JP3815164B2 - スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回動自在に操作される操作ハンドルを具備し、壁面等の造営面に埋込配設されるスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、器体の上面から操作面を露出させて回動自在に取り付けられた操作ハンドルを操作することにより、器体内に納装された接点機構部を動作させて接点の開閉を行うようにしたスイッチがある(例えば、特開平10−326541号公報参照)。かかるスイッチの器体は、それぞれ合成樹脂から形成されたボディとカバーとで構成され、カバーの周縁四隅から組立孔が穿設された組立脚をカバー側に突設するとともに、ボディの両側面に該組立孔に係止される組立突起を突設しており、組立突起と組立孔とを係止させることによってボディとカバーとが結合される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したスイッチは、細長で長手方向に複数の器具取付部を有する開口窓を備えた合成樹脂製の取付枠の器具取付部と係止離脱自在に係止する取付手段を有し、開口窓から前面を露出させた状態で取付枠に取り付けられるのであるが、金属製の取付枠にこのスイッチを取り付けるための取付手段は設けられておらず、金属製の取付枠に取り付けることができなかった。
【0004】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、合成樹脂製の取付枠と金属製の取付枠の両方に取り付けることのできるスイッチを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、細長で長手方向に複数の器具取付部を有する開口窓を備えた取付枠の器具取付部と係止離脱自在に係止する取付手段を有し、開口窓から前面を露出させた状態で取付枠に取り付けられる器体と、器体の内部に収納された接点機構部と、該接点機構部の切換操作を行うために器体の前面に設けられた操作部とを備え、上記器体を、合成樹脂からそれぞれ形成された後端側のボディ及び前端側のカバーと、金属材料から略コ字型に形成されボディ及びカバーの両端部をそれぞれ結合するようにカバーの前面側から嵌合される一対の組立枠とで構成し、上記取付手段を、組立枠の外側縁から延設され、カバーの前面側から背面側へ行くほど側方への突出量が大きくなるような断面形状に形成され、合成樹脂製取付枠に設けた係止溝に係止される係止爪片と、組立枠に設けられ金属製の取付枠に設けた係止爪と係止する係止孔とで構成したことを特徴とし、組立枠に設けた係止爪片又は係止孔の何れかを用いて合成樹脂製の取付枠或いは金属製の取付枠の何れにもスイッチを取り付けることができ、しかも合成樹脂製の取付枠に取り付けるための係止爪片を金属製の組立枠と一体に設けているので、樹脂製のカバーに設けた場合に比べて係止爪片の強度を高めることができる。
【0008】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記取付枠の開口窓には長手方向に3組の器具取付部が設けられ、上記操作部は、器体の前面から一部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、中ハンドルの前面に取着された操作ハンドルとで構成され、上記器体の短幅方向寸法を上記開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成するとともに、器体の短幅方向における上記操作ハンドルの寸法を開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成して成ることを特徴とし、取付枠に他の配線器具と共に並設することができる。
【0009】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、上記取付枠の開口窓には長手方向に3組の器具取付部が設けられ、上記操作部は、器体の前面から一部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、中ハンドルの前面に取着された操作ハンドルとで構成され、上記器体の短幅方向寸法を上記開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成するとともに、器体の短幅方向における上記操作ハンドルの寸法を開口窓の長手方向寸法の略2分の1に形成して成ることを特徴とし、配線器具を3個取り付けることのできる取付枠に2個取り付けた場合でも各スイッチの操作ハンドルによって取付枠の開口窓が塞がれるので、スイッチを3個取り付ける場合と共通の取付枠を使用できてコストダウンが図れる。
【0010】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、上記取付枠の開口窓には長手方向に3組の器具取付部が設けられ、上記操作部は、器体の前面から一部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、中ハンドルの前面に取着された操作ハンドルとで構成され、上記器体の短幅方向寸法を上記開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成するとともに、器体の短幅方向における上記操作ハンドルの寸法を開口窓の長手方向寸法と略同一に形成して成ることを特徴とし、配線器具を3個取り付けることのできる取付枠に1個だけ取り付けた場合でもスイッチの操作ハンドルによって取付枠の開口窓が塞がれるので、スイッチを2個又は3個取り付ける場合と共通の取付枠を使用できてコストダウンが図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(基本例1)
図1乃至図10を参照して本発明の基本例1を説明する。本基本例におけるスイッチAの器体1は、ユリア樹脂のような熱硬化性樹脂から成るボディ2と、PBT(ポリブチレンテレフタレート)のような熱可塑性樹脂から成るカバー3とを、一対の金属製の組立枠4にて結合することにより組み立てられる。組立枠4は、帯板状の基板部4aの両端に組立脚4bが突設されて成る。そして、組立枠4の基板部4aをカバー3の上面に載置し、組立脚4bをカバー3側面及びボディ2側面に夫々設けた取付凹部3a,2a内に位置決めして、組立脚4bの先端に形成された二股の爪4cを左右に拡径することでボディ2とカバー3とが結合されて器体1が組み立てられるようになっている。また、基板部4aの外側縁からは後述する金属製の取付枠Dに設けた係止爪97,98と係止する係止孔4eが突設された舌片4dがカバー3の背面側に向かって突設されている。
【0012】
ボディ2の長手方向両端部には、それぞれ外部の電線と接続される端子ブロックを収める端子ブロック収納部2bを形成するとともに、中央には接点開閉機構を構成する開閉体24を収める中央収納部2cが形成してある。これらの各収納部2b,2cはボディ2の内部を隔壁で仕切ることにより形成してある。またボディ2の各端子ブロック収納部2bの底面には、外部の電線を挿入する一対の電線挿入孔5と、端子ブロックを構成する解除釦27を操作するための解除孔6とが穿設してある。なお、ボディ2が耐トラッキング性に優れたユリア樹脂で形成してあるから、トラッキングの発生を防止することができるものである。
【0013】
本基本例における端子ブロックは、第1及び第2の端子板20,21と一対の錠ばね26と解除釦27とで構成される所謂速結端子構造を有する。錠ばね26は、弾性を有する導電材料の帯板の両端部を曲成して中央片26cの両端部に鎖錠片26a及び接触片26bが形成されている。鎖錠片26aは中央片26cとの連結部位から先端縁に向かって、略コ字状の第1及び第2の端子板20,21の脚片20a,21aに近づく向きに傾斜し、接触片26bは略S字形に曲成されている。また、中央片26cは略平板状に形成されていて第1及び第2の端子板20,21の当接片20b,21bに当接する。而して、錠ばね26の鎖錠片26a及び接触片26bと第1及び第2の端子板20,21の脚片20a,21aとの間に、ボディ2の底部に設けた電線挿入孔5を通して外部から電線が挿入されると、鎖錠片26aの先端が電線の芯線に食い込んで抜け止めがなされるとともに、鎖錠片26a及び接触片26bによって電線の芯線が脚片20a,21aに圧接されることにより、電線の芯線と第1及び第2の端子板20,21との導通(接続)が図られる。また、解除釦27はユリア樹脂のような熱硬化性樹脂にて形成され、下部を解除孔6に臨ませてボディ2の各端子ブロック収納部2bに収納される。而して、外部から解除孔6を通して挿入するドライバ等の工具の先端で解除釦27を押操作すれば、両側面に突設した押圧片27aで錠ばね26の鎖錠片26aを圧接解除方向に撓ませ、鎖錠片26aの先端を電線の芯線から引き離して第1あるいは第2の端子板20,21と電線との接続を解除することができる。
【0014】
第1の端子板20からは中央収納部2cの底面に敷設される支持片20cを延設してあり、この支持片20cの先端部を山形状に折曲して支持突起20dを形成し、この支持突起20d上に開閉体24を回動自在に載置してある。また第2の端子板21には中央収納部2cに延設して先端をボディ2の長手方向に直交するように折曲した延設片21cを形成し、この延設片21cに固定接点28が固着してある。
【0015】
開閉体24は金属部材によって上方に開口するコ字状に形成され、下部の両側から一対の回動規制片24aがそれぞれ突設してあり、この回動規制片24a間にボディ2の内側面から突設されたリブ2dを係合することで回動角(反転角)が規制される。この開閉体24の第2の端子板21の固定接点28に臨む部分には可動接点29が固着してある。
【0016】
カバー3は全体が矩形枠状に形成され、この枠部11内にはユリア樹脂のような熱硬化性樹脂にて下面が開口する箱形に形成された中ハンドル30が収められる。この中ハンドル30の両側面の下部には略三角状の回動軸31が突設してあり、内底面の中央からはコイルスプリング25の上部を挿入固定する棒状突起32が突設してある。このコイルスプリング25は中ハンドル30の回動に応じて開閉体24に反転回動力を付与するものであり、下部が開閉体24内に収められて、中ハンドル30と開閉体24との間に介装される。
【0017】
一方、カバー3の枠部11の短幅方向両側に立設された軸受部12の内壁に軸受溝12aが形成してあり、この軸受溝12aに中ハンドル30の回動軸31を下方から嵌入し、カバー3にて中ハンドル30を回動自在に保持する構造となっている。ここで、中ハンドル30の回動軸31の下部には上部よりも一段内側へ下がった段部31aが設けてあり、回動軸31を軸受溝12aに嵌入させた際に、軸受溝12aの下部に突設した抜け止めダボ12bが段部31aと嵌合することで中ハンドル30の脱落が防止できるようになっている。
【0018】
而して、中ハンドル30を回動軸31を支点として器体1に対して回動させれば、器体1内に圧縮して収められたコイルスプリング25による作用で開閉体24が反転回動して、開閉体24の可動接点29を第2の端子板21の固定接点28に接触・開離させることができる。尚、本実施形態のスイッチAは、一対の固定接点28と可動接点29を接触・開離することで第1の端子板20と第2の端子板21との間の導通をオン・オフする、所謂片切り型のスイッチ(Bスイッチ)であるが、スイッチの構成を上記の構成に限定する趣旨のものではなく、接点機構部として所謂3路スイッチ(Cスイッチ)や両切りスイッチ(Dスイッチ)や4路スイッチ(Eスイッチ)を用いても良いことは言うまでもない。
【0019】
また、中ハンドル30の前面側には操作ハンドル40が取着される。この操作ハンドル40はABS樹脂のような熱可塑性樹脂にて下面が開口する箱状に形成され、内底面より突設した係止片41a,41bの先端を中ハンドル30の長手方向両側面に突設された係止突起33a,33bと係合させることで、器体1の短幅方向に沿う方向において操作ハンドル40の中心と器体1の中心とが略一致するようにして、中ハンドル30の上部を覆うように取着される。
【0020】
また、操作ハンドル40の長手方向における一側には、器体1の短幅方向に沿って走る溝41が形成されている。溝41の長手方向の略中央には先端に丸みを持たせた細長の突起42が突設され、溝41の両端部には操作ハンドル40を貫通する孔43a,43bが穿設されている。
【0021】
この溝41内には長尺状の板片からなるハンドルライン45が取り付けられる。このハンドルライン45の略中央には、突起42を挿通させる長孔状の窓孔46が穿設される。ハンドルライン45の一端側には、溝41の一端側に設けた孔43aの奥に形成された凹所と凹凸係止する凸部47が突設される。また、溝41の他端側に設けた孔43bに対応するハンドルライン45の部位には背方に突出する係止爪片(図示せず)が突設され、係止爪片の先端には外側に突出する爪(図示せず)が突設されている。而して、ハンドルライン45を操作ハンドル40に取り付ける際は、先ずハンドルライン45の一端に設けた凸部47を操作ハンドル40の孔43a内に挿入し、この凸部47を支点としてハンドルライン45の他端を操作ハンドル40側に押し込むと、ハンドルライン45の係止爪片が孔43b内に挿入され、係止爪片の先端に設けた爪と孔43bの端縁とを係止することにより、ハンドルライン45が操作ハンドル40に取り付けられる。この時、ハンドルライン45の窓孔46内に突起42が挿入され、突起42の先端が操作ハンドル40の前面から突出するので、スイッチAの状態(固定接点28と可動接点29が接触しているか又は開離しているか)を外観上判断する目安となる。このように、ハンドルライン45の凸部47と孔43aの奥に設けた凹所(図示せず)とを凹凸係止させた後、凸部47を支点としてハンドルライン45を回転させ、係止爪片を孔43bに挿入して、爪と孔43bの端縁とを係止させているので、ハンドルライン45が短幅方向において回転し、取り付けにくくなることはない。
【0022】
而して、操作ハンドル40を回動操作すれば、操作ハンドル40が取着されている中ハンドル30を回動させて開閉体24を反転回動させることができ、これによって開閉体24を介して可動接点29に電気的に接続されている第1の端子板20と、固定接点28に電気的に接続されている第2の端子板21との間の導通をオン・オフすることができるのである。なお、中ハンドル30と操作ハンドル40の2つの部品で接点機構部の駆動(開閉体24の反転回動)を行うようにしたため、直接操作される操作ハンドル40の回動支点を従来に比較して上方へ移動させることができる。その結果、操作ハンドル40を大きくした場合にあっても後述するプレート枠Bの開口部61から露出する操作ハンドル40の出代があまり増えることがなく、従来に比較して外観上の見栄えを良くすることができるという利点がある。
【0023】
また、操作ハンドル40はその器体1(カバー3)上面への投影像が、プレート枠Bの開口部61の略3分の1の寸法に形成してある。さらに、カバー3上面の長手方向における両端部には、それぞれ、外側面に係止爪13が突設された突台部14が立設してある。これら係止爪13には、突台部14の上部から下部に向けて外側へ傾斜する傾斜面13aが形成してあり、その断面形状はカバー3の前面側から背面側に行くほど側方への突出量が大きくなるような断面形状となっている。
【0024】
以下にこのスイッチAの組立方法について簡単に説明する。先ず、ボディ2の各端子ブロック収納部2b内に一対の鎖錠ばね26および解除釦27を収納するとともに、第1及び第2の端子板20,21及び開閉体24を収納し、中ハンドル30をカバー3に取り付け且つ中ハンドル30の棒状突起32にコイルスプリング25を固定した状態で、コイルスプリング25の他端が開閉体24内に入り込むようにしてボディ2上にカバー3を載置する。そして、組立枠4の基板部4aをカバー3の上面に載置するとともに、組立脚4bをカバー3側面及びボディ2側面に夫々設けた取付凹部3a,2a内に位置決めして、組立脚4bの先端に形成された二股の爪4cを左右に拡径することでボディ2とカバー3とが結合されて器体1が組み立てられるようになっている。
【0025】
ボディ2とカバー3を組み立てた後に中ハンドル30に操作ハンドル40を取着することでスイッチAが完成する。ここで、中ハンドル30への操作ハンドル40の取着手順は、自動機等で取着する場合と手で取着する場合とで若干異なる。例えば、自動機等で自動で取着する場合には、操作ハンドル40の係止片41a,41bをそれぞれ中ハンドル30の係止突起33a,33bに当接させ、そのまま操作ハンドル40を器体1の方へ押し込むことで各係止片41a,41bをほぼ同時に係止突起33a,33bに係止させる。これに対して手で取着する場合には、中ハンドル30を図3中左下がりに傾斜させた状態で、先ず係止片41aを中ハンドル30の係止突起33aに係止させた後、操作ハンドル40の略中央を器体1側に押圧して、係止片41bと中ハンドル30の係止突起33bとを係止させることにより、操作ハンドル40が中ハンドル30に取り付けられる。尚、係止突起33a,33b並びに係止片41a,41bが互いに当接する面をテーパ面とすることで、操作ハンドル40を中ハンドル30の方へ押し込んだ時に係止片41a,41bがテーパ面に案内されて拡径されるので、上記取着作業が行い易くなるものである。
【0026】
一方、操作ハンドル40を中ハンドル30から取り外す際は、中ハンドル30および操作ハンドル40が図3中右下がりに傾斜している状態(すなわち中ハンドル30の2個の係止突起33aが突設された側を、係止突起33bが突設された側よりも図中下側にした状態)で、カバー3の突台部14と操作ハンドル40との間にマイナスドライバなどの工具を差し込み、突台部14を支点にして工具を図3中左回りに倒すと、操作ハンドル40の側壁40bが工具によって外側に引っ張られ、操作ハンドル40の主部40aが撓められるので、主部40aの裏側に突設された係止片41bが外側に傾斜して、係止片41bと中ハンドル30の係止突起33bとの係止状態が外れ、操作ハンドル40を中ハンドル30から取り外すことができる。このように、操作ハンドル40を中ハンドル30に着脱自在に取り付けているので、操作ハンドル40の破損時には操作ハンドル40だけを交換することができ、また様々な色の操作ハンドル40を用意することにより、施工現場の雰囲気に合わせた色の操作ハンドル40を選択して取り付けることができる。なお、操作ハンドル40の主部40a裏側には、中ハンドル30の前面および側面の一部と当接するリブ40cが突設されているので、中ハンドル30に操作ハンドル40を取り付けた際に、操作ハンドル40のがたつきを抑えることができる。
【0027】
次にこのスイッチAを壁面等の造営面に配設するために用いられる合成樹脂製の取付枠たるプレート枠B並びに化粧プレートCについて説明する。矩形枠状のプレート枠本体60は、ABS樹脂のような熱可塑性樹脂(弾性を有する熱硬化性樹脂でもよい)により各部材が一体に形成されており、その中央部にはスイッチAの操作ハンドル40を前面側へ露出させるために矩形の開口部61が設けてある。この開口部61の周縁背面側には、開口部61の長手方向に沿って互いに対向するように帯状の固定梁部64および可動梁部65が設けてある。可動梁部65はプレート枠本体60の長手方向に沿った一対の側枠片63a,63bの一方の側枠片63bから離間し、且つ連結部66によりその両端において側枠片63bに一体に連結している。ここで、可動梁部65および連結部66を含めてプレート枠本体60を形成している合成樹脂は可撓性材料であり、プレート枠本体60に対して可動梁部65および連結部66はそれぞれ撓み自在となっている。
【0028】
また、側枠片63bから一体に延設された幅狭の一対のリブ67によって可動梁部65が支持されており、可動梁部65と側枠片63bとの間にできる隙間が上記リブ67によって3つの部分(以下、各部分をスリット68a〜68cと呼ぶ。)に分割されることになる。このうち、両側のスリット68a,68cは外側端部が連結部66の方へ屈曲させてある。さらに側枠片63bの各リブ67近傍の部位には、可動梁部65を撓み易くさせるための長孔状の溝69が一対設けてある。
【0029】
一方、固定梁部64および可動梁部65の開口部61側の面には、スイッチAの係止爪13が係止する係止溝64a,65aを各々3対づつ等ピッチで設けてある。従って、スイッチAの係止爪13を各係止溝64a,65aに係止することにより、操作ハンドル40を開口部61から露出させた状態で、プレート枠本体60にスイッチAを取り付けることができる。ここで、固定梁部64並びに可動梁部65の先端部分には、スイッチAの係止爪13をプレート枠本体60の背面側から係止溝64a,65aに係止する際に、各係止爪13を係止溝64a,65aにガイドするため、各々外側に向けて傾斜したテーパ面を有するガイド部64b,65bが設けてある(図9(a)(b)参照)。
【0030】
したがって、プレート枠本体60にスイッチAを取り付ける際は、スイッチAの係止爪13をガイド部64b,65bのテーパ面に当接させた状態で、スイッチAをプレート枠本体60の背面側から前面側に押し込めば、係止爪13がガイド部64b,65bのテーパ面に沿って移動することにより、ガイド部64b,65bにガイドされてスムーズに係止溝64a,65aに係止することができるのである。すなわち、図9(a)に示すようにプレート枠Bの固定梁部64の係止溝64aにスイッチAの一方の側面の係止爪13を係止した後、他方の側面の係止爪13をガイド部65bに当接させながらスイッチAをプレート枠Bの背面側から前面側へ押し込むことにより、係止爪13がガイド部65bのテーパ面にガイドされながらプレート枠Bの可動梁部65を撓めてスムーズに係止爪13を係止溝64a,65aに係止してプレート枠BにスイッチAを取り付けることができる。ここで、スイッチAの操作ハンドル40は器体1(カバー3)上面への投影像がプレート枠Bの開口部61の略3分の1の大きさとなるような寸法に形成してあるので、操作ハンドル40を中ハンドル30に取着してスイッチAを完成品の状態でプレート枠Bの開口部61に背面側から操作ハンドル40を挿通させて、上記のようにスイッチAをプレート枠Bに取り付けることができる。つまり、操作性を良くするために操作ハンドルを大きくした場合に、プレート枠Bの開口部61に操作ハンドルを挿通することができなくなって、スイッチをプレート枠Bに取り付けた後で別途操作ハンドルを取り付けるという面倒な作業が必要な場合があるが、本発明におけるスイッチAではそのような面倒な作業を必要とせず、施工作業が容易になるという利点がある。
【0031】
また、固定梁部64並びに可動梁部65の基部とプレート枠本体60の開口部61の端縁との間には、係止爪13を各係止溝64a,65aに係止させた状態でスイッチAの前面側の一部に当接する当接部64d,65dが設けてある。このため、プレート枠Bに取り付けた状態でスイッチAの器体1にプレート枠Bの前面方向へ力が加わった場合に、器体1が前面側へ移動するのを当接部64d,65dによって規制することができる。同様に、スイッチAの器体1にプレート枠Bの背面方向へ力が加わった場合には、係止爪13と係止溝64a,65aとが当接しているために器体1の移動が規制できる。しかもプレート枠本体60の可動梁部65と側枠片63bとを連結している連結部66は、スリット68a,68cの外側端部が屈曲して形成されていることで薄肉になっており、その結果スイッチAの器体1に前面側から背面方向への強い押圧力が加えられたときに可動梁部65が開口部61側へ倒れるように撓むので、可動梁部65の係止溝65aからスイッチAの係止爪13が外れることがなく、プレート枠BからのスイッチAの脱落を防止することができる。
【0032】
また固定梁部64には各係止溝64aの間にプレート枠本体60の前面側から貫通する器具外し孔71が穿設してあって、ドライバや取り外し専用の治具などの先端部分をこの器具外し孔71に挿入し、治具の先端部分でスイッチAの器体1を可動梁部65側へ押してやれば梃子の原理によって僅かな力で可動梁部65を撓ますことができ、固定梁部64側の係止溝64aと器体1の係止爪13との係止状態を解除してプレート枠本体60からスイッチAを容易に取り外すことができる。なお、スイッチAのカバー3両側面における係止爪13間の下部には、外側へ向かって下方に傾斜する傾斜面16aを有する突起16が突設してあり、器具外し孔71に挿入される上記治具等の先端部分をこの突起16に当てるようにすることで外し操作を行い易くしてある。
【0033】
ところで、このプレート枠Bは3個用であって、図8(a)に示すようにスイッチAの長手方向を開口部61の長手方向に直交させて3個並べて取り付けることができるようになっており、このようなスイッチAの寸法を1個モジュール寸法と呼ぶ。また、スイッチAの器体1の両側面に突設した各一対の係止爪13のピッチも、プレート枠本体60の固定梁部64及び可動梁部65に設けた各係止溝64a,65aのピッチに一致させてある。ここで、プレート枠本体60の開口部61に対して開口部61の長手方向に沿ってスイッチAを3個並べて取り付けることができるようにスイッチAの取付位置を限定するために、固定梁部64および可動梁部65の係止溝64a,65aの近傍に仕切りリブ70を突設している。これらの仕切りリブ70は、固定梁部64および可動梁部65の内側面に各一対づつ計3組が設けられた係止溝64a,65aの各組の外側の位置にそれぞれ一対づつがプレート枠本体60と一体に突設されている。仕切りリブ70はプレート枠本体60にスイッチAを取り付けた際にスイッチA側面の少なくとも一部に当接するような位置に突設されているので、スイッチAをプレート枠本体60に取り付けた状態でスイッチAのがたつきを抑えることができる。
【0034】
なお、プレート枠本体60の長手方向に対向する両側片62,62には各々凹所72が形成してあり、各凹所72には、プレート枠Bを埋込ボックス(図示せず)に取り付けるためのボックスねじを挿通する長孔73と、プレート枠Bを壁面等の造営面に直付けするためのねじが挿通されるねじ挿通孔74と、造営面を形成する壁パネル等に取り付ける際に使用するはさみ金具(図示せず)を係止するはさみ金具係止孔75とが設けてある。
【0035】
またプレート枠本体60の四隅には、化粧プレートCのプレート本体80背面から突設した係止突起83を係止する化粧プレート係止孔76が設けてあり、これらの化粧プレート係止孔76に係止突起83を挿入係止することでプレート枠Bの前面側に化粧プレートCを着脱自在に取り付けることができるようになっている。
【0036】
一方、化粧プレートCのプレート本体80はプレート枠本体60と同様にABS樹脂のような熱可塑性合成樹脂により、プレート枠Bの前面を覆う矩形の主部81と、主部81の全周縁から背面側に突出する側壁82とを一体に形成した略箱形としてある。上記係止突起83は主部81の背面側の四隅に突設してある。また主部81の略中央には、プレート枠Bに取り付けたスイッチAの操作ハンドル40を露出する開口窓84が設けてある。ここで、プレート本体80の対向する側壁82間の幅寸法がプレート枠本体60の各幅寸法よりも大きくしてある。すなわち、造営面に配設したプレート枠Bの前面側に化粧プレートCを取着したとき、プレート枠本体60が化粧プレートCのプレート本体80の内側に収まり、プレート本体80の側壁82の先端縁が造営面にほぼ当接することになる。その結果、プレート枠Bと化粧プレートCとの突き合わせ面が造営面よりも前方へ出ることがなく、両者の突き合わせの線が側面からはほとんど見えないようにして見栄えを良くすることができる。
【0037】
プレート本体80の短幅方向に沿った一方の側壁82には一対の切欠部85が設けてあり、この切欠部85に治具(ドライバの先端等)を差し込んでプレート本体80に前面側への力を加えることにより、プレート本体80の係止突起83とプレート枠本体60の化粧プレート係止孔76との係止を解除し、化粧プレートCをプレート枠Bから取り外すことができるようにしてある。ここで、プレート枠本体60の側片62の切欠部85に対応する位置には側片62の他の部位よりも内側へ窪んだ逃がし部77が設けてあり、切欠部85に差し込まれた治具を逃がすことで奥まで挿入でき、化粧プレートCを取り外す際に力を加え易くしてある。さらに、逃がし部77の背面側端部からは薄肉のリブ78が、化粧プレートCの切欠部85から突出しない程度まで延設してある。すなわち、切欠部85に差し込んだ治具に造営面に当接する部分を支点として力を加えることで造営面に傷が付く虞があるが、リブ78を設けることで切欠部85に差し込んだ治具がリブ78に当接することになり、化粧プレートCをプレート枠Bから取り外す際に治具によって造営面に傷が付くのを防ぐことができる。
【0038】
またプレート本体80の背面側には、プレート枠Bに取着したときにプレート枠本体60に設けた3つのスリット68a〜68cにそれぞれ嵌入される突条片86a〜86cが列設してある。ここで、各突条片86a〜86cの寸法は、プレート枠本体60の各スリット68a〜68cに嵌入された状態で、スリット68a〜68cの内周面と各突条片86a〜86cとの間に僅かな隙間しか生じないような寸法に設定してある。すなわち、スイッチAを取り付けたプレート枠Bに化粧プレートCを取着した状態では、3つの突条片86a〜86cがプレート枠本体60の各スリット68a〜68cに嵌入され、スリット68a〜68cの内周面と各突条片86a〜86cとの間に僅かな隙間しか生じないことから、プレート枠本体60の可動梁部65の動き(撓み)が規制されることになる。その結果、スイッチAに衝撃が加えられた場合でも、上記の如く可動梁部65の動きが規制されているためにスイッチAの係止爪13と可動梁部65及び固定梁部64の係止溝65a,64aとの係止が外れ難くなるものである。
【0039】
なお、合成樹脂製の化粧プレートCの代わりに金属製の化粧プレートを用いることも可能である。金属製の化粧プレート(図示せず)の場合には合成樹脂製の化粧プレートCのような係止突起83を設けることができないから、金属製の化粧プレートを取り付ける取付ねじが螺着される取付ねじ孔(図示せず)をプレート枠本体60の凹所72に設けるようにしてもよい。
【0040】
ここで、壁面等の造営面に埋め込まれる埋込ボックスの中には開口部が略円形である丸型の埋込ボックス(所謂C型丸ボックスなど)があるが、スイッチAの器体1の大きさとの関係で2個以上のスイッチAを並べて配設できない場合がある。そこで、スイッチAの器体1(ボディ2及びカバー3)の角部1aを上下方向にカットした形状にしてある。これにより、2つのスイッチAを並べて埋込配設する場合にあっても、各スイッチAの器体1の角部1aがカットされていることから丸型の埋込ボックスに干渉することが無くなり、丸型の埋込ボックスにスイッチAを複数個並べて埋込配設することができるようになっている。
【0041】
なお、スイッチAは図10(a)〜(c)に示すような金属製の取付枠Dにも取り付けることができる。この取付枠Dは中央に3個用の開口部90を備える矩形枠状に形成されており、長手方向に対向する両側片91には埋込ボックスに取り付けるためのボックスねじを挿通する長孔92と、壁面等の造営面に直付けするためのねじが挿通されるねじ挿通孔93と、造営面を形成する壁パネル等に取り付ける際に使用するはさみ金具を係止するはさみ金具係止孔94と、金属製の化粧プレート等をねじ止めするためのねじ孔95とが設けてある。
【0042】
一方、開口部90を挟んで長手方向に沿って対向する側枠片96a,96bには、スイッチAの組立枠4,4にそれぞれ設けた係止孔4e,4eと係合する係止爪97,98がそれぞれ設けてある。このうち一方の側枠片96bにおいては、上記係止爪98を幅細の支持片99で両側から支持するようにしてある。すなわち、スイッチAを取付枠Dに取り付ける際には、先ず側枠片96aの係止爪97をスイッチAの一方の係止孔4eに係合させ、ドライバ等の工具を使って他方の側枠片96bの支持片99を開口部90側へ押し曲げることにより、スイッチAの他方の係止孔4eに係止爪98を係合させてスイッチAを取付枠Dに取り付けることができる。なお、組立枠4の舌片4dに対応するカバー側面の部位には舌片4dが嵌まり込む凹所3dが形成され、さらに係止孔4eに対応する凹所3dの部位には、取付枠Dの係止爪97,98が挿入される溝3cが形成されている。ここで、組立枠4とカバー3の両側面に設けた係止爪13の下面の高さを略同じ高さにしているので、スイッチAを取付枠Dに取り付けた際に、係止爪13の下面が取付枠Dの側枠片96a,96bと接触し、取付枠DとスイッチAとの接触面積が増加するから、スイッチAのがたつきを少なくでき、また操作ハンドル40を操作する際に加わる荷重や衝撃などを分散させることができる。
【0043】
ところで本基本例におけるスイッチAは、3個用のプレート枠B又は取付枠Dに3個並べて取り付けることができるようになっており、この場合の操作ハンドル40の短幅方向の寸法がプレート枠B又は取付枠Dの開口部61,90の短幅方向の寸法と略同じ寸法に形成され且つ長手方向の寸法が開口部61,90を長手方向に3等分した寸法と略同じ寸法に形成されているので、このスイッチAをプレート枠B又は取付枠Dのの開口部61,90を塞ぐように配置して3個取り付ける場合において、従来に比べて操作ハンドル40が大きくなったために操作が容易になるとともに、操作ハンドル40を取着した状態でプレート枠B又は取付枠Dに取り付けることができて造営面への配設作業が容易になり、しかも操作ハンドル40の回動支点を器体1の上部に設けることができることから操作ハンドル40の出代が増えることがなく、外観上の見栄えを良くすることができる。さらに、プレート枠B又は取付枠Dに3個取り付けた場合でも3つの操作ハンドル40によって開口部61,90が塞がれるため、スイッチAを1個又は2個取り付ける場合と共通のプレート枠B又は取付枠Dを使用することができて施工作業の簡素化とコストダウンが図れる。また、操作ハンドル40の操作面が大きく見えるため、窓孔84の長手方向に沿う方向に伸びるハンドルライン45を操作ハンドル40の一端側に取り付けることによって、操作ハンドル40をスリムでコンパクト(小型)に見せ、見栄えを良くすることができる。
【0044】
これに対して、1つのプレート枠B又は取付枠DにスイッチAを2個だけ取り付けたい場合には、図11乃至図14に示すようなプレート枠B又は取付枠Dの開口部61,90の長手方向寸法の約2分の1の寸法(2個モジュール寸法)の操作面を有する操作ハンドル40’を中ハンドル30に取着するようにすればよい。このスイッチAでは、開口部61,90の長手方向に沿う方向における器体1の中心を操作ハンドル40’の中心と一致させるようにして操作ハンドル40’が中ハンドル30に取り付けられている。また、カバー3の段部14には、プレート枠Bの固定梁部64及び可動梁部65に設けた隣接する3個の係止溝64a,65aの内、両側に位置する係止溝64a,65aとそれぞれ係止する係止爪13を2個づつ突設している。
【0045】
而して、図13に示すようにプレート枠Bの開口部61の長手方向に沿ってスイッチAの器体1を2個並べて取り付ける場合、図中上側の取付位置に取り付けられるスイッチA1では、固定梁部64および可動梁部65に3組づつ設けられた係止溝64a,65aの内、図中上側に設けられた組の内の上側にある係止溝64a,65aと、図中中央に設けられた組の内の上側にある係止溝64a,65aに、スイッチA1の係止爪13を係止させることにより、スイッチA1がプレート枠Bに取り付けられる。また、図中下側の取付位置に取り付けられるスイッチA1では、図中中央に設けられた組の内の下側にある係止溝64a,65aと、図中下側に設けられた組の内の下側にある係止溝64a,65aに、スイッチA1の係止爪13を係止させることにより、スイッチA1がプレート枠Bに取り付けられる。ここで、カバー3上面における突台部14,14の間の部位は下方に窪んでいるので、係止溝64a,65aの各組の間にそれぞれ設けられた2個の仕切りリブ70とカバー3とが干渉して、スイッチAが取付不能となることはない。
【0046】
なお、カバー3両側面における係止爪13間の下部には、外側へ向かって下方に傾斜する傾斜面16aを有する突起16が突設してあり、器具外し孔71に挿入される上記治具等の先端部分をこの突起16に当てるようにすることで外し操作を行い易くしてある。ここで、突起16は器体1の短幅方向において広範囲に形成されているので、スイッチA1の器体1がプレート枠Bの何れの取付位置に取り付けられたとしても、治具の先端が確実に突起16に当接し、器体1の取り外し作業を容易に行える。
【0047】
また、このスイッチAを図14(a)〜(c)に示すような金属製の取付枠Dにも開口部90の長手方向に沿って2個並べて取り付けることができる。ここで、スイッチAを取付枠Dに取り付ける場合、開口部90の長手方向においてスイッチAの中心位置と取付枠Dの係止爪97,98との位置がずれ、しかもスイッチAを図14(a)中上側の取付位置に取り付けた場合と、同図中下側の取付位置に取り付けた場合とでスイッチAの中心位置と係止爪97,98との位置関係が異なるため、2個モジュール寸法の操作ハンドル40’を有するスイッチAでは、各組立枠4の基板部4aの外側縁から、金属製の取付枠Dに設けた係止爪97,98と係止する係止孔4eが穿設された一対の舌片4dがカバー3の背面側に向かって突設されている。
【0048】
而して、このスイッチAを取付枠Dの上側の取付位置に取り付ける場合は、両側枠片96a,96bに夫々設けた各3個の係止爪97,98の内、図14(a)中上側の係止爪97,98に、各組立枠4の上側の係止孔4eと係止させることにより、スイッチAが取付枠Dに取り付けられる。また、このスイッチAを取付枠Dの下側の取付位置に取り付ける場合は、両側枠片96a,96bに夫々設けた各3個の係止爪97,98の内、同図中下側の係止爪97,98に、各組立枠4の下側の係止孔4eと係止させることにより、スイッチAが取付枠Dに取り付けられる。
【0049】
このように、操作ハンドル40’の短幅方向の寸法が開口部61,90の短幅方向の寸法と略同じ寸法に形成され且つ長手方向の寸法が開口窓61,90を長手方向に2等分した寸法と略同じ寸法に形成されているので、このスイッチAをプレート枠B又は取付枠Dの開口部61,90の中央から端部寄りに配置して2個取り付ける場合において、従来に比べて操作ハンドル40’が大きくなったために操作が容易になるとともに、操作ハンドル40’を取着した状態でプレート枠B又は取付枠Dに取り付けることができて造営面への配設作業が容易になり、しかも操作ハンドル40’の回動支点を器体1の上部に設けることができることから操作ハンドル40’の出代が増えることがなく、外観上の見栄えを良くすることができる。さらに、プレート枠B又は取付枠Dに2個取り付けた場合でも2つの操作ハンドル40’によって開口部61,90が塞がれるため、スイッチAを1個又は3個取り付ける場合と共通のプレート枠B又は取付枠Dを使用することができて施工作業の簡素化とコストダウンが図れる。また、操作ハンドル40’の操作面が大きく見えるため、開口部61,90の長手方向に沿う方向に伸びるハンドルライン45を操作ハンドル40’の一端側に取り付けることによって、操作ハンドル40’をスリムでコンパクト(小型)に見せ、見栄えを良くすることができる。
【0050】
また、1つのプレート枠B又は取付枠DにスイッチAを1個だけ取り付けたい場合であれば、図15に示すようなプレート枠B又は取付枠Dの開口部61,90と略等しい寸法(3個モジュール寸法)の操作面を有する操作ハンドル40”を中ハンドル30に取着するようにすればよい。この場合、スイッチAは上述した1個モジュール寸法のスイッチと同様の構造を有しており、プレート枠B又は取付枠Dの3個の取付位置の内、中央の取付位置に取り付けられる。このように、操作ハンドル40”の短幅方向の寸法が開口部61,90の短幅方向の寸法と略同じ寸法に形成され且つ長手方向の寸法が開口部61,90の長手方向の寸法と略同じ寸法に形成されているので、このスイッチAをプレート枠B又は取付枠Dの開口部61,90の中央に配置して1個だけ取り付ける場合において、従来に比べて操作ハンドル40”が大きくなったために操作が容易になるとともに、操作ハンドル40”を取着した状態でプレート枠B又は取付枠Dに取り付けることができて造営面への配設作業が容易になり、しかも操作ハンドル40”の回動支点を器体1の上部に設けることができることから操作ハンドル40”の出代が増えることがなく、外観上の見栄えを良くすることができる。さらに、プレート枠B又は取付枠Dに1個だけ取り付けた場合でも操作ハンドル40”によって開口部61,90が塞がれるため、スイッチAを2個又は3個取り付ける場合と共通のプレート枠B又は取付枠Dを使用することができて施工作業の簡素化とコストダウンが図れる。また、操作ハンドル40”の操作面が大きく見えるため、開口部61,90の長手方向に沿う方向に伸びるハンドルライン45を操作ハンドル40”の一端側に取り付けることによって、操作ハンドル40”をスリムでコンパクト(小型)に見せ、見栄えを良くすることができる。
【0051】
なお、スイッチAの中ハンドル30に何れの操作ハンドル40’,40”を取着した状態でも、スイッチAをプレート枠B又は取付枠Dの背面側から取り付けることができることはいうまでもない。
【0052】
(実施形態1)
図16乃至図18を参照して本発明の実施形態1を説明する。尚、カバー3及び組立枠4以外の構成は基本例1におけるスイッチAと共通であるから共通する部分については同一の符号を付して説明は省略する。
【0053】
基本例1のスイッチAでは、プレート枠B或いは取付枠Dに取り付けるための取付手段を、カバー3と一体に形成した係止爪13と、組立枠4に設けた係止孔4eとで構成しているが、本実施形態のスイッチAでは、各組立枠4の外側縁から、金属製の取付枠Dに設けた係止爪97,98と係止する係止孔4eが設けられた舌片4dをカバー3の背面側に向かって突設するとともに、各組立枠4の外側縁の両端部に山形状に折曲した係止爪片4fを組立枠4と一体に形成しており、係止孔4e及び係止爪片4fから金属製或いは合成樹脂製の取付枠に取り付けるための取付手段を構成している。尚、係止爪片4fの断面形状は、カバー3の前面側から背面側に行くほど側方への突出量が大きくなるような断面形状に形成されている。
【0054】
而して、このスイッチAを上述したプレート枠Bに取り付ける際は、スイッチAの組立枠4に設けた係止爪片4fを、プレート枠本体60のガイド部64b,65bのテーパ面に当接させた状態で、スイッチAをプレート枠本体60の背面側から前面側に押し込めば、係止爪片4fがガイド部64b,65bのテーパ面に沿って移動することにより、ガイド部64b,65bにガイドされて係止溝64a,65aに係止され、プレート枠BにスイッチAを取り付けることができる。また、基本例1と同様に、各組立枠4に設けた係止孔4eに取付枠Dの係止爪97,98を係止させることによって、このスイッチAを金属製の取付枠Dに取り付けることができる。
【0055】
ところで、本実施形態におけるスイッチAは、3個用のプレート枠B又は取付枠Dに3個並べて取り付けることができるようになっており、この場合の操作ハンドル40の操作面の短幅方向の寸法は、プレート枠B又は取付枠Dの開口部61,90の長手方向の寸法の略3分の1にしてある。これに対して、1つのプレート枠B又は取付枠DにスイッチAを2個だけ取り付けたい場合には、図19及び図20に示すようなプレート枠B又は取付枠Dの開口部61,90の長手方向寸法の約2分の1の寸法(2個モジュール寸法)の操作面を有する操作ハンドル40’を中ハンドル30に取着するようにすればよい。また、1つのプレート枠B又は取付枠DにスイッチAを1個だけ取り付けたい場合であれば、図21に示すようなプレート枠B又は取付枠Dの開口部61,90と略等しい寸法(3個モジュール寸法)の操作面を有する操作ハンドル40”を中ハンドル30に取着するようにすればよい。なお、スイッチAの中ハンドル30に何れの操作ハンドル40’,40”を取着した状態でも、スイッチAをプレート枠B又は取付枠Dの背面側から取り付けることができることはいうまでもない。
【0056】
(基本例2)
図22乃至図図26を参照して本発明の基本例2を説明する。尚、組立枠4以外の構成は実施形態1におけるスイッチAと共通であるから共通する部分については同一の符号を付して説明は省略する。
【0057】
実施形態1のスイッチAでは、組立枠4に設けた係止爪片4fの断面形状をカバー3の前面側から背面側に行くほど側方への突出量が大きくなるような断面形状に形成しているが、本基本例のスイッチAでは各組立枠4の外側縁に、カバー3の前面と略平行な方向に突出する係止爪片4f’を各組立枠4と一体に形成しており、係止孔4e及び係止爪片4f’から金属製或いは合成樹脂製の取付枠に取り付けるための取付手段を構成している。
【0058】
次にこのスイッチAを壁面等の造営面に配設するために用いられる合成樹脂製の取付枠たるプレート枠B’について図25及び図26を参照して説明する。尚、プレート枠B’の基本的な構成は基本例1で説明したプレート枠Bと同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。このプレート枠B’は、中央部にスイッチAの前面を露出させる開口部61を有し埋込穴の開口面側を覆う合成樹脂製のプレート枠本体60を有し、開口部61の両側に位置する側枠片63a,63bの内、一方の側枠片63aにはスイッチAの両側縁に突設された係止爪片4f’の一方が挿入係止される撓み可能な撓み片110が設けられ、他方の側枠片63bにはスイッチAの他方の係止爪片4f’が挿入係止される固定部111が設けられている。なお、プレート枠本体60の側枠片63bは、内側部位112と外側部位113とが隙間114を介して平行に一体に形成されていて、この両部位112,113の間の隙間114の奥端で両端をプレート枠本体60の両側片62,62と一体に連結して可撓性を有する上記撓み片110が形成してある。
【0059】
また、開口部61の中央の位置で撓み片110と側枠片63aの内側部位112とが架橋片115によって、撓み片110と外側部位113とが架橋片116によって、それぞれ結合してある。外側部位113には上記架橋片116の結合点を中心として両端方向に長孔状のスリット117が形成されており、スリット117の内側の部分を薄肉とし、この薄肉部位に上記架橋片116が結合し、撓み片110を横方向に撓み易くしている。このようにスリット117の中央に対応する位置で架橋片116によって外側部位113と撓み片110とが結合されているため、スイッチA装着時の応力を分散してプレート枠本体60へのダメージを減少させることができるという利点がある。
【0060】
撓み片110の内側面には一対の凹所118が2組形成してあり、図26に示すように、この凹所118の背面側をスイッチAの係止爪片4f’が係止する段部119としている。一方、側枠片63aには固定部111が形成してあり、側枠片63aの背面には固定リブ120が一体に形成されている。側枠片63aには固定リブ120側に挿通する凹所121が穿設され、凹所121の背面側に段部122が形成されている。また、固定リブ120の側面であって、段部122に対応する背方には傾斜面123が形成されていて、この傾斜面123にスイッチAの係止爪片4f’が当接して沿うことにより、他方の係止爪片4f’にて撓み片110を外側に撓ませるようにしている。
【0061】
次に、このプレート枠B’へのスイッチAの着脱操作について説明する。まず、スイッチAの一方の係止爪片4f’を撓み片110側の段部119に挿入係止し、他方の係止爪片4f’を固定リブ120の傾斜面123に沿って前面側に移動させる。この傾斜面123に当接して沿わせることにより、スイッチAは撓み片110側に移動する。このため、一方の係止爪片4f’が撓み片110を外側へ付勢して撓ませる。そして、他方の係止爪片4f’が傾斜面123を乗り越えて段部122に挿入係止すると、撓み片110の復帰力によりスイッチAは図26の右方に復帰し、両係止爪片4f’,4f’は段部119,122に係止すると共に、プレート枠本体60の背面に当接して、スイッチAがプレート枠本体60に装着されることになる。すなわち、可動側の撓み片110側に先にスイッチAの一方の係止爪片4f’を挿入し、固定側の傾斜面123により可動側の撓み片110を外側に押し出して嵌め込むことができるものである。つまり、係止爪片4f’を先に挿入係止する段部119側の撓み片110を横方向に撓ませ、後から挿入する段部122側の固定リブ120は撓まないようにしている。
【0062】
一方、スイッチAをプレート枠B’から外す場合には以下のように行う。すなわち、前面からドライバ等の工具の先端を挿通孔71に挿入し、工具の先端を係止爪片4f’間のカバー3側面に当接して、工具を側枠片63bの方へ倒す。すると、工具の先端によってスイッチAが撓み片110側に付勢され、係止爪片4f’を段部122より外すことで、スイッチAをプレート枠本体60から容易に取り外すことができる。
【0063】
また、基本例1と同様に、各組立枠4に設けた係止孔4eに取付枠Dの係止爪97,98を係止させることによって、このスイッチAを金属製の取付枠Dに取り付けることができる。
【0064】
ところで、本基本例におけるスイッチAは、3個用のプレート枠B又は取付枠Dに3個並べて取り付けることができるようになっており、この場合の操作ハンドル40の操作面の短幅方向の寸法は、プレート枠B又は取付枠Dの開口部61,90の長手方向の寸法の略3分の1にしてある。これに対して、1つのプレート枠B又は取付枠DにスイッチAを2個だけ取り付けたい場合には、図27及び図28に示すようなプレート枠B又は取付枠Dの開口部61,90の長手方向寸法の約2分の1の寸法(2個モジュール寸法)の操作面を有する操作ハンドル40’を中ハンドル30に取着するようにすればよい。
【0065】
また、1つのプレート枠B又は取付枠DにスイッチAを1個だけ取り付けたい場合であれば、図29に示すようなプレート枠B又は取付枠Dの開口部61,90と略等しい寸法(3個モジュール寸法)の操作面を有する操作ハンドル40”を中ハンドル30に取着するようにすればよい。なお、スイッチAの中ハンドル30に何れの操作ハンドル40’,40”を取着した状態でも、スイッチAをプレート枠Bの背面側から取り付けることができることはいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、細長で長手方向に複数の器具取付部を有する開口窓を備えた取付枠の器具取付部と係止離脱自在に係止する取付手段を有し、開口窓から前面を露出させた状態で取付枠に取り付けられる器体と、器体の内部に収納された接点機構部と、該接点機構部の切換操作を行うために器体の前面に設けられた操作部とを備え、上記器体を、合成樹脂からそれぞれ形成された後端側のボディ及び前端側のカバーと、金属材料から略コ字型に形成されボディ及びカバーの両端部をそれぞれ結合するようにカバーの前面側から嵌合される一対の組立枠とで構成し、上記取付手段を、組立枠の外側縁から延設され、カバーの前面側から背面側へ行くほど側方への突出量が大きくなるような断面形状に形成され、合成樹脂製取付枠に設けた係止溝に係止される係止爪片と、組立枠に設けられ金属製の取付枠に設けた係止爪と係止する係止孔とで構成したことを特徴とし、組立枠に設けた係止爪片又は係止孔の何れかを用いて合成樹脂製の取付枠或いは金属製の取付枠の何れにもスイッチを取り付けることができ、しかも合成樹脂製の取付枠に取り付けるための係止爪片を金属製の組立枠と一体に設けているので、樹脂製のカバーに設けた場合に比べて係止爪片の強度を高めることができ、係止爪片が破損するのを防止できる。
【0069】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、上記取付枠の開口窓には長手方向に3組の器具取付部が設けられ、上記操作部は、器体の前面から一部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、中ハンドルの前面に取着された操作ハンドルとで構成され、上記器体の短幅方向寸法を上記開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成するとともに、器体の短幅方向における上記操作ハンドルの寸法を開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成して成ることを特徴とし、取付枠に他の配線器具と共に並設することができる。
【0070】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、上記取付枠の開口窓には長手方向に3組の器具取付部が設けられ、上記操作部は、器体の前面から一部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、中ハンドルの前面に取着された操作ハンドルとで構成され、上記器体の短幅方向寸法を上記開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成するとともに、器体の短幅方向における上記操作ハンドルの寸法を開口窓の長手方向寸法の略2分の1に形成して成ることを特徴とし、配線器具を3個取り付けることのできる取付枠に2個取り付けた場合でも各スイッチの操作ハンドルによって取付枠の開口窓が塞がれるので、スイッチを3個取り付ける場合と共通の取付枠を使用できてコストダウンが図れる。
【0071】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、上記取付枠の開口窓には長手方向に3組の器具取付部が設けられ、上記操作部は、器体の前面から一部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、中ハンドルの前面に取着された操作ハンドルとで構成され、上記器体の短幅方向寸法を上記開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成するとともに、器体の短幅方向における上記操作ハンドルの寸法を開口窓の長手方向寸法と略同一に形成して成ることを特徴とし、配線器具を3個取り付けることのできる取付枠に1個だけ取り付けた場合でもスイッチの操作ハンドルによって取付枠の開口窓が塞がれるので、スイッチを2個又は3個取り付ける場合と共通の取付枠を使用できてコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基本例1のスイッチを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図2】 同上の分解斜視図である。
【図3】 同上の断面図である。
【図4】 (a)は同上の操作ハンドルを外した状態の正面図であり、(b)は同上の操作ハンドル及び組立枠を外した状態の正面図である。
【図5】 (a)は同上の操作ハンドルを外した状態の一部破断せる側面図であり、(b)は同上の操作ハンドル及び組立枠を外した状態の一部破断せる側面図である。
【図6】 同上を造営面に配設するためのプレート枠を示し、(a)は正面図、(b)は裏面図である。
【図7】 同上を造営面に配設するための化粧プレートを示し、(a)は正面側から見た外観斜視図、(b)は裏面側から見た外観斜視図である。
【図8】 (a)(b)は同上をプレート枠に取り付けた状態の説明図である。
【図9】 (a)(b)は同上のプレート枠への取付方法を説明する説明図である。
【図10】 同上を金属製の取付枠に取り付けた状態を示し、(a)は正面図、(b)は右側から見た一部破断せる側面図、(c)は下側から見た断面図である。
【図11】 プレート枠或いは取付枠に2個だけ取り付ける場合のスイッチを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図12】 (a)は同上の操作ハンドルを外した状態の正面図であり、(b)は同上の操作ハンドル及び組立枠を外した状態の正面図である。
【図13】 同上をプレート枠に取り付けた状態を示す正面図である。
【図14】 同上を金属製の取付枠に取り付けた状態を示し、(a)は正面図、(b)は右側から見た一部破断せる側面図、(c)は下側から見た断面図である。
【図15】 プレート枠或いは取付枠に1個だけ取り付ける場合のスイッチを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図16】 実施形態1のスイッチを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図17】 (a)は同上の操作ハンドルを外した状態の正面図であり、(b)は同上の操作ハンドル及び組立枠を外した状態の正面図である。
【図18】 (a)は同上の操作ハンドルを外した状態の一部破断せる側面図であり、(b)は同上の操作ハンドル及び組立枠を外した状態の一部破断せる側面図である。
【図19】 プレート枠或いは取付枠に2個だけ取り付ける場合のスイッチを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図20】 (a)は同上の操作ハンドルを外した状態の正面図であり、(b)は同上の操作ハンドル及び組立枠を外した状態の正面図である。
【図21】 プレート枠或いは取付枠に1個だけ取り付ける場合のスイッチを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図22】 基本例2のスイッチを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図23】 (a)は同上の操作ハンドルを外した状態の正面図であり、(b)は同上の操作ハンドル及び組立枠を外した状態の正面図である。
【図24】 (a)は同上の操作ハンドルを外した状態の一部破断せる側面図であり、(b)は同上の操作ハンドル及び組立枠を外した状態の一部破断せる側面図である。
【図25】 同上を造営面に配設するためのプレート枠を示し、(a)は正面図、(b)は裏面図である。
【図26】 同上のプレート枠に取り付けた状態を示す一部省略せる断面図である。
【図27】 プレート枠或いは取付枠に2個だけ取り付ける場合のスイッチを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図28】 (a)は同上の操作ハンドルを外した状態の正面図であり、(b)は同上の操作ハンドル及び組立枠を外した状態の正面図である。
【図29】 プレート枠或いは取付枠に1個だけ取り付ける場合のスイッチを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【符号の説明】
A スイッチ
1 器体
2 ボディ
3 カバー
4 組立枠
4d 係止孔
4e 舌片
13 係止突片
40 操作ハンドル
Claims (4)
- 細長で長手方向に複数の器具取付部を有する開口窓を備えた取付枠の器具取付部と係止離脱自在に係止する取付手段を有し、開口窓から前面を露出させた状態で取付枠に取り付けられる器体と、器体の内部に収納された接点機構部と、該接点機構部の切換操作を行うために器体の前面に設けられた操作部とを備え、上記器体を、合成樹脂からそれぞれ形成された後端側のボディ及び前端側のカバーと、金属材料から略コ字型に形成されボディ及びカバーの両端部をそれぞれ結合するようにカバーの前面側から嵌合される一対の組立枠とで構成し、上記取付手段を、組立枠の外側縁から延設され、カバーの前面側から背面側へ行くほど側方への突出量が大きくなるような断面形状に形成され、合成樹脂製取付枠に設けた係止溝に係止される係止爪片と、組立枠に設けられ金属製の取付枠に設けた係止爪と係止する係止孔とで構成したことを特徴とするスイッチ。
- 上記取付枠の開口窓には長手方向に3組の器具取付部が設けられ、上記操作部は、器体の前面から一部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、中ハンドルの前面に取着された操作ハンドルとで構成され、上記器体の短幅方向寸法を上記開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成するとともに、器体の短幅方向における上記操作ハンドルの寸法を開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成して成ることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ。
- 上記取付枠の開口窓には長手方向に3組の器具取付部が設けられ、上記操作部は、器体の前面から一部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、中ハンドルの前面に取着された操作ハンドルとで構成され、上記器体の短幅方向寸法を上記開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成するとともに、器体の短幅方向における上記操作ハンドルの寸法を開口窓の長手方向寸法の略2分の1に形成して成ることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ。
- 上記取付枠の開口窓には長手方向に3組の器具取付部が設けられ、上記操作部は、器体の前面から一部を露出させて回動自在に器体に保持される中ハンドルと、中ハンドルの前面に取着された操作ハンドルとで構成され、上記器体の短幅方向寸法を上記開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成するとともに、器体の短幅方向における上記操作ハンドルの寸法を開口窓の長手方向寸法と略同一に形成して成ることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ。
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