JP2000116890A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2000116890A
JP2000116890A JP10309512A JP30951298A JP2000116890A JP 2000116890 A JP2000116890 A JP 2000116890A JP 10309512 A JP10309512 A JP 10309512A JP 30951298 A JP30951298 A JP 30951298A JP 2000116890 A JP2000116890 A JP 2000116890A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者に所定の利益が付与されるか否かが、
遊技者の操作技術によって直接決定されないようにし、
かつ、遊技者が遊技に参加できるようにすることによ
り、遊技の単調化を解消し、より一層楽しく遊技できる
パチンコ機を実現する。 【解決手段】 CPUは、判定図柄を変動表示し(S1
80)、報知LED47を点灯し(S182)、遊技者
が判定図柄停止スイッチ46を操作したことを検出する
と(S184:Yes)、判定図柄の変動を停止し(S
188)、報知LEDを消灯する(S190)。そし
て、CPUは停止判定図柄が☆、○、A〜Cのいずれで
あるかによって、時短フラグを立てるとともに、時短条
件下において特別図柄を変動できる回数を設定する(S
192〜S202)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変動表示後に停止
した図柄が所定の図柄になった場合に、遊技者に所定の
利益を付与可能な遊技状態、たとえば大当たり状態にな
るパチンコ機であって、その遊技状態が終了した後の遊
技内容を遊技者が参加して決定することにより、遊技の
興趣を高めることができるパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、変動表示された図柄を遊技者のボ
タン操作によって停止させ、停止した図柄が当たり図柄
である場合に大当たりなどの利益を遊技者に付与するパ
チンコ機が存在していた。このようなパチンコ機では、
遊技者は、当たり図柄で停止させようと各自が試行錯誤
を繰り返し、自分なりの当たり図柄で停止させるタイミ
ングを見付けようと工夫しながらの遊技となり、遊技に
参加しているという満足感を持ちながら楽しむことがで
きた。しかし、その一方では、優れた動体視力を持った
遊技者が変動表示されている図柄を判別し、狙い通りの
図柄で停止させ、当たりを発生させてしまうという事態
が起きるようになった。そこで、そのような遊技者間の
不公平を解消すべく、図柄の停止を遊技者の操作に委ね
るのではなく、パチンコ機の制御プログラムによって自
動的に図柄の停止時期を決定するようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その結果、遊
技に参加できる手段を奪われた遊技者は、ただひたすら
ハンドルを握って大当たりが発生するまで堪え忍ぶとい
う単調な遊技しか行えないため、遊技の興趣を高めるこ
とができないという問題がある。但し、主たる利益の発
生に関わる大当たりの決定権を遊技者に委ねるようにし
て上記問題を解決するのでは、過去に起きたように遊技
者間に不公平がある状態となりかねない。また、昨今で
は女性の遊技者も増えており、損得が自分の操作如何に
よるという重い責任を担っての遊技は好まれない。
【0004】そこで、本発明は、遊技者に所定の利益が
付与されるか否かが、遊技者の操作技術によって直接決
定されないようにし、かつ、遊技者が遊技に参加できる
ようにすることにより、遊技の単調化を解消し、より一
層楽しく遊技できるパチンコ機を実現することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、遊技球を検出
する遊技球検出手段と、この遊技球検出手段によって前
記遊技球が検出されたことを条件に図柄を変動表示する
図柄表示手段とが備えられており、前記図柄表示手段に
よって変動表示された図柄が、所定の図柄で停止した場
合に、遊技者に所定の利益を付与可能な遊技状態になる
パチンコ機において、判定図柄を変動表示する判定図柄
表示手段と、遊技者が行う所定の操作によって前記判定
図柄の変動表示を停止させる判定図柄停止手段と、この
判定図柄停止手段によって変動表示が停止した際の判定
図柄に基づいて、前記遊技状態が終了した後の遊技内容
を決定する遊技内容決定手段と、が備えられているとい
う技術的手段を採用する。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のパチンコ機において、前記判定図柄停止手段は、前
記遊技者が前記所定の操作を複数回行うことによって、
前記判定図柄の変動表示を複数回停止可能に構成されて
おり、前記遊技内容決定手段は、前記判定図柄の変動表
示が複数回停止されたことによる複数の判定図柄のうち
の所定の判定図柄に基づいて、前記遊技状態が終了した
後の遊技内容を決定するという技術的手段を採用する。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載のパチンコ機において、前記判定図柄
停止手段は、前記所定の操作が所定の時間内に行われな
かった場合に、前記判定図柄の変動表示を自動的に停止
させるように構成されているという技術的手段を採用す
る。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載のパチンコ機におい
て、前記判定図柄停止手段によって前記判定図柄の変動
表示を停止させることができる状態であることを報知す
る報知手段が備えられているという技術的手段を採用す
る。
【0009】
【作用】請求項1ないし請求項4に記載の発明では、判
定図柄表示手段は、判定図柄を変動表示し、判定図柄停
止手段は、遊技者が行う所定の操作によって判定図柄の
変動表示を停止させ、遊技内容決定手段は、判定図柄停
止手段によって変動表示が停止した際の判定図柄に基づ
いて、遊技者に所定の利益を付与可能な遊技状態が終了
した後の遊技内容を決定する。つまり、遊技者に所定の
利益を付与可能な遊技状態が終了した後の遊技内容を決
定する判定図柄を遊技者が行う所定の操作によって決定
する。したがって、遊技者に所定の利益が付与されるか
否かが、遊技者の操作技術によって直接決定されないよ
うにし、かつ、遊技者が遊技に参加できるようにするこ
とにより、遊技の単調化を解消し、より一層楽しく遊技
できる。
【0010】特に、請求項2に記載の発明では、判定図
柄停止手段は、遊技者が所定の操作を複数回行うことに
よって、判定図柄の変動表示を複数回停止可能に構成さ
れており、遊技内容決定手段は、判定図柄の変動表示が
複数回停止されたことによる複数の判定図柄のうちの所
定の判定図柄に基づいて、遊技者に所定の利益を付与可
能な遊技状態が終了した後の遊技内容を決定する。つま
り、遊技者は、自分が希望する判定図柄で停止しなかっ
た場合であっても、再度、判定図柄を停止させる機会を
得ることができる。したがって、上記機会が1回である
場合よりも、より一層楽しく遊技できる。
【0011】また、請求項3に記載の発明では、判定図
柄停止手段は、所定の操作が所定の時間内に行われなか
った場合に、判定図柄の変動表示を自動的に停止させ
る。つまり、遊技者が上記所定の操作を行うことを忘れ
てしまった場合であっても、判定図柄の変動表示を自動
的に停止させることができる。したがって、上記自動的
に停止した判定図柄に基づいて、遊技者に所定の利益を
付与可能な遊技状態が終了した後の遊技内容を決定でき
るため、遊技の単調化を解消する効果が失われない。
【0012】さらに、請求項4に記載の発明では、報知
手段は、判定図柄停止手段によって判定図柄の変動表示
を停止させることができる状態であることを報知する。
つまり、遊技者は、上記所定の操作を行って判定図柄の
変動表示を停止させることができる状態であることを上
記報知によって知ることができる。したがって、遊技者
は、上記所定の操作を確実に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパチンコ機の一実
施形態について図を参照して説明する。なお、以下の実
施形態では、本発明のパチンコ機として、第1種のパチ
ンコ機を代表に説明する。まず、本実施形態のパチンコ
機の主要構成について図1を参照して説明する。図1
は、本実施形態のパチンコ機を正面から見た説明図であ
る。
【0014】パチンコ機10には、内枠11が開閉可能
に備えられており、その内枠11には、金枠12が開閉
可能に取付けられており、さらに金枠12には、ガラス
枠26が開閉可能に取付けられている。ガラス枠26の
内部には、遊技盤13が設けられており、この遊技盤1
3の左方には、発射された遊技球を案内するガイドレー
ル14が設けられている。内枠11の右側には、ガラス
枠26開閉用の鍵を差し込む鍵穴15を備えた鍵穴飾り
16が設けられおり、内枠11の上方には、枠ランプ1
7が設けられている。
【0015】ガラス枠26の下には、前面板18が設け
られており、この前面板18の左側上部には、賞球が排
出される上皿賞球排出口19が形成されており、この上
皿賞球排出口19の排出側には、その上皿賞球排出口1
9から排出された賞球を溜めておくための上皿20が取
り付けられている。上皿20の下方には、その上皿20
で収容しきれなくなった賞球を排出するための下皿賞球
排出口21が形成されており、この下皿賞球排出口21
の排出側には、その下皿賞球排出口21から排出された
賞球を溜めておくための下皿22が設けられている。
【0016】下皿22の右方には、上皿20から供給さ
れた遊技球を遊技盤13へ発射する発射モータ(図4に
符号38で示す)を操作するための発射ハンドル23
が、回転可能に取付けられており、その発射ハンドル2
3には、発射操作を停止するための発射停止ボタン24
が設けられている。また、上皿20の右方には、上皿2
0に溜められた賞球を下皿22へ抜くための上皿球抜き
レバー25がスライド可能に取付けられている。さら
に、内枠11の左側には、プリペイドカードを挿入する
スリット27aを有するプリペイドカードユニット27
が設けられている。
【0017】次に、遊技盤13の主要構成についてそれ
を示す図2を参照して説明する。遊技盤13の略中央に
は、センターケース30が備えられている。センターケ
ース30には、それを正面から見た拡大説明図である図
3(A)に示すように、天入賞口31と、3個のLED
32a,32b,32cからなる普通図柄表示装置32
と、この普通図柄表示装置32の作動される回数を表示
する4個のLEDからなる普通図柄記憶表示LED33
と、液晶表示で特別図柄34aを表示する特別図柄表示
装置34と、この特別図柄表示装置34の始動される回
数を表示する4個のLEDからなる特別図柄記憶表示L
ED35とが備えられている。図2に示すように、セン
ターケース30の左右には、普通図柄表示装置32を作
動させるための普通図柄作動ゲート40,40が設けら
れている。センターケース30の下方には、特別図柄表
示装置34を作動させる機能を有する第1種始動口41
が設けられており、この第1種始動口41の下方には普
通図柄表示装置32の停止図柄が当たり図柄となった場
合に開放される普通電動役物42が設けられている。開
放された普通電動役物42は、第1種始動口41と同様
に、特別図柄表示装置34を作動開始させる機能を備え
ている。普通電動役物42の下方には、特別図柄表示装
置34の停止図柄が当たり図柄となった場合に作動する
変動入賞装置50が設けられている。
【0018】この変動入賞装置50には、当たりの発生
時に開放される扉形式の大入賞口51が開閉可能に取り
付けられており、この大入賞口51の両側には、普通入
賞口52,52がそれぞれ設けられている。また、大入
賞口51の内部には、大入賞口51を連続して開放する
機能を有する特定領域53と、この特定領域53を通過
した遊技球を検出する役物連続作動スイッチ(図4に符
号55で示す)と、大入賞口51に入賞した遊技球の数
Pをカウントするカウントスイッチ(図4に符号54で
示す)とが設けられている。その他、遊技盤13には、
風車60,60と、普通入賞口61,61と、コーナー
飾りランプ62a,62aと、入賞時に点灯する入賞ラ
ンプ63と、球切れ時に点灯する球切れランプ64と、
サイド飾りランプ62b,62bと、入賞しなかった遊
技球をアウト球として回収するアウト口65とが設けら
れている。また、遊技盤13には、多くの釘28が打ち
込まれており、遊技盤13に発射された遊技球は、釘2
8間を乱舞しながら落下する。
【0019】ここで、このパチンコ機10の構造的な特
徴について説明する。このパチンコ機10は、後で詳述
するように、大当たり終了後の遊技状態を判定図柄の種
類によって決定することを特徴としており、図3(A)
に示すように、センターケース30には、その判定図柄
を変動表示する判定図柄表示装置48が設けられてい
る。判定図柄は、判定図柄の種類の説明図である図3
(B)に示すように、A〜Hの8個のアルファベット
と、○と、☆の計10種類であり、判定図柄表示装置4
8は、それら10種類の判定図柄48aを変動表示す
る。判定図柄が変動表示する時間は、大当たりが発生し
てから所定の時間であり、これについては後述する。ま
た、図1に示すように、皿球抜きレバー25の上方に
は、判定図柄表示装置48によって変動表示される判定
図柄を停止するための判定図柄停止スイッチ46が設け
られており、この判定図柄停止スイッチ46の左側に
は、判定図柄停止スイッチ46を操作して判定図柄の変
動表示を停止できる時間(以下、操作有効時間と称す
る)であることを報知する報知LED47が設けられて
いる。なお、本実施形態では、判定図柄表示装置48
は、液晶表示装置(LCD)によって判定図柄を表示す
る。また、判定図柄停止スイッチ46は、押しボタン式
のスイッチであり、報知LED47は、1つ、または、
複数のLEDを点灯、あるいは、点滅する構成である。
さらに、報知LED47に代えて、蛍光体、ELなどを
用いることもでき、LED、蛍光体、ELなどを用い
て、操作有効時間内である内容のメッセージ、あるい
は、図柄を表示することもできる。
【0020】次に、普通図柄表示装置32の表示態様に
ついて説明する。普通図柄表示装置32のLEDは、左
右の赤のLED32a,32cおよび中央の緑色のLE
D32bによって構成されており、遊技球が普通図柄作
動ゲート40を通過することによって表示を変動する。
その変動の態様には、○−−(−は消灯を示す)のよう
に左側のLED32aのみが点灯する場合と、○−○の
ように左右のLED32a,32cが点灯する場合と、
−−○のように右側のLED32cのみが点灯する場合
と、−●−のように中央のLED32bのみが点灯する
場合の4種類がある。本実施形態では、−●−がハズレ
普通図柄であり、それ以外の3種類が当たり普通図柄で
ある。また、普通図柄表示装置32、または、普通電動
役物42の作動中に遊技球が普通図柄作動ゲート40を
通過した場合は、最初の4個までが作動記憶となり、普
通図柄記憶表示LED33の点灯数でもって記憶数が表
示され、普通図柄が変動可能となると、その作動記憶に
基づいて変動が開始されるとともに、普通図柄記憶表示
LED33が1つ消灯される。
【0021】また、図3(A))に示すように、特別図
柄表示装置34は、遊技球が第1種始動口41、また
は、開放した普通電動役物42に入賞した際に、0〜1
4の15種類の図柄を3箇所に変動表示する。以下、図
3(A)において左側に表示される図柄をA、中央に表
示される図柄をB、右側に表示される図柄をCと称す
る。そして、変動開始後、所定の変動固定時間が経過す
ると、たとえば、A・B・Cの順に変動が停止し、その
停止図柄がA=B=C、たとえば、図3(A)に示すよ
うに、777になると大当たりとなり、変動入賞装置5
0が作動して大入賞口51が開放される。
【0022】また、特別図柄表示装置34が作動中、ま
たは、大当たり状態の時に、遊技球が第1種始動口4
1、または、開放した普通電動役物42に入賞した場合
は、最初の4個までが始動記憶となり、特別図柄記憶表
示LED35によって記憶数が表示される。そして、特
別図柄が変動可能な状態になると、その始動記憶に基づ
いて変動が開始されるとともに、特別図柄記憶表示LE
D35が1つ消灯される。なお、本実施形態では、特別
図柄表示装置34は、液晶表示装置(LCD)によって
特別図柄を表示するが、7セグメント表示、ドット式表
示、CRT表示、プラズマディスプレイなどを用いるこ
ともできる。
【0023】次に、パチンコ機10の電気的構成につい
てそれをブロック図で示す図4を参照して説明する。パ
チンコ機10には、主制御基盤36が設けられており、
この主制御基盤36には、役物集中1基盤66が接続さ
れている。役物集中1基盤66には、特別図柄表示装置
34と、普通図柄表示装置32と、役物飾りLED62
と、判定図柄表示装置48とが接続されており、これら
装置およびLEDは、主制御基盤36から役物集中1基
盤66を介して出力される信号によって駆動または点灯
される。また、主制御基盤36には、役物集中2基盤6
7が接続されており、この役物集中2基盤67には、入
賞球検出スイッチ45と、第1種始動口41(図2参
照)に入賞した遊技球を検出する第1種始動口スイッチ
41aと、普通図柄作動ゲート40を通過する遊技球を
検出する普通図柄作動スイッチ40aと、6個払出検出
スイッチ39と、各種飾りLED(風車60、各種入賞
口および普通図柄作動ゲート40を飾るために設けられ
たLED)75と、報知LED47と、判定図柄停止ス
イッチ46とが接続されている。これら各スイッチから
出力されたスイッチング信号は、役物集中2基盤67を
介して主制御基盤36へ出力される。
【0024】役物集中2基盤67には、大入賞口集中基
盤68が接続されており、この大入賞口集中基盤68に
は、役物連続作動スイッチ55と、カウントスイッチ5
4と、普通電動役物開放ソレノイド77と、大入賞口開
放ソレノイド43とが接続されている。また、主制御基
盤36には、役物集中1基盤66、役物集中2基盤67
および大入賞口集中基盤68から送出された入賞および
大当たりに関する情報をパチンコホールの管理室などに
設けられたコンピュータへ送信するための遊技盤情報端
子57が接続されている。
【0025】さらに、主制御基盤36には、特別図柄表
示装置34、普通図柄表示装置32、判定図柄表示装置
48などの制御を行うCPU84と、このCPU84が
実行する制御プログラムや後述する各種テーブルが記憶
されたROM85と、CPU84が制御プログラムを実
行する際にROM85から読出された制御プログラムを
一時的に記憶するRAM86とが搭載されている。ま
た、主制御基盤36には、払出制御基盤37が接続され
ており、この払出制御基盤37には、発射ハンドル23
から出力される信号にしたがって発射モータ38を制御
する発射モータ制御装置81と、下皿22(図1参照)
が満杯になったことを検出する満杯検出スイッチ82
と、金枠12の開閉を検出する金枠検出スイッチ83
と、入賞球切りソレノイド46と、入賞時および大当た
り発生時などに効果音を再生するスピーカ79を駆動す
る上皿スピーカ用基盤78と、賞球払出モータ56a
と、賞球払出センサ56eとが接続されている。
【0026】さらに、払出制御基盤37には、外部接続
端子基盤69が接続されており、この外部接続端子基盤
69には、コーナー飾りランプ62a(図2参照)と、
サイド飾りランプ62bと、入賞ランプ63と、球切れ
スイッチ80と、球切れスイッチ80によって球切れが
検出された際に点灯する球切れランプ64と、プリペイ
ドカードユニット27と、主電源87とが接続されてい
る。また、払出制御基盤37には、主制御基盤36から
出力されるデータに従って入賞球切りソレノイド46お
よび賞球払出モータ56aなどを制御するCPU71
と、CPU71によって実行されるコンピュータプログ
ラムが格納されたROM72と、ROM72から読出さ
れたコンピュータプログラムや主制御基盤36から送出
されるデータを一時的に記憶するRAM73とが搭載さ
れている。なお、本実施形態では、主電源87としてA
C24Vが用いられる。
【0027】ここで、ROM85の記憶内容について、
それを示す図5および図6を参照して説明する。ROM
85には、図5(A)に示す普通図柄乱数テーブル85
aと、図5(B)に示す当たり普通図柄乱数テーブル8
5bとが記憶されている。普通図柄乱数テーブル85a
は、普通図柄の当たりかハズレかを決定するための0〜
15の計16コマの普通図柄乱数値から構成されてお
り、当たり普通図柄乱数テーブル85bは、普通図柄の
当たりの場合の停止図柄を選択するための0〜2の計3
コマの乱数値と停止図柄とを対応付けて構成されてい
る。また、ROM85には、図5(C)に示す特別図柄
乱数テーブル85cと、図5(D)に示すリーチ乱数テ
ーブル85dと、図5(E)に示すリーチパターンテー
ブル85eとが記憶されている。特別図柄乱数テーブル
85cは、大当たりかハズレかハズレリーチかを決定す
るための0〜224の計225コマの特別図柄乱数値か
ら構成されており、リーチ乱数テーブル85dは、リー
チのパターンを決定するための0〜15の計16コマの
リーチ乱数値から構成されている。
【0028】リーチパターンテーブル85eは、リーチ
乱数テーブル85dから選択されたリーチ乱数値と各種
リーチパターンとを対応付けて構成されており、スーパ
ーリーチ、ロングリーチ、通常リーチの順に大当たりに
なる確率が低くなる。なお、本実施形態では、特別図柄
乱数テーブル85cの中から特別図柄乱数値「7」が抽
出された場合を大当たりとする。
【0029】さらに、ROM85には、図5(F)に示
す大当たり特図乱数テーブル85fと、図5(G)に示
すハズレ特図乱数テーブル85gとが記憶されている。
大当たり特図乱数テーブル85fは、大当たりの場合の
図柄を決定するための0〜14の計15コマの大当たり
特図乱数値と停止図柄とを対応付けて構成されており、
ハズレ特図乱数テーブル85gは、ハズレの場合の図柄
を決定するための0〜14の計15コマのハズレ特図乱
数値と停止図柄とを対応付けて構成されている。なお、
全部は図示しないが、実際には、ROM85には、特別
図柄A・B・Cのハズレ特図を選択するための3組のハ
ズレ特図乱数(以下、特別図柄A・B・Cそれぞれの停
止図柄を決定するための乱数をそれぞれハズレ特図A乱
数、ハズレ特図B乱数、ハズレ特図C乱数と称する)
と、ハズレ特図とを対応付けたハズレ特図乱数テーブル
85gが3組記憶されている。
【0030】またさらに、ROM85には、図6(A)
に示す開示判定図柄決定乱数テーブル85hと、図6
(B)に示す開始判定図柄テーブル85iと、図6
(C)に示す時短有効期間テーブル85jとが記憶され
ている。開始判定図柄決定乱数テーブル85hは、判定
図柄表示装置48によって変動表示される判定図柄の中
で、変動表示が開始される際の最初に表示される図柄を
決定する際に用いる0〜9の計10コマの開始判定図柄
決定乱数値から構成されている。開始判定図柄テーブル
85iは、0〜9の開始判定図柄決定乱数値と判定図柄
とを対応付けて構成されている。時短有効期間テーブル
85jは、パチンコ機10を用いて遊技を行う者(以
下、遊技者と称する)が判定図柄停止スイッチ46を押
した際に停止した判定図柄(以下、停止判定図柄と称す
る)と、時短有効期間とを対応付けて構成されている。
ここで、時短とは、特別図柄の変動開始から停止までに
要する時間が短縮された状態を意味する。図6(C)に
示すように、停止判定図柄が☆である場合の時短有効期
間は100回、つまり時短状態での特別図柄の変動表示
を100回行うことができる。また、停止判定図柄が○
である場合の時短有効期間は、次の大当たりまで、つま
り次の大当たりが発生するまでは、時短状態での特別図
柄の変動表示は何回でも行うことができる。さらに、停
止判定図柄が、A〜Cである場合の時短有効期間は30
回、つまり時短状態での特別図柄の変動表示を30回行
うことができる。
【0031】次に、パチンコ機10の一連の動作につい
て、CPU84の処理内容を中心にして説明する。図7
は、CPU84によって実行される主な処理内容を示す
メインフローチャートである。最初に、パチンコホール
の者が、パチンコ機10の電源を立ち上げると、CPU
84は、電源投入時であると判定し(ステップ(以下、
Sと略す)10:Yes)、初期設定を行い(S1
2)、最初のルーチンを終了する。そして、遊技者が、
上皿20(図1)に遊技球を入れると、その遊技球は、
遊技球発射装置へ導かれ、遊技者が、発射ハンドル23
を回すと、発射モータ制御装置81(図4)からモータ
駆動信号が発射モータ38へ出力され、この発射モータ
38が駆動して遊技球が発射される。この発射された遊
技球は、ガイドレール14に沿って遊技盤13内へ導か
れ、その遊技盤13に打ち込まれた釘28の間を乱舞し
ながら落ちて行く。
【0032】そして、遊技球が、普通図柄作動ゲート4
0(図2)を通過すると、その通過によって普通図柄作
動スイッチ40a(図4)がONし、このONによって
発生したスイッチング信号は、役物集中2基盤67から
主制御基盤36のCPU84に入力される(S14)。
続いて、CPU84は、そのスイッチング信号の入力に
基づいて普通図柄作動口処理を実行する(S20)。こ
こで、CPU84が実行する普通図柄作動口処理の流れ
について、それを示す図8のフローチャートを参照して
説明する。まず、CPU84は、上記スイッチング信号
の入力により、普通図柄作動スイッチ40aがONした
と判定し(S22:Yes)、普通図柄作動記憶数U1
が4未満であるか否かを判定する(S24)。
【0033】ここでは、初めて遊技球が普通図柄作動ゲ
ート40を通過しており、普通図柄作動記憶数U1=0
であるため、S26へ進み(S24:Yes)、RAM
86に格納されている普通図柄作動記憶数U1に「1」
を加算する。これで、U1=1となる。続いて、CPU
84は、ROM85に記憶されている普通図柄乱数テー
ブル85aから普通図柄乱数値を1個選択し(S2
8)、RAM86に格納する(S30)。続いて、CP
U84は、普通図柄表示装置32によって普通図柄を変
動表示する普通図柄変動処理を実行する(図7のS4
0)。
【0034】ここで、CPU84が実行する普通図柄変
動処理の流れについて、それを示す図9のフローチャー
トを参照して説明する。まず、CPU84は、普通図柄
表示装置32によって普通図柄が変動表示されているか
否かを判定するが(S42)、ここでは、初めて普通図
柄を変動表示するのでS44へ進み(S42:No)、
RAM86に記憶されている普通図柄作動記憶数U1が
1以上であるかを判定する。ここでは、上記S26にお
いて普通図柄作動記憶数U1=1となっているため、肯
定判定され(S44:Yes)、RAM86に記憶され
ている普通図柄作動記憶数U1から「1」を減算する
(S46)。
【0035】続いて、CPU84は、時短になっている
ことを示す時短フラグが立っているか否かを判定し(S
48)、時短フラグが立っていないと判定した場合は
(S48:No)、普通図柄表示装置32によって普通
図柄を変動表示する時間である変動固定時間T1のカウ
ントをスタートし(S50)、時短フラグが立っている
と判定した場合は(S48:Yes)、変動固定時間T
2のカウントをスタートする(S52)。続いて、CP
U84は、普通図柄変動開始コマンドを普通図柄表示装
置32へ出力する(S54)。これによって、普通図柄
は、前述の4種類の表示態様で変動表示される。そし
て、CPU84は、上記S30でRAM86に格納され
た普通図柄乱数値が当たりかハズレかを判定する(S5
6)。本実施形態では、上記判定は、普通図柄乱数値が
「4」〜「15」の場合を当たりとし、「0」〜「3」
の場合をハズレとして行う。
【0036】続いて、CPU84は、当たりの場合は
(S56:Yes)、当たりフラグを立て(S58)、
1つの当たり普通図柄を当たり普通図柄乱数テーブル8
5b(図5(B))から選択する(S60)。この当た
り普通図柄は、図5(B)に示すように、3種類あり、
その中から1つの当たり普通図柄がランダムに選択され
る。また、ハズレの場合は(S56:No)、ハズレ普
通図柄を読出す(S62)。そして、CPU84は、S
42へ戻るが、すでにS54において普通図柄の変動表
示が実行されているため肯定判定され(S42:Ye
s)、計測時間Tが変動固定時間T1以上になったこと
を検出すると(S64:Yes)、変動表示中の普通図
柄をS60で選択した当たり普通図柄、または、S62
で読出したハズレ普通図柄に差し替え(S66)、普通
図柄の変動を停止させる普通図柄変動停止コマンドを普
通図柄表示装置32へ出力する(S68)。これによ
り、普通図柄表示装置32は、S62で差し替えた普通
図柄を表示する。なお、本実施形態では、変動固定時間
T1は、25.0秒であり、変動固定時間T2は、7.
0秒である。また、普通図柄が普通図柄作動記憶に基づ
いて変動する場合には、遊技球が普通図柄作動ゲート4
0を通過してから普通図柄の変動が開始されるまでの経
過時間を7.0秒から差し引いた時間を変動固定時間T
2として設定する。ただし、上記経過時間が4.2秒を
超えても、それ以上の短縮は行わず、変動固定時間T2
の下限は2.8秒となる。
【0037】次に、CPU84は、図7のステップ70
の普通電動役物処理を実行する。ここで、CPU84が
実行する普通電動役物処理の流れについて、それを示す
図10のフローチャートを参照して説明する。CPU8
4は、普通電動役物42を開放する普通電動役物開放ソ
レノイド77(図4)が作動中であるか否かを判定する
が(S72)、ここでは初めて普通電動役物77を開放
するためS74へ進み(S72:No)、当たりフラグ
が立っているか否かを判定する(S74)。続いて、C
PU84は、当たりフラグが立っていると判定すると
(S74:Yes)、時短フラグが立っているか否かを
判定し(S76)、時短フラグが立っていないと判定し
た場合は(S76:No)、普通電動役物42を開放し
ている時間を示す開放固定時間T3のカウントをスター
トし(S78)、時短フラグが立っていると判定した場
合は(S76:Yes)、開放固定時間T4のカウント
をスタートする(S80)。続いて、CPU84は、普
通電動役物開放ソレノイド77へ作動指令コマンドを出
力する(S78)。これにより、普通電動役物開放ソレ
ノイド77が作動し、普通電動役物42が開放する。
【0038】そして、開放した普通電動役物42に遊技
球が入賞すると、入賞したことを示す入賞データが、主
制御基盤36から払出制御基盤37のCPU71へ送出
され、CPU71から賞球払出モータ56aへ駆動信号
が出力され、賞球払出モータ56aが駆動し、たとえば
6個の賞球が上皿賞球排出口19から上皿20へ排出さ
れる。そして、CPU84は、S72へ戻るが、S78
において既に普通電動役物開放ソレノイド77が作動し
ているため、S84へ進み(S72:Yes)、開放固
定時間のタイムアップを検出すると(S84:Ye
s)、作動停止指令コマンドを普通電動役物開放ソレノ
イド77へ出力する(S86)。これにより、普通電動
役物開放ソレノイド77の作動が停止し、普通電動役物
42が閉じる。なお、本実施形態では、開放固定時間T
3は0.6秒であり、開放固定時間T4は2.0秒であ
る。このため、時短時では、普通電動役物42の開放固
定時間が長い分、入賞数が多くなるため、普通図柄の変
動回数が多くなるため、必然的に単位時間あたりの当た
り回数が増加する。また、普通電動役物42の入賞口
は、第1種始動口の機能を持っているため、その入賞口
への入賞数が増加する分、特別図柄の変動回数が多くな
るため、大当たりの発生確率が高くなる。つまり、時短
時の場合と、そうでない場合とでは、遊技者の得る利益
に大きな差がつく。ところで、遊技中および入賞時など
におけるランプやLEDの点灯は、図7のS340のラ
ンプ・LED処理によって実行され、楽音の再生は、S
350の音声出力処理によって実行される。
【0039】次に、遊技球が第1種始動口41または普
通電動役物42(図2)に入賞した場合にCPU84が
実行する処理内容について図11ないし図14を参照し
て説明する。最初に、CPU84が図7のS90で実行
する特別図柄始動口処理の流れについて、それを示す図
11のフローチャートを参照して説明する。まず、遊技
球が第1種始動口41、または、普通電動役物42に入
賞すると、その入賞した遊技球を検出する第1種始動口
スイッチ41a(図4)がONし、CPU84は、その
ONを検出する(S92:Yes)。続いて、CPU8
4は、特別図柄始動記憶数U2が4未満であるか否かを
判定するが(S94)、ここでは、初めて遊技球が第1
種始動口41、または、普通電動役物42に入賞し、特
別図柄始動記憶数U2=0であるため、S96へ進み
(S94:Yes)、RAM86に記憶されている特別
図柄始動記憶数U2に「1」を加算する。これでU2=
1となる。続いて、CPU84は、ROM85に記憶さ
れている特別図柄乱数テーブル85c(図5(C))の
中から1つの特別図柄乱数値を選択し(S98)、その
選択した特別図柄乱数値をRAM86に格納する(S1
00)。続いて、CPU84は、図7のS110におい
て特別図柄変動処理を実行する。なお、S118におい
て時短フラグが立っていると判定された場合の処理につ
いては後述する。
【0040】ここで、CPU84が実行する特別図柄変
動処理について、それを示す図12のフローチャートを
参照して説明する。CPU84は、特別図柄が変動中で
あるか否かを判定するが(S112)、ここではまだ変
動していないためS114へ進み(S112:No)、
特別図柄始動記憶数U2が「1」以上であるか否かを判
定する。ここでは図11のS96において特別図柄始動
記憶数U2=1になっているため、S116へ進み(S
114:Yes)、特別図柄始動記憶数U2から「1」
を減算する(S116)。続いて、CPU84は、時短
フラグが立っているか否かを判定するが(S118)、
ここではまだ時短フラグが立っていないものとする。C
PU84は、S120へ進み(S118:No)、特別
図柄が変動している時間である変動固定時間T5のカウ
ントをスタートする。
【0041】続いて、CPU84は、特別図柄変動開始
コマンドを特別図柄表示装置34へ出力し(S12
2)、特別図柄表示装置34が特別図柄A・B・Cの変
動表示を開始する。続いて、CPU84は、図11のS
100においてRAM86に格納した特別図柄乱数値
が、「7」であるか否か、つまり大当たりであるか否か
を判定し(S124)、大当たりである場合は(S12
4:Yes)、ROM85に記憶されている大当たり特
図乱数テーブル85f(図5(F))の中から1つの大
当たり特図を選択し、その選択した大当たり特図をRA
M86に格納する(S126)。続いて、CPU84
は、ROM85に記憶されているリーチ乱数テーブル8
5dから1つのリーチ乱数値を選択し(S128)、そ
の選択したリーチ乱数値に対応付けられているリーチパ
ターンをROM85に記憶されているリーチパターンテ
ーブル85eから読出し、その読出したリーチパターン
をRAM86にセットする(S130)。続いて、CP
U84は、大当たりの発生を示す大当たりフラグを立て
(S132)、大入賞口51の開放回数をカウントする
ラウンドカウンタNを「1」にセットする(S13
4)。
【0042】続いて、CPU84は、S112に戻り、
特別図柄が変動中であるか否かを判定するが、S122
で既に特別図柄が変動されているため、S148へ進み
(S112:Yes)、変動固定時間T5がタイムアッ
プするまで待機する。そして、CPU84は、変動固定
時間T5がタイムアップすると(S148:Yes)、
S130でセットしたリーチパターンに基づいて特別図
柄の変動を停止し、S126でRAM86に格納した大
当たり特図を読み出して表示する図柄停止処理を行う
(S150)。一方、CPU84は、S124において
大当たりではないと判定した場合は(S124:N
o)、ROM85に記憶されている3つのハズレ特図乱
数テーブル85g(図5(G))から、ハズレ特図A乱
数特別図柄A・B・Cのそれぞれについて1つずつハズ
レ特図を選択する(S136)。続いて、CPU84
は、それら選択した3つのハズレ特図が大当たり特図で
ある場合は(S138:Yes)、再度、ハズレ特図の
選択を行い(S136)、その選択したハズレ特図が大
当たり特図でない場合は(S138:No)、リーチ態
様となるハズレリーチ図柄であるか否かを判定する(S
140)。
【0043】続いて、CPU84は、ハズレリーチ図柄
であると判定した場合は(S140:Yes)、リーチ
乱数テーブル85dから1つのリーチ乱数値を選択し
(S142)、その選択したリーチ乱数値に対応付けら
れているリーチパターンをROM85に記憶されている
リーチパターンテーブル85eから読出し、その読出し
たリーチパターンをRAM86にセットする(S14
4)。また、CPU84は、S140において、ハズレ
リーチ図柄ではないと判定した場合は(S140:N
o)、通常停止のパターンをRAM86にセットする
(S146)。そして、CPU84は、S148におい
て変動固定時間がタイムアップしたと判定すると(S1
48:Yes)、RAM86に格納したリーチパターン
および停止図柄に基づいて図柄停止処理を行い、特別図
柄表示装置34にハズレ特図を表示する(S150)。
以上のように、CPU84は、S114において特別図
柄始動記憶数U2が「1」以上ではないと判定するま
で、S112〜S150を繰り返し、特別図柄表示装置
34により特別図柄の表示を行う。なお、各種リーチお
よび通常停止における変動開始から停止までの変動パタ
ーンについての詳細な説明は省略するが、変動固定時間
がタイムアップするまでは各種リーチおよび通常停止は
同一のパターンで変動する。そして変動時間が経過する
と、通常停止は直ちに図柄停止に移行し、各種リーチ
は、大当たりを期待させるような特殊なパターンで図柄
表示しながら最長20秒程度の変動が行われる。
【0044】次に、CPU84が、大当たり発生時に図
7のS300で実行する大入賞口処理について、それを
示す図14のフローチャートを参照して説明する。CP
U84は、大当たりフラグが立っていると判定すると
(S302:Yes)、大入賞口51(図2)が開放中
であるか否かを判定する(S304)。ここでは、初め
て大入賞口51を開放するタイミングであり、まだ大入
賞口51は開放していないため、S306へ進み(S3
04:No)、遊技球が特別領域53を通過したことを
示す検出フラグをリセットし(S306)、大入賞口5
1の開放時間である大入賞口開放時間T7のカウントを
スタートし(S308)、大入賞口開放コマンドを大入
賞口開放ソレノイド43へ出力する(S310)。これ
により、大入賞口開放ソレノイド43が開作動し、大入
賞口51が開放する。続いて、CPU84は、大入賞口
51への入賞数をカウントする大入賞口入賞カウンタP
をリセットする(S312)。
【0045】そして、CPU84は、S302へ戻る
が、大当たりフラグは立っており、大入賞口51は開放
中であるためS314へ進み(S304:Yes)、大
入賞口開放時間T7がタイムアップしたか否かを判定す
る。続いて、CPU84は、タイムアップしていない場
合は(S314:No)、大入賞口入賞カウンタPのカ
ウント数Pが「10」以上になったか否かを判定し(S
316)、「10」以上になっていない場合は(S31
6:No)、遊技球が特別領域53を通過して役物連続
作動スイッチ55がONしたか否かを判定する(S31
8)。続いて、CPU84は、役物連続作動スイッチ5
5がONしたと判定した場合は(S318:Yes)、
検出フラグを立て(S320)、S302へ戻り、S3
04〜S302を繰り返す。
【0046】そして、S314において大入賞口開放時
間T7がタイムアップしたと判定した場合(S314:
Yes)、あるいは、S316において大入賞口入賞カ
ウンタPのカウント数Pが「10」以上になったと判定
した場合は(S316:Yes)、大入賞口停止コマン
ドを大入賞口開放ソレノイド43へ出力する(S32
2)。これにより、大入賞口開放ソレノイド43が閉作
動し、大入賞口51が閉じる。つまり、大入賞口開放時
間内であっても、10個の遊技球が大入賞口51へ入賞
した場合は、大入賞口51を閉じる。続いて、CPU8
4は、検出フラグが立っていると判定した場合は(S3
24:Yes)、ラウンド数Nが「16」以上であるか
否かを判定し(S326)、「16」以上ではない場合
は(S326:No)、ラウンド数Nに「1」を加算す
る(S328)。
【0047】このように、CPU84は、S324にお
いて検出フラグが立っていないと判定し(S324:N
o)、あるいは、S326においてラウンド数Nが「1
6」以上であると判定するまで(S326:Yes)、
S302〜S328を繰り返し実行する。そして、CP
U84は、S324において検出フラグが立っていない
と判定し(S324:No)、あるいは、S326にお
いてラウンド数Nが「16」以上であると判定すると
(S326:Yes)、大当たりフラグをリセットする
(S330)。なお、本実施形態では、大入賞口開放時
間T7は約30秒である。また、大当たりの期間中は、
特別図柄表示装置34は新たな特別図柄の変動表示を行
わず、その代わりに、ラウンド数を示すラウンド数表示
図柄や、大当たりを盛り上げるためのラウンド数に応じ
た各種デモンストレーション図柄などを表示する。
【0048】次に、CPU84が、図7のS170にお
いて実行する判定図柄変動処理について図13および図
15を参照して説明する。図13は、判定図柄変動処理
の流れを示すフローチャートであり、図15は、操作有
効時間を示すタイミングチャートである。なお、ここで
は、図12のS132で大当たりフラグが立っているも
のとする。また、本実施形態における判定図柄変動処理
を判定図柄変動処理1とする。CPU84は、大当たり
フラグが立っていると判定し(S172:Yes)、図
12のS150によって特別図柄の変動表示が停止した
ことを検出すると(S174:Yes)、ROM85に
記憶されている開始判定図柄決定乱数テーブル85hか
ら1つの開始判定図柄決定乱数値を選択する(S17
6)。続いて、CPU84は、ROM85に記憶されて
いる開始判定図柄テーブル85iを参照し、S176で
選択した開始判定図柄決定乱数値に対応付けられている
開始判定図柄を読出し、その読出した開始判定図柄を判
定図柄表示装置48(図3(A))に表示する(S17
8)。たとえば、開始判定図柄決定乱数値が「3」であ
る場合は、開始判定図柄として「C」が表示される。
【0049】続いて、CPU84は、判定図柄表示装置
48に対して判定図柄を変動表示させるための判定図柄
変動開始コマンドを出力し(S180)、判定図柄表示
装置48が、判定図柄の変動を開始する。たとえば、開
始判定図柄が「C」である場合は、図3(B)に示した
順序で「C」から1判定図柄ずつ切り換えながら表示す
る。続いて、CPU84は、報知LED47を点灯させ
(S182)、遊技者に対して、判定図柄停止スイッチ
46を押して判定図柄の変動を停止できる状態にあるこ
とを報知する。報知LED47が点灯するタイミング、
つまり操作有効時間の開始タイミングは、図15に示す
ように、特別図柄の変動表示が停止してから、停止表示
時間a(本実施形態では1.2秒間)が経過したタイミ
ングであり、操作有効時間の終了タイミングは、第1ラ
ウンドが終了したタイミングである。そして、CPU8
4は、判定図柄停止スイッチ46がONしかた否かを判
定し(S184)、判定図柄停止スイッチ46がONし
ていない場合は(S184:No)、第1ラウンドが終
了したか否かを判定する(S186)。
【0050】続いて、CPU84は、判定図柄停止スイ
ッチ46のONを検出すると(S184:Yes)、あ
るいは、第1ラウンドの終了を検出すると(S186:
Yes)、判定図柄停止コマンドを判定図柄表示装置4
8へ出力し(S188)、判定図柄表示装置48は、判
定図柄の変動を停止する。これにより、遊技者は、停止
した判定図柄の種類を知ることができる。また、CPU
84は、報知LEDを消灯する(S190)。この消灯
により、遊技者は、操作有効時間が終了したことを知る
ことができる。そして、CPU84は、停止判定図柄が
☆である場合は(S192:Yes)、時短フラグを立
てるとともに、ROM85に記憶されている時短有効期
間テーブル85j(図6(C))を参照し、時短有効期
間として、特別図柄の変動回数Sを100回に設定する
(S194)。つまり、100回まで特別図柄を時短状
態で変動表示できるという利益が遊技者に付与される。
【0051】また、CPU84は、停止判定図柄が☆で
はなく(S192:No)、○であると判定した場合は
(S196:Yes)、時短フラグを立てるとともに、
時短有効期間として、次の大当たりが発生するまでの期
間を設定する(S198)。つまり、次の大当たりが発
生するまで、時短状態が継続されるという利益が遊技者
に付与される。さらに、CPU84は、停止判定図柄が
○ではなく(S196:No)、A〜Cであると判定し
た場合は(S200:Yes)、時短フラグを立てると
ともに、時短有効期間として、特別図柄の変動回数Sを
30回に設定する(S202)。つまり、30回まで特
別図柄を時短状態で変動表示できるという利益が遊技者
に付与される。
【0052】なお、停止判定図柄が、☆、○、A〜Cの
いずれでもない場合は、時短有効期間は設定されない。
また、本実施形態では、CPU84は、判定図柄停止ス
イッチ46のONを検出してから(S184:Ye
s)、あるいは、第1ラウンドの終了を検出してから
(S186:Yes)、0.9秒後に、検出タイミング
時に表示していた判定図柄の6判定図柄後の判定図柄で
停止させる。たとえば、検出タイミング時に表示してい
た判定図柄が○である場合は、その6判定図柄後の☆で
停止させる。さらに、判定図柄の変動は、変動中の判定
図柄が遊技者にとって全く判別不能でもなく、かといっ
て容易に判別可能でもない程度に行う。たとえば、1判
定図柄の変動間隔を150msに設定し、80ms〜2
00ms程度の範囲内で適宜変更できるようにしてお
く。
【0053】ここで、時短時にCPU84が実行する特
別図柄変動処理について図12を参照して説明する。C
PU84は、時短フラグが立っていると判定すると(S
118:Yes)、図13に示した判定図柄変動処理1
のS192〜S202において時短有効期間として設定
されたは、特別図柄の変動回数であるか否かを判定する
(S152)。続いて、CPU84は、設定されたのは
特別図柄の変動回数であると判定した場合は(S15
2:Yes)、設定されている変動回数Sから「1」を
減算し(S154)、その結果、S=0ではないと判定
すると(S156:No)、特別図柄の変動固定時間T
6(T6<T5)のカウントをスタートする(S16
0)。つまり、時短遊技を開始する。そして、S156
において変動回数S=0であると判定されるまで時短遊
技が行われる。また、CPU84は、S152におい
て、時短有効期間として設定されているのは変動回数で
はない、つまり次の大当たりまでであると判定した場合
は(S152:No)、大当たりフラグが立っているか
否かを判定し(S162)、大当たりフラグが立ってい
ない場合は(S162:No)、変動固定時間T6のカ
ウントをスタートし(S160)、時短遊技を行う。つ
まり、次の大当たりが発生し、S162において、大当
たりフラグが立っていると判定されるまで時短遊技が行
われる。
【0054】なお、本実施形態では、通常時の変動固定
時間T5は、始動記憶に基づく変動の場合でも5.0秒
に設定され、時短時の変動固定時間T6は、遊技球が第
1種始動口スイッチ41aを通過してから特別図柄の変
動が開始されるまでの経過時間を5.0秒から差し引い
た時間に設定される。ただし、上記経過時間が4.2秒
を超えても、それ以上の短縮は行わず、変動固定時間T
6の下限は0.8秒となる。このため、特別図柄の通常
時における平均変動時間は約10秒であるのに対して時
短時の平均変動時間は約4.5秒となり、変動可能回数
が増加する。また、特別図柄の作動契機についても、前
述した、時短時の普通図柄の時間短縮、普通電動役物4
2の作動時間延長による第1種始動口41への入賞数の
増大と相まって、大当たりの発生確率は変化せずとも、
早期の大当たり発生を遊技者に期待させることができ
る。
【0055】以上のように、本実施形態のパチンコ機1
0を使用すれば、遊技者が判定図柄停止スイッチ46を
操作することにより、判定図柄表示装置48によって変
動表示される判定図柄の変動表示を停止させることがで
き、その停止時に表示された判定図柄の種類によって次
の遊技の内容を変えることができる。つまり、遊技者が
遊技に参加できるため、遊技の単調化を解消し、より一
層楽しく遊技できるパチンコ機を実現できる。しかも、
判定図柄の変動は、変動中の判定図柄が遊技者にとって
全く判別不能でもなく、かといって容易に判別可能でも
ない程度に行い、開始判定図柄もランダムに決定するた
め、遊技者に所定の利益が付与されるか否かが、遊技者
の操作技術によって直接決定されることがない。このた
め、遊技者は、停止判定図柄の結果が芳しくなくとも落
ち込みは小さいため、次のチャンスでは、どのタイミン
グで判定図柄停止スイッチ46を操作しようかと前向き
に考えながらの遊技ができる。
【0056】また、操作有効時間は、大当たり期間中と
することもできるが、万一途中でパンクして所定回のラ
ウンドを消化する前に大当たりが終了してしまうと、判
定図柄停止スイッチ46を操作する時間や、操作結果の
メッセージを表示するタイミングなどを確保できなくな
る可能性がある。そこで、本実施形態では、前述のよう
に、操作有効時間を必ず実施される第1ラウンドの期間
中のみに設定しているため、判定図柄停止スイッチ46
を操作する時間を確保できるし、操作結果のメッセージ
を開放後インターバル時間e(図15)内に挿入表示で
きる。ただし、普通に遊技球を発射していれば、途中で
パンクすることなく必ず次ラウンドへ進み、最終ラウン
ドまで消化する機種のパチンコ機であれば、操作有効時
間を第1ラウンドの期間中のみに限定しないように設定
できる。
【0057】次に、本発明第2実施形態のパチンコ機に
ついて図16ないし図19を参照して説明する。本第2
実施形態のパチンコ機は、停止判定図柄を更新できるこ
とを特徴とする。図16ないし図18は、本第2実施形
態のCPUが実行する判定図柄変動処理(以下、判定図
柄変動処理2と称する)の流れを示すフローチャートで
あり、図19は、操作有効時間を示すタイミングチャー
トである。なお、本第2実施形態のパチンコ機は、判定
図柄変動処理2を除いて第1実施形態のパチンコ機10
と同じ構成であるため、その同じ構成についての説明を
省略し、判定図柄変動処理2を中心に説明する。また、
第1実施形態のパチンコ機10と同じ構成については、
同一の符号を用いる。さらに、本第2実施形態のパチン
コ機は、特定領域を通過することとなる遊技球を大入賞
口が閉じるまで一時的に停留しておく構造になっている
ものとする(図示省略)。
【0058】CPU84は、大当たりフラグが立ってい
ると判定し(図16のS210:Yes)、特別図柄の
変動表示が停止したことを検出すると(S212:Ye
s)、開始判定図柄決定乱数テーブル85hから1つの
開始判定図柄決定乱数値を選択する(S214)。続い
て、CPU84は、開始判定図柄テーブル85iを参照
し、S214で選択した開始判定図柄決定乱数値に対応
付けられている開始判定図柄を読出し、その読出した開
始判定図柄を判定図柄表示装置48に表示する(S21
6)。続いて、CPU84は、判定図柄表示装置48に
判定図柄変動開始コマンドを出力し(S218)、報知
LED47を点灯させる(S220)。そして、CPU
84は、判定図柄停止スイッチ46がONしかた否か
(S222)、あるいは、第1ラウンドが終了したか否
かを判定する(S224)。
【0059】そして、CPU84は、判定図柄停止スイ
ッチ46のONを検出すると(S222:Yes)、あ
るいは、第1ラウンドの終了を検出すると(S224:
Yes)、判定図柄停止コマンドを判定図柄表示装置4
8へ出力し(S226)、報知LEDを消灯し(S23
0)、一時的に停留されている遊技球の停留を解除する
(S232)。以上のようにして、遊技者の操作、また
は、自動停止により、最初の停止判定図柄が決定し、停
留を解除された遊技球が特定領域を通過することによ
り、次のラウンドが開始する。
【0060】そして、CPU84は、次のラウンドが開
始されたことを検出すると(図17のS234:Ye
s)、1つの開始判定図柄決定乱数値を選択し(S23
6)、その選択した開始判定図柄決定乱数値に対応する
開始判定図柄を表示し(S238)、判定図柄を変動開
始させ(S240)、報知LED47を点灯させる(S
242)。続いて、CPU84は、判定図柄停止スイッ
チ46がONしかた否か(S244)、あるいは、当ラ
ウンドが終了したか否かを判定する(S246)。そし
て、CPU84は、判定図柄停止スイッチ46がONし
たことを検出すると(S244:Yes)、つまり遊技
者が、最初の停止判定図柄を更新することを選択した場
合は、判定図柄の変動を停止し(S254)、そのとき
の判定図柄を新たな停止判定図柄とし、すでに記憶され
ている最初の停止判定図柄を新たな停止判定図柄に更新
する(S256)。
【0061】続いて、CPU84は、報知LED47を
消灯し(S258)、当ラウンドが終了したことを検出
すると(S260:Yes)、最終ラウンド(たとえ
ば、第16ラウンド)が終了したか否かを判定し(S2
62)、最終ラウンドが終了していないと判定した場合
は(S262:No)、S234へ戻り、上述したS2
34〜S242を実行する。そして、CPU84は、判
定図柄停止スイッチ46が押されたことを検出すると
(S244:Yes)、上述したS254〜S262を
実行し、停止判定図柄を更新する。つまり、遊技者は、
すでに得た停止判定図柄を気に入らない場合は、ラウン
ドが実行されている期間(操作有効時間)内に判定図柄
停止スイッチ46を押すことにより、停止判定図柄を順
次更新して行くことができる。
【0062】また、CPU84は、ラウンド実行中に判
定図柄停止スイッチ46が押されることなく、ラウンド
が終了したことを検出すると(S244:No、S24
6:Yes)、判定図柄の変動を停止し(S248)、
報知LED47を消灯する(S250)。続いて、CP
U84は、最終ラウンドを終了していないと判定した場
合は(S252:No)、一時的に停留されている遊技
球の停留を解除し(S254)、最終ラウンドを終了し
たと判定した場合は(S252:Yes)、図18のS
268へ進む。つまり、遊技者は、すでに得ている最初
の停止判定図柄を更新したくない場合は、判定図柄停止
スイッチ46を押さないままでいることにより、最初の
停止判定図柄を最終的な停止判定図柄に設定することが
できる。また、最終ラウンドでない場合は、遊技球の停
留が解除されるため(S254)、少なくとも次の1ラ
ウンドの実行を確保できる。
【0063】そして、CPU84は、停止判定図柄が☆
である場合は(図18のS268:Yes)、時短フラ
グを立てるとともに、時短有効期間として、特別図柄の
変動回数Sを100回に設定する(S270)。また、
CPU84は、停止判定図柄が☆ではなく(S268:
No)、○であると判定した場合は(S272:Ye
s)、時短フラグを立てるとともに、時短有効期間とし
て、次の大当たりが発生するまでの期間を設定する(S
274)。さらに、CPU84は、停止判定図柄が○で
はなく(S272:No)、A〜Cであると判定した場
合は(S276:Yes)、時短フラグを立てるととも
に、時短有効期間として、特別図柄の変動回数Sを30
回に設定する(S278)。また、CPU84は、最終
ラウンドが終了したと判定した場合は(図17のS26
4:Yes)、上記S268〜S278を実行して時短
有効期間を設定する。なお、停止判定図柄が、☆、○、
A〜Cのいずれでもない場合は、時短有効期間は設定さ
れない。また、
【0064】以上のように、本第2実施形態のパチンコ
機を使用すれば、停止判定図柄が気に入らない場合であ
っても、ラウンド実行中に判定図柄停止スイッチ46を
押すことにより、新たな停止判定図柄に更新することが
できる。つまり、遊技者は、得た停止判定図柄の種類に
応じて、そのまま大当たりを終了させて次の遊技に期待
するか、あるいは、停止判定図柄を更新しながらラウン
ドを進めて行くかを選択できるため、遊技の単調化を解
消し、さらに一段と楽しく遊技できるパチンコ機を実現
できる。たとえば、得た停止判定図柄が☆である場合
は、現在の大当たり遊技が終了した後の次の遊技におい
て、時短条件下での特別図柄の変動が100回約束さ
れ、大当たりが早期に発生する確率が高くなるが、その
まま判定図柄停止スイッチ46を押さないと、現在の大
当たりは途中で終了する。一方、次の遊技に期待するよ
りも、現在の大当たりによる出玉を確保したい場合に
は、ラウンドごとに判定図柄停止スイッチ46を押して
停止判定図柄を更新するとともにラウンドを進めて行
く。
【0065】つまり、遊技者は、自らの判断でいずれか
を選択して遊技できるため、遊技に参加している意識を
より一層高めることができる。もちろん、遊技者によっ
ては、出玉を確保したいし、次の遊技においても利益を
得たいと考える者もいるが、そのような者は、二兎を追
う状態で残りラウンドぎりぎりまでトライを続けること
ができる。また、判定図柄停止スイッチ46を押さない
で、すでに得ている停止判定図柄を最終的な停止判定図
柄に決定したい場合でも、一時停留されていた遊技球の
停留を解除するため、少なくとも次の1ラウンドを実行
できる。なお、上記第2実施形態では、遊技者がラウン
ド中に判定図柄停止スイッチ46を押さない場合には、
すでに得られている停止判定図柄が自動的に最終的な停
止判定図柄に決定される構成を説明したが、停止判定図
柄を更新してラウンドを進めるか、あるいは、更新しな
いで大当たりを途中で終了するかを決定するスイッチを
パチンコ機に設ける構成でもよい。
【0066】また、上記各実施形態では、停止判定図柄
の種類に応じて遊技者に付与される利益の内容として、
時短有効期間を代表に説明したが、特別図柄や普通図柄
の当たり確率、普通電動役物に係る入賞口の開放時間な
ど、間接的に次の大当たり発生をサポートする内容や、
大当たり時のラウンド数、1ラウンドあたりの許容入賞
球数など、大当たりにおいて付与される利益の内容に設
定することもできる。ところで、第1種始動口スイッチ
41aが本発明の遊技球検出手段に対応し、特別図柄表
示装置34が図柄表示手段に対応し、判定図柄表示装置
48が判定図柄表示手段に対応し、判定図柄停止スイッ
チ46が判定図柄停止手段に対応する。また、報知LE
D47が請求項4に記載の報知手段に対応する。そし
て、CPU84が実行するS180またはS218が、
本発明の判定図柄表示手段として機能し、S184〜S
188、S222〜S226、S244〜S248、S
256が、判定図柄停止手段として機能する。また、C
PU84が実行するS192〜S202、または、S2
68〜S278が遊技内容決定手段として機能する。
【0067】
【発明の効果】以述のように本発明によれば、遊技者に
所定の利益が付与されるか否かが、遊技者の操作技術に
よって直接決定されないようにし、かつ、遊技者が遊技
に参加できるようにすることにより、遊技の単調化を解
消し、より一層楽しく遊技できるパチンコ機を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のパチンコ機を正面から見た説
明図である。
【図2】遊技盤13の主要構成を示す説明図である。
【図3】図3(A)は、本発明第1実施形態のパチンコ
機に備えられたセンターケース30を正面から見た拡大
説明図であり、図3(B)は、判定図柄の種類を示す説
明図である。
【図4】図1に示すパチンコ機10の電気的構成をブロ
ックで示す説明図である。
【図5】図5はROM85の記憶内容を示す説明図であ
り、図5(A)は普通図柄乱数テーブル85aの説明図
であり、図5(B)は当たり普通図柄乱数テーブル85
bの説明図であり、図5(C)は特別図柄乱数テーブル
85cの説明図であり、図5(D)はリーチ乱数テーブ
ル85dの説明図であり、図5(E)はリーチパターン
テーブル85eの説明図であり、図5(F)は大当たり
特図乱数テーブル85fの説明図であり、図5(G)は
ハズレ特図乱数テーブル85gの説明図である。
【図6】図6はROM85の記憶内容を示す説明図であ
り、図6(A)は開始判定図柄決定乱数テーブル85h
の説明図であり、図6(B)は開始判定図柄テーブル8
5iの説明図であり、図6(C)は時短有効期間テーブ
ル85jの説明図である。
【図7】CPU84が実行する主な処理内容を示すメイ
ンフローチャートである。
【図8】CPU84が図7のステップ20において実行
する普通図柄作動口処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図9】CPU84が図7のステップ40において実行
する普通図柄変動処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図10】CPU84が図7のステップ70において実
行する普通電動役物処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図11】CPU84が図7のステップ90において実
行する特別図柄始動口処理の流れを示すフローチャート
である。
【図12】CPU84が図7のステップ110において
実行する特別図柄変動処理の流れを示すフローチャート
である。
【図13】本発明第1実施形態のCPU84が図7のス
テップ170において実行する判定図柄変動処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図14】CPU84が図7のステップ300において
実行する大入賞口処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図15】本発明第1実施形態の操作有効時間を示すタ
イミングチャートである。
【図16】本発明第2実施形態のCPU84が図7のス
テップ170において実行する判定図柄変動処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図17】図16のフローチャートの続きを示すフロー
チャートである。
【図18】図17のフローチャートの続きを示すフロー
チャートである。
【図19】本発明第2実施形態の操作有効時間を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
10 パチンコ機 32 普通図柄表示装置 34 特別図柄表示装置(図柄表示手段) 41 第1種始動口 41a 第1種始動口スイッチ(遊技球検出手段) 42 普通電動役物 46 判定図柄停止スイッチ(判定図柄停止手段) 47 報知LED(報知手段) 48 判定図柄表示装置(判定図柄表示手段) 50 変動入賞装置 51 大入賞口 84 CPU(遊技内容決定手段) 85 ROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球を検出する遊技球検出手段と、 この遊技球検出手段によって前記遊技球が検出されたこ
    とを条件に図柄を変動表示する図柄表示手段とが備えら
    れており、 前記図柄表示手段によって変動表示された図柄が、所定
    の図柄で停止した場合に、遊技者に所定の利益を付与可
    能な遊技状態になるパチンコ機において、 判定図柄を変動表示する判定図柄表示手段と、 遊技者が行う所定の操作によって前記判定図柄の変動表
    示を停止させる判定図柄停止手段と、 この判定図柄停止手段によって変動表示が停止した際の
    判定図柄に基づいて、前記遊技状態が終了した後の遊技
    内容を決定する遊技内容決定手段と、 が備えられていることを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記判定図柄停止手段は、 前記遊技者が前記所定の操作を複数回行うことによっ
    て、前記判定図柄の変動表示を複数回停止可能に構成さ
    れており、 前記遊技内容決定手段は、 前記判定図柄の変動表示が複数回停止されたことによる
    複数の判定図柄のうちの所定の判定図柄に基づいて、前
    記遊技状態が終了した後の遊技内容を決定することを特
    徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記判定図柄停止手段は、 前記所定の操作が所定の時間内に行われなかった場合
    に、前記判定図柄の変動表示を自動的に停止させるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記判定図柄停止手段によって前記判定
    図柄の変動表示を停止させることができる状態であるこ
    とを報知する報知手段が備えられていることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のパチ
    ンコ機。
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