JP3404842B2 - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JP3404842B2
JP3404842B2 JP32015593A JP32015593A JP3404842B2 JP 3404842 B2 JP3404842 B2 JP 3404842B2 JP 32015593 A JP32015593 A JP 32015593A JP 32015593 A JP32015593 A JP 32015593A JP 3404842 B2 JP3404842 B2 JP 3404842B2
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裕康 小林
綱一 長谷川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、主として非常時に押操
作によって非常ベル等を駆動するために用いられる押釦
スイッチに関するものである。 【0002】 【従来の技術】出願人は本発明に到る過程で、押釦スイ
ッチとして、いわゆるプッシュオンープッシュオフの操
作で操作できるものとして特願平5ー170648号を
出願している。特願平5ー170648号に示す先願の
ものは、接点部が定位置に固定された固定接点と、固定
接点の前方に対向する可動接点を先端部に備え固定接点
から可動接点を引き離す向きにばね付勢された可動接点
板とからなり、押釦を前向きに付勢する復帰ばねが設け
られ、押釦に連結されて押釦への押力を可動接点板に伝
達する押子の側面には先端が押子の後端側となる略ハー
ト形のカム溝が形成され、前後方向においては略定位置
であって前後方向に直交する面内ではカム溝に沿って移
動自在に配置されたレバーが設けられ、押釦を復帰ばね
のばね力に抗して後方に1回押操作するたびにレバーが
カム溝内を略半周し、可動接点を固定接点に接触させる
位置と可動接点を固定接点から引き離す位置との各位置
でそれぞれ押子を保持するようにしたものである。ここ
で、レバーはレバーを形成している素材の弾性力により
カム溝の溝底に押し付けられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記構成においては、
レバーの素材の弾性力のみでカム溝の溝底に押し付けら
れているので、製造誤差や組み立て誤差等によりカム溝
の溝底への押し付け力が弱い場合があり、レバーに設け
た脚片がハート形のカム溝に沿って移動する際、カム溝
の底に形成した階段を乗り越える際のクリック感に乏し
く、操作感触が悪くなるという問題があり、また、押し
付け力が弱い場合にはオン、オフの切り換えの確実さに
も欠けるという問題がある。 【0004】本発明は上記の問題点に鑑みて発明したも
のであって、その目的とするところは、操作時のクリッ
ク感があって操作感触が良く、また、オン状態とオフ状
態との切り換えも確実に行える押釦スイッチを提供する
にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決して
本発明の目的を達成するため、本発明の押釦スイッチ
は、ボディとカバーとを結合して形成されたケースに納
装され、接点部が定位置に固定された固定接点と、固定
接点の前方に対向する可動接点を先端部に備え固定接点
から可動接点を引き離す向きにばね付勢された可動接点
板とからなり、カバーの前面に押操作により前後に移動
する円筒状の押釦が露出するように配設され、前記押釦
を前向きに付勢する復帰ばねが設けられ、押釦に連結さ
れて押釦への押力を可動接点板に伝達する押子の側面に
は先端が押子の後端側となる略ハート形のカム溝が形成
され、前後方向においては略定位置であって前後方向に
直交する面内ではカム溝に沿って移動自在に配置された
略コ形に形成されたレバーが設けられ、ボディと一体に
結合されるカバーに固定板保持リブを突設すると共に該
固定板保持リブに保持溝を形成し、固定用切欠を形成し
た固定板を前記保持溝に挿入して固定用切欠に固定板保
持リブを嵌合させて固定板を取付け、該固定板に円形の
支点孔を穿孔すると共に横長の揺動孔を穿孔して、前記
レバーの一方の脚片を支店孔に挿通すると共に他方の脚
片を揺動孔に挿通し、該レバーを押子側に押圧するため
の合成樹脂製のばね材が設けられ、押釦を復帰ばねのば
ね力に抗して後方に1回押操作するたびにレバーがカム
溝内を略半周し、可動接点を固定接点に接触させる位置
と可動接点を固定接点から引き離す位置との各位置でそ
れぞれ押子を保持し、ケースが、造営材に形成された円
形の取付孔に後部が挿入された形で造営材に取着される
円形のプレート枠の中央部に形成された開口窓に着脱自
在に取着される中枠に保持され、ケースは規格化された
埋込型の配線器具の単位寸法の2倍の寸法に設定されて
成ることを特徴とするものである。 【0006】 【0007】 【作用】本発明によれば、レバーを押子側に押圧するた
めのばね材が設けられていることで、ばね材によりレバ
ーを押子のハート形のカム溝の溝底に確実且つ強く弾性
的に押圧でき、操作時にレバーの脚片がハート形のカム
溝の溝底の階段を乗り越える際にクリック感が発生する
ことになる。また、カバーに突設した固定板保持リブに
保持溝を形成すると共に、この保持溝にレバーを保持す
る固定板を挿入して固定板に形成した固定用切欠に前記
固定板保持リブを嵌合させて固定板を取付けるようにし
たことで、レバーを保持した固定板及びレバーを押圧す
るためのばね材を取付けておくことが可能となって、ば
ね材を押圧しながらカム溝が形成された部材を同時に取
付けたりする必要がなくこれらの部材の取付け作業を容
易に行うことが可能となる。 【0008】また、レバーを押子側に押圧するためのば
ね材が合成樹脂製であるため、対アーク性を有すること
になる。また、ケースの前面に押操作により前後に移動
する円筒状の押釦が露出するように配設され、該ケース
が、造営材に形成された円形の取付孔に後部が挿入され
た形で造営材に取着される円形のプレート枠の中央部に
形成された開口窓に着脱自在に取着される中枠に保持さ
れ、ケースは規格化された埋込型の配線器具の単位寸法
の2倍の寸法に設定されているため、造営材には円形の
取付孔を形成することで容易に取り付けることができ、
ケースは配線器具の単位寸法の2倍の大きさに形成さ
れ、ケースを中枠に対して簡単に取着することができ
る。また、円形のプレートとこのプレートに穿設された
円筒状の押釦を同心状に配置できてデザイン性が良いも
のである。 【0009】 【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1には全体構成を示している。外部電線
が接続される端子部、端子部に接続される外部回路を開
閉する接点部、接点部を開閉操作する開閉機構部など
が、ボディ10とカバー20とを結合して形成されたケ
ースに納装される。ボディ10はカバー20の結合され
る前面が開口し、ボディ10におけるカバー20との対
向面の4隅には組立片11が延設され、各組立片11に
は前後に貫通した引掛孔11aが形成されている。各引
掛孔11aにはカバー20の後面に突設された組立爪2
1が挿通され、組立爪21の先端部に設けた引掛突起2
1aが引掛孔11aの周縁に係止されることによってボ
ディ10とカバー20とが一体に結合される。 【0010】ボディ10とカバー20とを結合して形成
されたケースは、JIS等で埋込型の配線器具用に規格
化されている大角形3個用の取付枠に最大3個まで取り
付けることができる単位寸法の配線器具のケースの2個
分の寸法(2個モジュール寸法と呼ぶ)に形成される。
また、カバー20の各側面には取付枠に設けた保持孔に
凹凸係合可能な各2対の取付爪20aが突設される。す
なわち、後述する中枠70(図5参照)の両側片72,
74に取付爪20aを係合させることによって中枠70
にケースを取着することができる。 【0011】ボディ10は図6ないし図9に示すように
形成され、ボディ10の内部空間は隔壁12a,12b
によって端子収納室13aと接点収納室13bとに仕切
られている。隔壁12aは水平断面が略コ形であって、
隔壁12aとボディ10の周壁内周面とで囲んだ空間を
端子収納室13aとする。端子収納室13aは4個設け
られ、各端子収納室13aにおけるボディ10の周壁に
はボディ10の周壁前縁に臨んで開口する略U形のねじ
用窓14が形成される。 【0012】各端子収納室13aには、それぞれ端子板
31,32の一部がボディ10の周壁内周面に略平行と
なるように配設される。端子板31,32は2個ずつ設
けられている。各端子板31,32の一端部はそれぞれ
隔壁12aの一方の脚片に形成された保持溝15aに挿
入され、隔壁12aの他方の脚片に形成された保持スリ
ット15bを通して端子板31,32の他端部が接点収
納室13bに引き出される。端子板31,32において
端子収納室13aに収納された部位には、保持溝15a
に挿入される一端縁に臨んで開口する略U形の取付溝3
3が形成される。また、端子板31,32には、角ナッ
ト34を螺合させた端子ねじ35が、端子ねじ35の頭
部と角ナット34との間の部位を取付溝33に挿入した
形で保持される。ボディ10の後壁には、電線挿入口1
6が各端子収納室13aについて2個ずつ開口してい
る。電線挿入口16を通してボディ10の中に導入され
る外部電線を端子板31,32に接続する際には、外部
電線の導入前に端子ねじ35を緩めておき、外部電線の
導入後に端子ねじ35を締め付けて外部電線を端子板3
1,32と角ナット34との間で挟持する。 【0013】上述した端子板31の一部は接点収納室1
3bに導入されてボディ10の後壁内周面と略平行に配
設され、図19に示すように、その先端部には固定接点
36が固着される。また、端子板32の一部は接点収納
室13bに導入されてボディ10の後壁内周面と略平行
に配設され、図20に示すように、この部位には導電性
を有する短冊状の板ばねよりなる可動接点板37の一端
部が固着される。可動接点板37の他端部には固定接点
36に対向する可動接点38が固着され、可動接点38
が固定接点36に対して前方に位置するように位置関係
が設定され、かつ可動接点板37は可動接点38を固定
接点36から引き離す向きにばね力を有している。ま
た、両可動接点板37は互いに略平行に配置されるが、
端子板32から可動接点38に向かう向きが互いに逆向
きになるように位置関係が設定されている。すなわち、
ボディ10の後壁の中心に対して両可動接点板37は点
対称の位置関係に配置される。上述した隔壁12bは、
両可動接点板37の間を仕切るように形成されているの
であって、接点収納室13bは隔壁12bによって2室
に分割される。 【0014】上述したように、外部電線を端子板31,
32に接続する端子収納室13aと、固定接点36およ
び可動接点38が収納される接点収納室13bとを隔壁
12aによって分離していることによって、ねじ用窓1
4や電線挿入口16のように外部に開放されている部位
からボディ10の内部に侵入するほこりなどを隔壁12
aによって遮断することができ、固定接点36と可動接
点38との間にほこり等の異物が付着することによる接
点不良の発生を防止することができる。また、隣接する
端子板31,32の間の隔壁12aの一部には前方に向
かって凸リブ18が突設され、この凸リブ18は後述す
る内カバー40に設けた位置決め溝41に係合すること
によって、ボディ10の内部への水滴等の浸入を防止す
る。 【0015】ボディ10の前面の開口部位には、図10
ないし図13に示す形状の内カバー40が装着される。
内カバー40は、ボディ10の周壁のうちねじ用窓14
が形成されている部位の前面および隔壁12a,12b
の前面に当接するようにボディ10に装着される。ここ
に、ボディ10および内カバー40は端子板31,32
や可動接点板37等の導電部分を囲んでいるから熱硬化
性合成樹脂により形成され、他の合成樹脂成形部材は熱
可塑性合成樹脂によって形成されている。すなわち、中
カバー40は端子部および接点部と後述する機構部とを
分離する仕切りとして機能する。ボディ10においてね
じ用窓14が形成されている周壁に沿う内カバー40の
周縁には、前面側に突壁42が突設され、突壁42の外
側面はボディ10の周壁外周面と略面一になる。また、
内カバー40の残りの周縁はボディ10の周壁内周面に
沿う形状に形成されている。内カバー40の4隅には突
壁42の両端部に連続し突壁42の外側面よりも外方に
突出する保持リブ43が形成される。保持リブ43の前
端部には前方に開放された取付凹所43aが形成されて
いる。内カバー40の周縁にはボディ10に設けた組立
片11の近傍でボディ10の内周面に圧接するように突
壁42の長手方向に突出した仮止め突起44が突設され
ている。仮止め突起44は4箇所に形成され、内カバー
40をボディ10に対して仮固定する。 【0016】保持リブ43の取付凹所43aには、端子
カバー30が装着される。端子カバー30は、断面略L
形であって図1における横片の両側縁には取付凹所43
aに装着される取付突片30aが突設されている。ま
た、縦片の中間部には薄肉のヒンジ部30bが形成さ
れ、ヒンジ部30bを介して屈伸させることによってボ
ディ10に設けたねじ用窓14を開閉できるようになっ
ている。さらに、端子カバー30の縦片の後端部(図1
の下端部)の両側縁には係止突起30cが突設され、端
子カバー30によってねじ用窓14を閉じた状態で係止
突起30cがボディ10の後面に設けた係止リブ19
(図8参照)に係合するようになっている。 【0017】内カバー40の後面側には、図12および
図13に示すように、ボディ10に設けた凸リブ18に
係合する位置決め溝41が形成され、またボディ10の
中に挿入されて端子板31,32を保持する位置決め突
起45,46が突設される。位置決め突起45は端子板
31に設けた切欠部31a(図19参照)に係合して端
子板31を内カバー40に対して位置決めし(図32参
照)、位置決め突起46はボディ10の後壁内周面との
間に端子板32を挟持することによって端子板32を内
カバー40に対して位置決めする。したがって、端子板
32に設けた可動接点板37の移動による固定接点36
と可動接点38との開閉動作の際に、固定接点36と可
動接点38との位置がずれることがなく開閉動作が安定
するのである。 【0018】内カバー40の中央部には、カバー20に
保持された押釦50の押操作による操作力を可動接点板
37の中間部に伝達する押子51の挿通される挿通孔4
7が形成される。押子51は、可動接点板37に操作力
を伝達することによって固定接点36と可動接点38と
の開閉操作を行なう。すなわち、カバー20は図14な
いし図18に示す形状に形成されているものであって、
前面の中央部に円形に開口する押釦収納凹所22を備
え、押釦収納凹所22の底壁の周部には周方向の4箇所
に等間隔で押釦摺動孔23が貫設され、また押釦収納凹
所22の底壁の中央部には押子摺動孔24が貫設されて
いる。押釦収納凹所22の周壁の一部はカバー20の裏
面から後方に突出する環状のガイドリブ25により形成
されている。また、ガイドリブ25の後端面は押釦収納
凹所22の底面よりも前方に位置して係止面25aとな
る。押釦収納凹所22の底面のうち隣接する押釦摺動孔
23の間の部位には前向きに係止突起23aが突設され
る。 【0019】ところで、押子摺動孔24は矩形状に形成
され両側縁の後面側にはそれぞれ固定板保持リブ24a
が突設される。各固定板保持リブ24aには、押子摺動
孔24の各側縁に臨んで開放され、かつ前端面が開放さ
れた前後方向に走る保持溝24bが形成される。保持溝
24bには前方から挿入される固定板52の両側部が保
持される。固定板52は、図21に示すように、矩形状
に形成され、両側縁の後部に固定用切欠52aが形成さ
れ、両側縁の前部に係止突片52bが突設されている。
固定板52の両側縁には固定用切欠52aよりも後方で
後方ほど互いの距離を小さくするように傾斜した傾斜縁
52cが形成されている。したがって、固定板52を保
持溝24bに挿入して傾斜縁52cが固定板保持リブ2
4aの後端部を乗り越えると、固定板保持リブ24aの
後端部が固定用切欠52aに嵌合して固定板52の前後
方向への移動が禁止される。またこのとき、係止突片5
2bは押釦収納凹所22の底面に当接する。固定板52
の前端部にはレバー保持突片52dが突設され、レバー
保持突片52dには円形の支点孔52eが穿孔され、固
定板52の中央部には横長の揺動孔52fが穿孔されて
いる。 【0020】上述した固定板52には略コ形に形成され
たレバー53が保持されるのであって、レバー53の一
方の脚片は支点孔52eに挿通され、他方の脚片は揺動
孔52fに挿通される。したがって、レバー53は支点
孔52eを中心として揺動孔52fの幅の範囲で揺動す
ることができる。レバー53は固定板52に保持された
状態で、押子摺動孔24の周縁に形成されたレバー用切
欠24cに挿入される。 【0021】固定板52に保持されたレバー53の各脚
片は、図22ないし図26に示す形状に形成されている
押子51の一面に形成されたスライド溝54とカム溝5
5とにそれぞれ挿入される。スライド溝54は前後方向
に走るように形成されていて、固定板52の支点孔52
eに挿通されたレバー53の一方の脚片が挿入される。 【0022】カム溝55は略ハート形に形成されていて
レバー53の他方の脚片が挿入される。すなわち、カム
溝55は、図27に示すように、中央部に略ハート形の
ガイド突起55aを備え、ガイド突起55aの周囲に溝
部55bが形成されているのであって、溝部55bの溝
底は階段状をしていて深さによって6領域に分割されて
いる。図27における各領域a〜fは、領域aと領域e
とがもっとも深く、a=e>d>f>c>bとなるよう
に深さが設定されている。また、ガイド突起55aの外
周面の後端の凸部の中心位置はガイド溝55bの外側を
囲む周面の後端の凸部の中心位置に対して図27におけ
る左側にずれて位置し、ガイド突起55aの外周面の前
端部の凹部の中心位置はガイド溝55bの外側を囲む周
面の前端の凹部の中心位置に対して左側にずれて位置し
ている。したがって、カム溝55にレバー53の一方の
脚片を挿入した状態で押子51を前方にばね付勢してい
るものとし、最初に脚片が領域aに位置しているものと
すれば、押子51の前後移動に伴ってレバー53の脚片
はカム溝55の中で左回りに移動することになる。 【0023】さらに詳しく説明すると、押子51を後方
に移動させたときに、レバー53の脚片はガイド突起5
5aの後端部で右側斜面に当接し、結果的に領域aから
領域bに向かって誘導されることになり、領域bを乗り
越えて領域cに達することになる。ここで、押子51を
前方に移動させると、領域cと領域bとの段差によって
レバー53の脚片が領域dに誘導され、ガイド突起55
aの前端部の凹部内にレバー53の脚片が落ち込み、押
子51に作用する付勢力によってこの位置に保持され
る。次に、押子51を後方に移動させると、レバー53
の脚片はガイド溝55bの前端部で左側斜面に当接して
領域eに誘導され、ここで押子51を前方に移動させる
と、レバー53の脚片は領域aに誘導されて元の位置に
戻る。以上説明したように、押子51の前後移動によっ
てレバー53の脚片は図27における左回りにガイド溝
55bの中を移動するのである。 【0024】ここで、本発明においては、レバー53を
押子51側に押圧するためのばね材100が設けられ
る。ばね材100は図2に示すようにカバー20の後面
側に設けたばね支持部101に取付けてあり、添付図面
に示す実施例では図1乃至図4に示すように、ねじりば
ねによりばね材100が構成してある。もちろんねじり
ばねにのみ限定されるものではない。このようにばね材
100を設けてレバー53を押子51側に押圧すること
で、レバー53やカム溝55の製造誤差等があっても、
レバー53の他方の脚片が常にハート形のカム溝55の
溝底に押圧された状態となり、この結果、操作時にレバ
ー53の脚片がハート形のカム溝55の溝底の階段を乗
り越える際にクリック感が発生することになり、該クリ
ック感が感触として感じられるため、操作性が良くなる
ものである。また、ばね材100を合成樹脂で形成する
アーク等を防止することができる。 【0025】押子51の後端部には隔壁12bに跨がっ
て配設され各可動接点板37にそれぞれ当接する一対の
カード片51aが二股状になって形成されている。ま
た、押子51の前端部には一対の押釦連結突起51bが
突設され、各押釦連結突起51bの前端部には互いに近
づく向きに連結爪51cが突設されている。連結突起5
1には、押釦収納凹所22に収納される押釦50が連結
される。 【0026】押釦50は、図28ないし図31に示す形
状に形成されているものであって、前面が閉塞され後面
が開放された有底円筒状に形成され、内底面の中央部に
は押釦連結突起51bに結合される連結突起50aが突
設されている。連結突起50aは後端部に左右に膨出し
た爪部50bを備え、この爪部50bが押釦連結突起5
1bの間に挿入されて連結爪51cと係合することによ
って、押釦50と押子51とが連結されるようになって
いる。 【0027】押釦50の周壁は、周方向に等間隔に形成
された4個のガイド片50cと、隣接するガイド片50
cの間に形成された2個の引掛片50dとにより形成さ
れている。引掛片50dは、後端部に外向きに突出する
係止爪50eを有し、押釦摺動孔23に挿入される。係
止爪50eはガイドリブ25の後端面である係止面25
aに係止されることによって押釦50の前方への移動を
規制し、また、押釦50を後方に移動させたときには、
ガイド片50cの後端面が係止突起23aに当接するこ
とによって押釦50の後方への移動が規制される。この
ように、前方への移動が規制される位置と後方への移動
が規制される位置との間で、押釦50はカバー20に対
して進退するのである。また、押釦50の進退の範囲に
おいてガイドリブ25の内周面にガイド片50cおよび
引掛片50dが摺接するものであって、押釦50のカバ
ー20に対するがたつきが防止されることになる。 【0028】ところで、押釦50の内底面の周部の4箇
所にはばね座突起50fが突設されている。ばね座突起
50fには円錐ばねよりなる復帰ばね56の大径側の一
端が当接する。復帰ばね56の小径側の他端は、押子挿
通孔23の周部で押釦収納凹所22の底面に当接してお
り、この復帰ばね56によって押釦50は前向きに付勢
されることになる。また、復帰ばね56が円錐ばねであ
るから、押釦50の押し込み量にかかわらず略一定の復
帰力が得られるのであって、操作感がよいのである。 【0029】上記構成の押釦スイッチを製造する際に
は、ボディ10については各ナット34を螺合した端子
ねじ35を取り付けた端子板31,32をボディ10の
中に装着し、内カバー40をボディ10に被せる。ま
た、内カバー40には端子カバー30を取り付けてお
く。カバー20については、保持溝24bに固定板52
を圧入し、またレバー53の各脚片を固定板52の支点
孔52eおよび揺動孔52fを通して押子51のスライ
ド溝54とカム溝55とにそれぞれ挿入する。その後、
復帰ばね56をカバー20の押釦収納凹所22に収納
し、押釦50を押釦収納凹所22に嵌め込む。このと
き、押釦50の連結突起50aが押子51の押釦連結突
起51bに係合して、押釦50と押子51とが結合され
ると同時に復帰ばね56が押釦50とカバー20との間
に保持される。このように各部品を組み付けたカバー2
0を、内カバー40および端子カバー30を装着したボ
ディ10に被せ、組立爪21を組立片11に係合させれ
ば押釦スイッチを組み立てることができる。ここにおい
て、カバー20は熱可塑性合成樹脂によって形成されて
いるから、組立爪21に十分な可撓性を持たせることが
できるのである。押釦50についても熱可塑性合成樹脂
によって形成されているから、押釦収納凹所22に押釦
50を収納するだけで、引掛片50dを撓ませて係止爪
50eをガイドリブ25の係止面25aに係止させるこ
とができるのである。また、各部品の組み付け方向をす
べて前方からとすることができるから、組立機械を用い
た組立の自動化が容易になるのである。 【0030】次に動作を説明する。図33に示すよう
に、押釦50の前面がカバー20の前面と略面一になっ
ているときには、復帰ばね56のばね力が作用して、レ
バー53の後側の脚片がカム溝55の領域aに落ち込ん
だ状態に保たれている。この状態で押釦50の引掛片5
0dの後端部に設けた係止爪50eがガイドリブ25の
後端面である係止面25aに当接することによって押釦
50の前方への移動が規制されている。このとき、押子
51の移動範囲において、押子51の後端はボディ10
の底面からもっとも離れているから、可動接点板37は
可動接点38を固定接点36から引き離した状態になっ
ている。 【0031】上記状態で押釦50をカバー20の中に押
し込んだ後に押釦50を離すと、レバー53の後側の脚
片は復帰ばね56のばね力によってカム溝55の領域d
に落ち込んだ状態に保持され、このとき復帰ばね56は
圧縮されていて、押子51の後端部に設けたカード片5
1aはボディ10の底面に近づき可動接点板37を後方
に押して可動接点38と固定接点36とを接触させた状
態になる。すなわち、押釦50がカバー20の前面より
も後退した位置に保持され、このとき可動接点38と固
定接点36とが接触するのである。 【0032】一方、接点部が閉じた状態であるときに、
押釦50を押操作すると、図34に示すように、レバー
53の後側の脚片はカム溝55の領域eに移動し、この
状態で押釦50への押圧力を解除すると、復帰ばね56
のばね力によってレバー53はカム溝55の領域aに移
動して図33の状態に復帰するのである。結局、図36
(a)〜(d)のように、押釦50を1度押せば固定接
点36と可動接点38とを接触させてオンに保持するこ
とができ、押釦50をもう1度押せばオフにすることが
できるのであって、プッシュオン−プッシュオフ型の押
釦スイッチを提供することができるのである。 【0033】上記構成の押釦スイッチは、図5に示すよ
うな形状のプレートセットによって壁パネルのような造
営材に穿孔された円形の取付孔に取着される。プレート
セットは、中央部に開口窓61を有する円形のプレート
枠60と、プレート枠60に着脱自在に装着される中枠
70と、プレート枠60の前面に装着される金属製の耐
火パネル80と、耐火パネル80の前面側に配置される
化粧プレート90とからなる。 【0034】プレート枠60の後面の両側部には断面略
コ形の取付脚62が一体に突設され、両取付脚62は造
営材に形成された取付孔に挿通される。プレート枠60
には取付脚62に対応する部位で挿通孔63が形成さ
れ、挿通孔63には取付ねじ64がプレート枠60の前
面側から挿通される。取付ねじ64の基部には合成樹脂
製の回り止め64aが装着され、取付ねじ64の先端部
には挟み金具65が螺合する。取付脚62の後端部には
挟み金具65の先端部をプレート枠60の外周縁の周方
向に突出させることができる切欠部62aが形成され、
挟み金具65における取付ねじ64と螺合している部位
の周部は取付脚62に収まる寸法に形成されている。す
なわち、切欠部62aから挟み金具65の先端部を突出
させた状態で取付ねじ64を締め付けると、初めは挟み
金具65が取付ねじ64とともに回転し、挟み金具65
の側面が取付脚62に当接して挟み金具65の回転が停
止した時点からは、取付ねじ64の締め付けに伴って挟
み金具65が取付脚62に案内されながらプレート枠6
0に近付くように移動するのである。この構成によっ
て、プレート枠60の周部と挟み金具65との間で造営
材を挟持してプレート枠60を造営材に固定することが
できるのである。プレート枠60には挿通孔63とは異
なる位置で造営材に螺合するねじを挿通するための一対
の固定孔66も形成してある。 【0035】中枠70はプレート枠60の開口窓61の
中に着脱自在に取着されるのであって、中枠70の4隅
には係合爪71が一体に突設され、プレート枠60の開
口窓61の内側には係合爪71の係合する係合切欠67
が形成されている。したがって、プレート枠60の開口
窓61に対して中枠70を前方から挿入すれば、係合爪
71が係合切欠67に係合することによって中枠70が
プレート枠60に着脱自在に取着されることになる。 【0036】中枠70の内側には上述した押釦スイッチ
が着脱自在に装着される。中枠70の一方の側片72に
は弾性片が設けてあり、弾性片には押釦スイッチのケー
スに設けた取付爪20aに係合する保持爪(図示せず)
が形成されている。また、中枠70において弾性片に対
向する他方の側片には保持孔73が形成され、押釦スイ
ッチのケースの側面に突設した取付爪20aが保持孔7
3に係合する。すなわち、押釦スイッチは取付爪20a
を中枠70に係合させることによって中枠70に取着さ
れるのであって、保持爪および保持孔73は各2対ずつ
設けられている。中枠70から押釦スイッチを外す際に
は、弾性片をドライバー等の工具の先端で外側に撓ませ
ればよい。 【0037】耐火パネル80は、前方に突出する突台部
81を中央部に備え、突台部81の中央部には押釦スイ
ッチを露出させる窓孔82が穿孔してある。窓孔82は
モジュール寸法の2倍の大きさに設定されている。耐火
パネル80の周部には、取付ねじ64の頭部を露出させ
るための孔部83と、固定孔66に挿通されるねじの頭
部を露出させるための切欠部84とが形成されている。
さらに、耐火パネル80の周縁にはプレート枠60に形
成された位置決め孔68に挿入される爪部85が突設さ
れている。ここにおいて、プレート枠60からの耐火パ
ネル80の脱落を防止するために、孔部83と切欠部8
4との周縁には、それぞれ取付ねじ64または固定孔6
6に挿通されるねじの頭部によってプレート枠60との
間に挟持される押さえ片86,87が突設されている。 【0038】化粧プレート90は、外径がプレート枠6
0の外径に略一致し後面が開放された円盤状に形成さ
れ、中央部には押釦スイッチの前面を露出させる開口9
1が形成されている。この開口91は耐火パネル80の
窓孔82と略同寸法に形成されている。この化粧プレー
ト90は耐火パネル80の前面側に配置され、化粧プレ
ート90の周部がプレート枠60の周部に被嵌される。
化粧プレート90の背面には弾性を有した結合片92が
突設されており、耐火パネル80の突台部81に形成し
た透孔88を通して結合片92をプレート枠60の結合
孔69に係合させることによって、化粧プレート90が
プレート枠60に対して着脱自在に結合される。 【0039】上述したように、押釦スイッチは中枠70
を介してプレート枠60に取着されるのであって、図3
5に押釦を上記プレートセットに取着した状態を示す。
上記プレートセットの中枠70は規格化されている埋込
型の配線器具を保持することができるように保持爪およ
び保持孔73を有しているものであるから、コンセント
や他の構成のスイッチなどの他の配線器具の取付装置を
流用することができ、新たに取付装置を製造する必要が
ないのである。また、取付装置が他の配線器具と共用さ
れるから、他の配線器具と外観を統一することができ、
見栄えがよいという利点もある。 【0040】 【発明の効果】以上のように、本発明は、前向きに付勢
する復帰ばねが設けられた押釦に連結されて押釦への押
力を可動接点板に伝達する押子の側面には先端が押子の
後端側となる略ハート形のカム溝が形成され、前後方向
においては略定位置であって前後方向に直交する面内で
はカム溝に沿って移動自在に配置された略コ形に形成さ
れたレバーが設けられ、ボディと一体に結合されるカバ
に固定板保持リブを突設すると共に該固定板保持リブ
に保持溝を形成し、固定用切欠を形成した固定板を前記
保持溝に挿入して固定用切欠に固定板保持リブを嵌合さ
せて固定板を取付け、該固定板に円形の支点孔を穿孔す
ると共に横長の揺動孔を穿孔して、前記レバーの一方の
脚片を支点孔に挿通すると共に他方の脚片を揺動孔に挿
通し、押釦を復帰ばねのばね力に抗して後方に1回押操
作するたびにレバーがカム溝内を略半周し、可動接点を
固定接点に接触させる位置と可動接点を固定接点から引
き離す位置との各位置でそれぞれ押子を保持しているの
で、押釦を1回押操作するたびに接点部のオン・オフを
反転させることができ、いわゆるプッシュオン−プッシ
ュオフの操作が可能になるのであり、例えば、押釦を押
操作して非常ベル等を作動させた後の復旧作業では、押
釦を再び押操作するだけでよく、復旧作業が従来構成に
比較して容易になるものである。しかも、このように、
プッシュオン−プッシュオフの操作を可能にしたものに
おいて、レバーを押子側に押圧するための合成樹脂製の
ばね材を設けているので、レバーやカム溝の製造誤差や
組み立て誤差が生じても、確実にレバーの脚片がハート
形のカム溝の溝底に弾性的に確実に押し付けられること
になり、この結果、操作時のクリック感があって操作感
触が良く、また、製造誤差や組み立て誤差ががあっても
オン状態とオフ状態との切り換えも確実に行えるもので
ある。また、カバーに突設した固定板保持リブに保持溝
を形成すると共に、この保持溝にレバーを保持する固定
板を挿入して固定板に形成した固定用切欠に前記固定板
保持リブを嵌合させて固定板を取付けるようにしたこと
で、レバーを保持した固定板及びレバーを押圧するため
のばね材を取付けておくことが可能となって、ばね材を
押圧しながらカム溝が形成された部材を同時に取付けた
りする必要がなくこれらの部材の取付け作業を容易に行
うこと が可能となる。 【0041】また、レバーを押子側に押圧するためのば
ね材が合成樹脂製であるため、対アーク性を有するもの
である。また、カバーの前面に押操作により前後に移動
する円筒状の押釦が露出するように配設され、該ケース
が、造営材に形成された円形の取付孔に後部が挿入され
た形で造営材に取着される円形のプレート枠の中央部に
形成された開口窓に着脱自在に取着される中枠に保持さ
れ、ケースは規格化された埋込型の配線器具の単位寸法
の2倍の寸法に設定されているため、造営材には円形の
取付孔を形成することで容易に取り付けることができ、
ケースは配線器具の単位寸法の2倍の大きさに形成さ
れ、中枠に対して取付爪を係合させることによって取着
されるものであり、ケースを中枠に対して簡単に取着す
ることができる。また、円形のプレートとこのプレート
に穿設された円筒状の押釦を同心状に配置できてデザイ
ン性が良いものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の分解斜視図である。 【図2】同上の断面図である。 【図3】同上のカバーに押子、固定板、ばね材を組み込
んだ状態の背面図である。 【図4】同上の要部拡大背面図である。 【図5】同上のプレートセットとの関係を示す分解斜視
図である。 【図6】同上に用いるボディの正面図である。 【図7】同上に用いるボディの図6におけるX−X線断
面図である。 【図8】同上に用いるボディの背面図である。 【図9】同上に用いるボディの図6におけるY−Y線断
面図である。 【図10】同上に用いる内カバーの正面図である。 【図11】同上に用いる内カバーの図10におけるX−
X線断面図である。 【図12】同上に用いる内カバーの断面図である。 【図13】同上に用いる内カバーの背面図である。 【図14】同上に用いるカバーの正面図である。 【図15】同上に用いるカバーの横断面図である。 【図16】同上に用いるカバーの背面図である。 【図17】同上に用いるカバーの側面図である。 【図18】同上に用いるカバーの縦断面図である。 【図19】同上に用いる一方の端子板を示し、(a)は
正面図、(b)は側面図である。 【図20】同上に用いる他方の端子板を示し、(a)は
正面図、(b)は側面図である。 【図21】同上に用いる固定板を示し、(a)は正面
図、(b)は側面図である。 【図22】同上に用いる押子を示す正面図である。 【図23】同上に用いる押子を示す側面図である。 【図24】同上に用いる押子を示す背面図である。 【図25】同上に用いる押子を示す平面図である。 【図26】同上に用いる押子を示す下面図である。 【図27】同上に用いる押子の要部正面図である。 【図28】同上に用いる押釦の正面図である。 【図29】同上に用いる押釦の縦断面図である。 【図30】同上に用いる押釦の背面図である。 【図31】同上に用いる押釦の横断面図である。 【図32】同上の押釦を外した状態の一部切欠した正面
図である。 【図33】同上の動作説明図である。 【図34】同上の動作説明図である。 【図35】同上のプレートセットへの取着状態を示し、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図であ
る。 【図36】同上の操作を示す図である。 【符号の説明】 31 端子板 32 端子板 36 固定接点 37 可動接点板 38 可動接点 50 押釦 51 押子 53 レバー 55 カム溝 56 復帰ばね 100 ばね材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−276629(JP,A) 特開 平4−73892(JP,A) 実開 昭59−195629(JP,U) 実開 平1−124622(JP,U) 実公 昭57−13704(JP,Y1) 実公 平3−32019(JP,Y2) 特許3351864(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 13/00 - 13/76 H01H 9/00 - 9/06 H02G 3/02 301 G08B 17/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ボディとカバーとを結合して形成された
    ケースに納装され、接点部が定位置に固定された固定接
    点と、固定接点の前方に対向する可動接点を先端部に備
    え固定接点から可動接点を引き離す向きにばね付勢され
    た可動接点板とからなり、カバーの前面に押操作により
    前後に移動する円筒状の押釦が露出するように配設さ
    れ、前記押釦を前向きに付勢する復帰ばねが設けられ、
    押釦に連結されて押釦への押力を可動接点板に伝達する
    押子の側面には先端が押子の後端側となる略ハート形の
    カム溝が形成され、前後方向においては略定位置であっ
    て前後方向に直交する面内ではカム溝に沿って移動自在
    に配置された略コ形に形成されたレバーが設けられ、ボ
    ディと一体に結合されるカバーに固定板保持リブを突設
    すると共に該固定板保持リブに保持溝を形成し、固定用
    切欠を形成した固定板を前記保持溝に挿入して固定用切
    欠に固定板保持リブを嵌合させて固定板を取付け、該固
    定板に円形の支点孔を穿孔すると共に横長の揺動孔を穿
    孔して、前記レバーの一方の脚片を支点孔に挿通すると
    共に他方の脚片を揺動孔に挿通し、該レバーを押子側に
    押圧するための合成樹脂製のばね材が設けられ、押釦を
    復帰ばねのばね力に抗して後方に1回押操作するたびに
    レバーがカム溝内を略半周し、可動接点を固定接点に接
    触させる位置と可動接点を固定接点から引き離す位置と
    の各位置でそれぞれ押子を保持し、ケースが、造営材に
    形成された円形の取付孔に後部が挿入された形で造営材
    に取着される円形のプレート枠の中央部に形成された開
    口窓に着脱自在に取着される中枠に保持され、ケースは
    規格化された埋込型の配線器具の単位寸法の2倍の寸法
    に設定されて成ることを特徴とする押釦スイッチ。
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