JP6433159B2 - 情報処理装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ICの電源端子から発生するノイズをICのパッケージを考慮しプリント基板内で抑止するためのバイパスコンデンサの配置を検証する技術に関する。
集積回路(Integrated Circuit:IC)や大規模集積回路(Large-Scale Integration:LSI)の信号の高速化に伴い、同時スイッチングノイズが大きくなっている。同時スイッチングノイズが大きくなると、電源電圧が変動し、集積回路や大規模集積回路の誤動作や信号伝送不良が発生し、同時スイッチングノイズを基板外に伝搬させると放射ノイズ特性が悪化する。これら問題を回避する目的で、集積回路の電源端子近傍にバイパスコンデンサ(パスコン)を配置することが行なわれている。
そして、パスコンを適切に配置するための技術として、特許文献1には、プリント基板の設計情報を基に、ICの電源端子からパスコンの電源端子までの配線距離が所定の配線長以上で配線されている場合、対策指示を表示するという技術が開示されている。
特開2002−16337号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ICのパッケージ内配線が考慮されておらず、バイパスコンデンサの配置を精度良く検証することができなかった。
そこで、本発明は、プリント基板における適切なバイパスコンデンサの配置を精度良く把握することができるようにすることを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、プリント基板の設計情報から仮想的なダイの電源端子及びグラウンド端子を特定するダイ端子特定手段と、前記設計情報からプリント基板上に配置されたバイパスコンデンサを特定するバイパスコンデンサ特定手段と、前記設計情報、特定された前記ダイの電源端子及びグラウンド端子の情報、及び特定された前記バイパスコンデンサの情報に基づいて、特定された前記バイパスコンデンサの配置を評価するための評価値を導出する手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、プリント基板における適切なバイパスコンデンサの配置を精度良く把握することができる。
パスコン配置を検証する装置としてのPC等の情報処理装置の概略的構成を示す図である。 実施例1に係る、パスコン配置を検証する装置としての情報処理装置のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。 実施例1に係る、パスコン配置検証処理の流れを示すフローチャートである。 レイアウト設計完了段階における、プリント基板のレイアウトを示す模式図である。 実施例1における検証結果出力の一例を示す図である。 仮想的なダイVT及びダイGTを特定する方法を説明する図である。 実施例2に係る、パスコン配置を検証する装置としての情報処理装置のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。 シミュレーションモデルを示す図である。 シミュレーションモデルにおけるインピーダンスの計測結果を示すグラフである。 実施例2に係る、パスコン配置検証処理の流れを示すフローチャートである。 レイアウト設計段階におけるICのレイアウトを示す模式図である。 実施例2における検証結果出力の一例を示す図である。 実施例2の変形例に係る検証結果出力の一例を示す図である。 実施例3に係る、パスコン配置を検証する装置としての情報処理装置のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。 シミュレーションモデルを示す図である。 シミュレーションモデルにおけるインピーダンスの計測結果を示すグラフである。 実施例3に係る、パスコン配置検証処理の流れを示すフローチャートである。 同電位にある複数のパッケージVTが一定距離を保って離れているかどうかの判定手法の一例を説明する図である。 パスコンが再配置される様子を説明する図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明を好適な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例にすぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
図1は、本実施例に係る、バイパスコンデンサ(以下、パスコン)の配置を検証する装置としてのPC等の情報処理装置の概略的構成を示す図である。情報処理装置100は、CPU101、ROM102、RAM103、システムバス104、入力I/F105、HDD I/F106、出力I/F107で構成される。
CPU101は、RAM103をワークメモリとして、ROM102及びハードディスクドライブ(HDD)120に格納されたプログラムを実行し、システムバス104を介して後述する各部を制御する。入力インタフェイス(I/F)105は、キーボードやマウスなどの入力デバイス110を接続する、例えばUSBやIEEE1394等のシリアルバスインタフェイスである。CPU101は、入力I/F105を介して入力デバイス110から各種データを読み込むことが可能である。HDDインタフェイス(I/F)106は、HDD120や光ディスクドライブなどの外部記憶装置を接続する、例えばシリアルATA(SATA)等のインタフェイスである。CPU101は、HDDI/F106を介して、HDD120からのデータ読み出し、およびHDD120へのデータ書き込みが可能である。さらにCPU101は、HDD120に格納されたデータをRAM103に展開し、同様に、RAM103に展開されたデータをHDD120に保存することが可能である。そしてCPU101は、RAM103に展開したデータをプログラムとみなし、実行することができる。出力インタフェイス(I/F)107は、液晶モニタ等の表示装置やプリンタといった出力デバイス130を接続する、例えばUSBやIEEE1394等のシリアルバスインタフェイスである。CPU101は、出力インタフェイス107を介して液晶モニタ等の表示装置に各種情報の表示を実行させ、或いは表示装置に出力された計算結果等の印刷をプリンタに実行させる。
HDD120内には、本発明を実施するためのプログラムや、プリント基板のレイアウトに関する設計情報(以下、設計情報)といった各種データが格納される。ここで、設計情報には、部品情報、配線情報、ドリル情報、層情報、パッケージ情報といった情報が含まれる。各情報の内容は以下のとおりである。
<部品情報>
・プリント基板上の部品の回路記号、位置座標、形状に関する情報
・部品の端子が接続される導電体部分の形状や信号名の情報
<配線情報>
・部品間配線の信号名の情報
・配線図形を構成する各点の位置座標の情報
・回路記号、端子番号、信号名を用いて特定される、回路上の論理的な接続関係を表現するネットリストの情報
<ドリル情報>
・ドリル孔の位置座標や形状等の情報
<層情報>
・プリント基板の層構成に関する情報
<パッケージ情報>
・ダイの端子やパッケージの端子の位置座標の情報
・ダイやパッケージの端子間配線の信号名の情報
・配線図形を構成する各点の位置座標の情報
・ダイやパッケージの端子の論理的な接続関係を表現するネットリストの情報
図2は、本実施例に係る、パスコン配置を検証する装置としての情報処理装置100のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。本実施例に係る情報処理装置100は、設計情報管理部210、条件設定部220、検証部230及び検証結果出力部240で構成される。
設計情報管理部210は、ユーザが入力デバイス110を用いて入力した設計情報を管理する。設計情報管理部210は、ユーザからの検証実行の指示を受けて、設計情報を検証部230へ送る。
条件設定部220は、入力デバイス110を介したユーザ入力に従って、パスコン配置の検証処理を実行する際の検証条件を設定する。設定された検証条件は、検証部230へ送られる。
検証部230は、設計情報管理部210から受け取った設計情報を用いて、条件設定部220で設定された検証条件に従って、パスコン配置が適切かどうかを検証する処理を行う。本実施例における検証部230は、ダイ端子特定部231、パスコン特定部232、評価値導出部233、条件違反判定部234で構成される。
ダイ端子特定部231は、入力された設計情報に基づいて、ダイに関する電源とグラウンドの端子を特定する。特定されたダイの電源端子及びグラウンド端子の情報はRAM103に記憶される。なお、ユーザが入力デバイス110を用いて直接入力したダイの電源端子及びグラウンド端子の情報に基づいて、特定してもよい。
バイパスコンデンサ特定部(パスコン特定部)232は、入力された設計情報とダイ端子特定部231で特定したダイの電源端子及びグラウンド端子の情報に基づいて、プリント基板上のパスコンを特定する。特定されたパスコンの情報はRAM103に記憶される。
評価値導出部233は、入力された設計情報、特定されたダイの電源端子とグラウンド端子の情報、特定されたパスコンの情報に基づいて、パスコンの配置を評価するための評価値を導出する。本実施例では、ダイの電源端子からパスコンを経由してダイのグラウンド端子に至る経路の長さを評価値として導出する。
条件違反判定部234は、評価値導出部233で導出された評価値が検証条件に合致しているかどうかを判定する。判定の結果(検証結果)は、RAM103に記憶される。
検証結果出力部240は、検証結果に基づいて表示装置上に警告を表示したり、プリンタから検証結果をプリント出力したり、或いは不図示のネットワークI/Fを介して検証結果のデータを送信するなどして、検出結果をユーザに報知する。
図3は、本実施例に係る、パスコン配置検証処理の流れを示すフローチャートである。この一連の処理は、CPU101が、ROM102に格納されているプログラムをRAM103にロードし、実行することで実現される。また、以下の説明においては、プリント基板及びICのパッケージの概略図である図4を適宜参照するものとする。なお、実際のプリント基板およびICのパッケージは、配線が高密度化・複雑化しているが以下の概略的説明はそれを排除するものではない。
図3のフローの説明に入る前に、図4に示すプリント基板とICのパッケージについて説明する。図4(a)は、レイアウト設計完了段階における、パスコン401a及び401bが接続されたIC400を含むプリント基板のレイアウトを示す模式図である。図4(b)は、図4(a)内の破線で示す領域402の拡大図である。図4(b)において、403はプリント基板上の電源配線であり、404はプリント基板上のグラウンド配線である。405はパッケージ内の電源配線であり、406はパッケージ内のグラウンド配線である。407a〜407dはダイの電源端子であり、408a〜408dはダイのグラウンド端子である。409はパッケージ内の電源リングであり、410はパッケージ内のグラウンドリングである。
続いて、図3のフローチャートについて詳しく説明する。
ステップ301において、設計情報管理部210は、検証処理の対象となる、レイアウト設計完了段階の設計情報を検証部230へ送る。
ステップ302において 検証条件設定部220は、入力デバイス110を介して入力された内容に従って検証条件を設定する。ここで検証条件とは、上記設計情報で特定されるパスコンの配置が適切かどうかを判定するための条件である。本実施例では、ダイの電源端子からパスコンを経由してダイのグラウンド端子に至る経路の長さを評価値とした場合における、許容される経路長を表す閾値(以下、許容値)を指す。
ステップ303において、検証部230内のダイ端子特定部231は、取得した設計情報を用いてダイの電源端子(以下、ダイVT又はピン)を1つ特定する。最初のルーチンで例えば、設計情報内のパッケージ情報に含まれる、ダイの端子を表す情報と電源を表す信号名とによって、ダイVT407aが特定される。そして、2回目以降のルーチンにおいて、他のダイVT407b〜407dも順次特定されることになる(図4を参照)。特定されたダイVTの情報は、RAM103に記憶される。
ステップ304において、検証部230内のダイ端子特定部231は、取得した設計情報を用いてダイのグラウンド端子(以下、ダイGT)をすべて特定する。例えば、設計情報内のパッケージ情報に含まれる、ダイの端子を表す情報とグラウンドを表す信号名とによって、ダイGT408a〜408dが特定される(図4を参照)。特定されたすべてのダイGTの情報は、RAM103に記憶される。
ステップ305において、検証部230内のパスコン特定部232は、ステップ303で特定されたダイVTとステップ304で特定されたダイGTとに接続するプリント基板上のコンデンサをパスコンとして特定する。図4の例では、ダイVT407aと同電位の電源配線403と、ダイGT408a〜408bと同電位のグラウンド配線404とに接続するコンデンサ401a及び401bが、パスコンとして特定されることになる。特定されたコンデンサ(パスコン)の情報は、RAM103に記憶される。
ステップ306において、検証部230内の評価値導出部233は、ステップ303で特定されたダイVTから、ステップ305で特定されたパスコンを経由し、ステップ304で特定された各ダイGTへと至る経路の長さを評価値として導出する。特定されたパスコンが複数存在する場合にはそれぞれのパスコンについて、この評価値導出処理がなされる。例えば、図4におけるパスコン401aの場合、始点をダイVT407a、終点をパスコン401aの電源側端子とした、面図形による最短経路探索をまず実施する。さらに、パスコン401aのグラウンド側端子を始点とし、ダイGT408a〜408dをそれぞれ終点として最短経路探索を実施する。そして、上記2種類の最短経路探索によって得られた経路を足した長さ(以下、ループ距離)を求める。パスコン401aについては、以下の4パターンのループ距離が求められることになる。
1)「ダイVT407a〜パスコン401aの電源側端子」+「パスコン401aのグラウンド側端子〜ダイGT408a」
2)「ダイVT407a〜パスコン401aの電源側端子」+「パスコン401aのグラウンド側端子〜ダイGT408b」
3)「ダイVT407a〜パスコン401aの電源側端子」+「パスコン401aのグラウンド側端子〜ダイGT408c」
4)「ダイVT407a〜パスコン401aの電源側端子」+「パスコン401aのグラウンド側端子〜ダイGT408d」
導出されたループ距離は、評価値としてRAM103に記憶される。
ステップ307において、検証部230内の条件違反判定部234は、導出された評価値(ループ距離)と、ステップ302で設定された検証条件(許容値としてのループ距離)とを比較し、評価値が検証条件に合致するかどうかをパスコン毎に判定する。この場合において、各パスコンについて導出された全評価値のうち、最も評価が高いもの(ここではループ距離が最も短いもの)についてこの判定がなされる。導出された評価値(ループ距離)が、許容値として設定されたループ距離(例えば13mm)よりも長い場合は、検証条件に違反すると判定し、ステップ308へ進む。一方、導出された評価値(ループ距離)が許容値として設定されたループ距離以下の場合は、検証条件に合致すると判定し、ステップ309へ進む。
ステップ308において、検証部230内の条件違反判定部234は、検証条件に違反していることを示す情報(以下、違反情報)をRAM103に記憶する。この違反情報は、例えば、ICの回路記号及び端子名、パスコンの回路記号や座標、電源配線及びグラウンド配線の信号名などで構成される。
ステップ309において、検証部230は、すべてのダイVTが特定されたかどうかを判定する。未特定のダイVTがある場合はステップ303に戻って次のダイVTを1つ特定して、ステップ304〜308の各処理を繰り返す。一方、全てのダイVTが特定されている場合は、ステップ310へ進む。
ステップ310において、検証結果出力部240は、出力デバイス130に検証結果を出力する。具体的には、表示装置に検証結果を表示したり、プリンタで検証結果を印刷したりする。或いは、検証結果を記述したファイルをHDD120に格納したり、不図示のネットワークを介して他のPC等に送信してもよい。図5は、本実施例における検証結果出力の一例を示す図である。図5(a)は、パスコン401a及び401bのうち、パスコン401bの評価値が検証条件に合致しないと判定された場合の結果を視覚的に示した場合の一例である。ここでは、設定された検証条件(許容値)が13mmであったのに対し、導出されたループ距離が例えば15mmであったため、レイアウト画面上に違反であったことを表す×印の記号500が示されている。また、図5(b)は、同様の検証結果を以下の項目からなる表形式で示した一例である。
・ICの回路記号、端子名、信号名
・パスコンの回路記号、座標、実装面
・導出された評価値(ループ距離)とそれに対する判定結果
図5(b)の場合において、例えば表示装置に表示された表上のパスコンの回路記号等をユーザが入力デバイス110を用いて選択すると、選択したパスコンがレイアウト画面上でハイライトやズーム、ポップアップ画面等によって強調表示されるようにしてもよい。なお、表形式で検証結果を出力する場合にあっては、上記ステップ303及び304で特定されたダイVTやダイGTの端子名に対応するパッケージ側の端子名を、ダイVTやダイGTの端子名に代えて用いてもよいし、或いはこれを併記してもよい。
以上が、本実施例に係る、パスコンの配置を検証する処理の内容である。
上述のステップ303及び304では、取得した設計情報からダイVT及びダイGTの実際の位置を特定したが、設計情報に基づいてダイVT及びダイGTの仮想的な位置を特定してもよい。図6は、仮想的なダイVT及びダイGTを特定する方法を説明する図である。図6において、例えば、パッケージの電源配線405と電源リング409とが接続する接続点600を仮想的なダイVTとして特定することが考えられる。さらに、IC400の中心座標602を仮想的なダイVTとして特定してもよい。仮想的なダイGTも、仮想的なダイVTの特定と同様、パッケージの電源配線406とグラウンドリング410とが接続する接続点601やIC400の中心座標602を仮想的なダイGTとして特定してもよい。このように仮想的に電源端子やグラウンド端子を特定することで、処理全体を簡略化することができる。
また、本実施例では、評価値としてのループ距離を一度の処理で導出している。しかし、パッケージの設計情報とプリント基板の設計情報が同一のCADに存在しない場合も考えられる。このような場合は、それぞれ別に経路を計算してから評価値としてのループ距離を導出すればよい。
さらに、ループ距離の代わりにインダクタンスを求めて、これを評価値としてもよい。この場合、検証条件としては、所定のインダクタンスを表す値が許容値として設定されることになる。
また、本実施例では、評価値としてループ距離を算出しているが、経路が存在しない場合も考えられる。このような場合は、経路が算出されないといった違反情報を検証結果として表示することでユーザに報知すればよい。
以上のとおり本実施によれば、ICのパッケージ内の配線を考慮してパスコン配置が適切なものであるかどうかを検証することができる。その結果、精度よくパスコンの配置を決定することが可能となる。
実施例1は、レイアウト設計の完了後に、ICのパッケージ内の配線を考慮してパスコンの配置を検証する態様であった。次に、レイアウト設計段階でパスコン配置を検証する態様について、実施例2として説明する。なお、実施例1と共通する部分については説明を省略ないしは簡略化し、以下では差異点を中心に説明するものとする。
図7は、本実施例に係る、パスコン配置を検証する装置としての情報処理装置100のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。本実施例に係る情報処理装置100は、設計情報管理部210、検証部700及び検証結果出力部240で構成される。
設計情報管理部210及び検証結果出力部240は、実施例1と同じである。以下、本実施例の特徴である検証部700について説明する。
検証部700は、ダイ端子特定部701、パッケージ端子特定部702、評価値導出部703、優先順位設定部704で構成される。
ダイ端子特定部701は、入力された設計情報に基づいて、ダイの電源端子(ダイVT)を特定する。特定されたダイVTの情報はRAM103に記憶される。
パッケージ端子特定部702は、入力された設計情報に基づいて、パッケージの電源端子(以下、パッケージVT)を特定する。特定されたパッケージVTの情報はRAM103に記憶される。なお、ユーザが入力デバイス110を用いて入力した、パッケージの電源端子を指定する情報に基づいて、特定してもよい。
評価値導出部703は、入力された設計情報、特定されたダイVTの情報、特定されたパッケージVTの情報に基づいて、パスコンの配置を評価するための評価値を導出する。本実施例では、パッケージ内の経路長(ダイVTからパッケージVTまでの経路の長さ)を評価値として導出する。
優先順位設定部704は、評価値導出部703で導出した評価値に基づいて、特定されたパッケージVTについて優先順位を設定する。ここで優先順位とは、同電位のパッケージVTの中での、パスコンを接続することが望ましい優先度を示す順位であり、パッケージ内の経路が短いほど高い優先順位とする。パッケージ内の経路が短いパッケージVTの優先順位を高くする理由を、シミュレーション結果を用いて説明する。図8は、シミュレーションモデルを示す図であり、(a)はパッケージ内の経路が短いモデル、(b)はパッケージ内の経路が長いモデルである。図8(a)は、電源リング800と、それに接続するパッケージ内配線801、プリント基板上の配線802及びパスコン803で構成されている。図8(b)も同様に、電源リング810と、それに接続するパッケージ内配線811、プリント基板上の配線812及びパスコン813で構成されている。そして、図8(a)におけるパッケージ内配線801の長さは、同(b)におけるパッケージ内配線811に比べ短くなっている。この2つのモデルにおいて、点804及び814で示される計測点におけるインピーダンスをそれぞれ計測する。図9(a)は、両モデルにおけるインピーダンスの計測結果を示すグラフであり、実線はパッケージ内の経路が短いモデルに対応し、破線はパッケージ内の経路が長いモデルに対応している。そして、図9(b)は、1GHz(1000MHz)以下の周波数部分を拡大したものである。1GHz(1000MHz)以下の周波数に着目すると、パッケージ内の配線長が短いモデルの方がインピーダンスが低くなっているのが分かる(図9(b))。ICに安定的に電源を供給するには、電源リングからパスコンまでのインピーダンスを低くすることが重要であることが分かっている。そこで、電源リングからのインピーダンスがより低いパッケージVTにパスコンが接続されるように、パッケージ内の経路が短いパッケージVTに対し、高い優先順位を設定している。設定された優先順位は、検証結果としてRAM103に記憶される。
検証結果出力部240は、優先順位設定部704で設定された優先順位を、表示装置上に表示したり、プリンタからプリント出力したり、或いは不図示のネットワークI/Fを介して検証結果のデータを送信するなどして、検出結果としてユーザに報知する。
図10は、本実施例に係る、パスコン配置検証処理の流れを示すフローチャートである。この一連の処理は、CPU101が、ROM102に格納されているプログラムをRAM103にロードし、実行することで実現される。
ステップ1001において、設計情報管理部210は、検証処理の対象となるレイアウト設計段階の設計情報を検証部700へ送る。
ステップ1002において、検証部700内のパッケージ端子特定部702は、取得した設計情報を用いてパッケージVTを1つ特定する。図11は、レイアウト設計段階におけるIC400のレイアウトを示す模式図である。この場合、最初のルーチンで例えば、パッケージ内電源配線405に接続するパッケージVT1101aが特定される。そして、2回目以降のルーチンにおいて、他のパッケージVT1101b〜1101dも順次特定されることになる。或いは、設計情報内のプリント基板のレイアウトに関する情報から、プリント基板上の電源配線に接続されているICのパッケージVTを特定してもよい。特定されたパッケージVTの情報は、RAM103に記憶される。
ステップ1003において、検証部700内のダイ端子特定部701は、取得した設計情報を用いてダイVTをすべて特定する。例えば、設計情報内のICのパッケージ情報に含まれる、ダイの端子を表す情報と電源を表す信号名とによって、ダイVT407a〜407dが特定される(図11を参照)。特定されたダイVTの情報は、RAM103に記憶される。
ステップ1004において、検証部700内の評価値導出部703は、ステップ1002で特定されたパッケージVTから、ステップ1003で特定された各ダイVTに至る経路の長さを導出する。導出された経路長は、評価値としてRAM103に記憶される。
ステップ1005において、検証部700は、未だ特定されていないパッケージVTがあるかどうかを判定する。未だ特定されていないパッケージVTがある場合はステップ1002に戻って次のパッケージVTを特定して、ステップ1003〜1005の処理を繰り返す。一方、全てのパッケージVTが特定されている場合は、ステップ1006へ進む。
ステップ1006において、検証部700内の優先順位設定部704は、特定されたすべてのパッケージVTについて、パスコンに接続する場合の優先順位を設定する。具体的には、まず信号名(プリント基板の電源の種類を表す信号名)が同じ電源配線に接続されているパッケージVTをグループ化する。図11の例では、4つのパッケージVT1101a〜1101dがグループ化される。そして、グループ化されたパッケージVTの中から、ステップ1004で導出したパッケージ内経路長が短い順に、高い優先順位を設定する。図11の場合、導出される経路長は短い順に以下のようになる。
・パッケージVT1101a〜ダイVT407aの経路
・パッケージVT1101b〜ダイVT407cの経路
・パッケージVT1101c〜ダイVT407dの経路
・パッケージVT1101d〜ダイVT407bの経路
したがって、優先順位が高い方から順に、1101a、1101b、1101c、1101dとなる。このようにして決定された優先順位の情報は、RAM103に記憶される。
ステップ1007において、検証結果出力部240は、出力デバイス130に検証結果としての優先順位を出力する。具体的には、表示装置に検証結果を表示したり、プリンタで検証結果を印刷したりする。或いは、検証結果を記述したファイルをHDD120に格納したり、不図示のネットワークを介して他のPC等に送信してもよい。図12は、本実施例における検証結果出力の一例を示す図である。図12(a)は、パッケージVT1101a〜1101dに対して設定された優先順位を視覚的に示した場合の一例であり、レイアウト画面上に優先順位が数字で表示されている。さらに、色分け等を組み合わせる等して、優先順位に応じた強調表示を行ってもよい。また、図12(b)は、ICの回路記号や端子名や信号名と共に、対応する優先順位を表形式で示した一例を示している。この場合において、例えば表示装置に表示された表上のパスコンの回路記号等をユーザが入力デバイス110を用いて選択すると、選択したパスコンがレイアウト画面上でハイライトやズーム、ポップアップ画面等によって強調表示されるようにしてもよい。
以上が、本実施例に係る、パスコンの配置を検証する処理の内容である。
なお、優先順位の他の決定方法として、接続可能な全てのダイVTまでの経路長を導出して合算し、合算結果(総経路長)が短いパッケージVTから順に高い優先順位を設定するようにしてもよい。
また、本実施例では、最短経路の長さを評価値としたが、例えば、最短経路の長さの代わりにインダクタンスを求めて、これを評価値としてもよい。この場合、経路のインダクタンスが小さいほど高い優先順位を設定するようにすればよい。
<実施例2の変形例>
さらに、レイアウト完了段階(パスコンが既に配置されている状態)において、上述のようにして設定された優先順位を用いて、配置の妥当性を判定し、その判定結果を出力してもよい。具体的には、ステップ1006で優先順位を設定した後、設計情報に基づいてパスコンを特定し、特定されたパスコンが接続しているパッケージVTの優先順位が高いかどうかを判定して、その判定結果も含め検証結果として出力する。図13は、この変形例に係る検証結果出力の一例を示す図である。図13においてパスコン401bは、優先順位が一番低いパッケージVT1101dに接続されている。図13(a)では、パスコン401bの配置が不適切であることを示す×印マーク1300に加え、より優先順位の高い他の電源端子(パッケージVT1101b)への接続を促すメッセージ1301がレイアウト画面上に表示された様子が示されている。また、表形式の出力例である図13(b)では、ICの回路記号や端子名や信号名、パスコンの回路記号、設定された優先順位に加えて、備考欄に上記メッセージ1301と同内容のコメントが表示されている。
また、レイアウト設計の部品配置段階において、上述のようにして設定された優先順位を用いて、パスコンを自動配置してもよい。具体的には、ステップ1006で優先順位を設定した後、設計情報に基づいてパスコンを特定し、特定されたパスコンが接続している優先順位が高いパッケージVTの近傍へパスコンを配置する。
本実施例によれば、レイアウト設計段階で(或いはレイアウト完了後に)、パスコンを配置するのに適したパッケージの電源端子を容易に把握でき、効率よくパスコンを配置することが可能となる。
次に、複数のパスコンが密集しないよう分散配置を可能にする態様について、実施例3として説明する。なお、実施例1及び2と共通する部分については説明を省略ないしは簡略化し、以下では差異点を中心に説明するものとする。
図14は、本実施例に係る、パスコン配置を検証する装置としての情報処理装置100のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。本実施例に係る情報処理装置100は、設計情報管理部210、検証部1400及び検証結果出力部240で構成される。
設計情報管理部210及び検証結果出力部240は実施例1及び2と同じであるため、説明を省く。
検証部1400は、ダイ端子特定部701、パッケージ端子特定部702、評価値導出部703、優先順位設定部1401及び再配置部1402で構成される。なお、再配置部1402が破線で示されているのは、入力された設計情報がレイアウト設計の完了段階であった場合にのみ機能するためである。
ダイ端子特定部701、パッケージ端子特定部702及び評価値導出部703は、実施例2と同じである。
優先順位設定部1401は、実施例2に係る優先順位設定部704と同様、評価値導出部703で導出した評価値に基づいてパッケージVTについての優先順位を設定する。これに加え、本実施例に係る優先順位設定部1401は、高い優先順位が設定されたパッケージVTが所定範囲内に密集している場合に、密集状態が解消するように優先順位を変更する処理も行なう。ここで、密集状態が解消するようにパッケージVTの優先順位を変更する理由を、シミュレーション結果を用いて説明する。図15は、シミュレーションモデルを示す図であり、(a)はパスコンが密集しているモデル、(b)はパスコンが分散しているモデルである。図15(a)は、電源リング1500と、それに接続するパッケージ内配線1501、プリント基板上の配線1502及び互いに近接して配置された2つのパスコン1503で構成されている。図15(b)も同様に、電源リング1510と、それに接続するパッケージ内配線1511、プリント基板上の配線1512及び一定距離を保って配置されている2つのパスコン1513で構成されている。図15(a)と図15(b)とでパッケージ内配線長やプリント基板上の配線長等の条件は同じであり、2つのパスコンの位置関係のみが異なっているものとする。この2つのモデルにおいて、点1504及び1514で示される計測点におけるインピーダンスをそれぞれ計測する。図16(a)は、両モデルにおけるインピーダンスの計測結果を示すグラフであり、実線はパスコンが密集しているモデルに対応し、破線はパスコンが分散しているモデルに対応している。そして、図16b)は、1GHz(1000MHz)以下の周波数部分を拡大したものである。1GHz(1000MHz)以下の周波数に着目すると、パスコンが分散しているモデルの方が、インピーダンスが低くなっているのが分かる(図16(b))。前述のとおり、ICへの電源の安定供給には、電源リングからパスコンまでのインピーダンスが低い方がよいので、電源リングに対してパスコンができるだけ分散して配置されるように優先順位を変更している。設定(変更)された優先順位は、検証結果としてRAM103に記憶される。
再配置部1402は、レイアウト設計の完了段階において、パッケージ端子特定部702で特定されたパッケージVTが互いに近接し過ぎていた場合に、変更後の優先順位に従って、パッケージVTが分散するようにパスコンを再配置する。
図17は、本実施例に係る、パスコン配置検証処理の流れを示すフローチャートである。この一連の処理は、CPU101が、ROM102に格納されているプログラムをRAM103にロードし、実行することで実現される。
ステップ1701〜1706は、実施例2の図10のフローチャートにおけるステップ1001〜1006にそれぞれ対応するため、以下では、ステップ1707以降について詳しく説明する。
ステップ1706で優先順位が設定されると、ステップ1707において、優先順位設定部1401は、設計情報内のパッケージ情報に基づいて、特定された同電位のパッケージVTが一定距離を保って互いに離れているかどうかを判定する。図18は、同電位にある複数のパッケージVTが一定距離を保って離れているかどうかの判定手法の一例を説明する図である。図18の例では、同電位のパッケージ電源端子として4つのパッケージVT1801a〜1801dが特定され、それぞれの優先順位は高い順に、1801a、1801b、1801c、1801dとなっている。この場合において、まず、パッケージVT1801a〜1801dのそれぞれについて、パッケージ内の電源配線と電源リング409との接続点を中心とした両矢印で示される所定の範囲1802a〜1802dを特定する。そして、各パッケージVTに対する所定範囲1802a〜1802dが重なっている箇所がないかどうかを判定し、重なっている箇所があれば、当該箇所を密集箇所として特定する。図18の例では、優先順位が1位のパッケージVT1801aについての所定範囲1802aと優先順位が2位のパッケージVT1801bについての所定範囲1802bとの間で重なりがある(破線の丸で囲まれた部分)。そのため、パッケージVT1801a及びパッケージVT1801bの配置されている箇所が、密集箇所として特定されることになる。また、より簡易的な判定方法として、特定されたパッケージVT同士の間を結ぶ直線距離を求め、求めた直線距離が所定の距離より短い場合に当該パッケージVT同士は密集していると判定してもよい。さらには、ICのパッケージの中心と特定された2つのパッケージVTとを結んだ2本の直線のなす角度が所定の角度より小さい場合に当該パッケージVT同士は密集していると判定してもよい。判定の結果、上述のような密集箇所があると判定された場合は、ステップ1708に進む。一方、密集箇所がない(特定された同電位のパッケージVTが一定距離を保って互いに離れている)と判定された場合は、ステップ1709に進む。
ステップ1708において、優先順位設定部1401は、密集していると判定された箇所のパッケージVTが分散するように優先順位を変更する。例えば、上述の図18の例では、優先順位が一番高いパッケージVT1801aと、優先順位が二番目に高いパッケージVT1801bとが密集していると判定されている。この場合、優先順位が低い方のパッケージVT1801bの優先順位を、所定範囲が重なっていない他のパッケージVT1801c及び1801dの優先順位よりも低い優先順位となるように変更する。すなわち、図18の例では、優先順位が高い方から順に1801a、1801c、1801d、1801bのように変更される。
ステップ1709において、検証結果出力部240は、出力デバイス130に検証結果としての優先順位(変更後)を出力する。具体的には、表示装置に検証結果を表示したり、プリンタで検証結果を印刷したりする。或いは、検証結果を記述したファイルをHDD120に格納したり、不図示のネットワークを介して他のPC等に送信してもよい。
以上が、本実施例に係る、パスコンの配置を検証する処理の内容である。
本実施例ではレイアウトの設計段階を念頭に、変更後の優先順位を検証結果として出力しているが、レイアウト設計完了段階であれば、変更後の優先順位に従ってパスコンが分散するよう再配置されたレイアウト図を検証結果として出力するようにしてもよい。図19は、パスコンが再配置される様子を説明する図である。図19の(a)は再配置される前の状態を示す図であり、パスコン401a(パッケージVT1801a)とパスコン401b(パッケージVT1801b)とが近接し過ぎている状態である。図19(b)は再配置された後の状態を示す図であり、優先順位が2位に変更されたパッケージVT1801cと接続されるように、パスコン401bが移動しているのが分かる。
本実施例によれば、パスコンの分散配置を容易に実現することが可能となる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (17)

  1. プリント基板の設計情報から仮想的なダイの電源端子及びグラウンド端子を特定するダイ端子特定手段と、
    前記設計情報からプリント基板上に配置されたバイパスコンデンサを特定するバイパスコンデンサ特定手段と、
    前記設計情報、特定された前記ダイの電源端子及びグラウンド端子の情報、及び特定された前記バイパスコンデンサの情報に基づいて、特定された前記バイパスコンデンサの配置を評価するための評価値を導出する手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記評価値を検証するための条件を設定する手段と、
    導出された前記評価値が、設定された前記条件に合致するかどうかを判定する判定手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記評価値は、特定された前記ダイの電源端子から、特定された前記バイパスコンデンサを経由し、特定された前記ダイのグラウンド端子と至る経路の長さであることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記評価値は、特定された前記ダイの電源端子から、特定された前記バイパスコンデンサを経由し、特定された前記ダイのグラウンド端子と至る経路のインダクタンスであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記判定手段における判定結果を出力する出力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記出力の態様は、表示装置に前記判定結果を表示すること、プリンタで前記判定結果を印刷すること、前記判定結果を記述したファイルを送信或いは記憶手段に格納すること、のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  7. プリント基板の設計情報から仮想的なダイの電源端子を特定するダイ端子特定手段と、
    前記設計情報から前記プリント基板上のICのパッケージの電源端子を特定するパッケージ端子特定手段と、
    前記設計情報、特定された前記ダイの電源端子の情報、特定された前記パッケージの電源端子の情報に基づいて、前記プリント基板上に配置されるバイパスコンデンサの配置を評価するための評価値を導出する手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  8. 特定された前記パッケージの電源端子について、導出された前記評価値に基づいて、前記バイパスコンデンサを接続する場合における優先順位を設定する優先順位設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記評価値は、特定された前記ダイの電源端子から、特定された前記パッケージの電源端子までの経路長であり、
    前記優先順位設定手段は、特定された前記パッケージの電源端子について、前記経路長が短いものほど高い優先順位を設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記評価値は、特定された前記ダイの電源端子から、特定された前記パッケージの電源端子までの経路のインダクタンスであり、
    前記優先順位設定手段は、特定された前記パッケージの電源端子について、前記経路のインダクタンスが小さいものほど高い優先順位を設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  11. 前記優先順位設定手段は、他のパッケージの電源端子よりも高い優先順位が設定された複数のパッケージの電源端子が所定範囲内に密集している場合に、密集状態が解消するように優先順位を変更することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記優先順位を出力する出力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記出力の態様は、表示装置に前記優先順位を表示すること、プリンタで前記優先順位を印刷すること、前記優先順位を記述したファイルを送信或いは記憶手段に格納すること、のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記バイパスコンデンサが接続されるパッケージの電源端子が既に特定されている場合において、前記優先順位に従って前記バイパスコンデンサを配置する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. ダイ端子特定手段が、プリント基板の設計情報から仮想的なダイの電源端子及びグラウンド端子を特定するステップと、
    バイパスコンデンサ特定手段が、前記設計情報からプリント基板上に配置されたバイパスコンデンサを特定するステップと、
    評価値導出手段が、前記設計情報、特定された前記ダイの電源端子及びグラウンド端子の情報、及び特定された前記バイパスコンデンサの情報に基づいて、特定された前記バイパスコンデンサの配置を評価するための評価値を導出するステップと、
    を含むことを特徴とする、バイパスコンデンサの配置を検証する方法。
  16. ダイ端子特定手段が、プリント基板の設計情報から仮想的なダイの電源端子を特定するステップと、
    パッケージ端子特定手段が、前記設計情報から前記プリント基板上のICのパッケージの電源端子を特定するステップと、
    評価値導出手段が、前記設計情報、特定された前記ダイの電源端子の情報、特定された前記パッケージの電源端子の情報に基づいて、前記プリント基板上に配されるバイパスコンデンサの配置を評価するための評価値を導出するステップと、
    を含むことを特徴とする、バイパスコンデンサの配置を検証する方法。
  17. コンピュータを、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
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