JP2000097337A - 自動変速機の表示装置 - Google Patents

自動変速機の表示装置

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JP2000097337A
JP2000097337A JP10269768A JP26976898A JP2000097337A JP 2000097337 A JP2000097337 A JP 2000097337A JP 10269768 A JP10269768 A JP 10269768A JP 26976898 A JP26976898 A JP 26976898A JP 2000097337 A JP2000097337 A JP 2000097337A
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gear position
shift
signal
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JP10269768A
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Mitsuhiro Abe
充弘 安部
Takeo Moriuchi
健夫 森内
Takahiro Tanigawa
隆博 谷川
Hideki Yamada
秀樹 山田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在達成されている変速段を表示する自動変
速機の表示装置において、出力信号の種類を増加させ
ず、構造を複雑化させず、変速段以外の他の別意の情報
を表示することを課題とする。 【解決手段】 変速制御用コントロールユニット20の
出力ポート27a〜27dから、1速ないし4速の各一
の変速段信号が、表示制御用コントロールユニット30
の入力ポート28a〜28dへ、一つだけ出力している
ときは、その一の変速段信号に対応する変速段を通常に
変速段表示部16に表示する。変速機故障、変速規制状
態、あるいは高油温状態のときは、複数の変速段信号を
出力して通常時と区別する。その場合に、複数の変速段
信号の組合せパターンを、各情報の内容と対応してお
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の表示
装置、特に変速段表示が可能な表示装置に関し、車両用
自動変速機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用の自動変速機として、予め
設定されている変速特性に基づいて変速が自動的に行な
われるオートモードの他に、運転者の手動操作に基づい
て変速が行なわれるマニュアルモードを併設したものが
実用化されている。例えば、シフトレバーをオートモー
ドが達成されるD(ドライブ)レンジからマニュアルモ
ードが達成されるM(マニュアル)レンジに切り換え
て、該Mレンジ内でシフトレバーを前方に揺動させれば
変速段が一段シフトアップし、後方に揺動させれば変速
段が一段シフトダウンするもの等が知られている。
【0003】このようなマニュアルモードを有する自動
変速機においては、特に該マニュアルモードにおいて現
在達成されている変速段を運転者に知らせることが該運
転者の変速操作上必要となる。そのため、従来より、運
転席前方のインストルメントパネルに変速段毎に表示ラ
ンプを備えて、これを点灯したり、あるいはセブンセグ
メント方式の表示器を備えて、ここに変速段を数字で表
示したりすること等が一般に行なわれている。
【0004】特開平9−150642号公報には、現在
達成されているモードがオートモードかマニュアルモー
ドかを運転者に認識させることを目的として、インスト
ルメントパネルに各モードランプを備え、シフトレバー
がオートモード達成レンジに位置したときにはオートモ
ードランプを点灯させると共にマニュアルモードランプ
を消灯させ、逆にシフトレバーがマニュアルモード達成
レンジに位置したときにはマニュアルモードランプを点
灯させると共にオートモードランプを消灯させる技術が
開示されている。
【0005】特に、上記公報には、シフトレバーがマニ
ュアルモード達成レンジに位置し、オートモードランプ
が消灯したときには、それに伴い、変速段表示ランプ側
から電流がマニュアルモードランプに導かれ、これによ
り該マニュアルモードランプが点灯する技術が開示され
ている。そして、これにより、マニュアルモードランプ
を点灯させるための特別の指令機能を備えずに済むとし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の自
動変速機では、上記のような変速段表示の他に、運転者
に情報として知らせるべきものが数多くある。
【0007】例えば、上記公報のように現在オートモー
ドが達成されているのかマニュアルモードが達成されて
いるのかの情報提示以外にも、各種制御のためのパラメ
ータを検出する車速センサ等のセンサ類やスイッチ類に
故障が発生したときには、運転者に警告を与えるべく、
これらのセンサ類が故障ないし変速機が故障であるとい
うことの情報提示が必要となる。
【0008】あるいは、それを実行するとショックやエ
ンジン回転オーバー等の不具合の発生が予測される手動
変速操作が行なわれたときには、その手動変速操作に基
づく変速を一時規制して、そのような不具合の発生が予
測されなくなった時期に該変速を実行することが行なわ
れるが、その場合に変速実行タイミングのずれによる運
転者の違和感を除去するべく、その手動変速操作に基づ
く変速が規制状態にあるということの情報提示が必要と
なる。
【0009】また、作動油の温度が高いときには、該油
温のさらなる上昇を防ぐためにマニュアルモードを禁止
してオートモードに強制移行することが行なわれるが、
その場合に運転者の無駄な手動変速操作を回避するべ
く、油温が高いこと、あるいはマニュアルモードが禁止
されているということの情報提示が必要となる。
【0010】これらの場合、そのような各種情報を追加
表示しようとするたびに、それぞれ専用の信号出力回路
や出力ポートあるいは入力ポート等を備えていると、表
示装置自体が複雑化し、コストも高くなり、また各種情
報提示機能の有無によって車種間での表示装置装着の互
換性も失われる。
【0011】そこで、本発明は、簡単な構成で、変速段
情報以外の情報を表示することのできる自動変速機の表
示装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、自
動変速機で達成される変速段は一つであり、したがっ
て、変速段表示のためには、各一の変速段毎にそれぞれ
対応する一の信号を出力しさえすれば、その一の信号に
よって表示すべき変速段が識別でき、それに基づいて現
変速段を表示することができるから、変速段表示の場合
には変速段の数と同じだけ存在する複数の信号のうちの
一のみが出力されるように構成された表示装置において
は、変速段表示の場合に同時に複数の信号が出力される
ことがなく、それゆえ、同時に複数の信号が出力された
ときには、これを通常の変速段表示のための信号出力で
はなく、変速段情報以外の別意の情報伝達のための信号
出力であると識別することが可能であること、及び、そ
の場合に、複数の信号の組合せパターンは幾通りにも存
在するから、その組合せパターンのそれぞれに異なる別
意の情報を対応させておけば、どの情報伝達のための複
数の信号出力であるかを相互に識別することが可能であ
ること、そして、そのような変速段情報以外の別意の情
報伝達の場合においても、変速段表示のために準備され
た変速段と同数の信号を用いるだけであるから、もとも
と備えられる信号出力回路や入出力ポートをそのまま利
用することが可能であること、等に主として着目し、完
成するに至ったものである。
【0013】まず、本願の特許請求の範囲の請求項1に
記載の発明(以下「第1発明」という。)は、複数の変
速段の切換えを行なう自動変速機の表示装置であって、
現変速段を検出する変速段検出手段と、該検出手段で検
出された変速段毎に対応する一の信号を出力する信号出
力手段と、該出力手段から一の信号が出力されていると
きはその信号に対応する変速段を表示する表示手段とが
備えられていると共に、変速段情報以外の情報を検出す
る情報検出手段と、該検出手段で変速段情報以外の情報
が検出されているときには、上記出力手段が、変速段毎
の上記の一の信号を所定のパターンで組み合わせた複数
の信号を出力し、上記表示手段が、上記出力手段から複
数の信号が出力されているときには、変速段情報以外の
情報のうちその複数の信号の組合せパターンに対応する
ものを表示するように制御する表示制御手段とが設けら
れていることを特徴とする。
【0014】この第1発明によれば、信号出力手段から
各変速段毎に対応する一の信号(変速段信号)が出力さ
れているときには、その一の変速段信号に対応する変速
段が表示手段により表示される。したがって、運転者へ
提示すべき情報としてまず基本の変速段表示が行なわれ
る。
【0015】一方、前述したような自動変速機の故障や
変速規制状態あるいは高油温状態等といった変速段情報
以外の情報が検出されたときには、信号出力手段から
は、上記の各一の変速段信号が所定のパターンで組み合
わされた複数の信号が出力され、且つ、そのような複数
の変速段信号が出力手段から出力されているときには、
表示手段は、変速段情報以外の情報のうちその複数の信
号の組合せパターンに対応するものを表示する。
【0016】すなわち、自動変速機で達成される変速段
は一つであり、各一の変速段毎に一の信号が対応して出
力される。同時に複数の変速段信号が出力されることは
ない。それゆえ、同時に複数の変速段信号が出力された
ときには、表示手段は、これを通常の変速段信号である
とは認識せず、何か別意の信号であると識別することが
できる。その結果、基本の変速段表示に必要な変速段と
同数の信号だけを用いて変速段情報以外の別意の情報表
示が併せて行なえ、その別意の情報表示のための専用の
回路や出力信号あるいは入出力ポート等を備える必要が
なくなり、表示装置自体の構成が簡単となる。
【0017】次に、請求項2に記載の発明(以下「第2
発明」という。)は、複数の変速段の切換えを予め設定
された変速特性に基づいて行なうオートモードと運転者
の手動操作に基づいて行なうマニュアルモードとを有す
る自動変速機の表示装置であって、現変速段を検出する
変速段検出手段と、該検出手段で検出された変速段毎に
対応する一の信号をマニュアルモードであるときに出力
する信号出力手段と、該出力手段から一の信号が出力さ
れているときはその信号に対応する変速段を表示する表
示手段とが備えられていると共に、自動変速機の故障を
検出する故障検出手段と、該検出手段で自動変速機の故
障が検出されているときには、上記出力手段が、所定の
複数の変速段に対応する複数の信号を出力し、上記表示
手段が、上記出力手段から上記の複数の信号が出力され
ているときには、自動変速機の故障を表示するように制
御する表示制御手段とが設けられていることを特徴とす
る。
【0018】この第2発明によれば、信号出力手段から
各変速段毎に対応する一の信号がマニュアルモードにお
いて出力されているときには、その一の信号に対応する
変速段が表示手段により表示される。したがって、マニ
ュアルモードを有する自動変速機の場合に重要なマニュ
アルモードにおける現変速段を運転者に認識させること
が可能となる。
【0019】一方、自動変速機の故障が検出されたとき
には、その旨が表示手段により表示されるのであるが、
その場合に信号出力手段から出力されるのは、所定の複
数の変速段に対応する複数の信号である。
【0020】すなわち、自動変速機で達成される変速段
は一つであり、各一の変速段毎に一の信号が対応して出
力される。同時に複数の変速段信号が出力されることは
ない。それゆえ、同時に複数の変速段信号が出力された
ときには、表示手段は、これを通常の変速段信号である
とは認識せず、自動変速機の故障信号であると識別する
ことができる。その結果、必須の変速段表示に必要な変
速段の数だけの信号を用いて故障表示が併せて行なえ、
該故障表示のための専用の回路や出力信号あるいは入出
力ポート等を備える必要がなくなり、表示装置自体の構
成が簡単となる。
【0021】次に、請求項3に記載の発明(以下「第3
発明」という。)は、上記第2発明において、表示手段
は、少なくとも変速段を表示するときはマニュアルモー
ドであることを表示することを特徴とする。
【0022】この第3発明によれば、特に、変速段表示
と併せてマニュアルモードであることの表示が行なわれ
るから、マニュアルモードを有する自動変速機の場合に
重要なマニュアルモードにおける現変速段の表示と走行
モードがマニュアルモードであることの表示とを同時に
運転者に認識させることが可能となる。
【0023】次に、請求項4に記載の発明(以下「第4
発明」という。)は、上記第2発明において、表示手段
は、少なくとも変速段を表示するときはマニュアルモー
ドであることを表示する一方、自動変速機の故障を表示
するときにはこれらの変速段表示及びモード表示を行な
わないことを特徴とする。
【0024】この第4発明によれば、特に、故障表示が
行なわれるときには上記変速段表示及びマニュアルモー
ド表示が中止されるから、緊急性が強くなり、運転者の
注意がより大きく引きつけられる。
【0025】次に、請求項5に記載の発明(以下「第5
発明」という。)は、上記第2発明において、自動変速
機が変速規制状態であることを検出する変速規制状態検
出手段が設けられ、表示制御手段は、該検出手段で変速
規制状態であることが検出されているときには、信号出
力手段が、変速段検出手段で検出された変速段に対応す
る一の信号と、それ以外の複数の変速段に対応する複数
の信号とを所定の周期で交互に出力し、表示手段が、上
記出力手段から上記の複数の信号が出力されている期間
中は、変速段表示を中止するように制御することを特徴
とする。
【0026】この第5発明によれば、特に、自動変速機
が変速規制状態にあるときには、信号出力手段からは、
一の現変速段信号と、それ以外の複数の変速段信号とが
所定の周期で交互に出力される。前述したように、自動
変速機で達成される変速段は一つであって、各一の変速
段毎に一の信号が対応して出力されるから、同時に複数
の変速段信号が出力されることはない。それゆえ、同時
に複数の変速段信号が出力されたときには、表示手段
は、これを通常の変速段信号であるとは認識せず、別意
の情報であると識別することができる。そして、この場
合は、第2発明において故障発生時に出力される所定の
複数の変速段に対応する複数の信号とも異なる、現変速
段以外の変速段に対応する複数の信号が出力されるか
ら、表示手段は、これを通常の変速段信号であるとは認
識しないことはもちろん、故障情報であるとも認識せ
ず、変速段表示を中止する情報であると識別することが
できる。
【0027】したがって、結果的に、現変速段表示が所
定の周期で点滅することになり、自動変速機が変速規制
状態にあることを特有の形態で運転者に認識させること
が可能となる。そして、必須の変速段表示に必要な変速
段の数だけの信号を用いて故障表示と変速規制状態であ
ることの表示とが併せて行なえ、各追加表示のための専
用の回路や出力信号あるいは入出力ポート等を備える必
要がなくなり、表示装置自体の構成が簡単となる。
【0028】次に、請求項6に記載の発明(以下「第6
発明」という。)は、上記第2発明において、作動油の
温度を検出する油温検出手段が設けられ、該検出手段で
作動油の温度が高いことが検出されているときにはマニ
ュアルモードが禁止されてオートモードに移行するよう
に構成されていると共に、表示制御手段は、上記検出手
段で作動油の温度が高いことが検出されているときに
は、信号出力手段が、全ての変速段に対応する複数の信
号を出力し、表示手段が、上記出力手段から上記の複数
の信号が出力されているときには、変速段表示に代えて
作動油の温度が高いこと又はマニュアルモードが禁止さ
れていることの少なくともいずれかを表示するように制
御することを特徴とする。
【0029】この第6発明によれば、特に、作動油の温
度が高いときには、信号出力手段からは、全ての変速段
に対応する複数の信号が出力される。この場合も、表示
手段は、これを通常の変速段信号であるとは認識せず、
別意の情報であると識別することができる。そして、こ
の場合は、第2発明において故障発生時に出力される所
定の複数の変速段に対応する複数の信号とも、また第5
発明において変速規制時に出力される現変速段以外の変
速段に対応する複数の信号とも異なる、全ての変速段に
対応する複数の信号信号が出力されるから、表示手段
は、これを通常の変速段信号であるとは認識しないこと
はもちろん、故障情報であるとも、また変速規制情報で
あるとも認識せず、変速段表示に代えて作動油の温度が
高いことを表示する情報であると識別することができ
る。
【0030】したがって、結果的に、マニュアルモード
からオートモードに切り換わると共に、変速段表示がな
くなり、代わりに高油温であって手動変速操作が実行で
きないことを運転者に認識させることが可能となる。そ
して、必須の変速段表示に必要な変速段の数だけの信号
を用いて故障表示と手動変速操作禁止状態であることの
表示とが併せて行なえ、各追加表示のための専用の回路
や出力信号あるいは入出力ポート等を備える必要がなく
なり、表示装置自体の構成が簡単となる。
【0031】次に、請求項7に記載の発明(以下「第7
発明」という。)は、複数の変速段の切換えを予め設定
された変速特性に基づいて行なうオートモードと運転者
の手動操作に基づいて行なうマニュアルモードとを有す
る自動変速機の表示装置であって、現変速段を検出する
変速段検出手段と、該検出手段で検出された変速段毎に
対応する一の信号をマニュアルモードであるときに出力
する信号出力手段と、該出力手段から一の信号が出力さ
れているときはその信号に対応する変速段を表示する表
示手段とが備えられていると共に、自動変速機が変速規
制状態であることを検出する変速規制状態検出手段と、
該検出手段で自動変速機が変速規制状態であることが検
出されているときには、上記出力手段が、変速段検出手
段で検出された変速段に対応する一の信号と、それ以外
の複数の変速段に対応する複数の信号とを所定の周期で
交互に出力し、上記表示手段が、上記出力手段から上記
の複数の信号が出力されている期間中は、変速段表示を
中止するように制御する表示制御手段とが設けられてい
ることを特徴とする。
【0032】この第7発明によれば、必須の変速段表示
に必要な変速段の数だけの信号を用いて変速規制状態で
あることの表示が併せて行なえ、該変速規制表示のため
の専用の回路や出力信号あるいは入出力ポート等を備え
る必要がなくなり、表示装置自体の構成が簡単となる。
【0033】次に、請求項8に記載の発明(以下「第8
発明」という。)は、複数の変速段の切換えを予め設定
された変速特性に基づいて行なうオートモードと運転者
の手動操作に基づいて行なうマニュアルモードとを有す
る自動変速機の表示装置であって、現変速段を検出する
変速段検出手段と、該検出手段で検出された変速段毎に
対応する一の信号をマニュアルモードであるときに出力
する信号出力手段と、該出力手段から一の信号が出力さ
れているときはその信号に対応する変速段を表示する表
示手段とが備えられていると共に、作動油の温度を検出
する油温検出手段が設けられ、該検出手段で作動油の温
度が高いことが検出されているときにはマニュアルモー
ドが禁止されてオートモードに移行するように構成され
ており、且つ、上記検出手段で作動油の温度が高いこと
が検出されているときには、信号出力手段が、全ての変
速段に対応する複数の信号を出力し、上記表示手段が、
上記出力手段から上記の複数の信号が出力されていると
きには、変速段表示に代えて作動油の温度が高いこと又
はマニュアルモードが禁止されていることの少なくとも
いずれかを表示するように制御する表示制御手段が設け
られていることを特徴とする。
【0034】この第8発明によれば、必須の変速段表示
に必要な変速段の数だけの信号を用いて手動変速操作禁
止状態であることの表示が併せて行なえ、該禁止表示の
ための専用の回路や出力信号あるいは入出力ポート等を
備える必要がなくなり、表示装置自体の構成が簡単とな
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を説明す
ることにより本発明をさらに詳しく説述する。
【0036】図1は、本実施形態に係る表示装置を備え
た車両の自動変速機における操作部を示すもので、運転
席側方のコンソール部1に配設されたガイドプレート2
に、シフトレバー3がガイド操作されるシフトゲート4
が設けられている。シフトゲート4は、車体前後方向
(シフト方向)の経路と車体幅方向(セレクト方向)の
経路との組合せでなる段付き状経路であり、最前方のP
レンジ選択位置から後方へRレンジ、Nレンジ及びDレ
ンジの各選択位置が順次設けられている。また、Dレン
ジ選択位置からセレクト方向にMレンジ選択位置が配置
され、その中立位置Mcの前方がシフトアップ位置M
u、後方がシフトダウン位置Mdとされている。
【0037】図2に示すように、ガイドプレート2の下
方には、シフトレバー3がMレンジ選択位置に操作され
たときに該レバー3の基部3aによって押圧されてON
するMレンジスイッチ5、並びに、シフトレバー3がシ
フトアップ位置Mu又はシフトダウン位置Mdに操作さ
れたときに該レバー3と連動するスイッチ操作部材6に
よって押圧されてONするシフトアップスイッチ7及び
シフトダウンスイッチ8が配設されている。
【0038】図3に示すように、運転席には、車速やエ
ンジン回転数等と共に、現在達成されているレンジや変
速段等を表示する表示装置10が設けられている。この
表示装置10は、速度計11、エンジン回転計12、水
温計13、燃料計14等に加えて、Pレンジランプ15
P、Rレンジランプ15R、Nレンジランプ15N、D
レンジランプ15D及びMレンジランプ15Mを一列に
並べてなるレンジ表示部15と、セブンセグメント式の
表示器でなる変速段表示部16と、警告ランプでなるワ
ーニング表示部17とを有する。
【0039】そして、この車両には、図4に示すよう
に、変速機の変速制御用コントロールユニット(ATC
U)20と、表示装置10の表示制御用コントロールユ
ニット(MECU)30とが備えられている。両コント
ロールユニット20,30間では各種の信号が相互に送
受信される。
【0040】ATCU20には、Mレンジスイッチ5並
びにシフトアップスイッチ7及びシフトダウンスイッチ
8からの信号と、車速を検出する車速センサ21からの
信号と、タービン回転数を検出するタービン回転数セン
サ22からの信号と、エンジン回転数を検出するエンジ
ン回転数センサ23からの信号と、エンジンのスロット
ル開度を検出するスロットル開度センサ24からの信号
と、作動油の温度を検出する油温センサ25からの信号
等が入力される。
【0041】MECU30には、Pレンジスイッチ26
P、Rレンジスイッチ26R、Nレンジスイッチ26N
及びDレンジスイッチ26Dで構成されて、シフトレバ
ー3で選択されているレンジを検出するインヒビタスイ
ッチ26からの信号等が入力される。
【0042】ATCU20は、これらの信号を受け、運
転者によるシフトレバー3の操作と、車両及びエンジン
の運転状態とに基づいて変速段を設定し、その変速段が
実現されるように変速制御用の油圧制御回路40に制御
信号を出力すると共に、その変速段信号S−1(1
速),S−2(2速),S−3(3速)又はS−4(4
速)を出力ポート27a,27b,27c,27dから
MECU30の入力ポート28a,28b,28c,2
8dに出力する。
【0043】MECU30は、これらの信号を受け、レ
ンジ表示部15、変速段表示部16及びワーニング表示
部17の表示を制御する。
【0044】すなわち、図5に示すように、ATCU2
0は、まずステップS1で、車速センサ21やタービン
回転数センサ22あるいはスロットル開度センサ24も
しくはインヒビタスイッチ26等のセンサ類、スイッチ
類に断線や固着等の故障が発生していないか否かを判定
し、故障時は、ステップS2で、以降の変速制御を回避
するべく、発進することも可能な3速に変速段を固定す
る。そして、ステップS3で、変速段が3速であるとき
に出力する3速信号S−3と4速であるときに出力する
4速信号S−4とを出力ポート27c,27dから入力
ポート28c,28dに出力する。
【0045】これに対し、故障が検出されないときは、
ステップS4で、Dレンジスイッチ25DがONである
か否かを判定し、ONでないとき、つまりシフトレバー
3の操作によりPレンジ、RレンジまたはNレンジが選
択されていて、Pレンジスイッチ25P、Rレンジスイ
ッチ25RまたはNレンジスイッチ25Nのいずれかが
ONのときは、ステップS5で、選択されているレンジ
に応じた制御を別途備えられたプログラムに従って実行
する。
【0046】一方、上記Dレンジスイッチ25DがON
のときは、ステップS6でMレンジスイッチ5がONで
あるか否かを判定する。つまり、DレンジとMレンジの
シフトレバー3の選択位置はシフト方向に対しては同一
位置に設定されているので、該シフトレバー3のシフト
方向の位置を検出するインヒビタスッチ26によって
は、Dレンジが選択されているときもMレンジが選択さ
れているときもDレンジスイッチ26DがONになっ
て、これらの場合を区別できないのであり、そこで、D
レンジスイッチ26DがONのときは、次にMレンジス
イッチ5がONであるか否かを判定するのである。
【0047】そして、Dレンジスイッチ26DがON
で、Mレンジスイッチ5もONのとき、つまりMレンジ
が選択されていると判断されるときは、ステップS7
で、作動油の温度が所定温度以上か否かを判定し、その
結果、所定温度以上でないときは、ステップS8で、高
油温フラグFhを0にリセットしたのち、ステップS9
で、マニュアルモードでの変速制御を実行する。
【0048】これに対し、作動油の温度が所定温度以上
のときは、ステップS10で、高油温フラグFhを1に
セットしたのち、ステップS11で、オートモードでの
変速制御を実行する。これは、マニュアルモードでは、
変速が変速特性に基づいて行なわれないため、エンジン
に無理がかかり易く、作動油の温度がより高くなりがち
であるから、高油温時には、マニュアルモードを禁止し
て、オートモードに強制的に移行させるのである。
【0049】一方、Dレンジスイッチ26DもMレンジ
スイッチ5も共にONのとき、つまりMレンジが選択さ
れていると判断されるときは、ステップS6からステッ
プS11に進んで、オートモードでの変速制御を実行す
る。
【0050】そして、ステップS12で、全ての変速段
信号S−1〜S−4をOFFとする。ただし、高油温フ
ラグFhが1のとき、つまりMレンジが選択されている
が、作動油の温度が高いために、オートモードに強制的
に移行されている場合は、全ての変速段信号S−1〜S
−4をONとする。
【0051】次に、上記ステップS11のオートモード
での変速制御の動作を説明すると、図6に示すように、
まず、ステップS21で、車速とスロットル開度とを検
出すると共に、ステップS22で、これらの検出値と予
め設定された変速特性とに基づいて目標変速段Gを設定
し、ステップS23で、この変速段Gが実現されるよう
に油圧制御回路40に制御信号を出力する。
【0052】次に、上記ステップS9のマニュアルモー
ドでの変速制御の動作を説明すると、図7に示すよう
に、まず、ステップS31で、シフトアップスイッチ7
がOFFからONに切り換わったか否かを判定し、YE
Sのとき、すなわちMレンジにおいてシフトレバー3が
シフトアップ位置Muに操作されたときには、ステップ
S32で現在の目標変速段(現変速段)Gが4速か否か
を判定して、4速以外のシフトアップが可能な変速段で
ある場合には、ステップS33で、変速規制フラグFm
kが1か否かを判定する。その結果、1でないときに限
り、ステップS34で、目標変速段Gを1段高速側に設
定する。
【0053】上記変速規制フラグFmkは、いま手動変
速操作に従って変速を実行すれば、エンジンストール、
エンジン回転数オーバー、変速ショック等の不具合が生
じると予測されるときに1にセットされ、そのような不
具合が生じると予測されないときに0にリセットされる
フラグであって、そのセット、リセットの設定動作は後
述する。
【0054】したがって、変速規制フラグFmkが1の
ときは、ステップS33からステップS35に進んで、
現変速段Gを維持する。
【0055】また、ステップS32で、現変速段Gが4
速であると判定されたときは、以上のような変速段Gの
操作がなされず、つまりそのまま4速が維持される。
【0056】一方、ステップS31でNOのときは、ス
テップS36に進んで、シフトダウンスイッチ8がOF
FからONに切り換わったか否かを判定し、YESのと
き、すなわちMレンジにおいてシフトレバー3がシフト
ダウン位置Mdに操作されたときには、ステップS37
で現変速段Gが1速か否かを判定して、1速以外のシフ
トダウンが可能な変速段である場合には、ステップS3
8で、変速規制フラグFmkが1か否かを判定する。そ
の結果、1でないときに限り、ステップS39で、目標
変速段Gを1段低速側に設定する。
【0057】これに対し、変速規制フラグFmkが1の
ときは、ステップS38からステップS40に進んで、
現変速段Gを維持する。
【0058】また、ステップS37で、現変速段Gが1
速であると判定されたときは、以上のような変速段Gの
操作がなされず、つまりそのまま1速が維持される。
【0059】さらに、ステップS31及びステップS3
6の判定で、シフトアップスイッチ7のON操作もシフ
トダウンスイッチ8のON操作もない場合にも、以上の
ような変速段Gの操作がなされず、つまりそのまま現変
速段が維持される。
【0060】そして、変速規制フラグFmkが1でない
場合は、ステップS41で、変速段Gに応じた変速段信
号をMECU30に出力する。すなわち、変速段Gが1
速のときは1速信号S−1を、2速のときは2速信号S
−2を、3速のときは3速信号S−3を、そして4速の
ときは4速信号S−4を、それぞれ出力ポート27a,
27b,27c,27dからMECU30の入力ポート
28a,28b,28c,28dに出力する。
【0061】これに対し、変速規制フラグFmkが1の
場合は、ステップS42又はステップS43で、維持さ
れた現変速段Gに応じた変速段信号S−1〜S−4を所
定サイクル(例えば400ms)で2回反転させてME
CU30に出力する。例えば、現変速段Gが2速であれ
ば、2速信号S−2のみがONで、他の1速信号S−
1、3速信号S−3、4速信号S−4が全てOFFとい
う組合せパターンと、逆に2速信号S−2のみがOFF
で、他の1速信号S−1、3速信号S−3、4速信号S
−4が全てONという組合せパターンとを交互にMEC
U30に出力するのである。
【0062】そして、いずれの場合も、ステップS44
で、目標変速段Gが得られるように変速制御を実行す
る。
【0063】次に、上記変速規制フラグFmkのセッ
ト、リセットの設定動作を説明すると、図8に示すよう
に、ステップS51で、車速が低く且つ現変速段が比較
的低変速段である2速のときにシフトアップの手動変速
操作が行なわれたか否か、つまりエンジンストールが生
じると予測されるか否か、また、ステップS52で、手
動変速操作に基づいてシフトダウンするとエンジン回転
数のオーバーが生じると予測されるか否か、さらに、ス
テップS53で、先の変速指令に基づいて変速を実行中
に次のシフトアップ又はシフトダウンの手動変速操作が
行なわれたか否か、つまりいまその次の手動変速操作に
従って変速動作を急遽変更すると変速ショックが生じる
と予測されるか否かをそれぞれ判定し、いずれかがYE
Sのときは、ステップS54で、変速規制フラグFmk
を1にセットし、いずれもがNOのときには、ステップ
S55で、変速規制フラグFmkを0にリセットする。
【0064】そして、MECU30は、上記ステップS
3、ステップS12、ステップS41、ステップS42
又はステップS43で、ATCU20から出力された信
号を受けて、表示装置10におけるレンジ表示部15、
変速段表示部16及びワーニング表示部17を次の図9
に示すフローチャートに従って制御する。ここで、上記
信号S−1〜S−4の出力の組合せパターンをまとめる
と次の表1のようになる。表中「○」が出力され、
「×」が出力されていないことを示す。
【0065】
【表1】 まず、ステップS61で信号入力を行なったうえで、ス
テップS62で、3速信号S−3と4速信号S−4とが
同時に入力していれば、ステップS63で、レンジ表示
部15におけるMレンジランプ15Mを消灯し、変速段
表示部16における変速段表示を消灯し、ワーニング表
示部17における警告ランプを点灯する。
【0066】これにより、ステップS1で変速機の故障
が判定された場合には、マニュアルモード表示及び変速
段表示が消えた状態で、警告ランプが点灯するから、緊
急性が強くなり、運転者の注意がより大きく引きつけら
れる。
【0067】ステップS62で、3速信号S−3と4速
信号S−4とが同時に入力していなければ、ステップS
64で、警告ランプを消灯する。
【0068】次いで、ステップS65で、Dレンジ信号
が入力されていなければ、ステップS66で、Pレンジ
信号、Rレンジ信号又はNレンジ信号に対応するPレン
ジランプ15P、Rレンジランプ15R又はNレンジラ
ンプ15Nを点灯し、Dレンジランプ15D及びMレン
ジランプ15Mを消灯し、変速段表示を消灯する。
【0069】ステップS65で、Dレンジ信号が入力さ
れていれば、ステップS67で、Pレンジランプ15
P、Rレンジランプ15R及びNレンジランプ15Nを
消灯する。
【0070】次いで、ステップS68で、変速段信号S
−1〜S−4のいずれもが入力されていなければ、ステ
ップS69で、Dレンジランプ15Dを点灯し、Mレン
ジランプ15Mを消灯し、変速段表示を消灯する。
【0071】ステップS68で、変速段信号S−1〜S
−4のいずれかが入力されていれば、ステップS70
で、変速段信号S−1〜S−4の全てが入力されている
か否かを判定し、全ての変速段信号S−1〜S−4が入
力されていれば、ステップS71で、Dレンジランプ1
5Dを点灯し、Mレンジランプ15Mを消灯し、変速段
表示部16に変速段表示に代えて高温という意で「H」
の文字を表示する。
【0072】これにより、ステップS7で高油温状態が
判定された場合には、マニュアルモード表示及び変速段
表示が消えた状態で、オートモード表示及び高温表示が
されるから、手動変速操作が実行できないことを運転者
に明確に認識させることが可能となる。
【0073】ステップS70で、全ての変速段信号S−
1〜S−4が入力されていなければ、ステップS72
で、Dレンジランプ15Dを消灯し、Mレンジランプ1
5Mを点灯する。
【0074】次いで、ステップS73で、変速段信号S
−1〜S−4のうち三つが入力されていなければ、ステ
ップS74で、その入力されている一の変速段信号に応
じて変速段表示を行なう。例えば、変速段信号S−1が
入力されていれば、変速段表示部16に「1」の数字を
表示する。
【0075】ステップS73で、変速段信号S−1〜S
−4のうち三つが入力されていれば、ステップS75
で、Mレンジランプ15Mを消灯し、変速段表示を消灯
する。
【0076】これにより、ステップS33又はS38で
変速規制状態であると判定された場合には、Mレンジラ
ンプ15M及び現変速段表示が2回点滅し、自動変速機
が変速規制状態にあることが特有の形態で運転者に認識
させることが可能となる。
【0077】一方、ステップS33又はS38で変速規
制状態であると判定されていない場合には、Mレンジラ
ンプ15Mが点灯した状態で変速段表示が行なわれ、マ
ニュアルモードを有する自動変速機の場合に重要なマニ
ュアルモードにおける現変速段の表示と、走行モードが
マニュアルモードであることの表示とを同時に運転者に
認識させることが可能となる。
【0078】そして、以上のようなマニュアルモードに
おける通常の変速段表示、故障表示、変速規制状態表
示、及びマニュアルモード禁止状態表示のいずれもが、
そもそも変速段表示のために出力される各変速段信号S
−1〜S−4のみを用いて行なわれるので、信号出力回
路や入出力ポート27a〜27d、28a〜28dを増
設する必要がなく、表示装置の構成が簡単となり、表示
装置自体の複雑化、コストの高騰、車種間での互換性の
喪失が避けられる。
【0079】なお、以上の実施形態における変速段信号
の組合せパターンと、変速段情報以外の表示情報との対
応は一例であり、これに限られるものでないことはいう
までもない。例えば、変速機故障の場合に、S−1信号
とS−4信号とを同時に出力してもよい。また、マニュ
アルモード強制禁止の場合に所定の二つの変速段信号を
出力し、変速機故障の場合に全ての変速段信号を出力し
てもよい。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、運転者に
提示する情報としてまず基本的に必要な変速段表示を行
なうための出力信号のみを用いて、該変速段情報以外の
別意の情報も表示することができるから、構成が簡単と
なり、装置の複雑化、コストの高騰、車種間での互換性
の喪失が避けられる。
【0081】本発明の表示装置は、オートモードのみ搭
載の自動変速機ばかりでなく、オートモードとマニュア
ルモードの両方を搭載した自動変速機に特に好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るシフトレバー及び
その周辺の平面図である。
【図2】 シフトレバーによって操作されるMレンジス
イッチ、シフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッ
チの配置を示す平面図である。
【図3】 運転席の備えられたメータパネルの正面図で
ある。
【図4】 本発明の実施の形態に係る表示装置のシステ
ム構成図である。
【図5】 変速機側のコントロールユニットのメインプ
ログラムを示すフローチャートである。
【図6】 上記メインプログラム中のオートモードでの
制御制御の動作を示すフローチャートである。
【図7】 上記メインプログラム中のマニュアルモード
での変速制御の動作を示すフローチャートである。
【図8】 変速規制状態判定制御の動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】 メーター側のコントロールユニットのメイン
プログラムを示すフローチャートである。
【図10】 同じくメーター側のコントロールユニット
のメインプログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】 3 シフトレバー 15 レンジ表示部 16 変速段表示部 17 ワーニング表示部 20 変速制御用コントロールユニット(変速段検出手
段、信号出力手段、表示制御手段、情報検出手段) 30 表示制御用コントロールユニット(表示手段、表
示制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 隆博 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 山田 秀樹 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D036 CA02 CA10 CA15 DA02 DA03 DA07 DA09 GA31 GG12 GG17 GG24 GG35 GG37 GG38 GG61 GJ01 3J052 AA19 BB00 BB11 DA04 DB01 EA08 EA09 FB31 GC72 HA01 KA01 LA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変速段の切換えを行なう自動変速
    機の表示装置であって、現変速段を検出する変速段検出
    手段と、該検出手段で検出された変速段毎に対応する一
    の信号を出力する信号出力手段と、該出力手段から一の
    信号が出力されているときはその信号に対応する変速段
    を表示する表示手段とが備えられていると共に、変速段
    情報以外の情報を検出する情報検出手段と、該検出手段
    で変速段情報以外の情報が検出されているときには、上
    記出力手段が、変速段毎の上記の一の信号を所定のパタ
    ーンで組み合わせた複数の信号を出力し、上記表示手段
    が、上記出力手段から複数の信号が出力されているとき
    には、変速段情報以外の情報のうちその複数の信号の組
    合せパターンに対応するものを表示するように制御する
    表示制御手段とが設けられていることを特徴とする自動
    変速機の表示装置。
  2. 【請求項2】 複数の変速段の切換えを予め設定された
    変速特性に基づいて行なうオートモードと運転者の手動
    操作に基づいて行なうマニュアルモードとを有する自動
    変速機の表示装置であって、現変速段を検出する変速段
    検出手段と、該検出手段で検出された変速段毎に対応す
    る一の信号をマニュアルモードであるときに出力する信
    号出力手段と、該出力手段から一の信号が出力されてい
    るときはその信号に対応する変速段を表示する表示手段
    とが備えられていると共に、自動変速機の故障を検出す
    る故障検出手段と、該検出手段で自動変速機の故障が検
    出されているときには、上記出力手段が、所定の複数の
    変速段に対応する複数の信号を出力し、上記表示手段
    が、上記出力手段から上記の複数の信号が出力されてい
    るときには、自動変速機の故障を表示するように制御す
    る表示制御手段とが設けられていることを特徴とする自
    動変速機の表示装置。
  3. 【請求項3】 表示手段は、少なくとも変速段を表示す
    るときはマニュアルモードであることを表示することを
    特徴とする請求項2に記載の自動変速機の表示装置。
  4. 【請求項4】 表示手段は、少なくとも変速段を表示す
    るときはマニュアルモードであることを表示する一方、
    自動変速機の故障を表示するときにはこれらの変速段表
    示及びモード表示を行なわないことを特徴とする請求項
    2に記載の自動変速機の表示装置。
  5. 【請求項5】 自動変速機が変速規制状態であることを
    検出する変速規制状態検出手段が設けられ、表示制御手
    段は、該検出手段で変速規制状態であることが検出され
    ているときには、信号出力手段が、変速段検出手段で検
    出された変速段に対応する一の信号と、それ以外の複数
    の変速段に対応する複数の信号とを所定の周期で交互に
    出力し、表示手段が、上記出力手段から上記の複数の信
    号が出力されている期間中は、変速段表示を中止するよ
    うに制御することを特徴とする請求項2に記載の自動変
    速機の表示装置。
  6. 【請求項6】 作動油の温度を検出する油温検出手段が
    設けられ、該検出手段で作動油の温度が高いことが検出
    されているときにはマニュアルモードが禁止されてオー
    トモードに移行するように構成されていると共に、表示
    制御手段は、上記検出手段で作動油の温度が高いことが
    検出されているときには、信号出力手段が、全ての変速
    段に対応する複数の信号を出力し、表示手段が、上記出
    力手段から上記の複数の信号が出力されているときに
    は、変速段表示に代えて作動油の温度が高いこと又はマ
    ニュアルモードが禁止されていることの少なくともいず
    れかを表示するように制御することを特徴とする請求項
    2に記載の自動変速機の表示装置。
  7. 【請求項7】 複数の変速段の切換えを予め設定された
    変速特性に基づいて行なうオートモードと運転者の手動
    操作に基づいて行なうマニュアルモードとを有する自動
    変速機の表示装置であって、現変速段を検出する変速段
    検出手段と、該検出手段で検出された変速段毎に対応す
    る一の信号をマニュアルモードであるときに出力する信
    号出力手段と、該出力手段から一の信号が出力されてい
    るときはその信号に対応する変速段を表示する表示手段
    とが備えられていると共に、自動変速機が変速規制状態
    であることを検出する変速規制状態検出手段と、該検出
    手段で自動変速機が変速規制状態であることが検出され
    ているときには、上記出力手段が、変速段検出手段で検
    出された変速段に対応する一の信号と、それ以外の複数
    の変速段に対応する複数の信号とを所定の周期で交互に
    出力し、上記表示手段が、上記出力手段から上記の複数
    の信号が出力されている期間中は、変速段表示を中止す
    るように制御する表示制御手段とが設けられていること
    を特徴とする自動変速機の表示装置。
  8. 【請求項8】 複数の変速段の切換えを予め設定された
    変速特性に基づいて行なうオートモードと運転者の手動
    操作に基づいて行なうマニュアルモードとを有する自動
    変速機の表示装置であって、現変速段を検出する変速段
    検出手段と、該検出手段で検出された変速段毎に対応す
    る一の信号をマニュアルモードであるときに出力する信
    号出力手段と、該出力手段から一の信号が出力されてい
    るときはその信号に対応する変速段を表示する表示手段
    とが備えられていると共に、作動油の温度を検出する油
    温検出手段が設けられ、該検出手段で作動油の温度が高
    いことが検出されているときにはマニュアルモードが禁
    止されてオートモードに移行するように構成されてお
    り、且つ、上記検出手段で作動油の温度が高いことが検
    出されているときには、信号出力手段が、全ての変速段
    に対応する複数の信号を出力し、上記表示手段が、上記
    出力手段から上記の複数の信号が出力されているときに
    は、変速段表示に代えて作動油の温度が高いこと又はマ
    ニュアルモードが禁止されていることの少なくともいず
    れかを表示するように制御する表示制御手段が設けられ
    ていることを特徴とする自動変速機の表示装置。
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