JP2000124845A - 波形等化装置及び方法 - Google Patents
波形等化装置及び方法Info
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- JP2000124845A JP2000124845A JP10297226A JP29722698A JP2000124845A JP 2000124845 A JP2000124845 A JP 2000124845A JP 10297226 A JP10297226 A JP 10297226A JP 29722698 A JP29722698 A JP 29722698A JP 2000124845 A JP2000124845 A JP 2000124845A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡易な構成による、短い処理時間で波形等化計
算処理を行い得る波形等化装置及び方法を得る。 【解決手段】波形整形後の信号を入力信号及び制御値に
基づいて疑似的に算出し、当該疑似的に算出された波形
整形後の信号を用いて制御値を算出することにより、波
形整形後の信号を読み出す必要が無く、波形等化計算処
理の処理時間を短縮することができる。
算処理を行い得る波形等化装置及び方法を得る。 【解決手段】波形整形後の信号を入力信号及び制御値に
基づいて疑似的に算出し、当該疑似的に算出された波形
整形後の信号を用いて制御値を算出することにより、波
形整形後の信号を読み出す必要が無く、波形等化計算処
理の処理時間を短縮することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は波形等化装置及び方
法に関し、文字放送復号装置に用いる波形等化装置に適
用して好適なものである。
法に関し、文字放送復号装置に用いる波形等化装置に適
用して好適なものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、テレビジョン放送の放送波に文字
信号を多重して放送する文字放送が行われている。すな
わち文字放送は、テレビジョン放送波の垂直帰線消去期
間における走査線にディジタル信号化された文字信号を
多重して送信する。そして受信側においてテレビジョン
放送波を受信して文字信号を復号し画面に表示する。
信号を多重して放送する文字放送が行われている。すな
わち文字放送は、テレビジョン放送波の垂直帰線消去期
間における走査線にディジタル信号化された文字信号を
多重して送信する。そして受信側においてテレビジョン
放送波を受信して文字信号を復号し画面に表示する。
【０００３】ここで、テレビジョン放送においては伝送
経路におけるマルチパスによりゴーストが発生するが、
これにより復調した信号波形に歪みが生じ文字信号を復
号し得ない場合が生じる。このため文字放送復号装置に
おいてはトランスバーサルフィルタを用いて波形等化処
理と呼ばれる信号波形の整形を行う。トランスバーサル
フィルタは、所定遅延時間毎にタップを有する遅延回路
の各タップに入力信号をそれぞれ異なる重み係数（以
下、これをタップ係数と呼ぶ）を乗じて入力するもので
あり、各タップ係数を制御することにより出力信号の波
形を制御することができる。
経路におけるマルチパスによりゴーストが発生するが、
これにより復調した信号波形に歪みが生じ文字信号を復
号し得ない場合が生じる。このため文字放送復号装置に
おいてはトランスバーサルフィルタを用いて波形等化処
理と呼ばれる信号波形の整形を行う。トランスバーサル
フィルタは、所定遅延時間毎にタップを有する遅延回路
の各タップに入力信号をそれぞれ異なる重み係数（以
下、これをタップ係数と呼ぶ）を乗じて入力するもので
あり、各タップ係数を制御することにより出力信号の波
形を制御することができる。
【０００４】図６は波形等化装置６０を示し、映像信号
Ｓ６０がトランスバーサルフィルタ６１及びＩＲＡＭ
（Input RAM ）３３に入力される。トランスバーサルフ
ィルタ６１は、ＣＰＵ（Central Processing Unit ）６
３から供給されるタップ係数Ｓ６３に応じて映像信号Ｓ
６０の波形を整形し、等化映像信号Ｓ６１として、外部
及びＯＲＡＭ（Output RAM）６４に出力する。このとき
ＣＰＵ６３は、映像信号の一部に設けられている同期部
と、所定の理想波形とに基づいてタップ係数Ｓ６３を算
出する。
Ｓ６０がトランスバーサルフィルタ６１及びＩＲＡＭ
（Input RAM ）３３に入力される。トランスバーサルフ
ィルタ６１は、ＣＰＵ（Central Processing Unit ）６
３から供給されるタップ係数Ｓ６３に応じて映像信号Ｓ
６０の波形を整形し、等化映像信号Ｓ６１として、外部
及びＯＲＡＭ（Output RAM）６４に出力する。このとき
ＣＰＵ６３は、映像信号の一部に設けられている同期部
と、所定の理想波形とに基づいてタップ係数Ｓ６３を算
出する。
【０００５】図７は映像信号Ｓ６０における文字信号部
分の波形を示し、カラーバースト部ＣＢに続いて、１６
ビットでなるクロックランインＣＲ及び８ビットでなる
フレーミングコードＦＣで構成される同期部ＨＤが設け
られている。そして同期部ＨＤに続いて、文字情報であ
るパケットデータ部ＰＤと、当該パケットデータ部ＰＤ
に対するチェック符号部分ＥＣが設けられている。
分の波形を示し、カラーバースト部ＣＢに続いて、１６
ビットでなるクロックランインＣＲ及び８ビットでなる
フレーミングコードＦＣで構成される同期部ＨＤが設け
られている。そして同期部ＨＤに続いて、文字情報であ
るパケットデータ部ＰＤと、当該パケットデータ部ＰＤ
に対するチェック符号部分ＥＣが設けられている。
【０００６】波形等化処理は、理想波形と呼ばれるゴー
ストが無い状態における同期部の理想的な信号波形を想
定する。そしてトランスバーサルフィルタに入力される
波形整形前の信号、トランスバーサルフィルタから出力
される波形整形後の信号及び理想波形に基づき最小２乗
誤差法を用いて所定の収束条件に達するまでタップ係数
の算出を繰り返し、算出されたタップ係数を用いてトラ
ンスバーサルフィルタで波形を整形する。すなわちＣＰ
Ｕ６３は、ＩＲＡＭ３３に書き込まれている映像信号Ｓ
６０及びＯＲＡＭ６４に書き込まれている等化映像信号
Ｓ６１を読出し、映像信号Ｓ６０、等化映像信号Ｓ６１
及び理想波形を用いてタップ係数Ｓ６３を算出する。
ストが無い状態における同期部の理想的な信号波形を想
定する。そしてトランスバーサルフィルタに入力される
波形整形前の信号、トランスバーサルフィルタから出力
される波形整形後の信号及び理想波形に基づき最小２乗
誤差法を用いて所定の収束条件に達するまでタップ係数
の算出を繰り返し、算出されたタップ係数を用いてトラ
ンスバーサルフィルタで波形を整形する。すなわちＣＰ
Ｕ６３は、ＩＲＡＭ３３に書き込まれている映像信号Ｓ
６０及びＯＲＡＭ６４に書き込まれている等化映像信号
Ｓ６１を読出し、映像信号Ｓ６０、等化映像信号Ｓ６１
及び理想波形を用いてタップ係数Ｓ６３を算出する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところが、トランスバ
ーサルフィルタのタップ数を多くしたり映像信号のサン
プリング周波数を高くするとＩＲＡＭ及びＯＲＡＭから
読みだすデータ量が多くなるためデータ読出し時間が長
くなり、これにより波形等化処理の処理時間が長くなる
という問題を有していた。
ーサルフィルタのタップ数を多くしたり映像信号のサン
プリング周波数を高くするとＩＲＡＭ及びＯＲＡＭから
読みだすデータ量が多くなるためデータ読出し時間が長
くなり、これにより波形等化処理の処理時間が長くなる
という問題を有していた。
【０００８】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成による、短い処理時間で波形等化計算処
理を行い得る波形等化装置及びその方法を提案しようと
するものである。
で、簡易な構成による、短い処理時間で波形等化計算処
理を行い得る波形等化装置及びその方法を提案しようと
するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、入力信号を入力し、外部から供給
される制御値に応じて入力信号の信号波形を整形する波
形整形手段と、入力信号と波形整形後の信号と所定の理
想波形とに基づいて制御値を算出する制御手段とを設
け、入力信号及び制御値に基づいて波形整形後の信号を
疑似的に算出し、疑似的に算出された波形整形後の信号
を制御値算出用の上記波形整形後の信号として用いるよ
うにした。
め本発明においては、入力信号を入力し、外部から供給
される制御値に応じて入力信号の信号波形を整形する波
形整形手段と、入力信号と波形整形後の信号と所定の理
想波形とに基づいて制御値を算出する制御手段とを設
け、入力信号及び制御値に基づいて波形整形後の信号を
疑似的に算出し、疑似的に算出された波形整形後の信号
を制御値算出用の上記波形整形後の信号として用いるよ
うにした。
【００１０】波形整形後の信号を入力信号及び制御値に
基づいて疑似的に算出し、当該疑似的に算出された波形
整形後の信号を用いて制御値を算出することにより、波
形整形後の信号を読み出す必要が無く、波形等化計算処
理の処理時間を短縮することができる。
基づいて疑似的に算出し、当該疑似的に算出された波形
整形後の信号を用いて制御値を算出することにより、波
形整形後の信号を読み出す必要が無く、波形等化計算処
理の処理時間を短縮することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下図面について本発明の一実施
の形態を詳述する。
の形態を詳述する。
【００１２】（１）構成 （１−１）テレビジョン受像機の全体構成 図１において、１は全体としてテレビジョン受像機を示
し、放送波Ｓ１をアンテナ２で受信して第１チューナ３
Ａ及び第２チューナ３Ｂに供給する。第１チューナ３Ａ
及び第２チューナ３Ｂはそれぞれ放送波Ｓ１の任意のチ
ャンネルに同調して復調し、映像信号Ｓ３Ａ及びＳ３Ｂ
として信号選択部５に供給する。
し、放送波Ｓ１をアンテナ２で受信して第１チューナ３
Ａ及び第２チューナ３Ｂに供給する。第１チューナ３Ａ
及び第２チューナ３Ｂはそれぞれ放送波Ｓ１の任意のチ
ャンネルに同調して復調し、映像信号Ｓ３Ａ及びＳ３Ｂ
として信号選択部５に供給する。
【００１３】信号選択部５は、ＣＰＵ（Central Proces
sing Unit ）４の制御に応じて映像信号Ｓ３Ａ及びＳ３
Ｂのどちらか一方を選択し、映像信号Ｓ５Ａとして映像
処理部６に供給するとともに、映像信号Ｓ３Ａ及びＳ３
Ｂのどちらか一方を選択し、映像信号Ｓ５Ｂとして文字
信号復号部２０に供給する。
sing Unit ）４の制御に応じて映像信号Ｓ３Ａ及びＳ３
Ｂのどちらか一方を選択し、映像信号Ｓ５Ａとして映像
処理部６に供給するとともに、映像信号Ｓ３Ａ及びＳ３
Ｂのどちらか一方を選択し、映像信号Ｓ５Ｂとして文字
信号復号部２０に供給する。
【００１４】文字信号復号部２０は、映像信号Ｓ５Ｂに
含まれる文字信号部分を復号して文字放送映像信号Ｓ２
０を生成し、これを映像処理部６に供給する。そして映
像処理部６は、映像信号Ｓ５Ａ及び文字放送映像信号Ｓ
２０のいずれか一方についてＲＧＢ（Red,Green,Blue）
信号Ｓ６及び同期信号Ｓ７を生成し、それぞれを増幅部
８及び偏向部９に供給する。増幅部８はＲＧＢ信号Ｓ６
を増幅してブラウン管１０に供給し、偏向部９は同期信
号Ｓ７から水平偏向電流Ｓ９Ｈ及び垂直偏向電流Ｓ９Ｖ
を生成しブラウン管１０に供給する。かくしてテレビジ
ョン受像機１は放送波Ｓ１を受信して復調し、映像及び
文字放送の文字情報をブラウン管１０に表示する。
含まれる文字信号部分を復号して文字放送映像信号Ｓ２
０を生成し、これを映像処理部６に供給する。そして映
像処理部６は、映像信号Ｓ５Ａ及び文字放送映像信号Ｓ
２０のいずれか一方についてＲＧＢ（Red,Green,Blue）
信号Ｓ６及び同期信号Ｓ７を生成し、それぞれを増幅部
８及び偏向部９に供給する。増幅部８はＲＧＢ信号Ｓ６
を増幅してブラウン管１０に供給し、偏向部９は同期信
号Ｓ７から水平偏向電流Ｓ９Ｈ及び垂直偏向電流Ｓ９Ｖ
を生成しブラウン管１０に供給する。かくしてテレビジ
ョン受像機１は放送波Ｓ１を受信して復調し、映像及び
文字放送の文字情報をブラウン管１０に表示する。
【００１５】（１−２）文字信号復号部の構成 図２は全体として文字信号復号部２０を示し、制御手段
としてのＣＰＵ（Central Processing Unit ）２２、Ｒ
ＯＭ（Read Only Memory）２３、ＲＡＭ（Randam Acces
s Memory）２４、ＥＥＰＲＯＭ（Electrically Erasabl
e & Programmable ROM）２５、アッテネータ２６、波形
等化部３０、データ再生部２７、エラー訂正部５０及び
表示処理部２８が、バス２１を介して接続されている。
としてのＣＰＵ（Central Processing Unit ）２２、Ｒ
ＯＭ（Read Only Memory）２３、ＲＡＭ（Randam Acces
s Memory）２４、ＥＥＰＲＯＭ（Electrically Erasabl
e & Programmable ROM）２５、アッテネータ２６、波形
等化部３０、データ再生部２７、エラー訂正部５０及び
表示処理部２８が、バス２１を介して接続されている。
【００１６】文字信号復号部２０は、映像信号Ｓ５Ｂを
アッテネータ２６に入力する。アッテネータ２６はＣＰ
Ｕ２２から供給されるアッテネータ値Ｓ２２に応じて映
像信号Ｓ５Ｂの振幅を調整し、波形等化部３０に出力す
る。波形等化部３０が有するアナログ／ディジタル変換
部３１は映像信号Ｓ５Ｂをディジタル変換し、映像信号
Ｓ３１として、波形整形手段としてのトランスバーサル
フィルタ４０に出力するとともに、ＩＲＡＭ（Input RA
M ）３３に書き込む。
アッテネータ２６に入力する。アッテネータ２６はＣＰ
Ｕ２２から供給されるアッテネータ値Ｓ２２に応じて映
像信号Ｓ５Ｂの振幅を調整し、波形等化部３０に出力す
る。波形等化部３０が有するアナログ／ディジタル変換
部３１は映像信号Ｓ５Ｂをディジタル変換し、映像信号
Ｓ３１として、波形整形手段としてのトランスバーサル
フィルタ４０に出力するとともに、ＩＲＡＭ（Input RA
M ）３３に書き込む。
【００１７】図３は全体としてトランスバーサルフィル
タ４０を示し、所定の遅延時間Ｔを有する７個の遅延部
４３Ａ〜４３Ｇと８個の演算部４２Ａ〜４２Ｈが交互に
直列に接続されている。演算部４２Ａ〜４２Ｈにはそれ
ぞれ第０タップ４１Ａ〜第７タップ４１Ｈが接続されて
おり、各タップには映像信号Ｓ３１が供給される。
タ４０を示し、所定の遅延時間Ｔを有する７個の遅延部
４３Ａ〜４３Ｇと８個の演算部４２Ａ〜４２Ｈが交互に
直列に接続されている。演算部４２Ａ〜４２Ｈにはそれ
ぞれ第０タップ４１Ａ〜第７タップ４１Ｈが接続されて
おり、各タップには映像信号Ｓ３１が供給される。
【００１８】ＣＰＵ２２は映像信号Ｓ３１、トランスバ
ーサルフィルタ４０からの出力である等化映像信号Ｓ４
０及び所定の理想波形に基づいて後述する波形等化計算
処理を行い、タップ４１Ａ〜４１Ｈにおける映像信号Ｓ
３１に対する重み付け値であるタップ係数ＴＡＰ０〜Ｔ
ＡＰ７を算出し、これをそれぞれタップ４１Ａ〜４１Ｈ
に供給する。タップ４１Ａ〜４１Ｈはタップ係数ＴＡＰ
０〜ＴＡＰ７に応じて映像信号Ｓ３１に重み付けを行
い、それぞれ演算部４２Ａ〜４２Ｈに出力する。
ーサルフィルタ４０からの出力である等化映像信号Ｓ４
０及び所定の理想波形に基づいて後述する波形等化計算
処理を行い、タップ４１Ａ〜４１Ｈにおける映像信号Ｓ
３１に対する重み付け値であるタップ係数ＴＡＰ０〜Ｔ
ＡＰ７を算出し、これをそれぞれタップ４１Ａ〜４１Ｈ
に供給する。タップ４１Ａ〜４１Ｈはタップ係数ＴＡＰ
０〜ＴＡＰ７に応じて映像信号Ｓ３１に重み付けを行
い、それぞれ演算部４２Ａ〜４２Ｈに出力する。
【００１９】演算部４２Ｈは、ＣＰＵ２２から供給され
るオフセット値Ｓ２３に応じて第７タップ４１Ｈから供
給される映像信号Ｓ３１の振幅中心をオフセットし、後
段の遅延部４３Ｇに出力する。遅延部４３Ｇは演算部４
２Ｈから供給される映像信号Ｓ３１を遅延時間Ｔだけ遅
延し、後段の演算部４２Ｇに出力する。演算部４２Ｇは
第６タップ４１Ｇから供給される映像信号Ｓ３１と演算
部４２Ｈからの出力を合成し、後段の遅延部４３Ｆに出
力する。以下同様に、各演算部は対応するタップからの
出力と前段の遅延部からの出力を合成して後段に出力す
る。かくしてトランスバーサルフィルタ４０は、ＣＰＵ
２２から供給されるタップ係数ＴＡＰ０〜ＴＡＰ７及び
オフセット値Ｓ２３に応じて映像信号Ｓ３１の波形を波
形等化してゴーストを削減し、等化映像信号Ｓ４０とし
て位相補間部３７、相関検出部３５に出力するととも
に、ＯＲＡＭ（Output RAM）３３に書き込む。
るオフセット値Ｓ２３に応じて第７タップ４１Ｈから供
給される映像信号Ｓ３１の振幅中心をオフセットし、後
段の遅延部４３Ｇに出力する。遅延部４３Ｇは演算部４
２Ｈから供給される映像信号Ｓ３１を遅延時間Ｔだけ遅
延し、後段の演算部４２Ｇに出力する。演算部４２Ｇは
第６タップ４１Ｇから供給される映像信号Ｓ３１と演算
部４２Ｈからの出力を合成し、後段の遅延部４３Ｆに出
力する。以下同様に、各演算部は対応するタップからの
出力と前段の遅延部からの出力を合成して後段に出力す
る。かくしてトランスバーサルフィルタ４０は、ＣＰＵ
２２から供給されるタップ係数ＴＡＰ０〜ＴＡＰ７及び
オフセット値Ｓ２３に応じて映像信号Ｓ３１の波形を波
形等化してゴーストを削減し、等化映像信号Ｓ４０とし
て位相補間部３７、相関検出部３５に出力するととも
に、ＯＲＡＭ（Output RAM）３３に書き込む。
【００２０】相関検出部３５は、所定の基準波形と等化
映像信号Ｓ３２の波形と比較して波形の相関を検出し、
これを相関情報Ｓ３５として位相検出部３６に出力す
る。位相検出部３６は、相関情報Ｓ３５に基づいて等化
映像信号Ｓ３２の位相のずれを検出し、このずれを位相
信号Ｓ３６として位相補間部３７に出力する。そして位
相補間部３７は位相信号Ｓ３６に応じて等化映像信号Ｓ
３２の位相を調整してデータ再生部２７に出力する。
映像信号Ｓ３２の波形と比較して波形の相関を検出し、
これを相関情報Ｓ３５として位相検出部３６に出力す
る。位相検出部３６は、相関情報Ｓ３５に基づいて等化
映像信号Ｓ３２の位相のずれを検出し、このずれを位相
信号Ｓ３６として位相補間部３７に出力する。そして位
相補間部３７は位相信号Ｓ３６に応じて等化映像信号Ｓ
３２の位相を調整してデータ再生部２７に出力する。
【００２１】データ再生部２７は、ＣＰＵ２２から供給
されるタイミング値Ｓ２４に応じて等化映像信号Ｓ３２
における文字信号部分を抜き出し、これを文字信号Ｓ２
７としてエラー訂正部５０に出力する。
されるタイミング値Ｓ２４に応じて等化映像信号Ｓ３２
における文字信号部分を抜き出し、これを文字信号Ｓ２
７としてエラー訂正部５０に出力する。
【００２２】図４は全体としてエラー訂正部５０を示
し、文字信号Ｓ２７を選択部５１を介してシリアル／パ
ラレル変換部５２に入力する。シリアル／パラレル変換
部５２は文字信号Ｓ２７をシリアル信号からパラレル信
号に変換し、バッファメモリ５３に書き込む。パラレル
／シリアル変換部５４はバッファメモリ５３に書き込ま
れている文字信号Ｓ２７を読み出してシリアル信号に再
変換し、シンドロームレジスタ５５に出力する。シンド
ロームレジスタ５５は、（２７２，１９０）差集合巡回
符号方式を用いて文字信号Ｓ２７の伝送路誤りを示す値
であるシンドロームを算出し、これをシンドローム情報
Ｓ５５として文字信号Ｓ２７とともにエラー処理部５６
に出力する。
し、文字信号Ｓ２７を選択部５１を介してシリアル／パ
ラレル変換部５２に入力する。シリアル／パラレル変換
部５２は文字信号Ｓ２７をシリアル信号からパラレル信
号に変換し、バッファメモリ５３に書き込む。パラレル
／シリアル変換部５４はバッファメモリ５３に書き込ま
れている文字信号Ｓ２７を読み出してシリアル信号に再
変換し、シンドロームレジスタ５５に出力する。シンド
ロームレジスタ５５は、（２７２，１９０）差集合巡回
符号方式を用いて文字信号Ｓ２７の伝送路誤りを示す値
であるシンドロームを算出し、これをシンドローム情報
Ｓ５５として文字信号Ｓ２７とともにエラー処理部５６
に出力する。
【００２３】エラー処理部５６は、シンドローム情報Ｓ
５５に基づいて文字信号Ｓ２７にエラーが発生している
か否かを判断し、エラーが発生している場合は当該文字
信号Ｓ２７に対してシンドローム情報Ｓ５５に基づいて
エラー訂正処理を行い、選択部５１及びシリアル／パラ
レル変換部５２を介してバッファメモリ５３に書き込
む。文字信号Ｓ２７にエラーが発生していない場合は文
字信号Ｓ２７のバッファメモリ５３への書込みは行わな
い。かくしてエラー訂正部５０は、文字信号Ｓ２７にエ
ラーが発生している場合当該文字信号Ｓ２７に対してエ
ラー訂正処理を行い、表示処理部２８（図２）に出力す
る。このときエラー処理部５６は、文字信号Ｓ２７のエ
ラーレートをエラーレート情報Ｓ５０としてバス２１を
介してＣＰＵ２２に出力する。
５５に基づいて文字信号Ｓ２７にエラーが発生している
か否かを判断し、エラーが発生している場合は当該文字
信号Ｓ２７に対してシンドローム情報Ｓ５５に基づいて
エラー訂正処理を行い、選択部５１及びシリアル／パラ
レル変換部５２を介してバッファメモリ５３に書き込
む。文字信号Ｓ２７にエラーが発生していない場合は文
字信号Ｓ２７のバッファメモリ５３への書込みは行わな
い。かくしてエラー訂正部５０は、文字信号Ｓ２７にエ
ラーが発生している場合当該文字信号Ｓ２７に対してエ
ラー訂正処理を行い、表示処理部２８（図２）に出力す
る。このときエラー処理部５６は、文字信号Ｓ２７のエ
ラーレートをエラーレート情報Ｓ５０としてバス２１を
介してＣＰＵ２２に出力する。
【００２４】表示処理部２８は文字信号Ｓ２７を入力
し、当該文字信号Ｓ２７が示す文字の文字パターンをメ
モリ（図示せず）から読み出して映像信号を生成し、文
字放送映像信号Ｓ２０として出力する。
し、当該文字信号Ｓ２７が示す文字の文字パターンをメ
モリ（図示せず）から読み出して映像信号を生成し、文
字放送映像信号Ｓ２０として出力する。
【００２５】かくして文字信号復号部２０は映像信号Ｓ
５Ｂを入力し、当該映像信号Ｓ５Ｂに対して波形等化処
理を施した後文字信号Ｓ２７を抜き出す。そして文字信
号Ｓ２７に対してエラー訂正処理を行った後、当該文字
信号Ｓ２７が示す文字パターンを文字放送映像信号Ｓ２
０として映像処理部６に出力する。
５Ｂを入力し、当該映像信号Ｓ５Ｂに対して波形等化処
理を施した後文字信号Ｓ２７を抜き出す。そして文字信
号Ｓ２７に対してエラー訂正処理を行った後、当該文字
信号Ｓ２７が示す文字パターンを文字放送映像信号Ｓ２
０として映像処理部６に出力する。
【００２６】（２）波形等化計算処理 ＣＰＵ２２は、図５に示す波形等化計算処理を実行し、
タップ係数ＴＡＰ０〜ＴＡＰ７を算出する。すなわちＣ
ＰＵ２２はステップＳＰ１で処理を開始し、ステップＳ
Ｐ２において、ＩＲＡＭ３３に書き込まれている映像信
号Ｓ３１を読み出す。
タップ係数ＴＡＰ０〜ＴＡＰ７を算出する。すなわちＣ
ＰＵ２２はステップＳＰ１で処理を開始し、ステップＳ
Ｐ２において、ＩＲＡＭ３３に書き込まれている映像信
号Ｓ３１を読み出す。
【００２７】続くステップＳＰ３において、ＣＰＵ２２
は今回の波形等化計算処理が、初回の計算であるか否か
を判断する。ステップＳＰ３において肯定結果が得られ
た場合、このことは初回の波形等化計算処理であること
を表しており、ＣＰＵはステップＳＰ４に進む。そして
ステップＳＰ４において、ＣＰＵはＯＲＡＭ３４に書き
込まれている等化映像信号Ｓ４０を読み出す。この時点
で初回の波形等化計算処理は完了していないため、タッ
プ係数ＴＡＰ０〜ＴＡＰ７はまだ算出されていない。こ
のため、初回の波形等化計算処理においては所定のタッ
プ係数初期値を用いて波形等化を行う。
は今回の波形等化計算処理が、初回の計算であるか否か
を判断する。ステップＳＰ３において肯定結果が得られ
た場合、このことは初回の波形等化計算処理であること
を表しており、ＣＰＵはステップＳＰ４に進む。そして
ステップＳＰ４において、ＣＰＵはＯＲＡＭ３４に書き
込まれている等化映像信号Ｓ４０を読み出す。この時点
で初回の波形等化計算処理は完了していないため、タッ
プ係数ＴＡＰ０〜ＴＡＰ７はまだ算出されていない。こ
のため、初回の波形等化計算処理においては所定のタッ
プ係数初期値を用いて波形等化を行う。
【００２８】ステップＳＰ６において、ＣＰＵ２２は理
想波形と等化映像信号Ｓ４０の所定のポイントにおける
誤差に基づいて、最小２乗誤差法を用いてタップ係数Ｔ
ＡＰ０〜ＴＡＰ７を算出する。そしてステップＳＰ７に
おいて、最小２乗誤差法の計算結果が収束したか否かを
判断する。ステップＳＰ７において否定結果が得られた
場合、このことは最小２乗誤差法の計算結果が収束して
いないことを表しており、ＣＰＵ２２はステップＳＰ３
に戻る。この時点では、初回の波形等化計算処理ではな
いため、ステップＳＰ３において否定結果が得られ、Ｃ
ＰＵ２２はステップＳＰ５に進む。
想波形と等化映像信号Ｓ４０の所定のポイントにおける
誤差に基づいて、最小２乗誤差法を用いてタップ係数Ｔ
ＡＰ０〜ＴＡＰ７を算出する。そしてステップＳＰ７に
おいて、最小２乗誤差法の計算結果が収束したか否かを
判断する。ステップＳＰ７において否定結果が得られた
場合、このことは最小２乗誤差法の計算結果が収束して
いないことを表しており、ＣＰＵ２２はステップＳＰ３
に戻る。この時点では、初回の波形等化計算処理ではな
いため、ステップＳＰ３において否定結果が得られ、Ｃ
ＰＵ２２はステップＳＰ５に進む。
【００２９】ステップＳＰ５において、ＣＰＵ２２はＩ
ＲＡＭ３３から読みだした映像信号Ｓ３１を用いて、ト
ランスバーサルフィルタ４０からの出力である等化映像
信号Ｓ４０を疑似的に算出する。すなわち、トランスバ
ーサルフィルタ４０の特性は予め判明しており、当該ト
ランスバーサルフィルタ４０に加えられるタップ係数Ｔ
ＡＰ０〜ＴＡＰ７はＣＰＵ２２が算出した値である。こ
のためＣＰＵ２２はＩＲＡＭ３３から読みだした映像信
号Ｓ３１に対してタップ係数ＴＡＰ０〜ＴＡＰ７を用い
て疑似的に波形等化を行い、その結果をＯＲＡＭ３４か
らの読み出し値として用いる。このようにＯＲＡＭ値を
疑似計算することにより、ＯＲＡＭ３４からの等化映像
信号Ｓ４０の読み出しを排し、波形等化計算処理の処理
速度を早めることができる。
ＲＡＭ３３から読みだした映像信号Ｓ３１を用いて、ト
ランスバーサルフィルタ４０からの出力である等化映像
信号Ｓ４０を疑似的に算出する。すなわち、トランスバ
ーサルフィルタ４０の特性は予め判明しており、当該ト
ランスバーサルフィルタ４０に加えられるタップ係数Ｔ
ＡＰ０〜ＴＡＰ７はＣＰＵ２２が算出した値である。こ
のためＣＰＵ２２はＩＲＡＭ３３から読みだした映像信
号Ｓ３１に対してタップ係数ＴＡＰ０〜ＴＡＰ７を用い
て疑似的に波形等化を行い、その結果をＯＲＡＭ３４か
らの読み出し値として用いる。このようにＯＲＡＭ値を
疑似計算することにより、ＯＲＡＭ３４からの等化映像
信号Ｓ４０の読み出しを排し、波形等化計算処理の処理
速度を早めることができる。
【００３０】ＣＰＵ２２は、最小２乗誤差法の計算結果
が収束するまでステップＳＰ３〜ステップＳＰ７を繰り
返す。そして最小２乗誤差法の計算結果が収束した時点
でステップＳＰ７において肯定結果が得られ、ＣＰＵ２
２はステップＳＰ８に進み、処理を終了する。
が収束するまでステップＳＰ３〜ステップＳＰ７を繰り
返す。そして最小２乗誤差法の計算結果が収束した時点
でステップＳＰ７において肯定結果が得られ、ＣＰＵ２
２はステップＳＰ８に進み、処理を終了する。
【００３１】（３）動作及び効果 以上の構成において、ＣＰＵ２２はトランスバーサルフ
ィルタへの入力信号である映像信号Ｓ３１、トランスバ
ーサルフィルタからの出力信号である等化映像信号Ｓ４
０及び理想波形に基づいて、最小２乗誤差法を用いてタ
ップ係数を算出する。このとき、初回の計算においては
ＯＲＡＭ３４から等化映像信号Ｓ４０を読み出すが、２
回目の計算からはＩＲＡＭ３３から読みだした映像信号
Ｓ３１を用いて疑似的に等化映像信号Ｓ４０を算出し、
これを用いてタップ係数を算出する。
ィルタへの入力信号である映像信号Ｓ３１、トランスバ
ーサルフィルタからの出力信号である等化映像信号Ｓ４
０及び理想波形に基づいて、最小２乗誤差法を用いてタ
ップ係数を算出する。このとき、初回の計算においては
ＯＲＡＭ３４から等化映像信号Ｓ４０を読み出すが、２
回目の計算からはＩＲＡＭ３３から読みだした映像信号
Ｓ３１を用いて疑似的に等化映像信号Ｓ４０を算出し、
これを用いてタップ係数を算出する。
【００３２】以上の構成によれば、ＩＲＡＭ３３から読
みだした映像信号Ｓ３１を用いて、ＯＲＡＭ３４からの
読み出しデータである等化映像信号Ｓ４０を疑似的に算
出し、これを用いてタップ係数を算出することにより、
ＯＲＡＭ３４からのデータ読み出しデータを排し、波形
等化計算処理の処理速度を速めることができる。
みだした映像信号Ｓ３１を用いて、ＯＲＡＭ３４からの
読み出しデータである等化映像信号Ｓ４０を疑似的に算
出し、これを用いてタップ係数を算出することにより、
ＯＲＡＭ３４からのデータ読み出しデータを排し、波形
等化計算処理の処理速度を速めることができる。
【００３３】（４）他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、文字信号復号装置に
おける波形等化処理について述べたが、本発明はこれに
限らず、テレビ受像機のゴースト除去装置における波形
等化処理等、様々な波形等化処理に用いても良い。
おける波形等化処理について述べたが、本発明はこれに
限らず、テレビ受像機のゴースト除去装置における波形
等化処理等、様々な波形等化処理に用いても良い。
【００３４】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、波形整形
後の信号を入力信号及び制御値に基づいて疑似的に算出
し、当該疑似的に算出された波形整形後の信号を用いて
制御値を算出することにより、波形整形後の信号を読み
出す必要が無く、波形等化計算処理の処理時間を短縮す
ることができる。
後の信号を入力信号及び制御値に基づいて疑似的に算出
し、当該疑似的に算出された波形整形後の信号を用いて
制御値を算出することにより、波形整形後の信号を読み
出す必要が無く、波形等化計算処理の処理時間を短縮す
ることができる。
【図１】テレビジョン受像機を示すブロック図である。
【図２】本発明の一実施の形態による文字信号復号部を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図３】トランスバーサルフィルタを示すブロック図で
ある。
ある。
【図４】エラー訂正部を示すブロック図である。
【図５】波形等化計算処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図６】波形等化装置を示すブロック図である。
【図７】文字信号を示す信号波形図である。
１……テレビジョン受像機、２……アンテナ、３Ａ……
第１チューナ、３Ｂ……第２チューナ、４……ＣＰＵ、
５……入力選択部、６……映像処理部、８……増幅部、
９……変更部、１０……ブラウン管、２０……文字信号
復号部、２１……バス、２２……ＣＰＵ、２３……ＲＯ
Ｍ、２４……ＲＡＭ、２５……ＥＥＰＲＯＭ、２６……
アッテネータ、２７……データ再生部、２８……表示処
理部、３０……波形等化部、３１……アナログ／ディジ
タル変換部、３３……ＩＲＡＭ、３４……ＯＲＡＭ、３
５……相関検出部、３６……位相検出部、３７……位相
補間部、４０……アッテネータ、４１Ａ〜４１Ｈ……タ
ップ、４２Ａ〜４２Ｈ……演算部、４３Ａ〜４３Ｇ……
遅延部、５０……エラー検出部。
第１チューナ、３Ｂ……第２チューナ、４……ＣＰＵ、
５……入力選択部、６……映像処理部、８……増幅部、
９……変更部、１０……ブラウン管、２０……文字信号
復号部、２１……バス、２２……ＣＰＵ、２３……ＲＯ
Ｍ、２４……ＲＡＭ、２５……ＥＥＰＲＯＭ、２６……
アッテネータ、２７……データ再生部、２８……表示処
理部、３０……波形等化部、３１……アナログ／ディジ
タル変換部、３３……ＩＲＡＭ、３４……ＯＲＡＭ、３
５……相関検出部、３６……位相検出部、３７……位相
補間部、４０……アッテネータ、４１Ａ〜４１Ｈ……タ
ップ、４２Ａ〜４２Ｈ……演算部、４３Ａ〜４３Ｇ……
遅延部、５０……エラー検出部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 7/035 Ｆターム(参考） 5C021 PA36 PA72 SA12 XB13 ZA03 5C063 AC01 AC05 CA31 CA40 DA03 DA07 DA13 DB02 5J023 AA08 AB05 AB08 AC12 AD05 5K046 AA05 BB03 EE02 EE06 EE51 EF13 EF15 EF26
Claims (4)
- 【請求項１】外部から入力される入力信号の信号波形を
整形して出力する波形等化装置において、 上記入力信号を入力し、外部から供給される制御値に応
じて上記入力信号の信号波形を整形する波形整形手段
と、 上記入力信号と、波形整形後の信号と、所定の理想波形
とに基づいて上記制御値を算出する制御手段とを具え、 上記制御手段は、上記入力信号及び上記制御値に基づい
て上記波形整形後の信号を疑似的に算出し、当該疑似的
に算出された上記波形整形後の信号を上記制御値算出用
の上記波形整形後の信号として用いることを特徴とする
波形等化装置。 - 【請求項２】上記入力信号は、テレビジョン放送におけ
る文字放送信号であることを特徴とする請求項１に記載
の波形等化装置。 - 【請求項３】外部から入力される入力信号の信号波形を
所定の制御値に基づいて整形する波形等化方法におい
て、 上記入力信号及び上記制御値に基づいて波形整形後の信
号を疑似的に算出し、 上記入力信号と、上記制御値と、上記疑似的に算出され
た上記波形整形後の信号とに基づいて上記制御値を算出
することを特徴とする波形等化方法。 - 【請求項４】上記入力信号は、テレビジョン放送におけ
る文字放送信号であることを特徴とする請求項３に記載
の波形等化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10297226A JP2000124845A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 波形等化装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10297226A JP2000124845A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 波形等化装置及び方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000124845A true JP2000124845A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17843810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10297226A Pending JP2000124845A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 波形等化装置及び方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000124845A (ja) |
-
1998
- 1998-10-19 JP JP10297226A patent/JP2000124845A/ja active Pending
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