JP2000123060A - 回路情報と線路情報との表示方法 - Google Patents

回路情報と線路情報との表示方法

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JP2000123060A
JP2000123060A JP10295429A JP29542998A JP2000123060A JP 2000123060 A JP2000123060 A JP 2000123060A JP 10295429 A JP10295429 A JP 10295429A JP 29542998 A JP29542998 A JP 29542998A JP 2000123060 A JP2000123060 A JP 2000123060A
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Hayashi Kajitani
林 梶谷
Shigeo Otaki
重夫 大滝
Makoto Maruyama
誠 丸山
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 プリント回路基板の設計時の制約違反を短期
間で効率良く発見することを可能にする表示方法。 【解決手段】 プリント回路基板のプリントパターンの
線路を表示する設計用ソフトを実行するためのCPU1
01、ソフトを格納する外部メモリ102、内部メモリ
103、表示手段104,105により構成される。C
PUは、設計対象プリント回路基板の設計情報であるネ
ット情報、プリントパターン情報、回路記号と部品名の
対応表、外部からのパラメータ情報として与えられる処
理対象信号名、透過部品名、線長制約条件を内部メモリ
上に作成し、設計者が選択した信号線路の設計情報を表
示する操作を加えることにより表示手段上に回路設計情
報とプリントパターン設計情報を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント回路基板
の回路情報と線路情報との表示方法に係り、特に、プリ
ント回路基板の設計、バックボート、電子装置のハード
ウェア設計を行う場合に、電子回路の線路長に制約があ
る場合の設計確認のために使用して好適なプリント回路
基板の回路情報と線路情報との表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント回路基板の配線時に線路長をチ
ェックするための従来技術として、例えば、特開平6−
20006号公報等に記載された技術が知られている。
この従来技術は、基板上に設ける配線の周波数指定のあ
るものについて配線長を自動算出し、制約長をチェック
することにより最適な配線設計をするための配線表示技
術に関するものである。
【0003】そして、この従来技術は、配線長と配線材
料、配線パターン厚さ、幅等のパラメータと規定周波数
とにより、最大配線長を求め、これと実際の配線長とを
比較し、最大配線長を越えていた場合、その旨のメッセ
ージを出力することにより、人手によるチェック時間を
削減することができるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
技術による方法は、配線長が制約値に違反していること
が判っても、その配線形態、ドライバ素子の仕様、近接
して並行に配線されている線路があるか否か等を判断す
る情報の表示方法、分岐点から分岐点までの距離がどの
くらいあるか等のノイズに影響されない配線設計するた
めの情報を表示する方法、プリントパターンの途中に入
っている透過部品を表示する方法について考慮されてい
ない。
【0005】このため、前記従来技術は、パターン設計
の途中にあるプリント回路基板、完成したプリント回路
基板の線路の確認が困難であり、信号波形の乱れを調査
する場合の確認作業を実施することが困難であるという
問題点を有している。
【0006】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、プリント回路基板の配線経路の要素毎の線長及
び全体線長、また、選択した信号に係わる回路情報も同
時に表示し、信号線を流れる電流、電圧の確認、及び、
反射ノイズを確認するための情報を表示し、信号線路に
伝わる信号の異常の有無を容易に確認可能にするプリン
ト回路基板の回路情報と線路情報との表示方法を提供す
ることにある。
【0007】また、本発明の目的は、指示された信号線
路と並走する信号線路についても表示し、影響を与える
他の信号線路を摘出することによりプリントパターン設
計確認を容易とすることができるプリント回路基板の回
路情報と線路情報との表示方法提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、プリント回路基板の回路情報と線路情報との表示方
法において、電子回路部品とプリント基板とで構成され
るプリント回路基板の設計情報と外部から指定したパラ
メータに従って特定の線路とその線路に属する回路の情
報とを抽出し、回路情報と線路情報とを表示する際の線
路の長さを、回路情報と線路情報とを示す文字数を基準
として決定し、回路情報と線路情報を1つの図に表示す
ることにより達成される。
【0009】また、前記目的は、線路中の着目した区間
の回路情報と線路情報とのうち文字数の最も多いものの
文字数を基準として線路を表示する長さを決定し、その
区間の線の長さを前記決定した長さとして表示すること
により、あるいは、プリント回路基板の中の全ての回路
情報と線路情報とのうち文字数の最も多いものの文字数
を基準として線路を表示する長さを決定し、表示する全
ての区間の線の長さを前記決定した長さとして表示する
ことにより達成される。
【0010】また、前記目的は、外部パラメータにより
指示された特定の線路を表示する際、区間毎の線路の情
報と線路全体に共通な情報とを表示することにより、あ
るいは、回路情報と線路情報との表示要素を要素毎に固
定の形状とし、この組み合わせにより線路の形状を表示
することにより達成される。
【0011】また、前記目的は、線路の表示時、外部か
ら与えられた線路長の制約と照合して制約長を超えてい
る場合、制約を超えている線路の部分の輝度、色を変え
て表示することにより達成される。
【0012】また、前記目的は、プリント回路基板の回
路情報と線路情報との表示方法において、電子回路部品
とプリント基板とで構成されるプリント回路基板の線路
表示時、外部パラメータまたはメモリ内部に展開された
テーブルにより指示された特定の線路を表示する際、該
線路と外部から指示された距離以内を並行して引かれた
線路の線長と該並行線路を特定する情報とを出力するこ
とにより、また、指示された特定の線路を表示するため
の線の長さを決定する場合、並行する線の情報を表示す
るために必要な情報の文字数と指示された線路の情報を
表示するために必要な情報の文字数とのうち文字数の多
い方に従って線の長さを決定することにより達成され
る。
【0013】また、前記目的は、プリント回路基板の回
路情報と線路情報との表示方法において、電子回路部品
とプリント基板とで構成されるプリント回路基板の線路
表示時、外部パラメータにより指示された特定の線路を
表示する際、外部より指示された透過部品を線路の端点
とせず、透過部品として指示されたもの以外の部品に到
達するまで線路を追跡して線路の形状と線路長とを表示
することにより達成される。
【0014】また、前記目的は、プリント回路基板の回
路情報と線路情報との表示方法において、電子回路部品
とプリント基板とで構成されるプリント回路基板の線路
表示時、プリント回路基板上の全ての線路を対象とし、
その線路長が外部から与えられた線路長の制約長を超え
ている場合、制約を超えている線路を抽出し、それらを
線路を特定できる情報の一覧表を表示することにより、
また、前記一覧表に従って線路を表示することにより達
成される。
【0015】さらに、前記目的は、プリント回路基板の
回路情報と線路情報との表示方法において、複数のプリ
ント回路基板と該複数プリント回路基板を搭載したバッ
クボードとにより階層化された回路設計情報から、特定
の線路の情報と線路に接続される回路の情報とを抽出
し、回路情報と線路情報とに階層情報も付加した線路の
形状と線路長とを表示することにより達成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるプリント回路
基板の回路情報と線路情報との表示方法の一実施形態を
図面により詳細に説明する。
【0017】図1は本発明による表示方法を実施するた
めのコンピュータのシステムの構成例を示すブロック
図、図2はプリント回路基板内の配線経路の表示例を示
す図、図3はプリント回路基板内の配線経路の並行線を
同時に表示した配線経路の他の表示例を示す図、図4は
配線経路で線長を違反している信号の一覧表を説明する
図、図5はプリント回路基板とバックボードとの接続状
態と、バックボード内の配線経路の表示例とを説明する
図、図6はプリント回路基板内の配線経路表示のための
処理用テーブルの構成例を説明する図、図7はバックボ
ード内の配線経路表示のための処理用テーブルの構成例
を説明する図、図8はプリント回路基板内の配線経路表
示のための処理手順を説明するフローチャート、図9は
配線長オーバチェックのための制約値定義テーブルの構
成例を説明する図、図10は線路図を作成するために用
いる画素の例を説明する図、図11はプリント回路基板
内の配線経路の他の表示例であり、表示する区間の線長
を一定にした場合の表示例を示す図である。図1におい
て、101はCPU、102は外部メモリ、103は内
部メモリ、104はVDT、105はプリンタである。
【0018】図1に示す本発明による表示方法を実施す
るためのコンピュータシステムは、プリント回路基板の
プリントパターンの線路を表示する設計用ソフトを実行
するためのCPU101と、前記設計用ソフトを格納す
る外部メモリ102と、内部メモリ103と、入力及び
表示手段であるVDT104と印字出力手段であるプリ
ンタ105とにより構成されている。
【0019】まず、図8に示すフローを参照して、前述
のように構成されるコンピュータシステムにおけるプリ
ント回路基板内の配線経路を表示のための処理手順を説
明する。
【0020】(1)CPU1は、外部メモリ102に記
憶されている回路設計情報を読み込み、図6(b)に示
すNETテーブル601を作成する(ステップ80
1)。NETテーブル601は、図6(b)に示すよう
に、回路を構成する信号名と、その信号が通る配線が接
続されている回路(部品)記号と、回路のピンNo.と、
その信号が接続されている回路の端子が入力か出力かを
示すI/Oと、その信号が接続されている回路が透過部
品か否かを示す透過と、回路が透過部品の場合その定格
値と、回路の性質とを1つのレコードとした信号名対応
の複数のレコードにより構成される。
【0021】(2)次に、ステップ801の場合と同様
に、回路設計情報から図6(c)に示す回路記号と部品
名称の対応表である回路記号テーブル602を作成する
(ステップ802)。回路記号テーブル602は、図6
(c)に示すように、回路記号と、その部品名称である
品名との対を1つのレコードとした複数のレコードによ
り構成される。
【0022】(3)次に、ステップ801の場合と同様
に、回路設計情報から図6(a)に示すパターンテーブ
ル603を作成する(ステップ803)。パターンテー
ブル603は、図6(a)に示すように、NETテーブ
ル601に対応する信号名と、各区間毎のパターン情報
として、その信号の始点の区分(ピン、分岐点、バイア
等の区分)と、その座標情報と、終点の区分とその座標
情報と、その線長とを1つのレコードとした複数のレコ
ードにより構成される。
【0023】(4)次に、外部入力手段104から与え
られた透過部品の部品名を格納する図6(e)に示す透
過部品テーブル604を作成する。このとき、指示され
た部品名が回路記号テーブル602にあることを確認
し、回路記号テーブル602に指示された部品名がない
場合、入力できない旨のメッセージを出力して再入力を
促す。また、一致するものがある場合、NETテーブル
601のその回路記号を持つ信号名の透過の位置に透過
部品マークを付与する(ステップ804)。
【0024】(5)外部入力手段より与えられた表示信
号名を読み込み、図6(d)に示す表示信号名テーブル
605を作成する。この場合も、ステップ804の場合
と同様に、外部から与えられた信号名がNETテーブル
601にあることを確認し、存在する場合のみ、表示信
号名テーブル605に登録する(ステップ805)。
【0025】(6)ステップ801〜ステップ805の
処理により作成した各テーブルを用いて線路図を表示す
る(ステップ806)。
【0026】次に、前述のステップ806の処理で表示
する線路図の表示例を図2を参照して説明する。なお、
本発明の実施形態において、信号名等の文字は、1文字
の表示に15mmを必要とするものとする。
【0027】まず、表示信号名テーブル605から表示
対象信号名を1つ抽出する。次に、その信号名と一致す
る信号名をNETテーブル601から抽出し、対象ネッ
トを選択する。選択した回路が図2に示すような構成と
なっている場合、NETテーブル601から抽出した対
象ネットの信号名はsig1であり、出力素子201の出力
ピン1と抵抗202とが接続されていることが判る。こ
のときの実線長は、表示対象信号名sig1と一致する信号
名をパターンテーブル603から抽出し、対象信号名si
g1のfrom to の関係から30mmであることが判る。
【0028】このとき線路を表示するための文字数はsi
g1の4文字であるが、線長の30mmの幅の中には2文字分
を表示することができるだけである。このため、この信
号線207を4文字分の長さの線により表示する。ま
た、信号sig1を出力している素子201の回路記号がI1
であり、性質がCMOSであることがNETテーブル601
から判り、素子201の形状を表わすシンボルの中に、
素子の回路記号I1を記述し、ピン番号200及び素子の
性質200Aも表示する。
【0029】線路表示をする際の素子については、全て
前述と同様に情報を表示する。素子202は、抵抗のた
め抵抗値も同時に表示している。ここで、抵抗202
は、透過部品であることがNETテーブル601から判
るため、この抵抗202のピン2に接続する線路も同時
に表示する。このとき、抵抗202のピン2に接続され
る信号線は信号名sig2であり、パターンテーブル603
から分岐点203に接続されることと、抵抗202のピ
ン2から分岐点203までの長さ19.5mmであることとが
判るため、この信号線の信号名を線207と同じ処理で
表示する。
【0030】信号名sig2の信号線は、分岐点からYのマ
イナス方向に線が進みバイア204まで直線で進んでお
りこの間の線長が20mmであることがパターンテーブル6
03から判り、この信号線209に線長を20と表示す
る。このとき、バイア204は、分岐点ではないため分
岐点203とはその表示方法を変える。図示例では、分
岐点を2重丸で、バイアを1重丸で示している。この場
合、文字はX方向に記述するため、表示するための線の
高さは1文字分でよいが、見易さのため、Y方向の高さ
を2文字分の文字の高さをとしている。
【0031】次に、信号名sig2の信号線は、バイア20
4から素子I5までX方向に線が進んでおり、この長さが
18.6mmであることがパターンテーブル603から判り、
この信号線210に線長18.6を表示する。信号線210
の接続先の素子205は透過部品でないため信号線21
0の表示はここまでとする。また、信号名sig2の信号線
は、分岐点からYのプラス方向に線が進みバイア204
Aまで直線で進んでおりこの間の線長が21mmであること
がパターンテーブル603から判り、この信号線209
Aに線長を21と表示する。このときの表示方法は、信号
線209の線長表示方法と同様である。
【0032】前述したように、メモリ内に展開したテー
ブルを用いた処理を行うことにより、指示された経路に
関する論理設計情報、物理的な設計情報を図2に示すよ
うに表示することができる。また、図2に示す例には、
線路全体の情報として指定線路の全長をも表示してい
る。
【0033】図3には外部から指示された信号名sig31
を持つ配線経路に一定距離以内に並行して設計された平
行線を同時に表示した例を示している。この例は、パタ
ーンテーブル603の中から外部から指示された信号名
sig31 のパターンを探し、次にパターンテーブル603
中の他の信号で信号名sig31 のfrom,to座標の一定距離
以内に近接しているパターンを選択し、そのパターンに
係わる信号の配線経路を図2で説明したと同様の方法で
表示したものである。次に、近接しているパターン部分
の距離を合算して図中に表示する。これにより、近接パ
ターンの表示を行うことができる。
【0034】次に、外部から与えられた素子の性質に係
わる線長制約がある場合の線長制約違反の一覧表の出力
の例を図4、図9を参照して説明する。
【0035】この場合、CPU1は、外部メモリ102
に記憶されている回路設計上の制約情報を読み込み、図
9に示すような線長制約テーブルを作成する。この線長
制約テーブルは、信号線の両端に接続される素子の組み
合わせによって決まるこれらの素子を接続する信号線の
制約長を規定すると共に、並行する信号線の制約長であ
る並行線長を規定するものである。
【0036】次に、CPU1は、図2、図3で説明した
配線経路表示手段の線長算出と同一の方法により各信号
線の線長を算出し、図9により説明した素子の性質に基
づく線長制約テーブルから一致する素子の性質の組み合
わせの制約線長を取り出して、その制約線長と算出した
配線経路長と比較する。この結果、計算した線長が制約
値を越えている場合、信号名、性質、線長、制約長を図
4に示すような線長制約違反テーブルへ登録する。この
とき、並走信号の処理も行っている場合、並走信号名、
性質、線長、制約長を線長制約違反テーブルへ登録す
る。
【0037】プリント回路基板上の全ての信号について
表作成処理が終了した時点で、図4に示すテーブルが、
その内容と共に表示手段に表示される。設計者は、この
表に従って、線路表示指示信号を与えることができる。
また、この場合、同じに表示されている配線経路の表示
の制約長を越えている区間について、その輝度、線色を
他の部分と変えて表示することができる。
【0038】次に、図5、図7を参照して、バックボー
ドとプリント回路基板との間を接続する配線経路の表示
について説明する。
【0039】バックボードとプリント回路基板とは、一
般に、図5(a)に示すように、接続される。図5
(a)に示す例では、バックボードBP1に2枚のプリ
ント回路基板PCB1、PCB2が接続された状態を示
している。そして、2枚のプリント回路基板PCB1、
PCB2相互間をバックボードBP1上の配線経路によ
って接続した配線経路の表示例を図5(b)に示してお
り、以下、図5(b)に示すような配線経路を表示する
ためのCPU1の処理について説明する。
【0040】まず、バックボード設計情報を外部メモリ
12より取り込み、図7(b)に示すようなBP信号テ
ーブルを作成する。このBP信号テーブルは、バックボ
ード上の信号名、I/O種別、その信号に接続されるピ
ン番号、プリント回路基板名、バックボード上のプリン
ト回路基板位置が登録される。この処理を行うことによ
り、バックボードとプリント回路基板との関係を取り出
すことができる。
【0041】次に、BP信号テーブルに登録したプリン
ト回路基板に着目し、図7(a)に示すような、プリン
ト回路基板、バックボード、プリント回路基板に渡るパ
ターンを登録したBPパターンテーブル、図7(c)、
図7(d)に示すような各プリント回路基板対応のNE
Tテーブル、ここでは図示しないが、各プリント基板対
応の図6により説明したと同様な回路記号テーブル、透
過部品テーブルを作成する。
【0042】前述したテーブルの作成が終了すると、各
プリント回路基板内のNETテーブルの中の回路記号が
コネクタであり、ピン番号がバックボード上のプリント
回路基板位置を示しているものを探し、該コネクタピン
のI/O種別が出力のコネクタピンを抽出する。この出
力コネクタピンを含むプリント回路基板が信号出力元に
なるため、このプリント回路基板内の信号経路を表示手
段に表示する配線経路の出力側に表示する。この場合の
表示方法は図2で説明した方法と同一である。
【0043】次に、バックボード上の指示信号名のパタ
ーン表示をBPパターンテーブルに従って実施する。こ
の処理は、プリント回路基板の表示方法と同じ方法で表
示することにより行うことができる。バックボード上の
パターンの経路表示が終了した後、コネクタピンが入力
となっているプリント回路基板の経路を表示する。この
表示方法は、プリント回路基板内の表示方法と同様の方
法により実施することができる。
【0044】次に、図10を参照して、線路図を作成す
るために用いる表示要素として使用する画素の例につい
て説明する。図10に示す各画素は、特別のものではな
く一般的なもので、特に説明を要さないが、本発明の実
施形態での特徴的な点は、プリントパターンのX方向、
Y方向の線長を、同時に表示する文字数により長さを変
えて表示する点にある。
【0045】図11には、図2により説明したと同一の
配線経路の表示を、線路の区間を一定距離にした場合の
例を示しており、本発明の実施形態は、このように、線
路に沿って表示する文字の文字数に依存せず、常に一定
の長さの線路表示とすることもできる。この場合、線路
を表示する長さをプリント回路基板の中の全ての回路情
報と線路情報とのうち文字数の最も多いものの文字数を
基準として表示する区間の線の長さを決定する。
【0046】前述した本発明の実施形態によれば、プリ
ント回路基板の配線経路の要素毎の線長及び全体線長、
また、選択した信号に係わる回路情報も同時に表示し、
信号線を流れる電流、電圧の確認、及び、反射ノイズを
確認するための情報を表示することができるので、信号
線路に伝わる信号の異常の有無を容易に確認可能とする
ことができる。
【0047】また、前述した本発明の実施形態によれ
ば、指示された信号線路と並走する信号線路についても
表示することができるので、影響を与える他の信号線路
を摘出することによりプリントパターン設計確認を容易
とすることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ターン設計の途中にあるプリント回路基板や完成したプ
リント回路基板の線路の確認が容易になるため、信号波
形の乱れを調査する場合等に短時間で確認作業を実施す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による表示方法を実施するためのコンピ
ュータのシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】プリント回路基板内の配線経路の表示例を示す
図である。
【図3】プリント回路基板内の配線経路の並行線を同時
に表示した配線経路の他の表示例を示す図である。
【図4】配線経路で線長を違反している信号の一覧表を
説明する図である。
【図5】プリント回路基板とバックボードとの接続状態
と、バックボード内の配線経路の表示例とを説明する図
である。
【図6】プリント回路基板内の配線経路表示のための処
理用テーブルの構成例を説明する図である。
【図7】バックボード内の配線経路表示のための処理用
テーブルの構成例を説明する図である。
【図8】プリント回路基板内の配線経路表示のための処
理手順を説明するフローチャートである。
【図9】配線長オーバチェックのための制約値定義テー
ブルの構成例を説明する図である。
【図10】線路図を作成するために用いる画素の例を説
明する図である。
【図11】プリント回路基板内の配線経路の他の表示例
であり、表示する区間の線長を一定にした場合の表示例
を示す図である。
【符号の説明】
101 CPU 102 外部メモリ 103 内部メモリ 104 VDT 105 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 誠 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 Fターム(参考) 5B046 AA08 BA04 DA01 DA05 FA09 GA01 GA02 HA06 HA09 KA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント回路基板の回路情報と線路情報
    との表示方法において、電子回路部品とプリント基板と
    で構成されるプリント回路基板の設計情報と外部から指
    定したパラメータに従って特定の線路とその線路に属す
    る回路の情報とを抽出し、回路情報と線路情報とを表示
    する際の線路の長さを、回路情報と線路情報とを示す文
    字数を基準として決定し、回路情報と線路情報を1つの
    図に表示することを特徴とする回路情報と線路情報との
    表示方法。
  2. 【請求項2】 線路中の着目した区間の回路情報と線路
    情報とのうち文字数の最も多いものの文字数を基準とし
    て線路を表示する長さを決定し、表示するその区間の線
    の長さを、前記決定した長さとして表示することを特徴
    とする請求項1記載の回路情報と線路情報との表示方
    法。
  3. 【請求項3】 プリント回路基板の中の全ての回路情報
    と線路情報とのうち文字数の最も多いものの文字数を基
    準として線路を表示する長さを決定し、表示する全ての
    区間の線の長さを、前記決定した長さとして表示するこ
    とを特徴とする請求項1記載の回路情報と線路情報との
    表示方法。
  4. 【請求項4】 外部パラメータにより指示された特定の
    線路を表示する際、区間毎の線路の情報と線路全体に共
    通な情報とを表示することを特徴とする請求項1記載の
    回路情報と線路情報との表示方法。
  5. 【請求項5】 外部パラメータにより指示された特定の
    線路を表示する際、回路情報と線路情報との表示要素を
    要素毎に固定の形状とし、この組み合わせにより線路の
    形状を表示することを特徴とする請求項1記載の回路情
    報と線路情報との表示方法。
  6. 【請求項6】 線路の表示時、外部から与えられた線路
    長の制約と照合して制約長を超えている場合、制約を超
    えている線路の部分の輝度、色を変えて表示することを
    特徴とする請求項1記載の回路情報と線路情報との表示
    方法。
  7. 【請求項7】 プリント回路基板の回路情報と線路情報
    との表示方法において、電子回路部品とプリント基板と
    で構成されるプリント回路基板の線路表示時、外部パラ
    メータまたはメモリ内部に展開されたテーブルにより指
    示された特定の線路を表示する際、該線路と外部から指
    示された距離以内を並行して引かれた線路の線長と該並
    行線路を特定する情報とを出力することを特徴とする回
    路情報と線路情報との表示方法。
  8. 【請求項8】 指示された特定の線路を表示するための
    線の長さを決定する場合、並行する線の情報を表示する
    ために必要な情報の文字数と指示された線路の情報を表
    示するために必要な情報の文字数とのうち文字数の多い
    方に従って線の長さを決定することを特徴とする請求項
    7記載の回路情報と線路情報との表示方法。
  9. 【請求項9】 プリント回路基板の回路情報と線路情報
    との表示方法において、電子回路部品とプリント基板と
    で構成されるプリント回路基板の線路表示時、外部パラ
    メータにより指示された特定の線路を表示する際、外部
    より指示された透過部品を線路の端点とせず、透過部品
    として指示されたもの以外の部品に到達するまで線路を
    追跡して線路の形状と線路長とを表示することを特徴と
    する回路情報と線路情報との表示方法。
  10. 【請求項10】 プリント回路基板の回路情報と線路情
    報との表示方法において、電子回路部品とプリント基板
    とで構成されるプリント回路基板の線路表示時、プリン
    ト回路基板上の全ての線路を対象とし、その線路長が外
    部から与えられた線路長の制約長を超えている場合、制
    約を超えている線路を抽出し、それらを線路を特定でき
    る情報の一覧表を表示することを特徴とする回路情報と
    線路情報との表示方法。
  11. 【請求項11】 前記一覧表に従って線路を表示するこ
    とを特徴とする請求項10記載の回路情報と線路情報と
    の表示方法。
  12. 【請求項12】 プリント回路基板の回路情報と線路情
    報との表示方法において、複数のプリント回路基板と該
    複数プリント回路基板を搭載したバックボードとにより
    階層化された回路設計情報から、特定の線路の情報と線
    路に接続される回路の情報とを抽出し、回路情報と線路
    情報とに階層情報も付加した線路の形状と線路長とを表
    示することを特徴とする回路情報と線路情報との表示方
    法。
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