JP2002259481A - ノイズ対策決定方法及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラム - Google Patents
ノイズ対策決定方法及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムInfo
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Abstract
媒体並びにコンピュータプログラムに関し、ノイズ対策
を決定する際に回路シミュレータの実行を最小限に抑え
ることが可能とすると共に、設計工程に手作業で繰り返
す後戻り処理が必要な部分を発生することなく高速にノ
イズ対策を決定することを可能とすることを目的とす
る。 【解決手段】 対象となる回路のうち、少なくとも1つ
のネット分の入力回路情報に基いて、計算式によりノイ
ズが最小となると考えられる推奨回路情報を算出する推
奨回路情報算出ステップと、入力回路情報と推奨回路情
報とを比較し、異なる部分の推奨回路情報をノイズ対策
として決定するノイズ対策決定ステップとを含むように
構成する。
Description
法及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムに
関し、特に大規模集積回路(LSI)、マルチチップモ
ジュール(MCM)、プリント基板(PCB)等の電子
回路を設計する際に、電子回路で発生し得るノイズを最
小限に抑えて電子回路の正常な動作を保証するためのノ
イズ対策を決定するノイズ対策決定方法及び装置、コン
ピュータにそのようなノイズ対策の決定を行わせるコン
ピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可
能な記憶媒体並びにそのようなコンピュータプログラム
に関する。
い、電子回路を設計する際のノイズ解析とノイズ対策が
重要になってきている。ノイズ対策とは、ノイズ解析の
結果に基いて、電子回路で発生するノイズを抑えるため
に取られる各種対策を言う。
析を行うノイズ解析ツールとしては、様々なものが提案
されている。ノイズ解析ツールは、電子回路の実装設計
後に回路シミュレータを用いてノイズ解析及びノイズチ
ェックを行い、ノイズを抑えるためのノイズ対策を決定
する。電子回路の設計は、決定されたノイズ対策に基い
て必要に応じて変更される。このような設計変更の後、
再度ノイズ解析及びノイズチェックを行い、ノイズが許
容範囲内に収まるまで上記の如き手順を繰り返す。
ノイズは、反射ノイズとクロストークノイズである。通
常、反射ノイズは、ドライバ素子の内部抵抗と伝送線路
の特性インピーダンスの不整合により発生する。この反
射ノイズを抑えるために、特に1対1伝送の場合には、
ドライバ素子の出力に直列にダンピング抵抗を挿入する
方法が提案されている。この方法によると、ドライバ素
子の内部抵抗値とダンピング抵抗値との合計が伝送線路
の特性インピーダンスと等しくなるように、ダンピング
抵抗値を選択する。
ける反射ノイズは、配線トポロジにも大きく依存する。
このため、配線トポロジの選択は手作業で行われ、設計
者が選択された配線トポロジに合わせた配線を行う。従
って、回路シミュレータは、配線情報に基いてノイズ解
析とノイズチェックを行う。ノイズ解析の結果、許容範
囲を超えるノイズが存在する場合、配線トポロジの変
更、配線トポロジに合わせた再配線、ノイズ解析及びノ
イズチェックといった作業を繰り返し、最適な配線トポ
ロジを探し出す。
子の駆動能力と隣接するパターンのギャップに大きく依
存する。通常、クロストークノイズの解析は、隣接する
パターンの情報を必要とするため、電子回路の実装設計
後に実装設計データを用いてノイズ解析とノイズチェッ
クを行う。ここで、隣接するパターンの情報には、パタ
ーンギャップ、パターン同士が平行に走る距離、伝送線
路上でパターンが平行になっている位置等を含む。
び高速化に伴い、ノイズ解析及びノイズチェックを必要
とするネットが増加し、設計工数が増大している。ネッ
トとは、電子回路を設計する際に、着目する少なくとも
1つの回路素子からなる部分を言う。このため、回路設
計、実装設計及びノイズ解析を手作業で繰り返す後戻り
処理を要さないノイズ対策が必要となる。つまり、回路
設計及び実装設計前に、少なくとも1ネット分の回路モ
デルを作成して、回路モデルを入力とするノイズ対策を
決定する必要がある。
前に、少なくとも1ネット分の回路モデルを作成してノ
イズ解析及びノイズ対策を行う場合でも、常に回路シミ
ュレータによりノイズ対策を決定するのでは、回路シミ
ュレータの処理時間が他の処理と比べると長いので、全
体の処理時間が増大してしまう。このように、回路シミ
ュレータの処理時間が長くなる問題は、特に設計、解
析、対策(設計変更)、解析といった作業サイクルを繰
り返す場合に顕著となる。このため、回路シミュレータ
の実行を最小限に抑えてノイズ対策を決定することが望
まれていた。
には、上記反射ノイズ対策においても、回路シミュレー
タの結果を使用せずに、ダンピング抵抗値を選択する必
要がある。しかし、配線の特性インピーダンスとドライ
バ素子の出力抵抗に整合するダンピング抵抗値を推奨回
路情報とする場合、実際の伝送波形では問題が発生しな
くても、入力回路情報に既に挿入されているダンピング
抵抗値と一致しないために、ノイズ対策としてダンピン
グ抵抗値の変更が必要であるという、過剰な制限を課す
る決定がなされる可能性があるという問題があった。
ジの選択と、配線変更と、ノイズ解析とを繰り返す必要
があるが、配線トポロジの選択と配線変更とを設計者が
行うのでは、作業に時間がかかりすぎるという問題があ
った。このため、配線トポロジの選択と、配線変更と、
ノイズ解析とを短時間で繰り返して、最適な配線トポロ
ジを選択してノイズ対策を決定することが望まれてい
た。
では、実装設計後の設計データを用いてノイズ解析及び
ノイズチェックを行う。従って、ノイズチェックの結果
クロストークノイズの問題が発見されると、実装設計を
変更する必要があり、設計工程に手作業で繰り返す後戻
り処理が必要な部分が発生し、設計工程数が増大してし
まうという問題があった。このため、手作業により繰り
返す後戻り処理が必要な部分をなくして設計工程を短縮
することが望まれていた。
て上記の要望を満たすことのできるノイズ対策決定方法
及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムを提
供することを目的とする。
前にノイズ対策の決定を行うことができ、ノイズ対策を
決定する際に回路シミュレータの実行を最小限に抑える
ことが可能で、設計工程に手作業で繰り返す後戻り処理
が必要な部分を発生することなく高速にノイズ対策を決
定することのできるノイズ対策決定方法及び装置、記憶
媒体並びにコンピュータプログラムを提供することを第
1の目的とする。
必要とせず、且つ、過剰な制限を課することなく、ダン
ピング抵抗値の決定を可能とするノイズ対策決定方法及
び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムを提供
することを第2の目的とする。
に、実際の基板上での相対的な位置関係から最適な配線
トポロジの決定を可能とするノイズ対策決定方法及び装
置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムを提供する
ことを第3の目的とする。
行う前に、クロストークノイズの解析して、クロストー
クノイズを考慮したノイズ対策の決定を可能とするノイ
ズ対策決定方法及び装置、記憶媒体並びにコンピュータ
プログラムを提供することを第4の目的とする。
を選択し、ユーザの熟練度に関係なく、最適な改善案を
短い処理時間で選択可能なノイズ対策決定方法及び装
置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムを提供する
ことを第5の目的とする。
回路のうち、少なくとも1つのネット分の入力回路情報
に基いて、計算式によりノイズが最小となると考えられ
る推奨回路情報を算出する推奨回路情報算出ステップ
と、該入力回路情報と該推奨回路情報とを比較し、異な
る部分の推奨回路情報をノイズ対策として決定するノイ
ズ対策決定ステップとを含むことを特徴とするノイズ対
策決定方法によって達成できる。本発明によれば、上記
第1の目的を達成できる。
決定後に、前記入力回路情報のシミュレーションモデル
を作成する回路モデル作成ステップと、該シミュレーシ
ョンモデルを用いて回路シミュレーションを行い、前記
回路の配線を伝播する信号波形を算出して信号波形に許
容範囲を超えるノイズが存在するか否かをチェックする
シミュレーション・チェックステップと、ノイズチェッ
クの結果存在するノイズを分類して、決定されたノイズ
対策をノイズに関係する部分のみに絞り込むノイズ対策
絞り込みステップとを更に含んでも良い。本発明によれ
ば、上記第2の目的を達成できる。
る部品ピンの位置と配線トポロジとに基いて決定される
マンハッタン長を配線長として含む入力回路情報を出力
する回路情報出力ステップを更に含んでも良い。本発明
によれば、上記第3の目的を達成できる。
決定後に、解析対象となる着目ネットの回路情報と着目
ネットに隣接する隣接ネットの回路情報とからなる入力
回路情報のシミュレーションモデルを作成する回路モデ
ル作成ステップと、該シミュレーションモデルを用いて
回路シミュレーションを行い、該着目ネットを伝播する
信号波形とクロストークノイズ波形を算出して合成する
ことでノイズ合成波形を求め、該ノイズ合成波形に基い
て許容範囲を超えるノイズが存在するか否かをチェック
するシミュレーション・チェックステップと、ノイズチ
ェックの結果存在するノイズを分類して、決定されたノ
イズ対策をノイズに関係する部分のみに絞り込むノイズ
対策絞り込みステップとを更に含んでも良い。本発明に
よれば、上記第4の目的を達成できる。
るノイズ対策決定方法であって、該解析回路と伝送回路
トポロジの特徴との比較に基いて該解析回路の良否を判
定し、回路良否判定結果に応じて該解析回路を伝送回路
トポロジの基本型に近づけるための改善案を出力する回
路良否判定・出力ステップを含むことを特徴とするノイ
ズ対策決定方法によっても達成できる。本発明によれ
ば、上記第5の目的を達成できる。
装設計を行う前にノイズ対策の決定を行うことができ、
ノイズ対策を決定する際に回路シミュレータの実行を最
小限に抑えることが可能で、設計工程に手作業で繰り返
す後戻り処理が必要な部分を発生することなく高速にノ
イズ対策を決定することのできるノイズ対策決定方法及
び装置並びに記憶媒体を実現できる。
及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムの各
実施例を、以下に図面と共に説明する。
1実施例を説明する。ノイズ対策決定装置の第1実施例
は、本発明になるノイズ対策決定方法の第1実施例、本
発明になるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の第1
実施例及び本発明になるコンピュータプログラムの第1
実施例を用いる。第1実施例では、本発明がコンピュー
タシステムに適用されている。図1は、第1実施例にお
いて本発明が適用されるコンピュータシステムを示す斜
視図であり、説明の便宜上、同図に示すコンピュータシ
ステムが以下の各実施例で用いられるものとする。
は、大略CPUやディスクドライブ等を内臓した本体部
101、本体部101からの指示により表示画面102
a上に画像を表示するディスプレイ102、コンピュー
タシステム100に種々の情報を入力するためのキーボ
ード103、ディスプレイの表示画面102a上の任意
の位置を指定するマウス104及び外部のデータベース
等にアクセスして他のコンピュータシステムに記憶され
ているコンピュータプログラム等をダウンロードするモ
デム105を有する。
されるか、モデム105等の通信装置を使って他のコン
ピュータシステムの記録媒体106からダウンロードさ
れる、コンピュータシステム100にノイズ対策決定機
能を持たせるコンピュータプログラム(ノイズ対策決定
ソフトウェア)は、コンピュータシステム100に入力
されてコンパイルされる。本発明になる記憶媒体は、本
発明になるコンピュータプログラム(以下、単にプログ
ラムとも言う)を格納した、例えばディスク110等の
記録媒体からなる。本発明になる記憶媒体を構成する記
録媒体は、ディスク110、ICカードメモリ、フロッ
ピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM等の可搬型記録媒体に限定されるものではなく、モ
デム105やLAN等の通信装置や通信手段を介して接
続されるコンピュータシステムでアクセス可能な各種記
録媒体を含む。
体部101内の要部の構成を説明するブロック図であ
る。同図中、本体部101は、大略バス200により接
続されたCPU201、RAMやROM等からなるメモ
リ部202、ディスク110用のディスクドライブ20
3及びハードディスクドライブ204からなる。本実施
例では、ディスプレイ102、キーボード103及びマ
ウス104も、図示の如くバス200を介してCPU2
01に接続されているが、これらは直接CPU201に
接続されていても良い。又、ディスプレイ102は、入
出力画像データの処理を行う周知のグラフィックインタ
フェース(図示せず)を介してCPU201に接続され
ていても良い。
図1及び図2に示す構成に限定されるものではなく、代
わりに各種周知の構成を使用しても良い。
のノイズ対策決定処理を説明するためのフローチャート
である。本実施例では、対象となる電子回路の回路設計
及び実装設計を行う前に、回路シミュレータを用いずに
ノイズ対策を決定する。同図中、ノイズ対策決定処理が
開始されると、ステップ1は対象となる電子回路の少な
くとも1ネット分の入力回路情報をキーボード103又
は外部装置から入力し、ステップ2は、入力回路情報
を、例えばメモリ部202等の記憶手段に格納する。ス
テップ3は、メモリ部202から読み出された入力回路
情報に基いて、計算式によりノイズが最小になると考え
られる推奨回路情報を算出する。推奨回路情報は、ダン
ピング抵抗値、ドライバ素子・抵抗間の配線長、抵抗・
レシーバ素子間の配線長、配線分岐点の位置、抵抗・分
岐点間の配線長、分岐点・レシーバ素子間の配線長、ド
ライバ素子の駆動能力、負荷数(レシーバ素子数)等か
らなる。ステップ4は、算出された推奨回路情報を、例
えばメモリ部202等の記憶手段に格納する。ステップ
5は、メモリ部202から読み出された入力回路情報と
推奨回路情報とを比較し、異なる部分の推奨回路情報を
ノイズ対策として決定する。ステップ6は、決定された
ノイズ対策を、例えばディスプレイ102に表示するこ
とで出力する。
及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムの第
2実施例が適用されるコンピュータシステム100にお
けるCPU201のノイズ対策決定処理を説明するため
のフローチャートである。同図中、図3と同一ステップ
には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例で
は、上記第1実施例で決定されたノイズ対策を、回路シ
ミュレータの解析結果を用いて更に絞り込み、より限定
されたノイズ対策を決定する。
で求められたノイズ対策に基いて回路モデル、即ち、シ
ミュレーションモデルを作成する。ステップ8は、作成
された回路モデルを、回路シミュレータを用いて解析す
る。ステップ9は、回路シミュレータの解析結果に基い
て、問題となるノイズ、即ち、許容範囲を超えるノイズ
が発生するか否かをチェックする。ノイズチェックは、
回路シミュレータにより出力される、例えば電子回路の
配線を伝播する信号波形に存在するノイズを検出するこ
とで行う。ステップ10は、ノイズチェックの結果を分
類し、ステップ6により出力されたノイズ対策を、分類
されたノイズチェックの結果に関係する部分のみに絞り
込む。ステップ11は、絞り込まれたノイズ対策を、例
えばディスプレイ102に表示することで出力する。
れば、少なくとも1ネット分の回路情報を入力すること
で、対象となる電子回路の回路設計及び実装設計を行う
前にノイズ対策を決定することができる。又、計算式に
基いた推奨回路情報を求めることで、第2実施例のよう
に、回路シミュレータの実行を最小限に抑えてノイズ対
策を決定することができる。
力される入力回路情報は、図5に示す如き1ネット分の
情報である。図5に示す入力回路情報は、抵抗値がR0
=20Ωのドライバ素子、配線長L=20mmでインピ
ーダンスZ0=60Ωの配線、抵抗値Rs=10Ωの抵
抗、配線長L=20mmでインピーダンスZ0=60Ω
の配線及びレシーバ素子からなる。この場合、図5に示
す入力回路情報の他に、ネットのクロック周波数、ピン
間の遅延、パターン上の信号伝播速度、層構成、パター
ン幅等を入力しても良い。
算式によりノイズが最小になると考えられる推奨回路情
報を求める。ここでは、説明の便宜上、図5に示す入力
回路情報に基いて求めた推奨回路情報が、ダンピング抵
抗値からなる場合を説明する。図5に示す入力回路情報
について、例えば入力波形の1回目の立ち上がり電圧
が、回路の正常動作を保証する最大電圧VIH−2と一
致するダンピング抵抗値が12Ω、入力波形の1回目の
立ち上がり電圧が、回路の正常動作を保証する最小電圧
VIH−1と一致するダンピング抵抗値が67Ωである
とステップ8で算出されると、推奨回路情報のダンピン
グ抵抗値は、12〜67Ωとなる。
の最大電圧VIH−2,最小電圧VIH−1との関係を
示す図である。同図中、縦軸は電圧、横軸は時間を示
す。この場合、ステップ5は、1回目の立ち上がり電圧
が、図6中、点線で示す最大電圧VIH−2以下で最小
電圧VIH−1以上の範囲に収まるようなダンピング抵
抗値を、ノイズ対策として求める。つまり、ステップ5
は、入力回路情報のダンピング抵抗値が10Ωであり、
推奨回路情報のダンピング抵抗値が12〜67Ωである
ため、これらを比較することで、入力回路情報のダンピ
ング抵抗値を推奨回路情報のダンピング抵抗値である1
2〜67Ωに変更することを、ノイズ対策として決定す
る。
ンピング抵抗値の算出に、リングバック時の電圧を考慮
しても良い。リングバック時の電圧が、最小電圧VIH
−1と一致するダンピング抵抗値が14Ωと算出された
とする。この場合、入力波形の1回目の立ち上がり電圧
が最大定格電圧と一致するダンピング抵抗値は12Ωと
比較し、大きい方の14Ωがダンピング抵抗値の最小値
として採用されるため、推奨回路情報のダンピング抵抗
値は14〜67Ωとなる。図7は、リングバック時の電
圧と最小電圧VIH−1との関係を示す図である。同図
中、縦軸は電圧、横軸は時間を示す。従って、この場合
には、1回目の立ち上がり電圧に加え、リングバック時
の電圧が図7中点線で示す最小電圧VIH−1以上の範
囲に収まるようなダンピング抵抗値を、ノイズ対策とし
て決定する。
及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムの第
3実施例が適用されるコンピュータシステム100にお
けるCPU201のノイズ対策決定処理を説明するため
のフローチャートである。同図中、図4と同一ステップ
には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例で
は、入力回路情報を入力する際に、配線の引き回しと配
線長の入力を省略するために、回路を構成する入出力
(I/O)バッファ等の部品ピンの位置を入力し、部品
ピンの位置と配線トポロジとから求まるマンハッタン長
を配線長として使用する。
回しと配線長の入力を省略するために、回路を構成する
部品ピンの位置、即ち、配置位置を入力回路情報として
入力する。従って、ステップ13は、配置位置を入力回
路情報としてメモリ部202等の記憶手段に格納する。
ステップ15は、入力回路情報としてメモリ部202か
ら読み出された配置位置と、指定された配線トポロジと
に基いて、マンハッタン長又は仮配線長を配線長として
算出する。ステップ16は、算出された配線長は、回路
情報としてメモリ部202等の記憶手段に格納される。
従って、本実施例では、ステップ3は、配線長、即ち、
マンハッタン長に基いて推奨回路情報を算出する。
の配置位置と配線トポロジとから求まるマンハッタン長
を配線長として使用する場合について説明する。図9
は、配線の引き回しを行わずにI/Oバッファの配置位
置を入力する場合を示す図である。同図中、括弧内に示
された座標は、各I/Oバッファの配置位置を表してい
る。この場合、出力バッファ(ドライバ素子)が座標
(15,90)に配置され、入力バッファ(レシーバ素
子)が座標(120,50)と座標(95,175)に
配置されている。ここで、配線トポロジとして「スター
型」が指定されていると、ステップ15は、先ず配線ト
ポロジに合うように分岐点の位置を座標(20,95)
と算出する。つまり、指定された配線トポロジが「スタ
ー型」であるため、分岐点からレシーバ素子までのマン
ハッタン長が2つのレシーバ素子で等しくなるように、
且つ、ドライバ素子から分岐点までの距離ができるだけ
短くなるように、分岐点の位置が決められる。同図に示
す場合、座標の単位をmmとすると、ドライバ素子から
分岐点までの配線長は15mm、ドライバ素子から各レ
シーバ素子までの配線長は150mmと、マンハッタン
長で算出される。以後、この配線長が入力回路情報の配
線長として用いられる。
行わずに、予め選択し得る配線トポロジを定義してお
き、順番に配線トポロジを変えてマンハッタン長で配線
長を算出することもできる。この場合、選択し得る配線
トポロジとしては、「スター型」、「負荷集中型」、
「いもづる(チェーン)型」、「H型」等がある。
法及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムの
第4実施例が適用されるコンピュータシステム100に
おけるCPU201のノイズ対策決定処理を説明するた
めのフローチャートである。同図中、図8と同一ステッ
プには同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例
では、配線トポロジを指定せず、選択し得る全ての配線
トポロジを用いてノイズチェックまでの処理を繰り返
し、ノイズチェックの結果から最適な配線トポロジを決
定する。
路情報としてメモリ部202から読み出された配置位置
と、選択し得る配線トポロジのうち最初の配線トポロジ
とに基いて、マンハッタン長を配線長として算出する。
ステップ9−1は、ノイズチェックを行うと共に、選択
し得る配線トポロジが残っているか否かも判断し、判断
結果がYESであると、処理はステップ15へ戻る。従
って、ステップ15,16,7,8,9−1は、選択し
得る配線トポロジがなくなりステップ9−1での判断結
果がNOとなるまで繰り返される。この結果、ステップ
17は、繰り返し行ったノイズチェックの結果に基き、
最適な配線トポロジをノイズ対策として求め、ステップ
18は、求められた最適な配線トポロジを出力する。
法及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムの
第5実施例が適用されるコンピュータシステム100に
おけるCPU201のノイズ対策決定処理を説明するた
めのフローチャートである。同図中、図8と同一ステッ
プには同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例
では、クロストークノイズを考慮したノイズチェックを
行う。
入力回路情報のうち、解析対象となる着目ネットに関す
る回路情報はステップ2においてメモリ部202等の記
憶手段に格納され、着目ネットに隣接する隣接ネットに
関する回路情報はステップ19においてメモリ部202
等の記憶手段に格納される。ステップ7−1は、着目ネ
ットと隣接ネットとのシミュレーションモデルを作成す
る。従って、ステップ9は、このシミュレーションモデ
ルに基いて回路シミュレーションを実行することによ
り、着目ネットの伝播信号波形とクロストークノイズ波
形を算出し、伝播信号波形とクロストークノイズ波形を
合成してノイズ合成波形を求める。又、ステップ9は、
ノイズ合成波形に基いてノイズチェックを行う。
情報を説明する図である。同図に示すように、ネット内
でクロストークを考慮するべき部分を指定し、パターン
ギャップも合わせて入力する。この場合、着目ネットの
回路情報は、ドライバ素子、配線長L=150mmでイ
ンピーダンスZ0=60Ωの配線、配線長L=20mm
でインピーダンスZ0=60Ωの配線及びレシーバ素子
からなる。隣接ネットの回路情報は、ドライバ素子、配
線長L=100mmでインピーダンスZ0=70Ωの配
線、配線長L=20mmでインピーダンスZ0=70Ω
の配線及びレシーバ素子からなる。又、パターンギャッ
プGapは1.27mmである。ステップ8では、回路
シミュレータのモデルを作成する際に、クロストーク部
分のモデルを作成し、回路シミュレータから出力される
クロストークノイズ波形と、着目ネットの伝播信号波形
とを合成してノイズ合成波形を求める。ノイズチェック
は、このノイズ合成波形に基いて行われる。
法及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムの
第6実施例が適用されるコンピュータシステム100に
おけるCPU201のノイズ対策決定処理を説明するた
めのフローチャートである。同図中、図11と同一ステ
ップには同一符号を付し、その説明は省略する。本実施
例では、隣接ネットの回路情報を入力する代わりに、着
目ネットと同一構成のネットが一定のパターンギャップ
で隣接しているものとしてシミュレーションモデルを作
成する。
目ネットに関する回路情報を、着目ネットに隣接する隣
接ネットに関する回路情報としてメモリ部202等の記
憶手段に格納している。つまり、着目ネットと同一構成
のネットが一定のパターンギャップで隣接しているもの
として、隣接ネットの回路情報を自動発生させる。ステ
ップ7−1は、この隣接ネットに関する回路情報を用い
て、着目ネットと隣接ネットとのシミュレーションモデ
ルを作成する。
情報を説明する図である。同図に示すように、ネット内
でクロストークを考慮するべき部分を指定し、着目ネッ
トと同一構成のネットが、一定のパターンギャップで隣
接しているものとすることで、隣接ネットの回路情報を
自動発生させる。この場合、着目ネットの回路情報は、
ドライバ素子、配線長L=150mmでインピーダンス
Z0=60Ωの配線、配線長L=20mmでインピーダ
ンスZ0=60Ωの配線及びレシーバ素子からなる。自
動発生される隣接ネットの回路情報は、同じくドライバ
素子、配線長L=150mmでインピーダンスZ0=6
0Ωの配線、配線長L=20mmでインピーダンスZ0
=60Ωの配線及びレシーバ素子からなり、パターンギ
ャップGapは1.27mmで一定である。ステップ8
では、回路シミュレータのモデルを作成する際に、クロ
ストーク部分のモデルを作成し、回路シミュレータから
出力されるクロストークノイズ波形と、着目ネットの伝
播信号波形とを合成してノイズ合成波形を求める。ノイ
ズチェックは、このノイズ合成波形に基いて行われる。
法及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムの
第7実施例が適用されるコンピュータシステム100に
おけるCPU201のノイズ対策決定処理を説明するた
めのフローチャートである。同図中、図13と同一ステ
ップには同一符号を付し、その説明は省略する。本実施
例では、着目ネットと隣接ネットとのパターンギャップ
を変更しながらシミュレーションモデルの作成からノイ
ズチェックまでの処理を繰り返すことで、ノイズが許容
範囲内となる最小のパターンギャップを求めてノイズ対
策として出力する。
ネットの回路情報及び隣接ネットの回路情報に加え、着
目ネットと隣接ネットとのパターンギャップの最小値、
最大値及び刻みに基いてシミュレーションモデルを作成
する。又、ステップ9−2は、パターンギャップの最小
値で隣接ネットの回路情報を作成し、クロストークを考
慮したノイズチェックを行うと共に、ノイズが許容範囲
を超える場合には、刻み分だけパターンギャップを広げ
て処理をステップ7−2へ戻す。これにより、ノイズが
許容範囲内となるまでステップ7−2,8,9−2の処
理を繰り返し、ステップ21は、ノイズが許容範囲内と
なる最小のパターンギャップをノイズ対策として求め、
ステップ22は求められたノイズ対策を出力する。
計されたデータに基いて行っても、実装設計されたデー
タに基いて行っても良い。又、配線トポロジをノイズ対
策として出力するノイズ対策決定方法と同様に、選択し
得る全ての組み合わせを事項することにより、最適な抵
抗値、分岐長、配線の特性インピーダンス、配線パター
ン幅等をノイズ対策として出力するようにしても良い。
られる推奨回路情報及びノイズ対策について説明する。
以下の説明では、便宜上、推奨回路情報及びノイズ対策
が図8に示す第3実施例により求められるものとする。
この場合、配線トポロジは負荷集中型であり、配線パタ
ーンの特性インピーダンスZ0=60Ω、配線パターン
の伝送遅延時間Td=7.0ns/mである。入力回路情
報は、出力抵抗R0=10Ω、立ち上がり時間Tr=
0.7ns、立下り時間Tf=0.6nsのドライバ素子
(DV)、配線長L1=150mmの配線、配線長L3
=30mmの配線、配線長L4=100mmの配線、レ
シーバ素子RV1及びレシーバ素子RV2を含む。
して求められる推奨回路情報を示す図である。図17に
示す推奨回路情報は、配線トポロジが負荷集中型であ
り、配線パターンの特性インピーダンスZ0=60Ω、
配線パターンの伝送遅延時間Td=7.0ns/mであ
る。又、出力抵抗R0=10Ω、立ち上がり時間Tr=
0.7ns、立下り時間Tf=0.6nsのドライバ素子
(DV)、配線長L2=0〜35mmの配線、抵抗値R
s=40〜60Ωのダンピング抵抗、配線長L1=15
0mmの配線、配線長L3=0〜35mmの配線、配線
長L4=0〜35mmの配線、レシーバ素子RV1及び
レシーバ素子RV2を含む。
推奨値40Ω≦Rs≦60Ωは、配線の特性インピーダ
ンスZ0及びドライバ素子(DV)の出力抵抗R0から
算出する。ドライバ素子(DV)とダンピング抵抗との
間の配線長L2の推奨値0≦L2≦35mmは、配線パ
ターンの伝送遅延時間Td,ドライバ素子(DV)の立
ち上がり時間Tr及び立下り時間Tfから算出する。分
岐点とレシーバ素子(RV1)との間の配線長L3の推
奨値0≦L3≦35mmは、配線パターンの伝送遅延時
間Td,ドライバ素子(DV)の立ち上がり時間Tr及
び立下り時間Tfから算出する。分岐点とレシーバ素子
(RV2)との間の配線長L4の推奨値0≦L4≦35
mmは、配線パターンの伝送遅延時間Td,ドライバ素
子(DV)の立ち上がり時間Tr及び立下り時間Tfか
ら算出する。
と、図17に示す推奨回路情報との相違点に基いて決定
される。この場合、決定されるノイズ対策は、例えば抵
抗値が40〜60Ωのダンピング抵抗Rsをドライバ素
子(DV)から0〜35mmの位置に追加すること、分
岐点とレシーバ素子(RV2)との間の配線長L4を0
〜35mmに変更すること等である。
る。この場合、配線トポロジはスター型であり、配線パ
ターンの特性インピーダンスZ0=60Ω、配線パター
ンの伝送遅延時間Td=7.0ns/mである。入力回路
情報は、出力抵抗R0=10Ω、立ち上がり時間Tr=
0.7ns、立下り時間Tf=0.6nsのドライバ素子
(DV)、配線長L1=20mmの配線、配線長L2=
150mmの配線、配線長L3=150mmの配線、負
荷容量値C1=3pFのレシーバ素子RV1及び負荷容
量値C2=7pFのレシーバ素子RV2を含む。
して求められる推奨回路情報を示す図である。図19に
示す推奨回路情報は、配線トポロジが負荷集中型であ
り、配線パターンの特性インピーダンスZ0=60Ω、
配線パターンの伝送遅延時間Td=7.0ns/mであ
る。又、出力抵抗R0=10Ω、立ち上がり時間Tr=
0.7ns、立下り時間Tf=0.6nsのドライバ素子
(DV)、配線長L1=0〜35mmの配線、配線長L
4=0〜20mmの配線、配線長L5=0〜20mmの
配線、抵抗値Rs1=20〜40Ωのダンピング抵抗、
抵抗値Rs2=20〜40Ωのダンピング抵抗、配線長
L2=150mmの配線、配線長L3=150mmの配
線、負荷容量値C1=3pFのレシーバ素子RV1及び
負荷容量値C2=7pFのレシーバ素子RV2を含む。
の推奨値(最大値)Rs1≦40Ω及びダンピング抵抗
の抵抗値Rs2の推奨値(最大値)Rs2≦40Ωは、
配線の特性インピーダンスZ0及びドライバ素子(D
V)の出力抵抗R0から算出する。又、ダンピング抵抗
の抵抗値Rs1の推奨値(最小値)20Ω≦Rs1及び
ダンピング抵抗の抵抗値Rs2の推奨値(最小値)20
Ω≦Rs2は、レシーバ素子(RV1)の負荷容量値C
1とレシーバ素子(RV2)の負荷容量値C2から算出
する。ドライバ素子(DV)と分岐点との間の配線長L
1の推奨値0≦L1≦35mmは、配線パターンの伝送
遅延時間Td,ドライバ素子(DV)の立ち上がり時間
Tr及び立下り時間Tfから算出する。分岐点とダンピ
ング抵抗Rs1との間の配線長L4の推奨値0≦L4≦
20mmは、配線パターンの伝送遅延時間Td,ドライ
バ素子(DV)の立ち上がり時間Tr及び立下り時間T
fから算出する。分岐点とダンピング抵抗Rs2との間
の配線長L5の推奨値0≦L5≦20mmは、配線パタ
ーンの伝送遅延時間Td,ドライバ素子(DV)の立ち
上がり時間Tr及び立下り時間Tfから算出する。
と、図19に示す推奨回路情報との相違点に基いて決定
される。この場合、決定されるノイズ対策は、例えば抵
抗値が20〜40Ωのダンピング抵抗Rs1を分岐点と
レシーバ素子(RV1)との間の、分岐点から0〜35
mmの位置に追加すること、抵抗値が20〜40Ωのダ
ンピング抵抗Rs2を分岐点とレシーバ素子(RV2)
との間の、分岐点から0〜35mmの位置に追加するこ
と等である。
である。この場合、配線トポロジはスター型であり、配
線パターンの特性インピーダンスZ0=60Ω、配線パ
ターンの伝送遅延時間Td=7.0ns/mである。入力
回路情報は、出力抵抗R0=40Ω、立ち上がり時間T
r=0.7ns、立下り時間Tf=0.6nsのドライバ
素子(DV)、配線長L1=20mmの配線、配線長L
2=150mmの配線、配線長L3=150mmの配
線、配線長L4=150mmの配線、負荷容量値C1=
3pFのレシーバ素子RV1、負荷容量値C2=3pF
のレシーバ素子RV2及び負荷容量値C3=4pFのレ
シーバ素子(RV3)を含む。
して求められる推奨回路情報を示す図である。図21に
示す推奨回路情報は、配線トポロジが負荷集中型であ
り、配線パターンの特性インピーダンスZ0=60Ω、
配線パターンの伝送遅延時間Td=7.0ns/mであ
る。又、出力抵抗R0=40Ω、立ち上がり時間Tr=
0.7ns、立下り時間Tf=0.6nsのドライバ素子
(DV)、配線長L1=150mmの配線、配線長L2
=0〜55mmの配線、配線長L3=0〜55mmの配
線、配線長L4=0〜55mmの配線、負荷容量値C1
=3pFのレシーバ素子RV1、負荷容量値C2=3p
Fのレシーバ素子RV2及び負荷容量値C3=4pFの
レシーバ素子(RV3)を含む。
=60Ω、ドライバ素子(DV)の出力抵抗R0=40
Ω、レシーバ素子数(この場合3個)、各レシーバ素子
(RV1〜RV3)の負荷容量値C1=C2=3pF,
C3=4pFから、配線トポロジとして負荷集中型を選
択する。ドライバ素子(DV)と分岐点との間の配線長
L1の推奨値L1=150mmは、配線トポロジと配線
長L1=20mm,L2=150mm,L3=150m
mから算出する。分岐点とレシーバ素子(RV1)との
間の配線長L2の推奨値0≦L2≦55mmは、配線パ
ターンの伝送遅延時間Td,ドライバ素子(DV)の立
ち上がり時間Tr及び立下り時間Tfから算出する。分
岐点とレシーバ素子(RV2)との間の配線長L3の推
奨値0≦L3≦55mmは、配線パターンの伝送遅延時
間Td,ドライバ素子(DV)の立ち上がり時間Tr及
び立下り時間Tfから算出する。分岐点とレシーバ素子
(RV3)との間の配線長L4の推奨値0≦L4≦55
mmは、配線パターンの伝送遅延時間Td,ドライバ素
子(DV)の立ち上がり時間Tr及び立下り時間Tfか
ら算出する。
と、図21に示す推奨回路情報との相違点に基いて決定
される。この場合、決定されるノイズ対策は、例えば配
線トポロジを負荷集中型に変更する、ドライバ素子(D
V)と分岐点との間の配線長L1を150mmに変更す
る、分岐点とレシーバ素子(RV1)との間の配線長L
2を0〜55mmに変更する、分岐点とレシーバ素子
(RV2)との間の配線長L3を0〜55mmに変更す
る、分岐点とレシーバ素子(RV3)との間の配線長L
4を0〜55mmに変更すること等である。
説明した情報に限定されるものではない。推奨回路情報
には、例えばドライバ素子とダンピング抵抗との間の配
線長、分岐点と各レシーバ素子との間の配線長、ドライ
バ素子と各レシーバ素子との間の線長差、ダンピング抵
抗値、ダンピング抵抗の挿入位置、プルアップ抵抗値、
プルダウン抵抗値、プルアップ電圧値、ドライバ素子の
駆動能力、1つのドライバ素子に対してレシーバ素子を
いくつ設けるか等の負荷数、配線トポロジ等をも用い得
る。
法及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムの
第8実施例が適用されるコンピュータシステム100に
おけるCPU201のノイズ対策決定処理を説明するた
めのフローチャートである。同図中、図4と同一ステッ
プには同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例
では、入力回路情報に対してルールチェック及びトポロ
ジチェックを行い、いずれかのチェックにおいてエラー
が見つかると、エラーを修正するためのアドバイスを表
示することで、回路修正の時間の短縮及びアドバイスの
精度向上を図るものである。
路情報に対して回路のルールチェックを行い、ルールエ
ラーが見つかったか否かを判定する。回路のルールチェ
ックでは、配線に関しては断線、ループ(短絡)、アン
テナ配線の有無等をチェックし、論理に関しては回路に
ドライバ素子しかない、レシーバ素子しかない、オープ
ンドレインの回路にプルアップ抵抗がない等をチェック
して、回路の共通的、且つ、基本的なチェックを行う。
これにより、早い段階で入力回路情報のルールエラーを
見つけることができる。ステップ41の判定結果がNO
であると、ステップ42は、見つけられたルールエラー
に対して入力回路情報をどのように修正するべきかを示
すアドバイスをディスプレイ102に表示する。ステッ
プ42の後、処理はステップ1へ戻り、オペレータはア
ドバイスに従ってルールエラーを取り除くように入力回
路情報を修正する。
あると、ステップ43は、入力回路情報に対して配線の
トポロジチェックを行い、トポロジエラーが見つかった
か否かを判定する。配線のトポロジ(配線トポロジとも
言う)とは、回路の配線がどのように接続されているか
により分類したもので、1:1型を含む負荷集中型、ス
ター型、いもづる型等がある。回路の配線は、これらの
いずれかの型に従った接続とすることで例えば良い信号
波形等の良い特性を得ることができる。このため、回路
がどの配線トポロジに従って配線されたかをチェック
し、型からはずれた箇所を見つけることで、早い段階で
入力回路情報のトポロジエラーを見つけることができ
る。ステップ43の判定結果がNOであると、ステップ
44は、見つけられたトポロジエラーに対して入力回路
情報をどのように修正するべきかを示すアドバイスをデ
ィスプレイ102に表示する。ステップ44の後、処理
はステップ1へ戻り、オペレータはアドバイスに従って
トポロジエラーを取り除くように入力回路情報を修正す
る。
と、処理はステップ3へ進む。つまり、入力回路情報に
対する回路のルールチェック及び配線のトポロジチェッ
クを行った結果、エラーが見つからない場合には、チェ
ック済みの入力回路情報に基いて上記第2実施例の如く
推奨回路情報が算出される。ステップ3以降の処理は、
上記第2実施例の場合と同じである。
順序は、逆であっても良い。つまり、ステップ43のト
ポロジチェックの結果、トポロジエラーがない場合にス
テップ41のルールチェックを行い、ルールエラーがな
い場合にステップ3の処理へ進むようにしても良い。
テップ9において波形解析等によりノイズチェックを行
った結果に基いて入力回路情報を修正する場合と比較す
ると、早い段階でルールエラー及びトポロジエラーを見
つけることができる。又、ルールエラー及びトポロジエ
ラーのいずれかのエラーが見つかると、エラーを修正す
るためのアドバイスを表示するので、回路修正の時間の
短縮すると共に、アドバイスの精度向上することができ
る。
法及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムの
第9実施例が適用されるコンピュータシステム100に
おけるCPU201のノイズ対策決定処理を説明するた
めのフローチャートである。同図中、図22と同一ステ
ップには同一符号を付し、その説明は省略する。本実施
例でも、入力回路情報に対してルールチェック及びトポ
ロジチェックを行い、いずれかのチェックにおいてエラ
ーが見つかると、エラーを修正するためのアドバイスを
表示することで、回路修正の時間の短縮及びアドバイス
の精度向上を図るものである。
を入力し、各種設定を行う。又、ステップ52は、設計
条件の入力、設計指標の入力、観測点の指定、チェック
項目の指定等を行う。ステップ52におけるこれらの指
定は、CADデータに基いて行うこともできる。これら
のステップ51及び52は、図22に示すステップ1に
対応し、入力回路情報を入力する。
含み、図4に示すステップ3の一部も行う。従って、ス
テップ53からは、入力回路情報に対する回路のルール
チェック及び配線のトポロジチェックを行った結果が出
力される。
れる結果に基いて、入力回路情報を解析ネットモデル化
すると共に、クロストークモデル化して、回路モデルを
作成する。このステップ54は、図4に示すステップ7
に対応する。
9からなる。ステップ47は、作成された回路モデル
を、回路シミュレータを用いて解析する。このステップ
47は、図4に示すステップ8に対応する。ステップ4
8は、回路シミュレータの解析結果に基いて、問題とな
るノイズ、即ち、許容範囲を超えるノイズが発生するか
否かをチェックする。このようなノイズチェックは、回
路シミュレータより出力される、例えば電子回路の配線
を伝播する信号波形に存在するノイズを検出することで
行う。又、ステップ49は、信号波形をチェックするこ
とで、設計条件に合わない部分や、信号波形の異常箇所
(エラー箇所)を検出することもできる。ステップ48
は、図4に示すステップ9に対応する。
分類してノイズ対策を絞り込んだり、絞り込まれたノイ
ズ対策をディスプレイ102に表示すると共に、アドバ
イスをディスプレイ102に表示する。ステップ49
は、図4に示すステップ10及び11に対応する。従っ
て、ステップ49は、設計条件とどのくらい合わない
か、どのような信号波形の異常がどのくらいの電圧及び
時間で発生しているか等に基いて、アドバイスツリーを
用いた分析結果をアドバイスとして出力する。アドバイ
スツリーの各枝の先には、信号波形の異常を改善するた
めの最適解が用意されているので、ノイズを含む各種異
常に対する最適解が自動的にアドバイスとして出力され
る。ステップ49の後、処理はステップ51へ戻り、オ
ペレータは異常に対して出力されたアドバイスに応じて
回路修正を行う。
定内容及びステップ42の対応するアドバイスについて
説明する。尚、判定内容及び対応するアドバイスは、以
下のものに限定されるものではないことは言うまでもな
い。判定内容に対応するアドバイスは、例えばメモリ部
202に格納されている。
に接続されていない(浮いている)素子やパターンがな
いこと」であると、判定結果がNOの場合の対応するア
ドバイスは、「浮いている素子やパターを削除」であ
る。判定内容が、「ループパターンがないこと」である
と、判定結果がNOの場合の対応するアドバイスは、
「ループを削除」である。判定内容が、「アンテナパタ
ーンがないこと」であると、判定結果がNOの場合の対
応するアドバイスは、「アンテナを削除」である。判定
内容が、「ネットが電源又は接地に直結していないこ
と」であると、判定結果がNOの場合の対応するアドバ
イスは、「ネットに直結している電源又は接地を削除」
である。判定内容が、「1個以上のレシーバ素子がある
こと」であると、判定結果がNOの場合の対応するアド
バイスは、「レシーバ素子の追加」である。判定内容
が、「1個以上のドライバ素子になり得る素子があるこ
と」であると、判定結果がNOの場合の対応するアドバ
イスは、「ドライバ素子の追加」である。更に、判定内
容が、「負荷数チェック:推奨負荷数を満足すること」
であると、判定結果がNOの場合の対応するアドバイス
は、「駆動能力の強いドライバ素子に変更、又は、負荷
数を推奨負荷数より減らす」である。
判定内容及びステップ44の対応するアドバイスについ
て説明する。尚、判定内容及び対応するアドバイスは、
以下のものに限定されるものではないことは言うまでも
ない。判定内容に対応するアドバイスは、例えばメモリ
部202に格納されている。
の配線トポロジを示す図である。このような負荷集中型
の場合、例えば判定内容が、「1:1型の片方向伝送の
場合、直列抵抗の数が1個以下である」であると、判定
結果がNOの場合の対応するアドバイスは、「直列抵抗
が余分にある場合、ダンピング抵抗が冗長なのでドライ
バ素子最寄の直列抵抗を残して他の抵抗は削除する」で
ある。又、判定内容が、「1:n型の片方向伝送の場
合、着目ドライバ素子から最初の分岐との間の直列抵抗
の数が1個以下である」であると、判定結果がNOの場
合の対応するアドバイスは、「直列抵抗が余分にある場
合、ダンピング抵抗が冗長なのでドライバ素子最寄の直
列抵抗を残して他の抵抗は削除する」である。
配線トポロジを示す図である。同図中、(a),(b)
はいずれもスター型の配線トポロジを示す。これらのよ
うなスター型の場合、例えば判定内容が、「各分岐後の
ダンピング抵抗の数は1個以下である」であると、判定
結果がNOの場合の対応するアドバイスは、「分岐後の
ダンピング抵抗が2個以上ある場合、ダンピング抵抗の
数を1個にそろえる」である。
の配線トポロジを示す図である。同図中、(a),
(b)はいずれもいもづる型の配線トポロジを示す。同
図(a)のようないもづる型の場合、例えば判定内容
が、「着目ドライバ素子から最初の分岐との間のダンピ
ング抵抗は1個以下である」であると、判定結果がNO
の場合の対応するアドバイスは、「直列抵抗が余分にあ
る場合、ダンピング抵抗が冗長なのでドライバ素子最寄
の直列抵抗を残して他の抵抗は削除する」である。又、
同図(b)のようないもづる型の場合、例えば判定内容
が「主線から分岐した配線の線長が所定の式を満たす」
であると、判定結果がNOの場合の対応するアドバイス
は、「判定内容を満たさない場合、配線の線長を所定の
長さ以下にする」である。
路情報に対して段階的にチェックを行い、エラーが見つ
かった場合には適切なアドバイスを出力することで、早
い段階でエラーを見つけてオペレータに回路修正を促す
ことができるので、回路修正の時間を効率的に短縮可能
となる。
法及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラムの
第10実施例が適用されるコンピュータシステム100
におけるCPU201のノイズ対策決定処理を説明する
ためのフローチャートである。本実施例では、伝送波形
の良否を判定する判定値を入力し、伝送波形解析をされ
る回路の伝送回路トポロジに応じて判定項目についての
特性値を算出して、判定値内に収まっているか否かを自
動的に判定する。この判定の結果、特性値が判定値内に
収まっていなければ、改善案ファイル中の、伝送波形解
析をされる回路の伝送回路トポロジに応じた改善案か
ら、算出した特性値が判定値内に収まる最適な改善案を
自動的に選定可能とする。
果を用いる場合は、伝送波形の良否を判定する判定値を
入力し、伝送波形解析をされる回路を伝送波形解析ツー
ルを用いて解析し、判定値内に収まっているか否かを自
動的に判定する。この判定の結果、特性値が判定値内に
収まっていなければ、改善案ファイル中の、伝送波形解
析をされる回路の伝送回路トポロジに応じた改善案か
ら、算出した特性値が判定値内に収まる最適な改善案を
自動的に選定可能とする。
ため、伝送波形解析をされる回路について、伝送回路ト
ポロジの特徴が収められているファイルを参照して伝送
回路トポロジを判別し、どの部分が伝送回路トポロジの
基本型と異なっているかを自動的に判別する。この判別
の結果、どこがどのように異なっているかを指摘し、ど
のように変更すれば基本型と同等になるかを自動的に指
摘可能とする。
形解析をされる回路(以下、解析回路と言う)の情報を
入力する。具体的には、例えばプリント板の配線データ
と、使用素子の電気的特性を所定のフォーマットで入力
し、解析回路を解析可能とする。解析回路の情報は、ユ
ーザが解析回路をディスプレイ102の表示画面102
a上で作成して入力する第1の方法で入力しても、CA
Dツールから入力する第2の方法で入力しても良い。
a上に素子モデルを配置し、素子モデルがどのような素
子に相当するかの素子の割り付けを行う。この際、受動
部品等については、数値を入力する。素子間は、マウス
104を使用してユーザの構想通りに配線で接続し、配
線に対してセグメント毎にインピーダンスと配線長を入
力する。尚、プリント板の断面図から導体の寸法と絶縁
層の厚さを入力して、インピーダンスを自動的に計算し
て入力することもできる。
続状態や素子の情報が入力済みのCADツールから、解
析回路の情報を入力することができる。
おける伝送特性値良否判定及びステップ72における伝
送波形良否判定を行うための、伝送波形に関わる判定値
を生成して入力する。入力された判定値は、判定値ファ
イル82として、例えばメモリ部202等の記憶手段に
格納される。この判定値ファイル82には、ステップ6
2で入力された判定値の他に、解析回路の良否を判断す
るための判定値のデフォルト値も予め格納されている。
容値、スキュー等の異なる項目の判定値が入力される。
又、終端を入れる場所がない、部品の位置が変更できな
い等の、解析回路の特殊な条件からなる制御情報も、後
述する改善案を選択するのに使用する判定値として入力
可能である。解析回路の特殊な条件からなる制御情報
は、後述する改善案ファイル84にも格納される。他
方、判定値ファイル82に格納されている判定値のデフ
ォルト値には、使用素子が出力する波形の良否を判定す
る項目として、例えば素子の最大定格値や信号のハイレ
ベル及びローレベルを認識する電圧値等の判定値のデフ
ォルト値が含まれる。尚、マージンを見込んだ解析を行
うために、ユーザが判定値ファイル82内の判定値のデ
フォルト値を変更可能な構成としても良い。
ロジを判定するのに使用する特徴情報が格納されてい
る。この回路特徴ファイル81は、例えばメモリ部20
2等の記憶手段に格納されている。ステップ63は、回
路特徴ファイル81に格納されている特徴情報に基い
て、伝送回路トポロジの判定を行う。具体的には、ステ
ップ61で入力された解析回路が、どの伝送回路トポロ
ジに分類されるかを判定する。回路特徴ファイル81に
格納された特徴情報、即ち、項目を満足する数が一番多
い伝送回路トポロジが、解析回路の伝送回路トポロジと
して判定される。伝送回路トポロジは、配線の接続の仕
方によって分類され、主なものには負荷集中型、スター
型、いもづる型がある。ステップ63の後、処理はステ
ップ64へ進む。
回路を構成したかが予めわかっている場合には、ステッ
プ63の処理は不要であり、ステップ61の後に処理は
直接ステップ64へ進む。
伝送回路トポロジの特徴情報、又は、ユーザから指定さ
れた伝送回路トポロジの特徴情報を、回路特徴ファイル
81から読み出して、ステップ61で入力された解析回
路が伝送回路トポロジの特徴を満足しているか否かを判
断し、伝送回路トポロジの基本型に近づけるためのに解
析回路の改善が必要であるか否かを判定する。解析回路
が伝送回路トポロジの特徴を満足しているか否かの判断
する際に使用する項目としては、例えば負荷集中型であ
れば、負荷間の配線長が負荷集中とみなせる長さかどう
か、スター型であれば、分岐後の分岐点から負荷までの
配線長の差が同等とみなせる長さかどうか、いもづる型
であれば、主線から分岐している配線の長さがいもづる
とみなせる長さかどうか、等が含まれる。
送回路としての基本的な項目を守っているか否かを対応
する項目の比較に基いて判断するルールチェックと、ユ
ーザが想定した伝送回路トポロジの特徴を満足している
か否かを対応する項目の比較に基いて判断するトポロジ
チェックとを行う。
の伝送回路トポロジに分類することができ、夫々の伝送
回路トポロジによって伝送波形が異なる。つまり、伝送
回路トポロジによって伝送波形の改善案が異なり、ある
伝送回路トポロジにおいて有効であった伝送波形の改善
案が、他の伝送回路トポロジにおいてはかえって伝送波
形を悪くしてしまう場合すらある。このように、伝送回
路トポロジは、改善案を生成する上で重要な要素である
ため、本実施例では、解析回路が伝送回路トポロジの特
徴からどの伝送回路トポロジに分類されるのかを調べ
る。
析回路が伝送回路トポロジの特徴を満足しなかった項目
について、どこの部分がどのような理由で特徴を満足し
ていないのか、判定値とどのくらいの差があるのか、更
に、どうすれば特徴を満足するのか等を、回路良否判定
結果としてディスプレイ102の表示画面102aに表
示し、処理はステップ61へ戻る。従って、ユーザは、
表示された回路良否判定結果に基いて、ステップ61に
おいて解析回路の基本的な項目を修正する。
送回路トポロジの特徴を満足している解析回路につい
て、伝送特性値を、判定値ファイル82に格納された伝
送回路トポロジ毎に用意された算出式に基いて算出す
る。算出式は、例えば解析回路のドライバ素子の駆動能
力、配線のインピーダンス、ダンピング抵抗値等から、
信号がレシーバ素子に伝わったときの電圧値、信号がレ
シーバ素子に伝わるまでの時間、レシーバ素子で反射さ
れた波形が更にドライバ素子で反射されてレシーバ素子
へ伝わったときの電圧値、レシーバ素子で反射された波
形が更にドライバ素子で反射されてレシーバ素子へ伝わ
るまでの時間等を含む伝送特性値を算出するのに使用さ
れる。使用される算出式は、伝送回路トポロジに応じて
使い分けられる。
ップ66で算出した伝送特性値と、判定値ファイル82
に格納された判定値とを比較することで、伝送特性値の
良否を自動的に判定する。具体的には、算出した電圧値
や時間等の伝送特性値が、判定値を満足しているか否か
を判定し、満足しないと判定された場合には、解析回路
の改善が必要であることがわかる。
送特性値の良否の判定において伝送特性値が判定値を満
足しなかった項目について、項目の組み合わせに応じて
エラーの要因を分析する。エラー要因の分析は、エラー
要因ファイル83に格納されているエラー項目とエラー
要因判定ツリーを参照する。このエラー要因ファイル8
3は、例えばメモリ部202等の記憶手段に格納されて
おり、エラー要因判定ツリーは、エラー項目とエラー項
目の組み合わせにより、エラー要因が何であるかをツリ
ー状に分類して記載している。従って、エラー要因の分
析時にこのエラー要因ファイル83内のエラー要因判定
ツリーを参照することで、エラー要因が何であるかを分
析することができる。
の良否の判定において伝送特性値が判定値を満足しなか
った場合には、判定値を満足しなかった解析回路の伝送
回路トポロジ、判定値を満足しなかった項目の組み合わ
せ、判定値との差等をキーとしてエラー要因ファイル8
3内のエラー要因判定ツリーを参照することで、エラー
要因を特定することができる。例えば、伝送回路トポロ
ジが1:1型であり、伝送波形が段付きでエラーとなる
と、伝送波形の段付きでのエラー要因は、ダンピング抵
抗値が大きい、又は、ドライバ素子の駆動能力が小さい
からと特定される。
送特性値の良否の判定の結果、判定値を満足しない項目
があると、どの項目で満足しなかったか、判定値をどの
くらい超えてしまったのか等を含む、ステップ68で求
めたエラー要因を取り込み、判定値を満足しない項目の
組み合わせと判定値を超える度合いとに基いて、改善案
ファイル84に格納されている改善案の中から、最適な
改善案を選択する。改善案ファイル84は、例えばメモ
リ部202等の記憶手段に格納されており、伝送回路ト
ポロジ、判定値を超えた項目、どのくらい判定値を超え
ているか等のエラー要因の組み合わせに応じた改善案を
格納している。改善案ファイル84内の改善案は、予め
波形解析等により検証済みであり、最適な改善案を選択
することで、他の判定項目が判定値を超えることはな
い。
伝送特性値が不良であると、その判定項目からエラー要
因を分析し、改善案ファイル84から最適な改善案を選
択する。伝送特性値が不良と判定される判定項目が発生
すると、改善案としては、例えばダンピング抵抗値を小
さくする、駆動能力の大きなドライバ素子に変更する等
の改善案が考えられる。そこで、ダンピング抵抗値を小
さくできる場合には、ダンピング抵抗値を変更する改善
案を選択し、ダンピング抵抗を無くしても伝送特性値が
不良であるとドライバ素子を変更する改善案を選択する
といった、状況に応じた選択ツリーを改善案ファイル8
4内に用意しておくことで、最適な改善案を選択するこ
とが可能となる。
択された最適な改善案、即ち、ノイズ対策を、ディスプ
レイ102の表示画面102aに表示する。表示される
改善案には、ステップ67において判定値を満足しなか
った項目について、どこの部分がどのような理由で判定
値を満足していないのか、判定値との差、どうすれば判
定値を満足するのか等が含まれ、ステップ70の後、処
理はステップ61へ戻る。従って、ユーザは、表示され
た改善案に基いて、ステップ61において解析回路の対
応する項目を修正する。又、ユーザは、この時点では解
析回路の対応する項目を修正せずに、後述する伝送波形
の解析結果を得てから、改善案及び伝送波形の解析結果
に基いて解析回路の対応する項目を修正するようにして
も良い。
近ければ近い程、回路理論から得られる伝送特性値の算
出式で伝送特性値を算出できるので、改善案毎にその都
度波形解析を行わなくても、解析回路の良否を判定する
のに使用する伝送特性値を得ることができる。このた
め、解析回路と分類された伝送回路トポロジの基本型と
を比較し、基本型と大きく異なる部分があれば改善案を
生成して基本型に近づけるようユーザに促すことによ
り、波形解析を行わずに解析回路の良否を判定して、処
理時間の短縮を図ることができる。又、解析回路が伝送
回路トポロジの基本型に近いため、適切な改善案を生成
しやすく、ユーザの熟練度に左右されない改善案を自動
的に生成できる。
うに、ステップ64における解析回路の良否の判定の
後、ステップ66〜70は省略して、後述する伝送波形
の解析を行うステップ71に処理を進めるようにしても
良い。
いて、伝送波形がどのようになるかをシミュレーション
により求めて伝送波形の解析結果を得る。伝送波形の解
析結果は、例えば伝送波形の段付き、オーバーシュー
ト、アンダーシュート、波形割れ、遅延時間オーバー等
を含む。
伝送波形の解析結果と、判定値ファイル82に格納され
ている判定値とを比較することで、伝送波形の良否を自
動的に判定する。具体的には、解析結果中の電圧値や時
間等が、判定値を満足しているか否かを判定し、満足し
ないと判定された場合には、解析回路の改善が必要であ
ることがわかる。
送波形の良否の判定において伝送波形が判定値を満足し
なかった項目について、項目の組み合わせに応じてエラ
ーの要因を分析する。エラー要因の分析は、エラー要因
ファイル83に格納されているエラー項目とエラー要因
判定ツリーを参照する。エラー要因判定ツリーは、エラ
ー項目とエラー項目の組み合わせにより、エラー要因が
何であるかをツリー状に分類して記載している。従っ
て、エラー要因の分析時にこのエラー要因ファイル83
内のエラー要因判定ツリーを参照することで、エラー要
因が何であるかを分析することができる。
良否の判定において伝送波形が判定値を満足しなかった
場合には、判定値を満足しなかった解析回路の伝送回路
トポロジ、判定値を満足しなかった項目の組み合わせ、
判定値との差等をキーとしてエラー要因ファイル83内
のエラー要因判定ツリーを参照することで、エラー要因
を特定することができる。例えば、伝送回路トポロジが
いもづる型であり、伝送波形が遅延時間オーバー及び段
付きで夫々エラーとなると、伝送波形の遅延時間オーバ
ーでのエラーの要因は段付きが発生しているためで、伝
送波形の段付きでのエラー要因は、判定したレシーバ素
子の位置が主線の途中から分岐したところに位置してお
り最遠端のレシーバ素子から離れすぎているため、段の
付いている時間が長くなって遅延時間オーバーが発生し
ているからと特定される。
送波形の良否の判定の結果、判定値を満足しない項目が
あると、どの項目で満足しなかったか、判定値をどのく
らい超えてしまったのか等を含む、ステップ73で求め
たエラー要因を取り込み、判定値を満足しない項目の組
み合わせと判定値を超える度合いとに基いて、改善案フ
ァイル84に格納されている改善案の中から、最適な改
善案を選択する。
送波形が不良であると、その判定項目からエラー要因を
分析し、改善案ファイル84から最適な改善案を選択す
る。伝送波形が不良と判定される判定項目が発生する
と、改善案としては、例えば判定したレシーバ素子の位
置を最遠端側に移動して段の付いている時間を短くす
る、最遠端のレシーバ素子で伝送波形が反射しないよう
に終端抵抗を設ける等の改善案が考えられる。そこで、
ステップ62において入力し、改善案ファイル84に格
納されている、解析回路の特殊な条件からなる制御情報
に基いて、レシーバ素子の位置が変更できない条件下で
あれば、終端抵抗を設ける改善案を選択し、終端抵抗が
設けられない条件下であれば、レシーバ素子の位置を変
更する改善案を選択するといった、状況に応じた選択ツ
リーを改善案ファイル84内に用意しておくことで、設
計制限を考慮した最適な改善案を選択することが可能と
なる。
択された最適な改善案、即ち、ノイズ対策を、ディスプ
レイ102の表示画面102aに表示する。表示される
改善案には、ステップ72において判定値を満足しなか
った項目について、どこの部分がどのような理由で判定
値を満足していないのか、判定値との差、どうすれば判
定値を満足するのか等が含まれ、ステップ75の後、処
理はステップ61へ戻る。従って、ユーザは、表示され
た改善案に基いて、ステップ61において解析回路の対
応する項目を修正する。
ジがスター型の1:2型の解析回路の場合について、本
実施例の処理を、図28〜図31と共に説明する。図2
8は、伝送回路トポロジがスター型の1:2型の解析回
路を示す図である。図28中、三角印は素子を示し、左
側の1つの素子がドライバ素子、右側の2つの素子がレ
シーバ素子である。又、図28中、a〜cはノードを示
す。
の判定の結果、素子の繋がっていないアンテナパターン
があることがわかり、ステップ65は、「ノードaから
のアンテナパターンを削除して下さい」なる回路良否判
定結果を表示する。又、ステップ64の解析回路の良否
の判定の結果、伝送回路トポロジがスター型であるのに
ノードaから各々のレシーバ素子までの配線の長さが異
なることもわかり、ステップ65は、「ノードa−b間
の配線をノードa−c間の配線と同じ長さに変更して下
さい」なる回路良否判定結果も表示する。ユーザが、こ
れらの回路良否判定結果に対して解析回路の修正を行う
ことにより、図28に示す解析回路は、図29に示すよ
うに改善される。図29は、図28の解析回路の良否判
定の結果改善された回路を示す図である。
が非常に大きいドライバ素子が使用されていたとする。
この場合、ステップ66が、伝送特性値として、スター
型のレシーバ素子電圧を算出すると、レシーバ素子の最
大定格電圧を超えることがわかる。従って、ステップ6
7の伝送特性値の良否の判定、ステップ68のエラー要
因の分析及びステップ69の改善案の選択の結果、ステ
ップ70では、「ドライバ素子とノードaとの間にXΩ
のダンピング抵抗を挿入して下さい」なる改善案を表示
する。ユーザが、この改善案に対して解析回路の修正
(改善)を行うことにより、図29に示す解析回路は、
図30に示すように改善される。図30は、図29の解
析回路の伝送特性値の良否判定の結果改善された回路を
示す図である。図30中、四角印はダンピング抵抗を示
す。
素子の入力容量の差が大きく、伝送波形に段付きが発生
しているとする。この場合、ステップ71の伝送波形の
解析により伝送波形の段付きが検出され、ステップ72
の伝送波形の良否の判定、ステップ73のエラー要因の
分析及びステップ74の改善案の選択の結果、ステップ
75では、「ノードa−b間、ノードa−c間にYΩの
抵抗を挿入して下さい」なる改善案を表示する。ユーザ
が、この改善案に対して解析回路の修正(改善)を行う
ことにより、図30に示す解析回路は、図31に示すよ
うに改善される。図31は、図30の解析回路の伝送波
形の良否判定の結果改善された回路を示す図である。図
31中、四角印は抵抗を示す。
分析の具体例について、図32〜図34と共に説明す
る。説明の便宜上、解析回路の伝送回路トポロジが1:
1型で、伝送特性値の良否判定の結果、レシーバ素子の
電圧が小さいと判定された場合のエラー要因分析を説明
する。図32は、エラー要因を分析される解析回路を示
す図である。同図中、解析回路は、三角印で示すドライ
バ素子、四角印で示すダンピング抵抗及び三角印で示す
レシーバ素子からなる。
型、いもづる型等の伝送回路トポロジ毎に分析される。
図33は、伝送回路トポロジが1:1型の場合のエラー
要因の分析項目を示す図である。同図に示す分析項目
中、「レシーバの電圧小」はレシーバ素子の電圧が小さ
いという項目、「最大定格電圧超え」は最大定格電圧を
超えているという項目、「ディレイオーバー」は遅延時
間オーバーであるという項目を示し、右側に示すエラー
要因に対応する項目には「×」印が付されている。例え
ば、「ディレイオーバー」という項目に対応するエラー
要因は、「配線が長い」である。
案ファイル84内の一部を説明する図である。図34に
示すように、改善案ファイル84内には、各エラー要因
に対して、改善案が「対策案」として記載されており、
又、状況に応じた選択ツリーによる判断が「ツリーの判
断」として記載されている。例えば、「配線が長い」と
いうエラー要因に対する対策案は、「配線長を短くす
る」であり、ツリーの判断は特にない。
分析の具体例について、図35〜図37と共に説明す
る。説明の便宜上、解析回路の伝送回路トポロジがいも
づる型で、伝送波形の良否判定の結果、遅延時間オーバ
ー及び伝送波形の段付きと判定された場合のエラー要因
分析を説明する。図35は、エラー要因を分析される解
析回路を示す図である。同図中、解析回路は、三角印で
示すドライバ素子、四角印で示すダンピング抵抗及び三
角印で示す2つのレシーバ素子からなる。
型、いもづる型等の伝送回路トポロジ毎に分析される。
図36は、伝送回路トポロジがいもづる型の場合のエラ
ー要因の分析項目を示す図である。同図に示す分析項目
中、「段付き」は伝送波形に段付きが発生しているとい
う項目、「波形割れ」は伝送波形割れを発生していると
いう項目、「ディレイオーバー」は遅延時間オーバーで
あるという項目を示し、右側に示すエラー要因に対応す
る項目には「×」印が付されている。例えば、「段付
き」及び「ディレイオーバー」という両方の項目に対応
するエラー要因は、「段付きが発生している」である。
案ファイル84内の一部を説明する図である。図37に
示すように、改善案ファイル84内には、各エラー要因
に対して、改善案が「対策案」として記載されており、
又、解析回路の特殊な条件からなる制御情報が「特殊条
件」として記載されている。例えば、「段付きが発生し
ている」というエラー要因に対応する対策案の1つは、
「ダンピング抵抗値を小さくする」であり、対応する特
殊条件は「+終端抵抗不可」(終端抵抗を設けることが
きない)である。
図27に示す本実施例におけるステップ61は図8のス
テップ1、ステップ69は図8のステップ5、ステップ
70は図8のステップ6、ステップ71は図8のステッ
プ7,8、ステップ72は図8のステップ9、ステップ
73,74は図8のステップ10、ステップ75は図8
のステップ11に大略対応する。又、図22に示す第8
実施例と比較すると、図27に示す本実施例におけるス
テップ64は、図22のステップ41,43に大略対応
する。
伝送回路トポロジ毎に分類することにより改善案を絞り
込み、最適な改善案を選択するのに要する処理時間を短
縮できる。又、改善案の絞り込みは、伝送波形の解析の
前後に関係なく、自動的に行えるので、ユーザの熟練度
に左右されない最適な改善案を生成することができる。
込む場合、最初に解析回路を伝送回路トポロジで分類し
て改善案を絞り込み、更に伝送波形の解析結果から例え
ばエラー内容の組み合わせによって改善案を絞り込むこ
とで、2段階の絞り込みで最適な改善案を短い処理時間
で自動的に選択することができる。
回路の改善案が選択されるため、ユーザの熟練度に関係
なく、最適な改善案を選択することが可能である。又、
改善案は、伝送回路トポロジ毎に分類されるため、伝送
波形の解析を行うことなく、解析回路の伝送特性を算出
式に基いて算出することができ、処理時間の短縮が図れ
る。伝送特性の判定結果を用いて改善案を自動的に絞り
込めば、最適な改善案が選択できる。更に、改善案を、
伝送回路トポロジ毎に分類しているので、改善案の絞り
込みが容易に行えると共に、最適な改善案を見つけやす
いので、この点からも処理時間が短縮でき、改善案の精
度も向上する。
るものである。
くとも1つのネット分の入力回路情報に基いて、計算式
によりノイズが最小となると考えられる推奨回路情報を
算出する推奨回路情報算出ステップと、該入力回路情報
と該推奨回路情報とを比較し、異なる部分の推奨回路情
報をノイズ対策として決定するノイズ対策決定ステップ
とを含むことを特徴とする、ノイズ対策決定方法。
前記入力回路情報のシミュレーションモデルを作成する
回路モデル作成ステップと、該シミュレーションモデル
を用いて回路シミュレーションを行い、前記回路の配線
を伝播する信号波形を算出して信号波形に許容範囲を超
えるノイズが存在するか否かをチェックするシミュレー
ション・チェックステップと、ノイズチェックの結果存
在するノイズを分類して、決定されたノイズ対策をノイ
ズに関係する部分のみに絞り込むノイズ対策絞り込みス
テップとを更に含むことを特徴とする、(付記1)記載
のノイズ対策決定方法。
プは、前記回路の正常動作を保証する最小電圧VIH−
1と最大電圧VIH−2に基き、該回路の受信側入力波
形の1回目の立ち上がり電圧が最小電圧VIH−1と等
しくなるダンピング抵抗値を最大値とし、受信側入力波
形の1回目の立ち上がり電圧が最大電圧VIH−2と等
しくなるダンピング抵抗値を最小値として、該ダンピン
グ抵抗値の範囲を推奨回路情報として出力することを特
徴とする、(付記1)記載のノイズ対策決定方法。
プは、リングバック時の電圧が前記最小電圧VIH−1
と等しくなるダンピング抵抗値と、求められた前記ダン
ピング抵抗値の最小値とを比較し、大きい方の値をダン
ピング抵抗値の最小値として出力することを特徴とす
る、(付記3)記載のノイズ対策決定方法。
の位置と配線トポロジとに基いて決定されるマンハッタ
ン長を配線長として含む入力回路情報を出力する回路情
報出力ステップを更に含むことを特徴とする、(付記
1)記載のノイズ対策決定方法。
前記入力回路情報のシミュレーションモデルを作成する
回路モデル作成ステップと、該シミュレーションモデル
を用いて回路シミュレーションを行い、前記回路の配線
を伝播する信号波形を算出して信号波形に許容範囲を超
えるノイズが存在するか否かをチェックするシミュレー
ション・チェックステップと、該回路モデル作成ステッ
プ及び該シミュレーション・チェックステップを複数の
配線トポロジを用いて繰り返し、ノイズチェックの結果
から最適な配線トポロジを決定して前記回路情報出力ス
テップで用いることで、前記ノイズ対策決定ステップで
該最適な配線トポロジをノイズ対策として決定すること
を特徴とする、(付記5)記載のノイズ対策決定方法。
解析対象となる着目ネットの回路情報と着目ネットに隣
接する隣接ネットの回路情報とからなる入力回路情報の
シミュレーションモデルを作成する回路モデル作成ステ
ップと、該シミュレーションモデルを用いて回路シミュ
レーションを行い、該着目ネットを伝播する信号波形と
クロストークノイズ波形を算出して合成することでノイ
ズ合成波形を求め、該ノイズ合成波形に基いて許容範囲
を超えるノイズが存在するか否かをチェックするシミュ
レーション・チェックステップと、ノイズチェックの結
果存在するノイズを分類して、決定されたノイズ対策を
ノイズに関係する部分のみに絞り込むノイズ対策絞り込
みステップとを更に含むことを特徴とする、(付記1)
記載のノイズ対策決定方法。
は、前記近接ネットの回路情報が、前記着目ネットと同
一構成のネットが一定のパターンギャップで隣接してい
るものとしてシミュレーションモデルを作成することを
特徴とする、(付記7)記載のノイズ対策決定方法。
び該シミュレーション・チェックステップをパターンギ
ャップを変更しながら繰り返し、ノイズチェックの結果
からノイズが許容範囲を超えない最小のパターンギャッ
プを求め、前記ノイズ対策決定ステップで該最小のパタ
ーンギャップをノイズ対策として決定することを特徴と
する、(付記5)記載のノイズ対策決定方法。
なくとも1つのネット分の入力回路情報に基いて、計算
式によりノイズが最小となると考えられる推奨回路情報
を算出する推奨回路情報算出手段と、該入力回路情報と
該推奨回路情報とを比較し、異なる部分の推奨回路情報
をノイズ対策として決定するノイズ対策決定手段とを備
えたことを特徴とする、ノイズ対策決定装置。
に、前記入力回路情報のシミュレーションモデルを作成
する回路モデル作成手段と、該シミュレーションモデル
を用いて回路シミュレーションを行い、前記回路の配線
を伝播する信号波形を算出して信号波形に許容範囲を超
えるノイズが存在するか否かをチェックするシミュレー
ション・チェック手段と、ノイズチェックの結果存在す
るノイズを分類して、決定されたノイズ対策をノイズに
関係する部分のみに絞り込むノイズ対策絞り込み手段と
を更に備えたことを特徴とする、(付記10)記載のノ
イズ対策決定装置。
は、前記回路の正常動作を保証する最小電圧VIH−1
と最大電圧VIH−2に基き、該回路の受信側入力波形
の1回目の立ち上がり電圧が最小電圧VIH−1と等し
くなるダンピング抵抗値を最大値とし、受信側入力波形
の1回目の立ち上がり電圧が最大電圧VIH−2と等し
くなるダンピング抵抗値を最小値として、該ダンピング
抵抗値の範囲を推奨回路情報として出力することを特徴
とする、(付記10)記載のノイズ対策決定装置。
は、リングバック時の電圧が前記最小電圧VIH−1と
等しくなるダンピング抵抗値と、求められた前記ダンピ
ング抵抗値の最小値とを比較し、大きい方の値をダンピ
ング抵抗値の最小値として出力することを特徴とする、
(付記12)記載のノイズ対策決定装置。
ンの位置と配線トポロジとに基いて決定されるマンハッ
タン長を配線長として含む入力回路情報を出力する回路
情報出力手段を更に備えたことを特徴とする、(付記1
0)記載のノイズ対策決定装置。
に、前記入力回路情報のシミュレーションモデルを作成
する回路モデル作成手段と、該シミュレーションモデル
を用いて回路シミュレーションを行い、前記回路の配線
を伝播する信号波形を算出して信号波形に許容範囲を超
えるノイズが存在するか否かをチェックするシミュレー
ション・チェック手段と、該回路モデル作成手段及び該
シミュレーション・チェック手段の処理を複数の配線ト
ポロジを用いて繰り返し、ノイズチェックの結果から最
適な配線トポロジを決定して前記回路情報出力手段で用
いることで、前記ノイズ対策決定手段で該最適な配線ト
ポロジをノイズ対策として決定することを特徴とする、
(付記14)記載のノイズ対策決定装置。
に、解析対象となる着目ネットの回路情報と着目ネット
に隣接する隣接ネットの回路情報とからなる入力回路情
報のシミュレーションモデルを作成する回路モデル作成
手段と、該シミュレーションモデルを用いて回路シミュ
レーションを行い、該着目ネットを伝播する信号波形と
クロストークノイズ波形を算出して合成することでノイ
ズ合成波形を求め、該ノイズ合成波形に基いて許容範囲
を超えるノイズが存在するか否かをチェックするシミュ
レーション・チェック手段と、ノイズチェックの結果存
在するノイズを分類して、決定されたノイズ対策をノイ
ズに関係する部分のみに絞り込むノイズ対策絞り込み手
段とを更に備えたことを特徴とする、(付記10)記載
のノイズ対策決定装置。
は、前記近接ネットの回路情報が、前記着目ネットと同
一構成のネットが一定のパターンギャップで隣接してい
るものとしてシミュレーションモデルを作成することを
特徴とする、(付記16)記載のノイズ対策決定装置。
該シミュレーション・チェック手段の処理をパターンギ
ャップを変更しながら繰り返し、ノイズチェックの結果
からノイズが許容範囲を超えない最小のパターンギャッ
プを求め、前記ノイズ対策決定手段で該最小のパターン
ギャップをノイズ対策として決定することを特徴とす
る、(付記14)記載のノイズ対策決定装置。
を決定させるプログラムを格納したコンピュータ読み取
り可能な記憶媒体であって、コンピュータに、対象とな
る回路のうち、少なくとも1つのネット分の入力回路情
報に基いて、計算式によりノイズが最小となると考えら
れる推奨回路情報を算出させる推奨回路情報算出手順
と、コンピュータに、該入力回路情報と該推奨回路情報
とを比較し、異なる部分の推奨回路情報をノイズ対策と
して決定させるノイズ対策決定手順とを行わせることを
特徴とする、記憶媒体。
て、回路のルールチェック及び配線のトポロジチェック
のうち、少なくとも一方を行うチェックステップを更に
含むことを特徴とする、(付記1)記載のノイズ対策決
定方法。
ェック結果に基いたアドバイスを出力するアドバイスス
テップを更に含むことを特徴とする、(付記20)記載
のノイズ対策決定方法。
出力するアドバイスに基いて、前記入力回路情報を修正
するステップを更に含むことを特徴とする、(付記2
1)記載のノイズ対策決定方法。
るノイズ対策決定方法であって、該解析回路と伝送回路
トポロジの特徴との比較に基いて該解析回路の良否を判
定し、回路良否判定結果に応じて該解析回路を伝送回路
トポロジの基本型に近づけるための改善案を出力する回
路良否判定・出力ステップを含むことを特徴とする、ノ
イズ対策決定方法。
伝送回路トポロジに応じた算出式に基いて、前記解析回
路の伝送特性値を算出する算出ステップと、判定値に基
いて、前記伝送特性値の良否を判定して特性値判定結果
を求める特性値判定ステップと、前記特性値判定結果を
用いて、エラー項目に応じたエラー要因を示すエラー要
因ファイルを参照し、エラー要因を分析する第1のエラ
ー要因分析ステップと、前記エラー要因を用いて、エラ
ー要因に応じた改善案を示す改善案ファイルを参照し、
改善案を選択して出力する第1の改善案選択・出力ステ
ップとを更に含むことを特徴とする、(付記23)記載
のノイズ対策決定方法。
記解析回路の伝送波形をシミュレーションにより解析す
る波形解析ステップと、前記判定値に基いて、前記伝送
波形の良否を判定して波形判定結果を求める波形判定ス
テップと、前記波形判定結果を用いて、前記エラー要因
ファイルを参照し、エラー要因を分析する第2のエラー
要因分析ステップと、前記第2のエラー要因分析ステッ
プで分析された前記エラー要因を用いて、前記改善案フ
ァイルを参照し、改善案を選択して出力する第2の改善
案選択・出力ステップとを更に含むことを特徴とする、
(付記24)記載のノイズ対策決定方法。
波形解析ツールを用いて、前記解析回路の伝送波形をシ
ミュレーションにより解析する波形解析ステップと、判
定値に基いて、前記伝送波形の良否を判定して波形判定
結果を求める波形判定ステップと、前記波形判定結果を
用いて、エラー項目に応じたエラー要因を示すエラー要
因ファイルを参照し、エラー要因を分析するエラー要因
分析ステップと、前記エラー要因を用いて、エラー要因
に応じた改善案を示す改善案ファイルを参照し、改善案
を選択して出力する改善案選択・出力ステップとを更に
含むことを特徴とする、(付記23)記載のノイズ対策
決定方法。
るのに使用する特徴情報が格納された回路特徴ファイル
を参照して、前記解析回路の伝送回路トポロジを判定す
るトポロジ判定ステップを更に含むことを特徴とする、
(付記23)〜(付記26)のいずれか1項記載のノイ
ズ対策決定方法。
るノイズ対策決定装置であって、該解析回路と伝送回路
トポロジの特徴との比較に基いて該解析回路の良否を判
定し、回路良否判定結果に応じて該解析回路を伝送回路
トポロジの基本型に近づけるための改善案を出力する回
路良否判定・出力手段を備えたことを特徴とする、ノイ
ズ対策決定装置。
伝送回路トポロジに応じた算出式に基いて、前記解析回
路の伝送特性値を算出する算出手段と、判定値に基い
て、前記伝送特性値の良否を判定して特性値判定結果を
求める特性値判定手段と、前記特性値判定結果を用い
て、エラー項目に応じたエラー要因を示すエラー要因フ
ァイルを参照し、エラー要因を分析する第1のエラー要
因分析手段と、前記エラー要因を用いて、エラー要因に
応じた改善案を示す改善案ファイルを参照し、改善案を
選択して出力する第1の改善案選択・出力手段とを更に
備えたことを特徴とする、(付記28)記載のノイズ対
策決定装置。
記解析回路の伝送波形をシミュレーションにより解析す
る波形解析手段と、前記判定値に基いて、前記伝送波形
の良否を判定して波形判定結果を求める波形判定手段
と、前記波形判定結果を用いて、前記エラー要因ファイ
ルを参照し、エラー要因を分析する第2のエラー要因分
析手段と、前記第2のエラー要因分析手段で分析された
前記エラー要因を用いて、前記改善案ファイルを参照
し、改善案を選択して出力する第2の改善案選択・出力
手段とを更に備えたことを特徴とする、(付記29)記
載のノイズ対策決定装置。
るのに使用する特徴情報が格納された回路特徴ファイル
を参照して、前記解析回路の伝送回路トポロジを判定す
るトポロジ判定手段を更に備えたことを特徴とする、
(付記28)〜(付記30)のいずれか1項記載のノイ
ズ対策決定装置。
る解析回路の対するノイズ対策を決定させるプログラム
を格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であっ
て、コンピュータに、該解析回路と伝送回路トポロジの
特徴との比較に基いて該解析回路の良否を判定させ、回
路良否判定結果に応じて該解析回路を伝送回路トポロジ
の基本型に近づけるための改善案を出力させる回路良否
判定・出力手順を行わせることを特徴とする、記憶媒
体。
を決定させるコンピュータプログラムであって、コンピ
ュータに、対象となる回路のうち、少なくとも1つのネ
ット分の入力回路情報に基いて、計算式によりノイズが
最小となると考えられる推奨回路情報を算出させる推奨
回路情報算出手順と、コンピュータに、該入力回路情報
と該推奨回路情報とを比較し、異なる部分の推奨回路情
報をノイズ対策として決定させるノイズ対策決定手順と
を行わせることを特徴とする、コンピュータプログラ
ム。
る解析回路の対するノイズ対策を決定させるコンピュー
タプログラムであって、コンピュータに、該解析回路と
伝送回路トポロジの特徴との比較に基いて該解析回路の
良否を判定させ、回路良否判定結果に応じて該解析回路
を伝送回路トポロジの基本型に近づけるための改善案を
出力させる回路良否判定・出力手順を行わせることを特
徴とする、コンピュータプログラム。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは、言
うまでもない。
際に回路シミュレータの実行を最小限に抑えることが可
能で、設計工程に手作業で繰り返す後戻り処理が必要な
部分を発生することなく高速にノイズ対策を決定するこ
とのできるノイズ対策決定方法及び装置、記憶媒体並び
にコンピュータプログラムを実現できる。
るコンピュータシステムを示す斜視図である。
を説明するブロック図である。
理を説明するためのフローチャートである。
理を説明するためのフローチャートである。
最小電圧との関係を示す図である。
係を示す図である。
理を説明するためのフローチャートである。
置位置を入力する場合を示す図である。
ムにおけるCPUのノイズ対策決定処理を説明するため
のフローチャートである。
ムにおけるCPUのノイズ対策決定処理を説明するため
のフローチャートである。
る図である。
ムにおけるCPUのノイズ対策決定処理を説明するため
のフローチャートである。
る図である。
ムにおけるCPUのノイズ対策決定処理を説明するため
のフローチャートである。
情報を示す図である。
情報を示す図である。
情報を示す図である。
処理を説明するためのフローチャートである。
処理を説明するためのフローチャートである。
ジを示す図である。
を示す図である。
ジを示す図である。
定処理を説明するためのフローチャートである。
析回路を示す図である。
た回路を示す図である。
結果改善された回路を示す図である。
果改善された回路を示す図である。
ある。
要因の分析項目を示す図である。
説明する図である。
ある。
ー要因の分析項目を示す図である。
説明する図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 対象となる回路のうち、少なくとも1つ
のネット分の入力回路情報に基いて、計算式によりノイ
ズが最小となると考えられる推奨回路情報を算出する推
奨回路情報算出ステップと、 該入力回路情報と該推奨回路情報とを比較し、異なる部
分の推奨回路情報をノイズ対策として決定するノイズ対
策決定ステップとを含むことを特徴とする、ノイズ対策
決定方法。 - 【請求項2】 前記ノイズ対策の決定後に、前記入力回
路情報のシミュレーションモデルを作成する回路モデル
作成ステップと、 該シミュレーションモデルを用いて回路シミュレーショ
ンを行い、前記回路の配線を伝播する信号波形を算出し
て信号波形に許容範囲を超えるノイズが存在するか否か
をチェックするシミュレーション・チェックステップ
と、 ノイズチェックの結果存在するノイズを分類して、決定
されたノイズ対策をノイズに関係する部分のみに絞り込
むノイズ対策絞り込みステップとを更に含むことを特徴
とする、請求項1記載のノイズ対策決定方法。 - 【請求項3】 解析される解析回路に対するノイズ対策
決定方法であって、 該解析回路と伝送回路トポロジの特徴との比較に基いて
該解析回路の良否を判定し、回路良否判定結果に応じて
該解析回路を伝送回路トポロジの基本型に近づけるため
の改善案を出力する回路良否判定・出力ステップを含む
ことを特徴とする、ノイズ対策決定方法。 - 【請求項4】 対象となる回路のうち、少なくとも1つ
のネット分の入力回路情報に基いて、計算式によりノイ
ズが最小となると考えられる推奨回路情報を算出する推
奨回路情報算出手段と、 該入力回路情報と該推奨回路情報とを比較し、異なる部
分の推奨回路情報をノイズ対策として決定するノイズ対
策決定手段とを備えたことを特徴とする、ノイズ対策決
定装置。 - 【請求項5】 コンピュータにノイズ対策を決定させる
プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶
媒体であって、 コンピュータに、対象となる回路のうち、少なくとも1
つのネット分の入力回路情報に基いて、計算式によりノ
イズが最小となると考えられる推奨回路情報を算出させ
る推奨回路情報算出手順と、 コンピュータに、該入力回路情報と該推奨回路情報とを
比較し、異なる部分の推奨回路情報をノイズ対策として
決定させるノイズ対策決定手順とを行わせることを特徴
とする、記憶媒体。 - 【請求項6】 コンピュータにノイズ対策を決定させる
コンピュータプログラムであって、 コンピュータに、対象となる回路のうち、少なくとも1
つのネット分の入力回路情報に基いて、計算式によりノ
イズが最小となると考えられる推奨回路情報を算出させ
る推奨回路情報算出手順と、 コンピュータに、該入力回路情報と該推奨回路情報とを
比較し、異なる部分の推奨回路情報をノイズ対策として
決定させるノイズ対策決定手順とを行わせることを特徴
とする、コンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001136475A JP2002259481A (ja) | 2000-05-11 | 2001-05-07 | ノイズ対策決定方法及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000138681 | 2000-05-11 | ||
JP2000159100 | 2000-05-29 | ||
JP2000-138681 | 2000-12-25 | ||
JP2000-393067 | 2000-12-25 | ||
JP2000393067 | 2000-12-25 | ||
JP2000-159100 | 2000-12-25 | ||
JP2001136475A JP2002259481A (ja) | 2000-05-11 | 2001-05-07 | ノイズ対策決定方法及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラム |
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---|---|
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ID=27481284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001136475A Pending JP2002259481A (ja) | 2000-05-11 | 2001-05-07 | ノイズ対策決定方法及び装置、記憶媒体並びにコンピュータプログラム |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002259481A (ja) |
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