JP2000120633A - 止め輪 - Google Patents

止め輪

Info

Publication number
JP2000120633A
JP2000120633A JP10292013A JP29201398A JP2000120633A JP 2000120633 A JP2000120633 A JP 2000120633A JP 10292013 A JP10292013 A JP 10292013A JP 29201398 A JP29201398 A JP 29201398A JP 2000120633 A JP2000120633 A JP 2000120633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retaining ring
cylindrical casing
casing
fitted
plate piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10292013A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Narushige
公平 成重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OCHIAI CO Ltd
Ochiai Co Ltd
Original Assignee
OCHIAI CO Ltd
Ochiai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OCHIAI CO Ltd, Ochiai Co Ltd filed Critical OCHIAI CO Ltd
Priority to JP10292013A priority Critical patent/JP2000120633A/ja
Publication of JP2000120633A publication Critical patent/JP2000120633A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】筒体ケーシングの内周に嵌め込む止め輪におい
て、筒体ケーシング内に装着される機器(部品)につい
て押圧力を付与してこれを確実に固定するとともに、止
め輪を筒体ケーシング内で一定位置に維持固定すること
が可能な構造を得る。 【解決手段】切欠部12を有することによりC型状とし
た環状体11から構成され、筒体ケーシング50の内周
に嵌め込む止め輪10であって、前記環状体の反切欠部
側の外径面に、前記筒体ケーシング側に設けた溝部52
に嵌合可能な凸部15を形成し、前記環状体11の正面
(裏面)側に突出する板片16を形成し、前記環状体を
側面から見た形状が、前記板片16の突出側に凸となる
弓状に形成することにより、止め輪を圧縮配置させる場
合に、板片方向へ押圧力を付与するスプリング作用を発
揮させるとともに、筒体ケーシング及び部品に対する止
め輪について一定位置での維持固定を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、筒体ケーシング内
にモータ等の機器を固定するに際して、筒体ケーシング
と機器とがずれないように配置して固定させるための止
め輪に関し、特に止め輪自体にスプリング機能を有する
止め輪の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筒体ケーシングの内周に形成され
た環状溝に嵌合させ、筒体ケーシング内に配置する部品
を固定する止め輪40としては、図4に示すように、略
一定の厚さを有する環状体41に切欠部42を形成した
C型状の構造が提案されている。
【0003】この止め輪40は、例えば図5に示すよう
な筒体ケーシング50内に配置されるモータ60等の機
器(部品)を固定する場合に使用される。すなわち、筒
体ケーシング50内にモータ60を配置し、筒体ケーシ
ング50の内径面(内周)に形成された環状溝51に止
め輪40を嵌合させることにより、筒体ケーシング50
からモータ60が外れないようにしている。止め輪40
は環状溝51の径より僅かに大きな径で形成することに
より、広がろうとする方向に力を有する状態で環状溝5
1に嵌合するので、止め輪40をこの位置に維持固定す
ることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造によれば、筒体ケーシング50と止め輪40、止め輪
40とモータ60とはそれぞれ固定手段を介して装着さ
れるものでないため、例えばモータ60の回転軸61に
生じる振動によりモータ60の位置がずれる場合があ
り、筒体ケーシング50内でのモータ60の位置を一定
に保持するのが困難であった。
【0005】特に、止め輪40とモータ60との間には
何等かの力が介在するものでないため、モータ60に対
する環状溝51の位置や溝幅tによっては、筒体ケーシ
ング50内でモータ60がガタつくという事態が生じる
場合があった。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、筒体ケーシングの内周に嵌め込む止め輪において、
筒体ケーシング内に装着される機器(部品)について押
圧力を付与してこれを確実に固定するとともに、止め輪
を筒体ケーシング内で一定位置に維持固定することが可
能な構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、切欠部を有することによりC型状と
した環状体から構成され、筒体ケーシングの内周に嵌め
込む止め輪であって、次の構成を含むことを特徴として
いる。前記環状体の反切欠部側の外径面に、前記筒体ケ
ーシング側に設けた溝に嵌合可能な凸部を形成する。前
記環状体に、その正面又は裏面側に突出する板片を形成
する。そして、前記環状体を側面から見た形状が、前記
板片の突出側に凸となる弓状に形成する。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の止め
輪において、前記板片は、環状体の反切欠部側の内径面
に設けた折曲片で形成したことを特徴としている。
【0009】本発明によれば、止め輪に、筒体ケーシン
グ側に設けた溝に嵌合可能な凸部を形成しているので、
筒体ケーシングに対して止め輪が回転するのを防ぐこと
ができる。
【0010】また、止め輪の正面又は裏面側に突出する
板片を形成しているので、この板片が筒体ケーシング内
に装着する部品に形成された溝に嵌合することにより、
前記部品と止め輪とのずれを防ぐことができる。その結
果、筒体ケーシング内での部品の位置を一定位置に維持
して固定することができる。
【0011】また、止め輪の形状を、板片の突出側に凸
となる弓状としているので、止め輪が環状溝に嵌合され
た状態で、弓状先端側が筒体ケーシング内の部品に当接
することにより、部品を押圧し筒体ケーシング内に押し
込んで確実に固定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による止め輪の実施の形態
の一例について、図面を参照しながら説明する。図1
(a)は止め輪の平面説明図、図1(b)は止め輪の側
面説明図である。止め輪10は、一定の厚さの平面板に
対して打ち抜き加工を施すことにより形成され、切欠部
12を有することによりC型状となる環状体11を本体
としている。環状体11の外径の円周長は、止め輪10
が嵌合される筒体ケーシング50に設けられた環状溝5
1の径より僅かに大きく形成し、環状溝51に装着した
際に止め輪10が広がる方向に力が作用するようになっ
ている。
【0013】環状体11のリング平面は、切欠部12と
対称位置となる部位(反切欠部)から離れるにしたがっ
て僅かに幅狭となるように形成されるとともに、切欠部
側両端のリング内径側に幅広部13がそれぞれ形成され
ている。各幅広部13には、止め輪10を筒体ケーシン
グ内に装着するに際して、各幅広部13同士を近接させ
て環状体11を狭める時に使用するプライヤー(専用の
工具)に対する嵌合孔14がそれぞれ形成されている。
【0014】環状体11の反切欠部の外径面には、環状
体11の外側方向に突出する凸部15が形成されてい
る。この凸部15は、図2に示すように、筒体ケーシン
グ50に設けられた環状溝51のケーシング上面隅部に
おける壁面に形成した溝部52に嵌合可能なように構成
されている。この凸部15は、筒体ケーシング50に対
して止め輪10が回転して位置ずれしないようにするた
めである。溝部52を隅部に位置させたのは、この部分
がスペース的に余裕があり、溝部52を設けた場合でも
筒体ケーシング50自体を大きくする必要がないからで
ある。また、筒体ケーシング50における溝部52の止
め輪10挿入側の壁面には、止め輪10が挿入可能なよ
うに溝部52に連続する開口53が形成されている。
【0015】また、環状体11の反切欠部に形成された
凸部15に対応する位置に、その内径側に延設する延設
片の先端側を直角に折曲することにより、環状体11の
表面側(裏面側)に突出するL字形の板片16(折曲
片)が形成されている。この板片16は、図2に示すよ
うに、筒体ケーシング50内に装着されたモータ60等
の機器(部品)の上面に形成された凹部62に嵌合可能
なように構成されている。すなわち、凹部62は円形の
筒状凹部から成り、その直径部分に、断面形状が長方形
の板片16が挿入して嵌合するようになっている。この
板片16は、筒体ケーシング50に装着されるモータ6
0等の機器(部品)に対して、止め輪10が位置ずれし
ないようにするためである。
【0016】止め輪10を側面から見た形状は、図1
(b)に示すように、その中央部が、環状体11に形成
した板片16の突出側に凸となる弓状に形成されてい
る。これは、止め輪10が圧縮配置された場合におい
て、止め輪全体がスプリング作用をなし、板片方向へ押
圧力を付与させるためである。
【0017】次に、上述した止め輪10の使用例につい
て、図2及び図3を参照しながら説明する。筒体ケーシ
ング(ハウジング)50内にモータ60を挿入配置し、
筒体ケーシング内面に形成されている環状溝51に止め
輪10を圧縮配置された状態で嵌合させる。この時、止
め輪10の凸部15が、環状溝51の壁面に形成した溝
部52に嵌合し、且つ、止め輪10板片16が、筒体ケ
ーシング内に装着されたモータ60の上面に形成された
凹部62に嵌合するようにする。
【0018】したがって、止め輪10の圧縮配置によ
り、板片方向へ押圧力を付与するスプリング作用を発揮
させ、筒体ケーシング50の底面側にモータ60を確実
に押しつけた状態で配置させるので、止め輪10におけ
るスラスト方向でのずれが生じない。また、止め輪10
の凸部15と筒体ケーシング側の溝部52とが嵌合する
ことにより、筒体ケーシング50と止め輪10との位置
が固定され、モータ側の凹部62と止め輪10の板片1
6とが嵌合することにより、モータ60と止め輪10と
の位置が固定される。
【0019】その結果、モータ60の回転軸61が回転
し筒体ケーシング50に振動を与えるような場合におい
ても、筒体ケーシング50と止め輪10、及び、モータ
60と止め輪10について、止め輪10の回転による位
置ずれが生じることがなく、筒体ケーシング50に対す
るモータ60の位置を一定に維持して固定することがで
きる。
【0020】
【発明の効果】本発明の止め輪によれば、止め輪に凸部
及び板片を形成することにより、この凸部及び板片が筒
体ケーシングに設けた溝や筒体ケーシングに装着固定さ
れる部品側に設けられた溝に嵌合することにより、筒体
ケーシング及び部品に対する止め輪の位置を一定位置に
確実に維持することが可能となる。また、止め輪を弓状
としたため、止め輪を圧縮配置させることにより、板片
方向へ押圧力を付与するスプリング作用を有しているの
で、筒体ケーシング内に配置される部品について、止め
輪のスラスト方向でのずれが生じることがなく、確実に
固定することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による止め輪の実施形態の一例であり、
(a)は平面説明図、(b)は側面説明図である。
【図2】図1の止め輪が装着される筒体ケーシングの平
面説明図である。
【図3】図1の止め輪を筒体ケーシングへ装着した装着
例を示す断面説明図である。
【図4】従来例の止め輪を示す平面説明図である。
【図5】図4の止め輪を筒体ケーシングへ装着した装着
例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
10…止め輪、 11…環状体、 12…切欠部、 1
3…幅広部、14…嵌合孔、 15…凸部、 16…板
片、50…筒体ケーシング、 51…環状溝、 52
…溝部 60…モータ(部品)、 61…回転軸、 62…凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切欠部を有することによりC型状とした環
    状体から構成され、筒体ケーシングの内周に嵌め込む止
    め輪であって、 前記環状体の反切欠部側の外径面に、前記筒体ケーシン
    グ側に設けた溝に嵌合可能な凸部を形成し、 前記環状体に、その正面又は裏面側に突出する板片を形
    成する一方、 前記環状体を側面から見た形状が、前記板片の突出側に
    凸となる弓状に形成されたことを特徴とする止め輪。
  2. 【請求項2】前記板片は、環状体の反切欠部側の内径面
    に設けた折曲片で形成した請求項1に記載の止め輪。
JP10292013A 1998-10-14 1998-10-14 止め輪 Pending JP2000120633A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10292013A JP2000120633A (ja) 1998-10-14 1998-10-14 止め輪

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10292013A JP2000120633A (ja) 1998-10-14 1998-10-14 止め輪

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000120633A true JP2000120633A (ja) 2000-04-25

Family

ID=17776403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10292013A Pending JP2000120633A (ja) 1998-10-14 1998-10-14 止め輪

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000120633A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242003A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Sanden Corp 圧縮機の電磁制御弁取付け部構造
WO2011145562A1 (ja) * 2010-05-15 2011-11-24 株式会社豊田自動織機 容量可変型圧縮機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242003A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Sanden Corp 圧縮機の電磁制御弁取付け部構造
WO2011145562A1 (ja) * 2010-05-15 2011-11-24 株式会社豊田自動織機 容量可変型圧縮機
CN102893029A (zh) * 2010-05-15 2013-01-23 株式会社丰田自动织机 容量可变型压缩机
JP5494802B2 (ja) * 2010-05-15 2014-05-21 株式会社豊田自動織機 容量可変型圧縮機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000120633A (ja) 止め輪
JP2004150583A (ja) ヨーク及び軸の結合構造
JP4005665B2 (ja) 振動発生モータの振動子固定方法
JP2000120632A (ja) 止め輪
JPH10146025A (ja) 直流機のブラシ構造
JPS6031438B2 (ja) 補聴器のバツテリ−ケ−ス
JPH0754646Y2 (ja) モータ取付構造
KR960032810A (ko) 회전커넥터
JPH11127U (ja) 交換レンズ用リアキャップ
JPH11280724A (ja) カバー固定構造および方法
JP2946441B2 (ja) ヘルメットのシールド開閉構造
JPS5823145Y2 (ja) 電気部品取付装置
JP2003088053A (ja) ブラシ装置及び該ブラシ装置を用いたモータ
JP3040474U (ja) アンテナユニット
JP3008157B2 (ja) フレキシブル基板用コネクタ
JPS6122549B2 (ja)
JPH0228576Y2 (ja)
JP2952370B2 (ja) 開閉器の端子カバ−装置
JPH0429524Y2 (ja)
JP2000349521A (ja) アンテナ実装構造
JP2558777Y2 (ja) 軸抜け防止具
JPS5847447Y2 (ja) つまみの取付装置
JP2000074017A (ja) 薄型部材の取付構造
JPH0749704Y2 (ja) ロータリ式スイッチ
JPS61241516A (ja) ロ−ラ軸の取付構造