JP2000120306A - 角芯の固定構造 - Google Patents

角芯の固定構造

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JP2000120306A
JP2000120306A JP10290444A JP29044498A JP2000120306A JP 2000120306 A JP2000120306 A JP 2000120306A JP 10290444 A JP10290444 A JP 10290444A JP 29044498 A JP29044498 A JP 29044498A JP 2000120306 A JP2000120306 A JP 2000120306A
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square
square core
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elastic member
groove
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JP10290444A
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Inventor
Masaharu Nishi
正治 西
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Nishi Seisakusho Co Ltd
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Nishi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 錠ケースに組み込まれたハブの角孔内に挿通
される角芯を固定する角芯の固定構造を改良するもので
あり、部品点数が少なく、かつ固定作業が簡単であり、
また角芯がハブの角孔内でがたつくことがない構造を開
発する。 【解決手段】 角芯10には溝12が設けられ、この溝
12にウレタンで作られた四角柱の弾性部材15が係合
されている。そして前記弾性部材15は圧縮状態でハブ
21の角孔25に配されていて角孔25内面の一部と当
接している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠ケースに組み込
まれたハブに対して、角芯を固定する方策に関し、詳し
くは角芯がハブの角孔内でがたつくことなく強固に固定
されるようにした角芯の固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラッチ錠その他の錠前は、図7の様に錠
ケース1内に配されたハブを、レバーや握り玉などのハ
ンドル2,3と一体となった角芯100を介して回転
し、施開錠される。したがって角芯100は、ハンドル
2,3及びハブの三者に対して強固に固定されているこ
とが望ましく、これらの間の結合が緩いとハンドル2,
3に遊びが生じ、使用感が悪い。ここでハンドル2,3
は、扉の前後に突出するものであるから、角芯100は
ネジやピンによってハンドル2,3に直接的に接合する
ことができる。そのため角芯100をハンドル2,3に
対して固定することは容易である。これに対して錠ケー
ス1は扉の内部に設けられているため、角芯100とハ
ブとを直接ネジ止めすることはできない。そのため角芯
100をハブに対して固定するには、工夫が必要であ
る。角芯100をハブに対して固定する方策は、例えば
実開昭57−68058号や、実開平6−74764号
その他に開示されている。
【0003】以下、従来技術の代表的な例を説明する。
図8は、従来技術における角芯の固定構造のハブ部分の
断面図である。従来技術の角芯の固定構造では、角芯1
00は2つの四角柱状部材101、102の間に薄板状
の押し板103が挟持されて成り、押し板103は四角
柱状部材101、102の間から露出する露出部(図示
せず)を有する。
【0004】そして押し板103の露出部は、一方のハ
ンドル2の角孔からネジによって四角柱状部材101、
102の間に向かって押圧され、押し板103を全体的
に傾斜させる。その結果、四角柱状部材101、102
の間から押し板103の一部105を突出し、この突出
部105がハブ106の角孔の平面部108と当接して
角芯100がハブ106に対して固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
る角芯の固定構造は、角芯100が2つの四角柱状部材
101、102によって構成され、さらに薄板状の押し
板103を必要とする。そのため従来技術の角芯の固定
構造は、部品点数が多いという問題がある。また従来技
術の角芯の固定構造は、ネジによって押し板103を傾
斜させて押し板103の一部105を突出させるもので
あり、ネジのほどよい締め込み加減が使用者に分かりに
くい。そのため従来技術による角芯の固定構造は、固定
作業に熟練を要し、面倒であった。本発明は、従来技術
の上記した問題点に注目し、部品点数が少なく、かつ固
定作業が簡単である角芯の固定構造の開発を課題とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして上記した目的を達
成するための角芯の固定構造は、錠ケースに組み込まれ
たハブの角孔に対して角芯を固定する角芯の固定構造に
おいて、角芯には溝が設けられ、該溝には樹脂又はゴム
を素材とする弾性部材が係合され、角芯はハブの角孔に
挿入され、前記弾性部材は圧縮状態で角孔に配されてい
て角孔内面の一部と当接していることを特徴とする角芯
の固定構造である。
【0007】本発明の角芯の固定構造では、角芯に溝が
設けられており、この溝に樹脂又はゴムを素材とする弾
性部材が係合される。そして弾性部材は圧縮状態で角孔
に配されていて角孔内面の一部と当接している。本発明
の角芯の固定構造は、構成部材が角芯と弾性部材だけで
あり、部品点数が少ない。また本発明では、角芯を単に
ハブの角孔に押し込むだけで角芯の固定作業が終了する
ので、固定作業が簡単であり、熟練を要しない。
【0008】また上記した発明を改良した請求項2に記
載の発明は、角芯に設けられた溝は断面形状が略四角形
であり、弾性部材はウレタンを素材とし、断面形状は四
角形であることを特徴とする請求項1に記載の角芯の固
定構造である
【0009】本発明の角芯の固定構造では、溝の形状と
して断面形状が略四角形のものを採用し、弾性部材はウ
レタンを素材とした四角柱状のものを採用している。本
発明で採用する溝は、断面形状が略四角形であるから、
弾性部材を係合させることが容易である。また本発明で
は、弾性部材にウレタンを採用するため、溝との間に適
度の摩擦力を発揮する。そのため角芯をハブの角孔に押
し込む際に、弾性部材がずれることがなく、信頼性が高
い。
【0010】また請求項3に記載の発明は、溝は少なく
とも角芯の一方の端部にまで至り、該溝にネジが係合し
てハンドルが固定されていることを特徴とする請求項1
又は2に記載の角芯の固定構造である。
【0011】本発明は、角芯に設けられた溝を、ハンド
ルを固定する用途にも活用したものである。
【0012】また請求項4に記載の発明は、弾性部材の
少なくとも一方の端部には傾斜が設けられていることを
特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の角芯の固
定構造である。
【0013】本発明で採用する弾性部材では、少なくと
も一方の端部には傾斜が設けられている。本発明の角芯
の固定構造で採用する弾性部材では、角芯をハブの角孔
に挿入する際に傾斜が案内面となり、角芯の挿入作業が
円滑に行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、さらに本発明の実施形態に
ついて説明する。なお理解が容易となるように、従来技
術と同一の部材には同一の番号を付する。図1は、本発
明の実施形態における角芯の固定構造の全体斜視図であ
る。図2は、本発明の実施形態における角芯の固定構造
の分解斜視図である。図3は、本発明の実施形態におけ
る角芯の固定構造のハブ部分の断面図である。図4は、
本発明の実施形態における角芯の固定構造の一方のハン
ドル部分の断面図である。図5は、本発明の実施形態に
おける角芯の固定構造の他方のハンドル部分の断面図で
ある。図6は、本発明の実施形態における角芯の固定構
造で採用する弾性部材の斜視図である。
【0015】各図において10は、本発明の角芯の固定
構造で用いる角芯を示す。角芯10は鋼等で作られたも
のであり、断面形状が正方形の角棒に、溝12が設けら
れたものである。すなわち角芯10の一つの面には、溝
12が設けられている。溝12は、断面形状が略正方形
であり、溝12は、角芯10の長手方向の全域に渡って
設けられている。また角芯10の一方の端部には貫通孔
13が設けられている。貫通孔13は、前記した溝12
が設けられた面と隣り合う面同士を貫通するものであ
る。
【0016】弾性部材15は、ウレタン又はゴム、より
望ましくはウレタンで作られたものであり、外形形状は
四角柱状をしている。弾性部材15の断面形状は、前記
した溝12よりも全体的にやや大きい。弾性部材15の
成形方法は任意であり、通常の注型成形や押し出し成形
によって成形される。またより簡便な成形方法として、
シート状のウレタンから切り出しあるいは打ち抜きによ
って成形することも可能である。弾性部材15は、圧縮
された状態で角芯10の溝12に係合している。
【0017】ハブ21は、公知のものと大差はなく、二
股状の突起部22ともう一つの突起23を持つ。そして
ハブ21は、角芯を挿通させる角孔25を有する。
【0018】ハンドル2,3は、公知のそれと何ら異な
るものではなく、角孔26,27を有し、扉の前後に設
けられるものである。この内ハンドル3は、部屋側に取
り付けられるものであり、タッピンスクリュー30が挿
入される孔31を有する。これに対してハンドル2は、
固定ピン32が挿入される孔33を有する廊下側のハン
ドルであり、固定ピン32は、ハンドル2と角芯10の
孔13貫通して角芯10を固定するものである。
【0019】次に、本実施例における角芯の固定構造を
各部材の取り付け手順にしたがって説明する。ここでハ
ブ21が内設される錠ケース1は、説明上あらかじめ扉
内部に取り付けられているものとする。まず準備段階と
して、弾性部材15を、圧縮された状態で角芯10の溝
12に係合させ、弾性部材15を角芯10に取り付け
る。そして、角芯10の孔13を有する側をハンドル2
の角孔26に挿入し、図4の様にハンドル2と角芯10
に固定ピン32を貫通する。それから、角芯10の他方
の端を廊下側から扉に固定された錠ケース1に挿入し、
ハブ21の角孔25に角芯10を通す。すなわち角芯1
0を、ハブ21の角孔25に無理に押し込む。この時、
弾性部材15は、自己の弾性により縮み、角芯10は、
作業者の押圧力によって角孔25に入る。そして弾性部
材15の頂面が図3の様に角孔25の内面の一つを押圧
し、その反発力によって角芯10は角孔25に押しつけ
られ、角芯10は、角孔25に強固に固定される。
【0020】ハンドル3は、部屋側に出た角芯10に嵌
挿し、扉に取り付ける。より具体的には、ハンドル3の
孔31が角芯10の溝12と一致する向きであることを
確認して、角芯10をハンドル3の角孔27に挿通す
る。そしてハンドル3の孔31にタッピンスクリュー3
0を挿入し、これを締め込む。その結果、タッピンスク
リュー30は、溝12の側面に食い込みつつ、前進する
(図5)。すなわち本実施形態では、溝12は、タッピ
ンスクリュー30の下孔としても機能する。
【0021】本実施形態の角芯の取付け構造では、弾性
部材15は、四角柱状のものを例に説明したが、図6の
様に、両端部(一方の端部だけでもよい)に傾斜40が
設けられた弾性部材41も推奨される。すなわち弾性部
材41では、矢印A方向から見た側面形状は等角台形形
状をしている。図6に示した弾性部材41では、両端部
に傾斜40が設けられているので、当該傾斜40が角芯
10をハブ21の角孔25に押し込む際の導入路として
機能する。
【0022】また上記した実施形態では、溝12は、断
面形状が正方形のものを例示したが、溝の断面形状は任
意であり、台形形状のものや、アリ溝状のものも採用可
能である。また角芯の断面形状は、正方形に限らず、六
角形でも八角形でもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明の角芯の固定構造は、構成部材が
角芯と弾性部材だけであり、部品点数が少ないという効
果がある。加えて本発明の角芯の固定構造は、固定作業
が簡単でり、熟練を要しないという効果がある。また請
求項3に記載の角芯の固定構造では、角芯の溝がハンド
ルを固定する際の下孔として活用するので、部品点数や
加工工数が少ない。また請求項4に記載の角芯の固定構
造では、傾斜に沿って弾性部材が圧縮されるので、角芯
の挿入作業をより円滑に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における角芯の固定構造の全
体斜視図である。
【図2】本発明の実施形態における角芯の固定構造の分
解斜視図である。
【図3】本発明の実施形態における角芯の固定構造のハ
ブ部分の断面図である。
【図4】本発明の実施形態における角芯の固定構造の一
方のハンドル部分の断面図である。
【図5】本発明の実施形態における角芯の固定構造の他
方のハンドル部分の断面図である。
【図6】本発明の実施形態における角芯の固定構造で採
用する弾性部材の斜視図である。
【図7】従来技術における角芯の固定構造の全体斜視図
である。
【図8】従来技術における角芯の固定構造のハブ部分の
断面図である。
【符号の説明】
1 錠ケース 2,3 ハンドル 10 角芯 12 溝 13 貫通孔 15 弾性部材 21 ハブ 25 角孔 30 タッピンスクリュー 40 傾斜 41 弾性部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠ケースに組み込まれたハブの角孔に対
    して角芯を固定する角芯の固定構造において、角芯には
    溝が設けられ、該溝には樹脂又はゴムを素材とする弾性
    部材が係合され、角芯はハブの角孔に挿入され、前記弾
    性部材は圧縮状態で角孔に配されていて角孔内面の一部
    と当接していることを特徴とする角芯の固定構造。
  2. 【請求項2】 角芯に設けられた溝は断面形状が略四角
    形であり、弾性部材はウレタンを素材とし、断面形状は
    四角形であることを特徴とする請求項1に記載の角芯の
    固定構造。
  3. 【請求項3】 溝は少なくとも角芯の一方の端部にまで
    至り、該溝にネジが係合してハンドルが固定されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の角芯の固定構
    造。
  4. 【請求項4】 弾性部材の少なくとも一方の端部には傾
    斜が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の角芯の固定構造。
JP10290444A 1998-10-13 1998-10-13 角芯の固定構造 Pending JP2000120306A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108252571A (zh) * 2018-03-08 2018-07-06 陈宏宾 一种带有自锁扣件固定且方便拆卸的快装把手
GB2592064A (en) * 2020-02-16 2021-08-18 Jack Paul A Spindle and handle apparatus and method of use thereof

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