JP2001125937A - 半導体集積回路装置のレイアウト設計システム、半導体集積回路装置のレイアウト設計方法、およびそのシステムにおける各手段をもしくはその方法における各工程をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

半導体集積回路装置のレイアウト設計システム、半導体集積回路装置のレイアウト設計方法、およびそのシステムにおける各手段をもしくはその方法における各工程をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2001125937A
JP2001125937A JP30299499A JP30299499A JP2001125937A JP 2001125937 A JP2001125937 A JP 2001125937A JP 30299499 A JP30299499 A JP 30299499A JP 30299499 A JP30299499 A JP 30299499A JP 2001125937 A JP2001125937 A JP 2001125937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
clock
buffer
layout
design
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30299499A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kamiya
泰夫 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP30299499A priority Critical patent/JP2001125937A/ja
Priority to US09/533,171 priority patent/US6487707B1/en
Priority to KR1020000016417A priority patent/KR100664474B1/ko
Publication of JP2001125937A publication Critical patent/JP2001125937A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/39Circuit design at the physical level

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数のブロックを有する階層レイアウトの設
計するあたり、レイアウトブロック間のクロック・スキ
ューができるだけ小さくなるようなレイアウトの設計を
自動化しておこなう。 【解決手段】 フロアプランおよび各ブロック内のセル
配置の設計後、下位階層の各ブロック内でクロック・ス
キューが最小となるようにクロックツリーを生成し、各
ブロックのルートクロックドライバの配置位置およびセ
ル配置が可能な領域の情報を上位階層に引き上げ、各ブ
ロックに対してルートクロックドライバから末端のバッ
ファまでの平均ディレイ値を求め、それらの情報に基づ
き上位階層においてブロック間のクロック・スキューが
最小となるようクロックツリーを生成する。その際、新
たに発生したバッファの配置位置を下位階層の対応する
ブロックのセル配置に基づいて調整し、ブロック内の配
線・ブロック間の配線設計をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置のレイアウト設計装置、半導体集積回路装置のレイア
ウト設計システム、半導体集積回路装置のレイアウト設
計方法、およびそのシステムにおける各手段をもしくは
その方法おける各工程をコンピュータに実行させるプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関する。一般に、半導体集積回路装置は、フリップフ
ロップなどのように、クロックに同期して動作する順序
回路を有する。
【0002】ICチップの内部または外部から供給され
るクロック信号は、一般に、数段のバッファを通過した
後、フリップフロップに到達する。そのため、各フリッ
プフロップ回路にクロック信号が到達する時間、すなわ
ちディレイがフリップフロップごとに異なる場合があ
り、これをクロック・スキューと呼んでいる。クロック
・スキューが大きいと回路が誤動作するおそれがあるた
め、クロック・スキューをできるだけ小さくする必要が
ある。
【0003】
【従来の技術】従来、半導体集積回路装置のレイアウト
設計において、バッファセル同士の間の配線、およびバ
ッファセルとフリップフロップの間の配線はDAにより
自動的におこなわれている。一般に、レイアウトブロッ
ク(以下、ブロックとする)内については、クロック・
スキューを最小にするため、DAによりクロックツリー
が生成される。しかし、レイアウトに複数のブロックを
有する階層レイアウトの場合、ブロック間のクロック・
スキューが問題となる。ブロック間のクロック・スキュ
ーを最小にするため、たとえば、各ブロックのディレイ
値を同じにし、クロック信号が供給される端子と各ブロ
ックとの間の配線長を等しくする方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法では、レイアウト設計の自由度が減るとい
う欠点と、設計者が手作業で設計をおこなうため、手間
と時間を要するという問題点があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、複数のブロックを有する階層レイアウトの
設計をおこなうにあたって、ブロック間のクロック・ス
キューができるだけ小さくなるようなレイアウトの設計
を自動化しておこなうことができる半導体集積回路装置
のレイアウト設計システム、半導体集積回路装置のレイ
アウト設計システム、半導体集積回路装置のレイアウト
設計方法、およびそのシステムにおける各手段をもしく
はその方法おける各工程をコンピュータに実行させるプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、以下の手順で半導体集積回路装置のレイ
アウト設計をおこなう。フロアプランおよび各ブロック
内のセル配置の設計をおこなった後、下位階層において
各ブロック内でクロック・スキューが最小となるように
クロックツリーを生成する。
【0007】そして、各ブロックにおいてクロック信号
の基準となるクロックバッファ(ルートクロックドライ
バ)の配置位置、および、セル配置が可能な領域の情報
を上位階層に引き上げるとともに、各ブロックに対し
て、その基準となるクロックバッファから末端のバッフ
ァまでの平均ディレイ値を求める。それらの情報に基づ
いて、上位階層においてブロック間のクロック・スキュ
ーが最小となるようにクロックツリーを生成する。
【0008】その上位階層のクロックツリー生成時に新
たに発生したバッファがある場合には、その発生したバ
ッファの配置位置を、下位階層に戻し、対応するブロッ
クのセル配置に基づいて調整する。そして、下位階層に
おいてブロック内の配線設計をおこない、さらに上位階
層においてブロック間の配線設計をおこなう。
【0009】あるいは、先に上位階層においてブロック
間のクロック・スキューが最小となるようにクロックツ
リーを生成してから、そのクロックツリー生成時に新た
に発生したバッファがある場合には、その発生したバッ
ファの配置位置を考慮して、各ブロック内のセル配置の
設計をおこなう。それから、下位階層において各ブロッ
ク内のクロックツリーの設計をおこない、配線設計をお
こなうようにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る半導体集積
回路装置のレイアウト設計システム、半導体集積回路装
置のレイアウト設計方法、およびそのシステムにおける
各手段をもしくはその方法おける各工程をコンピュータ
に実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体の好適な実施の形態について図面を参
照しつつ詳細に説明する。なお、各レイアウト図におい
て同じ構成要素については同一の符号を付す。
【0011】(実施の形態1)図1は、本発明に係る半
導体集積回路装置のレイアウト設計システムとしてのレ
イアウト設計装置のハードウエア構成を示すブロック図
である。
【0012】図1において、101は装置全体を制御す
るCPUを、102はブートプログラム等を記憶したR
OMを、103はCPUのワークエリアとして使用され
るRAMを、104はCPU101の制御にしたがって
HD(ハードディスク)105に対するデータのリード
/ライトを制御するHDD(ハードディスクドライブ)
を、105はHDD104の制御で書き込まれたデータ
を記憶するHDをそれぞれ示している。
【0013】また、106はCPU101の制御にした
がってFD(フロッピー(登録商標)ディスク)107
に対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フ
ロッピーディスクドライブ)を、107はFDD106
の制御で書き込まれたデータを記憶する着脱自在の記録
媒体の一例としてのFDを、108はレイアウト図その
他の情報を表示するディスプレイをそれぞれ示してい
る。
【0014】また、109は通信回線110を介してネ
ットワークNETに接続され、そのネットワークNET
と内部のインターフェイスを司るインターフェイス(I
/F)を、111は文字、数値、各種指示等の入力のた
めのキーを備えたキーボードを、112はカーソルの移
動や範囲選択等をおこなうマウスを、113は画像を光
学的に読み取るスキャナを、114はレイアウト図その
他の画像情報を出力するプリンタを、115は上記各部
を接続するためのバスをそれぞれ示している。
【0015】さらにまた、半導体集積回路装置のレイア
ウト設計をおこなうためのプログラム、データ等が格納
されている各種データベース(論理回路情報データベー
ス121、セルライブラリ・データベース122、新論
理回路情報データベース123等)が接続されている。
【0016】論理回路情報データベース121は、過去
にレイアウト設計された論理回路に関する情報等が格納
されており、また、セルライブラリ・データベース12
2は、各種セルに関する情報が格納されており、また、
新論理回路情報データベース123は、新たにレイアウ
ト設計された論理回路に関する情報等を格納する。
【0017】上記各種データベース(論理回路情報デー
タベース121、セルライブラリ・データベース12
2、新論理回路情報データベース123)は、レイアウ
ト設計装置を構成する構成部となっており、たとえば、
HD105の所定領域内に格納されている。しかしなが
ら、この構成に限定されるものではなく、これらのデー
タベースの全部あるいは一部はネットワークNETを介
して接続されるような構成(たとえば、ネットワークに
接続される論理回路情報データベース131、セルライ
ブラリ・データベース132、新論理回路情報データベ
ース133)となっていてもよい。
【0018】図2は、本発明に係る半導体集積回路装置
のレイアウト設計システムとしてのレイアウト設計装置
の実施の形態1の機能的構成を示す機能ブロック図であ
る。図2において、半導体集積回路のレイアウト設計装
置は、第1の設計部201と、第2の設計部202と、
調整部203と、から構成される。
【0019】第1の設計部201は、セル配置が決まっ
た複数のブロックのそれぞれに対して、各ブロックにお
けるクロック信号の基準となるクロックバッファの配置
位置を特定して各ブロック内にクロックツリーを設計す
る。
【0020】また、第2の設計部202は、第1の設計
部201により特定された、各ブロックにおける上記ク
ロックバッファの配置位置、各ブロックバッファの配置
位置に基づいて算出される各ブロック内を伝搬するクロ
ック信号のディレイ値に基づいて、複数のブロック間の
クロックツリーを設計する。
【0021】また、調整部203は、第2の設計部20
2により追加されたバッファがある場合に、その追加さ
れたバッファの配置位置を対応するブロックのセル配置
に基づいて調整する。
【0022】なお、第1の設計部201、第2の設計部
202、調整部203はそれぞれ、ROM102、RA
M103またはHD105等の記録媒体に記録されたプ
ログラムに記載された命令に従ってCPU101等が命
令処理を実行することにより、各部の機能を実現する。
【0023】図3は、本発明に係るレイアウト設計方法
の実施の形態1を示すフローチャートである。実施の形
態1のレイアウト設計処理が開始されると、まず、フロ
アプランの設計がおこなわれる(ステップS301)。
フロアプランの設計では、たとえば図12に示すレイア
ウト図のように、階層レイアウトにて上位階層から各ブ
ロック1,2,3の配置位置が決められる。
【0024】続いて、ステップS301で生成されたフ
ロアプランに基づいて、それぞれのブロック内のセルの
配置が自動的におこなわれる(ステップS302)。そ
して、それぞれのブロック内でクロック・スキューが最
小となるように、クロックツリーが生成される(ステッ
プS303)。
【0025】このクロックツリーの生成ステップでは、
たとえば図13に示すレイアウト図のように、各ブロッ
ク1,2,3ごとに、各ブロック1,2,3においてク
ロックの大元となるクロックバッファ11,21,31
(ハッチングを太線で付したセル)が一つずつ配置され
る。
【0026】また、各ブロック1,2,3ごとにクロッ
ク・スキューを調整するためのバッファ(ハッチングを
細線で付したセル)12,22,32が追加生成され、
各ブロック1,2,3内に適宜配置される。以下、クロ
ックの大元となるクロックバッファ11,21,31
を、追加生成された他のバッファ12,22,32と区
別するため、ルートクロックドライバと称する。
【0027】ステップS303で生成された下位階層の
クロックツリーに基づいて、各ブロックのルートクロッ
クドライバの配置位置と、セルの配置が可能な領域(以
下、サイトとする)の情報が、上位の階層に引き上げら
れる(ステップS304)。つまり、たとえば図14に
示すレイアウト図のように、各ブロック1,2,3内に
ルートクロックドライバ11,21,31とサイト1
3,23,33が配置された情報が上位階層に与えられ
る。
【0028】続いて、ステップS304で上位階層に引
き上げられた各ルートクロックドライバに、ステップS
303で生成された各ブロックのクロックツリーにおい
てルートクロックドライバから末端のバッファまでの平
均ディレイ値が、属性(プロパティ)として与えられる
(ステップS305)。そして、下位階層から引き上げ
られた情報に基づいて、上位の階層においてクロック・
スキューが最小となるようにクロックツリーが生成され
る(ステップS306)。
【0029】このクロックツリーの生成ステップでは、
たとえば図15に示すレイアウト図のように、たとえば
外部からクロック信号が供給される端子150が特定さ
れる。また、各ルートクロックドライバ11,21,3
1は末端のセルとみなされる。そして、ステップS30
5で各ルートクロックドライバ11,21,31に与え
られた平均ディレイ値に基づいて、各ブロック1,2,
3ごとに、クロック・スキューを調整するためのバッフ
ァ(網掛けをしたセル)14,24,34が追加生成さ
れ、各ブロック1,2,3内に適宜配置される。図15
において、クロック供給端子150からバッファ14,
24,34を経由して各ルートクロックドライバ11,
21,31に至る破線は、想定される配線経路を表して
いる。
【0030】ステップS306で追加生成された上位階
層におけるバッファ14,24,34の情報が下位階層
に与えられる(ステップS307)。それによって、た
とえば図16に示すレイアウト図のように、各ブロック
1,2,3内に、ルートクロックドライバ11,21,
31、下位階層のクロックツリー生成時に追加されたバ
ッファ12,22,32、および上位階層のクロックツ
リー生成時に追加されたバッファ14,24,34が配
置された情報が得られる。
【0031】続いて、下位階層のブロックごとに、上位
階層から与えられたバッファ14,24,34のオーバ
ーラップが解消される(ステップS308)。つまり、
たとえば図17に示すレイアウト図のように、バッファ
14,24,34は、それぞれ、ステップS302で配
置された各ブロックのセル群の中のいずれかのセルに一
致するように配置位置を調整される。
【0032】バッファのオーバーラップが解消された
ら、各ブロックに対して自動配線がおこなわれる(ステ
ップS309)。それに続いて、上位階層において自動
配線がおこなわれる(ステップS310)。そして、処
理が終了する。
【0033】実施の形態1によれば、階層レイアウトの
設計をおこなうにあたって、下位階層の各ブロック内の
設計だけでなく、ブロック間の設計においても、クロッ
ク・スキューをできるだけ小さくするようなレイアウト
の設計を自動化しておこなうことができる。したがっ
て、従来の等長配線をおこなう場合に比べて、レイアウ
トの自由度が増すとともに、設計の省力化および設計時
間の短縮化を図ることができる。
【0034】(実施の形態2)本発明に係る半導体集積
回路装置のレイアウト設計システムとしてのレイアウト
装置の実施の形態2のハードウエア構成は、図1に示し
た実施の形態1のハードウエア構成と同様であるのでそ
の説明は省略する。
【0035】図4は、本発明に係る半導体集積回路装置
のレイアウト設計システムとしてのレイアウト設計装置
の実施の形態2の機能的構成を示す機能ブロック図であ
る。図4において、半導体集積回路のレイアウト設計装
置は、第1の設計部401と、第2の設計部402と、
第3の設計部403と、から構成される。
【0036】第1の設計部401は、複数のブロックの
それぞれに対して、各ブロックにおけるクロック信号の
基準となるクロックバッファの配置位置、各ブロックバ
ッファの配置位置および各ブロックの大きさに基づいて
算出される各ブロック内を伝搬するクロック信号のディ
レイ値に基づいて、複数のブロック間のクロックツリー
を設計する。
【0037】また、第2の設計部402は、第1の設計
部401により追加されたバッファがある場合には、そ
の追加されたバッファの配置位置を考慮して各ブロック
のセル配置を設計する。また、第3の設計部403は、
第2の設計部402により設計されたセル配置に基づい
て、各ブロック内にクロックツリーを設計する。
【0038】なお、第1の設計部401、第2の設計部
402、第3の設計部403はそれぞれ、ROM10
2、RAM103またはHD105等の記録媒体に記録
されたプログラムに記載された命令に従ってCPU10
1等が命令処理を実行することにより、各部の機能を実
現する。
【0039】図5は、本発明に係るレイアウト設計方法
の実施の形態2を示すフローチャートである。実施の形
態2のレイアウト設計処理が開始されると、まず、階層
レイアウトにて上位階層から各ブロックの配置、すなわ
ちフロアプランの設計がおこなわれる(ステップS50
1)。続いて、ステップS501で生成されたフロアプ
ランに基づいて、各ブロックのルートクロックドライバ
の配置位置と、サイトの情報が抽出される(ステップS
502)。
【0040】ステップS502で抽出されたルートクロ
ックドライバの配置位置およびサイト情報に基づいて、
ブロックごとに、そのブロックの大きさに応じたディレ
イ値が求められる。そして、各ブロックにおいて、その
求められたディレイ値を属性として有するルートクロッ
クドライバが想定される。
【0041】その想定されたルートクロックドライバ
と、クロック信号が供給される端子位置とに基づいて、
上位階層においてクロック・スキューが最小となるよう
にクロックツリーが生成される(ステップS503)。
その際、ブロックごとにクロック・スキューを調整する
ためのバッファが追加生成され、各ブロック内に適宜配
置される。
【0042】ステップS503でバッファが追加生成さ
れると、そのバッファの情報が下位階層に与えられる
(ステップS504)。その上位階層のバッファ情報を
用いて、各ブロックにおいて、ブロック内のセルの配置
が自動的におこなわれる(ステップS505)。そし
て、それぞれのブロック内でクロック・スキューが最小
となるように、クロックツリーが生成される(ステップ
S506)。その際、ターゲットとなるクロック・スキ
ューの値は、ステップS503で上位階層のクロックツ
リーを生成する際に使用した値とする。
【0043】続いて、各ブロックに対して自動配線がお
こなわれ(ステップS507)、さらに、上位階層にお
いて自動配線がおこなわれる(ステップS508)。そ
して、処理が終了する。
【0044】実施の形態2によれば、階層レイアウトの
設計をおこなうにあたって、下位階層の各ブロック内の
設計だけでなく、ブロック間の設計においても、クロッ
ク・スキューをできるだけ小さくするようなレイアウト
の設計を自動化しておこなうことができる。したがっ
て、従来の等長配線をおこなう場合に比べて、レイアウ
トの自由度が増すとともに、設計の省力化および設計時
間の短縮化を図ることができる。
【0045】(実施の形態3)実施の形態3は、実施の
形態1において、下位階層のクロックツリーを生成する
際に、各ブロックにディレイ値の異なる複数のルートク
ロックドライバを用意し、上位階層のクロックツリー生
成時に、適当なディレイ値を有するルートクロックドラ
イバを選択して使用するものである。
【0046】本発明に係る半導体集積回路装置のレイア
ウト設計システムとしてのレイアウト装置の実施の形態
3のハードウエア構成は、図1に示した実施の形態1の
ハードウエア構成と同様であるのでその説明は省略す
る。
【0047】図6は、本発明に係る半導体集積回路装置
のレイアウト設計システムとしてのレイアウト設計装置
の実施の形態3の機能的構成を示す機能ブロック図であ
る。なお、図2に示した実施の形態1の機能的構成と同
様の構成については同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0048】図6において、半導体集積回路のレイアウ
ト設計装置は、第1の設計部201と、第2の設計部2
02と、調整部203と、から構成され、さらに、第2
の設計部202は、クロックバッファ設定部601と、
クロックバッファ決定部602とを有する。
【0049】クロックバッファ設定部601は、各ブロ
ックに対して遅延時間の異なる複数のクロックバッファ
を設定する。また、クロックバッファ決定部602は、
各ブロックに対して、前記第4のステップで設定された
複数のクロックバッファの中から遅延時間に基づいて一
つを選択して、当該ブロックのクロックバッファに決定
する。
【0050】なお、クロックバッファ設定部601、ク
ロックバッファ決定部602はそれぞれ、ROM10
2、RAM103またはHD105等の記録媒体に記録
されたプログラムに記載された命令に従ってCPU10
1等が命令処理を実行することにより、各部の機能を実
現する。
【0051】図7は、本発明に係るレイアウト設計方法
の実施の形態3を示すフローチャートである。実施の形
態3のレイアウト設計処理が開始されると、まず、階層
レイアウトにて上位階層から各ブロックの配置、すなわ
ちフロアプランの設計がおこなわれる(ステップS70
1)。続いて、ステップS701で生成されたフロアプ
ランに基づいて、それぞれのブロック内のセルの配置が
自動的におこなわれる(ステップS702)。
【0052】そして、それぞれのブロック内でクロック
・スキューが最小となるように、ルートクロックドライ
バの配置、およびクロック・スキューを調整するための
バッファの配置がおこなわれる。それによって、クロッ
クツリーが生成される(ステップS703)。
【0053】ステップS703で生成された下位階層の
クロックツリーに基づいて、各ブロックのルートクロッ
クドライバの配置位置およびサイト情報が上位の階層に
引き上げられる(ステップS704)。その際、各ブロ
ックにおいて、ディレイ値が異なる複数のルートクロッ
クドライバが設定される(ステップS705)。たとえ
ば図18に示すレイアウト図のように、ブロック4内
に、特に限定しないが、たとえば1ns、2ns、3n
sおよび4nsの各ディレイ値を有するルートクロック
ドライバ41,42,43,44が用意される。
【0054】続いて、上位階層に引き上げられた各ルー
トクロックドライバに、下位階層のクロックツリーにお
いて各ルートクロックドライバから末端のバッファまで
の平均ディレイ値が、属性(プロパティ)として与えら
れる(ステップS706)。そして、下位階層から引き
上げられた情報に基づいて、上位の階層においてクロッ
ク・スキューが最小となるようにクロックツリーが生成
される(ステップS707)。
【0055】その際、各ブロック間のクロック・スキュ
ーを合わせるために、各ブロックにおいて最適なディレ
イ値を有するルートクロックドライバが選択される。そ
のため、実施の形態3では、上位の階層において、クロ
ック・スキューを調整するためのバッファは生成されな
い。
【0056】その後、各ブロックに対して自動配線がお
こなわれ(ステップS708)、さらに上位階層におい
て自動配線がおこなわれる(ステップS709)。そし
て、処理が終了する。
【0057】実施の形態3によれば、実施の形態1と同
様に、上位階層のブロック間の設計においても、クロッ
ク・スキューをできるだけ小さくするようなレイアウト
の設計を自動化しておこなうことができる。また、上位
階層のクロックツリーを生成する際に、クロック・スキ
ューを調整するためのバッファが生成されないので、下
位階層においてバッファのオーバーラップを解消する必
要がなくなる。よって、実施の形態1に比べてレイアウ
ト処理が簡略化される。
【0058】(実施の形態4)実施の形態4は、実施の
形態1において、下位階層のクロックツリーを生成する
際にディレイ値を計算するために想定したブロック端子
を仮想の端子とし、その仮想の端子の位置を反映させて
自動配線をおこなうものである。
【0059】本発明に係る半導体集積回路装置のレイア
ウト設計システムとしてのレイアウト設計装置の実施の
形態4のハードウエア構成も、図1に示した実施の形態
1のハードウエア構成と同様であるのでその説明は省略
する。
【0060】図8は、本発明に係る半導体集積回路装置
のレイアウト設計システムとしてのレイアウト設計装置
の実施の形態4の機能的構成を示す機能ブロック図であ
る。なお、図2に示した実施の形態1の機能的構成と同
様の構成については同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0061】図8において、半導体集積回路のレイアウ
ト設計装置は、第1の設計部201と、第2の設計部2
02と、調整部203と、配線部802から構成され、
さらに、第1の設計部201は、仮端子設定部801を
有する。
【0062】仮端子設定部801は、ブロック内のクロ
ックツリーを設計するときの基準となるブロック内の配
線経路を規定するために、仮の端子を設定する。また、
配線部802は、仮端子設定部801により設定された
仮の端子を通るようにブロック内の配線をおこなう。
【0063】なお、仮端子設定部801、配線部802
はそれぞれ、ROM102、RAM103またはHD1
05等の記録媒体に記録されたプログラムに記載された
命令に従ってCPU101等が命令処理を実行すること
により、各部の機能を実現する。
【0064】図9は、本発明に係るレイアウト設計方法
の実施の形態4を示すフローチャートである。実施の形
態4のレイアウト設計処理が開始されると、まず、階層
レイアウトにて上位階層から各ブロックの配置、すなわ
ちフロアプランの設計がおこなわれる(ステップS90
1)。続いて、ステップS901で生成されたフロアプ
ランに基づいて、それぞれのブロック内のセルの配置が
自動的におこなわれる(ステップS902)。
【0065】ブロック内のセル配置が終了すると、それ
ぞれのブロック内でクロック・スキューが最小となるよ
うに、ルートクロックドライバの配置、およびクロック
・スキューを調整するためのバッファの配置がおこなわ
れる。それによって、クロックツリーが生成される(ス
テップS903)。その際、各ブロックにおいて、ディ
レイ値を計算するために、配線経路を仮に設定するため
のブロック端子が想定される。
【0066】続いて、ステップS903で想定されたブ
ロック端子が仮の端子として設定される(ステップS9
04)。そして、その仮の端子の配置位置とともに、各
ブロックのルートクロックドライバの配置位置およびサ
イト情報が上位の階層に引き上げられる(ステップS9
05)。
【0067】続いて、上位階層に引き上げられた各ルー
トクロックドライバに、下位階層のクロックツリーにお
いて各ルートクロックドライバから末端のバッファまで
の平均ディレイ値が、属性(プロパティ)として与えら
れる(ステップS906)。そして、下位階層から引き
上げられた情報に基づいて、上位の階層においてクロッ
ク・スキューが最小となるようにクロックツリーが生成
される(ステップS907)。その際、各ブロックに、
クロック・スキューを調整するためのバッファが追加生
成され、各ブロック内に適宜配置される。
【0068】続いて、ステップS907で追加生成され
た上位階層におけるバッファの情報が下位階層に与えら
れる(ステップS908)。そして、下位階層のブロッ
クごとに、上位階層から与えられたバッファのオーバー
ラップが解消される(ステップS909)。バッファの
オーバーラップが解消されたら、各ブロックに対して自
動配線がおこなわれる(ステップS910)。
【0069】その際、たとえば図19に示すレイアウト
図のように、ブロック5において、ルートクロックドラ
イバ51と、上位階層のクロックツリー生成時に追加さ
れたバッファ54と、ステップS904で設定された仮
の端子55を通るようにブロック内の配線がおこなわれ
る。
【0070】その後、上位階層において自動配線がおこ
なわれる(ステップS911)。その際、たとえば図1
9に示すレイアウト図のように、クロック信号が供給さ
れる端子(図示省略)とステップS904で設定された
仮の端子55を結ぶように配線がおこなわれる。そし
て、処理が終了する。
【0071】実施の形態4によれば、実施の形態1と同
様に、上位階層のブロック間の設計においても、クロッ
ク・スキューをできるだけ小さくするようなレイアウト
の設計を自動化しておこなうことができる。また、下位
階層のクロックツリーを生成する際のディレイ値計算の
ために想定したブロック端子を仮の端子とし、その仮の
端子の位置を反映させて自動配線をおこなうため、より
一層正確で確実にクロック・スキューの調整をおこなう
ことができる。
【0072】(実施の形態5)実施の形態4は、実施の
形態1において、下位階層にクロックツリーの生成が不
可能なハードマクロなどのブロック(以下、ハードマク
ロブロックとする)がある場合に、そのハードマクロブ
ロックのクロック・スキューを合わせるためのバッファ
を他のブロック内に配置し、そのバッファとハードマク
ロブロックとの間を配線するものである。
【0073】本発明に係る半導体集積回路装置のレイア
ウト設計システムとしてのレイアウト設計装置の実施の
形態5のハードウエア構成も、図1に示した実施の形態
1のハードウエア構成と同様であるのでその説明は省略
する。
【0074】図10は、本発明に係る半導体集積回路装
置のレイアウト設計システムとしてのレイアウト設計装
置の実施の形態5の機能的構成を示す機能ブロック図で
ある。なお、図2に示した実施の形態1の機能的構成と
同様の構成については同一の符号を付してその説明を省
略する。
【0075】図10において、半導体集積回路のレイア
ウト設計装置は、第1の設計部201と、第2の設計部
202と、調整部203と、配線部1002から構成さ
れ、さらに、第2の設計部202はバッファ配置部10
01を有する。
【0076】バッファ配置部1001は、任意のブロッ
クのクロック・スキューを調整するために、当該ブロッ
クとは異なる別のブロックにバッファを配置する。ま
た、配線部1002は、バッファ配置部1001により
設定されたバッファと当該ブロックとを配線で接続す
る。
【0077】なお、バッファ配置部1001、配線部1
002はそれぞれ、ROM102、RAM103または
HD105等の記録媒体に記録されたプログラムに記載
された命令に従ってCPU101等が命令処理を実行す
ることにより、各部の機能を実現する。
【0078】図11は、本発明に係るレイアウト設計方
法の実施の形態5を示すフローチャートである。実施の
形態5のレイアウト設計処理が開始されると、まず、階
層レイアウトにて上位階層から各ブロックの配置、すな
わちフロアプランの設計がおこなわれる(ステップS1
101)。続いて、ステップS1101で生成されたフ
ロアプランに基づいて、それぞれのブロック内のセルの
配置が自動的におこなわれる(ステップS1102)。
【0079】ブロック内のセル配置が終了すると、それ
ぞれのブロック内でクロック・スキューが最小となるよ
うに、ルートクロックドライバの配置、およびクロック
・スキューを調整するためのバッファの配置がおこなわ
れる。それによって、クロックツリーが生成される(ス
テップS1103)。
【0080】下位階層のクロックツリーが生成される
と、各ブロックのルートクロックドライバの配置位置お
よびサイト情報が上位の階層に引き上げられる(ステッ
プS1104)。そして、上位階層に引き上げられた各
ルートクロックドライバに、下位階層のクロックツリー
において各ルートクロックドライバから末端のバッファ
までの平均ディレイ値が、属性(プロパティ)として与
えられる(ステップS1105)。
【0081】下位階層から引き上げられた情報に基づい
て、上位の階層においてクロック・スキューが最小とな
るように、バッファが適宜追加生成され、クロックツリ
ーが生成される(ステップS1106)。
【0082】その際、ブロック内にあるサイトでクロッ
ク・スキューの調整ができない場合、たとえばハードマ
クロ等のようにブロック内にバッファを追加配置させる
ことができない場合には、別のブロック内のサイトにバ
ッファが設けられる。ハードマクロブロック等のクロッ
ク・スキューは、その別のブロックに用意されたバッフ
ァを用いて調整される(ステップS1107)。
【0083】たとえば図20に示すレイアウト図のよう
に、ハードマクロブロック6のクロック・スキューを調
整するためのバッファ36は、別のブロック3内に設け
られる。
【0084】続いて、ステップS1107で追加生成さ
れた上位階層におけるバッファの情報が下位階層に与え
られる(ステップS1108)。下位階層に与えられる
バッファの情報には、ハードマクロブロック6と別のブ
ロック3内のバッファ36とが配線により接続されると
いう情報が含まれる。そして、下位階層のブロックごと
に、上位階層から与えられたバッファのオーバーラップ
が解消される(ステップS1109)。バッファのオー
バーラップが解消されたら、各ブロックに対して自動配
線がおこなわれる(ステップS1110)。
【0085】さらに、上位階層において自動配線がおこ
なわれる(ステップS1111)。その際、たとえば図
20に示すレイアウト図のように、ハードマクロブロッ
ク6と別のブロック3内のバッファ36とは配線により
接続される。そして、処理が終了する。
【0086】実施の形態5によれば、実施の形態1と同
様に、上位階層のブロック間の設計においても、クロッ
ク・スキューをできるだけ小さくするようなレイアウト
の設計を自動化しておこなうことができる。また、下位
階層にクロックツリーの生成が不可能なブロックがある
場合でも、そのブロックのクロック・スキューを合わせ
ることができる。
【0087】以上において本発明は、上記各実施の形態
に限らず、種々変更可能である。たとえば、実施の形態
5において、ブロック内のサイトにバッファを配置させ
てクロック・スキューの調整をおこなうことができるブ
ロックについて、ハードマクロブロックと同様に別のブ
ロックにクロック・スキューの調整用のバッファを配置
させるようにしてもよい。
【0088】なお、実施の形態1〜5で説明したレイア
ウト設計方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパ
ーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピ
ュータで実行することにより実現することができる。た
とえば、一般的なDA(Design Automation)を用いて
実行される。なお、フローチャートの説明とともに参照
した図12〜図20に示すレイアウト図は、必ずしもD
Aに接続されたモニタ(ディスプレイ108)やプリン
タ114に出力されるものではない。
【0089】また、これらのプログラムは、たとえばハ
ードディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、M
O、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体
に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出
されることによって実行される。またこのプログラム
は、上記記録媒体を介して、また、伝送媒体としてネッ
トワークを介して配布することができる。
【0090】また、請求項3に記載した発明である「セ
ル配置が決まった複数のブロックのそれぞれに対して、
各ブロックにおけるクロック信号の基準となるクロック
バッファの配置位置を特定して各ブロック内にクロック
ツリーを設計する第1のステップと、前記第1のステッ
プで特定された、各ブロックにおける前記クロックバッ
ファの配置位置、各ブロックバッファの配置位置に基づ
いて算出される各ブロック内を伝搬するクロック信号の
ディレイ値に基づいて、複数のブロック間のクロックツ
リーを設計する第2のステップと、前記第2のステップ
で追加されたバッファがある場合には、その追加された
バッファの配置位置を対応するブロックのセル配置に基
づいて調整する第3のステップと、を含むことを特徴と
する半導体集積回路装置のレイアウト設計方法。」に対
して、たとえば以下の内容を、従属する請求項の例とし
て考えることができる。
【0091】(請求項例1) 前記第2のステップは、
各ブロックに対して遅延時間の異なる複数のクロックバ
ッファを設定する第4のステップと、各ブロックに対し
て、前記第4のステップで設定された複数のクロックバ
ッファの中から遅延時間に基づいて一つを選択して、当
該ブロックのクロックバッファに決定する第5のステッ
プと、をさらに有することを特徴とする請求項3に記載
の半導体集積回路装置のレイアウト設計方法。
【0092】(請求項例2) 前記第1のステップは、
ブロック内のクロックツリーを設計するときの基準とな
るブロック内の配線経路を規定するために、仮想の端子
を設定する第6のステップをさらに有し、また、前記第
3のステップの後に、前記第6のステップで設定された
前記仮想の端子を通るようにブロック内の配線をおこな
う第7のステップを有することを特徴とする請求項3に
記載の半導体集積回路装置のレイアウト設計方法。
【0093】(請求項例3) 前記第2のステップは、
任意のブロックのクロック・スキューを調整するため
に、当該ブロックとは異なる別のブロックにバッファを
配置する第8のステップをさらに有し、また、前記第3
のステップの後に、前記第8のステップで設定されたバ
ッファと当該ブロックとを配線で接続する第9のステッ
プを有することを特徴とする請求項に3記載の半導体集
積回路装置のレイアウト設計方法。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
階層レイアウトの設計をおこなうにあたって、下位階層
の各ブロック内の設計だけでなく、ブロック間の設計に
おいても、クロック・スキューをできるだけ小さくする
ようなレイアウトの設計を自動化しておこなうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレイアウト設計装置のハードウエ
ア構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るレイアウト設計装置の実施の形態
1の機能的構成を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明に係るレイアウト設計方法の実施の形態
1を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係るレイアウト設計装置の実施の形態
2の機能的構成を示す機能ブロック図である。
【図5】本発明に係るレイアウト設計方法の実施の形態
2を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係るレイアウト設計装置の実施の形態
3の機能的構成を示す機能ブロック図である。
【図7】本発明に係るレイアウト設計方法の実施の形態
3を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係るレイアウト設計装置の実施の形態
4の機能的構成を示す機能ブロック図である。
【図9】本発明に係るレイアウト設計方法の実施の形態
4を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係るレイアウト設計装置の実施の形
態5の機能的構成を示す機能ブロック図である。
【図11】本発明に係るレイアウト設計方法の実施の形
態5を示すフローチャートである。
【図12】本発明により設計中のレイアウトの一例を示
すレイアウト図である。
【図13】本発明により設計中のレイアウトの別の一例
を示すレイアウト図である。
【図14】本発明により設計中のレイアウトの別の一例
を示すレイアウト図である。
【図15】本発明により設計中のレイアウトの別の一例
を示すレイアウト図である。
【図16】本発明により設計中のレイアウトの別の一例
を示すレイアウト図である。
【図17】本発明により設計中のレイアウトの別の一例
を示すレイアウト図である。
【図18】本発明により設計中のレイアウトの別の一例
を示すレイアウト図である。
【図19】本発明により設計中のレイアウトの別の一例
を示すレイアウト図である。
【図20】本発明により設計中のレイアウトの別の一例
を示すレイアウト図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6 ブロック 11,21,31,41,42,43,44,51
クロックバッファ(ルートクロックドライバ) 13,23,33 セルの配置が可能な領域 14,24,34,36,54 バッファ 55 仮想の端子(仮の端子) 201,401 第1の設計部 202,402 第2の設計部 203 調整部 403 第3の設計部 601 クロックバッファ設定部 602 クロックバッファ決定部 801 仮端子設定部 802,1002 配線部 1001 バッファ配置部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/04 D Fターム(参考) 5B046 AA08 BA05 5F038 CA03 CA05 CA17 CD06 CD08 CD09 DF11 EZ09 EZ20 5F064 AA04 BB26 DD02 DD04 DD05 DD07 DD14 DD25 EE02 EE08 EE47 EE54 HH01 HH06 HH12 (54)【発明の名称】 半導体集積回路装置のレイアウト設計システム、半導体集積回路装置のレイアウト設計方法、お よびそのシステムにおける各手段をもしくはその方法における各工程をコンピュータに実行させ るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セル配置が決まった複数のブロックのそ
    れぞれに対して、各ブロックにおけるクロック信号の基
    準となるクロックバッファの配置位置を特定して各ブロ
    ック内にクロックツリーを設計する第1の設計手段と、 前記第1の設計手段により特定された、各ブロックにお
    ける前記クロックバッファの配置位置、各ブロックバッ
    ファの配置位置に基づいて算出される各ブロック内を伝
    搬するクロック信号のディレイ値に基づいて、複数のブ
    ロック間のクロックツリーを設計する第2の設計手段
    と、 前記第2の設計手段により追加されたバッファがある場
    合には、その追加されたバッファの配置位置を対応する
    ブロックのセル配置に基づいて調整する調整手段と、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置のレイア
    ウト設計システム。
  2. 【請求項2】 複数のブロックのそれぞれに対して、各
    ブロックにおけるクロック信号の基準となるクロックバ
    ッファの配置位置、各ブロックバッファの配置位置およ
    び各ブロックの大きさに基づいて算出される各ブロック
    内を伝搬するクロック信号のディレイ値に基づいて、複
    数のブロック間のクロックツリーを設計する第1の設計
    手段と、 前記第1の設計手段により追加されたバッファがある場
    合には、その追加されたバッファの配置位置を考慮して
    各ブロックのセル配置を設計する第2の設計手段と、 前記第2の設計手段により設計されたセル配置に基づい
    て、各ブロック内にクロックツリーを設計する第3の設
    計手段と、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置のレイア
    ウト設計システム。
  3. 【請求項3】 セル配置が決まった複数のブロックのそ
    れぞれに対して、各ブロックにおけるクロック信号の基
    準となるクロックバッファの配置位置を特定して各ブロ
    ック内にクロックツリーを設計する第1のステップと、 前記第1のステップで特定された、各ブロックにおける
    前記クロックバッファの配置位置、各ブロックバッファ
    の配置位置に基づいて算出される各ブロック内を伝搬す
    るクロック信号のディレイ値に基づいて、複数のブロッ
    ク間のクロックツリーを設計する第2のステップと、 前記第2のステップで追加されたバッファがある場合に
    は、その追加されたバッファの配置位置を対応するブロ
    ックのセル配置に基づいて調整する第3のステップと、 を含むことを特徴とする半導体集積回路装置のレイアウ
    ト設計方法。
  4. 【請求項4】 複数のブロックのそれぞれに対して、各
    ブロックにおけるクロック信号の基準となるクロックバ
    ッファの配置位置、各ブロックバッファの配置位置およ
    び各ブロックの大きさに基づいて算出される各ブロック
    内を伝搬するクロック信号のディレイ値に基づいて、複
    数のブロック間のクロックツリーを設計する第1のステ
    ップと、 前記第1のステップで追加されたバッファがある場合に
    は、その追加されたバッファの配置位置を考慮して各ブ
    ロックのセル配置を設計する第2のステップと、 前記第2のステップで設計されたセル配置に基づいて、
    各ブロック内にクロックツリーを設計する第3のステッ
    プと、 を含むことを特徴とする半導体集積回路装置のレイアウ
    ト設計方法。
  5. 【請求項5】 前記請求項1または2に記載されたシス
    テムにおける各手段をもしくは前記請求項3または4に
    記載された方法における各工程をコンピュータに実行さ
    せるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
JP30299499A 1999-10-25 1999-10-25 半導体集積回路装置のレイアウト設計システム、半導体集積回路装置のレイアウト設計方法、およびそのシステムにおける各手段をもしくはその方法における各工程をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2001125937A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30299499A JP2001125937A (ja) 1999-10-25 1999-10-25 半導体集積回路装置のレイアウト設計システム、半導体集積回路装置のレイアウト設計方法、およびそのシステムにおける各手段をもしくはその方法における各工程をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US09/533,171 US6487707B1 (en) 1999-10-25 2000-03-22 Layout design system of semiconductor ic device, layout design method of semiconductor ic device and computer-readable recording medium on which programs for allowing computer to execute respective means in the system or respective steps in the method are recorded
KR1020000016417A KR100664474B1 (ko) 1999-10-25 2000-03-30 반도체 집적 회로 장치의 레이아웃 설계 시스템, 반도체집적 회로 장치의 레이아웃 설계 방법 및 그 시스템에있어서의 각 수단 또는 그 방법에 있어서의 각 공정을컴퓨터에서 실행시키는 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독가능한 기록 매체

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30299499A JP2001125937A (ja) 1999-10-25 1999-10-25 半導体集積回路装置のレイアウト設計システム、半導体集積回路装置のレイアウト設計方法、およびそのシステムにおける各手段をもしくはその方法における各工程をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001125937A true JP2001125937A (ja) 2001-05-11

Family

ID=17915664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30299499A Pending JP2001125937A (ja) 1999-10-25 1999-10-25 半導体集積回路装置のレイアウト設計システム、半導体集積回路装置のレイアウト設計方法、およびそのシステムにおける各手段をもしくはその方法における各工程をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6487707B1 (ja)
JP (1) JP2001125937A (ja)
KR (1) KR100664474B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003044536A (ja) * 2001-07-27 2003-02-14 Fujitsu Ltd タイミング優先でセル配置するlsiのレイアウト方法及びその装置
US6543042B2 (en) * 2000-01-20 2003-04-01 Nec Corporation Semiconductor integrated circuit with a reduced skew and layout method in design for semiconductor integrated circuit

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4776124B2 (ja) * 2001-09-28 2011-09-21 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置、配線生成方法及び配線生成装置
US6782519B2 (en) * 2001-12-18 2004-08-24 Cadence Design Systems, Inc. Clock tree synthesis for mixed domain clocks
JP2003188259A (ja) * 2001-12-20 2003-07-04 Oki Electric Ind Co Ltd ハードマクロ及びハードマクロを用いた半導体集積回路
US6732343B2 (en) * 2002-05-13 2004-05-04 Agilent Technologies, Inc. System and methods for placing clock buffers in a datapath stack
US6687889B1 (en) * 2002-08-08 2004-02-03 Agilent Technologies, Inc. Method and apparatus for hierarchical clock tree analysis
US7191416B2 (en) * 2003-01-27 2007-03-13 Stmicroelectronics Limited System and method for modifying integrated circuit hold times
JP2007300067A (ja) * 2006-04-07 2007-11-15 Toshiba Corp 半導体集積回路装置およびその設計方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5077676A (en) * 1990-03-30 1991-12-31 International Business Machines Corporation Reducing clock skew in large-scale integrated circuits
JPH0574940A (ja) * 1991-09-12 1993-03-26 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路
JP3299842B2 (ja) * 1994-05-19 2002-07-08 富士通株式会社 半導体集積回路の配置配線方法および装置
US5774371A (en) * 1994-08-03 1998-06-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit and layout designing method for the same
US5570045A (en) * 1995-06-07 1996-10-29 Lsi Logic Corporation Hierarchical clock distribution system and method
JP3001403B2 (ja) * 1995-09-29 2000-01-24 日本電気株式会社 論理回路のレイアウト方法
JP3498462B2 (ja) * 1995-12-22 2004-02-16 ヤマハ株式会社 集積回路のクロック配線設計法
US5880607A (en) * 1996-05-01 1999-03-09 Sun Microsystems, Inc. Clock distribution network with modular buffers
KR100219566B1 (ko) * 1996-11-14 1999-09-01 윤종용 버퍼 교체를 통한 클럭 스큐의 최소화 시스템 및그에 따른 클럭 스큐의 최소화 방법
JP3556416B2 (ja) * 1996-11-29 2004-08-18 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路装置
JPH10189746A (ja) * 1996-12-27 1998-07-21 Oki Electric Ind Co Ltd Lsi論理回路の配線レイアウト方法
JP2877128B2 (ja) * 1997-02-13 1999-03-31 日本電気株式会社 レイアウト方法及び装置
JPH11191610A (ja) * 1997-12-26 1999-07-13 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置
JPH11317457A (ja) * 1998-05-07 1999-11-16 Oki Electric Ind Co Ltd 集積回路とその配置配線設計方法
US6311313B1 (en) * 1998-12-29 2001-10-30 International Business Machines Corporation X-Y grid tree clock distribution network with tunable tree and grid networks

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6543042B2 (en) * 2000-01-20 2003-04-01 Nec Corporation Semiconductor integrated circuit with a reduced skew and layout method in design for semiconductor integrated circuit
JP2003044536A (ja) * 2001-07-27 2003-02-14 Fujitsu Ltd タイミング優先でセル配置するlsiのレイアウト方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR100664474B1 (ko) 2007-01-04
KR20010039555A (ko) 2001-05-15
US6487707B1 (en) 2002-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2564344B2 (ja) 半導体集積回路の設計方式
US6957407B2 (en) Method and apparatus for detail routing using obstacle carving around terminals
US20020068989A1 (en) Method and apparatus for designing integrated circuits and storage medium for storing the method
US20040111688A1 (en) Methods, apparatus and computer program products for generating selective netlists that include interconnection influences at pre-layout and post-layout design stages
JP3005538B1 (ja) 機能ブロックのモデル作成によるlsi設計システム及びそのlsi設計方法
US6609241B2 (en) Method of designing clock wiring
JP2001357090A (ja) 論理合成方法及び論理合成装置
JP2001125937A (ja) 半導体集積回路装置のレイアウト設計システム、半導体集積回路装置のレイアウト設計方法、およびそのシステムにおける各手段をもしくはその方法における各工程をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US6192508B1 (en) Method for logic optimization for improving timing and congestion during placement in integrated circuit design
US7418675B2 (en) System and method for reducing the power consumption of clock systems
US6704916B1 (en) Method and apparatus for optimizing placement and routing and recording medium for recording program for optimizing placement and routing
JP2008277497A (ja) 半導体集積回路の設計装置、半導体集積回路の設計方法、半導体装置の製造方法および半導体装置
US6321368B1 (en) LSI layout designing apparatus, computer-implemented method of designing LSI layout and computer readable storage medium
JP5059657B2 (ja) マクロ内端子配線を考慮したネットリストによって信号の遅延時間を予測する設計方法、及び、プログラム
JP2001249954A (ja) 電気電子回路の結線図作成装置
JP3476688B2 (ja) ネットリスト生成方法及びネットリスト生成装置
JP2872216B1 (ja) マクロの設計方法
US9424040B2 (en) LSI and LSI manufacturing method
JP2993488B2 (ja) 集積回路の設計方法、集積回路及び記憶媒体
JPH06266801A (ja) フロアプランを考慮した論理合成方法
JP4810451B2 (ja) レイアウト設計システムおよび半導体集積回路装置の設計方法
JPWO2008114397A1 (ja) 半導体集積回路の設計方法およびその設計装置
JPH0969119A (ja) 回路設計装置及び回路設計方法
JP2002175343A (ja) プリント配線板の設計装置、それを用いたプリント配線板の設計方法およびその設計方法を記録した記録媒体
JP3132655B2 (ja) 半導体集積回路におけるクロックネットのレイアウト方法およびレイアウト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061004

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091006