JP2630218B2 - 回路設計装置 - Google Patents

回路設計装置

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JP2630218B2
JP2630218B2 JP5244181A JP24418193A JP2630218B2 JP 2630218 B2 JP2630218 B2 JP 2630218B2 JP 5244181 A JP5244181 A JP 5244181A JP 24418193 A JP24418193 A JP 24418193A JP 2630218 B2 JP2630218 B2 JP 2630218B2
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稔 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はIC,LSI,PCBな
どの電子回路を設計するための回路設計装置に関し、特
に小規模回路ブロックにおいて、回路シュミレーション
用接続情報と遅延等の配線負荷情報を同時に入力する回
路設計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回路設計装置は、CAD装置を用
いて回路解析のシュミレーションを行なっている。その
ため、小規模電子回路ブロックの回路設計にあたって
も、回路シュミレーション用接続情報の処理と配線負荷
情報の処理とを別個に行なっている。
【0003】図4は従来の一例を説明するための回路設
計装置における処理フロー図である。図4に示すよう
に、従来の回路設計装置においては、入出力装置や表示
装置と記憶装置および中央処理装置を備えたCAD装置
を用いている。まず、回路図データを入力して回路図素
子配置とそれらに基ずく回路図素子間配線を決定する。
ついで、回路図データ入力が完了すると、これらの配置
・配線データにより回路解析シュミレーション用ネット
リストを作成し、回路シュミレーションを行なう。この
回路解析シュミレーションがOKになると、ICレイア
ウト装置等を用いてICのレイアウトを行なう。さら
に、ICレイアウト後に設計エラーが検出されると、I
Cレイアウトより配線負荷情報を抽出し、その抽出した
配線負荷情報を前述した回路解析シュミレーション用ネ
ットリストに追加し、再度シュミレーションを実施して
動作の確認を取っている。一方、ICレイアウトが終了
し、エラーが無ければ、回路設計を終了とする。
【0004】かかる従来の回路設計装置においては、回
路図入力直後の回路解析で論理等大枠の確認を行ない、
ICレイアウト後にICレイアウトより抽出した配線負
荷情報をシュミレーション用ネットリストに追加して細
部の確認を取っている。このため、細部のシュミレーシ
ョンの際に不具合が見つかれば、回路図入力まで戻って
設計をやり直す必要がある。
【0005】図5は図4における中央処理装置の動作説
明図である。図5に示すように、この中央処理装置は、
回路図作成手段で作成されるNANDゲートG1,G3
やインバータG2および配線D,E,F等を含んだ回路
図データ16を基に、シュミレーション用ネットリスト
18を作成する。これにより、中央処理装置の回路シュ
ミレーション装置では、大まかな回路解析シュミレーシ
ョン20aを行なう。一方、中央処理装置のICレイア
ウト装置21では、大まかなシュミレーションが終了す
ると、回路図データ16よりICレイアウトデータ22
を作成する。そのデータは配線負荷情報抽出装置23へ
送出され、そこで配線負荷情報23が生成される。この
配線負荷情報23は、前述したシュミレーション用ネッ
トリスト18と合成され、配線情報を考慮したネットリ
スト19aが作成される。この配線情報を考慮したネッ
トリスト19aに基ずき、再度細かな回路解析シュミレ
ーション20aが行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の回路設
計装置は、かかる回路シュミレーション用接続情報と遅
延等の配線負荷情報を同時に入力していないため、回路
図データ入力直後の回路解析シュミレーション精度が低
いという欠点がある。特に、配線に起因する遅延やクロ
ストークあるいは波形なまり等のエラーを含んだまま、
ICレイアウト装置にデータを渡すことになる。これは
回路解析シュミレーションの精度に決定的な影響を与え
る。
【0007】また、従来の回路設計装置は、ICレイア
ウト装置を必要とするので、装置が大きくなるととも
に、シュミレーション速度が遅くなるという欠点があ
る。すなわち、ICレイアウト後に配線負荷情報を抽出
し、これをネットリストに追加して回路解析シュミレー
ションを行なうので、解析演算部であるシュミレーショ
ン装置へ膨大なデータが入力され、シュミレーション速
度は遅くなる。
【0008】更に、従来の回路設計装置は、ICレイア
ウトを終了してから精度の高いシュミレーションを行な
っている。そのため、ICレイアウト後にエラーが検出
された場合は再度回路入力に戻り、ICレイアウトの修
正を行なってから再度シュミレーションを行なうので、
全体のターン・アラウンド・タイム(TAT)が長くな
るという欠点がある。
【0009】本発明の目的は、かかる回路図データ入力
直後の回路解析シュミレーション精度を向上させ、シュ
ミレーション速度を早くするとともに、TATを短くす
ることのできる回路設計装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の回路設計装置
は、回路解析のシュミレーション機能を備えた中央処理
装置に入力装置,出力装置,表示装置および記憶装置を
接続し、回路設計を行なうにあたり、前記中央処理装置
は、前記入力装置から入力されるデータに基ずき回路図
上に素子を配置して配線を割り付ける回路図作成手段
と、前記回路図作成手段で割り付けられた配線より負荷
情報を取り出す配線負荷情報抽出手段と、前記回路図作
成手段により作成された回路図に基ずき回路シュミレー
ション用ネットリストを作成するシュミレーション用ネ
ットリスト作成手段と、前記シュミレーション用ネット
リスト作成手段により作成されたシュミレーション用ネ
ットリストに対し前記配線負荷情報抽出手段で抽出した
配線負荷情報を追加する配線負荷情報追加手段と、前記
配線負荷情報追加手段の出力により回路解析の演算を行
ない且つそのシュミレーション結果を前記表示装置もし
くは前記出力装置に出力する解析演算手段とを有して構
成される。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例を説明するための
回路設計装置のブロック図である。図1に示すように、
本実施例の回路設計装置は、概略的には、シュミレーシ
ョンを実行する中央処理装置1と、回路図データを入力
するための入力装置2と、解析結果等を表示したり出力
するための表示装置3および出力装置4と、解析結果を
記憶したり処理プログラムを格納した記憶装置5とから
構成される。特に、回路解析のシュミレーション機能を
備えた中央処理装置1は、入力装置2から入力されるデ
ータに基ずき回路図上に素子を配置して配線を割り付け
る回路図作成手段6と、この回路図作成手段6で作成さ
れた回路図より配線負荷情報を取り出す配線負荷情報抽
出手段7と、同様に回路図作成手段6により作成された
回路図に基ずき回路シュミレーション用ネットリストを
抽出するシュミレーション用ネットリスト作成手段8
と、このシュミレーション用ネットリスト作成手段8に
より作成されたシュミレーション用ネットリストに対し
配線負荷情報抽出手段7で抽出した配線負荷情報を追加
する配線負荷情報追加手段9と、この配線負荷情報追加
手段9の出力により回路解析の演算を行なうとともに、
そのシュミレーション結果を表示装置3あるいは出力装
置4に出力する解析演算手段10とを有している。な
お、この中央処理装置1における各手段はバス11によ
り接続されている。
【0012】図2は図1における処理フロー図である。
図2に示すように、まず入力装置2から入力される回路
図データにより、回路図作成手段6は回路図素子配置と
それらに基ずく回路図素子間配線を決定する。全てのデ
ータが入力されるまで、この処理は繰り返し行なわれ
る。ついで、回路図データ入力後に回路図作成が完了す
ると、シュミレーション用ネットリスト作成手段8にお
いて、これらの配置・配線データにより回路解析シュミ
レーション用ネットリストを作成する。
【0013】次に、配線負荷情報抽出手段7は、作成さ
れた回路図に基ずき配線部分を抽出し、各々の長さを測
定する。ここで、測定された配線の長さデータは記憶装
置5に一時的に格納される。しかる後、この配線負荷情
報抽出手段7はバス11を介して記憶装置5に事前に各
プロセス毎に記憶されている配線情報データベースを開
き、単位長あたりの抵抗値および容量値を読み込む。つ
いで、これら読み込まれた単位長あたりの抵抗値および
容量値をもとに、記憶装置5へ一時的に格納していた配
線長データを用いて、各々の配線の抵抗値および容量値
を計算する。また、この時必要であれば、抵抗値および
容量値を用いて遅延値を計算する。
【0014】次に、配線負荷情報追加手段9は配線負荷
情報抽出手段7で計算された配線負荷情報を、シュミレ
ーション用ネットリスト作成手段8において作成したネ
ットリストに追加し、配線負荷情報を考慮したシュミレ
ーション用ネットリストを作成する。ここで始めて、解
析演算手段10は配線負荷情報を考慮したシュミレーシ
ョン用ネットリストを用いて回路シュミレーションを実
施する。このシュミレーション結果が良ければ、ICレ
イアウトステップへ移行する。逆に、シュミレーション
結果が悪ければ、再度データの入力からやり直す。
【0015】従って、本実施例では回路図入力した配線
の長さを用いて実際のICレイアウトの配線負荷情報を
見積もっており、回路設計段階でのエラー混入を回避す
ることができる。これが回路図データ入力直後の回路解
析シュミレーション精度を向上させるとともに、シュミ
レーション速度を早くすることできる。また、本実施例
はICレイアウト工程を介さずに回路の確認ができ、設
計確定までのTATを短縮するとともに、設計担当者自
身が配線のクリティカルな部分を認識することができ
る。
【0016】図3は図2における中央処理装置の動作説
明図である。図3に示すように、この中央処理装置は、
回路図作成手段6でNANDゲートG1,G3やインバ
ータG2および配線D,E,F等を含んだ回路図データ
16を作成する。また、シュミレーション用ネットリス
ト作成手段8は、この回路図データ16を基にシュミレ
ーション用ネットリスト18を作成する。
【0017】一方、配線負荷情報抽出手段7は、回路図
データ16に基ずき配線情報17Aを計算するととも
に、回路図データ16および記憶装置5により配線情報
データベース17Bを読み出す。さらに、配線負荷情報
追加手段9は、シュミレーション用ネットリスト作成手
段8で作成したネットリスト18に、配線負荷情報抽出
手段7で作成した配線情報17Aおよび配線情報データ
ベース17Bを追加し、配線情報を考慮した新たなネッ
トリスト19を合成する。
【0018】最後に、解析演算手段10は配線負荷情報
を考慮したシュミレーション用ネットリスト19を用い
て回路解析シュミレーション20を実施する。このよう
な回路解析を行なえば、配線のクリティカルな部分を容
易に認識でき、ICレイアウト時の留意点をICレイア
ウト工程へ継承することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は回路図入
力した配線の長さを用いて実際のICレイアウトの配線
負荷情報を見積もることにより、回路設計段階でのエラ
ー混入を回避することができるので、回路図データ入力
直後の回路解析シュミレーション精度を向上させるとと
もに、シュミレーション速度を早くすることできるとい
う効果がある。また、本発明はICレイアウト工程を介
さずに、回路の確認ができるので、設計確定までのTA
Tを短縮することができるという効果がある。しかも、
本発明は設計担当者自身が配線のクリティカルな部分を
認識できるため、ICレイアウト時の留意点をICレイ
アウト工程へ継承することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための回路設計装
置のブロック図である。
【図2】図1における処理フロー図である。
【図3】図2における中央処理装置の動作説明図であ
る。
【図4】従来の一例を説明するための回路設計装置にお
ける処理フロー図である。
【図5】図4における中央処理装置の動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 入力装置 3 表示装置 4 出力装置 5 記憶装置 6 回路図作成手段 7 配線負荷情報抽出手段 8 シュミレーション用ネットリスト作成手段 9 配線負荷情報追加手段 10 解析演算手段 11 バス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路解析のシュミレーション機能を備え
    た中央処理装置に入力装置,出力装置,表示装置および
    記憶装置を接続し、回路設計を行なう回路設計装置にお
    いて、前記中央処理装置は、前記入力装置から入力され
    るデータに基ずき回路図上に素子を配置して配線を割り
    付ける回路図作成手段と、前記回路図作成手段で割り付
    けられた配線より負荷情報を取り出す配線負荷情報抽出
    手段と、前記回路図作成手段により作成された回路図に
    基ずき回路シュミレーション用ネットリストを作成する
    シュミレーション用ネットリスト作成手段と、前記シュ
    ミレーション用ネットリスト作成手段により作成された
    シュミレーション用ネットリストに対し前記配線負荷情
    報抽出手段で抽出した配線負荷情報を追加する配線負荷
    情報追加手段と、前記配線負荷情報追加手段の出力によ
    り回路解析の演算を行ない且つそのシュミレーション結
    果を前記表示装置もしくは前記出力装置に出力する解析
    演算手段とを有することを特徴とする回路設計装置。
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JP2792902B2 (ja) * 1989-04-10 1998-09-03 富士通株式会社 ラフ・シミュレーション装置
JPH0589198A (ja) * 1991-09-26 1993-04-09 Mitsubishi Electric Corp 論理シミユレータ

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