JPH1083862A - コネクタ装置の操作機構 - Google Patents

コネクタ装置の操作機構

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Publication number
JPH1083862A
JPH1083862A JP8253961A JP25396196A JPH1083862A JP H1083862 A JPH1083862 A JP H1083862A JP 8253961 A JP8253961 A JP 8253961A JP 25396196 A JP25396196 A JP 25396196A JP H1083862 A JPH1083862 A JP H1083862A
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JP
Japan
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lock
knob
connector
external device
case body
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Application number
JP8253961A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Ohashi
充明 大橋
Takeshi Matsuda
健 松田
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SMK Corp
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
SMK Corp
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック摘み(46)によるロック解除の操作
性に優れ、操作摘み(9)の係止構造を簡略化するコネ
クタ装置の操作機構を提供する。 【解決手段】 操作開口部(62a)にロック操作部
(46b)を臨ませるように、操作摘み(9)内にロッ
ク摘み(46)を揺動自在に収容する。ロック摘み(4
6)のロック爪(47)は、操作摘み(9)との間に弾
装されたロックバネ(63)で、ケース本体3の外側面
に当接し、外側面に突設されたロック突起(48)に係
止する。操作摘み(9)の操作開口部(62a)にロッ
ク操作部(46b)が臨んでいるので、ロック解除のた
めのロック摘み(46)を見失うことがなく、確実な操
作ができる。また、操作摘み(9)の操作でコネクタユ
ニット(4)を外部機器(2)のコネクタに嵌合接続さ
せるので、係止部に大きな復帰力は加わらなく、簡単な
係止構造とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタ装置に備
えられたコネクタユニットを移動操作するコネクタ装置
の操作機構に関し、更に詳しくは、コネクタ装置に装着
されたビデオカメラ等の外部機器と電気接続するため
に、コネクタユニットを移動させて外部機器へ接続させ
るコネクタ装置の操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図18は、例えば外部機器であるポータ
ブル型ビデオカメラ120とコネクタ装置であるステー
ション100を接続する使用態様の一例を示し、ステー
ション100のケース本体110上に、ビデオカメラ1
20が装着されており、このビデオカメラ120とテレ
ビジョン受像機130とがステーション100を介して
電気的に接続されている。このような接続を行うことに
より、ビデオカメラ120に記録した映像と音声をテレ
ビジョン受像機130で再生することができる。
【0003】かかる電気的な接続を行うため、ステーシ
ョン100のケース本体110に可動端子の接触部が突
出したコネクタユニット140が形成されると共に、ビ
デオカメラ120の底面には、このコネクタユニット1
40の可動端子と弾性接触する固定端子を備えた出力用
コネクタ部150が形成されている。このように、一般
的には、持ち運びながら使用するビデオカメラ120の
外周面に露出する出力用コネクタ部150に可動端子を
用いることができないので、相互の接続のため、ステー
ション100側のコネクタユニット140に可動端子が
備えられている。
【0004】このコネクタユニットを備えたステーショ
ン100において、外部機器120が装着されていない
ときにも可動端子を露出させていると、この可動端子
に、導電性の異物が接触してショートしたり、静電気が
帯電した指などが触れて内部回路を破損したり、可動端
子を変形させたりするという問題があった。そこで、外
部機器120が装着されていないときには、コネクタユ
ニット140を移動させて、その可動端子をコネクタユ
ニット140内に収容させる操作機構を採用している。
【0005】以下、図19乃至図22により、このコネ
クタユニットを移動させて可動端子を出没させる従来の
コネクタ装置の操作機構について説明する。
【0006】コネクタ装置であるステーション200
は、図19に示すようにケース本体210とこのケース
本体210にスライド自在に設けられたスライダ本体2
20と、このスライダ本体220の上に設けられたコネ
クタユニット230とを備えている。
【0007】ケース本体210には、ビデオカメラ等の
外部機器300が装着される収容凹部211が形成さ
れ、収容凹部211を外部機器300と嵌合する形状と
するとともに、ケース本体210の側面から外部機器3
00と係合する位置決め突条212を収容凹部211の
内側面に沿って突設することにより、装着された外部機
器300を位置決めしている。
【0008】スライダ本体220は、スライダ本体22
0に穿設された3カ所の係合長孔213a、213b、
213cに、それぞれケース本体210の背面側に螺着
されたガイドピン214a、214b、214cが遊嵌
することによって、ケース本体210の背面に沿ってス
ライド自在に摺動し、ケース本体210との間に掛け渡
された復帰バネ215により、図19中右方に付勢され
ている。スライダ本体220上には、可動端子400を
備えたコネクタユニット230が取り付けられ、このコ
ネクタユニット230は、収容凹部211底面に形成さ
れた開口部260から突出している。
【0009】このように構成されたスライダ本体220
は、基端部がケース本体210に回動自在に支持された
操作プレート216の中間部に回動自在に係合してい
る。また、この操作プレート216の先端は、ケース本
体210の長手方向に沿って形成されたガイド溝221
で摺動するスライダブロック222に回動自在に係合し
ている。ケース本体から突出する操作摘み217は、こ
のスライダブロック222に一体に連結されているの
で、操作摘み217を図中左右に移動させると、操作プ
レート216の回動によって、操作摘み217と同方向
にスライダ本体220がスライドするようになってい
る。
【0010】スライダブロック222には、ロックレバ
ー218に係止するロック爪219が一体に形成され、
復帰バネ215に抗して後述する接続時の位置まで移動
操作した操作摘み217をロックしている。ロックレバ
ー218は、圧縮スプリング223により、ケース本体
210の外方へ突出する方向に付勢され、ロックレバー
218と一体のロック摘み218aを押し下げることに
よって、ロック爪219との係止が解除される。
【0011】コネクタユニット230の上面には、図2
0に示すように、可動端子400を突出及び引き込むた
めの複数のスリット240が形成され、両側面には、レ
バー250が設けられている。このレバー250は、可
動端子400を各スリット240から突出させるために
作動する。
【0012】図21は、コネクタユニット230の内部
構造を示す縦断面図である。コネクタユニット230の
内部には、可動端子400と、この可動端子400の先
端部分に係合するアクチュエータ410と、このアクチ
ュエータ410を可動端子400方向に押し出す押圧バ
ネ420とが設けられている。
【0013】アクチュエータ410は、可動端子400
の弾性に抗して、可動端子400をコネクタユニット2
30内に引き込むものである。このアクチュエータ41
0における可動端子400側には、可動端子400の先
端部分404が当接するロック面411が形成されてい
て、図のように待機時においては、アクチュエータ41
0が可動端子400方向に移動して、そのロック面41
1が可動端子400の先端部分404と当接し、可動端
子400をその弾性に抗してスリット240内に退避さ
せている。
【0014】アクチュエータ410は、コネクタユニッ
ト230の両側面に突出したレバー250(図19参
照)と連結されており、レバー250の押し込みによ
り、押圧バネ420に抗して、可動端子400との離反
方向に移動する。この移動により、アクチュエータ41
0間のロック面411が可動端子400の先端部分40
4から退避し、可動端子400への押圧が解除される。
従って、可動端子400は、自らの弾性でコネクタユニ
ット230のスリット240から突出して、外部機器3
00の固定端子320と接触する。
【0015】図22は、このステーション200と接続
する外部機器300の底部を示している。この外部機器
300の底部には、前述したケース本体210の位置決
め突条212に横方向から係合する係合凹部310が形
成されているとともに、コネクタユニット230が移動
したときに、レバー250と当接しレバー250を押し
込む押圧突条321が突設されている。又、この底面に
は、外部機器が装着される際に、ステーション200の
スリット240と対応する位置に、固定端子320が千
鳥状に配置されている。
【0016】この外部機器300のステーション200
への装着は、その底部を、ステーション200の収容凹
部211に合わせた後、位置決め突条212が係合凹部
310に嵌まり込むように、外部機器300をスライド
させることにより行う。
【0017】外部機器300との電気接続は、装着後
に、操作摘み217の操作によってスライダ本体220
をスライドし、スライダ本体220上のコネクタユニッ
ト230を移動させて行う。コネクタユニット230が
移動すると、収容凹部211に位置決めされた外部機器
300の押圧突条321にレバー250が当接し、レバ
ー250がコネクタユニット230内に押し込まれ、こ
の押し込みにより、各スリット240から可動端子40
0が突出する。このとき、スリット240は、対応した
外部機器300の固定端子320に臨み、可動端子40
0と固定端子320とが弾性接触して、電気的な接続が
行われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のコネ
クタ装置200は、コネクタユニット230を移動操作
する操作摘み217から離れた位置に、操作摘み217
のロックを解除するロック摘み218aが取り付けられ
ているので、ロック摘み218aの位置をコネクタ装置
200全体の中で探して、見つからずにロック解除がで
きないという問題があった。
【0019】また、ロック摘み218aを見つけても、
操作摘み217の操作方向と異なる方向(直交する方
向)にロック摘み218aを操作するものであることか
ら、その操作方法が分からずに、同様にロック解除がで
きないという問題があった。
【0020】更に、従来のコネクタ装置200は、外部
機器との接続時に、復帰バネ215と、コネクタユニッ
ト230内の押圧バネ420との弾性に抗して操作レバ
ー217を操作するものであるが、全ての可動端子40
0を退避させるための押圧バネ420の弾性は、非常に
強いものであり、この為ロック時に、ロックレバー21
8とロック爪219との係止部には、大きな力が加わ
り、いずれも簡単に係止が解けない強固な構造とする必
要があった。従って、これらの部品が大型化し、コネク
タ装置全体の小型化の障害となるとともに、ロックレバ
ー218とロック爪219をいずれもがたつきなくケー
ス本体210へ支持する必要があり、支持構造も複雑化
し、組み立てづらいという問題があった。
【0021】本発明は、このような問題を考慮してなさ
れたものであり、ロック摘みによるロック解除の操作性
に優れ、操作摘みの係止構造を簡略化するコネクタ装置
の操作機構を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1のコネクタ装置
の操作機構は、外部機器が着脱自在に装着される収容凹
部が形成されたケース本体と、外部機器のコネクタと電
気接続するコネクタユニットと、ケース本体から外方に
突出し、コネクタユニットを移動させる操作レバーを備
え、収容凹部に外部機器が装着されたときに、操作レバ
ーを操作してコネクタユニットを外部機器のコネクタへ
接続させるコネクタ装置の操作機構において、操作レバ
ーは、ケース本体内に形成されたガイド溝によって、ケ
ース本体の内側面に沿って直線的に摺動するスライダブ
ロックと、ケース本体の側面に穿設されたスリットを挿
通する連結プレートによってスライダブロックに連結さ
れ、スリットに沿って移動する操作摘みと、操作摘み内
に揺動自在に収容され、操作摘みの一面に開口する操作
開口部から操作部が露出するロック摘みと、ロック摘み
に一体形成され、操作摘みのケース本体側の側面に形成
されたロック窓から突出するロック爪と、ロック摘みと
操作摘みとの間に弾装され、ロック爪をロック窓から突
出する方向に付勢するロックバネと、ケース本体の外側
面でスリットの近傍の位置に突設されたロック突起とを
備え、操作摘みがスリットに沿って移動し、ロック爪が
ロック突起を乗り越えた位置で操作摘みの復帰移動が規
制されることを特徴とする。
【0023】操作摘みは、ケース本体のスリットに沿っ
てスライダブロックとともに移動する。操作摘み内に揺
動自在に収容されたロック摘みのロック爪は、ロックバ
ネにより操作摘みのロック窓から突出する方向に付勢さ
れているので、操作摘みの移動にともなって、ケース本
体の外側面にスリットに沿って移動する。ロック爪がロ
ック突起を乗り越えた位置まで操作摘みを移動させる
と、ロック爪はロック突起に係止し、操作摘みの復帰移
動が規制される。
【0024】従って、ロック突起をケース本体の外側面
に一体成形するだけの簡単な構成で、操作摘みをロック
させることができる。
【0025】操作摘みの操作開口部から露出するロック
摘みをロックバネに抗して回動させると、ロック爪も回
動し、ロック突起との係止が解かれることにより、操作
摘みのロックが解除される。ロック摘みは、操作摘みか
ら露出し、しかも露出している部分を押圧するだけで、
ロック解除を行うことができるので、コネクタ装置を初
めて使う使用者にも確実にロック解除操作を行うことが
できる。
【0026】請求項2のコネクタ装置の操作機構は、操
作摘みに連動してケース本体内で摺動するスライダ本体
に、コネクタユニットを取り付け、操作摘みを移動する
ことにより、ケース本体内にあるコネクタユニットを収
容凹部に装着された外部機器のコネクタへ移動し、外部
機器のコネクタにコネクタユニットが嵌合接続したとき
に、ロック爪がロック突起を乗り越えるように、ケース
本体の外側面にロック突起を突設したことを特徴とす
る。
【0027】操作摘みを移動させると、収容凹部に装着
された外部機器のコネクタに、コネクタユニット全体が
移動して嵌合接続するので、可動端子を突出させるよう
な機構や該機構に用いる押圧バネをコネクタユニットに
設ける必要がない。従って、ロック突起とロック爪との
係止に、コネクタユニットから強い復帰力を受けないの
で、ロック突起をケース本体の外側面に突設するという
簡単な構成でも係止が解かれない。
【0028】ロック爪がロック突起を乗り越えた位置
で、操作摘みの復帰移動がロックされるので、外部機器
とコネクタ装置を電気的に接続したまま、操作する手を
離しても接続状態を維持できる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1乃至図17は、コネクタ装置
をビデオカメラと接続するステーション1とした本発明
に係る一実施の形態を示し、ステーション1は、外部機
器2が着脱自在に装着されるケース本体3と、この装着
された外部機器2に電気的に接続するコネクタユニット
4とを備えている。外部機器2としては、カメラ一体型
VTRであるビデオカメラ、その他の電子機器が使用さ
れ、この外部機器2の側面に多数の雄コンタクトが並列
に備えられたコネクタ(図示せず)が取り付けられてい
る。
【0030】ケース本体3は、上ケース3aと下ケース
3bを互いに係合させて全体を略中空直方体状に形成し
てなるもので、図1に示すように、ケース本体3の上面
には、がたつきなく外部機器2がケース本体3に装着さ
れるように、外部機器2の形状とほぼ同一形状の収容凹
部5が凹設されている。
【0031】図1は、外部機器2を収容凹部5に装着す
る前の待機時のステーション1を示すもので、収容凹部
5の内側面に開口する開口部6の内方にコネクタユニッ
ト4が退避し、収容凹部5の内底面に、センサーピン7
の検出部7aと、外部機器2の底面に係合する固定フッ
ク8が突出している。
【0032】この待機時から、外部機器2をケース本体
3の収容凹部5に装着し、操作摘み9を移動操作してス
テーション1に備えられた操作機構を操作すると、図2
に示すように、コネクタユニット4が開口部6から収容
凹部5内に突出し、外部機器2のコネクタと電気接続す
る。以下、このコネクタユニット4を収容凹部5へ出没
させる操作機構の構成について説明する。
【0033】コネクタユニット4は、絶縁ハウジング4
aが外部機器2のコネクタと嵌合接続する外形に形成さ
れ、内部に多数の雌端子が等ピッチで並列配置されてい
る(図2参照)。このコネクタユニット4は、図3及び
図4に示すように、コネクタホルダー10によって、絶
縁性合成樹脂で形成されたスライダ本体11の後端(図
中左方)にネジ止め固定され、固定された状態でスライ
ダ本体11と平行、すなわち水平に支持されている。ま
た、コネクタユニット4の各端子は、スライダ本体11
の後端を貫通して下方に導出されたフレキシブル配線基
板12と電気接続し、該基板を介してケース本体3内の
図示しない所定の電子回路部品と電気接続している。
【0034】スライダ本体11の両側と前方(図中右
方)の3カ所の位置には、前後方向に延びる長孔13
a、13b、13cが穿設され、図13に示すように、
上ケース3aの背面に螺着している3本のガイドピン1
4a、14b、14cをそれぞれの長孔に遊挿させるこ
とによって、スライダ本体11を、上ケース3aの背面
に沿って摺動自在としている。スライダ本体11を前方
(図13中右方)に摺動させれば、コネクタユニット4
は、収容凹部5内に突出し、後方に摺動させれば開口部
6内に退避する。図13において、このスライダ本体1
1は左右に摺動するが、上ケース3aとバネ受け突起1
5との間に掛け渡された復帰バネ16によって、常に後
方(図中、左方)に付勢されている。また、図13のよ
うにスライダ本体11の中央には、矩形の位置決め孔1
7が穿設され、後述するリンクプレート18の後端に垂
設された連動突起19を挿通させている。スライダ本体
11が復帰バネ16により後方へ摺動すると、この位置
決め孔17の前縁に連動突起19が当接して、リンクプ
レート18を後方へ連動させ、更に移動して、図13に
示す上ケース3aと一体のストッパー突起20に連動突
起19が当接すると、この当接位置でスライダ本体11
の摺動も停止し位置決めされる。
【0035】スライダ本体11の前端部には、ロックア
ーム21が回動自在に連結されている。ロックアーム2
1は、金属板を折り曲げ形成したもので、図5に示すよ
うにスライダ本体11との間に掛け渡された位置決めバ
ネ22によって、図中時計回りでセンサーピン7に当接
する方向(以下、回動方向という)に付勢されている。
【0036】ロックアーム21の先端部は、先端からそ
の長手方向に対して回動方向側に傾斜した傾斜案内壁面
23となっていて、傾斜案内壁面23の基端側に連続し
て、係合凹部24が形成されている。係合凹部24は、
後述する操作プレート25の係合ピン26と係合するも
ので、傾斜案内壁面23は、係合凹部24が操作プレー
ト25の係合ピン26との係合位置にあるにもかかわら
ず、係合ピン26が係合凹部24から外れた位置にある
ときに、係合ピン26を係合凹部24へ案内するもので
ある。
【0037】回動方向側の残りの側面は、斜め上方(図
5では左下がり)に切り起こされた平面カム部となる平
面カム片27となっていて、ロックアーム21が位置決
めバネ22に付勢されることによって、この平面カム片
27がセンサーピン7に当接する。
【0038】また、回動方向と逆回りの方向(以下、退
避方向という)側の側面で、先端よりには、スライドス
トッパー片28が側方に張り出すように一体に形成され
ている。スライドストッパー片28は、ステーション1
の待機時(図13参照)に、上ケース3aから垂設され
たスライドストッパー突条29に対向し、スライダ本体
11の揺動を防止するものである。
【0039】図5に示すように、ロックアーム21の平
面カム片27が回動方向に回動する位置には、センサー
ピンホルダー30によって上ケース3aに進退自在に支
持されたセンサーピン7が配設されている。センサーピ
ン7は、細長のロッドを円板状のバネ受け部7cで上方
(図中下方)の検出部7aと下方の案内軸部7bとに分
け、このバネ受け部7cの周縁から、下方に向けた一対
の抜け止め片7d、7dと斜め下方に向けた従動突片3
1をそれぞれ一体に連設してなるものである。
【0040】このように構成されたセンサーピン7は、
上ケース3aに穿設されたセンサーピン挿通孔32を囲
むように、上ケース3aから一体に垂設されたセンサー
ピンホルダー30に収容される。
【0041】図のように、上ケース3aの表面側から圧
縮バネとなるコイルスプリング33に案内軸部7bを挿
通させながら、センサーピン挿通孔32内に挿入する
と、センサーピンホルダー30の内底面の案内孔30a
に案内軸部7bが貫通し、一対の抜け止め片7d、7d
の係止突起がそれぞれ側面の窓孔30b、30b内に係
止してセンサーピンホルダー30内に進退自在に位置決
めされる。このセンサーピンホルダー30に収容された
状態で、コイルスプリング33は、バネ受け部7cとセ
ンサーピンホルダー30の内底面との間で圧縮され、セ
ンサーピン7の検出部7aをセンサーピン挿通孔32か
ら突出させるように付勢する。センサーピン挿通孔32
の位置は、収容凹部5の内底面となっているので、検出
部7aは、収容凹部5内に突出する。また、センサーピ
ンホルダー30の窓孔30bが形成されていない一側面
には、センサーピン7挿入孔と連通する逃げ孔30cが
形成され、従動突片31をロックアーム21の方向に突
出させている。
【0042】従動突片31は、バネ受け部7cとの連結
部から緩やかに外方に向けて立ち下がり、その先端部が
ロックアーム21の平面カム片27と当接する。
【0043】収容凹部5に外部機器2が装着されていな
い待機時には、センサーピン7の検出部7aは収容凹部
5内に突出し、図13及び図16に示すように従動突片
31は、平面カム片27の上端に当接する。従って、待
機時に、ロックアーム21は、センサーピン7から離れ
た位置でセンサーピン7と当接し、この当接位置(以
下、第1回動位置という)で停止している。
【0044】収容凹部5に外部機器2が装着される接続
時には、外部機器2によって検出部7aが押し下げらる
ので、図14及び図17に示すように従動突片31は、
平面カム片27の基端(下端)側に当接する。従って、
接続時には、ロックアーム21は、回動方向に移動した
位置でセンサーピン7と当接し、この当接位置(以下、
第2回動位置という)で停止する。
【0045】前述のスライダ本体11は、ロックアーム
21が第2回動位置にあるときに、ケース本体3に基端
部25aが枢支された操作プレート25に係合する。操
作プレート25は、金属板を打ち抜いて形成したもの
で、基端部25aの挿通孔に挿通し上ケース3aに螺着
された枢支ピン34によって、ケース本体3に回動自在
に支持されている。操作プレート25の中間部には、上
ケース3aの裏面に向かって係合ピン26が立設され、
また、先端部には係合長孔35が穿設されている。操作
プレート25の係合ピン26の取付位置は、図14のよ
うに、この操作プレート25が停止位置にあるときに、
第2回動位置に回動したロックアーム21の係合凹部2
4内に位置するようになっている。また、ロックアーム
21がこの第2回動位置にあるときに、傾斜案内壁面2
3は、係合ピン26の移動軌跡上に位置するようになっ
ている。一方、図13のように、ロックアーム21が第
1回動位置に退避したときには、係合ピン26の移動軌
跡上から外れ、操作プレート25が回動しても当接しな
いようになっている。
【0046】上述の操作プレート25の先端部が、操作
レバーで回動操作されることによってスライダ本体とコ
ネクタユニットが移動する。操作レバーは、スライダブ
ロック36と、操作摘み9と、ロック爪47を備えてい
る。以下、この操作レバーの構成について説明する。
【0047】上記、操作プレート25の先端部の係合長
孔35には、スライダブロック36の底面に螺着された
係合軸部となる雄ねじ37が遊嵌し、これによって操作
レバーと操作プレートが連結されている。図6及び図1
3に示すように、このスライダブロック36は、L字状
のガイドケース38の前後方向のケース本体3の側面に
沿ったスライドガイド溝39内をスライドするものであ
り、後面(図13中、左方の端面)に突設されたフック
40とケース本体3のバネ受け突起41との間に掛け渡
された復帰スプリング42によって、後方に付勢されて
いる。
【0048】図10に示すように、スライダブロック3
6の側面は、ガイドケース38の側面の切り欠き凹部4
3から側方に張り出し、操作摘み9に取り付けられた金
属製の連結プレート44が、上ケース3aの側面に形成
されたスリット65を貫通してこの張り出し部にネジ止
めされる。
【0049】操作摘み9には、図7に示すように、ロッ
ク摘み46を揺動自在に収容するロック摘み収容室62
が凹設され、図中上方の操作開口部62aと、下方のロ
ック窓62bで外方に連通している。同図(e)のよう
に、操作開口部62aの中心から前方(図中右方)は、
中央から斜め上方に傾斜する開口部となっている。図中
下方の面には、取り付け溝9aが凹設され、この取り付
け溝9aに連結プレート44が圧入されることによっ
て、操作摘み9に連結プレート44が取り付けられる。
この下方の面は、連結プレート44がスライダブロック
36に固着されることにより、上ケース3aの外側面に
対向する面となる。
【0050】図8は、ロック摘み収容室62に収容され
るロック摘み46を示し、中央の支点突起46aと、図
中斜め上方に膨出するロック操作部46bと、支点突起
46aを中心にロック操作部46bと対称位置に垂設さ
れたロック爪47を一体に形成している。また、ロック
操作部46bの下方には、圧縮スプリングとなるロック
バネ63の一端を収容するバネ収容凹部46cが凹設さ
れている。
【0051】このロック摘み46は、図9に示すよう
に、ロックバネ63の一端をバネ収容凹部46c内に仮
保持し、ロック爪47をロック窓62bから臨ませるよ
うに、操作摘み9のロック摘み収容室62内に収容す
る。この収容した状態で、ロック摘み46と操作摘み9
及び固定プレート44のそれぞれに穿設した軸受け孔9
b、46d、44aは、同一軸線上に一致し、これらの
軸受け孔9b、46d、44aにスプリングピン64を
挿通させることにより一体化する。
【0052】スプリングピン64により組み立てられた
状態で、ロック摘み46は、操作摘み9に対し揺動自在
に収容され、ロック操作部46bは操作摘み9の操作開
口部62aに臨む。このとき、ロック摘み46の中心か
ら斜め上方に膨出したロック操作部46bは、同様に傾
斜した操作開口部62a内に臨むので、操作摘み9を後
方へ操作しようとするだけで、自然に操作開口部62a
を押圧することとなり、この押圧によって、ロック摘み
46は、ロックバネ63の付勢方向と反対方向に回動す
る。また、ロックバネ63は、ロック摘み46と操作摘
み9との間で圧縮され、ロック爪47をロック窓62b
から突出させるが、操作摘み9内に形成された段部9c
にロック摘み46の位置決め段部46eが当接し、当接
位置で仮保持される。
【0053】従って、ロック摘み46を付勢した状態で
収容した操作摘み9と固定プレート44を予め組み立て
て、ユニット化しておくことができ、ユニット化した固
定プレート44をスライダブロック36にネジ止めする
だけで、操作レバーを組み立てることができる。
【0054】図10に示すように、ユニット化した固定
プレート44をスライダブロック36に取り付けると、
ロック爪47は、ロックバネ63により付勢され、スリ
ット65の近傍の上ケース3aの外側面に当接する。従
って、操作摘み9をケース本体3の側面に沿って移動さ
せると、ロック爪47は、スリット65に沿って上ケー
ス3aの外側面上を移動する。
【0055】一方、図1及び図13に示すように、この
外側面には、ロック爪47と係合するロック突起となる
リブ48が形成されている。リブ48は、スリット65
の近傍でスリット65と直交するように、上ケース3a
と一体に形成されている。
【0056】ロック摘み46のロック爪47がこのリブ
48を乗り越えると、操作摘み9全体の復帰移動が規制
される。このリブ48は、スライダブロック36がガイ
ドケース38の前壁38a(図6参照)に近接する位置
までスライドしたときに、ロック爪47がリブ48を乗
り越える位置に形成されている。
【0057】ロック摘み46のロック操作部46bをロ
ックバネ63に抗して押し下げれば、リブ48とロック
爪47の係合が外れ、ロックが解除される。
【0058】操作摘み9に手動操作力を加えていないと
きには、復帰スプリング42によりスライダブロック3
6が後方へ付勢されているので、操作摘み9も後方へ移
動し、連結プレート44が切り欠き凹部43の後端に当
接する位置で停止する。
【0059】一方、図6及び図13に示すように、L字
状のガイドケース38の左右(図13において上下)方
向のロックガイド溝49には、ストッパー50が摺動自
在に配置されている。このストッパー50は、圧縮スプ
リング51によりスライドガイド溝39方向に付勢さ
れ、待機時には、スライドガイド溝39と交差する部分
の段部38bに当接している。また、ストッパー50の
上面(図13において底面)には、円柱状の受圧突起5
2が突設され、この受圧突起52に後方からガイドケー
ス38の窓孔53を挿通したリンクプレート18の傾斜
操作片54が当接している。
【0060】尚、これらの部品を収容した後、図6に示
すように、ガイドケース38は、ガイドケースカバー5
5で施蓋され、ガイドケースカバー55とともに上ケー
ス3aへネジ止めされる。
【0061】図11と図12は、リンクプレート18の
平面図と側面図であり、合成樹脂で図示するように矩形
枠状に成形したものである。リンクプレート18は、上
面の4カ所の位置に立設された固定フック8が、それぞ
れ収容凹部5に穿設されたフックガイド孔56を貫通す
るとともに、上ケース3aの背面に螺着するガイドピン
57が長孔58を遊挿することにより、ケース本体3の
収容凹部5の裏面に沿って前後方向に摺動するものであ
る。リンクプレート18とスライダ本体11とは、前述
のように、後端に垂設された連動突起19がスライダ本
体11の位置決め孔17を挿通して連結されているもの
であるが、両側のバネ受け孔59、59内に設けられた
一対のバネ受け突起60、60とスライダ本体11前面
のバネ受け突起との間に弾装された圧縮スプリング61
によっても連結されている。
【0062】すなわち、スライダ本体11が後方へ摺動
すると、位置決め孔17の前縁が連動突起19に当接し
て、リンクプレート18は後方に摺動し、スライダ本体
11が前方へ摺動すると、リンクプレート18も圧縮ス
プリング61に付勢されて前方へ摺動する。このリンク
プレート18の前方への摺動によって、固定フック8
は、収容凹部5内でフックガイド孔56に沿って移動
し、同時に傾斜操作片54がストッパー50の受圧突起
52に当接しながらロックガイド溝49に侵入し、スト
ッパー50の先端をスライドガイド溝39から後退させ
る。
【0063】次いで、このように構成されたステーショ
ン1の動作について説明する。
【0064】外部機器2を装着する前の待機時には、収
容凹部5に外部機器2が収容されていないので、図16
に示すように、センサーピン7は圧縮バネ33により上
方に付勢され、検出部7aが収容凹部5の底面から突出
している。この待機時に、センサーピン7の従動突片3
1は、ロックアーム21の平面カム片27の上部に当接
し、位置決めバネ22に付勢されたロックアーム21
は、図13に示すように、センサーピン7から離れた第
1回動位置で停止している。センサーピン7が第1回動
位置にあるときには、センサーピン7の係合凹部24
は、操作プレート25の係合ピン26の移動軌跡から外
れた位置にあるので、ロックアーム21と操作プレート
25は係合することがない。
【0065】従って、待機時に操作摘み9を操作して
も、コネクタユニット4が取り付けられているスライダ
本体11は移動せず、コネクタユニットもケース本体3
内に退避している。
【0066】また、スライダ本体11がケース本体3内
の後方に停止しているので、リンクプレート18も連動
突起19に位置決め孔17の前縁が当接して、後方に停
止している。この状態で、リンクプレート18の傾斜操
作片54はロックガイド溝49から後退し、ロックガイ
ド溝49内のストッパー50は、スライドガイド溝39
と交差する部分の段部38bに当接している。このよう
に、ストッパー50が段部38bに当接している間は、
その先端がスライドガイド溝39に突出するので、スラ
イダブロック36は、前壁38aに達する前にストッパ
ー50の先端に当接し、操作摘み9のロック爪47はリ
ブ48を乗り越えることがない。従って、待機時には、
操作摘み9を移動操作させてもロックしない。
【0067】また、コネクタユニット4が取り付けられ
たスライダ本体11は、復帰バネ16の弾性のみで停止
しているので、出荷時の輸送中など待機時に大きな振動
を受けると、ケース本体3内で大きく揺動し、衝撃によ
り損傷する恐れがある。しかしながら、待機時でロック
アーム21が第1回動位置にあるときには、ロックアー
ム21のスライドストッパー片28の前方にスライドス
トッパー突条29が対向するので、外力を受けて揺動し
ても、スライドストッパー突条29に当接し、スライダ
本体11が大きく揺動することがない。
【0068】収容凹部5に外部機器2を装着した接続時
には、図17に示すように、外部機器2によりセンサー
ピン7の検出部7aが押し下げられ、従動突片31は、
平面カム片27の基端側に当接する。従って、ロックア
ーム21は、回動方向に移動して、図14に示す第2回
動位置で停止する。
【0069】ロックアーム21が第2回動位置に回動す
ると、操作プレート25の係合ピン26が係合凹部24
内に位置し、操作プレート25とロックアーム21は係
合する。従って、操作摘み9を前方に移動操作すると、
時計回りに回動する操作プレート25によって、スライ
ダ本体11が前方に摺動する。
【0070】尚、外部機器2を装着する直前に、誤って
操作摘み9を操作すると、ロックアーム21が第2回動
位置に回動しても、係合ピン26は係合凹部24から外
れた位置に残り、両者は係合しない。しかしながら、操
作摘み9を復帰させるように後方に移動操作すると、係
合ピン26は、係合ピン26の移動軌跡上にある傾斜案
内壁面23に当接して、ロックアーム21をわずかに退
避方向へ回動させる。更に係合ピン26を移動させる
と、係合ピン26は、係合凹部24内に落ち込み、同時
に、ロックアーム21は、位置決めバネ22によって第
2回動位置に復帰する。従って、図14に示す状態に戻
り、前述の操作を行うことができる。
【0071】操作摘み9の操作によって、スライダ本体
11が前方へ摺動すると、前述のように、リンクプレー
ト18も圧縮スプリング61に付勢されて前方へ摺動す
る。この摺動によって、リンクプレート18の固定フッ
ク8は、収容凹部5内の内底面でフックガイド孔56に
沿って移動し、外部機器2の底面に係合して外部機器2
を収容凹部5内に位置決め固定する(図2参照)。
【0072】また、リンクプレート18の傾斜操作片5
4は、リンクプレート18の前方への摺動によって、ス
トッパー50の受圧突起52に当接しながらロックガイ
ド溝49に侵入し、ストッパー50の先端をスライドガ
イド溝39から後退させる。従って、図15のように、
スライダブロック36がスライドガイド溝39内をガイ
ドケース38の前壁38aに近接するまで操作摘み9を
前方に移動操作することができ、ロック爪47がリブ4
8を乗り越えて操作摘み9をロックさせることができ
る。
【0073】操作摘み9をこのロック位置まで移動操作
すると、スライダ本体11の前方への摺動にともなっ
て、コネクタユニット4が開口部6から収容凹部5内に
突出し(図2参照)、収容凹部5に装着された外部機器
2のコネクタと嵌合接続する。上述のように、この状態
で、操作摘み9をロックさせることができるので、操作
摘み9に加えた操作力を解除しても操作機構の各状態を
維持することができ、両手を用いて、編集操作などステ
ーション1に対する他の操作を行うことができる。
【0074】このとき、操作摘み9には、従来のコネク
タ装置のように、コネクタユニット4内の可動端子を退
避させるような強いバネが作用しないので、ロック爪4
7とロック突起であるリブ48との係止部には、強い復
帰力は働かない。従って、ロック摘み46とロック突起
のいずれをも簡単な構成で形成することができ、特に、
ロック突起は、ケース本体3と一体に成形したリブ48
で形成することができる。
【0075】図15に示すロック状態から、ロック摘み
46のロック操作部46bをロックバネ63に抗して、
図中反時計回りに回転させれば、リブ48とロック爪4
7の係合が外れ、ロックが解除される。このロック解除
の操作においては、操作摘み9の操作開口部62a内
に、操作部46bが臨んでいるので、簡単にロック解除
操作を行う摘みを見つけることができる。更に、外方に
膨出したロック操作部46bは、操作摘み9の復帰方向
側で傾斜した操作開口部62a内に臨むので、図15の
矢印方向のように、操作摘み9を復帰方向へ操作しよう
とするだけで、自然に、ロック摘み46を押圧し、ロッ
ク摘み46をロック解除方向へ揺動させることとなる。
従って、ロック解除操作方向を意識せずに、その操作を
行うことができる。
【0076】ロックが解除されると、操作摘み9は、ス
ライダブロック36と上ケース3aとの間に掛け渡され
た復帰スプリング42によって後方に移動し、この移動
によって、操作プレート25も図15において反時計回
りに回動する。従って、スライダ本体11は、復帰バネ
16により後方へ復帰移動し、コネクタユニット4は外
部機器2のコネクタとの接続が解かれて、開口部6内に
退避する。このスライダ本体11の後方への移動によっ
て、スライダ本体11の位置決め孔17にリンクプレー
ト18の連動突起19が当接し、リンクプレート18も
後方へ連動して図14に示す位置で停止する。この状態
で、傾斜操作片54も後退するので、ストッパー50は
再び圧縮スプリング51に付勢されてスライドガイド溝
39と交差する部分の段部38bに当接する。
【0077】その後、外部機器2を収容凹部5から取り
除くと、センサーピン7の検出部7aは、圧縮バネ33
により付勢されて、再び収容凹部5の底面から突出す
る。従って、ロックアーム21との当接位置はセンサー
ピン7から離れ、ロックアーム21は、第2回動位置か
ら第1回動位置に退避する。これにより、ロックアーム
21と操作プレート25の係合が解かれた図13の待機
時の状態に復帰する。
【0078】尚、上記実施の形態においては、センサー
ピン7とロックアーム21を用いた選択係合機構によ
り、外部機器2が装着されたときにのみ、操作レバーと
コネクタユニットが連動する操作機構で説明したが、こ
れに限らず、操作レバーとコネクタユニットが常時直接
又は間接的に係合するものであってもよい。
【0079】更に、上記実施の形態では、操作プレート
25を介して、コネクタユニット4が取り付けられたス
ライダ本体11を摺動させるものであったが、操作レバ
ーのスライダブロック36を直接コネクタユニット若し
くはスライダ本体に係合させ、これらをケース本体3に
対し移動させるものであってもよい。
【0080】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、操作摘み9の
操作開口部62a内に、ロック摘み46を操作するロッ
ク操作部46bが臨んでいるので、ロック解除のための
ロック摘みを見失うことがなく、確実な操作ができる。
【0081】また、操作摘み9をつまみながらロック解
除操作を行い、緩やかに操作摘み9を復帰移動させるこ
とができるので、復帰バネ16や復帰スプリング42の
バネ作用により操作レバーの機構が急激に復帰してガイ
ドケース38、ケース本体3等に衝突するということが
ない。
【0082】更に、ロック操作部46bが操作開口部6
2aに囲まれ、一目でロック解除の操作方向を特定でき
るので、初めてコネクタ装置を使用する使用者でも迷う
ことなくロック解除操作ができる。
【0083】更に、操作摘み9の中にロック摘み46を
収容できるので、収容した状態でユニット化することが
でき、操作レバーの組み立て作業性がよい。
【0084】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、ロック突起48とロック爪49との係止
部に強い復帰力を受けないので、ロック突起をケース本
体の外側面に突設するという簡単な構成とすることがで
きる。
【0085】また、ロック摘み46や操作摘み9及びこ
れらの支持部にも大きな復帰力が加わることがないの
で、構成を単純化して、全体を小型化することができ
る。
【0086】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る操作機構を備えた
コネクタ装置1の待機時の状態を示す斜視図である。
【図2】図1の接続時の状態を示す斜視図である。
【図3】コネクタユニット4を取り付けたスライダ本体
11の平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】センサーピン7とロックアーム21の関係を背
面側から示す要部分解斜視図である。
【図6】操作プレート25と操作摘み9の関係を背面側
から示す要部分解斜視図である。
【図7】操作レバーの操作摘み9を示し、(a)は、正
面図、(b)は、右側面図、(c)は、(a)のA−A
線断面図、(d)は、(b)のB−B線断面図、であ
る。
【図8】ロック摘み46を示し、(a)は、正面図、
(b)は、右側面図、(c)は、(a)のC−C線断面
図、である。
【図9】操作レバーの分解斜視図である。
【図10】操作レバーを組み入れた状態を示す要部縦断
面図である。
【図11】リンクプレート18の平面図である。
【図12】リンクプレート18の側面図である。
【図13】待機時のコネクタ装置1を下ケース3bを取
り除いて示す底面図である。
【図14】接続時のコネクタ装置1を下ケース3bを取
り除いて示す底面図である。
【図15】図14の接続時から、操作摘み9を移動操作
してロックした状態を示す底面図である。
【図16】待機時のセンサーピン7とロックアーム21
の関係を示す要部縦断面図である。
【図17】図16の接続時を示す要部縦断面図である。
【図18】外部機器120とコネクタ装置100を接続
した使用の態様を示す説明図である。
【図19】従来のコネクタ装置200の操作機構を示す
平面図である。
【図20】コネクタ装置200の接続部を示す斜視図で
ある。
【図21】コネクタ装置200に備えられたコネクタユ
ニット230の縦断面図である。
【図22】コネクタ装置200に装着される外部機器1
20を底面側から示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ステーション(コネクタ装置) 2 外部機器 3 ケース本体 4 コネクタユニット 5 収容凹部 9 操作摘み 11 スライダ本体 36 スライダブロック 39 スライドガイド溝 44 連結プレート 46 ロック摘み 47 ロック爪 48 リブ(ロック突起) 62a 操作開口部 62b ロック窓 63 ロックバネ 65 スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器(2)が着脱自在に装着される
    収容凹部(5)が形成されたケース本体(3)と、 外部機器(2)のコネクタと電気接続するコネクタユニ
    ット(4)と、 ケース本体(3)から外方に突出し、コネクタユニット
    (4)を移動させる操作レバーを備え、 収容凹部(5)に外部機器(2)が装着されたときに、
    操作レバーを操作してコネクタユニット(4)を外部機
    器(2)のコネクタへ接続させるコネクタ装置の操作機
    構において、 操作レバーは、 ケース本体(3)内に形成されたガイド溝(39)によ
    って、ケース本体(3)の内側面に沿って直線的に摺動
    するスライダブロック(36)と、 ケース本体(3)の側面に穿設されたスリット(65)
    を挿通する連結プレート(44)によってスライダブロ
    ック(36)に連結され、スリット(65)に沿って移
    動する操作摘み(9)と、 操作摘み(9)内に揺動自在に収容され、操作摘み
    (9)の一面に開口する操作開口部(62a)から操作
    部が露出するロック摘み(46)と、 ロック摘み(46)に一体形成され、操作摘み(9)の
    ケース本体(3)側の側面に形成されたロック窓(62
    b)から突出するロック爪(47)と、 ロック摘み(46)と操作摘み(9)との間に弾装さ
    れ、ロック爪(47)をロック窓(62b)から突出す
    る方向に付勢するロックバネ(63)と、 ケース本体(3)の外側面でスリット(65)の近傍の
    位置に突設されたロック突起(48)とを備え、 操作摘み(9)がスリット(65)に沿って移動し、ロ
    ック爪(47)がロック突起(48)を乗り越えた位置
    で操作摘み(9)の復帰移動が規制されることを特徴と
    するコネクタ装置の操作機構。
  2. 【請求項2】 操作摘み(9)に連動してケース本体
    (3)内で摺動するスライダ本体(11)に、コネクタ
    ユニット(4)を取り付け、 操作摘み(9)を移動することにより、ケース本体
    (3)内にあるコネクタユニット(4)を収容凹部
    (5)に装着された外部機器(2)のコネクタへ移動
    し、 外部機器(2)のコネクタにコネクタユニット(4)が
    嵌合接続したときに、ロック爪(47)がロック突起
    (48)を乗り越えるように、ケース本体(3)の外側
    面にロック突起(48)を突設したことを特徴とする請
    求項1記載のコネクタ装置の操作機構。
JP8253961A 1996-09-05 1996-09-05 コネクタ装置の操作機構 Pending JPH1083862A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008124874A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Sony Corp 撮像装置
KR101183911B1 (ko) 2005-10-31 2012-09-21 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 전자 디바이스 퀵 커넥트 시스템
KR101230456B1 (ko) 2005-10-31 2013-02-06 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 전자 장치 고속 연결 시스템

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