JP2000117349A - 金型交換装置および金型交換方法 - Google Patents

金型交換装置および金型交換方法

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JP2000117349A
JP2000117349A JP10291143A JP29114398A JP2000117349A JP 2000117349 A JP2000117349 A JP 2000117349A JP 10291143 A JP10291143 A JP 10291143A JP 29114398 A JP29114398 A JP 29114398A JP 2000117349 A JP2000117349 A JP 2000117349A
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Kiyoshi Sakamoto
本 清 士 坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の構成が簡単で駆動源も増やすことなく、
また、操作性に優れた金型交換装置および金型交換方法
を提供することを課題とする。 【解決手段】ボルスタ2a面より出没可能に設けたダイ
リフタ2bを備えるプレス加工機2に沿って移動し、金
型Kを移動する駆動手段3を有する搬送台車1を備える
金型交換装置において、前記駆動手段は、前記金型側に
係合する係合機構4と、この係合機構に固定する搬送チ
ェーン5と、この搬送チェーンを駆動する駆動源6と、
前記搬送チェーンのチェーンガイド7とを備え、前記チ
ェーンガイドは、前記係合機構の移動に伴って前記搬送
台車からプレス加工機側に出没自在に設けた金型交換装
置Aとして構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレス加工機で
使用される金型の交換を行う金型交換装置および金型交
換方法に関する。
【0002】従来、金型を使用してワークの成形を行う
プレス加工機では、成形すべきワークの形態が変わる毎
に、重量が重い金型を交換して使用している。したがっ
て、金型の交換を行う場合は、短時間でスムーズかつ安
全に交換作業を行う必要があることから、様々な金型交
換装置が提案されている。
【0003】例えば、特開平9−262628号公報に
記載の金型交換装置は、移動台車からプレス加工機側へ
出没自在に左右の中間渡りレールを設け、その中間渡り
レールを駆動源により出没作動する構成としている。そ
して、前記中間渡りレールの間に配置されるチェーン支
持手段を、移動台車からプレス加工機側へ他の駆動源に
より回動自在に作動して掛け渡せるように構成してい
る。
【0004】したがって、金型をプレス加工機側に移動
する場合は、はじめに、中間渡りレールおよびチェーン
支持手段を、それぞれの駆動源により作動させプレス加
工機側に掛け渡す。つぎに、チェーン駆動源を作動させ
ることでチェーンを送り出し、金型を載置しているコモ
ンベースを押動して移動台車から中間渡りレールおよび
金型支持手段を介してコモンベースごとプレス加工機の
ボルスタ面に金型を移動させている。
【0005】また、実開平5−70727号公報、ある
いは特開昭54−40272号公報に記載の金型交換装
置は、プレス加工機と搬送台車との間に渡板を設け、搬
送台車側に設けたチェーンガイド溝と同じ構成のチェー
ンガイド溝を設ける構成としている。なお、実開平5−
70727号公報に記載の金型交換装置では、渡板側に
スネークチェーンの先端に設けた、係合部を作動させる
ことで金型の係合部との係合を外す、昇降杆を備える構
成としている。
【0006】そのため、金型をプレス加工機側に移動す
る場合は、スネークチェーンを駆動させ渡板のチェーン
ガイド溝を利用してプレス加工機および搬送台車の間で
の金型の移動を行うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の金型交
換装置では、以下のような問題点が存在していた。 中間渡りレールをおよびチェーン支持手段をそれぞ
れの駆動源を使用してプレス加工機側に向けて作動させ
る金型交換装置では、それぞれの部材を駆動させる駆動
源を多数必要とし、チェーンの駆動源と合わせると少な
くとも3つの駆動源を使用することになり、装置が複雑
になり操作性が劣ると共に生産コストも嵩みかつメンテ
ナンスも面倒であった。
【0008】 プレス加工機と搬送台車の間に渡板を
設け、さらに、その渡板にチェーンガイド溝を設ける金
型交換装置では、その渡板がプレス加工作業を行う際
に、ワークの搬送作業などの邪魔になり不都合であっ
た。なお、渡板を移動可能に設けることも考えられる
が、やはり装置が複雑になり駆動源も数多く必要になっ
た。
【0009】この発明は、上記問題点に鑑み創案された
ものであり、構成が簡単で駆動源も増やすことなく、ま
た、操作性に優れた金型交換装置および金型交換方法を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、ボルスタ面より出没可能に設けたダイ
リフタを備えるプレス加工機に沿って移動し、金型を駆
動する駆動手段を有する搬送台車を備える金型交換装置
において、前記駆動手段は、前記金型に係合する係合機
構と、この係合機構に固定する搬送チェーンと、この搬
送チェーンを駆動する駆動源と、前記搬送チェーンのチ
ェーンガイドとを備え、前記チェーンガイドは、前記係
合機構の移動に伴って前記搬送台車からプレス加工機側
に出没自在に設けた金型交換装置として構成した。
【0011】また、前記係合機構は、前記搬送チェーン
の先端に設けたフックと、このフックの近傍および前記
チェーンガイドの一端側に設けた係止部および係合爪部
からなる係脱機構とを有する構成としても良い。
【0012】また、金型交換方法としては、駆動手段の
搬送チェーンをチェーンガイドと共に作動させ、搬送台
車とプレス加工機の間に前記チェーンガイドを突出させ
ると共に、前記搬送チェーンの先端に設けた係合機構の
フックを、プレス加工機上の金型に係合させる第1工程
と、 前記搬送チェーンを作動させ、突出した前記チェ
ーンガイドを搬送台車側に引き戻し、前記係合機構とチ
ェーンガイドの係合を解除してプレス加工機から搬送台
車に金型を移動させる第2工程により金型をプレス加工
機から取り除く。
【0013】つぎに、搬送台車に載置していた新たな金
型を、前記駆動手段の搬送チェーンをチェーンガイドに
沿って作動させ、係合機構を移動させることで、前記金
型を前記プレス加工機側に押動する第3工程と、前記チ
ェーンガイドの所定移動位置で、前記係合機構がチェー
ンガイドと係合してそのチェーンガイドを移動させ、前
記搬送台車とプレス加工機の間に前記チェーンガイドを
突出させると共に、前記金型を前記搬送チェーンの作動
によりプレス加工機に搬送する第4工程で構成した。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図面に基づいて説明する。図1は、金型交換装置および
プレス加工機の配置を示す平面図、図2は、金型交換装
置の要部を示す平面図、図3は、金型交換装置の要部を
示す側面図、図4は、係合機構の要部を示す一部断面に
した正面図、図5は、係合機構の要部を示す側面図、図
6(a)(b)(c)は、係合機構の作動状態を示す側
面図、図7は、フックの係合を外す状態を示す平面図、
図8(a)(b)は、搬送チェーンおよびチェーンガイ
ドの他の構成の要部を示すそれぞれ斜視図、断面図であ
る。
【0015】図1で示すように、金型交換装置Aは、プ
レス加工機2の両側に配置され、一対の軌道レール1
1、11を介して移動自在に設けられている。前記プレ
ス加工機2は、ベット上にボルスタ2aが載置されてい
ると共に、前記ボルスタ2aの上方には、上下動するダ
イリフタ2bが設けられている。
【0016】図2および図3で示すように、前記金型交
換装置Aは、軌道レール11、11上を制御されて移動
する搬送台車1と、この搬送台車1の中央側に設けた、
金型Kを載置するダイセットプレート10の駆動手段3
などを備えている。
【0017】図2および図3で示すように、前記搬送台
車1は、フレーム筐体1bの所定位置に設けた車輪1a
(四輪)と、この車輪1aのシャフトを駆動ベルトある
いは伝達チェーンなどの回転伝達部材1eを介して回転
させる駆動モータ1dと、前記フレーム筐体1bの上部
側でダイセットプレート10を移動自在に載置支持する
複数の支持ローラ1cなどから構成されている。
【0018】図2および図3で示すように、前記駆動手
段3は、ダイセットプレート10のプレートフック10
aに係合する係合機構4と、この係合機構4を移動させ
る搬送チェーン5と、この搬送チェーン5を作動させる
モータなどの駆動源6と、前記搬送チェーン5のチェー
ンガイド7とから構成されている。
【0019】図4および図5で示すように、前記係合機
構4は、搬送チェーン5の先端側に、固定支持具5dを
介して設けたフック4aと、前記チェーンガイド7の両
側に配置される係脱機構9、9とから構成されている。
前記係脱機構9は、チェーンガイド7の一端側に設けた
係止部としてのロックピン9bおよび、前記フック4a
の後部下方に設けた係合爪部としてのラチェット9aか
ら構成されている。
【0020】図4および図5で示すように、前記フック
4aは、フック基端部4cにフック支持ピン4bにより
回動自在に支持されている。そして、フック基端部4c
の後部下方に介在金具4dを固定して設けており、この
介在金具4dにラチェット9aを支持している。
【0021】前記ラチェット9aは、支持ピン9dによ
り前記介在金具4dに回動自在に支持されており、コイ
ルスプリングなどの弾性体9cにより常に下方(時計回
り)方向に付勢されている。そして、前記ラチェット9
aの下端側には、ベアリングローラ9eが支持ピンによ
り回動自在に軸支されている。前記ベアリングローラ9
eは、チェーンガイド7に沿って設けたラチェットガイ
ド9f上を転動するように配置されており、そのラチェ
ットガイド9fの一端側に形成したガイド傾斜面9gの
位置では、前記弾性体9cの付勢力によりその傾斜面に
沿って転動するように構成されている。
【0022】図3および図4で示すように、前記搬送チ
ェーン5は、その先端側にフック4aを固定し、後端側
が搬送台車1のフレーム筐体1bの所定位置に固定さ
れ、駆動源6の駆動によりスプロケットなどを介して作
動するように構成されている。そして搬送チェーン5
は、作動前の状態では所定長さのその搬送チェーン5の
大部分が、前記フレーム筐体1bの間にプールされてい
る。なお、ここでは、前記搬送チェーン5は、いわゆる
プッシュプルチェーンが使用されており、直線上に配列
した際に各リンクプレート5cが互いに当接して屈曲し
ないように、そのリンクプレート5cに湾曲部5bおよ
び直線係合部5aを備えている。
【0023】図2ないし図4で示すように、前記チェー
ンガイド7は、搬送台車1のフレーム筐体1bの位置
で、金型移動方向に設けたスライド板ガイド8上に設け
られている。そして、チェーンガイド7は、スライド板
ガイド8に摺動自在に設けたスライド板7bと、このス
ライド板7b上に設けた前記搬送チェーン5を収納ガイ
ドするガイド体7aと、このガイド体7aの上面の長手
方向に渡って設けた、前記係合機構4が移動できるフッ
ク移動溝7dと、前記スライド板7bの下面側で、前記
スライド板ガイド8に設けたガイド溝8aに沿って移動
する嵌合ガイド7cとを備えている。なお、前記ロック
ピン9bは、図4で示すように、スライド板7b上に配
置されている。
【0024】つぎに、前記構成の金型交換装置Aの作用
について説明する。図1で示すように、プレス加工機2
に配置されている金型を交換する場合は、はじめに、一
方の金型交換装置Aをプレス加工機2の側面位置に移動
させる。そして、図6(a)(b)で示すように、駆動
源6を作動させ、搬送チェーン5を送り出すと、フック
4aがチェーンガイド7のフック移動溝7d(図7参
照)に沿って移動する。
【0025】係合機構4が移動する場合は、図5および
図6(b)で示すように、ラチェット9aに設けたベア
リングローラ9eが、ラチェットガイド9f上を転動す
る。そして、ベアリングローラ9eは、ラチェットガイ
ド9fのガイド傾斜面9gの位置で、その傾斜面に沿っ
て転動すると、ラチェット9aが支持ピン9dを支点と
して下方に回転移動することで、ロックピン9bに係合
する。そのため、図5および図6(c)で示すように、
フック4aが、さらに搬送チェーン5に押されて移動す
ると、ラチェット9aとロックピン9bとは係合してい
るため、チェーンガイド7がフック4aの移動に伴って
移動する。
【0026】チェーンガイド7が移動する場合は、図4
および図6(c)で示すように、スライド板7bに設け
た嵌合ガイド7cが、スライド板ガイド8のガイド溝8
aに沿って移動する。そして、スライドガイド7が移動
すると、図6(c)および図7で示すように、そのスラ
イドガイド7の基端側に位置する搬送チェーン5を露出
する。このとき、搬送チェーン5は、その直線係合部5
aが互いに係合しているため、駆動源6によりさらに搬
送チェーン5の送り出される方向に力が掛かっても搬送
チェーン5は屈曲することはない。
【0027】一方、フック4a側のチェーンガイド7
は、図6(c)および図7で示すように、搬送台車1と
プレス加工機2の間に突出することで、搬送チェーン5
をガイドすることができるため、搬送チェーン5は屈曲
することなく駆動源6からの押動力を確実に伝達でき
る。
【0028】図7の仮想線で示すように、フック4aが
移動端近傍まで搬送チェーン5によりチェーンガイド7
と共に送り出されると、図5で示すように、プレートフ
ック10aの傾斜部に沿ってフック4aの先端側に形成
した傾斜部が当接してフック4aは、フック支持ピン4
bを支点として回動して持ち上げられ、さらにフック4
aが搬送チェーン5により送り出されると、重力により
フック4aがプレートフック10aに係合する。なお、
両フック4a、10aが係合する位置で駆動源6の作動
を停止する。
【0029】プレートフック10およびフック4aが係
合すると、図6(c)から図6(b)の状態になるよう
に、駆動源6を作動し、搬送チェーン5を巻き戻す方向
に作動させることで、プレス加工機2に設置されていた
ダイセットプレート10上の金型を移動して搬送台車1
に取り込む。搬送チェーン5を巻き戻す際は、搬送台車
1とプレス加工機2の間にチェーンガイド7が送り出さ
れているため、搬送チェーン5は自重で屈曲することな
く、駆動源6からの力を伝達でき、確実に搬送台車1側
にダイセットプレート10を取り込むことができる。
【0030】なお、図6(b)から図6(a)の状態に
移動する場合は、図5で示すようにラチェット9aのベ
アリングローラ9eが、ラチェットガイド9fのガイド
傾斜面9gを登ることで、ラチェット9aが弾性体9c
に抗して回動(反時計回り方向)して、ロックピン9b
との係合を解除する。そのため、フック4a側のみがチ
ェーンガイド7のフック移動溝7dに沿って移動して基
端側まで引き戻される。したがって、ダイセットプレー
ト10は、搬送チェーン5の巻き戻しに伴って、搬送台
車1の支持ローラ1c上を移動して所定位置で停止す
る。
【0031】つぎに、あらたな金型K(図3参照)をプ
レス加工機2に設置する場合は、前記した操作の逆の操
作を行う。すなわち、はじめに、図1で示すように、他
方の金型交換装置Aをプレス加工機2の交換適正位置ま
で移動して停止させる。
【0032】図6(a)(b)で示すように、駆動源6
を作動させ、搬送チェーン5を送り出すと、ダイセット
プレート10は、押されて支持ローラ1c上を移動す
る。そして、図5で示すように、ラチェット9aがロッ
クピン9bを所定位置で係合することで、図6(b)か
ら図6(c)の状態に搬送チェーン5の移動と共に、チ
ェーンガイド7を移動させてダイセットプレート10を
プレス加工機2側に送り出し、ダイセットプレート10
をプレス加工機2に設置する。
【0033】図7で示すように、プレス加工機2にダイ
セットプレート10を設置すると、つぎに、駆動源6の
作動を停止すると共に、搬送台車1を移動することで、
プレートフック10aとフック4aの係合を外す構成と
している。両フック4a,10aの係合が外れたら、駆
動源6を作動し搬送チェーン5を巻き戻す方向に作動さ
せ、フック4aを所定位置で停止させるように駆動源6
の作動を停止し作業を終了する。
【0034】なお、前記両フック4a、10aの係合を
解除する場合に、搬送台車1の移動を行うことなくフッ
ク4aに駆動部を設けることで回動させるように構成し
ても良い。また、搬送チェーン5は、いわゆるプッシュ
プルチェーンを使用したが、図8で示すように、ローラ
チェーン15を使用しても良い。
【0035】ローラチェーン15を使用する場合は、チ
ェーンガイド17の構成を、固定ガイド17aおよび移
動ガイド17bの構成とする。したがって、移動ガイド
17bがフック4a(図6参照)の移動に伴って送り出
されても、固定ガイド17aが固定されているため、ロ
ーラチェーン15は、常にチェーンガイドにガイドされ
ることになり、適切に駆動源6(図3参照)からの駆動
力を伝達することができる。そのため、前記したプッシ
ュプルチェーン5(図6参照)と同様の動作を行うこと
ができる。
【0036】また、係脱機構は、ロックピンである係止
部を、移動するラチェットの位置に配置し、係合爪部で
あるラチェットを、固定しているロックピンの位置に配
置する構成としてもよい。さらに、他の構成の係脱機構
であっても良い。
【0037】さらに、金型交換装置の配置は、この実施
の形態ではプレス加工機の両側に配置して説明したが、
プレス加工機の一方側に移動自在に配置する構成として
も良い。その場合、金型交換装置は別体でそれぞれが自
走する構成とすることや、二つの金型交換装置を並列に
配置して一体に形成する構成としても構わない。
【0038】なお、金型交換装置は、ダイセットプレー
トに載置されている金型を、そのダイセットプレートの
移動を行うことで搬送する構成として説明したが、金型
自体に係合フックを備えており、その係合フックと搬送
台車側の係合機構との係合離脱により金型を直接搬送さ
せる構成であっても対応できることはもちろんである。
【0039】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成したので
以下に示す優れた効果を奏する。 金型交換装置は、搬送チェーンの駆動によりチェー
ンガイドを搬送台車とプレス加工機側に突出させる構成
としているため、駆動源を新たに設ける必要がなく装置
を簡易な構成にすることが可能となる。そのため、金型
交換装置の操作性に優れ、生産コストも抑えることもで
きる。さらに、メンテナンスを行う場合も各構成が簡略
な構成であるため都合が良い。
【0040】 金型交換装置は、プレス加工機側との
間に設置する部材が、簡易な構成で搬送台車側に収納で
きるため、金型を交換した後にプレス加工機を使用する
場合、ワークのプレス加工作業を行う場合に支障がな
い。
【0041】 金型交換機構は、搬送チェーンの作動
により移動するフックの近傍およびチェーンガイドの一
端側に係脱機構を設け、その係脱機構の動作によりチェ
ーンガイドの移動させることができるため、新たに駆動
源を設けることなくチェーンガイドの移動を可能として
いる。しがたって、プレス加工機側にフックを移動させ
ても搬送チェーンを屈曲することなく作動させることが
できる。
【0042】 金型交換方法では、フックを移動する
チェーンをガイドするチェーンガイドの所定位置で、係
合機構がチェーンガイドと係合して、そのチェーンガイ
ドを移動させることになるため、金型を載置するダイセ
ットプレートを移動させるための係合機構を簡易な構成
で、搬送台車およびプレス加工機の間を移動させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の金型交換装置およびプレス加工機の
配置を示す平面図である。
【図2】この発明の金型交換装置の要部を示す平面図で
ある。
【図3】この発明の金型交換装置の要部を示す側面図で
ある。
【図4】この発明の係合機構の要部を示す一部断面にし
た正面図である。
【図5】この発明の係合機構の要部を示す側面図であ
る。
【図6】(a)(b)(c)は、この発明の係合機構の
作動状態を示す側面図である。
【図7】この発明のフックの係合を外す状態を示す平面
図である。
【図8】(a)(b)は、この発明の搬送チェーンおよ
びチェーンガイドの他の構成の要部を示すそれぞれ斜視
図、断面図である。
【符号の説明】
1 搬送台車 2 プレス加工機 2a ボルスタ 2b ダイリフタ 3 駆動手段 4 係合機構 4a フック 4b フック支持ピン 4c フック基端部 4d 介在金具 5 搬送チェーン(プッシュプルチェーン) 6 駆動源 7 チェーンガイド 7a ガイド体 7b スライド板 7c 嵌合ガイド 7d フック移動溝 8 スライド板ガイド 8a ガイド溝 9 係脱機構 9a 係合爪部(ラチェット) 9b 係止部(ロックピン) 9c 弾性体 9d 支持ピン 9e ベアリングローラ 9f ラチェットガイド 9g ガイド傾斜面 10 ダイセットプレート 10a プレートフック 10b 止め付けボルト 11 軌道レール A 金型交換装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルスタ面より出没可能に設けたダイリフ
    タを備えるプレス加工機に沿って移動し、金型を移動さ
    せる駆動手段を有する搬送台車を備える金型交換装置に
    おいて、 前記駆動手段は、前記金型側に係合する係合機構と、こ
    の係合機構に固定する搬送チェーンと、この搬送チェー
    ンを駆動する駆動源と、前記搬送チェーンのチェーンガ
    イドとを備え、 前記チェーンガイドは、前記係合機構の移動に伴って前
    記搬送台車からプレス加工機側に出没自在に設けたこと
    を特徴とする金型交換装置。
  2. 【請求項2】前記係合機構は、前記搬送チェーンの先端
    に設けたフックと、このフックの近傍および前記チェー
    ンガイドの一端側に設けた係止部および係合爪部からな
    る係脱機構とを有する請求項1に記載の金型交換装置。
  3. 【請求項3】駆動手段の搬送チェーンをチェーンガイド
    と共に作動させ、搬送台車とプレス加工機の間に前記チ
    ェーンガイドを突出させると共に、前記搬送チェーンの
    先端に設けた係合機構のフックを、プレス加工機上の金
    型に係合させる第1工程と、 前記搬送チェーンを作動させ、突出した前記チェーンガ
    イドを搬送台車側に引き戻し、前記係合機構とチェーン
    ガイドの係合を解除してプレス加工機から搬送台車に金
    型を移動させる第2工程と、 搬送台車に載置していた新たな金型を、前記駆動手段の
    搬送チェーンをチェーンガイドに沿って作動させ、係合
    機構を移動させることで、前記金型を前記プレス加工機
    側に押動する第3工程と、 前記チェーンガイドの所定移動位置で、前記係合機構が
    チェーンガイドと係合してそのチェーンガイドを移動さ
    せ、前記搬送台車とプレス加工機の間に前記チェーンガ
    イドを突出させると共に、前記金型を前記搬送チェーン
    の作動によりプレス加工機に搬送する第4工程からなる
    金型交換方法。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008018437A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Kurimoto Ltd 金型交換装置
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