JP2000101050A - 半導体記憶装置およびメモリセルのレイアウト方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびメモリセルのレイアウト方法

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JP2000101050A
JP2000101050A JP10267766A JP26776698A JP2000101050A JP 2000101050 A JP2000101050 A JP 2000101050A JP 10267766 A JP10267766 A JP 10267766A JP 26776698 A JP26776698 A JP 26776698A JP 2000101050 A JP2000101050 A JP 2000101050A
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memory cell
banks
cell
memory
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Shigeki Kono
隆樹 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リファレンスレシオを容易に調整することがで
きるようにし、製造時におけるプロセスパラメータの影
響を受けることなく高速のセンス速度を実現する。 【解決手段】格子状に配設された複数のメモリセルから
なるメモリセルマトリクス107を備え、このメモリセ
ルマトリクス107は所定個数のメモリセルを一単位と
して複数のバンクに分割され、さらに上記バンクのそれ
ぞれは埋め込み拡散層からなる副ビット線を有する。そ
して、主要な上記バンクからなりかつデータの記憶保持
のために設けられたメモリセルバンク301と、上記メ
モリセルバンク301以外の残りのバンクが所望個数接
続された直列体からなりかつ参照電圧を出力するための
リファレンスセルバンク401Rと、上記メモリセルバ
ンク301から読み出された電圧と上記リファレンスセ
ルバンク401Rから出力された参照電圧とを比較する
ことにより、上記メモリセルバンク301から読み出さ
れたデータのレベルを決定するセンス回路109とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置お
よびメモリセルのレイアウト方法に関し、特にビット線
を埋め込み拡散層で構成することにより集積度の向上を
図ったフラットセル型の半導体記憶装置およびメモリセ
ルのレイアウト方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マスクROM等の半導体記憶装置
では、Al等の金属線からなるビット線が広く使用され
ている。しかし、このような従来のビット線を用いた場
合、ビット線と個々のトランジスタとの接続にコンタク
ト領域を設ける必要があり、集積度の向上に対して障害
となっていた。そこで、このような課題を解決すべく登
場したのが、フラットセル構造である。
【0003】フラットセル型の半導体記憶装置は、メモ
リセルが埋め込み拡散層(ソース,ドレイン)とポリシ
リコン(ゲート)との規則的な格子パタンによって形成
されたものであり、埋め込み拡散層であるソースおよび
ドレインをビット線として使用している。
【0004】このようなビット線は、通常BN(Burrie
d Ntype)ビット線と呼ばれており、ソースおよびドレ
インがビット線を兼ねることによってコンタクト領域が
不要となり、高密度セルを実現することができ、高集積
度のメモリを実現できるという利点がある。
【0005】しかし、このようなフラットセル構造を用
いた場合、高集積化の点で優れているものの、ビット線
を拡散層で形成しているため寄生容量や抵抗が大きくな
ってしまうという問題がある。
【0006】そこで、従来のフラットセル構造において
は、メモリセルマトリクスを複数の小さなバンクに分割
し、各バンク毎に副ビット線を形成し、さらにこれらの
副ビット線を一つにまとめるための主ビット線を形成す
ることにより、ビット線の抵抗を引き下げることが行わ
れている。
【0007】これは、メモリセルマトリクスをバンク単
位に分割することによって、各バンク内の副ビット線の
配線長を短くし、すなわち副ビット線の時定数を小さく
することによって高速動作を実現することによるもので
ある。
【0008】ここで、従来のフラットセル構造について
図を参照して説明する。図7は、フラットセル構造を採
用したマスクROMを示すブロック図である。同図に示
すように、メモリセルマトリクス107には、アドレス
バッファ回路101、Yデコーダ102、バンクセレク
トデコーダ103、Xデコーダ104、仮想GNDデコ
ーダ105、仮想GNDセレクタ106、Yセレクタ1
08、センス回路109および出力バッファ回路110
が接続されている。
【0009】すなわち、外部からアドレス入力信号が供
給されると、この入力信号に応じてYデコーダ102,
バンクセレクトセレクトデコーダ103,Xデコーダ1
04および仮想GNDデコーダ105において論理が決
定され、指定されたアドレスのメモリセルがメモリセル
マトリクス107から選択される。そして、各メモリセ
ルに記憶されているデータは、Yセレクタ108,セン
ス回路109および出力バッファ回路110を介して外
部へ出力される。
【0010】図8は、図7に係るYセレクタ108およ
びセンス回路109の詳細を示す回路図である。同図に
示すように、節点SAはデータの記憶保持されているメ
モリセルの出力節点であり、節点RAはリファレンスセ
ルの出力節点である。これらの節点における電圧はメモ
リセルに記憶されているデータに基づいて決定され、通
常においては、
【0011】 VSA(オン)<VRA<VSA(オフ) ・・・・(1)
【0012】を満たすように設計されている。ここで、
RAは節点RAにおけるリファレンスセルからの出力電
圧を意味し、以下では参照電圧と称する。また、V
SA(オン)は選択したメモリセルがオン状態での節点S
Aにおける電圧を意味し、VSA(オフ)は選択したメモ
リセルがオフ状態での節点SAにおける電圧を意味す
る。
【0013】さて、メモリセルマトリクス107の詳細
について説明する。図9は、図7に係るメモリセルマト
リクス107,Xデコーダ104,仮想GNDセレクタ
106,Yセレクタ108およびセンス回路109の詳
細を示すブロック図である。
【0014】同図に示すように、メモリセルマトリクス
107には、Xデコーダ104と仮想GNDセレクタ1
06が接続されている。そしてさらに、Yセレクタ10
8を介してセンス回路109が接続されている。
【0015】メモリセルマトリクス107は、図示しな
い複数のメモリセルが格子状に配設されて構成されてお
り、これらのメモリセルは予め定められた一定個数ずつ
まとめられてバンクを構成している。そして、それらの
バンクのうちデータを記憶保持するためのものをメモリ
セルバンク301とし、データの読み出しの際に使用さ
れる参照電圧の取得に使用されるものをリファレンスセ
ルバンク301Rとしている。
【0016】また、メモリセルバンク301には、ワー
ド線W1〜W4が横方向に配設され、さらにこれらのワ
ード線W1〜W4と交差して2本の主ビット線MB2お
よびMB4が縦方向に配設されるとともに、これら主ビ
ット線MB2およびMB4と平行に2本の仮想GND線
MB1およびMB3が配設されている。
【0017】同様に、リファレンスセルバンク301R
には、ワード線W1〜W4が横方向に配設され、さらに
これらのワード線W1〜W4と交差して一本の主ビット
線MB2Rが縦方向に配設されるとともに、これら主ビ
ット線MB2Rと平行に仮想GND線MB1Rが配設さ
れている。
【0018】なお、ワード線W1〜W4、主ビット線M
B2,MB4,MB2Rおよび仮想GND線MB1,M
B3,MB3Rの接続並びにメモリセルの選択方法等の
詳細については後述する。
【0019】一方、Xデコーダ104は、入力されたア
ドレス信号に応じて、ワード線W1〜W4のうちの何れ
か一本を選択するデコーダであり、各メモリセルバンク
301およびリファレンスセルバンク301R内のメモ
リセルから、横方向に並んだ一組のメモリセルを選択す
る。
【0020】仮想GNDセレクタ106は、各メモリセ
ルバンク301および各リファレンスセルバンク301
Rから出ている仮想GND線MB1,MB3およびMB
1Rが接続され、所望の仮想GND線を選択することに
より、メモリセルをグランドに接続させる。
【0021】Yセレクタ108は、各メモリセルバンク
301および各リファレンスセルバンク301Rから出
ている主ビット線MB2,MB4およびMB2Rと接続
されている。なお、Yセレクタ108内には主ビット線
MB2,MB4およびMB2Rのそれぞれに対してスイ
ッチが設けられており、所望の主ビット線を選択するこ
とができるようになている。
【0022】センス回路109は、Yセレクタ108を
介してメモリセルバンク301からの主ビット線MB2
またはMB4の何れかと、リファレンスセルバンク30
1Rからの主ビット線MB2Rとが接続され、メモリセ
ルバンク301から印加された電圧とリファレンスセル
バンク301Rから印加された参照電圧とを比較するこ
とにより、読み出したデータのレベルを決定して出力す
る。
【0023】ここで、メモリセルバンク301の詳細に
ついて図を参照して説明する。図10は、図9に係るメ
モリセルバンク301の詳細を示す回路図である。同図
に示すように、メモリセルバンク301を構成している
各メモリセルは、そのドレインおよびソースが副ビット
線に接続され、ゲートがワード線に接続されている。
【0024】例えば、図の左上に記載されているメモリ
セルMC1に注目すると、ソースが副ビット線B1に接
続され、ドレインが副ビット線B2に接続され、ゲート
がワード線W1に接続されている。もちろん、その他の
メモリセルについても同様であり、また各メモリセルは
N型エンハンスメントトランジスタであり、副ビット線
はN型埋め込み拡散層で形成され、ワ−ド線はポリシリ
コンで形成されている。
【0025】一方、メモリセルバンク301内には、前
記のようにデータを記憶保持するためのメモリセルだけ
でなく、これらのメモリセルの選択等に使用されるMO
SFET(バンク選択トランジスタBT1〜BT8)も
設けられている。すなわち、コンタクト領域C2を介し
て主ビット線MB2と接続されたバンク選択トランジス
タBT1およびBT2、コンタクト領域C4を介して主
ビット線MB4と接続されたバンク選択トランジスタB
T3およびBT4を備えている。
【0026】そして、バンク選択トランジスタBT1お
よびBT3のゲートには、バンクセレクト線BS1が接
続され、バンク選択トランジスタBT2およびBT4の
ゲートには、バンクセレクト線BS2が接続されてい
る。
【0027】したがって、バンクセレクト線BS1を選
択してVccを印加することにより、主ビット線MB2
と副ビット線B2とを接続することができ、主ビット線
MB4と副ビット線B6とを接続することができる。ま
た、バンクセレクト線BS2を選択してVccを印加す
ることにより、主ビット線MB2と副ビット線B4とを
接続することができ、主ビット線MB4と副ビット線B
8とを接続することができる。
【0028】また、コンタクト領域C1を介して仮想G
ND線MB1と接続されたバンク選択トランジスタBT
5およびBT6、コンタクト領域C3を介して仮想GN
D線MB3と接続されたバンク選択トランジスタBT7
およびBT8を備えている。
【0029】そして、バンク選択トランジスタBT5お
よびBT7のゲートには、バンクセレクト線BS3が接
続され、バンク選択トランジスタBT6およびBT8の
ゲートには、バンクセレクト線BS4が接続されてい
る。
【0030】したがって、バンクセレクト線BS3を選
択してVccを印加することにより、仮想GND線MB
1と副ビット線B1とを接続することができ、仮想GN
D線MB3と副ビット線B7とを接続することができ
る。また、バンクセレクト線BS4を選択してVccを
印加することにより、仮想GND線MB1と副ビット線
B3とを接続することができ、仮想GND線MB3と副
ビット線B7とを接続することができる。
【0031】さて、このような回路構成をしたメモリセ
ルバンク301の実際のレイアウトは、次のようになっ
ている。図11(a)は、図10に係るメモリセルバン
ク301を表したレイアウトパタン図である。そして、
図11(b)は、図11(a)におけるA−A’線断面
図を示す。
【0032】まず、同図(a)に示すように、一個のメ
モリセルバンク301には、複数(ここでは8本)の副
ビット線B1〜B8が縦方向に平行に配設されている。
そして、これらの副ビット線と直交するようにしてワー
ド線W1〜W4が配設されている。
【0033】また、ワード線W1〜W4の両隣のうち、
コンタクト領域C2およびC4側には、バンクセレクト
線BS1,BS2が平行に配設され、コンタクト領域C
1およびC3側には、バンクセレクト線BS3,BS4
が平行に配設されている。
【0034】さらに、これらのバンクセレクト線BS1
〜BS4に印加した電流が、所定の電流経路以外にリー
クするのを防止するため、すなわちN型の寄生トランジ
スタがメモリセルバンク301内に形成されるのを防止
するため、P型の不純物をイオン注入することによって
チャネルストッパ層303を所々に形成している。な
お、このP型の不純物としては、例えばボロンを用いて
いる。
【0035】一方、このように形成されたメモリセルの
うち、例えばメモリセルMC1の断面を示すと同図
(b)のようになる。同図に示すように、シリコン等か
らなる半導体基板500には、N+ 型のイオンが注入さ
れて副ビット線B1,B2が形成されている。これら副
ビット線B1,B2は、ソースおよびドレインとして機
能し、これらソース,ドレインの形成された半導体基板
500の表面には、酸化シリコン等からなるゲート酸化
膜501が形成されている。
【0036】そして、さらにその上には、ポリシリコン
等からなるワード線W1が配設され、このワード電極W
1はゲート電極として機能する。そして、ワード線W1
の上には、絶縁膜502を介して主ビット線MB1がメ
モリセルマトリクス107全体に亘って配設されてお
り、その配線方向は紙面と直交する方向となっている。
【0037】このように、フラットセル型の半導体記憶
装置の特徴は、メモリセルのソ−スおよびドレインが、
メモリセルバンク内に形成された副ビット線に接続され
ていることにあり、またBNビット線はN形の拡散層で
形成されていることから、そのシ−ト抵抗は200Ω/
□と高い。
【0038】例えば、BNビット線の幅が0.5μm、
長さが50μmといった場合においては、BNビット線
の抵抗値は約20kΩ程度となり、メモリセル1個あた
りのオン抵抗とほぼ等価となってしまう。
【0039】したがって、フラットセル型の半導体記憶
装置の設計にあたっては、抵抗値のプロセスパラメ−タ
依存性、電源電圧依存性および温度依存性を考慮する必
要があり、特にリファレンスレシオを考慮して設計しな
ければ、高速動作の実現は困難であるといえる。なお、
リファレンスレシオについては後述する。
【0040】ところで、メモリセルの記憶情報は、製造
時に顧客の要求に応じて定められるものであり、メモリ
セルのしきい値電圧を調整することによって、論理
「0」および論理「1」が書き込まれる。
【0041】すなわち、書き込みたい論理値に応じて、
低レベルのしきい値電圧(以下、VTLという)もしくは
高レベルのしきい値電圧(VTHという)が得られるよう
にイオン注入を行う。例えば、読み出し時に選択された
ワ−ド線の電圧をVccとすると、これらのしきい値電
圧は、下記の式(2)を満たすように決められる。
【0042】 VTL<Vcc<VTH ・・・・(2)
【0043】なお、このしきい値電圧の制御は、製造時
のイオン注入工程で行われるのが一般的であり、ドーズ
量を調整することによって行われ、注入材料としては例
えばボロンが用いられる。また、バンク選択トランジス
タBT1は、主ビット線MB1およびMB2との間にメ
モリセルと同一の製造方法によって形成されるが、しき
い値電圧はVTLのみに固定される。もちろん、その他の
バンク選択トランジスタBT2〜BT8のしきい値電圧
も、VTLのみに固定される。
【0044】さて、以上の構成のもとメモリセルの読み
出しは次のようになされる。例えば、メモリセルMC1
のしきい値電圧がVTLの場合、メモリセルMC1は導通
し、図10に示す矢印に沿って電流は流れる。その結
果、前述の図8の節点SAでは低レベルのVSA(オ
ン)、すなわちおよそ1.6Vに平衡する。このときの
メモリセルをオンセルと称する。
【0045】一方、メモリセルMC1のしきい値電圧が
THの場合、このメモリセルMC1は非導通となり、節
点SAは高レベルのVSA(オフ)、およそ2Vに平衡す
る。このときのメモリセルをオフセルと称する。
【0046】このように、選択されたメモリセルに記憶
されているデータに応じて、節点SAの電圧が変化する
ので、これを差動増幅器202を用いてVRA(≒1.8
V)と比較してから増幅し、高速にCMOSレベル(低
レベルはGNDレベル,高レベルはVccに平衡する)
の出力を得る。
【0047】ここで、本発明の重要語句となるリファレ
ンスレシオ(以下レシオと称する)について説明する。
まず、レシオを式(3)のように定義する。
【0048】 レシオ=リファレンスセル部のオン抵抗値/メモリセル部のオン抵抗値 ・・・・(3)
【0049】ここで、オン抵抗値とはセルが導通した状
態での抵抗値であり、レシオは「1」より大きな実数と
する必要がある。もちろん、大きすぎてもいけない。こ
れは、レシオが「1」に等しいと、すなわちリファレン
スセル部,メモリセル部のオン抵抗値が同一であれば、
SA(ON)=VRAとなり、式(1)を満たさなくな
り、差動増幅器202の出力が不定となるためである。
【0050】なお、リファレンスセル部のレシオを
「1」に定め、図8の負荷MOS201,201Rを使
ってレシオを調整するという手法も考えられるが、ここ
では負荷MOS201と負荷MOS201Rとを同一寸
法に設計する場合を取り上げているため、このような手
法を採ることはできない。
【0051】図12は、リファレンスレシオとセンス速
度との関係を示すグラフである。同図から明らかなよう
に、オンビットの際とオフビットの際とではほぼ正反対
の傾向を示す。
【0052】オンビットのときはリファレンスレシオが
小さいと、センス速度が大きくなりレシオの増加ととも
に減少するが、オフビットのときはリファレンスレシオ
が小さいと、センス速度も小さくリファレンスレシオの
増加とともにセンス速度は増加する。
【0053】したがって、オンビットおよびオフビット
の何れのときにおいても、最適なセンス速度を得るため
には、両グラフが交差したときのリファレンスレシオを
設計値として用いるとよい。
【0054】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
おいては、製造時におけるプロセスパラメータの変動に
よってリファレンスレシオは設計値からずれ易く、例え
ば図12に示すように右の方にずれてしまった場合、オ
フビットのセンス速度は速くなるが、オンビットのセン
ス速度が遅くなってしまうという問題点がある。
【0055】また、フラットセル型の半導体記憶装置に
ついては、例えば特開平6−104406号公報または
米国特許「USP55517448」号公報等に開示さ
れているものの、これらのいずれにおいてもリファレン
スセルの設計手法については言及されていない。
【0056】本発明は、このような課題を解決するため
のものであり、リファレンスレシオを容易に調整するこ
とができ、製造時におけるプロセスパラメータの影響を
受けることなく高速のセンス速度を実現した半導体記憶
装置およびメモリセルのレイアウト方法を提供すること
を目的とする。
【0057】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に係る本発明の半導体記憶装置は、
格子状に配設された複数のメモリセルからなるメモリセ
ルマトリクスを備え、このメモリセルマトリクスは所定
個数のメモリセルを一単位として複数のバンクに分割さ
れ、さらに上記バンクのそれぞれは埋め込み拡散層から
なる副ビット線を有した半導体記憶装置において、主要
な上記バンクからなりかつデータの記憶保持のために設
けられたメモリセルバンクと、上記メモリセルバンク以
外の残りのバンクが所望個数接続された直列体からなり
かつ参照電圧を出力するためのリファレンスセルバンク
と、上記メモリセルバンクから読み出された電圧と上記
リファレンスセルバンクから出力された参照電圧とを比
較することにより、上記メモリセルバンクから読み出さ
れたデータのレベルを決定するセンス回路とを備えたも
のである。
【0058】また、請求項2に係る本発明の半導体記憶
装置は、請求項1において、上記半導体記憶装置は、マ
スクROMである。
【0059】また、請求項3に係る本発明のメモリセル
のレイアウト方法は、格子状に配設された複数のメモリ
セルからなるメモリセルマトリクスを備え、このメモリ
セルマトリクスは所定個数のメモリセルを一単位として
複数のバンクに分割され、さらに上記バンクのそれぞれ
は埋め込み拡散層からなる副ビット線を有した半導体記
憶装置におけるメモリセルのレイアウト方法において、
主要な上記バンクをデータの記憶保持のためのメモリセ
ルバンクとして構成し、上記メモリセルバンク以外の残
りのバンクを所望個数直列接続することにより、参照電
圧を出力するためのリファレンスセルバンクとして構成
し、上記メモリセルバンクから読み出された電圧と、上
記リファレンスセルバンクから出力された参照電圧とを
比較することにより、上記メモリセルバンクから読み出
されたデータのレベルを決定するものである。
【0060】また、請求項4に係る本発明のメモリセル
のレイアウト方法は、請求項3において、上記半導体記
憶装置は、マスクROMである。
【0061】このように構成することにより、本発明は
簡単にリファレンスレシオを最適値に調整することがで
き、またセンス速度を一定に維持することができるた
め、高速動作可能な半導体記憶装置およびメモリセルの
レイアウト方法を提供することができる。
【0062】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。なお、以下で説明する本実施の
形態の全体構成は、図7に示したものと同様である。
【0063】[第1の実施の形態]図1は、本発明の一
つの実施の形態を示すブロック図であり、同図において
図9と同一または同等の部品には同一符号を付してい
る。したがって、メモリセルマトリクス107には、X
デコーダ104とYセレクタ108とセンス回路109
とが接続されている。そして、メモリセルマトリクス1
07は、複数のメモリセルバンク301とリファレンス
セルバンク401Rとを備えている。
【0064】メモリセルマトリクス107は、図示しな
い複数のメモリセルが格子状に配設されて構成されてお
り、これらのメモリセルは予め定められた一定個数ずつ
まとめられてバンクを構成している。そして、それらの
バンクのうちデータを記憶保持するためのものをメモリ
セルバンク301とし、データの読み出しの際に使用さ
れる参照電圧の取得に使用されるものをリファレンスセ
ルバンク401Rとしている。そして、全く動作に関与
しないバンクとして、ダミーセルバンク301Dが設け
られている。
【0065】また、メモリセルバンク301には、ワー
ド線W1〜W4が横方向に配設され、さらにこれらのワ
ード線W1〜W4と交差して2本の主ビット線MB2お
よびMB4が縦方向に配設されるとともに、これら主ビ
ット線MB2およびMB4と平行に2本の仮想GND線
MB1およびMB3が配設されている。
【0066】同様に、リファレンスセルバンク401R
には、ワード線W1〜W4が横方向に配設され、さらに
これらのワード線W1〜W4と交差して一本の主ビット
線MB2Rが縦方向に配設されるとともに、この主ビッ
ト線MB2Rと平行に仮想GND線MB1Rが配設され
ている。
【0067】なお、ワード線W1〜W4、主ビット線M
B2,MB4,MB2Rおよび仮想GND線MB1,M
B3,MB3Rの接続およびメモリセルの選択方法等の
詳細については後述する。
【0068】一方、Xデコーダ104は、入力されたア
ドレス信号に応じて、ワード線W1〜W4のうちの何れ
か一本を選択するデコーダであり、各メモリセルバンク
301およびリファレンスセルバンク401R内のメモ
リセルから、横方向に並んだ一組のメモリセルを選択す
る。
【0069】仮想GNDセレクタ106は、各メモリセ
ルバンク301および各リファレンスセルバンク301
Rから出ている仮想GND線MB1,MB3およびMB
1Rが接続され、所望の仮想GND線を選択することに
より、メモリセルをグランドに接続させる。
【0070】Yセレクタ108は、各メモリセルバンク
301および各リファレンスセルバンク401Rから出
ている主ビット線MB2,MB4およびMB2Rと接続
されている。なお、Yセレクタ108内には主ビット線
MB2,MB4およびMB2Rのそれぞれに対してスイ
ッチが設けられており、所望の主ビット線を選択するこ
とができる。
【0071】センス回路109は、Yセレクタ108を
介してメモリセルバンク301からの主ビット線MB2
またはMB4の何れかと、リファレンスセルバンク40
1Rからの主ビット線MB2Rとが接続され、メモリセ
ルバンク301から印加された電圧とリファレンスセル
バンク401Rから印加された参照電圧とを比較するこ
とにより、読み出したデータのレベルを決定して出力す
る。
【0072】図2は、図1のリファレンスセル401R
を詳細に示す説明図である。同図に示すように、リファ
レンスセルバンク401Rは、その両端にコンタクト領
域C2RおよびC10Rが設けられ、それぞれコンタク
トホールを介して主ビット線MB2Rおよび仮想GND
線MB1Rに接続されている。
【0073】また、バンク301Rとバンク301R’
とはコンタクト領域C1Rを介して接続され、バンク3
01R’とバンク301R”とはコンタクト領域C20
Rを介して接続されている。そして、バンク301Rと
バンク301R’とを接続するコンタクト領域C1R
は、コンタクトホールが形成されておらず、したがって
主ビット線MB1Rとは接続されていない。
【0074】同様に、バンク301R’とバンク301
R”とを接続するコンタクト領域C20Rは、コンタク
トホールが形成されておらず、したがって仮想GND線
MB1Rとは接続されていない。
【0075】すなわち、直列接続された3個のバンク3
01R,301R’および301R”が、1個のリファ
レンスセルバンク401Rとして機能している。なお、
図1に示したダミーセルバンク301Dは、データの読
み出しには一切使用されないため、製造段階で作らない
ようにしてもよい。また、コンタクト領域C10Rをバ
ンク301R”と共有しているため、コンタクト領域C
10Rは仮想GND線MB1Rと接続されているもの
の、その他の個所では主ビット線MB2Rおよび仮想G
ND線MB1Rの何れとも接続されていない。
【0076】ここで、図2に係るリファレンスセルバン
ク401Rの詳細について説明する。図3は、図2に係
るリファレンスセルバンク401Rの詳細を示す回路図
である。同図に示すように、バンク301Rは、主ビッ
ト線MB2Rと接続されたコンタクト領域C2Rと、こ
のコンタクト領域C2Rと接続された2個のバンク選択
トランジスタBT1RおよびBT2Rを備えている。
【0077】このバンク選択トランジスタBT1Rには
バンクセレクト線BS1が接続され、バンク選択トラン
ジスタBT2Rにはバンクセレクト線BS2が接続され
ている。そして、バンク選択トランジスタBT1Rには
副ビット線B2Rが接続され、バンク選択トランジスタ
BT2Rには副ビット線BT4Rが接続されている。
【0078】一方、コンタクト領域C2Rとは反対側に
配設されたコンタクト領域C1Rには、2個のバンク選
択トランジスタBT3RおよびBT4Rが接続されてい
る。このバンク選択トランジスタBT3Rにはバンクセ
レクト線BS3が接続され、バンク選択トランジスタB
T4Rにはバンクセレクト線BS4が接続されている。
そして、バンク選択トランジスタBT3Rには副ビット
線B1Rが接続され、バンク選択トランジスタBT4R
には副ビット線B3Rが接続されている。
【0079】また、各副ビット線間には、メモリセルバ
ンク301と同様にメモリセルおよびワード線が形成さ
れているが、同図においては簡単のため3個のメモリセ
ルとそれらのゲートに接続されたワード線W1のみを記
載している。
【0080】もちろん、その他のバンク301R’およ
び301R”も上記同様の構成をしている。すなわち、
バンク301R’は、バンク301Rと接続されたコン
タクト領域C1Rと、このコンタクト領域C1Rと接続
された2個のバンク選択トランジスタBT1R’および
BT2R’を備えている。
【0081】このバンク選択トランジスタBT1R’に
はバンクセレクト線BS2’が接続され、バンク選択ト
ランジスタBT2R’にはバンクセレクト線BS1’が
接続されている。そして、バンク選択トランジスタBT
1R’には副ビット線B1R’が接続され、バンク選択
トランジスタBT2R’には副ビット線BT3R’が接
続されている。
【0082】一方、コンタクト領域C1Rとは反対側に
配設されたコンタクト領域C20Rには、2個のバンク
選択トランジスタBT3R’,BT4R’が接続されて
いる。バンク選択トランジスタBT3R’にはバンクセ
レクト線BS4’が接続され、バンク選択トランジスタ
BT4R’にはバンクセレクト線BS3’が接続されて
いる。そして、バンク選択トランジスタBT3R’には
副ビット線B2R’が接続され、バンク選択トランジス
タBT4R’には副ビット線B4R’が接続されてい
る。
【0083】また、各副ビット線間には、メモリセルバ
ンク301と同様にメモリセルおよびワード線が形成さ
れているが、同図においては簡単のため3個のメモリセ
ルとそれらのゲートに接続されたワード線W1のみを記
載している。
【0084】同様にバンク301R”は、バンク301
R’と接続されたコンタクト領域C20Rと、このコン
タクト領域C20Rと接続された2個のバンク選択トラ
ンジスタBT1R”およびBT2R”を備えている。こ
のバンク選択トランジスタBT1R”にはバンクセレク
ト線BS1”が接続され、バンク選択トランジスタBT
2R”にはバンクセレクト線BS2”が接続されてい
る。そして、バンク選択トランジスタBT1R”には副
ビット線B2R”が接続され、バンク選択トランジスタ
BT2R”には副ビット線BT4R”が接続されてい
る。
【0085】一方、コンタクト領域C20Rとは反対側
に配設されたコンタクト領域C10Rは、主ビット線M
B1Rに接続されるとともに、2個のバンク選択トラン
ジスタBT3R”およびBT4R”が接続されている。
このバンク選択トランジスタBT3R”にはバンクセレ
クト線BS3”が接続され、バンク選択トランジスタB
T4R”にはバンクセレクト線BS4”が接続されてい
る。そして、バンク選択トランジスタBT3R”には副
ビット線B1R”が接続され、バンク選択トランジスタ
BT4R”には副ビット線B3R”が接続されている。
【0086】このように、リファレンスバンク401R
は、バンクの3個分のピッチで形成されている。また、
バンク301Rの構成は、リファレンスバンク301と
同一構成でよいが、本実施の形態では主ビット線および
仮想GND線がそれぞれ一本ずつの構成を示している。
【0087】ここで、図2に係るメモリセルバンク30
1およびリファレンスセルバンク301Rの等価回路に
ついて図を参照して説明する。図4は、メモリセルバン
ク301の等価回路(a)とリファレンスセルバンク4
01Rの等価回路(b)を示す回路図である。
【0088】同図(a)に示すように、メモリセルバン
ク301の等価回路は、3個のトランジスタおよび2個
の抵抗の直列接続によって表すことができる。また、同
図(b)に示すように、リファレンスセルバンク401
Rは、3個のバンク301R,301R’および301
R”によって構成され、各バンク301R,301R’
および301R”の等価回路は、(a)で示したメモリ
セルバンク301と同様である。ここで、rBSはバン
クセレクタのオン抵抗,rMCはメモリセルおよびリフ
ァレンスセルのオン抵抗を示し、rBAおよびrBBは
副ビット線の抵抗を示す。また、簡単のため、抵抗値を
以下のように置き換える。
【0089】 rBN=rBA+rBB ・・・・ (4)
【0090】すると、本実施の形態におけるリファレン
スレシオは、式(3)および式(4)より、以下のよう
になる。
【0091】 レシオ =リファレンスセル部のオン抵抗値/メモリセル部のオン抵抗値 =3×(2rBS+rBN+rMC)/(2rBS+rBN+rMC) =3 ・・・・(5)
【0092】すなわち、リファレンスレシオは、メモリ
セルやバンク選択トランジスタの抵抗値の影響を一切受
けることなく設定することができる。したがって、製造
時のプロセスパラメータのばらつきに影響されずに一定
となる。
【0093】[第2の実施の形態]次に本発明のその他の
実施の形態について説明する。ところで、図2において
は、3個のバンクを接続することによってリファレンス
セルバンクを構成していた。また、図2に記載のレイア
ウトを繰り返すことによって奇数個のバンクを接続でき
ることは容易である。
【0094】しかし、偶数個のバンクを接続してリファ
レンスセルバンクを作りたい場合、図2のレイアウトを
そのまま用いることはできない。例えば、バンク301
Rとバンク301R’を接続すると、コンタクト領域C
20Rが主ビット線MB2R側にあるため、仮想GND
線MB1Rと接続することができず、リファレンスセル
をグランドと接続することができない。そこで、本実施
の形態では以下のような工夫を施す。
【0095】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る
リファレンスセルバンクのレイアウトパタン図を示す。
同図に示すように、リファレンスセルバンク311Rに
は、複数(ここでは4本)の副ビット線B1R〜B4R
が平行に配設され、これらの副ビット線と直交するよう
にしてワード線W1〜W4が配設されている。
【0096】さらに、ワード線W1〜W4の両隣のう
ち、コンタクト領域C1R側にはバンクセレクト線BS
1およびBS2が平行に配設され、コンタクト領域C2
0R’側にはバンクセレクト線BS3およびBS4が平
行に配設されている。
【0097】また、これらのバンクセレクト線BS1〜
BS4に印加した電流が、所定の電流経路以外にリーク
するのを防止するため、すなわちN型の寄生トランジス
タがバンク311R内に形成されるのを防止するため、
P型の不純物をイオン注入することによってチャネルス
トッパ層303を所々に形成している。なお、このP型
の不純物としては、例えばボロンを用いている。
【0098】さて、上記の問題点を解決するため、本実
施の形態では仮想GND線MB1Rに2個のコンタクト
領域C1RおよびC20R’を設け、主ビット線MB2
Rにはコンタクト領域を設けないことを特徴としてい
る。そのため、バンク311Rにおいては、仮想GND
線MB1R〜コンタクト領域C1R〜副ビット線B1R
〜副ビット線B2R〜コンタクト領域C20R’〜仮想
GND線MB1R間に電流を流すことができる。
【0099】このようなバンク311Rを用いると以下
のようなリファレンスセルバンクを作ることができる。
図6は、図5で説明したバンク311Rを用いた場合の
レイアウトパタンを示す。同図に示すように、リファレ
ンスセルバンク401Rを、図2のバンク301Rと図
5のバンク311Rとを組み合わせて作ることができ
る。その結果、主ビット線MB2R〜コンタクト領域C
2R〜コンタクト領域C1R〜コンタクト領域C20
R’〜仮想GND線MB1R間に電流を流すことができ
る。
【0100】このように、第2の実施の形態を用いるこ
とにより、偶数個のバンクからなるリファレンスセルバ
ンクを容易に作ることができる。言い換えれば、第1お
よび第2の実施の形態の何れかを用いることにより、バ
ンクを奇数個,偶数個いずれも選択的に配置することが
でき、またバンク311Rは301Rと同一サイズで実
現されるため、チップサイズの増加することはない。
【0101】なお、上記2つの実施の形態においては、
本発明をマスクROMに適用した場合について説明した
が、これに限られるものではなく、例えばEPROMや
EEPROM等への適用も可能である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明は、データを
記憶保持したメモリセルからなるメモリセルバンクと、
所望個数の上記バンクを直列接続することによって構成
されかつ上記データの読み出しに使用される参照電圧を
出力するリファレンスセルバンクと、上記メモリセルバ
ンクの出力電圧と上記参照電圧とを比較することによ
り、読み出したデータのレベルを決定するセンス回路と
を備えている。したがって、非常に簡単にリファレンス
レシオを調整することができ、センス速度を一定に維持
することができ、高速動作可能な半導体記憶装置および
メモリセルのレイアウト方法を提供することができる。
すなわち、本発明はリファレンスレシオを精度良く設計
することができるため、特にプロセスパラメ−タのばら
つきに伴うリファレンスレシオのばらつきを抑制するこ
とができ、フラット型セルを採用するマスクROMの高
速読み出しに効果的であるといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一つの実施の形態を示すブロック図
である。
【図2】 図1に係るリファレンスバンクの詳細を示す
レイアウト図である。
【図3】 図2に係るリファレンスバンクの詳細を示す
回路図である。
【図4】 (a)図1に係るバンクの等価回路を示す回
路図、図3に係るリファレンスバンクの等価回路を示す
回路図である。
【図5】 本発明のその他の実施の形態に係るリファレ
ンスバンクを示すレイアウト図である。
【図6】 本発明のその他の実施の形態に係るリファレ
ンスバンクを示すレイアウト図である。
【図7】 一般的なフラットセル型の半導体記憶装置を
示すブロック図である。
【図8】 図7に係るYセレクタおよびセンス回路の詳
細を示す回路図である。
【図9】 従来例を示すブロック図である。
【図10】 図9に係るメモリセルバンクの詳細を示す
回路図である。
【図11】 (a)図9に係るメモリセルバンクを示す
レイアウト図、(b)A−A’線断面を示す断面図であ
る。
【図12】 図9に係る半導体記憶装置におけるリファ
レンスレシオとセンス速度との関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
104…Xデコーダ、107…メモリセルマトリクス、
108…Yセレクタ、109…センス回路、301…メ
モリセルバンク、601R…リファレンスバンク、30
1D…ダミーセルバンク。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格子状に配設された複数のメモリセルか
    らなるメモリセルマトリクスを備え、このメモリセルマ
    トリクスは所定個数のメモリセルを一単位として複数の
    バンクに分割され、さらに前記バンクのそれぞれは埋め
    込み拡散層からなる副ビット線を有した半導体記憶装置
    において、 主要な前記バンクからなりかつデータの記憶保持のため
    に設けられたメモリセルバンクと、 前記メモリセルバンク以外の残りのバンクが所望個数接
    続された直列体からなりかつ参照電圧を出力するための
    リファレンスセルバンクと、 前記メモリセルバンクから読み出された電圧と前記リフ
    ァレンスセルバンクから出力された参照電圧とを比較す
    ることにより、前記メモリセルバンクから読み出された
    データのレベルを決定するセンス回路とを備えたことを
    特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記半導体記憶装置は、フラットセル型のマスクROM
    であることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 格子状に配設された複数のメモリセルか
    らなるメモリセルマトリクスを備え、このメモリセルマ
    トリクスは所定個数のメモリセルを一単位として複数の
    バンクに分割され、さらに前記バンクのそれぞれは埋め
    込み拡散層からなる副ビット線を有した半導体記憶装置
    におけるメモリセルのレイアウト方法において、 主要な前記バンクをデータの記憶保持のためのメモリセ
    ルバンクとして構成し、 前記メモリセルバンク以外の残りのバンクを所望個数直
    列接続することにより、参照電圧を出力するためのリフ
    ァレンスセルバンクとして構成し、 前記メモリセルバンクから読み出された電圧と、前記リ
    ファレンスセルバンクから出力された参照電圧とを比較
    することにより、前記メモリセルバンクから読み出され
    たデータのレベルを決定することを特徴とするメモリセ
    ルのレイアウト方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記半導体記憶装置は、フラットセル型のマスクROM
    であることを特徴とするメモリセルのレイアウト方法。
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