JPH09182041A - データスライス回路 - Google Patents
データスライス回路Info
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- JPH09182041A JPH09182041A JP7341256A JP34125695A JPH09182041A JP H09182041 A JPH09182041 A JP H09182041A JP 7341256 A JP7341256 A JP 7341256A JP 34125695 A JP34125695 A JP 34125695A JP H09182041 A JPH09182041 A JP H09182041A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディジタルデータ伝送において、容易な構成
で容易に実現可能で且つデータ読み取り誤りの発生し難
いデータスライス回路を提供すること。 【解決手段】 帯域増幅手段11に供給された映像信号
は、遅延手段16で432nS遅延され加算手段17と遅延手段1
8に供給される。遅延手段18は入力信号をさらに432nS遅
延させ加算手段17へ出力する。加算手段17は映像信号の
-1/4倍,遅延手段16の出力信号の1.2倍,遅延手段17の
出力信号の-1/4倍の信号を加算し、減算手段19に供給す
る。減算手段19は入力信号の振幅の12%を加算手段20に
供給し、加算手段20は遅延手段21で432nS遅延された映
像信号と減算手段19からの信号を加算し、テ゛ータスライサー14
に供給する。テ゛ータスライサ14は前記遅延手段13の出力するテキ
ストテ゛ータの伝送タイミンク゛信号に合わせて加算手段20の出力す
る映像信号に含まれるテキストテ゛ータのテ゛ータスライスを行って出力
端子15に出力する。
で容易に実現可能で且つデータ読み取り誤りの発生し難
いデータスライス回路を提供すること。 【解決手段】 帯域増幅手段11に供給された映像信号
は、遅延手段16で432nS遅延され加算手段17と遅延手段1
8に供給される。遅延手段18は入力信号をさらに432nS遅
延させ加算手段17へ出力する。加算手段17は映像信号の
-1/4倍,遅延手段16の出力信号の1.2倍,遅延手段17の
出力信号の-1/4倍の信号を加算し、減算手段19に供給す
る。減算手段19は入力信号の振幅の12%を加算手段20に
供給し、加算手段20は遅延手段21で432nS遅延された映
像信号と減算手段19からの信号を加算し、テ゛ータスライサー14
に供給する。テ゛ータスライサ14は前記遅延手段13の出力するテキ
ストテ゛ータの伝送タイミンク゛信号に合わせて加算手段20の出力す
る映像信号に含まれるテキストテ゛ータのテ゛ータスライスを行って出力
端子15に出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータスライス回路
に係り、特に文字多重放送受信回路に使用されるデータ
スライス回路に関する。
に係り、特に文字多重放送受信回路に使用されるデータ
スライス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】文字多重放送とは、文字および簡単な図
形で構成された静止画像などの情報(文字信号)をディ
ジタル信号の形で放送電波に多重して伝送し、受信側で
これをメモリー等に蓄積した後、テレビ信号に変換して
テレビジョン受像機で表示させるシステムであり、国際
的にはテレテキストと呼ばれている。文字信号はテレビ
映像信号の垂直帰線期間に重畳される。また、テレビ映
像信号の垂直帰線期間に重畳される文字信号の伝送符号
としては、2値のNRZ信号が採用されていて、論理
「0」が映像信号のペデスタルレベル「0%」,論理
「1」が映像信号の白レベル「100%」に対して「7
0%」で伝送される。
形で構成された静止画像などの情報(文字信号)をディ
ジタル信号の形で放送電波に多重して伝送し、受信側で
これをメモリー等に蓄積した後、テレビ信号に変換して
テレビジョン受像機で表示させるシステムであり、国際
的にはテレテキストと呼ばれている。文字信号はテレビ
映像信号の垂直帰線期間に重畳される。また、テレビ映
像信号の垂直帰線期間に重畳される文字信号の伝送符号
としては、2値のNRZ信号が採用されていて、論理
「0」が映像信号のペデスタルレベル「0%」,論理
「1」が映像信号の白レベル「100%」に対して「7
0%」で伝送される。
【0003】一方、図4は以上のようにコード化された
文字信号を受信しエンコードして再生文字信号を得る過
程を示した図である。
文字信号を受信しエンコードして再生文字信号を得る過
程を示した図である。
【0004】図4において、文字放送デコーダまたは文
字放送デコーダを内蔵したテレビジョン受像機等によっ
て受信された文字信号(テレビ映像信号)は、映像信号
に含まれる文字信号51[図4(a)]をスライスする
ことにより2値化[図4(b)]して、「1」,「0」
のディジタル信号52として取り出される。文字信号デ
ータをサンプリングするためのクロック53[図4
(c)]は、文字信号中のクロックラインの位相を基準
として作られ、データのサンプリング点は文字信号の変
化点と変化点のほぼ中央になるように設定する必要があ
る。そして、前記サンプリングクロック53の立ち上が
り点における前記2値化信号52のレベルを読み取り、
再生した文字信号[図4(d)]を得る。
字放送デコーダを内蔵したテレビジョン受像機等によっ
て受信された文字信号(テレビ映像信号)は、映像信号
に含まれる文字信号51[図4(a)]をスライスする
ことにより2値化[図4(b)]して、「1」,「0」
のディジタル信号52として取り出される。文字信号デ
ータをサンプリングするためのクロック53[図4
(c)]は、文字信号中のクロックラインの位相を基準
として作られ、データのサンプリング点は文字信号の変
化点と変化点のほぼ中央になるように設定する必要があ
る。そして、前記サンプリングクロック53の立ち上が
り点における前記2値化信号52のレベルを読み取り、
再生した文字信号[図4(d)]を得る。
【0005】以上のように、文字放送はディジタル信号
の形でデータが伝送されるため、各放送局における送信
機等の伝送特性,受信機の性能およびチューナ・IF回
路等の伝送路の比直線性などの特性による波形歪み,受
信環境によるゴーストやランダム雑音やインパルス雑音
等の発生などの妨害が発生し、文字放送の受信品質に影
響を与える。特に、NRZ符号を利用した文字信号をテ
レビ放送波で伝送するとき、符号の伝送誤りをまねく主
な原因には、受信機内部における伝送特性歪みや、電波
伝播上の問題であるゴースト妨害等によるアイ開口の減
少を挙げることができる。
の形でデータが伝送されるため、各放送局における送信
機等の伝送特性,受信機の性能およびチューナ・IF回
路等の伝送路の比直線性などの特性による波形歪み,受
信環境によるゴーストやランダム雑音やインパルス雑音
等の発生などの妨害が発生し、文字放送の受信品質に影
響を与える。特に、NRZ符号を利用した文字信号をテ
レビ放送波で伝送するとき、符号の伝送誤りをまねく主
な原因には、受信機内部における伝送特性歪みや、電波
伝播上の問題であるゴースト妨害等によるアイ開口の減
少を挙げることができる。
【0006】図5はアイパターン特性を示した図であ
る。
る。
【0007】アイ開口率は、図5(a)に示すように、
伝送される文字信号波形を時間軸上で重ね合わせたアイ
パターン特性において、「0」レベルと「1」レベルと
の振幅差Aとアイパターンの内側の「0」レベルの最大
値と「1」レベルの最小値との振幅差Bとの比を百分率
で示したものである。図5(a)は受信状態が良好な場
合におけるアイパターン特性を示していて、A=Bとな
っているため、アイ開口率100%を示している。
伝送される文字信号波形を時間軸上で重ね合わせたアイ
パターン特性において、「0」レベルと「1」レベルと
の振幅差Aとアイパターンの内側の「0」レベルの最大
値と「1」レベルの最小値との振幅差Bとの比を百分率
で示したものである。図5(a)は受信状態が良好な場
合におけるアイパターン特性を示していて、A=Bとな
っているため、アイ開口率100%を示している。
【0008】一方、図5(b)は、文字信号波形波形に
歪みが発生している場合の例であってり、図5(c)
は、文字信号波形波形にランダム雑音が重畳している場
合の例であって、ともに、A>Bとなっていて、アイ開
口率が低下している場合におけるアイパターン特性の例
を示している。一般に、テレビ復調出力におけるアイ開
口率は、受信機入力電圧が59dB[μV](VHF,
UHFとも75Ω終端値)のとき、50%以上が必要で
あるとされている。
歪みが発生している場合の例であってり、図5(c)
は、文字信号波形波形にランダム雑音が重畳している場
合の例であって、ともに、A>Bとなっていて、アイ開
口率が低下している場合におけるアイパターン特性の例
を示している。一般に、テレビ復調出力におけるアイ開
口率は、受信機入力電圧が59dB[μV](VHF,
UHFとも75Ω終端値)のとき、50%以上が必要で
あるとされている。
【0009】以上のような理由で発生する符号の伝送誤
りを防止するため、従来の文字放送受信回路において、
データスライサの前段に高域増幅回路を設ける等が行わ
れていた。これは、次のような理由による。即ち、一般
に、デジタルデータの伝送には矩形波に近い波形を用い
るほうが受信する場合において有利であることが知られ
ている。ところが、そのためには基本波(基本周波数
FB)の3倍,5倍,7倍,……と奇数倍の高調波が必
要となる。つまり、矩形波にはその基本周波数FB の奇
数倍の高調波成分が含まれている。しかしながら、前述
の通り受信機の有する性能や、チューナ・IF回路等の
伝送路の比直線性などの特性等による伝送周波数の帯域
不足のため、前記矩形波に必要な奇数倍の高調波成分が
前記伝送路の周波数帯域外となってしまうため、前記高
調波成分が失われてしまう。
りを防止するため、従来の文字放送受信回路において、
データスライサの前段に高域増幅回路を設ける等が行わ
れていた。これは、次のような理由による。即ち、一般
に、デジタルデータの伝送には矩形波に近い波形を用い
るほうが受信する場合において有利であることが知られ
ている。ところが、そのためには基本波(基本周波数
FB)の3倍,5倍,7倍,……と奇数倍の高調波が必
要となる。つまり、矩形波にはその基本周波数FB の奇
数倍の高調波成分が含まれている。しかしながら、前述
の通り受信機の有する性能や、チューナ・IF回路等の
伝送路の比直線性などの特性等による伝送周波数の帯域
不足のため、前記矩形波に必要な奇数倍の高調波成分が
前記伝送路の周波数帯域外となってしまうため、前記高
調波成分が失われてしまう。
【0010】例えば、受信されるディジタルデータとし
て、[11111]と1が連続した場合や[0000
0]などと0が連続した場合などには、前記基本周波数
FB が低周波(低い周波数成分が中心)となるので、基
本周波数FB の3,5,7倍程度までの高調波成分が伝
送路(チューナ・IF回路等)の周波数帯域から外れる
ことが無いため、波形歪みの少ない矩形波が受信機側で
得られ、データの取り込みで特に問題が発生することは
無い。しかし、受信されるディジタルデータとして、
[1010]や[1100]などのように1や0が1ビ
ットないし2ビット毎に交互に繰り返されるような場合
においては、前記基本周波数FB が高周波(高い周波数
成分が中心)となるので、基本周波数FB の3,5,7
倍程度までの高調波成分は、前記伝送路(チューナ・I
F回路等)の周波数帯域から外れてしまうため、クロッ
ク周波数の1/2倍や1/4倍の周波数からなる基本波
によってのみ波形が作られるため、受信機側で得られる
データとして、波形歪みの大きい矩形波が得られること
となり、ディジタルデータの取り込み誤りが多発すると
いう問題があった。
て、[11111]と1が連続した場合や[0000
0]などと0が連続した場合などには、前記基本周波数
FB が低周波(低い周波数成分が中心)となるので、基
本周波数FB の3,5,7倍程度までの高調波成分が伝
送路(チューナ・IF回路等)の周波数帯域から外れる
ことが無いため、波形歪みの少ない矩形波が受信機側で
得られ、データの取り込みで特に問題が発生することは
無い。しかし、受信されるディジタルデータとして、
[1010]や[1100]などのように1や0が1ビ
ットないし2ビット毎に交互に繰り返されるような場合
においては、前記基本周波数FB が高周波(高い周波数
成分が中心)となるので、基本周波数FB の3,5,7
倍程度までの高調波成分は、前記伝送路(チューナ・I
F回路等)の周波数帯域から外れてしまうため、クロッ
ク周波数の1/2倍や1/4倍の周波数からなる基本波
によってのみ波形が作られるため、受信機側で得られる
データとして、波形歪みの大きい矩形波が得られること
となり、ディジタルデータの取り込み誤りが多発すると
いう問題があった。
【0011】図6は受信されるディジタルデータとし
て、1や0が1ビットや2ビット毎に交互に繰り返され
るような場合において、受信矩形波に歪みが発生する不
具合にい対して従来より行われている改善策を示すブロ
ック図である。
て、1や0が1ビットや2ビット毎に交互に繰り返され
るような場合において、受信矩形波に歪みが発生する不
具合にい対して従来より行われている改善策を示すブロ
ック図である。
【0012】前記ブロック図に示す回路は、ディジタル
データ(以降、テキストデータともいう)を入力する入
力端子41と、高域成分を通過させる高域通過フィルタ
と、チューナ・IF回路等の伝送路を通過したテキスト
データとを加算する加算回路43と、映像信号から水平
及び垂直同期信号を検出し、これを基にテキストデータ
の重畳される期間を検出し、データスライスを行うタイ
ミングを出力する同期発生回路44と、信号の所定レベ
ル以上または所定レベル以下を切り取るデータスライス
回路45と、スライス後のデータを出力する出力端子4
6より構成されている。
データ(以降、テキストデータともいう)を入力する入
力端子41と、高域成分を通過させる高域通過フィルタ
と、チューナ・IF回路等の伝送路を通過したテキスト
データとを加算する加算回路43と、映像信号から水平
及び垂直同期信号を検出し、これを基にテキストデータ
の重畳される期間を検出し、データスライスを行うタイ
ミングを出力する同期発生回路44と、信号の所定レベ
ル以上または所定レベル以下を切り取るデータスライス
回路45と、スライス後のデータを出力する出力端子4
6より構成されている。
【0013】以上のように構成された回路において、入
力端子41より入力された、映像信号に重畳された文字
情報(テキストデータ)は、高域通過フィルタ42と加
算回路43と同期発生回路44に入力される。一方、加
算回路43では前記高域通過フィルタ42を通過した信
号と、通過しない信号(チューナ・IF回路等の伝送路
を通過した信号)とが加算されて、次段のデータスライ
ス回路45に出力される。また、データスライス回路4
5は、前記同期発生回路44から出力されるデータスラ
イスタイミング信号をに基づいて、加算回路43から出
力される信号に含まれるテキストデータのスライスが行
われ、出力端子46に出力される。
力端子41より入力された、映像信号に重畳された文字
情報(テキストデータ)は、高域通過フィルタ42と加
算回路43と同期発生回路44に入力される。一方、加
算回路43では前記高域通過フィルタ42を通過した信
号と、通過しない信号(チューナ・IF回路等の伝送路
を通過した信号)とが加算されて、次段のデータスライ
ス回路45に出力される。また、データスライス回路4
5は、前記同期発生回路44から出力されるデータスラ
イスタイミング信号をに基づいて、加算回路43から出
力される信号に含まれるテキストデータのスライスが行
われ、出力端子46に出力される。
【0014】これにより、受信されるディジタルデータ
として、[1010]のように1と0とが交互に繰り返
される場合や、[000100]のように途中の1ビッ
トだけ急に変化する場合などの高域成分を多く持つ波形
(ディジタルデータ)の場合には、振幅が補正されて正
しいデータを読み取ることができる。
として、[1010]のように1と0とが交互に繰り返
される場合や、[000100]のように途中の1ビッ
トだけ急に変化する場合などの高域成分を多く持つ波形
(ディジタルデータ)の場合には、振幅が補正されて正
しいデータを読み取ることができる。
【0015】ところが、上記回路では、[111]や
[000]のように3ビットの1や0が続く場合や、
[1111]や[0000]のように4ビットの1や0
が続けて伝送されるような特定パターンでは、その基本
波と3倍高調波までは伝送されるが、5倍以上の高調波
は伝送されないという特徴(欠点)を有する。
[000]のように3ビットの1や0が続く場合や、
[1111]や[0000]のように4ビットの1や0
が続けて伝送されるような特定パターンでは、その基本
波と3倍高調波までは伝送されるが、5倍以上の高調波
は伝送されないという特徴(欠点)を有する。
【0016】図7は[111]や[000]のように3
ビットの1や0が続く場合や、[1111]や[000
0]のように4ビットの1や0が続けて伝送されるよう
な特定パターンを有する波形における従来の伝送特性を
示したグラフである。
ビットの1や0が続く場合や、[1111]や[000
0]のように4ビットの1や0が続けて伝送されるよう
な特定パターンを有する波形における従来の伝送特性を
示したグラフである。
【0017】図7に示すように、前記従来の回路により
前記特定パターンを有する波形を処理(通過させた)し
た場合、波形bの中央部Aに示すような凹みが生じるこ
とになる。尚、図3に示す波形aは高調波を多く含む場
合の波形であり(ほぼ矩形波の形をしている)、前記波
形bは5倍以上の高調波が除かれた場合の波形をそれぞ
れ表している。また、前記波形bの凹みAは主に3倍高
調波によるものであって、前記図5に示した従来回路で
はこの凹みまで増幅してしまい、全ての場合(伝送信
号)について受信性能の改善をなし得るものではなかっ
た。
前記特定パターンを有する波形を処理(通過させた)し
た場合、波形bの中央部Aに示すような凹みが生じるこ
とになる。尚、図3に示す波形aは高調波を多く含む場
合の波形であり(ほぼ矩形波の形をしている)、前記波
形bは5倍以上の高調波が除かれた場合の波形をそれぞ
れ表している。また、前記波形bの凹みAは主に3倍高
調波によるものであって、前記図5に示した従来回路で
はこの凹みまで増幅してしまい、全ての場合(伝送信
号)について受信性能の改善をなし得るものではなかっ
た。
【0018】さらに、前記チューナ・IF回路の特性を
整えるために高域振幅を増加させることがあり、この場
合にも同様に前記凹みが大きくなってしまい、受信性能
を低下させる原因となることがあった。
整えるために高域振幅を増加させることがあり、この場
合にも同様に前記凹みが大きくなってしまい、受信性能
を低下させる原因となることがあった。
【0019】また、図8は、近接ゴーストの影響による
伝送波形の一例を示したグラフである。
伝送波形の一例を示したグラフである。
【0020】図8に示すように、実際に受信される信号
では、近接ゴーストなどの影響によってグラフ中央の凹
みBの中央が大きくなってしまい、正確にデータをスラ
イスできない場合があった。尚、以上のような問題を解
決するために、これまで大規模なメモリと演算手段を用
いた方法が種々提案されているが、いづれも様々な理由
(障害等)により、容易に実現することは困難であっ
た。
では、近接ゴーストなどの影響によってグラフ中央の凹
みBの中央が大きくなってしまい、正確にデータをスラ
イスできない場合があった。尚、以上のような問題を解
決するために、これまで大規模なメモリと演算手段を用
いた方法が種々提案されているが、いづれも様々な理由
(障害等)により、容易に実現することは困難であっ
た。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のデ
ータスライス回路によれば、1や0が3ビットまたは4
ビット続けて伝送されるような前記特定パターンによる
ディジタル伝送波では、その基本波と3倍高調波までは
伝送されるが、5倍以上の高調波は伝送されないという
特徴を有し、そのため伝送波形に歪みを生じ正確なデー
タスライスが行われない場合があるという問題(欠点)
があった。また、空間を伝播してくるテレビジョン信号
では、マルチパス等により近接ゴーストが発生するなど
の空中波における伝播上の種々の現象(特性)によっ
て、正確に文字情報データ(ディジタルデータ)をスラ
イサに供給できない場合があるという問題(欠点)があ
った。さらに、このような問題を解決するために、これ
まで大規模なメモリと演算手段を用いた方法が提案され
ているが、いづれも様々な理由(障害等)により、容易
に実現することは困難であった。
ータスライス回路によれば、1や0が3ビットまたは4
ビット続けて伝送されるような前記特定パターンによる
ディジタル伝送波では、その基本波と3倍高調波までは
伝送されるが、5倍以上の高調波は伝送されないという
特徴を有し、そのため伝送波形に歪みを生じ正確なデー
タスライスが行われない場合があるという問題(欠点)
があった。また、空間を伝播してくるテレビジョン信号
では、マルチパス等により近接ゴーストが発生するなど
の空中波における伝播上の種々の現象(特性)によっ
て、正確に文字情報データ(ディジタルデータ)をスラ
イサに供給できない場合があるという問題(欠点)があ
った。さらに、このような問題を解決するために、これ
まで大規模なメモリと演算手段を用いた方法が提案され
ているが、いづれも様々な理由(障害等)により、容易
に実現することは困難であった。
【0022】そこで、本発明はこのような問題を除去す
るため、ディジタルデータ伝送において、容易な構成で
容易に実現可能で、且つデータ読み取り誤りの発生し難
いデータスライス回路を提供することを目的とするもの
である。
るため、ディジタルデータ伝送において、容易な構成で
容易に実現可能で、且つデータ読み取り誤りの発生し難
いデータスライス回路を提供することを目的とするもの
である。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よるデータスライス回路は、文字情報を含む映像信号を
入力する手段と、文字情報クロック周波数の1/6倍と
1/8倍の周波数の何れか一方若しくは双方の周波数成
分を増幅して出力する帯域増幅手段と、前記帯域増幅手
段からの出力信号に含まれる文字情報データをスライス
して出力するデータスライサとを具備したことを特徴と
する。
よるデータスライス回路は、文字情報を含む映像信号を
入力する手段と、文字情報クロック周波数の1/6倍と
1/8倍の周波数の何れか一方若しくは双方の周波数成
分を増幅して出力する帯域増幅手段と、前記帯域増幅手
段からの出力信号に含まれる文字情報データをスライス
して出力するデータスライサとを具備したことを特徴と
する。
【0024】請求項2に記載の発明によるデータスライ
ス回路は、文字情報を含む映像信号を入力する入力手段
と、前記映像信号を所定の時間遅延させる第1の遅延手
段と、前記第1の遅延手段から出力された映像信号をさ
らに前記第1の遅延手段と同じ時間だけ遅延させる第2
の遅延手段と、前記映像信号を第1の倍率で増幅し、前
記第1の遅延手段から出力された映像信号を第2の倍率
で増幅し、前記第2の遅延手段から出力された映像信号
を前記第1の倍率で増幅した後、前記3つの出力信号を
加算する第1の加算手段と、前記第1の加算手段から出
力された信号を所定の割合だけ通過させる減算手段と、
前記入力手段から入力された映像信号を前記第1の遅延
手段と同じ時間だけ遅延させる第3の遅延手段と、前記
第3の遅延手段からの信号と、前記減算手段からの信号
とを加算する第2の加算手段と、前記入力手段から入力
された映像信号から水平及び垂直同期信号を検出し、前
記文字情報信号の存在する水平期間を求め、タイミング
信号として出力する同期発生手段と、前記同期発生手段
からのタイミング信号を前記第1の遅延手段と同じ時間
だけ遅延させる第4の遅延手段と、前記第4の遅延手段
から出力されるタイミング信号に基づいて、前記第2の
加算手段から出力される映像信号に含まれる文字情報信
号のデータスライスを行うデータスライサとを具備した
ことを特徴とする。
ス回路は、文字情報を含む映像信号を入力する入力手段
と、前記映像信号を所定の時間遅延させる第1の遅延手
段と、前記第1の遅延手段から出力された映像信号をさ
らに前記第1の遅延手段と同じ時間だけ遅延させる第2
の遅延手段と、前記映像信号を第1の倍率で増幅し、前
記第1の遅延手段から出力された映像信号を第2の倍率
で増幅し、前記第2の遅延手段から出力された映像信号
を前記第1の倍率で増幅した後、前記3つの出力信号を
加算する第1の加算手段と、前記第1の加算手段から出
力された信号を所定の割合だけ通過させる減算手段と、
前記入力手段から入力された映像信号を前記第1の遅延
手段と同じ時間だけ遅延させる第3の遅延手段と、前記
第3の遅延手段からの信号と、前記減算手段からの信号
とを加算する第2の加算手段と、前記入力手段から入力
された映像信号から水平及び垂直同期信号を検出し、前
記文字情報信号の存在する水平期間を求め、タイミング
信号として出力する同期発生手段と、前記同期発生手段
からのタイミング信号を前記第1の遅延手段と同じ時間
だけ遅延させる第4の遅延手段と、前記第4の遅延手段
から出力されるタイミング信号に基づいて、前記第2の
加算手段から出力される映像信号に含まれる文字情報信
号のデータスライスを行うデータスライサとを具備した
ことを特徴とする。
【0025】請求項3に記載の発明によるデータスライ
ス回路は、請求項2に記載のデータスライス回路におい
て、PAL方式放送におけるWST方式の文字放送にお
いて、前記第1の遅延手段における遅延時間は432n
Sであり、前記第1の倍率は−1/4倍であり、前記第
2の倍率は1.2倍であり、前記減算手段における信号
を通過させる割合は12%であることを特徴とする。
ス回路は、請求項2に記載のデータスライス回路におい
て、PAL方式放送におけるWST方式の文字放送にお
いて、前記第1の遅延手段における遅延時間は432n
Sであり、前記第1の倍率は−1/4倍であり、前記第
2の倍率は1.2倍であり、前記減算手段における信号
を通過させる割合は12%であることを特徴とする。
【0026】請求項4に記載の発明によるデータスライ
ス回路は、文字情報を含む映像信号を入力する入力手段
と、前記映像信号を所定の時間遅延させる第1の遅延手
段と、前記入力手段からの映像信号と、前記第1の遅延
手段から出力された映像信号とを加算する第1の加算手
段と、前記第1の加算手段から出力された信号を所定の
割合だけ通過させる減算手段と、前記入力手段から入力
された映像信号を所定の時間遅延させる第2の遅延手段
と、前記第2の遅延手段からの信号と、前記減算手段か
らの信号とを加算する第2の加算手段と、前記入力手段
から入力された映像信号から水平及び垂直同期信号を検
出し、前記文字情報信号の存在する水平期間を求め、タ
イミング信号として出力する同期発生手段と、前記同期
発生手段からのタイミング信号を前記第2の遅延手段と
同じ時間だけ遅延させる第3の遅延手段と、前記第3の
遅延手段から出力されるタイミング信号に基づいて、前
記第2の加算手段から出力される映像信号に含まれる文
字情報信号のデータスライスを行うデータスライサとを
具備したことを特徴とする。
ス回路は、文字情報を含む映像信号を入力する入力手段
と、前記映像信号を所定の時間遅延させる第1の遅延手
段と、前記入力手段からの映像信号と、前記第1の遅延
手段から出力された映像信号とを加算する第1の加算手
段と、前記第1の加算手段から出力された信号を所定の
割合だけ通過させる減算手段と、前記入力手段から入力
された映像信号を所定の時間遅延させる第2の遅延手段
と、前記第2の遅延手段からの信号と、前記減算手段か
らの信号とを加算する第2の加算手段と、前記入力手段
から入力された映像信号から水平及び垂直同期信号を検
出し、前記文字情報信号の存在する水平期間を求め、タ
イミング信号として出力する同期発生手段と、前記同期
発生手段からのタイミング信号を前記第2の遅延手段と
同じ時間だけ遅延させる第3の遅延手段と、前記第3の
遅延手段から出力されるタイミング信号に基づいて、前
記第2の加算手段から出力される映像信号に含まれる文
字情報信号のデータスライスを行うデータスライサとを
具備したことを特徴とする。
【0027】請求項5に記載の発明によるデータスライ
ス回路は、請求項4に記載のデータスライス回路におい
て、PAL方式放送におけるWST方式の文字放送にお
いて、前記第1の遅延手段における遅延時間は865n
Sであり、前記第2の遅延手段における遅延時間は43
2nSであり、前記減算手段における信号を通過させる
割合は6%であることを特徴とする。
ス回路は、請求項4に記載のデータスライス回路におい
て、PAL方式放送におけるWST方式の文字放送にお
いて、前記第1の遅延手段における遅延時間は865n
Sであり、前記第2の遅延手段における遅延時間は43
2nSであり、前記減算手段における信号を通過させる
割合は6%であることを特徴とする。
【0028】ここで、上記請求項1から請求項5に記載
の発明によれば、文字情報を含む映像信号の(444/
6)・fH 成分及び444/8・fH 成分、または何れ
か一方における成分を、あらかじめ18%増幅してから
データスライサに供給するようにしたので、チューナ・
IF回路の帯域不足や、伝送路上におけるノイズや近接
ゴースト等により映像信号に発生する波形歪み(アイ開
口率の低下等)を、データスライスレベルから遠ざかる
ように外側へ移動させ、この信号を前記データスライサ
の入力とすることにより、データ(信号)のスライスミ
スを無くすことができ、これにより、文字情報信号の受
信性能を改善することができる。
の発明によれば、文字情報を含む映像信号の(444/
6)・fH 成分及び444/8・fH 成分、または何れ
か一方における成分を、あらかじめ18%増幅してから
データスライサに供給するようにしたので、チューナ・
IF回路の帯域不足や、伝送路上におけるノイズや近接
ゴースト等により映像信号に発生する波形歪み(アイ開
口率の低下等)を、データスライスレベルから遠ざかる
ように外側へ移動させ、この信号を前記データスライサ
の入力とすることにより、データ(信号)のスライスミ
スを無くすことができ、これにより、文字情報信号の受
信性能を改善することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明であるデータ
スライス回路の第1の実施の形態を示すブロック図であ
る。
て図面を参照して説明する。図1は本発明であるデータ
スライス回路の第1の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【0030】以降、説明の便宜上、PAL方式放送に多
く用いられる、文字及びモザイク図形の符号伝送を主体
とした方式で、ヨーロッパを中心に多数の国で採用され
ているWST(World System Teletext)方式の文字放
送を例にとり説明を行う。
く用いられる、文字及びモザイク図形の符号伝送を主体
とした方式で、ヨーロッパを中心に多数の国で採用され
ているWST(World System Teletext)方式の文字放
送を例にとり説明を行う。
【0031】図1におけるデータスライス回路は、テキ
ストデータを含む映像信号を入力する入力端子10と、
入力された信号を432nSだけ遅延させて出力する遅
延手段13,16,18,21と、加算手段17,20
と、減算手段19と、映像信号から水平及び垂直同期信
号を検出し、これを基にテキストデータの重畳される期
間を検出しデータスライスを行うタイミングを出力する
同期発生手段12と、信号の所定レベル以上または所定
レベル以下を切り取るデータスライサ14と、スライス
後のデータを出力する出力端子15とにより構成され
る。また、前記遅延手段16,18,21と、前記加算
手段17,20と、前記減算手段19とにより帯域増幅
手段11が構成される。
ストデータを含む映像信号を入力する入力端子10と、
入力された信号を432nSだけ遅延させて出力する遅
延手段13,16,18,21と、加算手段17,20
と、減算手段19と、映像信号から水平及び垂直同期信
号を検出し、これを基にテキストデータの重畳される期
間を検出しデータスライスを行うタイミングを出力する
同期発生手段12と、信号の所定レベル以上または所定
レベル以下を切り取るデータスライサ14と、スライス
後のデータを出力する出力端子15とにより構成され
る。また、前記遅延手段16,18,21と、前記加算
手段17,20と、前記減算手段19とにより帯域増幅
手段11が構成される。
【0032】次に動作について説明する。入力端子10
に入力されたテキストデータを含む映像信号は、帯域増
幅手段11および同期発生手段12に供給される。帯域
増幅手段11に供給された前記映像信号は遅延手段16
に供給され、432nS遅延されて加算手段17と遅延
手段18とに供給される。また、遅延手段18は、入力
された信号をさらに432nS遅延させ前記加算手段1
7へ出力する。そして、加算手段17は、入力端子10
からの入力信号を−1/4倍したものと遅延手段16か
らの信号を1.2倍したものと遅延手段17からの信号
を−1/4倍したもの(3つの信号)を加算し、減算手
段19に供給する。また、減算手段19では、入力され
た信号の振幅の12%を加算手段20に供給する。さら
に加算手段20は、入力端子10から入力され遅延手段
21により432nS遅延されたと、前記減算手段19
からの信号とを加算し、データスライサー14に供給す
る。
に入力されたテキストデータを含む映像信号は、帯域増
幅手段11および同期発生手段12に供給される。帯域
増幅手段11に供給された前記映像信号は遅延手段16
に供給され、432nS遅延されて加算手段17と遅延
手段18とに供給される。また、遅延手段18は、入力
された信号をさらに432nS遅延させ前記加算手段1
7へ出力する。そして、加算手段17は、入力端子10
からの入力信号を−1/4倍したものと遅延手段16か
らの信号を1.2倍したものと遅延手段17からの信号
を−1/4倍したもの(3つの信号)を加算し、減算手
段19に供給する。また、減算手段19では、入力され
た信号の振幅の12%を加算手段20に供給する。さら
に加算手段20は、入力端子10から入力され遅延手段
21により432nS遅延されたと、前記減算手段19
からの信号とを加算し、データスライサー14に供給す
る。
【0033】一方、同期発生回路12は、入力端子10
から入力された映像信号から水平及び垂直同期信号を検
出し、これを基にテキストデータの伝送が可能な水平期
間を求め、タイミング信号として遅延手段13に出力す
る。また、遅延手段13は前記タイミング信号を432
nS遅延してデータスライサ14に出力する。そしてデ
ータスライサ14は、前記遅延手段13の出力するテキ
ストデータの伝送タイミング信号に合わせて、前記加算
手段20の出力する映像信号に含まれるテキストデータ
のデータスライスを行って、出力端子15に出力する。
から入力された映像信号から水平及び垂直同期信号を検
出し、これを基にテキストデータの伝送が可能な水平期
間を求め、タイミング信号として遅延手段13に出力す
る。また、遅延手段13は前記タイミング信号を432
nS遅延してデータスライサ14に出力する。そしてデ
ータスライサ14は、前記遅延手段13の出力するテキ
ストデータの伝送タイミング信号に合わせて、前記加算
手段20の出力する映像信号に含まれるテキストデータ
のデータスライスを行って、出力端子15に出力する。
【0034】以上のようにすることで、図2に示すよう
な本発明における帯域増幅手段11からの出力信号波形
を得ることができる。また、同図から明らかなように、
振幅補正された波形6bは波形6aに対してデータスラ
イスレベルから遠ざかる方向へ波形が移動していること
がわかる。そして、この出力信号波形をデータスライサ
ー14を通すことで、伝送誤りのない文字多重放送のた
めのディジタルデータ(テキストデータ)を得ることが
できる。
な本発明における帯域増幅手段11からの出力信号波形
を得ることができる。また、同図から明らかなように、
振幅補正された波形6bは波形6aに対してデータスラ
イスレベルから遠ざかる方向へ波形が移動していること
がわかる。そして、この出力信号波形をデータスライサ
ー14を通すことで、伝送誤りのない文字多重放送のた
めのディジタルデータ(テキストデータ)を得ることが
できる。
【0035】ここで、前記帯域増幅手段11の働きにつ
いてさらに詳しい説明を行う。前記図7における波形b
中央部の凹みAは、前述した通り、主に基本波の3倍高
調波成分によって生じるものである。したがって、受信
されるディジタルデータが、[1010]のように1と
0とが交互に繰り返される場合や、[000100]の
ように途中の1ビットだけ急に変化する場合などの高域
成分を多く持つ波形(ディジタルデータ)の場合には、
前記帯域増幅手段11の有する、その基本波の3倍高調
波成分の発生を抑制する作用により、前記波形b中央部
の凹みAが生じることはない。
いてさらに詳しい説明を行う。前記図7における波形b
中央部の凹みAは、前述した通り、主に基本波の3倍高
調波成分によって生じるものである。したがって、受信
されるディジタルデータが、[1010]のように1と
0とが交互に繰り返される場合や、[000100]の
ように途中の1ビットだけ急に変化する場合などの高域
成分を多く持つ波形(ディジタルデータ)の場合には、
前記帯域増幅手段11の有する、その基本波の3倍高調
波成分の発生を抑制する作用により、前記波形b中央部
の凹みAが生じることはない。
【0036】ところが、[111]や[000]のよう
に3ビットの1や0が続く場合や、[1111]や[0
000]のように4ビットの1や0が続けて伝送される
ような場合では、その基本波と3倍高調波までは伝送さ
れるが、5倍以上の高調波は伝送されないという周波数
スペクトルから見て特別なパターンに該当する。
に3ビットの1や0が続く場合や、[1111]や[0
000]のように4ビットの1や0が続けて伝送される
ような場合では、その基本波と3倍高調波までは伝送さ
れるが、5倍以上の高調波は伝送されないという周波数
スペクトルから見て特別なパターンに該当する。
【0037】しかしながら、1または0が、3ないし4
ビット連続して続くことは、パケット通信やHDLC等
のデータ通信において、開始または終了を示すフレーミ
ングコード(以降FCともいう)のように、よく見られ
るものの1つである。このため、この伝送パターンでの
受信誤りが多いと、結果として文字放送の受信性能に対
する影響は大きなものとなる。
ビット連続して続くことは、パケット通信やHDLC等
のデータ通信において、開始または終了を示すフレーミ
ングコード(以降FCともいう)のように、よく見られ
るものの1つである。このため、この伝送パターンでの
受信誤りが多いと、結果として文字放送の受信性能に対
する影響は大きなものとなる。
【0038】一般に、矩形波F(t)は、 F(t)=(4/π)・[SIN(t)+(1/3)・SIN(3t)+(1/5)・SIN(5t)+
……] により示される。そのため、もし、受信側の特性が理想
的であったとしても、前記図3に示したように、振幅C
を100%とすると凹みによって振幅Dは85%となっ
てしまう。
……] により示される。そのため、もし、受信側の特性が理想
的であったとしても、前記図3に示したように、振幅C
を100%とすると凹みによって振幅Dは85%となっ
てしまう。
【0039】前述の通り、一般的な受信回路においてデ
ィジタルデータ(テキストデータ)による文字を確実に
受信するためには、アイ開口率として50%以上が要求
される。このため、特性の良いチューナ・IF回路を用
いたとしてもアイ開口率は85%程度であるから、ノイ
ズマージンは35%程度となる。したがって、アイ開口
率を100%となるようにするためには、入力波(テキ
ストデータ)の基本波の振幅を12%程度増加させてや
ればよい。即ち、前記帯域増幅手段11のピーク利得が
1.12となるように、前記帯域増幅手段11を構成す
る減衰手段19の利得を設定すればよいことになる。
ィジタルデータ(テキストデータ)による文字を確実に
受信するためには、アイ開口率として50%以上が要求
される。このため、特性の良いチューナ・IF回路を用
いたとしてもアイ開口率は85%程度であるから、ノイ
ズマージンは35%程度となる。したがって、アイ開口
率を100%となるようにするためには、入力波(テキ
ストデータ)の基本波の振幅を12%程度増加させてや
ればよい。即ち、前記帯域増幅手段11のピーク利得が
1.12となるように、前記帯域増幅手段11を構成す
る減衰手段19の利得を設定すればよいことになる。
【0040】以上、従来のデータスライス回路の持つ問
題点、即ち、1や0が3ビットまたは4ビット続けて伝
送されるような前記特定パターンによるディジタル伝送
波では、その基本波と3倍高調波までは伝送されるが5
倍以上の高調波は伝送されないという特徴を有し、その
ため伝送波形に歪みを生じ、正確なデータスライスが行
えないという問題(欠点)に対する解決策について述べ
てきたが、実際にテレビジョン信号に重畳されて送信さ
れた電波を受信して得られるディジタル伝送波(信号)
では、正確なデータスライスが行えない原因として、既
述したような理由の他に、近接ゴーストなどの影響によ
って、前記ディジタル伝送波(信号)に波形歪みを生
じ、正確にデータをスライスできないという場合があ
る。
題点、即ち、1や0が3ビットまたは4ビット続けて伝
送されるような前記特定パターンによるディジタル伝送
波では、その基本波と3倍高調波までは伝送されるが5
倍以上の高調波は伝送されないという特徴を有し、その
ため伝送波形に歪みを生じ、正確なデータスライスが行
えないという問題(欠点)に対する解決策について述べ
てきたが、実際にテレビジョン信号に重畳されて送信さ
れた電波を受信して得られるディジタル伝送波(信号)
では、正確なデータスライスが行えない原因として、既
述したような理由の他に、近接ゴーストなどの影響によ
って、前記ディジタル伝送波(信号)に波形歪みを生
じ、正確にデータをスライスできないという場合があ
る。
【0041】次に、このような問題を解決するための方
法について説明を行う。既述したように、チューナ・I
F回路で行われる高域成分の補正や、前記近接ゴースト
などの影響により、前記図8の中央部に見られるFC
(1が3ビット連続している部分)のような凹みBがさ
らに強調されることがある。このような場合には、前記
帯域増幅手段11によって、文字情報クロック周波数の
1/6倍と1/8倍成分の利得を増加させることによっ
て改善することができる。
法について説明を行う。既述したように、チューナ・I
F回路で行われる高域成分の補正や、前記近接ゴースト
などの影響により、前記図8の中央部に見られるFC
(1が3ビット連続している部分)のような凹みBがさ
らに強調されることがある。このような場合には、前記
帯域増幅手段11によって、文字情報クロック周波数の
1/6倍と1/8倍成分の利得を増加させることによっ
て改善することができる。
【0042】一方、前記WST方式による文字放送で
は、クロック周波数として水平周波数fH の444倍を
使用している。このため、444fH/6 をピークとす
る帯域通過フィルタを得るために、遅延手段13,遅延
手段16,遅延手段18,遅延手段21の遅延時間は全
て432nSに設定している。
は、クロック周波数として水平周波数fH の444倍を
使用している。このため、444fH/6 をピークとす
る帯域通過フィルタを得るために、遅延手段13,遅延
手段16,遅延手段18,遅延手段21の遅延時間は全
て432nSに設定している。
【0043】また、前記遅延手段13,遅延手段16,
遅延手段18,遅延手段21をアナログ回路で構成する
場合には、例えばアナログ遅延線を使用し、ディジタル
回路で構成する場合には、例えばラッチ回路を使用する
ことで、何れも容易に実現することが可能である。
遅延手段18,遅延手段21をアナログ回路で構成する
場合には、例えばアナログ遅延線を使用し、ディジタル
回路で構成する場合には、例えばラッチ回路を使用する
ことで、何れも容易に実現することが可能である。
【0044】さらに、前記帯域増幅手段11は前記遅延
手段13,遅延手段16,遅延手段18,遅延手段21
で構成された帯域通過フィルタ以外のものを使用するこ
とも可能であり、例えばコイル,コンデンサ,抵抗等の
受動回路を使用して構成してもよい。
手段13,遅延手段16,遅延手段18,遅延手段21
で構成された帯域通過フィルタ以外のものを使用するこ
とも可能であり、例えばコイル,コンデンサ,抵抗等の
受動回路を使用して構成してもよい。
【0045】次に、図3は本発明であるデータスライス
回路の第2の実施の形態を示すブロック図である。
回路の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【0046】図3におけるデータスライス回路は、テキ
ストデータを含む映像信号を入力する入力端子10と、
入力された信号を432nSだけ遅延させて出力する遅
延手段13,25と、入力された信号を865nSだけ
遅延させて出力する遅延手段22と、加算手段23,2
6と、減算手段24と、映像信号から水平及び垂直同期
信号を検出しこれを基にテキストデータの重畳される期
間を検出しデータスライスを行うタイミングを出力する
同期発生手段12と、信号の所定レベル以上または所定
レベル以下を切り取るデータスライサ14と、スライス
後のデータを出力する出力端子15とにより構成され
る。また、前記遅延手段22,25と、前記加算手段2
3,26と、前記減算手段24とにより帯域増幅手段2
8が構成される。
ストデータを含む映像信号を入力する入力端子10と、
入力された信号を432nSだけ遅延させて出力する遅
延手段13,25と、入力された信号を865nSだけ
遅延させて出力する遅延手段22と、加算手段23,2
6と、減算手段24と、映像信号から水平及び垂直同期
信号を検出しこれを基にテキストデータの重畳される期
間を検出しデータスライスを行うタイミングを出力する
同期発生手段12と、信号の所定レベル以上または所定
レベル以下を切り取るデータスライサ14と、スライス
後のデータを出力する出力端子15とにより構成され
る。また、前記遅延手段22,25と、前記加算手段2
3,26と、前記減算手段24とにより帯域増幅手段2
8が構成される。
【0047】次に動作について説明する。入力端子10
に入力されたテキストデータを含む映像信号は、帯域増
幅手段28および同期発生手段12に供給される。帯域
増幅手段28に供給された前記映像信号は遅延手段22
に供給され、865nS遅延されて加算手段23に供給
される。また、加算手段23は、入力端子10からの入
力信号と前記遅延手段22からの信号を(2つの信号)
を加算し、減算手段24に供給する。そして、減算手段
24は、入力された信号のピーク周波数の振幅が2倍と
なっているので、前記加算手段23より供給された信号
の振幅の6%を加算手段26に供給する。
に入力されたテキストデータを含む映像信号は、帯域増
幅手段28および同期発生手段12に供給される。帯域
増幅手段28に供給された前記映像信号は遅延手段22
に供給され、865nS遅延されて加算手段23に供給
される。また、加算手段23は、入力端子10からの入
力信号と前記遅延手段22からの信号を(2つの信号)
を加算し、減算手段24に供給する。そして、減算手段
24は、入力された信号のピーク周波数の振幅が2倍と
なっているので、前記加算手段23より供給された信号
の振幅の6%を加算手段26に供給する。
【0048】一方、遅延手段22と加算手段23で構成
される帯域通過フィルタは、群遅延時間が約432nS
となるので、遅延手段25は前記入力端子10からの入
力映像信号を432nS遅延させて前記加算手段26に
供給する。また、加算手段26は、遅延手段25より供
給された信号と、前記減算手段24より供給された信号
とを加算し、データスライサー14に供給する。
される帯域通過フィルタは、群遅延時間が約432nS
となるので、遅延手段25は前記入力端子10からの入
力映像信号を432nS遅延させて前記加算手段26に
供給する。また、加算手段26は、遅延手段25より供
給された信号と、前記減算手段24より供給された信号
とを加算し、データスライサー14に供給する。
【0049】そして、同期発生回路12は、入力端子1
0から入力された映像信号から水平及び垂直同期信号を
検出し、これを基にテキストデータの伝送が可能な水平
期間を求め、タイミング信号として遅延手段13に出力
する。また、遅延手段13は前記タイミング信号を43
2nS遅延してデータスライサ14に出力する。そして
データスライサ14は、前記遅延手段13の出力するテ
キストデータの伝送タイミング信号に合わせて、前記加
算手段26の出力する映像信号に含まれるテキストデー
タのデータスライスを行って、出力端子15に出力す
る。
0から入力された映像信号から水平及び垂直同期信号を
検出し、これを基にテキストデータの伝送が可能な水平
期間を求め、タイミング信号として遅延手段13に出力
する。また、遅延手段13は前記タイミング信号を43
2nS遅延してデータスライサ14に出力する。そして
データスライサ14は、前記遅延手段13の出力するテ
キストデータの伝送タイミング信号に合わせて、前記加
算手段26の出力する映像信号に含まれるテキストデー
タのデータスライスを行って、出力端子15に出力す
る。
【0050】以上のようにすることで、図2に示すよう
な本発明における帯域増幅手段28からの出力信号波形
を得ることができ、この出力信号波形をデータスライサ
ー14を通すことで伝送誤りのない文字多重放送のため
のディジタルデータ(テキストデータ)を前記出力端子
15より得ることができる。
な本発明における帯域増幅手段28からの出力信号波形
を得ることができ、この出力信号波形をデータスライサ
ー14を通すことで伝送誤りのない文字多重放送のため
のディジタルデータ(テキストデータ)を前記出力端子
15より得ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、チュ
ーナ・IF回路の特性や、近接ゴーストなどの影響で、
映像信号に含まれるテキストデータ(ディジタルデー
タ)である1または0が、3ビットまたは4ビット続け
て伝送された場合などに現れる波形の凹みを、帯域増幅
手段によってデータスライスレベルから遠ざけ、この信
号を用いてデータスライスを行うようにすることによ
り、ノイズなどの外乱に対しても安定したデータスライ
スを行うことが可能となり、受信性能を改善することが
できる。
ーナ・IF回路の特性や、近接ゴーストなどの影響で、
映像信号に含まれるテキストデータ(ディジタルデー
タ)である1または0が、3ビットまたは4ビット続け
て伝送された場合などに現れる波形の凹みを、帯域増幅
手段によってデータスライスレベルから遠ざけ、この信
号を用いてデータスライスを行うようにすることによ
り、ノイズなどの外乱に対しても安定したデータスライ
スを行うことが可能となり、受信性能を改善することが
できる。
【図1】本発明のデータスライス回路の第1の実施の形
態を示すブロック図である。
態を示すブロック図である。
【図2】本発明における帯域増幅手段からの出力信号波
形を示すグラフである。
形を示すグラフである。
【図3】本発明のデータスライス回路の第2の実施の形
態を示すブロック図である。
態を示すブロック図である。
【図4】コード化された文字信号を受信しエンコードし
て再生文字信号を得る過程を示した図である。
て再生文字信号を得る過程を示した図である。
【図5】アイパターン特性を示した図である。
【図6】受信されるディジタルデータとして、1や0が
1ビットや2ビット毎に交互に繰り返されるような場合
において、受信矩形波に歪みが発生する不具合にい対し
て従来より行われている改善策を示すブロック図であ
る。
1ビットや2ビット毎に交互に繰り返されるような場合
において、受信矩形波に歪みが発生する不具合にい対し
て従来より行われている改善策を示すブロック図であ
る。
【図7】[111]や[000]のように3ビットの1
や0が続く場合や[1111]や[0000]のように
4ビットの1や0が続けて伝送されるような特定パター
ンを有する波形の従来の伝送特性を示したグラフであ
る。
や0が続く場合や[1111]や[0000]のように
4ビットの1や0が続けて伝送されるような特定パター
ンを有する波形の従来の伝送特性を示したグラフであ
る。
【図8】近接ゴーストの影響による伝送波形の一例を示
したグラフである。
したグラフである。
10 …入力端子 11 …帯域増幅手段 12 …同期発生手段 13,16,18,21…遅延手段 14 …データスライサ 15 …出力端子 17,20 …加算手段 19 …減算手段
Claims (5)
- 【請求項1】文字情報を含む映像信号を入力する手段
と、 文字情報クロック周波数の1/6倍と1/8倍の周波数
の何れか一方若しくは双方の周波数成分を増幅して出力
する帯域増幅手段と、 前記帯域増幅手段からの出力信号に含まれる文字情報デ
ータをスライスして出力するデータスライサとを具備し
たことを特徴とするデータスライス回路。 - 【請求項2】文字情報を含む映像信号を入力する入力手
段と、 前記映像信号を所定の時間遅延させる第1の遅延手段
と、 前記第1の遅延手段から出力された映像信号をさらに前
記第1の遅延手段と同じ時間だけ遅延させる第2の遅延
手段と、 前記映像信号を第1の倍率で増幅し、前記第1の遅延手
段から出力された映像信号を第2の倍率で増幅し、前記
第2の遅延手段から出力された映像信号を前記第1の倍
率で増幅した後、前記3つの出力信号を加算する第1の
加算手段と、 前記第1の加算手段から出力された信号を所定の割合だ
け通過させる減算手段と、 前記入力手段から入力された映像信号を前記第1の遅延
手段と同じ時間だけ遅延させる第3の遅延手段と、 前記第3の遅延手段からの信号と、前記減算手段からの
信号とを加算する第2の加算手段と、 前記入力手段から入力された映像信号から水平及び垂直
同期信号を検出し、前記文字情報信号の存在する水平期
間を求め、タイミング信号として出力する同期発生手段
と、 前記同期発生手段からのタイミング信号を前記第1の遅
延手段と同じ時間だけ遅延させる第4の遅延手段と、 前記第4の遅延手段から出力されるタイミング信号に基
づいて、前記第2の加算手段から出力される映像信号に
含まれる文字情報信号のデータスライスを行うデータス
ライサとを具備したことを特徴とするデータスライス回
路。 - 【請求項3】PAL方式放送におけるWST方式の文字
放送において、 前記第1の遅延手段における遅延時間は432nSであ
り、 前記第1の倍率は−1/4倍であり、 前記第2の倍率は1.2倍であり、 前記減算手段における信号を通過させる割合は12%で
あることを特徴とする請求項2に記載のデータスライス
回路。 - 【請求項4】文字情報を含む映像信号を入力する入力手
段と、 前記映像信号を所定の時間遅延させる第1の遅延手段
と、 前記入力手段からの映像信号と、前記第1の遅延手段か
ら出力された映像信号とを加算する第1の加算手段と、 前記第1の加算手段から出力された信号を所定の割合だ
け通過させる減算手段と、 前記入力手段から入力された映像信号を所定の時間遅延
させる第2の遅延手段と、 前記第2の遅延手段からの信号と、前記減算手段からの
信号とを加算する第2の加算手段と、 前記入力手段から入力された映像信号から水平及び垂直
同期信号を検出し、前記文字情報信号の存在する水平期
間を求め、タイミング信号として出力する同期発生手段
と、 前記同期発生手段からのタイミング信号を前記第2の遅
延手段と同じ時間だけ遅延させる第3の遅延手段と、 前記第3の遅延手段から出力されるタイミング信号に基
づいて、前記第2の加算手段から出力される映像信号に
含まれる文字情報信号のデータスライスを行うデータス
ライサとを具備したことを特徴とするデータスライス回
路。 - 【請求項5】PAL方式放送におけるWST方式の文字
放送において、 前記第1の遅延手段における遅延時間は865nSであ
り、 前記第2の遅延手段における遅延時間は432nSであ
り、 前記減算手段における信号を通過させる割合は6%であ
ることを特徴とする請求項4に記載のデータスライス回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7341256A JPH09182041A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | データスライス回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7341256A JPH09182041A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | データスライス回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09182041A true JPH09182041A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18344634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7341256A Pending JPH09182041A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | データスライス回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09182041A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008146454A1 (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Panasonic Corporation | 文字放送受信回路 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP7341256A patent/JPH09182041A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008146454A1 (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Panasonic Corporation | 文字放送受信回路 |
JPWO2008146454A1 (ja) * | 2007-05-28 | 2010-08-19 | パナソニック株式会社 | 文字放送受信回路 |
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