JPH06143715A - プリンタ装置 - Google Patents
プリンタ装置Info
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- JPH06143715A JPH06143715A JP31629692A JP31629692A JPH06143715A JP H06143715 A JPH06143715 A JP H06143715A JP 31629692 A JP31629692 A JP 31629692A JP 31629692 A JP31629692 A JP 31629692A JP H06143715 A JPH06143715 A JP H06143715A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording paper
- platen
- thermal head
- ink
- printer device
- Prior art date
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- Pending
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- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録紙をプラテンにて駆動することにより、
記録紙先端から印画開始位置までの距離を小さくし、記
録紙全体にわたって印画できる、低コストで簡単な構成
の印画品質の良いプリンタ装置を得る。 【構成】 回転軸８ｂを支点として回動自在な付勢部材
８をプラテンに対向した位置に設け、引張バネ９の引張
力により付勢部材８を記録紙３を介してプラテンに付勢
し、プラテンを回転させることにより記録紙を搬送す
る。検出装置が記録紙の先端３ａの位置を検出した後、
記録紙を矢印Ａの逆方向に一定量搬送したところを印画
開始位置に設定している。次いで、サーマルヘッド１は
付勢部材の切り欠き部分のインクシートおよび記録紙を
間に介してプラテンへ圧接され、熱転写方式により印画
される。
記録紙先端から印画開始位置までの距離を小さくし、記
録紙全体にわたって印画できる、低コストで簡単な構成
の印画品質の良いプリンタ装置を得る。 【構成】 回転軸８ｂを支点として回動自在な付勢部材
８をプラテンに対向した位置に設け、引張バネ９の引張
力により付勢部材８を記録紙３を介してプラテンに付勢
し、プラテンを回転させることにより記録紙を搬送す
る。検出装置が記録紙の先端３ａの位置を検出した後、
記録紙を矢印Ａの逆方向に一定量搬送したところを印画
開始位置に設定している。次いで、サーマルヘッド１は
付勢部材の切り欠き部分のインクシートおよび記録紙を
間に介してプラテンへ圧接され、熱転写方式により印画
される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドを用い
た熱転写タイプのプリンタ装置に関するものである。
た熱転写タイプのプリンタ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図９は例えば特開平１ー２９０４６５号
公報に示された従来のプリンタ装置を示す断面図であ
る。図において、１はサーマルヘッド、１ａはサーマル
ヘッドの発熱部分、２はサーマルヘッド１の発熱部分に
対向した位置に配設されたプラテン、３は記録紙、３ａ
は記録紙３の先端部分、４は表面にインクが塗布されて
いるインクシート、４ａは上記インクシート４をロール
状に巻いて収納するインクシートカセット、５は記録紙
３を搬送するための駆動ローラであるキャプスタンロー
ラ、６はキャプスタンローラ５に対向した位置に配設さ
れたピンチローラ、７は記録紙３の位置を検出する検出
装置、Ａは記録紙搬送方向である。
公報に示された従来のプリンタ装置を示す断面図であ
る。図において、１はサーマルヘッド、１ａはサーマル
ヘッドの発熱部分、２はサーマルヘッド１の発熱部分に
対向した位置に配設されたプラテン、３は記録紙、３ａ
は記録紙３の先端部分、４は表面にインクが塗布されて
いるインクシート、４ａは上記インクシート４をロール
状に巻いて収納するインクシートカセット、５は記録紙
３を搬送するための駆動ローラであるキャプスタンロー
ラ、６はキャプスタンローラ５に対向した位置に配設さ
れたピンチローラ、７は記録紙３の位置を検出する検出
装置、Ａは記録紙搬送方向である。
【０００３】従来のプリンタ装置は上記のように構成さ
れており、例えば図９において、記録紙３をキャプスタ
ンローラ５とピンチローラ６により圧接し、キャプスタ
ンローラ５を駆動ローラとして回転させることにより、
記録紙３を矢印Ａの方向へ搬送する。記録紙の先端３ａ
の位置を検出装置７で検出した後、サーマルヘッド１を
インクシート４および記録紙３を間に介してプラテン２
へ圧接し、サーマルヘッド１に所定の電気信号を加えて
サーマルヘッドの発熱部分１ａを発熱させインクシート
４に熱が伝わりインクが溶融または昇華して記録紙３上
に定着する。カラー熱転写方式のように２色以上重ねて
印画する場合は、一色目を印画した後サーマルヘッド１
をプラテン２から上昇させ、キャプスタンローラ５を印
画時とは逆回転させ、検出装置７が記録紙の先端３ａを
検出するまで記録紙３を矢印Ａの逆方向へ搬送する。次
いで、サーマルヘッド１をプラテン２に圧接し、記録紙
３をキャプスタンローラ５にて矢印Ａの方向へ搬送しな
がらサーマルヘッドの発熱ａを発熱させ、別の色につい
て印画を行う。同様に全色について印画した後、記録紙
３をキャプスタンローラ５により矢印Ａの方向へ更に搬
送し装置外へ排出する。
れており、例えば図９において、記録紙３をキャプスタ
ンローラ５とピンチローラ６により圧接し、キャプスタ
ンローラ５を駆動ローラとして回転させることにより、
記録紙３を矢印Ａの方向へ搬送する。記録紙の先端３ａ
の位置を検出装置７で検出した後、サーマルヘッド１を
インクシート４および記録紙３を間に介してプラテン２
へ圧接し、サーマルヘッド１に所定の電気信号を加えて
サーマルヘッドの発熱部分１ａを発熱させインクシート
４に熱が伝わりインクが溶融または昇華して記録紙３上
に定着する。カラー熱転写方式のように２色以上重ねて
印画する場合は、一色目を印画した後サーマルヘッド１
をプラテン２から上昇させ、キャプスタンローラ５を印
画時とは逆回転させ、検出装置７が記録紙の先端３ａを
検出するまで記録紙３を矢印Ａの逆方向へ搬送する。次
いで、サーマルヘッド１をプラテン２に圧接し、記録紙
３をキャプスタンローラ５にて矢印Ａの方向へ搬送しな
がらサーマルヘッドの発熱ａを発熱させ、別の色につい
て印画を行う。同様に全色について印画した後、記録紙
３をキャプスタンローラ５により矢印Ａの方向へ更に搬
送し装置外へ排出する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のプ
リンタ装置では、記録紙をキャプスタンローラで搬送す
るために、印画開始状態において、記録紙はキャプスタ
ンローラとピンチローラに狭持されていなければならな
い。従って、図１０のＬ１で示すようにキャプスタンロ
ーラ５とピンチローラ６の接触部分と、サーマルヘッド
発熱部分１ａとの距離、言いかえれば、キャプスタンロ
ーラ５とプラテン２の軸間距離の部分には印画すること
ができい。また、図１０のように記録紙の位置を検出す
るための検出装置７を配設する必要があり、キャプスタ
ンローラ５とプラテン２の軸間距離Ｌ１よりも更に大き
いサーマルヘッド発熱部分１ａと位置検出装置７との距
離Ｌ２に相当する余白部分ができてしまい、記録紙の余
白部分が大きくならざるを得ないという問題点があっ
た。
リンタ装置では、記録紙をキャプスタンローラで搬送す
るために、印画開始状態において、記録紙はキャプスタ
ンローラとピンチローラに狭持されていなければならな
い。従って、図１０のＬ１で示すようにキャプスタンロ
ーラ５とピンチローラ６の接触部分と、サーマルヘッド
発熱部分１ａとの距離、言いかえれば、キャプスタンロ
ーラ５とプラテン２の軸間距離の部分には印画すること
ができい。また、図１０のように記録紙の位置を検出す
るための検出装置７を配設する必要があり、キャプスタ
ンローラ５とプラテン２の軸間距離Ｌ１よりも更に大き
いサーマルヘッド発熱部分１ａと位置検出装置７との距
離Ｌ２に相当する余白部分ができてしまい、記録紙の余
白部分が大きくならざるを得ないという問題点があっ
た。
【０００５】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、記録紙先端から印画開始位
置までの距離を小さくすることにより、記録紙全体にわ
たって印画できるプリンタ装置を得ることを目的とす
る。
ためになされたものであり、記録紙先端から印画開始位
置までの距離を小さくすることにより、記録紙全体にわ
たって印画できるプリンタ装置を得ることを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプリンタ装
置は、記録紙の両端部分をプラテンに付勢する部材を設
け、付勢部材をプラテンに付勢した状態でプラテンを回
転させ、そのとき発生する摩擦力により記録紙を搬送す
るものである。
置は、記録紙の両端部分をプラテンに付勢する部材を設
け、付勢部材をプラテンに付勢した状態でプラテンを回
転させ、そのとき発生する摩擦力により記録紙を搬送す
るものである。
【０００７】また、記録紙の両端部分をプラテンに付勢
する部材をサーマルヘッドの両側に設け、付勢部材をプ
ラテンに付勢した状態でプラテンを回転させ、そのとき
発生する摩擦力により記録紙を搬送するものである
する部材をサーマルヘッドの両側に設け、付勢部材をプ
ラテンに付勢した状態でプラテンを回転させ、そのとき
発生する摩擦力により記録紙を搬送するものである
【０００８】また、サーマルヘッドが上昇離間した状態
においては記録紙を付勢し、サーマルヘッドがプラテン
に圧接されているときには付勢を解除する部材を設け、
サーマルヘッドが上昇離間した状態においても付勢部材
により記録紙をプラテンに付勢した状態でプラテンを回
転することにより、そのとき発生する摩擦力により記録
紙を搬送するものである。
においては記録紙を付勢し、サーマルヘッドがプラテン
に圧接されているときには付勢を解除する部材を設け、
サーマルヘッドが上昇離間した状態においても付勢部材
により記録紙をプラテンに付勢した状態でプラテンを回
転することにより、そのとき発生する摩擦力により記録
紙を搬送するものである。
【０００９】また、記録紙の位置を検出するための検出
装置を設け、搬送されている記録紙の一端を検出装置が
検出した後にさらに記録紙を一定量搬送したところを印
画開始位置に設定するものである。
装置を設け、搬送されている記録紙の一端を検出装置が
検出した後にさらに記録紙を一定量搬送したところを印
画開始位置に設定するものである。
【００１０】
【作用】上記のように構成されたプリンタ装置におい
て、プラテンに対向して配設された付勢部材を記録紙を
介してプラテンに付勢し、プラテンを回転させることに
より記録紙を搬送するため、また記録紙の位置を検出す
る検出装置を設け、上記検出装置が記録紙の位置を検出
した後記録紙を一定量搬送したところを印画開始位置に
設定するため、記録紙先端と印画開始位置との距離が小
さくなり、記録紙先端の近傍まで印画することができ
る。
て、プラテンに対向して配設された付勢部材を記録紙を
介してプラテンに付勢し、プラテンを回転させることに
より記録紙を搬送するため、また記録紙の位置を検出す
る検出装置を設け、上記検出装置が記録紙の位置を検出
した後記録紙を一定量搬送したところを印画開始位置に
設定するため、記録紙先端と印画開始位置との距離が小
さくなり、記録紙先端の近傍まで印画することができ
る。
【００１１】また、記録紙をプラテンのみにて搬送する
ことが可能なため、キャプスタンローラとピンチローラ
が削減でき、製造コストを下げるとともに簡単な構成の
プリンタ装置を得ることができる。
ことが可能なため、キャプスタンローラとピンチローラ
が削減でき、製造コストを下げるとともに簡単な構成の
プリンタ装置を得ることができる。
【００１２】
実施例１ 図１は本発明の一実施例によるプリンタ装置を示す側面
図であり、図において、１から７は上記従来のプリンタ
装置と同一もしくは相当する部分である。８は記録紙３
の両端部分をプラテン２に付勢するための付勢部材、８
ａは上記付勢部材８の圧接部分、８ｂは付勢部材８の回
転軸、９は上記付勢部材８をプラテン２に付勢する引張
バネである。図２は本実施例の付勢部材８の形状を示す
斜視図であり、図において、全体はサーマルヘッド１を
プラテン２に圧接できるようにコ字形、先端はプラテン
２に合わせて円弧形に切り抜かれた形状をしている。切
り抜きの幅Ｄはサーマルヘッドの幅やインクシートの幅
よりもわずかに大きくなっている。上記付勢部材８は回
転軸８ｂを支点として回動自在で、上記引張バネ９によ
りプラテン２に圧接する方向に付勢されている。上記引
張バネ９による付勢により、付勢部材８をプラテン２に
当接するまで回動し、圧接部分８ａで記録紙３をプラテ
ン２に圧接する。
図であり、図において、１から７は上記従来のプリンタ
装置と同一もしくは相当する部分である。８は記録紙３
の両端部分をプラテン２に付勢するための付勢部材、８
ａは上記付勢部材８の圧接部分、８ｂは付勢部材８の回
転軸、９は上記付勢部材８をプラテン２に付勢する引張
バネである。図２は本実施例の付勢部材８の形状を示す
斜視図であり、図において、全体はサーマルヘッド１を
プラテン２に圧接できるようにコ字形、先端はプラテン
２に合わせて円弧形に切り抜かれた形状をしている。切
り抜きの幅Ｄはサーマルヘッドの幅やインクシートの幅
よりもわずかに大きくなっている。上記付勢部材８は回
転軸８ｂを支点として回動自在で、上記引張バネ９によ
りプラテン２に圧接する方向に付勢されている。上記引
張バネ９による付勢により、付勢部材８をプラテン２に
当接するまで回動し、圧接部分８ａで記録紙３をプラテ
ン２に圧接する。
【００１３】次に動作について説明する。まず図１にお
いて、上記のように構成されたプリンタ装置において、
記録紙３をプラテン２と付勢部材８により圧接する。付
勢部材８はバネ９の引張力により記録紙３の両端部分を
プラテン２に付勢し、付勢部材をプラテン２に付勢する
ことにて記録紙３とプラテン２の間に発生する摩擦力に
より、記録紙３をプラテン２にて矢印Ａの方向へ搬送す
る。記録紙の先端３ａの位置を検出装置７で検出した
後、サーマルヘッド１を付勢部材８ａの切り欠き部分の
インクシート４及び記録紙３を間に介してプラテン２に
圧接し、サーマルヘッド１に所定の電気信号を加えサー
マルヘッドの発熱部分１ａを発熱させ、インクシート４
に熱が伝わりインクが溶融または昇華して記録紙３上に
定着させる熱転写方式によりイエローのインクを転写す
る。次に、プラテン２を印画時とは逆回転させ、検出装
置７が記録紙の先端３ａを検出するまで矢印Ａの逆方向
へ搬送し、その後マゼンタのインクを転写する。同様に
シアンのインクについて転写した後、記録紙３をプラテ
ン２により矢印Ａの方向へ更に搬送し、装置外へ排出す
る。
いて、上記のように構成されたプリンタ装置において、
記録紙３をプラテン２と付勢部材８により圧接する。付
勢部材８はバネ９の引張力により記録紙３の両端部分を
プラテン２に付勢し、付勢部材をプラテン２に付勢する
ことにて記録紙３とプラテン２の間に発生する摩擦力に
より、記録紙３をプラテン２にて矢印Ａの方向へ搬送す
る。記録紙の先端３ａの位置を検出装置７で検出した
後、サーマルヘッド１を付勢部材８ａの切り欠き部分の
インクシート４及び記録紙３を間に介してプラテン２に
圧接し、サーマルヘッド１に所定の電気信号を加えサー
マルヘッドの発熱部分１ａを発熱させ、インクシート４
に熱が伝わりインクが溶融または昇華して記録紙３上に
定着させる熱転写方式によりイエローのインクを転写す
る。次に、プラテン２を印画時とは逆回転させ、検出装
置７が記録紙の先端３ａを検出するまで矢印Ａの逆方向
へ搬送し、その後マゼンタのインクを転写する。同様に
シアンのインクについて転写した後、記録紙３をプラテ
ン２により矢印Ａの方向へ更に搬送し、装置外へ排出す
る。
【００１４】実施例２ 図３は本発明の他の実施例によるプリンタ装置を示す側
面図である。このプリンタ装置の構成およびその動作は
上記実施例１と同様で、付勢部材８の形状を違えてい
る。図４は本実施例の付勢部材８の形状を示す斜視図で
あり、図において、上記実施例１とは異なり付勢部材の
圧接部分８ａを従動ローラとしている。
面図である。このプリンタ装置の構成およびその動作は
上記実施例１と同様で、付勢部材８の形状を違えてい
る。図４は本実施例の付勢部材８の形状を示す斜視図で
あり、図において、上記実施例１とは異なり付勢部材の
圧接部分８ａを従動ローラとしている。
【００１５】実施例３ 図５は本発明のさらに他の実施例によるプリンタ装置を
示す側面図であり、このプリンタ装置の構成は上記実施
例１と同一もしくは相当するものである。図６はサーマ
ルヘッドのプラテン側からみた正面図である。図におい
て、付勢部材８はサーマルヘッドの発熱部分１ａの両側
に配設されており、付勢部材の圧接部分８ａを従動ロー
ラとしている。上記付勢部材８は回転軸８ｂを支点とし
て回動自在で、圧縮バネ９によりプラテンに圧接する方
向に付勢されている。上記圧縮バネ９による付勢によ
り、付勢部材８をプラテン２に当接するまで回動し、圧
接部分８ａで記録紙３の両端部分をプラテン２に圧接す
る。
示す側面図であり、このプリンタ装置の構成は上記実施
例１と同一もしくは相当するものである。図６はサーマ
ルヘッドのプラテン側からみた正面図である。図におい
て、付勢部材８はサーマルヘッドの発熱部分１ａの両側
に配設されており、付勢部材の圧接部分８ａを従動ロー
ラとしている。上記付勢部材８は回転軸８ｂを支点とし
て回動自在で、圧縮バネ９によりプラテンに圧接する方
向に付勢されている。上記圧縮バネ９による付勢によ
り、付勢部材８をプラテン２に当接するまで回動し、圧
接部分８ａで記録紙３の両端部分をプラテン２に圧接す
る。
【００１６】プリンタ装置の動作は上記実施例１とほぼ
同様であるが、図５において、サーマルヘッド１の上昇
待機中も、圧縮バネ９の押圧力により付勢部材８をプラ
テン２に当接するまでわずかに回動し、記録紙３の両端
部分をプラテン２に圧接し続ける。上記付勢部材８をプ
ラテン２に付勢することにて記録紙３とプラテン２の間
に発生する摩擦力により、記録紙３をプラテン２にて搬
送する。
同様であるが、図５において、サーマルヘッド１の上昇
待機中も、圧縮バネ９の押圧力により付勢部材８をプラ
テン２に当接するまでわずかに回動し、記録紙３の両端
部分をプラテン２に圧接し続ける。上記付勢部材８をプ
ラテン２に付勢することにて記録紙３とプラテン２の間
に発生する摩擦力により、記録紙３をプラテン２にて搬
送する。
【００１７】実施例４ 図７は本実施例における（ａ）印画動作中、（ｂ）記録
紙搬送中のプリンタ装置を示す側面図であり、上記プリ
ンタ装置の構成は上記実施例１と同一もしくは相当する
ものである。図８は付勢部材の形状を示す斜視図であ
り、図において、付勢部材８の圧接部分８ａを従動ロー
ラとしている。付勢部材８は回転軸８ｂを支点として回
動自在で、記録紙搬送時のサーマルヘッド１の上昇待機
時において稼動して、引張バネ９によりプラテン２を圧
接する方向に付勢する。引張バネ９による付勢により、
付勢部材８をプラテン２に当接するまで回動し、圧接部
分８ａで記録紙３をプラテン２に圧接する。
紙搬送中のプリンタ装置を示す側面図であり、上記プリ
ンタ装置の構成は上記実施例１と同一もしくは相当する
ものである。図８は付勢部材の形状を示す斜視図であ
り、図において、付勢部材８の圧接部分８ａを従動ロー
ラとしている。付勢部材８は回転軸８ｂを支点として回
動自在で、記録紙搬送時のサーマルヘッド１の上昇待機
時において稼動して、引張バネ９によりプラテン２を圧
接する方向に付勢する。引張バネ９による付勢により、
付勢部材８をプラテン２に当接するまで回動し、圧接部
分８ａで記録紙３をプラテン２に圧接する。
【００１８】次に動作について説明する。上記のように
構成されたプリンタ装置において、図７（ｂ）のように
上記サーマルヘッド１は上昇している。記録紙３を付勢
部材８とプラテン２により圧接する。付勢部材８は記録
紙３をプラテン２に付勢し、付勢部材８をプラテン２に
付勢することにて記録紙とプラテンの間に発生する摩擦
力により、記録紙３をプラテン２で矢印Ａの方向へ搬送
し、同時に検出装置７による記録紙の先端の検出を行
う。次いで、印画動作中は図７（ａ）のように付勢部材
９が上昇する代わりに、サーマルヘッド１が降下して記
録紙３をサーマルヘッド１とプラテン２により圧接し、
同様に付勢力にて記録紙３とプラテン２の間に発生する
摩擦力により、記録紙３をプラテン２にて矢印Ａの方向
へ搬送しながら熱転写を行う。次いで、図７（ｂ）の状
態で記録紙３を矢印Ａの逆方向へ搬送を行い、検出装置
７による記録紙の先端３ａの検出を行い、繰り返し別の
色について印画を行う。３色印画した後、記録紙３をプ
ラテン２により矢印Ａの方向へ更に搬送し、装置外へ排
出する。
構成されたプリンタ装置において、図７（ｂ）のように
上記サーマルヘッド１は上昇している。記録紙３を付勢
部材８とプラテン２により圧接する。付勢部材８は記録
紙３をプラテン２に付勢し、付勢部材８をプラテン２に
付勢することにて記録紙とプラテンの間に発生する摩擦
力により、記録紙３をプラテン２で矢印Ａの方向へ搬送
し、同時に検出装置７による記録紙の先端の検出を行
う。次いで、印画動作中は図７（ａ）のように付勢部材
９が上昇する代わりに、サーマルヘッド１が降下して記
録紙３をサーマルヘッド１とプラテン２により圧接し、
同様に付勢力にて記録紙３とプラテン２の間に発生する
摩擦力により、記録紙３をプラテン２にて矢印Ａの方向
へ搬送しながら熱転写を行う。次いで、図７（ｂ）の状
態で記録紙３を矢印Ａの逆方向へ搬送を行い、検出装置
７による記録紙の先端３ａの検出を行い、繰り返し別の
色について印画を行う。３色印画した後、記録紙３をプ
ラテン２により矢印Ａの方向へ更に搬送し、装置外へ排
出する。
【００１９】実施例５ 本発明の実施例を示すプリンタ装置の側面図は図１と同
じである。プリンタ装置の動作については、上記実施例
１と同様で、図１のように構成されたプリンタ装置にお
いて、記録紙３の両端部分を付勢部材８によりプラテン
２に付勢し、その付勢力にて記録紙３とプラテン２の間
にて発生する摩擦力により、記録紙３をプラテン２によ
り矢印Ａの方向へ搬送する。次いで、検出装置７で記録
紙の先端３ａを検出する。このとき、記録紙の先端と記
録開始位置の距離は記録紙検出装置７とサーマルヘッド
の発熱部分１ａとの距離Ｌ２である。次いで、記録紙３
をプラテン２にてＡの逆方向へＬ２よりわずかに小さい
距離だけ搬送した後、印画を開始する。
じである。プリンタ装置の動作については、上記実施例
１と同様で、図１のように構成されたプリンタ装置にお
いて、記録紙３の両端部分を付勢部材８によりプラテン
２に付勢し、その付勢力にて記録紙３とプラテン２の間
にて発生する摩擦力により、記録紙３をプラテン２によ
り矢印Ａの方向へ搬送する。次いで、検出装置７で記録
紙の先端３ａを検出する。このとき、記録紙の先端と記
録開始位置の距離は記録紙検出装置７とサーマルヘッド
の発熱部分１ａとの距離Ｌ２である。次いで、記録紙３
をプラテン２にてＡの逆方向へＬ２よりわずかに小さい
距離だけ搬送した後、印画を開始する。
【００２０】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【００２１】上記のように構成されたプリンタ装置にお
いて、プラテンに対向して配設された付勢部材を記録紙
を介してプラテンに付勢し、プラテンを回転させること
により記録紙を搬送するため、また記録紙の位置を検出
する検出装置を設け、上記検出装置が記録紙の位置を検
出した後記録紙を一定量搬送したところを印画開始位置
に設定するため、記録紙先端と印画開始位置との距離が
小さくなり、記録紙先端の近傍まで印画できるプリンタ
装置を得ることができる。
いて、プラテンに対向して配設された付勢部材を記録紙
を介してプラテンに付勢し、プラテンを回転させること
により記録紙を搬送するため、また記録紙の位置を検出
する検出装置を設け、上記検出装置が記録紙の位置を検
出した後記録紙を一定量搬送したところを印画開始位置
に設定するため、記録紙先端と印画開始位置との距離が
小さくなり、記録紙先端の近傍まで印画できるプリンタ
装置を得ることができる。
【００２２】また、記録紙をプラテンのみで搬送するこ
とが可能であるためキャプスタンローラとピンチローラ
が削減でき、製造コストを下げるとともに簡単な構成の
プリンタ装置を得ることができる。
とが可能であるためキャプスタンローラとピンチローラ
が削減でき、製造コストを下げるとともに簡単な構成の
プリンタ装置を得ることができる。
【００２３】また、記録紙をプラテンで搬送することに
より記録紙の検出装置とサーマルヘッドとの距離が小さ
くなり、記録紙の弛みによる位置ズレが低減できるため
に、印画品質のよいプリンタ装置を得ることができる。
より記録紙の検出装置とサーマルヘッドとの距離が小さ
くなり、記録紙の弛みによる位置ズレが低減できるため
に、印画品質のよいプリンタ装置を得ることができる。
【図１】本発明の一実施例によるプリンタ装置を示す側
面図である。
面図である。
【図２】図１のプリンタ装置における付勢部材の形状を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図３】本発明の他の実施例によるプリンタ装置を示す
側面図である。
側面図である。
【図４】図３のプリンタ装置における付勢部材の形状を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図５】本発明のさらに他の実施例によるプリンタ装置
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図６】本発明の実施例３におけるサーマルヘッドのプ
ラテン側からみた正面図である。
ラテン側からみた正面図である。
【図７】本発明の実施例４における（ａ）印画動作中、
（ｂ）記録紙搬送中のプリンタ装置を示す側面図であ
る。
（ｂ）記録紙搬送中のプリンタ装置を示す側面図であ
る。
【図８】本発明の実施例４における付勢部材の形状を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図９】従来のプリンタ装置を示す断面図である。
１ サーマルヘッド ２ プラテン ３ 記録紙 ４ インクシート ５ キャプスタンローラ ６ ピンチローラ ７ 位置検出装置 ８ 付勢部材 ９ バネ Ａ 記録紙搬送方向 Ｄ 付勢部材の切り欠き幅 １ａ サーマルヘッドの発熱部分 ３ａ 記録紙の先端 ４ａ インクシートカセット ８ａ 付勢部材の圧接部分 ８ｂ 付勢部材の回転軸 Ｌ１ キャプスタンローラの中心とサーマルヘッドの発
熱部分との距離 Ｌ２ 検出装置とサーマルヘッドの発熱部分との距離
熱部分との距離 Ｌ２ 検出装置とサーマルヘッドの発熱部分との距離
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年８月２０日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のプ
リンタ装置では、記録紙をキャプスタンローラで搬送す
るために、印画開始状態において、記録紙はキャプスタ
ンローラとピンチローラに狭持されていなければならな
い。従って、図９のＬ１で示すようにキャプスタンロー
ラ５とピンチローラ６の接触部分と、サーマルヘッド発
熱部分１ａとの距離、言いかえれば、キャプスタンロー
ラ５とプラテン２の軸間距離の部分には印画することが
できい。また、図９のように記録紙の位置を検出するた
めの検出装置７を配設する必要があり、キャプスタンロ
ーラ５とプラテン２の軸間距離Ｌ１よりも更に大きいサ
ーマルヘッド発熱部分１ａと位置検出装置７との距離Ｌ
２に相当する余白部分ができてしまい、記録紙の余白部
分が大きくならざるを得ないという問題点があった。
リンタ装置では、記録紙をキャプスタンローラで搬送す
るために、印画開始状態において、記録紙はキャプスタ
ンローラとピンチローラに狭持されていなければならな
い。従って、図９のＬ１で示すようにキャプスタンロー
ラ５とピンチローラ６の接触部分と、サーマルヘッド発
熱部分１ａとの距離、言いかえれば、キャプスタンロー
ラ５とプラテン２の軸間距離の部分には印画することが
できい。また、図９のように記録紙の位置を検出するた
めの検出装置７を配設する必要があり、キャプスタンロ
ーラ５とプラテン２の軸間距離Ｌ１よりも更に大きいサ
ーマルヘッド発熱部分１ａと位置検出装置７との距離Ｌ
２に相当する余白部分ができてしまい、記録紙の余白部
分が大きくならざるを得ないという問題点があった。
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図３
【補正方法】変更
【補正内容】
【図３】
【手続補正３】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図５
【補正方法】変更
【補正内容】
【図５】
Claims (4)
- 【請求項１】 電気信号を与えることにより発熱するサ
ーマルヘッドと、それに対向した位置に配設された回転
可能に保持されたプラテンと、ベースフィルム上に固体
インクが塗布されたインクシートと、インクを定着させ
るための記録紙を備え、上記インクシートを間に介して
上記サーマルヘッドをプラテンに圧接した状態で上記サ
ーマルヘッドに所定の電気信号を加えて発熱させ、上記
インクシート表面に塗布されたインクを溶融または昇華
させて記録紙上に定着させる熱転写方式のプリンタ装置
において、上記記録紙の両端部分を上記プラテンに付勢
する部材を設け、付勢部材をプラテンに付勢した状態で
プラテンを回転させ、そのとき発生する摩擦力により記
録紙を搬送することを特徴とするプリンタ装置。 - 【請求項２】 電気信号を与えることにより発熱するサ
ーマルヘッドと、それに対向した位置に配設された回転
可能に保持されたプラテンと、ベースフィルム上に固体
インクが塗布されたインクシートと、インクを定着させ
るための記録紙を備え、上記インクシートを間に介して
上記サーマルヘッドをプラテンに圧接した状態で上記サ
ーマルヘッドに所定の電気信号を加えて発熱させ、上記
インクシート表面に塗布されたインクを溶融または昇華
させて記録紙上に定着させる熱転写方式のプリンタ装置
において、上記記録紙の両端部分を上記プラテンに付勢
する部材を上記サーマルヘッドの両側に設け、付勢部材
をプラテンに付勢した状態でプラテンを回転させ、その
とき発生する摩擦力により記録紙を搬送することを特徴
とするプリンタ装置。 - 【請求項３】 電気信号を与えることにより発熱するサ
ーマルヘッドと、それに対向した位置に配設された回転
可能に保持されたプラテンと、ベースフィルム上に固体
インクが塗布されたインクシートと、インクを定着させ
るための記録紙を設け、上記インクシートを間に介して
上記サーマルヘッドをプラテンに圧接した状態で上記サ
ーマルヘッドに所定の電気信号を加えて発熱させ、上記
インクシート表面に塗布されたインクを溶融または昇華
させて記録紙上に定着させる熱転写方式のプリンタ装置
において、上記サーマルヘッドが上昇離間した状態にお
いては記録紙を付勢し、上記サーマルヘッドが上記プラ
テンに圧接されているときには付勢を解除する部材を設
け、上記サーマルヘッドが上昇離間した状態においても
付勢部材により記録紙を上記プラテンに付勢した状態で
プラテンを回転することにより、そのとき発生する摩擦
力により記録紙を搬送することを特徴とするプリンタ装
置。 - 【請求項４】 電気信号を与えることにより発熱するサ
ーマルヘッドと、それに対向した位置に配設された回転
可能に保持されたプラテンと、ベースフィルム上に固体
インクが塗布されたインクシートと、インクを定着させ
るための記録紙を設け、上記インクシートを間に介して
上記サーマルヘッドをプラテンに圧接した状態で上記サ
ーマルヘッドに所定の電気信号を加えて発熱させ、上記
インクシート表面に塗布されたインクを溶融または昇華
させて記録紙上に定着させる熱転写方式のプリンタ装置
において、記録紙の位置を検出するための検出装置を設
け、搬送されている記録紙の一端を検出装置が検出した
後にさらに記録紙を一定量搬送したところを印画開始位
置に設定することを特徴とするプリンタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31629692A JPH06143715A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | プリンタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31629692A JPH06143715A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | プリンタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06143715A true JPH06143715A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=18075542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31629692A Pending JPH06143715A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | プリンタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06143715A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106985555A (zh) * | 2015-09-30 | 2017-07-28 | 兄弟工业株式会社 | 打印装置 |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP31629692A patent/JPH06143715A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106985555A (zh) * | 2015-09-30 | 2017-07-28 | 兄弟工业株式会社 | 打印装置 |
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