JP2005351282A - アイドルストップ付き車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動変速機の変速段の表示手段(ギア段表示手段)が備えられたアイドルストップ付き車両において、アイドルストップ時に、乗員に違和感を与えることなく、車両の後退を防止することができる制御装置を提供する。
【解決手段】 制御回路は、アイドルストップ中(エンジンの自動停止中)は、自動変速機の変速段を1速(最低速段)から、車両の後退を阻止可能な2速(所定変速段)に変更するが、このとき、ギア段表示手段の表示は2速に変更せず、1速表示を保持させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、アイドルストップ付き車両の制御装置に関し、アイドルストップ制御の技術分野に属する。
燃費の向上や、環境汚染物質あるいは二酸化炭素等の排出低減、及び騒音の抑制等を図るため、車両の停車時に、所定のエンジン停止条件(例えば車速がゼロの状態でブレーキペダルが所定時間継続して踏み込まれたこと)が成立したときは、エンジンを自動的に停止させ、その後、所定のエンジン始動条件(例えばブレーキペダルの踏み込みが解除されたこと)が成立したときには、エンジンを自動的に始動させる、いわゆるアイドルストップ付き車両が一般に知られている。
ところで、自動変速機を搭載した車両では、エンジンが作動しているときには一般にクリープ力が生じるが、上記のようにアイドルストップによりエンジンを自動停止させると、クリープ力が生じなくなる。そして、このクリープ力が生じていない状態で、例えば、ブレーキ液配管を構成するバルブ内でのブレーキ液のリーク等によりブレーキ圧が低下してくると、上り坂等で車両の後退が生じる虞がある。そこで、ブレーキ圧が、車両の後退の虞がある所定圧以下に低下した場合、エンジンを再始動させてクリープ力を発生させることが考えられる。
一方、特許文献1には、上記のようなアイドルストップ付き車両を対象としたものではないが、坂道等で停車中に車両が後退するのを防止するため、停車中は、自動変速機の変速段を車両の後退を阻止可能な変速段にするものが開示されている。具体的には、停車中は、変速機の出力軸の車両後退方向の回転がワンウェイクラッチにより阻止される変速段(2速)とするものである。この特許文献1に記載の技術をアイドルストップ車に適用すれば、エンジン自動停止中(停車中)にブレーキ液圧が低下した場合でも、エンジンを再始動させることなく、車両の後退を防止することができる。
他方、特許文献2には、自動変速機を搭載した車両において、変速モードとして、車両の走行状態に応じて自動的に変速するオート変速モード(第1のモード)と、乗員のシフト操作に応じて変速するマニュアル変速モード(第2のモード)とを有し、これらのモードのうちのいずれかのモードを乗員の選択に応じて実行可能なものが開示されている。
特開平5−263923号公報 特開平10−89460号公報
ところで、自動変速機が搭載された車両においては、インパネ等には自動変速機に関する情報としてはDレンジ、Sレンジ、Rレンジ等のレンジ表示が行われるだけで、変速段(1速、2速、3速、4速等)が表示されることは少ないが、例えば、上記特許文献2に記載のようにマニュアル変速モードを備えている場合や、マニュアル変速モードを備えていなくてもドライバビリティの向上を企図する場合等には変速段を表示することがあり、この場合、上記特許文献1に記載の技術を適用すると以下のような問題が生じる。
すなわち、特許文献1に記載の技術を、このようなアイドルストップ付き車両に適用すると、アイドルストップ時に、自動変速機の変速段が自動的に1速から2速に制御されると共に、変速段の表示が1速から2速に切り換わることとなるが、乗員は、多くの場合、停車時には変速段は1速に制御されるという先入観を持っているので、この切換に違和感を抱くこととなる。特に、上記特許文献2に記載のマニュアル変速モードも併せて備えた車両においては、乗員が変速段を意図的にコントロールしようとしてマニュアル変速モードを選択しているにもかかわらず、意図せぬ変速段の切換が発生することとなり、乗員の違和感が大きなものとなる。しかし、この違和感を解消しようとして、アイドルストップ時に1速から2速への変速段の切換制御を実行しないと、前述したように、上り坂等でブレーキ圧が車両後退の虞がある圧力以下に低下したような場合に、車両の後退が生じる虞がある。
そこで、本発明は、自動変速機の変速段の表示手段が備えられたアイドルストップ付き車両において、アイドルストップ時に、乗員に違和感を与えることなく、車両の後退を防止することができる制御装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明(以下、第1発明という)は、低速段側における最低速段でない変速段に車両の後退を阻止可能な所定変速段を有する自動変速機が備えられ、ブレーキの踏み込み状態を含む車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、該走行状態検出手段で検出された車両の走行状態が、ブレーキが踏み込まれていることを含む第1の所定条件を満たしたときにエンジンを自動停止し、エンジンの自動停止中にブレーキの踏み込みが解除されたことを含む第2の所定条件を満たしたときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップ手段と、該アイドルストップ手段によるエンジンの自動停止中は自動変速機の変速段を上記所定変速段に制御する変速手段と、自動変速機の現在の変速段を表示する表示手段とが備えられたアイドルストップ付き車両の制御装置であって、上記表示手段は、エンジンの自動停止中に上記変速手段によって変速段が最低速段から所定変速段に変更されたときは、最低速段表示を保持することを特徴とする。
また、本願の請求項2に記載の発明(以下、第2発明という)は、第1発明において、変速手段は、走行状態検出手段で検出された車両の走行状態に応じて自動的に変速する第1のモードと、乗員のシフト操作に応じて変速する第2のモードとのいずれか一方をドライバの選択に応じて実行可能に構成されている場合において、表示手段は、第2のモードの実行中に自動変速機の現在の変速段を表示すると共に、該第2のモードの実行中に最低速段で停車してエンジンが自動停止された場合に上記変速手段によって変速段が最低速段から所定変速段に変更されたときは、最低速段表示を保持することを特徴とする。
そして、本願の請求項3に記載の発明(以下、第3発明という)は、低速段側における最低速段でない変速段に車両の後退を阻止可能な所定変速段を有する自動変速機が備えられ、ブレーキの踏み込み状態を含む車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、該走行状態検出手段で検出された車両の走行状態が、ブレーキが踏み込まれていることを含む第1の所定条件を満たしたときにエンジンを自動停止し、エンジンの自動停止中にブレーキの踏み込みが解除されたことを含む第2の所定条件を満たしたときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップ手段と、上記走行状態検出手段で検出された車両の走行状態に応じて自動的に変速する第1のモードと、乗員のシフト操作に応じて変速する第2のモードとのいずれか一方を乗員の選択に応じて実行し、上記アイドルストップ手段によるエンジンの自動停止中は変速段を上記所定変速段に制御する変速手段と、自動変速機の現在の変速段を表示する表示手段とが備えられたアイドルストップ付き車両の制御装置であって、上記アイドルストップ手段は、上記第2のモードの実行中においては、上記所定変速段が選択されている場合にのみ、アイドルストップを実行することを特徴とする。
さらに、本願の請求項4に記載の発明(以下、第4発明という)は、第1発明から第3発明のいずれかにおいて、自動変速機は、動力伝達経路の状態を切り換える複数の油圧作動式摩擦要素と、該摩擦要素に供給する作動油圧を制御する油圧制御手段とを有すると共に、アイドルストップ手段によるエンジンの自動停止中はバッテリ駆動式の油圧供給手段により作動油圧が供給されるように構成されており、かつ、車両の後退を阻止可能な変速段を複数有する場合において、所定変速段は、上記車両の後退を阻止可能な複数の変速段のうち、摩擦要素に対する作動油圧の供給先の数が最も少ない変速段であることを特徴とする。
次に、本発明の効果について説明する。
まず、第1発明によれば、エンジンの自動停止中は変速手段によって変速段が最低速段から所定変速段に自動的に変更されるから、例えば、上り坂等でブレーキ圧が車両後退の虞がある圧力以下に低下したような場合でも車両の後退を防止することができると共に、上記変速段の変更が行われたときには、変速段表示は最低速段で保持されるから、乗員が変速手段による変速段の変更に気付くことがなく、乗員に違和感を与えることがない。
また、第2発明によれば、意図的に変速段をコントロールするための第2のモードを有するものにおいて、意図しない変速が生じることによる乗員の違和感を防止することができる。すなわち、第2のモードは、上記のように意図的に変速段をコントロールするためのものであるから、該第2のモードが選択されているときに意図しない変速が生じると、第1のモードが選択されている場合よりも大きな違和感を乗員に与えることとなるが、第2発明においては、変速手段によって上記変速段の変更が自動的に行われたときは、変速段表示は最低速段で保持されるから、乗員が変速手段による変速段の変更に気付くことがなく、乗員に違和感を与えることがないのである。また、第1発明同様、エンジンの自動停止中は変速手段によって変速段が最低速段から所定変速段に自動的に変更されるから、車両の後退を防止することができる。
そして、第3発明によれば、第2のモードの実行中においては乗員のシフト操作により所定変速段が選択されている場合にのみアイドルストップが実行される、換言すれば、第2のモードの実行中においては所定変速段以外の変速段が選択されているときはアイドルストップが実行されないから、車両後退防止のための所定変速段への変速制御を行う必要がなくなり、この結果、意図せぬ変速がなくなって乗員に違和感を与えることがない。また、アイドルストップ中においては、変速段は必ず車両の後退を阻止可能な所定変速段であるので、該アイドルストップ中における車両の後退も防止される。
また、第4発明によれば、エンジンの自動停止中はバッテリ駆動式の油圧供給手段により摩擦要素に作動油圧が供給されるように構成されている場合において、所定変速段は車両の後退を阻止可能な複数の変速段のうち、摩擦要素に対する作動油圧の供給先の数が最も少ない変速段であるから、変速段を所定変速段以外の車両の後退を阻止可能な変速段に制御する場合よりも作動油圧の供給量が少なくなり、この結果、バッテリから油圧供給手段への放電電力が少なくなって、アイドルストップの継続時間を長くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
まず、以下順次説明する第1〜第4の実施の形態に係るアイドルストップ付き車両について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る車両1は、車体前部のエンジンルーム内にエンジン2が横方向に配置され、該エンジン2の出力が自動変速機3、差動装置4、車軸5a,5bを介して左右の前輪6a,6bに伝達されるように構成されたFF(フロントエンジン・フロントドライブ)タイプの車両である。また、この車両1は、燃費の向上や、環境汚染物質あるいは二酸化炭素の排出低減、及び騒音の抑制等を図るために、停車中等、後述する所定の条件が満たされたときにエンジン2を停止させる機能、いわゆるアイドルストップ機能を有するアイドルストップ付き車両であり、エンジンルーム内には、アイドルストップ時にエンジン2の始動用バッテリ7から電力供給を受けて作動し、電動モータ8a及びポンプ8b等からなる電動オイルポンプ8が配置されている。また、車室内には、アクセルペダル9やブレーキペダル10等が配置されている。
次に、上記自動変速機3について図2を用いて詳しく説明する。
図2に示すように、この自動変速機3は、主たる構成要素として、トルクコンバータ20と、該コンバータ20の出力により駆動される変速歯車機構として隣接配置された第1、第2遊星歯車機構30,40と、これらの遊星歯車機構30,40でなる動力伝達経路を切り換えるクラッチやブレーキ等の複数の摩擦要素51〜55及びワンウェイクラッチ56とを有し、これらによりDレンジにおける1〜4速、Sレンジにおける1〜3速及びLレンジにおける1〜2速と、Rレンジにおける後退速とが得られるようになっている。
上記トルクコンバータ20は、エンジン2の出力軸2aに連結されたケース21内に固設されたポンプ22と、該ポンプ22に対向して配置されて該ポンプ22により作動油を介して駆動されるタービン23と、該ポンプ22とタービン23との間に介設され、かつ、変速機ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持されてトルク増大作用を行うステータ25と、上記ケース21とタービン23との間に設けられ、該ケース21を介してエンジン2の出力軸2aとタービン23とを直結するロックアップクラッチ26とで構成されている。そして、上記タービン23の回転がタービンシャフト27を介して遊星歯車機構30,40側に出力されるようになっている。
ここで、このトルクコンバータ20の反エンジン側には、該トルクコンバータ20のケース21を介してエンジン2に駆動されるエンジン駆動式のオイルポンプ12が配置されている。
一方、上記第1、第2遊星歯車機構30,40は、いずれも、サンギヤ31,41と、このサンギヤ31,41に噛み合った複数のピニオン32…32,42…42と、これらのピニオン32…32,42…42を支持するピニオンキャリヤ33,43と、ピニオン32…32,42…42に噛み合ったリングギヤ34,44とで構成されている。
そして、上記タービンシャフト27と第1遊星歯車機構30のサンギヤ31との間にフォワードクラッチ51が、同じくタービンシャフト27と第2遊星歯車機構40のサンギヤ41との間にリバースクラッチ52が、また、タービンシャフト27と第2遊星歯車機構40のピニオンキャリヤ43との間に3−4クラッチ53がそれぞれ介設されていると共に、第2遊星歯車機構40のサンギヤ41を固定する2−4ブレーキ54が備えられている。
さらに、第1遊星歯車機構30のリングギヤ34と第2遊星歯車機構40のピニオンキャリヤ43とが連結されて、これらと変速機ケース11との間にローリバースブレーキ55とワンウエイクラッチ56とが並列に配置されていると共に、第1遊星歯車機構30のピニオンキャリヤ33と第2遊星歯車機構40のリングギヤ44とが連結されて、これらに出力ギヤ13が接続されている。
そして、この出力ギヤ13が、中間伝動機構60を構成するアイドルシャフト61上の第1中間ギヤ62に噛み合わされていると共に、該アイドルシャフト61上の第2中間ギヤ63と差動装置4の入力ギヤ71とが噛み合わされて、上記出力ギヤ13の回転が差動装置4のデフケース72に入力され、該差動装置4を介して左右の車軸5a,5bが駆動されるようになっている。
ここで、上記各クラッチやブレーキ等の摩擦要素51〜55の油圧供給状態及びワンウェイクラッチ56の作動状態と変速段との関係をまとめると、表1に示すようになる。ここで、この表1における○印は、摩擦要素51〜55においては作動油圧が供給されている状態であることを意味し、ワンウェイクラッチ56においてはロック状態であることを意味する。なお、摩擦要素51〜55のうち、フォワードクラッチ51、3−4クラッチ53、ローリバースブレーキ55、リバースクラッチ52は単一の油圧室を有し、該油圧室に作動油圧が供給されているときに当該摩擦要素が締結される。また、バンドブレーキでなる2−4ブレーキ54は、作動油圧が供給される油圧室として締結室54aと解放室54bとを有し、締結室54aのみに作動油圧が供給されているときに当該2−4ブレーキ54が締結され、解放室54bのみに作動油圧が供給されているとき、両室54a,54bとも作動油圧が供給されていないとき、及び両室54a,54bとも作動圧が供給されているときに、2−4ブレーキ54が解放されるようになっている。また、ワンウェイクラッチ56は、前進時(正駆動時)においては、1速でロック状態、2速〜4速でフリー状態となる。したがって、2速〜4速での逆駆動時においては、ワンウェイクラッチ56がロック状態となり、車軸5a,5bの車両後退方向回転がロックされる。
Figure 2005351282
次に、上記自動変速機3が搭載されたアイドルストップ付き車両1のアイドルストップ制御について、第1〜第4の実施の形態を通して詳しく説明する。なお、既に説明したもの(エンジン2、自動変速機3等)については、第1〜第4の実施の形態を通して同一の符号を用いる。
まず、第1の実施の形態について説明すると、図3に示すように、当該アイドルストップ付き車両1には、アイドルストップ制御を行う制御回路100が備えられており、該制御回路100は、車両1の速度を検出する車速センサ101からの信号と、アクセルペダル9の踏み込み量(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサ102からの信号と、ブレーキペダル10が踏み込まれたときにオンとなるブレーキスイッチ103からの信号とを入力する。なお、上記制御回路100等はエンジン及び変速機の制御装置の一部を記載したものであり、該制御装置の他の部分により、上記車速センサ101からの信号、アクセル開度センサ102からの信号等に基づく通常の変速制御やエンジン制御等が別途行われる(第2〜第4の実施の形態において同じ)。
そして、制御回路100は、これらのスイッチやセンサからの信号に基いてアイドルストップ制御を実行し、上記変速機3の変速制御用アクチュエータ111…111(変速用ソレノイドバルブ等)と、バッテリ駆動式の電動オイルポンプ8と、エンジン2の燃料噴射弁121…121及び点火プラグ122…122とに制御信号を出力すると共に、ギア段表示手段130に自動変速機3の変速段の表示信号を出力する。ここで、このバッテリ駆動式の電動オイルポンプ8は、前述したように、アイドルストップ時(エンジン停止中)に作動停止状態となるエンジン駆動式のオイルポンプ12に代わり、エンジン2の始動用バッテリ7から電力供給を受けて作動し、変速機3の摩擦要素51…55に作動油圧を供給する。また、ギア段表示手段130は、インパネ上にディスプレイを有し、制御回路100からの表示信号に基づいて、例えば、1速の場合「1」、2速の場合「2」、3速の場合「3」、4速の場合「4」と表示する。
次に、制御回路100による制御を、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS1で、上記センサやスイッチからの各検出値を入力したうえで、ステップS2で、アイドルストップ中か否かを判定する。その結果、アイドルストップ中でない場合(NO)は、ステップS3で、車速がゼロ(車速が所定車速以下、ほぼゼロも含む)であり、かつブレーキスイッチ103がオンであるか否か、つまりエンジン2の自動停止条件が満足されているか否かを判定する。その結果、満足されていない場合(NO)は、そのままリターンし、満足されている場合(YES)は、ステップS4で、エンジン2を自動停止する。すなわち、燃料噴射弁121…121による燃料供給及び点火プラグ122…122による火花点火を停止する。なお、このとき、変速段は、通常の変速マップに従って変速された結果、1速となっている。
次いで、ステップS5で、変速段を1速から2速に制御する。すなわち、変速制御用アクチュエータ111…111を制御して、フォワードクラッチ51の油圧室及び2−4ブレーキ54の締結室54aに作動油圧を供給し、フォワードクラッチ51及び2−4ブレーキ54を締結状態とさせる。なお、このとき、エンジン2の自動停止に伴い、エンジン駆動式のオイルポンプ12は停止状態となって作動油圧の生成が停止するため、制御回路100は、バッテリ駆動式の電動オイルポンプ8を作動させる。
次いで、ステップS6で、ギア段表示手段130に1速と表示する。なお、この場合、実際の変速段とギア段表示手段130に表示されている変速段とが相違することとなるが、これは、エンジン2の自動停止時に自動変速機3の変速段の表示が1速から2速に切り換わることに対する乗員の違和感を防止することを目的としている。
これに対し、上記ステップS2で、アイドルストップ中である場合(YES)は、ステップS7で、ブレーキがオフ操作されたか否か、すなわちブレーキスイッチ103がオフとなったか否か、及び車速が所定車速より大きいか否か、つまりエンジン2の再始動条件が満足されているか否かを判定する。ここで、車速が所定車速より大きくなったときとは、例えば、ブレーキペダル10の踏み込みの緩みや、ブレーキペダル10は踏み込んでいるものの、背景技術で説明したようなブレーキ液圧の低下により、下り坂等で車両1が前進し始めた場合等である。そして、ステップS7で、満足されていない場合(NO)は、そのままリターンし、満足されている場合(YES)は、ステップS8で、エンジン2を再始動する。すなわち、燃料噴射弁121…121による燃料供給及び点火プラグ122…122による火花点火を再開する。また、このエンジン2の再始動に伴い、エンジン駆動式のオイルポンプ12がエンジン2で再駆動されて該ポンプ12による作動油圧の生成が再開するため、制御回路100は、バッテリ駆動式の電動オイルポンプ8の作動を停止させる。
次いで、ステップS9で、アクセル開度が所定開度より大きいか否かを判定する。その結果、アクセル開度が所定開度より大きい場合(YES)、つまり乗員が急発進を望んでいる場合は、大きな加速力が得られるように、ステップS10で、変速段を2速から1速に制御する。すなわち、変速制御用アクチュエータ111…111を制御して、フォワードクラッチ51の油圧室に作動油圧を供給し、フォワードクラッチ51を締結状態とさせる。なお、このとき、エンジン2の再始動に伴い、エンジン駆動式のオイルポンプ12が作動状態となって作動油圧の生成を再開するため、制御回路100は、バッテリ駆動式の電動オイルポンプ8を停止させる。
また、このとき、ステップS11で、ギア段表示手段130に1速と表示する。なお、この場合、実際の変速段とギア段表示手段130に表示されている変速段とは一致している。
一方、ステップS9でアクセル開度が所定開度以下の場合(NO)、つまり乗員が緩発進を望んでいる場合は、ステップS12で、2速を維持する。なお、2速の状態は、変速マップに基づく2−3シフトアップ変速が生じるまで維持される。
また、このとき、ステップS13で、ギア段表示手段130に1速と表示する。なお、この場合、実際の変速段とギア段表示手段130に表示されている変速段とが相違することとなるが、これは、エンジン2の再始動と共に自動変速機3の変速段が突然1速から2速に切り換わることにより乗員が違和感を持つのを防止することを目的としている。
次に、第1の実施の形態に係るアイドルストップ制御の作用について説明する。
いま、例えば、車両がDレンジの4速で走行しているものとする。そのとき、乗員によりブレーキペダル10が踏み込まれると、徐々に車速が低下すると共に、変速段が変速マップに従って4速→3速→2速→1速というように低速段側に制御される。また、ブレーキペダル10の踏み込みによりブレーキスイッチ103がONとなっている。そして、車速がゼロとなると、車速がゼロとなったときからのブレーキスイッチ103のONの継続時間のカウントが開始する。そして、該継続時間が所定時間に達すると、エンジン2の自動停止条件が満たされてエンジン2が自動停止される。また、併せて、変速段が1速から2速に制御されるが、ギア段表示手段130には1速と表示されたまま変化しない。
そして、このアイドルストップ中に、乗員によるブレーキペダル10の踏み込みが解除されてブレーキスイッチ103がOFFとなると、エンジン2の再始動条件が満たされ、エンジン2が再始動される。また、アクセル開度が所定開度より大きいときは、2速から1速に変速される。また、このとき、ギア段表示手段130には1速と表示される。
一方、エンジン再始動時にアクセル開度が所定開度以下のときは、2速が維持されるが、ギア段表示手段130には1速と表示される。
以上のように、第1の実施の形態によれば、エンジン2の自動停止中は変速段が1速(最低速段)から2速(所定変速段)に自動的に変更されるから、例えば、上り坂等でブレーキ圧が車両後退の虞がある圧力以下に低下しているような場合でも車両1の後退を防止することができると共に、上記変速段の変更が行われたときには、変速段表示は1速(最低速段)で保持されるから、乗員がこの変速段の変更に気付くことがなく、乗員に違和感を与えることがない。
また、上述のように、エンジン2の自動停止中はバッテリ駆動式のAT油圧制御用電動オイルポンプ8により摩擦要素に作動油圧が供給されるように構成されているような場合において、所定変速段としての2速は、上記表1に示すように、車両1の後退を阻止可能な変速段である2速、3速、4速のうち、摩擦要素に対する油圧の供給先の数が最も少ない変速段であるから、変速段を2速以外の車両の後退を阻止可能な変速段に制御する場合よりも作動油圧の供給量が少なくなり、この結果、バッテリ7から電動オイルポンプ8への放電電力が少なくなって、アイドルストップの継続時間を長くすることができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、車両の走行状態に応じて自動的に変速するオート変速モードと乗員のシフト操作に応じて変速するマニュアル変速モードとを有するアイドルストップ付き車両を対象とするものである。
すなわち、図5に示すように、第2の実施の形態に係るアイドルストップ付き車両1には、アイドルストップ制御を行う制御回路200が備えられており、該制御回路200は、第1の実施の形態と同様の車速センサ201、アクセル開度センサ202、ブレーキスイッチ203からの信号に加え、乗員により変速レバー等を介して選択された変速モードを検出する変速モード検出手段204からの信号と、乗員により変速レバー等を介して選択された変速段を検出する選択ギア検出手段205からの信号とを入力する。ここで、変速モード検出手段204としては、例えばモードスイッチを用いればよく、選択ギア検出手段205としては、アップシフトスイッチ及びダウンシフトスイッチを用いればよい。
制御回路200は、これらのスイッチやセンサからの信号に基いてアイドルストップ制御を実行し、変速機3の変速制御用アクチュエータ111…111(変速用ソレノイドバルブ等)と、バッテリ駆動式の電動オイルポンプ8と、エンジン2の燃料噴射弁121…121及び点火プラグ122…122とに制御信号を出力すると共に、ギア段表示手段210に自動変速機3の変速段の表示信号を出力する。なお、上記制御回路200等はエンジン2及び変速機3の制御装置の一部を記載したものであり、該制御装置の他の部分により、上記車速センサ201からの信号、アクセル開度センサ202からの信号等に基づく通常の変速制御やエンジン制御等が別途行われる。なお、この際、変速モード検出手段204でオート変速モードが選択されていることが検出されたときは、車速センサ201からの信号、アクセル開度センサ202からの信号に応じて変速マップに基づき自動的に変速制御が行われ、マニュアル変速モードが選択されていることが検出されたときは、乗員のシフト操作に応じて変速制御が行われる(第3、第4の実施の形態において同じ)。
この第2の実施の形態に係るアイドルストップ制御は、図6に示すフローチャートに従って行われる。なお、ステップT1〜T14は、ステップT9が追加されている以外、第1の実施の形態のステップS1〜S13と同一であり、第1の実施の形態の制御回路200は、ステップT1で各検出値を入力したうえで、ステップT2,T3,T7,T9,T10で各種判定を行い、これらの判定結果に応じて、ステップT4でのエンジン停止、ステップT8でのエンジン再始動、ステップT5での1速から2速への制御、ステップT11での2速から1速への制御、ステップT13での2速維持の制御、または現在の変速段の維持の制御を行う。また、ステップT5,T11,T13で変速段を制御したときには、ステップT6,T12,T14でギア段表示手段210に1速と表示する。
その場合に、ステップT9で、マニュアル変速モードが選択されている場合(YES)は、ステップT15でマニュアル変速操作(変速段の変更操作)があったか否かを判定する。その結果、マニュアル変速操作がない場合(NO)は、オート変速モードが選択されている場合同様、上記ステップT10以後の制御を行う。一方、マニュアル変速操作があった場合(YES)は、ステップT16で、マニュアル変速操作に応じた変速段に制御し、併せてステップT17で、この変速操作に応じた変速段をギア段表示手段210に表示させる。なお、ステップS16では、車速等に基づいてシフトアップの制限を行ってもよい。
次に、第2の実施の形態に係るアイドルストップ制御の作用について説明する。
まず、乗員によりオート変速モードが選択されている場合(マニュアル変速モードが選択されていない場合)においては、第1の実施の形態同様に、エンジン停止、エンジン再始動、変速段の1速から2速への制御、変速段の2速から1速への制御、変速段の2速維持の制御、変速段の現状維持の制御等が行われると共に、ギア段表示手段210に第1の実施の形態同様の表示が行われる。すなわち、エンジン2の自動停止後変速段が1速から2速に制御された場合(ステップT5)は、ギア段表示手段210での変速段表示は1速で保持され(ステップT6)、エンジン2の再始動後変速段が2速から1速に制御された場合(ステップT11)は、ギア段表示手段210での変速段表示は1速とされ(ステップT12)、エンジン2の再始動後変速段が2速で維持された場合(ステップT13)は、ギア段表示手段210での変速段表示は1速とされる(ステップT14)。
一方、乗員によりマニュアル変速モードが選択されている場合においては、アイドルストップ中の乗員によるマニュアル変速操作の有無に応じて異なった制御が行われる。すなわち、乗員によるマニュアル変速操作がないときは、前述したオート変速モードが選択されている場合と同様のエンジン2及び自動変速機3の制御、並びにギア段表示手段210への変速段の表示制御が行われる。一方、乗員によるマニュアル変速操作があったときは、変速段がマニュアル変速操作に応じた変速段に制御される(ステップT16)と共に、ギア段表示手段210での変速段表示がマニュアル変速操作に応じた変速段とされる(ステップT17)。
以上のように、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態で説明した作用効果に加え、意図的に変速段をコントロールするためのマニュアル変速モード(第2のモード)を有するものにおいて、意図しない変速が生じることによる乗員の違和感を防止することができる。すなわち、マニュアル変速モード(第2のモード)は、上記のように意図的に変速段をコントロールするためのものであるから、該マニュアル変速モードが選択されているときに意図しない変速が生じると、オート変速モード(第1のモード)が選択されている場合よりも大きな違和感を乗員に与えることとなるが、第2の実施の形態においては、いずれの変速モードが選択されている場合でも、上記変速段の変更が自動的に行われたときは、変速段表示は1速(最低速段)で保持されるから、乗員が上記変速段の変更に気付くことがなく、乗員に違和感を与えることがないのである。また、第1の実施の形態同様、エンジン2の自動停止中は変速段が1速から2速に自動的に変更されるから、車両の後退を防止することができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態は、第2の実施の形態において、ギア段表示手段での変速段表示をマニュアル変速モードが選択されている場合のみ行うようにしたものである。
なお、この第3の実施の形態に係る制御装置の構成は、前述した第2の実施の形態のものと同一であり、その説明は省略する。
この第3の実施の形態に係るアイドルストップ制御は、図7に示すフローチャートに従って行われる。なお、ステップU1〜U5,U9〜U13,U17,U21〜U23は、第2の実施の形態のステップT1〜T5,T7〜T11,T13,T15〜T17と同一であり、制御回路200は、ステップU1で各検出値を入力したうえで、ステップU2,U3,U9,U11,U12,U21で各種判定を行い、これらの判定結果に応じて、ステップU4でのエンジン停止、ステップU10でのエンジン再始動、ステップU5での1速から2速への制御、ステップU13での2速から1速への制御、ステップU17での2速維持の制御、または現在の変速段の維持の制御を行う。
また、制御回路200は、この変速制御に併せ、変速段の表示制御を以下のように行う。
すなわち、ステップU5で変速段が1速から2速に制御された場合は、次いで、ステップU6で、マニュアル変速モードが選択(実行)されているか否かを判定し、マニュアル変速モードが選択されている場合(YES)は、ステップU7で、ギア段表示手段210に1速と表示し、マニュアル変速モードが選択されていない場合(NO)は、ステップU8で、ギア段表示手段210には変速段を表示しない。
また、ステップU13で、変速段が2速から1速に制御された場合、ステップU14で、ステップU6同様、マニュアル変速モードが選択されているか否かを判定し、マニュアル変速モードが選択されている場合(YES)は、ステップU15で、ギア段表示手段210に1速と表示し、マニュアル変速モードが選択されていない場合(NO)は、ステップU16で、ギア段表示手段210には変速段を表示しない。
また、ステップU17で変速段が2速に維持された場合、ステップU18で、ステップU6,U14同様、マニュアル変速モードが選択されているか否かを判定し、マニュアル変速モードが選択されている場合(YES)は、ステップU19で、ギア段表示手段210に1速と表示し、マニュアル変速モードが選択されていない場合(NO)は、ステップU20で、ギア段表示手段210には変速段を表示しない。
一方、ステップU22でマニュアル変速操作に応じて変速段が制御された場合は、ステップU23で、マニュアル変速操作に応じて達成された変速段が表示されることとなる。
次に、第3の実施の形態に係るアイドルストップ制御の作用について説明する。
なお、エンジン2の自動停止・再始動、変速機3の変速制御は、第2の実施の形態同様に行われる。
その場合に、ギア段表示手段210への表示は、乗員によりオート変速モードが選択されている場合には、一切行われず、マニュアル変速モードが選択されている場合にのみ、アイドルストップ中の乗員によるマニュアル変速操作の有無に応じて異なった制御が行われる。すなわち、乗員によるマニュアル変速操作がないときは、エンジン2の自動停止後変速段が1速から2速に制御された場合(ステップU5)は、ギア段表示手段210での変速段表示は1速で保持され(ステップU7)、エンジン2の再始動後変速段が2速から1速に制御された場合(ステップU13)は、ギア段表示手段210での変速段表示は1速とされ(ステップU15)、エンジン2の再始動後変速段が2速で維持された場合(ステップU17)は、ギア段表示手段210での変速段表示は1速とされる(ステップU19)る。一方、乗員によるマニュアル変速操作があったときは、変速段がマニュアル変速操作に応じた変速段に制御される(ステップU22)と共に、ギア段表示手段210での変速段表示がマニュアル変速操作に応じた変速段とされる(ステップU23)。
以上のように、第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態で説明した作用効果に加え、意図的に変速段をコントロールするためのマニュアル変速モード(第2のモード)を有し、かつ該マニュアル変速モードが選択されているときにのみギア段表示手段210に自動変速機3の現在の変速段を表示するものにおいて、第2の実施の形態同様、意図しない変速が生じることによる乗員の違和感を防止することができる。また、第1の実施の形態同様、エンジン2の自動停止中は変速段が1速から2速に自動的に変更されるから、車両の後退を防止することができる。
次に、第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態は、乗員によりマニュアル変速モードが選択されている場合には、2速が選択されているときにのみアイドルストップを実行するようにしたものである。
すなわち、図8に示すように、第4の実施の形態に係るアイドルストップ付き車両1には、アイドルストップ制御を行う制御回路300が備えられており、該制御回路300は、第1〜第3の実施の形態と同様の車速センサ301、アクセル開度センサ302、ブレーキスイッチ303、変速モード検出手段304、選択ギア検出手段305からの信号を入力する。
制御回路300は、これらのスイッチやセンサからの信号に基いてアイドルストップ制御を実行し、変速機3の変速制御用アクチュエータ111…111(変速用ソレノイドバルブ等)と、バッテリ駆動式の電動オイルポンプ8と、エンジン2の燃料噴射弁121…121及び点火プラグ122…122とに制御信号を出力すると共に、ギア段表示手段310に自動変速機3の変速段の表示信号を出力する。また、アイドルストップが不可能な状態であるときは、アイドルストップ不可報知手段311に制御信号を出力する。ここで、該報知手段311としては、例えば、ランプやブザー等を用いることができる。
この第4の実施の形態に係るアイドルストップ制御は、図9に示すフローチャートに従って行われる。
まず、ステップV1で、上記センサやスイッチからの各検出値を入力したうえで、ステップV2で、アイドルストップ中か否かを判定する。その結果、アイドルストップ中でない場合(NO)は、ステップV3で、マニュアル変速モードが選択されているか否かを判定する。その結果、マニュアル変速モードが選択されていない場合(NO)は、ステップV4で、車速がゼロ(車速が所定車速以下、ほぼゼロも含む)であり、かつブレーキスイッチ303がオンであるか否か、つまりエンジン2の自動停止条件が満足されているか否かを判定する。その結果、満足されていない場合(NO)は、そのままリターンし、満足されている場合(YES)は、ステップV5で、エンジン2を自動停止する。すなわち、燃料噴射弁121…121による燃料供給及び点火プラグ122…122による火花点火を停止する。なお、このとき、変速段は、通常の変速マップに従って変速された結果、1速となっている。
次いで、ステップV6で、変速段を1速から2速に制御する。すなわち、変速制御用アクチュエータ111…111を制御して、フォワードクラッチ51の油圧室及び2−4ブレーキ54の締結室54aに作動油圧を供給し、フォワードクラッチ51及び2−4ブレーキ54を締結状態とさせる。なお、このとき、エンジン2の自動停止に伴い、エンジン駆動式のオイルポンプ12は停止状態となって作動油圧の生成が停止するため、制御回路300は、バッテリ駆動式の電動オイルポンプ8を作動させる。
このとき、ステップV7で、ギア段表示手段310には変速段を表示しない。
一方、ステップV3で、マニュアル変速モードが選択されている場合(YES)は、ステップV8で、ステップV4同様、エンジン2の自動停止条件が満足されているか否かの判定を行い、満足されていない場合(NO)は、そのままリターンする。一方、満足されている場合(YES)は、ステップV9で、現在の変速段が2速か否かを判定する。その結果、2速の場合(YES)は、ステップV10で、エンジン2を自動停止すると共に、ステップV11で、ギア段表示手段310に2速と表示する。
他方、上記ステップV9で、現在の変速段が2速でない場合(NO)は、ステップV12で、アイドルストップ不可報知手段311を作動させて乗員にエンジン2のアイドルストップが不可の状態であることを報知すると共に、ステップV13で、ギア段表示手段310に現在達成されている実変速段を表示する。
これに対し、上記ステップV2で、アイドルストップ中である場合(YES)は、ステップV14で、ブレーキがオフ操作されたか否か、すなわちブレーキスイッチ303がオフとなったか否か、及び車速が所定車速より大きいか否か、つまりエンジン2の再始動条件が満足されているか否かを判定する。その結果、ステップV14で満足されていない場合(NO)は、そのままリターンし、満足されている場合(YES)は、ステップV15で、エンジン2を再始動する。
なお、ステップV16〜V24は、第3の実施の形態のステップU12からU20と同一であり、制御回路300は、ステップV16,V18,V22で各種判定を行い、これらの判定結果に応じて、ステップV17での2速から1速への制御、ステップV21での2速維持の制御、または現在の変速段の維持の制御を行うと共に、これらの変速制御に併せてギア段表示手段310への変速段の表示制御を行う。
次に、第4の実施の形態に係るアイドルストップ制御の作用について説明する。
いま、例えば、車両がオート変速モードのDレンジ4速で走行しているものとすると、乗員によりブレーキペダル10が踏み込まれると、徐々に車速が低下すると共に、変速段が変速マップに従って4速→3速→2速→1速というように低速段側に制御される。また、ブレーキペダル10の踏み込みによりブレーキスイッチ303がONとなっている。そして、車速がゼロとなると、車速がゼロとなったときからのブレーキスイッチ303のONの継続時間のカウントが開始する。そして、該継続時間が所定時間に達すると、エンジン2の自動停止条件が満たされてエンジン2が自動停止される。また、併せて、変速段が1速から2速に制御されるが、オート変速モードの実行中であるので、ギア段表示手段310には変速段は表示されない。
そして、オート変速モードでのアイドルストップ中に、乗員によるブレーキペダル10の踏み込みが解除されてブレーキスイッチ303がOFFとなると、エンジン2の再始動条件が満たされ、エンジン2が再始動される。そして、アクセル開度が所定開度より大きいときは、2速から1速に制御されるが、オート変速モードの実行中であるので、ギア段表示手段310には変速段は表示されない。一方、エンジン再始動時にアクセル開度が所定開度以下のときは、2速が維持されるが、オート変速モードの実行中であるので、ギア段表示手段310には変速段は表示されない。
他方、マニュアル変速モードが選択されている状態で、エンジン2の自動停止条件が成立した場合は、乗員により現在何速が選択されているかにより、以後異なった制御が行われる。すなわち、乗員により2速(所定変速段)が選択されている場合は、エンジン2が自動停止されると共に、ギア段表示手段310に2速と表示される。なお、このとき、変速機3の実変速段は2速に制御されている。一方、乗員により2速以外の変速段が選択されている場合は、アイドルストップ不可報知手段311により、エンジン2の自動停止を行えない旨、すなわちアイドルストップを行えない旨が報知されると共に、ギア段表示手段310に現在の実変速段が表示される。なお、このとき、変速機3の実変速段はマニュアル変速操作に応じた変速段に制御されている。
そして、マニュアル変速モードでのアイドルストップ中に、エンジン2の再始動条件が成立した場合、エンジン2が再始動される。そして、アクセル開度が所定開度より大きいときは、2速から1速に制御されると共に、ギア段表示手段310に1速と表示される。一方、エンジン再始動時にアクセル開度が所定開度以下のときは、2速が維持されると共に、ギア段表示手段310に1速と表示される。
以上のように、第4の実施の形態によれば、マニュアル変速モード(第2のモード)の実行中においては乗員のシフト操作により2速(所定変速段)が選択されている場合にのみ、アイドルストップが実行される、換言すれば、マニュアル変速モードの実行中においては2速以外の変速段が選択されているときは、アイドルストップが実行されないから、車両1の後退防止のための2速への変速制御を行う必要がなくなり、この結果、意図せぬ変速がなくなって乗員に違和感を与えることがない。また、アイドルストップ中においては、変速段は必ず車両1の後退を阻止可能な2速であるので、該アイドルストップ中における車両1の後退も防止される。
本発明は、アイドルストップ付き車両に広く適用することができる。
第1〜第4の実施の形態に係るアイドルストップ付き車両の概要図である。 第1〜第4の実施の形態に係るアイドルストップ付き車両に搭載された自動変速機の骨子図である。 第1の実施の形態に係るアイドルストップ付き車両の制御装置の構成図である。 第1の実施の形態に係るアイドルストップ制御のフローチャートの一例である。 第2、第3の実施の形態に係るアイドルストップ付き車両の制御装置の構成図である。 第2の実施の形態に係るアイドルストップ制御のフローチャートの一例である。 第3の実施の形態に係るアイドルストップ制御のフローチャートの一例である。 第4の実施の形態に係るアイドルストップ付き車両の制御装置の構成図である。 第4の実施の形態に係るアイドルストップ制御のフローチャートの一例である。
符号の説明
1 アイドルストップ付き車両
2 エンジン
3 自動変速機
100,200,300 制御回路(アイドルストップ手段、変速手段、表示手段)
101,201,301 車速センサ(走行状態検出手段)
103,203,303 ブレーキスイッチ(走行状態検出手段)
130,210,310 ギア段表示手段(表示手段)
204,304 変速モード検出手段
205,305 選択ギア検出手段
311 アイドルストップ不可報知手段

Claims (4)

  1. 低速段側における最低速段でない変速段に車両の後退を阻止可能な所定変速段を有する自動変速機が備えられ、ブレーキの踏み込み状態を含む車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、該走行状態検出手段で検出された車両の走行状態が、ブレーキが踏み込まれていることを含む第1の所定条件を満たしたときにエンジンを自動停止し、エンジンの自動停止中にブレーキの踏み込みが解除されたことを含む第2の所定条件を満たしたときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップ手段と、該アイドルストップ手段によるエンジンの自動停止中は自動変速機の変速段を上記所定変速段に制御する変速手段と、自動変速機の現在の変速段を表示する表示手段とが備えられたアイドルストップ付き車両の制御装置であって、上記表示手段は、エンジンの自動停止中に上記変速手段によって変速段が最低速段から所定変速段に変更されたときは、最低速段表示を保持することを特徴とするアイドルストップ付き車両の制御装置。
  2. 変速手段は、走行状態検出手段で検出された車両の走行状態に応じて自動的に変速する第1のモードと、乗員のシフト操作に応じて変速する第2のモードとのいずれか一方をドライバの選択に応じて実行可能に構成されている場合において、表示手段は、第2のモードの実行中に自動変速機の現在の変速段を表示すると共に、該第2のモードの実行中に最低速段で停車してエンジンが自動停止された場合に上記変速手段によって変速段が最低速段から所定変速段に変更されたときは、最低速段表示を保持することを特徴とする請求項1に記載のアイドルストップ付き車両の制御装置。
  3. 低速段側における最低速段でない変速段に車両の後退を阻止可能な所定変速段を有する自動変速機が備えられ、ブレーキの踏み込み状態を含む車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、該走行状態検出手段で検出された車両の走行状態が、ブレーキが踏み込まれていることを含む第1の所定条件を満たしたときにエンジンを自動停止し、エンジンの自動停止中にブレーキの踏み込みが解除されたことを含む第2の所定条件を満たしたときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップ手段と、上記走行状態検出手段で検出された車両の走行状態に応じて自動的に変速する第1のモードと、乗員のシフト操作に応じて変速する第2のモードとのいずれか一方を乗員の選択に応じて実行し、上記アイドルストップ手段によるエンジンの自動停止中は変速段を上記所定変速段に制御する変速手段と、自動変速機の現在の変速段を表示する表示手段とが備えられたアイドルストップ付き車両の制御装置であって、上記アイドルストップ手段は、上記第2のモードの実行中においては、上記所定変速段が選択されている場合にのみ、アイドルストップを実行することを特徴とするアイドルストップ付き車両の制御装置。
  4. 自動変速機は、動力伝達経路の状態を切り換える複数の油圧作動式摩擦要素と、該摩擦要素に供給する作動油圧を制御する油圧制御手段とを有すると共に、アイドルストップ手段によるエンジンの自動停止中はバッテリ駆動式の油圧供給手段により作動油圧が供給されるように構成されており、かつ、車両の後退を阻止可能な変速段を複数有する場合において、所定変速段は、上記車両の後退を阻止可能な複数の変速段のうち、摩擦要素に対する作動油圧の供給先の数が最も少ない変速段であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のアイドルストップ付き車両の制御装置。
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