JP2001014368A - クロック解析装置およびクロック解析方法 - Google Patents

クロック解析装置およびクロック解析方法

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JP2001014368A
JP2001014368A JP11186154A JP18615499A JP2001014368A JP 2001014368 A JP2001014368 A JP 2001014368A JP 11186154 A JP11186154 A JP 11186154A JP 18615499 A JP18615499 A JP 18615499A JP 2001014368 A JP2001014368 A JP 2001014368A
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clock signal
transistor
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JP11186154A
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Toshiki Kanemoto
俊幾 金本
Yasunori Shibayama
泰範 柴山
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Mitsubishi Electric Corp
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    • A61C19/02Protective casings, e.g. boxes for instruments; Bags
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路接続情報には、シミュレーションに不要
な素子や浮きノードが存在し、人手でこれらを発見して
編集することは困難であった。 【解決手段】 メモリ(1〜3)内に回路接続情報、ト
ランジスタ特性情報、制御情報を格納し、前処理部
(4)が読出し、シミュレーション可能な状態に編集
し、シミュレーション実行部(5)が回路動作のシミュ
レーションを実行し、後処理部(6)が入力ノードから
終端ノードまでの遅延値と、各終端ノード間の遅延値の
差、立上り/立下り時間を算出し、解析結果を二次元分
布図上に出力し表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
のレイアウトパターン設計において、半導体集積回路内
のクロック信号伝達部における遅延値/スキュー値の解
析を行うクロック解析装置およびクロック解析方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路のクロック信号伝達部に
おける遅延値/スキュー値解析を行う場合、先ず、RC
抽出プログラム等を用いて、半導体集積回路のレイアウ
トパターンから回路接続情報を抽出する。その後、回路
シミュレータ等を用いてシミュレーションを実行する必
要がある。
【0003】しかしながら、抽出した回路接続情報には
膨大な数の寄生抵抗、寄生容量が含まれることや、近年
の大規模集積回路では、クロック信号が数千もの素子に
分配されることから、シミュレーションで観測すべきク
ロック信号終端ノードを人手で判別することはほとんど
不可能であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体集積回路の設計
において、クロック信号の解析は上記のような状態であ
ったので、回路接続情報には、シミュレーションに不要
な素子や浮きノードが存在することが多く、人手でこれ
らを発見して編集することは非常に困難であるという課
題があった。
【0005】さらに、シミュレーションの解析結果を元
にクロック信号伝達部の遅延値/スキュー値を改善する
ため、クロックバッファの接続関係を追跡したり、遅延
値/スキュー値の大きい箇所が、実際のレイアウトパタ
ーンのどこに存在するかを確かめたりするための補足情
報もほとんど得られず、設計改善に十分役立っていない
とういう課題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、半導体集積回路のレイアウトパタ
ーンにおける遅延値/スキュー値の解析を効率良く実施
し、遅延値/スキュー値の大きい箇所の存在を示す補足
情報を提供し、半導体集積回路の設計時間を短縮可でき
るクロック解析装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るクロック
解析装置は、半導体集積回路のクロック信号伝達部にお
ける遅延値/スキュー値解析で使用される、クロックバ
ッファ等の論理ゲートを構成するトランジスタ情報と、
トランジスタ間に存在する配線の寄生抵抗、寄生容量で
構成されたネット情報を含む回路接続情報を格納する第
1の記憶手段と、前記半導体集積回路の回路動作のシミ
ュレーションを実行するための、トランジスタ特性情報
を格納する第2の記憶手段と、前記遅延値/スキュー値
解析の実行制御を行う制御情報を格納する第3の記憶手
段と、前記第1の記憶手段内に格納されている回路接続
情報と、前記第2の記憶手段内に格納されている前記ト
ランジスタ特性情報と、前記第3の記憶手段内に格納さ
れている制御情報とを入力し、編集する前処理手段と、
前記前処理手段から出力される情報を入力し、回路シミ
ュレータやスイッチレベル論理シミュレータなどを用い
た回路動作のシミュレーションを実行するシミュレーシ
ョン実行手段と、前記シミュレーション実行手段から得
られるシミュレーション結果を元に、前記半導体集積回
路のクロック信号入力ノードからクロック信号終端ノー
ドまでの遅延値と、各終端ノード間の遅延値の差、立ち
上り時間、立ち下がり時間を算出して出力または表示す
る後処理手段とを備えている。そして、前記前処理手段
は、前記回路接続情報をシミュレーション可能な状態に
編集し、前記シミュレーション実行手段によるシミュレ
ーションの解析結果を、前記後処理手段が二次元分布図
上に表示することを特徴とするものである。
【0008】この発明に係るクロック解析装置では、前
処理手段が、第1の記憶手段内に格納されているところ
の、クロックバッファ等の論理ゲートを構成するトラン
ジスタ部と、トランジスタ間に存在する配線の寄生抵
抗、寄生容量で構成されたネット部を含む前記回路接続
情報を元に、寄生抵抗、寄生容量を除いた接続情報を作
成し、クロック信号の始点となるネットから論理ゲート
を経て、次のネットヘと経路探索を行うことによって、
全てのクロック信号終端ノードを判定し、前記回路接続
情報内の論理ゲートとして、インバータ、クロックドイ
ンバータ、および任意の論理で経路探索を行うことを特
徴とするものである。
【0009】この発明に係るクロック解析装置では、前
処理手段が、第1の記憶手段内に格納されているところ
の、クロックバッファ等の論理ゲートを構成するトラン
ジスタ部と、トランジスタ間に存在する配線の寄生抵
抗、寄生容量で構成されたネット部を含む回路接続情報
の中で、クロック信号の始点となるネットに接続する不
要なトランジスタを判定し、削除し、他の素子に接続し
ないノードを全て短絡させ、クロック信号入力ノードを
発生させることを特徴とするものである。
【0010】この発明に係るクロック解析装置では、前
処理手段が、第1の記憶手段内に格納されているところ
の、クロックバッファ等の論理ゲートを構成するトラン
ジスタ部と、トランジスタ間に存在する配線の寄生抵
抗、寄生容量で構成されたネット部を含む回路接続情報
を元に、寄生抵抗、寄生容量を除いた接続情報を作成
し、クロック信号伝達部の論理ゲート構成を表示手段で
表示させることを特徴とするものである。
【0011】この発明に係るクロック解析装置では、前
処理手段が、第1の記憶手段内に格納されているところ
の、クロックバッファ等の論理ゲートを構成するトラン
ジスタ部と、トランジスタ間に存在する配線の寄生抵
抗、寄生容量で構成されたネット部を含む回路接続情報
を元に、指定されたネットに接続するトランジスタのゲ
ート端子をクロック信号中間ノードと判定し、クロック
信号入力ノードから前記クロック信号中間ノードまでの
遅延値と、前記クロック信号中間ノード間の遅延値の差
を算出することを特徴とするものである。
【0012】この発明に係るクロック解析装置では、前
処理手段が、第1の記憶手段内に格納されているところ
の、クロックバッファ等の論理ゲートを構成するトラン
ジスタ部と、トランジスタ間に存在する配線の寄生抵
抗、寄生容量で構成されたネット部を含む回路接続情報
の中で、クロック信号終端ノードに、ゲート端子が接続
するトランジスタを、クロック信号終端ノードとグラン
ドとの間の容量素子に置き換えることを特徴とするもの
である。
【0013】この発明に係るクロック解析装置では、前
処理手段が、第1の記憶手段内に格納されているところ
の、クロックバッファ等の論理ゲートを構成するトラン
ジスタ部と、トランジスタ間に存在する配線の寄生抵
抗、寄生容量で構成されたネット部を含む回路接続情報
の中で、そのゲート端子が任意のネットに接続していな
いトランジスタについて、前記トランジスタの前記ゲー
ト端子を電源またはグランドに接続させることで浮きノ
ードを解消することを特徴とするものである。
【0014】この発明に係るクロック解析装置では、前
処理手段が、第1の記憶手段内に格納されているところ
の、クロックバッファ等の論理ゲートを構成するトラン
ジスタ部と、トランジスタ間に存在する配線の寄生抵
抗、寄生容量で構成されたネット部を含む回路接続情報
の中で、そのソース端子またはドレイン端子が任意のネ
ットに接続していないトランジスタについて、前記トラ
ンジスタの前記ソース端子または前記ドレイン端子を、
電源またはグランドに接続させることで浮きノードを解
消することを特徴とするものである。
【0015】この発明に係るクロック解析装置では、前
処理手段が、第1の記憶手段内に格納されている回路接
続情報内の全ノードの座標情報から最小座標と最大座標
を求め、前記最小座標と前記最大座標との間を等分する
仮想的な格子座標である仮想格子点を計算し、前記仮想
格子点に最も近い座標のノードを観測点として判定し、
後処理手段が、クロック信号入力ノードから前記観測点
までの遅延値/スキュー値を任意の間隔でレベル分け
し、前記座標情報に従って、前記レベル毎に色分けされ
た二次元分布図を作成し、前記二次元分布図を表示手段
を介して表示させることで、前記仮想格子点に最も近い
座標のノードのみの観測のために、シミュレーション時
のリソース使用量を削減することを特徴とするものであ
る。
【0016】この発明に係るクロック解析装置では、前
処理手段が、クロック信号入力ノードからクロック信号
終端ノードまでの記録経路を、全ノードの座標情報を用
いて表示手段を介して表示させることを特徴とするもの
である。
【0017】この発明に係るクロック解析装置では、後
処理手段が、算出した遅延値、スキュー値、立ち上り時
間、立ち下がり時間の最小値、最大値、平均値等、およ
びこれらを統計処理して得られる統計結果を第4の記憶
手段へ出力し格納させることを特徴とするものである。
【0018】この発明に係るクロック解析装置は、半導
体集積回路のレイアウトパターンを生成するレイアウト
パターン生成手段をさらに備え、後処理手段から第4の
記憶手段へ出力され格納されたところの、遅延値、スキ
ュー値、立ち上り時間、立ち下がり時間の最小値、最大
値、平均値等およびそれらの統計結果を元にして、クロ
ック信号伝達部の遅延値/スキュー値を改善するために
算出した遅延値/スキュー値を、前記レイアウトパター
ン生成手段ヘバックアノテートし、前記レイアウトパタ
ーン生成手段は、前記バックアノテートされた前記遅延
値/スキュー値を元にして、前記半導体集積回路のレイ
アウトパターンを生成することを特徴とするものであ
る。
【0019】この発明に係るクロック解析装置では、前
処理手段が、第1の記憶手段内に格納されているところ
の、クロックバッファ等の論理ゲートを構成するトラン
ジスタ部と、トランジスタ間に存在する配線の寄生抵
抗、寄生容量で構成されたネット部を含む回路接続情報
を元に、指定されたネットに含まれる全てのノードを観
測点として判定する。また、後処理手段が、前記ネット
内の前記寄生抵抗の各々に関して、前記ネットの両端ノ
ード間の遅延値の差と座標値とから、単位長さ当たりの
遅延値を算出し、前記回路接続情報内にあるところの、
前記ネット内の接続情報を経路探索し、隣接する寄生抵
抗の単位長さ当たりの遅延値が任意の許容値を超えて変
化する座標を検索し、抽出し、前記抽出した座標を表示
手段を介して表示させることを特徴とするものである。
【0020】この発明に係るクロック解析方法は、半導
体集積回路のクロック信号伝達部における遅延値/スキ
ュー値解析で使用される、クロックバッファ等の論理ゲ
ートを構成するトランジスタ情報と、トランジスタ間に
存在する配線の寄生抵抗、寄生容量で構成されたネット
情報を含む回路接続情報を格納する第1の記憶工程と、
前記半導体集積回路の回路動作のシミュレーションを実
行するための、トランジスタ特性情報を格納する第2の
記憶工程と、前記遅延値/スキュー値解析の実行制御を
行う制御情報を格納する第3の記憶工程と、前記回路接
続情報と、前記トランジスタ特性情報と、前記制御情報
とを入力し、編集する前処理工程と、前記前処理工程か
ら出力される情報を入力し、回路シミュレータやスイッ
チレベル論理シミュレータなどを用いた回路動作のシミ
ュレーションを実行するシミュレーション実行工程と、
前記シミュレーション実行工程から得られるシミュレー
ション結果を元に、前記半導体集積回路のクロック信号
入力ノードからクロック信号終端ノードまでの遅延値
と、各終端ノード間の遅延値の差、立ち上り時間、立ち
下がり時間を算出して出力または表示する後処理工程と
を備えている。そして、前記前処理工程は、前記回路接
続情報をシミュレーション可能な状態に編集し、前記シ
ミュレーション実行工程によるシミュレーションの解析
結果を、前記後処理工程が二次元分布図上に表示するこ
とを特徴とするものである。
【0021】この発明に係るクロック解析方法は、半導
体集積回路のレイアウトパターンを生成するレイアウト
パターン生成工程と、後処理工程から得られる遅延値、
スキュー値、立ち上り時間、立ち下がり時間の最小値、
最大値、平均値等およびそれらの統計結果を格納する第
4の記憶工程とを備え、前記第4の記憶工程で格納され
る情報を元にして、クロック信号伝達部の遅延値/スキ
ュー値を改善するために算出した遅延値/スキュー値を
バックアノテートし、前記レイアウトパターン生成工程
は、前記バックアノテートされた前記遅延値/スキュー
値を元にして、前記半導体集積回路のレイアウトパター
ンを生成することを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1〜実施の
形態10までのクロック解析装置100の構成を示すブ
ロック図であり、図2はこの発明の実施の形態1による
クロック解析装置の動作を示すフローチャートである。
図において、1はクロックバッファ等の論理ゲートを構
成するトランジスタ情報、トランジスタ間に存在する配
線の寄生抵抗、寄生容量の情報で構成されたネット情報
を含む回路接続情報を格納(ステップST1)したメモ
リ(第1の記憶手段)、2は回路動作のシミュレーショ
ンを実行するためのトランジスタ特性情報を格納(ステ
ップST2)したメモリ(第2の記憶手段)、3は遅延
値およびスキュー値の解析の実行制御を行う制御情報を
格納(ステップST3)したメモリ(第3の記憶手段)
である。
【0023】4はメモリ1内の回路接続情報、メモリ2
内のトランジスタ特性情報、メモリ3内の制御情報を入
力し、編集する前処理部(前処理手段)である。5は回
路シミュレータやスイッチレベル論理シミュレータ等を
用いた回路動作のシミュレーション実行部(シミュレー
ション実行手段)である。
【0024】6はシミュレーション実行部5から得られ
るシミュレーション結果を元にして、クロック信号入力
ノードからクロック信号終端ノードまでの遅延値と、各
終端ノード間の遅延値の差(スキュー値)、立ち上り時
間、立ち下がり時間を算出して、得られた遅延値/スキ
ュー値をメモリ7内へ出力または表示する後処理部(後
処理手段)である。7は後処理部6から出力される遅延
値/スキュー値を格納するメモリ(第4の記憶手段)で
ある。8は表示装置としてのモニタ(表示手段)であ
り、設計者等のユーザに対して必要な情報を提供するも
のである。
【0025】この発明のクロック解析装置100は、前
処理部4,シミュレーション実行部5,後処理部6,メ
モリ1,2,3,7、およびモニタ8から構成されてい
る。
【0026】次に動作について図2のフローチャートに
沿って説明する。図3は回路接続情報を回路図で表現し
た場合の説明図であり、図において、符号×は浮きノー
ドを示している。通常において、半導体集積回路のレイ
アウトパターンでの回路接続情報は、SPICEネット
リストに代表されるようなアスキーコードファイルが使
用される。
【0027】近年では、SPICEネットリストを基本
にして、コメント行内に、各ノードの座標情報や、寄生
抵抗および寄生容量を抽出したネット情報等を含めたS
PF(Standard Parasitic For
mat)が業界団体OVI(Open Verilog
International)で規格されている。こ
れらの情報をステップST1,ST2,ST3において
格納する。
【0028】図4は上記したSPFの構成を示した説明
図である。図5は、クロック解析装置100内の前処理
部4によるクロック信号終端ノードの判定処理を示す説
明図である、図において、(c)内の大きな白抜き符号
×は浮き接点であり、小さな符号×は、図3,4と同様
に浮きノードを示している。
【0029】図1に示すクロック解析装置100内の前
処理部4による処理において、図5の(a)〜(c)に
示す順序で、全てのクロック信号終端ノードが判定さ
れ、その様子がモニタ8に表示される(ステップST
7)。即ち、メモリ1内に格納された回路接続情報から
寄生抵抗、寄生容量を除いた接続情報を作成(ステップ
ST4)し(図4の(a)を参照)、クロック信号の始
点となるネットからトランジスタ部を経て、次のネット
ヘと経路探索(ステップST5)を行う(図4の(b)
を参照)。図4の(b)は、トランジスタ間に存在する
配線の寄生抵抗、寄生容量が取り除かれた状態を示して
いる。
【0030】クロック解析装置100内の前処理部4に
より実行される図4の(b)に示すような経路探索(ス
テップST5)の条件は、以下の通りである。 (1)トランジスタのゲートからソース/ドレイン方向
へ、またはソース/ドレインからドレイン/ソース方向
へ探索する。 (2)ソース/ドレインノードが電源またはグランドに
接続しているか否かを調べる。また、浮きノードの場合
はその経路探索を中止する。 (3)ソース、ドレイン両方が浮きノードの場合(白抜
きの×印で示されている箇所)、そのゲートノードをク
ロック信号終端ノード40と判定する。
【0031】上記した経路探索の結果、遅延値/スキュ
ー値を観測しなければならないクロック信号終端ノード
40を、実施の形態1のクロック解析装置100により
自動的に判定(ステップST6)できる。従って、人手
作業による手間やミスをなくすことが可能となる。
【0032】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、メモリ1,2,3の各々に、寄生抵抗、寄生容量の
情報を含む回路接続情報、トランジスタ特性情報、制御
情報を格納し、これらの情報を用いて、クロック解析装
置100内の前処理部4が、半導体集積回路のレイアウ
トパターン内の経路探索を行い、クロック信号終端ノー
ド40を判定するように構成したので、遅延値/スキュ
ー値を観測しなければならないクロック信号終端ノード
40を自動的に判定することができ、従来のように、人
手でシミュレーションを行う場合と比較して設計時間を
削減でき、さらに、人手作業による手間やミスをなくす
ことが可能となる効果がある。
【0033】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2のクロック解析装置におけるクロック信号入力ノー
ドの編集処理を示す説明図である。尚、実施の形態2の
クロック解析装置の構成は、図1に示した実施の形態1
のものと同じなので、ここでは、同一の符号を用いて、
それらの説明を省略する。
【0034】次に動作について説明する。クロック解析
装置100内の前処理部4が、図5の(a)〜(c)に
示す順序で、半導体集積回路のレイアウトパターンにお
けるクロック信号入力ノードの編集処理を実行する。
【0035】先ず、図5の(a)において、メモリ1内
に格納されている半導体集積回路のレイアウトパターン
に関する回路接続情報の中で、クロック信号の始点とな
るところの、ネットに接続するトランジスタの中で、ソ
ース/ドレインの一方が電源またはグランドに接続され
ているか、あるいは、浮きノード×に接続されているか
を判定し、該当するトランジスタを削除する(図5の
(a)を参照)。図5の(b)は、該当するトランジス
タを削除した状態を示している。
【0036】次に、図5の(b)に示すように、他の回
路素子に接続しないノードを抽出する。その後、図5の
(c)に示すように、他の回路素子に接続しないノード
を全て短絡しクロック信号入力ノード50を発生させ
る。これにより、クロック信号入力ノード50をシミュ
レーション可能な状態に編集する。
【0037】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、クロック解析装置100内の前処理部4が、メモリ
1内に格納されているところの、クロックバッファ等の
論理ゲートを構成するトランジスタの情報と、トランジ
スタ間に存在する配線の寄生抵抗および寄生容量で得成
されたネット情報を含む回路接続情報の中で、クロック
信号の始点となるネットに接続する不要なトランジスタ
を判定し、これを削除し、他の素子に接続しないノード
を全て短絡してクロック信号入力ノードを自動的に発生
させるように構成したので、従来のような人手作業でシ
ミュレーションを行う場合と比較して、設計時間を削減
でき、さらに、人手作業による手間やミスをなくすこと
が可能となる効果がある。
【0038】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3のクロック解析装置におけるクロックバッファ構成
処理を示す説明図である。尚、実施の形態3のクロック
解析装置の構成は、図1に示した実施の形態1のものと
同じなので、ここでは、同一の符号を用いて、それらの
説明を省略する。
【0039】次に動作について説明する。図6では、ク
ロック信号を伝達するクロック信号伝達部でのバッファ
構成を表示するものである。先ず、図6の(a)におい
て、クロック解析装置100内の前処理部4が、メモリ
1内に格納されている半導体集積回路のレイアウトパタ
ーンに関する回路接続情報を読み出し、読み出した回路
接続情報から寄生抵抗、寄生容量を除いた接続情報を作
成する。
【0040】次に、図6の(b)において、各ネット間
のトランジスタM1〜M7を、接続するネット毎にグル
ープ化して、トランジスタM1〜M7間の接続関係が分
るように表示する。例えば、ネットAおよびネットB間
におけるトランジスタM1,M2と、ネットBおよびネ
ットC間のトランジスタM3との接続関係は、図6の
(c)に示されるようになる。
【0041】図6の(c)に示す接続関係は、モニタ8
を介して、設計者等のユーザに対して表示される。
【0042】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、クロック解析装置100内の前処理部4が、メモリ
1内に格納されているところの、クロックバッファ等の
論理ゲートを構成するトランジスタの情報と、トランジ
スタ間に存在する配線の寄生抵抗、寄生容量で構成され
たネット情報を含む回路接続情報を元に、寄生抵抗、寄
生容量を除いた接続情報を作成し、モニタ8を介して設
計者へ、クロック信号伝達部の論理ゲート構成を表示す
るように構成したので、クロック信号を伝達する経路が
明確となり、設計者は、半導体集積回路のレイアウトパ
ターンにおいて、遅延値/スキュー値の大きい箇所を回
路上で追跡することが容易になるという効果がある。
【0043】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4のクロック解析装置におけるクロック信号中間ノー
ドの判定処理を示す説明図である。尚、実施の形態4の
クロック解析装置の構成は、図1に示した実施の形態1
のものと同じなので、ここでは、同一の符号を用いて、
それらの説明を省略する。
【0044】次に動作について説明する。図7では、ク
ロック信号中間ノードを判定して、遅延値/スキュー値
を算出する処理を示している。先ず、図7の(a)に示
すように、クロック解析装置100内の前処理部4が、
メモリ1内に格納されている半導体集積回路のレイアウ
トパターンに関する回路接続情報を読み出し、読み出し
た回路接続情報から寄生抵抗、寄生容量を除いた接続情
報を作成する。
【0045】次に、指定されたネット、例えば、図7の
(b)に示すネットCに対して、トランジスタのゲート
端子が接続されるすべてのノードを、クロック信号の中
間ノード71,72と判定する。そして、前処理部4
は、クロック信号入力ノードから、クロック信号中間ノ
ード71,72までの遅延値と、各中間ノード間の遅延
値の差(スキュー値)を算出する。
【0046】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、クロック解析装置100内の前処理部4が、メモリ
1内に格納されているところの、クロックバッファ等の
論理ゲートを構成するトランジスタの情報と、トランジ
スタ間に存在する配線の寄生抵抗、寄生容量で構成され
たネット情報を含む回路接続情報を元に、指定されたネ
ット(図7の(b)に示したネットC)に接続するトラ
ンジスタのゲート端子を、クロック信号中間ノード7
1,72と判定し、クロック信号入力ノードから、クロ
ック信号中間ノードまでの遅延値と、各中間ノード間の
遅延値の差(スキュー値)を算出するように構成したの
で、一度の実行で、クロック信号を伝達する経路上のす
べてのノードの遅延値/スキュー値を解析することがで
き、設計者は、半導体集積回路のレイアウトパターンの
設計効率を向上できるという効果がある。
【0047】実施の形態5.図8はこの発明の実施の形
態5のクロック解析装置における容量素子への置き換え
処理を示す説明図である。尚、実施の形態5のクロック
解析装置の構成は、図1に示した実施の形態1のものと
同じなので、ここでは、同一の符号を用いて、それらの
説明を省略する。
【0048】次に動作について説明する。先ず、図8に
示すように、クロック解析装置100内の前処理部4
が、実施の形態1で得られた終端ノード40へゲート端
子が接続するトランジスタ81を、クロック信号終端ノ
ード40とグランドとの間の容量素子82に置き換え
る。
【0049】このとき、前処理部4が、メモリ2内に格
納されているところの、SPICEモデルのパラメータ
に代表されるトランジスタ特性情報を読み出し、読み出
したトランジスタ特性情報を用いて、対象となるトラン
ジスタ81のゲート容量を算出する。算出した容量を、
置き換えた、容量素子82の容量値とする。そして、置
き換えた容量素子82の情報を、メモリ1内の回路接続
情報に書き込み、回路接続情報を更新する。
【0050】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、クロック解析装置100内の前処理部4が、メモリ
1内に格納されているところの、クロックバッファ等の
論理ゲートを構成するトランジスタの情報と、トランジ
スタ間に存在する配線の寄生抵抗、寄生容量で構成され
たネット情報を含む回路接続情報、およびメモリ2内に
格納されているトランジスタ特性情報を元に、クロック
信号終端ノード40にゲート端子が接続するトランジス
タ81を、クロック信号終端ノード40とグランドとの
間の容量素子82に置き換えるように構成したので、ト
ラシジスタ81のソース/ドレイン端子の浮きノードを
解消することができ、さらに、単純な負荷容量に置き換
えることで、シミュレーション実行部5が実行するシミ
ュレーション時間を短縮することができるという効果が
ある。
【0051】実施の形態6.図9はこの発明の実施の形
態6のクロック解析装置におけるトランジスタのゲート
端子の処理を示す説明図である。尚、実施の形態6のク
ロック解析装置の構成は、図1に示した実施の形態1の
ものと同じなので、ここでは、同一の符号を用いて、そ
れらの説明を省略する。
【0052】次に動作について説明する。先ず、図9に
示すように、クロック解析装置100内の前処理部4
が、メモリ1内に格納されている回路接続情報を読み出
し、読み出した回路接続情報内で、ゲート端子が任意の
ネットに接続していないトランジスタ91,92につい
て、ゲート端子を電源またはグランドに接続させ、これ
により浮きノードを解消する処理を行う。
【0053】この処理は、以下の条件に従って前処理部
4により実行される。 (1)ソース/ドレイン両端子とも任意のネットに接続
しているNMOSトランジスタ91ならば電源に接続さ
せる。 (2)ソース/ドレイン両端子とも任意のネットに接続
しているPMOSトランジスタ92ならばグランドに接
続させる。
【0054】次に、上記した変更接続情報を、メモリ1
内の回路接続情報に書き込み、回路接続情報を更新す
る。
【0055】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、クロック解析装置100内の前処理部4が、メモリ
1内に格納されているところの、クロックバッファ等の
論理ゲートを構成するトランジスタの情報と、トランジ
スタ間に存在する配線の寄生抵抗、寄生容量で構成され
たネット情報を含む回路接続情報の中で、ゲート端子が
任意のネットに接続していないトランジスタ91,92
について、ゲート端子を電源またはグランドに接続し
て、浮きノードを解消するように構成したので、クロッ
ク信号伝達部の途中経路上にある浮きノードを、シミュ
レーション可能な接続情報へ自動的に編集することがで
き、従来のような人手作業でシミュレーションを行う場
合と比較して、設計時間を削減でき、さらに、人手作業
による手間やミスをなくすことが可能となる効果があ
る。
【0056】実施の形態7.図10はこの発明の実施の
形態7のクロック解析装置におけるトランジスタのゲー
ト端子の処理を示す説明図である。尚、実施の形態7の
クロック解析装置の構成は、図1に示した実施の形態1
のものと同じなので、ここでは、同一の符号を用いて、
それらの説明を省略する。
【0057】次に動作について説明する。先ず、図10
に示すように、クロック解析装置100内の前処理部4
が、メモリ1内に格納されている回路接続情報を読み出
し、読み出した回路接続情報内で、ゲート端子が任意の
ネットに接続していないトランジスタ101,102に
ついて、ゲート端子を電源またはグランドに接続して浮
きノードを解消する処理を行う。
【0058】この処理は、以下の条件に従って前処理部
4により実行される。 (1)ソース/ドレイン端子の一方がネットに接続し、
他方が浮きノードのPMOSトランジスタ101ならば
電源に接続する。 (2)ソース/ドレイン端子の一方がネットに接続し、
他方が浮きノードのNMOSトランジスタ102ならば
グランドに接続する。
【0059】次に、上記した変更接続情報を、メモリ1
内の回路接続情報に書き込み、回路接続情報を更新す
る。
【0060】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、クロック解析装置100内の前処理部4が、メモリ
1内に格納されているところの、クロックバッファ等の
論理ゲートを構成するトランジスタの情報と、トランジ
スタ間に存在する配線の寄生抵抗、寄生容量で構成され
たネット情報を含む回路接続情報の中で、ゲート端子が
任意のネットに接続していないトランジスタ101,1
02について、ゲート端子を電源またはグランドに接続
して、浮きノードを解消するように構成したので、クロ
ック信号伝達部の途中経路上にある浮きノードを、シミ
ュレーション可能な接続情報へ自動的に編集することが
でき、従来のような人手作業でシミュレーションを行う
場合と比較して、設計時間を削減でき、さらに、人手作
業による手間やミスをなくすことが可能となる効果があ
る。
【0061】実施の形態8.図11はこの発明の実施の
形態8のクロック解析装置におけるトランジスタのソー
ス/ドレイン端子の処理を示す説明図である。尚、実施
の形態8のクロック解析装置の構成は、図1に示した実
施の形態1のものと同じなので、ここでは、同一の符号
を用いて、それらの説明を省略する。
【0062】次に動作について説明する。先ず、図11
に示すように、クロック解析装置100内の前処理部4
が、メモリ1内に格納されている回路接続情報を読み出
し、読み出した回路接続情報内で、ソース/ドレイン端
子が任意のネットに接続していないトランジスタ11
1,112について、ソース/ドレイン端子を電源また
はグランドに接続して浮きノードを解消する処理を行
う。
【0063】この処理は、以下の条件に従って前処理部
4により実行される。 (1)ソース/ドレイン端子の一方がネットに接続し、
他方が浮きノードのPMOSトランジスタ111ならば
電源に接続する。 (2)ソース/ドレイン端子の一方がネットに接続し、
他方が浮きノードのNMOSトランジスタ112なら
ば、グランドに接続する。
【0064】次に、上記した変更接続情報を、メモリ1
内の回路接続情報に書き込み、回路接続情報を更新す
る。
【0065】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、クロック解析装置100内の前処理部4が、メモリ
1内に格納されているところの、クロックバッファ等の
論理ゲートを構成するトランジスタ部と、トランジスタ
間に存在する配線の寄生抵抗、寄生容量で構成されたネ
ット部を含む回路接続情報の中で、ソース/ドレイン端
子が任意のネットに接続していないトランジスタ11
1,112について、ソース/ドレイン端子を電源また
はグランドに接続して、浮きノードを解消するように構
成したので、クロック信号伝達部の途中経路上にある浮
きノードを、シミュレーション可能な接続情報へ自動的
に編集することができ、従来のような人手作業でシミュ
レーションを行う場合と比較して、設計時間を削減で
き、さらに、人手作業による手間やミスをなくすことが
可能となる効果がある。
【0066】実施の形態9.図12はこの発明の実施の
形態9のクロック解析装置で得られる遅延値/スキュー
値の二次元分布を示す説明図である。尚、実施の形態9
のクロック解析装置の構成は、図1に示した実施の形態
1のものと同じなので、ここでは、同一の符号を用い
て、それらの説明を省略する。
【0067】次に動作について説明する。先ず、クロッ
ク解析装置100内の前処理部4が、メモリ1内に格納
されている回路接続情報を読み出し、読み出した回路接
続情報を用いて、全ノードの座標情報から最小座標と最
大座標を求める。
【0068】次に、図12内に符号○で示すような、最
小座標と最大座標を等分する仮想的な格子座標を計算し
格子点121とする。そして、各格子点に最も近い座標
のノードを観測点として判定する。
【0069】次に、シミュレーション実行部5によりシ
ミュレーションを実行する。シミュレーション後、後処
理部6が、クロック信号入力ノードから前記観測点まで
の遅延値/スキュー値を算出する。例えば、50ピコ秒
毎にレベル分けする。
【0070】例えば、50ピコ秒毎にレベル分けされた
遅延値/スキュー値を、座標情報に従ってレベル毎に格
子を色分けし、モニタ8を介して、設計者へ表示する。
これにより、遅延値/スキュー値の二次元分布図を設計
者は得ることができる。
【0071】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、クロック解析装置100内の前処理部4が、メモリ
1内の回路接続情報を基に、全ノードの座標情報から最
小座標と最大座標を求め、その間を等分する仮想的な格
子座標を計算し、各格子点に最も近い座標のノードを観
測点として判定し、シミュレーション後において、後処
理部6が、クロック信号入力ノードから観測点までの遅
延値/スキュー値を任意の間隔でレベル分けし、座欄情
報に従ってレベル毎に色分けされた二次元分布図をモニ
タ8を介して設計者へ表示するように構成したので、仮
想的な格子点に最も近い座標のノードのみを観測するた
め、シミュレーション時のリソース使用量を削減する効
果があり、解析した遅延値/スキュー値についてレイア
ウトパターン上での大まかな状態を設計者は把握するこ
とができ、半導体集積回路のレイアウトパターンにおけ
る改善箇所を絞り込むことが容易になるという効果があ
る。
【0072】実施の形態10.図13はこの発明の実施
の形態10のクロック解析装置で得られる配線経路を示
す説明図である。尚、実施の形態10のクロック解析装
置の構成は、図1に示した実施の形態1のものと同じな
ので、ここでは、同一の符号を用いて、それらの説明を
省略する。
【0073】次に動作について説明する。先ず、クロッ
ク解析装置100内の前処理部4が、メモリ1内に格納
されている回路接続情報を読み出し、読み出した回路接
続情報を用いて、図13に示しているように、クロック
信号入力ノードからクロック信号終端ノードまでの配線
経路を、全ノードの座標情報を用いてモニタ8上に表示
する。
【0074】次に、シミュレーション実行部5が、前処
理部4の処理で得られた配線経路を基にシミュレーショ
ンを実行し、遅延値/スキュー値の計算結果を得る。こ
の遅延値/スキュー値の計算結果と、配線経路情報とを
モニタ8上に表示する。
【0075】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、クロック解析装置100内の前処理部4が、メモリ
1内の回路接続情報を基に、クロック信号入力ノードか
らクロック信号終端ノードまでの配線経路を、全ノード
の座標情報を用いて表示し、さらに、シミュレーション
実行部5の処理で得られる遅延値/スキュー値の計算結
果をモニタ8上に表示するようにしたので、設計者は、
遅延値/スキュー値が大きい箇所はどの経路を経由して
いるかの情報を明確に得ることができ、設計効率を向上
できるという効果がある。
【0076】実施の形態11.図14はこの発明の実施
の形態11によるクロック解析装置200を示すブロッ
ク図であり、図において、9はメモリ(第4の記憶手
段)であり、後処理部6での処理で得られた遅延値/ス
キュー値等の最小、最大、平均値を格納する。尚、実施
の形態11のクロック解析装置200を構成するその他
の構成要素は、図1に示した実施の形態1のものと同じ
なので、同一の構成要素は同一の符号を用いて、ここで
はそれらの説明を省略する。
【0077】次に動作について説明する。先ず、クロッ
ク解析装置200内の後処理部6において、算出した遅
延値、スキュー値、立ち上り時間、立ち下がり時間のそ
れぞれについて、最小値、最大値、平均値等を計算し、
計算結果をメモリ9内に出力する。
【0078】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、後処理部6が、算出した遅延値、スキュー値、立ち
上り時間、立ち下がり時間のそれぞれについて、最小
値、最大値、平均値等を計算し、計算結果をメモリ9内
に出力するように構成したので、メモリ1内に格納した
遅延値、スキュー値、立ち上り時間、立ち下がり時間等
の最小、最大、平均等の統計情報を設計者が見て、クロ
ック信号の均一さを解析する上で有効に活用できるとい
う効果がある。一般に、高速動作する半導体集積回路で
は、クロック信号のスキュー値はできるだけ小さいこと
が望ましいだけでなく、より均一に分配されることを要
求されるので、メモリ9内に格納された遅延値、スキュ
ー値、立ち上り時間、立ち下がり時間等の最小、最大、
および平均等の統計情報を、設計者は入手することがで
き、設計効率を向上できるという効果がある。
【0079】実施の形態12.図16はこの発明の実施
の形態12によるクロック解析装置300を示すブロッ
ク図であり、図17は上記クロック解析装置の動作を示
すフローチャートである。図において、10はメモリ
(第4の記憶手段)であり、遅延値/スキュー値から求
めた制約条件を格納(ステップST8)する。11はレ
イアウトパターン生成装置(レイアウトパターン生成手
段)であり、メモリ10内に格納された遅延値/スキュ
ー値から求めた制約条件を基に、半導体集積回路のレイ
アウトパターンを生成する(ステップST9)。尚、実
施の形態12のクロック解析装置300を構成するその
他の構成要素は、図1に示した実施の形態1のものと同
じなので、同一の構成要素は同一の符号を用いて、ここ
ではそれらの説明を省略する。
【0080】次に動作について説明する。先ず、クロッ
ク解析装置300内の後処理部6で得られたクロック信
号伝達部の遅延値/スキュー値を基にして、このクロッ
ク信号伝達部の遅延値/スキュー値を改善するため、ク
ロックツリー生成装置や自動配置配線装置(図示せず等
のレイアウトパターン生成装置11用の制約情報を作成
し、メモリ10内に格納する(ステップST8)。
【0081】次に、レイアウトパターン生成装置11
は、メモリ10内の制約情報を読み出し、レイアウトパ
ターンを生成する(ステップST9)。
【0082】以上のように、この実施の形態12によれ
ば、クロック解析装置300内の後処理部6で処理され
出力されたクロック信号伝達部の遅延値/スキュー値等
を元に、クロック信号伝達部の遅延値/スキュー値を改
善するため、算出した過延値/スキュー値を、クロック
ツリー生成装置や自動配置配線装置等のレイアウトパタ
ーン生成装置11ヘバックアノテートするように構成し
たので、遅延値/スキュー値の解析結果を、直接に、半
導体集積回路のレイアウトパターンの設計改善に役立て
るという効果がある。
【0083】実施の形態13.図16はこの発明の実施
の形態13のクロック解析装置で得られる単位長さ当た
りの遅延値変化量を示す説明図である。尚、実施の形態
13のクロック解析装置の構成は、図15に示した実施
の形態12のものと同じなので、ここでは、同一の符号
を用いて、それらの説明を省略する。
【0084】次に動作について説明する。先ず、クロッ
ク解析装置300内の前処理部4が、指定されたネット
に含まれる全てのノードを観測点として判定する。次
に、シミュレーション実行部5が、シミュレーションを
実行する。
【0085】次に、後処理部6が、指定されたネット内
の各寄生抵抗について、両端ノード間の遅延値の差と座
標値とから、単位長さ当たりの遅延値を算出する。この
算出結果を元に、ネット内の接続情報を経路探索して、
隣り合う寄生抵抗の単位長さ当たりの遅延値が任意の許
容値を超えて変化する座標を検索する。
【0086】以上のように、この実施の形態13によれ
ば、クロック解析装置内の前処理部4が、メモリ1内の
回路接続情報を元に、指定されたネットに含まれる全て
のノードを観測点として判定し、シミュレーション実行
部5がシミュレーションを実行し、後処理部6が、ネッ
ト内の各寄生抵抗について、両端ノード間の遅延値の差
と座標値とから、単位長さ当たりの遅延値を算出し、ネ
ット内の接続情報を経路探索して、隣り合う寄生抵抗の
単位長さ当たりの遅延値が任意の許容値を超えて変化す
る座標を検索するように構成したので、配線幅がその周
囲のものと比較して細くなっているような設計上の問題
箇所を、設計者は容易に発見することができるという効
果があり、結果として、従来のような人手作業でシミュ
レーションを行う場合と比較して、設計時間を削減で
き、さらに、人手作業による手間やミスをなくすことが
可能となる。
【0087】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第
1,2,3の記憶手段の各々に、寄生抵抗、寄生容量の
情報を含む回路接続情報、トランジスタ特性情報、制御
情報を格納し、これらの情報を用いて、クロック解析装
置内の前処理手段が、半導体集積回路のレイアウトパタ
ーン内の経路探索を行い、クロック信号終端ノードを判
定し、遅延値/スキュー値を観測しなければならないク
ロック信号終端ノードを自動的に判定するように構成し
たので、従来のように、人手でシミュレーションを行う
場合と比較して設計時間を削減でき、さらに、人手作業
による手間やミスをなくすことが可能となる。
【0088】この発明によれば、前処理手段が、クロッ
ク信号の始点となるネットに接続する不要なトランジス
タを判定し、これを削除し、他の素子に接続しないノー
ドを全て短絡してクロック信号入力ノードを自動的に発
生させ、また、寄生抵抗、寄生容量を除いた接続情報を
作成し、表示手段を介して設計者へ、クロック信号伝達
部の論理ゲート構成を表示し、さらに、指定されたネッ
トに接続するトランジスタのゲート端子を、クロック信
号中間ノードと判定し、クロック信号入力ノードから、
クロック信号中間ノードまでの遅延値と、各中間ノード
間の遅延値の差(スキュー値)を算出し、さらに、クロ
ック信号終端ノードにゲート端子が接続するトランジス
タを、クロック信号終端ノードとグランドとの間の容量
素子に置き換え、さらに、ゲート端子が任意のネットに
接続していないトランジスタについて、ゲート端子を電
源またはグランドに接続して浮きノードを解消し、さら
に、ソース/ドレイン端子が任意のネットに接続してい
ないトランジスタについて、ソース/ドレイン端子を電
源またはグランドに接続して浮きノードを解消したの
で、従来のように、人手でシミュレーションを行う場合
と比較して設計時間を削減でき、さらに、人手作業によ
る手間やミスをなくすことが可能となり半導体集積回路
の設計効率を向上できる効果がある。
【0089】この発明によれば、前処理手段が、全ノー
ドの座標情報から最小座標と最大座標を求め、その間を
等分する仮想的な格子座標を計算し、各格子点に最も近
い座標のノードを観測点として判定し、シミュレーショ
ン実行手段によるシミュレーション後において、後処理
手段が、クロック信号入力ノードから観測点までの遅延
値/スキュー値を任意の間隔でレベル分けし、座欄情報
に従ってレベル毎に色分けされた二次元分布図を表示手
段を介して設計者へ表示するように構成したので、仮想
的な格子点に最も近い座標のノードのみを観測するた
め、シミュレーション時のリソース使用量を削減する効
果がある。また、解析した遅延値/スキュー値について
レイアウトパターン上での大まかな状態を設計者は把握
することができ、半導体集積回路のレイアウトパターン
における改善箇所を絞り込むことが容易になるという効
果がある。
【0090】この発明によれば、後処理手段が、クロッ
ク信号入力ノードからクロック信号終端ノードまでの配
線経路を、全ノードの座標情報を用いて表示し、さら
に、シミュレーション実行手段の処理で得られる遅延値
/スキュー値の計算結果を表示手段上に表示するように
したので、設計者は、遅延値/スキュー値が大きい箇所
はどの経路を経由しているかの情報を明確に得ることが
可能となり、従って、設計効率を向上できるという効果
がある。
【0091】この発明によれば、後処理手段が、算出し
た遅延値、スキュー値、立ち上り時間、立ち下がり時間
のそれぞれについて、最小値、最大値、平均値等を計算
し、計算結果を第4の記憶手段内に出力するように構成
したので、第4の記憶手段内に格納した遅延値、スキュ
ー値、立ち上り時間、立ち下がり時間等の最小、最大、
平均等の統計情報を設計者が見て、クロック信号の均一
さを解析する上で有効に活用できるという効果がある。
【0092】この発明によれば、後処理手段で処理され
出力されたクロック信号伝達部の遅延値/スキュー値等
を元に、クロック信号伝達部の遅延値/スキュー値を改
善するため、算出した過延値/スキュー値を、クロック
ツリー生成装置や自動配置配線装置等のレイアウトパタ
ーン生成手段ヘバックアノテートするように構成したの
で、遅延値/スキュー値の解析結果を、直接に、半導体
集積回路のレイアウトパターンの設計改善に役立てるこ
とが可能という効果がある。
【0093】この発明によれば、後処理手段が、第1の
記憶手段内の回路接続情報を元に、指定されたネットに
含まれる全てのノードを観測点として判定し、シミュレ
ーション実行部5がシミュレーションを実行し、後処理
手段が、ネット内の各寄生抵抗について、両端ノード間
の遅延値の差と座標値とから単位長さ当たりの遅延値を
算出し、ネット内の接続情報を経路探索して、隣り合う
寄生抵抗の単位長さ当たりの遅延値が任意の許容値を超
えて変化する座標を検索するように構成したので、配線
幅がその周囲のものと比較して細くなっているような設
計上の問題箇所を、設計者は容易に発見することがで
き、従来のような人手作業でシミュレーションを行う場
合と比較して、設計時間を削減でき、さらに、人手作業
による手間やミスをなくすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1〜実施の形態10ま
でのクロック解析装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるクロック解析
装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】 回路接続情報を回路図で表現した場合の説明
図である。
【図4】 SPFの構成を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態1のクロック解析装置
内の前処理部によるクロック信号終端ノードの判定処理
を示す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態2のクロック解析装置
におけるクロック信号入力ノードの編集処理を示す説明
図である。
【図7】 この発明の実施の形態3のクロック解析装置
におけるクロックバッファ構成処理を示す説明図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態4のクロック解析装置
におけるクロック信号中間ノードの判定処理を示す説明
図である。
【図9】 この発明の実施の形態5のクロック解析装置
における容量素子への置き換え処理を示す説明図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態6のクロック解析装
置におけるゲート端子の処理を示す説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態7のクロック解析装
置におけるゲート端子の処理を示す説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態8のクロック解析装
置におけるトランジスタのソース/ドレイン端子の処理
を示す説明図である。
【図13】 この発明の実施の形態9のクロック解析装
置における遅延値/スキュー値の二次元分布を示す説明
図である。
【図14】 この発明の実施の形態10のクロック解析
装置で得られる配線経路を示す説明図である。
【図15】 この発明の実施の形態11によるクロック
解析装置の構成を示すブロック図である。
【図16】 この発明の実施の形態12によるクロック
解析装置の構成を示すブロック図である。
【図17】 この発明の実施の形態12によるクロック
解析装置の動作を示すフローチャートである。
【図18】 この発明の実施の形態13のクロック解析
装置で得られる単位長さ当たりの遅延値変化量を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 メモリ(第1の記憶手段)、2 メモリ(第2の記
憶手段)、3 メモリ(第3の記憶手段)、4 前処理
部(前処理手段)、5 シミュレーション実行部(シミ
ュレーション実行手段)、6 後処理部(後処理手
段)、7 メモリ(第4の記憶手段)、8 モニタ(表
示手段)、9,10 メモリ(第4の記憶手段)、10
メモリ(第4の記憶手段)、11 レイアウトパター
ン生成装置(レイアウトパターン生成手段)、100,
200,300 クロック解析装置。
フロントページの続き Fターム(参考) 5B046 AA08 BA04 GA01 JA03 JA04 5F064 BB12 BB26 CC12 EE02 EE13 EE17 EE42 EE43 EE47 EE52 EE54 EE57 EE60 HH09 HH12 HH20

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路のクロック信号伝達部に
    おける遅延値/スキュー値解析で使用される、クロック
    バッファ等の論理ゲートを構成するトランジスタ情報
    と、トランジスタ間に存在する配線の寄生抵抗、寄生容
    量で構成されたネット情報を含む回路接続情報を格納す
    る第1の記憶手段と、 前記半導体集積回路の回路動作のシミュレーションを実
    行するためのトランジスタ特性情報を格納する第2の記
    憶手段と、 前記遅延値/スキュー値解析の実行制御を行う制御情報
    を格納する第3の記憶手段と、 前記第1の記憶手段内に格納されている回路接続情報
    と、前記第2の記憶手段内に格納されている前記トラン
    ジスタ特性情報と、前記第3の記憶手段内に格納されて
    いる制御情報とを入力し編集する前処理手段と、 前記前処理手段から出力される情報を入力し、回路シミ
    ュレータやスイッチレベル論理シミュレータなどを用い
    た回路動作のシミュレーションを実行するシミュレーシ
    ョン実行手段と、 前記シミュレーション実行手段から得られるシミュレー
    ション結果を元に、前記半導体集積回路のクロック信号
    入力ノードからクロック信号終端ノードまでの遅延値
    と、各終端ノード間の遅延値の差、立ち上り時間、立ち
    下がり時間を算出し出力表示する後処理手段とを備え、 前記前処理手段は、前記回路接続情報をシミュレーショ
    ン可能な状態に編集し、前記シミュレーション実行手段
    によるシミュレーションの解析結果を、前記後処理手段
    が、表示手段を介して二次元分布図上に表示することを
    特徴とするクロック解析装置。
  2. 【請求項2】 前処理手段は、第1の記憶手段内に格納
    されているところの、クロックバッファ等の論理ゲート
    を構成するトランジスタ部と、トランジスタ間に存在す
    る配線の寄生抵抗、寄生容量で構成されたネット部を含
    む前記回路接続情報を元に、寄生抵抗、寄生容量を除い
    た接続情報を作成し、クロック信号の始点となるネット
    から論理ゲートを経て、次のネットヘと経路探索を行う
    ことによって、全てのクロック信号終端ノードを判定
    し、前記回路接続情報内の論理ゲートとして、インバー
    タ、クロックドインバータ、および任意の論理ゲートで
    経路探索を行うことを特徴とする請求項1記載のクロッ
    ク解析装置。
  3. 【請求項3】 前処理手段は、第1の記憶手段内に格納
    されているところの、クロックバッファ等の論理ゲート
    を構成するトランジスタ部と、トランジスタ間に存在す
    る配線の寄生抵抗、寄生容量で構成されたネット部を含
    む回路接続情報の中で、クロック信号の始点となるネッ
    トに接続する不要なトランジスタを判定し、削除し、他
    の素子に接続しないノードを全て短絡させてクロック信
    号入力ノードを発生させることを特徴とする請求項1記
    載のクロック解析装置。
  4. 【請求項4】 前処理手段は、第1の記憶手段内に格納
    されているところの、クロックバッファ等の論理ゲート
    を構成するトランジスタ部と、トランジスタ間に存在す
    る配線の寄生抵抗、寄生容量で構成されたネット部を含
    む回路接続情報を元に、寄生抵抗、寄生容量を除いた接
    続情報を作成し、クロック信号伝達部の論理ゲート構成
    を表示手段を介して表示させることを特徴とする請求項
    1記載のクロック解析装置。
  5. 【請求項5】 前処理手段は、第1の記憶手段内に格納
    されているところの、クロックバッファ等の論理ゲート
    を構成するトランジスタ部と、トランジスタ間に存在す
    る配線の寄生抵抗、寄生容量で構成されたネット部を含
    む回路接続情報を元に、指定されたネットに接続するト
    ランジスタのゲート端子をクロック信号中間ノードと判
    定し、クロック信号入力ノードから前記クロック信号中
    間ノードまでの遅延値と、前記クロック信号中間ノード
    間の遅延値の差を算出することを特徴とする請求項1記
    載のクロック解析装置。
  6. 【請求項6】 前処理手段は、第1の記憶手段内に格納
    されているところの、クロックバッファ等の論理ゲート
    を構成するトランジスタ部と、トランジスタ間に存在す
    る配線の寄生抵抗、寄生容量で構成されたネット部を含
    む回路接続情報の中で、クロック信号終端ノードに、ゲ
    ート端子が接続するトランジスタを、クロック信号終端
    ノードとグランドとの間の容量素子に置き換えることを
    特徴とする請求項1記載のクロック解析装置。
  7. 【請求項7】 前処理手段は、第1の記憶手段内に格納
    されているところの、クロックバッファ等の論理ゲート
    を構成するトランジスタ部と、トランジスタ間に存在す
    る配線の寄生抵抗、寄生容量で構成されたネット部を含
    む回路接続情報の中で、そのゲート端子が任意のネット
    に接続していないトランジスタについて、前記トランジ
    スタの前記ゲート端子を電源またはグランドに接続させ
    ることで浮きノードを解消させることを特徴とする請求
    項1記載のクロック解析装置。
  8. 【請求項8】 前処理手段は、第1の記憶手段内に格納
    されているところの、クロックバッファ等の論理ゲート
    を構成するトランジスタ部と、トランジスタ間に存在す
    る配線の寄生抵抗、寄生容量で構成されたネット部を含
    む回路接続情報の中で、そのソース端子またはドレイン
    端子が任意のネットに接続していないトランジスタにつ
    いて、前記トランジスタの前記ソース端子または前記ド
    レイン端子を、電源またはグランドに接続させることで
    浮きノードを解消させることを特徴とする請求項1記載
    のクロック解析装置。
  9. 【請求項9】 前処理手段は、第1の記憶手段内に格納
    されている回路接続情報内の全ノードの座標情報から最
    小座標と最大座標を求め、前記最小座標と前記最大座標
    との間を等分する仮想的な格子座標である仮想格子点を
    計算し、前記仮想格子点に最も近い座標のノードを観測
    点として判定し、後処理手段が、クロック信号入力ノー
    ドから前記観測点までの遅延値/スキュー値を任意の間
    隔でレベル分けし、前記座標情報に従って、前記レベル
    毎に色分けされた二次元分布図を作成し、前記二次元分
    布図を表示手段を介して表示させ、前記仮想格子点に最
    近の座標のノードにおけるシミュレーション時のリソー
    ス使用量を削減することを特徴とする請求項1記載のク
    ロック解析装置。
  10. 【請求項10】 前処理手段は、クロック信号入力ノー
    ドからクロック信号終端ノードまでの記録経路を、全ノ
    ードの座標情報を用いて、表示手段を介して表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載のクロック解析装置。
  11. 【請求項11】 後処理手段は、算出した遅延値、スキ
    ュー値、立ち上り時間、立ち下がり時間の最小値、最大
    値、平均値等、およびこれらを統計処理して得られる統
    計結果を第4の記憶手段へ出力し格納させることを特徴
    とする請求項1記載のクロック解析装置。
  12. 【請求項12】 半導体集積回路のレイアウトパターン
    を生成するレイアウトパターン生成手段をさらに備え、
    後処理手段から第4の記憶手段へ出力され格納されたと
    ころの、遅延値、スキュー値、立ち上り時間、立ち下が
    り時間の最小値、最大値、平均値等およびそれらの統計
    結果を元にして、クロック信号伝達部の遅延値/スキュ
    ー値を改善するために算出した遅延値/スキュー値を、
    前記レイアウトパターン生成手段ヘバックアノテート
    し、前記レイアウトパターン生成手段は、前記バックア
    ノテートされた前記遅延値/スキュー値を元にして、前
    記半導体集積回路のレイアウトパターンを生成すること
    を特徴とする請求項1記載のクロック解析装置。
  13. 【請求項13】 前処理手段は、第1の記憶手段内に格
    納されているところの、クロックバッファ等の論理ゲー
    トを構成するトランジスタ部と、トランジスタ間に存在
    する配線の寄生抵抗、寄生容量で構成されたネット部を
    含む回路接続情報を元に、指定されたネットに含まれる
    全てのノードを観測点として判定し、 後処理手段は、前記ネット内の前記寄生抵抗の各々に関
    して、前記ネットの両端ノード間の遅延値の差と座標値
    とから、単位長さ当たりの遅延値を算出し、前記回路接
    続情報内の前記ネット内の接続情報を経路探索し、隣接
    する寄生抵抗の単位長さ当たりの遅延値が任意の許容値
    を超えて変化する座標を検索し、抽出し、前記抽出した
    座標を表示手段を介して表示させることを特徴とする請
    求項1記載のクロック解析装置。
  14. 【請求項14】 半導体集積回路のクロック信号伝達部
    における遅延値/スキュー値解析で使用される、クロッ
    クバッファ等の論理ゲートを構成するトランジスタ情報
    と、トランジスタ間に存在する配線の寄生抵抗、寄生容
    量で構成されたネット情報を含む回路接続情報を格納す
    る第1の記憶工程と、 前記半導体集積回路の回路動作のシミュレーションを実
    行するためのトランジスタ特性情報を格納する第2の記
    憶工程と、 前記遅延値/スキュー値解析の実行制御を行う制御情報
    を格納する第3の記憶工程と、 前記回路接続情報と、前記トランジスタ特性情報と、前
    記制御情報とを入力し編集する前処理工程と、 前記前処理工程から得られる情報を入力し、回路シミュ
    レータやスイッチレベル論理シミュレータなどを用いた
    回路動作のシミュレーションを実行するシミュレーショ
    ン実行工程と、 前記シミュレーション実行工程から得られるシミュレー
    ション結果を元に、前記半導体集積回路のクロック信号
    入力ノードからクロック信号終端ノードまでの遅延値
    と、各終端ノード間の遅延値の差、立ち上り時間、立ち
    下がり時間を算出し出力表示する後処理工程とを備え、 前記前処理工程は、前記回路接続情報をシミュレーショ
    ン可能な状態に編集し、前記シミュレーション実行工程
    によるシミュレーションの解析結果を、前記後処理工程
    が、表示工程を介して二次元分布図上に表示することを
    特徴とするクロック解析方法。
  15. 【請求項15】 半導体集積回路のレイアウトパターン
    を生成するレイアウトパターン生成工程と、後処理工程
    から得られる遅延値、スキュー値、立ち上り時間、立ち
    下がり時間の最小値、最大値、平均値等およびそれらの
    統計結果を格納する第4の記憶工程とを備え、前記第4
    の記憶工程で格納される情報を元にして、クロック信号
    伝達部の遅延値/スキュー値を改善するために算出した
    遅延値/スキュー値をバックアノテートし、前記レイア
    ウトパターン生成工程は、前記バックアノテートされた
    前記遅延値/スキュー値を元にして、前記半導体集積回
    路のレイアウトパターンを生成することを特徴とする請
    求項14記載のクロック解析方法。
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