JP2004088623A - 文字放送データ抜き取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】文字放送データ抜き取り装置で、弱電界、ゴースト等の影響でビデオ信号にノイズや歪が生じた場合でも文字放送データを安定して抜き取ることができる適正なスライスレベルを生成する。
【解決手段】スライスレベル生成回路200で、サンプリングを行うためのタイミング信号を発生するスライスタイミング制御回路140の動作をオン・オフ制御する制御レジスタ111のレジスタ値により加算器211と除算器221によるサンプリングポイント数を設定し、受信状態に応じてレジスタ値を変更することにより、サンプリングのポイント数(16ポイント)を増加変更する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はテレビジョン放送の受信機側で復調された後のコンポジットビデオ信号から重畳された文字放送データを抜き取る文字放送データ抜き取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日では、世界中でテレビジョン放送が普及し、各家庭ではTV受信機を用い地上波、ケーブル放送、衛星放送等で送信されてくる映像情報を楽しめるようになった。また、一般のテレビジョン放送に用いられるコンポジットビデオ信号に重畳した文字情報を提供する文字放送サービスも各地域で実施されるようになってきた。この文字放送サービスは、TV画面に文字、グラフィックの形で情報を提供するものであるが、伝送の規格の違いにより多様なサービスが存在する。例えば、日本では文字放送(ADAMS)、アメリカではCCD(C1osed CaptionDecoder)、欧州および東南アジア地域ではTELETEXTなどのサービスが普及している。これらいずれの文字放送サービスにおいても、放送局側において、文字放送の情報がコンポジットビデオ信号の垂直帰線期間に重畳されて映像情報と併せて送信される。受信機側では、受信したコンポジットビデオ信号から文字放送データを披き取り、そのデータをデコードしてTV画面上に表示するようにしている。
【0003】
欧州で晋及しているTELETEXTについて説明する。文字放送データが重畳される垂直帰線期間の信号状況は図7に示される。文字放送データは、垂直帰線期間内の第6ラインから第22ラインおよび第318ラインから第335ラインの各ラインに重畳される。文字放送データはパケットの構成を持ち、その種類は図8に示される。データ領域の先頭の2バイトは、ハミング符号で構成され、パケットNoとマガジンNoを含む。ハミング符号は、8ビット中に4ビットのデータと補正用の4ビットで構成され、1ビットの誤り訂正と2ビット誤りの検出能力がある。パケットとマガジンの2つの情報は、それ以降に続くデータの情報の使い方を区別し、文字情報あるいは制御用のコードを処理するためのものである。さらに、データの誤り訂正のためのハミング符号が採用され、伝送上の誤りを軽減している。パケットNoは、0がヘッダー、1〜25が40×25行分の表示データ、26〜28が拡張表示とナビゲーション機能に使用するデータ、29がマガジン別情報、30がVTRで多く使用される時刻や録画情報等を区別するデータである。
【0004】
図9は従来の文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図である。図において、120は抜き取った文字放送データ(以下、TEXTデータとする)を蓄積するRAM記憶装置、150はコンポジットビデオ信号に重畳されているTEXT信号をサンプリングしデジタル値に量子化するためのA/Dコンバータである。130はA/Dコンバータ150でサンプリングしたデジタル値からTEXTデータを算出するデジタル演算回路、160は入カされるビテオ信号から垂直同期信号(以下、VSYNCとする)および水平同期信号(以下、HSYNCとする)抜き取る同期分離回路である。170は文字放送データ抜き取り装置の動作用クロックを生成するPLL(Phase Locked Loop)回路、200はデジタル演算回路130の演算結果を用いスライスレベルを生成するスライスレベル生成回路である。250は生成したスライスレベルとデジタル演算回路130により生成したTEXTデータを比較し正規(送信時)の文字放送データを復元するための比較器である。110はスライスレベル生成回路200内にあるスライスタイミング制御回路140(図14)のオン・オフ動作を制御する制御レジスタである。このスライスタイミング制御回路140には、受信機内の各種処理をソフトウェアで行うCPU(Central Processing Unit)にバス108を介して接続され、書き込みや読み込み動作を制御する制御信号が与えられている。
【0005】
次に基本動作について説明する。
図10に示されるようなTEXTデータが重畳されたコンポジットビデオ信号がA/Dコンバータ150と同期分離回路160に入カされる。同期分離回路160では、このコンポジットビデオ信号から水平同期信号Hsyncと垂直同期信号Vsyncがそれぞれ分離され、整形されて取り出される。生成されたHsyncを基準クロックとして、これにロックするようにPLL回路170が動作し、文字放送データ抜き取り装置の動作用クロック(以下、VCOクロックとする)が生成される。スライスタイミング制御回路140(図14)は、これら生成されたVsync、HsyncおよびVCOクロックに基づいて、以下の一連のスライス動作を制御する。
【0006】
A/Dコンバータ150では、入カされるコンポジットビデオ信号に重畳されているTEXT信号がサンプリングされる。図11にデータ1ビット幅でのサンプリング例を示す。t1,t2,t3,t4がそれぞれサンプリングのタイミングとなり、その時のサンプリング値が、X1,X2,X3,X4となる。
【0007】
図12はサンプリング処理とデジタル演算回路130の演算処理工程を示す説明図である。図において、151〜159はラッチ回路、132,134は加算器、133は積算器である。
N−1〜N+4はサンプリングポイントを表し、サンプリングポイントは、1ビット幅でt01,t02,t03,t04のそれぞれのタイミングでデジタル値に変換される。続く1ビットではt05,t06,t07,t08がサンプリングのタイミングになる。このように連続してサンプリング動作を繰り返す。
【0008】
次に、図12において、サンプリングされたA/D変換の結果は順にラッチ回路151〜159に格納されていく。例えばサンプリングポィントN−4がラッチ回路159に格納された揚合、サンプリングポィントN−3はラッチ回路158へ、N−2はラッチ回路157へ、N−1はラッチ回路156へ、Nはラッチ回路155へ、N+1はラッチ回路154へ、N+2はラッチ回路153へ、N+3は152へ、N+4はラッチ回路151へとそれぞれ格納される。
【0009】
これら複数のサンプリング値をラッチするのは、サンプリングポイントNの値を求めるとき、ラッチ回路155のラッチされた値Xをそのまま用いるのではなく、前後のサンプリングポイントのラッチされた値を使用して補正を行うためである。Xは、最終的には、“0”もしくは“1”のいずれかになる。
従来のデジタル演算回路130では、加算器132,134および積算器133を用いるが、ラッチされた値Xの補正後の値F(X)は以下の式で求められる。
Figure 2004088623
ここで、b=c=−1、d=0とする。aは制御レジスタ110の一部により設定される定数である。
この補正後の値F(X)と予め設定されたスライスレベルとの大小を比較器250で比較し、Xは“0”、“1”のいずれかの値になる。また演算補正結果F(X)相当がスライスレベル生成回路200の第1加算器210(図14)に与えられている。
【0010】
図13は文字放送データ抜き取り装置の実際の動作波形を示すタイムチャートである。波形(ロ)が、ビデオ信号(イ)を入カしたときの抜き取り結果であり、最後にサンプリング用クロック(ハ)で1ビット毎に“0”、“1”の2値に変換され、記憶装置120にバッファされる。スライスレベルAの生成は、図10に示すように、クロックランイン部分で16サンプリングの値a1〜a16を平均化することで得られる。また制御レジスタ110のレジスタ値によってオフセットCをつけることも可能である。
={(a1+a2+a3+…a15+a16)+C}/16
【0011】
図14は従来の文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図で、図9のスライスレベル生成回路200の部分をより具体的に示したものである。図において、140は文字放送データ抜き取り装置内の抜き取り動作全体のタイミングを制御するスライスタイミング制御回路である。210は第1加算器、220は除算器、230は第2加算器、240はオフセットレジスタである。
従来はスライスレベル生成に16個のサンプリングポイントを使用していた。この場合、サンプリングポイントをai(i=1〜16)とすると、第1加算器210での演算結果F(a)は、
F(a)=a1+a2+…+a15+a16
で表される。また除算器220の演算式は、
G(x)=x/16=F(a)/16
となる。ただし、xは第1加算器210から出力される加算結果である。
【0012】
ここで、オフセットレジスタ240はスライスレベルにオフセット値を設定するものである。その場合、オフセットレジスタ240のオフセット値は、ソフトウェアを用いて設定されるが、そのための処理動作は図15に示される。図において、スライスレベルのデータが取り込まれ蓄積され(ステップST51)、そのデータ数が所定のサンプリング数Aを持つかを判定する(ステップST52)。サンプリング数が所定数Aに達していた場合、平均値Yを算出する(ステップST53)。次に、平均値Yがスライスレベルの目標値Bよりも大きいかを調べ(ステップST54)、大きい場合にはオフセット値から微調値Cを減じ(ステップST55)、また小さい場合には微調値Cを加算して終了し(ステップST56)、次のスライスレベルのデータを蓄積する動作(ステップST51)に戻る(ステップST57)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来の文字放送データ抜き取り装置は以上のように構成されているので、次のような問題があった。
スライスレベルの生成のためにサンプリングポイント数を16ポイントとしている。サンプリングポイント数を増やすことはスライス特性を向上させることができるが、反面、処理する回路の消費電流の増加や不要輻射の増大につながる。これらのメリットおよびデメリットを考慮して、所定のポイント数として16ポイントを採用している。しかし、弱電界やゴーストなどの悪条件下で受信した場合には、文字放送データの抜き取るためのスライスレベルの生成が16ポイントのサンプリングでは適切なレベル値が得られないという問題があった。
また、従来の回路では、図10に示すクロックランイン信号の先頭2クロック分でスライスレベルを生成しているが、悪条件下ではクロックランイン信号が正常な場合に比ベクロック数の増減または波高値や波形が不十分なイレギュラーな信号となる場合があり、スライスレベルの生成に失敗するという問題があった。さらに、オフセットレジスタ240のオフセット値を設定する場合、イレギュラーな信号について、その信号状態を迅速にフィードバックすることが要求される。そのために従来の回路では、ソフトウェアで行ってきたが、ソフトウェアでは、フィードバックの処理時間がマイコンのクロック周波数に依存しており、高速処理のためにはソフトウェアが増大するという問題があった。
さらにまた、図14の従来の回路配置では、A/Dコンバータ150から得られるサンプリングデータをスライスレベルの生成のため用いているが、通常マイコン動作させると、それ自身の電源にノイズが重畳され、同時にそれがA/Dコンバータ150の電源にも影響するので、変換精度が悪化するなどの問題があった。
【0014】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、弱電界、ゴースト等の影響でビデオ信号にノイズや歪が生じた場合でも文字放送データを安定して抜き取ることができる適正なスライスレベルを生成する文字放送データ抜き取り装置を得ることを目的とする。
また、この発明は文字放送データをサンプリングするA/Dコンバータの変換精度を、電源ノイズからの影響を削減できるように改善し、適正なスライスレベルの生成を可能にする文字放送データ抜き取り装置を得ることを目的とする。
さらに、この発明はスライスレベル生成に必要な文字放送データをサンプリングしたデジタルデータの取り出しで設計上に自由度を与え、適正なスライスレベルを生成する文字放送データ抜き取り装置を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る文字放送データ抜き取り装置は、A/Dコンバータを用いてコンポジットビデオ信号に重畳された文字放送データをデジタル値に変換し、デジタル演算回路によりこのデジタル値から文字放送データを生成し、スライスタイミング制御回路の動作に基づいて加算器と除算器によりデジタル演算回路の演算結果のデジタル値の所定のラインに対し所定のポイント数でサンプリングしてスライスレベルを生成し、オフセットレジスタによりサンプリングポイントに対応してスライスレベルに所定のオフセット値を設定し、比較器によりデジタル演算回路で生成された文字放送データとオフセット値が設定されたスライスレベルとを比較して正規の文字放送データを復元する文字放送データ抜き取り装置において、スライスタイミング制御回路の動作をオン・オフ制御する制御レジスタのレジスタ値により加算器と除算器によるサンプリングポイント数を設定し、受信状態に応じてレジスタ値を変更することにより所定のポイント数を増加変更するようにしたものである。
【0016】
この発明に係る文字放送データ抜き取り装置は、A/Dコンバータを用いてコンポジットビデオ信号に重畳された文字放送データをデジタル値に変換し、デジタル演算回路によりこのデジタル値から文字放送データを生成し、スライスタイミング制御回路の動作に基づいて加算器と除算器によりデジタル演算回路の演算結果のデジタル値の所定のラインに対し所定のポイント数でサンプリングしてスライスレベルを生成し、オフセットレジスタによりサンプリングポイントに対応してスライスレベルに所定のオフセット値を設定し、比較器によりデジタル演算回路で生成された文字放送データとオフセット値が設定されたスライスレベルとを比較して正規の文字放送データを復元する文字放送データ抜き取り装置において、加算器と除算器によるサンプリングポイント数を設定するレジスタを設け、受信状態に応じてレジスタのレジスタ値を変更することにより所定のポイント数を増加変更するようにしたものである。
【0017】
この発明に係る文字放送データ抜き取り装置は、スライスタイミング制御回路に対しスライスレベル生成の開始タイミングを受信状態に応じて可変制御する演算開始位置設定レジスタを設けたものである。
【0018】
この発明に係る文字放送データ抜き取り装置は、オフセットレジスタにより設定する所定のオフセット値を書き換えるオフセット値制御回路を設けたものである。
【0019】
この発明に係る文字放送データ抜き取り装置は、オフセット値制御回路が、オフセット値の自動補正で用いるスライスレベルのサンプリング数、スライスレベルの目標値およびオフセット微調値を可変するレジスタを有し、所定のオフセット値の代わりに可変したオフセット値を設定するものである。
【0020】
この発明に係る文字放送データ抜き取り装置は、デジタル演算回路の演算結果のデジタル値の代わりに、A/Dコンバータの直接出力デジタル値、当該デジタル演算回路内で得られる別のデジタル値、または当該デジタル演算回路と異なる方法で補正演算を行う演算回路のデジタル値をスライスレベル生成に用いるものである。
【0021】
この発明に係る文字放送データ抜き取り装置は、コンポジットビデオ信号に重畳された文字放送データをデジタル値に変換するA/Dコンバータを複数有し、この複数のA/Dコンバータからのデジタル値の平均値をスライスレベル生成に用いるデジタル値としたものである。
【0022】
この発明に係る文字放送データ抜き取り装置は、コンポジットビデオ信号に重畳された文字放送データをデジタル値に変換するA/Dコンバータを複数有し、これら複数のA/Dコンバータを時分割で動作させ、サンプリングポイントを補間してサンプリングするようにしたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図である。図において、図14と同一部分には同一符号を付し、原則としてその説明を省略する。111は制御レジスタ、211は第1加算器、221は除算器、300は誤り訂正回路である。
前述のように従来の回路では、スライスレベル生成に16個のサンプリングポイントを使用していた。これに対し、この発明の実施の形態1では、次のようにして行う。
制御レジスタ111において、サンプリングのポイント数変更のビットを設けておく。記憶装置120にはスライスデータが格納されるが、そのデータの中に誤り訂正用のハミングコードやパリティビットが含まれている。このデータについては、バス108を介して一度CPU(図示せず)に読み込まれ、データの識別を行って、パリティ検出や、誤り訂正回路300により誤りの検出と訂正が行われる。これらのエラーは受信状態を反映しており、したがってこれらエラーについてCPUが常に監視し、ソフトウェアで予め定めた閾値を超えた場合、すなわち弱電界やゴーストなど影響が顕著となった受信状態には、制御レジスタ111のポイント数変更のビットを切り替える。レジスタ値が変更されると、第1加算器211および除算器221は、サンプリングポイントを前の状態、すなわち16ポイントよりも増加するように設定する。
【0024】
ポイント数の例として、サンプリングポイントを2倍に増やした場合、第1加算器211および除算器221の演算式F(a)’、G(x’)’は以下のようになる。
F(a)’=a1+a2+…+a15+a16+…+a31+a32
G(x’)’=x’/32=F(a)’/32
ここで、x’は第1加算器211の演算結果である。
結果として、求めたスライスレベルのばらつきを抑えることができる。なお、サンプリングポイント数を2倍にした場合について説明したが、これ以外にも多様なポイント数を設定した演算式が可能である。
【0025】
以上のように、この実施の形態1によれば、スライスタイミング制御回路140の動作をオン・オフ制御する制御レジスタ111により所定のポイント数を、受信状態を検出して、従来の16ポイントに対して増加変更できるようにしたので、弱電界やゴーストなどの悪条件下でコンポジットビデオ信号の受信状況が変化した場合にでも文字放送データの抜き取るためのスライスレベルを最適化する効果が得られる。
【0026】
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2による文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図である。図において、図1と同一および相当する部分には同一符号を付し、原則としてその説明を省略する。110は制御レジスタ、260は第1加算器211と除算器221によるサンプリングポイント数を設定するサンプリング数設定レジスタである。
ここでは、サンプリング数設定レジスタ260を新たに設けて、第1加算器211と除算器221の演算を制御し、実施の形態1で説明したように受信状態に応じてサンプリング数を可変して増加設定できるようにしている。したがって、第1加算器211および除算器221の一般演算式は、それぞれ以下のようになる。
F(a)’=a1+a2+…+an
G(x’)’=x’/n
ここで、nはサンプリング数設定レジスタ260の設定値、x’は第1加算器211の出力である。サンプリング数設定レジスタ260によってサンプリングポイントを32ポイントだけでなく、状況に見合った値に設定できる。
【0027】
以上のように、この実施の形態2によれば、加算器211と除算器221によるサンプリングポイント数を設定するサンプリング数設定レジスタ260を設け、受信状態に応じてサンプリングポイント数を変更するようにしたので、受信が悪化したことを検出した場合には所定のポイント数を増加変更でき、コンポジットビデオ信号の受信状況が変化した場合に文字放送データの抜き取るためのスライスレベルを最適化する効果が得られる。また、サンプリング数設定レジスタ260を設けたことにより、ソフトウェアによる書き換えが可能となるため、サンプリングポイント数の設定に自由度を持たせることができ、変更が容易となる効果が得られる。
【0028】
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3による文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図である。図において、図2と同一および相当する部分には同一符号を付し、原則としてその説明を省略する。270は演算開始位置設定レジスタである。
受信状態の悪条件下では、クロック数の増減または波高値や波形が不十分なイレギュラーな信号が発生する。スライスのサンプリングポイントの位置はクロックライン信号の先頭の2クロック分にあるので、この部分が欠けたようなイレギュラーな波形になると適正なスライスレベルを生成できなくなる。そのため、この実施の形態3では、次のようにする。
スライスタイミング制御回路140は第1加算器211と除算器221にスライスを行うタイミング信号を与えているが、演算開始位置設定レジスタ270がスライスタイミング制御回路140に対してスライスレベル生成を開始するタイミングを受信状態に応じて変更設定する。演算開始位置設定レジスタ270は、ソフトウェアによりスライスレベル生成のタイミングの設定を変更し、クロックライン信号の先頭2クロック分がイレギュラーな波形の場合、別の位置のクロックでスライスレベル生成を開始できるようにタイミング信号の発生時期を後ろに移してやるようにする。このことによりイレギュラーなクロックライン波形が生じても、正常なスライスレベルを生成可能とする。
【0029】
以上のように、この実施の形態3によれば、スライスタイミング制御回路140に対しスライスレベル生成の開始タイミングを受信状態に応じて可変するように制御する演算開始位置設定レジスタ270を設けたので、クロックライン信号の先頭にイレギュラーな波形が存在した場合にも適正なスライスレベルを生成できる効果が得られる。
【0030】
実施の形態4.
図4はこの発明の実施の形態4および実施の形態5による文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図である。図において、図3と同一および相当する部分には同一符号を付し、原則としてその説明を省略する。280はオフセットレジスタ240に対して所定のオフセット値を自動補正するオフセット値制御回路である。この実施の形態4では、スライスレベルにオフセット値を設定する場合、従来のようなソフトウェアを用いずハードウェア、すなわちオフセット値制御回路280で設定する。
【0031】
ここで、オフセット値制御回路280によりオフセット値を変更する場合の動作は従来の図15の手順で説明したものと同様に行う。
すなわち、スライスレベルのデータをサンプリング数Aになるまで蓄積しておき、その平均値Yを算出する。算出した結果は、事前に設定されているスライスレベルの目標値Bと比較する。この比較結果でオフセット値をオフセット微調値Cだけ増減させることで理想のオフセット値を得るようにする。この動作を繰り返し実行することで、入カされるコンポジットビデオ信号のコンディションが弱電界やゴーストなどで変化した場合でも自動的にスライスレベルを変更することが可能となる。このことにより、オフセットレジスタ240の設定値をソフトウェアによる書き換えでなく、入力されるコンポジットビデオ信号の状態に応じて自動的に変更できるようにする。
【0032】
以上のように、この実施の形態4によれば、サンプリングポイントに対応してスライスレベルに設定するオフセットレジスタ240所定のオフセット値をオフセット値制御回路280により書き換えるようにしたので、ソフトウェアによる書き換えでなく、ハードウェアにより行うため、イレギュラーな信号状態のフィードバックの高速処理に対応でき、従来起こっていたソフトウェアの増大を防ぐ効果が得られる。
【0033】
実施の形態5.
上記実施の形態4でサンプリング数A、スライスレベルの目標値B、オフセット微調値Cは固定値であるが、実施の形態5では、レジスタを用いCPUで処理することによりこれらの値を変更できるようにする。その結果、オフセット値の変更が行え、サンプリングの状態に応じて適正なスライスレベルが得られるようにオフセット値を調整することができる。
【0034】
以上のように、この実施の形態5によれば、オフセット値の自動補正で用いるスライスレベルのサンプリング数、スライスレベルの目標値およびオフセット微調値を可変するレジスタを有し、所定のオフセット値の代わりに可変したオフセット値を設定するようにしたので、サンプリングの状況に応じて適正なスライスレベルを生成するために自由度の高いオフセット値の設定を可能にする効果が得られる。
【0035】
実施の形態6.
図5はこの発明の実施の形態6による文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図で、図において、図3と同一および相当する部分には同一符号を付し、原則としてその説明を省略する。131は図1〜図4で示したデジタル演算回路130の代わりに用いたデジタル演算回路である。
図14の従来回路では、デジタル演算回路130から出力される演算結果、すなわち演算補正結果F(X)相当を第1加算器210に入力していた。ここで、A/Dコンバータ150から所望のサンプリング結果が得られないとき、この第1加算器210に入力する信号をF(X)以外にも、例えば次のようなデータから選択してもよい。
(1)演算補正前の複数のA/D変換結果(A/Dコンバータ150の出力)。
(2)演算補正回路内の別の演算結果、(図12の積算器133の出力)。
(3)従来回路で示した補正演算とは異なる方法で演算を行う別のデジタル演算回路の出力。
(1)の場合、A/Dコンバータ150の直接出力デジタル値を複数個用いることで、より確かなサンプリング結果を得るようにする。(2)の場合、タイミングをずらした2種類のサンプリング値を得て、見かけ上のサンプリング数を増やすことで、互いのサンプリング値を補完するようにする。(3)の場合、サンプリングする期間を、例えば第6ラインと第12ラインとするように、スライスレベルを正常に判定できる方を選択し、スライス動作に用いる。図5のデジタル演算回路131は(3)の場合である。
【0036】
以上のように、この実施の形態6によれば、スライスレベル生成のために、従来用いたデジタル値の代わりに、A/Dコンバータ150の直接出力デジタル値またはデジタル演算回路131内で得られる別のデジタル値(従来のデジタル演算回路130の場合の異なる部分からの出力)をスライスレベル生成に用いるようにしたで、設計上に自由度を与える効果が得られる。
【0037】
実施の形態7.
図14の従来の回路配置および図1〜図4の回路配置では、1個のA/Dコンバータ150からの出力結果、すなわちサンプリングした文字放送データのデジタル値をデジタル演算回路130に与え、スライスレベルの生成のためにも用いてきた。しかし、スライスレベルの生成を通常マイコン動作させると、マイコン自身の電源にノイズが重畳され、同時にA/Dコンバータ150の電源にも影響するので、A/D変換の自体の変換精度が悪化する。この実施の形態7は、この問題に対処するものである。
【0038】
図6はこの発明の実施の形態7および実施の形態8による文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図である。図において、図4と同一および相当する部分には同一符号を付し、原則としてその説明を省略する。151は第2A/Dコンバータである。
この実施の形態7では、一対のA/Dコンバータ150,150’を備え、それぞれのサンプリングデータをスライスレベル生成に用いるようにしている。この一対のサンプリングデータの平均値をデジタル演算回路131で算出し、その平均値をスライスレベルの生成に使用する。結果として、A/Dコンバータ自体の変換精度誤差を小さく出来るので、ノイズ等により生じる変換精度のばらつきを抑えることが可能となり、より適正なスライスレベルの生成が可能となる。もちろん、2個以上の複数のA/Dコンバータを備えるようにした場合にも同様な効果が得られることは容易に推測できる。
【0039】
以上のように、この実施の形態7によれば、A/Dコンバータを複数有し、この複数のA/Dコンバータからのデジタル値の平均値をスライスレベル生成に用いるデジタル値とするようにしたので、CPUや電源から発生するノイズ等により生じるA/Dコンバータ自体の変換精度のばらつきを抑え、より適正なスライスレベルの生成を可能にする効果が得られる。
【0040】
実施の形態8.
実施の形態7では、複数のA/Dコンバータ150,150’は同じタイミングで文字放送データをサンプリングしているが、この実施の形態8ではそれぞれ時分割でサンプリング動作を行うようにする。
図6の回路構成を用いて説明すると、複数のA/Dコンバータ150,150’でサンプリングデータを出力させる場合、1個のA/Dコンバータ150は図11に示したように文字放送データのX1,X2,X3,X4をサンプリングする。これに対し、第2A/Dコンバータ150’は、これらサンプリングポイントX1とX2の間、X2とX3の間、X3とX4の間、X4とX5の間をそれぞれ補間するように、X1’,X2’,X3’,X4’(図示せず)をサンプリングするように動作する。このようにサンプリングポイントを補間させることにより、サンプリング精度を向上させることが可能となる。
【0041】
以上のように、この実施の形態8によれば、A/Dコンバータを複数有し、これら複数のA/Dコンバータを時分割で動作させ、サンプリングポイントを補間してサンプリングするようにしたので、サンプリングを補間することにより、文字放送データのサンプリング精度を向上させ、適切なスライスレベルの生成を可能にする効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、スライスタイミング制御回路の動作をオン・オフ制御する制御レジスタのレジスタ値により加算器と除算器によるサンプリングポイント数を設定し、受信状態に応じてレジスタ値を変更することにより所定のポイント数(16ポイント)を増加変更するように構成したので、弱電界やゴーストなどの悪条件下でコンポジットビデオ信号の受信状況が変化した場合にでも文字放送データの抜き取るためのスライスレベルを最適化できる効果がある。
【0043】
この発明によれば、加算器と除算器によるサンプリングポイント数を設定するレジスタを設け、受信状態に応じてレジスタのレジスタ値を変更することにより所定のポイント数を増加変更するように構成したので、コンポジットビデオ信号の受信状況が変化した場合に文字放送データの抜き取るためのスライスレベルを最適化する効果があり、また、サンプリング数設定レジスタを設けたことにより、ソフトウェアによる書き換えが可能となるため、サンプリングポイント数の設定に自由度を持たせることができ、変更が容易となる効果がある。
【0044】
この発明によれば、スライスタイミング制御回路に対しスライスレベル生成の開始タイミングを受信状態に応じて可変制御する演算開始位置設定レジスタを設けるように構成したので、クロックライン信号の先頭にイレギュラーな波形が存在した場合にも適正なスライスレベルを生成できる効果がある。
【0045】
この発明によれば、オフセットレジスタにより設定する所定のオフセット値を書き換えるオフセット値制御回路を設けるように構成したので、ソフトウェアによる書き換えでなく、ハードウェアにより行うため、イレギュラーな信号状態のフィードバックの高速処理に対応するためのソフトウェアの増大を防ぐ効果がある。
【0046】
この発明によれば、オフセット値制御回路が、オフセット値の自動補正で用いるスライスレベルのサンプリング数、スライスレベルの目標値およびオフセット微調値を可変するレジスタを有し、所定のオフセット値の代わりに可変したオフセット値を設定するように構成したので、サンプリングの状況に応じて適正なスライスレベルを生成するために自由度の高いオフセット値の設定を可能にする効果がある。
【0047】
この発明によれば、デジタル演算回路の演算結果のデジタル値の代わりに、A/Dコンバータの直接出力デジタル値、当該デジタル演算回路内で得られる別のデジタル値、または当該デジタル演算回路と異なる方法で補正演算を行う演算回路のデジタル値をスライスレベル生成に用いるように構成したので、スライスレベル生成の設計上に自由度を与える効果がある。
【0048】
この発明によれば、コンポジットビデオ信号に重畳された文字放送データをデジタル値に変換するA/Dコンバータを複数有し、この複数のA/Dコンバータからのデジタル値の平均値をスライスレベル生成に用いるデジタル値とするように構成したので、CPUや電源から発生するノイズ等により生じるA/Dコンバータ自体の変換精度のばらつきを抑え、より適正なスライスレベルの生成を可能にする効果がある。
【0049】
この発明によれば、コンポジットビデオ信号に重畳された文字放送データをデジタル値に変換するA/Dコンバータを複数有し、これら複数のA/Dコンバータを時分割で動作させ、サンプリングポイントを補間してサンプリングするように構成したので、文字放送データのサンプリング精度を向上させ、適切なスライスレベルの生成を可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図である。
【図2】同実施の形態2による文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図である。
【図3】同実施の形態3による文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図である。
【図4】同実施の形態4および実施の形態5による文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図である。
【図5】この発明の実施の形態6による文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図である。
【図6】この発明の実施の形態7および実施の形態8による文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図である。
【図7】TELETEXT信号が重畳される垂直帰線期間を示す説明図である。
【図8】文字放送データのパケットの構成と種類を示す説明図である。
【図9】従来の文字放送データ抜き取り装置の構成を示すブロック回路図である。
【図10】TEXTデータが重畳されたコンポジットビデオ信号を示す説明図である。
【図11】A/Dコンバータのサンプリングの例を示す説明図である。
【図12】従来の文字放送データ抜き取り装置に係るサンプリング処理とデジタル演算回路の演算処理工程を示す説明図である。
【図13】文字放送データ抜き取り装置の実際の動作波形を示すタイムチャートである。
【図14】従来の文字放送データ抜き取り装置の一部の具体的構成を示すブロック回路図である。
【図15】同実施の形態4に係るオフセット値の変更手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
110,111 制御レジスタ、120 RAM記憶装置、130,131 デジタル演算回路、140 スライスタイミング制御回路、150,150’ A/Dコンバータ、200 スライスレベル生成回路、211 第1加算器、221 除算器、230 第2加算器、240 オフセットレジスタ、250 比較器、260 サンプリング数設定レジスタ、270 演算開始位置設定レジスタ、280 オフセット値制御回路、300 誤り訂正回路。

Claims (8)

  1. A/Dコンバータを用いてコンポジットビデオ信号に重畳された文字放送データをデジタル値に変換し、デジタル演算回路によりこのデジタル値から文字放送データを生成し、スライスタイミング制御回路の動作に基づいて加算器と除算器により前記デジタル演算回路の演算結果のデジタル値の所定のラインに対し所定のポイント数でサンプリングしてスライスレベルを生成し、オフセットレジスタによりサンプリングポイントに対応して前記スライスレベルに所定のオフセット値を設定し、比較器により前記デジタル演算回路で生成された文字放送データと前記オフセット値が設定されたスライスレベルとを比較して正規の文字放送データを復元する文字放送データ抜き取り装置において、前記スライスタイミング制御回路の動作をオン・オフ制御する制御レジスタのレジスタ値により前記加算器と除算器によるサンプリングポイント数を設定し、受信状態に応じて前記レジスタ値を変更することにより前記所定のポイント数を増加変更するようにしたことを特徴とする文字放送データ抜き取り装置。
  2. A/Dコンバータを用いてコンポジットビデオ信号に重畳された文字放送データをデジタル値に変換し、デジタル演算回路によりこのデジタル値から文字放送データを生成し、スライスタイミング制御回路の動作に基づいて加算器と除算器により前記デジタル演算回路の演算結果のデジタル値の所定のラインに対し所定のポイント数でサンプリングしてスライスレベルを生成し、オフセットレジスタによりサンプリングポイントに対応して前記スライスレベルに所定のオフセット値を設定し、比較器により前記デジタル演算回路で生成された文字放送データと前記オフセット値が設定されたスライスレベルとを比較して正規の文字放送データを復元する文字放送データ抜き取り装置において、前記加算器と除算器によるサンプリングポイント数を設定するレジスタを設け、受信状態に応じて前記レジスタのレジスタ値を変更することにより所定のポイント数を増加変更するようにしたことを特徴とする請求項1記載の文字放送データ抜き取り装置。
  3. スライスタイミング制御回路に対しスライスレベル生成の開始タイミングを受信状態に応じて可変制御する演算開始位置設定レジスタを設け、たことを特徴とする請求項1または請求項2記載の文字放送データ抜き取り装置。
  4. オフセットレジスタにより設定する所定のオフセット値を書き換えるオフセット値制御回路を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の文字放送データ抜き取り装置。
  5. オフセット値制御回路が、オフセット値の自動補正で用いるスライスレベルのサンプリング数、スライスレベルの目標値およびオフセット微調値を可変するレジスタを有し、所定のオフセット値の代わりに可変したオフセット値を設定するようにしたことを特徴とする請求項4記載の文字放送データ抜き取り装置。
  6. デジタル演算回路の演算結果のデジタル値の代わりに、A/Dコンバータの直接出力デジタル値、当該デジタル演算回路内で得られる別のデジタル値、または当該デジタル演算回路と異なる方法で補正演算を行う演算回路のデジタル値をスライスレベル生成に用いるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の文字放送データ抜き取り装置。
  7. コンポジットビデオ信号に重畳された文字放送データをデジタル値に変換するA/Dコンバータを複数有し、この複数のA/Dコンバータからのデジタル値の平均値をスライスレベル生成に用いるデジタル値としたことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の文字放送データ抜き取り装置。
  8. コンポジットビデオ信号に重畳された文字放送データをデジタル値に変換するA/Dコンバータを複数有し、これら複数のA/Dコンバータを時分割で動作させ、サンプリングポイントを補間してサンプリングするようにしたことを特徴とする請求項1項から請求項6のうちのいずれか1項記載の文字放送データ抜き取り装置。
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