JP2000110339A - 床 材 - Google Patents
床 材Info
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- JP2000110339A JP2000110339A JP10286630A JP28663098A JP2000110339A JP 2000110339 A JP2000110339 A JP 2000110339A JP 10286630 A JP10286630 A JP 10286630A JP 28663098 A JP28663098 A JP 28663098A JP 2000110339 A JP2000110339 A JP 2000110339A
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Abstract
れがなく、耐摩耗性、耐汚れ性、耐熱性に優れ、床材の
性能を満足でき、環境にやさしいエコロジカルな床材を
提供することである。 【解決手段】 実質的にハロゲンを含有しない材料から
成るバッカー材の上面に、表面層として耐摩耗性、耐汚
れ性に優れ、かつ実質的にハロゲンを含有しない材料か
ら成るフィルムを積層したことであり、その表面層がエ
チレン−ビニルアルコール共重合樹脂フィルム,ポリエ
ステル樹脂フィルム,ポリエステルエラストマーフィル
ム,アクリル樹脂フィルム,ポリアミド樹脂フィルム,
ポリウレタン樹脂フィルムのいずれかであること。
Description
あり、特にハロゲンを実質的に含有しない材料から構成
されたエコロジカルな床材であり、かつ表面の耐摩耗
性、耐汚れ性に優れる床材に関するものである。
成る床材が多く用いられていた。しかし、塩化ビニル樹
脂から成る床材は、火災時や焼却時に塩素系化合物を発
生するため、好ましくない。一方、近年塩化ビニル樹脂
に代えて、ポリオレフィン系樹脂から成る床材が提案さ
れている。また、特開平8−254004号公報では、
表面にアイオノマーフィルムを用いた床材が提案されて
いる。
から成る床材は、火災時や焼却時に塩素系化合物を発生
する恐れはないものの、表面層がポリオレフィン系樹脂
から成る場合、耐摩耗性、耐汚れ性が不足し、床材の性
能として十分満足できるものではない。一方、表面にア
イオノマーフィルムを用いた床材は、アイオノマーフィ
ルムの耐摩耗性、耐汚れ性によって、表面特性を改善で
きるが、アイオノマー自体の融点が低いため、耐熱性に
劣るという問題がある。
れ性に優れたフィルムを積層することにより、床材の表
面特性を満足させると共に耐熱性にも優れ、かつ環境に
やさしいエコロジカルな床材を提供することである。
を施すことにより、意匠性の高い床材を提供し、更に、
バッカー材に軟質材料を用いることで、表面層の耐久性
と共に柔軟性、クッション性に優れた床材を提供するこ
とである。
に本発明が講じた技術的手段は、請求項1の発明では実
質的にハロゲンを含有しない材料から成るバッカー材の
上面に、表面層として耐摩耗性、耐汚れ性に優れ、かつ
実質的にハロゲンを含有しない材料から成るフィルムを
積層したことを特徴とする床材である。表面層に耐摩耗
性に優れたフィルムを積層することにより、床材の性能
を満足させることができると共に、床材の耐久性を向上
させることができる。
ムが、下記群から選ばれたいずれかのフィルムであるこ
とを特徴とする請求項1記載の床材である。 (a)エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂フィルム (b)ポリエステル樹脂フィルム (c)ポリエステルエラストマーフィルム (d)アクリル樹脂フィルム (e)ポリアミド樹脂フィルム (f)ポリウレタン樹脂 これらのフィルムは、耐摩耗性、耐汚れ性に優れてお
り、床材の表面層に使用することで、耐久性に優れた床
材を得ることができる。
ムが透明であり、表面層の裏面又はバッカー材の表面に
印刷加工を行うことを特徴とする床材であり、印刷加工
を行うことにより、意匠性に優れた床材を提供すること
ができる。
106〜109N/m2であることを特徴とする床材で
あって、バッカー材を軟質にすることにより、柔軟性と
クッション性に優れた床材を得ることができる。
する。本発明の床材は、実質的にハロゲンを含有しない
材料から成る表面層とバッカー材との少なくとも2層構
造から成り、その表面層は該バッカー材の表面に積層さ
れており、特に下記の群から選ばれたいずれかのフィル
ムが好ましい。 (a)エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂フィルム (b)ポリエステル樹脂フィルム (c)ポリエステルエラストマーフィルム (d)アクリル樹脂フィルム (e)ポリアミド樹脂フィルム (f)ポリウレタン樹脂フィルム
樹脂フィルムはエチレンと酢酸ビニルの共重合樹脂をケ
ン化して得られた樹脂を用いて押出機等によってフィル
ムとしたものである。
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
を押出機等でフィルムとしたものである。
は硬質相が芳香族ポリエステルから成り、軟質相が脂肪
族ポリエーテル又は脂肪族ポリエステルから成るポリエ
ステルエラストマーを押出機等でフィルムとしたもので
ある。
リル酸メチル単独、メタクリル酸とスチレンの共重合体
又はメタクリル酸とアクリルゴムの共重合体等を押出機
等でフィルムとしたものである。
6、ナイロン6,6、ナイロン610、ナイロン11、
ナイロン12等の樹脂を押出機等でフィルムとしたもの
である。
アネートとポリエステル又はポリエーテルから成るポリ
ウレタン樹脂を押出機等でフィルムとしたものである。
等からなる表面層とバッカー材との積層は、接着剤を介
して積層する方法又は接着性樹脂を介して積層する方
法、熱融着、各種処理によって行うことができる。ま
た、予め上記(a)〜(f)のフィルムにバッカー材の
一部となる層を積層したものを使用することもできる。
ート、ポリエーテルイソシアネート、ポリウレタン等を
用いることができる。接着性樹脂としては、酸変性ポリ
オレフィン樹脂、エチレンと不飽和カルボン酸の共重合
樹脂、エチレンと(メタ)アクリル酸共重合樹脂等であ
る。
ぞれのフィルムの耐摩耗性によって異なるが、10μm
〜500μm程度である。
は、該フィルムの裏面又はバッカー材の表面に印刷を施
すことにより、意匠性の高い床材を得られ、印刷性の向
上のために、コロナ処理等を印刷面に施すことが好まし
い。
アネート、ポリエーテルイソシアネート、アクリル樹
脂、ウレタン樹脂、セルロース誘導体等のワニスを単独
若しくは混合して使用することができる。
理層を設けることができ、その処理剤は、例えばポリウ
レタン等を使用することができる。処理は印刷面又は印
刷面と積層する相手方の面の両方を処理することも可能
である。
顔料、蛍光顔料等の着色剤、安定剤、光安定剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、充填剤、合成繊維、植物繊維、木
粉、金属粉、帯電防止剤、導電性添加剤、難燃剤等を耐
摩耗性、耐汚れ性を害さない範囲で添加することができ
る。
脂等からなるいわゆる裏面層であって、実質的にハロゲ
ンを含有しない材料から成るものを使用する。本発明で
は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン(メ
タ)アクリル酸エステル共重合樹脂等のエチレン系共重
合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系
熱可塑性エラストマー、熱可塑性ポリウレタン、オレフ
ィン系ゴム、スチレン系ゴム等から成るものが好まし
い。
m2とすることにより、クッション性、柔軟性に優れた
床材とすることができる。
ができ、多層となる場合、それぞれの弾性率が異なるも
のを使用することができる。この場合の弾性率は、層と
して106〜109N/m2とすれば良く、各層の構成
や各層の弾性率の設定は、任意にすることができる。
さ位置に基布又は/及び発泡体等を積層することができ
る。基布としては、天然繊維、合成繊維、ガラス繊維、
金属繊維からなる織布又は不職布を用いることができ
る。
よって、更に意匠性を向上させることができる。また、
各種の表面処理を施すことも可能である。床材の厚みは
特に規制はないが、一般的には1.0〜5.0mmの範
囲である。
が、本発明はこれらの例によって何ら限定されるもので
はない。 耐摩耗性の評価はテーバー摩耗試験(荷重:1Kg、摩
耗輪:H−22) ◎:回転数 1000回転以上の耐摩耗性を有する ○:回転数 500回転以上の耐摩耗性を有する ×:回転数 500回転未満で摩耗する 耐汚れ性の評価は歩行による汚れ試験を行い、水洗後の
状態を評価した。 歩行数:1000歩 ◎:汚れが取れて残らない ○:わずかに汚れが残る ×:汚れが取れない
3の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂100重量部に、炭
酸カルシウム150重量部、金属石鹸2重量部からなる
配合物を押出機にて1.9mmのシートを成形し、更に
このシートの裏面に麻の織布を積層し、バッカー材を得
た。
ルムの上に、グラビア塗工機により石目調印刷を施し、
その上にウレタン樹脂から成る接着剤を塗布し、乾燥
後、プレスによって表1に示した50μm厚の各表面層
フィルムを積層し、この積層体と前記のバッカー材とを
プレスにより熱接着して床材を得た。
ッカー材とプレスにより熱接着して積層し、床材を得
た。
樹脂接着層/ポリプロピレンフイルムからなる積層物が
それぞれ30μm/10μm/50μmとなるようにプ
レスにて積層して多層フィルムを得た。この多層フィル
ムと前記のバッカー材とをプレスにより熱接着して床材
を得た。
材料から成るバッカー材の上面に、表面層として耐摩耗
性、耐汚れ性に優れ、かつ実質的にハロゲンを含有しな
い材料から成るフィルムを積層したことにより、表面特
性の良好な床材が得られ床材の性能を満足させることが
できると共に床材の耐久性を向上させることができ、エ
コロジカルな床材を提供できる。
から選ばれたフィルムであることによって、これらのフ
ィルムは、耐摩耗性、耐汚れ性に優れており、床材の表
面層に使用することで、耐久性に優れた床材を得ること
ができる。 (a)エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂フィルム (b)ポリエステル樹脂フィルム (c)ポリエステルエラストマーフィルム (d)アクリル樹脂フィルム (e)ポリアミド樹脂フィルム (f)ポリウレタン樹脂フィルム
面層の裏面又はバッカー材の表面に印刷加工を行うこと
によって印刷加工を施すことにより、意匠性に優れた床
材が得られる。
N/m2ことにより柔軟な材料で構成され、クッション
性、柔軟性に優れ、表面特性が良好な床材を得ることが
できる。
Claims (4)
- 【請求項1】実質的にハロゲンを含有しない材料から成
るバッカー材の上面に、表面層として耐摩耗性、耐汚れ
性に優れ、かつ実質的にハロゲンを含有しない材料から
成るフィルムを積層したことを特徴とする床材 - 【請求項2】表面層に用いるフィルムが、下記群から選
ばれたフィルムであることを特徴とする請求項1記載の
床材 (a)エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂フィルム (b)ポリエステル樹脂フィルム (c)ポリエステルエラストマーフィルム (d)アクリル樹脂フィルム (e)ポリアミド樹脂フィルム (f)ポリウレタン樹脂フィルム - 【請求項3】表面層に用いるフィルムが透明であり、表
面層の裏面又はバッカー材の表面に印刷加工を行うこと
を特徴とする請求項1又は2記載の床材 - 【請求項4】バッカー材の弾性率が106〜109N/
m2であることを特徴とする請求項1〜3記載のいずれ
かの床材
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286630A JP2000110339A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 床 材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286630A JP2000110339A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 床 材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000110339A true JP2000110339A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17706908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10286630A Pending JP2000110339A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 床 材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000110339A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005200466A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Bando Chem Ind Ltd | アクリル樹脂フィルムおよびその製造方法 |
JP2011523685A (ja) * | 2008-04-30 | 2011-08-18 | アームストロング ワールド インダストリーズ インコーポレーテッド | バイオベースの弾性フロアタイル |
-
1998
- 1998-10-08 JP JP10286630A patent/JP2000110339A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005200466A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Bando Chem Ind Ltd | アクリル樹脂フィルムおよびその製造方法 |
JP2011523685A (ja) * | 2008-04-30 | 2011-08-18 | アームストロング ワールド インダストリーズ インコーポレーテッド | バイオベースの弾性フロアタイル |
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Legal Events
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