JP2000124607A - 多層プリント配線板及びその製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板及びその製造方法

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JP2000124607A
JP2000124607A JP29697898A JP29697898A JP2000124607A JP 2000124607 A JP2000124607 A JP 2000124607A JP 29697898 A JP29697898 A JP 29697898A JP 29697898 A JP29697898 A JP 29697898A JP 2000124607 A JP2000124607 A JP 2000124607A
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layer
metal
wiring board
printed wiring
metal layer
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JP29697898A
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English (en)
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Yoshinori Takenaka
芳紀 竹中
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属層とこの金属層上にパターン状に設けら
れた電解めっき層とからなる導体回路の断線を防止し、
接続性に優れたプリント配線板を得る。 【解決手段】 基板1と基板1上の下層導体回路5と下
層導体回路5上の層間絶縁樹脂層17と層間絶縁樹脂層
17上の上層導体回路30,31とを備えている多層プ
リント配線板43を提供する。この多層プリント配線板
43は、上層導体回路30,31が金属パターン層29
と金属パターン層29上の電解めっき層28とを含んで
おり、金属パターン層29が熱処理されており、金属パ
ターン層29の表面が0.15〜0.55の光沢度を有
しており、金属パターン層29が層間絶縁樹脂層17上
の金属層のエッチングによって形成されており、前記金
属層が、電解めっき層28を層間絶縁樹脂層17上に固
着させる下地としてはたらくとともに、前記金属層が、
前記金属層と電解めっき層28とを上層導体回路30,
31の所望パターンに従ってパターン化するための、露
光し現像された感光性樹脂からなるめっきレジスト層の
下地としてはたらく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導体回路の断線の
ない接続性に優れるプリント配線板とその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】層間絶縁樹脂層と金属層との密着を向上
させるために、めっきにて金属層を形成した後、かかる
金属層を熱処理することが知られている(特開平7−3
12476号公報)。
【0003】かかる方法は、金属層を熱処理すること
で、層間絶縁樹脂層と金属層の密着強度が増し、機械
的、電気的特性が向上するというものである。開示され
ている方法は、フルアディティブ法であるが、セミアデ
ィティブ法でも同様である。
【0004】かかる熱処理は、層間絶縁樹脂層と導体回
路を繰り返し設けることにより形成されるビルドアップ
多層プリント配線板において有効である。層間絶縁樹脂
層の表面を粗化し、この粗化面にめっき層を形成した
後、このめっき層を熱処理することにより、粗化面とめ
っき層が絡み合うので、層間絶縁樹脂とめっき層との密
着性が向上し、剥がれなどが起きない。
【0005】また、熱処理により金属層内に残留した水
分、吸蔵水素などの不純物を排除することにより金属層
自身の結晶が大きくなるため、金属層自身の強度や硬度
が高められる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる金属層
上に導体回路を形成するには、層間絶縁樹脂層の一面に
金属層を形成させて、かかる金属層上にドライフィルム
を載置し、ドライフィルムを露光し、現像処理すること
によって、導体回路部分のドライフィルムを剥離して、
後工程の電解めっき層を施した後、パタ−ンレジストを
剥離し、金属層をエッチングすることによって、金属層
と電解めっき層とからなる導体回路を形成する。
【0007】本発明者は、このようにして形成した導体
回路が断線することを見出した。本発明者の研究によれ
ば、この断線は、金属層と電解めっき層との間にドライ
フィルム由来の樹脂が残留することにより発生している
ことがわかった。
【0008】本発明の主たる目的は、露光によってパタ
ーン化される感光性樹脂層からなるめっきレジスト層を
金属層上に設ける際、金属層表面の光の乱反射を防止し
て、めっきレジスト層の非形成部分の感光性樹脂の残留
を抑制し、感光性樹脂層由来の樹脂が金属層と電解めっ
き層との間に残留するのを抑制することによって、導体
回路の断線を防止し、接続性に優れたプリント配線板を
得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板と前記基
板上の下層導体回路と前記下層導体回路上の層間絶縁樹
脂層と前記層間絶縁樹脂層上の上層導体回路とを備えて
いる多層プリント配線板であって、前記上層導体回路が
金属パターン層と前記金属パターン層上の電解めっき層
とを含んでおり、前記金属パターン層が熱処理されてお
り、前記金属パターン層の表面が0.15〜0.55の
光沢度を有しており、前記金属パターン層が前記層間絶
縁樹脂層上の金属層のエッチングによって形成されてお
り、前記金属層が、前記電解めっき層を前記層間絶縁樹
脂層上に固着させる下地としてはたらくとともに、前記
金属層が、前記金属層と前記電解めっき層とを前記上層
導体回路の所望パターンに従ってパターン化するため
の、露光し現像された感光性樹脂からなるめっきレジス
ト層の下地としてはたらく、多層プリント配線板及びか
かる多層プリント配線板の製造方法に係るものである。
【0010】本発明者は、導体回路の断線を防止するた
め鋭意研究した結果、導体回路の断線発生部分では、他
の部分に比べ、金属層の表面の光沢が濃くなっているこ
とを見出した。
【0011】本発明者が更に検討したところ、光沢が濃
くなった部分は、ドライフィルムを露光する際、光の反
射角度を変えてしまい、ドライフィルムの反応が不十分
になり、ドライフィルムが現像で剥離されないため、パ
タ−ンレジスト(ドライフィルム)が残り、形成される
導体回路に断線を引き起こすことを突き止めた。
【0012】かかる知見の下、本発明者は、導体回路の
光沢が変化する原因を探究した。その結果、光沢の変化
は、金属層形成後に行う熱処理によって発生することが
分かった。金属層を形成した直後には、均一であった表
面の光沢が、熱処理により濃淡を生じる。かかる濃淡発
生の場所は、不規則で大きさもバラバラであった。
【0013】金属層の熱処理は、金属層の下にある絶縁
樹脂層と金属層との密着性を向上させるためには、欠か
すことができない。このため、本発明者は、種々の処理
方法を検討し、金属層の光沢度を均一にするよう試み
た。
【0014】光沢度を均一にするため、過硫酸ナトリウ
ムによるエッチングやバフ等の研磨機によって、金属層
の表層を除去してみた。しかし、光沢の濃淡は、表層だ
けでなく、金属層の内層でも濃淡形成箇所に変わりはな
かった。
【0015】これらの知見に基づいて随意研究した結
果、本発明者は、金属層表面の光沢度が0.55を超え
た状態でパタ−ンレジスト(ドライフィルム)を露光す
ると、光の乱反射により金属層表面にパターンレジスト
由来の樹脂が残り、得られる導体回路に断線が起こるこ
とを解明した。
【0016】また、本発明者は、めっきにより金属層を
形成した後、熱処理を、常温から段階的に温度を上げて
いくことで行うことにより、金属層の濃淡の発生がな
く、金属層の光沢度が0.15〜0.55に抑えられる
ことにより、パタ−ンレジスト(ドライフィルム)の露
光の際、光の乱反射がなくなり、導体回路の断線がなく
なることを見出し、本発明を完成させた。
【0017】本発明によれば、金属パターン層の表面が
0.15〜0.55の光沢度を有しており、金属パター
ン層上で感光性樹脂層を露光し現像してめっきレジスト
層を除去する際、金属パターン層上で光の乱反射が起こ
らず、金属パターン層上に感光性樹脂層由来の樹脂が残
存し難く、金属パターン層とこの金属パターン層上に設
けられる電解めっき層との間で樹脂の残存が抑制される
ことによって、導体回路の断線が防止された多層プリン
ト配線板を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の多層プリント配線板は、
基板と基板上の下層導体回路と下層導体回路上の層間絶
縁樹脂層と層間絶縁樹脂層上の上層導体回路とを備えて
いる。上層導体回路は金属パターン層とこの金属パター
ン層上の電解めっき層とから形成されている。この金属
パターン層は、層間絶縁樹脂層上の金属層をエッチング
することによって形成される。
【0019】かかる金属層は、電解めっき層を層間絶縁
樹脂層上に固着させる下地としてはたらくとともに、金
属層と電解めっき層とを上層導体回路の所望パターンに
従ってパターン化するための、露光し現像された感光性
樹脂からなるめっきレジスト層の下地としてもはたら
く。
【0020】本発明にかかる金属層は、銅、ニッケル、
スズ、パラジウム、金、銀、及びアルミニウムからなる
群より選ばれた少なくとも1種、又は2種類以上の合金
で形成されるのが好ましい。特に、銅により形成するの
が望ましい。銅は、パターン状にエッチングして導体回
路を形成するのに適している。
【0021】かかる金属層は、めっき法や、スパッタ、
電着等の蒸着法によって形成することができ、どのよう
な方法でもよい。金属層をめっきで形成するには、電解
めっき法、無電解めっき法どちらを用いてもよい。特
に、無電解めっき法を用いるのが望ましい。均一な厚さ
の金属層が形成できるからである。
【0022】本発明にかかる金属層は、層間絶縁樹脂と
の密着性を向上させるため、熱処理される。また、かか
る金属層は、感光性樹脂層を露光し現像してめっきレジ
スト層を除去する際、表面が0.15〜0.55の光沢
度を有している。金属層の光沢度をかかる範囲にするこ
とにより、パタ−ンレジスト(ドライフィルム)の露光
時の光の乱反射を発生を防ぐことができる。
【0023】光沢度が0.15未満のときは、熱処理が
不十分であるため、金属層と層間絶縁層との剥離が起き
たり、金属層中の水分、吸蔵水素などの不純物が残留し
ているため、金属の結晶の大きさが異なるため、金属層
自身脆くなるため、導体回路のエッチングの際、過剰に
エッチングされるために断線を起こしたりす。
【0024】光沢度が0.55を超えると、金属層全体
に濃い部分が増して、パタ−ンレジスト(ドライフィル
ム)の露光の際、パターンレジスト由来の樹脂が残り、
得られる導体回路に断線を引き起こしてしまう。更に、
光沢度が0.75を超える場合、露光量を変えなければ
ならず、それにより、50μm以下の微細配線の形成が
困難になる。
【0025】かかる金属層の表面を0.15〜0.55
の光沢度にするには、熱処理を用いることができる。か
かる熱処理は、常温(20〜30℃)から段階的に温度
を上げていくことによって行うことができる。
【0026】かかる熱処理の温度は、50〜250℃で
行うのがよい。特に、80〜200℃で行うのが望まし
い。50℃未満では、層間絶縁樹脂層とめっき層との密
着性の低下を招き、250℃を超えると、金属層の濃淡
が発生し易く、かつ、光沢度が0.55を超え易いため
に、得られる導体回路に断線が生じることがある。
【0027】また、熱処理の温度は、少なくとも10分
以上ホ−ルドした後、次の段階の温度へ上昇させていく
ことにより、金属層の光の乱反射を防ぐことができ、得
られる導体回路の断線を防ぐことができる。
【0028】光沢度の測定は、グラフィックアーツマニ
ュファクチャリングカンパニー製 GAMMODEL 144 DENSIT
OMETERを用いて行うことができる。この際、最初に、光
沢度の原点測定を行う。備え付けの原点測定用の白いサ
ンプル、黒いサンプルを交互に測定して、測定値をサン
プルに指定されている光沢度の数値に補正する。
【0029】補正後に、熱処理を終えた金属層の光沢度
を測定し、光沢度が0.15から0.55のときは、パ
タ−ンレジスト(ドライフィルム)の露光による光の乱
反射が起こらず、断線が発生しない。
【0030】かかる金属層の厚みは、0.05〜5μm
で形成することができ、特に、0.5〜2μmで形成さ
れるのが望ましい。
【0031】次に、本発明のプリント配線板を製造する
方法について説明する。以下の方法は、主として、セミ
アディティブ法によるものであるが、フルアディティブ
法を採用してもよい。
【0032】本発明では、基板の表面に導体回路を形成
した配線基板を作製する。基板としては、ガラスエポキ
シ基板、ポリイミド基板、ビスマレイミド−トリアジン
樹脂基板等の樹脂絶縁基板、銅張り積層板、セラミック
基板、金属基板等を用いることができる。
【0033】かかる配線基板は、内部に複数層の導体回
路が形成された多層プリント配線板であってもよい。か
かる複数層の導体回路を形成するには、基板上に設けら
れた下層導体回路上に、層間絶縁樹脂層として、無電解
めっき用接着剤からなる接着剤層を形成し、この接着剤
層表面を粗化して粗化面とし、この粗化面全体に薄付け
の無電解めっきを施し、めっきレジストを形成し、めっ
きレジスト非形成部分に厚付けの電解めっきを施した
後、めっきレジストを除去し、エッチング処理して、電
解めっき膜と無電解めっき膜とからなる2層の導体回路
を形成することができる。導体回路は、いずれも銅パタ
−ンがよい。
【0034】導体回路を形成した基板には、導体回路又
はスル−ホ−ルにより、凹部が形成される。その凹部を
埋めるためには、基板表面に樹脂充填剤を塗布し、乾燥
した後、不要な樹脂充填剤を研磨により研削して、導体
回路を露出させ、樹脂充填剤を本硬化させる。
【0035】露出した導体回路上に粗化層を形成させ
る。かかる粗化層は、銅−ニッケル−リンからなる合金
をめっきにより形成させる方法、または、アゾール類の
第二銅錯体と有機酸の水溶液からなるエッチング液を導
体回路表面にスプレイするか、かかるエッチング液に導
体回路を浸漬し、バブリングにより形成させる方法、あ
るいは、他のエッチング処理、研磨処理、酸化処理、酸
化還元処理によって形成させる方法がある。粗化層を形
成した導体回路の基板上に層間絶縁層である無電解めっ
き用接着剤を形成させる。
【0036】かかる無電解めっき用接着剤は、酸や酸化
剤に可溶性の硬化処理された耐熱性樹脂粒子が、酸や酸
化剤に難溶性の未硬化の耐熱性樹脂中に分散されてなる
ものが最適である。かかる耐熱性樹脂粒子は、酸や酸化
剤で処理することによって溶解除去され、表面に蛸つぼ
状のアンカーからなる粗化面を形成するからである。な
お、かかる無電解めっき用接着剤は、組成の異なる2層
により構成してもよい。
【0037】酸や酸化剤に可溶性の硬化処理された耐熱
性樹脂粒子としては、(1) 平均粒径が10μm以下の耐熱
性樹脂粉末、(2) 平均粒径が2μm以下の耐熱性樹脂粉
末を凝集させた凝集粒子、(3) 平均粒径が2〜10μmの
耐熱性樹脂粉末と平均粒径が2μm未満の耐熱性樹脂粉
末との混合物、(4) 平均粒径が2〜10μmの耐熱性樹脂
粉末の表面に、平均粒径が2μm以下の耐熱性樹脂粉末
及び無機粉末の少なくとも1種を付着させた疑似粒子、
(5) 平均粒径が0.1〜0.8μmの耐熱性樹脂粉末と
平均粒径が0.8μmを超え2μm未満の耐熱性樹脂粉
末との混合物、(6) 平均粒径が0.1〜1.0μmの耐
熱性樹脂粉末からなる群より選ばれる少なくとも1種の
粒子を用いることが望ましい。これらは、より複雑なア
ンカーを形成するからである。これらの粒子により得ら
れる粗化面は、0.1〜20μmの最大粗度(Rma
x)を有することができる。
【0038】かかる耐熱性樹脂粒子の混合比は、耐熱性
樹脂からなるマトリックスの固形分の5〜50重量%、
望ましくは10〜40重量%がよい。また、かかる耐熱
性樹脂粒子は、アミノ樹脂(メラミン樹脂、尿素樹脂、
グアナミン樹脂等)、エポキシ樹脂等からなるのがよ
い。
【0039】酸や酸化剤に難溶性の未硬化の耐熱性樹脂
としては、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂との樹脂複合
体、又は感光性樹脂と熱可塑性樹脂との樹脂複合体から
なるのが望ましい。前者については耐熱性が高く、後者
についてはバイアホ−ル用の開口をフォトリソグラフィ
−により形成できるからである。
【0040】かかる熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹
脂、フェノ−ル樹脂、ポリイミド樹脂等を用いることが
できる。また、感光化する場合は、熱硬化基をメタクリ
ル酸やアクリル酸等とアクリル化反応させる。特に、エ
ポキシ樹脂のアクリレ−トが最適である。エポキシ樹脂
としては、フェノ−ルノボラック型、クレゾ−ルノボラ
ック型等のノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタ
ジエン変性させた脂環式エポキシ樹脂等を用いることが
できる。
【0041】熱可塑性樹脂としては、ポリエ−テルスル
フォン(PES)、ポリスルフォン(PSF)、ポリフ
ェニレンスルフォン(PPS)、ポリフェニレンサルフ
ァイド(PPES)、ポリフェニルエ−テル(PP
E)、ポリエ−テルイミド(PI)等を用いることがで
きる。
【0042】熱硬化性樹脂(感光性樹脂)と熱可塑性樹
脂の混合割合は、熱硬化性樹脂(感光性樹脂)/熱可塑
性樹脂=95/5〜50/50がよい。耐熱性を損なう
ことなく、高い物性値が得られるからである。
【0043】次に、かかる無電解めっき用接着剤を硬化
させて、層間絶縁樹脂層を形成する一方、この層間樹脂
樹脂層には、バイアホ−ル形成用の開口を設けることが
できる。
【0044】バイアホール形成用の開口は、無電解めっ
き用接着剤の樹脂マトリックスが熱硬化樹脂である場合
は、レ−ザ−光や酸素プラズマ等を用いて穿孔し、感光
性樹脂である場合は、露光現像処理にて穿孔する。な
お、露光現像処理は、バイアホ−ル形成用に円パタ−ン
が描画されたフォトマスク(ガラス基板がよい)を、円
パタ−ン側が感光性の層間樹脂絶縁層の上に密着するよ
うに載置した後、露光、現像処理する。
【0045】次に、バイアホ−ル形成用開口を設けた層
間樹脂絶縁層(無電解めっき用接着剤層)の表面を粗化
する。特に、無電解めっき用接着剤層の表面に存在する
耐熱性樹脂粒子を、酸や酸化剤で溶解除去することによ
り、接着剤層表面を粗化処理する。このとき、層間樹脂
絶縁層に粗化面が形成される。この時、粗化面に形成さ
れる窪みの深さは1〜5μm 程度が好ましい。
【0046】酸による処理としては、リン酸、塩酸、硫
酸等の無機酸、又は蟻酸や酢酸等の有機酸を用いること
ができる。特に、有機酸を用いるのが望ましい。粗化処
理した場合に、バイアホ−ルから露出する金属導体層を
腐食させ難いからである。酸化剤による処理は、クロム
酸、過マンガン酸塩(過マンガン酸カリウム等)を用い
るのが望ましい。
【0047】かかる粗化面は、0.1〜20μmの最大
粗度(Rmax)を有するのが好ましい。厚過ぎると層
自体が損傷、剥離し易く、薄過ぎると密着性が低下する
からである。特に、セミアディティブ法では、0.1〜
5μmがよい。密着性が確保されつつ、無電解めっき膜
が除去されるからである。
【0048】次に、粗化した層間樹脂絶縁層上に触媒核
を付与し、全面に薄付けの無電解めっき膜を形成する。
この無電解めっき膜は、無電解銅めっきがよく、厚み
は、1〜5μm,より望ましくは、2〜3μmとする。
なお、無電解銅めっき液としては、常法で採用される液
組成のものを使用することができる。例えば、硫酸銅:
29g/L、炭酸ナトリウム:25g/L、EDTA: 140
g/L、水酸化ナトリウム:40g/L、37%ホルムアル
デヒド: 150mL、(PH=11.5)からなる液組成のも
のがよい。
【0049】本発明では、かかる無電解めっきによる金
属層を熱処理することにより、層間絶縁樹脂層と金属層
との密着性が向上し、かつ、金属層の光沢度を0.15
から0.55の範囲で均一にすることができる。
【0050】かかる熱処理は、無電解めっきによる金属
層を、常温から段階的に温度を上げていくことで行うこ
とができる。その一例として、50℃/30分+80℃
/30分+100℃/30分+120℃/30分+15
0℃/2時間がある。
【0051】かかる熱処理条件は、金属層の種類、厚
み、パタ−ンレジスト(ドライフィルム)の厚み、露光
条件、生産タクト等により変えることができる。
【0052】温度のホ−ルド時間は、少なくとも10分
以上が好ましい。昇温時に受ける金属層のダメージを低
減するためである。また、冷却の際も、急激に温度を下
げるより、段階的にゆっくりと温度を下げるのが望まし
い。その理由として、冷却時の金属層へのダメ−ジが低
減されるからである。
【0053】次に、このように形成した無電解めっき膜
上に、感光性樹脂フィルム(ドライフィルム)をラミネ
−トし、この感光性樹脂フィルム上に、めっきレジスト
パタ−ンが描画されたフォトマスク(ガラス基板がよ
い)を密着させて載置し、露光し、現像処理することに
より、めっきレジストパタ−ンを配設した非導体部分を
形成する。
【0054】次に、無電解銅めっき膜上の非導体部分以
外に電解めっき膜を形成し、導体回路とバイアホ−ルと
なる導体部を設ける。電解めっきとしては、電解銅めっ
きを用いることが望ましく、その厚みは、10〜20μmが
よい。
【0055】次に、非導体回路部分のめっきレジストを
除去した後、更に、硫酸と過酸化水素の混合液や過硫酸
ナトリウム、過硫酸アンモニウム、塩化第二鉄、塩化第
二銅等のエッチング液にて無電解めっき膜を除去し、無
電解めっき膜と電解めっき膜の2層からなる独立した導
体回路とバイアホ−ルを得ることができる。なお、非導
体部分に露出した粗化面上のパラジウム触媒核は、クロ
ム酸、硫酸と過酸化水素との混合液等により溶解除去す
る。
【0056】次いで、表層の導体回路には、粗化層を形
成させる。かかる粗化層は、銅−ニッケル−リンからな
る合金をめっきにより形成させる方法、または、アゾ−
ル類の第二銅錯体と有機酸の水溶液からなるエッチング
液を導体回路表面にスプレイするか、かかるエッチング
液に導体回路を浸漬し、バブリングにより形成させる方
法、あるいは、他のエッチング処理、研磨処理、酸化処
理、酸化還元処理により形成させる方法がある。
【0057】前述の粗化層は、層間絶縁層の形成以外
に、ソルダーレジスト層の形成にも用いることができ
る。
【0058】本発明では、このようにして形成される所
定形状の導体回路上に、ソルダーレジスト層を形成する
ことができる。かかるソルダーレジスト層の厚さは、5
〜40μmがよい。薄過ぎると、ソルダーレジスト層が
ソルダーダムとして機能せず、また、厚過ぎると、はん
だバンプ用の開口部を形成し難くなる上、はんだ体と接
触して、はんだ体にクラックが生じる原因となるからで
ある。
【0059】ソルダーレジスト層は、種々の樹脂から形
成することができる。例えば、ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂やそのアクリレートか、ノボラック型エポキシ
樹脂やそのアクリレートを、アミン系硬化剤やイミダゾ
ール硬化剤等で硬化させた樹脂を用いることができる。
【0060】特に、ソルダーレジスト層に開口を設け
て、はんだバンプを形成する場合、ノボラック型エポキ
シ樹脂かそのアクリレートを、イミダゾール硬化剤で硬
化させるのが好ましい。かかる樹脂からなるソルダーレ
ジスト層は、鉛のマイグレーション(鉛イオンがソルダ
ーレジスト層内を拡散する現象)が少ないという利点を
持つ。
【0061】また、ノボラック型エポキシ樹脂のアクリ
レートをイミダゾール硬化剤で硬化させた樹脂の場合、
耐熱性、耐アルカリ性に優れ、はんだが溶融する温度
(200℃前後)でも劣化せず、ニッケルめっきや金めっ
きのような強塩基性のめっき液で分解しない。ノボラッ
ク型エポキシ樹脂のアクリレートとしては、フェノール
ノボラックやクレゾールノボラックのグリシジルエーテ
ルを、アクリル酸やメタクリル酸等と反応させたエポキ
シ樹脂等を挙げることができる。
【0062】しかし、かかるノボラック型エポキシ樹脂
のアクリレートから形成されるソルダーレジスト層は、
剛直骨格を持つ樹脂で構成されるので、導体回路との間
で剥離が生じ易い。導体回路上の粗化面は、かかる剥離
を防止でき、有利である。
【0063】イミダゾール硬化剤は、25℃で液状である
のが望ましい。液状であれば、均一混合し易いからであ
る。かかる硬化剤としては、1-ベンジル−2-メチルイミ
ダゾール(品名:1B2MZ )、1-シアノエチル−2-エチル
−4-メチルイミダゾール(品名:2E4MZ-CN)、4-メチル
−2-エチルイミダゾール(品名:2E4MZ )を挙げること
ができる。
【0064】かかる樹脂及び硬化剤は、グリコールエー
テル系の溶剤に溶解し、ソルダーレジスト用組成物とす
るのが望ましい。かかる組成物からソルダーレジスト層
を形成すると、遊離酸素が発生せず、銅パッド表面を酸
化させない。また、人体に対する有害性も少ない。
【0065】グリコールエーテル系の溶剤としては、次
の一般式: CH3 O−(CH2 CH2 O) n −CH3 (n=1〜
5) で表される溶媒を用いることができる。
【0066】特に望ましくは、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル(DMDG)及びトリエチレングリコー
ルジメチルエーテル(DMTG)からなる群より選ばれ
る少なくとも1種を用いる。これらの溶剤は、30〜50℃
程度の加温により、ベンゾフェノンやミヒラーケトン等
の反応開始剤を完全に溶解させることができる。かかる
溶剤の量は、ソルダーレジスト用組成物の10〜40重量%
がよい。
【0067】イミダゾール硬化剤の添加量は、ソルダー
レジスト用組成物の総固形分に対して、1〜10重量%と
することが望ましい。添加量がこの範囲内にあれば、均
一混合し易いからである。
【0068】上述したようなソルダーレジスト用組成物
には、この他に、各種消泡剤やレベリング剤、耐熱性や
耐塩基性の改善と可撓性付与のための熱硬化性樹脂、解
像度改善のための感光性モノマー等を添加することがで
きる。
【0069】レベリング剤としては、アクリル酸エステ
ルの重合体からなるものがよい。また、開始剤として
は、チバガイギー製のイルガキュアI907、光増感剤
としては日本化薬製のDETX−Sがよい。
【0070】熱硬化性樹脂には、ビスフェノール型エポ
キシ樹脂を用いることができる。このビスフェノール型
エポキシ樹脂には、ビスフェノールA型エポキシ樹脂と
ビスフェノールF型エポキシ樹脂があり、耐塩基性を重
視する場合には前者が、低粘度化が要求される場合(塗
布性を重視する場合)には後者がよい。
【0071】感光性モノマーには、多価アクリル系モノ
マーを用いることができる。多価アクリル系モノマー
は、解像度を向上させることができるからである。例え
ば、日本化薬製のDPE−6Aや共栄社化学製のR−6
04等の多価アクリル系モノマーを用いることができ
る。
【0072】かかるソルダーレジスト用組成物には、色
素や顔料等を添加してもよい。配線パターンを隠蔽でき
るからである。かかる色素としては、フタロシアニング
リーンを用いることが望ましい。
【0073】また、かかるソルダーレジスト用組成物
は、25℃で0.5〜10Pa・s、より望ましくは、
1〜10Pa・sの粘度を有するのがよい。ロールコー
タで塗布し易いからである。かかる組成物は、ソルダ−
レジスト層を形成した後、開口部を、露光、現像処理に
より形成することができる。開口径は、80〜150μ
mの範囲がよい。
【0074】その後、ソルダ−レジスト層形成後に開口
部に無電解めっきにてニッケルめっき層を形成させるこ
とができる。ニッケルめっき液の組成の例として、硫酸
ニッケル4.5g/l、次亜リン酸ナトリウム25g/
l、クエン酸ナトリウム40g/l、ホウ酸12g/
l、チオ尿素0.1g/l(PH=11)がある。かか
るめっき層を形成するには、脱脂液により、ソルダ−レ
ジスト層開口部、表面を洗浄し、パラジウムなどの触媒
を開口部に露出した導体部分に付与し、活性化させた
後、めっき液に浸漬し、ニッケルめっき層を形成させる
ことができる。
【0075】ニッケルめっき層の厚みは、0.5〜20
μmで、特に3〜10μmの厚みが望ましい。それ以下
では、はんだバンプとニッケルめっき層の接続が取れ難
く、それ以上では、開口部に形成したはんだバンプが収
まりきれず、剥がれたりすることがある。
【0076】ニッケルめっき層形成後、金めっき層を形
成させることができる。金めっき層の厚みは、0.01
〜0.1μm、特に望ましくは0.03μm前後であ
る。
【0077】
【実施例】図面を参照して、本発明を実施例及び比較例
に基づいて説明する。実施例1 無電解めっき用接着剤調製用の原料組成物(上層用接着
剤) 〔樹脂組成物A〕クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(日本化薬製、分子量2500)の25%アクリル化物を80wt
%の濃度でDMDGに溶解させた樹脂液を35重量部、感
光性モノマー(東亜合成製、アロニックスM315 )3.15
重量部、消泡剤(サンノプコ製、S−65)0.5 重量部、
NMP 3.6重量部を攪拌混合して得た。
【0078】〔樹脂組成物B〕ポリエーテルスルフォン
(PES)12重量部、エポキシ樹脂粒子(三洋化成製、
ポリマーポール)の平均粒径 1.0μmのものの 7.2重量
部と、平均粒径 0.5μmのものの3.09重量部とを混合し
た後、更にNMP30重量部を添加し、ビーズミルで攪拌
混合して得た。
【0079】〔硬化剤組成物C〕イミダゾール硬化剤
(四国化成製、2E4MZ-CN)2重量部、光開始剤(チバガ
イギー製、イルガキュア I−907 )2重量部、光増感
剤(日本化薬製、DETX-S)0.2 重量部、NMP 1.5重量
部を攪拌混合して得た。
【0080】層間樹脂絶縁剤調製用の原料組成物(下層
用接着剤) 〔樹脂組成物D〕クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(日本化薬製、分子量2500)の25%アクリル化物を80wt
%の濃度でDMDGに溶解させた樹脂液を35重量部、感
光性モノマー(東亜合成製、アロニックスM315 )4重
量部、消泡剤(サンノプコ製、S−65)0.5 重量部、N
MP 3.6重量部を攪拌混合して得た。
【0081】〔樹脂組成物E〕ポリエーテルスルフォン
(PES)12重量部とエポキシ樹脂粒子(三洋化成製、
ポリマーポール)の平均粒径 0.5μmのものの 14.49重
量部とを混合した後、更にNMP30重量部を添加し、ビ
ーズミルで攪拌混合して得た。
【0082】〔硬化剤組成物F〕イミダゾール硬化剤
(四国化成製、2E4MZ-CN)2重量部、光開始剤(チバガ
イギー製、イルガキュア I−907 )2重量部、光増感
剤(日本化薬製、DETX-S)0.2 重量部、NMP1.5 重量
部を攪拌混合して得た。
【0083】樹脂充填剤調製用の原料組成物 〔樹脂組成物G〕ビスフェノールF型エポキシモノマー
(油化シェル製、分子量310 、YL983U)100重量部、表
面にシランカップリング剤がコーティングされた平均粒
径 1.6μmのSiO2 球状粒子(アドマテック製、CRS 11
01−CE、ここで、最大粒子の大きさは後述する内層銅パ
ターンの厚み(15μm)以下とする) 170重量部、レベ
リング剤(サンノプコ製、ペレノールS4)1.5 重量部
を攪拌混合することにより、その混合物の粘度を23±1
℃で45,000〜49,000cps に調整して得た。
【0084】〔硬化剤組成物H〕イミダゾール硬化剤
(四国化成製、2E4MZ-CN)6.5 重量部。
【0085】プリント配線板の製造 図1〜18は、一例の製造工程に従って示す、本発明に
かかるプリント配線板の縦断面図である。 (1) 図1に示すような、厚さ1mmのガラスエポキシ樹脂
又はBT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂からなる基
板1の両面に18μmの銅箔2がラミネートされている銅
張積層板3を出発材料とした。
【0086】まず、この銅張積層板3には、図2に示す
ように、ドリル孔4を削孔し、無電解めっき処理を施
し、パターン状にエッチングすることにより、基板3の
両面に内層銅パターン(下層導体回路)5とスルーホー
ル6を形成した。
【0087】(2) 内層銅パターン5とスルーホール6を
形成した基板を水洗いし、乾燥した後、酸化浴(黒化
浴)として、NaOH(10g/L)、NaClO2 (40g/
L)、Na3PO4(6g/L)、還元浴として、NaOH(10g
/L)、NaBH4 (6g/L)を用いた酸化−還元処理に
より、内層銅パターン5とスルーホール6の表面に粗化
面7,8,9を設け、図2に示すような配線基板10を
製造した。
【0088】(3) 樹脂充填剤調製用の原料組成物を混合
混練して樹脂充填剤を得、この樹脂充填剤を、調製後24
時間以内に、基板10の両面にスキージを用いた印刷法
で塗布することにより、導体回路5間又はスルーホール
6内に充填し、乾燥炉内で100 ℃、20分間乾燥させ、他
方の面についても同様にして樹脂充填剤を導体回路5間
あるいはスルーホール6内に充填し、70℃、20分間で加
熱乾燥させ、樹脂層11,12を形成した。
【0089】(4) また、2回目の印刷塗布を行った。こ
の塗布では、主に導体回路の形成で生じた凹部を充填し
て、導体回路間及びスル−ホ−ル内に充填剤を充填した
後、前述の乾燥条件で乾燥させた(図示していない)。
【0090】(5) 前記(4) の処理を終えた基板の片面
を、#600 のベルト研磨紙(三共理化学製)を用いたベ
ルトサンダー研磨により、内層銅パターン5の表面やス
ルーホール6のランド8の表面に樹脂充填剤が残らない
ように研磨し、次いで、前記ベルトサンダー研磨による
傷を取り除くためのバフ研磨を行った。このような一連
の研磨を基板の他方の面についても同様に行った。
【0091】(6) 次いで、100 ℃で1時間、 150℃で1
時間の加熱処理を行って樹脂充填剤を硬化し、図3に示
すような配線基板13を作製した。この配線基板13で
は、スルーホール6等に充填された樹脂充填剤の表層部
及び内層導体回路5の上面の粗化面7,8が除去されて
おり、基板の両面が平滑化され、樹脂層11と内層導体
回路5の側面とスルーホール6のランド表面とが粗化面
7a,8aを介して強固に密着し、また、スルーホール
6の内壁面と樹脂層12とが粗化面9を介して強固に密
着している。即ち、この工程により、樹脂層11,12
の表面と内層銅パターン5の表面が同一平面となる。
【0092】(7) 導体回路を形成したプリント配線板1
3に、アルカリ脱脂してソフトエッチングして、次い
で、塩化パラジウウムと有機酸からなる触媒溶液で処理
して、Pd触媒を付与し、この触媒を活性化した後、硫
酸銅3.9×10-2モル/L、硫酸ニッケル3.8×1
-3モル/L、クエン酸ナトリウム7.8×10-3モル
/L、次亜りん酸ナトリウム2.3×10-1モル/L、
界面活性剤(日信化学工業製、サーフィール465)
1.1×10-4モル/L、PH=9からなる無電解めっ
き液に浸積し、浸漬1分後に、4秒当たり1回に割合で
縦及び横振動させて、図4に示すように、銅導体回路5
とスルーホール6のランドの表面にCu−Ni−Pから
なる針状合金の粗化層14,15を設けた。
【0093】更に、ホウフッ化スズ0.1モル/L、チ
オ尿素1.0モル/L、温度35℃、PH=1.2の条
件でCu−Sn置換反応させ、粗化層14,15の表面
に厚さ0.3μmSn層を設けた。Sn層は特に図示し
ていない。
【0094】(8) 層間樹脂絶縁剤調製用の原料組成物を
攪拌混合し、粘度1.5 Pa・sに調整して層間樹脂絶縁剤
(下層用)を得た。次いで、Aの無電解めっき用接着剤
調製用の原料組成物を攪拌混合し、粘度7Pa・sに調整
して無電解めっき用接着剤溶液(上層用)を得た。
【0095】(9) 前記(7) の基板16の両面に、前記
(8) で得られた粘度 1.5Pa・sの層間樹脂絶縁剤(下層
用)を、調製後24時間以内にロールコータで塗布し、水
平状態で20分間放置してから、60℃で30分の乾燥(プリ
ベーク)を行い、次に、前記(7) で得られた粘度7Pa・
sの感光性の接着剤溶液(上層用)を、調製後24時間以
内に塗布し、水平状態で20分間放置してから、60℃で30
分の乾燥(プリベーク)を行い、図5に示すような厚さ
35μmの接着剤層17を形成した。
【0096】(10)前記(9) で接着剤層17を形成した基
板の両面に、図6に示すように、85μmφの黒円18が
印刷されたフォトマスクフィルム19を密着させ、超高
圧水銀灯により 500mJ/cm2 で露光した。この基板をD
MTG溶液でスプレー現像し、更に、超高圧水銀灯によ
り3000mJ/cm2 で露光し、100 ℃で1時間、120 ℃で1
時間、その後 150℃で3時間の加熱処理(ポストベー
ク)することにより、図7に示すような、フォトマスク
フィルム19に相当する寸法精度に優れた85μmφの開
口(バイアホール形成用開口)20を有する厚さ35μm
の層間樹脂絶縁層(2層構造)17とした。なお、バイ
アホールとなる開口20には、スズめっき層を部分的に
露出させた。
【0097】(11)開口20が形成された基板を、クロム
酸に19分間浸漬し、層間樹脂絶縁層17の表面に存在す
るエポキシ樹脂粒子を溶解除去することにより、この層
間樹脂絶縁層17の表面を粗化し、図8に示すような粗
化面21,22を形成し、その後、中和溶液(シプレイ
社製)に浸漬してから水洗いし、粗化面及び層間絶縁樹
脂層に残留したクロム酸等を除去した。
【0098】更に、粗面化処理(粗化深さ6μm)した
基板の表面に、パラジウム触媒(アトテック製)を付与
することにより、層間樹脂絶縁層17の表面21とバイ
アホール用開口の内壁面22とに触媒核を付けた。
【0099】(12)このようにして形成した配線基板を、
以下に示す組成の無電解銅めっき水溶液中に基板を浸漬
して、図9に示すように、粗面全体に厚さ0.6 〜1.2 μ
mの無電解銅めっき膜23を形成した。 〔無電解めっき水溶液〕 EDTA 0.080モル/L 硫酸銅 0.031モル/L HCHO 0.053モル/L NaOH 0.055モル/L α、α’−ビピリジル 80 mg/L PEG 0.1 g/L 〔無電解めっき条件〕 65℃の液温度で20分
【0100】めっきによる金属層形成後、熱処理を10
0℃/30分+150℃/2時間にて行い、光沢度は、
0.46であった。
【0101】(13)前記(12)で形成した無電解銅めっき膜
23上に、図10に示すように、黒円24が印刷された
市販の感光性ドライフィルム25を張り付け、マスク2
6を載置して、100 mJ/cm2 で露光、0.8 %炭酸ナトリ
ウムで現像処理し、図11に示すような、厚さ15μmの
めっきレジスト27を設けた。
【0102】(14)次いで、レジスト非形成部分に以下の
条件で電解銅めっきを施し、図12に示すような厚さ15
μmの電解銅めっき膜28を形成した。 〔電解めっき水溶液〕 硫酸 2.25モル/L 硫酸銅 0.26モル/L 添加剤(アトテックジャパン製、カパラシドHL) 19.5mL/L 〔電解めっき条件〕 電流密度 1A/dm2 時間 65分 温度 22±2℃
【0103】(15)めっきレジスト27を5%KOHで剥
離除去した後、そのめっきレジスト27の下の無電解め
っき膜23を、硫酸と過酸化水素の混合液でエッチング
処理して溶解除去し、図13に示すような、金属パター
ン層29と電解銅めっき膜28とからなる、厚さ18μm
の導体回路30(バイアホール31を含む)を形成し
た。
【0104】(16)(7) と同様の処理を行い、図14に示
すようなCu-Ni-P からなる粗化層32を形成し、更に、
その表面にSn置換を行った。(17)前記(8) 〜(16)の工程
を繰り返すことにより、更に上層の導体回路を形成し、
多層配線基板を得た。但し、表層の粗化面には、Sn置
換は行わなかった。
【0105】(18)一方、DMDGに溶解させた60重量%
のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬製)
のエポキシ基50%をアクリル化した感光性付与のオリゴ
マー(分子量4000)を 46.67g、メチルエチルケトンに
溶解させた80重量%のビスフェノールA型エポキシ樹脂
(油化シェル製、エピコート1001)15.0g、イミダゾー
ル硬化剤(四国化成製、2E4MZ-CN)1.6 g、感光性モノ
マーである多価アクリルモノマー(日本化薬製、R604
)3g、同じく多価アクリルモノマー(共栄社化学
製、DPE6A ) 1.5g、分散系消泡剤(サンノプコ社製、
S−65)0.71gを混合し、更に、この混合物に対して光
開始剤としてのベンゾフェノン(関東化学製)を2g、
光増感剤としてのミヒラーケトン(関東化学製)を 0.2
g加えて、粘度を25℃で 2.0Pa・sに調整したソルダー
レジスト用組成物を得た。なお、粘度測定は、B型粘度
計(東京計器、 DVL-B型)で 60rpmの場合はローターN
o.4、6rpm の場合はローターNo.3によった。
【0106】(19)前記(17)で得られた多層プリント配線
基板(図面では2層の導体回路を有するプリント配線板
を図示した)の両面に、図15に示すようにして、この
ソルダーレジスト用組成物33を20μmの厚さで塗布し
た。次いで、70℃で20分間、70℃で30分間の乾燥処理を
行った後、図16に示すように、円パターン(マスクパ
ターン)34が描画された厚さ5mmのフォトマスクフィ
ルム35を密着させて載置し、1000mJ/cm2 の紫外線で
露光し、DMTG現像処理した。そして、更に、80℃で1時
間、 100℃で1時間、 120℃で1時間、 150℃で3時間
の条件で加熱処理し、図17に示すように、はんだパッ
ド部分36(バイアホールとそのランド部分37を含
む)を開口した(開口径 200μm)ソルダーレジスト層
(厚み20μm)38を形成し、プリント配線板39を製
造した。
【0107】(20)次に、ソルダーレジスト層38を形成
した基板39を、塩化ニッケル2.3×10-1モル/L、
次亜リン酸ナトリウム2.8×10-1モル/L、クエン酸
ナトリウム1.6×10-1モル/LからなるpH=4.5
の無電解ニッケルめっき液に20分間浸漬して、図18に
示すような、厚さ5μmのニッケルめっき層40を開口
部36,37に形成した。更に、その基板を、シアン化
金カリウム7.6 ×10-3モル/L、塩化アンモニウム1.9
×10-1モル/L、クエン酸ナトリウム1.2 ×10 -1モル/
L、次亜リン酸ナトリウム1.7 ×10-1モル/Lからなる
無電解金めっき液に80℃の条件で7.5分間浸漬して、
ニッケルめっき層40上に厚さ0.03μmの金めっき層4
1を形成した。
【0108】(21)そして、ソルダーレジスト層38の開
口部に、はんだペーストを印刷して200℃でリフローす
ることによりはんだバンプ(はんだ体)42を形成し、
はんだバンプ42を有するプリント配線板43を製造し
た。
【0109】比較例1 基本的に実施例と同様であるが、無電解めっきによる金
属層の形成後の熱処理を150℃/1時間+180℃/
1時間+260℃/2時間で行った。
【0110】比較例2 基本的に実施例と同様であるが、無電解めっきによる金
属層の形成後の熱処理を45℃/30分で行った。
【0111】以上、実施例および比較例で製造されたプ
リント配線板について、熱処理後のめっき層の濃淡の有
無、および、光沢度、導体回路形成後の断線の発生率、
層間絶縁樹脂層と導体回路の剥離の有無の4項目につい
て評価した。表1に実施例と比較例の評価結果を示し
た。
【0112】
【表1】
【0113】表1に示すように、実施例では、金属層の
表面に濃淡の差はなく、光沢度も低く、層間絶縁樹脂層
と金属層との剥離の発生もなかった。パタ−ンレジスト
(ドライフィルム)の露光時の問題も発生せず、導体回
路の断線が起きなかった。
【0114】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、金属
パターン層の表面が0.15〜0.55の光沢度を有し
ており、金属パターン層上で感光性樹脂層を露光し現像
してめっきレジスト層を除去する際、金属パターン層上
で光の乱反射が起こらず、金属パターン層上に感光性樹
脂層由来の樹脂が残存し難く、金属パターン層とこの金
属パターン層上に設けられる電解めっき層との間で樹脂
の残存が抑制されることによって、導体回路の断線が防
止され、接続信頼性の高い多層プリント配線板を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の製
造工程図である。
【図2】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の製
造工程図である。
【図3】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の製
造工程図である。
【図4】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の製
造工程図である。
【図5】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の製
造工程図である。
【図6】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の製
造工程図である。
【図7】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の製
造工程図である。
【図8】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の製
造工程図である。
【図9】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の製
造工程図である。
【図10】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の
製造工程図である。
【図11】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の
製造工程図である。
【図12】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の
製造工程図である。
【図13】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の
製造工程図である。
【図14】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の
製造工程図である。
【図15】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の
製造工程図である。
【図16】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の
製造工程図である。
【図17】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の
製造工程図である。
【図18】本発明にかかる一例の多層プリント配線板の
製造工程図である。
【符号の説明】
1 基板 2 銅箔 3 銅張積層板 4 ドリル孔 5 内層銅パターン(下層導体回路) 6 スルーホール 7,7a,8,8a,9 粗化面 10,13,16 配線基板 11,12 樹脂層 14,15,32 粗化層 17 接着剤層 18,24 黒円 19,35 フォトマスクフィルム 20 開口(バイアホール形成用開口) 23 無電解銅めっき膜 25 感光性ドライフィルム 26 マスク 27 めっきレジスト 28 電解銅めっき膜 29 金属パターン層 30 導体回路 31 バイアホール 33 ソルダーレジスト用組成物 34 円パターン(マスクパターン) 36 はんだパッド部分 37 バイアホールとそのランド部分 38 ソルダーレジスト層 39,43 プリント配線板 40 ニッケルめっき層 41 金めっき層 42 はんだバンプ(はんだ体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E343 AA02 AA12 BB16 BB24 BB71 CC62 DD43 ER12 ER18 ER21 ER32 GG01 5E346 AA02 AA03 AA06 AA12 AA15 AA35 AA43 BB01 BB15 BB16 CC31 CC32 CC33 CC34 CC37 CC38 CC39 CC41 CC54 CC58 DD01 DD16 DD17 DD22 DD23 DD24 DD33 DD44 DD47 EE31 EE33 EE35 FF02 FF12 GG01 GG15 GG16 GG17 GG18 GG22 GG23 GG27 HH07 HH11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と前記基板上の下層導体回路と前記
    下層導体回路上の層間絶縁樹脂層と前記層間絶縁樹脂層
    上の上層導体回路とを備えている多層プリント配線板で
    あって、 前記上層導体回路が金属パターン層と前記金属パターン
    層上の電解めっき層とを含んでおり、前記金属パターン
    層が熱処理されており、前記金属パターン層の表面が
    0.15〜0.55の光沢度を有しており、前記金属パ
    ターン層が前記層間絶縁樹脂層上の金属層のエッチング
    によって形成されており、前記金属層が、前記電解めっ
    き層を前記層間絶縁樹脂層上に固着させる下地としては
    たらくとともに、前記金属層が、前記金属層と前記電解
    めっき層とを前記上層導体回路の所望パターンに従って
    パターン化するための、露光し現像された感光性樹脂か
    らなるめっきレジスト層の下地としてはたらくことを特
    徴とする、多層プリント配線板。
  2. 【請求項2】 前記金属層が、0.05〜5μmの厚さ
    を有していることを特徴とする、請求項1記載の多層プ
    リント配線板。
  3. 【請求項3】 前記金属層が、銅、ニッケル、スズ、パ
    ラジウム、金、銀、及びアルミニウムからなる群より選
    定した少なくとも一種の金属から形成されていることを
    特徴とする、請求項1又は2記載の多層プリント配線
    板。
  4. 【請求項4】 前記金属層が、めっき又は蒸着によって
    形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいず
    れか一項記載の多層プリント配線板。
  5. 【請求項5】 基板と前記基板上の下層導体回路と前記
    下層導体回路上の層間絶縁樹脂層と前記層間絶縁樹脂層
    上の上層導体回路とを備えている多層プリント配線板を
    得るにあたり、 前記上層導体回路が金属パターン層と電解めっき層とを
    含んでおり、前記層間絶縁樹脂層上に金属層を設け、前
    記金属層を熱処理し、前記金属層の表面を0.15〜
    0.55の光沢度に制御し、前記金属層表面の光の乱反
    射を抑制し、前記金属層上で感光性樹脂層を露光し現像
    することによって前記金属層上に所定パターンのめっき
    レジスト層を形成し、前記金属層上の前記めっきレジス
    ト層の非形成部分に前記電解めっき層を形成し、前記め
    っきレジスト層を除去し、前記めっきレジスト層の下の
    前記金属層をエッチングし、前記金属パターン層を形成
    することを特徴とする、多層プリント配線板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記熱処理の温度を、常温から段階的に
    上げていくことを特徴とする、請求項5記載の多層プリ
    ント配線板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記熱処理を、50〜250℃の温度範
    囲で行うことを特徴とする、請求項5又は6記載の多層
    プリント配線板の製造方法。
  8. 【請求項8】 基板と前記基板上の下層導体回路と前記
    下層導体回路上の層間絶縁樹脂層と前記層間絶縁樹脂層
    上の上層導体回路とを備えている多層プリント配線板で
    あって、 前記多層プリント配線板が、請求項5〜7のいずれか一
    項記載の多層プリント配線板の製造方法によって製造さ
    れていることを特徴とする、多層プリント配線板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016169404A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 上村工業株式会社 金属パターン外析出防止処理剤、およびこれを用いたプリント配線基板とパッケージの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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