JPH0749704Y2 - ロータリ式スイッチ - Google Patents

ロータリ式スイッチ

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JPH0749704Y2
JPH0749704Y2 JP1989106250U JP10625089U JPH0749704Y2 JP H0749704 Y2 JPH0749704 Y2 JP H0749704Y2 JP 1989106250 U JP1989106250 U JP 1989106250U JP 10625089 U JP10625089 U JP 10625089U JP H0749704 Y2 JPH0749704 Y2 JP H0749704Y2
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JP
Japan
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substrate
knob
spring
engaging protrusion
shaft hole
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989106250U
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English (en)
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JPH0344835U (ja
Inventor
範夫 関根
雅芳 中野
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Toyo Denso Co Ltd
Original Assignee
Toyo Denso Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、略円板状のノブを回動させることにより、
その表面にバネで突出された可動接点を、ノブと並設さ
れている基板上の固定接点へ選択的に接離させる形式の
ロータリ式スイッチに関する。
[従来の技術] このようなロータリ式スイッチの一例を第5図に示す。
aはケースであり、この中にノブbと基板cを一体化し
た小組立体が収容される。ノブbは中央に回転中心軸d
が突出され、その先端は基板cに形成されている軸穴に
係合している。
また、ノブbからは可動接点eがバネfにより付勢され
て基板c方向へ圧接されている。gは固定接点である。
また、実開昭52-73477号には可動接点の支持体に形成さ
れた軸部先端に係合爪を形成し、軸部を基板に形成され
た貫通孔へ押し込むことにより、係合爪を弾性変形させ
て貫通穴を通過させ、基板の反対側の面で係合させるよ
うにしたものが示されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記構造の場合、小組立体をケースaへ入れ
て組立てる際、可動接点eがバネfにより付勢されてい
るため、ノブbと基板cが分離し易い。このため、小組
立体が分解しないようずっと指先で押さえながら慎重に
作業しなければならず、かかる組立作業の効率化が望ま
れていた。
また、実開昭52-73477号のようにすると一体化した小組
立体が得られるが、係合爪の弾性変形を利用して係合す
るため、貫通孔を通過するとき貫通孔周囲の基板に余計
な力がかかるので基板が破損し易くなる。したがって、
係合時に基板を損傷しないようにすることも望まれてい
る。
そこで本考案は、かかる要請を満足するロータリ式スイ
ッチを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案に係るロータリ式スイ
ッチは、中央部に回転中心軸を突出させた略円板状のノ
ブと、この回転中心軸を通す軸穴を設けた基板と、ノブ
からバネにより突出して基板の表面へ圧接されるととも
に、ノブの回動に伴って基板表面の固定接点と接離する
可動接点と、これら基板とノブを一体化した小組立体を
収容するケースとを備えたものにおいて、可動接点をノ
ブの側面に設けられて基板に向かって開放された凹部へ
挿入し、バネにより基板方向へ突出するようにバネ付勢
するとともに、回転中心軸の先端部に軸線方向と略直角
に延びる係合突起を設け、この係合突起を通過させるた
めの溝を基板に対して軸穴の縁から半径方向に形成し、
回転中心軸を基板の軸穴に入れ、係合突起を溝に合わせ
てからバネの弾性に抗して押し込み、係合突起を基板の
ノブと反対側の面へ突出させてからノブを回動すること
により、係合突起が基板の軸穴周囲と非弾性的に係合
し、ノブが基板に対して回動可能に一体化した小組立体
をなすことを特徴とする。
[考案の作用] 回転中心軸を基板の軸穴に入れ、係合突起を溝に合わせ
てからバネの弾性に抗して押し込み、係合突起を基板の
ノブと反対側の面へ突出させてからノブを回動すると、
係合突起が基板の軸穴周囲と非弾性的に係合し、ノブと
基板がバネを圧縮した状態で可動接点を間に挟んだ小組
立体となる。
この小組立体は、ノブと基板が係合して一体化するた
め、バネにより可動接点が飛び出すような事態を防止で
きるとともに、バネによる可動接点の圧接により、ガタ
つきが抑えられるため分解しにくくなる。
そのうえ、係合突起と基板は非弾性的に係合するので、
係合時に基板の軸穴周囲部分へ無理な力が加わらないた
め、基板が破損しにくくなる。
[実施例] 第1図乃至第4図に一実施例を示す。第1図はロータリ
式スイッチについて、ノブの周方向に沿う断面を示し、
第2図は回転中心軸に沿う断面を示す。このロータリ式
スイッチのケース1はカバー2とベース3とからなる。
ケース1の上部には後述するノブの外周部が臨む開口部
4が形成され、その下部はベース3の周囲を囲んで係合
している。
ベース3は底部にクリック機構をなすボール5及びバネ
6を収容し、周囲はカバー2の内側に開口部4方向へ延
出する壁部7となっている。なお、8はカバー2と一体
に形成されるバルブ室、9はバルブである。
一方、小組立体10は略円板状のノブ11と基板12とからな
る。ノブ11の中央部には左右両側へ突出する回転中心軸
13が一体に形成されている。回転中心軸13の左右両端は
壁部7に回転可能に支持される。基板12と回転中心軸13
の組付け方法を説明する第3図に示すように、基板12側
の先端部には首部14を残して半径方向へ略直交して突出
する2個の係合突起15が形成されている。首部14の長さ
はノブ11の表面から基板12の外側(壁部7に対面する
側)面間の寸法と略等しい。また、回転中心軸13の近傍
にはノブ11へ進退自在に支持された可動接点16が基板12
方向へ突出し、バネ17により付勢されて基板12表面へ圧
接されている。ノブ11の外周には多数の凹凸からなるつ
まみ部18と、ボール5が選択係合するためのクリック溝
19が形成されている。
基板12はノブ11に並行して配設され、壁部7の内面側に
固定される部材であり、第3図に示すように、回転中心
軸13に対応してこれを通すための軸穴20が形成されてい
る。また、軸穴20の縁部から半径方向に切り込まれた2
つの溝21が略直交して形成される。この溝21の大きさは
係合突起15を通過可能な程度のものになっている。
さらに、軸穴20の縁に沿ってコモン接点23が設けられ、
この外側に間隔をもって同心円状に複数の固定接点24が
配されている。これらコモン接点23及び固定接点24はそ
れぞれリード線25(第2図)と接続され、ノブ11と基板
12を一体化した小組立体10の状態では、可動接点16の一
部がコモン接点23と常時接触するとともに、可動接点16
の他部が固定接点24とノブ11のクリック位置で接触する
ようになっており、回転中心軸13を中心にしてノブ11を
回動することにより、スイッチの切換えを行うようにな
っている。
次に、本実施例の作用を説明する。このロータリ式スイ
ッチを組立てるには、まずノブ11と基板12を小組立す
る。この場合、第3図に示すように、回転中心軸13の先
端を係合突起15と溝21が一致するようにして軸穴20へ通
すと、係合突起15が基板12の外側面へ出るので、第4図
に示すように、ノブ11を回動させると係合突起15と溝21
が不一致となり、係合突起15が基板12と非弾性的に係合
する。これにより、ノブ11と基板12は一体化して小組立
体10となり、両者間にバネ付勢された可動接点16が存在
するにもかかわらず、以後ノブ11の通常時における回動
範囲では分離不能になる。
そこで、この小組立体10を予めスプリング6とボール5
を底部に組み込んであるベース3内へ入れて回転中心軸
13の先端を壁部7へ支持させ、さらにノブ11の上方から
壁部7の周囲にカバー2を被せ係合一体化すると、ロー
タリ式スイッチの組立が完了する。この組立作業におい
て、小組立体10は分離不能であるから、従来のように小
組立体10の小組立からケース1内へ組付けるまでの間、
ずっとノブ11と基板12を指で押さえ続ける必要がないの
で、組立作業が極めて容易になり、組立作業の自由度が
大きくあり、かつ作業性を向上させることができる。
そのうえ、係合突起15と基板12は非弾性的に係合するの
で、係合時に基板の軸穴20周囲部分へ無理な力が加わら
ないため、基板12が破損しにくくなる。
[考案の効果] 本考案に係るロータリ式スイッチは、可動接点をノブの
側面に設けられて基板に向かって開放された凹部へ挿入
し、バネにより基板方向へ突出するようにバネ付勢する
とともに、回転中心軸の先端部に軸線方向と略直角に延
びる係合突起を設け、この係合突起を通過させるための
溝を基板に対して軸穴の縁から半径方向に形成し、 回転中心軸を基板の軸穴に入れ、係合突起を溝に合わせ
てからバネの弾性に抗して押し込み、係合突起を基板の
ノブと反対側の面へ突出させてからノブを回動すること
により、係合突起が基板の軸穴周囲と非弾性的に係合
し、ノブが基板に対して回動可能に一体化した小組立体
をなすことを特徴とする。
ゆえに、この小組立体は、ノブと基板が係合して一体化
するため、バネにより可動接点が飛び出すような事態を
防止できるとともに、バネによる可動接点の圧接によ
り、ガタつきが抑えられるため分解しにくくなる。
したがって、ノブと基板との小組立体は通常のノブ回動
範囲内では分離不能になるので、小組立体を小組立した
後、ケース内へ組付けるまでの間、手離しにできる。ゆ
えに、取扱が容易になりかつケースへ組み込むときに小
組立体が分離するおそれもなくなり、ロータリ式スイッ
チの組立作業を容易にすることができ、作業性を著しく
向上させることができる。
そのうえ、係合突起と基板は非弾性的に係合するので、
係合時に基板の軸穴周囲部分へ無理な力が加わらないた
め、基板が破損しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は一実施例を示し、第1図はロータリ
式スイッチのノブの周方向に沿う断面、第2図はその回
転中心軸方向に沿う断面、第3図及び第4図は小組立体
の組立を説明するための図である。第5図は従来例の組
立を説明するための概略断面図である。 (符号の説明) 1……ケース、2……カバー、3……ベース、10……小
組立体、11……ノブ、12……基板、13……回転中心軸、
15……係合突起、16……可動接点、17……バネ、20……
軸穴、21……溝、23……コモン接点、24……固定接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部に回転中心軸を突出させた略円板状
    のノブと、この回転中心軸を通す軸穴を設けた基板と、
    ノブからバネにより突出して基板の表面へ圧接されると
    ともに、ノブの回動に伴って基板表面の固定接点と接離
    する可動接点と、これら基板とノブを一体化した小組立
    体を収容するケースとを備えたものにおいて、 可動接点をノブの側面に設けられて基板に向かって開放
    された凹部へ挿入し、バネにより基板方向へ突出するよ
    うにバネ付勢するとともに、 回転中心軸の先端部に軸線方向と略直角に延びる係合突
    起を設け、 この係合突起を通過させるための溝を基板に対して軸穴
    の縁から半径方向に形成し、 回転中心軸を基板の軸穴に入れ、係合突起を溝に合わせ
    てからバネの弾性に抗して押し込み、係合突起を基板の
    ノブと反対側の面へ突出させてからノブを回動すること
    により、 係合突起が基板の軸穴周囲と非弾性的に係合し、 ノブが基板に対して回動可能に一体化した小組立体をな
    すことを特徴とするロータリ式スイッチ。
JP1989106250U 1989-09-11 1989-09-11 ロータリ式スイッチ Expired - Lifetime JPH0749704Y2 (ja)

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JPH0344835U JPH0344835U (ja) 1991-04-25
JPH0749704Y2 true JPH0749704Y2 (ja) 1995-11-13

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5273477U (ja) * 1975-11-29 1977-06-01
DE7619305U1 (de) * 1976-06-18 1976-10-14 Braun Ag, 6000 Frankfurt Drehschalter zum wahlweisen Umschalten von elektrischen Kleingeräten auf mindestens zwei Spannungsbereiche
US4206334A (en) * 1978-09-21 1980-06-03 Illinois Tool Works Inc. Rotatable electrical contact component with detent

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