3の発明は、弾性変形可能な材質で構成された挿入孔形成部に形成された上記挿入孔が円弧状に湾曲し、上記挿入孔内における凹側円弧の両端部を通る直線と、凸側円弧の中央部を通る接線との間隔をピアスポストの外径未満にしている。
そして、上記挿入孔の開口からピアスポストを押し込む過程では、ピアスポストの先端が上記凸側円弧部分に押し当てられるとともに、上記押し込み方向にピアスポストが進むにしたがって上記凸側円弧部分が押しつぶされながら弾性的に変形する一方、上記凹側円弧の両端部には上記ピアスポストを介して上記凸側円弧部分の弾性変形にともなう反力が作用し、この両端部がピアスポストの軸方向に押し広げられながら弾性的に変形する。
上記ピアスポストが上記挿入孔を貫通したときは、上記ピアスポストの外周に挿入孔の内周面の一部もしくは全面が密着して上記ピアスポストに対して上記摩擦力が発揮されるようにしている。
第4の発明は、少なくとも上記挿入孔形成部が金属で構成されるとともに、上記挿入孔が円弧状に湾曲し、上記挿入孔内における凹側円弧の両端部を通る直線と、凸側円弧の中央部を通る接線との間隔がピアスポストを押し込み可能な寸法に維持され、上記挿入孔を貫通したピアスポストに上記凹側円弧の両端部と上記凸側円弧の中央部とが密着して上記摩擦力が発揮される。
第5の発明は、上記挿入孔形成部に、ピアスポストの挿入方向に直交する面における断面形状が扁平な上記挿入孔が形成され、上記挿入孔の断面形状はその自然状態において短軸がピアスポストの外径以下に保たれるとともに、その長軸方向両端からの挟持力によって上記断面が短軸方向に拡大し、上記挟持力が解放されたとき上記挿入孔が上記拡大状態から上記扁平状態に復帰し、上記挿入孔に挿入されたピアスポストに上記挿入孔の内周面の全部もしくは一部が密着して上記摩擦力が発揮される。
第6の発明は、上記イヤカフ本体が塑性変形可能な材質で構成され、上記一対の挟持部の対向間隔を、これら挟持部で挟持される耳の厚み寸法より小さな寸法の範囲で調整可能にしている。
上記塑性変形可能な材質を用いることで、調整した一対の挟持部の対向間隔を保つことができる。ただし、上記調整可能な範囲は数ミリ以下の小さい範囲である。
この発明では、挿入孔形成部がイヤカフ本体の底部に形成され、挿入孔とイヤカフ本体とが一体になる。
そのため、挿入孔が形成されている底部を耳の輪郭に近づけて装着すれば、耳の輪郭の近傍に挿入孔を位置させることができ、挿入孔に固定されたピアスの装飾体と耳との一体感を出すことができる。
したがって、ピアスホールを開けていない人でも、装飾体が耳に直接取り付けられたようなピアス感を楽しむことができる。
また、挿入孔の内周面とピアスポストとの密着部分の摩擦力によって、ピアスポストの抜け防止機能が発揮されるので、耳の裏側にピアスキャッチを取り付ける必要がない。ピアスキャッチが不要なので、ピアスキャッチをなくしたり、ピアスキャッチに頭髪が引っかかってしまったりするようなこともない。
第2の発明では、弾性変形可能な材質内に挿入孔を形成することで、挿入孔に押し込まれたピアスポストに弾性力に基づく強い摩擦力を発揮させ、ピアスポストの抜けをより確実に防止することができる。
第3の発明では、湾曲した挿入孔がピアスポストの挿入によって弾性変形し、ピアスポストに作用する弾性力で摩擦力を発揮させることができる。特に、凸側円弧部分の中央部や、凹側円弧部分の両端部は変形量が大きくなるので弾性力に対応する摩擦力が集中して、抜け防止機能を高めることができる。
第4の発明では、凹側円弧の両端部を通る直線と凸側円弧の中央部の接線との間隔に一致するピアスポストを貫通させ、その外周に凸側円弧の中央部と凹側円弧部の両端部との3点を密着させて、抜けに対する摩擦力を発揮させることができる。
弾性変形しない金属に形成され、ピアスポストの外径と一致する直線状の挿入孔にピアスポストを押し込むことは難しいが、この発明では上記直線と接線との間隔と一致するピアスポストの抜け防止が可能である。
つまり、この発明によれば、ピアスポストを、その外径よりも大きい入口から挿入することができるので挿入しやすく、しかも抜けも防止できる。
また、ピアスポストはその直径が小さいので外力の作用で撓み易い。ピアスポストが挿入孔を通過する過程で挿入孔の内周面に突き当たったとき、当接面に沿ってわずかに撓んで湾曲した挿入孔に簡単に貫通させることできる。そして、挿通過程でわずかに撓んだピアスポストは貫通後に直線状に復帰して、その弾性力でピアスポストの外周が挿入孔の上記3点に密着し、摩擦力で抜け防止機能を発揮させることができる。
第5の発明では、ピアスポストの挿入時には、扁平な挿入孔の断面形状を変形させ、ピアスポストの外径未満の短軸方向の寸法を大きくすることで、挿入孔の内周面とピアスポストの外周との摩擦力の影響を排除することができる。このように、ピアスポストを挿入しやすくし、貫通後には扁平形状に復帰した挿入孔の弾性力によって摩擦力を発揮させて抜け防止機能を発揮させることができる。
第6の発明によれば、塑性変形可能な範囲で、一対の挟持部の対向間隔を耳の厚みに合わせて調整することができる。
挟持部の対向間隔が同じでも、耳の厚みが小さい場合には、挟持力が弱くなってイヤカフ本体が脱落しやすくなり、耳の厚みが大きい場合には挟持力が強すぎて装着中に痛みを感じてしまうことがある。この発明では、挟持部の対向間隔を耳の厚さに合わせて調整できるので、装着時の痛みを感じさせずに、イヤカフ本体の脱落を防止することができる。
第1実施形態のイヤカフ本体の斜視図である。 図1のII−II線断面図であって、ピアスポストを挿入していない状態を示している。 第2実施形態を示すものであって、図2の同様の断面における部分図である。 第3実施形態を示すものであって、図3と同様の部分断面図である。 図4の挿入孔にピアスポストを貫通させた状態を示した部分断面図である。 第4実施形態を示すものであって、図3と同様の部分断面図である。 図6の挿入孔にピアスポストを貫通させた状態を示した部分断面図である。 図6の挿入孔に、図7のピアスポストよりも細いピアスポストを貫通させた状態を示した部分断面図である。 第5実施形態の部分断面図で、ピアスポストの挿入方向に直交する方向の断面図である。 図9の挿入孔を長軸方向両端から圧縮した状態の部分断面図である。 図9の挿入孔にピアスポストを挿入した状態の部分断面図である。
図1,2に示す第1実施形態の耳飾りは、金属製のイヤカフ本体1を備えている。このイヤカフ本体1は、所定の間隔を保って対向する一対の挟持部2,3を備え、この間隔Sに耳たぶなどを挟み込むようにしたものである。
そして、挟持部2,3の互いに対向する面にはそれぞれ環状凸部2a,3aに囲まれた凹部2b,3bが形成され、イヤカフ本体1を装着したとき、耳の肉が上記凹部2b,3b内に張り出してイヤカフ本体1が脱落しないようにしている。
また、挟持部2,3と対向する底部4には、その幅方向(矢印W方向)に伸びる直線状の貫通孔5が形成されている。この貫通孔5内には挿入孔形成部を構成する棒状のシリコーンゴム部材6が埋め込まれ、その中心にはピアスポストAを挿入するための直線状の挿入孔6aが形成されている。この直線状の挿入孔6aは、その内径をピアスポストAの外径と比べて小さくしている。この実施形態では、上記シリコーンゴムが、この発明の弾性変形可能な材質であるが、弾性変形可能な材質にはシリコーンゴム以外の天然ゴムや合成ゴムなども含まれる。
そして、耳飾り用の装飾体が設けられた図示していないピアスポストAを上記挿入孔6aに押し込むと、挿入孔6aが拡径方向に弾性変形し、その弾性力がピアスポストAに作用する。
この第1実施形態では、直線状の挿入孔6aに挿入孔6aの内径よりも大きいピアスポストAを押し込むようにするので、貫通したピアスポストAの外周面には挿入孔6aの内周面のほぼ全部が密着し、その密着部分で摩擦力が発生し、この発明の抜け防止機能が発揮される。
なお、直線状の挿入孔6aにおけるこの発明の密着可能な寸法関係とは、上記ピアスポストAを指で挿入孔6aに押し込むことができるとともに、それを指でつまんで引き抜くことができ、かつ、重力の作用ではピアスポストが抜け落ちない寸法関係を意味する。
そして、上記寸法関係は、弾性変形可能な部材の弾性率や摩擦係数などの材質の特性によっても変化する。
上記した寸法関係を維持している限り、ピアスポストAが挿入孔6aから不用意に抜けることがない。したがって、ピアスポストAが抜けるのを防止するためのピアスキャッチなどが不要になる。
また、この第1実施形態の耳飾りは、上記挿入孔6aがイヤカフ本体1に一体的に設けられているので、挿入孔6aに取り付けた装飾体がイヤカフ本体1と一体化する。このようなイヤカフ本体1を耳に装着したときには、装飾体と耳との一体感を出すことができ、ピアスホールを開けていない人でも、装飾体が耳に直接取り付けられたようなピアス感を楽しむことができる。
図3に示す第2実施形態は、挿入孔の構成が第1実施形態と異なるが、金属製のイヤカフ本体1の全体形状は第1実施形態と同じである。この第2実施形態において、第1実施形態と同じ構成要素には図1と同じ符号を用い、図1を参照する。
第2実施形態では、イヤカフ本体1の底部4に幅方向に伸びる貫通孔7を形成している。この貫通孔7の中央には大径部7aを備え、その両側を小径部7b,7cこれら小径部7b,7cの内径をピアスポストAの外径よりも大きくしている。
そして、上記大径部7a内には弾性変形可能なシリコーンゴム部材8からなる挿入孔形成部を設け、このシリコーンゴム部材8の中心に直線状の挿入孔8aを形成している。
この挿入孔8aの内周面がピアスポストAの外周面に密着する寸法関係は、上記第1実施形態の挿入孔6aと同じである。
したがって、この第2実施形態も、挿入孔8aを貫通したピアスポストAに対し摩擦力が作用して抜け防止機能を発揮し、ピアスキャッチがなくても装飾体が脱落することがない。
また、この第2実施形態においても、イヤカフ本体1の底部4に挿入孔8aが形成されているため、第1実施形態と同様に装飾体と耳との一体感があるピアス感を出すことができる。
ただし、この第2実施形態では、挿入孔8aの両端に漏斗部8b,8cを介して上記小径部7b,7cに連通させて、ピアスポストの挿入口側となる小径部7b及び漏斗部8bをピアスポストの先端を上記挿入孔8aに導く誘導孔として機能させ、ピアスポストAを挿入孔8aに挿入しやすくしている。
なお、この第2実施形態では、シリコーンゴム部材8からなる挿入孔形成部を貫通孔7の中央に設けているが、イヤカフ本体1の底部4において上記摩擦力を発揮する挿入孔8aをどこに設けるかは自由である。
図4,5に示す第3実施形態におけるイヤカフ本体1は、図1に示す第1実施形態と同じ形状である。そして、この金属製のイヤカフ本体1の底部4には、開口が円形でピアスポストAの挿入方向に沿った円弧状に湾曲した挿入孔9が形成されている。
図4,5は挿入孔9の断面円の直径を通る断面であって、図2と同様の面を示している。
そして、この第3実施形態ではイヤカフ本体1の底部4が金属製の挿入孔形成部を構成している。
なお、これら図4,5では、説明のために挿入孔9の大きさや曲率を実際よりも大きめに表わしている。
図4に示すように、挿入孔9内には孔の内周面が外側に向かって凹んだ凹側円弧10と、この凹側円弧10に対向して内側に出っ張った凸側円弧11とが表れる。これらの円弧10,11は、ピアスポストAの挿入方向に沿った同心の円弧で、両円弧10,11の対向間隔D1は一定に保たれている。
また、凹側円弧10の両端部P1,P2を通る直線をL1、凸側円弧11の中央部P3を通る接線をL2とし、上記直線L1と接線L2との対向間隔D2を、この挿入孔9に挿入されるピアスポストAの外径dと同じもしくはわずかに小さく設定している。言い換えれば、挿入孔9には上記間隔D2と同径もしくはわずかに大きい外径dのピアスポストAが挿入される。
上記のように上記間隔D2と同等もしくはわずかに大きい外径dを有するピアスポストAを挿入孔9に挿入するということは、間隔D2に挿入されたピアスポストAの外周が上記直線L1及びL2に接触することになる。
その結果、挿入孔9を貫通したピアスポストAの外周面には、図5に示すように凹側円弧10の両端部P1,P2と凸側円弧11の中央部P3が密着部となってピアスポストAに押圧力F1,F2,F3を作用させる。これら押圧力F1,F2,F3で摩擦力を発揮してピアスポストAの抜け防止機能を発揮する。
なお、上記直線L1,L2の間隔D2がピアスポストAの外径dよりも大きい場合には、この間隔に挿入されたピアスポストAの外周に上記両端部P1,P2及び中央部P3が密着しないことになる。
一方、間隔D2が上記外径dに比べて小さすぎれば、ピアスポストAを人が手で押し込むことができない。
したがって、この第3実施形態の挿入孔9の内周面とピアスポストAの外周とを密着可能にする形状と寸法関係は、間隔D2が上記外径d以下であって上記ピアスポストAを指で抜き差しできる大きさである。
また、ピアスポストAの外径dは大きくても1[mm]程度なので、挿入孔9を通過する過程で挿入孔9の内周面に衝突した場合などに、凹側または凸側円弧10,11に沿って撓み、貫通後に直線状に復帰することができる。このように挿通過程で、ピアスポストAがわずかでも撓めば湾曲した挿入孔9にピアスポストAを貫通させ易くなる。
一方、外径dが上記間隔D2よりもわずかに大きい場合には、挿入孔9を貫通したピアスポストAが上記円弧と同方向にわずかに湾曲した状態が維持されるが、その際、ピアスポストAを直線状態へ復帰させる弾性力がピアスポストAから上記接触部P1,P2,P3へ作用して摩擦力を発揮させる。
このように、挿入孔9の周囲が弾性変形しにくい金属で構成されていても、湾曲した挿入孔9に上記間隔D2と同じもしくはわずかに大きい外径dのピアスポストAを挿入して、抜け防止機能を発揮させることができる。
また、この第3実施形態では挿入孔形成部が金属製のイヤカフ本体と一体になっているので、上記第1,2実施形態のように金属製のイヤカフ本体1に部分的にシリコーンゴムなどの別部材を設ける必要がなく、よりシンプルな構成を実現できる。
なお、この第3実施形態において、ピアスポストAを圧入する際の入り口となる凹側円弧10の一方の端部P1側となる挿入孔9の開口にピアスポストAを挿入しやすくするための誘導孔を連続させてもよい。この誘導孔はその開口側に向かって拡径する漏斗状にすれば、ピアスポストAを挿入孔9に向かって誘導しやすくなる。
この場合に、この発明における凹側円弧10の端部P1は誘導孔と挿入孔9との境界に現れる。
上記のようにした第3実施形態においても、イヤカフ本体1の底部4に挿入孔が形成されているため、第1実施形態と同様に装飾体と耳との一体感のあるピアス感を出すことができる。
図6〜8に示す第4実施形態は、弾性変形可能な材質であるシリコーンゴム製のイヤカフ本体12を備えたものである。このイヤカフ本体12は外観を図1に示す第1実施形態のイヤカフ本体1と同じにしている。そして、図示していない一対の挟持部と対向する部分である底部13に挿入孔14が形成されている。この第4実施形態では、イヤカフ本体12の底部13が弾性変形可能な材質で構成された挿入孔形成部である。
また、上記挿入孔14は、上記第3実施形態の挿入孔9と同様に円弧状に湾曲し、凹側円弧15と凸側円弧16とが同心の円弧でその対向間隔D3を一定に保っている。この間隔D3をピアスポストAの外径dとほぼ等しくしている。
そのため、凹側円弧15の両端部P1,P2を通る直線L1と凸側円弧16の中央部P3の接線L2との間隔D4は、当然上記外径dより小さくなる。
言い換えれば、上記直線L1,L2の間隔D4より大きい外径dのピアスポストAが挿入されることになる。
このようなピアスポストAを挿入孔14の入り口側から押し込むと、その先端が凸側円弧16に突き当たる。凸側円弧16に突き当たったピアスポストAをそのまま押し込めば、上記押し込み方向にピアスポストが進むにしたがって凸側円弧部分が押しつぶされながら弾性変形する。
一方、上記凹側円弧15の両端部P1,P2には上記ピアスポストAを介して上記凸側円弧部分の弾性変形にともなう反力が作用し、この両端部P1,P2がピアスポストAの軸方向に押し広げられながら弾性的に変形する。
上記のように凹側円弧15及び凸側円弧16を弾性変形させながらピアスポストAを貫通させれば、図7に示すように、湾曲した挿入孔14は貫通したピアスポストAに沿って直線上に変形し、凹側円弧15及び凸側円弧16からピアスポストAに向かって弾性力Fが作用する。この弾性力Fは、挿入孔14の周囲のシリコーンゴムの変形量に応じた大きさとなる。そのため、ピアスポストAに作用する力は、凹側円弧15の両端部P1,P2と凸側円弧16の中央部P3において最も大きくなる。つまり、上記両端部P1,P2と中央部P3とにおいて反対方向の弾性力が集中する。この集中した力によってそれらの密着部分に大きな摩擦力が発生し、抜け防止機能を発揮させる。
このように、ピアスポストAの外径dが、上記円弧の間隔D3と同等の場合には、貫通したピアスポストAの外周面に挿入孔14の内周面のほぼ全部が密着することになる。また、上記外径dが間隔D3よりも大きい場合にも同様である。上記外径dが大きければ大きいほど、挿入孔14の周囲の変形量が大きくなるため、ピアスポストAの外周面に作用する弾性力が大きくなり、それによる摩擦力も大きくなる。
一方、この第4実施形態において、上記円弧の対向間隔D3よりも小さい外径d’のピアスポストAが挿入された場合には、間隔D3と同等の外径dのピアスポストAの挿入時と比べて、凸側円弧16及び凹側円弧15の変形量が小さくなる。そのため、図8に示すように両円弧15,16とピアスポストAの外周面との間に隙間ができる。
このように、挿入孔14の内周面の全部がピアスポストAの外周に密着しないが、内周面の一部が密着し、この密着部分でピアスポストAに対し弾性力が作用して摩擦力を発生して抜け防止機能を発揮させることができる。
なお、ピアスポストAの外径dが上記直線L1,L2の間隔D4より小さい場合には、挿入孔14を貫通したピアスポストAの外周に挿入孔14の内周面が密着しないので、抜け防止機能を発揮することはできない。したがって、上記直線L1,L2の間隔D4がピアスポストAの外径dより小さいことが必須である。ただし、この間隔D4は最小限ピアスポストAを指でつまんで押し込めるだけの寸法が必要である。
上記のような第4実施形態においても、イヤカフ本体12の底部13に挿入孔14が形成されているため、第1実施形態と同様に装飾体と耳との一体感のあるピアス感を出すことができる。
この第4実施形態では、イヤカフ本体12をシリコーンゴムで形成しているが、イヤカフ本体を金属製にして挿入孔14を形成する挿入孔形成部のみをシリコーンゴムなどの弾性変形可能な材質で構成してもよい。
さらに、挿入孔14の入り口側となる凹側円弧15の一端P1に連続させて例えば漏斗状の誘導孔を連続させてもよい。
また、上記第3,4実施形態の湾曲した挿入孔9,14は、イヤカフ本体1,12を装着した耳側が凸側となるカーブであるが、挿入孔の湾曲方向はこれに限らない。底部4,13の幅方向に貫通孔が形成されれば、挿入孔9,14がどの方向に湾曲していても構わない。
また、上記第3,4実施形態では凸側円弧と凹側円弧とを対向間隔が一定になる同心の円弧で構成しているが、両円弧は同心の円弧に限らないし、各円弧は部分的に曲率が変化するような円弧でもよい。
図9〜11に示す第5実施形態は、第4実施形態と同様のシリコーンゴム製のイヤカフ本体12を備え、底部13に断面形状がスリット状の挿入孔17を直線状に貫通させたものである。図9はピアスポストA(図11参照)の挿入方向に直交する断面図である。
この第5実施形態の挿入孔17は、自然状態で図9に示すように、底部13の断面に、長軸aと短軸bとを有する扁平な開口である。なお、扁平な開口としては、スリット状に限らず、楕円や長方形などでもよい。そして、自然状態での短軸bをピアスポストAの外径dより小さくしている。また、長軸aは自然状態で上記外径dよりも大きく、後で説明するようにその両端から挟持力f,fを作用させた状態でもピアスポストAの直径dより大きくなるようにしている。
上記のような扁平な挿入孔17にピアスポストAを挿入する際には、底部13の外側から、挿入孔17をつまむようにして長軸aの両端から挟持力f,fを作用させ、図10のように短軸bをピアスポストAの外径dよりも拡大させる。このように短軸bを拡大させれば、挿入孔17の開口がピアスポストAの断面よりも大きくなる。したがって、ピアスポストAを挿入孔17に簡単に貫通させることができる。ピアスポストAを貫通させたら、つまんでいる手を放して挟持力f,fを解放すれば、挿入孔17が扁平状態に復帰し、図11に示すように短軸bの両端側がピアスポストAに密着する。
この第5実施形態では、図11に示すようにピアスポストAの外周に、短軸bの両端側の内周面が密着して弾性力を作用させ、この弾性力による摩擦力がピアスポストAの抜け防止機能を発揮する。
なお、この第5実施形態の扁平な挿入孔17の内周面がピアスポストAの外周に密着可能な寸法関係は、挿入孔17の短軸bが自然状態でピアスポストAの外径より小さく、長軸aの両端側から挟持力f、fを作用させて変形させた開口がピアスポストAを挿入可能な大きさになるものである。
ただし、密着部分の位置や大きさは、底部13を構成する材質の弾性や挿入孔17の開口形状などによって変化させることができる。
この第5実施形態では、挿入孔17の周囲の弾性変形によって摩擦力を発揮させることができる点は、第1実施形態と同様である。ただし、この第5実施形態では、短軸bを拡大させてピアスポストAを挿入しやすくできる特徴がある。ピアスポストAを抜き取る際にも、挿入時と同じように短軸bを拡大させて簡単に抜き取ることができる。
この第5実施形態も、イヤカフ本体12の底部13に挿入孔17が形成されているため、上記他の実施形態と同様に装飾体と耳との一体感のあるピアス感を出すことができる。
なお、この第5実施形態においても挿入孔17の入り口側の端部に、入り口に向かって拡径する漏斗状などの誘導孔を設けてもよい。
また、扁平な挿入孔17を形成する挿入孔形成部となる底部13のみをシリコーンゴムなどの弾性変形可能な材質で構成し、他の部分を金属製にしてもよい。
上記のように第1〜5実施形態の耳飾りは、いずれもイヤカフ本体に形成された挿入孔にピアスポストを挿入するだけで装飾体を固定でき、耳にピアスホールを開けていない人でもピアス感を楽しむことができるものである。
そして、イヤカフ本体の全体形状や一対の挟持部の対向間隔を、耳の各部に応じて設定すれば、耳たぶ以外にも耳の様々な位置に装着することができる。
さらに、イヤカフ本体を塑性変形可能な金属などで形成すれば、一対の挟持部の対向間隔S(図2参照)を、装着者の耳の厚みに応じて微調整することもできる。
また、上記挿入孔の内周面に凹凸を設ければ、ピアスポストAに対する押圧力を凸部に集中させて摩擦力を集中的に作用させることもできる。
さらに、挿入孔内周面の材質や粗さによって摩擦係数を制御し、ピアスポストAの外周との密着部分における摩擦力を調整することもできる。
また、イヤカフ本体を透明樹脂などで構成すれば、イヤカフ本体を目立たなくすることができ、ピアス感をより高めることができる。
さらに、イヤカフ本体に、ピアスの装飾体とは別の装飾体を取付けたり、イヤカフ本体に彫刻などの装飾を施したりすれば、さらに装飾効果を高めることができる。
耳にピアスホールを開けていない人もピアス感を楽しむことができる。
1,12 イヤカフ本体
2,3 挟持部
S 挟持部の対向間隔
4,13 (挿入孔形成部を構成する)底部
6a,8a,9,14,17 挿入孔
6,8 (挿入孔形成部)シリコーンゴム部材
10,15 凹側円弧
11,16 凸側円弧
P1,P2 凹側円弧の両端部
P3 凸側円弧の中央部
A ピアスポスト
d,d’ ピアスポストの外径
F1,F2,F2,F 弾性力、押圧力
f 挟持力
L1 直線
L2 接線

Claims (6)

  1. 一対の挟持部で耳を挟持するイヤカフ本体が備えられ、
    上記一対の挟持部の対向間隔と対向するイヤカフ本体の底部に挿入孔形成部が形成され、この挿入孔形成部には上記挟持部に挟持された耳の厚み方向に貫通した挿入孔が形成され、この挿入孔は、挿入されたピアスポストに対して挿入孔の内周面の全部または一部がピアスポストに密着可能な形状及び寸法関係を維持し、
    上記挿入孔とその挿入孔に挿入されたピアスポストとの密着部分の摩擦力がピアスポストの抜け防止機能を発揮する耳飾り。
  2. 少なくとも挿入孔形成部は弾性変形可能な材質で構成され、この挿入孔形成部に上記挿入孔を形成した請求項1に記載の耳飾り。
  3. 上記挿入孔は円弧状に湾曲し、
    上記挿入孔内における凹側円弧の両端部を通る直線と、凸側円弧の中央部を通る接線との間隔が上記ピアスポストの外径未満であり、
    上記挿入孔の開口からピアスポストを押し込む過程で、ピアスポストの先端が上記凸側円弧部分に押し当てられるとともに、上記押し込み方向にピアスポストが進むにしたがって上記凸側円弧部分が押しつぶされながら弾性的に変形する一方、
    上記凹側円弧の両端部には上記ピアスポストを介して上記凸側円弧部分の弾性変形にともなう反力が作用し、この両端部がピアスポストの軸方向に押し広げられながら弾性的に変形し、
    上記ピアスポストが上記挿入孔を貫通したとき、上記ピアスポストの外周に挿入孔の内周面の一部もしくは全面が密着して上記ピアスポストに対して上記摩擦力が発揮される請求項2に記載の耳飾り。
  4. 少なくとも上記挿入孔形成部が金属で構成されるとともに、
    上記挿入孔は円弧状に湾曲し、
    上記挿入孔内における凹側円弧の両端部を通る直線と、凸側円弧の中央部を通る接線との間隔がピアスポストを押し込み可能な寸法に維持され、
    上記挿入孔を貫通したピアスポストに上記凹側円弧の両端部と上記凸側円弧の中央部とが密着して上記摩擦力が発揮される請求項1に記載の耳飾り。
  5. 上記挿入孔形成部には、ピアスポストの挿入方向に直交する面における断面形状が扁平な上記挿入孔が形成され、
    上記挿入孔の断面形状はその自然状態において短軸がピアスポストの外径以下に保たれるとともに、
    その長軸方向両端からの挟持力によって上記断面が短軸方向に拡大し、上記挟持力が解放されたとき上記挿入孔が上記拡大状態から上記扁平状態に復帰し、上記挿入孔に挿入されたピアスポストに上記挿入孔の内周面の全部もしくは一部が密着して上記摩擦力が発揮される請求項1に記載の耳飾り。
  6. 上記イヤカフ本体は塑性変形可能な材質で構成され、
    上記一対の挟持部の対向間隔を、これら挟持部で挟持される耳の厚み寸法より小さな寸法の範囲で調整可能にした請求項1〜5のいずれか1に記載の耳飾り。
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