JP3755990B2 - Ntsc同一チャネル干渉を抑制するための適応形フィルタ回路を有するディジタルtv受信機 - Google Patents
Ntsc同一チャネル干渉を抑制するための適応形フィルタ回路を有するディジタルtv受信機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3755990B2 JP3755990B2 JP17521698A JP17521698A JP3755990B2 JP 3755990 B2 JP3755990 B2 JP 3755990B2 JP 17521698 A JP17521698 A JP 17521698A JP 17521698 A JP17521698 A JP 17521698A JP 3755990 B2 JP3755990 B2 JP 3755990B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- code
- channel interference
- series
- code decoding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はテレビジョン発展副委員会(ATSC)の標準による米国における地上放送に用いられる、高精細度テレビジョン(HDTV)のようなディジタルテレビジョン装置に係り、さらに詳しくは国営テレビジョンシステム委員会(NTSC)の標準によるアナログテレビジョン信号から発生する同一チャネル干渉を防止するに適したフィルタ回路を有するディジタルテレビジョン受信機装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン発展副委員会(ATSC)は1995年9月16日に発表したディジタルテレビジョンの標準において、米国内の国営テレビジョン副委員会(NTSC)がアナログテレビジョン空中波信号に主に用いている、6MHz帯域幅のテレビジョンチャネル内のディジタルテレビジョン(DTV)信号送信のための残留側波帯(VSB)信号を明示している。前記残留側波帯(VSB)DTV信号のスペクトルはまるで同一チャネルのスペクトルがNTSCアナログTV信号を干渉するように設計されている。これはNTSC同一チャネル干渉アナログTV信号の輝度と色差成分エネルギーの大部分が低くなる偶数倍で、前記NTSCアナログTV信号の1/4水平走査線比率の偶数倍の間で低くなる、前記NTSCアナログTV信号の1/4水平走査線比率の奇数倍の時、前記パイロット搬送波と前記DTV信号の主要振幅変調側帯波周波数が位置することになされる。NTSCアナログTV信号のビデオ搬送波はTVチャネルの下限周波数から得たオフセット値1.25MHzである。DTV信号の搬送波は、TVチャネルの下限周波数から得た約309,877.6KHzのDTV搬送波信号を配列するために、NTSCアナログTV信号の水平走査線比率の59.78倍を乗算した値から得たオフセット値である。従って、DTV信号の搬送波はTVチャネルの中間周波数から得た約2,690122.4Hzになる。
【0003】
ディジタルテレビジョン標準に現れた正確な符号比率は(684/286)倍を乗算した値であって、NTSCアナログTV信号のビデオ搬送波から音声搬送波オフセット値4.5MHzを得る。ここで、NTSCアナログTV信号の水平走査線/符号数は684であり、NTSCアナログTV信号の水平走査線比率因子の286を乗算してNTSCアナログTV信号に含まれたビデオ搬送波から4.5MHzの音声搬送波オフセット値を得る。前記符号比率は10.762238メガ符号/秒であって、これはDTV搬送波信号から5.381119MHzだけ拡張されたVSB信号に含まれることができる。即ち、前記VSB信号はTVチャネルの下限周波数から5.690997MHz拡張された帯域まで制限されうるものである。
【0004】
一般に、米国内におけるディジタルHDTV信号地上放送に関するATSC標準は16:9の比率をもつ2種の高精細度TV形式の送信が全て可能である。第1のHDTVディスプレイ形式は1920標本/走査線と、2:1の飛び越し領域をもつ1080の活性化水平走査線/30Hzフレーム形式を使用する。第2のHDTVディスプレイ形式は1280輝度標本/走査線と、順次走査されたTV映像/60Hzフレーム形式を使用する。また、ATSC標準はNTSCアナログTV信号と比較した時、正常的な解像度を有する4個のTV信号を並列伝送するHDTVディスプレイ形式よりはDTVディスプレイ形式の伝送方法を取っている。
【0005】
米国内地上放送から残留側波帯振幅変調によって伝送されたDTVはそれぞれ313個の連続データセグメントを含む連続データ領域を保って構成している。前記データ領域は、それぞれ奇数で計数されるデータ領域と、データフレームを構成する偶数で計数されるデータ領域が連続されるモジュール−2が連続的に計数されるものと見なされる。前記フレーム比率は20.66フレーム/秒である。それぞれのデータセグメントは77.3マイクロ秒の間に活性化される。従って、符号比率が10.78MHzであれば、832符号/データセグメントになる。各データのセグメントは1本のラインに+S、−S、−S、+Sを連続的にもつ4個の同期符号集合を有する。前記+Sの値は最大陽性データ偏位下のレベルであり、−Sの値は最大音声データ偏位上のレベルである。各データ領域の初期ラインは、チャネルの等化と多経路処理防止のための実験信号を符号化する同期符号集合領域を含む。前記実験信号は511擬似雑音順次標本(PN順次)に相次いで3個の63−PN順次標本を連続する。この実験信号は奇数で計数されたデータ領域の第1ラインの初期論理規則と、偶数で計数されたデータ領域の第1ラインの第1論理規則によって伝送され、第1と第2論理規則が互いに補数となる。
【0006】
データライン内のデータは12個の挿入されたトレリス(trellis)符号を用いてトレリス(trellis)符号化されるが、これらそれぞれは1個のビットを符号化していない2/3比率のトレリス(trellis)符号である。前記挿入されたトレリス(trellis)符号は、露出した自動車の点火装置のような雑音源から発生する突発状況を訂正するための誤り訂正対備策の一環として設けられたもので、リードソロモンコーティングである。前記リードソロモンコーティング結果値は空中波伝送のために8レベル(3ビット/符号)の一次元整列符号でコード化して伝送されるが、この時の伝送はトレリス(trellis)コーティング手続と識別される符号のプリコード化無しでなされる。前記リードソロモンコーディング結果値は有線TV放送の伝送のために16レベル(4ビット/符号)の一次元整列符号にコード化して伝送されるが、この時の伝送もプリコーディング無しでなされる。残留側波帯(VSB)信号はこれら固有の伝送をもっているが、これらの振幅は変調比率によって異なる。
【0007】
前記固有搬送波は前述した変調比率による固定振幅のパイロット搬送波で代置される。この固定振幅のパイロット搬送波は、フィルタに供給されてその応答としてVSB信号を供給する振幅変調側帯域を生成する平衡変調器に印加される電圧を変調する時、直流成分をシフトして発生される。もし前記4ビット符号コーディングの8つのレベルが搬送波変調信号として−7、−5、−3、−1、+1、+3、+5、+7の正常値をもつならば、前記パイロット搬送波は正常値1.25をもつ。+Sの正常値は+5であり、−Sの正常値は−5である。
【0008】
DVTの先行技術分野において、送信時にDTV放送に符号プリコーダの使用可否決定が要求されたが、この符号プリコーダは符号発生回路を行い、符号をプリコードフィルタリングするものである。放送局のこのような決定は、NTSC放送局の要求と関係なく同一チャネル干渉に左右される。前記符号プリコーダは同一チャネル干渉NTSC信号を干渉することを防止するための、符号デコーダ回路内部にあるデータスライサの使用に先だって用いられた、コームフィルタを有するそれぞれのDTV受信機に偶然捕らえられた符号のポストコーディングを補完する。符号プリコーディングはデータラインの符号同期集合あるいはデータ領域の同期データが伝送されるデータライン上では用いられない。
【0009】
同一チャネル干渉はNTSC放送局から遠く離れたところで除去されるが、一定の電離層条件が形成されるか、同一チャネル干渉の可能性が高い高温の夏季になれば十中八九発生する。しかし、このような干渉はNTSC放送局から発生する同一チャネルがなければ発生しない。もし、NTSCの干渉がその放送領域内部にのみ局限されるならば、HDTV放送はNTSC干渉とは別途により容易にHDV信号を運営するための符号プリコーダを使用することができる。また、このようになると、コームフィルタは、DTV受信機で完全にマッチされたフィルタリングを行うための符号ポストコーダとして用いられることができる。もしNTSC信号干渉の排除または可能性が稀であれば、トレリス(trellis)デコーダ内符号値誤りの原因となるフラットスペクトル雑音が減少することになって、DTV放送は符号プリコーダの使用を中断することにより、各DTV受信機には符号ポストコーダが不要となるであろう。このような状況に対する放送局の認識がなければ、NTSC信号の同一チャネル干渉は一部放送受信地域に対する障害要件となり、有線放送の漏電を引き起こし、NTSC受信機に不適した中間周波数映像障害を生じさせ、アナログTV録画の結果をもっているディジタルTV録画のためにマグネティックテープを使用しなければならないか、或いは他の非正常状態の本質的な問題が生じる虞がある。
【0010】
現在のATSC DTV標準は符号プリコーディングを使用する伝送方式を認めていない。同一チャネル干渉アナログTV信号の遮断は、符号デコーディングに関連したデータスライシングの処理後に、トレリス(trellis)デコーディング処理過程で行われるべきと判断される。この処理過程は伝送時にプリコーディングが成されるべきかどうかを省略する。しかし、不幸ながら同一チャネル干渉アナログTV信号は、データスライシング処理過程で誤りを生じさせるが、これは誤り訂正デコーディングの手続、トレリス(trellis)デコーディング、リードソロモンデコーディングにより多くの負担を与える。これらの誤りは放送区域の範囲を制限して商業用DTV放送の収入節減をもたらす。従って、現在ATSC DTVの標準でDTV伝送時に符号プリコーディングを認めていないが、データスライシングに先だって同一チャネル干渉アナログTV信号の防止を提供することが好ましい。
【0011】
一般に、線形組合せは古典数式またはモジューラ数式による適用の可否によって意味が加減される。線形組合せに適用されて行われたモジュラ組合せはモジュラ数式で処理される。差別的な遅延を通じたディジタル符号の流れと、差別的に遅延された区間の線形組合せと、HDTV受信機の先行技術に用いられた符号のポストコーディングによる例証をレコードしたコーディングの類型を、本明細書で「第1類型の符号レコーディング」と定義する。また、モジュラ組合せの遅延した結果値を有するモジュラ組合せ自体を通じたディジタル符号の流れと、HDTV送信機の先行技術に用いられた符号のプリコーディングによる例証をレコードしたコーディングの類型を、本明細書で「第2類型の符号レコーディング」と定義する。
【0012】
アナログTV信号から派生する同一チャネル干渉の問題は、過去受信機の電波妨害問題から受信機の内部に適切なフィルタ回路を設置して解決したことを察してみることができる。システムチャネルの活性領域を超過しなければ、DTV変調時に信号伝送を遮断することにより同一チャネル干渉を防止することができ、システムの遂行を信号の重畳問題として察してみることができる。受信機内部のフィルタ回路は、アナログTV信号による同一チャネル干渉から派生するディジタル信号を選択するために適用し、先だって言及したシステムチャネルのエネルギーを充分減少させるために、アナログTV信号の相関関係と反相関関係特性を活用する。
【0013】
アナログTV信号から派生した同一チャネル干渉を察して見れば、これはDTV送信機とDTV受信機との間で、システムチャネルへ流入する。DTV送信機における符号プリコーディングの使用または非使用はアナログTV信号から派生する同一チャネル干渉に影響を全く与えない。DTV受信機において、同一チャネル干渉が受信機の終端にわたるほど広くないため、システムチャネルを捕獲することができれば、これは同一チャネル干渉の上位エネルギースペクトル要素のエネルギーを減少させるためのコームフィルタをもつデータスライシング回路より好ましいものである。従って、データスライシングの中に発生する誤りを減少することができる。DTV放送局は搬送波周波数を正確に合わせなければならないが、これはTVチャネル割当下限周波数に近接した310KHzとなる。従って、この搬送波周波数は干渉に近い同一チャネルNTSCアナログTV信号のビデオ搬送波から得た周波数の最適オフセット値となる。この搬送波周波数の最適オフセット値は正確に、NTSCアナログTV信号の水平走査線周波数(fH)の59.75倍に相当する。
【0014】
復調されたDTV信号に含まれた同一チャネル干渉の結果は、NTSCアナログTV信号の水平走査線周波数(fH)の59.75倍の時にビットを含み、ディジタルHDTV搬送波と同一チャネル干渉アナログTV信号のビデオ搬送波との間でヘテロダインによって発生し、ディジタルHDTV搬送波と同一チャネル干渉アナログTV信号の色差副搬送波との間でヘテロダインによって生成されたfHの287.75倍の時のビットであって、これらのビットはfHの59.75倍の時の5番目の高調波に近いビットである。この結果値はディジタルHDTV搬送波と同一チャネル干渉アナログTV信号のオーディオ搬送波との間でヘテロダインによって生成された、fHの345.75倍に近いビットを包括するが、このビットはfHの59.75倍の時の6番目の高調波に近いビットである。これらビットの高調波関係は正確に設計された単一コームフィルタであって、差別的な遅延をもつ少数の符号を統合している。DTV受信機内部のデータスライシングに先だってNTSC除去コームフィルタを使用することは付随的に第1類型の符号レコーディングを行い、データスライシングによる符号を修正するためである。
【0015】
DTV受信機内部の第1類型の符号レコーディングによるデータスライシング動作は、第1類型の符号レコーディング結果として得た符号の非破壊定量化処理を行うが、これはデータ送信に関する限り、データ定量化レベルは符号レベルとマッチされるように設計されるためである。定量化は第1類型の符号レコーディングに関連したフィルタリングの後に残ったアナログTV信号結果に干渉する同一チャネルと識別されるが、その程度はコード符号レベル間の段階よりは少ない。
これは定量化処理過程で微小な信号を消耗して優良の信号利得を得る現象捕獲の一種である。
【0016】
データ送信に関する限り、ディジタルデータ符号の流れはシステムチャネルの全体長さにわたってなされる。第2類型の符号レコーディングが、DTV送信機における符号プリコーディングで処理される時、差別的に遅延したデータ符号流れの付加的な組合せは、送信電力を昇圧しないか或いはアナログTV信号の電波妨害をより多く抑制するために平均内部符号距離を増加させる、モジュラ原理に基づいてなされる。その代わり、アナログTV信号の電波妨害を抑制するための基本メカニズムは、自分の減衰器とDTV信号を対向させ、DTV受信機側の遮断コームフィルタリングによって提供されるようになり、データスライサ内部の定量化の効果によって抑制された、コームフィルタ応答に含まれたアナログTV信号の結果は直ちにコームフィルタを介して伝送される。
【0017】
第1と第2類型の符号レコーディング処理の進行順序は、符号の流れに対するコーディング配合が信号の伝送度を減少させるのではないので、このような状況でシステムチャネルを通じた信号伝送には別に影響を及ぼさない。第1と第2類型の符号レコーディング処理の進行順序は、第1類型の符号レコーディングと、連続するデータスライシングとの間に重畳していない、第2類型の符号がレコーディングされる間、同一チャネル干渉アナログTV信号を防止するためのディジタル受信機の受信力に別に影響を及ぼさない。このような見解は本発明の基礎としている一般的な事項である。
【0018】
ディジタルTV受信機のようなディジタル受信機において、多重レベルの符号を伴う同一チャネル干渉は、データスライシングに先だって同一チャネル干渉のエネルギーを減少させるための第1コームフィルタを使用することにより防止される。第1コームフィルタはそれぞれの時間の長さが明示された地点の符号をもつ一連の2N−レベル符号となるが、この一連の2N−レベル符号は同一チャネル干渉アナログTV信号の結果を招き易く、同一チャネル干渉アナログTV信号のこれらの結果に応答することは防止されるべきである。
【0019】
付随的に、第1コームフィルタはデータスライシングによって生成された符号のデコーディング結果に誤りを挿入する、第1類型の符号レコーディング処理を行う。一連の2N−レベル符号を遅延させるために、所定の数字だけの符号をもつ一連の2N−レベル符号を、第1コームフィルタが遅延させると仮定すれば、一連の2N−レベル符号を線形的に組合せ、第1コームフィルタの応答結果を第1線形に組み合わせるために一連の2N−レベル符号を遅延させる。(4N−1)−レベル符号をもつこの応答は第1データスライサに印加される。
【0020】
本発明において、第1データスライサによるデータスライシングに先だって行われる第1類型の符号レコーディング手続は、プリレコーディング手続と見ることができる。第2コームフィルタはデータスライシングの後に第2類型の符号レコーディング手続を行い、第1類型の符号レコーディング手続を補償するためにポストコーディング手続を行って、訂正された符号デコーディング結果を生成する。第1類型の符号レコーディング手続は、差別的な遅延を通して入力された符号の流れと、差別的に遅延した区間の第1線形組合せをレコードする。第2類型の符号レコーディング手続は第1データスライサによって復旧された、部分的にフィルタリングされた符号デコーディング結果をレコードする。第2類型の符号レコーディング手続は第1データスライサによって復旧された、部分的にフィルタリングされた符号デコーディング結果の第2線形組合せとして用いられ、モジュラ数式で処理される。第1と第2線形組合せの中の一つは(−)であり、残りのもう一つは(+)となる。第2線形組合せの結果は符号デコーディング結果をポストコード化したものである。
【0021】
前記ポストコーディングは遮断コームフィルタリングに次いで行われ、データスライシングはポストコーディングを適切に駆動させるべき根本的な問題を抱えている。前記問題点の一つは、部分フィルタリングされた符号デコーディング結果値に一回誤りが生じると、その誤りは遅延してフィードバックされ、符号デコーディング結果値がポストコード化される間に誤りが引き続き発生する。他の問題点は遅延したフィードバック回路における初期条件をどのように設定するかと、1回誤りの生じた遅延したフィードバック回路における初期条件をどのように設定されるかということにある。
【0022】
かかる問題点は第2類型のレコーディングがポストコーディングに用いられる時に発生するが、その理由はこのようなレコーディングに用いられるフィードバックによって、時間経過によって引き続き累積されるためである。第2類型のレコーディングがプリコード化される間に行われ、第1類型のレコーディングがポストコード化される間に行われる時、第1類型のレコーディングは第2類型レコーディングの初期条件の応答を直ちに遮断する時間差を与える。累積に関する初期条件は全く考慮されない。プリコーディングが行われる間に第1類型のレコーディングがなされ、ポストコーディングが行われる間に第2類型のレコーディングがなされる時、第2類型のレコーディングにおける累積に対する初期条件が修正されないことによって発生する誤りが、ポストコーディングがなされる間に引き続き影響を及ぼす。このようにして最終デコーディング結果にまで発生した誤りは一時的誤りでないシステム誤りを生じさせ、一般にかかる持続的な誤りは自己診断とならない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明はかかる従来の技術の問題点を解決するためのもので、その目的は一定時間内に一定長さの符号を有する、2N−レベルの流れに対する符号デコーディング方法を提供することにある。
【0024】
この時、一連の2N−レベル符号は同一チャネル干渉アナログTV信号の結果を行い、この結果の影響を受け易くなる。この時のNは正の整数である。前記方法は少しでも存在すれば遮断される同一チャネル干渉アナログTV信号の結果から、(4N−1)レベルのプリコード化された符号をもつコームフィルタの応答を生成するために、一連の2N−レベル符号を遮断コームフィルタリングする段階を含む段階から選択された符号デコーディング結果を生成する。前記遮断コームフィルタリングの段階は、遅延した一連の2N−レベル符号を生成するために、所定数の符号区間によって一連の2N−レベル符号を遅延させる副段階を含み、前記一連の2N−レベル符号と、前記遅延した一連の2N−レベル符号を線形的に組み合わせ、加算と減算処理過程の中の一つの処理過程によって第1線形組合せ結果を、前記(4N−1)レベルのプリコード化された符号をもつコームフィルタ応答とする。
【0025】
プリコード化された符号デコーディング結果を生成するために、(4N−1)レベルのプリコード化された符号をもつコームフィルタの応答をデータスライシングする段階がある。遅延選択されたコームフィルタの応答をデータスライシングする段階がある。遅延選択された符号デコーディング結果を生成するために、所定数の符号区間をもつ選択された符号デコーディング結果を遅延させ、第2線形組合せの結果を生成するために遅延選択された符号デコーディング結果をもつプリコード化された符号デコーディング結果を線形的に組み合わせる段階がある。第2線形組合せの結果を生成するためになされる前記線形組合せは、第1線形組合せの結果を生成するためになされる線形組合せの副段階に用いられた一つから加減算の相反した処理過程をモジュラ数式を通してなされる。前記一連の2N−レベル符号で発生する同期データを示す符号デコーディング時点を決定し、前記一連の2N−レベル符号で前記同期データの符号デコーディングが叙述される時、前記同期データは誤り無く再生され、前記一連の2N−レベル符号で同期データの符号コーディングが叙述される時、前記同期データと誤り無く一致し、前記一連の2N−レベル符号で同期データの符号コーディングが叙述されない時、最小限の選択区間で前記第2線形組合せの結果に一致するために、選択された符号デコーディング結果を生成する段階がある。
【0026】
本発明のまた他の方法は回路の組合せである。以下で説明するように、前記回路はディジタルTV受信機に含まれている。前記組合せは一定時間、それぞれの符号区間をもつ一連の2N−レベル符号を支援するためのディジタルTV信号検出装置を含んでいる。前記流れは同一チャネル干渉アナログTV信号の結果に影響され易い。前記組合せは前記符号区間の所定の一番目の数だけの遅延を現す第1、第2遅延装置を含んでいる。前記組合せは第1、第2線形組合せ器を含むが、このいずれか一方は加算器となり、他方は減算器となって、前記第2線形組合せ器はモジュロ−2N数式によって動作する。前記第1遅延装置は第1の2N−レベル符号の遅延した流れを2N−符号の流れに応答するために連結され、これにより前記2N−レベル符号の差別的に遅延した流れの一番目の対を生成する。前記第1線形組合せ器は前記2N−レベル符号の差別的に遅延した一番目の対を線形的に組み合わせるために連結されるが、これは前記第1線形組合せ器の第1、第2のそれぞれの入力信号として受信される。これら入力信号に応じて前記第1線形組合せ器は(4N−1)レベル符号の第1流れをその出力信号とする。第1データスライサは前記第1線形組合せ器からそれぞれの出力信号として伝達された(4N−1)レベル符号の第1流れをデコードして第1プリコード化された符号デコーディング結果を生成するために組合せに含まれる。それぞれの第1、第2入力信号を受信して線形的に組み合わせ、これによりそれぞれの出力信号を伝達する前記第2線形組合せ器は、それぞれの第1入力信号として前記第1プリコード化された符号デコーディング結果を受信するために連結される。前記第2遅延装置はそれぞれの入力信号を遅延させ、前記第2線形組合せ器の前記第2入力信号を生成する。
【0027】
さらに、前記組合せは前記一連の2N−レベル符号に現れたデータ同期に符号が用いられる場合を決定するためのデータ同期回路と、前記一連の2N−レベル符号に符号が、データ同期に符号が用いられた場合、理想符号デコーディング結果を生成する回路を含む。また、前記組合せは多数個の入力をもつ第1マルチプレクサが、それぞれの出力信号を前記第2遅延装置にそれぞれの入力信号として伝達され、前記理想符号デコーディング結果を自分の第1入力信号とし、前記第2線形組合せ器の出力信号を受信して自分のもう一つの入力信号とする。前記第1マルチプレクサは前記一連の2N−レベル符号で符号がデータ同期に用いられる場合にのみ自分の出力信号を自分の第1入力信号として再生する条件が形成される。別の方法として、前記第1マルチプレクサは最小限の選択区間で、前記第2線形組合せ器の出力信号を第1ポストコード化された符号デコーディング結果とする条件が形成される。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による符号デコーディング方法は、一定の時間長さの符号区間をそれぞれ有する一連の2N−レベル符号を符号デコーディングする方法であって、前記一連の2N−レベル符号は、同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分によって伴われ易く、前記Nは正の整数を示し、前記方法は、前記一連の2N−レベル符号を所定数の前記符号区間だけ遅延させることによって、かつ、前記一連の2N−レベル符号と前記遅延した一連の2N−レベル符号とを加算及び減算のいずれか一方を用いて線形的に組合せることによって、(4N−1)レベルのプリコード化された符号を有するコームフィルタ応答として、第1線形組合せ結果値を生成するコームフィルタリング段階と、前記コームフィルタ応答をデータスライシングすることによって、プリコード化された符号デコーディング結果値を生成する段階と、前記所定数の前記符号区間だけ前記プリコード化された符号デコーディング結果値を遅延させる段階と、モジュロ計算法に従って働く論理演算であって、前記加算及び減算のいずれか一方以外の論理演算を用いて、前記生成されかつ遅延された符号デコーディング結果値と前記プリコード化された符号デコーディング結果値とを線形的に組合わせることによって、第2線形組合せ結果値を生成する段階と、一連の2N−レベル符号が中間符号デコーディング結果値において実質的な誤りを生じさせるほど充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うか否かを決定する検出段階と、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴わないという決定に応じて、誤り無しで中間符号デコーディング結果値を生成する段階と、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うという決定に応じて、同期データを示す符号コーディングが前記一連の2N−レベル符号で発生する時、制御器にあるメモリから伝達される符号デコーディング結果値をフィードバックさせることによりポストコード化された符号デコーディング結果から発生する実行誤りを減少させ、かつ、前記同期データを示さない符号コーディングが前記一連の2N−レベル符号で発生する時、少なくとも選択された時間の間、前記生成された符号デコーディング結果値を前記第2線形組合せ結果に相当するものとして生成する段階とからなることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。
図1は誤りの訂正されたデータを復旧するに用いられたディジタルTV信号受信機を示している。この時のデータはディジタルビデオカセットレコードのレコーディング、或いはTVセットにおけるMPEG−2デコーディングとディスプレイに適するものである。図1のDTV信号受信機は受信アンテナ8からTV放送信号を受信するものと示されているが、この代わりにケーブルネットワークから信号を受信することもできる。前記TV放送信号は装置の終端10に入力される。一般に、装置の終端10はラジオ周波数増幅器と、ラジオ周波数TV信号を中間周波数TV信号に変換させる第1検出器とから構成され、中間周波数増幅器チェーン12へ残留側波帯DTV信号を伝達する。前記DTV受信機はできる限り、第1検出器で超高周波帯域に変換されたDTV信号を増幅するために、中間周波数増幅器を含んでいる中間周波数増幅器チェーン12で多重変換を施し、さらにVHF帯域に変換されたDTV信号を増幅するために中間周波数増幅器を備える。もしディジタル部門で基底帯域に対する復調を施すと、中間周波数増幅器チェーン12は増幅されたDTV信号を基底帯域に近い最終中間周波数帯域に変換させるために第3検出器を備える。
【0030】
なるべく、チャネル選択応答を実現し、隣接チャネルを除去するためにUHF帯域に対して、中間周波数増幅器に表面音響波(SAW)フィルタを使用した。前記表面音響波フィルタはVSB DTV信号とパイロット搬送波の遮断された搬送波周波数から極めて速く5.38MHz以上を遮断するが、これは周波数の固定振幅である。従って、前記表面音響波フィルタは、アナログTV信号を干渉するいずれの同一チャネルの周波数変調された音響搬送波でも遮断する。中間周波数増幅器チェーン12でアナログTV信号を干渉する、いずれの同一チャネルのFV音響搬送波を遮断することは、符号デコーディングが行われる間これらの基底帯域にある符号のデータスライシングによる残留物の干渉を予め防止し、基底帯域の符号を復旧させるために最終中間周波数信号が検出される時に発生する搬送波の残留物を遮断する。符号デコーディングの行われる間、これらの基底帯域符号のデータスライシングによる残留物の干渉を予め防止することが、データスライシングに先だって遮断コームフィルタリングすることより好ましいこともある。
【0031】
前記中間周波数増幅器チェーン12の最終中間周波数出力信号は複素復調器14に伝達されるが、この時の複素復調器14は基底帯域信号の実数部と虚数部を復旧するために、最終中間周波数帯域で残留側波帯振幅変調DTV信号を復調する。復調は少数のメガサイクル領域にある最終中間周波数帯域のアナログ−ディジタル変換の後、ディジタル部門でなされるが、これは米国で1995年12月26日に公告された、特許出願番号5,479,449の「HDTVを含んで位相追跡装置を有するディジタルVSB検出器」に示された実施形態を参照した。
【0032】
他の方法として、復調はアナログ部門で行われることもできるが、この場合の結果は一般に向後の手続をより有用にするためのアナログ−ディジタル変換を目的とする。複素復調はできる限り同位相(I)同期復調と直角位相(Q)同期復調からなる。一般に前述した復調手続のディジタル結果は、8ビット或いはそれ以上の正確度を有し、データのNビットをエンコードする2N−レベルの符号を示す。一般に、図1のDTV信号受信機がアンテナ12を介して空中波を受信する場合に2Nは8となり、有線放送波を受信する場合に2Nは16となる。本発明の着目点は地上から空中までの放送波を受信することにある。図1において、受信された有線放送波の伝送に関する、符号デコーディングと誤り訂正デコーディングを提供するDTV受信機の一部を省略した。
【0033】
符号同期回路と等化回路(イコライザ16)は複素復調器14から、同位相(Iチャネル)基底帯域信号の最小ディジタル実数標本を受信する。図1のDTV受信機回路16は直角位相(Qチャネル)基底帯域信号のディジタル虚数標本を受信することを示している。回路16は受信された信号に含まれたゴーストと傾斜角(チルト)を補償する、実効加重効果をもつディジタルフィルタを備える。前記符号同期と等化回路16は振幅等化及びゴースト除去と同様に、符号同期または回転を行う。符号同期に用いられる符号同期と等化回路は振幅等化に先だって行われるが、これは米国出願番号5,479,449を参照した。
【0034】
このような設計において、前記復調器14は前記符号同期と等化回路16に基底帯域信号の実数と虚数を含む過抽出された復調器応答を伝達する。符号同期後、前記過抽出されたデータは1/10程度が除去されるが、これは正常的な符号率における基底帯域Iチャネル信号を抽出し、振幅等化とゴースト除去に用いられたディジタルフィルタリングを通じた標本率を減らすためである。振幅等化が符号同期を行う符号同期と等化回路における、回転または位相追跡またはディジタル信号受信機設計部門で広く知られている技術である。
【0035】
回路16の出力信号の各標本は10個またはそれ以上のビットに分けられるが、効果的に一つのアナログ符号は(2N−8)レベルの中の一つをディジタルで表したものである。前記回路16の出力信号は、予め知られている幾つかの方法の一つによって利得が制御されたもので、符号に対する理想的な段階のレベルが知られている。このような利得制御の応答速度が著しく速いために選択された利得制御の一つの方法は、複素復調器14で+1.25の正常レベルまで伝達される基底帯域信号実数部の直流成分を調節する。一般に、このような利得制御方法は米国特許出願番号5,479,449によく示されており、1995年12月15日付けで出願された米国特許出願番愚5,573,454の「ディジタルHDTV信号受信に対するラジオ受信機の自動利得制御」にさらに詳しく示されており、本発明はこれを参照した。
【0036】
回路16から出た出力信号はデータ同期回路18に入力信号として伝達されるが、これは等化された基底帯域Iチャネルの信号から派生したデータ領域の同期情報(F)と、データセグメント同期情報(S)を復旧する。他の方法として、同期検出回路18に伝達される入力信号は等化に先だって得ることもできる。
【0037】
正常的な符号率で、回路16から出力信号として伝達された、等化されたIチャネルの信号標本はNTSC除去コームフィルタ20の入力信号として伝達される。前記コームフィルタ20は、一対の差別的に遅延した一連の2N−レベル符号を生成するための第1遅延装置201と、前記コームフィルタ20の応答を生成するために差別的に遅延した符号の流れを線形的に組み合わせるための第1線形組合せ器202とを備える。米国特許番号第5,260,793に記述された内容を参照すれば、前記第1遅延装置201は2N−レベル符号の12周期と同一の遅延を提供し、前記第1線形組合せ器202は加算器となる。前記コームフィルタ20の出力信号のそれぞれの標本は10個またはそれ以上のビットに分けられ、効果的に一つのアナログ符号は(4N−1)=15レベルの中の一つをディジタルで表すものである。
【0038】
前記符号同期と等化回路16は自分の入力信号の直流バイアス成分を制限するために設計されたと見なされ、この直流バイアス成分は+1.25の正常化されたレベルを有し、パイロット搬送波検出による複素復調器14から伝達された基底帯域信号の実数部に現れる。従って、回路16の出力信号のそれぞれの標本はコームフィルタ20の入力信号として印加され、効果的に一つのアナログ符号は次の正常レベル、即ち−7、−5、−3、−1、+1、+3、+5、+7のいずれか一つをディジタルで表すものである。
【0039】
これら符号レベルは奇数符号レベルとし、000、001、010、011、100、101、110、111のそれぞれの臨時符号デコーディング結果を生成するために奇数レベルデータスライサ22で検出される。コームフィルタ20の出力信号のそれぞれの標本は、効果的に、一つのアナログ符号は次の正常レベル、即ち−14、−12、−10、−8、−6、−4、−2、0、+2、+4、+6、8、+10、+12、+14のいずれか一つをディジタルで表すものである。これら符号レベルは偶数符号レベルとし、001、010、011、100、101、111、000、001、010、011、100、101、110、111のそれぞれの臨時符号デコーディング結果を生成するために偶数レベルデータスライサ24で検出される。
【0040】
このような意味における前記データスライサ22、24は「難しい解決」と銘ずるか、或いはビタビ(Viterbi)デコーディング構造を行うのにもちいられる「簡単な解決」と銘ずる。回路内における自分の位置をシフトするためにマルチプレクサ連結を使用し、自分のスライシング範囲を修正するためのバイアスを印加して、前記奇数レベルデータスライサ22と偶数レベルデータスライサ24を単一データスライサで代替する配列が可能である。しかし、これら配列は動作が複雑なので適しない。
【0041】
次に、前記符号同期と等化回路16が自分の入力信号に含まれた直流バイアス成分を抑制するための方法を説明する。この時の直流バイアス成分は+1.25の正常レベルを有し、パイロット搬送波検出による複素復調器14から伝達された基底帯域信号の実数部に現れる。別の方法として、前記符号同期と等化回路16は自分の入力信号に含まれた直流バイアス成分を保つために設計されたもので、これはある意味では回路16で等化フィルタの設計を簡単にする。このような場合、奇数レベルデータスライサにおける前記データスライシングレベルは、自分の入力信号に含まれた前記データ過程を伴う前記直流バイアス成分を計数してオフセット値として取る。
【0042】
前記回路16が、偶数レベルデータスライサ24でデータスライシングレベルと見なされる、非連続性をもつ入力信号に含まれた直流バイアス成分を遮断または保持するために設計されたとしても、前記第1線形組合せ器202は加算器として提供される。しかし、もし前記第1遅延装置201から伝達された差別的な遅延が選択されると、前記第1線形組合せ器202は加算器となり、前記偶数レベルデータスライサ24におけるデータスライシングレベルは自分の入力信号に含まれた前記データ過程を伴う重畳した直流バイアス成分を計数してオフセット値として取る。
【0043】
ポストコーディングフィルタ応答は、コームフィルタ20のプリコーディングフィルタ応答で生成するために、コームフィルタ26を前記データスライサ22、24後に用いられる。前記コームフィルタ26は、3つの入力をもつマルチプレクサ261、第2線形組合せ器262、コームフィルタで第1遅延装置201と同一の遅延を有する第2遅延装置263から構成される。前記第2線形組合せ器262はもし前記第1線形組合せ器202が減算器であれば、モジュロ−8加算器となり、前記第1線形組合せ器202が加算器であれば、モジュロ−8減算器となる。前記第1線形組合せ動作速度を充分上昇させるためのそれぞれのROMから構成することもできる。前記マルチプレクサ261から出た出力信号は、前記ポストコーティングコームフィルタ26から得た応答を伝達し、前記第2遅延装置263によって遅延する。前記第2線形組合せ器262は前記第2遅延装置263から得た出力信号をもつ、前記偶数レベルデータスライサ24から得たプリコード化された符号デコーディング結果を組み合わせる。
【0044】
前記マルチプレクサ261の出力信号は、制御器28からマルチプレクサ261に印加されたマルチプレクサ制御信号の、第1、第2、第3状態の応答から選択された時、マルチプレクサ261に印加された3つの入力信号の中から一つを再生する。データ領域同期情報(F)と、前記等化された基底帯域Iチャネルの信号から得たデータセグメント同期情報(S)が前記データ同期検出回路18で復旧される間、前記マルチプレクサ261の第1入力ポートは、制御器28内にあるメモリから印加された理想的な符号デコーディング結果を受信する。出力信号の最終コーディング結果と、制御器28内のメモリから印加された理想的な符号デコーディング結果をマルチプレクサ261から提供するための条件を形成する間、前記制御器28は前記マルチプレクサ制御信号の第1状態をマルチプレクサ261に伝達する。前記奇数レベルデータスライサ22は出力信号として中間符号デコーディング結果をマルチプレクサ261の第2入力ポートへ伝達する。
【0045】
マルチプレクサ261は、自分の出力信号である最終コーディング結果として中間符号デコーディング結果を再生するためにマルチプレクサ制御信号の第2状態に条件が合わせられる。前記第2線形組合せ器262は自分の出力信号としてポストコード化された符号デコーディング結果を前記マルチプレクサ261の第3入力ポートへ伝達する。マルチプレクサ261は自分の出力信号である最終コード結果としてポストコード化された符号デコーディング結果を再生するためにマルチプレクサ制御信号の第3状態に条件が合わせられる。
【0046】
データ同期検出回路18がデータ領域同期情報(F)とデータセグメント同期情報(S)を復旧する間、制御器28にあるメモリから伝達される理想的な符号デコーディング結果値をフィードバックさせることにより、前記ポストコーディングコームフィルタからポストコード化された符号デコーディング結果から発生する実行誤りは減少する。この部分は本発明の主要部分であって後術する。
【0047】
3つの並列ビットグループに含まれた最終的な符号デコーディング結果を含む、前記ポストコーディングコームフィルタ26にあるマルチプレクサ261から出た出力信号は、データ挿入器32に適用するためのデータアセンブラ30に取り合わせられる。前記データ挿入器32は取り合わせられたデータを並列データ流れで整流して、トレリス(trellis)デコーダ回路34へ送る。一般に、トレリス(trellis)デコーダ回路34は12トレリス(trellis)デコーダを使用する。前記トレリス(trellis)デコーダ回路34から印加されたトレリス(trellis)デコーディング結果は整流のためにデータ挿入器回路36へ伝達される。
【0048】
バイト分析回路38は前記データ挿入器36の出力信号を、データランダマイザ(randomizer)42へ伝達される訂正された誤りバイトの流れを生成するためにリードソロモンデコーディングを行うリードソロモンデコーダ回路40へ伝達して、リードソロモン誤り訂正コーディングバイトに変換させる。前記データランダマイザ42は再生されたデータを他方の受信機(図示せず)へ伝達する。完全なDTV受信機のもう一つはパケット分類器、オーディオデコーダ、MPEG−2デコーダ及びその他のものを含む。ディジタルテープレコーダ/再生器に統合されたもう一つの前記DTV受信機はレコーディングに必要な形でデータを変換させるための回路を備えている。
【0049】
同一チャネル干渉NTSC信号検出器44は同一チャネル干渉NTSC信号がデータスライサ22で行われたデータスライシングに含まれた修正不可能な誤りを発生させるほど充分完璧な状態であるかが分かる制御器28を提供している。もし検出器44が同一チャネル干渉NTSC信号が充分完璧な状態でないことを示すと、データ領域同期情報(F)とデータセグメント同期情報(S)がデータ同期検出器回路18によって復旧される時を除いた他の時に、前記制御器28は前記マルチプレクサ制御信号の第2状態をマルチプレクサ261へ伝達する。このような条件は前記マルチプレクサ261が奇数レベルデータスライサ22から伝達された中間符号デコーディング結果を、自分の出力信号で再生するために用いられる。
【0050】
もし検出器44がデータスライサ22によって行われるデータスライシングに含まれた訂正不可能な誤りを生じさせるほど同一チャネル干渉NTSC信号が充分完全な状態であることを示すと、データ領域同期情報(F)とデータセグメント同期情報(S)がデータ同期検出器回路18によって復旧される時を除いた他の時に、前記制御器28は前記マルチプレクサの制御信号の第3状態をマルチプレクサ261へ伝達する。このような条件は前記マルチプレクサ261が前記第2線形組合せ器262から第2線形組合せの結果として伝達された、ポストコード化された符号デコーディング結果を、自分の出力信号で再生するために用いられる。
【0051】
図2は前記同一チャネル干渉NTSC信号検出器44が取ることのできる形式であって、この形式は関連技術分野の関心事となる。減算器441は奇数レベルデータスライサ22から伝達された中間符号デコーディング結果と、前記第2線形組合せ器262から第2線形組合せの結果として伝達されたポストコード化された符号デコーディング結果を別途に組み合わせる。もし同一チャネル干渉NTSC信号が無視してもよいほどの量であり、基底帯域のIチャネル信号に含まれたランダムノイズが無視するほどの量であれば、これらの仮想、ポストコード化された符号デコーディング結果は同様である。従って、減算器441から出た出力信号差は少なくなるであろう。しかし、もし同一チャネル干渉NTSC信号が相当な量であれば、一般に減算器441から出た出力信号差は少なくはならない。しかし、時には信号差の大きいものが出ることもある。
【0052】
前記減算器441から出た出力信号差に含まれたエネルギーを測定する方法は、二乗器442をもつ出力信号の差異値を二乗し、平均値回路443を有する短い区間にわたって二乗器応答の平均値を決定して得る。前記二乗器442はROMを用いて行う。前記平均値回路442は幾つかの適したディジタル標本を貯蔵するための遅延ラインメモリと、現在遅延ラインメモリに貯蔵されたディジタル標本を足し合わせる加算器を用いて行われる。前記平均値回路443で決定された、減算器441で得た出力信号差に含まれた短い区間に分布されたエネルギーの平均値は、しきい検出器444を支援するためにディジタル比較器に連結される。前記しきい検出器444のしきい値は中間符号デコーディング結果を伴うランダムノイズに含まれた、短い区間の平均値差異と、減算器441に印加されるポストコード化された符号デコーディング結果値を超過しないほど充分大きい。もし同一チャネル干渉NTSC信号がデータスライサ22によって行われるデータスライシングに含まれた誤りの訂正が不可能なほど充分大きければしきい値が超過する。前記しきい検出器444はしきい値の超過の可否を制御器28が表すようにする。
【0053】
図3は図1とは異なるディジタルTV受信機を示している。この回路でデータスライサ22によって行われるデータスライシングに含まれた誤りの訂正が不可能なほど同一チャネル干渉NTSC信号が充分大きいかどうかを決定する回路類型は、1997年3月21日付に米国特許出願番号(08/821,944)で出願された「ディジタルTV受信機でNTSC干渉の検出に対するアナログTV受信機からのビデオ信号使用」を参照する。
【0054】
装置の終端10で中間周波数に変換されたDTV信号は、NTSC信号に対して中間周波数増幅器チェーン46へ伝達される。NTSC信号における中間周波数増幅器チェーン46は、NTSC信号受信機に一般に用いられた中間周波数増幅器とは区別される。中間帯域の利得特性を見なす時、DTV信号に対する中間周波数増幅器チェーン12に含まれた、増幅器の段階に対応するNTSC信号に対する中間周波数増幅器チェーン46に含まれた増幅器の段階は、線形利得を連続的に有し、中間周波数増幅器チェーン46に含まれた増幅器段階に対する対応値として同一の自動利得制御値を有する。前記NTSC信号の残留側波帯域は、前記中間周波数増幅器チェーン46で遮断されない。特性上単一側帯域の前記NTSC信号の前側帯域の一部は、同一チャネルDTV信号のエネルギーを減少させるために、前記中間周波数増幅器チェーン46で適切に遮断される。中間周波数増幅器チェーン46応答の活性範囲に対する減少は複素復調器48に用いられたビデオ搬送波局部発振器の位相をロッキング(Locking)するための、ビデオ搬送波の追加増幅を容易にする。
【0055】
前記中間周波数増幅器チェーン46の帯域幅を測定するためのフィルタリング過程は、多重変換受信回路が用いられる場合、UHF中間周波数増幅器では表面音響波SAWフィルタリングで行うことができる。前記中間周波数増幅器チェーン46の増幅した中間周波数応答は、直接又はそれ以上の増幅遂行後、NTSCビデオ信号に対する複素復調器48へ伝達される。前記複素復調器48はNTSC信号標本から構成された同位相Iチャネルの応答と、DTV構造に対する実数部因子を伝達する。また、前記複素復調器48はDTV構造に対する虚数部因子の標本から構成された、直角位相Qチャネルの応答を伝達するが、この時の標本はヒルバート変換フィルタ50へ伝達される。前記ヒルバート変換フィルタ50の応答は線形組合せ器52へ伝達される。
【0056】
前記線形組合せ器52はDTV結果とは関係なく、連続的にNTSC信号の標本を復旧するために、適切に遅延した同位相Iチャネルの応答で応答する。前記線形組合せ器52はIチャネルとQチャネルにおける応答を得るために、複素復調器48で用いられた同期復調過程が行われる間、相対ビデオ搬送波の位相合わせに従属される加算器または減算器である。
【0057】
前記線形組合せ器52から伝達されて大抵DTV結果に関係ないNTSC信号は、750KHzまたはそれ以下のコームフィルタ周波数を有する低域フィルタ54へ伝達される。同一チャネル干渉NTSC信号に含まれた輝度信号に対するエネルギー測定値は、二乗器56を備えている低域フィルタ54の応答を二乗し、平均値回路58を備えている二乗器応答の、短い時間にわたった平均値を決定して算出する。前記測定値は臨界検出器58へ伝達される。前記NTSC同一チャネル干渉がデータスライサ22によって行われるデータスライシングに含まれた誤りを訂正し得ないほど大きい場合、前記しきい検出器58のしきい値は超過される。前記しきい検出器58は前記制御器28が前記しきい値の超過の可否を表すことができるように支援する。
【0058】
図4は図1及び図3と区別されるディジタルTV受信機を示しているが、この回路において、NTSC同一チャネル干渉がデータスライサ22によって行われるデータスライシングに含まれた誤りを訂正し得ないほど充分大きいか否かを決定する部分は、1997年3月21日米国特許出願番号(08/821,945)を有する「インタキャリア信号を用いてディジタルTV受信機のNTSC干渉を検出する方法」を参照する。
【0059】
装置の終端10で中間周波数に変換された前記DTV信号は、NTSC音響信号に対して準並列の類型をもつ中間周波数増幅器チェーン62へ伝達される。NTSC音響信号の中間周波数増幅器チェーン62に含まれた増幅段階は、DTV信号の中間周波数増幅器チェーン12に含まれた増幅段階とほぼ等しく、前記中間周波数増幅器チェーン12に含まれた増幅段階の対応値で連続線形利得、同一の自動利得制御を行う。前記中間周波数増幅器チェーン62の周波数選択は、NTSCオーディオ搬送波の+250KHz以内の範囲とNTSCビデオ搬送波の+250KHz以内の範囲でなされる。
【0060】
前記中間周波数増幅器チェーン62の周波数選択を測定するためのフィルタリング過程は、UHF中間周波数増幅器で多重変換受信機回路を使用する場合、表面音響波(SAW)フィルタリングによって行われる。前記中間周波数増幅器チェーン62の応答はインタキャリア検出器64へ伝達されるが、これは4.5MHzの搬送波周波数をもつインタキャリア音響中間周波数信号を発生させるために、NTSCオーディオ搬送波をヘテロダインするに必要な、強化された搬送波として変調されたNTSCビデオ搬送波を使用する。前記インタキャリア音響中間周波数信号は、インタキャリア音響中間周波数増幅器66によって増幅されるが、4.5MHzの中間周波数増幅器66は、増幅したインタキャリア音響中間周波数信号をインタキャリア振幅検出器68へ伝達する。
【0061】
前記振幅検出器68の応答は平均値回路70から短い区間にわたって平均値を算出し、前記平均値はしきい検出器72へ伝達される。NTSC同一チャネル干渉がデータスライサ22で行われたデータスライシングに含まれた誤りの訂正が不可能なほど大きい場合、前記しきい検出器72のしきい値は超過される。前記しきい検出器72は前記制御器28がしきい値の超過の可否を表すことができるように支援する。
【0062】
図5はポストコーディングコームフィルタ26内のマルチプレクサ261が優先的に行われることを示している。前記3つの入力信号をもつマルチプレクサ261は2つの入力信号をもつマルチプレクサ2611,2612と比較して示した。前記制御器28はNTSC同一チャネル干渉検出器(例えば44)から出た出力信号を2つの入力信号をもつマルチプレクサ2611へ制御信号として伝達する。
【0063】
もし前記NTSC同一チャネル干渉が、前記データスライサ22によって行われるデータスライシングに含まれた誤りの訂正が不可能なほど充分大きい場合、前記NTSC同一チャネル干渉検出器の条件で出た出力信号結果1はマルチプレクサ2611へ伝達されて再生され、前記マルチプレクサ2612の第2入力ポートに伝達されて応用され、前記第2線形組合せ器262でポストコード化された符号デコーディング結果はマルチプレクサ2611の第1入力ポートへ伝達される。もし前記NTSC同一チャネル干渉が、前記データスライサ22によって行われるデータスライシングに含まれた誤りの訂正が不可能なほど充分大きい場合、前記NTSC同一チャネル干渉検出器の条件で出た出力信号結果0は、中間符号デコーディング結果を再生するためにマルチプレクサ2611へ伝達され、前記データスライサ22の結果は前記マルチプレクサ2611の第2入力ポートへ伝達される。これらの再生された中間符号デコーディング結果はマルチプレクサ2612の第2入力ポートへ伝達される。
【0064】
図5、図6、図7のそれぞれは前記制御器28内に含まれたORゲート281を示している。前記ORゲート281は領域セグメント同期検出器181が「1」を伝達してその応答として領域同期セグメントが検出される時と、前記データセグメント同期検出器182が「1」を伝達してその応答としてデータ同期コードが検出される時、「1」が応答されるようにする。他の全ての場合に、前記ORゲート281は「0」と応答する。
【0065】
図5において、前記ORゲート281の応答はマルチプレクサ2612へ制御信号として伝達される。前記マルチプレクサ2612がデータアセンブラ30に伝達し得る最終的な符号デコーディング結果と、前記マルチプレクサ2611の周力信号を、さらに良好な符号デコーディング測定結果値として、前記マルチプレクサ2612の第2入力ポートへ伝達して再生し得るようにするため、前記ORゲート281の応答は「0」となる。前記マルチプレクサ2612がデータアセンブラ30に伝達し得る最終的な符号デコーディング結果と、制御器28にあるメモリから抽出された理想的なデコーディング結果を再生し得るようにするため、前記ORゲート281の応答は「1」となる。次に、図8を参照してこれについて詳細に説明する。
【0066】
図6はポストコーディングコームフィルタ26の別の構造260を示している。2つの入力信号をもつ2つのマルチプレクサ2611、2612と比較される3つの入力信号を有するマルチプレクサ261は、2つの入力信号を有する3つのマルチプレクサ26101、26102、26103を含んでいる3つの入力信号をもつマルチプレクサ2610で代替された。
【0067】
図7は前記ポストコーディングコームフィルタ26の変形2600であって、ここで2つの入力信号をもつ2つのマルチプレクサ2611、2612を含んでいる3つの入力信号をもつマルチプレクサ261は、2つの入力信号を有する2つのマルチプレクサ261001、261002を含んでいる3つの入力信号をもつマルチプレクサ26100で代替され、前記ORゲート281と前記NTSC同一チャネル干渉検出器からそれらそれぞれの制御信号を受信する。
【0068】
前記ポストコーディングコームフィルタ2600は前記ポストコーディングコームフィルタ26,260とは多少異なって動作する。前記マルチプレクサ261001は前記ORゲート281の応答が「1」の時、ポストコード化された符号デコーディング結果を理想的な符号デコーディング結果で代替する。NTSC同一チャネル干渉検出器が、前記データスライサ22によって行われた前記データスライシングに含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が充分大きい場合を「1」と表示する時、マルチプレクサ261002は訂正されたポストコード符号デコーディング結果を、データアセンブラ30に応用するための最終的な符号デコーディング結果として選択する。
【0069】
NTSC同一チャネル干渉検出器が、前記データスライサ22によって行われた前記データスライシングに含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が充分大きい場合を「0」と表示する時、前記マルチプレクサ261002は、データアセンブラ30に応用するために前記データスライサ22から前記中間符号デコーディング結果を最終的な符号デコーディング結果として選択する。この時、これらのいずれの中間符号デコーディング結果も理想的な符号デコーディング結果で代替されない。
【0070】
図8は図5のマルチプレクサ2612をより詳細に示したもので、理想的な符号デコーディング結果をマルチプレクサ2612に印加するに必要な回路を示している。前記マルチプレクサ2612はマルチプレクサ2612から3ビット広帯域出力バス80を選択的に読み出すための出力バッファレジスタROM74,76,78から構成される。さらに、前記マルチプレクサ2612はマルチプレクサ2611の3ビット広帯域出力信号を選択的に出力バス80へ伝達するために3相バッファ82を備えている。
【0071】
前記マルチプレクサ2612へ前記理想的な符号デコーディング結果を伝達するための回路は、ROM74、76、78、符号クロックゼネレータ84、ROM74、76、78のアドレスを指定するためのアドレスカウンタ86、カウンタ86をリセットするためのジャム(jam)リセット回路88、ROM74、76、78が読み取り可能な信号を発生させるためのアドレスデコーダ94、96、98、3相バッファ82を制御するNORゲート92から構成される。前記アドレスカウンタ86は前記符号クロックゼネレータ84における符号デコーディング率を受信して入力パルスをカウントする。従って、一つのデータフレーム内の符号のそれぞれに対するアドレスを連続的に与える。これらアドレスの中の適切な部分をROM74、76、78の入力アドレスとして取る。
【0072】
前記ジャムリセット回路88はデータ領域同期情報Fとデータセグメント同期情報Sを図1、図3または図4のデータ同期検出回路18で速く復旧されるように適切な値にリセットする。カウンタ86の構成はより重要なビットをデータセグメントの数/データフレームでカウントするグループと、より重要でないビットセグメント数/データフレームでカウントするグループから構成することが好ましい。このような構成はジャムリセット回路88の設計を単純化し、アドレス検出器94、96、98に印加される入力信号のビット幅を減らし、ROM74、76、78がカウンタ86の一部アドレスに容易にアドレスされ、ROMアドレシングのビット幅を減らすことができる。
【0073】
前記ROM74は奇数領域同期セグメントに対する理想的な符号デコーディング結果を貯蔵し、前記アドレスデコーダ94で「1」を受信したものに対して選択的にイネーブルされる。前記ROM74はより重要でないビットをデータセグメント数/データフレームでカウントするグループによってアドレスされ、前記アドレスデコーダ94は、より重要なビットをデータセグメント数/データフレームでカウントするグループに応答する。前記アドレスデコーダ94は前記アドレスカウンタ86によって伝達されるアドレスのデータセグメント部分が奇数領域同期セグメントのアドレスと一致する場合にのみ「1」となる。
【0074】
前記ROM76は偶数領域同期セグメントに対する理想的な符号デコーディング結果を貯蔵し、前記アドレスデコーダ96で「1」を受信したものに対して選択的にイネーブルされる。前記ROM76はより重要でないビットをデータセグメント数/データフレームでカウントするグループによってアドレスされ、前記アドレスデコーダ96はより重要なビットをデータセグメント数/データフレームでカウントするグループに応答する。前記アドレスデコーダ96は、前記アドレスカウンタ86によって伝達されるアドレスのデータセグメント部分が、偶数領域同期セグメントのアドレスと一致する場合にのみ「1」となる。
【0075】
前記ROM78はそれぞれの同期セグメント初期で開始コードグループに対する理想的な符号デコーディング結果を貯蔵し、前記アドレスデコーダ98からp「1」を受信して読み出した値は選択的にイネーブルされる。前記ROM78はカウンタ86出力の2つの無意味なビットに応答し、前記アドレスデコーダ98は、より重要でないビットをデータセグメント数/データフレームでカウントするグループに応答する。前記アドレスデコーダ98は前記アドレスカウンタ86によって伝達されるデータ符号/アドレスのデータセグメント部分が、開始コード部分の一部アドレスと一致する場合にのみ「1」となる。
【0076】
前記NORゲート92は、3つの入力連結部分のそれぞれの一点で、アドレスデコーダ94、96、98の応答を受信する。理想的な符号デコーディング結果を得た時、アドレスデコーダ94、96、98の中の一つはそれの出力信号として「1」を伝達し、前記NORゲート92が3相データバッファ82に「0」と応答するための条件が形成される。この条件において、前記3相データバッファ82は前記データバス80へ高い電源のインピダンスを付加してマルチプレクサ2611の信号が前記3ビット広帯域データバス80に伝達されず、マルチプレクサ2612の信号が伝達される。予測不可能な理想的符号デコーディング結果に対するデータセグメント部分で、前記アドレスデコーダ94、96、98のいずれもも出力信号として「1」を伝達せず、前記NORゲート92は前記3相データバッファ82に「1」と応答するための条件が形成される。この条件において、前記3相データバッファ82は前記データバス80へ低い電源のインピダンスを付加してマルチプレクサ2611とマルチプレクサ2612の信号が前記3ビット広帯域データバス80に伝達される。
【0077】
図8はマルチプレクサ2612に印加される理想的な符号デコーディング結果を生成するための回路図で、図6と図7の構成で用いられるディジタル回路設計分野で容易に適用される技術である。
【0078】
図9はNTSC除去コームフィルタ120と、ポストコーディングコームフィルタ126を使用する図1、図3、図4の、ディジタルTV信号受信機ブロック構成の一部分を詳細に示している。減算器1202はNTSC除去コームフィルタ120内で第1線形組合せ器として作用し、モジュロ−8加算器1262はポストコーディングコームフィルタ126内で第2線形組合せ器として作用する。前記NTSC除去コームフィルタ120は第1遅延装置1201を用いて12個の符号区間の遅延を示し、さらに前記ポストコーディング遮断フィルタ126は第2遅延装置1263を用いて12個の符号区間の遅延を示す。それぞれの前記遅延装置1201、1263によって現れる12符号遅延は、アナログTVの水平走査周波数fHの59.75倍の時のアナログTVビデオ搬送波結果の一サイクル遅延に近い。前記12符号遅延はfHの287.75倍の時、アナログTV色差副搬送波結果の5サイクルに近い。前記12符号遅延はfHの345.75倍の時、アナログTV色差副搬送波結果の6サイクルに近い。
【0079】
これは前記オーディオ搬送波、ビデオ搬送波、周波数に対する、減算器1202の差分的に組み合わせられた応答が、同一チャネル干渉を遮断しようとする前記第1遅延装置1201によって差別的に遅延した色差副搬送波に近いためである。しかし、終端が水平走査線を交差するところにあるビデオ信号の一部分において、水平空間方向にある距離でアナログTVビデオ信号の相関関係程度は極めて低い。
【0080】
マルチプレクサ1261はマルチプレクサ制御信号によって制御されるが、大部分の場合、即ち前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が不充分であると決定される時に第2状態にあり、前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が充分であると決定される大部分の場合には第3状態にある。前記マルチプレクサ1261は第3の状態で制御信号となって、前記加算器1262のモジュロ−8の合計にフィードバックされ、前記遅延装置1263で12個の符号区間だけ遅延して加算器1262の被加数となる。これは単一誤りが走行誤りとして波及される部分におけるモジュラ累算処理で、12個の全ての符号区間で誤りが繰り返される。前記ポストコーディングコームフィルタ126からポストコード化された符号デコーディング結果に含まれた走行誤りは、各データセグメントの全体が領域同期を含む間だけ、前記マルチプレクサ1261がそれぞれのデータセグメントの初期に4つの符号区間に対する第1状態に置かれた時に短縮される。
【0081】
前記制御信号が第1状態にある時、前記マルチプレクサ1261は制御器28にあるメモリから伝達された出力信号理想符号デコーディング結果を再生する。理想符号デコーディング結果をマルチプレクサ1261の出力信号で誘導すれば走行誤りが停止する。4+69(12)符号/データセグメントがあるため、前記理想符号デコーディング結果は各データセグメントの位相で4つの符号区間をスリップバックして、3つのデータセグメントより長く残る走行誤りは無くなる。
【0082】
図10は220種のNTSC除去コームフィルタ20と、226種のポストコーディングコームフィルタ26を使用する図1、図3、図4の、ディジタルTV信号受信機の一部分に対するブロック構成を詳細に示している。前記NTSC除去コームフィルタ220は第1遅延装置2201を用いて6つの符号区間の遅延を示し、前記ポストコーディングコームフィルタ226は第2遅延装置2263を用いて6個の符号区間の遅延を示す。それぞれの前記遅延装置2201、2263によって現れる6符号遅延は、アナログTVの水平走査周波数fHの59.75倍の時のアナログTVビデオ搬送波結果の2.5サイクルに近く、fHの345.75倍の時、アナログオーディオ搬送波結果の3サイクルに近い。加算器2202はNTSC除去コームフィルタ220内で第1線形組合せ器として作用し、モジュロ−8減算器2262はポストコーディングコームフィルタ226内で第2線形組合せ器として作用する。前記遅延装置2201、2263によって現れた前記遅延は、前記遅延装置1201、1263に現れた遅延より短いため、アナログTV搬送波周波数から変換された0に近い周波数であっても狭帯域になり、減算器1202によって差分的に組み合わせられた信号における良い相関関係より、加算器2202によって追加的に組み合わせられた信号における反相関関係がより良い。
【0083】
音響搬送波遮断は前記NTSC除去コームフィルタ120応答でより前記NTSC除去コームフィルタ220でさらに微弱である。しかし、もし同一チャネル干渉アナログTV信号の音響搬送波が表面音響フィルタリングまたは中間周波数増幅器チェーン12にある音響搬送波が表面音響フィルタリングまたは中間周波数増幅器チェーン12にある音響トラップから遮断されると、コームフィルタ220の少ない音除去は問題とならない。図9のNTSC除去コームフィルタ120よりは図10のNTSC除去コームフィルタ220を使用する間、同期チップに対する応答が除去される。従って、トレリス(trellis)デコーディングとリード−ソロモンコーディングにおける誤り訂正強化は実質的に減少趨勢にある。
【0084】
マルチプレクサ2261はマルチプレクサ制御信号によって制御されるが、大部分の場合、即ち前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が不充分であると決定される時に第2状態にあり、前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどにNTSC同一チャネル干渉が充分であると決定される大部分の場合には第3状態にある。前記マルチプレクサ2261は第3の状態で制御信号となって、前記加算器2262のモジュロ−8の合計にフィードバックされ、前記遅延装置2263で6つの符号区間だけ遅延して加算器2262の被加数となる。これは単一誤りが走行誤りに波及される部分におけるモジュラ累算処理で、6つの全ての符号区間で誤りが繰り返される。前記ポストコーディングコームフィルタ226からポストコード化された符号デコーディング結果に含まれた走行誤りは、各データセグメントの全体が領域同期を含む間だけ、前記マルチプレクサ2261がそれぞれのデータセグメントの初期に4つの符号区間に対する第1状態に置かれる時に短縮される。
【0085】
前記制御信号が第1状態にある時、前記マルチプレクサ2261は制御器28にあるメモリから伝達された出力信号理想符号デコーディング結果を再生する。理想符号デコーディング結果をマルチプレクサ2261の出力信号で誘導すれば走行誤りが停止する。4+138(6)符号/データセグメントがあるため、前記理想符号デコーディング結果は各データセグメントがあるため、前記理想符号デコーディング結果は各データセグメントの位相で4つの符号区間をスリップバックして、2つのデータセグメントより長く残る走行誤りはなくなる。前記走行誤りがより頻繁に繰り返されて前記12個の挿入されたトレリス(trellis)コードに二重に影響を及ぼすとしても、実質的に前記ポストコーディングコームフィルタ226に含まれた走行誤りの周期が持続される可能性は、前記ポストコーディングコームフィルタ126の場合より少ない。
【0086】
図11はNTSC除去コームフィルタ320とポストコーディングコームフィルタ326を使用する図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示している。前記NTSC除去コームフィルタ320は1368符号区間の遅延を現す第1遅延装置3201を使用するが、実質的にこれの遅延はアナログTV信号の2つの水平走査線の区間と同一であり、前記ポストコーディングコームフィルタ326は第2遅延装置3263を用いて遅延を示す。前記NTSC除去コームフィルタ320に含まれた第1線形組合せ器は減算器3202になり、前記ポストコーディングコームフィルタ326に含まれた第2線形組合せ器はモジュロ−8加算器3262になる。
【0087】
マルチプレクサ3261はマルチプレクサ制御信号によって制御されるが、この時前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が不充分であると判断される大部分の場合には第2状態に置かれ、前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が充分であると判断される大部分の場合には第3状態に置かれることにある。前記DTV受信機はできる限り、前記NTSC同一チャネル干渉で交差する走査線間の変化を検出するための回路を備えており、前記制御器28はこのような条件の下で前記マルチプレクサ3261が第3の状態に置かれることを保留させる。
【0088】
前記マルチプレクサ3261は第3の状態で制御信号になり、前記加算器3262のモジュロ−8の合計にフィードバックされ、前記遅延装置3263で1368個の符号区間だけ遅延して加算器3262の被加数となる。これは単一誤りが走行誤りで波及される部分におけるモジュラ累算処理で、1368個の全ての符号区間で誤りが繰り返される。この符号コードの長さは前記リード−ソロモンコードの単一ブロックの長さより長いため、単一走行誤りはリード−ソロモンデコーディングが行われる間に容易く訂正される。前記ポストコーディングコームフィルタ326から出た前記ポストコード化された符号デコーディング結果に含まれた走行誤りは、各データセグメントの初期にある4つの符号区間と同様に、それぞれのデータセグメントが含む領域同期の全体区間にわたって、前記マルチプレクサ3261が第1状態に置かれることにより短縮される。
【0089】
前記制御信号が第1状態にある時、前記マルチプレクサ3261は前記制御器28のメモリから伝達される理想符号デコーディング結果を出力信号として再生する。理想符号デコーディング結果をマルチプレクサ3261の出力信号として誤り走行を中断させる。NTSCビデオ領域の16.67×10−6秒期間はDTVデータ領域の24.19×10−6秒期間に対して位相ずれを示して、領域同期を含む前記DTVデータセグメントは結局NTSCフレーム画像全体を走査する。それぞれの684個の符号区間をもつNTSCフレーム画像には525個のラインがあって総359、100個の符号区間をもつ。これは領域同期を含んでいるDTVデータセグメントに含まれた832個符号区間の432倍より多少少ないもので、一つ類推される事実は、走行誤りの持続期間が432より長くなると、DTVデータセグメントが領域同期を含んでいる間、前記マルチプレクサ3261がリス符号デコーディングを再生してデータ領域が消失される。また、理想符号デコーディング結果を用いる開始コードグループに関するデータセグメントと、NTSCビデオ走査線間に位相ずれが生じる。
【0090】
コード開始グループに含まれた4つの符号区間の89、775倍に該当する359、100個の符号区間が測定されるが、これは89、775個の連続データセグメントに対して走査された値である。DTVデータ領域/313個のデータセグメントから類推される一つの事実は、走行誤りの持続期間が287より長くなると、コード開始グループが進む間、前記マルチプレクサ3261が理想符号デコーディングを再生してデータ領域が消失される。
【0091】
前記2つの走行誤り防止法はそれぞれ独立的なので、誤りの走行期間が200またはデータ領域より長くなる可能性は稀である。ここに加えて、もし走行誤りが循環される時にNTSC同一チャネル干渉程度が低くなれば、前記マルチプレクサ3261が出力信号で前記データスライサ22の応答を再生する条件が形成され、前記誤りは他の方法を用いる場合より速く訂正されることができる。
【0092】
図11はNTSC除去コームフィルタ32が、アナログTV垂直同期パルスに対する応答から派生した多量の復調結果を遮断してパルスを等化させることと同様に、アナログTV水平同期パルスに対する応答から派生した復調結果を遮断する一実施形態を示している。
【0093】
これらの結果は多量のエネルギーをもっている同一チャネル干渉である。2つの走査線周期にわたってアナログTV信号のビデオ内容に含まれた走査線と走査線の差異がある部分を除き、前記NTSC除去コームフィルタ320はビデオ内容と関係のない色相を遮断する。前記符号同期と等化回路16に含まれたトラッキングコームフィルタで遮断されない場合、前記アナログTV信号のFMオーディオ搬送波は遮断される。大部分のアナログTV色相バースト(burst)結果も前記NTSC除去コームフィルタ320応答で遮断される。さらに、前記NTSC除去コームフィルタ320によるフィルタリングは、トレリス(trellis)デコーディング手続でなされる前記NTSC干渉除去に対して直角を成す。
【0094】
図12はNTSC除去コームフィルタ420とポストコーディングコームフィルタ426を使用する図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示している。前記NTSC除去コームフィルタ420は179、208符号区間の遅延を示す第1遅延装置4201を使用するが、実質的にこれの遅延はアナログTV信号の262水平走査線の周期と同一であり、前記ポストコーディングコームフィルタ426は第2遅延装置4261を使用して遅延を示す。減算器4202は前記NTSC除去コームフィルタ420で含まれた第1線形組合せ器として作用し、モジュロ−8加算器4262は前記ポストコーディングコームフィルタ426に含まれた第2線形組合せ器として作用する。
【0095】
マルチプレクサ4261はマルチプレクサ制御信号によって制御されるが、この時、前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が不充分であると判断される大部分の場合には第2状態に置かれ、前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が充分であると判断される大部分の場合には第3状態に置かれることになる。前記DTV受信機はできる限り、前記NTSC同一チャネル干渉に含まれた領域と領域との間の変化を検出するための回路を備えており、前記制御器28はこのような条件の下でマルチプレクサ4261が第3の状態に置かれることを保留させる。
【0096】
前記マルチプレクサ4261は第3の状態で制御信号となり、前記加算器262のモジュロ−8の合計にフィードバックされ、前記遅延装置4263で179、208個の符号区間だけ遅延して加算器4262の被加数になる。これは単一誤りが走行誤りへ波及される部分におけるモジュラ累算処理で、179、208個の全ての符号区間で誤りが繰り返される。この符号コードの長さは前記リード−ソロモンコードの単一ブロックの長さより長いため、単一行誤りはリード−ソロモンデコーディングが行われる間に容易く訂正される。前記ポストコーディングコームフィルタ426から出た前記ポストコード化された符号デコーディング結果に含まれた走行誤りは、各データセグメントの初期にある4つの符号区間と同様に、それぞれのデータセグメントが含む領域同期の全体区間にわたって、前記マルチプレクサ4261が第1状態に置かれることにより短縮される。
【0097】
前記制御信号が第1状態にある時、前記マルチプレクサ4261は前記制御器28のメモリから伝達された理想符号デコーディング結果を出力信号として再生する。理想符号デコーディング結果をマルチプレクサ4261の出力信号にして誤り走行を中断させる。前記マルチプレクサ4261の出力信号に含まれた走行誤りを除去するために要求されるデータ領域の最高値は、実質的に前記マルチプレクサ3261に含まれた走行誤りを除去するために要求される値と同一である。しかし、この周期内で繰り返される誤りの回数は要素131によって低くなる。
【0098】
図12のNTSC除去コームフィルタ420が、アナログTV水平同期パルス応答から発生される全ての復調結果を遮断することと同様に、アナログTV垂直同期パルス応答から派生した大部分の復調結果を遮断する一実施形態を示している。これらの結果は高いエネルギーをもつ同一チャネル干渉である。また、前記NTSC除去コームフィルタ420は、領域間またはライン間の変化でない、アナログTV信号のビデオ内部から発生する結果を遮断して、それら水平空間周波数または色差と関係ない停止パターンを除去する。また、アナログTVカラーバースト大部分の結果は前記NTSC除去コームフィルタ420の応答で遮断される。
【0099】
図13はNTSC除去コームフィルタ520とポストコーディングコームフィルタ526を使用する図1、図3、または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示している。前記NTSC除去コームフィルタ520は718、200符号区間の遅延を示す第1遅延装置5201を使用するが、実質的にこれの遅延はアナログTV信号の2フレーム周期と同一であり、前記ポストコーディングコームフィルタ5126は第2遅延装置5261を用いて遅延を示す。減算器5202は前記NTSC除去コームフィルタ520で含まれた第1線形組合せ器として作用し、モジュロ−8減算器5262は前記ポストコーディングコームフィルタ526に含まれた第2線形組合せ器として作用する。
【0100】
マルチプレクサ5261はマルチプレクサ制御信号によって制御されるが、この時前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が不充分であると判断する大部分の場合には第2状態に置かれ、前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が充分であると判断される大部分の場合には第3状態に置かれることになる。前記DTV受信機はできる限り、前記NTSC同一チャネル干渉に含まれた交差フレーム間の変化を検出するための回路を備えており、前記制御器28はこのような条件の下で前記マルチプレクサ5261が第3の状態に置かれることを保留させる。
【0101】
前記マルチプレクサ5261は、第3の状態で制御信号になり、前記加算器5262のモジュロ−8の合計にフィードバックされ、前記遅延装置5263で718、200個の符号区間だけ遅延して加算器5262の被加数となる。これは単一誤りが走行誤りに波及される部分におけるモジュラ累算処理で、718、200個の符号区間で誤りが繰り返される。この符号コードの長さは前記リード−ソロモンコードの単一ブロックの長さより長いため、単一走行誤りはリード−ソロモンデコーディングが行われる間容易く訂正される。前記ポストコーディングコームフィルタ526から出た前記ポストコード化された符号デコーディング結果に含まれた走行誤りは、各データセグメントの初期にある4つの符号区間と同様に、それぞれのデータセグメントが含む領域同期の全体区間にわたって、前記マルチプレクサ5261が第1状態に置かれることにより短縮される。
【0102】
前記制御信号が第1状態にある時、前記マルチプレクサ5261は前記制御器28のメモリから伝達された理想符号デコーディング結果を出力信号として再生する。理想符号デコーディング結果をマルチプレクサ5261の出力信号にして誤り走行を中断させる。前記マルチプレクサ5261の出力信号に含まれた走行誤りを除去するために要求されるデータ領域の最高値は、実質的に前記マルチプレクサ3261に含まれた走行誤りを除去するために要求される値と同一である。しかし、この周期内で繰り返される誤りの回数は要素525によって低くなる。
【0103】
図13のNTSC除去コームフィルタ520が、アナログTV水平同期パルス応答から派生する全ての復調結果を遮断することと同様に、アナログTV垂直同期パルス応答から派生した全ての復調結果を遮断する一実施形態を示している。これらの結果は高いエネルギーをもつ同一チャネル干渉である。また、前記NTSC除去コームフィルタ520は、2フレームにわたった変化でない、アナログTV信号のビデオ内容から派生する結果を遮断して、それら空間周波数または色彩と関係のない停止パターンを除去する。また、アナログTVカラーバーストの全ての結果は前記NTSC除去コームフィルタ520の応答から遮断される。
【0104】
TVシステム設計分野に従事する人であれば、他の類型のNTSC除去フィルタ設計に活用し得るアナログ信号における、図9と図13に示した、相関関係と反−相関関係の異なる特性を知ることができる。前記従属された2つのNTSC除去フィルタ使用は既に公知されたもので、2Nレベルの基底帯域信号を(8N−1)データレベルに上昇させた。このようなフィルタは符号デコーディングを有するランダムなノイズの干渉による信号:雑音比を制限すべき欠点にも拘わらず、特に悪性同一チャネル干渉問題解決が非常に要求されている。
【0105】
図14は前述したように、先行技術によってそれぞれの偶数レベルデータスライサを使用する、並列に構成された多数個の符号デコーダの動作のように、変形されたディジタルTV信号受信機を示している。この時、NTSC除去コームフィルタの他の類型は、NTSC除去コームフィルタに先に発表されたプリコーディングを補償するそれぞれのポストコーディングコームフィルタである。
【0106】
偶数レベルデータスライサA24は、第1類型のNTSC除去フィルタA20の応答を、第1類型のポストコーディングコームフィルタA26に適用するためにプリコード化された符号デコーディング結果に変換させる。偶数レベルデータスライサB24は第2類型のNTSC除去フィルタB20の応答を、第2類型のポストコーディングコームフィルタB26に適用するためにプリコード化された符号デコーディング結果に変換させる。偶数レベルデータスライサC24は、第3類型のNTSC除去フィルタC20の応答を、第3類型のポストコーディングコームフィルタC26に適用するためにプリコード化された符号デコーディング結果に変換させる。前記奇数レベルデータスライサ22は中間符号デコーディング結果を前記ポストコーディングコームフィルタA26、B26、C26へ伝達する。図14の構成要素番号の前に付けられたA、B、Cは図9乃至図13で適用している受信機一部のそれぞれに対応する1、2、3、4、5を区別して付けたものである。
【0107】
図14の符号デコーディング選択回路90は訂正された符号デコーディングの最適値を前記トレリス(trellis)デコーディング回路34に適用し、前記データスライサ22から受信された中間符号デコーディング結果から選択して、ポストコーディングコームフィルタA26、B26、C26から受信された多様なポストコード化された符号コーディング結果を示している。前記符号デコーディング結果の最適値は前記ポストコーディングフィルタA16、B26、C26で合算処理して訂正するのに用いられる。
【0108】
図15は図16と図17に分けられ、符号デコーディング選択回路90の遂行過程をより詳しく示している。図16はデータ同期区間で符号デコーディング選択回路90の3ビット広帯域出力データバス800まで前記符号デコーディング結果を適用して生成する回路を詳細に示している。図16の回路は図8で説明された回路と類似である。
【0109】
図17は前記中間符号デコーディング結果と前記多様なプリコード化された符号デコーディング結果の中から選択するための符号デコーディング選択回路90を詳細に示すもので、データ同期区間の周期で最終的な符号デコーディング結果を生成する。DTV信号でNTSC同一チャネル干渉を除去する前記NTSC除去フィルタA20、B20、C20の効果は、DTV信号結果で基底帯域に伝送されて分離されたNTSC同一チャネル干渉のエネルギーが、NTSC除去フィルタA100、B100、C100とどのように連関されるかを察してみることにより解決される。DTV信号からNTSC同一チャネル干渉を分離させるのは前記図3で察してみた。
【0110】
前記低域フィルタ54は基底帯域のビデオに応答するが、前記NTSC同一チャネル干渉から同時に検出される基底帯域のビデオはNTSC除去フィルタA100、B100、C100の入力信号へ伝達される。前記NTSC除去フィルタA100は前記フィルタA20、A100の一つは加算器となり、もう一つは減算器になって線形組合せ器として用いられる前記第1類型のNTSC除去フィルタA20とは区別される。その理由は前記フィルタA100は基底帯域ビデオに伝達されるが、前記DTV信号に含まれて前記フィルタA20へ伝達されるNTSCビデオ搬送波の結果は基底帯域のビデオ搬送波でないためである。
【0111】
これと同様に、前記NTSC除去フィルタB100は線形組合せ器として用いられる第2類型のNTSC除去フィルタB20と区別され、前記NTSC除去フィルタC100は線形組合せ器として用いられる第3類型のNTSC除去フィルタC100は線形組合せ器として用いられる第3類型のNTSC除去フィルタC20と区別される。前記NTSC除去フィルタA100、B100、C100の応答はそれぞれの二乗器A102、B102、C102で二乗され、これら応答のエネルギーを決定する。前記低域フィルタ4の応答は二乗器104によって二乗されてエネルギーを決定する。
【0112】
図17は図8を変形したもので、前記マルチプレクサ2611と前記3相データバッファ82を4つの3相データバッファ082、A83、B82、C82で代替した。前記3相データバッファ082は前記データスライサ22で中間符号デコーディング結果を選択して前記符号デコーディング選択回路90の3ビット広帯域出力データバス800へ伝達するに用いられる。前記3つの3相データバッファA82、B82、C82は前記それぞれのポストコーディングコームフィルタA26、B26、C26から出た前記ポストコード化された符号デコーディング結果を選択して前記データバス800へ伝達するのに用いられる。
【0113】
実質的に前記NTSC除去フィルタA100、B100、C100の応答が前記低域フィルタ54の応答エネルギーより少ないか否かを決定して、前記3相データバッファ082よりは前記3つの3相データバッファA82、B82、C82の中の一つを決定することが、前記NORゲート92の応答が「1」となる時、低い電源を提供し得る条件となる。
【0114】
このような決定がなされると、前記NTSC除去フィルタA100、B100、C100の応答はそこに残っている最小限のエネルギーをもつことになって、前記3つの3相データバッファ082、A82、B82、C82は前記NORゲート92の応答が「1」になる時、低い電源のインピダンスを提供する条件を形成する。向後目標は二乗器104、A102の応答を比較器106と比較し、二乗器104、B102の応答を比較器108と比較し、二乗器104、C102の応答を比較器110と比較し、二乗器A10、B102の応答を比較器112と比較し、二乗器A102、C102の応答を比較器11と比較し、二乗器B102、C102の応答を比較器112と比較する。
【0115】
3つの入力を有するNORゲート118は前記比較器106、108、110のいずれにも応答しないが、前記比較器は二乗器104の応答が「1」の出力信号を示すために前記二乗器A102、B102、C102の応答を超過するかを示す。そうでなければ、前記NORゲート118の出力信号は「0」になる。2つの入力を有するANDゲート120は応答「1」を伝達するが、これはNORゲート92の応答が「1」であり、同時に前記NORゲート118の応答が「1」の場合にのみ、前記3相データバッファ082が低い電源のインピダンスを提供する条件を示すものである。
【0116】
3つの入力を有するANDゲート122は前記比較器106の出力が「1」の時、「1」の出力信号応答をするが、これは二乗器A102が二乗器104より少ないエネルギーをもっていることを意味し、同時に前記比較器112、114の全ての相補出力は「1」になって、二乗器104の応答は二乗器B102、C102より少ないエネルギーをもっていることを示す。そうでなければ、前記ANDゲート122の出力信号は「0」となる。2つの入力を有するANDゲート124は応答「1」を伝達するが、これはNORゲート92の応答が「1」であり、同時に前記ANDゲート122の応答が「1」の場合にのみ、前記3相データバッファA82が低い電源のインピダンスを提供する条件を示すものである。
【0117】
3つの入力を有するANDゲート126は前記比較器116の相補出力が「1」の時、「1」の出力信号で応答するが、これは前記二乗器B102の応答が前記二乗器C102応答のエネルギーより多くなく、同時に前記比較器108、112の出力とも「1」となることを示し、二乗器B102の応答が前記二乗器104、A102応答のエネルギーより多くないことを示す。そうでなかれば、前記ANDゲート126の出力信号は「0」になる。2つの入力を有するANDゲート128は、応答「1」を伝達するが、これはNORゲート92の応答が「1」であり且つ前記ANDゲート126の応答が「1」の場合にのみ、前記3相データデータバッファB82が低い電源のインピダンスを提供する条件を示すものである。
【0118】
3つの入力を有するANDゲート130は前記比較器110、114、116の出力が全て「1」の時、「1」の出力信号で応答するが、これは前記二乗器C102の応答が前記二乗器104、A102、B102応答のエネルギーより多くないことを示す。そうでなければ、前記ANDゲート130の出力信号は「0」となる。2つの入力を有するANDゲート132は応答「1」を伝達するが、これはNORゲート92の応答が「1」であり且つ前記ANDゲート130の応答が「1」の場合にのみ、前記3相データバッファC82が低い電源のインピダンスを提供する条件を示すものである。
【0119】
再び図14を察してみれば、前記NTSC除去コームフィルタA20と前記ポストコーディングコームフィルタA26回路は図13のNTSC除去コームフィルタ520とポストコーディングコームフィルタ526を改善した形である。従って、これは718,200個の符号がそれぞれの2−ビデオフレーム遅延装置5201、5263に貯蔵されるべきなので、費用の面でメモリを考慮すべきである。しかし、前記2−ビデオフレーム遅延装置5201の記憶場所は図15の同一チャネル干渉検出器A44に要求される記憶場所を割り当てている。しかも、図15のまた他の同一チャネル干渉検出器における短い区間を遅延させる遅延装置4201、3201、2201、1201を実行する時にも同一のメモリを使用している。また、前記2−ビデオフレーム遅延装置5263は遅延装置4263、3263、2263、1263に必要な記憶場所を割り当てる。
【0120】
アナログTV同期パルス、等化パルス、カラーバーストの応答から発生するエネルギーをもつ復調結果は全て、前記NTSC除去コームフィルタA20が付加的に交番ビデオフレームを組み合わせる時に遮断される。また、2つのフレームにわたって変換されていない、前記アナログTV信号のビデオ内容から派生した結果は遮断されてそれらの空間周波数またはカラーと関係のない停止パターンを除去する。NTSC除去コームフィルタA20が交番ビデオフレームを組み合わせる時、前記NTSC除去コームフィルタA100はこれら交番ビデオフレームと、前記NTSC同一チャネル干渉に含まれた交番フレーム間の変化を検出する検出器を支援する前記二乗器A102を差分的に組み合わせる。
【0121】
優先的に考慮されるべき復調結果遮断の問題は、前記アナログTV信号画像内の特定ピクセル地点でフレームとフレームとの間の差異から発生するこれらの復調結果である。これらの復調結果は内部的フレームフィルタリング方法で遮断されることができる。前記NTSC除去コームフィルタB20と前記ポストコーディングコームフィルタB26回路は水平方向の相関関係に従属された残りの復調結果を遮断するために選択される。このような設計がどのようにより優れた遂行をするかを察してみる。
【0122】
もしアナログTV信号を干渉する同一チャネルの音響搬送波が、前記中間周波数増幅チェーン12において、表面音響とフィルタリングまたは音響トラップによって遮断されなければ、前記NTSC除去コームフィルタB20と前記ポストコーディングコームフィルタB26回路は、このような類型の図9の前記NTSC除去コームフィルタ120と前記ポストコーディングコームフィルタ126回路を選択する。
【0123】
もし同一チャネル干渉アナログTV信号の音響搬送波が、前記中間周波数増幅器チェーン12で、表面音響とフィルタリングまたは音響トラップによって遮断されると、前記NTSC除去コームフィルタB20と前記ポストコーディングコームフィルタB26回路は、このような類型の図9の前記NTSC除去コームフィルタ220と前記ポストコーティングコームフィルタ226回路を選択する。その理由は互いに離れている6個の符号区間を有するビデオ構成要素間の反−相関関係が、互いに離れている12個の符号区間を有するビデオ構成要素間の相関関係よりさらによりためである。
【0124】
前記同一の領域で時間的に近接した走査線を選択するか、それとも前記NTSC棄却遮断フィルタC20に含まれた現在の走査線で組み合わせられた前記領域にある空間的に近接した走査線を選択するかの2つの中からいずれか一つのみが選択されるべきなので、前記NTSC除去コームフィルタC20と前記ポストコーディングコームフィルタC26回路に対する最上の選択はより簡単になる。一般に、領域間のジャンプカートは前記コームフィルタC20によるNTSC除去を少なくするために、同一領域で時間的に近接した走査線を選択することがさらによい。
【0125】
このような選択で、前記NTSC除去コームフィルタC20と前記ポストコーディングコームフィルタC26回路は、図11の前記NTSC除去コームフィルタ320と前記ポストコーディングコームフィルタ326回路のような類型である。NTSC除去コームフィルタC20が付加的にビデオの交番走査線を組み合わせる時、前記NTSC除去コームフィルタC100はこれらビデオの交番走査線と、前記NTSC同一チャネル干渉に含まれた交番走査線間の変化を検出するための検出器を支援する二乗器C102を組み合わせる。
【0126】
また他の選択の、前記NTSC除去コームフィルタC20と前記ポストコーディングコームフィルタC26回路は図12の前記NTSC除去コームフィルタ420と前記ポストコーディングコームフィルタ426回路のような類型である。前記NTSC除去コームフィルタC100と前記二乗器C102は前記NTSC同一チャネル干渉に含まれた領域間の変化を検出するための検出器を支援する。
【0127】
図14のディジタル受信機装置は本発明の追加並列データスライシング動作に使用するために変形されたもので、それぞれに対する遂行はそれぞれのNTSC除去フィルタ、偶数レベルデータスライサ、ポストコーディングコームフィルタを従属的に連結して行う。図14に2つの追加並列データスライシング動作を示した反面、並列データスライシング動作の変形は、訂正された符号デコーディング結果の測定を持続的に最適化させる。
【0128】
前記トレリス(trellis)デコーダ回路34は複製されて多様な符号デコーディング解決の関連成果と符号デコーディング結果を比較して測定を最適化することができる。しかし、これに対するものはディジタルハードウェアに対するより多くの考慮を必要とする。
【0129】
【発明の効果】
本発明の実施形態を通して上述したように、前記符号デコーディング選択回路90は、前記奇数レベルデータスライサ22から伝達された符号コードのフォーリングに対する選択回路と、第1類型のポストコーディングコームフィルタA26、第2類型のポストコーディングコームフィルタB26、第3類型のポストコーディングコームフィルタC26を含む。もし4つの符号デコーディング結果が全て一致すれば、前記一致した符号デコーディング結果は前記データアセンブラ30へ伝達される。もし前記符号デコーディング結果が前記奇数レベルデータスライサ22から伝達されると、前記第1類型のポストコーディングコームフィルタA26、前記第2類型のポストコーディング遮断フィルタB26、前記第3類型のポストコーディングコームフィルタC26は一致せず、簡単な選択手続は最小限の誤りを有するデコーディング結果を選択する選択回路でなされる。
【0130】
より精密な符号デコーディングは、加重された選択手続を有する選択回路でより多く得ることができる。選択に対する加重程度は前記デコーディング結果の変数を取って変形することができ、もし大部分の他の符号デコーディング回路でデコーディング結果が一致しなければ、選択手続で一致する加重値を除去する。図17に示した回路と同様の幾つかの回路と、幾つかの追加回路を使用して、前記二乗器104、前記NTSC除去コームフィルタA100と二乗器A102、前記NTSC除去コームフィルタB100と二乗器B102、前記NTSC除去コームフィルタC100と二乗器C102によって算出されたエネルギーサイズと反転関係にある選択の加重値を解決することができる。
【0131】
米国で地上放送に用いられるディジタルTVシステムに適用されているディジタルTVシステム分野で、PAL標準のようなNTSCよりは異なる標準のアナログTV信号を有する同一チャネル干渉が出現する。本発明はこのような同一チャネル干渉に適した簡単な設計であって、容易に変形し得る効果をもつ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による、符号をデコードする前にNTSC除去フィルタを使用し、符号をデコードした後除去フィルタをポストコード化し、基底帯域のエネルギーを比較する同一チャネル干渉検出器を使用するディジタルTV信号受信機のブロック構成図である。
【図2】 図1のディジタルTV受信機に用いられる同一チャネル干渉NTSC信号検出器のブロック構成図である。
【図3】 本発明による、符号をデコードする前にNTSC除去フィルタを使用し、符号をデコードした後除去フィルタをポストコード化し、米国で1997年3月21日付に特許出願された出願番号Atty.Dkt.1500-1の装置を同一チャネル検出器として使用する、ディジタルTV信号受信機の部分ブロック構成図である。
【図4】 本発明による、符号をデコードする前にNTSC除去フィルタを使用し、符号をデコードした後除去フィルタをポストコード化し、米国で1997年3月21日付に特許出願された出願番号Atty.Dkt.1500-1の装置を同一チャネル検出器として使用する、ディジタルTV信号受信機の部分ブロック構成図である。
【図5】 前述したデータ同期区間における符号デコーディング結果値から選択された最終的な符号デコーディング結果値と、データスライサの受信された基底帯域の符号に応答する時間帯とは異なる時間帯で選択された最終的な符号デコーディング結果値または前記受信された基底帯域の符号が同一チャネル干渉NTSC信号から充分独立的であるか否かによって受信された基底帯域の符号に応答する除去フィルタに応答するポストコード化されたデータスライサから選択された最終的な符号デコーディング結果値の選択に関連した図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示すブロック構成図である。
【図6】 図5の他の一例を示すブロック構成図である。
【図7】 図5のまた他の一例を示すブロック構成図である。
【図8】 前述したデータ同期区間で符号デコーディング結果値を算出するための図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示すブロック構成図である。
【図9】 NTSC除去フィルタが12−符号を遅延させる時の図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示すブロック構成図である。
【図10】 NTSC除去フィルタが6−符号を遅延させる時の図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示すブロック構成図である。
【図11】 NTSC除去フィルタが2−ビデオ−ラインを遅延させる時の図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示すブロック構成図である。
【図12】 NTSC除去フィルタが262−ビデオ−ラインを遅延させる時の図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示すブロック構成図である。
【図13】 NTSC棄却フィルタが2−ビデオ−フレームを遅延させる時の図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示すブロック構成図である。
【図14】 並列符号デコーディングを行うために多数個のNTSC除去フィルタを使用するディジタルTV信号受信機を示すブロック構成図である。
【図15】 図14に示した類型のディジタルTV信号受信機に用いられる、適度なコード選択回路を詳細に示している図16と図17の結合構成図である。
【図16】 図16は前述したデータ同期区間で符号デコーディング結果値を算出するための図14のディジタルTV信号受信機の回路構成を詳細に示すブロック構成図、
【図17】 図17はデータ同期区間の周期で得た符号デコーディング結果値の中から選択するための図14のディジタルTV信号受信機の回路構成を詳細に示すブロック構成図である。
【符号の説明】
8 受信アンテナ
10 装置の終端
12 中間周波数増幅器チェーン
14 複素復調器
16 符号同期回路と等化回路
18 データ同期回路
20 NTSC除去コームフィルタ
22 奇数レベルデータスライサ
24 偶数レベルデータスライサ
26 ポストコーディングコームフィルタ
28 制御器
30 データアセンブラ
32 データ挿入器
34 トレリス(trellis)デコーダ回路
36 データ挿入器
38 バイト分析回路
40 リードソロモンデコーダ回路
42 データランダマイザ
44 同一チャネル干渉NTSC信号検出器
46 中間周波数増幅器チェーン
48 複素復調器
50 ヒルバート変換フィルタ
52 線形組合せ器
54 低域フィルタ
56 二乗器
58 平均値回路
60 しきい検出器
62 準並列型NTSC音響信号中間周波数増幅器チェーン
64 インタキャリア検出器
66 インタキャリア音響中間周波数増幅器
68 インタキャリア振幅検出器
70 平均値回路
72 しきい検出器
74,76,78 出力バッファレジスタROM
80 3ビット広帯域出力バス
82 3相バッファ
84 符号クロックゼネレータ
86 アドレスカウンタ
88 ジャムリセット回路
90 符号デコーディング選択回路
92 NORゲート
94,96,98 アドレスデコーダ
104 二乗器
106,108,110,112,114,116 比較器
118 ORゲート
120,122,124,126,128,130,132 ANDゲート
120 NTSC除去コームフィルタ
126 ポストコーディングコームフィルタ
181 領域セグメント同期検出器
182 データセグメント同期検出器
201 第1遅延装置
202 第1線形組合せ器
220 NTSC除去コームフィルタ
226 ポストコーディングコームフィルタ
260 ポストコーディングコームフィルタ
261 マルチプレクサ
262 第2線形組合せ器
263 第2遅延装置
281 ORゲート
320 NTSC除去コームフィルタ
326 ポストコーディングコームフィルタ
420 NTSC除去コームフィルタ
426 ポストコーディングコームフィルタ
441 減算器
442 二乗器
443 平均値回路
444 しきい検出器
520 NTSC除去コームフィルタ
526 ポストコーディングコームフィルタ
800 出力データバス
1201 第1遅延装置
1202 減算器
1261 マルチプレクサ
1262 加算器
1263 第2遅延装置
2201 第1遅延装置
2202 加算器
2261 マルチプレクサ
2262 減算器
2263 第2遅延装置
2600 ポストコーディングコームフィルタ
2611,2612 マルチプレクサ
3201 2−ビデオ−ライン遅延装置
3202 減算器
3261 マルチプレクサ
3262 加算器
3263 第2遅延装置
4201 第1遅延装置
4202 減算器
4261 マルチプレクサ
4262 加算器
4263 遅延装置
5201 第1遅延装置
5202 減算器
5261 マルチプレクサ
5262 加算器
5263 遅延装置
26101,26102,26103 マルチプレクサ
261001,261002,261003 マルチプレクサ
A20,第1類型NTSC除去コームフィルタ
B20 第2類型NTSC除去コームフィルタ
C20 第3類型NTSC除去コームフィルタ
A24,B24,C24 偶数レベルデータスライサ
A26,B26,C26 ポストコーディングコームフィルタ
082,A82,B82,C82 3相データバッファ
A100,B100,C100 NTSC除去コームフィルタ
A102,B102,C102 二乗器
【発明の属する技術分野】
本発明はテレビジョン発展副委員会(ATSC)の標準による米国における地上放送に用いられる、高精細度テレビジョン(HDTV)のようなディジタルテレビジョン装置に係り、さらに詳しくは国営テレビジョンシステム委員会(NTSC)の標準によるアナログテレビジョン信号から発生する同一チャネル干渉を防止するに適したフィルタ回路を有するディジタルテレビジョン受信機装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン発展副委員会(ATSC)は1995年9月16日に発表したディジタルテレビジョンの標準において、米国内の国営テレビジョン副委員会(NTSC)がアナログテレビジョン空中波信号に主に用いている、6MHz帯域幅のテレビジョンチャネル内のディジタルテレビジョン(DTV)信号送信のための残留側波帯(VSB)信号を明示している。前記残留側波帯(VSB)DTV信号のスペクトルはまるで同一チャネルのスペクトルがNTSCアナログTV信号を干渉するように設計されている。これはNTSC同一チャネル干渉アナログTV信号の輝度と色差成分エネルギーの大部分が低くなる偶数倍で、前記NTSCアナログTV信号の1/4水平走査線比率の偶数倍の間で低くなる、前記NTSCアナログTV信号の1/4水平走査線比率の奇数倍の時、前記パイロット搬送波と前記DTV信号の主要振幅変調側帯波周波数が位置することになされる。NTSCアナログTV信号のビデオ搬送波はTVチャネルの下限周波数から得たオフセット値1.25MHzである。DTV信号の搬送波は、TVチャネルの下限周波数から得た約309,877.6KHzのDTV搬送波信号を配列するために、NTSCアナログTV信号の水平走査線比率の59.78倍を乗算した値から得たオフセット値である。従って、DTV信号の搬送波はTVチャネルの中間周波数から得た約2,690122.4Hzになる。
【0003】
ディジタルテレビジョン標準に現れた正確な符号比率は(684/286)倍を乗算した値であって、NTSCアナログTV信号のビデオ搬送波から音声搬送波オフセット値4.5MHzを得る。ここで、NTSCアナログTV信号の水平走査線/符号数は684であり、NTSCアナログTV信号の水平走査線比率因子の286を乗算してNTSCアナログTV信号に含まれたビデオ搬送波から4.5MHzの音声搬送波オフセット値を得る。前記符号比率は10.762238メガ符号/秒であって、これはDTV搬送波信号から5.381119MHzだけ拡張されたVSB信号に含まれることができる。即ち、前記VSB信号はTVチャネルの下限周波数から5.690997MHz拡張された帯域まで制限されうるものである。
【0004】
一般に、米国内におけるディジタルHDTV信号地上放送に関するATSC標準は16:9の比率をもつ2種の高精細度TV形式の送信が全て可能である。第1のHDTVディスプレイ形式は1920標本/走査線と、2:1の飛び越し領域をもつ1080の活性化水平走査線/30Hzフレーム形式を使用する。第2のHDTVディスプレイ形式は1280輝度標本/走査線と、順次走査されたTV映像/60Hzフレーム形式を使用する。また、ATSC標準はNTSCアナログTV信号と比較した時、正常的な解像度を有する4個のTV信号を並列伝送するHDTVディスプレイ形式よりはDTVディスプレイ形式の伝送方法を取っている。
【0005】
米国内地上放送から残留側波帯振幅変調によって伝送されたDTVはそれぞれ313個の連続データセグメントを含む連続データ領域を保って構成している。前記データ領域は、それぞれ奇数で計数されるデータ領域と、データフレームを構成する偶数で計数されるデータ領域が連続されるモジュール−2が連続的に計数されるものと見なされる。前記フレーム比率は20.66フレーム/秒である。それぞれのデータセグメントは77.3マイクロ秒の間に活性化される。従って、符号比率が10.78MHzであれば、832符号/データセグメントになる。各データのセグメントは1本のラインに+S、−S、−S、+Sを連続的にもつ4個の同期符号集合を有する。前記+Sの値は最大陽性データ偏位下のレベルであり、−Sの値は最大音声データ偏位上のレベルである。各データ領域の初期ラインは、チャネルの等化と多経路処理防止のための実験信号を符号化する同期符号集合領域を含む。前記実験信号は511擬似雑音順次標本(PN順次)に相次いで3個の63−PN順次標本を連続する。この実験信号は奇数で計数されたデータ領域の第1ラインの初期論理規則と、偶数で計数されたデータ領域の第1ラインの第1論理規則によって伝送され、第1と第2論理規則が互いに補数となる。
【0006】
データライン内のデータは12個の挿入されたトレリス(trellis)符号を用いてトレリス(trellis)符号化されるが、これらそれぞれは1個のビットを符号化していない2/3比率のトレリス(trellis)符号である。前記挿入されたトレリス(trellis)符号は、露出した自動車の点火装置のような雑音源から発生する突発状況を訂正するための誤り訂正対備策の一環として設けられたもので、リードソロモンコーティングである。前記リードソロモンコーティング結果値は空中波伝送のために8レベル(3ビット/符号)の一次元整列符号でコード化して伝送されるが、この時の伝送はトレリス(trellis)コーティング手続と識別される符号のプリコード化無しでなされる。前記リードソロモンコーディング結果値は有線TV放送の伝送のために16レベル(4ビット/符号)の一次元整列符号にコード化して伝送されるが、この時の伝送もプリコーディング無しでなされる。残留側波帯(VSB)信号はこれら固有の伝送をもっているが、これらの振幅は変調比率によって異なる。
【0007】
前記固有搬送波は前述した変調比率による固定振幅のパイロット搬送波で代置される。この固定振幅のパイロット搬送波は、フィルタに供給されてその応答としてVSB信号を供給する振幅変調側帯域を生成する平衡変調器に印加される電圧を変調する時、直流成分をシフトして発生される。もし前記4ビット符号コーディングの8つのレベルが搬送波変調信号として−7、−5、−3、−1、+1、+3、+5、+7の正常値をもつならば、前記パイロット搬送波は正常値1.25をもつ。+Sの正常値は+5であり、−Sの正常値は−5である。
【0008】
DVTの先行技術分野において、送信時にDTV放送に符号プリコーダの使用可否決定が要求されたが、この符号プリコーダは符号発生回路を行い、符号をプリコードフィルタリングするものである。放送局のこのような決定は、NTSC放送局の要求と関係なく同一チャネル干渉に左右される。前記符号プリコーダは同一チャネル干渉NTSC信号を干渉することを防止するための、符号デコーダ回路内部にあるデータスライサの使用に先だって用いられた、コームフィルタを有するそれぞれのDTV受信機に偶然捕らえられた符号のポストコーディングを補完する。符号プリコーディングはデータラインの符号同期集合あるいはデータ領域の同期データが伝送されるデータライン上では用いられない。
【0009】
同一チャネル干渉はNTSC放送局から遠く離れたところで除去されるが、一定の電離層条件が形成されるか、同一チャネル干渉の可能性が高い高温の夏季になれば十中八九発生する。しかし、このような干渉はNTSC放送局から発生する同一チャネルがなければ発生しない。もし、NTSCの干渉がその放送領域内部にのみ局限されるならば、HDTV放送はNTSC干渉とは別途により容易にHDV信号を運営するための符号プリコーダを使用することができる。また、このようになると、コームフィルタは、DTV受信機で完全にマッチされたフィルタリングを行うための符号ポストコーダとして用いられることができる。もしNTSC信号干渉の排除または可能性が稀であれば、トレリス(trellis)デコーダ内符号値誤りの原因となるフラットスペクトル雑音が減少することになって、DTV放送は符号プリコーダの使用を中断することにより、各DTV受信機には符号ポストコーダが不要となるであろう。このような状況に対する放送局の認識がなければ、NTSC信号の同一チャネル干渉は一部放送受信地域に対する障害要件となり、有線放送の漏電を引き起こし、NTSC受信機に不適した中間周波数映像障害を生じさせ、アナログTV録画の結果をもっているディジタルTV録画のためにマグネティックテープを使用しなければならないか、或いは他の非正常状態の本質的な問題が生じる虞がある。
【0010】
現在のATSC DTV標準は符号プリコーディングを使用する伝送方式を認めていない。同一チャネル干渉アナログTV信号の遮断は、符号デコーディングに関連したデータスライシングの処理後に、トレリス(trellis)デコーディング処理過程で行われるべきと判断される。この処理過程は伝送時にプリコーディングが成されるべきかどうかを省略する。しかし、不幸ながら同一チャネル干渉アナログTV信号は、データスライシング処理過程で誤りを生じさせるが、これは誤り訂正デコーディングの手続、トレリス(trellis)デコーディング、リードソロモンデコーディングにより多くの負担を与える。これらの誤りは放送区域の範囲を制限して商業用DTV放送の収入節減をもたらす。従って、現在ATSC DTVの標準でDTV伝送時に符号プリコーディングを認めていないが、データスライシングに先だって同一チャネル干渉アナログTV信号の防止を提供することが好ましい。
【0011】
一般に、線形組合せは古典数式またはモジューラ数式による適用の可否によって意味が加減される。線形組合せに適用されて行われたモジュラ組合せはモジュラ数式で処理される。差別的な遅延を通じたディジタル符号の流れと、差別的に遅延された区間の線形組合せと、HDTV受信機の先行技術に用いられた符号のポストコーディングによる例証をレコードしたコーディングの類型を、本明細書で「第1類型の符号レコーディング」と定義する。また、モジュラ組合せの遅延した結果値を有するモジュラ組合せ自体を通じたディジタル符号の流れと、HDTV送信機の先行技術に用いられた符号のプリコーディングによる例証をレコードしたコーディングの類型を、本明細書で「第2類型の符号レコーディング」と定義する。
【0012】
アナログTV信号から派生する同一チャネル干渉の問題は、過去受信機の電波妨害問題から受信機の内部に適切なフィルタ回路を設置して解決したことを察してみることができる。システムチャネルの活性領域を超過しなければ、DTV変調時に信号伝送を遮断することにより同一チャネル干渉を防止することができ、システムの遂行を信号の重畳問題として察してみることができる。受信機内部のフィルタ回路は、アナログTV信号による同一チャネル干渉から派生するディジタル信号を選択するために適用し、先だって言及したシステムチャネルのエネルギーを充分減少させるために、アナログTV信号の相関関係と反相関関係特性を活用する。
【0013】
アナログTV信号から派生した同一チャネル干渉を察して見れば、これはDTV送信機とDTV受信機との間で、システムチャネルへ流入する。DTV送信機における符号プリコーディングの使用または非使用はアナログTV信号から派生する同一チャネル干渉に影響を全く与えない。DTV受信機において、同一チャネル干渉が受信機の終端にわたるほど広くないため、システムチャネルを捕獲することができれば、これは同一チャネル干渉の上位エネルギースペクトル要素のエネルギーを減少させるためのコームフィルタをもつデータスライシング回路より好ましいものである。従って、データスライシングの中に発生する誤りを減少することができる。DTV放送局は搬送波周波数を正確に合わせなければならないが、これはTVチャネル割当下限周波数に近接した310KHzとなる。従って、この搬送波周波数は干渉に近い同一チャネルNTSCアナログTV信号のビデオ搬送波から得た周波数の最適オフセット値となる。この搬送波周波数の最適オフセット値は正確に、NTSCアナログTV信号の水平走査線周波数(fH)の59.75倍に相当する。
【0014】
復調されたDTV信号に含まれた同一チャネル干渉の結果は、NTSCアナログTV信号の水平走査線周波数(fH)の59.75倍の時にビットを含み、ディジタルHDTV搬送波と同一チャネル干渉アナログTV信号のビデオ搬送波との間でヘテロダインによって発生し、ディジタルHDTV搬送波と同一チャネル干渉アナログTV信号の色差副搬送波との間でヘテロダインによって生成されたfHの287.75倍の時のビットであって、これらのビットはfHの59.75倍の時の5番目の高調波に近いビットである。この結果値はディジタルHDTV搬送波と同一チャネル干渉アナログTV信号のオーディオ搬送波との間でヘテロダインによって生成された、fHの345.75倍に近いビットを包括するが、このビットはfHの59.75倍の時の6番目の高調波に近いビットである。これらビットの高調波関係は正確に設計された単一コームフィルタであって、差別的な遅延をもつ少数の符号を統合している。DTV受信機内部のデータスライシングに先だってNTSC除去コームフィルタを使用することは付随的に第1類型の符号レコーディングを行い、データスライシングによる符号を修正するためである。
【0015】
DTV受信機内部の第1類型の符号レコーディングによるデータスライシング動作は、第1類型の符号レコーディング結果として得た符号の非破壊定量化処理を行うが、これはデータ送信に関する限り、データ定量化レベルは符号レベルとマッチされるように設計されるためである。定量化は第1類型の符号レコーディングに関連したフィルタリングの後に残ったアナログTV信号結果に干渉する同一チャネルと識別されるが、その程度はコード符号レベル間の段階よりは少ない。
これは定量化処理過程で微小な信号を消耗して優良の信号利得を得る現象捕獲の一種である。
【0016】
データ送信に関する限り、ディジタルデータ符号の流れはシステムチャネルの全体長さにわたってなされる。第2類型の符号レコーディングが、DTV送信機における符号プリコーディングで処理される時、差別的に遅延したデータ符号流れの付加的な組合せは、送信電力を昇圧しないか或いはアナログTV信号の電波妨害をより多く抑制するために平均内部符号距離を増加させる、モジュラ原理に基づいてなされる。その代わり、アナログTV信号の電波妨害を抑制するための基本メカニズムは、自分の減衰器とDTV信号を対向させ、DTV受信機側の遮断コームフィルタリングによって提供されるようになり、データスライサ内部の定量化の効果によって抑制された、コームフィルタ応答に含まれたアナログTV信号の結果は直ちにコームフィルタを介して伝送される。
【0017】
第1と第2類型の符号レコーディング処理の進行順序は、符号の流れに対するコーディング配合が信号の伝送度を減少させるのではないので、このような状況でシステムチャネルを通じた信号伝送には別に影響を及ぼさない。第1と第2類型の符号レコーディング処理の進行順序は、第1類型の符号レコーディングと、連続するデータスライシングとの間に重畳していない、第2類型の符号がレコーディングされる間、同一チャネル干渉アナログTV信号を防止するためのディジタル受信機の受信力に別に影響を及ぼさない。このような見解は本発明の基礎としている一般的な事項である。
【0018】
ディジタルTV受信機のようなディジタル受信機において、多重レベルの符号を伴う同一チャネル干渉は、データスライシングに先だって同一チャネル干渉のエネルギーを減少させるための第1コームフィルタを使用することにより防止される。第1コームフィルタはそれぞれの時間の長さが明示された地点の符号をもつ一連の2N−レベル符号となるが、この一連の2N−レベル符号は同一チャネル干渉アナログTV信号の結果を招き易く、同一チャネル干渉アナログTV信号のこれらの結果に応答することは防止されるべきである。
【0019】
付随的に、第1コームフィルタはデータスライシングによって生成された符号のデコーディング結果に誤りを挿入する、第1類型の符号レコーディング処理を行う。一連の2N−レベル符号を遅延させるために、所定の数字だけの符号をもつ一連の2N−レベル符号を、第1コームフィルタが遅延させると仮定すれば、一連の2N−レベル符号を線形的に組合せ、第1コームフィルタの応答結果を第1線形に組み合わせるために一連の2N−レベル符号を遅延させる。(4N−1)−レベル符号をもつこの応答は第1データスライサに印加される。
【0020】
本発明において、第1データスライサによるデータスライシングに先だって行われる第1類型の符号レコーディング手続は、プリレコーディング手続と見ることができる。第2コームフィルタはデータスライシングの後に第2類型の符号レコーディング手続を行い、第1類型の符号レコーディング手続を補償するためにポストコーディング手続を行って、訂正された符号デコーディング結果を生成する。第1類型の符号レコーディング手続は、差別的な遅延を通して入力された符号の流れと、差別的に遅延した区間の第1線形組合せをレコードする。第2類型の符号レコーディング手続は第1データスライサによって復旧された、部分的にフィルタリングされた符号デコーディング結果をレコードする。第2類型の符号レコーディング手続は第1データスライサによって復旧された、部分的にフィルタリングされた符号デコーディング結果の第2線形組合せとして用いられ、モジュラ数式で処理される。第1と第2線形組合せの中の一つは(−)であり、残りのもう一つは(+)となる。第2線形組合せの結果は符号デコーディング結果をポストコード化したものである。
【0021】
前記ポストコーディングは遮断コームフィルタリングに次いで行われ、データスライシングはポストコーディングを適切に駆動させるべき根本的な問題を抱えている。前記問題点の一つは、部分フィルタリングされた符号デコーディング結果値に一回誤りが生じると、その誤りは遅延してフィードバックされ、符号デコーディング結果値がポストコード化される間に誤りが引き続き発生する。他の問題点は遅延したフィードバック回路における初期条件をどのように設定するかと、1回誤りの生じた遅延したフィードバック回路における初期条件をどのように設定されるかということにある。
【0022】
かかる問題点は第2類型のレコーディングがポストコーディングに用いられる時に発生するが、その理由はこのようなレコーディングに用いられるフィードバックによって、時間経過によって引き続き累積されるためである。第2類型のレコーディングがプリコード化される間に行われ、第1類型のレコーディングがポストコード化される間に行われる時、第1類型のレコーディングは第2類型レコーディングの初期条件の応答を直ちに遮断する時間差を与える。累積に関する初期条件は全く考慮されない。プリコーディングが行われる間に第1類型のレコーディングがなされ、ポストコーディングが行われる間に第2類型のレコーディングがなされる時、第2類型のレコーディングにおける累積に対する初期条件が修正されないことによって発生する誤りが、ポストコーディングがなされる間に引き続き影響を及ぼす。このようにして最終デコーディング結果にまで発生した誤りは一時的誤りでないシステム誤りを生じさせ、一般にかかる持続的な誤りは自己診断とならない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明はかかる従来の技術の問題点を解決するためのもので、その目的は一定時間内に一定長さの符号を有する、2N−レベルの流れに対する符号デコーディング方法を提供することにある。
【0024】
この時、一連の2N−レベル符号は同一チャネル干渉アナログTV信号の結果を行い、この結果の影響を受け易くなる。この時のNは正の整数である。前記方法は少しでも存在すれば遮断される同一チャネル干渉アナログTV信号の結果から、(4N−1)レベルのプリコード化された符号をもつコームフィルタの応答を生成するために、一連の2N−レベル符号を遮断コームフィルタリングする段階を含む段階から選択された符号デコーディング結果を生成する。前記遮断コームフィルタリングの段階は、遅延した一連の2N−レベル符号を生成するために、所定数の符号区間によって一連の2N−レベル符号を遅延させる副段階を含み、前記一連の2N−レベル符号と、前記遅延した一連の2N−レベル符号を線形的に組み合わせ、加算と減算処理過程の中の一つの処理過程によって第1線形組合せ結果を、前記(4N−1)レベルのプリコード化された符号をもつコームフィルタ応答とする。
【0025】
プリコード化された符号デコーディング結果を生成するために、(4N−1)レベルのプリコード化された符号をもつコームフィルタの応答をデータスライシングする段階がある。遅延選択されたコームフィルタの応答をデータスライシングする段階がある。遅延選択された符号デコーディング結果を生成するために、所定数の符号区間をもつ選択された符号デコーディング結果を遅延させ、第2線形組合せの結果を生成するために遅延選択された符号デコーディング結果をもつプリコード化された符号デコーディング結果を線形的に組み合わせる段階がある。第2線形組合せの結果を生成するためになされる前記線形組合せは、第1線形組合せの結果を生成するためになされる線形組合せの副段階に用いられた一つから加減算の相反した処理過程をモジュラ数式を通してなされる。前記一連の2N−レベル符号で発生する同期データを示す符号デコーディング時点を決定し、前記一連の2N−レベル符号で前記同期データの符号デコーディングが叙述される時、前記同期データは誤り無く再生され、前記一連の2N−レベル符号で同期データの符号コーディングが叙述される時、前記同期データと誤り無く一致し、前記一連の2N−レベル符号で同期データの符号コーディングが叙述されない時、最小限の選択区間で前記第2線形組合せの結果に一致するために、選択された符号デコーディング結果を生成する段階がある。
【0026】
本発明のまた他の方法は回路の組合せである。以下で説明するように、前記回路はディジタルTV受信機に含まれている。前記組合せは一定時間、それぞれの符号区間をもつ一連の2N−レベル符号を支援するためのディジタルTV信号検出装置を含んでいる。前記流れは同一チャネル干渉アナログTV信号の結果に影響され易い。前記組合せは前記符号区間の所定の一番目の数だけの遅延を現す第1、第2遅延装置を含んでいる。前記組合せは第1、第2線形組合せ器を含むが、このいずれか一方は加算器となり、他方は減算器となって、前記第2線形組合せ器はモジュロ−2N数式によって動作する。前記第1遅延装置は第1の2N−レベル符号の遅延した流れを2N−符号の流れに応答するために連結され、これにより前記2N−レベル符号の差別的に遅延した流れの一番目の対を生成する。前記第1線形組合せ器は前記2N−レベル符号の差別的に遅延した一番目の対を線形的に組み合わせるために連結されるが、これは前記第1線形組合せ器の第1、第2のそれぞれの入力信号として受信される。これら入力信号に応じて前記第1線形組合せ器は(4N−1)レベル符号の第1流れをその出力信号とする。第1データスライサは前記第1線形組合せ器からそれぞれの出力信号として伝達された(4N−1)レベル符号の第1流れをデコードして第1プリコード化された符号デコーディング結果を生成するために組合せに含まれる。それぞれの第1、第2入力信号を受信して線形的に組み合わせ、これによりそれぞれの出力信号を伝達する前記第2線形組合せ器は、それぞれの第1入力信号として前記第1プリコード化された符号デコーディング結果を受信するために連結される。前記第2遅延装置はそれぞれの入力信号を遅延させ、前記第2線形組合せ器の前記第2入力信号を生成する。
【0027】
さらに、前記組合せは前記一連の2N−レベル符号に現れたデータ同期に符号が用いられる場合を決定するためのデータ同期回路と、前記一連の2N−レベル符号に符号が、データ同期に符号が用いられた場合、理想符号デコーディング結果を生成する回路を含む。また、前記組合せは多数個の入力をもつ第1マルチプレクサが、それぞれの出力信号を前記第2遅延装置にそれぞれの入力信号として伝達され、前記理想符号デコーディング結果を自分の第1入力信号とし、前記第2線形組合せ器の出力信号を受信して自分のもう一つの入力信号とする。前記第1マルチプレクサは前記一連の2N−レベル符号で符号がデータ同期に用いられる場合にのみ自分の出力信号を自分の第1入力信号として再生する条件が形成される。別の方法として、前記第1マルチプレクサは最小限の選択区間で、前記第2線形組合せ器の出力信号を第1ポストコード化された符号デコーディング結果とする条件が形成される。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による符号デコーディング方法は、一定の時間長さの符号区間をそれぞれ有する一連の2N−レベル符号を符号デコーディングする方法であって、前記一連の2N−レベル符号は、同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分によって伴われ易く、前記Nは正の整数を示し、前記方法は、前記一連の2N−レベル符号を所定数の前記符号区間だけ遅延させることによって、かつ、前記一連の2N−レベル符号と前記遅延した一連の2N−レベル符号とを加算及び減算のいずれか一方を用いて線形的に組合せることによって、(4N−1)レベルのプリコード化された符号を有するコームフィルタ応答として、第1線形組合せ結果値を生成するコームフィルタリング段階と、前記コームフィルタ応答をデータスライシングすることによって、プリコード化された符号デコーディング結果値を生成する段階と、前記所定数の前記符号区間だけ前記プリコード化された符号デコーディング結果値を遅延させる段階と、モジュロ計算法に従って働く論理演算であって、前記加算及び減算のいずれか一方以外の論理演算を用いて、前記生成されかつ遅延された符号デコーディング結果値と前記プリコード化された符号デコーディング結果値とを線形的に組合わせることによって、第2線形組合せ結果値を生成する段階と、一連の2N−レベル符号が中間符号デコーディング結果値において実質的な誤りを生じさせるほど充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うか否かを決定する検出段階と、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴わないという決定に応じて、誤り無しで中間符号デコーディング結果値を生成する段階と、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うという決定に応じて、同期データを示す符号コーディングが前記一連の2N−レベル符号で発生する時、制御器にあるメモリから伝達される符号デコーディング結果値をフィードバックさせることによりポストコード化された符号デコーディング結果から発生する実行誤りを減少させ、かつ、前記同期データを示さない符号コーディングが前記一連の2N−レベル符号で発生する時、少なくとも選択された時間の間、前記生成された符号デコーディング結果値を前記第2線形組合せ結果に相当するものとして生成する段階とからなることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。
図1は誤りの訂正されたデータを復旧するに用いられたディジタルTV信号受信機を示している。この時のデータはディジタルビデオカセットレコードのレコーディング、或いはTVセットにおけるMPEG−2デコーディングとディスプレイに適するものである。図1のDTV信号受信機は受信アンテナ8からTV放送信号を受信するものと示されているが、この代わりにケーブルネットワークから信号を受信することもできる。前記TV放送信号は装置の終端10に入力される。一般に、装置の終端10はラジオ周波数増幅器と、ラジオ周波数TV信号を中間周波数TV信号に変換させる第1検出器とから構成され、中間周波数増幅器チェーン12へ残留側波帯DTV信号を伝達する。前記DTV受信機はできる限り、第1検出器で超高周波帯域に変換されたDTV信号を増幅するために、中間周波数増幅器を含んでいる中間周波数増幅器チェーン12で多重変換を施し、さらにVHF帯域に変換されたDTV信号を増幅するために中間周波数増幅器を備える。もしディジタル部門で基底帯域に対する復調を施すと、中間周波数増幅器チェーン12は増幅されたDTV信号を基底帯域に近い最終中間周波数帯域に変換させるために第3検出器を備える。
【0030】
なるべく、チャネル選択応答を実現し、隣接チャネルを除去するためにUHF帯域に対して、中間周波数増幅器に表面音響波(SAW)フィルタを使用した。前記表面音響波フィルタはVSB DTV信号とパイロット搬送波の遮断された搬送波周波数から極めて速く5.38MHz以上を遮断するが、これは周波数の固定振幅である。従って、前記表面音響波フィルタは、アナログTV信号を干渉するいずれの同一チャネルの周波数変調された音響搬送波でも遮断する。中間周波数増幅器チェーン12でアナログTV信号を干渉する、いずれの同一チャネルのFV音響搬送波を遮断することは、符号デコーディングが行われる間これらの基底帯域にある符号のデータスライシングによる残留物の干渉を予め防止し、基底帯域の符号を復旧させるために最終中間周波数信号が検出される時に発生する搬送波の残留物を遮断する。符号デコーディングの行われる間、これらの基底帯域符号のデータスライシングによる残留物の干渉を予め防止することが、データスライシングに先だって遮断コームフィルタリングすることより好ましいこともある。
【0031】
前記中間周波数増幅器チェーン12の最終中間周波数出力信号は複素復調器14に伝達されるが、この時の複素復調器14は基底帯域信号の実数部と虚数部を復旧するために、最終中間周波数帯域で残留側波帯振幅変調DTV信号を復調する。復調は少数のメガサイクル領域にある最終中間周波数帯域のアナログ−ディジタル変換の後、ディジタル部門でなされるが、これは米国で1995年12月26日に公告された、特許出願番号5,479,449の「HDTVを含んで位相追跡装置を有するディジタルVSB検出器」に示された実施形態を参照した。
【0032】
他の方法として、復調はアナログ部門で行われることもできるが、この場合の結果は一般に向後の手続をより有用にするためのアナログ−ディジタル変換を目的とする。複素復調はできる限り同位相(I)同期復調と直角位相(Q)同期復調からなる。一般に前述した復調手続のディジタル結果は、8ビット或いはそれ以上の正確度を有し、データのNビットをエンコードする2N−レベルの符号を示す。一般に、図1のDTV信号受信機がアンテナ12を介して空中波を受信する場合に2Nは8となり、有線放送波を受信する場合に2Nは16となる。本発明の着目点は地上から空中までの放送波を受信することにある。図1において、受信された有線放送波の伝送に関する、符号デコーディングと誤り訂正デコーディングを提供するDTV受信機の一部を省略した。
【0033】
符号同期回路と等化回路(イコライザ16)は複素復調器14から、同位相(Iチャネル)基底帯域信号の最小ディジタル実数標本を受信する。図1のDTV受信機回路16は直角位相(Qチャネル)基底帯域信号のディジタル虚数標本を受信することを示している。回路16は受信された信号に含まれたゴーストと傾斜角(チルト)を補償する、実効加重効果をもつディジタルフィルタを備える。前記符号同期と等化回路16は振幅等化及びゴースト除去と同様に、符号同期または回転を行う。符号同期に用いられる符号同期と等化回路は振幅等化に先だって行われるが、これは米国出願番号5,479,449を参照した。
【0034】
このような設計において、前記復調器14は前記符号同期と等化回路16に基底帯域信号の実数と虚数を含む過抽出された復調器応答を伝達する。符号同期後、前記過抽出されたデータは1/10程度が除去されるが、これは正常的な符号率における基底帯域Iチャネル信号を抽出し、振幅等化とゴースト除去に用いられたディジタルフィルタリングを通じた標本率を減らすためである。振幅等化が符号同期を行う符号同期と等化回路における、回転または位相追跡またはディジタル信号受信機設計部門で広く知られている技術である。
【0035】
回路16の出力信号の各標本は10個またはそれ以上のビットに分けられるが、効果的に一つのアナログ符号は(2N−8)レベルの中の一つをディジタルで表したものである。前記回路16の出力信号は、予め知られている幾つかの方法の一つによって利得が制御されたもので、符号に対する理想的な段階のレベルが知られている。このような利得制御の応答速度が著しく速いために選択された利得制御の一つの方法は、複素復調器14で+1.25の正常レベルまで伝達される基底帯域信号実数部の直流成分を調節する。一般に、このような利得制御方法は米国特許出願番号5,479,449によく示されており、1995年12月15日付けで出願された米国特許出願番愚5,573,454の「ディジタルHDTV信号受信に対するラジオ受信機の自動利得制御」にさらに詳しく示されており、本発明はこれを参照した。
【0036】
回路16から出た出力信号はデータ同期回路18に入力信号として伝達されるが、これは等化された基底帯域Iチャネルの信号から派生したデータ領域の同期情報(F)と、データセグメント同期情報(S)を復旧する。他の方法として、同期検出回路18に伝達される入力信号は等化に先だって得ることもできる。
【0037】
正常的な符号率で、回路16から出力信号として伝達された、等化されたIチャネルの信号標本はNTSC除去コームフィルタ20の入力信号として伝達される。前記コームフィルタ20は、一対の差別的に遅延した一連の2N−レベル符号を生成するための第1遅延装置201と、前記コームフィルタ20の応答を生成するために差別的に遅延した符号の流れを線形的に組み合わせるための第1線形組合せ器202とを備える。米国特許番号第5,260,793に記述された内容を参照すれば、前記第1遅延装置201は2N−レベル符号の12周期と同一の遅延を提供し、前記第1線形組合せ器202は加算器となる。前記コームフィルタ20の出力信号のそれぞれの標本は10個またはそれ以上のビットに分けられ、効果的に一つのアナログ符号は(4N−1)=15レベルの中の一つをディジタルで表すものである。
【0038】
前記符号同期と等化回路16は自分の入力信号の直流バイアス成分を制限するために設計されたと見なされ、この直流バイアス成分は+1.25の正常化されたレベルを有し、パイロット搬送波検出による複素復調器14から伝達された基底帯域信号の実数部に現れる。従って、回路16の出力信号のそれぞれの標本はコームフィルタ20の入力信号として印加され、効果的に一つのアナログ符号は次の正常レベル、即ち−7、−5、−3、−1、+1、+3、+5、+7のいずれか一つをディジタルで表すものである。
【0039】
これら符号レベルは奇数符号レベルとし、000、001、010、011、100、101、110、111のそれぞれの臨時符号デコーディング結果を生成するために奇数レベルデータスライサ22で検出される。コームフィルタ20の出力信号のそれぞれの標本は、効果的に、一つのアナログ符号は次の正常レベル、即ち−14、−12、−10、−8、−6、−4、−2、0、+2、+4、+6、8、+10、+12、+14のいずれか一つをディジタルで表すものである。これら符号レベルは偶数符号レベルとし、001、010、011、100、101、111、000、001、010、011、100、101、110、111のそれぞれの臨時符号デコーディング結果を生成するために偶数レベルデータスライサ24で検出される。
【0040】
このような意味における前記データスライサ22、24は「難しい解決」と銘ずるか、或いはビタビ(Viterbi)デコーディング構造を行うのにもちいられる「簡単な解決」と銘ずる。回路内における自分の位置をシフトするためにマルチプレクサ連結を使用し、自分のスライシング範囲を修正するためのバイアスを印加して、前記奇数レベルデータスライサ22と偶数レベルデータスライサ24を単一データスライサで代替する配列が可能である。しかし、これら配列は動作が複雑なので適しない。
【0041】
次に、前記符号同期と等化回路16が自分の入力信号に含まれた直流バイアス成分を抑制するための方法を説明する。この時の直流バイアス成分は+1.25の正常レベルを有し、パイロット搬送波検出による複素復調器14から伝達された基底帯域信号の実数部に現れる。別の方法として、前記符号同期と等化回路16は自分の入力信号に含まれた直流バイアス成分を保つために設計されたもので、これはある意味では回路16で等化フィルタの設計を簡単にする。このような場合、奇数レベルデータスライサにおける前記データスライシングレベルは、自分の入力信号に含まれた前記データ過程を伴う前記直流バイアス成分を計数してオフセット値として取る。
【0042】
前記回路16が、偶数レベルデータスライサ24でデータスライシングレベルと見なされる、非連続性をもつ入力信号に含まれた直流バイアス成分を遮断または保持するために設計されたとしても、前記第1線形組合せ器202は加算器として提供される。しかし、もし前記第1遅延装置201から伝達された差別的な遅延が選択されると、前記第1線形組合せ器202は加算器となり、前記偶数レベルデータスライサ24におけるデータスライシングレベルは自分の入力信号に含まれた前記データ過程を伴う重畳した直流バイアス成分を計数してオフセット値として取る。
【0043】
ポストコーディングフィルタ応答は、コームフィルタ20のプリコーディングフィルタ応答で生成するために、コームフィルタ26を前記データスライサ22、24後に用いられる。前記コームフィルタ26は、3つの入力をもつマルチプレクサ261、第2線形組合せ器262、コームフィルタで第1遅延装置201と同一の遅延を有する第2遅延装置263から構成される。前記第2線形組合せ器262はもし前記第1線形組合せ器202が減算器であれば、モジュロ−8加算器となり、前記第1線形組合せ器202が加算器であれば、モジュロ−8減算器となる。前記第1線形組合せ動作速度を充分上昇させるためのそれぞれのROMから構成することもできる。前記マルチプレクサ261から出た出力信号は、前記ポストコーティングコームフィルタ26から得た応答を伝達し、前記第2遅延装置263によって遅延する。前記第2線形組合せ器262は前記第2遅延装置263から得た出力信号をもつ、前記偶数レベルデータスライサ24から得たプリコード化された符号デコーディング結果を組み合わせる。
【0044】
前記マルチプレクサ261の出力信号は、制御器28からマルチプレクサ261に印加されたマルチプレクサ制御信号の、第1、第2、第3状態の応答から選択された時、マルチプレクサ261に印加された3つの入力信号の中から一つを再生する。データ領域同期情報(F)と、前記等化された基底帯域Iチャネルの信号から得たデータセグメント同期情報(S)が前記データ同期検出回路18で復旧される間、前記マルチプレクサ261の第1入力ポートは、制御器28内にあるメモリから印加された理想的な符号デコーディング結果を受信する。出力信号の最終コーディング結果と、制御器28内のメモリから印加された理想的な符号デコーディング結果をマルチプレクサ261から提供するための条件を形成する間、前記制御器28は前記マルチプレクサ制御信号の第1状態をマルチプレクサ261に伝達する。前記奇数レベルデータスライサ22は出力信号として中間符号デコーディング結果をマルチプレクサ261の第2入力ポートへ伝達する。
【0045】
マルチプレクサ261は、自分の出力信号である最終コーディング結果として中間符号デコーディング結果を再生するためにマルチプレクサ制御信号の第2状態に条件が合わせられる。前記第2線形組合せ器262は自分の出力信号としてポストコード化された符号デコーディング結果を前記マルチプレクサ261の第3入力ポートへ伝達する。マルチプレクサ261は自分の出力信号である最終コード結果としてポストコード化された符号デコーディング結果を再生するためにマルチプレクサ制御信号の第3状態に条件が合わせられる。
【0046】
データ同期検出回路18がデータ領域同期情報(F)とデータセグメント同期情報(S)を復旧する間、制御器28にあるメモリから伝達される理想的な符号デコーディング結果値をフィードバックさせることにより、前記ポストコーディングコームフィルタからポストコード化された符号デコーディング結果から発生する実行誤りは減少する。この部分は本発明の主要部分であって後術する。
【0047】
3つの並列ビットグループに含まれた最終的な符号デコーディング結果を含む、前記ポストコーディングコームフィルタ26にあるマルチプレクサ261から出た出力信号は、データ挿入器32に適用するためのデータアセンブラ30に取り合わせられる。前記データ挿入器32は取り合わせられたデータを並列データ流れで整流して、トレリス(trellis)デコーダ回路34へ送る。一般に、トレリス(trellis)デコーダ回路34は12トレリス(trellis)デコーダを使用する。前記トレリス(trellis)デコーダ回路34から印加されたトレリス(trellis)デコーディング結果は整流のためにデータ挿入器回路36へ伝達される。
【0048】
バイト分析回路38は前記データ挿入器36の出力信号を、データランダマイザ(randomizer)42へ伝達される訂正された誤りバイトの流れを生成するためにリードソロモンデコーディングを行うリードソロモンデコーダ回路40へ伝達して、リードソロモン誤り訂正コーディングバイトに変換させる。前記データランダマイザ42は再生されたデータを他方の受信機(図示せず)へ伝達する。完全なDTV受信機のもう一つはパケット分類器、オーディオデコーダ、MPEG−2デコーダ及びその他のものを含む。ディジタルテープレコーダ/再生器に統合されたもう一つの前記DTV受信機はレコーディングに必要な形でデータを変換させるための回路を備えている。
【0049】
同一チャネル干渉NTSC信号検出器44は同一チャネル干渉NTSC信号がデータスライサ22で行われたデータスライシングに含まれた修正不可能な誤りを発生させるほど充分完璧な状態であるかが分かる制御器28を提供している。もし検出器44が同一チャネル干渉NTSC信号が充分完璧な状態でないことを示すと、データ領域同期情報(F)とデータセグメント同期情報(S)がデータ同期検出器回路18によって復旧される時を除いた他の時に、前記制御器28は前記マルチプレクサ制御信号の第2状態をマルチプレクサ261へ伝達する。このような条件は前記マルチプレクサ261が奇数レベルデータスライサ22から伝達された中間符号デコーディング結果を、自分の出力信号で再生するために用いられる。
【0050】
もし検出器44がデータスライサ22によって行われるデータスライシングに含まれた訂正不可能な誤りを生じさせるほど同一チャネル干渉NTSC信号が充分完全な状態であることを示すと、データ領域同期情報(F)とデータセグメント同期情報(S)がデータ同期検出器回路18によって復旧される時を除いた他の時に、前記制御器28は前記マルチプレクサの制御信号の第3状態をマルチプレクサ261へ伝達する。このような条件は前記マルチプレクサ261が前記第2線形組合せ器262から第2線形組合せの結果として伝達された、ポストコード化された符号デコーディング結果を、自分の出力信号で再生するために用いられる。
【0051】
図2は前記同一チャネル干渉NTSC信号検出器44が取ることのできる形式であって、この形式は関連技術分野の関心事となる。減算器441は奇数レベルデータスライサ22から伝達された中間符号デコーディング結果と、前記第2線形組合せ器262から第2線形組合せの結果として伝達されたポストコード化された符号デコーディング結果を別途に組み合わせる。もし同一チャネル干渉NTSC信号が無視してもよいほどの量であり、基底帯域のIチャネル信号に含まれたランダムノイズが無視するほどの量であれば、これらの仮想、ポストコード化された符号デコーディング結果は同様である。従って、減算器441から出た出力信号差は少なくなるであろう。しかし、もし同一チャネル干渉NTSC信号が相当な量であれば、一般に減算器441から出た出力信号差は少なくはならない。しかし、時には信号差の大きいものが出ることもある。
【0052】
前記減算器441から出た出力信号差に含まれたエネルギーを測定する方法は、二乗器442をもつ出力信号の差異値を二乗し、平均値回路443を有する短い区間にわたって二乗器応答の平均値を決定して得る。前記二乗器442はROMを用いて行う。前記平均値回路442は幾つかの適したディジタル標本を貯蔵するための遅延ラインメモリと、現在遅延ラインメモリに貯蔵されたディジタル標本を足し合わせる加算器を用いて行われる。前記平均値回路443で決定された、減算器441で得た出力信号差に含まれた短い区間に分布されたエネルギーの平均値は、しきい検出器444を支援するためにディジタル比較器に連結される。前記しきい検出器444のしきい値は中間符号デコーディング結果を伴うランダムノイズに含まれた、短い区間の平均値差異と、減算器441に印加されるポストコード化された符号デコーディング結果値を超過しないほど充分大きい。もし同一チャネル干渉NTSC信号がデータスライサ22によって行われるデータスライシングに含まれた誤りの訂正が不可能なほど充分大きければしきい値が超過する。前記しきい検出器444はしきい値の超過の可否を制御器28が表すようにする。
【0053】
図3は図1とは異なるディジタルTV受信機を示している。この回路でデータスライサ22によって行われるデータスライシングに含まれた誤りの訂正が不可能なほど同一チャネル干渉NTSC信号が充分大きいかどうかを決定する回路類型は、1997年3月21日付に米国特許出願番号(08/821,944)で出願された「ディジタルTV受信機でNTSC干渉の検出に対するアナログTV受信機からのビデオ信号使用」を参照する。
【0054】
装置の終端10で中間周波数に変換されたDTV信号は、NTSC信号に対して中間周波数増幅器チェーン46へ伝達される。NTSC信号における中間周波数増幅器チェーン46は、NTSC信号受信機に一般に用いられた中間周波数増幅器とは区別される。中間帯域の利得特性を見なす時、DTV信号に対する中間周波数増幅器チェーン12に含まれた、増幅器の段階に対応するNTSC信号に対する中間周波数増幅器チェーン46に含まれた増幅器の段階は、線形利得を連続的に有し、中間周波数増幅器チェーン46に含まれた増幅器段階に対する対応値として同一の自動利得制御値を有する。前記NTSC信号の残留側波帯域は、前記中間周波数増幅器チェーン46で遮断されない。特性上単一側帯域の前記NTSC信号の前側帯域の一部は、同一チャネルDTV信号のエネルギーを減少させるために、前記中間周波数増幅器チェーン46で適切に遮断される。中間周波数増幅器チェーン46応答の活性範囲に対する減少は複素復調器48に用いられたビデオ搬送波局部発振器の位相をロッキング(Locking)するための、ビデオ搬送波の追加増幅を容易にする。
【0055】
前記中間周波数増幅器チェーン46の帯域幅を測定するためのフィルタリング過程は、多重変換受信回路が用いられる場合、UHF中間周波数増幅器では表面音響波SAWフィルタリングで行うことができる。前記中間周波数増幅器チェーン46の増幅した中間周波数応答は、直接又はそれ以上の増幅遂行後、NTSCビデオ信号に対する複素復調器48へ伝達される。前記複素復調器48はNTSC信号標本から構成された同位相Iチャネルの応答と、DTV構造に対する実数部因子を伝達する。また、前記複素復調器48はDTV構造に対する虚数部因子の標本から構成された、直角位相Qチャネルの応答を伝達するが、この時の標本はヒルバート変換フィルタ50へ伝達される。前記ヒルバート変換フィルタ50の応答は線形組合せ器52へ伝達される。
【0056】
前記線形組合せ器52はDTV結果とは関係なく、連続的にNTSC信号の標本を復旧するために、適切に遅延した同位相Iチャネルの応答で応答する。前記線形組合せ器52はIチャネルとQチャネルにおける応答を得るために、複素復調器48で用いられた同期復調過程が行われる間、相対ビデオ搬送波の位相合わせに従属される加算器または減算器である。
【0057】
前記線形組合せ器52から伝達されて大抵DTV結果に関係ないNTSC信号は、750KHzまたはそれ以下のコームフィルタ周波数を有する低域フィルタ54へ伝達される。同一チャネル干渉NTSC信号に含まれた輝度信号に対するエネルギー測定値は、二乗器56を備えている低域フィルタ54の応答を二乗し、平均値回路58を備えている二乗器応答の、短い時間にわたった平均値を決定して算出する。前記測定値は臨界検出器58へ伝達される。前記NTSC同一チャネル干渉がデータスライサ22によって行われるデータスライシングに含まれた誤りを訂正し得ないほど大きい場合、前記しきい検出器58のしきい値は超過される。前記しきい検出器58は前記制御器28が前記しきい値の超過の可否を表すことができるように支援する。
【0058】
図4は図1及び図3と区別されるディジタルTV受信機を示しているが、この回路において、NTSC同一チャネル干渉がデータスライサ22によって行われるデータスライシングに含まれた誤りを訂正し得ないほど充分大きいか否かを決定する部分は、1997年3月21日米国特許出願番号(08/821,945)を有する「インタキャリア信号を用いてディジタルTV受信機のNTSC干渉を検出する方法」を参照する。
【0059】
装置の終端10で中間周波数に変換された前記DTV信号は、NTSC音響信号に対して準並列の類型をもつ中間周波数増幅器チェーン62へ伝達される。NTSC音響信号の中間周波数増幅器チェーン62に含まれた増幅段階は、DTV信号の中間周波数増幅器チェーン12に含まれた増幅段階とほぼ等しく、前記中間周波数増幅器チェーン12に含まれた増幅段階の対応値で連続線形利得、同一の自動利得制御を行う。前記中間周波数増幅器チェーン62の周波数選択は、NTSCオーディオ搬送波の+250KHz以内の範囲とNTSCビデオ搬送波の+250KHz以内の範囲でなされる。
【0060】
前記中間周波数増幅器チェーン62の周波数選択を測定するためのフィルタリング過程は、UHF中間周波数増幅器で多重変換受信機回路を使用する場合、表面音響波(SAW)フィルタリングによって行われる。前記中間周波数増幅器チェーン62の応答はインタキャリア検出器64へ伝達されるが、これは4.5MHzの搬送波周波数をもつインタキャリア音響中間周波数信号を発生させるために、NTSCオーディオ搬送波をヘテロダインするに必要な、強化された搬送波として変調されたNTSCビデオ搬送波を使用する。前記インタキャリア音響中間周波数信号は、インタキャリア音響中間周波数増幅器66によって増幅されるが、4.5MHzの中間周波数増幅器66は、増幅したインタキャリア音響中間周波数信号をインタキャリア振幅検出器68へ伝達する。
【0061】
前記振幅検出器68の応答は平均値回路70から短い区間にわたって平均値を算出し、前記平均値はしきい検出器72へ伝達される。NTSC同一チャネル干渉がデータスライサ22で行われたデータスライシングに含まれた誤りの訂正が不可能なほど大きい場合、前記しきい検出器72のしきい値は超過される。前記しきい検出器72は前記制御器28がしきい値の超過の可否を表すことができるように支援する。
【0062】
図5はポストコーディングコームフィルタ26内のマルチプレクサ261が優先的に行われることを示している。前記3つの入力信号をもつマルチプレクサ261は2つの入力信号をもつマルチプレクサ2611,2612と比較して示した。前記制御器28はNTSC同一チャネル干渉検出器(例えば44)から出た出力信号を2つの入力信号をもつマルチプレクサ2611へ制御信号として伝達する。
【0063】
もし前記NTSC同一チャネル干渉が、前記データスライサ22によって行われるデータスライシングに含まれた誤りの訂正が不可能なほど充分大きい場合、前記NTSC同一チャネル干渉検出器の条件で出た出力信号結果1はマルチプレクサ2611へ伝達されて再生され、前記マルチプレクサ2612の第2入力ポートに伝達されて応用され、前記第2線形組合せ器262でポストコード化された符号デコーディング結果はマルチプレクサ2611の第1入力ポートへ伝達される。もし前記NTSC同一チャネル干渉が、前記データスライサ22によって行われるデータスライシングに含まれた誤りの訂正が不可能なほど充分大きい場合、前記NTSC同一チャネル干渉検出器の条件で出た出力信号結果0は、中間符号デコーディング結果を再生するためにマルチプレクサ2611へ伝達され、前記データスライサ22の結果は前記マルチプレクサ2611の第2入力ポートへ伝達される。これらの再生された中間符号デコーディング結果はマルチプレクサ2612の第2入力ポートへ伝達される。
【0064】
図5、図6、図7のそれぞれは前記制御器28内に含まれたORゲート281を示している。前記ORゲート281は領域セグメント同期検出器181が「1」を伝達してその応答として領域同期セグメントが検出される時と、前記データセグメント同期検出器182が「1」を伝達してその応答としてデータ同期コードが検出される時、「1」が応答されるようにする。他の全ての場合に、前記ORゲート281は「0」と応答する。
【0065】
図5において、前記ORゲート281の応答はマルチプレクサ2612へ制御信号として伝達される。前記マルチプレクサ2612がデータアセンブラ30に伝達し得る最終的な符号デコーディング結果と、前記マルチプレクサ2611の周力信号を、さらに良好な符号デコーディング測定結果値として、前記マルチプレクサ2612の第2入力ポートへ伝達して再生し得るようにするため、前記ORゲート281の応答は「0」となる。前記マルチプレクサ2612がデータアセンブラ30に伝達し得る最終的な符号デコーディング結果と、制御器28にあるメモリから抽出された理想的なデコーディング結果を再生し得るようにするため、前記ORゲート281の応答は「1」となる。次に、図8を参照してこれについて詳細に説明する。
【0066】
図6はポストコーディングコームフィルタ26の別の構造260を示している。2つの入力信号をもつ2つのマルチプレクサ2611、2612と比較される3つの入力信号を有するマルチプレクサ261は、2つの入力信号を有する3つのマルチプレクサ26101、26102、26103を含んでいる3つの入力信号をもつマルチプレクサ2610で代替された。
【0067】
図7は前記ポストコーディングコームフィルタ26の変形2600であって、ここで2つの入力信号をもつ2つのマルチプレクサ2611、2612を含んでいる3つの入力信号をもつマルチプレクサ261は、2つの入力信号を有する2つのマルチプレクサ261001、261002を含んでいる3つの入力信号をもつマルチプレクサ26100で代替され、前記ORゲート281と前記NTSC同一チャネル干渉検出器からそれらそれぞれの制御信号を受信する。
【0068】
前記ポストコーディングコームフィルタ2600は前記ポストコーディングコームフィルタ26,260とは多少異なって動作する。前記マルチプレクサ261001は前記ORゲート281の応答が「1」の時、ポストコード化された符号デコーディング結果を理想的な符号デコーディング結果で代替する。NTSC同一チャネル干渉検出器が、前記データスライサ22によって行われた前記データスライシングに含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が充分大きい場合を「1」と表示する時、マルチプレクサ261002は訂正されたポストコード符号デコーディング結果を、データアセンブラ30に応用するための最終的な符号デコーディング結果として選択する。
【0069】
NTSC同一チャネル干渉検出器が、前記データスライサ22によって行われた前記データスライシングに含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が充分大きい場合を「0」と表示する時、前記マルチプレクサ261002は、データアセンブラ30に応用するために前記データスライサ22から前記中間符号デコーディング結果を最終的な符号デコーディング結果として選択する。この時、これらのいずれの中間符号デコーディング結果も理想的な符号デコーディング結果で代替されない。
【0070】
図8は図5のマルチプレクサ2612をより詳細に示したもので、理想的な符号デコーディング結果をマルチプレクサ2612に印加するに必要な回路を示している。前記マルチプレクサ2612はマルチプレクサ2612から3ビット広帯域出力バス80を選択的に読み出すための出力バッファレジスタROM74,76,78から構成される。さらに、前記マルチプレクサ2612はマルチプレクサ2611の3ビット広帯域出力信号を選択的に出力バス80へ伝達するために3相バッファ82を備えている。
【0071】
前記マルチプレクサ2612へ前記理想的な符号デコーディング結果を伝達するための回路は、ROM74、76、78、符号クロックゼネレータ84、ROM74、76、78のアドレスを指定するためのアドレスカウンタ86、カウンタ86をリセットするためのジャム(jam)リセット回路88、ROM74、76、78が読み取り可能な信号を発生させるためのアドレスデコーダ94、96、98、3相バッファ82を制御するNORゲート92から構成される。前記アドレスカウンタ86は前記符号クロックゼネレータ84における符号デコーディング率を受信して入力パルスをカウントする。従って、一つのデータフレーム内の符号のそれぞれに対するアドレスを連続的に与える。これらアドレスの中の適切な部分をROM74、76、78の入力アドレスとして取る。
【0072】
前記ジャムリセット回路88はデータ領域同期情報Fとデータセグメント同期情報Sを図1、図3または図4のデータ同期検出回路18で速く復旧されるように適切な値にリセットする。カウンタ86の構成はより重要なビットをデータセグメントの数/データフレームでカウントするグループと、より重要でないビットセグメント数/データフレームでカウントするグループから構成することが好ましい。このような構成はジャムリセット回路88の設計を単純化し、アドレス検出器94、96、98に印加される入力信号のビット幅を減らし、ROM74、76、78がカウンタ86の一部アドレスに容易にアドレスされ、ROMアドレシングのビット幅を減らすことができる。
【0073】
前記ROM74は奇数領域同期セグメントに対する理想的な符号デコーディング結果を貯蔵し、前記アドレスデコーダ94で「1」を受信したものに対して選択的にイネーブルされる。前記ROM74はより重要でないビットをデータセグメント数/データフレームでカウントするグループによってアドレスされ、前記アドレスデコーダ94は、より重要なビットをデータセグメント数/データフレームでカウントするグループに応答する。前記アドレスデコーダ94は前記アドレスカウンタ86によって伝達されるアドレスのデータセグメント部分が奇数領域同期セグメントのアドレスと一致する場合にのみ「1」となる。
【0074】
前記ROM76は偶数領域同期セグメントに対する理想的な符号デコーディング結果を貯蔵し、前記アドレスデコーダ96で「1」を受信したものに対して選択的にイネーブルされる。前記ROM76はより重要でないビットをデータセグメント数/データフレームでカウントするグループによってアドレスされ、前記アドレスデコーダ96はより重要なビットをデータセグメント数/データフレームでカウントするグループに応答する。前記アドレスデコーダ96は、前記アドレスカウンタ86によって伝達されるアドレスのデータセグメント部分が、偶数領域同期セグメントのアドレスと一致する場合にのみ「1」となる。
【0075】
前記ROM78はそれぞれの同期セグメント初期で開始コードグループに対する理想的な符号デコーディング結果を貯蔵し、前記アドレスデコーダ98からp「1」を受信して読み出した値は選択的にイネーブルされる。前記ROM78はカウンタ86出力の2つの無意味なビットに応答し、前記アドレスデコーダ98は、より重要でないビットをデータセグメント数/データフレームでカウントするグループに応答する。前記アドレスデコーダ98は前記アドレスカウンタ86によって伝達されるデータ符号/アドレスのデータセグメント部分が、開始コード部分の一部アドレスと一致する場合にのみ「1」となる。
【0076】
前記NORゲート92は、3つの入力連結部分のそれぞれの一点で、アドレスデコーダ94、96、98の応答を受信する。理想的な符号デコーディング結果を得た時、アドレスデコーダ94、96、98の中の一つはそれの出力信号として「1」を伝達し、前記NORゲート92が3相データバッファ82に「0」と応答するための条件が形成される。この条件において、前記3相データバッファ82は前記データバス80へ高い電源のインピダンスを付加してマルチプレクサ2611の信号が前記3ビット広帯域データバス80に伝達されず、マルチプレクサ2612の信号が伝達される。予測不可能な理想的符号デコーディング結果に対するデータセグメント部分で、前記アドレスデコーダ94、96、98のいずれもも出力信号として「1」を伝達せず、前記NORゲート92は前記3相データバッファ82に「1」と応答するための条件が形成される。この条件において、前記3相データバッファ82は前記データバス80へ低い電源のインピダンスを付加してマルチプレクサ2611とマルチプレクサ2612の信号が前記3ビット広帯域データバス80に伝達される。
【0077】
図8はマルチプレクサ2612に印加される理想的な符号デコーディング結果を生成するための回路図で、図6と図7の構成で用いられるディジタル回路設計分野で容易に適用される技術である。
【0078】
図9はNTSC除去コームフィルタ120と、ポストコーディングコームフィルタ126を使用する図1、図3、図4の、ディジタルTV信号受信機ブロック構成の一部分を詳細に示している。減算器1202はNTSC除去コームフィルタ120内で第1線形組合せ器として作用し、モジュロ−8加算器1262はポストコーディングコームフィルタ126内で第2線形組合せ器として作用する。前記NTSC除去コームフィルタ120は第1遅延装置1201を用いて12個の符号区間の遅延を示し、さらに前記ポストコーディング遮断フィルタ126は第2遅延装置1263を用いて12個の符号区間の遅延を示す。それぞれの前記遅延装置1201、1263によって現れる12符号遅延は、アナログTVの水平走査周波数fHの59.75倍の時のアナログTVビデオ搬送波結果の一サイクル遅延に近い。前記12符号遅延はfHの287.75倍の時、アナログTV色差副搬送波結果の5サイクルに近い。前記12符号遅延はfHの345.75倍の時、アナログTV色差副搬送波結果の6サイクルに近い。
【0079】
これは前記オーディオ搬送波、ビデオ搬送波、周波数に対する、減算器1202の差分的に組み合わせられた応答が、同一チャネル干渉を遮断しようとする前記第1遅延装置1201によって差別的に遅延した色差副搬送波に近いためである。しかし、終端が水平走査線を交差するところにあるビデオ信号の一部分において、水平空間方向にある距離でアナログTVビデオ信号の相関関係程度は極めて低い。
【0080】
マルチプレクサ1261はマルチプレクサ制御信号によって制御されるが、大部分の場合、即ち前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が不充分であると決定される時に第2状態にあり、前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が充分であると決定される大部分の場合には第3状態にある。前記マルチプレクサ1261は第3の状態で制御信号となって、前記加算器1262のモジュロ−8の合計にフィードバックされ、前記遅延装置1263で12個の符号区間だけ遅延して加算器1262の被加数となる。これは単一誤りが走行誤りとして波及される部分におけるモジュラ累算処理で、12個の全ての符号区間で誤りが繰り返される。前記ポストコーディングコームフィルタ126からポストコード化された符号デコーディング結果に含まれた走行誤りは、各データセグメントの全体が領域同期を含む間だけ、前記マルチプレクサ1261がそれぞれのデータセグメントの初期に4つの符号区間に対する第1状態に置かれた時に短縮される。
【0081】
前記制御信号が第1状態にある時、前記マルチプレクサ1261は制御器28にあるメモリから伝達された出力信号理想符号デコーディング結果を再生する。理想符号デコーディング結果をマルチプレクサ1261の出力信号で誘導すれば走行誤りが停止する。4+69(12)符号/データセグメントがあるため、前記理想符号デコーディング結果は各データセグメントの位相で4つの符号区間をスリップバックして、3つのデータセグメントより長く残る走行誤りは無くなる。
【0082】
図10は220種のNTSC除去コームフィルタ20と、226種のポストコーディングコームフィルタ26を使用する図1、図3、図4の、ディジタルTV信号受信機の一部分に対するブロック構成を詳細に示している。前記NTSC除去コームフィルタ220は第1遅延装置2201を用いて6つの符号区間の遅延を示し、前記ポストコーディングコームフィルタ226は第2遅延装置2263を用いて6個の符号区間の遅延を示す。それぞれの前記遅延装置2201、2263によって現れる6符号遅延は、アナログTVの水平走査周波数fHの59.75倍の時のアナログTVビデオ搬送波結果の2.5サイクルに近く、fHの345.75倍の時、アナログオーディオ搬送波結果の3サイクルに近い。加算器2202はNTSC除去コームフィルタ220内で第1線形組合せ器として作用し、モジュロ−8減算器2262はポストコーディングコームフィルタ226内で第2線形組合せ器として作用する。前記遅延装置2201、2263によって現れた前記遅延は、前記遅延装置1201、1263に現れた遅延より短いため、アナログTV搬送波周波数から変換された0に近い周波数であっても狭帯域になり、減算器1202によって差分的に組み合わせられた信号における良い相関関係より、加算器2202によって追加的に組み合わせられた信号における反相関関係がより良い。
【0083】
音響搬送波遮断は前記NTSC除去コームフィルタ120応答でより前記NTSC除去コームフィルタ220でさらに微弱である。しかし、もし同一チャネル干渉アナログTV信号の音響搬送波が表面音響フィルタリングまたは中間周波数増幅器チェーン12にある音響搬送波が表面音響フィルタリングまたは中間周波数増幅器チェーン12にある音響トラップから遮断されると、コームフィルタ220の少ない音除去は問題とならない。図9のNTSC除去コームフィルタ120よりは図10のNTSC除去コームフィルタ220を使用する間、同期チップに対する応答が除去される。従って、トレリス(trellis)デコーディングとリード−ソロモンコーディングにおける誤り訂正強化は実質的に減少趨勢にある。
【0084】
マルチプレクサ2261はマルチプレクサ制御信号によって制御されるが、大部分の場合、即ち前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が不充分であると決定される時に第2状態にあり、前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどにNTSC同一チャネル干渉が充分であると決定される大部分の場合には第3状態にある。前記マルチプレクサ2261は第3の状態で制御信号となって、前記加算器2262のモジュロ−8の合計にフィードバックされ、前記遅延装置2263で6つの符号区間だけ遅延して加算器2262の被加数となる。これは単一誤りが走行誤りに波及される部分におけるモジュラ累算処理で、6つの全ての符号区間で誤りが繰り返される。前記ポストコーディングコームフィルタ226からポストコード化された符号デコーディング結果に含まれた走行誤りは、各データセグメントの全体が領域同期を含む間だけ、前記マルチプレクサ2261がそれぞれのデータセグメントの初期に4つの符号区間に対する第1状態に置かれる時に短縮される。
【0085】
前記制御信号が第1状態にある時、前記マルチプレクサ2261は制御器28にあるメモリから伝達された出力信号理想符号デコーディング結果を再生する。理想符号デコーディング結果をマルチプレクサ2261の出力信号で誘導すれば走行誤りが停止する。4+138(6)符号/データセグメントがあるため、前記理想符号デコーディング結果は各データセグメントがあるため、前記理想符号デコーディング結果は各データセグメントの位相で4つの符号区間をスリップバックして、2つのデータセグメントより長く残る走行誤りはなくなる。前記走行誤りがより頻繁に繰り返されて前記12個の挿入されたトレリス(trellis)コードに二重に影響を及ぼすとしても、実質的に前記ポストコーディングコームフィルタ226に含まれた走行誤りの周期が持続される可能性は、前記ポストコーディングコームフィルタ126の場合より少ない。
【0086】
図11はNTSC除去コームフィルタ320とポストコーディングコームフィルタ326を使用する図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示している。前記NTSC除去コームフィルタ320は1368符号区間の遅延を現す第1遅延装置3201を使用するが、実質的にこれの遅延はアナログTV信号の2つの水平走査線の区間と同一であり、前記ポストコーディングコームフィルタ326は第2遅延装置3263を用いて遅延を示す。前記NTSC除去コームフィルタ320に含まれた第1線形組合せ器は減算器3202になり、前記ポストコーディングコームフィルタ326に含まれた第2線形組合せ器はモジュロ−8加算器3262になる。
【0087】
マルチプレクサ3261はマルチプレクサ制御信号によって制御されるが、この時前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が不充分であると判断される大部分の場合には第2状態に置かれ、前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が充分であると判断される大部分の場合には第3状態に置かれることにある。前記DTV受信機はできる限り、前記NTSC同一チャネル干渉で交差する走査線間の変化を検出するための回路を備えており、前記制御器28はこのような条件の下で前記マルチプレクサ3261が第3の状態に置かれることを保留させる。
【0088】
前記マルチプレクサ3261は第3の状態で制御信号になり、前記加算器3262のモジュロ−8の合計にフィードバックされ、前記遅延装置3263で1368個の符号区間だけ遅延して加算器3262の被加数となる。これは単一誤りが走行誤りで波及される部分におけるモジュラ累算処理で、1368個の全ての符号区間で誤りが繰り返される。この符号コードの長さは前記リード−ソロモンコードの単一ブロックの長さより長いため、単一走行誤りはリード−ソロモンデコーディングが行われる間に容易く訂正される。前記ポストコーディングコームフィルタ326から出た前記ポストコード化された符号デコーディング結果に含まれた走行誤りは、各データセグメントの初期にある4つの符号区間と同様に、それぞれのデータセグメントが含む領域同期の全体区間にわたって、前記マルチプレクサ3261が第1状態に置かれることにより短縮される。
【0089】
前記制御信号が第1状態にある時、前記マルチプレクサ3261は前記制御器28のメモリから伝達される理想符号デコーディング結果を出力信号として再生する。理想符号デコーディング結果をマルチプレクサ3261の出力信号として誤り走行を中断させる。NTSCビデオ領域の16.67×10−6秒期間はDTVデータ領域の24.19×10−6秒期間に対して位相ずれを示して、領域同期を含む前記DTVデータセグメントは結局NTSCフレーム画像全体を走査する。それぞれの684個の符号区間をもつNTSCフレーム画像には525個のラインがあって総359、100個の符号区間をもつ。これは領域同期を含んでいるDTVデータセグメントに含まれた832個符号区間の432倍より多少少ないもので、一つ類推される事実は、走行誤りの持続期間が432より長くなると、DTVデータセグメントが領域同期を含んでいる間、前記マルチプレクサ3261がリス符号デコーディングを再生してデータ領域が消失される。また、理想符号デコーディング結果を用いる開始コードグループに関するデータセグメントと、NTSCビデオ走査線間に位相ずれが生じる。
【0090】
コード開始グループに含まれた4つの符号区間の89、775倍に該当する359、100個の符号区間が測定されるが、これは89、775個の連続データセグメントに対して走査された値である。DTVデータ領域/313個のデータセグメントから類推される一つの事実は、走行誤りの持続期間が287より長くなると、コード開始グループが進む間、前記マルチプレクサ3261が理想符号デコーディングを再生してデータ領域が消失される。
【0091】
前記2つの走行誤り防止法はそれぞれ独立的なので、誤りの走行期間が200またはデータ領域より長くなる可能性は稀である。ここに加えて、もし走行誤りが循環される時にNTSC同一チャネル干渉程度が低くなれば、前記マルチプレクサ3261が出力信号で前記データスライサ22の応答を再生する条件が形成され、前記誤りは他の方法を用いる場合より速く訂正されることができる。
【0092】
図11はNTSC除去コームフィルタ32が、アナログTV垂直同期パルスに対する応答から派生した多量の復調結果を遮断してパルスを等化させることと同様に、アナログTV水平同期パルスに対する応答から派生した復調結果を遮断する一実施形態を示している。
【0093】
これらの結果は多量のエネルギーをもっている同一チャネル干渉である。2つの走査線周期にわたってアナログTV信号のビデオ内容に含まれた走査線と走査線の差異がある部分を除き、前記NTSC除去コームフィルタ320はビデオ内容と関係のない色相を遮断する。前記符号同期と等化回路16に含まれたトラッキングコームフィルタで遮断されない場合、前記アナログTV信号のFMオーディオ搬送波は遮断される。大部分のアナログTV色相バースト(burst)結果も前記NTSC除去コームフィルタ320応答で遮断される。さらに、前記NTSC除去コームフィルタ320によるフィルタリングは、トレリス(trellis)デコーディング手続でなされる前記NTSC干渉除去に対して直角を成す。
【0094】
図12はNTSC除去コームフィルタ420とポストコーディングコームフィルタ426を使用する図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示している。前記NTSC除去コームフィルタ420は179、208符号区間の遅延を示す第1遅延装置4201を使用するが、実質的にこれの遅延はアナログTV信号の262水平走査線の周期と同一であり、前記ポストコーディングコームフィルタ426は第2遅延装置4261を使用して遅延を示す。減算器4202は前記NTSC除去コームフィルタ420で含まれた第1線形組合せ器として作用し、モジュロ−8加算器4262は前記ポストコーディングコームフィルタ426に含まれた第2線形組合せ器として作用する。
【0095】
マルチプレクサ4261はマルチプレクサ制御信号によって制御されるが、この時、前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が不充分であると判断される大部分の場合には第2状態に置かれ、前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が充分であると判断される大部分の場合には第3状態に置かれることになる。前記DTV受信機はできる限り、前記NTSC同一チャネル干渉に含まれた領域と領域との間の変化を検出するための回路を備えており、前記制御器28はこのような条件の下でマルチプレクサ4261が第3の状態に置かれることを保留させる。
【0096】
前記マルチプレクサ4261は第3の状態で制御信号となり、前記加算器262のモジュロ−8の合計にフィードバックされ、前記遅延装置4263で179、208個の符号区間だけ遅延して加算器4262の被加数になる。これは単一誤りが走行誤りへ波及される部分におけるモジュラ累算処理で、179、208個の全ての符号区間で誤りが繰り返される。この符号コードの長さは前記リード−ソロモンコードの単一ブロックの長さより長いため、単一行誤りはリード−ソロモンデコーディングが行われる間に容易く訂正される。前記ポストコーディングコームフィルタ426から出た前記ポストコード化された符号デコーディング結果に含まれた走行誤りは、各データセグメントの初期にある4つの符号区間と同様に、それぞれのデータセグメントが含む領域同期の全体区間にわたって、前記マルチプレクサ4261が第1状態に置かれることにより短縮される。
【0097】
前記制御信号が第1状態にある時、前記マルチプレクサ4261は前記制御器28のメモリから伝達された理想符号デコーディング結果を出力信号として再生する。理想符号デコーディング結果をマルチプレクサ4261の出力信号にして誤り走行を中断させる。前記マルチプレクサ4261の出力信号に含まれた走行誤りを除去するために要求されるデータ領域の最高値は、実質的に前記マルチプレクサ3261に含まれた走行誤りを除去するために要求される値と同一である。しかし、この周期内で繰り返される誤りの回数は要素131によって低くなる。
【0098】
図12のNTSC除去コームフィルタ420が、アナログTV水平同期パルス応答から発生される全ての復調結果を遮断することと同様に、アナログTV垂直同期パルス応答から派生した大部分の復調結果を遮断する一実施形態を示している。これらの結果は高いエネルギーをもつ同一チャネル干渉である。また、前記NTSC除去コームフィルタ420は、領域間またはライン間の変化でない、アナログTV信号のビデオ内部から発生する結果を遮断して、それら水平空間周波数または色差と関係ない停止パターンを除去する。また、アナログTVカラーバースト大部分の結果は前記NTSC除去コームフィルタ420の応答で遮断される。
【0099】
図13はNTSC除去コームフィルタ520とポストコーディングコームフィルタ526を使用する図1、図3、または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示している。前記NTSC除去コームフィルタ520は718、200符号区間の遅延を示す第1遅延装置5201を使用するが、実質的にこれの遅延はアナログTV信号の2フレーム周期と同一であり、前記ポストコーディングコームフィルタ5126は第2遅延装置5261を用いて遅延を示す。減算器5202は前記NTSC除去コームフィルタ520で含まれた第1線形組合せ器として作用し、モジュロ−8減算器5262は前記ポストコーディングコームフィルタ526に含まれた第2線形組合せ器として作用する。
【0100】
マルチプレクサ5261はマルチプレクサ制御信号によって制御されるが、この時前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が不充分であると判断する大部分の場合には第2状態に置かれ、前記データスライサ22から出た出力信号に含まれた誤りの訂正が不可能なほどNTSC同一チャネル干渉が充分であると判断される大部分の場合には第3状態に置かれることになる。前記DTV受信機はできる限り、前記NTSC同一チャネル干渉に含まれた交差フレーム間の変化を検出するための回路を備えており、前記制御器28はこのような条件の下で前記マルチプレクサ5261が第3の状態に置かれることを保留させる。
【0101】
前記マルチプレクサ5261は、第3の状態で制御信号になり、前記加算器5262のモジュロ−8の合計にフィードバックされ、前記遅延装置5263で718、200個の符号区間だけ遅延して加算器5262の被加数となる。これは単一誤りが走行誤りに波及される部分におけるモジュラ累算処理で、718、200個の符号区間で誤りが繰り返される。この符号コードの長さは前記リード−ソロモンコードの単一ブロックの長さより長いため、単一走行誤りはリード−ソロモンデコーディングが行われる間容易く訂正される。前記ポストコーディングコームフィルタ526から出た前記ポストコード化された符号デコーディング結果に含まれた走行誤りは、各データセグメントの初期にある4つの符号区間と同様に、それぞれのデータセグメントが含む領域同期の全体区間にわたって、前記マルチプレクサ5261が第1状態に置かれることにより短縮される。
【0102】
前記制御信号が第1状態にある時、前記マルチプレクサ5261は前記制御器28のメモリから伝達された理想符号デコーディング結果を出力信号として再生する。理想符号デコーディング結果をマルチプレクサ5261の出力信号にして誤り走行を中断させる。前記マルチプレクサ5261の出力信号に含まれた走行誤りを除去するために要求されるデータ領域の最高値は、実質的に前記マルチプレクサ3261に含まれた走行誤りを除去するために要求される値と同一である。しかし、この周期内で繰り返される誤りの回数は要素525によって低くなる。
【0103】
図13のNTSC除去コームフィルタ520が、アナログTV水平同期パルス応答から派生する全ての復調結果を遮断することと同様に、アナログTV垂直同期パルス応答から派生した全ての復調結果を遮断する一実施形態を示している。これらの結果は高いエネルギーをもつ同一チャネル干渉である。また、前記NTSC除去コームフィルタ520は、2フレームにわたった変化でない、アナログTV信号のビデオ内容から派生する結果を遮断して、それら空間周波数または色彩と関係のない停止パターンを除去する。また、アナログTVカラーバーストの全ての結果は前記NTSC除去コームフィルタ520の応答から遮断される。
【0104】
TVシステム設計分野に従事する人であれば、他の類型のNTSC除去フィルタ設計に活用し得るアナログ信号における、図9と図13に示した、相関関係と反−相関関係の異なる特性を知ることができる。前記従属された2つのNTSC除去フィルタ使用は既に公知されたもので、2Nレベルの基底帯域信号を(8N−1)データレベルに上昇させた。このようなフィルタは符号デコーディングを有するランダムなノイズの干渉による信号:雑音比を制限すべき欠点にも拘わらず、特に悪性同一チャネル干渉問題解決が非常に要求されている。
【0105】
図14は前述したように、先行技術によってそれぞれの偶数レベルデータスライサを使用する、並列に構成された多数個の符号デコーダの動作のように、変形されたディジタルTV信号受信機を示している。この時、NTSC除去コームフィルタの他の類型は、NTSC除去コームフィルタに先に発表されたプリコーディングを補償するそれぞれのポストコーディングコームフィルタである。
【0106】
偶数レベルデータスライサA24は、第1類型のNTSC除去フィルタA20の応答を、第1類型のポストコーディングコームフィルタA26に適用するためにプリコード化された符号デコーディング結果に変換させる。偶数レベルデータスライサB24は第2類型のNTSC除去フィルタB20の応答を、第2類型のポストコーディングコームフィルタB26に適用するためにプリコード化された符号デコーディング結果に変換させる。偶数レベルデータスライサC24は、第3類型のNTSC除去フィルタC20の応答を、第3類型のポストコーディングコームフィルタC26に適用するためにプリコード化された符号デコーディング結果に変換させる。前記奇数レベルデータスライサ22は中間符号デコーディング結果を前記ポストコーディングコームフィルタA26、B26、C26へ伝達する。図14の構成要素番号の前に付けられたA、B、Cは図9乃至図13で適用している受信機一部のそれぞれに対応する1、2、3、4、5を区別して付けたものである。
【0107】
図14の符号デコーディング選択回路90は訂正された符号デコーディングの最適値を前記トレリス(trellis)デコーディング回路34に適用し、前記データスライサ22から受信された中間符号デコーディング結果から選択して、ポストコーディングコームフィルタA26、B26、C26から受信された多様なポストコード化された符号コーディング結果を示している。前記符号デコーディング結果の最適値は前記ポストコーディングフィルタA16、B26、C26で合算処理して訂正するのに用いられる。
【0108】
図15は図16と図17に分けられ、符号デコーディング選択回路90の遂行過程をより詳しく示している。図16はデータ同期区間で符号デコーディング選択回路90の3ビット広帯域出力データバス800まで前記符号デコーディング結果を適用して生成する回路を詳細に示している。図16の回路は図8で説明された回路と類似である。
【0109】
図17は前記中間符号デコーディング結果と前記多様なプリコード化された符号デコーディング結果の中から選択するための符号デコーディング選択回路90を詳細に示すもので、データ同期区間の周期で最終的な符号デコーディング結果を生成する。DTV信号でNTSC同一チャネル干渉を除去する前記NTSC除去フィルタA20、B20、C20の効果は、DTV信号結果で基底帯域に伝送されて分離されたNTSC同一チャネル干渉のエネルギーが、NTSC除去フィルタA100、B100、C100とどのように連関されるかを察してみることにより解決される。DTV信号からNTSC同一チャネル干渉を分離させるのは前記図3で察してみた。
【0110】
前記低域フィルタ54は基底帯域のビデオに応答するが、前記NTSC同一チャネル干渉から同時に検出される基底帯域のビデオはNTSC除去フィルタA100、B100、C100の入力信号へ伝達される。前記NTSC除去フィルタA100は前記フィルタA20、A100の一つは加算器となり、もう一つは減算器になって線形組合せ器として用いられる前記第1類型のNTSC除去フィルタA20とは区別される。その理由は前記フィルタA100は基底帯域ビデオに伝達されるが、前記DTV信号に含まれて前記フィルタA20へ伝達されるNTSCビデオ搬送波の結果は基底帯域のビデオ搬送波でないためである。
【0111】
これと同様に、前記NTSC除去フィルタB100は線形組合せ器として用いられる第2類型のNTSC除去フィルタB20と区別され、前記NTSC除去フィルタC100は線形組合せ器として用いられる第3類型のNTSC除去フィルタC100は線形組合せ器として用いられる第3類型のNTSC除去フィルタC20と区別される。前記NTSC除去フィルタA100、B100、C100の応答はそれぞれの二乗器A102、B102、C102で二乗され、これら応答のエネルギーを決定する。前記低域フィルタ4の応答は二乗器104によって二乗されてエネルギーを決定する。
【0112】
図17は図8を変形したもので、前記マルチプレクサ2611と前記3相データバッファ82を4つの3相データバッファ082、A83、B82、C82で代替した。前記3相データバッファ082は前記データスライサ22で中間符号デコーディング結果を選択して前記符号デコーディング選択回路90の3ビット広帯域出力データバス800へ伝達するに用いられる。前記3つの3相データバッファA82、B82、C82は前記それぞれのポストコーディングコームフィルタA26、B26、C26から出た前記ポストコード化された符号デコーディング結果を選択して前記データバス800へ伝達するのに用いられる。
【0113】
実質的に前記NTSC除去フィルタA100、B100、C100の応答が前記低域フィルタ54の応答エネルギーより少ないか否かを決定して、前記3相データバッファ082よりは前記3つの3相データバッファA82、B82、C82の中の一つを決定することが、前記NORゲート92の応答が「1」となる時、低い電源を提供し得る条件となる。
【0114】
このような決定がなされると、前記NTSC除去フィルタA100、B100、C100の応答はそこに残っている最小限のエネルギーをもつことになって、前記3つの3相データバッファ082、A82、B82、C82は前記NORゲート92の応答が「1」になる時、低い電源のインピダンスを提供する条件を形成する。向後目標は二乗器104、A102の応答を比較器106と比較し、二乗器104、B102の応答を比較器108と比較し、二乗器104、C102の応答を比較器110と比較し、二乗器A10、B102の応答を比較器112と比較し、二乗器A102、C102の応答を比較器11と比較し、二乗器B102、C102の応答を比較器112と比較する。
【0115】
3つの入力を有するNORゲート118は前記比較器106、108、110のいずれにも応答しないが、前記比較器は二乗器104の応答が「1」の出力信号を示すために前記二乗器A102、B102、C102の応答を超過するかを示す。そうでなければ、前記NORゲート118の出力信号は「0」になる。2つの入力を有するANDゲート120は応答「1」を伝達するが、これはNORゲート92の応答が「1」であり、同時に前記NORゲート118の応答が「1」の場合にのみ、前記3相データバッファ082が低い電源のインピダンスを提供する条件を示すものである。
【0116】
3つの入力を有するANDゲート122は前記比較器106の出力が「1」の時、「1」の出力信号応答をするが、これは二乗器A102が二乗器104より少ないエネルギーをもっていることを意味し、同時に前記比較器112、114の全ての相補出力は「1」になって、二乗器104の応答は二乗器B102、C102より少ないエネルギーをもっていることを示す。そうでなければ、前記ANDゲート122の出力信号は「0」となる。2つの入力を有するANDゲート124は応答「1」を伝達するが、これはNORゲート92の応答が「1」であり、同時に前記ANDゲート122の応答が「1」の場合にのみ、前記3相データバッファA82が低い電源のインピダンスを提供する条件を示すものである。
【0117】
3つの入力を有するANDゲート126は前記比較器116の相補出力が「1」の時、「1」の出力信号で応答するが、これは前記二乗器B102の応答が前記二乗器C102応答のエネルギーより多くなく、同時に前記比較器108、112の出力とも「1」となることを示し、二乗器B102の応答が前記二乗器104、A102応答のエネルギーより多くないことを示す。そうでなかれば、前記ANDゲート126の出力信号は「0」になる。2つの入力を有するANDゲート128は、応答「1」を伝達するが、これはNORゲート92の応答が「1」であり且つ前記ANDゲート126の応答が「1」の場合にのみ、前記3相データデータバッファB82が低い電源のインピダンスを提供する条件を示すものである。
【0118】
3つの入力を有するANDゲート130は前記比較器110、114、116の出力が全て「1」の時、「1」の出力信号で応答するが、これは前記二乗器C102の応答が前記二乗器104、A102、B102応答のエネルギーより多くないことを示す。そうでなければ、前記ANDゲート130の出力信号は「0」となる。2つの入力を有するANDゲート132は応答「1」を伝達するが、これはNORゲート92の応答が「1」であり且つ前記ANDゲート130の応答が「1」の場合にのみ、前記3相データバッファC82が低い電源のインピダンスを提供する条件を示すものである。
【0119】
再び図14を察してみれば、前記NTSC除去コームフィルタA20と前記ポストコーディングコームフィルタA26回路は図13のNTSC除去コームフィルタ520とポストコーディングコームフィルタ526を改善した形である。従って、これは718,200個の符号がそれぞれの2−ビデオフレーム遅延装置5201、5263に貯蔵されるべきなので、費用の面でメモリを考慮すべきである。しかし、前記2−ビデオフレーム遅延装置5201の記憶場所は図15の同一チャネル干渉検出器A44に要求される記憶場所を割り当てている。しかも、図15のまた他の同一チャネル干渉検出器における短い区間を遅延させる遅延装置4201、3201、2201、1201を実行する時にも同一のメモリを使用している。また、前記2−ビデオフレーム遅延装置5263は遅延装置4263、3263、2263、1263に必要な記憶場所を割り当てる。
【0120】
アナログTV同期パルス、等化パルス、カラーバーストの応答から発生するエネルギーをもつ復調結果は全て、前記NTSC除去コームフィルタA20が付加的に交番ビデオフレームを組み合わせる時に遮断される。また、2つのフレームにわたって変換されていない、前記アナログTV信号のビデオ内容から派生した結果は遮断されてそれらの空間周波数またはカラーと関係のない停止パターンを除去する。NTSC除去コームフィルタA20が交番ビデオフレームを組み合わせる時、前記NTSC除去コームフィルタA100はこれら交番ビデオフレームと、前記NTSC同一チャネル干渉に含まれた交番フレーム間の変化を検出する検出器を支援する前記二乗器A102を差分的に組み合わせる。
【0121】
優先的に考慮されるべき復調結果遮断の問題は、前記アナログTV信号画像内の特定ピクセル地点でフレームとフレームとの間の差異から発生するこれらの復調結果である。これらの復調結果は内部的フレームフィルタリング方法で遮断されることができる。前記NTSC除去コームフィルタB20と前記ポストコーディングコームフィルタB26回路は水平方向の相関関係に従属された残りの復調結果を遮断するために選択される。このような設計がどのようにより優れた遂行をするかを察してみる。
【0122】
もしアナログTV信号を干渉する同一チャネルの音響搬送波が、前記中間周波数増幅チェーン12において、表面音響とフィルタリングまたは音響トラップによって遮断されなければ、前記NTSC除去コームフィルタB20と前記ポストコーディングコームフィルタB26回路は、このような類型の図9の前記NTSC除去コームフィルタ120と前記ポストコーディングコームフィルタ126回路を選択する。
【0123】
もし同一チャネル干渉アナログTV信号の音響搬送波が、前記中間周波数増幅器チェーン12で、表面音響とフィルタリングまたは音響トラップによって遮断されると、前記NTSC除去コームフィルタB20と前記ポストコーディングコームフィルタB26回路は、このような類型の図9の前記NTSC除去コームフィルタ220と前記ポストコーティングコームフィルタ226回路を選択する。その理由は互いに離れている6個の符号区間を有するビデオ構成要素間の反−相関関係が、互いに離れている12個の符号区間を有するビデオ構成要素間の相関関係よりさらによりためである。
【0124】
前記同一の領域で時間的に近接した走査線を選択するか、それとも前記NTSC棄却遮断フィルタC20に含まれた現在の走査線で組み合わせられた前記領域にある空間的に近接した走査線を選択するかの2つの中からいずれか一つのみが選択されるべきなので、前記NTSC除去コームフィルタC20と前記ポストコーディングコームフィルタC26回路に対する最上の選択はより簡単になる。一般に、領域間のジャンプカートは前記コームフィルタC20によるNTSC除去を少なくするために、同一領域で時間的に近接した走査線を選択することがさらによい。
【0125】
このような選択で、前記NTSC除去コームフィルタC20と前記ポストコーディングコームフィルタC26回路は、図11の前記NTSC除去コームフィルタ320と前記ポストコーディングコームフィルタ326回路のような類型である。NTSC除去コームフィルタC20が付加的にビデオの交番走査線を組み合わせる時、前記NTSC除去コームフィルタC100はこれらビデオの交番走査線と、前記NTSC同一チャネル干渉に含まれた交番走査線間の変化を検出するための検出器を支援する二乗器C102を組み合わせる。
【0126】
また他の選択の、前記NTSC除去コームフィルタC20と前記ポストコーディングコームフィルタC26回路は図12の前記NTSC除去コームフィルタ420と前記ポストコーディングコームフィルタ426回路のような類型である。前記NTSC除去コームフィルタC100と前記二乗器C102は前記NTSC同一チャネル干渉に含まれた領域間の変化を検出するための検出器を支援する。
【0127】
図14のディジタル受信機装置は本発明の追加並列データスライシング動作に使用するために変形されたもので、それぞれに対する遂行はそれぞれのNTSC除去フィルタ、偶数レベルデータスライサ、ポストコーディングコームフィルタを従属的に連結して行う。図14に2つの追加並列データスライシング動作を示した反面、並列データスライシング動作の変形は、訂正された符号デコーディング結果の測定を持続的に最適化させる。
【0128】
前記トレリス(trellis)デコーダ回路34は複製されて多様な符号デコーディング解決の関連成果と符号デコーディング結果を比較して測定を最適化することができる。しかし、これに対するものはディジタルハードウェアに対するより多くの考慮を必要とする。
【0129】
【発明の効果】
本発明の実施形態を通して上述したように、前記符号デコーディング選択回路90は、前記奇数レベルデータスライサ22から伝達された符号コードのフォーリングに対する選択回路と、第1類型のポストコーディングコームフィルタA26、第2類型のポストコーディングコームフィルタB26、第3類型のポストコーディングコームフィルタC26を含む。もし4つの符号デコーディング結果が全て一致すれば、前記一致した符号デコーディング結果は前記データアセンブラ30へ伝達される。もし前記符号デコーディング結果が前記奇数レベルデータスライサ22から伝達されると、前記第1類型のポストコーディングコームフィルタA26、前記第2類型のポストコーディング遮断フィルタB26、前記第3類型のポストコーディングコームフィルタC26は一致せず、簡単な選択手続は最小限の誤りを有するデコーディング結果を選択する選択回路でなされる。
【0130】
より精密な符号デコーディングは、加重された選択手続を有する選択回路でより多く得ることができる。選択に対する加重程度は前記デコーディング結果の変数を取って変形することができ、もし大部分の他の符号デコーディング回路でデコーディング結果が一致しなければ、選択手続で一致する加重値を除去する。図17に示した回路と同様の幾つかの回路と、幾つかの追加回路を使用して、前記二乗器104、前記NTSC除去コームフィルタA100と二乗器A102、前記NTSC除去コームフィルタB100と二乗器B102、前記NTSC除去コームフィルタC100と二乗器C102によって算出されたエネルギーサイズと反転関係にある選択の加重値を解決することができる。
【0131】
米国で地上放送に用いられるディジタルTVシステムに適用されているディジタルTVシステム分野で、PAL標準のようなNTSCよりは異なる標準のアナログTV信号を有する同一チャネル干渉が出現する。本発明はこのような同一チャネル干渉に適した簡単な設計であって、容易に変形し得る効果をもつ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による、符号をデコードする前にNTSC除去フィルタを使用し、符号をデコードした後除去フィルタをポストコード化し、基底帯域のエネルギーを比較する同一チャネル干渉検出器を使用するディジタルTV信号受信機のブロック構成図である。
【図2】 図1のディジタルTV受信機に用いられる同一チャネル干渉NTSC信号検出器のブロック構成図である。
【図3】 本発明による、符号をデコードする前にNTSC除去フィルタを使用し、符号をデコードした後除去フィルタをポストコード化し、米国で1997年3月21日付に特許出願された出願番号Atty.Dkt.1500-1の装置を同一チャネル検出器として使用する、ディジタルTV信号受信機の部分ブロック構成図である。
【図4】 本発明による、符号をデコードする前にNTSC除去フィルタを使用し、符号をデコードした後除去フィルタをポストコード化し、米国で1997年3月21日付に特許出願された出願番号Atty.Dkt.1500-1の装置を同一チャネル検出器として使用する、ディジタルTV信号受信機の部分ブロック構成図である。
【図5】 前述したデータ同期区間における符号デコーディング結果値から選択された最終的な符号デコーディング結果値と、データスライサの受信された基底帯域の符号に応答する時間帯とは異なる時間帯で選択された最終的な符号デコーディング結果値または前記受信された基底帯域の符号が同一チャネル干渉NTSC信号から充分独立的であるか否かによって受信された基底帯域の符号に応答する除去フィルタに応答するポストコード化されたデータスライサから選択された最終的な符号デコーディング結果値の選択に関連した図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示すブロック構成図である。
【図6】 図5の他の一例を示すブロック構成図である。
【図7】 図5のまた他の一例を示すブロック構成図である。
【図8】 前述したデータ同期区間で符号デコーディング結果値を算出するための図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示すブロック構成図である。
【図9】 NTSC除去フィルタが12−符号を遅延させる時の図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示すブロック構成図である。
【図10】 NTSC除去フィルタが6−符号を遅延させる時の図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示すブロック構成図である。
【図11】 NTSC除去フィルタが2−ビデオ−ラインを遅延させる時の図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示すブロック構成図である。
【図12】 NTSC除去フィルタが262−ビデオ−ラインを遅延させる時の図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示すブロック構成図である。
【図13】 NTSC棄却フィルタが2−ビデオ−フレームを遅延させる時の図1、図3または図4のディジタルTV信号受信機の一部を詳細に示すブロック構成図である。
【図14】 並列符号デコーディングを行うために多数個のNTSC除去フィルタを使用するディジタルTV信号受信機を示すブロック構成図である。
【図15】 図14に示した類型のディジタルTV信号受信機に用いられる、適度なコード選択回路を詳細に示している図16と図17の結合構成図である。
【図16】 図16は前述したデータ同期区間で符号デコーディング結果値を算出するための図14のディジタルTV信号受信機の回路構成を詳細に示すブロック構成図、
【図17】 図17はデータ同期区間の周期で得た符号デコーディング結果値の中から選択するための図14のディジタルTV信号受信機の回路構成を詳細に示すブロック構成図である。
【符号の説明】
8 受信アンテナ
10 装置の終端
12 中間周波数増幅器チェーン
14 複素復調器
16 符号同期回路と等化回路
18 データ同期回路
20 NTSC除去コームフィルタ
22 奇数レベルデータスライサ
24 偶数レベルデータスライサ
26 ポストコーディングコームフィルタ
28 制御器
30 データアセンブラ
32 データ挿入器
34 トレリス(trellis)デコーダ回路
36 データ挿入器
38 バイト分析回路
40 リードソロモンデコーダ回路
42 データランダマイザ
44 同一チャネル干渉NTSC信号検出器
46 中間周波数増幅器チェーン
48 複素復調器
50 ヒルバート変換フィルタ
52 線形組合せ器
54 低域フィルタ
56 二乗器
58 平均値回路
60 しきい検出器
62 準並列型NTSC音響信号中間周波数増幅器チェーン
64 インタキャリア検出器
66 インタキャリア音響中間周波数増幅器
68 インタキャリア振幅検出器
70 平均値回路
72 しきい検出器
74,76,78 出力バッファレジスタROM
80 3ビット広帯域出力バス
82 3相バッファ
84 符号クロックゼネレータ
86 アドレスカウンタ
88 ジャムリセット回路
90 符号デコーディング選択回路
92 NORゲート
94,96,98 アドレスデコーダ
104 二乗器
106,108,110,112,114,116 比較器
118 ORゲート
120,122,124,126,128,130,132 ANDゲート
120 NTSC除去コームフィルタ
126 ポストコーディングコームフィルタ
181 領域セグメント同期検出器
182 データセグメント同期検出器
201 第1遅延装置
202 第1線形組合せ器
220 NTSC除去コームフィルタ
226 ポストコーディングコームフィルタ
260 ポストコーディングコームフィルタ
261 マルチプレクサ
262 第2線形組合せ器
263 第2遅延装置
281 ORゲート
320 NTSC除去コームフィルタ
326 ポストコーディングコームフィルタ
420 NTSC除去コームフィルタ
426 ポストコーディングコームフィルタ
441 減算器
442 二乗器
443 平均値回路
444 しきい検出器
520 NTSC除去コームフィルタ
526 ポストコーディングコームフィルタ
800 出力データバス
1201 第1遅延装置
1202 減算器
1261 マルチプレクサ
1262 加算器
1263 第2遅延装置
2201 第1遅延装置
2202 加算器
2261 マルチプレクサ
2262 減算器
2263 第2遅延装置
2600 ポストコーディングコームフィルタ
2611,2612 マルチプレクサ
3201 2−ビデオ−ライン遅延装置
3202 減算器
3261 マルチプレクサ
3262 加算器
3263 第2遅延装置
4201 第1遅延装置
4202 減算器
4261 マルチプレクサ
4262 加算器
4263 遅延装置
5201 第1遅延装置
5202 減算器
5261 マルチプレクサ
5262 加算器
5263 遅延装置
26101,26102,26103 マルチプレクサ
261001,261002,261003 マルチプレクサ
A20,第1類型NTSC除去コームフィルタ
B20 第2類型NTSC除去コームフィルタ
C20 第3類型NTSC除去コームフィルタ
A24,B24,C24 偶数レベルデータスライサ
A26,B26,C26 ポストコーディングコームフィルタ
082,A82,B82,C82 3相データバッファ
A100,B100,C100 NTSC除去コームフィルタ
A102,B102,C102 二乗器
Claims (28)
- 一定の時間長さの符号区間をそれぞれ有する一連の2N−レベル符号を符号デコーディングする方法であって、
前記一連の2N−レベル符号は、同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分によって伴われ易く、
前記Nは正の整数を示し、
前記方法は、
前記一連の2N−レベル符号を所定数の前記符号区間だけ遅延させることによって、かつ、前記一連の2N−レベル符号と前記遅延した一連の2N−レベル符号とを加算及び減算のいずれか一方を用いて線形的に組合せることによって、(4N−1)レベルのプリコード化された符号を有するコームフィルタ応答として、第1線形組合せ結果値を生成するコームフィルタリング段階と、
前記コームフィルタ応答をデータスライシングすることによって、プリコード化された符号デコーディング結果値を生成する段階と、
前記所定数の前記符号区間だけ前記プリコード化された符号デコーディング結果値を遅延させる段階と、
モジュロ計算法に従って働く論理演算であって、前記加算及び減算のいずれか一方以外の論理演算を用いて、前記生成されかつ遅延された符号デコーディング結果値と前記プリコード化された符号デコーディング結果値とを線形的に組合わせることによって、第2線形組合せ結果値を生成する段階と、
一連の2N−レベル符号が中間符号デコーディング結果値において実質的な誤りを生じさせるほど充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うか否かを決定する検出段階と、
前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴わないという決定に応じて、誤り無しで中間符号デコーディング結果値を生成する段階と、
前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うという決定に応じて、同期データを示す符号コーディングが前記一連の2N−レベル符号で発生する時、制御器にあるメモリから伝達される符号デコーディング結果値をフィードバックさせることによりポストコード化された符号デコーディング結果から発生する実行誤りを減少させ、かつ、前記同期データを示さない符号コーディングが前記一連の2N−レベル符号で発生する時、少なくとも選択された時間の間、前記生成された符号デコーディング結果値を前記第2線形組合せ結果に相当するものとして生成する段階と
からなることを特徴とする符号デコーディング方法。 - 前記方法が、
一連の2N−レベル符号をデータスライシングすることによって、中間符号デコーディング結果値を生成する段階と、
前記一連の2N−レベル符号が前記中間符号デコーディング結果値において実質的な誤りを生じさせるほど充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うか否かを決定する同一チャネル干渉アナログTV信号検出段階と、
前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴わないという決定に応じて、前記最終符号デコーディング結果値が前記中間符号デコーディング結果値を含むようにする段階と、
前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うという決定に応じて、前記最終符号デコーディング結果値が前記生成された符号デコーディング結果値に相応するようにする段階と
を具備することを特徴とする請求項1記載の符号デコーディング方法。 - 前記方法が、
前記同期データを示す前記符号コーディングが前記一連の2N−レベル符号で発生する時、誤り無しで前記最終符号デコーディング結果値が前記同期データと一致するようにする段階
を具備することを特徴とする請求項2記載の符号デコーディング方法。 - 前記同一チャネル干渉アナログTV信号検出段階が、
前記中間符号デコーディング結果値と前記第2線形組合せ結果値とを減算して差信号を生成する副段階と、
前記差信号のエネルギーを決定する副段階と
からなり、
前記差信号のエネルギーが所定のしきい値を超過する場合を検出し、それに応じて、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うことを決定する段階と、
前記差信号のエネルギーが所定のしきい値を超過しない場合を検出し、それに応じて、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴わないことを決定する段階と
からなることを特徴とする請求項3記載の符号デコーディング方法。 - 前記同一チャネル干渉アナログTV信号検出段階が、
前記中間符号デコーディング結果値と前記第2線形組合せ結果値とを線形的に組合わせて差信号を生成する段階と、
前記差信号を二乗する段階と、
前記二乗された差信号の平均値を生成する段階と、
前記平均値が所定のしきい値を超過する場合を検出して、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うことを決定する段階と、
前記平均値が前記所定のしきい値を超過しない場合を検出して、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴わないことを決定する段階と
からなることを特徴とする請求項3記載の符号デコーディング方法。 - ディジタルTV受信機が増幅された中間周波数信号を復調して前記一連の2N−レベル符号を生成する場合、前記同一チャネル干渉アナログTV信号検出段階が、
ディジタルTV信号を周波数変換して中間周波数信号を生成する段階と、
前記中間周波数信号を増幅する段階と、
前記増幅された中間周波数信号を前記同一チャネル干渉アナログTV信号のビデオ搬送波周波数から同時に検出して、複素復調処理過程で同位相と直角位相同期ビデオ検出応答を得る段階と、
前記同位相と直角位相同期ビデオ検出応答から前記同一チャネル干渉アナログTV信号のビデオ成分要素を分離する段階と、
前記分離されたビデオ成分要素のエネルギーを決定する段階と、
前記分離されたビデオ成分要素のエネルギーが所定のしきい値を超過した場合を検出して、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うか否かを決定する段階と、
前記分離されたビデオ成分要素のエネルギーが前記所定のしきい値を超過しない場合を検出して、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うか否かを決定する段階と
からなることを特徴とする請求項2記載の符号デコーディング方法。 - ディジタルTV受信機が増幅された中間周波数信号を復調して前記一連の2N−レベル符号を生成する場合、前記同一チャネル干渉アナログTV信号検出段階が、
ディジタルTV信号を周波数変換して中間周波数信号を生成する段階と、
前記中間周波数信号を増幅して、前記同一チャネル干渉アナログTV信号の変調されたビデオとオーディオ搬送波を含む増幅された中間周波数信号として伝達する段階と、
インタキャリア音響信号を検出して、前記増幅された中間周波数信号に含まれた前記同一チャネルアナログTV信号の前記変調されたビデオとオーディオ搬送波との間のヘテロダインに応答する段階と、
前記インタキャリア音響信号のエネルギーを決定する段階と、
前記インタキャリア音響信号のエネルギーが前記所定のしきい値を超過する場合を検出して、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うか否かを決定する段階と、
前記インタキャリア音響信号のエネルギーが前記所定のしきい値を超過しない場合を検出して、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うか否かを決定する段階と
からなることを特徴とする請求項2記載の符号デコーディング方法。 - 前記第1線形組合せ結果値は、減算処理を用いて生成され、
前記第2線形組合せ結果値は、モジュロ−2N計算法で行われる加算処理を用いて生成される
ことを特徴とする請求項1記載の符号デコーディング方法。 - 前記符号区間の所定数は12である
ことを特徴とする請求項8記載の符号デコーディング方法。 - 前記第1線形組合せ結果値は、加算処理を用いて生成され、
前記第2線形組合せ結果値は、モジュロ−2N計算法で行われる減算処理を用いて生成される
ことを特徴とする請求項1記載の符号デコーディング方法。 - 前記符号区間の所定数は6である
ことを特徴とする請求項8記載の符号デコーディング方法。 - 前記所定数の符号区間は実質的に前記同一チャネル干渉アナログTV信号の2つの水平走査線がなされる期間と同一である
ことを特徴とする請求項8記載の符号デコーディング方法。 - 前記所定数の符号区間は実質的に前記同一チャネル干渉アナログTV信号の262水平走査線がなされる期間と同一である
ことを特徴とする請求項8記載の符号デコーディング方法。 - 前記所定数の符号区間は実質的に前記同一チャネル干渉アナログTV信号の2−ビデオフレームがなされる期間と同一である
ことを特徴とする請求項8記載の符号デコーディング方法。 - 一定の時間長さの符号区間をそれぞれ有する一連の2N−レベル符号を符号デコーディングするディジタルTV信号検出装置であって、
前記一連の2N−レベル符号は、同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分によって伴われ易く、
前記Nは正の整数を示し、
前記ディジタルTV信号検出装置は、
前記一連の2N−レベル符号を所定数の前記符号区間だけ遅延させることによって、かつ、前記一連の2N−レベル符号と前記遅延した一連の2N−レベル符号とを加算及び減算のいずれか一方を用いて線形的に組合せることによって、(4N−1)レベルのプリコード化された符号を有するコームフィルタ応答として、第1線形組合せ結果値を生成するコームフィルタリング手段と、
前記コームフィルタ応答をデータスライシングすることによって、プリコード化された符号デコーディング結果値を生成する手段と、
前記所定数の前記符号区間だけ前記プリコード化された符号デコーディング結果値を遅延させる手段と、
モジュロ計算法に従って働く論理演算であって、前記加算及び減算のいずれか一方以外の論理演算を用いて、前記生成されかつ遅延された符号デコーディング結果値と前記プリコード化された符号デコーディング結果値とを線形的に組合わせることによって、第2線形組合せ結果値を生成する手段と、
一連の2N−レベル符号が中間符号デコーディング結果値において実質的な誤りを生じさせるほど充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うか否かを決定する検出段階と、
前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴わないという決定に応じて、誤り無しで中間符号デコーディング結果値を生成する段階と、
前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うという決定に応じて、同期データを示す符号コーディングが前記一連の2N−レベル符号で発生する時、制御器にあるメモリから伝達される符号デコーディング結果値をフィードバックさせることによりポストコード化された符号デコーディング結果から発生する実行誤りを減少させ、かつ、前記同期データを示さない符号コーディングが前記一連の2N−レベル符号で発生する時、少なくとも選択された時間の間、前記生成された符号デコーディング結果値を前記第2線形組合せ結果に相当するものとして生成する段階と
からなることを特徴とするディジタルTV信号検出装置。 - 前記ディジタルTV信号検出装置が、
一連の2N−レベル符号をデータスライシングすることによって、中間符号デコーディング結果値を生成する手段と、
前記一連の2N−レベル符号が前記中間符号デコーディング結果値において実質的な誤りを生じさせるほど充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うか否かを決定する同一チャネル干渉アナログTV信号検出手段と、
前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴わないという決定に応じて、前記最終符号デコーディング結果値が前記中間符号デコーディング結果値を含むようにする手段と、
前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うという決定に応じて、前記最終符号デコーディング結果値が前記生成された符号デコーディング結果値に相応するようにする手段と
を具備することを特徴とする請求項15記載のディジタルTV信号検出装置。 - 前記ディジタルTV信号検出装置が、
前記同期データを示す前記符号コーディングが前記一連の2N−レベル符号で発生する時、誤り無しで前記最終符号デコーディング結果値が前記同期データと一致するようにする手段
を具備することを特徴とする請求項16記載のディジタルTV信号検出装置。 - 前記同一チャネル干渉アナログTV信号検出手段が、
前記中間符号デコーディング結果値と前記第2線形組合せ結果値とを減算して差信号を生成する副段階と、
前記差信号のエネルギーを決定する副手段と
からなり、
前記差信号のエネルギーが所定のしきい値を超過する場合を検出し、それに応じて、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うことを決定する手段と、
前記差信号のエネルギーが所定のしきい値を超過しない場合を検出し、それに応じて、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴わないことを決定する手段と
からなることを特徴とする請求項17記載のディジタルTV信号検出装置。 - 前記同一チャネル干渉アナログTV信号検出手段が、
前記中間符号デコーディング結果値と前記第2線形組合せ結果値とを線形的に組合わせて差信号を生成する手段と、
前記差信号を二乗する手段と、
前記二乗された差信号の平均値を生成する手段と、
前記平均値が所定のしきい値を超過する場合を検出して、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うことを決定する手段と、
前記平均値が前記所定のしきい値を超過しない場合を検出して、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴わないことを決定する手段と
からなることを特徴とする請求項17記載のディジタルTV信号検出装置。 - ディジタルTV受信機が増幅された中間周波数信号を復調して前記一連の2N−レベル符号を生成する場合、前記同一チャネル干渉アナログTV信号検出手段が、
ディジタルTV信号を周波数変換して中間周波数信号を生成する手段と、
前記中間周波数信号を増幅する手段と、
前記増幅された中間周波数信号を前記同一チャネル干渉アナログTV信号のビデオ搬送波周波数から同時に検出して、複素復調処理過程で同位相と直角位相同期ビデオ検出応答を得る手段と、
前記同位相と直角位相同期ビデオ検出応答から前記同一チャネル干渉アナログTV信号のビデオ成分要素を分離する手段と、
前記分離されたビデオ成分要素のエネルギーを決定する手段と、
前記分離されたビデオ成分要素のエネルギーが所定のしきい値を超過した場合を検出して、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うか否かを決定する手段と、
前記分離されたビデオ成分要素のエネルギーが前記所定のしきい値を超過しない場合を検出して、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うか否かを決定する手段と
からなることを特徴とする請求項16記載のディジタルTV信号検出装置。 - ディジタルTV受信機が増幅された中間周波数信号を復調して前記一連の2N−レベル符号を生成する場合、前記同一チャネル干渉アナログTV信号検出手段が、
ディジタルTV信号を周波数変換して中間周波数信号を生成する手段と、
前記中間周波数信号を増幅して、前記同一チャネル干渉アナログTV信号の変調されたビデオとオーディオ搬送波を含む増幅された中間周波数信号として伝達する手段と、
インタキャリア音響信号を検出して、前記増幅された中間周波数信号に含まれた前記同一チャネルアナログTV信号の前記変調されたビデオとオーディオ搬送波との間のヘテロダインに応答する手段と、
前記インタキャリア音響信号のエネルギーを決定する手段と、
前記インタキャリア音響信号のエネルギーが前記所定のしきい値を超過する場合を検出して、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うか否かを決定する手段と、
前記インタキャリア音響信号のエネルギーが前記所定のしきい値を超過しない場合を検出して、前記一連の2N−レベル符号が前記充分な強度の同一チャネル干渉アナログTV信号のアーチファクト成分を伴うか否かを決定する手段と
からなることを特徴とする請求項16記載のディジタルTV信号検出装置。 - 前記第1線形組合せ結果値は、減算処理を用いて生成され、
前記第2線形組合せ結果値は、モジュロ−2N計算法で行われる加算処理を用いて生成される
ことを特徴とする請求項15記載のディジタルTV信号検出装置。 - 前記符号区間の所定数は12である
ことを特徴とする請求項22記載のディジタルTV信号検出装置。 - 前記第1線形組合せ結果値は、加算処理を用いて生成され、
前記第2線形組合せ結果値は、モジュロ−2N計算法で行われる減算処理を用いて生成される
ことを特徴とする請求項15記載のディジタルTV信号検出装置。 - 前記符号区間の所定数は6である
ことを特徴とする請求項22記載のディジタルTV信号検出装置。 - 前記所定数の符号区間は実質的に前記同一チャネル干渉アナログTV信号の2つの水平走査線がなされる期間と同一である
ことを特徴とする請求項22記載のディジタルTV信号検出装置。 - 前記所定数の符号区間は実質的に前記同一チャネル干渉アナログTV信号の262水平走査線がなされる期間と同一である
ことを特徴とする請求項22記載のディジタルTV信号検出装置。 - 前記所定数の符号区間は実質的に前記同一チャネル干渉アナログTV信号の2−ビデオフレームがなされる期間と同一である
ことを特徴とする請求項22記載のディジタルTV信号検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17521698A JP3755990B2 (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | Ntsc同一チャネル干渉を抑制するための適応形フィルタ回路を有するディジタルtv受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17521698A JP3755990B2 (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | Ntsc同一チャネル干渉を抑制するための適応形フィルタ回路を有するディジタルtv受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000023055A JP2000023055A (ja) | 2000-01-21 |
JP3755990B2 true JP3755990B2 (ja) | 2006-03-15 |
Family
ID=15992331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17521698A Expired - Fee Related JP3755990B2 (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | Ntsc同一チャネル干渉を抑制するための適応形フィルタ回路を有するディジタルtv受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3755990B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100551161B1 (ko) * | 1999-03-22 | 2006-02-13 | 유티스타콤코리아 유한회사 | 동일채널 간섭신호 검출 장치 |
US8754807B2 (en) | 2001-02-02 | 2014-06-17 | Trueposition, Inc. | Time, frequency, and location determination for femtocells |
US20020184653A1 (en) | 2001-02-02 | 2002-12-05 | Pierce Matthew D. | Services based on position location using broadcast digital television signals |
US7126536B2 (en) * | 2001-02-02 | 2006-10-24 | Rosum Corporation | Position location using terrestrial digital video broadcast television signals |
JP4806170B2 (ja) * | 2003-06-19 | 2011-11-02 | 三星電子株式会社 | コチャンネル干渉を検出し、選択的にフィルタリングする装置及び方法 |
KR100594275B1 (ko) * | 2004-05-14 | 2006-06-30 | 삼성전자주식회사 | Ntsc 코채널 간섭 제거를 위한 채널 상태 생성 회로를구비한 디지털 텔레비전 수신기 및 그 방법 |
CN112230809B (zh) * | 2019-07-15 | 2023-08-18 | 腾讯科技(深圳)有限公司 | 计算机程序代码的选取方法、装置及存储介质 |
-
1998
- 1998-06-22 JP JP17521698A patent/JP3755990B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000023055A (ja) | 2000-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3299396B2 (ja) | 直角位相映像搬送波にディジタル信号を有するntsctv信号処理装置 | |
US5748226A (en) | Digital television receiver with adaptive filter circuitry for suppressing NTSC co-channel interference | |
US6057877A (en) | NTSC interference detectors using pairs of comb filters with zero-frequency responses, as for DTV receivers | |
JP3272678B2 (ja) | Ntscアーチファクトを抽出するためにdtvパイロット搬送波を抑制するコームフィルターを用いたntsc干渉検出器 | |
US5801759A (en) | Digital TV receiver circuitry for detecting and suppressing NTSC co-channel interference | |
US5835131A (en) | Digital television receiver with adaptive filter circuitry for suppressing NTSC co-channel interference | |
US6480233B1 (en) | NTSC co-channel interference detectors responsive to received Q-channel signals in digital TV signal receivers | |
US5995135A (en) | Digital television receiver with adaptive filter circuitry for suppressing NTSC Co-channel interference | |
JP3755990B2 (ja) | Ntsc同一チャネル干渉を抑制するための適応形フィルタ回路を有するディジタルtv受信機 | |
US6023306A (en) | NTSC interference detectors using comb filters that suppress digital TV pilot carrier for NTSC extraction | |
US6201564B1 (en) | Method of operating the channel equalizer in a receiver for DTV signals subject to co-channel NTSC interference | |
US6380969B1 (en) | DTV receiver symbol decoding circuitry with co-channel NTSC artifacts suppression filter before data slicer | |
KR100273763B1 (ko) | 상이한 형태의 텔레비젼신호를 수신하는 동일 고스트 제거회로를 사용하는 텔레비젼신호 수신장치 | |
JP3330542B2 (ja) | ディジタルtv受信機におけるntsc干渉信号検出/遮断装置及び方法 | |
KR100288290B1 (ko) | 엔티에스씨동일채널간섭을억제하기위한적응형필터회로를갖는디지털티브이수신기및그의심볼디코딩방법 | |
KR100260422B1 (ko) | 디지털 텔레비젼신호 수신기 | |
CA2267679C (en) | Ntsc co-channel interference detectors responsive to received q-channel signals in digital tv signal receivers | |
CN1115043C (zh) | 用于检测和抑制ntsc共道干扰的数字电视接收机电路 | |
AU702137B1 (en) | Digital television receiver with adaptive filter circuitry for suppressing NTSC co-channel interference | |
CA2241067C (en) | Digital television receiver with adaptive filter circuitry for suppressing ntsc co-channel interference | |
AU702333B1 (en) | Digital TV receiver circuitry for detecting and suppressing NTSC co-channel interference | |
MXPA98007649A (en) | Interference detectors of the committee of the national television system that uses wave filters suppress the digital television pilot carrier to remove the artifacts from the committee of the television system nacio | |
KR100246916B1 (ko) | 엔티에스씨 공동-채널 간섭 신호의 주파수 변조 음성 반송파를 억압하기 위한 중간 주파수 회로에 있어서 필터를 갖는 디지털 텔레비젼 수신기 | |
KR100556400B1 (ko) | 디지털 방송 수신 시스템 및 이 수신 시스템에서의ntsc 신호 제거 방법 | |
MXPA98005803A (en) | T.v. digital receiver circuit to detect and delete co interchange interference |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20041118 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |