JP2000124844A - 波形等化装置及び方法 - Google Patents
波形等化装置及び方法Info
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- JP2000124844A JP2000124844A JP10297225A JP29722598A JP2000124844A JP 2000124844 A JP2000124844 A JP 2000124844A JP 10297225 A JP10297225 A JP 10297225A JP 29722598 A JP29722598 A JP 29722598A JP 2000124844 A JP2000124844 A JP 2000124844A
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- Japan
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- signal
- waveform
- tap
- tap coefficient
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- Television Systems (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡易な構成による、波形等化後の信号のエラー
レートを向上した波形等化装置を得る。 【解決手段】信号の飛び込み波に対応する第３のタップ
係数がマイナスの値の場合タップ係数を再計算し、当該
再計算によりマイナスの値でない第３のタップ係数が算
出された場合は当該マイナスの値でない第３のタップ係
数を用い、再計算を所定回数行ってもマイナスの値でな
い第３のタップ係数が算出されない場合は、算出された
マイナスの値の第３のタップ係数を用いるようにした。
レートを向上した波形等化装置を得る。 【解決手段】信号の飛び込み波に対応する第３のタップ
係数がマイナスの値の場合タップ係数を再計算し、当該
再計算によりマイナスの値でない第３のタップ係数が算
出された場合は当該マイナスの値でない第３のタップ係
数を用い、再計算を所定回数行ってもマイナスの値でな
い第３のタップ係数が算出されない場合は、算出された
マイナスの値の第３のタップ係数を用いるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は波形等化装置及び方
法に関し、文字放送復号装置に用いる波形等化装置に適
用して好適なものである。
法に関し、文字放送復号装置に用いる波形等化装置に適
用して好適なものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、テレビジョン放送の放送波に文字
信号を多重して放送する文字放送が行われている。すな
わち文字放送は、テレビジョン放送波の垂直帰線消去期
間における走査線にディジタル信号化された文字信号を
多重して送信する。そして受信側においてテレビジョン
放送波を受信して文字信号を復号し画面に表示する。
信号を多重して放送する文字放送が行われている。すな
わち文字放送は、テレビジョン放送波の垂直帰線消去期
間における走査線にディジタル信号化された文字信号を
多重して送信する。そして受信側においてテレビジョン
放送波を受信して文字信号を復号し画面に表示する。
【０００３】ここで、テレビジョン放送においては伝送
経路におけるマルチパスによりゴーストが発生するが、
これにより復調した信号波形に歪みが生じ文字信号を復
号し得ない場合が生じる。このため文字放送復号装置に
おいてはトランスバーサルフィルタを用いて波形等化処
理と呼ばれる信号波形の整形を行う。
経路におけるマルチパスによりゴーストが発生するが、
これにより復調した信号波形に歪みが生じ文字信号を復
号し得ない場合が生じる。このため文字放送復号装置に
おいてはトランスバーサルフィルタを用いて波形等化処
理と呼ばれる信号波形の整形を行う。
【０００４】図７はトランスバーサルフィルタ６０を示
し、所定の遅延時間Ｔを有するＭ個の遅延部６３Ａ〜６
３ＭとＮ個の演算部６２Ａ〜４２Ｎが交互に直列に接続
されており、演算部６２Ａ〜６２Ｎにはそれぞれタップ
６１Ａ〜６１Ｎが接続されている。そして、各タップに
おいて入力信号に対する重み係数（以下、これをタップ
係数と呼ぶ）を乗じて入力することにより出力信号の波
形を制御することができる。
し、所定の遅延時間Ｔを有するＭ個の遅延部６３Ａ〜６
３ＭとＮ個の演算部６２Ａ〜４２Ｎが交互に直列に接続
されており、演算部６２Ａ〜６２Ｎにはそれぞれタップ
６１Ａ〜６１Ｎが接続されている。そして、各タップに
おいて入力信号に対する重み係数（以下、これをタップ
係数と呼ぶ）を乗じて入力することにより出力信号の波
形を制御することができる。
【０００５】文字信号の先頭には、クロックランイン及
びフレーミングコードと呼ばれる同期部が設けられてい
る。図８は文字信号の信号波形を示し、カラーバースト
部ＣＢに続いて、１６ビットでなるクロックランインＣ
Ｒ及び８ビットでなるフレーミングコードＦＣで構成さ
れる同期部ＨＤが設けられている。そして同期部ＨＤに
続いて、文字情報であるパケットデータ部ＰＤと、当該
パケットデータ部ＰＤに対するチェック符号部分ＥＣが
設けられている。
びフレーミングコードと呼ばれる同期部が設けられてい
る。図８は文字信号の信号波形を示し、カラーバースト
部ＣＢに続いて、１６ビットでなるクロックランインＣ
Ｒ及び８ビットでなるフレーミングコードＦＣで構成さ
れる同期部ＨＤが設けられている。そして同期部ＨＤに
続いて、文字情報であるパケットデータ部ＰＤと、当該
パケットデータ部ＰＤに対するチェック符号部分ＥＣが
設けられている。
【０００６】波形等化処理は、理想波形と呼ばれるゴー
ストが無い状態における同期部の理想的な信号波形を想
定する。そして受信信号をトランスバーサルフィルタに
入力し、当該トランスバーサルフィルタから出力された
受信信号と理想波形との差分が最小になるように、最小
２乗誤差法を用いてタップ係数を算出する。そして算出
されたタップ係数を用いて、所定の収束条件を満たすま
で再度タップ係数の計算を繰り返し、収束条件に達した
時のタップ係数を用いて波形等化を行う。
ストが無い状態における同期部の理想的な信号波形を想
定する。そして受信信号をトランスバーサルフィルタに
入力し、当該トランスバーサルフィルタから出力された
受信信号と理想波形との差分が最小になるように、最小
２乗誤差法を用いてタップ係数を算出する。そして算出
されたタップ係数を用いて、所定の収束条件を満たすま
で再度タップ係数の計算を繰り返し、収束条件に達した
時のタップ係数を用いて波形等化を行う。
【０００７】図９（Ａ）は波形等化前の信号波形を示
し、図９（Ｂ）は波形等化後の信号波形を示す。
し、図９（Ｂ）は波形等化後の信号波形を示す。
【０００８】ここで、ゴーストには後ゴーストと前ゴー
ストの２種類が存在する。後ゴーストは反射波により発
生するのに対し、前ゴーストは強電界地域において放送
波がテレビジョン受像機に直に飛び込む（飛び込み波）
ことにより発生する。すなわち、アンテナを経由した放
送波（直接波）に比べて飛び込み波のほうがテレビジョ
ン受像機に早く到達するため、直接波よりも位相が早い
飛び込み波により正像の前側（左側）にゴーストが発生
するものである。このような前ゴーストに対応するた
め、トランスバーサルフィルタのタップ１を直接波に対
応し、タップ０を前ゴースト、タップ２以降を後ゴース
トに対応して波形等化を行う。
ストの２種類が存在する。後ゴーストは反射波により発
生するのに対し、前ゴーストは強電界地域において放送
波がテレビジョン受像機に直に飛び込む（飛び込み波）
ことにより発生する。すなわち、アンテナを経由した放
送波（直接波）に比べて飛び込み波のほうがテレビジョ
ン受像機に早く到達するため、直接波よりも位相が早い
飛び込み波により正像の前側（左側）にゴーストが発生
するものである。このような前ゴーストに対応するた
め、トランスバーサルフィルタのタップ１を直接波に対
応し、タップ０を前ゴースト、タップ２以降を後ゴース
トに対応して波形等化を行う。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】ここで、タップ係数の
計算にはばらつきが発生するため、収束条件に達したタ
ップ係数の値は、計算の度に異なった値を示す。各タッ
プのタップ係数にはマイナスの値が算出されることがあ
り、特に前ゴーストが発生している場合にタップ０のタ
ップ係数がマイナスになることがある。ところが、前ゴ
ーストが発生していない場合においてもタップ０にマイ
ナスのタップ係数が算出される場合があり、このような
場合は波形等化後の信号のエラーレートが悪いというこ
とが知られている。
計算にはばらつきが発生するため、収束条件に達したタ
ップ係数の値は、計算の度に異なった値を示す。各タッ
プのタップ係数にはマイナスの値が算出されることがあ
り、特に前ゴーストが発生している場合にタップ０のタ
ップ係数がマイナスになることがある。ところが、前ゴ
ーストが発生していない場合においてもタップ０にマイ
ナスのタップ係数が算出される場合があり、このような
場合は波形等化後の信号のエラーレートが悪いというこ
とが知られている。
【００１０】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成による、波形等化後の信号のエラーレー
トを向上した波形等化装置及び方法を提案しようとする
ものである。
で、簡易な構成による、波形等化後の信号のエラーレー
トを向上した波形等化装置及び方法を提案しようとする
ものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定の信号の直接波に対応した第
１のタップ、信号の反射波に対応した第２のタップ及び
信号の飛び込み波に対応した第３のタップを有し、信号
を第１、第２及び第３のタップに入力し、第１、第２及
び第３のタップにそれぞれ対応する第１、第２及び第３
のタップ係数に応じて、直接波、反射波及び飛び込み波
を合成してなる合成信号の信号波形を整形するトランス
バーサルフィルタと、信号の一部に設けられた基準波形
部分と当該基準波形部分の理想となる理想波形とに基づ
いて第１、第２及び第３のタップ係数を算出する制御手
段とを設け、制御手段は第３のタップ係数がマイナスの
値の場合タップ係数を再計算し、当該再計算によりマイ
ナスの値でない第３のタップ係数が算出された場合は当
該マイナスの値でない第３のタップ係数を用い、再計算
を所定回数行ってもマイナスの値でない第３のタップ係
数が算出されない場合は、算出されたマイナスの値の第
３のタップ係数を用いて合成信号の波形整形用のタップ
係数とするようにした。
め本発明においては、所定の信号の直接波に対応した第
１のタップ、信号の反射波に対応した第２のタップ及び
信号の飛び込み波に対応した第３のタップを有し、信号
を第１、第２及び第３のタップに入力し、第１、第２及
び第３のタップにそれぞれ対応する第１、第２及び第３
のタップ係数に応じて、直接波、反射波及び飛び込み波
を合成してなる合成信号の信号波形を整形するトランス
バーサルフィルタと、信号の一部に設けられた基準波形
部分と当該基準波形部分の理想となる理想波形とに基づ
いて第１、第２及び第３のタップ係数を算出する制御手
段とを設け、制御手段は第３のタップ係数がマイナスの
値の場合タップ係数を再計算し、当該再計算によりマイ
ナスの値でない第３のタップ係数が算出された場合は当
該マイナスの値でない第３のタップ係数を用い、再計算
を所定回数行ってもマイナスの値でない第３のタップ係
数が算出されない場合は、算出されたマイナスの値の第
３のタップ係数を用いて合成信号の波形整形用のタップ
係数とするようにした。
【００１２】飛び込み波に対応する第３のタップ係数が
マイナスの値の場合再度タップ係数の計算を行い、再計
算によりマイナスの値でない第３のタップ係数が算出さ
れた場合は当該マイナスの値でない第３のタップ係数を
用いることにより、前ゴーストが発生していない場合に
おけるマイナスの第３のタップ係数の発生を除去し、波
形等化後の信号のエラーレートを向上することができ
る。
マイナスの値の場合再度タップ係数の計算を行い、再計
算によりマイナスの値でない第３のタップ係数が算出さ
れた場合は当該マイナスの値でない第３のタップ係数を
用いることにより、前ゴーストが発生していない場合に
おけるマイナスの第３のタップ係数の発生を除去し、波
形等化後の信号のエラーレートを向上することができ
る。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下図面について本発明の一実施
の形態を詳述する。
の形態を詳述する。
【００１４】（１）構成 （１−１）テレビジョン受像機の全体構成 図１において、１は全体としてテレビジョン受像機を示
し、放送波Ｓ１をアンテナ２で受信して第１チューナ３
Ａ及び第２チューナ３Ｂに供給する。第１チューナ３Ａ
及び第２チューナ３Ｂはそれぞれ放送波Ｓ１の任意のチ
ャンネルに同調して復調し、映像信号Ｓ３Ａ及びＳ３Ｂ
として信号選択部５に供給する。
し、放送波Ｓ１をアンテナ２で受信して第１チューナ３
Ａ及び第２チューナ３Ｂに供給する。第１チューナ３Ａ
及び第２チューナ３Ｂはそれぞれ放送波Ｓ１の任意のチ
ャンネルに同調して復調し、映像信号Ｓ３Ａ及びＳ３Ｂ
として信号選択部５に供給する。
【００１５】信号選択部５は、ＣＰＵ（Central Proces
sing Unit ）４の制御に応じて映像信号Ｓ３Ａ及びＳ３
Ｂのどちらか一方を選択し、映像信号Ｓ５Ａとして映像
処理部６に供給するとともに、映像信号Ｓ３Ａ及びＳ３
Ｂのどちらか一方を選択し、映像信号Ｓ５Ｂとして文字
信号復号部２０に供給する。
sing Unit ）４の制御に応じて映像信号Ｓ３Ａ及びＳ３
Ｂのどちらか一方を選択し、映像信号Ｓ５Ａとして映像
処理部６に供給するとともに、映像信号Ｓ３Ａ及びＳ３
Ｂのどちらか一方を選択し、映像信号Ｓ５Ｂとして文字
信号復号部２０に供給する。
【００１６】文字信号復号部２０は、映像信号Ｓ５Ｂに
含まれる文字信号部分を復号して文字放送映像信号Ｓ２
０を生成し、これを映像処理部６に供給する。そして映
像処理部６は、映像信号Ｓ５Ａ及び文字放送映像信号Ｓ
２０のいずれか一方についてＲＧＢ（Red,Green,Blue）
信号Ｓ６及び同期信号Ｓ７を生成し、それぞれを増幅部
８及び偏向部９に供給する。増幅部８はＲＧＢ信号Ｓ６
を増幅してブラウン管１０に供給し、偏向部９は同期信
号Ｓ７から水平偏向電流Ｓ９Ｈ及び垂直偏向電流Ｓ９Ｖ
を生成しブラウン管１０に供給する。かくしてテレビジ
ョン受像機１は放送波Ｓ１を受信して復調し、映像及び
文字放送の文字情報をブラウン管１０に表示する。
含まれる文字信号部分を復号して文字放送映像信号Ｓ２
０を生成し、これを映像処理部６に供給する。そして映
像処理部６は、映像信号Ｓ５Ａ及び文字放送映像信号Ｓ
２０のいずれか一方についてＲＧＢ（Red,Green,Blue）
信号Ｓ６及び同期信号Ｓ７を生成し、それぞれを増幅部
８及び偏向部９に供給する。増幅部８はＲＧＢ信号Ｓ６
を増幅してブラウン管１０に供給し、偏向部９は同期信
号Ｓ７から水平偏向電流Ｓ９Ｈ及び垂直偏向電流Ｓ９Ｖ
を生成しブラウン管１０に供給する。かくしてテレビジ
ョン受像機１は放送波Ｓ１を受信して復調し、映像及び
文字放送の文字情報をブラウン管１０に表示する。
【００１７】（１−２）文字信号復号部の構成 図２は全体として文字信号復号部２０を示し、制御手段
としてのＣＰＵ（Central Processing Unit ）２２、Ｒ
ＯＭ（Read Only Memory）２３、ＲＡＭ（Randam Acces
s Memory）２４、ＥＥＰＲＯＭ（Electrically Erasabl
e & Programmable ROM）２５、アッテネータ２６、波形
等化部３０、データ再生部２７、エラー訂正部５０及び
表示処理部２８が、バス２１を介して接続されている。
としてのＣＰＵ（Central Processing Unit ）２２、Ｒ
ＯＭ（Read Only Memory）２３、ＲＡＭ（Randam Acces
s Memory）２４、ＥＥＰＲＯＭ（Electrically Erasabl
e & Programmable ROM）２５、アッテネータ２６、波形
等化部３０、データ再生部２７、エラー訂正部５０及び
表示処理部２８が、バス２１を介して接続されている。
【００１８】文字信号復号部２０は、映像信号Ｓ５Ｂを
アッテネータ２６に入力する。アッテネータ２６はＣＰ
Ｕ２２から供給されるアッテネータ値Ｓ２２に応じて映
像信号Ｓ５Ｂの振幅を調整し、波形等化部３０に出力す
る。波形等化部３０が有するアナログ／ディジタル変換
部３１は映像信号Ｓ５Ｂをディジタル変換し、映像信号
Ｓ３１としてトランスバーサルフィルタ４０及びＩＲＡ
Ｍ（Input RAM ）３３に出力する。
アッテネータ２６に入力する。アッテネータ２６はＣＰ
Ｕ２２から供給されるアッテネータ値Ｓ２２に応じて映
像信号Ｓ５Ｂの振幅を調整し、波形等化部３０に出力す
る。波形等化部３０が有するアナログ／ディジタル変換
部３１は映像信号Ｓ５Ｂをディジタル変換し、映像信号
Ｓ３１としてトランスバーサルフィルタ４０及びＩＲＡ
Ｍ（Input RAM ）３３に出力する。
【００１９】図３は全体としてトランスバーサルフィル
タ４０を示し、所定の遅延時間Ｔを有する７個の遅延部
４３Ａ〜４３Ｇと８個の演算部４２Ａ〜４２Ｈが交互に
直列に接続されている。演算部４２Ａ〜４２Ｈにはそれ
ぞれ第０タップ４１Ａ〜第７タップ４１Ｈが接続されて
おり、各タップには映像信号Ｓ３１が供給される。
タ４０を示し、所定の遅延時間Ｔを有する７個の遅延部
４３Ａ〜４３Ｇと８個の演算部４２Ａ〜４２Ｈが交互に
直列に接続されている。演算部４２Ａ〜４２Ｈにはそれ
ぞれ第０タップ４１Ａ〜第７タップ４１Ｈが接続されて
おり、各タップには映像信号Ｓ３１が供給される。
【００２０】ＣＰＵ２２は後述する波形等化計算処理を
行い、タップ４１Ａ〜４１Ｈにおける映像信号Ｓ３１に
対する重み付け値であるタップ係数ＴＡＰ０〜ＴＡＰ７
を算出し、これをそれぞれタップ４１Ａ〜４１Ｈに供給
する。タップ４１Ａ〜４１Ｈはタップ係数ＴＡＰ０〜Ｔ
ＡＰ７に応じて映像信号Ｓ３１に重み付けを行い、それ
ぞれ演算部４２Ａ〜４２Ｈに出力する。
行い、タップ４１Ａ〜４１Ｈにおける映像信号Ｓ３１に
対する重み付け値であるタップ係数ＴＡＰ０〜ＴＡＰ７
を算出し、これをそれぞれタップ４１Ａ〜４１Ｈに供給
する。タップ４１Ａ〜４１Ｈはタップ係数ＴＡＰ０〜Ｔ
ＡＰ７に応じて映像信号Ｓ３１に重み付けを行い、それ
ぞれ演算部４２Ａ〜４２Ｈに出力する。
【００２１】演算部４２Ｈは、ＣＰＵ２２から供給され
るオフセット値Ｓ２３に応じて第７タップ４１Ｈから供
給される映像信号Ｓ３１の振幅中心をオフセットし、後
段の遅延部４３Ｇに出力する。遅延部４３Ｇは演算部４
２Ｈから供給される映像信号Ｓ３１を遅延時間Ｔだけ遅
延し、後段の演算部４２Ｇに出力する。演算部４２Ｇは
第６タップ４１Ｇから供給される映像信号Ｓ３１と演算
部４２Ｈからの出力を合成し、後段の遅延部４３Ｆに出
力する。以下同様に、各演算部は対応するタップからの
出力と前段の遅延部からの出力を合成して後段に出力す
る。かくしてトランスバーサルフィルタ４０は、ＣＰＵ
２２から供給されるタップ係数ＴＡＰ０〜ＴＡＰ７及び
オフセット値Ｓ２３に応じて映像信号Ｓ３１の波形を波
形等化してゴーストを削減し、等化映像信号Ｓ４０とし
て位相補間部３７、相関検出部３５及びＯＲＡＭ（Outp
ut RAM）３３に出力する。
るオフセット値Ｓ２３に応じて第７タップ４１Ｈから供
給される映像信号Ｓ３１の振幅中心をオフセットし、後
段の遅延部４３Ｇに出力する。遅延部４３Ｇは演算部４
２Ｈから供給される映像信号Ｓ３１を遅延時間Ｔだけ遅
延し、後段の演算部４２Ｇに出力する。演算部４２Ｇは
第６タップ４１Ｇから供給される映像信号Ｓ３１と演算
部４２Ｈからの出力を合成し、後段の遅延部４３Ｆに出
力する。以下同様に、各演算部は対応するタップからの
出力と前段の遅延部からの出力を合成して後段に出力す
る。かくしてトランスバーサルフィルタ４０は、ＣＰＵ
２２から供給されるタップ係数ＴＡＰ０〜ＴＡＰ７及び
オフセット値Ｓ２３に応じて映像信号Ｓ３１の波形を波
形等化してゴーストを削減し、等化映像信号Ｓ４０とし
て位相補間部３７、相関検出部３５及びＯＲＡＭ（Outp
ut RAM）３３に出力する。
【００２２】相関検出部３５は、所定の基準波形と等化
映像信号Ｓ３２の波形と比較して波形の相関を検出し、
これを相関情報Ｓ３５として位相検出部３６に出力す
る。位相検出部３６は、相関情報Ｓ３５に基づいて等化
映像信号Ｓ３２の位相のずれを検出し、このずれを位相
信号Ｓ３６として位相補間部３７に出力する。そして位
相補間部３７は位相信号Ｓ３６に応じて等化映像信号Ｓ
３２の位相を調整してデータ再生部２７に出力する。
映像信号Ｓ３２の波形と比較して波形の相関を検出し、
これを相関情報Ｓ３５として位相検出部３６に出力す
る。位相検出部３６は、相関情報Ｓ３５に基づいて等化
映像信号Ｓ３２の位相のずれを検出し、このずれを位相
信号Ｓ３６として位相補間部３７に出力する。そして位
相補間部３７は位相信号Ｓ３６に応じて等化映像信号Ｓ
３２の位相を調整してデータ再生部２７に出力する。
【００２３】データ再生部２７は、ＣＰＵ２２から供給
されるタイミング値２４に応じて等化映像信号Ｓ３２に
おける文字信号部分を抜き出し、これを文字信号Ｓ２７
としてエラー訂正部５０に出力する。
されるタイミング値２４に応じて等化映像信号Ｓ３２に
おける文字信号部分を抜き出し、これを文字信号Ｓ２７
としてエラー訂正部５０に出力する。
【００２４】図４は全体としてエラー訂正部５０を示
し、文字信号Ｓ２７を選択部５１を介してシリアル／パ
ラレル変換部５２に入力する。シリアル／パラレル変換
部５２は文字信号Ｓ２７をシリアル信号からパラレル信
号に変換し、バッファメモリ５３に書き込む。パラレル
／シリアル変換部５４はバッファメモリ５３に書き込ま
れている文字信号Ｓ２７を読み出してシリアル信号に再
変換し、シンドロームレジスタ５５に出力する。シンド
ロームレジスタ５５は、（２７２，１９０）差集合巡回
符号方式を用いて文字信号Ｓ２７の伝送路誤りを示す値
であるシンドロームを算出し、これをシンドローム情報
Ｓ５５として文字信号Ｓ２７とともにエラー処理部５６
に出力する。
し、文字信号Ｓ２７を選択部５１を介してシリアル／パ
ラレル変換部５２に入力する。シリアル／パラレル変換
部５２は文字信号Ｓ２７をシリアル信号からパラレル信
号に変換し、バッファメモリ５３に書き込む。パラレル
／シリアル変換部５４はバッファメモリ５３に書き込ま
れている文字信号Ｓ２７を読み出してシリアル信号に再
変換し、シンドロームレジスタ５５に出力する。シンド
ロームレジスタ５５は、（２７２，１９０）差集合巡回
符号方式を用いて文字信号Ｓ２７の伝送路誤りを示す値
であるシンドロームを算出し、これをシンドローム情報
Ｓ５５として文字信号Ｓ２７とともにエラー処理部５６
に出力する。
【００２５】エラー処理部５６は、シンドローム情報Ｓ
５５に基づいて文字信号Ｓ２７にエラーが発生している
か否かを判断し、エラーが発生している場合は当該文字
信号Ｓ２７に対してシンドローム情報Ｓ５５に基づいて
エラー訂正処理を行い、選択部５１及びシリアル／パラ
レル変換部５２を介してバッファメモリ５３に書き込
む。文字信号Ｓ２７にエラーが発生していない場合は文
字信号Ｓ２７のバッファメモリ５３への書込みは行わな
い。かくしてエラー訂正部５６は、文字信号Ｓ２７にエ
ラーが発生している場合当該文字信号Ｓ２７に対してエ
ラー訂正処理を行い、表示処理部２８（図２）に出力す
る。このときエラー処理部５６は、文字信号Ｓ２７のエ
ラーレートをエラーレート情報Ｓ５０としてバス２１を
介してＣＰＵ２２に出力する。
５５に基づいて文字信号Ｓ２７にエラーが発生している
か否かを判断し、エラーが発生している場合は当該文字
信号Ｓ２７に対してシンドローム情報Ｓ５５に基づいて
エラー訂正処理を行い、選択部５１及びシリアル／パラ
レル変換部５２を介してバッファメモリ５３に書き込
む。文字信号Ｓ２７にエラーが発生していない場合は文
字信号Ｓ２７のバッファメモリ５３への書込みは行わな
い。かくしてエラー訂正部５６は、文字信号Ｓ２７にエ
ラーが発生している場合当該文字信号Ｓ２７に対してエ
ラー訂正処理を行い、表示処理部２８（図２）に出力す
る。このときエラー処理部５６は、文字信号Ｓ２７のエ
ラーレートをエラーレート情報Ｓ５０としてバス２１を
介してＣＰＵ２２に出力する。
【００２６】表示処理部２８は文字信号Ｓ２７を入力
し、当該文字信号Ｓ２７が示す文字の文字パターンをメ
モリ（図示せず）から読み出して映像信号を生成し、文
字放送映像信号Ｓ２０として出力する。
し、当該文字信号Ｓ２７が示す文字の文字パターンをメ
モリ（図示せず）から読み出して映像信号を生成し、文
字放送映像信号Ｓ２０として出力する。
【００２７】かくして文字信号復号部２０は映像信号Ｓ
５Ｂを入力し、当該映像信号Ｓ５Ｂに対して波形等化処
理を施した後文字信号Ｓ２７を抜き出す。そして文字信
号Ｓ２７に対してエラー訂正処理を行った後、当該文字
信号Ｓ２７が示す文字パターンを文字放送映像信号Ｓ２
０として映像処理部６に出力する。
５Ｂを入力し、当該映像信号Ｓ５Ｂに対して波形等化処
理を施した後文字信号Ｓ２７を抜き出す。そして文字信
号Ｓ２７に対してエラー訂正処理を行った後、当該文字
信号Ｓ２７が示す文字パターンを文字放送映像信号Ｓ２
０として映像処理部６に出力する。
【００２８】（２）波形等化計算処理 文字信号復号部２０（図２）は、波形等化処理における
理想波形の波形パターンをＲＯＭ２３に複数記憶してい
る。ＣＰＵ２２はこれら複数の理想波形を順次用いて波
形等化計算処理を行い、文字信号Ｓ２７のエラーレート
が所定の閾値を満足するような理想波形を選定する。
理想波形の波形パターンをＲＯＭ２３に複数記憶してい
る。ＣＰＵ２２はこれら複数の理想波形を順次用いて波
形等化計算処理を行い、文字信号Ｓ２７のエラーレート
が所定の閾値を満足するような理想波形を選定する。
【００２９】すなわちＣＰＵ２２は、まず最初に所定の
第１の理想波形をＲＯＭ２３から読み出し、この理想波
形を用いて波形等化計算処理を行い、アッテネータ値Ｓ
２２、オフセット値Ｓ２３、タイミング値２４及びタッ
プ値ＴＡＰ０〜７の各パラメータを算出する。そしてこ
れらの各パラメータを用いて波形等化処理を行い、この
結果による文字信号Ｓ２７のエラーレートが所定の閾値
以上の場合は、使用した理想波形では要求されるエラー
レートを満たすことができないものとして、第２の理想
波形を用いて波形等化計算処理を行う。ＣＰＵ２２はこ
のように複数の理想波形を順次用いて波形等化計算処理
を行い、この結果によるエラーレートが所定の閾値を満
足するような理想波形を選定し、また閾値を満足するよ
うな理想波形が無い場合は最もエラーレートが低い理想
波形を選定し、当該選定した理想波形及びこれを用いて
算出した各パラメータをＥＥＰＲＯＭ２５に記憶し、以
降はＥＥＰＲＯＭ２５に記憶されている理想波形及び各
パラメータを用いて文字信号再生の再生を行う。このよ
うなパラメータの算出及び記憶は、テレビジョン放送の
各チャンネル毎に行われる。
第１の理想波形をＲＯＭ２３から読み出し、この理想波
形を用いて波形等化計算処理を行い、アッテネータ値Ｓ
２２、オフセット値Ｓ２３、タイミング値２４及びタッ
プ値ＴＡＰ０〜７の各パラメータを算出する。そしてこ
れらの各パラメータを用いて波形等化処理を行い、この
結果による文字信号Ｓ２７のエラーレートが所定の閾値
以上の場合は、使用した理想波形では要求されるエラー
レートを満たすことができないものとして、第２の理想
波形を用いて波形等化計算処理を行う。ＣＰＵ２２はこ
のように複数の理想波形を順次用いて波形等化計算処理
を行い、この結果によるエラーレートが所定の閾値を満
足するような理想波形を選定し、また閾値を満足するよ
うな理想波形が無い場合は最もエラーレートが低い理想
波形を選定し、当該選定した理想波形及びこれを用いて
算出した各パラメータをＥＥＰＲＯＭ２５に記憶し、以
降はＥＥＰＲＯＭ２５に記憶されている理想波形及び各
パラメータを用いて文字信号再生の再生を行う。このよ
うなパラメータの算出及び記憶は、テレビジョン放送の
各チャンネル毎に行われる。
【００３０】図５は波形等化計算処理を示し、ＣＰＵ２
２はステップＳＰ１で処理を開始し、ステップＳＰ２に
おいて文字信号復号部２０全体を初期化する。このと
き、再計算カウンタ（図示せず）のカウンタ値Ａを０に
リセットする。続くステップＳＰ３において、ＣＰＵ２
２は映像信号Ｓ５Ｂが入力選択部５から映像信号Ｓ５Ｂ
が供給されているか否かを判断する。ステップＳＰ３に
おいて否定結果が得られた場合、このことは映像信号Ｓ
５Ｂが供給されていないことを表しており、ＣＰＵ２２
はステップＳＰ５に進み処理を終了する。一方ステップ
ＳＰ３において肯定結果が得られた場合、このことは映
像信号Ｓ５Ｂが供給されていることを表しており、処理
はステップＳＰ４に進む。そしてステップＳＰ４におい
て、ＣＰＵ２２は映像信号Ｓ５Ｂに文字信号が含まれて
いるか否かを、フレーミングコードＦＣの有無により判
断する。ステップＳＰ４において否定結果が得られた場
合、このことは映像信号Ｓ５Ｂに文字信号が含まれてい
ないことを表しており、ＣＰＵ２２はステップＳＰ５に
進み処理を終了する。一方ステップＳＰ４において肯定
結果が得られた場合、このことは映像信号Ｓ５Ｂに文字
信号が含まれていることを表しており、処理はステップ
ＳＰ６に進む。
２はステップＳＰ１で処理を開始し、ステップＳＰ２に
おいて文字信号復号部２０全体を初期化する。このと
き、再計算カウンタ（図示せず）のカウンタ値Ａを０に
リセットする。続くステップＳＰ３において、ＣＰＵ２
２は映像信号Ｓ５Ｂが入力選択部５から映像信号Ｓ５Ｂ
が供給されているか否かを判断する。ステップＳＰ３に
おいて否定結果が得られた場合、このことは映像信号Ｓ
５Ｂが供給されていないことを表しており、ＣＰＵ２２
はステップＳＰ５に進み処理を終了する。一方ステップ
ＳＰ３において肯定結果が得られた場合、このことは映
像信号Ｓ５Ｂが供給されていることを表しており、処理
はステップＳＰ４に進む。そしてステップＳＰ４におい
て、ＣＰＵ２２は映像信号Ｓ５Ｂに文字信号が含まれて
いるか否かを、フレーミングコードＦＣの有無により判
断する。ステップＳＰ４において否定結果が得られた場
合、このことは映像信号Ｓ５Ｂに文字信号が含まれてい
ないことを表しており、ＣＰＵ２２はステップＳＰ５に
進み処理を終了する。一方ステップＳＰ４において肯定
結果が得られた場合、このことは映像信号Ｓ５Ｂに文字
信号が含まれていることを表しており、処理はステップ
ＳＰ６に進む。
【００３１】ステップＳＰ６において、ＣＰＵ２２は文
字信号Ｓ２７のエラーレートが所定の閾値未満か否か
を、エラー訂正部５０から供給されるエラーレート情報
Ｓ５０に基づいて判断する。ステップＳＰ６において否
定結果が得られた場合、このことは文字信号Ｓ２７のエ
ラーレートが所定の閾値以上であることを表しており、
ＣＰＵ２２はステップＳＰ７に進む。処理開始直後にお
いては文字信号の復号は完了しておらず、このため文字
信号Ｓ２７のエラーレートも不明であるから、この場合
もＣＰＵ２２はステップＳＰ７に進む。
字信号Ｓ２７のエラーレートが所定の閾値未満か否か
を、エラー訂正部５０から供給されるエラーレート情報
Ｓ５０に基づいて判断する。ステップＳＰ６において否
定結果が得られた場合、このことは文字信号Ｓ２７のエ
ラーレートが所定の閾値以上であることを表しており、
ＣＰＵ２２はステップＳＰ７に進む。処理開始直後にお
いては文字信号の復号は完了しておらず、このため文字
信号Ｓ２７のエラーレートも不明であるから、この場合
もＣＰＵ２２はステップＳＰ７に進む。
【００３２】ステップＳＰ７において、ＣＰＵ２２は波
形等化処理における理想波形をＲ０Ｍ２４から読み出
す。ここでＲ０Ｍ２４には複数の理想波形が記憶されて
おり、処理開始直後においてはＣＰＵ２２は第１の理想
波形を選定し、以降ステップＳＰ６〜ステップＳＰ１４
を繰り返す毎に第２、第３の理想波形を順次選定してい
く。
形等化処理における理想波形をＲ０Ｍ２４から読み出
す。ここでＲ０Ｍ２４には複数の理想波形が記憶されて
おり、処理開始直後においてはＣＰＵ２２は第１の理想
波形を選定し、以降ステップＳＰ６〜ステップＳＰ１４
を繰り返す毎に第２、第３の理想波形を順次選定してい
く。
【００３３】続くステップＳＰ８において、ＣＰＵ２２
は映像信号Ｓ５Ｂにおける文字信号、データ放送信号が
含まれている走査線（１０Ｈ〜１６Ｈ及び２１Ｈ）を選
択する。ステップＳＰ９において、ＣＰＵ２２はＩＲＡ
Ｍ３３（図２）に記憶されている映像信号Ｓ３１を読み
出す。そして当該映像信号Ｓ３１におけるクロックラン
インＣＲの振幅に基づいて、アッテネータ値Ｓ２２を仮
計算する。
は映像信号Ｓ５Ｂにおける文字信号、データ放送信号が
含まれている走査線（１０Ｈ〜１６Ｈ及び２１Ｈ）を選
択する。ステップＳＰ９において、ＣＰＵ２２はＩＲＡ
Ｍ３３（図２）に記憶されている映像信号Ｓ３１を読み
出す。そして当該映像信号Ｓ３１におけるクロックラン
インＣＲの振幅に基づいて、アッテネータ値Ｓ２２を仮
計算する。
【００３４】続くステップＳＰ１０において、ＣＰＵ２
２は映像信号Ｓ３１に基づいて、当該映像信号Ｓ３１か
ら文字信号Ｓ２７を抜き出すための基準となるタイミン
グ値Ｓ２４を計算する。
２は映像信号Ｓ３１に基づいて、当該映像信号Ｓ３１か
ら文字信号Ｓ２７を抜き出すための基準となるタイミン
グ値Ｓ２４を計算する。
【００３５】図６は文字信号とタイミング値の関係を示
す。図６（Ａ）は映像信号Ｓ３１の波形を示し、図６
（Ｂ）は映像信号Ｓ３１に基づいて生成された水平同期
信号Ｈｓｙｎｃを示す。図６（Ｃ）は文字信号のクロッ
クＣＬＫを示し、図６（Ｄ）は文字信号の基準レベルを
映像信号Ｓ３１のペデスタルから抜き取るためのペデス
タル抜き取り信号ＥＱＣＰを示す。
す。図６（Ａ）は映像信号Ｓ３１の波形を示し、図６
（Ｂ）は映像信号Ｓ３１に基づいて生成された水平同期
信号Ｈｓｙｎｃを示す。図６（Ｃ）は文字信号のクロッ
クＣＬＫを示し、図６（Ｄ）は文字信号の基準レベルを
映像信号Ｓ３１のペデスタルから抜き取るためのペデス
タル抜き取り信号ＥＱＣＰを示す。
【００３６】図６（Ｅ）は、ＦＣ抜き取り信号ＦＣＣＰ
を示し、水平同期信号Ｈｓｙｎｃの立ち下がり位置のク
ロックをタイミング値Ｓ２４が示す値であるｎとし、ク
ロック２０６からクロック２３７の間を論理「Ｈ」レベ
ルとし、その他の区間を論理「Ｌ」レベルとする。ＣＰ
Ｕ２２は、論理「Ｈ」レベルの間映像信号Ｓ３１を抜き
取り、抜き取った信号とフレーミングコードＦＣのパタ
ーンとをパターンマッチングし、これらが一致するよう
にタイミング値Ｓ２４を調整することにより映像信号Ｓ
３１における文字信号Ｓ２７の位置を確定し、決定した
タイミング値Ｓ２４をバス２１を介してデータ再生部２
７に出力する。
を示し、水平同期信号Ｈｓｙｎｃの立ち下がり位置のク
ロックをタイミング値Ｓ２４が示す値であるｎとし、ク
ロック２０６からクロック２３７の間を論理「Ｈ」レベ
ルとし、その他の区間を論理「Ｌ」レベルとする。ＣＰ
Ｕ２２は、論理「Ｈ」レベルの間映像信号Ｓ３１を抜き
取り、抜き取った信号とフレーミングコードＦＣのパタ
ーンとをパターンマッチングし、これらが一致するよう
にタイミング値Ｓ２４を調整することにより映像信号Ｓ
３１における文字信号Ｓ２７の位置を確定し、決定した
タイミング値Ｓ２４をバス２１を介してデータ再生部２
７に出力する。
【００３７】ステップＳＰ１１において、ＣＰＵ２２は
タイミング値Ｓ２４を用いて確定したクロックランイン
ＣＲの振幅に基づいてアッテネータ値Ｓ２２を計算し、
バス２１を介してアッテネータ２６に出力し、続くステ
ップＳＰ１２においてＣＰＵ２２はオフセット値Ｓ２３
を仮計算し、バス２１を介してトランスバーサルフィル
タ４０に出力する。
タイミング値Ｓ２４を用いて確定したクロックランイン
ＣＲの振幅に基づいてアッテネータ値Ｓ２２を計算し、
バス２１を介してアッテネータ２６に出力し、続くステ
ップＳＰ１２においてＣＰＵ２２はオフセット値Ｓ２３
を仮計算し、バス２１を介してトランスバーサルフィル
タ４０に出力する。
【００３８】ステップＳＰ１３において、ＣＰＵ２２は
最小２乗誤差法によりタップ係数ＴＡＰ０〜７を計算す
る。すなわちＣＰＵ２２は映像信号Ｓ３１について、
（１）式に示すＴＡＰ計算式を用いてタップ係数ＴＡＰ
０〜７を算出し、バス２１を介してトランスバーサルフ
ィルタ４０に出力する。そしてＣＰＵ２２は、トランス
バーサルフィルタ４０からの出力である等化映像信号Ｓ
４０と理想波形との差が所定の収束条件を満たすまでタ
ップ係数の計算を繰り返す。
最小２乗誤差法によりタップ係数ＴＡＰ０〜７を計算す
る。すなわちＣＰＵ２２は映像信号Ｓ３１について、
（１）式に示すＴＡＰ計算式を用いてタップ係数ＴＡＰ
０〜７を算出し、バス２１を介してトランスバーサルフ
ィルタ４０に出力する。そしてＣＰＵ２２は、トランス
バーサルフィルタ４０からの出力である等化映像信号Ｓ
４０と理想波形との差が所定の収束条件を満たすまでタ
ップ係数の計算を繰り返す。
【００３９】
【数１】
【００４０】ここでＸ１〜Ｘ８はＯＲＡＭ３４から得た
等化映像信号Ｓ４０における所定の８ポイントにおける
値であり、αは所定の係数である。そしてＴＡＰ１(n)
〜ＴＡＰ７(n) は前回の計算におけるタップ係数であ
り、ＴＡＰ０(n+1) 〜ＴＡＰ７(n+1) は今回の計算にお
けるタップ係数である。初回の計算時においてはＴＡＰ
１(n) の値を１とし、その他のタップ係数を０として計
算する。
等化映像信号Ｓ４０における所定の８ポイントにおける
値であり、αは所定の係数である。そしてＴＡＰ１(n)
〜ＴＡＰ７(n) は前回の計算におけるタップ係数であ
り、ＴＡＰ０(n+1) 〜ＴＡＰ７(n+1) は今回の計算にお
けるタップ係数である。初回の計算時においてはＴＡＰ
１(n) の値を１とし、その他のタップ係数を０として計
算する。
【００４１】続くステップＳＰ１４において、ＣＰＵ２
２は第０タップ４１Ａのタップ係数であるＴＡＰ０がマ
イナスの値であるか否かを判断する。ステップＳＰ１４
において否定結果が得られた場合、このことはＴＡＰ０
がマイナスの値ではないことを表しており、ＣＰＵ２２
はステップＳＰ１７に進む。
２は第０タップ４１Ａのタップ係数であるＴＡＰ０がマ
イナスの値であるか否かを判断する。ステップＳＰ１４
において否定結果が得られた場合、このことはＴＡＰ０
がマイナスの値ではないことを表しており、ＣＰＵ２２
はステップＳＰ１７に進む。
【００４２】一方、ステップＳＰ１４において肯定結果
が得られた場合、このことはＴＡＰ０がマイナスの値で
あることを表しており、ＣＰＵ２２はステップＳＰ１５
に進む。
が得られた場合、このことはＴＡＰ０がマイナスの値で
あることを表しており、ＣＰＵ２２はステップＳＰ１５
に進む。
【００４３】ステップＳＰ１５において、ＣＰＵ２２は
再計算カウンタ値Ａが所定の再計算回数値ｎ未満である
か否かを判断する。ステップＳＰ１５において肯定結果
が得られた場合、このことは再計算カウンタ値Ａがｎ未
満であることを表しており、ＣＰＵ２２はステップＳＰ
１６に進む。そしてＣＰＵ２２は、ステップＳＰ１６に
おいて再計算カウンタ値Ａを１加算した後ステップＳＰ
８に戻り、再度ステップＳＰ８〜ステップＳＰ１４を繰
り返す。
再計算カウンタ値Ａが所定の再計算回数値ｎ未満である
か否かを判断する。ステップＳＰ１５において肯定結果
が得られた場合、このことは再計算カウンタ値Ａがｎ未
満であることを表しており、ＣＰＵ２２はステップＳＰ
１６に進む。そしてＣＰＵ２２は、ステップＳＰ１６に
おいて再計算カウンタ値Ａを１加算した後ステップＳＰ
８に戻り、再度ステップＳＰ８〜ステップＳＰ１４を繰
り返す。
【００４４】一方、ステップＳＰ１５において否定結果
が得られた場合、このことは再計算カウンタ値Ａがｎ以
上であることを表しており、ＣＰＵ２２はステップＳＰ
１７に進む。
が得られた場合、このことは再計算カウンタ値Ａがｎ以
上であることを表しており、ＣＰＵ２２はステップＳＰ
１７に進む。
【００４５】かくしてＣＰＵ２２は、算出されたＴＡＰ
０がマイナスの値ではない場合、このＴＡＰ０を用いて
ステップＳＰ１７を実行する。一方算出されたＴＡＰ０
がマイナスの値である場合、再度タップ係数の計算を繰
り返す。そしてタップ係数の再計算をｎ回行い、それで
もＴＡＰ０がマイナスの場合は実際に前ゴーストが発生
しているものとして、このマイナスの値のＴＡＰ０を用
いてステップＳＰ１７を実行する。
０がマイナスの値ではない場合、このＴＡＰ０を用いて
ステップＳＰ１７を実行する。一方算出されたＴＡＰ０
がマイナスの値である場合、再度タップ係数の計算を繰
り返す。そしてタップ係数の再計算をｎ回行い、それで
もＴＡＰ０がマイナスの場合は実際に前ゴーストが発生
しているものとして、このマイナスの値のＴＡＰ０を用
いてステップＳＰ１７を実行する。
【００４６】ステップＳＰ１７において、ＣＰＵ２２は
等化映像信号Ｓ４０に基づいてオフセット値２３を計算
し、バス２１を介してトランスバーサルフィルタ４０に
出力し、ステップＳＰ６に戻る。そしてステップＳＰ６
において、かくして計算されたアッテネータ値Ｓ２２、
オフセット値Ｓ２３、タイミング値２４及びタップ値Ｔ
ＡＰ０〜７を用いて等化された等化映像信号Ｓ４０をデ
ータ再生してなる文字信号Ｓ２７のエラーレートが所定
の閾値以上である場合、再度ステップＳＰ７〜ステップ
ＳＰ１７を繰り返す。この繰り返しにおいて、ＣＰＵ２
２は順次理想波形を変更してタップ値ＴＡＰ０〜７の計
算を行う。
等化映像信号Ｓ４０に基づいてオフセット値２３を計算
し、バス２１を介してトランスバーサルフィルタ４０に
出力し、ステップＳＰ６に戻る。そしてステップＳＰ６
において、かくして計算されたアッテネータ値Ｓ２２、
オフセット値Ｓ２３、タイミング値２４及びタップ値Ｔ
ＡＰ０〜７を用いて等化された等化映像信号Ｓ４０をデ
ータ再生してなる文字信号Ｓ２７のエラーレートが所定
の閾値以上である場合、再度ステップＳＰ７〜ステップ
ＳＰ１７を繰り返す。この繰り返しにおいて、ＣＰＵ２
２は順次理想波形を変更してタップ値ＴＡＰ０〜７の計
算を行う。
【００４７】一方ステップＳＰ６において、文字信号Ｓ
２７のエラーレートが所定の閾値未満である場合、ＣＰ
Ｕ２２はステップＳＰ１８に進む。そしてステップＳＰ
１８において、ＣＰＵ２２は算出したアッテネータ値Ｓ
２２、オフセット値Ｓ２３、タイミング値２４、タップ
値ＴＡＰ０〜７及び使用した理想波形の番号をＥＥＰＲ
ＯＭ２５に書き込み、文字信号復号部２０を再起動す
る。
２７のエラーレートが所定の閾値未満である場合、ＣＰ
Ｕ２２はステップＳＰ１８に進む。そしてステップＳＰ
１８において、ＣＰＵ２２は算出したアッテネータ値Ｓ
２２、オフセット値Ｓ２３、タイミング値２４、タップ
値ＴＡＰ０〜７及び使用した理想波形の番号をＥＥＰＲ
ＯＭ２５に書き込み、文字信号復号部２０を再起動す
る。
【００４８】またステップＳＰ６において、ＲＯＭ２４
に記憶されている全ての理想波形についてステップＳＰ
７〜ステップＳＰ１７の繰り返しを実行しても文字信号
Ｓ２７のエラーレートが所定の閾値未満にならなかった
場合、ＣＰＵ２２は最小のエラーレートを得た理想波形
及びその時の各パラメータを選定し、ステップＳＰ１８
においてこれらをＥＥＰＲＯＭ２５に書き込み、文字信
号復号部２０を再起動する。
に記憶されている全ての理想波形についてステップＳＰ
７〜ステップＳＰ１７の繰り返しを実行しても文字信号
Ｓ２７のエラーレートが所定の閾値未満にならなかった
場合、ＣＰＵ２２は最小のエラーレートを得た理想波形
及びその時の各パラメータを選定し、ステップＳＰ１８
においてこれらをＥＥＰＲＯＭ２５に書き込み、文字信
号復号部２０を再起動する。
【００４９】再起動後は、文字信号復号部２０はＥＥＰ
ＲＯＭ２５に書き込まれたアッテネータ値Ｓ２２、オフ
セット値Ｓ２３、タイミング値２４、タップ値ＴＡＰ０
〜７及び理想波形を用いて波形等化を行う。ステップＳ
Ｐ１９で処理を終了する。
ＲＯＭ２５に書き込まれたアッテネータ値Ｓ２２、オフ
セット値Ｓ２３、タイミング値２４、タップ値ＴＡＰ０
〜７及び理想波形を用いて波形等化を行う。ステップＳ
Ｐ１９で処理を終了する。
【００５０】（３）動作及び効果 以上の構成において、文字信号復号部２０はＲＯＭ２３
に記憶されている理想波形のうち、第１の理想波形を用
いて波形等化計算処理を行い、アッテネータ値Ｓ２２、
オフセット値Ｓ２３、タイミング値２４及びタップ値Ｔ
ＡＰ０〜７の各パラメータを算出し、これらのパラメー
タを用いて波形等化処理を行い文字信号Ｓ２７を復号す
る。このとき、ＴＡＰ０の値がマイナスの場合は再度タ
ップ計算を繰り返す。そしてタップ係数の再計算をｎ回
行い、それでもＴＡＰ０の値がマイナスの場合は、実際
に前ゴーストが発生しているものとして、このマイナス
の値のＴＡＰ０を用いる。タップ係数の再計算において
ＴＡＰ０がマイナスでない値を示した場合、前ゴースト
が発生していないものとして再計算を中止し、このマイ
ナスでない値のＴＡＰ０を用いる。
に記憶されている理想波形のうち、第１の理想波形を用
いて波形等化計算処理を行い、アッテネータ値Ｓ２２、
オフセット値Ｓ２３、タイミング値２４及びタップ値Ｔ
ＡＰ０〜７の各パラメータを算出し、これらのパラメー
タを用いて波形等化処理を行い文字信号Ｓ２７を復号す
る。このとき、ＴＡＰ０の値がマイナスの場合は再度タ
ップ計算を繰り返す。そしてタップ係数の再計算をｎ回
行い、それでもＴＡＰ０の値がマイナスの場合は、実際
に前ゴーストが発生しているものとして、このマイナス
の値のＴＡＰ０を用いる。タップ係数の再計算において
ＴＡＰ０がマイナスでない値を示した場合、前ゴースト
が発生していないものとして再計算を中止し、このマイ
ナスでない値のＴＡＰ０を用いる。
【００５１】そして復号した文字信号Ｓ２７のエラーレ
ートが所定の閾値未満の場合は、各パラメータをＥＥＰ
ＲＯＭ２５に記憶する。文字信号Ｓ２７のエラーレート
が所定の閾値以上の場合は、エラーレートが所定の閾値
未満になるまで複数の理想波形を順次用いて波形等化計
算処理を行い、エラーレートが所定の閾値未満になった
時の理想波形またはエラーレートが最も低い時の理想波
形及び各パラメータをＥＥＰＲＯＭ２５に記憶する。そ
して文字信号復号部２０は理想波形及び各パラメータを
ＥＥＰＲＯＭ２５に記憶した後再起動し、再起動後はＥ
ＥＰＲＯＭ２５に記憶されている理想波形及び各パラメ
ータを用いて文字信号の復号処理を行う。
ートが所定の閾値未満の場合は、各パラメータをＥＥＰ
ＲＯＭ２５に記憶する。文字信号Ｓ２７のエラーレート
が所定の閾値以上の場合は、エラーレートが所定の閾値
未満になるまで複数の理想波形を順次用いて波形等化計
算処理を行い、エラーレートが所定の閾値未満になった
時の理想波形またはエラーレートが最も低い時の理想波
形及び各パラメータをＥＥＰＲＯＭ２５に記憶する。そ
して文字信号復号部２０は理想波形及び各パラメータを
ＥＥＰＲＯＭ２５に記憶した後再起動し、再起動後はＥ
ＥＰＲＯＭ２５に記憶されている理想波形及び各パラメ
ータを用いて文字信号の復号処理を行う。
【００５２】以上の構成によれば、ＴＡＰ０がマイナス
の値の場合タップ係数を再計算し、当該再計算によりマ
イナスの値でないＴＡＰ０が算出された場合は当該マイ
ナスの値でないＴＡＰ０を用い、再計算を所定回数行っ
てもマイナスの値でないＴＡＰ０が算出されない場合は
算出されたマイナスの値のＴＡＰ０を用いて波形等化処
理を行うことにより、前ゴーストが発生していない場合
におけるマイナスのＴＡＰ０の発生を除去し、波形等化
後の信号のエラーレートを向上することができる。
の値の場合タップ係数を再計算し、当該再計算によりマ
イナスの値でないＴＡＰ０が算出された場合は当該マイ
ナスの値でないＴＡＰ０を用い、再計算を所定回数行っ
てもマイナスの値でないＴＡＰ０が算出されない場合は
算出されたマイナスの値のＴＡＰ０を用いて波形等化処
理を行うことにより、前ゴーストが発生していない場合
におけるマイナスのＴＡＰ０の発生を除去し、波形等化
後の信号のエラーレートを向上することができる。
【００５３】（４）他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、文字信号復号装置に
おける波形等化処理について述べたが、本発明はこれに
限らず、テレビ受像機のゴースト除去装置における波形
等化処理等、様々な波形等化処理に用いても良い。
おける波形等化処理について述べたが、本発明はこれに
限らず、テレビ受像機のゴースト除去装置における波形
等化処理等、様々な波形等化処理に用いても良い。
【００５４】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、第３のタ
ップ係数がマイナスの値の場合タップ係数を再計算し、
当該再計算によりマイナスの値でない第３のタップ係数
が算出された場合は当該マイナスの値でない第３のタッ
プ係数を用い、再計算を所定回数行ってもマイナスの値
でない第３のタップ係数が算出されない場合は、算出さ
れたマイナスの値の第３のタップ係数を用いて波形整形
を行うことにより、前ゴーストが発生していない場合に
おけるマイナスの第３のタップ係数の発生を除去し、波
形等化後の信号のエラーレートを向上することができ
る。
ップ係数がマイナスの値の場合タップ係数を再計算し、
当該再計算によりマイナスの値でない第３のタップ係数
が算出された場合は当該マイナスの値でない第３のタッ
プ係数を用い、再計算を所定回数行ってもマイナスの値
でない第３のタップ係数が算出されない場合は、算出さ
れたマイナスの値の第３のタップ係数を用いて波形整形
を行うことにより、前ゴーストが発生していない場合に
おけるマイナスの第３のタップ係数の発生を除去し、波
形等化後の信号のエラーレートを向上することができ
る。
【図１】テレビジョン受像機を示すブロック図である。
【図２】本発明の一実施の形態による文字信号復号部を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図３】トランスバーサルフィルタを示すブロック図で
ある。
ある。
【図４】エラー訂正部を示すブロック図である。
【図５】波形等化計算処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図６】文字信号とタイミング値を示す信号波形図であ
る。
る。
【図７】トランスバーサルフィルタを示すブロック図で
ある。
ある。
【図８】文字信号を示す信号波形図である。
【図９】波形等化を示す信号波形図である。
１……テレビジョン受像機、２……アンテナ、３Ａ……
第１チューナ、３Ｂ……第２チューナ、４……ＣＰＵ、
５……入力選択部、６……映像処理部、８……増幅部、
９……変更部、１０……ブラウン管、２０……文字信号
復号部、２１……バス、２２……ＣＰＵ、２３……ＲＯ
Ｍ、２４……ＲＡＭ、２５……ＥＥＰＲＯＭ、２６……
アッテネータ、２７……データ再生部、２８……表示処
理部、３０……波形等化部、３１……アナログ／ディジ
タル変換部、３３……ＩＲＡＭ、３４……ＯＲＡＭ、３
５……相関検出部、３６……位相検出部、３７……位相
補間部、４０……アッテネータ、４１Ａ〜４１Ｈ……タ
ップ、４２Ａ〜４２Ｈ……演算部、４３Ａ〜４３Ｇ……
遅延部、５０……エラー訂正部。
第１チューナ、３Ｂ……第２チューナ、４……ＣＰＵ、
５……入力選択部、６……映像処理部、８……増幅部、
９……変更部、１０……ブラウン管、２０……文字信号
復号部、２１……バス、２２……ＣＰＵ、２３……ＲＯ
Ｍ、２４……ＲＡＭ、２５……ＥＥＰＲＯＭ、２６……
アッテネータ、２７……データ再生部、２８……表示処
理部、３０……波形等化部、３１……アナログ／ディジ
タル変換部、３３……ＩＲＡＭ、３４……ＯＲＡＭ、３
５……相関検出部、３６……位相検出部、３７……位相
補間部、４０……アッテネータ、４１Ａ〜４１Ｈ……タ
ップ、４２Ａ〜４２Ｈ……演算部、４３Ａ〜４３Ｇ……
遅延部、５０……エラー訂正部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 7/03 7/035 Ｆターム(参考） 5C021 PA36 PA52 PA58 RB00 SA12 XB12 YA45 ZA00 ZA03 5C063 AB01 AC01 CA38 CA40 DA03 DA07 DA13 DB02 5J023 AA08 AB05 AB08 AD07 5K046 AA05 BB03 EE02 EE06 EE51 EE57 EF04 EF13
Claims (4)
- 【請求項１】所定の信号の直接波と、少なくとも当該直
接波よりも位相が遅れた上記信号の反射波または上記直
接波よりも位相が進んだ上記信号の飛び込み波のいずれ
かが合成してなる合成信号を入力し、当該合成信号の信
号波形を整形して出力する波形等化装置において、 上記直接波に対応した第１のタップと、上記反射波に対
応した第２のタップと、上記飛び込み波に対応した第３
のタップを有し、上記信号を上記第１、上記第２及び上
記第３のタップに入力し、上記第１、上記第２及び上記
第３のタップにそれぞれ対応する第１、第２及び第３の
タップ係数に応じて上記信号の信号波形を整形するトラ
ンスバーサルフィルタと、 上記信号の一部に設けられた基準波形部分と当該基準波
形部分の理想となる理想波形とに基づいて上記第１、上
記第２及び上記第３タップ係数を算出する制御手段と、 を具え、 上記制御手段は、上記第３のタップ係数がマイナスの値
の場合タップ係数を再計算し、当該再計算によりマイナ
スの値でない上記第３のタップ係数が算出された場合は
当該マイナスの値でない上記第３のタップ係数を用い、
上記再計算を所定回数行ってもマイナスの値でない上記
第３のタップ係数が算出されない場合は、算出されたマ
イナスの値の上記第３のタップ係数を用いて上記合成信
号の波形整形用のタップ係数として出力することを特徴
とする波形等化装置。 - 【請求項２】上記信号は、テレビジョン放送における文
字放送信号であることを特徴とする請求項１に記載の波
形等化装置。 - 【請求項３】所定の信号の直接波と、少なくとも当該直
接波よりも位相が遅れた上記信号の反射波または上記直
接波よりも位相が進んだ上記信号の飛び込み波のいずれ
かが合成してなる合成信号の信号波形を整形する波形等
化方法において、 上記信号の一部に設けられた基準波形部分と当該基準波
形部分の理想となる理想波形とに基づいて、上記直接波
に対応した第１のタップ係数と、上記反射波に対応した
第２のタップ係数と、上記飛び込み波に対応した第３の
タップ係数とを算出するタップ係数算出ステップと、 上記第１のタップ係数と、上記第２のタップ係数と、上
記第３のタップ係数とに基づいて上記信号の信号波形を
整形する波形整形ステップと、 を具え、 上記第３のタップ係数がマイナスの値の場合タップ係数
を再計算し、当該再計算によりマイナスの値でない上記
第３のタップ係数が算出された場合は当該マイナスの値
でない上記第３のタップ係数を用い、上記再計算を所定
回数行ってもマイナスの値でない上記第３のタップ係数
が算出されない場合は、算出されたマイナスの値の上記
第３のタップ係数を用いて上記合成信号の波形を整形す
ることを特徴とする波形等化方法。 - 【請求項４】上記信号は、テレビジョン放送における文
字放送信号であることを特徴とする請求項３に記載の波
形等化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10297225A JP2000124844A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 波形等化装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10297225A JP2000124844A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 波形等化装置及び方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000124844A true JP2000124844A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17843798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10297225A Pending JP2000124844A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 波形等化装置及び方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000124844A (ja) |
-
1998
- 1998-10-19 JP JP10297225A patent/JP2000124844A/ja active Pending
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