JPH07274042A - ビデオ搬送波と直交位相関係にある搬送波を変調する信号に於けるゴーストを抑圧する装置 - Google Patents

ビデオ搬送波と直交位相関係にある搬送波を変調する信号に於けるゴーストを抑圧する装置

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JPH07274042A
JPH07274042A JP6329166A JP32916694A JPH07274042A JP H07274042 A JPH07274042 A JP H07274042A JP 6329166 A JP6329166 A JP 6329166A JP 32916694 A JP32916694 A JP 32916694A JP H07274042 A JPH07274042 A JP H07274042A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、アナログ複合ビデオ信号によって
変調されるビデオ搬送波と直交位相関係で送信される補
助信号を回復する受信器に於て、それら補助信号のゴー
ストを抑圧することが可能な受信器を提供することを目
的とする。 【構成】 ディジタル情報を符号化する位相偏移キーイ
ングされた比較的低いパワーの信号と、ゴースト相殺基
準信号を選択された走査線に含む複合ビデオ信号が、互
いに直交位相関係にあるビデオ搬送波の位相で伝送され
る。ディジタル信号受信器はビデオ搬送波の第1の検出
を遂行して中間周波数信号を生成し、これは同相同期ビ
デオ検出器と直交位相同期ビデオ検出器による第2の検
出の前に増幅される。第1のゴースト相殺フィルタと第
1の等価フィルタとの直列結合が同相ビデオ検出器に続
き、第2のゴースト相殺フィルタと第2の等価フィルタ
とが直交位相ビデオ検出器に続く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ複合ビデオ信
号によって変調されるビデオ搬送波と直交位相関係で送
信される補助信号を回復する受信器に関し、より詳しく
は、それら補助信号のゴーストの抑圧に関し、例として
ディジタル信号を符号化することが可能である。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号を符号化する比較的低い
パワー(例えば、ノイズレベルより10dB上)の補助
信号は、もし適切な制限がディジタル信号フォーマット
に用いられるなら、複合ビデオ信号から生成されたテレ
ビジョン信号に無視できないほど明らかになることなく
複合ビデオ信号と混合されることが可能である。ディジ
タルデータを送信するVSB−AM画像搬送波と同一周
波数であるが、直交位相関係にある、抑圧された、残留
側波帯の、振幅変調された(VSB−AM)搬送波を使
用することが有利である。この処理は、ディジタルデー
タを回復するためにその直交位相搬送波の変調の同期検
出を可能にする。受信器のバンド幅が、残留側波帯全体
を含むに充分な場合、ディジタルデータを妨害信号とし
て伴う残余複合ビデオ信号は、0.75MHzの周波数まで
広がるベースバンドにかなりのエネルギーを有する。V
SB−AMビデオ搬送波が、両側側波帯振幅変調(DS
B−AM)搬送波から、単側波帯振幅変調(SSB−A
M)搬送波への遷移を開始するのは0.75MHzのあたり
であり、1.25MHzの周波数までエネルギー減少して残
留側波帯のロールオフが終了する。
【0003】A.L.R.Limberg, C.B.Patel及びT.Liuは、
ここに参照される「ディジタル信号が埋め込まれた修正
されたNTSCテレビ信号を処理する装置」なる名称の
1993年8月20日に出願された米国特許出願第08/108,311
号において、同一周波数のVSB−AMビデオ搬送波と
直交位相関係にあるVSB−AM搬送波の副搬送波の位
相偏移キーイング(PSK)変調を説明する。それらの
副搬送波の周波数は0.5走査線周波数の奇数倍であり、
それは、走査線周波数の倍数であるシンボルレートで供
給される直列ビットディジタルデータにしたがって位相
偏移キーイングされる。Limberg他は、変調された副搬
送波のフレームを2回、しかし、NTSCテレビジョン
信号の連続フレームの各連続ペアに於て反対の位相で、
送信することが好ましいと考える。人間の視覚システム
の応答スピードの限界及び受像管発光体のエレクトロル
ミネッセンスの崩壊から起因する平均化効果によって、
フレームペアでのデータのそのような反復は、スクリー
ンでの目視用に複合ビデオ信号から生成される画像に於
て、NTSCテレビ信号から検出される複合ビデオ信号
を伴うPSK副搬送波をより目立たなくする。フレーム
ペアでのデータのそのような反復はまた、連続テレビ画
像の静止部分に対応する複合ビデオ信号の輝度部分から
PSK副搬送波を分離するために、ディジタル信号受信
器においてフレーム櫛形フィルタリングを用いることの
理由付けを与える。Limberg他は、NTSCテレビ信号
の隣接する走査線の隣接するペアに於て逆位相であるデ
ィジタルデータ変調を反復することもまた好ましいと考
え、複合ビデオ信号の色部分からPSK副搬送波を分離
するディジタル信号受信器に於てライン櫛形フィルタリ
ングを用いる理由付けを与える。
【0004】Limberg他は、直交位相VSB−AMビデ
オ搬送波に対する同期ビデオ検出器に、ローパスライン
櫛形フィルタとハイパスフレーム櫛形フィルタの直列結
合が後続するディジタル信号受信器を説明する。ローパ
スライン櫛形フィルタは、0.5走査線周波数の奇数倍で
ある周波数を有するPSK副搬送波の周波数スペクトラ
ムを、NTSC信号の周波数スペクトラムの色信号部分
から分離するためであり、特に、適切に前処理フィルタ
リングされたNTSC信号を対象とする。ハイパスフレ
ーム櫛形フィルタは 0.5走査線周波数の奇数倍である周
波数を有するPSK副搬送波の周波数スペクトラムを、
NTSC信号の周波数スペクトラムの動きのない色信号
部分から分離するためである。Limberg他は、直列接続
されたハイパス櫛形フィルタの応答に於けるNTSC信
号の残余スペクトラムは、PSK信号を伴う妨害信号の
周波数スペクトラムとして考えることができることを示
唆する。従って、直列接続されたハイパス櫛形フィルタ
の応答に於けるNTSC信号の残余スペクトラムは、同
期シンボル検出によって弁別されることができる。
【0005】J.Yangは、彼の「直交位相ビデオ搬送波に
ディジタル信号を有するNTSCTV信号を処理する装
置」なる名称の1993年10月26日に出願された米国特許出
願第08/141,070号に於て、ビデオ搬送波と同一周波数で
直交位相関係にある抑圧された搬送波の2値位相偏移キ
ーイング(BPSK)変調を説明し、ここに参照され
る。ビデオ搬送波と直交位相関係にある抑圧された搬送
波は、副搬送波を使用することなく、直接に位相偏移キ
ーイングされる。Yangは、Limberg他が行ったように、
変調された副搬送波のフレームを2回、しかしNTSC
テレビ信号の連続フレームの各連続ペアに於て逆位相で
送信することを提案する。Yangは、約2MHzのバンド
幅に制限されるBPSK信号によって、櫛形フィルタリ
ングを用いることなく、輝度から色を分離するTV受信
器に於いて色のクロストークを避けることを提案する。
Yangは、バランス振幅変調器用のアナログ変調信号にデ
ィジタルからアナログ変換を行う前に、プリライン櫛形
パーシャルレスポンスフィルタに、送信されるデータを
通すことが好ましいと指摘する。これは、複合ビデオ信
号の輝度部分からPSK副搬送波を分離するために、デ
ィジタル信号受信器に於てライン櫛形フィルタリングが
なされるときに、そこに含まれる情報を保存するために
行われる。ディジタル信号受信器に於けるライン櫛形フ
ィルタリングは、ライン櫛形フィルタリングがビデオ信
号の1水平走査線の期間だけ遅延された信号を差分的に
線形結合する2タップのタイプである場合、パーシャル
レスポンスフィルタリングされた2値ディジタル信号を
3値ディジタル信号に変換する。ディジタル信号受信器
に於けるライン櫛形フィルタリングは、ライン櫛形フィ
ルタリングがビデオ信号の1水平走査線の期間及びビデ
オ信号の2水平走査線の期間だけ遅延された信号を差分
的に線形結合する3タップのタイプである場合、パーシ
ャルレスポンスフィルタリングされた2値ディジタル信
号を5値ディジタル信号に変換する。従って、複数レベ
ルシンボル決定回路が、櫛形フィルタリング応答からB
PSKによって送信されたビット直列ディジタルデータ
を回復するために必要となる。
【0006】J.Yang及びA.L.R.Limbergによる「TV信
号に埋め込まれたBPSKの"プリフレーム櫛形"及び"
プリライン櫛形"パーシャルレスポンスフィルタリン
グ」なる名称の現在継続中の米国特許出願は、ビデオ搬
送波と直交位相にある搬送波に対してBPSK変調信号
が生成されるビット直列データを処理するディジタル信
号送信器に使用される、プリライン櫛形パーシャルレス
ポンスフィルタと同様に、プリフレーム櫛形パーシャル
レスポンスフィルタを説明する。ディジタル信号受信器
に於けるライン櫛形フィルタリングは、ライン櫛形フィ
ルタリングがビデオ信号の1水平走査線の期間だけ遅延
された信号を差分的に線形結合する2タップのタイプで
ある場合、パーシャルレスポンスフィルタリングされた
2値ディジタル信号を5値ディジタル信号に変換する。
ディジタル信号受信器に於けるライン櫛形フィルタリン
グは、ライン櫛形フィルタリングがビデオ信号の1水平
走査線の期間及びビデオ信号の2水平走査線の期間だけ
遅延された信号を差分的に線形結合する3タップのタイ
プである場合、パーシャルレスポンスフィルタリングさ
れた2値ディジタル信号を9値ディジタル信号に変換す
る。
【0007】J.Yang及びA.L.R.Limbergによる「直交位
相ビデオ搬送波にNTSCと共に送信されるBPSK信
号を処理する装置」なる名称の現在継続中の米国特許出
願は、ビデオ搬送波と直交位相関係にある搬送波に対す
るBPSK変調信号であり、いかなるプリ櫛形フィルタ
パーシャルレスポンスフィルタリングもなしでビット直
列データから直接生成されるBPSK変調信号を説明す
る。この特許出願は、妨害残余輝度信号を抑圧するため
に、直交ビデオ検出器の後ろでハイパスフレーム櫛形フ
ィルタとハイパスライン櫛形フィルタとの直列結合を使
用し、櫛形フィルタリングによって引き起こされたデー
タ変形を修正するために、シンボル決定回路の後ろでポ
スト櫛形フィルタパーシャルレスポンスフィルタリング
を使用するディジタル信号受信器を説明する。
【0008】「TV信号内のディジタル信号のオーバー
サンプリングアナログ−ディジタル変換を行う受信器」
なる名称の1993年10月26日に出願された米国特許出願第
08/141,071号に於て、Yangのシステムに対する受信器が
T.V.Bolgerによって説明され、ここに参照される。それ
らの受信器は、オーバーサンプリングアナログ−ディジ
タル変換器を用いて直交位相ビデオ検出器の応答をディ
ジタル化する。ディジタル化された直交位相ビデオ検出
器応答は、残余複合ビデオ信号を抑圧するためにディジ
タルフレーム櫛形及びライン櫛形フィルタリングに適用
され、ここで、櫛形フィルタリング応答は、BPSKに
よって送信されるビット直列ディジタルデータを回復す
るために複数レベルシンボル決定回路に供給され、ビッ
ト直列ディジタルデータは、データに含まれるフォワー
ドエラー補正符号を用いてデータに含まれるディジタル
情報を補正する復号化器に供給される。
【0009】「TV信号に埋め込まれたディジタル信号
のシグマ−デルタ、アナログ−ディジタル変換を行う受
信器」なる名称の現在継続中の米国特許出願に於て、Ya
ngのシステムに対する受信器がJ.Yang、T.V.Bolger、A.
L.R.Limbergによって説明され、ここに参照される。そ
れらの受信器は、シグマ−デルタタイプのオーバーサン
プリングアナログ−ディジタル変換器を用いて直交位相
ビデオ検出器の応答をディジタル化する。好ましくは、
基本的複数ビット解像度フラッシュ変換器のビット解像
度は、シグマ−デルタ手順を使用することによって改良
されることができ、この手順に於て、基本的複数ビット
解像度ADC出力信号のただ1ビットのみが各オーバー
サンプリング段階の間にフィードバックの目的のために
アナログ信号に変換される。これはT.C.Leslie及びB.Si
nghによる論文「改善されたシグマ−デルタ変調器アー
キテクチャー」(1990 IEEE SYMPOSIUM ON CIRCUITS & S
YSTEMS, 90 CH 2868-8900000-0372, pp.372-375)に説
明され、ここに参照される。ディジタル化された直交位
相ビデオ検出器応答は、残余複合ビデオ信号を抑圧する
ためにディジタルフレーム櫛形及びライン櫛形フィルタ
リングに適用され、ここで、櫛形フィルタリング応答
は、BPSKによって送信されるビット直列ディジタル
データを回復するために複数レベルシンボル決定回路に
供給され、ビット直列ディジタルデータは、データに含
まれるフォワードエラー補正符号を用いてデータに含ま
れるディジタル情報を補正する復号化器に供給される。
【0010】上記の特許出願に説明される発明は、ここ
に説明されるもの同様、雇用範囲内でなされた発明の譲
渡に関する既存の雇用契約に従って、三星電子株式会社
に譲渡された。それらの特許出願に於ては、2値位相偏
移キーイング信号を生成するために使用されるビット直
列データが送信器に於て処理されるので、データに伴い
妨害信号として働く傾向がある複合ビデオ信号を抑圧す
るディジタル信号受信器に於て実行される櫛形フィルタ
リング処理によって、データは破壊されない。結合され
たNTSCテレビジョンとBPSK送信器の動作に関し
て、2値位相偏移キーイング信号を生成するために後で
使用されるビット直列データのパーシャルレスポンスフ
ィルタリングは、第08/108,311号を除き、上記米国特許
出願各々によって支持される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記特許出願に於て説
明されるディジタル受信器の全てに於て、一般的にゴー
ストと呼ばれる、多重経路効果に起因する再生ディジタ
ルデータに於けるエラーを軽減することは意味がある。
そのような効果はテレビジョン技術者によってよく知ら
れたものであり、無線放送或いは有線放送されるテレビ
ジョン画像に於て頻繁に発生する。
【0012】テレビジョン受信器が同期する信号は、そ
れが受信する信号の最も強いものであり、それは基準信
号と呼ばれ、通常は最短受信経路で受信される直接信号
である。他の経路で受信される多重経路信号は、従っ
て、通常は基準信号に対して遅延され、尾を引くゴース
ト画像として現れる。しかしながら、直接或いは最短経
路信号が、受信器が同期する信号でないことがあり得
る。受信器が反射(より長い経路)信号に同期すると
き、直接信号によって起こる先導ゴースト画像が存在す
るか、受信器が同期した反射信号より少ない遅延の他の
反射信号と直接信号とによって起こる複数の先導ゴース
トが存在する。多重経路のパラメータ、即ち、異経路応
答の数、異経路応答の相対的振幅、及び異経路応答の異
なったもの間の差分遅延時間は、場所によって異なり、
また同一の場所においてもチャンネルによって異なる。
それらのパラメータはまた時間変動する。
【0013】多重経路歪みの視覚的効果は、広義的に2
つのカテゴリーに分類され、チャンネルの周波数応答特
性の歪みと、多重画像である。両方の効果は、受信地点
に到着する多重経路信号間の時間及び振幅変動により発
生する。基準信号に関する多重経路信号の相対的遅延が
充分大きい場合、テレビジョンディスプレイ上で互いに
水平方向にずれた同一画像の多重コピーとして、視覚効
果が観測される。それらのコピーは、時に、すぐ後で説
明される「マイクロゴースト」と区別して「マクロゴー
スト」と呼ばれる。直接信号が支配的であり受信器が直
接信号に同期される通常の場合には、ゴースト画像は、
異なった位置、強度、及び極性で右にずれる。それら
は、尾を引くゴースト或いは「ポストゴースト」画像と
して知られる。受信器が反射信号に同期する頻度として
はより少ない場合に於ては、基準画像の左にずれた一つ
或いはそれ以上のゴースト画像が存在する。それらは、
先導ゴースト或いは「プリゴースト」として知られる。
【0014】基準信号に関して比較的短い遅延の多重信
号は、支配的画像に分離して識別可能なコピーを発生す
ることはないが、チャンネルの周波数応答特性に歪みを
もたらす。この場合の視覚的効果は、増加された或いは
減少された画像の鮮鋭度、及びある場合には画像情報の
損失として観測される。それらの短い遅延のクローズイ
ン或いは近隣ゴーストは、一般的に、アンテナリード引
き込みや有線テレビジョンドロップケーブルなどのよう
に終端接続されなかったり或いは誤って終端接続された
ラジオ周波数伝送線によって引き起こされる。有線テレ
ビジョン環境の場合、異なった長さの複数の誤って終端
接続されたドロップケーブルを有することによって導入
される反射から引き起こされる複数のクローズインゴー
ストを有することがあり得る。そのような多重クローズ
インゴーストは、頻繁に、「マイクロゴースト」と呼ば
れる。
【0015】長い多重経路効果或いはマクロゴースト
は、典型的には、相殺方法によって軽減される。短い多
重経路効果或いはマイクロゴーストは、一般的に、ビデ
オ周波数応答のピーク化及び/或いはグループ遅延補償
による波形等価によって軽減される。送信されるテレビ
ジョン信号の特性は予め知られているので、理論的に
は、ゴースト信号検出及び相殺のシステムに於て、その
ような特性を利用することは可能である。しかしなが
ら、様々な問題点がこのアプローチを制限する。代わり
に、例えば、ビデオの目的のためには現在使用されてい
ないTV信号のセクションに位置された基準信号を反復
的に送信し、ゴースト信号抑圧を準備する前に、ゴース
ト信号検出のためにこの基準信号を利用するのが好まし
いことが発見された。典型的には、垂直帰線消去のライ
ンが利用される。そのような信号は、以下、ゴーストキ
ャンセリングリファレンス(GCR)信号を呼ばれ、様
々な異なったGCR信号が、特許及び他の技術文献に説
明される。
【0016】ベッセルパルスチャープ信号は、アメリカ
合衆国でのテレビジョン放送の結果的な標準であるGC
R信号に於て用いられる。ベッセルパルスチャープ信号
に於けるエネルギー分布は、ビデオ周波数バンドにわた
って連続的に広がる平坦な周波数スペクトラムを有す
る。チャープは最も低い周波数で始まり、そこから4.1
MHzの最も高い周波数まで周波数領域を上方にスイー
プする。チャープは、各フィールドの19番目のライン
が好まれる選択されたVBIラインの初めの半分に挿入
される。+30IREペデスタルにあるチャープは、−
10から+70IREまで振れ、先行する水平同期パル
スの後縁エッジの後、所定の時間で開始する。チャープ
信号は、8番目のフィールド周期に於て現れ、そこに於
て、第1、第3、第5、及び第7フィールドは、正とし
て定義される色バーストの極性を有し、第2、第4、第
6、及び第8フィールドは、負として定義される色バー
ストの極性を有する。第8フィールド周期の第1、第
3、第6、及び第8フィールドに現れるチャープ信号E
TPの初期ローブは、+30IREペデスタルから+7
0IREレベルまで上方に振れる。第8フィールド周期
の第2、第4、第5、及び第7フィールドに現れるチャ
ープ信号ETRの初期ローブは、+30IREペデスタ
ルから−10IREレベルまで下方に振れ、またETP
チャープ信号の補集合である。
【0017】テレビジョン受信器のゴーストを除去する
方法は、送信されたGCR信号が、他のテレビジョン信
号と同一の多重歪みを受けることを前提とする。受信器
の回路は、受信された歪んだGCR信号を検査し、歪み
のないGCR信号の知識を用いて、多重歪みをキャンセ
ルし或いは少なくとも大幅に減衰させるために適応フィ
ルタを構築することができる。GCR信号は、VBI
(好ましくは1を越えないTVライン)に於て時間を費
やすべきでないが、受信器の回路が多重経路歪みを解析
し歪みをキャンセルする補償フィルタを構築することを
可能にするに充分な情報を含むべきである。GCR信号
は、ゴースト相殺フィルタの調整可能な重み係数を計算
するテレビジョン受信器に於て使用され、このゴースト
相殺フィルタを通って、ビデオ検出器からの複合ビデオ
信号が通過し、ゴースト抑圧された応答を供給する。ゴ
ースト相殺フィルタは調整されて、ゴーストを発生する
伝送媒体のものに補完的であるフィルタ特性を有するよ
うにされる。GCR信号は、ゴースト相殺フィルタに直
列に結合される等価フィルタの調整可能な重み係数を計
算するために更に使用され、送信残留側波帯振幅変調
器、受容媒体、テレビジョン受信器フロントエンド、及
び直列結合されたゴースト相殺及び等価フィルタを通る
完全な受信経路にわたって、本質的に平坦な周波数スペ
クトラム応答(或いは他の好ましい周波数スペクトラム
応答)を提供する。
【0018】従来のアナログテレビジョン信号に埋め込
まれたディジタル信号を受信するディジタル信号受信器
に於て、ディジタル信号を回復するための直交位相ビデ
オ検出器に加えて、同相ビデオ検出器を使用してVSB
ビデオ搬送波の振幅を変調する複合ビデオ信号を検出す
ることには利点がある。複合ビデオ信号に対する同期パ
ルスは、大量の有益なタイミング情報を含んでおり、そ
れは、データフレーム、データ行、及び近似的PSKシ
ンボル位置を規定するのに使用され得る。このタイミン
グ情報はまた、複合ビデオ信号の妨害残余を抑圧するた
めに、直交位相ビデオ検出器によって検出される信号の
フレーム櫛形及びライン櫛形フィルタリングを制御する
ために使用される。それらの残余は、VSB−AMビデ
オ搬送波が、両側側波帯振幅変調(DSB−AM)搬送
波から、片側側波帯振幅変調(SSB−AM)搬送波へ
の遷移を開始する0.75MHz周波数より上にあり、残留
側波帯のロールオフが完了する1.25MHz周波数まで増
大されたエネルギーを示す。各フィールドの19番目の
走査線に送信されたGCR信号は、データフレームを互
いに関連付けるに有効なモジュロ8フィールド(或いは
1/2フレームカウント)に関する情報を提供する。同相
ビデオ検出器は、有利なことに、いずれにせよディジタ
ル信号受信器に含まれているので、各フィールドの19
番目走査線から検出されるGCR信号が、伝送チャンネ
ルに於ける多重経路を計算するための基として利用でき
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明にしたがって、ビ
デオ搬送波に直交位相の搬送波の変調側波帯に対する多
重経路条件が、ビデオ搬送波それ自身の変調側波帯に対
すると同一であることを前提とする方法を用いて、ディ
ジタル信号受信器に於てゴーストが除去される。ディジ
タル信号受信器に於ける同相ビデオ検出器は、第1のゴ
ースト相殺フィルタと第1の等価フィルタの第1の直列
フィルタ結合によって後続される。ディジタル信号受信
器の直交位相ビデオ検出器は、第2のゴースト相殺フィ
ルタと第2の等価フィルタの第2の直列フィルタ結合に
よって後続される。ゲーティング回路は、第1の直列フ
ィルタ結合のビデオ信号応答からのゴースト相殺基準信
号を含む走査線を選択する。走査線は蓄積されて、マイ
クロコンピュータによる使用のため、分離されゴースト
化されたゴースト相殺基準信号を生成する。第1及び第
2のゴースト相殺フィルタの調整可能なパラメータは、
マイクロコンピュータでなされた計算に応じて並列に調
整され、第1及び第2の等価フィルタの調整可能なパラ
メータは、マイクロコンピュータでなされた更なる計算
に応じて並列に調整される。第1の直列フィルタ結合の
応答に於けるゴーストは、繰り返しフィードバックによ
って軽減される。第2の直列フィルタ結合の応答に於け
るゴーストは、第1の直列フィルタ結合の応答に於ける
ゴーストの軽減と類似に軽減される。
【0020】
【実施例】図1にアンテナ42のような手段からその中
に埋め込まれたディジタル信号を有するテレビジョン信
号を受け、埋め込まれたディジタル信号を抽出するディ
ジタル信号受信機40を示す。チューナー43はその中
の第一の検出器により検出されるべきテレビジョンチャ
ンネルを選択し、その第一の検出器は選択されたテレビ
ジョン信号を中間周波数のセット及び周波数の画像セッ
トに変換する従来技術のスーパーヘテロダイン型の同調
可能なダウンコンバーターである。ビデオ中間周波数
(IF)フィルタ44は中間周波数(IF)増幅器45
に入力信号としてビデオ中間周波数を印加するよう選択
し、周波数の画像セットを除去する。現行の習慣に従っ
て、専用の表面弾性波(SAW)フィルタは中間段階の
同調なしに多段階増幅器としてビデオIFフィルタ44
用に及びモノリシック集積回路(IC)内のビデオIF
増幅器45を構成するよう用いられうる。ビデオIF増
幅器45は増幅されたビデオIF信号を同相同期ビデオ
検出器46及び直交位相同期ビデオ検出器47に供給す
る。45.75MHzの公称IFビデオ搬送周波数で発
振する発振器48は位相偏移なしに同相同期ビデオ検出
器46に及びシフトネットワーク49により供される9
0°の遅れのある位相偏移で直交位相同期ビデオ検出器
47にそれの発振を供給する。発振器48は直交位相同
期ビデオ検出器47の出力信号に応答する自動周波数及
び位相制御(AFPC)を有する。同期ビデオ検出器4
6、47はビデオIF増幅器45及びIC内の発振器4
8の部分と共に専ら含まれる。ビデオ検出器46、47
のそれぞれは増強された搬送波型又は真の同期型のどち
らかである。同相同期ビデオ検出器46により再生され
た同相改良複合ビデオ信号は水平同期分離器50及び垂
直同期分離器51に供給され、これらは同相改良複合ビ
デオ信号から水平及び垂直同期パルスをそれぞれ再生す
る。
【0021】上記のディジタル信号受信機40の特徴は
TV受信機の設計の当業者には一般に良く知られている
が、ビデオIFフィルタ44はわずか約3.5MHzの
幅で、約45.25MHzに中心を持つよう作られるの
が好ましい。このビデオIFフィルタ44は直交位相ビ
デオ検出器47の後の音トラップフィルタ処理の必要な
しにチャンネル内及びチャンネルに近い音の両方を除去
するよう設けられる。このビデオIFフィルタは同相ビ
デオ検出器46により検出されたビデオ信号及び直交位
相ビデオ検出器により検出された残りの複合ビデオ信号
の色成分をもまた除去する。直交位相ビデオ検出器47
のバンド幅はシンボルレートより若干広くしなければな
らず、それによりBPSK応答の「尾引き」の高い周波
数を減衰させない。直交位相ビデオ検出器47は750
kHz以上の周波数でNTSC複合ビデオ信号のこれら
の部分のみにより伴われたキーイング信号を検出する。
【0022】実際にはディジタル信号受信機40は通常
ゴースト抑圧回路を含み、それは図1に示すように別の
明確な物ではなく、図2を参照して以下に更に詳細に説
明する。同相及び直交位相ビデオ検出器46、47のそ
れぞれはそれ自体の同期検出の後に他のビデオ検出器内
にそれ自体含まれる同期検出器後に用いられるのと類似
のゴースト相殺及び等化フィルタをそれぞれ含む。2つ
のゴースト相殺フィルタの調整可能なパラメーターはコ
ンピュータ内でなされた計算に平行して反応するよう調
整され、2つの等化フィルタの調整可能パラメーターは
コンピュータ内でなされた計算に平行して反応するよう
また調整される。それの制限されたIFバンド幅の故に
ディジタル信号受信機内で送信される時には4.1MH
zの周波数まで延在するが、わずか2.5MHz位に延
在するゴースト相殺基準(GCR)信号は同相同期ビデ
オ検出器46により検出されたビデオ信号の選択された
垂直帰線消去間隔(VBI)走査線から抽出される。G
CR信号はディジタル化され、ゴースト相殺及び等化フ
ィルタの調整可能なパラメーターを計算するようコンピ
ュータに入力信号として供給される。代替的に又は付加
的に直交位相ビデオ検出器47の直流又は低周波数成分
では応答はゴースト相殺フィルタの調整可能なパラメー
ターを計算する基礎として検出され、用いられる。
【0023】図1のディジタル信号受信機40ではシン
ボル当たりのサンプルカウント信号は電圧制御発振器5
7から受けられた正弦波の発振に応答してゼロ交差検出
器56により生成されるパルスをカウントするシンボル
当たりのサンプルカウンタ52により生成される。シン
ボル当たりのサンプルカウンタ52は4つの段階を有
し、発振器57の発振の各16の軸交差の平均にオーバ
ーフローキャリーを供給する。シンボルカウント信号は
シンボル当たりのサンプルカウンタ52からのオーバー
フローキャリーをカウントするシンボルカウンタ53に
より生成される。復号器55はゼロ交差検出器56によ
りカウンタ52及び53をリセットするパルスを生成す
るようシンボルカウントを255に達するまで復号し、
シンボル当たりのサンプルカウント及びシンボルカウン
トの両方を算術数ゼロに戻す。復号器55に生成された
パルスは水平同期分離器50により分離された水平同期
パルスHと比較されるようAFPC検出器59に供給さ
れ、制御遅延ライン57によりシンボル間隔の長さの何
分の一かに遅延される。比較の結果は自動周波数及び位
相制御(AFPC)電圧信号をVCO57に印加するた
めに生成するようAFPC検出器59内でローパスフィ
ルタリングされる。これらの配置はラインロックVCO
57から供給される発振の周波数を走査線周波数fH の
16x256=4096倍、又は64447545Hz
になるように制御する。「ラインロック」という用語は
それの発振が15734264Hz走査線周波数に対す
る一定のレートに維持される制御された発振手段に関し
て用いられる。これはそれの周波数を適切なカウントに
より割算されるように水平同期パルスと比較するAFP
C回路により専らなされる。
【0024】キーイング信号及び直交位相ビデオ検出器
47により検出された750kHz以上の周波数でNT
SC複合ビデオ信号のそれに伴う部分は整合フィルタ6
0に供給され、それはキーイング信号に応答するが、そ
れに伴う複合ビデオ信号の750kHz以上の周波数成
分については選択された部分のみに応答する。整合フィ
ルタ60はシンボル間の干渉を減少するのに充分なPS
Kバンド幅に延在するよう送信機内の遷移整形フィルタ
のロールオフに整合するピーク応答を示す。整合フィル
タ60からの応答は好ましくはオーバーサンプリング型
のアナログ/ディジタル変換器(ADC)61に対する
入力信号として印加される。直交位相ビデオ検出器47
は実質的に750kHz以下の複合ビデオ信号周波数を
再生せず、BPSKコーディングはそれがゼロ周波数成
分を有さないようにされる。750kHz以上の周波数
の多くの出力のないTV画像の送信中には直交位相同期
ビデオ検出器47応答のBPSK部分は1の極性から他
の部分へと変わる。それでADC61は正及び負の極性
のどちらかのアナログ信号をディジタル化しうる型であ
る。更に詳しくはADC61は好ましくはT.C.Leslie及
びB.Singh著の論文「改善されたシグマ−デルタ変調器
アーキテクチャー」1990IEEE SYMPOSIUM ONCIRCUITS &
SYSTEMS, 90 CH 2868-8900000-0372 pp.372-375に記載
されるような単一ビットフィードバックを有する多ビッ
トのシグマ−デルタ変換器である。8ビット分解能(こ
れは適正な価格である)のフラッシュ変換器は第二のオ
ーダーのシグマ−デルタフィードバックループ内でエラ
ー信号をサンプルし、単一ビットフィードバックはディ
ジタル/アナログ変換器エラーを最小化するよう用いら
れる。第二のオーダーのシグマ−デルタフィードバック
ループは無条件に安定である。エラー信号は特定の例で
は16:1のオーバーサンプリングレートに対して水平
走査線レートfH の256倍のシンボルレートの16倍
でそれが発振器57からの発振が上記方向での平均軸と
交差するのを検出する度毎にゼロ交差検出器56からラ
イン62上で受けられるパルスを毎回サンプリングする
ようサンプルされる。フラッシュ変換器のディジタル出
力は変換器61内のFIRローパスフィルタに供給さ
れ、このフィルタのディジタル応答はシンボル当たりの
サンプルカウンタ52のキャリーオーバーフローからの
パルスがライン63上で受けられる度毎にサンプリング
するサブサンプル器により16:1にサブサンプルされ
る。この間引きは以下に示すディジタル櫛形フィルタの
遅延部分で要求される格納性能の容量を減少する。最適
位相でのシンボルレートでのサブサンプリングは同期シ
ンボル検出の形を取り、それはシンボルレートでの変化
を示す複合ビデオ信号の成分への応答を抑圧するが、直
交位相ではシンボルレートでのサンプリングである。サ
ブサンプル器に先行するローパスフィルタは色信号周波
数を抑圧する。
【0025】ライン62上のゼロ交差検出器56により
供給されるパルスに応答してサンプリングする単一ビッ
トADC64は整合フィルタ60の応答の極性の符号ビ
ットを示すよう供給するよう応答する整合フィルタ60
に応答する。その符号ビット及びビットラッチ65内の
1のサンプルカウントにより遅延されるその符号ビット
は排他的ORゲート66へのそれぞれの入力として供給
される。XORゲート66は整合フィルタ60の応答を
検出し、この検出の結果をパルス位相弁別器67に供給
する。パルス位相弁別器67はゼロ交差検出器56によ
る制御発振器57の発振のゼロ交差に関する適切な同期
からXORゲート66により検出される整合フィルタ6
0応答のゼロ交差のズレを選択的に検出する。サンプル
され保持され、それにより制御遅延ライン58を遅延す
るよう調整する制御信号を生成するようなパルス位相弁
別器67ローパスフィルタのこれらの選択的に検出され
たズレはAFPC検出器59に印加される水平同期パル
スHを供給する。パルス位相弁別器67による選択的な
検出は直交位相ビデオ検出器47の複合ビデオ信号に対
する応答がゼロ値化されると予想される時に垂直帰線消
去期間の部分の間になされる。従って第二のオーダーの
シグマ−デルタエラー信号のそれのディジタル化中にA
DC61内のフラッシュ変換器によりオーバーサンプリ
ングの同期は最小のシンボル間干渉で調整される。
【0026】ラインロック発振器の同期の調整のための
配置は本発明の発明者の共同研究者のJung−Wan
Koにより開発された型のものである。制御遅延ライ
ン57から供給された適合的に遅延された水平同期パル
スHに関する制御発振器57の発振の周波数を制御し、
同期をとるAFPCループは位相調整中の「グリッチ」
又は周期性の顕著な短縮を示すADCクロッキングを回
避するフィルタ機能を提供する。そのようなグリッチは
精密な位相調整がADCクロッキングそれ自身で企てら
れた場合に生ずる。
【0027】垂直同期分離器51はそれの閾値電圧が垂
直同期パルスが5と2分の1の走査線以上及び6と2分
の1の走査線以下にわたり統合される時にのみ閾値検出
器68に対する分離された垂直同期パルスVに対する
「損失のある」統合された応答を供給する。閾値検出器
68はそれの入力信号がそれの閾値電圧を超えた時にの
み1が、さもなければ0が第一の入力信号としてAND
ゲート69の2つの入力に供給される信号を出力する。
復号器55は各データ列(水平走査線の終了点で)内で
シンボルカウントの最終値に対して1を、さもなければ
0を生成する。検出器55はそれへの第二の入力として
その出力信号をANDゲート69に供給する。ANDゲ
ート69は各エッジに応答するそれぞれのデータフレー
ム終了パルスを供給するように複合ビデオ信号フレーム
の最初のフィールドの始めに発生する垂直パルスのこれ
らの後縁エッジに応答するが、それぞれ最初と最後のフ
レームのフィールド間で発生する垂直パルスのこれらの
後縁エッジには応答しない。ANDゲート69応答内の
データフレーム終了信号は送信機でのデータフレームカ
ウント信号から1走査線オフセットされた再生されたデ
ータフレームカウント信号を進めるようにカウント入力
信号(CI)としてモジュロ2データフレームカウンタ
70に供給される。データフレームカウンタ70をリセ
ットするフレーム同期器71は図3を参照して以下に詳
細に説明する。
【0028】ANDゲート69応答内のデータフレーム
終了パルスはリセット(R)信号としてそれの出力信号
が、524であるべきそれを算術ゼロにするよう再生さ
れるデータ行カウントをリセットするようデータ行カウ
ンタ72にまた印加される。データ行カウンタ72は水
平同期分離器50から供給される水平同期パルスHをカ
ウントするよう接続される。データ行カウントはビデオ
検出器46、47内の等化及びゴースト相殺フィルタの
調節可能フィルタパラメーターを計算するコンピュータ
(図1には明示せず)に対してデータを収集する回路
(図1には明示せず)内のGCR信号を含むVBI走査
線の選択を制御するよう用られる。
【0029】データ分離及び検出回路76は入力信号と
してADC61のディジタル応答を受ける。データ分離
及び検出回路76の特定の具体例は本発明の「従来技
術」で説明した。データ分離及び検出回路76はビット
直列ディジタル出力信号を供する。それぞれの奇数デー
タフレーム中に送信されたPSK信号は次の偶数データ
フレーム中に反対の意味の変調で繰り返されると仮定す
ると、レートバッファ77はPSKシンボルレートで回
路76から供給されるビット直列ディジタル出力信号を
有する1つおきのデータフレームに書き込まれる。レー
トバッファ77はエラー補正符号復号器78にPSKシ
ンボルレートの半分でそれ自身のビット直列ディジタル
出力信号を供給するよう連続的に読み取られる。復号器
78はそれの直列ビットディジタル入力データをパラレ
ルビットの形に変換し、ディジタル信号受信機40の出
力データである補正されたディジタルデータを供給する
ようその中のエラーを補正する。
【0030】好ましくは、フォワードエラー補正符号は
改良されたリードソロモン型であり、ディジタル信号は
PSKに変換される前にデータフレーム毎にインターリ
ーブされる。そのような場合にレートバッファ77はそ
の中に格納される2フレームを含み、デインターリーブ
器として動作される。レートバッファ77はデータフレ
ームペアの交互の1つ上にその中に格納される2フレー
ムの異なる1つを書き込み、書き込むよう選択されてい
ないこれらの2つのフレーム格納の1つを読み取るよう
データフレームカウントの上位ビットにより条件づけら
れる。データフレームカウントの下位ビットは各データ
フレームペア内の許可データフレームがデインターリー
ブ器として動作されるレートバッファ77内に書き込ま
れた時に決定される。書き込むよう選択するデータフレ
ームカウントの上位ビットに格納するフレームに対する
書き込みアドレスはカウンタ72により供給されるデー
タ行カウント及びカウンタ53により供給されるデータ
行当たりのシンボルカウントから形成される。シンボル
当たりのサンプルカウンタ52からのキャリーオーバー
フローパルスはデータ列カウントを生成するようデータ
列カウンタによりカウントされる。カウンタ73、74
は1になるように応答するANDゲート69により各デ
ータフレームの開始点での初期カウントにリセットされ
る。データ列カウント及び列当たりのシンボルカウント
は共にデータフレームカウントの上位ビットがエラー補
正符号復号器78にデインターリーブされた直列ビット
データを読みだすよう選択されるデインターリーバーと
して動作されるレートバッファ77内のフレーム格納に
対して読み出しアドレッシングを提供する。
【0031】図2に図1内のディジタル信号受信機に含
まれるゴースト抑圧回路を示し、そのゴースト抑圧回路
はアメリカ合衆国内で標準であるゴースト相殺基準(G
CR)信号を用いるよう設計される。図2、3及び4を
参照して記載されたゴースト抑圧回路はビデオIFフィ
ルタ45が次に高いチャンネル数を有する隣接するチャ
ンネルを排除するディジタル信号受信機に適切である。
各GCR信号のベッセルパルスチャープ成分は最低周波
数から始まり、それから4.1MHzの最高周波数まで
周波数内で上方にスイープするチャープを有するビデオ
周波数帯を連続して横切るよう延在する平坦な周波数ス
ペクトルを有する。好ましい設計ではビデオIFフィル
タ44のより低いカットオフ周波数は2MHz位を越え
る同相ビデオ検出器46により検出される各GCR信号
のベッセルパルスチャープ成分をロールオフするのに充
分高い周波数である。
【0032】図2に同相ビデオ検出器46により検出さ
れた複合ビデオ信号及びその中に埋め込まれた残余のP
SK副搬送波が図1を参照して記載された上記ADC6
1と類似の構成及び動作のアナログ/ディジタル変換器
104によりディジタル化されるのを示す。図2にAD
C104がIIR型の適応フィルタであるポストゴース
ト相殺フィルタ105;FIR型の適応フィルタである
プリゴースト相殺フィルタ106;及びFIR型の適応
フィルタである等化フィルタ107のカスケード接続へ
の入力信号としてその中に埋め込まれた残余のPSK有
するディジタル化された同相複合ビデオ信号を供給する
のを示す。等化フィルタ107の応答は図1のディジタ
ル信号受信機の水平同期分離器50及び垂直同期分離器
51に印加するようディジタル/アナログ変換器108
によりアナログの形に逆変換される。
【0033】図1と同様に図2にPSK副搬送波及び直
交位相ビデオ検出器47により検出され、整合フィルタ
60によりフィルタされる複合ビデオ信号のより高い周
波数はアナログ/ディジタル変換器61によりディジタ
ル化されるのを示す。ADC61からの出力信号は入力
信号としてポストゴースト相殺フィルタ109のカスケ
ード接続に印加され、そのフィルタはポストゴースト相
殺フィルタ105;プリゴースト相殺フィルタ110と
類似であり、そのフィルタはプリゴースト相殺フィルタ
106;及び等化フィルタ111と類似であり、そのフ
ィルタは等化フィルタ107と類似である。等化フィル
タ111の応答は入力信号として図1のデータ分離及び
検出回路76に供給される。
【0034】フィルタ係数コンピュータ112は適応フ
ィルタ105乃至107及び109乃至111に対する
重み係数を計算する。これらの重み係数は2進数であ
り、これをフィルタ係数コンピュータ112がディジタ
ルフィルタ105乃至107及び109乃至111のレ
ジスタ内に書き込む。IIRフィルタ105及び109
ではそれのレジスタ内に格納された重み係数は掛け算さ
れる信号として種々の遅延量を有するフィルタ出力信号
を受けるディジタル掛け算器に対して掛け算器信号とし
て用いられる。ディジタル掛け算器からの生成信号はI
IRフィルタ応答を生成するようディジタル加算/減算
器回路内で代数的に結合される。それぞれのFIRフィ
ルタ106、107、110、111ではそれのレジス
タ内に格納された重み係数はディジタル掛け算器が掛け
算される信号として種々の遅延量を有するフィルタ入力
信号を受けるように用いられる。それぞれのFIRフィ
ルタ106、107、110、111ではディジタル掛
け算器からの生成信号はFIRフィルタの重み付けられ
た和の応答特性を生成するようディジタル加算/減算器
回路内で代数的に結合される。
【0035】FIRフィルタ106、107、110、
111のタップの数はゴースト相殺が要求される範囲に
依存する。フィルタコストを商品としての制限内に維持
するために特にFIRフィルタ106及び110は直接
の信号から6マイクロ秒だけ変位したゴーストをキャン
セルするそれぞれ周辺64タップを有する。周波数等化
に用いられるFIRフィルタ107及び111はそれぞ
れ32位のタップを有する必要があるのみである。FI
Rフィルタ107及び111は典型的には3.6MHz
で20dBだけロールオフされうるが、通常3.6MH
zでロールオフが10dBより少ない帶域内ビデオ応答
を補正するよう要求される。ロールオフは通常空中以外
の受信ではアンテナの不正確な向きに帰しうる。カスケ
ードされたFIRフィルタ106、107はカスケード
されたFIRフィルタ110,111のように約80タ
ップを有する単一FIRフィルタにより設計上で代替さ
れる。
【0036】直接の信号から40マイクロ秒だけ変位し
た全レンジにわたりポストゴーストをキャンセルするよ
う要求されるIIRポストゴースト相殺フィルタ105
及び109はそれぞれ600タップを有する。しかしな
がらポストゴーストは通常オーバーラップせず、離散的
な変位で発生するのでフィルタ105、109のこれら
タップの多くに対する重み係数はゼロの値又はそれに近
い。IIRフィルタ105、109内のタップされた遅
延ラインのそれぞれは、プログラム可能な「バルク」遅
延装置と混合された約10タップの遅延ラインのカスケ
ード接続として通常設計され、時に「疎重みづけ」フィ
ルタと称されるフィルタ105、109の各々を形成す
る。約10タップの遅延ラインは重み付けのために信号
をディジタル掛け算器に供給する。それぞれの約10タ
ップの遅延ラインの連続したタップ間の増加する遅延は
半シンボル間隔である。プログラム可能なバルク遅延装
置は2進数で表された制御信号に応答して制御されうる
相互に連結したそれぞれ種々の長さの遅延ラインからな
る。そのような疎重み付けフィルタはプログラム可能な
遅延装置の遅延を特定する2進数に対するレジスタを含
み、そのレジスタの内容はフィルタ係数コンピュータ1
12によりまた制御される。 IIRフィルタ105及
び109は、同一のセットのレジスタが、両フィルタに
対する重み係数とバルク遅延プログラミング情報とを格
納する集積装置に含まれることが可能である。FIRフ
ィルタ106及び110は、同一のセットのレジスタ
が、両フィルタに対する重み係数を格納する集積装置に
含まれることが可能である。
【0037】図2に於て、垂直同期分離器51によって
分離される垂直同期パルスは、モジュロ8フィールドカ
ウントを生成する3ステージフィールドカウンタ113
によって、モジュロ8計数される。この2ステージフィ
ールドカウンタ113の2つのステージは、図1のデー
タフレームカウンタ70である。カウンタ113の第1
のステージは、モジュロ2データフレームペアカウント
に対応する係数を生成し、これは、2つのフレーム格納
のうちの書き込まれ及び読み出される方を選択するため
に、レートバッファ77によって使用される。カウンタ
113の中間ステージは、モジュロ2データフレームカ
ウントに対応する係数を生成し、これは、書き込みに選
択された2つのフレーム格納のうちの一つに対する、更
なる書き込み可能信号として図1のレートバッファ77
によって使用される。モジュロ8フィールドカウント、
カウンタ53からのデータ行あたりシンボルカウント、
及びカウンタ64からのデータ行カウントが、動作タイ
ミングに使用するために、フィルタ係数コンピュータ1
12に利用可能であるが、それらのカウントをコンピュ
ータ112に供給するための結合は、図2からはその複
雑性を減ずるために省略される。復号化器114及び1
15は、各々、19及び251であるビデオ信号ライン
カウントに対応するデータ行カウントに応答して、OR
ゲート116に1を供給する。ORゲート116は応答
して、GCR信号を含む各垂直帰線消去内の走査線の
間、1を供給し、マルチプレクサ117の出力信号を条
件付けして、そこへの0番目の入力信号として供給され
る結線0ではなく、第1入力信号として供給されるフィ
ルタ105、106、及び107の直列結合の出力から
のディジタル化された複合ビデオ信号に一致するように
する。
【0038】フィルタ係数コンピュータ112は、フィ
ルタ105−107の動作パラメータ、及びフィルタ1
09−111の同様な動作パラメータに対して制御権を
有する。従って、フィルタ105−107の動作パラメ
ータの走査によって、コンピュータ112は、それらの
フィルタの直列結合のある点であって、GCR信号が要
素114−117よりなるGCR信号分離器によって分
離される点を選択することができる。例えば、フィルタ
105−107の直列結合に供給される入力信号は、コ
ンピュータ112によって、IIRフィルタ105の反
復経路の重み係数を0値にセットしてIIRフィルタ1
05の出力応答をその入力信号に一致させることによっ
て、FIRフィルタ106のカーネル中心を規定する単
位値1を除いた全ての重み係数を0にセットすることに
よって、及びFIRフィルタ107のカーネル中心を規
定する単位値1を除いた全ての重み係数を0にセットす
ることによって、GCR信号分離器に対して選択される
ことができる。代わりに、GCR信号が分離されるフィ
ルタ105−107の直列結合における点を、より直接
及びより高速に選択することを実現する回路配置を作成
することができる。GCR信号が分離されるフィルタ1
05−107の直列結合における点が選択され得ること
を理解することは重要であり、何故なら、このことは、
フィルタ105−107の様々なパラメータを計算する
手順の実現を理解することを助けるからであり、これは
図4の流れ図に参照して更に説明される。ゴースト除去
フィルタの出力に於てGCR信号を抽出することは、
「閉ループ」ゴースト除去手順が実現され得ることを可
能にする。
【0039】図2に於て、一時的(走査)ライン格納1
18は、各格納場所がデータ行あたりシンボルカウント
にしたがって順番にアドレスされるとき、読み出し後上
書き走査するよう配備されたランダムアクセスメモリ
(RAM)によって提供される。それらの同一アドレス
はフィルタ係数コンピュータ112によって供給され、
分離されたGCR信号が一時的ライン格納118からそ
こに転送されるとき、ライン格納レジスタをアドレスす
る。一時的ライン格納118は、8つの連続フィールド
に対して画素毎に19番目のVBI線GCR信号を累積
する配置に結合され、19番目のVBI走査線の間に発
生するほかの情報からベッセルチャープ情報を分離する
時間的フィルタリング動作する。
【0040】図2の回路の要素113−123は、この
ローパスフィルタリング動作を実行するGCR信号平均
化フィルタを形成するように結合し、このフィルタリン
グ動作は、それらの19番目のVBI走査線間に発生す
るベッセルチャープ情報を相関付け、19番目のVBI
走査線からそれが発生したときにベッセルチャープ情報
を分離する単純なゲートを使用するのに比較して、改良
された信号雑音比を提供する。8つのGCR信号の対応
する画素が、8番目フィールドシーケンスの8番目であ
り最後のフィールドであるフィールド000の19番目
の線の間に蓄積されたとき、分離されたベッセルチャー
プ情報が、フィルタ係数コンピュータ112のレジスタ
に一度に1画素ずつ順番にロードされるが、これは、デ
ータ行カウントが復号化器125によって規定されるよ
うに20から261まで含む範囲にあるビデオ信号線カ
ウントに一致するときである。図2に於て、データ行カ
ウントが、262であるビデオ信号ラインカウントに一
致することを復号化器143が決定したとき、ライン格
納118は、8番目フィールドシーケンスの最後のフィ
ールドの最後のラインの間にデータクリアされる。
【0041】一時的ライン格納118が、直列フィルタ
105−107を介してADC104から供給されるデ
ィジタル化された複合ビデオ信号の8並列ビットサンプ
ルの8ラインを、符号付きベースで蓄積すると仮定し
て、一時的ライン格納118は16並列ビットサンプル
を格納する能力を有する必要がある。符号付き算術は、
好ましくは、2の補数の算術である。GCR信号に対す
る符号付きアキュムレータとして一時的ライン格納11
8を操作する配置の部分的実現に於て、ディジタル加算
器/減算器119は、16並列ビット出力信号を、その
結線入力信号として一時的ライン格納118に供給す
る。ディジタル加算器/減算器119は、第1の入力と
して、マルチプレクサ120の出力信号を受け取り、こ
の出力信号は、通常は、マルチプレクサ120の0番目
の入力として受け取られる一時的ライン格納118から
の読み出しに一致する。ディジタル加算器/減算器11
9は、第2の入力として、符号ビット拡張としての8つ
の結線ゼロと共に、マルチプレクサ117の8並列ビッ
ト出力信号を受け取る。
【0042】復号化器121は、1、3、6、或いは0
(即ち8)であるモジュロ8フィールドカウントを復号
化し、論理0をディジタル加算器/減算器119に供給
して、それがその入力信号を加算するように条件付けす
る。復号化器121は、2、4、5、或いは7であるモ
ジュロ8フィールドカウントを復号化し、論理0をディ
ジタル加算器/減算器119に供給して、(マルチプレ
クサ117から供給される)その第2の入力信号を(マ
ルチプレクサ120から供給される)その第1の入力信
号から減算するようにそれを条件付けする。この配置
は、一時的ライン格納118に以下の機能を累積する。
【0043】(フィールド001ライン19)−(フィ
ールド010ライン19)+(フィールド011ライン
19)−(フィールド100ライン19)−(フィール
ド101ライン19)+(フィールド110ライン1
9)−(フィールド111ライン19)+(フィールド
000ライン19) 各フレームデータが、NTSCテレビジョン信号の順次
の番号のフレームの奇数番号のものの間に、第1の論理
で1回目に転送され、それらのフレームの次の偶数番号
のものの間に第1の論理の逆の論理で2回目に転送され
て、2回転送されたとき、データは、最終蓄積に於て平
均してゼロになる。データの各フレームが一回だけ転送
されたときには、データ転送は、各フィールドの19番
目の走査線の間に中断されるので、GCR信号の蓄積の
結果はデータによって影響されない。
【0044】8フィールドの各シーケンスの8番目のフ
ィールドの最終ラインの間に、マルチプレクサ120へ
の通常0の制御信号は、1にさせられる。この1は、マ
ルチプレクサ120が第1の入力信号に対応する出力信
号を供給するように条件付けし、これは結線0の16並
列ビットよりなる算術0である。これは、一時的ライン
格納118に於ける蓄積結果を算術0にリセットするこ
とになる。マルチプレクサ120に対する制御信号は、
2入力ANDゲート122によって生成されるものとし
て図2に示される。復号化器143は、ANDゲート1
22への入力の一つを生成し、データ行カウントが、2
62であるビデオ信号走査線カウントに一致する時の
み、ANDゲート122に1を供給する。復号化器12
3は、ANDゲート122のもう一方の入力信号を生成
するために、フィールドカウンタ113からの モジュ
ロ8フィールドカウントを復号化する。8フィールドの
各シーケンスの8番目のフィールドは、フィールドカウ
ンタ113から000であるモジュロ8フィールドカウ
ントを生成し、復号化器123にANDゲート122へ
1を供給させる。ANDゲート122への入力信号の両
方は、8フィールドの各シーケンスの8番目のフィール
ドの最後のラインの間に限り1であり、そのラインの
間、ANDゲート122は、マルチプレクサ120にそ
の制御信号として1を供給し、一時的ライン格納118
に格納される蓄積結果が算術0にリセットされるように
する。
【0045】一時的ライン格納118に格納される蓄積
結果が、コンピュータ112の内部メモリ内のゴースト
化されたベッセルチャープレジスタに転送のために利用
可能であるとき、2入力ANDゲート124は、1をフ
ィルタ係数コンピュータ112に供給する。復号化器1
23の出力信号は、ANDゲート124への入力の一つ
であり、8フィールドの各シーケンスの8番目のフィー
ルドの間のみ1である。復号化器125は、データ行カ
ウントを復号化し、ANDゲート124への入力信号の
もう一方を生成し、これは走査線20から261の間1
である。従って、一時的ライン格納118に格納される
蓄積結果は、8フィールドの各シーケンスの8番目のフ
ィールドに於て走査線20から261までを含める期間
の間、いつでもコンピュータ112の内部メモリに転送
のために利用可能である。
【0046】実施形態に於て、一時的ライン格納118
はサンプルの約2つの走査線を格納し、従って、ポスト
ゴーストに対するゴースト除去の範囲は20マイクロ秒
ぐらいにまで拡張されることができる。一時的ライン格
納118として使用されるRAMの格納場所は、データ
行あたりシンボルカウントと共にデータ行カウントの最
下位ビットによってアドレスされることができる。復号
化器114は、データ行カウントが19か20である時
のみ1を生成する復号化器によっておき変えられ、復号
化器116は、データ行カウントが251か252のビ
デオ走査線カウントに一致する時のみ1を生成する復号
化器によっておき変えられる。回復されたGCR信号の
信号雑音比を改良するために、8走査線19にわたって
だけでではなく、16(或いは更に大きな8の倍数)走
査線19にわったってGCR信号を平均化することが有
利である。これは、図2のライン19蓄積回路を変更す
ること、或いは、更なる平均化がコンピュータ112内
でなされるように手配することによってなされる。
【0047】図3は、モジュロ8フィールドカウンタ1
13をリセットし、そのカウントが正しい位相にされる
か或いは4フィールド位相がずらされるようにする回路
を示す。一時的ライン格納126は、カウンタ53から
のデータ行あたりシンボルカウントによってアドレスさ
れるランダムアクセスメモリとして示される。ライン格
納126は、読み出し及び上書き操作に設定される。各
フィールドの19番目の走査線の間のみORゲート11
6によって生成される論理1は、マルチプレクサ127
に供給され、ADC124から供給されるディジタル化
された19番目の走査線サンプルで一時的ライン格納1
26を更新するように条件付けする。他の走査線の間に
ORゲート116によって生成される論理0は、マルチ
プレクサ127を条件付けし、一時的ライン格納126
から読み出されるデータを、そこに再書き込みするため
提供するようにする。
【0048】一時的ライン格納126には、ゼロ交差検
出器56(そのクロッキング結合は図3のは示されな
い)からの出力信号によってクロックされる画素ラッチ
128及び129が提供される。画素ラッチ128及び
129は、一時的ライン格納126に書き込まれる最後
の画素と、一時的ライン格納126から読み出される最
後の画素とを各々一時的に格納するために使用され、デ
ィジタル減算器130の被減算数及び減算数入力信号の
対応する一つとすべく時間軸上でそれらのサンプルを位
置あわせする。減算器130からの差信号の画素サンプ
ルは、19番目の走査線の間を除いて、全て0にされ
る。減算器130からの差信号は、絶対値回路131に
供給される。例として、絶対値回路131は、その加算
数/被減算数入力信号として結線0を受け取り、その加
算数/減算数入力信号として減算器130から差信号を
受け取り、その差信号の符号ビットに応答して、そのビ
ットが0のときに加算し、そのビットが1の時に減算す
るディジタル制御加算器/減算器よりなる。
【0049】絶対値回路131の出力信号の連続サンプ
ルに対するアキュムレータ132は、蓄積結果の連続値
を一時的に格納する出力ラッチ133と、絶対値回路1
31の出力信号の連続サンプルを蓄積結果にその値を拡
大するために加算するディジタル加算器134と、拡張
された蓄積結果を出力ラッチ133にその内容更新のた
めに選択的に供給するマルチプレクサ135を含む。マ
ルチプレクサ135は、GCR信号が現在の走査線に存
在することを示す1を、ORゲート116が供給しない
ときは何時でも、算術0を出力ラッチ133に挿入する
よう結線される。復号化器136は、ベッセルチャープ
情報を含むであろう走査線部分を示すカウンタ53から
のデータ行あたりシンボルカウントに応答して、AND
ゲート137に於いてゼロ交差検出器56からの出力信
号とANDがとられる1を供給する。出力ラッチ133
は、ANDゲート137から受け取られる1にのみ応答
して入力データを受け取るようにクロックされる。
【0050】絶対値回路131から順番に供給される、
現在とその前のフィールドの19番目のラインの差の絶
対値の連続サンプルは、アキュムレータ132を用いて
蓄積される。蓄積結果は、現在のフィールドがフィール
ド001或いはフィールド101でない場合、意味のあ
る値を有するべきである。フィールド000及びフィー
ルド001の19番目のラインは、両方共にETP信号
を含み、従って、それらの差は雑音を除けば0である。
フィールド100及びフィールド101の19番目のラ
インは、両方共にETR信号を含み、従って、それらの
差は雑音を除けば0である。蓄積結果が算術0よりも充
分大きい場合のみ1であってそれ以外は0である閾値検
出器138の出力信号は、NOTゲート139によって
補数がとられ、ANDゲート140の4入力信号のうち
の一つを供給する。復号化器141は、カウンタ113
からの001でも101でもないフィールドカウントを
検出してANDゲートに1を供給し、この1は、フィー
ルドカウントが誤位相でありカウンタ113をリセット
することが可能であることを示す。フィールドの19番
目のラインの発生を検出するORゲート116の出力信
号及び、カウンタ53からのデータ行あたりシンボルカ
ウントに応答して走査線の終端を検出する復号化器14
2の出力信号は、ANDゲート140への他の2つの入
力信号である。フィールドカウントが001或いは10
1でない場合、ANDゲート140は、同相ビデオ検出
器49によって検出される複合ビデオ信号に於けるフィ
ールド000或いはフィールド100の19番目のライ
ンの終端に於て001フィールドカウントにカウンタ1
13をリセットする1を生成する。
【0051】図2に戻って、フィールドカウンタ113
によって提供されるモジュロ8フィールドカウントが正
しい位相にされている場合、代数的蓄積周期の最後のフ
ィールドであるフィールド000の間に一時的ライン格
納118に納められる蓄積結果は、付随する水平同期パ
ルス、フロントポーチ、カラーバースト及び+30IR
Eペデスタルを含むバックポーチのない、ETPベッセ
ルチャープ信号の8倍である。一方、フィールドカウン
タ113によって提供されるモジュロ8フィールドカウ
ントが4フィールド位相がずれている場合、蓄積周期の
最後のフィールドであるフィールド000の間に一時的
ライン格納118に納められる蓄積結果は、付随する水
平同期パルス、フロントポーチ、カラーバースト及び+
30IREペデスタルを含むバックポーチのない、ET
Rベッセルチャープ信号の8倍である。振幅低減方向に
向かった3つの結線2値位置シフトは、フィールド00
0の間の一時的ライン格納118に納められた格納結果
を8で割り、結果の商が、フィルタ係数コンピュータ1
12へETP或いはETR信号として供給される。
【0052】内部レジスタに格納されたゴーストのない
ベッセルチャープ関数ETP或いはETRに対して相関
を実行するに適したフィルタ係数コンピュータ112
は、フィールド000の間に一時的ライン格納118か
ら受け取る入力がETP信号であるか、ETR信号であ
るか、或いはETPにもETRにも関連のないものであ
るかを決定する相関副段階を遂行するようプログラムさ
れる。この手順は、フィルタ係数コンピュータ112
が、同相ビデオ検出器49によって検出される複合ビデ
オ信号に、何時GCR信号が含まれないかを決定するこ
とを可能にする。コンピュータ112は、内部のレジス
タに格納された所定の「バイパスモード」重み係数を、
ゴースト抑圧回路の初期電源投入でなされるごとくに、
フィルタ105、106、及び107に入力する。
【0053】図4は、フィルタ105−107及び10
9−111の動作パラメータを確立する手順のフローチ
ャートを示し、この手順はフィルタ係数コンピュータ1
12によって実行される。手順の開始条件181へ入る
のは、テレビジョン受信器に於て電源が投入されたと
き、新しいチャンネルが合わせられたとき、或いは最後
のゴースト除去手順から所定の時間が経過したときであ
る。全デゴーストフィルタリセット段階182は、好ま
しくは、フィルタ105−107及び109−111の
フィルタ係数を、チューナ46が同調されたチャンネル
に対して以前に決定されチャンネルアドレスされたメモ
リに格納された値に設定する。代わりに、電源投入或い
は再同調の間に、フィルタ105−107及び109−
111のフィルタ係数は、ゴーストなし信号に関連する
「バイパスモード」値に設定されることができ、周期的
なゴースト除去の間にフィルタ係数の以前の値はリセッ
トの間保持される。
【0054】データ収集段階183が次に続き、この段
階183は、コンピュータ112への適切な入力データ
である分離されたGCR信号を生成するために、コンピ
ュータ112が一時的ライン格納118への格納が完了
するのを待たなければならない数のフィールドが経過し
た後に完了する。データ収集段階183は、図4には示
されない相関副段階を含み、これは、コンピュータ11
2がフィールド000の間に一時的ライン格納118か
ら受け取る入力が、ETP信号であるか、ETR信号で
あるか、或いはETPにもETRにも関連しないかを決
定する。
【0055】チャンネル特性化段階184が次に行われ
る。コンピュータ112は、これを、時間領域に於て、
持続メモリに格納されるゴーストなしGCR信号と、受
信された複合ビデオ信号から分離されたゴーストのある
GCR信号との相関をとることによって実行する。コン
ピュータ112に供給されるデータに於ける支配的な応
答の時間位置が検出され、更に、フィルタ105及び1
09によって抑圧可能なポストゴーストの数及び、フィ
ルタ106及び110によって抑圧可能なプリゴースト
の数までの充分に大きなゴースト応答のうちの各順次の
小さな方の一つの各時間位置が検出される。支配的応答
の各時間位置及びコンピュータ112に供給されるデー
タの多重経路応答は計算され、コンピュータ112の内
部メモリに一時的に格納されて、IIRフィルタ105
及び109のタップのクランプの間に混合されるバルク
遅延ラインをプログラムする際の基本として使用され
る。支配的応答の相対的強度及びコンピュータ112に
供給されるデータの多重経路応答は計算され、コンピュ
ータ112の内部メモリに一時的に格納されて、IIR
フィルタ105及び109のクランプされたタップ及び
FIRフィルタ106及び110のタップに重みを割り
当てる際の基本として使用される。チャンネル特性化段
階184は、収集されたGCR信号の離散フーリエ変換
(DFT)をとること及びゴーストなしGCR信号のD
FTの対応する項でDFTの項を割算することによっ
て、フィルタ係数コンピュータ112に於て実行され、
ここで後者のDFTは予め知られておりコンピュータ1
12の内部メモリに格納される。この項毎の割算手順
は、受信チャンネルのDFTを生成し、これはコンピュ
ータ112の内部メモリに一時的に格納される。
【0056】チャンネル特性化段階184の一部とし
て、受信チャンネルのDFTの項を、支配的画像に於け
るエネルギーに対して正規化することが好ましい。受信
チャンネルのDFTの最大振幅項が決定され、その項及
びその近傍周辺(例えば、各側の5から7)項のRMS
エネルギーが決定される。正規化は支配的画像及び全て
のゴースト画像に於てなされることができるが、正規化
の前に低エネルギーゴーストを捨てることが計算軽減の
観点から好ましく、これは以下のようにしてなされる。
支配的画像を示すものとして、受信チャンネルのDFT
の最大振幅項及びその近傍項のRMSエネルギーがスケ
ールダウンされ、ゴースト画像の各々が充分大きいか或
いはそうでないかを決定するために、受信チャンネルの
DFTの他の項によって説明されるゴースト画像のRM
Sエネルギーと比較される閾値レベルを提供する。支配
的画像のRMSエネルギーから−30DB落ちる閾値レ
ベルが、満足できるものである。閾値レベルより小さな
RMSエネルギーを有するゴースト画像を示す受信チャ
ンネルのDFTの各項は、受信チャンネルの近似DFT
を生成するために、単純に0によって置き換えられ正規
化される。正規化に於て、近似DFTに於ける0でない
項は、支配画像のRMSエネルギーによって割算され
る。受信チャンネルの正規化された近似DFTは、コン
ピュータ112の内部メモリに一時的に格納され、計算
の残りの部分を行うために使用される。図4の手順に於
ける後の決定段階188を実現する補助として、この正
規化手順に於て遂行されるべき割算の数は数えられても
よく、或いは、閾値レベルよりも小さくて0で置き換え
られる項の数が数えられても良い。
【0057】図4の手順に戻って、安定ゴースト決定段
階185が、チャンネル特性化段階184に続く。この
段階は、最も最近のチャンネル特性化段階184に先行
するチャンネル特性化段階184の結果がフィルタ係数
コンピュータ112の内部メモリに於けるレジスタから
フェッチされ、現在のチャンネル特性化段階184の結
果によってそのレジスタ内で置き換えられるようなサブ
ルーチンを使用して実行される。最も最近のチャンネル
特性化段階184の結果はその前のチャンネル特性化段
階184の結果と相互相関がとられ、その相関が、ゴー
スティングの状態が安定或いは不変と見なせるほど充分
に良いかを決定する。ゴースティング状態が充分に不変
である時のみ、Y(ES)信号が生成されて、最も最近
のチャンネル特性化結果を使用したゴースト除去手順で
更に進行する理由があることを指し示す。安定ゴースト
決定段階185が、変化するゴースト状態を示すN
(O)信号を生成した場合、動作はデータ収集段階18
3に戻り、IIRフィルタ105及びFIRフィルタ1
06の調整可能フィルタリングパラメータはその初期値
に戻され、その状態でフィルタ105及び106は、信
号を変化させることなく通過させる。代わりに、より複
雑なプログラミングに於て、コンピュータ112は、ゴ
ースティングのはげしさを算定し、フィルタ105及び
106の調整可能フィルタリングパラメータをその初期
値に戻すか、或いはそれらのパラメータを現在の値に戻
すかを決定する。安定ゴースト決定段階185がY(E
S)信号を生成した場合、手順は段階186−188に
進行し、それらの段階は、最も最近のチャンネル特性化
段階184の結果を、IIRフィルタ105及び109
及びFIRフィルタ106及び110の調整可能フィル
タリングパラメータを更新する基として用いる。
【0058】IIR係数更新段階186に於て、IIR
フィルタ105及び109のゼロでない重み係数及びプ
ログラム可能な遅延が、最も最近のチャンネル特性化段
階184の結果を更新の基として用いて更新される。よ
り詳細には、最大振幅項より時間的に後である、最も最
近の正規化された受信チャンネルDFT結果のポストゴ
ースト部分が、望ましいIIRフィルタ105(及び1
09)応答のDFTを生成するために補数がとられ、そ
のDFTから、更新されたIIRフィルタ係数がとられ
る。望ましいIIRフィルタ105(及び109)応答
のDFTのゼロでない項が、重み係数を決定するために
使用される。全てゼロの係数を含む間隔の長さが測定さ
れ、IIRフィルタ105及び109が疎係数タイプで
ある場合に、バルク遅延装置の調整可能遅延を決定す
る。更新されたIIRフィルタパラメータは、IIRフ
ィルタ105及び109に適用される。
【0059】IIR係数更新段階186の後に、FIR
係数更新段階187が遂行される。FIRフィルタ10
6及び110のゼロでない重み係数が、最も最近のチャ
ンネル特性化段階184の結果を更新の基として用いて
更新される。より詳細には、最大振幅項より時間的に前
である、最も最近の正規化された受信チャンネルDFT
結果のプリゴースト部分が、望ましいFIRフィルタ1
06(及び110)応答のDFTを生成するために補数
がとられ、そのDFTから、更新されたFIRフィルタ
係数がとられる。全てゼロの係数を含む間隔の長さが測
定され、FIRフィルタ106及び110が疎係数タイ
プである場合に、バルク遅延装置の調整可能遅延を決定
する。更新されたFIRフィルタパラメータは、FIR
フィルタ106及び110に適用される。
【0060】図4は、IIR係数更新段階186及びF
IR係数更新段階187が遂行された後に到達される閾
値以下ゴースト決定段階188を示す。段階188は、
チャンネル特性化段階184に於て受信チャンネルDF
Tを正規化する際に遂行された割算の数のカウントに続
いて実現されてもよく、ここでゼロであるこのカウント
はY(ES)信号を生成し、ゼロ以外のカウントはN
(O)信号を生成する。代わりに、段階188は、チャ
ンネル特性化段階184に於て受信チャンネルDFTを
正規化する際にゼロによって置き換えられた閾値レベル
より小さな項の数のカウントに続いて実現されてもよ
く、ここで1マイナス受信チャンネルDFTの全項数で
あるカウントはY(ES)信号を生成し、それ以外のカ
ウントはN(O)信号を生成する。
【0061】閾値以下ゴースト段階188の結果のN
(O)信号は、動作を、繰り返し最大数段階189に進
める。コンピュータのカウンタは、閾値以下ゴースト決
定段階188の結果のN(O)信号の数をカウントし、
閾値以下ゴースト段階188の結果のY(ES)信号に
よってゼロカウントにリセットされる。このカウンタが
最大カウントに達する前に、閾値以下ゴースト段階18
8から結果として与えられるN(O)信号は、動作をデ
ータ収集段階183に戻す。この場合、段階184に於
て計算されるフィルタパラメータは、以前に段階186
及び187に於て計算されたフィルタ係数を拡張する。
この繰り返し手順は、フィルタ105及び106の与え
られた構造から得られることができる、最大のゴースト
抑圧を提供する。
【0062】段階188に於ける決定がY(ES)であ
る場合、全ての有意なゴーストはキャンセルされ、或い
は、段階189に於ける決定がY(ES)である場合、
これは充分な数の繰り返しがなされ、フィルタ105、
106、109、及び110は少なくとも更に一つのゴ
ーストをキャンセルするために更に調整される能力を有
さない保証があるときであるが、マクロゴーストをキャ
ンセルすることに関連する手順の部分が行われ、手順は
等化係数更新段階190に進行し、ここで、振幅等化フ
ィルタ107及び111の重み係数が計算される。
【0063】等化係数更新段階190は、好ましくは、
フィルタ107の重み係数を調整するための繰り返し最
小平均2乗エラー法を使用することによって遂行され、
それにより、一時的ライン格納118に蓄積される直列
結合フィルタ105−107の応答が、コンピュータ1
12のメモリに格納されるゴーストなしGCRベッセル
チャープに対する理想的な応答に最良に一致する。ゴー
ストなしGCRベッセルチャープに対する理想的なチャ
ンネル特性化応答は、時間領域で(sinx)/x包絡線を有
し、これは、周波数領域での平坦応答に対応する。この
応答は、PSKに於ける最小シンボル間干渉を提供す
る。フィルタ111の重み係数は、フィルタ107の重
み係数と同一に調整される。
【0064】等化係数更新段階190に続いて、別のデ
ータ収集段階191が、図4の手順に於て続き、この段
階191は、コンピュータ112への適切な入力データ
である分離されたGCR信号を生成するために、コンピ
ュータ112が一時的ライン格納118への格納が完了
するのを待たなければならない数のフィールドが経過し
た後に完了する。データ収集段階191は、図4には示
されない相関副段階を含み、これは、コンピュータ11
2がフィールド000の間に一時的ライン格納118か
ら受け取る入力が、ETP信号であるか、ETR信号で
あるか、或いはETPにもETRにも関連しないかを決
定する。
【0065】別のチャンネル特性化段階192が、受信
チャンネルのDFTを再計算するために、段階191に
於て収集されるETP或いはETR信号を使用して遂行
される。同一ゴースト決定段階193に於て、チャンネ
ル特性化段階192に於て再計算された受信チャンネル
のDFTが、チャンネル特性化段階184に於て以前に
計算された受信チャンネルのDFTと相関がとられる。
簡単な実現という観点から、チャンネル特性化段階18
4及びチャンネル特性化段階193の両方に於ける残留
ゴーストが、全て所定の閾値レベル以下であるかどうか
をチェックすることによって、間接的な形での相関計算
がなされることが好ましい。相関がよい場合、即ちゴー
スティングが有意には変化していない場合、決定段階1
93はY(ES)信号を生成して、動作を、データ収集
段階191に戻して、ゴースティングが有意なほど変化
したかどうかを見いだすためのチェックを継続する。フ
ィルタ105−107(及びフィルタ109−111)
のフィルタパラメータは、一定に保たれる。
【0066】相関が小さい場合、即ちゴースティングが
変化した場合、決定段階193はN(O)信号を生成し
て、動作を、全ディゴーストフィルタリセット段階18
2に戻す。この手順は、急速に変化する多重経路状態が
発生する場合、或いは、異なった受信チャンネルが選択
される場合に、ゴースト抑圧を行わない。フィルタ10
5−107及び109−111のフィルタリングパラメ
ータは、次に、既に説明された段階に続く再計算の対象
となる。
【0067】図4の手順に於て、IIR係数更新段階1
86及びFIR係数更新段階187は、それらの2つの
連続段階を通る各通過の間に独立して遂行される。ここ
ではポストゴーストフィルタ105及び109である直
列ゴースト相殺フィルタの初期のもののフィルタ係数の
更新は、プリゴーストフィルタ106及び110である
それらのフィルタの最終のもののフィルタ係数の更新に
よって抑圧可能なタイプの疑似ゴーストを発生する。I
IR係数更新段階186及びFIR係数更新段階187
は、それらの疑似ゴーストを考慮に入れないので、それ
らの順次の段階を次に通過する際の直列ゴースト相殺フ
ィルタの初期のものの重み係数の次ぎなる再計算は、最
終フィルタ応答に於て疑似ゴーストを低減する保証ゴー
ストを導入する。この低減は完全ではないので、直列ゴ
ースト相殺フィルタの初期のものの重み係数の再計算が
提供される必要がある。段階183−189の周りのこ
の決定ループは、それらの再計算を実現する。
【0068】図2及び3のゴースト抑圧回路、及びその
回路のフィルタに対するフィルタパラメータを計算する
図4に示される方法は、「TV受信器或いはビデオレコ
ーダに対するゴースト相殺基準信号収集回路」なる名称
で、発明がなされた際に発明を譲渡する発明者の既存義
務に従って、三星電子株式会社に譲渡された、1992年12
月2日に出願された米国特許出願第07/984,488号に説明
されているChandrakantB.Patel及びJian Yangの発明の
基づいている。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術に於て説明されるタイプの一つであ
り、ディジタル信号が埋め込まれたテレビジョン信号を
受信して、その埋め込まれた信号を抽出するディジタル
信号受信器の概略図である。
【図2】本発明による図1のディジタル信号受信器に含
まれるべきゴースト抑圧回路の概略図である。
【図3】図2のゴースト抑圧回路に於けるモジュロ8フ
ィールドカウンタをリセットする回路の概略図である。
【図4】図2のゴースト除去回路と共に用いられるゴー
スト除去方法のフローチャートである。
【符号の説明】
42 アンテナ 43 チューナー 44 ビデオIFフィルタ 45 ビデオIF増幅器 46 同相ビデオ検出器 47 直交ビデオ検出器 48 AFPC’D45.75MHz発信器 49 90°遅延 50 水平同期分離器 51 垂直同期分離器 52 サンプル/シンボルカウンタ 53 シンボル/行カウンタ 55 行終端復号化 56 ゼロ交差検出器 57 4096fH制御発信器 58 調整可能遅延ライン 59 AFPC検出器 60 整合フィルタ 61 1ビットフィードバック複数ビットΣ−ΔAD
C 64 ADC 65 ビットラッチ 66 XORゲート 67 パルス弁別器 68 閾値検出器 69 ANDゲート 70 データフレームカウンタ 71 データフレーム同期器 72 データ行カウンタ(フレーム用) 73 シンボル/列カウンタ 74 データ列カウンタ(フレーム用) 76 データ分離及び検出回路 77 レートバッファ(デインターリーバ) 78 エラー補正符号復号化器 104 ADC 105 ポストゴースト相殺フィルタ 106 プリゴースト相殺フィルタ 107 等化フィルタ 108 DAC 109 ポストゴースト相殺フィルタ 110 プリゴースト相殺フィルタ 111 等化フィルタ 112 フィルタ係数コンピュータ 113 モジュロ8フィールドカウンタ 114 復号化ライン19 115 復号化ライン281 116 ORゲート 117 VBIマルチプレクサ 118 一時的ライン格納 119 加算器/減算器 120 マルチプレクサ 121 010、100、101、或いは111復号化 122 ANDゲート 123 000復号化 124 ANDゲート 126 一時的ライン格納RAM 128 書き込み画素ラッチ 129 読み出し画素ラッチ 130 減算器 131 絶対値 132 アキュムレータ 133 ラッチ 134 加算器 135 マルチプレクサ 136 チャープ領域復号化 137 ANDゲート 138 閾値検出器 140 ANDゲート 141 01でない最終2ビット復号化
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 1/10 M H04L 27/18 Z 9297−5K

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平走査線の順次のフィールドを有する
    複合ビデオ信号と共に結合された信号で伝送される補助
    信号用であり、該フィールドの各々に於ける該水平走査
    線の所定の一つはゴースト相殺基準信号の8フィールド
    周期の所定の一つを含み、該複合ビデオ信号はビデオ搬
    送波の振幅を変調し、該補助信号は該結合された信号に
    於ける該ビデオ搬送波と直交位相関係にある直交搬送波
    の振幅を変調し、該結合された信号はその伝送に先だっ
    て残留側波帯フィルタリングされる構成の受信器であっ
    て、 少なくとも一つの伝送路を介して受信される該結合され
    た信号に応答し、多重経路のために望ましくないゴース
    トを時として含む同相検出信号として、該残留側波帯フ
    ィルタリングのために該補助信号の上側周波数残余を伴
    なった、該複合ビデオ信号を再生成するために該ビデオ
    搬送波の振幅の変調を検出する同相同期ビデオ検出器
    と、 調整可能なフィルタリングパラメータを有する夫々のゴ
    ースト抑圧フィルタリングを含み、ゴーストが抑圧され
    るべき該同相検出信号に対する応答を提供する第1のゴ
    ースト除去回路と、 順次の蓄積の各々が、受信されたゴースト相殺基準信号
    を生成する該ゴースト相殺基準信号の少なくともひとつ
    の8フィールド周期にわたってなされ、該受信ゴースト
    相殺基準信号は多重経路のための望ましくないゴースト
    を含む対象であり、該水平走査線の該所定のもの中にの
    み発生する該第1のゴースト除去回路の応答を蓄積する
    回路と、 内部で予め利用可能なゴーストなしのゴースト相殺基準
    信号と該受信されたゴースト相殺基準信号との比較に基
    づき、該受信されたゴースト相殺基準信号と該ゴースト
    なしのゴースト相殺基準信号との実質的なマッチングに
    必要である該調整可能なフィルタリングパラメータの値
    を計算するコンピュータと、 該同相同期ビデオ検出器と同一の受信された結合された
    信号に応答して、多重経路のために望ましくないゴース
    トを時として含む直交位相検出信号として、該残留側波
    帯フィルタリングのために該複合ビデオ信号の上側周波
    数残余を伴う、該補助信号を再生成するために該直交搬
    送波の振幅の変調を検出する直交位相同期ビデオ検出器
    と、 該第1のゴースト除去回路に含まれる夫々のゴースト抑
    圧フィルタリングに於ける該調整可能なフィルタリング
    パラメータと同様に調整される調整可能なフィルタリン
    グパラメータを有する夫々のゴースト抑圧フィルタリン
    グを含み、ゴーストが抑圧されるべき該直交位相検出信
    号に対する応答を提供する第2のゴースト除去回路とよ
    りなる受信器。
  2. 【請求項2】 前記同相検出信号の複合ビデオ信号成分
    から分離される水平同期パルスを供給する水平同期分離
    器と、 前記同相検出信号の複合ビデオ信号成分から分離される
    垂直同期パルスを供給する垂直同期分離器と、 該水平同期分離器から供給される水平同期パルスをカウ
    ントして、走査線カウントの値に各値が対応するデータ
    行カウントを生成し、該垂直同期分離器から供給される
    垂直同期パルスに応答してデータ行カウントの初期値に
    周期的にリセットされるデータ行カウンタと、 所定の値に到達する該データ行カウントに応答して、該
    受信されたゴースト相殺基準信号の成分として該同相検
    出信号の現在の走査線を獲得する手段とを更に含む請求
    項1記載の受信器。
  3. 【請求項3】 前記補助信号はディジタル信号であっ
    て、 前記第2のゴースト除去回路の応答を入力信号として受
    け取り、該ディジタル信号を出力信号として再生成する
    データ分離及び検出回路を更に含む請求項1記載の補助
    信号のための受信器。
  4. 【請求項4】 前記第1のゴースト除去回路に含まれる
    前記対応するゴースト抑圧フィルタリングは、その性質
    としてディジタルであり、 該第1のゴースト除去回路内の該夫々のゴースト抑圧フ
    ィルタリングに適用される前に、前記同相検出信号をデ
    ィジタル化する第1のアナログ−ディジタル変換器が先
    行し、 該同相検出信号に対してポストゴースト相殺フィルタと
    して機能するよう配置された第1の無限インパルス応答
    ディジタルフィルタを含み、ここで、前記第2のゴース
    ト除去回路に含まれる前記夫々のゴースト抑圧フィルタ
    リングは、その性質としてディジタルであり、 該第2のゴースト除去回路内の該対応するゴースト抑圧
    フィルタリングに適用される前に、前記直交位相検出信
    号をディジタル化する第2のアナログ−ディジタル変換
    器が先行し、 該直交位相検出信号に対してポストゴースト相殺フィル
    タとして機能するよう配置された第2の無限インパルス
    応答ディジタルフィルタを含み、該第1及び第2の無限
    インパルス応答ディジタルフィルタは各々前記コンピュ
    ータによって調整される調整可能なフィルタリングパラ
    メータを有する請求項3記載の受信器。
  5. 【請求項5】 前記第1のゴースト除去回路内に含まれ
    る前記対応するゴースト抑圧フィルタリングは、前記第
    1の無限インパルス応答ディジタルフィルタと直列接続
    で、 第1の有限インパルス応答ディジタルフィルタを含み、 前記第2のゴースト除去回路内に含まれる前記対応する
    ゴースト抑圧フィルタリングは、前記第2の無限インパ
    ルス応答ディジタルフィルタと直列結合で、 第2の有限インパルス応答ディジタルフィルタを含み、
    該第1及び第2の無限インパルス応答ディジタルフィル
    タは各々前記コンピュータによって調整される調整可能
    なフィルタリングパラメータを有する請求項4記載の受
    信器。
  6. 【請求項6】 前記第1の有限インパルス応答ディジタ
    ルフィルタは前記同相検出信号に対するプリゴースト相
    殺フィルタとして機能するように配置され、前記第2の
    有限インパルス応答ディジタルフィルタは前記直交位相
    検出信号に対するプリゴースト相殺フィルタとして機能
    するように配置される請求項5記載の受信器。
  7. 【請求項7】 前記第1のゴースト除去回路内に含まれ
    る前記夫々のゴースト抑圧フィルタリングは、前記第1
    の無限インパルス応答ディジタルフィルタと前記第1の
    有限インパルス応答ディジタルフィルタと直列結合で、 前記同相検出信号に対して等価フィルタとして機能する
    よう配置される第3の有限インパルス応答ディジタルフ
    ィルタを含み、 前記第2のゴースト除去回路内に含まれる前記夫々のゴ
    ースト抑圧フィルタリングは、前記第2の無限インパル
    ス応答ディジタルフィルタと前記第2の有限インパルス
    応答ディジタルフィルタと直列結合で、 前記直交位相検出信号に対して等価フィルタとして機能
    するよう配置される第4の有限インパルス応答ディジタ
    ルフィルタを含み、 該第1及び第2の無限インパルス応答ディジタルフィル
    タは各々前記コンピュータによって調整される調整可能
    なフィルタリングパラメータを有する請求項6記載の受
    信器。
  8. 【請求項8】 前記補助信号はディジタル信号であり、 前記同相検出信号の複合ビデオ信号成分から分離された
    水平同期パルスを供給する水平同期分離器と、 前記同相検出信号の複合ビデオ信号成分から分離された
    垂直同期パルスを供給する垂直同期分離器と、 該水平同期パルスによって分離され該水平同期パルスに
    よって制御され、水平走査線周波数の倍数での振動を生
    成するラインロックされた制御発信器と、 該ラインロックされた制御発信器の発信の平均軸交差に
    応答してデータ行あたりシンボルカウントを生成し、該
    水平同期分離器からの水平同期パルスに応答してデータ
    行あたりシンボルカウントの初期値に周期的にリセット
    されるデータ行あたりシンボルカウンタと、 該水平同期分離器から供給される水平同期パルスを計数
    して、走査線カウントの値に各値が対応するデータ行カ
    ウントを生成し、該垂直同期分離器から供給される垂直
    同期パルスに応答してデータ行カウントの初期値に周期
    的にリセットされるデータ行カウンタと、 Lを正の整数としてMを少なくとも2である偶数の正の
    整数として、時としてMのゴーストキャンセリング基準
    信号の周期の少なくとも一つを含む垂直帰線消去期間の
    間に、各フィールドの前記所定のラインを表わす得られ
    た該データ行カウントの所定の値の直後の該同相検出信
    号の走査線を分離するL番目ライン分離器と、 Nを少なくとも1の正の整数として、該分離された垂直
    同期パルスに応答してフィールドカウントモジュロMN
    を生成するフィールドカウンタと、 該フィールドカウントモジュロMNをMのゴーストキャ
    ンセリング基準信号の該周期に同期させる手段と、 該L番目ライン分離器によって分離されたMN個の順次
    の走査線から対応する画素を結合して、該受信されたゴ
    ーストキャンセリング基準信号として前記コンピュータ
    に供給される時間フィルタ応答を生成する時間フィルタ
    と、 前記第2のゴースト除去回路の応答を入力信号として受
    け取り、データ分離と検出を制御する該データ行カウン
    ト及び該データ行あたりシンボルカウントを受け、該デ
    ィジタル信号を出力信号として再生成するデータ分離及
    び検出回路とを更に含む請求項1記載の補助信号用受信
    器。
  9. 【請求項9】 前記時間フィルタは、 一時的ライン格納と、 各MN番目フィールドのL番目走査線の後で、かつ、次
    に続くフィールドのL番目走査線の前に、該一時的ライ
    ン格納を空にする手段と、 該MN番目フィールドのL番目走査線の前ではなく、し
    かし該一時的ライン格納を引続き空にする前に、各該M
    N番目フィールド毎に、該一時的ライン格納の内容を前
    記コンピュータに読み出す手段と、 カウントされる各フィールドのGCR信号の成分の極性
    に従って、第1及び第2のフィールドカウントの条件を
    決定する手段と、 該第1のフィールドカウントの条件に応答して、現在カ
    ウントされるフィールドのL番目走査線を該一時的ライ
    ン格納の内容に加算する手段と、 該第2のフィールドカウントの条件に応答して、現在カ
    ウントされるフィールドのL番目走査線を該一時的ライ
    ン格納の内容から減算する手段ととよりなる請求項8記
    載の補助信号用の受信器。
  10. 【請求項10】 前記数Nは1である請求項9記載の受
    信器。
  11. 【請求項11】 その極性が第1及び第2のフィールド
    カウントの条件を決定する、カウントされる各フィール
    ドのGCR信号の前記成分は、ベッセルチャープである
    請求項9記載の受信器。
  12. 【請求項12】 前記ラインロックされた制御発信器の
    発信の平均軸交差に応答してデータ列あたりシンボルカ
    ウントを生成し、該データ列あたりシンボルカウントが
    所定の最大カウント値に到達して初期カウント値に転換
    される時に常に最大カウント到達信号を供給し、前記水
    平同期分離器からの水平同期パルスに応答してデータ列
    あたりシンボルカウントの初期カウント値に周期的にリ
    セットされるデータ列あたりシンボルカウンタと、 該データ列あたりシンボルカウンタから供給される最大
    カウント到達信号をカウントしてデータ列カウントを生
    成し、前記垂直同期分離器から供給される垂直同期パル
    スに応答してデータ列カウントの初期値に周期的にリセ
    ットされるデータ列カウンタと、 デインターリーブされた出力信号を供給するために入力
    信号として供給される前記データ分離及び検出回路から
    の出力信号に応答してデインターリーバとして動作し、
    前記フィールドカウントモジュロMN、前記データ行あ
    たりシンボルカウント、前記データ行カウント、該デー
    タ列あたりシンボルカウント、及び該データ列カウント
    を内部メモリに書き込み及び読み出しするための制御信
    号として受けるレートバッファと、 該レートバッファからの出力信号に応答して内部エラー
    を補正するエラー補正符号復号化器とを更に含む請求項
    8記載の受信器。
  13. 【請求項13】 前記L番目ラインは各フィールドの1
    9番目ラインである請求項8記載の受信器。
  14. 【請求項14】 前記数Mは8であり、前記ゴーストキ
    ャンセリング基準信号は、所定の大きさであり垂直帰線
    消去期間の対応する走査線内の所定のタイミングである
    対応するベッセルチャープよりなり、8連続フィールド
    の各周期に於ける該ゴーストキャンセリング基準信号の
    対応するベッセルチャープは、位相の所定パターンを有
    する請求項8記載の受信器。
  15. 【請求項15】 前記L番目ラインは各フィールドの1
    9番目ラインである請求項14記載の受信器。
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