JP2000103614A - プラズマディスプレイ用MgO材料及びその製造方法ならびにプラズマディスプレイ - Google Patents
プラズマディスプレイ用MgO材料及びその製造方法ならびにプラズマディスプレイInfo
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- JP2000103614A JP2000103614A JP27342398A JP27342398A JP2000103614A JP 2000103614 A JP2000103614 A JP 2000103614A JP 27342398 A JP27342398 A JP 27342398A JP 27342398 A JP27342398 A JP 27342398A JP 2000103614 A JP2000103614 A JP 2000103614A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】特に、水和が抑制ないしは防止されたMgO材
料を提供する。 【解決手段】1.プラズマディスプレイの誘電体及び/
又は蛍光体の保護層に用いるMgO材料であって、
(1)MgO純度99.6重量%以上、(2)CaO含
有量3000ppm以下、SiO2含有量2000pp
m以下であ って、かつ、CaO/SiO2重量比
4以下、(3)平均結晶粒径500μm以上及び(4)
密度3.45g/cm3以上であることを特徴とするプ
ラズマディスプレイ用MgO材料、その製造方法及びそ
のMgO材料を原料として形成されたプラズマディスプ
レイ。
料を提供する。 【解決手段】1.プラズマディスプレイの誘電体及び/
又は蛍光体の保護層に用いるMgO材料であって、
(1)MgO純度99.6重量%以上、(2)CaO含
有量3000ppm以下、SiO2含有量2000pp
m以下であ って、かつ、CaO/SiO2重量比
4以下、(3)平均結晶粒径500μm以上及び(4)
密度3.45g/cm3以上であることを特徴とするプ
ラズマディスプレイ用MgO材料、その製造方法及びそ
のMgO材料を原料として形成されたプラズマディスプ
レイ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイ(モノクロプラズマディスプレイ及びカラープラズ
マディスプレイの双方を含む)の誘電体及び/又は蛍光
体の保護層に用いられるプラズマディスプレイ用MgO
材料及びその製造方法ならびにプラズマディスプレイに
関する。
レイ(モノクロプラズマディスプレイ及びカラープラズ
マディスプレイの双方を含む)の誘電体及び/又は蛍光
体の保護層に用いられるプラズマディスプレイ用MgO
材料及びその製造方法ならびにプラズマディスプレイに
関する。
【0002】
【従来技術】近年、輝度、発光効率等の性能に優れ、し
かもテレビ表示のための表示品質も十分なプラズマディ
スプレイ(PDP)が市販され、待望の壁掛け型テレビ
の実現化にも期待が高まりつつある。
かもテレビ表示のための表示品質も十分なプラズマディ
スプレイ(PDP)が市販され、待望の壁掛け型テレビ
の実現化にも期待が高まりつつある。
【0003】従来から使用されている電子銃励起による
ブラウン管タイプのディスプレー(CRT)ではブラウ
ン管容積、表示画面の制約、輝度等に種々の問題を残し
ており、これらの問題を解消する新たな方式又は構造の
ディスプレーが検討され、近年になってようやくPDP
が注目されるに至った。
ブラウン管タイプのディスプレー(CRT)ではブラウ
ン管容積、表示画面の制約、輝度等に種々の問題を残し
ており、これらの問題を解消する新たな方式又は構造の
ディスプレーが検討され、近年になってようやくPDP
が注目されるに至った。
【0004】この従来のCRTでは電子銃から放出され
た電子線が直接蛍光体を励起発光させているのに対し、
PDPでは個々のセル内に存在する蛍光体を放電(紫外
線)励起して発光させる。
た電子線が直接蛍光体を励起発光させているのに対し、
PDPでは個々のセル内に存在する蛍光体を放電(紫外
線)励起して発光させる。
【0005】PDPは、そのカラー表示方式として対向
電極構造(対向型)と面放電構造(面放電型)に大別さ
れる。対向電極構造は、少なくとも一方のガラス基板上
の電極近傍に蛍光体を塗布し、放電による紫外線照射に
より励起蛍光される。この場合、交流電圧の印加により
蛍光体がスパッタリング(イオン衝撃)を受け、これが
蛍光体の寿命に大きな影響を与えることが知られてい
る。そこで、蛍光体をスパッタリングから守るため、こ
のスパッタリングに強いカソード材としてMgO保護層
が蛍光体上に形成されている。一方、面放電構造では、
イオン衝撃を受けない裏面ガラス基板上に予めMgO保
護層を被覆した蛍光体を塗布し、放電に伴う紫外線照射
によって励起発光させる。
電極構造(対向型)と面放電構造(面放電型)に大別さ
れる。対向電極構造は、少なくとも一方のガラス基板上
の電極近傍に蛍光体を塗布し、放電による紫外線照射に
より励起蛍光される。この場合、交流電圧の印加により
蛍光体がスパッタリング(イオン衝撃)を受け、これが
蛍光体の寿命に大きな影響を与えることが知られてい
る。そこで、蛍光体をスパッタリングから守るため、こ
のスパッタリングに強いカソード材としてMgO保護層
が蛍光体上に形成されている。一方、面放電構造では、
イオン衝撃を受けない裏面ガラス基板上に予めMgO保
護層を被覆した蛍光体を塗布し、放電に伴う紫外線照射
によって励起発光させる。
【0006】このように、PDP(特にAC型)におい
ては、MgO保護層はきわめて重要な役割を果たしてい
る。ところが、現状ではこのMgO保護層を形成するた
めのMgO材料(原料)の特性に関する研究はほとんど
なされていない。
ては、MgO保護層はきわめて重要な役割を果たしてい
る。ところが、現状ではこのMgO保護層を形成するた
めのMgO材料(原料)の特性に関する研究はほとんど
なされていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】PDPの保護層の形成
方法としては、一般には電子ビーム蒸着法が採用されて
いる。具体的には、高真空状態に維持されたチャンバー
において、MgO原料に電子ビームが照射されて揮発し
たMgOをガラス基板上に予め形成された誘電体上又は
蛍光体上に析出させ、成膜することにより保護層が形成
される。
方法としては、一般には電子ビーム蒸着法が採用されて
いる。具体的には、高真空状態に維持されたチャンバー
において、MgO原料に電子ビームが照射されて揮発し
たMgOをガラス基板上に予め形成された誘電体上又は
蛍光体上に析出させ、成膜することにより保護層が形成
される。
【0008】しかしながら、従来のMgO原料では、M
gO自体(特に表面部分)が水和しやすいという問題が
ある。すなわち、表面部分が水和したMgO原料を電子
ビーム蒸着の原料ソースとして用いれば、目的真空度に
到達するまでに長時間を要し、生産性に悪影響を及ぼし
かねない。これに対し、予めMgO原料から水分を除去
することも考えられるが、いったん水和してMg(O
H)2が生成されると500℃以上という高温で加熱し
なければ水分を完全に除去することができない。このた
め、特にPDP保護層に用いるMgO原料においては、
保管状態を厳密に管理しなければならず、また保管期間
の制約もある。
gO自体(特に表面部分)が水和しやすいという問題が
ある。すなわち、表面部分が水和したMgO原料を電子
ビーム蒸着の原料ソースとして用いれば、目的真空度に
到達するまでに長時間を要し、生産性に悪影響を及ぼし
かねない。これに対し、予めMgO原料から水分を除去
することも考えられるが、いったん水和してMg(O
H)2が生成されると500℃以上という高温で加熱し
なければ水分を完全に除去することができない。このた
め、特にPDP保護層に用いるMgO原料においては、
保管状態を厳密に管理しなければならず、また保管期間
の制約もある。
【0009】他方では、このような原料ソースを用いて
形成されたMgO保護層の品質自体にも何らかの支障を
もたらすことがある。
形成されたMgO保護層の品質自体にも何らかの支障を
もたらすことがある。
【0010】このように、MgO保護層の形成におい
て、MgOの水和はPDPの生産性の低下、製造コスト
の上昇、あるいはPDPの品質低下等を招く原因となっ
ており、これを解消することがPDPの製造において急
務とされている。
て、MgOの水和はPDPの生産性の低下、製造コスト
の上昇、あるいはPDPの品質低下等を招く原因となっ
ており、これを解消することがPDPの製造において急
務とされている。
【0011】従って、本発明は、かかる従来技術の実情
に鑑みてなされたものであり、特に、水和が抑制ないし
は防止されたMgO材料を提供することを主な目的とす
る。
に鑑みてなされたものであり、特に、水和が抑制ないし
は防止されたMgO材料を提供することを主な目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来技術の
問題点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、特定の組成及び
構造を有するMgO材料が上記目的を達成できることを
見出し、ついに本発明を完成するに至った。
問題点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、特定の組成及び
構造を有するMgO材料が上記目的を達成できることを
見出し、ついに本発明を完成するに至った。
【0013】すなわち、本発明は、下記のプラズマディ
スプレイ用MgO材料及びその製造方法ならびにプラズ
マディスプレイに係るものである。
スプレイ用MgO材料及びその製造方法ならびにプラズ
マディスプレイに係るものである。
【0014】1.プラズマディスプレイの誘電体及び/
又は蛍光体のMgO保護層に用いるMgO材料であっ
て、(1)MgO純度99.6重量%以上、(2)Ca
O含有量3000ppm以下、SiO2含有量2000
ppm以下であ って、かつ、CaO/SiO2重
量比4以下、(3)平均結晶粒径500μm以上及び
(4)密度3.45g/cm3以上であることを特徴と
するプラズマディスプレイ用MgO材料。
又は蛍光体のMgO保護層に用いるMgO材料であっ
て、(1)MgO純度99.6重量%以上、(2)Ca
O含有量3000ppm以下、SiO2含有量2000
ppm以下であ って、かつ、CaO/SiO2重
量比4以下、(3)平均結晶粒径500μm以上及び
(4)密度3.45g/cm3以上であることを特徴と
するプラズマディスプレイ用MgO材料。
【0015】2.上記第1項に記載のプラズマディスプ
レイ用MgO材料の製造方法であって、MgO純度95
重量%以上であるMgO原料を電融することを特徴とす
る製造方法。
レイ用MgO材料の製造方法であって、MgO純度95
重量%以上であるMgO原料を電融することを特徴とす
る製造方法。
【0016】3.プラズマディスプレイの誘電体及び蛍
光体の少なくとも一方における保護層が上記第1項に記
載のプラズマディスプレイ用MgO材料を原料として形
成されたプラズマディスプレイ。
光体の少なくとも一方における保護層が上記第1項に記
載のプラズマディスプレイ用MgO材料を原料として形
成されたプラズマディスプレイ。
【0017】なお、本発明において「ppm」は、重量
割合(重量ppm)を示す。
割合(重量ppm)を示す。
【0018】
【発明の実施の形態】まず、本発明のMgO材料は、プ
ラズマディスプレイの誘電体及び/又は蛍光体のMgO
保護層に用いる原料(原料ソース)である。
ラズマディスプレイの誘電体及び/又は蛍光体のMgO
保護層に用いる原料(原料ソース)である。
【0019】本発明のMgO材料のMgO純度は通常9
9.6重量%以上、好ましくは99.7重量%以上とす
れば良い。MgO純度が99.6重量%未満である場合
は耐水和性が低下したり、あるいは保護膜の光学特性が
低下するおそれがある。
9.6重量%以上、好ましくは99.7重量%以上とす
れば良い。MgO純度が99.6重量%未満である場合
は耐水和性が低下したり、あるいは保護膜の光学特性が
低下するおそれがある。
【0020】MgO材料中のCaO含有量は通常300
0ppm以下(好ましくは2000ppm以下)、Si
O2含有量は通常2000ppm以下(好ましくは15
00ppm以下)である。CaO含有量が3000pp
mを超える場合には、MgO材料の耐水和性が低下す
る。SiO2含有量が2000ppmを超える場合に
は、PDP保護層を形成する際にSi4+イオンがMg2+
イオンと置換したときに陽イオン欠損を生じ、MgO保
護層の光吸収端が長波長側にシフト(励起光である紫外
線を蛍光体のMgO保護層が吸収)し、蛍光体の発光輝
度を低下させるおそれがある。
0ppm以下(好ましくは2000ppm以下)、Si
O2含有量は通常2000ppm以下(好ましくは15
00ppm以下)である。CaO含有量が3000pp
mを超える場合には、MgO材料の耐水和性が低下す
る。SiO2含有量が2000ppmを超える場合に
は、PDP保護層を形成する際にSi4+イオンがMg2+
イオンと置換したときに陽イオン欠損を生じ、MgO保
護層の光吸収端が長波長側にシフト(励起光である紫外
線を蛍光体のMgO保護層が吸収)し、蛍光体の発光輝
度を低下させるおそれがある。
【0021】さらに、本発明では、CaO/SiO2重
量比が通常4以下、好ましくは3.5以下とする。Ca
O/SiO2重量比が4を超える場合には、MgO材料
の耐水和性が低下する。
量比が通常4以下、好ましくは3.5以下とする。Ca
O/SiO2重量比が4を超える場合には、MgO材料
の耐水和性が低下する。
【0022】また、MgO材料における平均結晶粒径は
通常500μm以上、好ましくは1000μm以上とす
る。MgO材料における密度は通常3.45g/cm3
以上、好ましくは3.48g/cm3以上とする。平均
結晶粒径が500μm未満の場合及び密度が3.45g
/cm3未満の場合には、大気中の水分との接触面積が
全体として大きくなり、耐水和性を低下させることがあ
る。平均結晶粒径は、例えばSiO2含有量を制御した
り、あるいは電融後における冷却速度の調整(例えば、
熱容量の大きな大型電融炉にて溶融)等により適宜調節
できる。また、上記密度は、原料を溶融する程度、電融
品の選別等により適宜調節することができる。
通常500μm以上、好ましくは1000μm以上とす
る。MgO材料における密度は通常3.45g/cm3
以上、好ましくは3.48g/cm3以上とする。平均
結晶粒径が500μm未満の場合及び密度が3.45g
/cm3未満の場合には、大気中の水分との接触面積が
全体として大きくなり、耐水和性を低下させることがあ
る。平均結晶粒径は、例えばSiO2含有量を制御した
り、あるいは電融後における冷却速度の調整(例えば、
熱容量の大きな大型電融炉にて溶融)等により適宜調節
できる。また、上記密度は、原料を溶融する程度、電融
品の選別等により適宜調節することができる。
【0023】なお、平均結晶粒径の上限は特に限定され
ず、従ってMgO単結晶も用いることができる。一方、
密度の上限についても特に制限されず、理論密度(3.
58g/cm3)まで高めることができる。
ず、従ってMgO単結晶も用いることができる。一方、
密度の上限についても特に制限されず、理論密度(3.
58g/cm3)まで高めることができる。
【0024】本発明のMgO材料では、Fe、Cr、
V、Cu、Ni、Zr及びLaの含有量合計が酸化物と
して(すなわち、Fe2O3、CrO2、V2O5、Cu
O、NiO、ZrO2及びLa2O3として)通常100
0ppm以下、特に700ppm以下とすることが好ま
しい。これらの元素(以下「遷移金属元素」という)の
含有量合計を上記範囲に制御することによって、特に、
このMgO材料を用いて形成されたMgO保護層が紫外
〜可視域にわたって安定した透明性をより効果的に発現
することができる。遷移金属元素の総量を上記範囲に制
御するためには、例えばMgO原料(組成)を選択した
り、あるいはMgO原料の粉砕時等に脱鉄処理を施すこ
とによって実施することができる。脱鉄処理は、例えば
酸洗浄、磁力選鉱機による処理等によって実施すること
ができる。
V、Cu、Ni、Zr及びLaの含有量合計が酸化物と
して(すなわち、Fe2O3、CrO2、V2O5、Cu
O、NiO、ZrO2及びLa2O3として)通常100
0ppm以下、特に700ppm以下とすることが好ま
しい。これらの元素(以下「遷移金属元素」という)の
含有量合計を上記範囲に制御することによって、特に、
このMgO材料を用いて形成されたMgO保護層が紫外
〜可視域にわたって安定した透明性をより効果的に発現
することができる。遷移金属元素の総量を上記範囲に制
御するためには、例えばMgO原料(組成)を選択した
り、あるいはMgO原料の粉砕時等に脱鉄処理を施すこ
とによって実施することができる。脱鉄処理は、例えば
酸洗浄、磁力選鉱機による処理等によって実施すること
ができる。
【0025】本発明MgO材料の製造方法は、基本的に
は上記範囲内のものが得られる限りは特に限定されない
が、特にMgO純度95重量%以上であるMgO原料を
電融することにより製造することが好ましい。かかる電
融法によれば、上記所定の平均結晶粒径及び密度の範囲
内に制御しやすく、しかもMgO純度95重量%程度の
MgO原料を用いることができるという点で焼結法に比
べて有利である。
は上記範囲内のものが得られる限りは特に限定されない
が、特にMgO純度95重量%以上であるMgO原料を
電融することにより製造することが好ましい。かかる電
融法によれば、上記所定の平均結晶粒径及び密度の範囲
内に制御しやすく、しかもMgO純度95重量%程度の
MgO原料を用いることができるという点で焼結法に比
べて有利である。
【0026】MgO原料のMgO純度は通常95重量%
以上、特に98重量%以上であることが好ましい。電融
法を採用する本発明方法では、電融(溶融)によって、
不純物が蒸発したり、あるいは不純物が電融MgOの周
辺部に移動して偏在することから実質的に電融MgOの
みを比較的容易に選別できるので、原料MgOよりも純
度の高いMgOを得ることが可能となる。そして、選別
された電融MgOをさらに電融及び選別という一連の工
程を繰り返すことにより、より高純度化を図ることがで
き、このような態様も本発明の製造方法に包含される。
従って、原料MgOとしてMgO純度が比較的低いもの
を用いる場合には、所定のMgO純度ならびに所定のC
aO含有量、SiO2含有量及びCaO/SiO2重量比
となるまで上記工程を繰り返し実施することが好まし
い。
以上、特に98重量%以上であることが好ましい。電融
法を採用する本発明方法では、電融(溶融)によって、
不純物が蒸発したり、あるいは不純物が電融MgOの周
辺部に移動して偏在することから実質的に電融MgOの
みを比較的容易に選別できるので、原料MgOよりも純
度の高いMgOを得ることが可能となる。そして、選別
された電融MgOをさらに電融及び選別という一連の工
程を繰り返すことにより、より高純度化を図ることがで
き、このような態様も本発明の製造方法に包含される。
従って、原料MgOとしてMgO純度が比較的低いもの
を用いる場合には、所定のMgO純度ならびに所定のC
aO含有量、SiO2含有量及びCaO/SiO2重量比
となるまで上記工程を繰り返し実施することが好まし
い。
【0027】本発明の製造方法においてCaO含有量、
SiO2含有量及びCaO/SiO2重量比は、例えば上
記工程を繰り返すことにより制御できるほか、CaO、
SiO2等を積極的に添加することによって制御するこ
とができる。これらCaO、SiO2等は市販品をその
まま用いることができる。
SiO2含有量及びCaO/SiO2重量比は、例えば上
記工程を繰り返すことにより制御できるほか、CaO、
SiO2等を積極的に添加することによって制御するこ
とができる。これらCaO、SiO2等は市販品をその
まま用いることができる。
【0028】本発明の製造方法における電融の操作条
件、電融装置等は公知の電融方法で採用されている条
件、装置等をそのまま採用することができる。例えば、
所定のMgO原料をアーク炉に充填し、炭素電極にてア
ーク電流を通電することにより溶融し、溶融が完了した
後に冷却(徐冷)を行い、得られた塊状物から電融Mg
Oを選別して取り出せば良い。
件、電融装置等は公知の電融方法で採用されている条
件、装置等をそのまま採用することができる。例えば、
所定のMgO原料をアーク炉に充填し、炭素電極にてア
ーク電流を通電することにより溶融し、溶融が完了した
後に冷却(徐冷)を行い、得られた塊状物から電融Mg
Oを選別して取り出せば良い。
【0029】本発明のPDPは、プラズマディスプレイ
の誘電体及び蛍光体の少なくとも一方におけるMgO保
護層が本発明プラズマディスプレイ用MgO材料を原料
(原料ソース)として形成されたものである。MgO保
護層の形成方法は、公知の薄膜形成技術をそのまま適用
することができ、例えば誘電体又は蛍光体層を形成した
後、電子ビーム蒸着法等の方法を用いてMgO薄膜を作
製することができる。
の誘電体及び蛍光体の少なくとも一方におけるMgO保
護層が本発明プラズマディスプレイ用MgO材料を原料
(原料ソース)として形成されたものである。MgO保
護層の形成方法は、公知の薄膜形成技術をそのまま適用
することができ、例えば誘電体又は蛍光体層を形成した
後、電子ビーム蒸着法等の方法を用いてMgO薄膜を作
製することができる。
【0030】MgO保護層の厚さは、PDPの形式・方
式、保護層の形成対象(誘電体、蛍光体等)最終製品の
用途等に応じて適宜設定すれば良い。
式、保護層の形成対象(誘電体、蛍光体等)最終製品の
用途等に応じて適宜設定すれば良い。
【0031】本発明のMgO保護層を適用できるPDP
の形式・方式は特に制限されず、MgO保護層を必要と
するものであれば面放電型、対向型等のいずれにも適用
することができる。また、PDPにおける誘電体・蛍光
体の種類(材質)、形状等も特に制限なく、いずれのも
のにも適用することができる。
の形式・方式は特に制限されず、MgO保護層を必要と
するものであれば面放電型、対向型等のいずれにも適用
することができる。また、PDPにおける誘電体・蛍光
体の種類(材質)、形状等も特に制限なく、いずれのも
のにも適用することができる。
【0032】本発明のPDPは、上記MgO保護層の形
成以外の点については公知のPDPの製造工程(フロン
ト基板製造工程、リア基板製造工程、全体組立工程)に
従って製造すれば良い。
成以外の点については公知のPDPの製造工程(フロン
ト基板製造工程、リア基板製造工程、全体組立工程)に
従って製造すれば良い。
【0033】
【発明の効果】本発明のMgO材料は、耐水和性が改善
されており、大気中においてもきわめて安定しているこ
とから、MgO保護層の形成に非常に有利となり、PD
Pの生産性向上に大幅に寄与することができる。
されており、大気中においてもきわめて安定しているこ
とから、MgO保護層の形成に非常に有利となり、PD
Pの生産性向上に大幅に寄与することができる。
【0034】また、本発明のMgO材料は、CaO等の
不純物含有量が制御されていることから、紫外〜可視域
にわたり優れた透明性を発揮できる結果、PDPの蛍光
体等の保護層として用いた場合には蛍光体の発光輝度を
十分確保することができる。その結果として、従来のP
DPに比して優れた性能をもつPDPを得ることが可能
となる。
不純物含有量が制御されていることから、紫外〜可視域
にわたり優れた透明性を発揮できる結果、PDPの蛍光
体等の保護層として用いた場合には蛍光体の発光輝度を
十分確保することができる。その結果として、従来のP
DPに比して優れた性能をもつPDPを得ることが可能
となる。
【0035】このように、本発明によれば、耐水和性の
改善により、PDPの生産性及び保護層の特性向上(ひ
いてはPDPの性能向上)を同時に達成することがで
き、PDPの工業的生産に大きく貢献することができ
る。
改善により、PDPの生産性及び保護層の特性向上(ひ
いてはPDPの性能向上)を同時に達成することがで
き、PDPの工業的生産に大きく貢献することができ
る。
【0036】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明の特
徴とするところをよりいっそう明確にする。
徴とするところをよりいっそう明確にする。
【0037】実施例1〜10 表1に示す特性をもつようなMgO材料をそれぞれ製造
した。
した。
【0038】まず、MgO原料としてMgO純度98.
3〜99.9重量%の焼結MgO又はこれにCaO又は
SiO2を添加したものをアーク炉中に充填した。この
場合、いずれの実施例においても、通電中に少量ずつ原
料を投入し、合計で4000kgをアーク炉に充填し
た。その後、炭素電極にてアーク電流を5時間通電し、
溶融した。溶融後にMgOを約1週間かけて徐冷した。
冷却して得られた塊状物のおいて、炭素電極直下付近の
溶融状態が良好でかつ結晶の発達した部分を選別し、こ
れを電融MgOとして採取した。
3〜99.9重量%の焼結MgO又はこれにCaO又は
SiO2を添加したものをアーク炉中に充填した。この
場合、いずれの実施例においても、通電中に少量ずつ原
料を投入し、合計で4000kgをアーク炉に充填し
た。その後、炭素電極にてアーク電流を5時間通電し、
溶融した。溶融後にMgOを約1週間かけて徐冷した。
冷却して得られた塊状物のおいて、炭素電極直下付近の
溶融状態が良好でかつ結晶の発達した部分を選別し、こ
れを電融MgOとして採取した。
【0039】採取した電融MgOは適正な粒度に破砕
し、密度、平均結晶粒径及び遷移金属元素の含有量合計
を測定した。その結果を表1に示す。なお、各物性は次
のようにしてそれぞれ測定した。
し、密度、平均結晶粒径及び遷移金属元素の含有量合計
を測定した。その結果を表1に示す。なお、各物性は次
のようにしてそれぞれ測定した。
【0040】(1)密度 電融MgOの密度はアルキメデス法により測定した。
【0041】(2)CaO及びSiO2の含有量 ICP(高周波誘導結合プラズマ)発光分光分析により
測定した。
測定した。
【0042】(3)平均結晶粒径 電融MgOを研磨した後、反射顕微鏡にて統計的な観察
により測定した(すなわち、任意に選んだ100個の結
晶をサンプリングし、それらの算術平均を平均結晶粒径
とした)。
により測定した(すなわち、任意に選んだ100個の結
晶をサンプリングし、それらの算術平均を平均結晶粒径
とした)。
【0043】(4)遷移金属元素の含有量合計 遷移金属元素の含有量合計については、ICP発光分光
分析法により各遷移金属元素の含有量を測定し、それら
の合計を求めた。
分析法により各遷移金属元素の含有量を測定し、それら
の合計を求めた。
【0044】
【表1】
【0045】なお、表1中、実施例10は単結晶MgO
であるので、平均結晶粒径の表示はしない。
であるので、平均結晶粒径の表示はしない。
【0046】比較例1〜20 実施例1と同様の方法により、表2に示す特性をもつM
gO材料を製造し、実施例1と同様に密度、CaO及び
SiO2の含有量、平均結晶粒径ならびに遷移金属元素
の含有量合計を測定した。その結果を表2に示す。
gO材料を製造し、実施例1と同様に密度、CaO及び
SiO2の含有量、平均結晶粒径ならびに遷移金属元素
の含有量合計を測定した。その結果を表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】なお、表2中、比較例10は単結晶MgO
であるので、平均結晶粒径の表示はしない。また、比較
例7〜9は微粉末原料を用いて焼成した焼結MgOであ
る。
であるので、平均結晶粒径の表示はしない。また、比較
例7〜9は微粉末原料を用いて焼成した焼結MgOであ
る。
【0049】試験例1 実施例1〜10及び比較例1〜20で製造された各試料
について、耐水和性試験を行った。
について、耐水和性試験を行った。
【0050】試験方法としては、まず各試料を粒径0.
1〜3mmの範囲に調整し、これを温度35℃・相対湿
度80%の恒温・恒湿室に入れ、72時間放置後に取り
出した。次いで、各試料を分子ターボポンプを有する真
空チャンバーに入れ、真空度が5×10-6Torr(目
的真空度)になるまでの到達時間を測定した。この場
合、到達時間が短いものほど耐水和性に優れている。こ
れらの結果(真空到達時間)を表1及び表2に示す。
1〜3mmの範囲に調整し、これを温度35℃・相対湿
度80%の恒温・恒湿室に入れ、72時間放置後に取り
出した。次いで、各試料を分子ターボポンプを有する真
空チャンバーに入れ、真空度が5×10-6Torr(目
的真空度)になるまでの到達時間を測定した。この場
合、到達時間が短いものほど耐水和性に優れている。こ
れらの結果(真空到達時間)を表1及び表2に示す。
【0051】以上の結果からも明らかなように、実施例
のMgO材料は恒温・恒湿室中での水和が抑制ないしは
防止されたたため、真空チャンバー内で真空引きしたと
きの目的真空度に到達するまでに要する時間が比較例の
ものに比して非常に短くなっていることがわかる。これ
らのことから、本発明MgO材料がPDP用の保護層と
して非常に有用であることが明らかである。
のMgO材料は恒温・恒湿室中での水和が抑制ないしは
防止されたたため、真空チャンバー内で真空引きしたと
きの目的真空度に到達するまでに要する時間が比較例の
ものに比して非常に短くなっていることがわかる。これ
らのことから、本発明MgO材料がPDP用の保護層と
して非常に有用であることが明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G076 AA02 BA37 BA50 BB05 CA26 CA27 CA36 DA03 DA30 5C027 AA05 AA10 5C040 GE07 KA04 KB19 MA22 MA26
Claims (4)
- 【請求項1】プラズマディスプレイの誘電体及び/又は
蛍光体のMgO保護層に用いるMgO材料であって、
(1)MgO純度99.6重量%以上、(2)CaO含
有量3000ppm以下、SiO2含有量2000pp
m以下であ って、かつ、CaO/SiO2重量比
4以下、(3)平均結晶粒径500μm以上及び(4)
密度3.45g/cm3以上であることを特徴とするプ
ラズマディスプレイ用MgO材料。 - 【請求項2】Fe、Cr、V、Cu、Ni、Zr及びL
aの含有量合計が酸化物として1000ppm以下であ
る請求項1記載のプラズマディスプレイ用MgO材料。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載のプラズマディスプ
レイ用MgO材料の製造方法であって、MgO純度95
重量%以上であるMgO原料を電融することを特徴とす
る製造方法。 - 【請求項4】プラズマディスプレイの誘電体及び蛍光体
の少なくとも一方における保護層が請求項1又は2に記
載のプラズマディスプレイ用MgO材料を原料として形
成されたプラズマディスプレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27342398A JP2000103614A (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | プラズマディスプレイ用MgO材料及びその製造方法ならびにプラズマディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27342398A JP2000103614A (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | プラズマディスプレイ用MgO材料及びその製造方法ならびにプラズマディスプレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000103614A true JP2000103614A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17527703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP27342398A Withdrawn JP2000103614A (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | プラズマディスプレイ用MgO材料及びその製造方法ならびにプラズマディスプレイ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2000103614A (ja) |
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