JP2000108429A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2000108429A
JP2000108429A JP10282669A JP28266998A JP2000108429A JP 2000108429 A JP2000108429 A JP 2000108429A JP 10282669 A JP10282669 A JP 10282669A JP 28266998 A JP28266998 A JP 28266998A JP 2000108429 A JP2000108429 A JP 2000108429A
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JP10282669A
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Inventor
Taichi Ito
太一 伊藤
Atsushi Kawai
淳 河合
Takeshi Morishima
健 森島
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙の斜行を補正することで印刷余白
を減少するとともに紫外線を透過する小型な感熱記録装
置の用紙搬送機構を提供すること。 【解決手段】 用紙保持ベース24bと用紙保持レバー
24dを離間した状態で記録紙22の端部が用紙保持レ
バー24dに設けられた記録紙当接部24iに当接する
まで用紙搬送ユニット24が記録紙22を押し動かす。
これにより、記録紙22が斜行した状態で給紙された場
合においても、記録紙22の斜行が矯正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドを
用いた画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ、デジタ
ルスチルカメラ等の普及にともない、その出力機器であ
るプリンタの普及も進み、中でも小型で低価格で低ラン
ニングコストのフルカラープリンタの需要が大きくなっ
ている。また、近年の感熱記録材料の技術革新により、
特開平4−28585号公報に記載されているような、
インクシートなしでフルカラー印刷が可能となる光定着
性感熱記録紙とその記録紙を使用した感熱記録装置が開
発された。この方式の感熱記録装置はインクシートが不
要であるため熱昇華方式等に比べて装置の簡素化、低価
格化、低ランニングコスト化などの利点があり、安価な
フルカラー印刷機器を実現する有力な方式手段となるも
のである。
【0003】以下、従来の感熱記録装置について図を用
いて説明する。図18は、特開平8-90799号公報
に示された従来の感熱記録装置であり、図18(a)は
その構成を示す平面図、(b)は正面図である。図18
において、1は発熱によって発色を行うサーマルヘッド
であり、図示されていない駆動系によってプラテンロー
ラ3に対して記録紙2を押圧、離間することができる。
2は記録紙であり、加熱による発色と紫外線照射による
定着をくり返すことによってフルカラー印刷が可能とな
る光定着性感熱記録紙からなる。3は回転可能に支持さ
れたプラテンローラであり、図示されていない回転駆動
系によって図示B方向に回転できる構成になっている。
4は記録紙2の先端を保持し往復移動する用紙搬送手段
であり、用紙保持ベース4bと、回動支軸4cを中心に
回転する用紙保持レバー4dからなり、用紙保持部4a
において、図示されないバネの力によって記録紙2を圧
接保持することができるとともに、図示されない解除手
段により当接部4eを押圧されることによりバネ力に抗
して用紙保持部4aを開口することができる。5および
6はそれぞれ異なった波長の紫外線を発する蛍光管であ
る。前記光定着性感熱記録紙は、支持体上にシアン、マ
ゼンダ及びイエローの各発色層を積層した感熱性記録紙
であり、各発色層には、発色素材を内包するマイクロカ
プセルが分散されている。この感熱性記録紙では、発色
層毎に発色熱エネルギーが異なっている。このため、熱
エネルギーを異ならしめることにより、発色層を選択的
に発色させることができる。そして、先に印刷した低い
熱エネルギーからなる発色層を、次に印刷する、熱エネ
ルギーの高い発色層の印刷の際に再度発色を起こさせな
いために、印刷済みの発色層に対応する特定の範囲の波
長の紫外線を照射して定着を行う。この処理を光定着と
いう。蛍光管5および6は、各々イエロー色素定着用の
波長の紫外線を照射する蛍光管およびマゼンタ色素定着
用の波長の紫外線を照射する蛍光管である。なお、図1
8(a)において蛍光管5と蛍光管6は省略されてい
る。7および8はプラテンローラの近傍から紫外線照射
部の近傍まで設けられた第1の用紙案内部位、9はプラ
テンローラ3に対して第1の用紙案内部位8と反対側に
設けられた第2の用紙案内部位である。
【0004】以上のように構成された従来の感熱記録装
置について、以下その動作について説明する。まず、サ
ーマルヘッド1とプラテンローラ3が離間し、用紙搬送
手段4の用紙保持部4aが開口された状態で、図示され
ていない給紙機構によって記録紙2の先端が用紙保持部
4aに到達するまで給紙された後、図19(a)のよう
に記録紙2の右端が用紙搬送手段4に保持され、サーマ
ルヘッド1が記録紙2をプラテンローラ3に押圧する。
その状態で用紙搬送手段4が図示A方向に移動しなが
ら、サーマルヘッド1が記録紙2をイエロー色素が発色
するエネルギーを印加することによって、イエロー色素
の発色を行い、同時にイエロー色素定着用の蛍光管5を
照射することによってイエロー色素の定着を行う。この
とき図18(b)のように記録紙2の左端がサーマルヘ
ッド1とプラテンローラ3の間から放れ、蛍光管5の直
下に到達するまで用紙搬送手段4が移動可能であるた
め、記録紙2の左端までイエロー色素の定着を行うこと
ができる。イエローの発色及び定着が終了するとサーマ
ルヘッド1がプラテンローラ3から離間して、プラテン
ローラ3が図示B方向に回転しながら、用紙搬送手段4
が図示C方向に移動して記録紙2を戻す。以下、イエロ
ーの時と同様な動作をくり返すことによってマゼンタの
発色及び定着とシアンの発色を行う。ただし、シアンの
発色後、定着は行わないので蛍光管5と蛍光管6は紫外
線を照射しない。イエロー、マゼンタ、シアンの発色が
終了し、図19(c)のように用紙搬送手段4の用紙保
持部4aが開口され、記録紙2が用紙搬送手段4から離
れた後に、用紙保持部4aに保持されていたため色素の
定着が行われていない記録紙2の先端部2cに対して、
蛍光管5および6による紫外線の照射を再度行い、イエ
ロー色素とマゼンタ色素の定着を行う。定着が終了した
ら、図示されていない排紙機構によって記録紙2が排紙
される。以上のような動作によって感熱方式のフルカラ
ー印刷が行われるため、記録紙2の全範囲において色素
の定着が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
感熱記録装置においては、給紙機構によって記録紙2の
右端が用紙保持部4aに到達するまで給紙される際に、
記録紙2が斜行した状態で給紙された場合に記録紙2の
幅方向の左右いずれかにおいて用紙保持部4aの面積が
減少し十分な保持力が得られない可能性があることに対
し、記録紙2が斜行した状態で給紙された場合において
も十分な保持面積を確保できるよう、用紙保持ベース4
bと用紙保持レバー4dとの間に記録紙2が侵入する量
によって決まる用紙保持面積を、十分に余裕を持たせた
量になるよう構成する必要があり、サーマルヘッド1に
よる印刷が不可能な印刷余白の範囲が大きくなってしま
うという問題点を有していた。具体的な画像サイズと印
刷余白の関係を図20を用いて説明する。近年、コンピ
ュータ分野において一般的な画像データのサイズのひと
つである、640×480ピクセルの画像を、同じくビ
デオプリンター等の小型プリンターにおいて一般的な画
像解像度である144ないしは145dpiで印刷する
場合、その画像寸法は、84×112(mm)となる。
そして、この画像寸法を印刷するために、従来、官制ハ
ガキの寸法である100×148(mm)の記録紙が用
いられており、印刷余白は最大18mmと一般的な紙焼
き写真等と比較して非常に大きな寸法であった。近年、
デジタルスチルカメラ等の普及にともない、コンピュー
タ分野における印刷の、写真としての用途が増加し、上
記印刷余白の減少が求められている。
【0006】また、従来の感熱記録装置においては、上
記したように、印刷余白が比較的大きいために、給紙機
構によって記録紙2の右端が用紙保持部4aに到達する
まで給紙される際に、記録紙2が斜行した状態で給紙さ
れ、そのまま印刷された場合においても、記録紙2に対
する印刷画像の回転位置ズレの絶対値は、印刷余白に対
して相対的に小さいために、印刷余白の変化量は小さく
視覚的に問題となることは少なかった。しかし、上記問
題点の解決により印刷余白が減少した場合には、印刷画
像の回転位置ズレの絶対値が従来と同じ寸法であった場
合においても、印刷余白に対する相対的なズレ量が増加
するために、印刷余白の変化量は大きくなり視覚的に目
立ち問題となることが予想される。
【0007】また、従来の感熱記録装置においては、用
紙搬送手段4により保持された記録紙2の先端部2cに
は、蛍光管5および蛍光管6からの紫外線は照射されず
色素の定着が行われていないために、記録動作の終了
後、用紙搬送手段4の用紙保持部4aが開口され、記録
紙2が用紙搬送手段4から離れた後に、記録紙2の先端
部2cに対して、蛍光管5および6による紫外線の照射
を再度行い、イエロー色素およびマゼンタ色素の定着を
行う光定着動作が必要となり、印刷時間が延びるという
問題点を有している。これに対し、特開平4−1530
62号公報に記載されるように、用紙保持部材を紫外線
または近紫外線が透過する材料にて形成する提案がなさ
れている。しかしながら、用紙保持ベース4bおよび用
紙保持レバー4dの圧接部である用紙保持部4aは、記
録紙2の保持力を高め、記録紙2の先端部2cを主に幅
方向において均一な押圧を行うために、圧接部の片方を
金属材料からなる摩擦板、他方をゴム等の弾性部材にお
いて構成し、双方の圧接面の平行度のズレをゴム弾性に
より緩和することが一般的であった。紫外線または近紫
外線が透過する材料は樹脂やガラス等からなり弾性を有
しないため、ゴムおよび金属からなる圧接面のいずれに
おいても紫外線または近紫外線を透過する材料にて形成
することは従来不可能であった。
【0008】また、従来の感熱記録装置においては、用
紙保持レバー4dの用紙保持部4aおよび当接部4eが
回動支軸4cに対して左右反対側に配置される構成であ
るために用紙搬送手段4の全長が長くなり、感熱記録装
置全体の長さも大きくなるという問題点を有していた。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、記録紙の斜行を補正することで印刷余白を減少
するとともに紫外線を透過する小型な画像記録装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録紙の端部
を圧接保持する第1の用紙保持部材と第2の用紙保持部
材とを離間した状態で、記録紙の端部が第2の用紙保持
部材に設けられた複数個の記録紙当接部に当接するま
で、用紙搬送手段が記録紙を押し動かす。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様の画像記録装
置は、第1および第2の用紙保持部材の間に記録紙の端
部を圧接保持した状態で前記記録紙の長さ以上の第1の
所定範囲を往復移動し、前記第1および第2の用紙保持
部材を離間し、前記記録紙がそれらの間に進入および脱
出可能な状態で第2の所定範囲を往復移動する、前記第
1の用紙保持部材と、前記第1の用紙保持部材上に前記
記録紙の幅方向に複数個、配置され前記記録紙の端面が
当接する記録紙当接部を有する第2の用紙保持部材と、
前記第1および第2の用紙保持部材の間に圧力を付勢す
る付勢手段とを備えた用紙搬送手段と、前記用紙搬送手
段が前記第2の所定範囲内に存在する場合に、前記第2
の用紙保持部材に当接し、前記第1および第2の用紙保
持部材の圧接を解除する解除手段とを備え、前記解除手
段が前記第2の用紙保持部材に当接し前記第1および第
2の用紙保持部材が離間した状態で、複数個の前記第2
の用紙保持部材の前記記録紙当接部に前記記録紙の端面
が当接するまで、前記用紙搬送手段が前記記録紙を押し
動かす構成を採る。
【0012】この構成により、記録紙が斜行した状態で
給紙された場合においても、複数個の第2の用紙保持部
材の記録紙当接部に記録紙の端部が当接するまで、記録
紙は用紙搬送手段に押し動かされるため記録紙の斜行は
矯正されるとともに、離間した第1および第2の用紙保
持部材の開口部には、記録紙が十分深く侵入するため必
要十分な用紙保持部の面積が確保できる。このため、記
録紙が斜行した状態で給紙された場合に十分な保持面積
を確保するよう、あらかじめ用紙保持面積を十分に余裕
を持った量に構成することで印刷余白の増加するという
問題点、および印刷余白が小さくなった場合に斜行に起
因する印刷画像の回転位置ズレが目立つという問題点を
同時に解決できる。
【0013】本発明の第2の態様の画像記録装置は、第
1の態様において、前記解除手段の一部が前記記録紙に
当接し前記記録紙を摺動可能に保持する構成をとる。
【0014】この構成により、記録紙が斜行した状態で
給紙された場合において、第2の用紙保持部材の記録紙
当接部に記録紙の端部が当接する側においてのみ記録紙
が用紙搬送手段に押し動かされるため、記録紙の斜行は
効率良く矯正される。
【0015】本発明の第3の態様の画像記録装置は、第
1の態様において、前記第1の用紙保持部材の前記記録
紙を圧接保持する第1の用紙保持部には、表面に多数の
針状の突起を有する摩擦板が具備され、前記第2の用紙
保持部材は、300nm以上の波長の光を透過する透明
樹脂材料により形成され、前記第2の用紙保持部材が前
記第1の用紙保持部材に回転可能な状態で支持される回
動支点は、前記第2の用紙保持部材が記録紙を圧接保持
する第2の用紙保持部の幅方向中心線上に位置する構成
をとる。
【0016】この構成により、前記第1の用紙保持部に
おいて前記針状の突起が記録紙に突き刺さることにより
十分な保持力を確保できる。また、前記第2の用紙保持
部材が支持される回動支点は、前記第2の用紙保持部材
が記録紙を圧接保持する第2の用紙保持部の幅方向中心
線上に位置するために、前記第2の用紙保持部材は前記
第1の用紙保持部材に形成された前記第1の用紙保持部
に沿って自在に傾き、前記第1の用紙保持部と前記第2
の用紙保持部は常に幅方向において平行に当接される。
したがって、前記第2の用紙保持部材を300nm以上
の波長の光を透過する透明樹脂材料等の弾力性を有しな
い材料により形成した場合においても、前記用紙保持部
の幅方向において片当たり等による押圧力の不均一が生
じ用紙保持力が減少することはない。また、前記第2の
用紙保持部材を300nm以上の波長の光を透過する透
明材料にて形成することにより、前記第1および第2の
用紙保持部材に保持された記録紙の先端部分においても
記録搬送動作中に光定着が行えるため、記録動作の終了
後に記録紙が用紙搬送手段から離れた後に、記録紙の先
端部に対して再度光定着を行う必要がなく印刷時間を減
少することができる。
【0017】本発明の第4の態様の画像記録装置は、第
3の態様において、前記第2の用紙保持部材は、紫外線
吸収材を添加しないアクリルにより形成された構成をと
る。
【0018】この構成により、前記第2の用紙保持部材
を射出成形により複雑な形状を安価に形成することがで
き、前記請求項3と同様の理由により印刷時間を減少す
ることができる。
【0019】本発明の第5の態様の画像記録装置は、第
3の態様において、前記第1の用紙保持部の前記摩擦板
に形成された針状の突起は、直径が0.03〜0.07
mmの範囲に、高さが0.03〜0.07mmの範囲に
ある構成をとる。
【0020】この構成により、小さな保持面積において
十分な記録紙保持力を確保できるために印刷余白を減少
できる。
【0021】本発明の第6の態様の画像記録装置は、第
3の態様において、前記第1の用紙保持部の前記摩擦板
は、エッチング加工を施した金属板により形成された構
成を採る。
【0022】この構成により、鋭利な針状の突起を形成
することができる。
【0023】本発明の第7の態様の画像記録装置は、第
3の態様において、前記第1の用紙保持部材は、前記第
1の用紙保持部にエッチング加工を施した金属板により
形成された構成を採る。
【0024】この構成により、前記第1の用紙保持部材
と前記摩擦板を一体に形成でき、機構の簡素化ができ
る。
【0025】本発明の第8の態様の画像記録装置は、第
3の態様において、前記第1の用紙保持部材は、前記第
1の用紙保持部にセラミック粒子を接着した金属板によ
り形成された構成を採る。
【0026】この構成により、前記第1の用紙保持部材
を安価に形成できるとともに、小さな保持面積において
十分な記録紙保持力を確保できるために印刷余白を減少
できる。
【0027】本発明の第9の態様の画像記録装置は、第
8の態様において、前記セラミック粒子は、直径0.0
5〜0.3mmの範囲である構成を採る。
【0028】この構成により、十分な記録紙保持力を安
定的に確保することができる。
【0029】本発明の第10の態様の画像記録装置は、
第9の態様において、前記セラミック粒子の材質が、酸
化アルミまたは炭化けい素である構成を採る。
【0030】この構成により、セラミック粒子の破損に
よる脱落が防止でき、長期間に渡って十分な記録紙保持
力を安定的に確保することができる。
【0031】本発明の第11の態様の画像記録装置は、
第1の態様において、前記第2の用紙保持部材に前記解
除手段が当接する解除手段当接部と前記第2の用紙保持
部が、前記第2の用紙保持部材が前記第1の用紙保持部
材に支持される回動支点に対して、同一方向に配置され
る構成を採る。
【0032】この構成により、前記用紙搬送手段を小型
化することができ、感熱記録装置を小型化することがで
きる。
【0033】本発明の第12の態様の画像記録装置は、
第11の態様において、前記記録紙当接部と前記解除手
段当接部を、前記第2の用紙保持部材から前記第1の用
紙保持部材を貫通して形成された突起部に備えた構成を
採る。
【0034】この構成により、前記記録紙当接部と前記
解除手段当接面の両方を前記突起部に形成できるため
に、機構の簡素化ができる。
【0035】本発明の第13の態様の画像記録装置は、
第11の態様において、前記付勢手段は、前記第1およ
び第2の用紙保持手段を挟み込み保持する薄板ばねから
なる構成を採る。
【0036】この構成により、前記付勢手段により押圧
力の付勢と前記第1および第2の用紙保持部材を結合の
両方を同時に行うことができるために、機構の簡素化が
できる。
【0037】本発明の第14の態様の画像記録装置は、
第13の態様において、複数個の前記第2の用紙保持部
材が前記第1の用紙保持部材に回転可能な状態で支持さ
れる回動支点の軸受け部は、前記第1の用紙保持部材の
幅方向に渡って形成された連続する凹部からなる構成を
採る。
【0038】この構成により、前記第1の用紙保持部材
を金属板にて形成する場合の、前記軸受け部の形成が容
易になり機構の簡素化ができるとともに、前記第1の用
紙保持部材の強度を増すことができる。
【0039】本発明の第15の態様の画像記録装置は、
記録材料の周縁部を保持する保持部と、前記保持部を前
記記録材料の搬送方向に沿って前後進させる搬送手段
と、前記保持部と共に前記搬送手段により前後進する当
接部と、前記保持手段が前記記録材料の保持動作を行う
前に前記搬送手段に前記当接部を前進させて前記記録材
料の後端部に当接せしめ前記記録材料の斜行を補正する
制御手段と、を具備する構成を採る。
【0040】本発明の第16の態様の画像記録装置は、
第15の態様において、前記当接部は、前記記録材料の
幅方向中心を境にして左右にそれぞれ少なくとも1つ配
置されている構成を採る。
【0041】本発明の第17の態様の画像記録装置は、
第15の態様又は第16の態様において、前記記録材料
に接触して前記記録材料の移動に対して摩擦力を付与す
る接触部材を更に具備する構成を採る。
【0042】これらの構成によれば、制御手段は、保持
手段が記録材料の保持を行う前に搬送手段により記録材
料の斜行を補正する。これにより、記録材料が斜行した
状態で給紙されても、その斜行を補正した後に保持動作
を行う。この結果、記録紙が斜行した状態で給紙された
場合に十分な保持面積を確保するよう、あらかじめ用紙
保持面積を十分に余裕を持った量に構成することで印刷
余白の増加するという問題点、および印刷余白が小さく
なった場合に斜行に起因する印刷画像の回転位置ズレが
目立つという問題点を同時に解決できる。
【0043】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0044】図1および図2は、本発明の一実施の形態
に係る画像記録装置の構成を示す側面図と平面図であ
る。図1において、21はサーマルヘッド、22はシー
ト状の光定着性感熱記録用紙(以降、記録紙)である。
23はプラテンローラであり、別途駆動手段(図示せ
ず)により、実線位置23Aから破線位置23Bまで移
動可能であり、破線位置23Bにおいて、記録紙22を
サーマルヘッド21に一定の荷重をもって圧接するとと
もに、両方の位置において別途駆動手段(図示せず)に
より回転駆動される。24は用紙搬送ユニットであり、
実線位置24Aから破線位置24Bまで別途直線案内手
段(図示せず)に沿って、別途駆動手段(図示せず)に
より直線的に移動する。24bは用紙搬送ユニット24
に設けられた用紙保持ベースであり、記録紙22の幅方
向に2箇所存在する用紙保持部24aの位置に多数の針
状の突起を有する摩擦板24gが接着されている。24
dは紫外線吸収材を添加しないアクリル等の300nm
以上の波長の光を透過する透明樹脂材料により形成され
た用紙保持レバーであり、用紙保持ベース24b上の用
紙保持部24aに対応する位置に2個所配置され、回動
支軸24cを中心に回転し、用紙保持部24aにおいて
記録紙22の先端を保持する。2個の用紙保持レバー2
4dが用紙保持ベース24bに回転可能な状態で支持さ
れる回動支軸24cの軸受け部は、用紙保持ベース24
bの幅方向に渡って形成された連続する凹部からなる。
用紙保持レバー24dには用紙保持ベース24bを貫通
して突起部24fが形成されており、その側面に記録紙
22の端面が当接する記録紙当接部24iを備えるとと
もに、その天面に形成された解除手段当接部24hは、
開口状態において水平になるように、その形状が設定さ
れている。24eは用紙保持ベース24bと用紙保持レ
バー24dを結合するとともに、用紙保持レバー24d
に押圧力を付勢する薄板ばねである。30は解除手段で
あり、別途駆動手段(図示せず)により実線位置30A
から破線位置30Bまで回転移動し、破線位置30Bに
おいて、用紙搬送ユニット24が位置24Cから位置2
4Dの範囲にある場合に、用紙保持レバー24dの解除
手段当接部24hを押圧し、記録紙22の保持を解除さ
せるとともに、突起部30aにおいて記録紙22を紙ガ
イド28に当接する。27、28および29は記録紙2
2の搬送を案内する紙ガイドであり、31は記録紙22
の通過を検出する用紙検出センサーである。紙ガイド2
8に沿って、イエロー用光定着器25およびマゼンタ用
光定着器26が順次配置されている。
【0045】次いで、上記構成を有する感熱記録装置に
ついて、図3〜図16を用いてその動作を説明する。
【0046】図3は、感熱記録装置の初期状態である。
別途駆動手段によってプラテンローラ23は位置23A
に、解除手段30は位置30Aに、用紙搬送ユニット2
4は位置24Aに、各々セットされている。
【0047】図4は、記録紙保持位置まで記録紙22を
搬送する動作状態である。まず、プラテンローラ23が
位置23Aにおいてサーマルヘッド21から離間した状
態で、図示されていない給紙機構によって記録紙22を
サーマルヘッド21とプラテンローラ23の隙間に挿入
する。次に、プラテンローラ23Aを位置23Bに移動
し記録紙22をサーマルヘッド21に圧接する。この状
態で、別途駆動手段によりプラテンローラ23BをF方
向に回転することにより、記録紙22をH方向に搬送す
る。記録紙22の右端が用紙検出センサー31に到達し
たら搬送を停止する。
【0048】図5は、用紙保持位置に用紙搬送ユニット
24を移送する動作状態である。プラテンローラ23B
を位置23Aに移動し、記録紙22のサーマルヘッド2
1への圧接を解除する。この状態で、別途駆動手段によ
り用紙搬送ユニット24をE方向に移送し、用紙搬送ユ
ニット24が位置24Cに到達したら停止する。
【0049】図6は、用紙搬送ユニット24を開口する
動作状態である。解除手段30Aを位置30Bに移動す
ることにより、突起部30aは記録紙22の端部を紙ガ
イド28に当接し記録紙22の高さ位置を規制するとと
もに、解除手段30Bが用紙保持レバー24dの解除手
段当接部24hに当接し、用紙保持レバー24dを回動
支軸24cを中心に回転させ、用紙搬送ユニット24に
は記録紙22が進入できる開口部が生じる。ここで、位
置24Cにおいて用紙搬送ユニット24の左端と、記録
紙22右端との間には若干の距離があり、記録紙22の
右端は用紙搬送ユニット24の開口部に進入していな
い。
【0050】図7は、用紙搬送ユニット24を移送し用
紙保持レバー24dと用紙保持ベース24bの間に記録
紙22を進入させる動作状態である。別途駆動手段によ
り用紙搬送ユニット24を位置24CからさらにE方向
に移送し、位置24Dに到達した時点で停止する。ここ
で、記録紙22の右端部は、解除手段30Bの突起部3
0aと紙ガイド28に当接されることにより、用紙保持
ベース24bと用紙保持レバー24dの開口した開口部
の中央付近に、その高さ位置が規制されており、記録紙
22の右端が、用紙保持レバー24dや用紙保持ベース
24bに引っかかることはなく、滑らかに進入する。
【0051】次に、上記動作状態における記録紙22と
用紙搬送ユニット24の関係を図8を用いて詳しく説明
する。図8(a)に示すように、位置24Cにおいて用
紙搬送ユニット24の左端と、記録紙22右端との間に
は若干の距離があり、記録紙22の右端は用紙搬送ユニ
ット24の開口部に進入していない。用紙搬送ユニット
24がE方向に移送されるにしたがい、記録紙22の右
端は用紙搬送ユニット24の開口部に進入するが、図8
(b)に示すように、用紙搬送ユニット24が位置24
Dにいたるまでの位置24Eにおいて記録紙22の右端
が開口状態にある用紙保持レバー24dの記録紙当接部
24iに当接する。さらに用紙搬送ユニット24がE方
向に移送されると、用紙保持レバー24dの記録紙当接
部24iが記録紙22の右端をE方向へ押し動かし、図
8(c)に示すように用紙搬送ユニット24が位置24
Dに到達した時点では、記録紙22は距離X0だけE方
向に移動している。なお、前記したように記録紙22の
右端部は、解除手段30Bの突起部30aにより紙ガイ
ド28に当接されているが、ここでの摩擦抵抗は用紙搬
送ユニット24による記録紙22の移動をさまたげない
程度のものである。
【0052】次に、記録紙22が斜行した状態で給紙さ
れた場合の上記動作について図9を用いて説明する。図
9(a)において、記録紙22は斜行した状態で給紙さ
れており搬送方向に2X1だけ傾いて用紙検出センサー
31の位置に停止しており、用紙搬送ユニット24は位
置24Cに開口した状態で停止している。この状態から
用紙搬送ユニット24をE方向に移送すると、図9
(b)に示すように、記録紙22の同図上側では、前記
位置24EよりもX1だけ右側の位置で記録紙22の右
端部と、用紙保持部レバー24dの記録紙当接部24i
が当接する。さらに用紙搬送ユニット24をE方向に移
送すると、記録紙22の上側部分は右端部が記録紙当接
部に押されることにより、解除手段30Bの突起部30
aが記録紙22を紙ガイド28に当接する位置30a1
での摩擦抵抗に打ち勝ってE方向に移動する。このと
き、記録紙22の下側部分では、右端部と記録紙当接部
24iは離れており、解除手段30Bの突起部30aが
記録紙22を紙ガイド28に当接する位置30a2での
摩擦抵抗により停止している。このとき、記録紙22は
位置30a2を中心に回転移動する。さらに、用紙搬送
ユニット24をE方向に移送すると、図9(c)に示す
ように、前記位置24EよりもX1だけ左側の位置にお
いて、記録紙22の下側部分でも、記録紙22の右端部
と記録紙当接部24iは当接するようになり、この時点
で記録紙22の斜行による傾きX1は補正される。そし
て、図9(d)に示すように、さらに用紙搬送ユニット
24をE方向に移送し位置24Dに到達した時点で移送
を停止する。このとき、記録紙22は用紙搬送ユニット
24と共にE方向へ平行移動する。以上により、位置2
4Eと24Dの距離X1の2倍に相当する量2X1の記
録紙22の傾きを補正できる。
【0053】図10は、用紙保持を行う動作状態であ
る。解除手段30Bを位置30Aに移動することによ
り、用紙保持レバー24dは、薄板ばね24eの押圧力
により回転移動し、記録紙22を用紙保持ベース24b
に押し付け用紙保持動作を完了する。ここで、記録紙2
2が用紙保持ベース24bの用紙保持部24aの位置に
接着された多数の針状の突起を有する摩擦板24gによ
り圧接されることにより、針状の突起が記録紙22に食
い込み十分な保持力が確保できる。
【0054】図11(A)は、用紙搬送ユニットの詳細
図であり、図11(B)は、図11(A)中A−A線に
沿った断面図である。また、図11(C)は、図11
(A)中B−B線に沿った断面図である。また、図11
(D)は、図11(A)中C−C線に沿った断面図であ
る。用紙保持レバー24dが支持される回動支軸24c
は、用紙保持レバー24dが記録紙22を圧接保持する
用紙保持部24aの幅方向中心線上に位置するために、
用紙保持レバー24dは用紙保持ベース24bに接着さ
れた摩擦板24gの面に沿って自在に傾き、摩擦板24
gと用紙保持レバー24dは常に幅方向において平行に
当接される。したがって、用紙保持レバー24dが30
0nm以上の波長の光を透過する透明樹脂材料等の弾力
性を有しない材料により形成された場合においても、用
紙保持部24aの幅方向において片当たり等による押圧
力の不均一が生じ用紙保持力が減少することはない。
【0055】図12は、イエロー色の記録を行う動作状
態である。別途駆動手段により用紙搬送ユニット24を
位置24Bに移送した後、プラテンローラ23Aを位置
23Bに移動、記録紙22を介してサーマルヘッド21
を圧接する。この状態で、再度別途駆動手段により用紙
搬送ユニット24を、記録紙22の右端を保持した状態
でD方向に移送すると、記録紙22はD方向に搬送され
る。記録紙22を搬送しながら、サーマルヘッド21に
画像信号に応じて記録紙22のイエロー発色層が発色す
る熱エネルギーに対応する印加パルスを与え記録紙22
のイエロー発色層の感熱記録を行うとともに、イエロー
用光定着器25より、記録済のイエロー発色層に対応す
る特定の範囲の波長の紫外線を照射することによりイエ
ロー発色層の光定着を行う。用紙搬送ユニット24が位
置24Aに到達した時点で移送を停止する。
【0056】ここで、用紙保持レバー24dは、300
nm以上の波長の光を透過する透明樹脂材料にて形成さ
れているため、用紙保持ベース24bおよび用紙保持レ
バー24dに保持された記録紙22の右端部分において
も紫外線による光定着が妨げられることはなく、記録紙
22の搬送動作中に光定着が行えるため、記録動作の終
了後に記録紙22が用紙搬送ユニット24から離れた後
に、記録紙22の右端部に対して再度光定着を行う必要
がなく印刷時間を減少することができる。
【0057】図13は、イエロー色記録後の記録紙22
の戻し搬送を行う動作状態である。プラテンローラ23
Bを位置23Aに移動し、別途駆動手段により用紙搬送
ユニット24を記録紙22の右端を保持した状態でE方
向に移送し記録紙22をH方向に搬送する。用紙搬送ユ
ニット24が位置24Bに到達した時点で移送を停止す
る。
【0058】次に、マゼンタ色の記録を行う動作状態に
おいて、各機構部分の動作状態は図12に示す、イエロ
ー色の記録を行う動作状態と同様であるため説明を省略
する。ここでは、サーマルヘッド21に画像信号に応じ
て記録紙22のマゼンタ発色層が発色する熱エネルギー
に対応する印加パルスを与え記録紙22のマゼンタ発色
層の感熱記録を行うとともに、マゼンタ用光定着器26
より、記録済のマゼンタ発色層に対応する特定の範囲の
波長の紫外線を照射することによりマゼンタ発色層の光
定着を行う。
【0059】次に、マゼンタ色記録後の記録紙22の戻
し搬送を行う動作状態において、各部の動作状態は図1
3に示すイエロー色記録後の記録紙22の戻し搬送を行
う動作状態と同じであり説明を省略する。
【0060】次に、シアン色の記録を行う動作状態にお
いて、各機構部分の動作状態は図12に示す、イエロー
色の記録を行う動作状態と同様であるため説明を省略す
る。サーマルヘッド21に画像信号に応じて記録紙22
のシアン発色層が発色する熱エネルギーに対応する印加
パルスを与え記録紙22のシアン発色層の感熱記録を行
う。
【0061】次に、シアン色記録後の記録紙22の戻し
搬送を行う動作状態において、各部の動作状態は図13
に示すイエロー色記録後の記録紙22の戻し搬送を行う
動作状態と同じであり、用紙搬送ユニット24が位置2
4Dに到達した時点で移送を停止する。
【0062】図14は、用紙搬送ユニット24を開口す
る動作状態である。用紙搬送ユニット24が位置24D
にある状態において、解除手段30Aを位置30Bに移
動することにより、突起部30aは記録紙22の端部を
紙ガイド28に当接し記録紙22を保持するとともに、
解除手段30Bが用紙保持レバー24dの解除手段当接
部24hに当接し、用紙搬送ユニット24に開口部を生
じさせ、記録紙22の保持を解除する。
【0063】図15は、用紙搬送ユニット24から記録
紙22を分離する動作状態である。別途駆動手段により
用紙搬送ユニット24を位置24Cに移送する。用紙搬
送ユニット24が位置24Cに到達すると、用紙搬送ユ
ニット24と記録紙22は水平方向において分離する。
このとき、記録紙22の端部は前記したように、解除手
段30Bの突起部30aと紙ガイド28により保持され
ているため、記録紙22と用紙保持レバー24dや摩擦
板24gの間に引っかかりや吸着があった場合でも、記
録紙22が用紙搬送ユニット24につられてD方向に移
動することはない。
【0064】図16は、記録紙22を排紙搬送する動作
状態である。解除手段30Bを位置30Aに移動、プラ
テンローラ23Aを位置23Bに移動し、記録紙22を
介して、サーマルヘッド21を圧接する。この状態で、
別途駆動手段によりプラテンローラ23BをG方向に回
転すると、記録紙22をI方向に搬送され印刷の全工程
を完了する。
【0065】以上のように本実施の形態に係わる画像記
録装置によれば、用紙搬送ユニット24は、用紙保持ベ
ース24bに記録紙22の端部が当接する記録紙当接部
24iを有する用紙保持レバー24dを2個備え、解除
手段30Bが用紙保持レバー24dの解除手段当接部2
4hに当接し用紙保持ベース24bから用紙保持レバー
24dが離間した状態で、両方の用紙保持レバー24d
の記録紙当接部24iに記録紙22の端部が当接するま
で、用紙搬送ユニット24が記録紙22を押し動かすこ
とを特徴とする。これにより、記録紙22が斜行した状
態で給紙された場合においても、幅方向の2箇所に存在
する用紙保持レバー24dの記録紙当接部24iに記録
紙22の端部が当接するまで記録紙22は用紙搬送ユニ
ット24に押し動かされるため記録紙22の斜行は矯正
されるとともに、離間した用紙保持ベース24bおよび
用紙保持レバー24dの開口部には、記録紙22が十分
深く侵入するため必要十分な用紙保持面積が確保でき
る。このため、記録紙が斜行した状態で給紙された場合
に十分な保持面積を確保するよう、あらかじめ用紙保持
面積を十分に余裕を持った量に構成することで印刷余白
が増加するという問題点と、印刷余白が小さくなった場
合に斜行に起因する印刷画像の回転位置ズレが目立つと
いう問題点を同時に解決できる。具体的な画像サイズと
印刷余白について図17を用いて説明すると、前記した
ようにコンピュータ分野において一般的な画像データの
サイズのひとつである、640×480ピクセルの画像
を、同じくビデオプリンター等の小型プリンターにおい
て一般的な画像解像度である144ないしは145dp
iで印刷する場合、その画像寸法は、84×112(m
m)となる。そして、本実施の形態に係る画像記録装置
によれば、この画像寸法を、紙焼き写真Lサイズの寸法
である89×127(mm)の記録紙に印刷することが
可能となり、印刷余白は最大7.5mmと一般的な紙焼
き写真等にかなり近い寸法とすることが実現できる。
【0066】また、本実施の形態に係る画像記録装置に
よれば、解除手段30Bの突起部30aが記録紙22に
当接し、記録紙22を摺動可能に保持するために、記録
紙22が斜行した状態で給紙された場合において、用紙
保持レバー24dの記録紙当接部24iに記録紙22の
端部が当接する側においてのみ記録紙22が用紙搬送ユ
ニット24に押し動かされるため、記録紙当接部24i
に記録紙22の端部が当接しない側においては、解除手
段30Bの突起部30aによる保持力により記録紙22
は動かず、記録紙22は突起部30aによる保持位置を
中心に回転運動するため、記録紙22の斜行は効率良く
矯正される。
【0067】また、本実施の形態に係る画像記録装置に
よれば、用紙保持ベース24bの記録紙22を圧接保持
する用紙保持部24aは、表面に多数の針状の突起を有
する摩擦板24gを接着することにより形成されるとと
もに、用紙保持レバー24dは、300nm以上の波長
の光を透過する透明材料により形成され、用紙保持レバ
ー24dが用紙保持ベース24bに回転可能な状態で支
持される回動支軸24cは、用紙保持レバー24dが記
録紙22を圧接保持する用紙保持部24aの幅方向中心
線上に位置することを特徴とする。これにより、記録紙
22が用紙保持ベース24bの用紙保持部24aの位置
に接着された多数の針状の突起を有する摩擦板24gに
より圧接されることにより、針状の突起が記録紙22に
食い込み十分な保持力が確保できる。また、用紙保持レ
バー24dが支持される回動支軸24cは、用紙保持レ
バー24dが記録紙22を圧接保持する用紙保持部24
aの幅方向中心線上に位置するために、用紙保持レバー
24dは用紙保持ベース24bに接着された摩擦板24
gの面に沿って自在に傾き、摩擦板24gと用紙保持レ
バー24dは常に幅方向において平行に当接される。し
たがって、用紙保持レバー24dが300nm以上の波
長の光を透過する透明樹脂材料等の弾力性を有しない材
料により形成された場合においても、用紙保持部24a
の幅方向において片当たり等による押圧力の不均一が生
じ用紙保持力が減少することはない。また、用紙保持レ
バー24dを300nm以上の波長の光を透過する透明
材料にて形成されているため、用紙保持ベース24bお
よび用紙保持レバー24dに保持された記録紙22の右
端部分においても紫外線による光定着が妨げられること
はなく、記録搬送動作中に光定着が行えるため、記録動
作の終了後に記録紙22が用紙搬送ユニット24から離
れた後に、記録紙22の右端部に対して再度光定着を行
う必要がなく印刷時間を減少することができる。
【0068】また、本実施の形態に係る画像記録装置に
よれば、用紙保持レバー24dは、紫外線吸収材を添加
しないアクリルにより形成されたことにより、射出成形
により容易に複雑な形状を安価に形成することができ
る。
【0069】また、本実施の形態に係る画像記録装置に
よれば、用紙保持ベース24bの摩擦板24gに形成さ
れた針状の突起は、直径が0.03〜0.07mmの範
囲に、高さが0.03〜0.07mmの範囲にあるた
め、小さな保持面積において十分な記録紙22保持力を
確保でき、印刷余白を減少できる。
【0070】また、本実施の形態に係る画像記録装置に
よれば、用紙保持ベース24bの摩擦板24gは、エッ
チング加工を施した金属板により形成されるため、鋭利
な針状の突起を形成することができる。
【0071】また、本実施の形態に係る画像記録装置に
よれば、用紙保持レバー24dの解除手段30Bが当接
する解除手段当接部24hと、用紙保持部24aが、用
紙保持レバー24dが用紙保持ベース24bに支持され
る回動支軸24cに対して、同一方向に配置されるため
に、用紙搬送ユニット24を小型化することができ、感
熱記録装置を小型化することができる。
【0072】また、本実施の形態に係る画像記録装置に
よれば、記録紙当接部24iと解除手段当接部24hの
両方を、用紙保持レバー24dから用紙保持ベース24
bを貫通して形成された突起部24fに備えたことによ
り、機構の簡素化ができる。
【0073】また、本実施の形態に係る画像記録装置に
よれば、薄板ばね24eは、用紙保持ベース24bおよ
び用紙保持レバー24dを挟み込み保持することによ
り、薄板ばね24eにより押圧力の付勢と用紙保持レバ
ー24dおよび用紙保持ベース24bの結合の両方を同
時に行うことができるために、機構の簡素化ができる。
【0074】また、本実施の形態に係る画像記録装置に
よれば、複数個の用紙保持レバー24dが用紙保持ベー
ス24bに回転可能な状態で支持される回動支軸24c
の軸受け部は、用紙保持ベース24bの幅方向に渡って
形成された連続する凹部からなる構成を採る。この構成
により、用紙保持ベース24bを金属板にて形成する場
合の前記軸受け部の形成が容易になり機構の簡素化がで
きるとともに、用紙保持ベース24bの強度を増すこと
ができる。
【0075】また、本実施の形態に係る画像記録装置に
よれば、用紙保持レバー24dと用紙保持ベース24b
の間に記録紙22を進入させる動作状態において、解除
手段30が位置30Bにある状態で、記録紙22の右端
部は、解除手段30Bの突起部30aと紙ガイド28に
当接されることにより、用紙保持ベース24bと用紙保
持レバー24dの開口した開口部の中央付近に、その高
さ位置が規制されるので、記録紙22の右端が、用紙保
持レバー24dや用紙保持ベース24bに引っかかるこ
とはなく、滑らかに進入する。また、用紙搬送ユニット
24から記録紙22を分離する動作状態において、記録
紙22の端部は前記したように、解除手段30Bの突起
部30aと紙ガイド28により保持されているため、記
録紙22と用紙保持レバー24dや摩擦板24gの間に
引っかかりや吸着があった場合でも、記録紙22が用紙
搬送ユニット24につられて移動することはない。
【0076】また、本実施の形態に係る画像記録装置で
は、用紙保持ベース24bの記録紙22を圧接保持する
用紙保持部24aは、エッチング加工を施し表面に多数
の針状の突起を形成した金属板からなる摩擦板24gを
用紙保持ベース24bに接着することにより形成した構
成としたが、用紙保持ベース24bを金属板にて形成
し、用紙保持部24aの位置に直接エッチング加工を施
し多数の針状の突起を形成した構成としてもよい。用紙
保持ベース24bと摩擦板24gを一体に形成でき、機
構の簡素化ができる。
【0077】また、本実施の形態に係る画像記録装置で
は、用紙保持ベース24bの記録紙22を圧接保持する
用紙保持部24aは、エッチング加工を施し表面に多数
の針状の突起を形成した金属板からなる摩擦板24gを
用紙保持ベース24bに接着することにより形成した構
成としたが、用紙保持ベース24bを金属板にて形成
し、用紙保持部24aの位置にセラミック粒子を接着し
た構成としてもよい。用紙保持ベース24bと摩擦板2
4gを一体に形成でき、機構の簡素化ができるととも
に、用紙保持ベース24bを安価に形成できる。
【0078】また、上記構成において、前記セラミック
粒子を、直径0.05〜0.3mmの範囲に構成するこ
とにより、十分な記録紙22保持力を安定的に確保する
ことができる。
【0079】また、上記構成において、前記セラミック
粒子の材質を、酸化アルミまたは炭化けい素である構成
とすることにより、セラミック粒子の破損による脱落が
防止でき、長期間に渡って十分な記録紙22保持力を安
定的に確保することができる。
【0080】なお、本実施の形態では、特開平4−28
585に示されたY、M、Cの異なる色に発色する3種
類の感熱層を有する光定着性感熱記録紙を記録紙22に
用い、その動作を説明したが、単色に発色する通常の感
熱記録紙でも差し支えない。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像記録
装置によれば、記録紙の斜行を補正することで印刷余白
を減少するとともに紫外線を透過する小型な画像記録装
置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る感熱記録装置の側
面図
【図2】上記実施の形態に係る感熱記録装置の平面図
【図3】上記実施の形態に係る感熱記録装置の動作説明
【図4】上記実施の形態に係る感熱記録装置の動作説明
【図5】上記実施の形態に係る感熱記録装置の動作説明
【図6】上記実施の形態に係る感熱記録装置の動作説明
【図7】上記実施の形態に係る感熱記録装置の動作説明
【図8】上記実施の形態に係る感熱記録装置の動作を説
明するための要部側面図
【図9】上記実施の形態に係る感熱記録装置の動作を説
明するための要部平面図
【図10】上記実施の形態に係る感熱記録装置の動作説
明図
【図11】上記実施の形態に係る感熱記録装置の動作を
説明するための要部平面図および要部断面図
【図12】上記実施の形態に係る感熱記録装置の動作説
明図
【図13】上記実施の形態に係る感熱記録装置の動作説
明図
【図14】上記実施の形態に係る感熱記録装置の動作説
明図
【図15】上記実施の形態に係る感熱記録装置の動作説
明図
【図16】上記実施の形態に係る感熱記録装置の動作説
明図
【図17】上記実施の形態に係る感熱記録装置の印刷範
囲の説明図
【図18】従来の感熱記録装置の平面図および側面図
【図19】従来の感熱記録装置の動作説明図
【図20】従来の感熱記録装置の印刷範囲の説明図
【符号の説明】
21 サーマルヘッド 22 記録紙 23 プラテンローラ 24 用紙搬送ユニット 25 蛍光管 26 蛍光管 27 紙ガイド 28 紙ガイド 29 紙ガイド 30 解除手段 31 用紙検出センサー
フロントページの続き (72)発明者 森島 健 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送システム株式会社内 Fターム(参考) 2C058 AC06 AD01 AE02 AF15 AF41 AF43 GC02 2C059 AA13 AA24 AA26 AA32 BB02 DD19 EE04 EE11

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の用紙保持部材の間に記
    録紙の端部を圧接保持した状態で前記記録紙の長さ以上
    の第1の所定範囲を往復移動し前記第1および第2の用
    紙保持部材を離間し前記記録紙がそれらの間に進入およ
    び脱出可能な状態で第2の所定範囲を往復移動する前記
    第1の用紙保持部材と前記第1の用紙保持部材上に前記
    記録紙の幅方向に複数個配置され前記記録紙の端面が当
    接する記録紙当接部を有する第2の用紙保持部材と前記
    第1および第2の用紙保持部材の間に圧力を付勢する付
    勢手段とを備えた用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段が
    前記第2の所定範囲内に存在する場合に前記第2の用紙
    保持部材に当接し前記第1および第2の用紙保持部材の
    圧接を解除する解除手段と、を備え、前記解除手段が前
    記第2の用紙保持部材に当接し前記第1および第2の用
    紙保持部材が離間した状態で複数個の前記第2の用紙保
    持部材の前記記録紙当接部に前記記録紙の端面が当接す
    るまで前記用紙搬送手段が前記記録紙を押し動かすこと
    を特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記解除手段の一部が前記記録紙に当接
    し前記記録紙を摺動可能に保持することを特徴とする請
    求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の用紙保持部材の前記記録紙を
    圧接保持する第1の用紙保持部には、表面に多数の針状
    の突起を有する摩擦板が具備され、前記第2の用紙保持
    部材は、300nm以上の波長の光を透過する透明材料
    により形成され、前記第2の用紙保持部材が前記第1の
    用紙保持部材に回転可能な状態で支持される回動支点
    は、前記第2の用紙保持部材が記録紙を圧接保持する第
    2の用紙保持部の幅方向中心線上に位置することを特徴
    とする請求項1記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の用紙保持部材は、紫外線吸収
    材を添加しないアクリルにより形成されたことを特徴と
    する請求項3記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の用紙保持部の前記摩擦板に形
    成された針状の突起は、直径が0.03〜0.07mm
    の範囲に、高さが0.03〜0.07mmの範囲にある
    ことを特徴とする請求項3記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の用紙保持部の前記摩擦板は、
    エッチング加工を施した金属板により形成されたことを
    特徴とする請求項3記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の用紙保持部材は、前記第1の
    用紙保持部にエッチング加工を施した金属板により形成
    されたことを特徴とする請求項3記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の用紙保持部材は、前記第1の
    用紙保持部にセラミック粒子を接着した金属板により形
    成されたことを特徴とする請求項3記載の画像記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記セラミック粒子は、直径0.05〜
    0.3mmの範囲であることを特徴とする請求項8記載
    の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記セラミック粒子の材質が、酸化ア
    ルミまたは炭化けい素であることを特徴とする請求項9
    記載の画像記録装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の用紙保持部材に前記解除手
    段が当接する解除手段当接部と前記第2の用紙保持部
    が、前記第2の用紙保持部材が前記第1の用紙保持部材
    に支持される回動支点に対して、同一方向に配置される
    ことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録紙当接部および前記解除手段
    当接部を、前記第2の用紙保持部材から前記第1の用紙
    保持部材を貫通して形成された突起部に備えたことを特
    徴とする請求項11記載の画像記録装置。
  13. 【請求項13】 前記付勢手段は、前記第1および第2
    の用紙保持手段を挟み込み保持する薄板ばねからなるこ
    とを特徴とする請求項11記載の画像記録装置。
  14. 【請求項14】 複数個の前記第2の用紙保持部材が前
    記第1の用紙保持部材に回転可能な状態で支持される回
    動支点の軸受け部は、前記第1の用紙保持部材の幅方向
    に渡って形成された連続する凹部からなることを特徴と
    する請求項13記載の画像記録装置。
  15. 【請求項15】 記録材料の周縁部を保持する保持部
    と、前記保持部を前記記録材料の搬送方向に沿って前後
    進させる搬送手段と、前記保持部と共に前記搬送手段に
    より前後進する当接部と、前記保持手段が前記記録材料
    の保持動作を行う前に前記搬送手段に前記当接部を前進
    させて前記記録材料の後端部に当接せしめ前記記録材料
    の斜行を補正する制御手段と、を具備することを特徴と
    する画像記録装置。
  16. 【請求項16】 前記当接部は、前記記録材料の幅方向
    中心を境にして左右にそれぞれ少なくとも1つ配置され
    ていることを特徴とする請求項15記載の画像記録装
    置。
  17. 【請求項17】 前記記録材料に接触して前記記録材料
    の移動に対して摩擦力を付与する接触部材を更に具備す
    ることを特徴とする請求項15又は請求項16記載の画
    像記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016528058A (ja) * 2013-05-06 2016-09-15 シクパ ホルディング ソシエテ アノニムSicpa Holding Sa 文書を読み取り、文書にマークを印刷するための機器および方法

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