JP2002171099A - 回路基板の実装品質チェック方法及びその装置 - Google Patents

回路基板の実装品質チェック方法及びその装置

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JP2002171099A JP2000369036A JP2000369036A JP2002171099A JP 2002171099 A JP2002171099 A JP 2002171099A JP 2000369036 A JP2000369036 A JP 2000369036A JP 2000369036 A JP2000369036 A JP 2000369036A JP 2002171099 A JP2002171099 A JP 2002171099A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装に使用する工法や装置の条件変更内容を
容易に設計チェックへ反映させると共に、試作での品質
チェック回数を削減させ、目標品質を満足する回路基板
の設計を早期に実現可能な実装品質チェック方法及び装
置を提供する。 【解決手段】 部品・基板検索部2は、CADデータ入
力部1に入力されるCADデータから基板/部品データ
を検索する。回路基板情報記憶部3は、基板情報を記憶
しており、基板設計データに基づいた基板情報を出力す
る。部品情報記憶部4は、部品情報を記憶しており、部
品設計データに基づいた部品情報を出力する。実装工法
制約条件記憶部6は、実装工法の制約条件を記憶してい
る。実装装置制約条件記憶部7は、実装装置の制約条件
を記憶している。設計内容解析部8は、使用実装条件入
力部5から入力される実装条件下で、設計回路基板が実
現可能かを解析し、チェック結果出力部9を介してその
結果を設計者へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板の実装品
質チェック方法及びその装置に関し、より特定的には、
実装装置を用いて電子部品等が実装された回路基板の品
質を事前に予測し、目標の品質を満足する回路基板が設
計できるように実装品質のチェックを行う方法及びその
方法を用いた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回路基板の設計において、部品配
置位置、パターン形状及びランド形状等を決定する場
合、設計者は、設計基準書を参照したり、又はCADシ
ステムのデザインルールチェック(DRC)を用いたり
して、所定の設計基準の遵守につとめていた。また、設
計者は、設計した回路基板の試作を行い、実際の物作り
面で生じた課題を抽出して、設計にフィードバックして
いた。こうした設計から試作までの作業ループを数回繰
り返すことで、回路基板量産時の実装品質に問題が生じ
ないようにしていた。
【0003】このように実装品質をさらに向上させるた
め、回路基板の実装品質を設計時に予測してチェックす
る方法として、特開平9−330342号公報や特開平
11−175577号公報に記載されている方法が提案
されている。これらの方法は、部品形状や基板形状とい
ったデバイスデータのみから、実装品質を予測しようと
するものである。しかし、これらの方法は、物作り現場
における使用設備や実装工法による違いを、予測の条件
として考慮していない。実際には、例えば、部品間の実
装隣接ピッチを決定する場合、使用する実装設備の装置
によって、狭間隔で設計可能か(小型ノズルを装備する
場合や高精度位置決めが可能な場合等)、標準間隔での
み設計可能か等の違いが生じてくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、特開平11−
330784号公報には、物作り工法条件も加味して実
装品質チェックを行う方法が提案されている。その方法
を、図20に示す。この方法では、工場部門において物
作りのための基準ルールを予め登録しておき、設計側で
は、この基準ルールを元にした設計ルールを用いて、対
応する設計箇所のチェックを行っている。
【0005】しかしながら、この従来の方法では、使用
している実装設備の動作条件や実装工法の条件を元にし
て、作業者が、回路基板上のチェック箇所別に物作り基
準ルールとなるチェック値を導出しなければならない。
このため、実装設備や実装材料等の細かい設定条件が変
更になった場合に、どの程度基準ルールに影響するのか
が容易に判断できないという問題がある。また、実装品
質を確保するために、生産性を落とさなければならない
場合もある。例えば、設備によっては、動作速度を落と
して精度を確保する必要がある場合や、設備間の負荷平
衡化ができなくても、特定の設備に処理を集中させる必
要がある場合等である。一方、設計側では、実装品質を
確保するための設計変更の方法を、複数取り得る場合も
多い。しかし、その複数の中で、設計者が、生産性が一
番高くかつコストが一番低くなる方法を適切に選択でき
ればよいが、実際には設計変更時に生産性面の判断と同
時にコスト面の判断をも行うことは困難である。
【0006】それ故、本発明の目的は、使用する実装工
法や実装装置の動作条件等が変更になっても、その変更
内容を容易に設計チェックへ反映させることができると
共に、実装工程に合わせた実装品質及び生産性(コス
ト)を考慮することで試作による品質チェックの回数等
が削減でき、目標の品質を満足する回路基板の設計を早
期に行うことが可能な回路基板の実装品質チェック方法
及びその装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、実装装置を用いて部品が実装された回路基板の
品質をチェックする方法であって、設計回路で使用され
る基板に関する基板情報、使用される部品に関する部品
情報及び当該部品の実装位置に関する位置情報を入力す
るステップと、回路基板の製造に使用する実装工法及び
実装装置を指定した実装条件を入力するステップと、基
板情報、部品情報及び位置情報から形成される回路基板
が、実装条件において製造された時に、目標とする所定
の実装品質を満足できるか否かを、所定の実装工法の使
用に関する制約条件及び実装装置の動作に関する制約条
件に基づいてチェックするステップとを備える。
【0008】上記のように、第1の発明によれば、実装
工法及び実装装置別に制約条件を予め登録しておき、使
用する実装工法や実装装置の動作条件等が変更になった
場合には、その変更内容を容易に設計チェックへ反映さ
せる。従って、実装工程に合わせた実装品質を考慮する
ことで試作による品質チェックの回数等が削減でき、目
標の品質を満足する回路基板の設計を早期に行うことが
できる。
【0009】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、基板情報、部品情報及び位置情報から形成さ
れる回路基板が、実装条件において製造された時に、目
標とする所定の生産性を満足できるか否かを、制約条件
に基づいてチェックするステップをさらに備える。
【0010】上記のように、第2の発明によれば、回路
基板の実装品質と共にさらに生産性(コスト)をチェッ
クすることで、実装品質を考慮した制約条件を満足させ
つつ、より生産性が高くかつ低コストな回路設計を採択
するといったことが可能になる。
【0011】第3の発明は、第1及び第2の発明に従属
する発明であって、部品情報には、部品の番号、形状、
荷姿及びサイズに関する情報が少なくとも含まれること
を特徴とする。
【0012】第4の発明は、第1及び第2の発明に従属
する発明であって、基板情報には、基板の材質、サイズ
及び厚み、部品毎のランド形状、印刷マスク形状及び位
置補正マーク形状に関する情報が少なくとも含まれるこ
とを特徴とする。
【0013】第5の発明は、第1及び第2の発明に従属
する発明であって、実装工法の使用に関する制約条件に
は、半田付け工法区分、使用半田材料及び部品実装後の
基板加工・検査に関する制約条件が少なくとも含まれる
ことを特徴とする。
【0014】第6の発明は、第1及び第2の発明に従属
する発明であって、実装装置の動作に関する制約条件に
は、実装可能な部品種別、部品毎の実装精度、実装タク
ト及び実装制限範囲に関する制約条件が少なくとも含ま
れることを特徴とする。
【0015】第7の発明は、第1及び第2の発明に従属
する発明であって、実装品質のチェックは、部品実装位
置、半田付け状態、部品実装後の基板加工・検査条件及
び基板外形保持状態の項目を少なくとも対象として行わ
れることを特徴とする。
【0016】上記のように、第3〜第7の発明は、典型
的な情報及び条件をそれぞれ示したものである。このよ
うな情報及び条件を用いて本発明の実装品質チェックを
行うことで、より迅速かつ正確に目標の品質を満足する
回路基板の設計を行うことが可能となる。
【0017】第8の発明は、第1〜第7の発明に従属す
る発明であって、部品情報及び実装装置の動作に関する
制約条件を、実装装置の動作データ(NCデータ)を生
成するCAMシステムから取得するステップをさらに備
える。
【0018】上記のように、第8の発明によれば、部品
情報及び実装装置の動作に関する制約条件をCAMシス
テム側から取得して、CAMシステムと同様なデータの
重複設定を避けることで、設定に必要な工数を削減する
ことができる。
【0019】第9の発明は、第1〜第8の発明に従属す
る発明であって、回路基板が実際に製造された時の実装
品質の実績結果に基づいて、各々の制約条件を訂正する
ステップをさらに備える。
【0020】上記のように、第9の発明によれば、回路
基板が実際に製造された時の実装品質の実績結果を制約
条件にフィードバックさせるので、次回の回路設計時に
は、不良が少ない回路基板をより迅速かつ正確に設計す
ることが可能となる。
【0021】第10の発明は、第1〜第9の発明に従属
する発明であって、チェックするステップは、回路修正
後に再び実装品質チェックを行う場合、修正された箇所
又はエラーが発生していた箇所に応じた所定の範囲だけ
を対象に再チェックを行うことを特徴とする。
【0022】上記のように、第10の発明によれば、回
路修正がされた箇所又はエラーが発生していた箇所に応
じた所定の範囲に限定して実装品質の再チェックを行う
ので、基板全体を処理する場合よりも、短時間で再チェ
ックを行うことができる。
【0023】第11の発明は、実装装置を用いて部品が
実装された回路基板の品質をチェックする装置であっ
て、設計回路で使用される基板のデータ、使用される部
品のデータ及び当該部品の実装位置に関する位置情報を
入力するデータ入力部と、使用可能な基板に関する情報
を基板毎に予め記憶しており、基板のデータに対応した
基板情報を出力する回路基板情報記憶部と、使用可能な
部品に関する情報を部品毎に予め記憶しており、部品の
データに対応した部品情報を出力する部品情報記憶部
と、実装工法の使用に関する制約条件を、工法毎に予め
記憶している実装工法制約条件記憶部と、実装装置の動
作に関する制約条件を、装置毎に予め記憶している実装
装置制約条件記憶部と、回路基板の製造に使用する実装
工法及び実装装置を指定した実装条件を入力する使用実
装条件入力部と、基板情報、部品情報及び位置情報から
形成される回路基板が、実装条件において製造された時
に、目標とする所定の実装品質及び生産性を満足できる
か否かを、制約条件に基づいてチェックする設計内容解
析部とを備える。
【0024】上記のように、第11の発明によれば、実
装工法及び実装装置別に制約条件を予め登録しているの
で、使用する実装工法や実装装置の動作条件等が変更に
なっても、その変更内容を容易に設計チェックへ反映さ
せることができる。従って、実装工程に合わせた実装品
質を考慮することで試作による品質チェックの回数等が
削減でき、目標の品質を満足する回路基板の設計を早期
に行うことができる。
【0025】第12の発明は、第11の発明に従属する
発明であって、各々の制約条件は、回路基板が実際に製
造された時の実装品質の実績結果に基づいて訂正される
ことを特徴とする。
【0026】上記のように、第12の発明によれば、回
路基板が実際に製造された時の実装品質の実績結果を制
約条件にフィードバックさせるので、次回の回路設計時
には、不良が少ない回路基板をより迅速かつ正確に設計
することが可能となる。
【0027】第13の発明は、第11及び第12の発明
に従属する発明であって、設計内容解析部は、回路修正
後に再び実装品質チェックを行う場合、修正された箇所
又はエラーが発生していた箇所に応じた所定の範囲だけ
を対象に再チェックを行うことを特徴とする。
【0028】上記のように、第13の発明によれば、回
路修正がされた箇所又はエラーが発生していた箇所に限
定して実装品質の再チェックを行うので、基板全体を処
理する場合よりも、短時間で再チェックを行うことがで
きる。
【0029】第14の発明は、実装装置を用いて部品が
実装された回路基板の品質をチェックする方法が、コン
ピュータ装置上で実行可能なプログラムとして記録され
た媒体であって、設計回路で使用される基板に関する基
板情報、使用される部品に関する部品情報及び当該部品
の実装位置に関する位置情報を入力するステップと、回
路基板の製造に使用する実装工法及び実装装置を指定し
た実装条件を入力するステップと、基板情報、部品情報
及び位置情報から形成される回路基板が、実装条件にお
いて製造された時に、目標とする所定の実装品質及び生
産性を満足できるか否かを、所定の実装工法の使用に関
する制約条件及び実装装置の動作に関する制約条件に基
づいてチェックするステップとを、少なくとも実行する
ためのプログラムを記録する。
【0030】第15の発明は、第14の発明に従属する
発明であって、部品情報及び実装装置の動作に関する制
約条件を、実装装置の動作データ(NCデータ)を生成
するCAMシステムから取得するステップをさらに含
む。
【0031】第16の発明は、第14及び第15の発明
に従属する発明であって、チェックするステップは、回
路修正後に再び実装品質チェックを行う場合、修正され
た箇所又はエラーが発生していた箇所に応じた所定の範
囲だけを対象に再チェックを行うことを特徴とする。
【0032】第17の発明は、実装装置を用いて部品が
実装された回路基板の品質をチェックする方法を実行す
るためのプログラムであって、設計回路で使用される基
板に関する基板情報、使用される部品に関する部品情報
及び当該部品の実装位置に関する位置情報を入力するス
テップと、回路基板の製造に使用する実装工法及び実装
装置を指定した実装条件を入力するステップと、基板情
報、部品情報及び位置情報から形成される回路基板が、
実装条件において製造された時に、目標とする所定の実
装品質及び生産性を満足できるか否かを、所定の実装工
法の使用に関する制約条件及び実装装置の動作に関する
制約条件に基づいてチェックするステップとを、少なく
とも実行する。
【0033】第18の発明は、第17の発明に従属する
発明であって、部品情報及び実装装置の動作に関する制
約条件を、実装装置の動作データ(NCデータ)を生成
するCAMシステムから取得するステップをさらに含
む。
【0034】第19の発明は、第17及び第18の発明
に従属する発明であって、チェックするステップは、回
路修正後に再び実装品質チェックを行う場合、修正され
た箇所又はエラーが発生していた箇所に応じた所定の範
囲だけを対象に再チェックを行うことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る回路基板の実装品質チェック方法を用いた装置の構成
を示すブロック図である。図1において、本実施形態の
実装品質チェック装置は、CADデータ入力部1と、部
品・基板検索部2と、回路基板情報記憶部3と、部品情
報記憶部4と、使用実装条件入力部5と、実装工法制約
条件記憶部6と、実装装置制約条件記憶部7と、設計内
容解析部8と、チェック結果出力部9とを備える。ま
ず、図1を参照して、本実施形態の実装品質チェック装
置の各構成の概要を説明する。
【0036】CADデータ入力部1には、CADシステ
ム(図示せず)で設計された回路基板のデータであるC
ADデータが入力される。このCADデータには、基板
の名称や寸法等の基板データ、及び部品の名称や実装位
置等の部品データが含まれている。設計に使用されるC
ADシステムは、基板データ及び部品データに相当する
データを出力できるものであれば、特に限定されない。
部品・基板検索部2は、CADデータから基板データ及
び部品データを検索/取得して、回路基板情報記憶部3
及び部品情報記憶部4へそれぞれ出力する。回路基板情
報記憶部3は、基板設計に関する情報(以下、基板情報
という)を各種基板毎に予め記憶しており、部品・基板
検索部2から与えられる基板データに基づいて、必要な
基板情報を設計内容解析部8へ出力する。部品情報記憶
部4は、部品設計に関する情報(以下、部品情報とい
う)を各種部品毎に予め記憶しており、部品・基板検索
部2から与えられる部品データに基づいて、必要な部品
情報を設計内容解析部8へ出力する。使用実装条件入力
部5には、設計された回路基板がどのような環境で製造
されるのかに関する実装条件及び品質チェック内容の指
示が、入力される。実装工法制約条件記憶部6には、実
装工法の使用に関する制約条件が各種工法毎に予め記憶
されている。実装装置制約条件記憶部7には、実装装置
の動作に関する制約条件が各種装置毎に予め記憶されて
いる。設計内容解析部8は、上述した基板情報、部品情
報、実装条件及び指示をそれぞれ入力すると共に、各制
約条件を参照する。そして、設計内容解析部8は、設計
された回路基板が実装条件下において実現できるか否か
を解析し、最適な回路基板設計を支援するために有用な
結果を求める。チェック結果出力部9は、設計内容解析
部8で求められた解析結果を設計者へフィードバックさ
せるため、解析結果を画面表示やプリントアウト等によ
って出力する。
【0037】次に、図2〜図19をさらに参照して、上
記構成による実装品質チェック装置で行われる回路基板
の実装品質チェック方法を、具体例を挙げて説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る回路基板の実装品質
チェック方法の手順を示すフローチャートである。ま
ず、CADデータ入力部1には、CADシステムで設計
された回路基板のデータであるCADデータが入力され
る(ステップS201)。このCADデータの一例を図
3に示す。図3に示すように、CADデータは、回路に
使用される部品毎に、回路番号、部品名称及び実装位置
(XY座標)等を示すリスト31、使用される基板の名
称や寸法(縦横寸法)等を示すリスト32、ランド形状
や印刷マスク形状をコード名で示すリスト33、及び位
置補正のマーク形状をコード名等で示すリスト34等で
構成される。ここで、基板の最大寸法以外の詳細な基板
形状(実際の外形形状やミシン目等)に関する情報は、
可変長のデータとしてCADデータ内に存在する。この
可変長データは、どのような形状表現方法を用いて表さ
れても構わないが、例えばガーバフォーマットを用いて
表されるのが一般的である。なお、既存のCADシステ
ムには、リスト33、リスト34又は基板の詳細な形状
に関するデータを生成できないものもある。このような
CADシステムから出力されるCADデータを用いて実
装品質チェックを行う場合には、リスト31及びリスト
32に基づいてチェック可能な項目のみを、解析処理す
るようにすればよい。
【0038】CADデータ入力部1にCADデータが入
力されると、部品・基板検索部2は、CADデータのリ
スト31からそれぞれの部品名称を、リスト32〜34
から基板名称及びランド形状コード/マスク形状コード
を取得する(ステップS202)。そして、部品・基板
検索部2は、これらの取得した情報を回路基板情報記憶
部3及び部品情報記憶部4へそれぞれ出力する。
【0039】回路基板情報記憶部3は、部品・基板検索
部2から与えられる基板名称及びランド形状コード/マ
スク形状コードを参照し、これらに対応する基板情報を
設計内容解析部8へ出力する(ステップS203)。こ
の回路基板情報記憶部3には、各種基板毎に基板情報が
予め記憶されている。この基板情報の一例を図4に示
す。図4に示すように、基板情報は、各種基板(名称)
毎に基板材質等が登録されているリスト41、ランド形
状や印刷マスク形状毎に形状寸法(縦横寸法)等が登録
されているリスト42、及び位置認識マーク形状毎にマ
ーク寸法(縦横寸法)等が登録されているリスト43等
で構成される。ここで、実際のランドやマスクの印刷形
状を、上述した基板形状情報と同様に、ガーバフォーマ
ット等で表すことができる。例えば、図3及び図4で
は、基板名称「BRD1002PC」から得られる基板
材質「ガラエポ」等が、ランド形状コード「LND16
08R」から得られる縦寸法「1.5mm」や横寸法
「0.8mm」等が、基板情報として回路基板情報記憶
部3から設計内容解析部8へそれぞれ出力される。
【0040】部品情報記憶部4は、部品・基板検索部2
から与えられる部品名称を参照し、これらに対応する部
品情報を設計内容解析部8へ出力する(ステップS20
4)。この部品情報記憶部4には、各種部品毎に部品情
報が予め記憶されている。この部品情報の一例を図5に
示す。図5に示すように、部品情報は、各種部品(名
称)毎に部品の形状や荷姿等を特定できる分類コードが
登録されているリスト51、さらにその部品形状コード
毎に外形寸法、リード本数及びリードピッチ等が登録さ
れているリスト52、及びその荷姿コード毎に荷姿の種
別、テープ幅及び部品ピッチ等が登録されているリスト
53等で構成される。なお、内部機能値が異なるが部品
形状や荷姿が同一である部品については、同一の部品形
状コード及び荷姿コードを用いることで、リスト52及
び53の情報量を削減することができる。例えば、図3
及び図5では、部品名称「ERJ1GEYJ1」から得
られる部品形状、すなわち縦寸法「1.6mm」や横寸
法「0.8mm」等が、また同様に得られる荷姿、すな
わち種別「PAPER」やテープ幅「8.0mm」等
が、部品情報として部品情報記憶部4から設計内容解析
部8へそれぞれ出力される。
【0041】なお、図3に示したCADデータの内、各
部品の実装位置や使用される基板の寸法等は、CADデ
ータ入力部1から設計内容解析部8へ直接出力される。
これらの各データ及び情報により、設計内容解析部8に
おいて、設計された実装部品を含めた回路基板の具体的
なレイアウトイメージを形成させることができる(ステ
ップS205)。
【0042】一方、設計内容の解析に先立ち、使用実装
条件入力部5には、設計者によって実装条件が入力さ
れ、設計内容解析部8へ与えられる(ステップS20
6)。この実装条件は、実装工法に関する条件と実装装
置に関する条件とに大きく分かれる。実装工法に関する
条件には、半田付け工法、使用半田材料及び実装後の基
板加工・検査方法等の項目がある。実装装置に関する条
件には、製造工場や使用実装装置等の項目がある。例え
ば、半田付け工法について「フロー」、半田材料につい
て「半田材料A」、製造工場について「B工場」、実装
装置について「MV2」等の実装条件が、使用実装条件
入力部5に入力される。
【0043】次に、実装工法の使用条件として、実装工
法制約条件記憶部6に予め記憶されている制約条件につ
いて説明する。図6は、実装工法制約条件記憶部6に記
憶されている制約条件の一例を示す図である。図6に示
すように、実装工法の使用条件について、工場毎に半田
付け工法に関するリスト61及び基板加工に関するリス
ト62があり、各リストによって決定される制約条件毎
(条件A,条件B,…)に設計基準値データがリスト6
3において設定されている。リスト61では、各半田付
け工法別、半田材料別及び基板材質別で、部品やテスト
ポイント等の隣接可能距離の制約条件が決定されてい
る。実際の設定条件値(チェック値)は、設計基準値デ
ータが制約条件毎にまとめられたリスト63から与えら
れる。同様に、リスト62では、基板分割時の分割方法
による部品デッドスペースの制約条件が定義されてい
る。もちろん、図6に示していない他の項目に関する制
約条件も、必要に応じて自由に設定することが可能であ
る。
【0044】また、実装装置の動作条件として、実装装
置制約条件記憶部7に予め記憶されている制約条件につ
いて説明する。図7は、実装装置制約条件記憶部7に記
憶されている制約条件の一例を示す図である。図7に示
すように、実装装置の動作条件として、工場毎に実装装
置で実装可能な部品に関するリスト71及び実装装置で
部品隣接が可能な距離に関するリスト72があり、各リ
ストによって決定される制約条件毎(条件A,条件B,
…)に設計基準値データがリスト73において設定され
ている。リスト71では、各実装装置種類別、部品分類
別で、部品の実装可否が決定されている。実際の設定条
件値(チェック値)は、設計基準値データが制約条件毎
にまとめられたリスト73から与えられる。同様に、リ
スト72では、各実装装置の部品分類別に、部品隣接可
能距離が定義されている。もちろん、図7に示していな
い他の項目に関する制約条件も、必要に応じて自由に設
定することが可能である。
【0045】次に、使用実装条件入力部5には、回路基
板のどの部品についてチェックを行いたいかという対象
部品の指示(ステップS207)、及び制約条件適用分
類リストの内どの項目をチェックしたいかというチェッ
ク項目の指示(ステップS208)が、設計者によって
入力され、設計内容解析部8へ与えられる。ここで、設
計内容解析部8は、上述の予め設定された制約条件を用
いて、実装品質を満足させるために、指示されたチェッ
ク項目に対してどの制約条件を適用させるべきかを設定
した制約条件適用分類リストを予め有している。図8
は、設計内容解析部8が有する制約条件適用分類リスト
81の一例を示す図である。図8の例では、実装品質と
して満足すべき代表的な項目である部品実装位置、すな
わち位置ずれが生じないかや、半田付け状態、すなわち
ブリッジや立ち実装が生じないかといった観点でチェッ
クする場合に、上述した図6や図7におけるどのチェッ
ク項目を適用すべきかを示している。
【0046】そして、設計内容解析部8は、指示された
対象部品及びチェック項目について、使用する実装工法
及び実装装置の制約条件に基づいて、設計された回路基
板が各制約条件を満たしているかどうかのチェック(C
ADデータ及び各情報を用いて形成された実際のランド
形状、マスク形状及びパターン配線までを含めた具体的
レイアウトイメージについての解析)を行う(ステップ
S209)。以下、図9及び図10に示す具体例を挙げ
て、設計内容解析部8で行われる解析処理を説明する。
図9は、設計内容解析部8で形成された具体的レイアウ
トイメージの一例を示す図である。図10は、設計内容
解析部8で行われる解析処理(図2,ステップS20
9)を詳細に示すフローチャートである。
【0047】今、図9に示すように、回路基板上に配置
されたチップ部品91とチップ部品92とに関して、部
品実装位置について品質チェックを行う指示が、設計者
からあった場合を想定して説明する。図9の例では、部
品間隣接距離が0.4mmで、2つのチップ部品91及
び92が設計されているものとする。また、上記ステッ
プS206において入力された実装条件が、A工場、フ
ロー及び基板材質Aであるものとする。
【0048】この場合、設計内容解析部8は、まず、設
計者によって指定された対象部品を実装可能な設備が、
存在するか否かを判断する(ステップS1001)。こ
の例では、チップ部品91及び92をフロー工法によっ
て基板材質Aに実装できる設備が、A工場にあるかどう
かが判断される。ここで、対象部品を実装可能な設備が
存在しない場合、設計内容解析部8は、その旨を示す解
析結果をチェック結果出力部9へ出力する(ステップS
1002)。一方、対象部品を実装可能な設備が存在す
る場合、設計内容解析部8は、次に、制約条件適用分類
リスト81からチェック項目に対応する制約条件を取得
する(ステップS1003)。この例では、チェック項
目が「部品実装位置」であるので、設計内容解析部8
は、制約条件適用分類リスト81から「部品間隣接距
離」「テストポイント間隣接距離」「ベタランド面積」
…等の制約条件を取得する。
【0049】次に、設計内容解析部8は、取得した制約
条件毎に、実装工法制約条件記憶部6に記憶されている
リスト61及び62を検索し(ステップS1004)、
解析に必要な実装工法に関するチェック値をリスト63
から取得する(ステップS1005)。この例では、チ
ップ部品、A工場、フロー、基板材質A及び部品間隣接
距離等の条件から、半田材料Aの場合にはチェック値
「0.5mm以上」が得られる。そして、設計内容解析
部8は、CAD設計データ上の値が取得した実装工法に
関するチェック値を満足するかどうかを解析し、その解
析結果をチェック結果出力部9へ出力する(ステップS
1006)。この例では、2つのチップ部品91及び9
2が部品間隣接距離「0.4mm」で設計されているの
で、チェック値「0.5mm以上」を満足していない旨
の解析結果が出力される。
【0050】次に、設計内容解析部8は、取得した制約
条件毎に、実装装置制約条件記憶部7に記憶されている
リスト71及び72を検索し(ステップS1007)、
解析に必要な実装装置に関するチェック値をリスト73
から取得する(ステップS1008)。この例では、設
備「MV2」の場合には、チップ部品の実装が可能であ
り、かつ、チェック値「0.3mm以上」が得られる。
そして、設計内容解析部8は、CAD設計データ上の値
が取得した実装装置に関するチェック値を満足するかど
うかを解析し、その解析結果をチェック結果出力部9へ
出力する(ステップS1009)。この例では、2つの
チップ部品91及び92が部品間隣接距離「0.4m
m」で設計されているので、チェック値「0.3mm以
上」を満足している旨の解析結果が出力される。
【0051】上記のように実装工法及び実装装置に関し
て解析処理が行われ解析結果を入手すると、チェック結
果出力部9は、その解析結果に基づいて実装品質チェッ
ク結果を作成して、画面表示又は印刷によって出力する
(ステップS210)。チェック結果出力部9から出力
される実装品質チェック結果の一例を図11に示す。図
11に示すように、設計者から指定された条件下で可能
な限り複数の解析が行われ、それぞれの解析に対する結
果が示される。このように、複数の解析結果を示すこと
で、設計者が対応策を容易に選択できるようになる。な
お、チェック結果出力部9から出力される実装品質チェ
ック結果は、図11のように複数の解析結果を示す内容
ではなく、設計者から指示された実装条件での解析結果
だけを示す内容であってもよい。図11の例では、チッ
プ部品91及び92の設計は、半田材料Aを用いた場合
には実装工法の観点で実装品質エラーとなるが、半田材
料Bを用いた場合には問題ないことが示されている。従
って、このチェック結果から、設計者が取り得るべき対
応策として、部品配置を変更して部品間隣接距離を0.
5mm以上とするか、使用する半田を半田材料Bに限定
して生産を行うかの、選択肢があることが分かる。
【0052】なお、チェック結果出力部9から出力され
る実装品質チェック結果は、図11に示したデータリス
ト形式以外に、2次元や3次元の基板レイアウトイメー
ジで表示させてもよい。基板レイアウトイメージで表示
させる場合には、品質エラーが生じた部品を、色を変え
て表示させたり、点滅で表示させたりすることができ
る。また、イメージ上の部品を選択することにより、そ
の部品の情報(品番、コスト、不良率等)を示したリス
トがポップアップメニューのように表示されるようにし
てもよい。特に、3次元の基板レイアウトイメージで表
示させると、次のようなことが視覚的に判断可能とな
る。例えば、図12に示すように、部品121と共に装
着ノズル122を表示させることで、部品121の周辺
にある部品123と装着ノズル122との干渉を判断す
ることができる。また、図13に示すように、クリーム
半田の印刷状態131や接着剤の塗布状態132を表示
させることで、半田や接着剤の量を判断することができ
る。また、図14に示すように、部品と共に基板検査に
使用されるレーザ光の照射平面141を表示させること
で、検査されない部品142の存在を判断することがで
きる。また、図15に示すように、部品と共に半田付け
時の温度分布151を表示させることで、部品の温度衝
撃による負担を判断することができる。また、図16に
示すように、部品と共に半田ごての形状161を表示さ
せることで、半田ごての部品への影響を判断することが
できる。さらに、図17に示すように、設計変更を行っ
た場合に変更前の部品171と変更後の部品172とを
同時に表示させることで、迅速かつ確実に設計変更を行
うことが可能となる。
【0053】以上のように、本発明の一実施形態に係る
回路基板の実装品質チェック方法及び装置によれば、実
装工法及び実装装置別に制約条件を予め登録しているの
で、使用する実装工法や実装装置の動作条件等が変更に
なっても、その変更内容を容易に設計チェックへ反映さ
せることができる。従って、実装工程に合わせた実装品
質を考慮することで試作による品質チェックの回数等が
削減でき、目標の品質を満足する回路基板の設計を早期
に行うことができる。
【0054】なお、上記実施形態では、実装装置制約条
件記憶部7に予め記憶される実装可能な部品に関する制
約条件に、図7のリスト71を用いた場合を一例に挙げ
て説明したが、例えば、図18に示すように実装タクト
を加えたリスト181を用いてもよい。このリスト18
1を用いれば、回路基板の実装品質チェック時に、合わ
せて生産性(実装タクト)を判断することができる。図
9に示す例では、リスト181からチップ部品91及び
92の合計実装タクトが「0.2sec」であることが
分かる。そして、このようにして算出された実装タクト
に加えて、設備償却等の固定費、人件費及び部品材料費
をさらに考慮することにより、回路基板を実際に製造し
た時の実装コストを算出することができる。これによ
り、設計変更による部品の種類や点数の変動に伴った実
装タクト及び部品材料費の変動をチェックすることがで
きるので、実装品質を考慮した制約条件を満足させつ
つ、より生産性が高くかつ低コストな回路設計を採択す
るといったことが可能になる。よって、目標の品質を満
足した回路基板のコストダウンについても、より早期に
行うことができる。
【0055】また、一般的に、部品実装設備は、装着ノ
ズルへの部品吸着時にカメラ認識等の方法を用いて正確
に部品保持姿勢を補正したり、部品の大きさに合わせて
設備動作を確実に行うために動作スピードを切り替えた
りする。このため、部品実装設備を動作させるためのデ
ータ(いわゆるNCデータ)に、部品サイズや実装動作
スピードを指定する必要がある。従って、これらNCデ
ータを作成するCAM(Computer aided manufacturing)
システムでは、部品情報記憶部4に記憶されているリス
ト51〜53に相当する情報や実装装置制約条件記憶部
7に記憶されているリスト71又は181に相当する情
報を、保持していることが一般的である。そこで、本発
明の実装品質チェック装置では、これらの情報をCAM
システム側から取得することによって、CAMシステム
と同様なデータの重複設定を避け、設定に必要な工数を
削減することができる。
【0056】さらに、上述した本発明の実装品質チェッ
クから得られた結果に基づいて、上記図9に示すチップ
部品91及び92の部品間隣接距離が「0.5mm」へ
修正され、この修正後の回路基板が実際に製造された時
の実装品質の実績結果が、図19のように得られた場合
を考える。このような実績結果が得られた場合、予め定
めた値よりも発生回数が多い不良の内容を分析して、該
当する設計基準値データのチェック値を見直し、製造ラ
インの現状を反映させた制約条件となるようにすること
が望ましい。例えば、図19において、発生回数が10
回の実装ずれについて原因分析を行い、部品間隣接距離
が不十分であるという結果が得られたとする。この場合
には、図6で示した実装工法制約条件記憶部6に記憶さ
れている設計基準値データ(リスト63)の内、チップ
部品間の隣接距離に関するチェック値を「0.5mm」
から「0.6mm」へ修正すればよい。また、上記のよ
うに、チップ部品91及び92の部品間隣接距離が
「0.5mm」へ修正された場合、この修正に伴って修
正された他の部品は、このチップ部品91及び92の周
辺だけに存在すると予想される。従って、このような場
合、この周辺の範囲(例えば、修正された部品の位置か
ら所定の距離の範囲)に限定して実装品質の再チェック
を行えばよい。このように、所定の範囲に限って処理を
行うことにより、基板全体を処理する場合よりも、短時
間で再チェックすることができる。
【0057】なお、本発明の実装品質チェック方法は、
プリント基板回路をはじめ、折り曲げ可能なフレキ樹脂
基板回路や、筐体等への印刷やエッチングにより作成さ
れた回路に適用可能である。また、典型的には、上記実
施形態に係る実装品質チェック方法は、所定のプログラ
ムをコンピュータ装置上で実行させることで実現され、
当該方法を用いた装置は、所定のプログラムが格納され
た記憶装置(ROM,RAM,ハードディスク等)と、
このプログラムを実行するCPU(セントラル・プロセ
シング・ユニット)とによって実現される。この場合、
所定のプログラムは、CD−ROMやフロッピー(登録
商標)ディスク等のコンピュータ装置で読み取り可能な
記録媒体を介して導入されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る回路基板の実装品質
チェック方法を用いた装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態に係る回路基板の実装品質
チェック方法の手順を示すフローチャートである。
【図3】CADデータ入力部1に入力されるCADデー
タの一例を示す図である。
【図4】回路基板情報記憶部3に記憶されている基板情
報の一例を示す図である。
【図5】部品情報記憶部4に記憶されている部品情報の
一例を示す図である。
【図6】実装工法制約条件記憶部6に記憶されている制
約条件の一例を示す図である。
【図7】実装装置制約条件記憶部7に記憶されている制
約条件の一例を示す図である。
【図8】設計内容解析部8が有する制約条件適用分類リ
ストの一例を示す図である。
【図9】設計内容解析部8で形成された具体的レイアウ
トイメージの一例を示す図である。
【図10】設計内容解析部8で行われる解析処理を詳細
に示すフローチャートである。
【図11】チェック結果出力部9から出力される実装品
質チェック結果の一例を示す図である。
【図12】実装品質チェック結果を3次元イメージで表
示させた一例を示す図である。
【図13】実装品質チェック結果を3次元イメージで表
示させた一例を示す図である。
【図14】実装品質チェック結果を3次元イメージで表
示させた一例を示す図である。
【図15】実装品質チェック結果を3次元イメージで表
示させた一例を示す図である。
【図16】実装品質チェック結果を3次元イメージで表
示させた一例を示す図である。
【図17】実装品質チェック結果を3次元イメージで表
示させた一例を示す図である。
【図18】実装装置制約条件記憶部7に記憶されている
制約条件の他の一例を示す図である。
【図19】回路基板が実際に製造された時の実装品質実
績結果の一例を示す図である。
【図20】従来の実装品質チェック方法の概念を説明す
る図である。
【符号の説明】
1…CADデータ入力部 2…部品・基板検索部 3…回路基板情報記憶部 4…部品情報記憶部 5…使用実装条件入力部 6…実装工法制約条件記憶部 7…実装装置制約条件記憶部 9…設計内容解析部 10…チェック結果出力部 31〜34…CADデータのリスト 41〜43…基板情報のリスト 51〜53…部品情報のリスト 61〜63…実装工法に関するリスト 71〜73,181…実装装置に関するリスト 81…制約条件適用分類リスト 91,92,121,123,142,171,172
…部品 122…装着ノズル 131…クリーム半田 132…接着剤 141…レーザ光照射平面 151…温度分布 161…半田ごて
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花田 恵二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 横森 正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B046 BA08 GA01 GA02 JA01 5E313 AA11 EE50 FG10

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実装装置を用いて部品が実装された回路
    基板の品質をチェックする方法であって、 設計回路で使用される基板に関する基板情報、使用され
    る部品に関する部品情報及び当該部品の実装位置に関す
    る位置情報を入力するステップと、 回路基板の製造に使用する実装工法及び実装装置を指定
    した実装条件を入力するステップと、 前記基板情報、前記部品情報及び前記位置情報から形成
    される回路基板が、前記実装条件において製造された時
    に、目標とする所定の実装品質を満足できるか否かを、
    所定の実装工法の使用に関する制約条件及び実装装置の
    動作に関する制約条件に基づいてチェックするステップ
    とを備える、回路基板の実装品質チェック方法。
  2. 【請求項2】 前記基板情報、前記部品情報及び前記位
    置情報から形成される回路基板が、前記実装条件におい
    て製造された時に、目標とする所定の生産性を満足でき
    るか否かを、前記制約条件に基づいてチェックするステ
    ップをさらに備える、請求項1に記載の回路基板の実装
    品質チェック方法。
  3. 【請求項3】 前記部品情報には、部品の番号、形状、
    荷姿及びサイズに関する情報が少なくとも含まれること
    を特徴とする、請求項1又は2に記載の回路基板の実装
    品質チェック方法。
  4. 【請求項4】 前記基板情報には、基板の材質、サイズ
    及び厚み、部品毎のランド形状、印刷マスク形状及び位
    置補正マーク形状に関する情報が少なくとも含まれるこ
    とを特徴とする、請求項1又は2に記載の回路基板の実
    装品質チェック方法。
  5. 【請求項5】 前記実装工法の使用に関する制約条件に
    は、半田付け工法区分、使用半田材料及び部品実装後の
    基板加工・検査に関する制約条件が少なくとも含まれる
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の回路基板の
    実装品質チェック方法。
  6. 【請求項6】 前記実装装置の動作に関する制約条件に
    は、実装可能な部品種別、部品毎の実装精度、実装タク
    ト及び実装制限範囲に関する制約条件が少なくとも含ま
    れることを特徴とする、請求項1又は2に記載の回路基
    板の実装品質チェック方法。
  7. 【請求項7】 前記実装品質のチェックは、部品実装位
    置、半田付け状態、部品実装後の基板加工・検査条件及
    び基板外形保持状態の項目を少なくとも対象として行わ
    れることを特徴とする、請求項1又は2に記載の回路基
    板の実装品質チェック方法。
  8. 【請求項8】 前記部品情報及び前記実装装置の動作に
    関する制約条件を、実装装置の動作データ(NCデー
    タ)を生成するCAMシステムから取得するステップを
    さらに備える、請求項1〜7のいずれかに記載の回路基
    板の実装品質チェック方法。
  9. 【請求項9】 回路基板が実際に製造された時の実装品
    質の実績結果に基づいて、各々の前記制約条件を訂正す
    るステップをさらに備える、請求項1〜8のいずれかに
    記載の回路基板の実装品質チェック方法。
  10. 【請求項10】 前記チェックするステップは、回路修
    正後に再び実装品質チェックを行う場合、修正された箇
    所又はエラーが発生していた箇所に応じた所定の範囲だ
    けを対象に再チェックを行うことを特徴とする、請求項
    1〜9のいずれかに記載の回路基板の実装品質チェック
    方法。
  11. 【請求項11】 実装装置を用いて部品が実装された回
    路基板の品質をチェックする装置であって、 設計回路で使用される基板のデータ、使用される部品の
    データ及び当該部品の実装位置に関する位置情報を入力
    するデータ入力部と、 使用可能な基板に関する情報を基板毎に予め記憶してお
    り、前記基板のデータに対応した基板情報を出力する回
    路基板情報記憶部と、 使用可能な部品に関する情報を部品毎に予め記憶してお
    り、前記部品のデータに対応した部品情報を出力する部
    品情報記憶部と、 実装工法の使用に関する制約条件を、工法毎に予め記憶
    している実装工法制約条件記憶部と、 実装装置の動作に関する制約条件を、装置毎に予め記憶
    している実装装置制約条件記憶部と、 回路基板の製造に使用する実装工法及び実装装置を指定
    した実装条件を入力する使用実装条件入力部と、 前記基板情報、前記部品情報及び前記位置情報から形成
    される回路基板が、前記実装条件において製造された時
    に、目標とする所定の実装品質及び生産性を満足できる
    か否かを、前記制約条件に基づいてチェックする設計内
    容解析部とを備える、回路基板の実装品質チェック装
    置。
  12. 【請求項12】 各々の前記制約条件は、回路基板が実
    際に製造された時の実装品質の実績結果に基づいて訂正
    されることを特徴とする、請求項11に記載の回路基板
    の実装品質チェック装置。
  13. 【請求項13】 前記設計内容解析部は、回路修正後に
    再び実装品質チェックを行う場合、修正された箇所又は
    エラーが発生していた箇所に応じた所定の範囲だけを対
    象に再チェックを行うことを特徴とする、請求項11又
    は12に記載の回路基板の実装品質チェック装置。
  14. 【請求項14】 実装装置を用いて部品が実装された回
    路基板の品質をチェックする方法が、コンピュータ装置
    上で実行可能なプログラムとして記録された媒体であっ
    て、 設計回路で使用される基板に関する基板情報、使用され
    る部品に関する部品情報及び当該部品の実装位置に関す
    る位置情報を入力するステップと、 回路基板の製造に使用する実装工法及び実装装置を指定
    した実装条件を入力するステップと、 前記基板情報、前記部品情報及び前記位置情報から形成
    される回路基板が、前記実装条件において製造された時
    に、目標とする所定の実装品質及び生産性を満足できる
    か否かを、所定の実装工法の使用に関する制約条件及び
    実装装置の動作に関する制約条件に基づいてチェックす
    るステップとを、少なくとも実行するためのプログラム
    を記録する、記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記部品情報及び前記実装装置の動作
    に関する制約条件を、実装装置の動作データ(NCデー
    タ)を生成するCAMシステムから取得するステップを
    さらに含む、請求項14に記載の記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記チェックするステップは、回路修
    正後に再び実装品質チェックを行う場合、修正された箇
    所又はエラーが発生していた箇所に応じた所定の範囲を
    対象に再チェックを行うことを特徴とする、請求項14
    又は15に記載の記録媒体。
  17. 【請求項17】 実装装置を用いて部品が実装された回
    路基板の品質をチェックする方法を実行するためのプロ
    グラムであって、 設計回路で使用される基板に関する基板情報、使用され
    る部品に関する部品情報及び当該部品の実装位置に関す
    る位置情報を入力するステップと、 回路基板の製造に使用する実装工法及び実装装置を指定
    した実装条件を入力するステップと、 前記基板情報、前記部品情報及び前記位置情報から形成
    される回路基板が、前記実装条件において製造された時
    に、目標とする所定の実装品質及び生産性を満足できる
    か否かを、所定の実装工法の使用に関する制約条件及び
    実装装置の動作に関する制約条件に基づいてチェックす
    るステップとを、少なくとも実行する、プログラム。
  18. 【請求項18】 前記部品情報及び前記実装装置の動作
    に関する制約条件を、実装装置の動作データ(NCデー
    タ)を生成するCAMシステムから取得するステップを
    さらに含む、請求項17に記載のプログラム。
  19. 【請求項19】 前記チェックするステップは、回路修
    正後に再び実装品質チェックを行う場合、修正された箇
    所又はエラーが発生していた箇所に応じた所定の範囲を
    対象に再チェックを行うことを特徴とする、請求項17
    又は18に記載のプログラム。
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